JP2020017165A - 入退場管理システム及び入退場管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動機が走行可能な管理対象エリアにおいて、当該管理対象エリアを区画した区画エリア間の人の入退場を適切に管理する。【解決手段】装炭車30が走行可能な管理対象エリアAにおいて、当該管理対象エリアAを区画した区画エリアA1〜A3への作業者の入退場を管理する入退場管理システム100は、区画エリアA1に異なる種類の磁場E11、E12を発生させる磁場発生装置111、112と、管理対象エリアA内に入場する作業者が所有し、磁場E11、E12で起動してタグ情報を発信するRFIDタグ120と、RFIDタグ120から発信されるタグ情報を受信するRFIDリーダ121a、121bと、RFIDリーダ121a、121bで受信したタグ情報に基づいて、RFIDタグ120を所有する作業者の各区画エリアA1〜A3間の入退場を判断する制御装置130と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動機が走行可能な管理対象エリアにおいて、当該管理対象エリアを区画した区画エリア間の人の入退場を管理するシステム及び方法に関する。
例えば製鉄所をはじめとする工場では、様々な設備が稼働しており、移動可能な設備や車両など(以下、移動機と総称する)が走行する。このため、作業者の安全確保の観点から、移動機の走行エリアと作業者の作業エリアを分離することが基本である。そして、作業者が走行エリア内に入場する際には移動機を確実に停止させる必要があり、また、全ての作業者が走行エリアから退場したことを確認してから移動機を走行させることが求められる。
従来、作業者のマニュアル操作により、入退場時の移動機の停止及び走行が行われていた。しかしながら、確実な安全確保のためには、このような移動機の動作制御はシステムにより自動で行われることが望ましい。そしてこのためには、走行エリアへの作業者の入退場をシステムが認識し、移動機の停止及び走行の許可を自動で行う必要がある。そこで、各工場の状況やニーズに応じて、作業者の入退場を認識する様々なシステムが開発されている。
例えば特許文献1に記載された入退管理システムは、危険区域と安全区域の境界に設けたゲートと、当該ゲートを含む機器の管理を行う制御装置とを有する。制御装置は、ゲートに設けられて危険区域への入場者及び危険区域からの退場者のIDを識別するIDタグリーダと、危険区域への入場可否を指示する入場是非出力手段と、ゲートの開閉動作を行うゲート制御手段とを有する。そして、ゲートの開による作業者の危険区域への入場は、作業者のID認識、危険区域への入場許可信号の発生、車両停止を条件に行われる。また、ゲートの開による危険区域からの作業者の退場は、作業者のID認識を条件にして行われる。さらに、危険区域に入場した作業者の数と危険区域から退場した作業者の数から、実際に危険区域に存在する作業者の数を計算し、危険区域に作業者が存在する場合には、車両の走行を停止させている。
また、例えば特許文献2に記載された安全作業システムは、工場内の危険エリアを受信範囲とし、かつ作業者が携帯している発振器より発せられる電波を受信する受信アンテナと、当該受信アンテナで受信した電波に基づいて作動制御され、危険エリア内の機械を停止させる機能を有する安全装置とを備える。そして、発振器を携帯した作業者が危険エリアに入ると、受信アンテナが発振器より発せられる電波を受信し、無線式に作業者を検出する。この検出時に安全装置が作動し、危険エリア内の機械を停止させている。
特開2013−71217号公報 特開昭58−146795号公報
特許文献1に記載された入退管理システムでは、危険区域への作業者の入退場を検知するためにゲートを使用しており、危険区域の状況によってはこのような物理的なゲートを設けられない場合がある。例えば移動機が走行可能な危険区域が複数に区画され、これらの区画された区域間での作業者の入退場を管理する場合には、ゲートを設けられない場合が想定される。換言すれば、特許文献1に記載の入退管理システムでは、このようなゲートが設けられない区域間での作業者の入退場は考慮されていない。
特許文献2に記載された安全作業システムでは、特許文献1に記載のような物理的なゲートは不要で、発振器からの電波を受信アンテナで受信することで無線式に作業者を検知することができる。しかしながら、この安全作業システムでは、例えば危険エリアが広域の場合には、受信アンテナの受信範囲で危険エリア全体をカバーすることは困難である。そうすると、受信アンテナで発振器からの電波を受信できず、作業者を検知できない場合がある。また、作業者が危険エリアにいる間は常に発振器が電波を発信し続けるため、発振器の電池を消費してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、移動機が走行可能な管理対象エリアにおいて、当該管理対象エリアを区画した区画エリア間の人の入退場を適切に管理する入退場管理システム及び入退場管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、移動機が走行可能な管理対象エリアにおいて、当該管理対象エリアを区画した複数の区画エリア間の人の入退場を管理する入退場管理システムであって、前記管理対象エリア上の予め定められた領域に磁場を発生する複数の磁場発生装置と、前記管理対象エリア内に入場する人が所有し、前記磁場で起動してタグ情報を発信するRFIDタグと、前記RFIDタグから発信されたタグ情報を受信するRFIDリーダと、前記RFIDリーダで受信したタグ情報に基づいて、前記RFIDタグを所有する人の各区画エリア間の入退場を判断する制御装置と、を有し、前記複数の磁場発生装置は、第1磁場を発生する第1磁場発生装置と、前記第1磁場とは異なる第2磁場を発生する第2磁場発生装置と、を有し、前記タグ情報は、前記RFIDタグを識別する情報と、前記RFIDタグを起動させた前記磁場を識別する情報とを含むことを特徴としている。なお、本発明において、磁場が発生する領域には、前記境界を含む領域に加え、当該境界の近傍の領域も含まれる。
前記入退場管理システムにおいて、前記複数の区画エリアは、前記第1磁場を中心として、前記第2磁場が発生する領域とは反対側の区画エリアである第1区画エリアと、前記第2磁場を中心として、前記第1磁場が発生する領域とは反対側の区画エリアである第2区画エリアと、前記第1区画エリアと前記第2区画エリアの間にある第3区画エリアと、を有し、前記第3区画エリアが、前記第1磁場のみが発生する磁場発生エリアと、前記第2磁場のみが発生する磁場発生エリアと、前記第1磁場及び前記第2磁場のいずれもが発生する磁場発生エリアとから構成されるように、前記第1磁場発生装置と第2磁場発生装置が配置されていてもよい。
前記入退場管理システムにおいて、前記複数の区画エリアは、第1区画エリアと第2区画エリアを有し、前記第1区画エリアと前記第2区画エリアは隣接して配置され、前記第1磁場と前記第2磁場とが前記第1区画エリアと前記第2区画エリアの境界を挟むように、前記第1磁場発生装置と前記第2磁場発生装置が配置されていてもよい。
前記入退場管理システムにおいて、前記管理対象エリアの各区画エリアは、前記移動機の走行が許可された区画エリアである走行エリアと、前記RFIDタグを所有する人の作業が許可された区画エリアである作業エリアと、に分類され、前記制御装置は、前記走行エリアに前記RFIDタグを所有する人がないと判断した場合に、当該区画エリアにおける前記移動機の走行を許可してもよい。
前記入退場管理システムは、前記管理対象エリアに入退場する前記RFIDタグを所有する人の数を計測する計測装置を有し、前記管理対象エリアの各区画エリアは、前記移動機の走行が許可された区画エリアである走行エリアと、前記RFIDタグを所有する人の作業が許可された区画エリアである作業エリアと、に分類され、前記制御装置は、前記計測装置によって計測された前記管理対象エリア内の人が所有する前記RFIDタグの数と、前記作業エリアにある人が所有する前記RFIDタグの数とが一致した場合に、前記走行エリアにおける前記移動機の走行を許可してもよい。
前記入退場管理システムにおいて、前記制御装置は、前記管理対象エリアに入場し、かつ退場していない人が所有する前記RFIDタグのタグ情報に基づいて、前記移動機の走行許可の判断を行ってもよい。
前記入退場管理システムにおいて、前記磁場発生装置は、前記管理対象エリアの床面から鉛直方向に離間して設けられ、水平方向に磁場を発生させてもよい。
前記入退場管理システムにおいて、前記管理対象エリアは、物理的に囲われていてもよい。
別な観点による本発明は、移動機が走行可能な管理対象エリアにおいて、当該管理対象エリアを区画した複数の区画エリア間の人の入退場を管理する入退場管理方法であって、前記管理対象エリア上の予め定められた領域に複数の磁場発生装置から磁場を発生し、前記複数の磁場発生装置のうち、第1磁場発生装置から第1磁場を発生し、第2磁場発生装置から前記第1磁場とは異なる第2磁場を発生し、前記磁場で起動してタグ情報を発信するRFIDタグを、前記管理対象エリア内に入場する人に所有させ、前記タグ情報は、前記RFIDタグを識別する情報と、前記RFIDタグを起動させた前記磁場を識別する情報とを含み、人が前記磁場を通過する際に、前記RFIDタグから発信されたタグ情報をRFIDリーダで受信し、当該RFIDリーダで受信したタグ情報に基づいて、前記RFIDタグを所有する人の各区画エリア間の入退場を判断することを特徴としている。
前記入退場管理方法において、前記複数の区画エリアは、前記第1磁場を中心として、前記第2磁場が発生する領域とは反対側の区画エリアである第1区画エリアと、前記第2磁場を中心として、前記第1磁場が発生する領域とは反対側の区画エリアである第2区画エリアと、前記第1区画エリアと前記第2区画エリアの間にある第3区画エリアと、を有し、前記第3区画エリアが、前記第1磁場のみが発生する磁場発生エリアと、前記第2磁場のみが発生する磁場発生エリアと、前記第1磁場及び前記第2磁場のいずれもが発生する磁場発生エリアとから構成されるように、前記第1磁場発生装置と第2磁場発生装置から前記第1磁場と前記第2磁場が発生してもよい。
前記入退場管理方法において、前記複数の区画エリアは、第1区画エリアと第2区画エリアを有し、前記第1区画エリアと前記第2区画エリアは隣接して配置され、前記第1磁場発生装置と第2磁場発生装置から、前記第1区画エリアと前記第2区画エリアの境界を挟むように前記第1磁場と前記第2磁場とが発生してもよい。
前記入退場管理方法において、前記管理対象エリアの各区画エリアは、前記移動機の走行が許可された区画エリアである走行エリアと、前記RFIDタグを所有する人の作業が許可された区画エリアである作業エリアと、に分類され、前記走行エリアに前記RFIDタグを所有する人がないと判断した場合に、当該区画エリアにおける前記移動機の走行を許可してもよい。
前記入退場管理方法において、前記管理対象エリアに入退場する前記RFIDタグを所有する人の数を計測し、前記管理対象エリアの各区画エリアは、前記移動機の走行が許可された区画エリアである走行エリアと、前記RFIDタグを所有する人の作業が許可された区画エリアである作業エリアと、に分類され、前記計測された前記管理対象エリア内の人が所有する前記RFIDタグの数と、前記作業エリアにある人が所有する前記RFIDタグの数とが一致した場合に、前記走行エリアにおける前記移動機の走行を許可してもよい。
前記入退場管理方法において、前記管理対象エリアに入場し、かつ退場していない人が所有する前記RFIDタグのタグ情報に基づいて、前記移動機の走行許可の判断を行ってもよい。
本発明よれば、RFIDタグから発信されるタグ情報には、RFIDタグを識別する情報に加え、RFIDタグが起動するきっかけとなった磁場を識別する情報も含まれる。そして、人が区画エリア間を移動する場合に複数の磁場を通過するが、この際、各磁場に対するタグ情報をRFIDリーダで順次受信することで、人の区画エリアへの入退場を把握することができ、区画エリア間の入退場を管理することができる。
また、管理対象エリアを物理的な仕切り(ゲートやフェンス等)を用いずに区画エリアA1〜A3に区画し、磁場を用いて区画エリア間の入退場を管理することができる。このため、管理対象エリア内での移動機の走行が妨げられることがない。
また、磁場発生装置は区画エリアの境界にのみ設置すればよく、管理対象エリアが広域であっても、区画エリア間の入退場を管理することができる。
さらに、RFIDタグは磁場により起動する、いわゆるセミアクティブ型のタグであるため、その電池の消費を抑えることができる。このため、RFIDタグを長時間使用しても、電池交換や充電の必要がない。
第1の実施形態にかかる入退場管理システムの構成の概略を模式的に示す平面図である。 磁場発生装置の配置を説明する側面図である。 第1の実施形態の入退場管理システムを用いた、作業者の所在エリアの判断方法を示す説明図である。 第2の実施形態にかかる入退場管理システムの構成の概略を模式的に示す平面図である。 第2の実施形態の入退場管理システムを用いた、作業者の所在エリアの判断方法を示す説明図である。 第3の実施形態にかかる入退場管理システムの構成の概略を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<管理対象エリア>
先ず、本発明の入退場管理システムの管理対象となるエリアについて説明する。管理対象エリアは、移動機が走行可能なエリアである。また、この管理対象エリアは複数の区画エリアに区画され、入退場管理システムは区画エリア間での入退場を管理する。
本実施形態では、管理対象エリアが製鉄所のコークス炉の炉上である場合について説明する。図1は、本実施形態にかかる管理対象エリアの説明図であって、管理対象エリアを上方から見た図である。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように石炭を乾留するコークス炉1は、前工程から石炭を受け入れる石炭塔11を中心に、そのX軸方向の両翼にコークス炉団12、13(以下、単に炉団12、13という)が配置された構成を有している。コークス炉1の長手方向(X軸方向)の炉長は200〜300m程度である。また、コークス炉1の短手方向(Y軸方向)の幅は15m程度である。
コークス炉1の炉上には、当該コークス炉1の長手方向(X軸方向)に延伸する軌条20が設けられている。軌条20上には、石炭を炉内に装入する、移動機としての装炭車30が無人走行する。装炭車30は、中央の石炭塔11で石炭を受け入れた後に走行しながら、炉団12、13の各炉に石炭を装入する。そして、炉団12、13において石炭は乾留されてコークスとなる。
コークス炉1の通常操業において、装炭車30の走行範囲は石炭塔11と片翼の炉団12に限定され、残りの片翼の炉団13は整備作業などにより作業者が立ち入り作業を行う。片翼の炉団12の全炉への石炭装入が完了すると、もう一方の片翼の炉団13への石炭装入に切り替わる。コークス炉1の操業は上記の操業を繰り返すため、装炭車30の走行範囲は両炉団12、13で交互に切り替わる。
本実施形態では、コークス炉1の炉上、すなわち石炭塔11と炉団12、13の上方エリアが管理対象エリアAとなる。なお、石炭塔11の上方には磁場発生装置111、112が隣接して配置されている。管理対象エリアAは、石炭塔11の上方の区画エリアA1と、炉団12の上方の区画エリアA2と、炉団13の上方の区画エリアA3とに区画される。区画エリアA1は、さらに磁場発生エリアA11、A12、A13に区画される。磁場発生エリアA11は、磁場発生装置112によって発生する磁場E12が及ぶことなく、磁場発生装置111によって発生する磁場E11のみが及ぶエリアである。磁場発生エリアA12は、磁場発生装置111によって発生する磁場E11が及ぶことなく、磁場発生装置112によって発生する磁場E12のみが及ぶエリアである。磁場発生エリアA13は、磁場発生装置111によって発生する磁場E11と磁場発生装置112によって発生する磁場E12のいずれもが及ぶエリアである。また、以下の説明においては、装炭車30の走行エリアをTとし、装炭車30が走行せず作業者が作業する作業エリアをSとする。すなわち、走行エリアTでは装炭車30が走行しているため、作業者にとって危険エリアとなり、作業エリアSでは装炭車30が走行していないため、安全エリアとなる。上述したように装炭車30の走行範囲は、装炭車30の作業内容によって両炉団12、13で交互に切り替わる。例えば、片翼の炉団13の各炉へ石炭を装入する際、装炭車30が石炭塔11と炉団13の各炉の間を走行するため、区画エリアA1、A3が走行エリアT1となり、区画エリアA2が作業エリアS1となる。一方、例えば、片翼の炉団12の各炉へ石炭を装入する際、装炭車30が石炭塔11と炉団12の各炉の間を走行するため、区画エリアA1、A2が走行エリアT2となり、区画エリアA3が作業エリアS2となる。
管理対象エリアAは、フェンス40で囲まれている。フェンス40には、作業者が管理対象エリアAに入退場するためのゲート41が設けられている。ゲート41は、フェンス40の任意の位置に設けられ、例えば複数設けられていてもよい。
<入退場管理システムの条件>
以上のようにコークス炉の炉上を管理対象エリアとする場合、当該コークス炉特有のニーズがあり、従来の入退場を管理するシステムでは対応することができなかった。
例えば従来の入退場を管理するシステムとして、装炭車に作業者を検知するセンサー(カメラ、レーザースキャナ、各種レーダー)を設置し、当該センサーで作業者を検知することにより装炭車の走行を停止するシステムがある。しかしながら、コークス炉は屋外であり、粉塵が多く、高温、水蒸気や腐食性ガスに曝される悪環境であるため、センサーの誤検知(過検知、未検知)が多発し、センサーの性能を発揮させることができず、システムで作業者の入退場を検知することができない。
例えば従来の入退場を管理するシステムとして、ライトカーテンなどの侵入検知式のセンサーを用いたシステムがある。ライトカーテンを石炭塔の両側に配置した場合では、作業者がライトカーテンを通過したか否かは判別することができるが、作業者がライトカーテンを通過してどの区画エリアに入退場したのかは判別できない。ライトカーテンを通過した作業者がいずれの区画エリアに入退場したのかを識別することができないと、各区画エリアが、走行エリア(危険エリア)と作業エリア(安全エリア)のうちいずれに該当するかを正確に識別することが困難となる。特にコークス炉上の操業では、上述したように走行エリア(危険エリア)と作業エリア(安全エリア)が交互に切り替わるため、作業者の各区画エリアへの入退場を判別できない上述のシステムではコークス炉上の操業に対応できない。
例えば従来の入退場を管理するシステムとして、GPSなどのロケーションシステムを用いたシステムがある。このようなシステムを用いた場合、炉上に入場した作業者の各区画エリアへの入退場および所在地を判別できるが、作業者が装着するビーコンユニットが常時電波を発信し続ける必要があるため、常に電池を消費する。炉上での作業は一日数時間に及び、作業中に電池切れや充電及び電池交換の付帯作業が発生してしまうため、実用に耐えられない。電波の発信間隔を空けると、電池の消耗を抑えることができるが、その間の作業者の追跡ができないため、装炭車と作業者が常に動き続けるコークス炉上では衝突事故の危険がある。したがって、このようなシステムではコークス炉上の操業に対応できない。
例えば従来の入退場を管理するシステムとして、シャッターや可動式フェンスなどで物理的に区画エリアを仕切るシステムがある。このようなシステムを用いた場合、走行エリアの切り替えのために装炭車の通行を妨げない程度の大型の設備が必要となるため、設置が困難である。
例えば従来の入退場を管理するシステムとして、炉上全体(管理対象エリア)をフェンスで囲い、フェンス内に作業者が入場する際に装炭車を停止するシステムがある。しかしながら、かかるシステムでは作業者の安全を確保できるが、作業者が炉上に入場する度に装炭車の操業を全停止するため、操業効率が大幅に低下する。
以上を鑑みて、コークス炉の炉上を管理対象エリアとした場合、作業者の安全を確保するための入退場管理システムは、下記(1)〜(4)の条件を満たす必要がある。
(1)管理対象エリアが屋外、粉塵、高温、水蒸気、腐食性ガスに曝される悪環境であっても、確実に作業者の入退場を認識すること。
(2)管理対象エリアを物理的な仕切り(フェンス等)を用いずに区画し、装炭車の走行エリア(危険エリア)と作業者の作業エリア(安全エリア)を区画すること。
(3)走行エリア(危険エリア)に作業者がいるかいないかがわかること。
(4)作業者にID識別用のタグ等を所有させる場合、長期間の使用でも電池切れや電池交換及び充電を必要としないこと。
さらに、下記(5)〜(6)の条件を満たすことで、作業者の安全をさらに確保することができる。
(5)管理対象エリアが広域であっても、確実に作業者の管理対象エリアへの入退場を認識すること。
(6)区画エリアの境界を通過する作業者の数と作業者の区画エリアへの入退場を計測することで、各区画エリア内に存在する作業者の人数を計測すること。
このようにすることで、管理対象エリア内の作業者の人数と、走行エリア内の作業者の人数と、作業エリア内の人数とを把握できる。そのため、管理対象エリアに入場した作業者のそれぞれのいるエリアを確実に把握することができ、作業者の安全性をより確実に確保することができる。
上記(1)〜(6)の条件を満たすべく、本実施形態の入退場管理システムでは、異なる種類(後述するエリアID)の磁場を発生させる複数の磁場発生装置を設置し、当該複数の異なる種類の磁場を識別できるRFIDを使用する。そして、磁場発生装置により発生した磁場を作業者が通過すると、作業者が所有するRFIDタグが起動してタグ情報を発信し、このタグ情報に基づいて、作業者の区画エリアへの入退場が認識され、当該作業者がいずれの区画エリアにいるかが認識される。以下、具体的な実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態にかかる入退場管理システムについて説明する。図1は、第1の実施形態にかかる入退場管理システム100の構成の概略を模式的に示す平面図である。なお、第1の実施形態において、入退場管理システム100の管理対象エリアAは、上述したようにコークス炉1の炉上である。
図1に示すように入退場管理システム100は、2つの磁場発生装置111、112、RFIDタグ120、及び制御装置130を有している。
磁場発生装置111、112は、それぞれ異なる種類の磁場E11、E12を発生させる。磁場E11、E12の種類を変更する方法は特に限定されるものではないが、例えば磁場E11、E12の波形、すなわち磁場E11、E12をパルス状に発生させる際のパルスのパターンを変更してもよい。あるいは、例えば磁場E11、E12の周波数や位相差などを変更してもよい。なお、以下の説明においては、これら磁場E11、E12を識別するIDをエリアIDと称する。
一対の磁場発生装置111、112は、炉上の略中央であって、石炭塔11上に並んで配置されている。詳細には、磁場発生装置111は区画エリアA2側に配置され、磁場発生装置112は区画エリアA3側に配置されている。
磁場発生装置111、112はそれぞれ、磁場E11、E12が区画エリアA1の短手方向(Y軸方向)をカバーするように設けられている。ここで、区画エリアA1の短手方向の幅は15m程度と大きい。このため、1つの磁場発生装置111で発生する磁場E11では、区画エリアA1の短手方向をカバーできない場合がある。そこで本実施形態では、一対の磁場発生装置111、111を区画エリアA1の短手方向両端部に設け、2つの磁場E11、E11で確実に区画エリアA1の短手方向をカバーするようにしている。同様に、磁場発生装置112、112も、区画エリアA1の短手方向両端部に一対に設けている。なお、例えば区画エリアA1の短手方向の幅が小さく、1つの磁場発生装置111、112で発生する磁場E11、E12がそれぞれ区画エリアA1の短手方向をカバーできる場合には、本実施形態のように一対に設ける必要はない。また、区画エリアA1の長手方向(X軸方向)においては、磁場発生エリアA11は磁場E11のみによってカバーされており、磁場発生エリアA12は磁場E12のみによってカバーされており、磁場発生エリアA13は磁場E11、E12の両方によってカバーされている。
図2に示すように磁場発生装置111、112はそれぞれ、区画エリアA1の短手方向端部に設けられた側壁50の内側面に設けられ、水平方向(Y軸方向)に磁場E11、E12を発生させる。かかる場合、例えば磁場発生装置を区画エリアA1の床面に設置する場合に比べて、磁場E11、E12は長い範囲をカバーすることができる。また、例えば磁場発生装置を区画エリアA1の床面に設置する場合、軌条20によって磁場が乱れる場合がある。この点、本実施形態のように磁場発生装置111、112を床面から離して側壁50に設けることで、磁場E11、E12に対する軌条20の影響を抑制することができる。なお、磁場発生装置111、112の設置場所は側壁50に限定されず、区画エリアA1の床面から鉛直方向に離間して設けられていればよい。例えば区画エリアA1の短手方向端部に支持部材(図示せず)を設け、磁場発生装置111、112は当該支持部材に設けられていてもよい。
磁場発生装置111、112はそれぞれ、RFIDタグ120からの信号を受信するRFIDリーダ121a、121bを有している。RFIDリーダ121a、121a(121b、121b)は、一対の磁場発生装置111、111(磁場発生装置112、112)のうち、いずれか一方に設けられていればよい。なお、RFIDリーダ121a、121bの配置や数は本実施形態に限定されるものでなく、磁場発生装置111、112とは別に設けられていてもよい。
RFIDタグ120は、複数の作業者が各々所有する。これら複数のRFIDタグ120はそれぞれ固有のタグIDを有し、作業者を識別することができる。なお、以下の説明においては、作業者と記載される場合、当該作業者はRFID120を所有しているものとする。
RFIDタグ120には、いわゆるセミアクティブ型のタグが用いられる。
RFIDタグ120は電池を内蔵し、磁場E11、E12によって起動してタグ情報を発信する。具体的には、RFIDタグ120には予め磁場E11、E12のエリアID(例えば、パルスパターン)が記憶されており、これらエリアIDに一致する磁場E11、E12を受信すると、RFIDタグ120は起動してタグ情報を発信する。RFIDタグ120から発信されるタグ情報には、当該RFIDタグ120のタグIDに加え、起動のきっかけとなった磁場E11、E12のエリアIDも含まれる。そして、RFIDタグ120から発信されたタグ情報は、RFIDリーダ121a、121bで受信され、さらに制御装置130に出力される。
制御装置130は、例えばコンピュータによって構成されている。制御装置130は、RFIDリーダ121a、121bから出力されたタグ情報に基づいて、作業者の区画エリアA1〜A3への入退場を把握し、当該作業者がどの区画エリアA1〜A3にいるかを判断する。
以下、制御装置130による作業者の所在エリアの判断方法について、図3を用いて説明する。図3は、例えば作業者(RFIDタグ120)が区画エリアA2から区画エリアA1を通って区画エリアA3に移動する場合について示している。なお、コークス炉1の操業中は、磁場発生装置111、112によって磁場E11、E12が常時発生している。
先ず、図3(a)に示すようにRFIDタグ120を有する作業者は磁場E11を通過する。この際、磁場E11は区画エリアA1の短手方向をカバーしているので、RFIDタグ120は確実に磁場E11を検知する。そして、磁場E11によってRFIDタグ120が起動し、タグIDとエリアIDを含むタグ情報が発信される。発信されたタグ情報は、RFIDリーダ121aで受信され、さらに制御装置130に出力される。制御装置130では、タグIDとエリアIDに基づいて、作業者が磁場E11を通過したことを認識する。
次に、図3(b)に示すように作業者は磁場E12を通過する。この際、磁場E12によってタグIDとエリアIDを含むタグ情報が発信され、制御装置130では、タグIDとエリアIDに基づいて、作業者が磁場E12を通過したことを認識する。
すなわち、磁場発生エリアA11の短手方向および長手方向では磁場E11が発生しており、磁場発生エリアA12の短手方向および長手方向では磁場E12が発生しており、磁場発生エリアA13の短手方向および長手方向では磁場E11、E12の両方が発生している。そのため、区画エリアA2にいたRFIDタグ120を有する作業者が区画エリアA1を通過して、区画エリアA3に移動すると、RFIDタグ120は磁場E11、磁場E12の順で起動される。この場合、RFIDタグ120を最後に起動した磁場は、磁場E12であるため、RFIDタグ120を有する作業者の所在エリアは区画エリアA3と推定される。
このように制御装置130では、作業者が通過する磁場E11、E12のエリアIDを順次検知することで、当該作業者の所在エリアを把握することができる。
なお、図3の例では、作業者が区画エリアA2から区画エリアA3に移動する場合について説明したが、作業者が異なる区画エリアA1、A2に移動する場合でも、同様の方法で、作業者の区画エリアA1〜A3への入退場を把握して、当該作業者の所在エリアを判断することができる。すなわち、区画エリアA3にいたRFIDタグ120を有する作業者が区画エリアA1を通過して、区画エリアA2に移動すると、RFIDタグ120は磁場E12、磁場E11の順で起動される。この場合、RFIDタグ120を最後に起動した磁場は、磁場E11であるため、RFIDタグ120を有する作業者の所在エリアは区画エリアA2と推定される。そして制御装置130では、このように各作業者の所在エリアを認識することで、各区画エリアA1〜A3における作業者の数を把握することも可能である。各区画エリアA1〜A3毎の作業者の数を把握することができるため、作業者の把握漏れを防ぐことができ、より確実に作業者の安全を確保することができる。
制御装置130では、このように把握される各区画エリアA1〜A3の作業者の数に基づいて、装炭車30の走行も制御する。図1に示したようにコークス炉1の操業状況によって、装炭車30の走行エリアT1、T2が切り替わる。例えば走行エリアT1の場合、制御装置130は、走行エリアT1(すなわち、区画エリアA1、A3)における作業者がゼロの場合に、当該走行エリアT1における装炭車30の走行を許可する。一方、例えば走行エリアT2の場合も同様に、制御装置130は、走行エリアT2(すなわち、区画エリアA1、A2)における作業者がゼロの場合に、当該走行エリアT2における装炭車30の走行を許可する。このように装炭車30の走行エリアがT1、T2のいずれであっても、作業者のいる区画エリアで装炭車30が走行するのを回避することができ、作業者の安全を確保することができる。なお、走行エリアT2における作業者の人数は、作業エリアS1のいるRFIDタグ120を有する作業者の人数と管理対象エリアAに入場したRFIDタグ120を有する作業者の人数とを基に判断される。
本実施形態の入退場管理システム100によれば、上述した条件(1)〜(6)を満たしつつ、区画エリアA1〜A3間のRFIDタグ120を有する作業者の入退場を管理し、当該作業者の区画エリアA1〜A3への入退場と所在エリアを把握することができる。さらに作業者の各区画エリアA1、A2、A3への入退場と所在エリアとをもとに装炭車30の走行を制御することで、作業者の安全を確保することができる。
条件(1)について、磁場発生装置111、112は、カメラやレーザー等光学式のセンサーに比べて耐環境性能に優れる。また作業者が所有するRFIDはタグ形状のRFIDタグ120であるため、容易にメンテナンスができる。このため、管理対象エリアAが屋外で、粉塵、高温、水蒸気、腐食性ガスに曝される悪環境であっても、磁場発生装置111、112とRFIDタグ120を用いて、区画エリアA1〜A3間の作業者の入退場を認識することができる。
条件(2)について、管理対象エリアAを物理的な仕切り(フェンス等)を用いずに区画エリアA1〜A3に区画し、装炭車30の走行エリアTと作業エリアSを区画しても、磁場発生装置111、112とRFIDタグ120を用いて、区画エリアA1〜A3間の作業者の移動を把握し、各区画エリアA1〜A3内の作業者の数、及び作業者が所有するタグIDを認識することができる。また、物理的な仕切りが不要であるため、管理対象エリアA内での大型の装炭車30の走行が妨げられることはない。さらに、物理的な仕切りが不要であるため、その仕切りの設置作業を省略することができる。
条件(3)および(6)について、磁場発生装置111、112とRFIDタグ120を用いて、区画エリアA1〜A3の境界を通過する作業者の数と作業者の区画エリアA1〜A3への入退場を把握することで、各区画エリアA1〜A3内に存在する作業者の数を把握することができる。
条件(4)について、RFIDタグ120はセミアクティブ型のタグであるため、その電池の消費を抑えることができる。また、走行エリアTと作業エリアSの境界である区画エリアA1にのみ磁場発生装置111、112を配置しているので、作業者が区画エリアA1にいるときにだけ、RFIDタグ120の電池が消費される。すなわち、作業エリアSで作業中には電池が消耗せず、電池の消費をさらに抑えることができる。このため、RFIDタグ120を長時間使用しても、電池交換や充電の必要がない。
条件(5)について、磁場発生装置111、112は、区画エリアA2、A3の境界である区画エリアA1内に設けられており、すなわち区画エリアA2、A3の境界にのみ設けている。したがって、管理対象エリアAがコークス炉1の炉上のように広域であっても、区画エリアA1〜A3間の作業者の入退場を認識することができる。
次に、第1の実施形態の変形例について説明する。図1に示すように入退場管理システム100は、計測装置140をさらに有していてもよい。計測装置140は、ゲート41に設けられ、当該ゲート41を通過する作業者の数を計測する。計測装置140の構成は特に限定されるものではないが、例えば磁場発生装置が用いられる。かかる場合、磁場発生装置111、112と同様に、ゲート41において磁場を発生させる。そして、作業者がゲート41を通過する際、磁場によってRFIDタグ120が起動してタグ情報が発信される。このタグ情報により、計測装置140ではゲート41を通過する作業者の数を計測する。あるいは、計測装置140には、従来からあるライトカーテンやトライポッド、カードリーダーなどを用いてもよい。
計測装置140で計測された作業者の数(作業者のタグID)は、制御装置130に出力される。制御装置130では、この計測結果に基づいて、管理対象エリアAにいる作業者の数を把握することができる。そして、制御装置130は、管理対象エリアA内の作業者の数と、作業エリアS内の作業者(RFIDタグ120)の数が一致した場合に、走行エリアTにおける装炭車30の走行を許可する。かかる場合、管理対象エリアA内の作業者全員を把握した上で、装炭車30の走行を制御するので、作業者の安全をより確実に確保することができる。
ところで、コークス炉1には、その炉上の管理対象エリアAの外側に通路が設けられており、磁場発生装置111、112で発生した磁場E11、E12は、この通路にまで及んでいる場合がある。かかる場合に、例えばRFIDタグ120を所有した作業者が通路を通過した場合、磁場E11、E12によってRFIDタグ120が起動しタグ情報を発信してしまう。そして、制御装置130では管理対象エリアAの外側にいる作業者までも認識するので、区画エリアA1〜A3の作業者の入退場を正確に把握することができない場合がある。
この点、本変形例のように管理対象エリアA内の作業者の数を把握しておくと、このような管理対象エリアA外の作業者を管理対象から外すことができる。特に管理対象エリアA内の作業者が所有するRFIDタグ120のタグIDまでをも把握しておくと、より確実になる。
なお、このように管理対象エリアA内の作業者の数を把握するためには、当該管理対象エリアAが本実施形態のように物理的なフェンス40で囲まれているのが好ましい。かかる場合、ゲート41以外から管理対象エリアAに作業者が入場することがないので、管理対象エリアA内の作業者の数を正確に把握することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態にかかる入退場管理システムについて説明する。図4は、第2の実施形態にかかる入退場管理システム200の構成の概略を模式的に示す平面図である。なお、第2の実施形態においても、入退場管理システム200の管理対象エリアAは、第1の実施形態と同様にコークス炉1の炉上である。
入退場管理システム200は、第1の実施形態の入退場管理システム100の磁場発生装置の配置を変更したものである。すなわち、図4に示すように入退場管理システム200は、4つの磁場発生装置211、212、213、214を有している。なお、その入退場管理システム200のその他の構成(RFIDタグ120、制御装置130、計測装置140)は、入退場管理システム100と同様であるので説明を省略する。
磁場発生装置211、212、213、214は、それぞれ異なる種類(エリアID)の磁場E21、E22、E23、E24を発生させる。なお、磁場発生装置211〜214の構成はそれぞれ、磁場発生装置111(112)と同様であるので説明を省略する。また、磁場発生装置211〜214はそれぞれRFIDリーダ121c〜121fを備え、RFIDタグ120から発信されたタグ情報は、RFIDリーダ121c〜121fで受信され、図4には図示しないがさらに制御装置130に出力される。
磁場発生装置211、212は、区画エリアA1、A2の境界を挟んでX軸方向に並べて配置されている。詳細には磁場発生装置211は区画エリアA2に配置され、磁場発生装置212は区画エリアA1に配置されている。同様に、磁場発生装置213、214は、区画エリアA1、A3の境界を挟んでX軸方向に並べて配置されている。詳細には磁場発生装置213は区画エリアA1に配置され、磁場発生装置214は区画エリアA3に配置されている。なお、磁場発生装置211、212との間の領域の長手方向および短手方向において、磁場E21、E22のうち少なくともいずれか一方が生じており、磁場発生装置213、214との間の領域の長手方向および短手方向において、磁場E23、E24のうち少なくともいずれか一方が生じていることが好ましい。このようにすることで、RFIDタグ120を有する作業者が磁場発生装置211、212との間の領域を通過した場合、確実に当該作業者の所在エリアおよび移動方向を把握することができる。なお、磁場発生装置211、212により発生する磁場E21、E22は互いに重なりあっていてもよく、また磁場発生装置213、214により発生する磁場E23、E24も互いに重なりあっていてもよい。
以下、制御装置130による作業者の所在エリアの判断方法について、図5を用いてする。図5は、例えば作業者(RFIDタグ120)が区画エリアA2から区画エリアA1を通って区画エリアA3に移動する場合について示している。なお、コークス炉1の操業中は、磁場発生装置211〜214によって磁場E21〜E24が常時発生している。
図5(a)〜(d)に示すように、作業者は磁場E21〜E24を順次通過する。そうすると、各磁場E21〜E24によってRFIDタグ120が起動し、タグIDとエリアIDを含むタグ情報が発信される。発信されたタグ情報は、RFIDリーダ121c〜121fで受信され、さらに制御装置130に出力される。制御装置130では、タグIDとエリアIDに基づいて、作業者が磁場E21〜E24を順次通過したことを認識する。そして制御装置130では、作業者の区画エリアA1〜A3への入退場を把握し、最後に検知した磁場E24のエリアIDによって、作業者が現在、区画エリアA3にいることを判断することができる。
このように入退場管理システム200では、作業者の区画エリアA1〜A3への入退場を把握することができ、その結果、第1の実施形態の入退場管理システム100と同様に、各区画エリアA1〜A3における作業者の数を把握することができる。また、この作業者の数に基づいて、あるいはさらに計測装置140で計測される管理対象エリアAにいる作業者の数に基づいて、装炭車30の走行を制御し、作業者の安全を確保することができる。
以上より、第2の実施形態でも、上述した第1の実施形態と同様の効果を享受することができる。しかも、本実施形態では、区画エリアA1〜A3の境界の両側に磁場発生装置211〜214を配置しているので、作業者が境界を通過したことをより確実に把握することができ、作業者の所在エリアを正確に把握することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態にかかる入退場管理システムについて説明する。図6は、第3の実施形態にかかる入退場管理システム300の構成の概略を模式的に示す平面図である。
第3の実施形態の入退場管理システム300は、第1の実施形態及び第2の実施形態とは、その管理対象エリアが異なる。すなわち、図6に示すように入退場管理システム300の管理対象エリアBは、コークス炉1の炉側面のエリアである。炉側面のエリアとは、例えばコークス炉1の側方にあるエリアであって、押出機やガイド車が走行するエリアである。
コークス炉1の炉側面のエリアには、作業者が横断する横断通路60が、コークス炉1の短手方向(Y軸方向)に延伸して設けられている。図6の例では横断通路60は2箇所に設けられ、この横断通路60を境界として、管理対象エリアBは区画エリアB1、B2、B3に区画される。区画エリアB1〜B3は、コークス炉1の長手方向(X軸方向)にこの順で配置されている。
コークス炉1の炉側面のエリアには、移動機として押出機70やガイド車(図示せず)が走行する。そして、これら押出機70やガイド車が走行するエリアが図1に示した走行エリアTに相当し、押出機70やガイド車が走行せず作業者が作業するエリアが第1の実施形態の作業エリアSに相当する。
管理対象エリアBは、フェンス80で囲まれている。フェンス80には、作業者が管理対象エリアBに入退場するためのゲート81が複数箇所、図6の例では2箇所に設けられている。
入退場管理システム300は、第2の実施形態の入退場管理システム200の磁場発生装置の配置を変更したものである。すなわち、入退場管理システム300は、4つの磁場発生装置311、312、313、314を有している。なお、その入退場管理システム300のその他の構成(RFIDタグ120、制御装置130、計測装置140)は、入退場管理システム200と同様であるので説明を省略する。
磁場発生装置311、312、313、314は、それぞれ異なる種類(エリアID)の磁場E31、E32、E33、E34を発生させる。なお、磁場発生装置311〜314の構成はそれぞれ、磁場発生装置211(212〜214)と同様であるので説明を省略する。また、磁場発生装置311〜314はそれぞれRFIDリーダ121g〜121jを備え、RFIDタグ120から発信されたタグ情報は、RFIDリーダ121g〜121jで受信され、図6には図示しないがさらに制御装置130に出力される。
磁場発生装置311、312は、区画エリアB1、B2の境界の横断通路60を挟んでX軸方向に並べて配置されている。詳細には磁場発生装置311は区画エリアB1に配置され、磁場発生装置312は区画エリアB2に配置されている。同様に、磁場発生装置313、314は、区画エリアB2、B3の境界の横断通路60を挟んでX軸方向に並べて配置されている。詳細には磁場発生装置313は区画エリアB2に配置され、磁場発生装置314は区画エリアB3に配置されている。なお、磁場発生装置311、312との間の領域の長手方向および短手方向において、磁場E31、E32のうち少なくともいずれか一方によってカバーされており、磁場発生装置313、314との間の領域の長手方向および短手方向において、磁場E33、E34のうち少なくともいずれか一方によってカバーされていることが好ましい。このようにすることで、RFIDタグ120を有する作業者が磁場発生装置211、212との間の領域を通過した場合、確実に当該作業者の所在エリアおよび移動方向を把握することができる。なお、磁場発生装置311、312により発生する磁場E31、E32は互いに重なりあっていてもよく、また磁場発生装置313、314により発生する磁場E33、E34も互いに重なりあっていてもよい。
本実施形態における作業者の区画エリアB1〜B3への入退場及び所在エリアの判断方法は、第2の実施形態において図5を用いて説明した方法と同じである。そして、入退場管理システム300では、RFIDタグ120を有する作業者の区画エリアB1〜B3への入退場を把握することができ、その結果、第2の実施形態の入退場管理システム200と同様に、各区画エリアB1〜B3におけるRFIDタグ120を有する作業者の数を把握することができる。また、この作業者の数に基づいて、あるいはさらに計測装置140で計測される管理対象エリアBにいるRFIDタグ120を有する作業者の数に基づいて、押出機70又はガイド車の走行を制御し、作業者の安全を確保することができる。したがって、第3の実施形態でも、上述した第2の実施形態と同様の効果を享受することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、管理対象エリアはコークス炉1の炉上又は炉側面であったが、これに限定されない。例えば製鉄所における原料ヤードには、区画エリアの境界となる横断通路が存在し、また移動機として大型のクレーンが移動するため、このような原料ヤードにも本発明を適用することができる。
本発明は、移動機が走行可能な管理対象エリアにおいて、当該管理対象エリアを区画した区画エリア間の人の入退場を管理する際に有用である。
1 コークス炉
11 石炭塔
12、13 コークス炉団(炉団)
20 軌条
30 装炭車
40 フェンス
41 ゲート
50 側壁
60 横断通路
70 押出機
80 フェンス
81 ゲート
100、200、300 入退場管理システム
111〜112、211〜214、311〜314 磁場発生装置
120 RFIDタグ
121a〜121j RFIDリーダ
130 制御装置
140 計測装置
A、B 管理対象エリア
A1〜A3、B1〜B3 区画エリア
A11〜A13 磁場発生エリア
S(S1、S2) 作業エリア
T(T1、T2) 走行エリア
E11〜E12、E21〜E24、E31〜E34 磁場

Claims (14)

  1. 移動機が走行可能な管理対象エリアにおいて、当該管理対象エリアを区画した複数の区画エリア間の人の入退場を管理する入退場管理システムであって、
    前記管理対象エリア上の予め定められた領域に磁場を発生する複数の磁場発生装置と、
    前記管理対象エリア内に入場する人が所有し、前記磁場で起動してタグ情報を発信するRFIDタグと、
    前記RFIDタグから発信されたタグ情報を受信するRFIDリーダと、
    前記RFIDリーダで受信したタグ情報に基づいて、前記RFIDタグを所有する人の各区画エリア間の入退場を判断する制御装置と、を有し、
    前記複数の磁場発生装置は、
    第1磁場を発生する第1磁場発生装置と、
    前記第1磁場とは異なる第2磁場を発生する第2磁場発生装置と、を有し、
    前記タグ情報は、前記RFIDタグを識別する情報と、前記RFIDタグを起動させた前記磁場を識別する情報とを含むことを特徴とする、入退場管理システム。
  2. 前記複数の区画エリアは、
    前記第1磁場を中心として、前記第2磁場が発生する領域とは反対側の区画エリアである第1区画エリアと、
    前記第2磁場を中心として、前記第1磁場が発生する領域とは反対側の区画エリアである第2区画エリアと、
    前記第1区画エリアと前記第2区画エリアの間にある第3区画エリアと、を有し、
    前記第3区画エリアが、前記第1磁場のみが発生する磁場発生エリアと、前記第2磁場のみが発生する磁場発生エリアと、前記第1磁場及び前記第2磁場のいずれもが発生する磁場発生エリアとから構成されるように、前記第1磁場発生装置と第2磁場発生装置が配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の入退場管理システム。
  3. 前記複数の区画エリアは、第1区画エリアと第2区画エリアを有し、
    前記第1区画エリアと前記第2区画エリアは隣接して配置され、
    前記第1磁場と前記第2磁場とが前記第1区画エリアと前記第2区画エリアの境界を挟むように、前記第1磁場発生装置と前記第2磁場発生装置が配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の入退場管理システム。
  4. 前記管理対象エリアの各区画エリアは、
    前記移動機の走行が許可された区画エリアである走行エリアと、
    前記RFIDタグを所有する人の作業が許可された区画エリアである作業エリアと、に分類され、
    前記制御装置は、前記走行エリアに前記RFIDタグを所有する人がないと判断した場合に、当該区画エリアにおける前記移動機の走行を許可することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の入退場管理システム。
  5. 前記管理対象エリアに入退場する前記RFIDタグを所有する人の数を計測する計測装置を有し、
    前記管理対象エリアの各区画エリアは、
    前記移動機の走行が許可された区画エリアである走行エリアと、
    前記RFIDタグを所有する人の作業が許可された区画エリアである作業エリアと、に分類され、
    前記制御装置は、前記計測装置によって計測された前記管理対象エリア内の人が所有する前記RFIDタグの数と、前記作業エリアにある人が所有する前記RFIDタグの数とが一致した場合に、前記走行エリアにおける前記移動機の走行を許可することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の入退場管理システム。
  6. 前記制御装置は、前記管理対象エリアに入場し、かつ退場していない人が所有する前記RFIDタグのタグ情報に基づいて、前記移動機の走行許可の判断を行うことを特徴とする、請求項4又は5に記載の入退場管理システム。
  7. 前記磁場発生装置は、前記管理対象エリアの床面から鉛直方向に離間して設けられ、水平方向に磁場を発生させることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の入退場管理システム。
  8. 前記管理対象エリアは、物理的に囲われていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の入退場管理システム。
  9. 移動機が走行可能な管理対象エリアにおいて、当該管理対象エリアを区画した複数の区画エリア間の人の入退場を管理する入退場管理方法であって、
    前記管理対象エリア上の予め定められた領域に複数の磁場発生装置から磁場を発生し、
    前記複数の磁場発生装置のうち、第1磁場発生装置から第1磁場を発生し、第2磁場発生装置から前記第1磁場とは異なる第2磁場を発生し、
    前記磁場で起動してタグ情報を発信するRFIDタグを、前記管理対象エリア内に入場する人に所有させ、
    前記タグ情報は、前記RFIDタグを識別する情報と、前記RFIDタグを起動させた前記磁場を識別する情報とを含み、
    人が前記磁場を通過する際に、前記RFIDタグから発信されたタグ情報をRFIDリーダで受信し、当該RFIDリーダで受信したタグ情報に基づいて、前記RFIDタグを所有する人の各区画エリア間の入退場を判断することを特徴とする、入退場管理方法。
  10. 前記複数の区画エリアは、
    前記第1磁場を中心として、前記第2磁場が発生する領域とは反対側の区画エリアである第1区画エリアと、
    前記第2磁場を中心として、前記第1磁場が発生する領域とは反対側の区画エリアである第2区画エリアと、
    前記第1区画エリアと前記第2区画エリアの間にある第3区画エリアと、を有し、
    前記第3区画エリアが、前記第1磁場のみが発生する磁場発生エリアと、前記第2磁場のみが発生する磁場発生エリアと、前記第1磁場及び前記第2磁場のいずれもが発生する磁場発生エリアとから構成されるように、前記第1磁場発生装置と第2磁場発生装置から前記第1磁場と前記第2磁場が発生することを特徴とする、請求項9に記載の入退場管理方法。
  11. 前記複数の区画エリアは、第1区画エリアと第2区画エリアを有し、
    前記第1区画エリアと前記第2区画エリアは隣接して配置され、
    前記第1磁場発生装置と第2磁場発生装置から、前記第1区画エリアと前記第2区画エリアの境界を挟むように前記第1磁場と前記第2磁場とが発生することを特徴とする、請求項9に記載の入退場管理方法。
  12. 前記管理対象エリアの各区画エリアは、
    前記移動機の走行が許可された区画エリアである走行エリアと、
    前記RFIDタグを所有する人の作業が許可された区画エリアである作業エリアと、に分類され、
    前記走行エリアに前記RFIDタグを所有する人がないと判断した場合に、当該区画エリアにおける前記移動機の走行を許可することを特徴とする、請求項9〜11のいずれか一項に記載の入退場管理方法。
  13. 前記管理対象エリアに入退場する前記RFIDタグを所有する人の数を計測し、
    前記管理対象エリアの各区画エリアは、
    前記移動機の走行が許可された区画エリアである走行エリアと、
    前記RFIDタグを所有する人の作業が許可された区画エリアである作業エリアと、に分類され、
    前記計測された前記管理対象エリア内の人が所有する前記RFIDタグの数と、前記作業エリアにある人が所有する前記RFIDタグの数とが一致した場合に、前記走行エリアにおける前記移動機の走行を許可することを特徴とする、請求項9〜11のいずれか一項に記載の入退場管理方法。
  14. 前記管理対象エリアに入場し、かつ退場していない人が所有する前記RFIDタグのタグ情報に基づいて、前記移動機の走行許可の判断を行うことを特徴とする、請求項12又は13に記載の入退場管理方法。
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