JP2020017360A - 車両用前照灯の可動シェード機構および車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯の可動シェード機構および車両用前照灯 Download PDF

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【課題】部品点数を削減し、組み付け性を向上可能な可動シェード機構および車両用前照灯の提供。【解決手段】可動シェード機構100は、シェード部材110と、駆動装置120と、レバー部材130と、支持軸160と、ブラケット140と、カバー部材150とを備える。レバー部材130は、支持軸160を中心として回転する軸部131と、軸部131から延出されてシェード部材110を押圧して回転軸110aを中心として回転させる作用部132と、軸部131から延出されて駆動装置120に接続される係合部133とを有する。ブラケット140とカバー部材150とは、レバー部材130を支持軸160を中心として回転自在に支持する。支持軸160は、一端部160aおよび他端部160bが同一形状である。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用前照灯の可動シェード機構および車両用前照灯に関する。
従来、光源からの光を配光制御する可動シェード機構を備えた車両用前照灯に関する技術が知られている。例えば、特許文献1には、可動シェードと、可動シェードを回動させるソレノイドと、ソレノイドの動力を可動シェードに伝達させるリンク部材とを備えた車両用前照灯が記載されている。この車両前照灯では、ブラケットに設けられた支持軸をリンク部材に回転自在に挿入し、さらに支持軸の端部を止め輪で固定することで、リンク部材をブラケットによって支持している。
特開2014−146463号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構造では、リンク部材を支持するために止め輪が必要となり、部品点数の増加を招いてしまう。また、支持軸の一端をブラケットに固定し、他端をリンク部材に挿入する構造であるため、可動シェード機構の組み付けに際して、支持軸の軸方向が正しい向きであるか否かを確認する必要がある。そのため、組み付け作業が煩雑となり、作業時間が長くなる可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、部品点数を削減し、組み付け性を向上可能な可動シェード機構および車両用前照灯の提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、回転軸を中心として回転し、光源からの光の遮蔽量を調整するシェード部材と、前記シェード部材を駆動させる駆動装置と、前記駆動装置の動力を前記シェード部材に伝達させるレバー部材と、前記レバー部材の回転中心となる支持軸と、前記駆動装置が取り付けられたブラケットと、前記駆動装置に対して前記ブラケットの反対側に設置されるカバー部材と、を備え、前記レバー部材は、前記支持軸を中心として回転する軸部と、前記軸部から延出されて前記シェード部材を押圧して前記回転軸を中心として回転させる作用部と、前記軸部から延出されて前記駆動装置に接続される係合部とを有し、前記ブラケットと前記カバー部材とは、前記支持軸を中心として回転自在に前記レバー部材を支持し、前記支持軸は、一端部および他端部が同一形状である、ことを特徴とする。
また、前記ブラケットは、前記支持軸の一端部を回転自在に支持するブラケット孔部を有し、前記カバー部材は、前記ブラケット孔部と対向して延在する支持部を有し、前記支持部は、前記支持軸の前記他端部を回転自在に支持するカバー孔部を有し、前記支持軸は、前記レバー部材と一体に形成される、ことが好ましい。
また、前記ブラケット孔部および前記カバー孔部は、前記レバー部材とは反対側に向けて突出するバーリング孔であることが好ましい。
また、前記ブラケットは、前記支持軸の一端部を支持するブラケット孔部を有し、前記カバー部材は、前記ブラケット孔部と対向して延在する支持部を有し、前記支持部は、前記支持軸の前記他端部を支持するカバー孔部を有し、前記支持軸は、前記レバー部材とは別体の軸状部材であり、前記レバー部材は、前記支持軸が回転自在に挿入される挿入孔を有する、ことが好ましい。
また、前記支持軸は、前記一端部および前記他端部の間に延在して前記挿入孔に挿入される挿入部を有し、前記挿入部は、前記一端部および前記他端部よりも大径であり、前記一端部および前記他端部との間に段部が形成され、前記挿入孔は、軸長が前記挿入部の軸長よりも短く、前記ブラケットおよび前記カバー部材は、前記挿入部の前記段部に当接する、ことが好ましい。
また、前記ブラケットは、前記支持軸の一端部を支持するブラケット孔部を有し、前記カバー部材は、前記ブラケット孔部と対向して延在する支持部を有し、前記支持軸は、前記レバー部材とは別体の軸状部材であり、前記レバー部材は、前記支持軸を収容する収容部を有し、前記収容部に収容された前記支持軸に対して回転自在であり、前記収容部は、前記ブラケット側に開口部を有し、前記カバー部材側に閉塞部を有し、前記支持部は、前記閉塞部と前記支持軸を中心として回転自在に当接し、前記レバー部材を支持する、ことが好ましい。
また、前記閉塞部および前記支持部のいずれか一方は、前記支持軸と同軸上で他方に向けて突出する曲面形状の凸部を有し、前記凸部において他方と当接することが好ましい。
また、前記閉塞部と前記支持軸の前記他端部との間には、隙間が形成されることが好ましい。
また、前記支持部は、前記支持軸の軸方向において弾性変形可能な弾性部を有することが好ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、光源と、前記光源からの光を配光制御する上記車両用前照灯の可動シェード機構と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、部品点数を削減し、組み付け性を向上可能な可動シェード機構および車両用前照灯を提供することができる。
図1は、第一実施形態にかかる可動シェード機構を備えた車両用前照灯を示す断面図である。 図2は、シェード部材が第一位置に位置付けられている場合の可動シェード機構を示す斜視図である。 図3は、シェード部材が第二位置に位置付けられている場合の可動シェード機構を示す斜視図である。 図4は、可動シェード機構が第一位置に位置付けられている場合の可動シェード機構を示す正面図である。 図5は、可動シェード機構の分解斜視図である。 図6は、レバー部材を示す斜視図である。 図7は、可動シェード機構の要部を模式的に示す断面図である。 図8は、第二実施形態にかかる可動シェード機構のレバー部材および支持軸を示す斜視図である。 図9は、第二実施形態にかかる可動シェード機構の要部を模式的に示す断面図である。 図10は、第三実施形態にかかる可動シェード機構のレバー部材および支持軸を示す斜視図である。 図11は、第三実施形態にかかる可動シェード機構の要部を模式的に示す断面図である。 図12は、第三実施形態にかかる可動シェード機構の要部の変形例を模式的に示す断面図である。
以下、本発明にかかる車両用前照灯の可動シェード機構および車両用前照灯の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。以下の説明において、前後、上下、左右の各方向は、車両用前照灯が車両に取り付けられた状態における方向であって、運転席から車両の進行方向を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、左右方向は水平方向であるとする。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態にかかる可動シェード機構を備えた車両用前照灯を示す断面図である。車両用前照灯1は、図1に示すように、光源10と、リフレクタ20と、レンズ30と、取付部材40と、可動シェード機構100とを備える。光源10、リフレクタ20、レンズ30、取付部材40および可動シェード機構100は、いわゆるプロジェクタ型のランプユニットを構成している。
車両用前照灯1は、車両前部の左側及び右側にそれぞれ取り付けられる。車両に取り付けられる場合、車両用前照灯1は、不図示のランプハウジングとランプレンズ(例えば、素通しのアウターレンズなど)とで形成される灯室に収容され、不図示の光軸調整機構に接続される。光軸調整機構は、上下方向及び左右方向の光軸調整が可能となっている。以下、車両用前照灯1として、車両の右側に取り付けられる車両用前照灯を例に挙げて説明する。この場合、車両用前照灯1に対して、左右方向の右側が車両の外側であり、左側が車両の内側である。なお、車両の左側に取り付けられる車両用前照灯については、車両用前照灯1に対して左右対称の構成であり、同様の説明が可能である。
灯室内には、上記ランプユニットの他、例えばクリアランスランプユニット、ターンシグナルランプユニット、デイタイムランニングランプユニットなどが配置される場合がある。また、灯室内には、インナーパネル(図示せず)やインナーハウジング(図示せず)やインナーレンズ(図示せず)などが配置される場合がある。
光源10は、本実施形態において、例えばLEDやOEL、OLED(有機EL)などの半導体型光源である。光源10は、発光面11を有する。車両用前照灯1が車両に取り付けられた場合、発光面11は例えば上方に向けられ、水平面に平行に配置される。光源10は、取付部材40に固定されている。光源10は、後述するレンズ30の光軸AXよりも下方に配置される。
リフレクタ20は、光源10からの光をレンズ30に向けて反射する。リフレクタ20は、光源10の上方に配置され、例えば樹脂部材など、耐熱性が高くかつ光不透過性の材料を用いて形成されている。リフレクタ20は、スクリューなどの固定部材によって取付部材40に固定されている。
レンズ30は、リフレクタ20に対して車両の前方に配置される。レンズ30は、例えばレンズホルダ31に支持される。レンズ30は、焦点(図示せず)と、光軸AXとを有する。レンズ30の光軸AXは、リフレクタ20の光軸と一致もしくはほぼ一致する。レンズ30は、リフレクタ20からの反射光及び光源10からの直射光を車両の前方に照射する。
可動シェード機構100は、光源10とレンズ30との間に配置される。可動シェード機構100は、図1に示すように、シェード部材110と、駆動装置120と、レバー部材130と、ブラケット140と、カバー部材150とを備えている。可動シェード機構100は、図1に示すように、シェード部材110を第一位置P1(実線参照)から第二位置P2(破線参照)までの範囲で回転させることにより、リフレクタ20で反射した光源10から光の遮蔽量を調整する機構である。
図2から図6を参照しながら、可動シェード機構100の構成について詳細に説明する。図2は、シェード部材が第一位置に位置付けられている場合の斜視図であり、図3は、シェード部材が第二位置に位置付けられている場合の可動シェード機構を示す斜視図であり、図4は、可動シェード機構が第一位置に位置付けられている場合の可動シェード機構を示す正面図であり、図5は、可動シェード機構の分解斜視図であり、図6は、レバー部材を示す斜視図である。
(シェード部材)
シェード部材110は、シェード本体111と、2つの取付片112とを有している。シェード本体111は、光源10からの光の一部を遮蔽する板状部材である。取付片112は、シェード本体111の側部に一つずつ形成されている。各取付片112には、図5に示すように、同軸上に貫通孔112aが形成されている。貫通孔112aには、シェード部材110の回転軸110aが回転自在に挿入される。回転軸110aには、ねじりコイルばねであるスプリング170が挿通される。スプリング170は、一端がシェード部材110に固定され、他端がブラケット140に固定される。スプリング170は、ブラケット140に対してシェード部材110を第一位置P1に向かう方向に付勢する。
(駆動装置)
駆動装置120は、シェード部材110を回転させるための動力を発生させる。駆動装置120は、図5に示すように、ソレノイド121と、ケース122と、出力軸123とを有する。ソレノイド121は、図示しない給電部を介して図示しない電源装置に接続されており、駆動源として機能する。ケース122は、ソレノイド121をその内部に収容する。また、ケース122には、突起部122bが複数形成されている。駆動装置120は、複数の突起部122bがブラケット140に形成された取付孔141aに嵌合されることで、ブラケット140の一方の端面140aに取り付けられる。出力軸123は、ケース122に形成された孔部122aを介してソレノイド121に接続されている。出力軸123は、ソレノイド121からの動力の発生に応じて、直線移動可能とされている。
出力軸123には、周方向に沿って溝部123aが全周にわたって形成されている。
(レバー部材)
レバー部材130は、駆動装置120からの動力をシェード部材110に伝達させる部材である。レバー部材130は、図6に示すように、軸部131と、作用部132と、係合部133とを有する。レバー部材130は、軸部131の外周面から、作用部132および係合部133が互いに概ね直交する方向に延出されている。そのため、レバー部材130は、支持軸160に沿った方向からみたときに略L字形状を呈することになる。
軸部131は、円筒状に形成されており、その中心に支持軸160を有する。第一実施形態において、支持軸160は、レバー部材130と一体に形成されている。支持軸160は、軸部131から突出する一端部160aおよび他端部160bを有する。本実施形態において、支持軸160は、一端部160aおよび他端部160bが同一形状とされている。作用部132は、先端部分に押圧部132aが形成されている。押圧部132aは、可動シェード機構100の駆動時に、シェード部材110に形成された被押圧部110b(図7参照)を押圧可能となるように、被押圧部110b(図7参照)の下部に配置される。係合部133は、軸部131から離れるにつれて拡張するように、羽根状に形成されている。係合部133は、図2に示すように、駆動装置120の出力軸123に形成された溝部123aに係合される。それにより、レバー部材130が駆動装置120に接続される。
(ブラケット)
ブラケット140は、シェード部材110および駆動装置120を支持する板状の支持部材である。ブラケット140は、図5に示すように、ブラケット本体141と、ブラケット本体141から両側方に張り出した張出部142とを有する。ブラケット140は、張出部142に形成された複数の締結孔142aを介して、図示しない締結具によって取付部材40に固定される。
ブラケット140は、図2に示すように、ブラケット本体141と張出部142との付根近傍に形成された2つの軸保持部143を有している。各軸保持部143は、各張出部142から取付部材40とは反対側(図1におけるレンズ30側)で、略L字形状に形成される。軸保持部143は、シェード部材110の回転軸110aを端面140aとの間で挟み込んで回転軸110aを保持する。その結果、シェード部材110は、ブラケット140によって回転軸110aを中心として回転自在に支持される。なお、シェード部材110の各取付片112には、図2に示すように、ブラケット140に当接可能なストッパ112bが形成されている。それにより、シェード部材110が第一位置を超えた位置まで回転することが規制される。また、ブラケット140には、シェード部材110が第二位置P2を超えた位置まで回転することを規制する図示しないストッパが設けられている。
ブラケット本体141には、上述したように、駆動装置120を取り付けるための複数の取付孔141aが形成されている。また、ブラケット本体141は、その上部に切欠部141bが形成されている。切欠部141bは、回転軸110aを中心としてシェード部材110を回転させるためのスペースとなる。また、ブラケット本体141には、図2に示すように、シェード部材110の取付片112の端面に当接する規制部141cが形成されている。規制部141cは、シェード部材110の回転軸110aに沿った方向の移動を規制する。
(カバー部材)
カバー部材150は、駆動装置120に対してブラケット140の反対側に設置される。本実施形態において、カバー部材150は、駆動装置120をブラケット140とは反対側から覆い、レンズ30を介して入射される外部からの光に駆動装置120がさらされることを防ぐ。ただし、カバー部材150は、駆動装置120に対してブラケット140の反対側に設置される部材であれば、駆動装置120を覆うものでなくてもよい。カバー部材150は、図5に示すように、カバー本体151を有する。カバー本体151は、底部151aと天井部151bとからなり、略L字形状に形成されている。カバー本体151は、底部151aに複数の取付孔151cが形成されている。各取付孔151cは、駆動装置120のケース122に形成された各突起部122bと対応した位置に形成されている。カバー本体151は、各突起部122bに各取付孔151cが嵌合されることにより、駆動装置120に取り付けられる。なお、カバー部材150は、ブラケット140に直接取り付けられてもよい。
(支持軸の支持構造)
上述のように構成された可動シェード機構100において、ブラケット140とカバー部材150とは、支持軸160を中心としてレバー部材130を回転自在に支持する支持部材としても機能する。以下、図7を参照しながら、ブラケット140とカバー部材150とによりレバー部材130を支持する構造について説明する。図7は、可動シェード機構の要部を模式的に示す断面図である。
第一実施形態において、ブラケット140のブラケット本体141には、ブラケット孔部141oが形成されている。ブラケット孔部141oは、レバー部材130の支持軸160を回転自在に支持する支持孔である。ブラケット孔部141oは、図7に示すように、バーリング加工により形成されたバーリング孔である。ブラケット孔部141oは、レバー部材130とは反対側に向けて突出する突出部141tを有している。ブラケット孔部141oは、ブラケット140に貫通孔を形成した後、貫通孔よりも大径のバーリング加工用の治具を端面140a側から挿入することで、貫通孔を押し広げつつ、貫通孔の周縁部を端面140b側へと突出させる。それにより、ブラケット孔部141oに突出部141tが形成される。ブラケット孔部141oの内周面は、もともとブラケット140の端面140aの一部であった部分となる。その結果、ブラケット孔部141oの内周面にバリが形成されないようにすることができる。
また、第一実施形態において、カバー部材150には、支持部152が形成されている。支持部152は、カバー本体151の天井部151bから、ブラケット140側に向けて略L字形状に延出されている。支持部152は、端面152aがブラケット140のブラケット孔部141oに対向して延在する。そして、支持部152の端面152aには、ブラケット孔部141oと同軸上に並んで、カバー孔部152oが形成されている。カバー孔部152oは、ブラケット孔部141oと同様に、バーリング加工により形成されたバーリング孔である。カバー孔部152oは、レバー部材130とは反対側に向けて突出する突出部152tを有している。これにより、ブラケット孔部141oと同様に、カバー孔部152oの内周面にバリが形成されないようにすることができる。
支持軸160は、図7に示すように、一端部160aがブラケット孔部141oにより回転自在に支持され、他端部160bがカバー孔部152oにより回転自在に支持される。これにより、レバー部材130自体がブラケット140とカバー部材150とにより回転自在に支持されることになる。
(可動シェード機構の作用)
次に、第一実施形態にかかる可動シェード機構100の作用について説明する。上述したように、駆動装置120が作動していないときには、スプリング170がシェード部材110をブラケット140に対して第一位置P1に向かう方向に付勢する。その結果、シェード部材110は、図2に示すように、ストッパ112bによってブラケット140に対して移動が規制されて、第一位置P1に位置付けられる。このとき、シェード部材110は、リフレクタ20で反射した光源10からの光の一部を遮蔽する。それにより、レンズ30から出射される光の配光パターンとして、ロービーム配光パターンが形成される。
一方、駆動装置120のソレノイド121から動力が発生すると、図3に白抜矢印で示すように、出力軸123がソレノイド121側へと直線移動する。そのため、出力軸123の溝部123aに係合されたレバー部材130が、図3に実線矢印で示すように、支持軸160を中心として回転する。その結果、レバー部材130の作用部132が、押圧部132aにおいてシェード部材110の被押圧部110b(図7参照)を押し上げる。それにより、シェード部材110は、スプリング170の付勢力に抗して、回転軸110aを中心として第二位置P2に向かう方向に回転する。そして、シェード部材110は、ブラケット140に設けられた図示しないストッパによって移動が規制され、第二位置P2に位置付けられる。このとき、リフレクタ20で反射した光源10からの光は、シェード部材110により遮蔽されることなくレンズ30から出射され、ハイビーム配光パターンが形成される。
以上説明したように、第一実施形態にかかる可動シェード機構100では、ブラケット140とカバー部材150とによりレバー部材130を安定的に支持することができる。そのため、レバー部材130および支持軸160を支持するために、止め輪を用いる必要がなくなる。また、支持軸160の一端部160aおよび他端部160bが同一形状であるため、可動シェード機構100の組み付けに際して、支持軸160の軸方向が正しい向きであるか否かを確認する必要がない。したがって、部品点数を削減し、組み付け性を向上させることが可能な可動シェード機構100および車両用前照灯1を得ることができる。
また、ブラケット140は、支持軸160の一端部160aを回転自在に支持するブラケット孔部141oを有し、カバー部材150は、ブラケット孔部141oと対向して延在する支持部152を有し、支持部152は、支持軸160の他端部160bを回転自在に支持するカバー孔部152oを有し、支持軸160は、レバー部材130と一体に形成される。
この構成により、ブラケット孔部141oおよびカバー孔部152oにより、レバー部材130を安定的に支持することができる。また、支持軸160をレバー部材130と別に設ける場合に比べて、部品点数をさらに削減することができる。
また、ブラケット孔部141oおよびカバー孔部152oは、レバー部材130とは反対側に向けて突出するバーリング孔である。
この構成により、ブラケット孔部141oおよびカバー孔部152oの内周面にバリが形成されないようにして、支持軸160に対する摺動性を向上させることができる。また、レバー部材130とは反対側に向けて突出する突出部141t、152tにより、支持軸160を安定に支持することができる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態にかかる可動シェード機構200について、図8および図9を参照しながら説明する。図8は、第二実施形態にかかる可動シェード機構のレバー部材および支持軸を示す斜視図であり、図9は、第二実施形態にかかる可動シェード機構の要部を模式的に示す断面図である。
第二実施形態にかかる可動シェード機構200は、第一実施形態にかかる可動シェード機構100の支持軸160に代えて支持軸260、レバー部材130に代えてレバー部材230、ブラケット140に代えてブラケット240、カバー部材150に代えてカバー部材250を備える。以下の説明においては、第一実施形態にかかる可動シェード機構100と同様の構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。なお、可動シェード機構200は、第一実施形態と同様に、車両用前照灯1に設けられる。
支持軸260は、図8および図9に示すように、レバー部材230とは別体の軸状部材である。支持軸260は、一端部260aと、他端部260bと、挿入部260cとを有する。支持軸260は、第一実施形態と同様に、一端部260aと他端部260bとが同一形状に形成される。支持軸260は、軸方向の中心を基準として対称形状に形成される。挿入部260cは、一端部260aと他端部260bとの間に延在する部分である。挿入部260cは、図9に示すように、一端部260aおよび他端部260bよりも大径に形成される。そのため、挿入部260cと一端部260aおよび他端部260bとの間には、段部260dが形成される。
レバー部材230は、図8および図9に示すように、第一実施形態のレバー部材130が有する軸部131に代えて軸部231を有する。軸部231は、支持軸260の挿入部260cが回転自在に挿入される挿入孔231aが形成されている。第二実施形態において、挿入孔231aは、その軸長L1が支持軸260の挿入部260cの軸長L2よりも短く形成される。それにより、ブラケット240およびカバー部材250は、図9に示すように、支持軸260の段部260dに当接することになる。
ブラケット240は、図9に示すように、第一実施形態のブラケット孔部141oに代えて、同じ位置にブラケット孔部241oを有する。ブラケット孔部241oは、バーリング孔でなく、ブラケット240の端面240aから端面240bまでを貫通する貫通孔として形成される。
カバー部材250は、図9に示すように、第一実施形態のカバー部材150が有する支持部152に代えて支持部252を有する。支持部252は、第一実施形態の支持部152と同様に、カバー部材250の天井部151bから延出される。支持部252は、ブラケット240側に向けて略U字形状に延出される。支持部252は、端面252aがブラケット240のブラケット孔部241oに対向して延在する。そして、支持部252の端面252aには、ブラケット孔部141oと同軸上に並んで、カバー孔部252oが形成されている。カバー孔部252oは、バーリング孔でなく、支持部252の端面252aから端面252bを貫通する貫通孔として形成される。また、支持部252は、略U字形状に形成されるため、天井部151bと端面252aとの間に、支持軸160の軸方向において撓んだ弾性部253が形成される。これにより、支持部252は、支持軸160の軸方向において弾性変形可能となる。
第二実施形態において、支持軸260は、図9に示すように、挿入部260cがレバー部材230の挿入孔231aに回転自在に挿入される。また、支持軸260は、一端部260aがブラケット孔部241oにより支持され、他端部260bがカバー孔部252oにより支持される。なお、図示省略するが、支持軸260の一端部260aは、ブラケット240の端面240bに加締められる。これにより、レバー部材230は、支持軸260を介して、ブラケット140とカバー部材150とにより回転自在に支持されることになる。
以上説明したように、第二実施形態にかかる可動シェード機構200においても、ブラケット240とカバー部材250とによりレバー部材230を安定的に支持することができる。そのため、レバー部材230および支持軸260を支持するために、止め輪を用いる必要がない。また、支持軸260の一端部260aおよび他端部260bが同一形状であるため、可動シェード機構200の組み付けに際して、支持軸260の軸方向が正しい向きであるか否かを確認する必要がない。したがって、部品点数を削減し、組み付け性を向上させることができる。
また、ブラケット240は、支持軸260の一端部260aを支持するブラケット孔部241oを有し、カバー部材250は、ブラケット孔部241oと対向して延在する支持部252を有し、支持部252は、支持軸260の他端部260bを支持するカバー孔部252oを有し、支持軸260は、レバー部材230とは別体の軸状部材であり、レバー部材230は、支持軸230が回転自在に挿入される挿入孔231aを有する。
この構成により、ブラケット孔部241oおよびカバー孔部252oにより、レバー部材230を安定的に支持することができる。また、支持軸260とレバー部材230とを一体とする場合に比べて、レバー部材230の構造の複雑化を抑制することができる。その結果、可動シェード機構200の製造容易性を向上させることができる。
また、支持軸260は、一端部260aおよび他端部260bの間に延在して挿入孔231aに挿入される挿入部260cを有し、挿入部260cは、一端部260aおよび他端部260bよりも大径であり、一端部260aおよび他端部260bとの間に段部260dが形成され、挿入孔231aは、軸長L1が挿入部260cの軸長L2よりも短く、ブラケット240およびカバー部材250は、段部260dに当接する。
この構成により、ブラケット240およびカバー部材250は、レバー部材230を挟み込んで押圧することがない。それにより、レバー部材230のブラケット240およびカバー部材250に対する摺動性を向上させ、レバー部材230をより円滑に回転させることができる。また、ブラケット240およびカバー部材250により、支持軸260を挟み込むため、支持軸260のガタ付きを抑制することができる。
また、支持部252は、支持軸260の軸方向において弾性変形可能な弾性部253を有する。
この構成により、可動シェード機構200の組み付けに際して、支持部252を弾性変形させることで、カバー部材250の寸法バラツキを吸収して、カバー部材250をブラケット240に対して適切な位置に位置付けることができる。その結果、カバー部材250とブラケット240とにより、支持軸260の軸方向に沿ったレバー部材230の移動を適切に規制し、レバー部材230のガタ付きを抑制することができる。上述したように、ブラケット240およびカバー部材250は、レバー部材230を押圧しない。そのため、支持部252を弾性変形させながら支持軸260に押しつけても、レバー部材230の摺動性が低下しないようにすることができる。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態にかかる可動シェード機構300について、図10および図11を参照しながら説明する。図10は、第三実施形態にかかる可動シェード機構のレバー部材および支持軸を示す斜視図であり、図11は、第三実施形態にかかる可動シェード機構の要部を模式的に示す断面図である。
第三実施形態にかかる可動シェード機構300は、第二実施形態にかかる可動シェード機構200のレバー部材130に代えてレバー部材330、カバー部材250に代えてカバー部材350を備える。以下の説明においては、第二実施形態にかかる可動シェード機構200と同様の構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。なお、可動シェード機構300は、第一実施形態および第二実施形態と同様に、車両用前照灯1に設けられる。
レバー部材330は、図10および図11に示すように、第一実施形態のレバー部材130が有する軸部131に代えて、軸部331を有する。軸部331は、図11に示すように、有底筒状に形成され、その内部に支持軸260の軸方向に延びる収容部331aを画成する。収容部331aは、一方側に開口部331bを有し、他方側に閉塞部331cを有する。可動シェード機構300の組み付け状態において、レバー部材330は、開口部331bがブラケット240側、閉塞部331cがカバー部材350側に配置される。
レバー部材330は、この収容部331aの内部に、支持軸260を回転自在に収容する。第三実施形態において、収容部331aは、軸長L3が支持軸260の他端部260bおよび挿入部260cの軸長L4よりも長く形成される。また、閉塞部331cのカバー部材250側の面には、カバー部材250側に向けて突出する凸部331tが形成されている。凸部331tは、収容部331a内に支持軸260が収容された状態で、支持軸260と同軸上に位置するように形成される。また、凸部331tは、図10および図11に示すように、曲面形状に形成される。なお、第三実施形態では、凸部331tは、半球状に形成される。ただし、凸部331tは、例えば半楕円状といった曲面形状であればよい。
カバー部材350は、支持部352を有する。支持部352は、第一実施形態の支持部152と同様に、カバー部材350の天井部151bから延出される。支持部352は、ブラケット240側に向けて断面略L字形状を呈している。支持部352は、端面352aがブラケット240のブラケット孔部241oに対向して延在する。端面352aは、図11に示すように、少なくともレバー部材330の凸部331tと当接可能な位置まで延在する。
第三実施形態において、支持軸260は、レバー部材330の収容部331aの内部に回転自在に収容される。言い換えると、レバー部材330は、収容部331aに収容された支持軸260に対して回転自在となる。また、支持軸260は、一端部260aがブラケット孔部241oにより支持される。なお、図示省略するが、一端部260aは、ブラケット240の端面240bに加締められる。そして、レバー部材330は、閉塞部331cにおいて、凸部331tを介してカバー部材250の支持部352に当接する。このとき、図11に示す軸長L3が軸長L4よりも長く形成されるため、閉塞部331cと支持軸260の他端部260bとの間には、隙間が形成される。そして、レバー部材330は、開口部331b側でブラケット240に当接し、カバー部材350とブラケット240により挟み込まれる。これにより、レバー部材330は、ブラケット240とカバー部材350とにより支持軸260を中心として回転自在に支持される。
以上説明したように、第三実施形態にかかる可動シェード機構300においても、ブラケット240とカバー部材350とによりレバー部材130を安定的に支持することができる。そのため、レバー部材230および支持軸260を支持するために、止め輪を用いる必要がない。また、支持軸260の一端部260aおよび他端部260bが同一形状であるため、可動シェード機構100の組み付けに際して、支持軸260の軸方向が正しい向きであるか否かを確認する必要がない。したがって、部品点数を削減し、組み付け性を向上させることができる。
また、支持軸260は、レバー部材330とは別体の軸状部材であり、レバー部材330は、支持軸260を収容する収容部331aを有し、収容部331aに収容された支持軸260に対して回転自在であり、収容部331aは、ブラケット240側に開口部331bを有し、カバー部材350側に閉塞部331cを有し、支持部352は、閉塞部331cと支持軸260を中心として回転自在に当接し、レバー部材330を支持する。
この構成により、カバー部材350をレバー部材330に当接させて支持するため、レバー部材330のガタ付きを抑制することができる。
また、閉塞部331cは、支持軸260と同軸上で支持部352に向けて突出する曲面形状の凸部331tを有し、凸部331tにおいて閉塞部331cと当接する。
この構成により、レバー部材330とカバー部材350との接触面積を低減させ、かつ、支持軸260と同軸上で当接させることができる。その結果、レバー部材330のカバー部材350に対する摺動性を向上させることができる。また、凸部331tが曲面形状であるため、レバー部材330とカバー部材350との接触部の摩耗を抑制することができる。
また、閉塞部331cと支持軸260の他端部260bとの間に、隙間が形成される。
この構成により、レバー部材330が支持軸260の他端部260bと接触しないため、支持軸260に対するレバー部材330の摺動性を向上させることができる。また、図11に示すように、カバー部材350とブラケット240とにより、レバー部材330を挟み込むことになるため、レバー部材330を安定に支持して、ガタ付きを抑制することができる。
図12は、第三実施形態にかかる可動シェード機構の要部の変形例を模式的に示す断面図である。図示するように、第三実施形態にかかる可動シェード機構300は、カバー部材350が、第二実施形態のカバー部材250と同様に、天井部151bから、ブラケット240側に向けて略U字形状に延出された支持部352を有してもよい。つまり、カバー部材350は、天井部151bと、凸部331tと当接する位置との間に、支持軸160の軸方向において撓んだ弾性部353を有してもよい。それにより、可動シェード機構300の組み付けに際して、支持部352を弾性変形させながら凸部331tに押し当てることで、レバー部材330に対するカバー部材350の押し当て力を細やかに調整することができる。その結果、レバー部材330の摺動性の低下を抑制しつつ、カバー部材350によりレバー部材330を安定に支持することが可能となる。また、第二実施形態と同様に、カバー部材250の寸法バラツキを吸収して、カバー部材250をブラケット240に対して適切な位置に位置付けることができる。
なお、第三実施形態では、閉塞部331cと支持軸260の他端部260bとの間に隙間が形成されるものとしたが、閉塞部331cと他端部260bとは、当接してもよい。
また、第三実施形態では、レバー部材330に凸部331tを設けるものとしたが、凸部331tは、カバー部材350の支持部352の端面352aに設けられてもよい。
また、第二実施形態および第三実施形態では、ブラケット孔部241oまたはカバー孔部252oをバーリング孔ではなく貫通孔とした。ただし、支持軸260を加締めない方の孔部(本実施形態では、カバー孔部252o)については、第一実施形態と同様に、バーリング孔としてもよい。また、第一実施形態において、ブラケット孔部241oまたはカバー孔部252oを、バーリング孔ではなく貫通孔としてもよい。
また、第一実施形態では、カバー部材150の支持部152は、第二実施形態および第三実施形態で示した弾性部253(弾性部353)を有さないものとした。ただし、カバー部材152に対するレバー部材150の摺動性を確保することさえできれば、第一実施形態においても、支持部152に弾性部を設け、支持部152を弾性変形させながら、カバー部材152をレバー部材150に押圧して組み付けてもよい。
また、第二実施形態において、支持軸260は、段部260dを有するものでなくてもよく、レバー部材250の挿入孔251aは、軸長L1が支持軸260の挿入部260cの軸長L3よりも長くともよい。すなわち、第二実施形態において、ブラケット240およびカバー部材250は、レバー部材250と当接するものであってもよい。
1 車両用前照灯
10 光源
11 発光面
20 リフレクタ
30 レンズ
31 レンズホルダ
40 取付部材
100、200、300 可動シェード機構
110 シェード部材
110a 回転軸
110b 被押圧部
111 シェード本体
112 取付片
112a 貫通孔
112b ストッパ
120 駆動装置
121 ソレノイド
122 ケース
122a 孔部
122b 突起部
123 出力軸
123a 溝部
130、230、330 レバー部材
131、231、331 軸部
132 作用部
132a 押圧部
133 係合部
140、240 ブラケット
140a、140b、240a、240b、252a、252b、352a 端面
141 ブラケット本体
141o、241o ブラケット孔部
141a、151c 取付孔
141b 切欠部
141c 規制部
141t、152t 突出部
142 張出部
142a 締結孔
143 軸保持部
150、250、350 カバー部材
151 カバー本体
151a 底部
151b 天井部
152、252、352 支持部
152a、252a、352a、252b 端面
152o、252o カバー孔部
160、260 支持軸
160a、260a 一端部
160b、260b 他端部
170 スプリング
231a 挿入孔
253、353 弾性部
260c 挿入部
260d 段部
331a 収容部
331b 開口部
331c 閉塞部
331t 凸部
AX 光軸
L1、L2、L3、L4 軸長
P1 第一位置
P2 第二位置

Claims (10)

  1. 回転軸を中心として回転し、光源からの光の遮蔽量を調整するシェード部材と、
    前記シェード部材を駆動させる駆動装置と、
    前記駆動装置の動力を前記シェード部材に伝達させるレバー部材と、
    前記レバー部材の回転中心となる支持軸と、
    前記駆動装置が取り付けられたブラケットと、
    前記駆動装置に対して前記ブラケットの反対側に設置されるカバー部材と、
    を備え、
    前記レバー部材は、前記支持軸を中心として回転する軸部と、前記軸部から延出されて前記シェード部材を押圧して前記回転軸を中心として回転させる作用部と、前記軸部から延出されて前記駆動装置に接続される係合部とを有し、
    前記ブラケットと前記カバー部材とは、前記支持軸を中心として回転自在に前記レバー部材を支持し、
    前記支持軸は、一端部および他端部が同一形状である、
    ことを特徴とする車両用前照灯の可動シェード機構。
  2. 前記ブラケットは、前記支持軸の一端部を回転自在に支持するブラケット孔部を有し、
    前記カバー部材は、前記ブラケット孔部と対向して延在する支持部を有し、
    前記支持部は、前記支持軸の前記他端部を回転自在に支持するカバー孔部を有し、
    前記支持軸は、前記レバー部材と一体に形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
  3. 前記ブラケット孔部および前記カバー孔部は、前記レバー部材とは反対側に向けて突出するバーリング孔であることを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
  4. 前記ブラケットは、前記支持軸の一端部を支持するブラケット孔部を有し、
    前記カバー部材は、前記ブラケット孔部と対向して延在する支持部を有し、
    前記支持部は、前記支持軸の前記他端部を支持するカバー孔部を有し、
    前記支持軸は、前記レバー部材とは別体の軸状部材であり、
    前記レバー部材は、前記支持軸が回転自在に挿入される挿入孔を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
  5. 前記支持軸は、前記一端部および前記他端部の間に延在して前記挿入孔に挿入される挿入部を有し、
    前記挿入部は、前記一端部および前記他端部よりも大径であり、前記一端部および前記他端部との間に段部が形成され、
    前記挿入孔は、軸長が前記挿入部の軸長よりも短く、
    前記ブラケットおよび前記カバー部材は、前記挿入部の前記段部に当接する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
  6. 前記ブラケットは、前記支持軸の一端部を支持するブラケット孔部を有し、
    前記カバー部材は、前記ブラケット孔部と対向して延在する支持部を有し、
    前記支持軸は、前記レバー部材とは別体の軸状部材であり、
    前記レバー部材は、前記支持軸を収容する収容部を有し、前記収容部に収容された前記支持軸に対して回転自在であり、
    前記収容部は、前記ブラケット側に開口部を有し、前記カバー部材側に閉塞部を有し、
    前記支持部は、前記閉塞部と前記支持軸を中心として回転自在に当接し、前記レバー部材を支持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
  7. 前記閉塞部および前記支持部のいずれか一方は、前記支持軸と同軸上で他方に向けて突出する曲面形状の凸部を有し、前記凸部において他方と当接することを特徴とする請求項6に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
  8. 前記閉塞部と前記支持軸の前記他端部との間には、隙間が形成されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
  9. 前記支持部は、前記支持軸の軸方向において弾性変形可能な弾性部を有することを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
  10. 光源と、
    前記光源からの光を配光制御する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の車両用前照灯の可動シェード機構と、
    を備えることを特徴とする車両用前照灯。
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