JP2020017360A - 車両用前照灯の可動シェード機構および車両用前照灯 - Google Patents
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Description
図1は、第一実施形態にかかる可動シェード機構を備えた車両用前照灯を示す断面図である。車両用前照灯1は、図1に示すように、光源10と、リフレクタ20と、レンズ30と、取付部材40と、可動シェード機構100とを備える。光源10、リフレクタ20、レンズ30、取付部材40および可動シェード機構100は、いわゆるプロジェクタ型のランプユニットを構成している。
シェード部材110は、シェード本体111と、2つの取付片112とを有している。シェード本体111は、光源10からの光の一部を遮蔽する板状部材である。取付片112は、シェード本体111の側部に一つずつ形成されている。各取付片112には、図5に示すように、同軸上に貫通孔112aが形成されている。貫通孔112aには、シェード部材110の回転軸110aが回転自在に挿入される。回転軸110aには、ねじりコイルばねであるスプリング170が挿通される。スプリング170は、一端がシェード部材110に固定され、他端がブラケット140に固定される。スプリング170は、ブラケット140に対してシェード部材110を第一位置P1に向かう方向に付勢する。
駆動装置120は、シェード部材110を回転させるための動力を発生させる。駆動装置120は、図5に示すように、ソレノイド121と、ケース122と、出力軸123とを有する。ソレノイド121は、図示しない給電部を介して図示しない電源装置に接続されており、駆動源として機能する。ケース122は、ソレノイド121をその内部に収容する。また、ケース122には、突起部122bが複数形成されている。駆動装置120は、複数の突起部122bがブラケット140に形成された取付孔141aに嵌合されることで、ブラケット140の一方の端面140aに取り付けられる。出力軸123は、ケース122に形成された孔部122aを介してソレノイド121に接続されている。出力軸123は、ソレノイド121からの動力の発生に応じて、直線移動可能とされている。
出力軸123には、周方向に沿って溝部123aが全周にわたって形成されている。
レバー部材130は、駆動装置120からの動力をシェード部材110に伝達させる部材である。レバー部材130は、図6に示すように、軸部131と、作用部132と、係合部133とを有する。レバー部材130は、軸部131の外周面から、作用部132および係合部133が互いに概ね直交する方向に延出されている。そのため、レバー部材130は、支持軸160に沿った方向からみたときに略L字形状を呈することになる。
ブラケット140は、シェード部材110および駆動装置120を支持する板状の支持部材である。ブラケット140は、図5に示すように、ブラケット本体141と、ブラケット本体141から両側方に張り出した張出部142とを有する。ブラケット140は、張出部142に形成された複数の締結孔142aを介して、図示しない締結具によって取付部材40に固定される。
カバー部材150は、駆動装置120に対してブラケット140の反対側に設置される。本実施形態において、カバー部材150は、駆動装置120をブラケット140とは反対側から覆い、レンズ30を介して入射される外部からの光に駆動装置120がさらされることを防ぐ。ただし、カバー部材150は、駆動装置120に対してブラケット140の反対側に設置される部材であれば、駆動装置120を覆うものでなくてもよい。カバー部材150は、図5に示すように、カバー本体151を有する。カバー本体151は、底部151aと天井部151bとからなり、略L字形状に形成されている。カバー本体151は、底部151aに複数の取付孔151cが形成されている。各取付孔151cは、駆動装置120のケース122に形成された各突起部122bと対応した位置に形成されている。カバー本体151は、各突起部122bに各取付孔151cが嵌合されることにより、駆動装置120に取り付けられる。なお、カバー部材150は、ブラケット140に直接取り付けられてもよい。
上述のように構成された可動シェード機構100において、ブラケット140とカバー部材150とは、支持軸160を中心としてレバー部材130を回転自在に支持する支持部材としても機能する。以下、図7を参照しながら、ブラケット140とカバー部材150とによりレバー部材130を支持する構造について説明する。図7は、可動シェード機構の要部を模式的に示す断面図である。
次に、第一実施形態にかかる可動シェード機構100の作用について説明する。上述したように、駆動装置120が作動していないときには、スプリング170がシェード部材110をブラケット140に対して第一位置P1に向かう方向に付勢する。その結果、シェード部材110は、図2に示すように、ストッパ112bによってブラケット140に対して移動が規制されて、第一位置P1に位置付けられる。このとき、シェード部材110は、リフレクタ20で反射した光源10からの光の一部を遮蔽する。それにより、レンズ30から出射される光の配光パターンとして、ロービーム配光パターンが形成される。
次に、第二実施形態にかかる可動シェード機構200について、図8および図9を参照しながら説明する。図8は、第二実施形態にかかる可動シェード機構のレバー部材および支持軸を示す斜視図であり、図9は、第二実施形態にかかる可動シェード機構の要部を模式的に示す断面図である。
次に、第三実施形態にかかる可動シェード機構300について、図10および図11を参照しながら説明する。図10は、第三実施形態にかかる可動シェード機構のレバー部材および支持軸を示す斜視図であり、図11は、第三実施形態にかかる可動シェード機構の要部を模式的に示す断面図である。
10 光源
11 発光面
20 リフレクタ
30 レンズ
31 レンズホルダ
40 取付部材
100、200、300 可動シェード機構
110 シェード部材
110a 回転軸
110b 被押圧部
111 シェード本体
112 取付片
112a 貫通孔
112b ストッパ
120 駆動装置
121 ソレノイド
122 ケース
122a 孔部
122b 突起部
123 出力軸
123a 溝部
130、230、330 レバー部材
131、231、331 軸部
132 作用部
132a 押圧部
133 係合部
140、240 ブラケット
140a、140b、240a、240b、252a、252b、352a 端面
141 ブラケット本体
141o、241o ブラケット孔部
141a、151c 取付孔
141b 切欠部
141c 規制部
141t、152t 突出部
142 張出部
142a 締結孔
143 軸保持部
150、250、350 カバー部材
151 カバー本体
151a 底部
151b 天井部
152、252、352 支持部
152a、252a、352a、252b 端面
152o、252o カバー孔部
160、260 支持軸
160a、260a 一端部
160b、260b 他端部
170 スプリング
231a 挿入孔
253、353 弾性部
260c 挿入部
260d 段部
331a 収容部
331b 開口部
331c 閉塞部
331t 凸部
AX 光軸
L1、L2、L3、L4 軸長
P1 第一位置
P2 第二位置
Claims (10)
- 回転軸を中心として回転し、光源からの光の遮蔽量を調整するシェード部材と、
前記シェード部材を駆動させる駆動装置と、
前記駆動装置の動力を前記シェード部材に伝達させるレバー部材と、
前記レバー部材の回転中心となる支持軸と、
前記駆動装置が取り付けられたブラケットと、
前記駆動装置に対して前記ブラケットの反対側に設置されるカバー部材と、
を備え、
前記レバー部材は、前記支持軸を中心として回転する軸部と、前記軸部から延出されて前記シェード部材を押圧して前記回転軸を中心として回転させる作用部と、前記軸部から延出されて前記駆動装置に接続される係合部とを有し、
前記ブラケットと前記カバー部材とは、前記支持軸を中心として回転自在に前記レバー部材を支持し、
前記支持軸は、一端部および他端部が同一形状である、
ことを特徴とする車両用前照灯の可動シェード機構。 - 前記ブラケットは、前記支持軸の一端部を回転自在に支持するブラケット孔部を有し、
前記カバー部材は、前記ブラケット孔部と対向して延在する支持部を有し、
前記支持部は、前記支持軸の前記他端部を回転自在に支持するカバー孔部を有し、
前記支持軸は、前記レバー部材と一体に形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。 - 前記ブラケット孔部および前記カバー孔部は、前記レバー部材とは反対側に向けて突出するバーリング孔であることを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
- 前記ブラケットは、前記支持軸の一端部を支持するブラケット孔部を有し、
前記カバー部材は、前記ブラケット孔部と対向して延在する支持部を有し、
前記支持部は、前記支持軸の前記他端部を支持するカバー孔部を有し、
前記支持軸は、前記レバー部材とは別体の軸状部材であり、
前記レバー部材は、前記支持軸が回転自在に挿入される挿入孔を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。 - 前記支持軸は、前記一端部および前記他端部の間に延在して前記挿入孔に挿入される挿入部を有し、
前記挿入部は、前記一端部および前記他端部よりも大径であり、前記一端部および前記他端部との間に段部が形成され、
前記挿入孔は、軸長が前記挿入部の軸長よりも短く、
前記ブラケットおよび前記カバー部材は、前記挿入部の前記段部に当接する、
ことを特徴とする請求項4に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。 - 前記ブラケットは、前記支持軸の一端部を支持するブラケット孔部を有し、
前記カバー部材は、前記ブラケット孔部と対向して延在する支持部を有し、
前記支持軸は、前記レバー部材とは別体の軸状部材であり、
前記レバー部材は、前記支持軸を収容する収容部を有し、前記収容部に収容された前記支持軸に対して回転自在であり、
前記収容部は、前記ブラケット側に開口部を有し、前記カバー部材側に閉塞部を有し、
前記支持部は、前記閉塞部と前記支持軸を中心として回転自在に当接し、前記レバー部材を支持する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。 - 前記閉塞部および前記支持部のいずれか一方は、前記支持軸と同軸上で他方に向けて突出する曲面形状の凸部を有し、前記凸部において他方と当接することを特徴とする請求項6に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
- 前記閉塞部と前記支持軸の前記他端部との間には、隙間が形成されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
- 前記支持部は、前記支持軸の軸方向において弾性変形可能な弾性部を有することを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の車両用前照灯の可動シェード機構。
- 光源と、
前記光源からの光を配光制御する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の車両用前照灯の可動シェード機構と、
を備えることを特徴とする車両用前照灯。
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