JP2020016693A - 電子機器及びその制御方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】機器の小型化及び画像閲覧性向上を両立させつつ電力消費を抑制する。【解決手段】表示装置130は、表示装置130の背面においてカメラボディ112に保持され、第3パネル105の第2面が、カメラボディ112に保持される保持部(保持位置)となる。表示装置130は、互いに隣接する平面部(第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104e)の表示面同士が成す角度が可変に構成され、展開状態、途中状態、収納状態をとり得る。そしてCPU21は、途中状態では、保持部から最も遠い平面部(第1平面部104a)に画像を表示させると共に、それ以外の平面部の少なくとも1つには画像を表示させない。【選択図】図7

Description

本発明は、各々が独立して画像を表示可能な複数の表示部を備える表示装置を有する電子機器に関する。
従来、表示部の展開角度や展開状態に応じて表示部の表示状態を切り替えることで、様々な視線の角度から画像を閲覧できる電子機器が知られている。特許文献1には、自装置に対して回転可能に保持され1画面で構成される表示部を様々な角度に遷移させ、任意の角度から表示部を閲覧可能ないわゆるバリアングルモニタが開示されている。この技術では、表示部の回転操作を検知することで、画像の逐次表示を行うライブビューモードに移行する表示制御が実現される。
また、特許文献2では、可撓性を有する表示部を、ヒンジで連結された複数の支持体で支持し、ヒンジの回転によって展開状態と収納状態を成し、機器の小型化と表示範囲の大型化を両立する電子機器(携帯電話機)が開示されている。この技術によれば、折り曲げ可能なデバイスによる表示領域の大型化と機器の小型化を両立できるとされる。
特開2010−16896号公報 特開2005−114759号公報
しかしながら、特許文献1、2の電子機器は1画面しか有さず、閲覧性の向上の余地が少ない。また、特許文献2では、大型化した表示領域に画像を表示するので電力消費が多くなる。従って、仮に、電子機器に複数の表示部を備える構成とした場合、機器の大型化の抑制、画像閲覧性向上、電力消費量の増加抑制という要求を同時に満たすことが困難である。
本発明は、機器の小型化及び画像閲覧性向上を両立させつつ電力消費を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、筐体と、各々が独立して画像を表示可能な複数の表示部を備え、保持位置において前記筐体に保持された表示装置と、前記表示装置の表示を制御する制御手段と、を有し、前記表示装置において、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度が可変に構成され、前記複数の表示部は、前記保持位置から最も遠い第1の表示部と、前記保持位置において前記筐体に保持された表示部を含む少なくとも1つの第2の表示部とを含み、前記表示装置がとり得る状態として、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度の全てが第1の角度より大きい第1状態と、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度の全てが、前記第1の角度より小さい第2の角度より小さい第2状態と、前記第1状態または前記第2状態のいずれでもない第3状態とがあり、前記制御手段は、前記第3状態においては、前記第1の表示部に画像を表示させると共に、前記第2の表示部の少なくとも1つには画像を表示させないことを特徴とする。
本発明によれば、機器の小型化及び画像閲覧性向上を両立させつつ電力消費を抑制することができる。
電子機器の正面図、図1(a)のA−A線に沿う断面図である。 電子機器の斜視図である。 電子機器の模式的側面図である。 電子機器のブロック図である。 各平面部の表示例を示す模式図である。 電子機器の模式的側面図である。 表示制御処理のフローチャートである。 電子機器の模式的側面図である。 電子機器の模式的側面図である。 表示制御処理のフローチャートである。 各平面部の表示例を示す模式図である。 電子機器の模式的側面図である。 表示制御処理のフローチャートである。 電子機器の模式的側面図である。 電子機器の模式的側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る電子機器の正面図である。図1(b)は図1(a)のA−A線に沿う断面図である。この電子機器100は、筐体としてのカメラボディ112と表示装置130とを有する。表示装置130は、図1(b)において点線部で囲まれた部分である。カメラボディ112は、後述する撮像素子6及びレンズユニット4(図4)を含む撮像部を有し、光軸O(撮像光軸)方向にある被写体を撮影することができる。以降、電子機器100の方向を、XYZ座標軸を基準として呼称する。A−A線はY方向に平行である。光軸OはZ方向に略平行である。説明の便宜上、Z方向において表示装置130がある側(+Z方向)を正面側、被写体側(−Z方向)を背面側とする。
まず、表示装置130の構成を説明する。表示装置130は、いずれもステンレスなどの金属からなる矩形平板形状の第1パネル101、第2パネル102及び第3パネル105を有する。第1パネル101は、X軸と平行な一辺の両端にヒンジ部101aを備えている。また第2パネル102は、X軸と平行な一辺の両端にヒンジ部102aを備えている。ヒンジ部101aとヒンジ部102aとは、X軸と平行な回転軸AX0を中心に回転可能に連結される。これにより、第1パネル101と第2パネル102とは、回転軸AX0を中心に相対的に回動可能となる。ヒンジ部101aとヒンジ部102aとを合わせて第1ヒンジと呼称する。第2パネル102を基準とした第1パネル101の回転角度をθaとする。角度θaがとり得る値は少なくとも0〜180°であり、図1ではθa=180°となっている。
第2パネル102は、X軸と平行であってヒンジ部102aとは逆側の一辺の両端にヒンジ部102dを備えている。また、第3パネル105は、X軸と平行な一辺の両端にヒンジ部105aを備えている。ヒンジ部102dとヒンジ部105aとは、X軸と平行な回転軸AX1を中心に回転可能に連結される。これにより、第2パネル102と第3パネル105とは、回転軸AX1を中心に相対的に回動可能となる。ヒンジ部102dとヒンジ部105aとを合わせて第2ヒンジと呼称する。第3パネル105を基準とした第2パネル102の回転角度をθbとする。角度θbがとり得る値は少なくとも0〜180°であり、図1ではθb=180°となっている。
このように、表示装置130は、第1パネル101、第2パネル102、第3パネル105、回転軸AX0を中心とするヒンジ部101a、102aを含む第1ヒンジ、回転軸AX1を中心とするヒンジ部102d、105aを含む第2ヒンジを有する。
ディスプレイ104は、有機ELで構成される矩形で薄いフィルム状のディスプレイであり、少なくとも一部に可撓性を有している。ディスプレイ104の一方の面が、表示内容を自在に変更可能な表示面となる。この表示面には静電容量式のタッチパネルが内蔵され、ユーザが指などでタッチすることで各種操作を行うことが可能である。ディスプレイ104における表示面の反対側には、各部材に固定されるための不図示の3つの両面テープが貼り付けられている。
ディスプレイ104は、X軸に平行な境界線F1〜F4によって、仮想的な5つの部分に分けられる。図1(a)の状態では、Y方向において、境界線F2、F1、F3、F4が順に位置し、5つの部分は順に、第1平面部104a、第1屈曲部104b、第2平面部104c、第2屈曲部104d、第3平面部104eである。第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104eが、複数の表示部に該当する。これら複数の表示部は、各々が独立して画像を表示可能である。第1パネル101に第1平面部104aの背面が貼り付けられ、第2パネル102に第2平面部104cの背面が貼り付けられ、第3パネル105に第3平面部104eの背面が貼り付けられている。
第1パネル101、第2パネル102、第3パネル105の各々の表裏のうち、図1に示すθa=θb=180°となる状態時に、+Z方向(後述する第3平面部104eの表示面の法線E方向)を向く面を第1面とし、その反対側面を第2面とする。本実施の形態では、パネル101、102、105のいずれも、第1面が、画像を表示可能な表示面(厳密にはディスプレイ104の表示面に対応する面)となる。上記した角度θa、θbは隣接するパネルの表示面同士が成す角度に該当する。図1に示す状態は、後述する展開状態に含まれる。図1に示す状態においては、パネル101、102、105の各第1面が互いに平行で同じ向きとなる。第1ヒンジの回転軸AX0、2ヒンジの回転軸AX1は、常に、パネル101、102、105の各第1面の法線に直交する。
なお、第1及び第2ヒンジは、第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104e間の角度を可変にする構造であれば他の構造でもよい。例えば、各パネルが弾性を有する屈曲部で回転可能に接続される構造でもよい。なお、第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104eは連続している必要はない。すなわち、互いに隣接する平面部の表示面同士が成す角度が可変に構成されていればよい。従って、例えば、第1、第2屈曲部がなく、第1平面部、第2平面部、第3平面部がそれぞれ別のディスプレイであってもよい。
次に、第1及び第2ヒンジによる各パネルの回動動作を説明する。図2(a)〜(c)は、第1及び第2ヒンジを回転させたときの電子機器100の斜視図である。図2(a)、(b)(c)はそれぞれ、θa=θb=180°、90°、0°の場合を示す。第1平面部104aの表示面、第2平面部104cの表示面、第3平面部104eの表示面の、それぞれの法線方向をA、C、Eとする。
表示装置130は、4個のビスによって表示装置130の背面においてカメラボディ112に保持されている。ここで表示装置130の背面とは、第3パネル105の第1面とは逆の第2面を指す。第3パネル105の第2面が、カメラボディ112に保持される保持部(保持位置)となる。第3パネル105はカメラボディ112に対して固定されるので、第3パネル105に固定される第3平面部104eの法線E方向は、常に+Z方向(カメラボディ112の撮像部の撮像方向とは逆)である。第1平面部104aは、保持部から最も遠い(離れた)表示部である。
図2(a)、(b)(c)はそれぞれ、展開状態(第1状態)、途中状態(第3状態)、収納状態(第2状態)の各一例を示している。途中状態は、展開状態または収納状態のいずれにも該当しない状態である。図3を用いて、展開状態、途中状態、収納状態を定義すると共に、各平面部の回動の態様を説明する。
図3(a)〜(e)は、電子機器100の模式的側面図である。各図において、第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104e内の黒塗り部は、画像が表示状態であることを示し、白塗り部は画像が非表示状態であることを示す。
本実施の形態では、角度θaと角度θbのいずれもが第1の角度θ1より大きい状態を、表示装置130の「展開状態」とする。第1の角度θ1は90°以上あることが望ましく、本実施の形態では一例として、第1の角度θ1が160°であるとする。また、角度θaと角度θbのいずれもが第2の角度θ2より小さい状態を、表示装置130の「収納状態」とする。第2の角度θ2は90°未満であることが望ましく、本実施の形態では一例として、第2の角度θ2が30°であるとする。なお、θ2<θ1である。
図3(a)に示す状態は、θa=θb=180°の展開状態であり、A方向、C方向、E方向はともに+Z方向である。すなわち、第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104eが互いに平行で、各表示面が同じ方向を向くようにディスプレイ104が展開されている。展開状態では、+Z方向に向かって表示される表示面積を大きくでき、表示される画像や文字情報の閲覧性(視認性)が高い。平面部104a、104c、104eには、例えば、撮像部で取得されたライブビュー画像が表示される。図3(b)も展開状態を示す。第1の角度θ1が90°以上あることが望ましいのは、いずれかの平面部と正対する方向から表示装置130を見たとき、平面部104a、104c、104eの全てを視認できるからである。
図3(b)の展開状態から各ヒンジを回転させると、第1屈曲部104b及び第2屈曲部104dが各ヒンジの回転に伴って屈曲し、ディスプレイ104が折り畳まれていく。図3(b)の展開状態から、回転軸AX0を中心に第2平面部104cが回動し、回転軸AX1を中心に第1平面部104aが回動すると、やがて、図3(c)に例示する途中状態に遷移する。図3(c)に示す状態は、θa=θb=90°の途中状態であり、C方向は+Y方向、A方向、E方向は+Z方向となっている。
図3(c)に示す途中状態からさらに各ヒンジを回転させると、やがて図3(d)に例示する収納状態に遷移する。図3(d)に示す状態は、θa=θb=0°の収納状態であり、C方向は−Z方向となり、A方向及びE方向は+Z方向となっている。言い換えると、第1パネル101の第2面と、第2パネル102の第2面とが略平行に対向し、第2パネル102の第1面と第3パネル105の第1面とが略平行に対向した状態となる。このようにディスプレイ104が折り畳まれることで、収納状態では、表示装置130をZ方向における寸法を小さくでき、電子機器100の携帯性が高くなる。
θa=θb=0°に至らない図3(e)に示す状態も収納状態に含まれる。第2の角度θ2が90°未満であることが望ましいのは、平面部104a、104c、104eの全てがZ方向から見て(光軸方向に)重畳することによる。すなわち、重畳しているディスプレイ104は、閲覧性が低く必ずしも画像を表示する必要がないので省電力が可能であり、さらに、電子機器100のZ方向への寸法が十分小さく携帯性が良い。従って、収納状態では携帯性が高く、省電力である。
このように、電子機器100はヒンジの回転によって収納状態と展開状態とに遷移可能であり、装置サイズが小さい収納状態と表示面積の大きい展開状態とを切り替えることで、携帯性と閲覧性を両立できる。
図4は、電子機器100のブロック図である。制御部2は、電子機器100の動作を統括的に制御する。制御部2は、制御手段としてのCPU21のほか、RAM22、ROM23を有する。ROM23にはCPU21が実行するプログラムが格納される。RAM22は、CPU21がプログラムを実行する際のワークエリアとなる。電子機器100の各部の動作は、CPU21からの指示に応じて制御される。
レンズ制御回路3は、レンズユニット4における不図示のズームレンズ、フォーカスレンズ、絞りなどの駆動を制御する。なお、レンズユニット4は、カメラボディ112と一体に設けられるが、レンズユニット4がカメラボディ112に対して着脱自在に設けられる構成でもよい。本実施の形態では、レンズユニット4と撮像素子6とを合わせて撮像部が構成される。
撮像素子6は、CMOS等の電荷蓄積型の撮像素子である。撮像素子6は、レンズユニット4を介して入射した光束(被写体の光学像)を光電変換することによってアナログ画像データを出力する。撮像制御回路5は、撮像素子6の動作および不図示のシャッタの駆動を制御する。撮像制御回路5は、撮像素子6の蓄積時間制御や蓄積した電荷の読み出しに関する制御を行う。
電源スイッチ9は、電子機器100の電源のオン/オフを指示するためのスイッチである。電源スイッチ9がオンされると、電子機器100の各部に電力が供給される。レリーズスイッチ11は、撮像部を有する電子機器100を撮像装置として使用する際に使用される。レリーズスイッチ11は、撮像部による静止画撮影の命令をするためのスイッチである。レリーズスイッチ11がオンされると、撮像部のシャッタが切られる。
モード切替えボタン12は、第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104eの表示モードを切り替えるボタンである。表示モードは電子機器100の用途に応じて複数存在する。例えば、電子機器100が撮像装置として使用される際、撮影時にライブビューを表示するライブビューモードがあり、撮影時以外では過去に撮影した画像を表示するモードあるいは各種情報を表示するモードがある。ユーザによるモード切替えボタン12の操作に応じて、制御部2は、表示モードを切り替える。
位置検出センサ20は、各ヒンジの回転角度を検出する角度センサによって実現される検出手段である。位置検出センサ20は、表示装置130の第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104eの相対位置を検出する。なお、隣接する平面部の表示面同士が成す角度を検出可能であれば、位置検出センサ20の構成は問わず、また、各平面部のカメラボディ112に対する位置を検出する構成であってもよい。
CPU21は、表示制御回路7を介して、第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104eに画像を表示する制御を行う。CPU21は、位置検出センサ20で検出された各平面部の相対位置に基づいて、画像を表示すべき平面部を決定する。CPU21は、モード切替えボタン12の操作に応じて現在のモードを特定し、モードに応じて各平面部に画像を表示させる。
次に、図5、図6を用いて、表示装置130の各平面部の回動状態と表示との関係について説明する。図5(a)〜(e)は、各平面部104a、104c、104eの表示例を示す模式図である。図6(a)〜(g)は、電子機器100の模式的側面図である。図6において、各平面部の黒塗り部は画像が表示状態であることを示し、白塗り部は画像が非表示状態であることを示す。
まず、上述した第1の角度θ1(160°)、第2の角度θ2(30°)に加えて、第3角度θ3、第4角度θ4を定義する。第3角度θ3は60°以上、第4の角度θ4は90°以上が望ましい。第3角度θ3が60°以上であるのが望ましい理由については図8で後述する。
本実施の形態では一例として、θ3=130°、θ4=90°であるとする。以下、ユーザからの指示がある場合を除いて表示条件を説明する。CPU21により、原則として次のように表示制御される。
収納状態においては、保持部から最も遠い表示部である第1平面部104aに画像が表示され、他の平面部は非表示とされる(図5(a))。この場合、保持部に保持された第3平面部104eの表示面の法線E方向における当該表示面の正面視において、保持部から最も遠い平面部(第1平面部104a)の表示面が視認可能であることを条件としてもよい。本実施の形態ではこの条件を適用する。本実施の形態ではこの条件は満たされる。展開状態においては、保持部においてカメラボディ112に保持された表示部である第3平面部104eに画像が表示され、他の平面部は非表示とされる(図5(b))。途中状態においては、第1平面部104aに画像が表示され、第1平面部104a以外の他の平面部の少なくとも1つは非表示とされる。例えば、他の平面部は全て非表示とされる(図5(a))。
ただし、途中状態であっても、隣接する平面部の組のうち、表示面同士が成す角度が第3の角度θ3より大きくなる組がある場合は、当該組を構成する平面部に画像が表示される。本実施の形態では、第1平面部104aと第2平面部104cとの組の表示面同士が角度θaを成し、第2平面部104cと第3平面部104eとの組の表示面同士が角度θbを成す。従って、角度θaまたは角度θbの少なくともいずれかが第3の角度θ3より大きい場合は、連続する表示領域に亘って画像が表示される(図5(d)、(e)、図6(e)、(f))。この場合、CPU21は、当該組を構成する平面部以外の平面部は非表示とする。なお、第3平面部104eに画像を表示する設定となっていた場合は、その設定を維持してもよい。
また、途中状態であっても、保持部においてカメラボディ112に保持された第3平面部104eの表示面とこれに隣接する第2平面部104cの表示面とが成す角度が第4の角度θ4より大きい場合は、第3平面部104eにも画像が表示される。つまり、θb>θ4である場合、図5(c)、図6(d)に示すような表示状態となる。以下、図5、図6を参照して具体例に則してさらに説明する。
図6(a)に示す状態は、θa=θb=25°である収納状態であり、図6(c)に示す状態はθa=100°、θb=30°の途中状態である。図6(c)に示す途中状態は、目線より低い位置にある被写体を撮影する際にとられると考えられる。図6(a)のような収納状態や図6(c)のような途中状態においては、保持部から最も離れた表示領域である第1平面部104aに画像が表示される(図5(a))。しかし、第2平面部104cと3平面部104eとには画像が表示されない。図6(a)の収納状態では、第2平面部104cと3平面部104eは第1平面部104aに遮られるため閲覧が困難だからである。また、図6(c)の途中状態では、第1平面部104aが最も閲覧性が高いが、第2平面部104c、第3平面部104eは第1パネル101によって遮られてしまい、閲覧が困難だからである。このように視認しやすい第1平面部104aにだけ画像を表示する制御を行うことで、閲覧性を維持しながら省電力が可能である。
図6(b)に示す状態は、θa=θb=165°の展開状態である。この状態では、第3平面部104eに画像が表示される(図5(b))。なぜなら、この展開状態で第1平面部104aに画像を表示すると、第1平面部104aを閲覧する目線Xと光軸Oの成す角度が大きくなり過ぎて閲覧性が低下するからである。つまり、第1平面部104aの位置がカメラボディ112から大きく離れるからである。一方、第3平面部104eについては、画面を閲覧する目線Xと光軸Oの成す角度は小さく、閲覧性が良いからである。従って、展開状態では第3平面部104eにだけ画像表示する制御を行うことで、閲覧性が高くなる。
図6(d)に示す状態は途中状態であり、これには、目線より高い位置の被写体を撮影する際に使用される場合(目線A)と、光軸方向の画面を見ながら撮影する場合(目線B)が考えられる。図6(d)の途中状態では、θb>θ4であるので、第1平面部104aと第3平面部104eとに画像が表示される(図5(c))。第2平面部104cは非表示とされる。これにより、閲覧性を維持しながら省電力が可能である。なお、第4の角度θ4が90°以上であるのが望ましいのは、第3平面部104eが他の平面部に遮られることなく閲覧容易となるからである。
なお、図6(d)の状態において、目線Bで撮影を行う場合は、第2平面部104cを視認することも容易なので、ユーザ設定により第2平面部104cに設定画面を表示させてもよい。その際、第1平面部104aは非表示としてもよい。
図6(e)に示す状態は、θa=80°、θb=165°の途中状態である。この状態では、θb>θ3であるので、途中状態であるにもかかわらず、第3平面部104e及び第2平面部104cに亘って画像が表示される(図5(d))。図6(f)に示す状態は、θa=180°、θb=90°の途中状態である。この状態では、θa>θ3であるので、途中状態であるにもかかわらず、第2平面部104c及び第1平面部104aに亘って画像が表示される(図5(e))。
ところで、本実施の形態では、表示装置130が展開状態、途中状態、収納状態のいずれであったとしても、CPU21は、ユーザからの指示が入力された場合は、当該指示に基づいて各表示部の表示を制御する。ユーザ指示を優先することで、ユーザの意思で表示設定を変更可能にして、ユーザにとって閲覧性の高い状態を提供できる。ユーザは、表示画面へのタッチ操作などにより、表示設定に関するユーザ指示を入力することができる。ユーザは、非表示となっている平面部をタッチすることで、その平面部に画像を表示させるよう、設定変更することができる。
例えば、図6(d)に示す、θa=10°、θb=90°の途中状態では、第1平面部104a、第3平面部104eに画像が表示され、第2平面部104cに画像が表示されていない。一方で、図6(g)に示すように、低い位置にある表示装置130に対し、目線Cからディスプレイ104を閲覧する際、第3平面部104eよりも第2平面部104cの方が閲覧性が高くなる。そこで、図6(d)に示す状態において、ユーザが第2平面部104cをタッチすることで、第2平面部104cを表示状態に移行させることができる。その際、第3平面部104eに画像が表示されたままだと、全平面部に画像が表示された状態となって消費電力が増加する。
そこで、図6(g)に示すように、CPU21は、第3平面部104eの表示を消すと共に第2平面部104cに画像を表示する、という制御を行う。これにより、閲覧性を維持しながら省電力が可能となる。なお、第2平面部104cに画像を表示する場合、第1平面部104aに画像を表示しない、という制御を行っても良い。つまり、タッチされた平面部以外の平面部を非表示としてもよい。
図7は、表示制御処理のフローチャートである。この処理は、CPU21が、ROM23に格納されたプログラムをRAM22に展開して実行することにより実現される。この処理は、電子機器100の電源スイッチ9のオンに応じて開始される。
ステップS101では、CPU21は、位置検出センサ20からの出力信号に基づき、現在の第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104eの各相対位置を検出する。この相対位置の検出では、具体的には、CPU21は角度θa、θbを取得する。なお、CPU21は、電源スイッチ9のオン以降は随時、位置検出センサ20の出力に基づく角度θa、θbの取得を継続する。
ステップS102では、CPU21は、角度θaと角度θbが共に第2の角度θ2より小さい(θa、θb<θ2)か否かを判別する。その結果、CPU21は、角度θaと角度θbが共に第2の角度θ2より小さいと判別した場合は、表示装置130は収納状態であると判断して、処理をステップS104に進める。ステップS104では、CPU21は、保持部から最も遠い第1平面部104aに画像を表示し、第2平面部104c、第3平面部104eには画像を表示しないよう設定する(図5(a)、図6(a))。その後、CPU21は、処理をステップS110へ進める。なお、表示設定はRAM22に記憶され、各ステップでの処理に従って逐次更新され得る。
また、ステップS102で、角度θaと角度θbの少なくともいずれかが第2の角度θ2より小さくないと判別した場合は、CPU21は、処理をステップS103に進める。ステップS103では、CPU21は、角度θaと角度θbが共に第1の角度θ1より大きい(θa、θb>θ1)か否かを判別する。その結果、CPU21は、角度θaと角度θbが共に第1の角度θ1より大きいと判別した場合は、表示装置130は展開状態であると判断して、処理をステップS106に進める。ステップS106では、CPU21は、保持部にて保持されている第3平面部104eに画像を表示し、第2平面部104c、第1平面部104aには画像を表示しないよう設定する(図5(b)、図6(b))。その後、CPU21は、処理をステップS110へ進める。
ステップS103で、角度θaと角度θbの少なくともいずれかが第1の角度θ1より大きくないと判別した場合は、CPU21は、表示装置130は途中状態であると判断して、処理をステップS105に進める。ステップS105では、CPU21は、第1平面部104a以外の少なくとも1つの平面部には画像を表示しないように設定する。本実施の形態では、CPU21は、第1平面部104aに画像を表示し、第2平面部104c、第3平面部104eには画像を表示しないよう設定する(図5(a)、図6(c))。その後、CPU21は、処理をステップS107へ進める。
ステップS107において、CPU21は、保持部に保持された平面部の表示面とこの平面部に隣接する平面部の表示面とが成す角度(ここでは角度θb)が、第4の角度θ4より大きい(θb>θ4)か否かを判別する。その結果、CPU21は、角度θbが第4の角度θ4より大きいと判別した場合は、処理をステップS109に進める。ステップS109では、CPU21は、保持部に保持された平面部にも画像を表示させるよう設定する。すなわち、本実施の形態では、CPU21は、現状の表示設定における第1平面部104aに加えて第3平面部104eにも画像を表示するよう設定する(図5(c)、図6(d))。その後、CPU21は、処理をステップS108へ進める。ステップS107で、CPU21は、角度θbが第4の角度θ4より大きくないと判別した場合は、処理をステップS108に進める。
ステップS108では、CPU21は、隣接する平面部の組のうち、表示面同士が成す角度が第3の角度θ3より大きくなる組があるか否かを判別する。上述のように、第1平面部104aと第2平面部104cとの組の表示面同士が角度θaを成し、第2平面部104cと第3平面部104eとの組の表示面同士が角度θbを成す。CPU21は、角度θaまたは角度θbの少なくともいずれかが第3の角度θ3より大きいと判別した場合は、処理をステップS111に進める。CPU21は、角度θa、θbのいずれも第3の角度θ3より大きくないと判別した場合は、処理をステップS110に進める。
ステップS111では、CPU21は、第3の角度θ3より大きい角度に対応する組を構成する2つの平面部に亘って画像を表示させるよう設定する。例えば、図6(e)の状態ではθb=165°>θ3であるので、CPU21は、第2平面部104cと第3平面部104eとに亘って(連続して)画像を表示するよう設定する(図5(d))。また、図6(f)の状態では、θa=180°>θ3であるので、CPU21は、第1平面部104aと第2平面部104cとに亘って画像を表示するよう設定する(図5(e))。このとき、CPU21は、第3平面部104eに画像を表示しない設定にする。なお、CPU21は、θa>θ3、θb>θ3が共に成立する場合は、平面部104a、104c、104eの全平面部に亘って画像を表示するよう設定してもよい。なお、ステップS109を経たことで、現在の表示設定が第3平面部104eに画像を表示する設定となっていた場合は、その設定を維持してもよい。その後、CPU21は処理をステップS110に進める。
なお、ステップS111で、CPU21は、隣接する2つの平面部に亘って画像を表示する場合、これら2つの平面部間にある屈曲部にも画像を表示させてもよい。例えば、角度θa、θbが共に第3角度θ3より大きいことで平面部104a、104c、104eの全てに画像を表示するよう設定された場合、第1屈曲部104b、第2屈曲部104dを含むディスプレイ104の全画面に画像を連結表示させてもよい。
ステップS110では、CPU21は、現在の表示設定に従って、ディスプレイ104に画像を表示させる。その後、ステップS112では、CPU21は、表示画面へのタッチ操作などによる、表示設定に関するユーザ指示があったか否かを判別する。ユーザは、例えば、非表示となっている平面部のうち表示させたい平面部の表示面にタッチする。そして、CPU21は、表示設定に関するユーザ指示がないと判別した場合は、処理をステップS115に進める。しかし、表示設定に関するユーザ指示があったと判別した場合は、CPU21は、処理をステップS113に進める。
ステップS113では、CPU21は、ユーザ指示に従って表示設定を変更する。例えば、CPU21は、タッチされた平面部に画像を表示し、それ以外の平面部の少なくとも1つには画像を表示させないよう設定する。なお、CPU21は、タッチされた平面部以外の全ての平面部に対して画像を表示しないように設定してもよい。次に、CPU21は、ステップS114で、変更後の表示設定に従ってディスプレイ104に画像を表示させる(例えば、図6(g))。その後、CPU21は、処理をステップS115に進める。
ステップS115では、CPU21は、撮影操作がなされたか否かを判別する。そして、CPU21は、撮影操作がなされないと判別した場合は、処理をステップS101に戻す。一方、撮影操作がなされたと判別した場合は、CPU21は、図7の一連の処理を終了する。
上述のように、第3角度θ3は60°以上であることが望ましい。この理由を図8で説明する。図8は、電子機器100の模式的側面図である。図8では、θb=60°である。図8に示す目線から第2平面部104c及び第3平面部104eを視認したとする。目線方向に投影される第2平面部104c及び第3平面部104eを併せた画像が視認される画像となり、これは範囲Sの画像となる。θb=60°であるので、範囲Sに射影された平面部104c、104eを併せた画像の見かけ上の大きさは、1つの平面部の画像の大きさと同等となる。従って、θbが60°以上であれば、隣接する2つの平面部104c、104eに連続表示した画像が、1つの平面部に表示した画像の大きさより大きくなる。以上から、隣接する2つの平面部に連続して画像を表示することで、視認される画像が拡大され、閲覧性が向上する。
本実施の形態によれば、表示装置130は、互いに隣接する平面部の表示面同士が成す角度が可変に構成され、展開状態、途中状態、収納状態をとり得る。そしてCPU21は、途中状態では、保持部から最も遠い平面部(第1平面部104a)に画像を表示させると共に、それ以外の平面部の少なくとも1つには画像を表示させない。よって、機器の小型化及び画像閲覧性向上を両立させつつ電力消費を抑制することができる。
また、展開状態においては、保持部において保持された表示部(第3平面部104e)に画像が表示され、これ以外の表示部に画像が表示されないので、筐体に近い表示部に画像を表示させて閲覧性を高めることができる。
また、収納状態においては、保持部から最も遠い第1平面部104aに画像が表示され、他の平面部は非表示とされる。法線E方向における第3平面部104eの表示面の正面視において、第1平面部104aの表示面が視認可能である。従って、閲覧性を維持すると共に、閲覧困難な表示部を非表示にして電力消費を低減することができる。
また、途中状態であっても、隣接する平面部の組のうち、表示面同士が成す角度が第3の角度θ3より大きくなる組がある場合は、当該組を構成する平面部に画像が表示される。隣接する2つの平面部に亘って画像表示されるので、閲覧性が高まる。
また、途中状態であっても、保持部において保持された平面部(第3平面部104e)の表示面とこれに隣接する平面部(第2平面部104c)の表示面とが成す角度θbが第4の角度θ4より大きい場合は、第3平面部104eにも画像が表示される。これにより、閲覧性を高めながら電力消費を低減することができる。
また、表示装置130がいずれの状態であっても、ユーザからの指示が入力された場合は、ユーザ指示に基づいて各表示部の表示が制御されるので、ユーザにとって閲覧性の高い状態を提供できる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、表示装置は4つの平面部を有する構成とする。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図9は、本実施の形態の電子機器200の模式的側面図である。電子機器200は、カメラボディ112と表示装置230とを有する。表示装置230はディスプレイ204を有する。ディスプレイ204は、第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104eに加えて、第4平面部104gを有する。表示装置230は、パネルとしては、第1パネル101、第2パネル102、第3パネル105に加えて、矩形平板形状の第4パネル106を有する。第4パネル106の第2面が、不図示の両面テープによってカメラボディ112に固定されている。従って、保持部に保持された平面部には、第4平面部104gが該当する。保持部から最も遠い平面部には第1平面部104aが該当する。
第4平面部104gの表示面の法線方向(+Z方向)をGとする。第3パネル105は、ヒンジ部105aとは逆側の一辺の両端に、ヒンジ部105dを備えている。また、第4パネル106は、X軸と平行な一辺の両端にヒンジ部106aを備えている。ヒンジ部105aとヒンジ部106aとは、X軸と平行な回転軸AX2を中心に回転可能に連結される。これにより、第3パネル105と第4パネル106とは、回転軸AX2を中心に相対的に回動可能である。ヒンジ部105aとヒンジ部106aを合わせて「第3ヒンジ」と呼称する。第4パネル106を基準とした第3パネル105の回転方向を図中のθcで示す。図9の例ではθa=θb=θc=25°である。第3平面部104eと第4平面部104gとの間には、第1屈曲部104bや第2屈曲部104dと同様の屈曲部がある。
本実施の形態では、角度θa、θb、θcのいずれもが第1の角度θ1より大きい状態が、表示装置230の「展開状態」である。角度θa、θb、θcのいずれもが第2の角度θ2より小さい状態が、表示装置230の「収納状態」である。収納状態、展開状態のいずれでもない状態が「途中状態」である。各角度θの定義及び例示値は第1の実施の形態と同じである。
第1の実施の形態では、収納状態では第1平面部104aに画像表示された。しかし、本実施の形態では、図9に示すθa=θb=θc=25°の収納状態において、すべての平面部の閲覧性が低い。そこで、いずれの平面部にも画像が表示されない。すなわち、法線G方向における第4平面部104gの表示面の正面視において、保持部から最も遠い平面部(第1平面部104a)の表示面が視認可能であることを条件としてもよい。本実施の形態ではこの条件を適用する。本実施の形態ではこの条件は満たされない。そのため、CPU21は、収納状態では第1平面部104aに画像が表示されないよう制御する。
図10と図11を参照して、表示制御を説明する。図10は、表示制御処理のフローチャートである。この処理の実行主体、実行条件、開始条件は、第1の実施の形態(図7)と同様である。図11(a)〜(f)は、各平面部104a、104c、104e、104gの表示例を示す模式図である。
ステップS201では、CPU21は、図7のステップS101と同様の処理を実行する。ステップS202では、CPU21は、角度θa、θb、θcが共に第2の角度θ2より小さい(θa、θb、θc<θ2)か否かを判別する。その結果、CPU21は、角度θa、θb、θcが共に第2の角度θ2より小さいと判別した場合は、表示装置230は収納状態であると判断して、処理をステップS204に進める。
ステップS204では、CPU21は、平面部に画像を表示しないよう設定する。なぜなら、図9に例示するように、収納状態では第1平面部104a、第2平面部104c、第3平面部104e、第4平面部104gはいずれも、隣接する平面部の背面に遮られ、閲覧性が良くないからである。特に、第1平面部104aにも表示させないのは、法線G方向における第4平面部104gの表示面の正面視において、第1平面部104aの表示面が視認可能でないからである。ステップ204の後、CPU21は、処理をステップS212へ進める。なお、表示設定はRAM22に記憶され、各ステップでの処理に従って逐次更新され得る。
ステップS202で、角度θa、θb、θcの少なくともいずれかが第2の角度θ2より小さくないと判別した場合は、CPU21は、処理をステップS203に進める。ステップS203では、CPU21は、角度θa、θb、θcが共に第1の角度θ1より大きい(θa、θb、θc>θ1)か否かを判別する。その結果、CPU21は、角度θa、θb、θcが共に第1の角度θ1より大きいと判別した場合は、表示装置230は展開状態であると判断して、処理をステップS206に進める。ステップS206では、CPU21は、保持部にて保持されている第4平面部104gに画像を表示し、その他の平面部には画像を表示しないよう設定する(図11(a))。その後、CPU21は、処理をステップS210へ進める。
ステップS203で、角度θa、θb、θcの少なくともいずれかが第1の角度θ1より大きくないと判別した場合は、CPU21は、表示装置230は途中状態であると判断して、処理をステップS205に進める。ステップS205では、CPU21は、保持部から最も遠い第1平面部104aに画像を表示し、それ以外の少なくとも1つの平面部には画像を表示しないように設定する。本実施の形態では、CPU21は、第1平面部104aに画像を表示し、平面部104c、104e、104gには画像を表示しないよう設定する(図11(b))。その後、CPU21は、処理をステップS207へ進める。
ステップS207において、CPU21は、保持部に保持された平面部の表示面とこの平面部に隣接する平面部の表示面とが成す角度(ここでは角度θc)が、第4の角度θ4より大きい(θc>θ4)か否かを判別する。その結果、CPU21は、角度θcが第4の角度θ4より大きいと判別した場合は、処理をステップS209に進める。ステップS209では、CPU21は、保持部に保持された平面部にも画像を表示させるよう設定する。すなわち、本実施の形態では、CPU21は、現状の表示設定における第1平面部104aに加えて第4平面部104gにも画像を表示するよう設定する(図11(c))。その後、CPU21は、処理をステップS208へ進める。ステップS207で、CPU21は、角度θcが第4の角度θ4より大きくないと判別した場合は、処理をステップS208に進める。
ステップS208では、CPU21は、隣接する平面部の組のうち、表示面同士が成す角度が第3の角度θ3より大きくなる組があるか否かを判別する。本実施の形態では、第1平面部104aと第2平面部104cとの組の表示面同士が角度θaを成し、第2平面部104cと第3平面部104eとの組の表示面同士が角度θbを成す。第3平面部104eと第4平面部104gとの組の表示面同士が角度θcを成す。CPU21は、角度θa、θb、θcの少なくともいずれかが第3の角度θ3より大きいと判別した場合は、処理をステップS211に進める。CPU21は、角度θa、θb、θcのいずれも第3の角度θ3より大きくないと判別した場合は、処理をステップS210に進める。
ステップS211では、CPU21は、図7のステップS111と同様の処理を実行する。例えば、θc>θ3の場合は、CPU21は、第3平面部104eと第4平面部104gとに亘って画像を表示するよう設定する(図11(d))。θb>θ3の場合は、CPU21は、第2平面部104cと第3平面部104eとに亘って画像を表示するよう設定する(図11(e))。θa>θ3の場合は、CPU21は、第1平面部104aと第2平面部104cとに亘って画像を表示するよう設定する(図11(f))。なお、ステップS209を経たことで、現在の表示設定が第4平面部104gに画像を表示する設定となっていた場合は、その設定を維持してもよい。
なお、CPU21は、θc>θ3、θb>θ3が同時に成立する場合は、平面部104c、104e、104gに亘って画像を表示するよう設定してもよい。また、CPU21は、θb>θ3、θa>θ3が同時に成立する場合は、平面部104a、104c、104eに亘って画像を表示するよう設定してもよい。また、CPU21は、θa>θ3、θc>θ3が同時に成立する場合は、全平面部に亘って画像を表示するよう設定してもよい。その後、CPU21は処理をステップS210に進める。なお、CPU21は、隣接する2つの平面部に亘って画像を表示する場合、これら2つの平面部間にある屈曲部にも画像を表示させてもよい。
ステップS210、S212〜S215の処理は、図7のステップS110、S112〜S115と同様である。ステップS215で、CPU21は、撮影操作がなされないと判別した場合は、処理をステップS201に戻す一方、撮影操作がなされたと判別した場合は、図10の一連の処理を終了する。
ところで、図9に示す収納状態では、保持部から最も離れた第1平面部104aが、−Z方向視で外観に現れないため、第1平面部104aに画像が表示されない。一方で、図9の状態では、第1平面部104aが接着されている第1パネル101が、―Z方向における外力に対して画面保護の役割を果たす。
本実施の形態によれば、機器の小型化及び画像閲覧性向上を両立させつつ電力消費を抑制することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、収納状態では、−Z方向視で外観に現れない第1平面部104aにも画像が表示されないので、電力消費の低減効果を高めることができる。
以上説明したように、本発明の適用に関し、画像を表示する平面部(表示部)の個数は複数あればよく個数は限定されない。従って、本発明は、平面部が5つ以上であっても適用可能であり、また、平面部が2つであっても適用可能である。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態では、画像を表示する平面部(表示部)が2つの表示装置を例にとって説明する。その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
図12は、本実施の形態の電子機器300の模式的側面図である。電子機器300は、カメラボディ112と表示装置330とを有する。表示装置330はディスプレイ304を有する。ディスプレイ304は、第3平面部104e、第4平面部104gを有する。表示装置330は、パネルとしては、第3パネル105、第4パネル106を有する。第4パネル106の第2面が、不図示の両面テープによってカメラボディ112に固定されている。従って、保持部に保持された平面部には、第4平面部104gが該当する。保持部から最も遠い平面部には第3平面部104eが該当する。
本実施の形態では、角度θcが第1の角度θ1より大きい状態が、表示装置330の「展開状態」である。角度θcが第2の角度θ2より小さい状態が、表示装置330の「収納状態」である。収納状態、展開状態のいずれでもない状態が「途中状態」である。各角度θの定義及び例示値は第2の実施の形態と同じである。図12では、角度θcが第2の角度θ2より小さいので、表示装置330は収納状態である。
本実施の形態では、図12に示す収納状態において、2つの平面部のいずれも閲覧性が低い。そこで、いずれの平面部にも画像が表示されない。すなわち、法線G方向における第4平面部104gの表示面の正面視において、保持部から最も遠い第3平面部104eの表示面が視認可能であることを条件としてもよい。本実施の形態ではこの条件を適用する。本実施の形態ではこの条件は満たされない。そのため、CPU21は、収納状態では第3平面部104eに画像が表示されないよう制御する。なぜなら、収納状態では第3平面部104eの背面に遮られ、第3平面部104eの閲覧性が低いからである。
図13は、表示制御処理のフローチャートである。この処理の実行主体、実行条件、開始条件は、第2の実施の形態(図10)と同様である。
ステップS301では、CPU21は、図10のステップS201と同様の処理を実行する。ステップS302では、CPU21は、角度θcが第2の角度θ2より小さい(θc<θ2)か否かを判別する。その結果、CPU21は、角度θcが第2の角度θ2より小さいと判別した場合は、表示装置330は収納状態であると判断して、処理をステップS304に進める。
ステップS304では、CPU21は、ステップS204と同様の処理を実行し、処理をステップS312に進める。なお、表示設定はRAM22に記憶され、各ステップでの処理に従って逐次更新され得る。
ステップS302で、角度θcが第2の角度θ2より小さくないと判別した場合は、CPU21は、処理をステップS303に進める。ステップS303では、CPU21は、角度θcが第1の角度θ1より大きい(θc>θ1)か否かを判別する。その結果、CPU21は、角度θcが第1の角度θ1より大きいと判別した場合は、表示装置330は展開状態であると判断して、処理をステップS306に進める。ステップS306では、CPU21は、保持部にて保持されている第4平面部104gに画像を表示し、その他の平面部(第3平面部104e)には画像を表示しないよう設定する。その後、CPU21は、処理をステップS310へ進める。
ステップS303で、角度θcが第1の角度θ1より大きくないと判別した場合は、CPU21は、表示装置330は途中状態であると判断して、処理をステップS305に進める。ステップS305では、CPU21は、保持部から最も遠い第3平面部104eには画像を表示し他の平面部(第4平面部104g)には画像を表示しないように設定する。その後、CPU21は、処理をステップS308へ進める。
ステップS308では、CPU21は、隣接する平面部の組のうち、表示面同士が成す角度が第3の角度θ3より大きくなる組があるか否かを判別する。本実施の形態では、第3平面部104eと第4平面部104gとの組の表示面同士が角度θcを成す。CPU21は、角度θcが第3の角度θ3より大きいと判別した場合は、処理をステップS311に進める。CPU21は、角度θcが第3の角度θ3より大きくないと判別した場合は、処理をステップS310に進める。
ステップS311では、CPU21は、図10のステップS211と同様の処理を実行する。従って、θc>θ3の場合は、CPU21は、第3平面部104eと第4平面部104gとに亘って画像を表示するよう設定する。その後、CPU21は処理をステップS310に進める。
ステップS310、S312〜S315の処理は、図10のステップS210、S212〜S215と同様である。ステップS315で、CPU21は、撮影操作がなされないと判別した場合は、処理をステップS301に戻す一方、撮影操作がなされたと判別した場合は、図13の一連の処理を終了する。
本実施の形態によれば、機器の小型化及び画像閲覧性向上を両立させつつ電力消費を抑制することに関し、第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、収納状態では、−Z方向視で外観に現れない第3平面部104eにも画像が表示されないので、電力消費の低減効果を高めることができる。
(第4の実施の形態)
図14は、第4の実施の形態の電子機器400の模式的側面図である。電子機器400は、カメラボディ112と表示装置430とを有する。表示装置430はディスプレイ404を有する。表示装置430は、パネルとしては、第3パネル105、第4パネル106を有する。ディスプレイ404は、第3平面部104e、第4平面部104gに加えて第5平面部104zを有する。第3パネル105において、第3平面部104eの反対側に第5平面部104zを有する点が、第3の実施の形態と異なる。第4パネル106の第2面が、不図示の両面テープによってカメラボディ112に固定されている。従って、保持部に保持された平面部には、第4平面部104gが該当する。保持部から最も遠い平面部には第5平面部104zが該当する。
本実施の形態では、角度θcが第1の角度θ1より大きい状態が、表示装置430の「展開状態」である。角度θcが第2の角度θ2より小さい状態が、表示装置430の「収納状態」である。収納状態、展開状態のいずれでもない状態が「途中状態」である。各角度θの定義及び例示値は第3の実施の形態と同じである。図14では、角度θcが第2の角度θ2より小さいので、表示装置430は収納状態である。
収納状態においては、第5平面部104zにだけ画像が表示される。法線G方向における第4平面部104gの表示面の正面視において、保持部から最も遠い第5平面部104zの表示面が視認可能であることを条件としてもよい。本実施の形態ではこの条件を適用する。本実施の形態ではこの条件は満たされる。従って、CPU21は、第3の実施の形態とは異なり、収納状態では、保持部から最も遠い第3パネル105の第5平面部104zに画像を表示し、第3平面部104e、第4平面部104gには画像を表示しないよう設定する。第5平面部104zに画像を表示するのは、第5平面部104zは−Z方向視で外観に現れ、閲覧性が高いからである。
展開状態では、第4平面部104gに画像が表示される。途中状態においては、第3平面部104eに画像が表示される。θc>θ4である場合は、途中状態であっても第4平面部104gに画像が表示される。θc>θ3である場合は、途中状態であっても第3平面部104e及び第4平面部104gに画像が表示される。なお、ユーザ指示に基づく各平面部の表示制御は適用される。
本実施の形態によれば、機器の小型化及び画像閲覧性向上を両立させつつ電力消費を抑制することに関し、第3の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(第5の実施の形態)
図15は、第5の実施の形態の電子機器500の模式的側面図である。電子機器500は、カメラボディ112と表示装置530とを有する。表示装置530はディスプレイ504、505、506を有する。本実施の形態では、第4の実施の形態に対し、第5パネル107が加わる。ただし、電子機器500では、電子機器400に対し、表示装置430の第3パネル105の回転軸AX2から自由端までの長さを短くしている。
第4パネル106は、ヒンジ部106aとは逆側の一辺の両端に、ヒンジ部106dを備えている。また、第5パネル107は、X軸と平行な一辺の両端にヒンジ部107aを備えている。ヒンジ部107aとヒンジ部106aとは、X軸に平行な回転軸AX3を中心に回転可能に連結され。これにより、第4パネル106と第5パネル107とは、回転軸AX3を中心に相対的に回動可能である。ヒンジ部107aとヒンジ部106dを合わせて「第4ヒンジ」と呼称する。第4パネル106を基準とした第5パネル107の回転方向を図中のθdで示し、図15ではθc=θd=25°となっている。
ディスプレイ504は、第3平面部104e、第4平面部104g、第6平面部104hと、各平面部間の不図示の屈曲部を含む。また、ディスプレイ505は第7平面部104iを含み、ディスプレイ506は第5平面部104zを含む。第4パネル106の第2面が、不図示の両面テープによってカメラボディ112に固定されている。従って、保持部に保持された平面部には、第4平面部104gが該当する。保持部から最も遠い平面部には第5平面部104z及び第7平面部104iが該当する。
本実施の形態では、角度θc、θdが共に第1の角度θ1より大きい状態が、表示装置530の「展開状態」である。角度θc、θdが共に第2の角度θ2より小さい状態が、表示装置530の「収納状態」である。収納状態、展開状態のいずれでもない状態が「途中状態」である。各角度θの定義及び例示値は第4の実施の形態と同じである。図15では、角度θc、θdが共に第2の角度θ2より小さいので、表示装置530は収納状態である。
収納状態においては、保持部から最も遠い第5平面部104z及び第7平面部104iにだけ画像が表示される。これは、平面部104e、104g、104hは第3パネル105に遮られて閲覧性が低いが、平面部104z、104iは収納状態でも外部に現れていて閲覧性が高いからである。
展開状態では、第4平面部104gに画像が表示される。なお、途中状態においては、CPU21は、第4パネル106と第5パネル107との関係を、第4の実施の形態(図14)における第4パネル106と第3パネル105との関係と同一視して表示制御を行ってもよい。また、CPU21は、第4パネル106と第3パネル105との関係を、第4の実施の形態(図14)における第4パネル106と第3パネル105との関係と同一視して表示制御を行ってもよい。
あるいは、他の実施の形態とは異なり、CPU21は、角度θc、θd<90°の場合は平面部104z、104iにだけ画像を表示させ、角度θc、θd≧90°の場合は第4平面部104gにだけ画像を表示させてもよい。ただし、ユーザ指示に基づく各平面部の表示制御は適用される。
本実施の形態によれば、機器の小型化及び画像閲覧性向上を両立させつつ電力消費を抑制することに関し、第4の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記各実施の形態では、各パネルを駆動する各ヒンジの軸が互いに略平行な場合を例示した。しかし、各ヒンジの軸が交差するような表示装置に対しても同様の表示制御を適用可能である。
また、上記各実施の形態では、それぞれが独立したパネルを複数連結した表示装置について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、連結部を備えることなく、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)など、柔軟性を備えた素子で形成された表示装置(所謂フレキシブルディスプレイ)に本発明を適用してもよい。この場合、フレキシブルディスプレイの表示領域を複数に分け、分割された表示領域を前述した各実施の形態における各パネルに相当させて、各表示領域の表示制御を行う構成であればよい。
なお、本発明は、表示機能を有する電子機器に適用可能であり、表示機能は内蔵に限らず、着脱可能な表示装置によって実現されてもよい。従って、電子機器は、撮像機能を備える撮像装置であってもよい。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
21 CPU
104a、104c、104e、104g、104h、104i、104z 平面部
112 カメラボディ
130、230、330、430、530 表示装置

Claims (13)

  1. 筐体と、
    各々が独立して画像を表示可能な複数の表示部を備え、保持位置において前記筐体に保持された表示装置と、
    前記表示装置の表示を制御する制御手段と、を有し、
    前記表示装置において、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度が可変に構成され、
    前記複数の表示部は、前記保持位置から最も遠い第1の表示部と、前記保持位置において前記筐体に保持された表示部を含む少なくとも1つの第2の表示部とを含み、
    前記表示装置がとり得る状態として、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度の全てが第1の角度より大きい第1状態と、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度の全てが、前記第1の角度より小さい第2の角度より小さい第2状態と、前記第1状態または前記第2状態のいずれでもない第3状態とがあり、
    前記制御手段は、前記第3状態においては、前記第1の表示部に画像を表示させると共に、前記第2の表示部の少なくとも1つには画像を表示させないことを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記第1状態においては、前記筐体に保持された表示部に画像を表示させると共に、それ以外の表示部に画像を表示させないことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第2状態で且つ、前記筐体に保持された表示部の表示面の法線方向における当該表示面の正面視において、前記第1の表示部の表示面が視認可能である場合は、前記制御手段は、前記第1の表示部に画像を表示させると共に、前記第2の表示部のいずれにも画像を表示させないことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第2状態で且つ、前記筐体に保持された表示部の表示面の法線方向における当該表示面の正面視において、前記第1の表示部の表示面が視認可能でない場合は、前記制御手段は、前記複数の表示部のいずれにも画像を表示させないことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、前記第3状態であっても、前記複数の表示部において隣接する表示部の組のうち、表示面同士が成す角度が第3の角度より大きくなる組がある場合は、当該組を構成する表示部に画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記制御手段は、前記第3状態であっても、前記筐体に保持された表示部の表示面と前記筐体に保持された表示部に隣接する表示部の表示面とが成す角度が第4の角度より大きい場合は、さらに、前記筐体に保持された表示部にも画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記制御手段は、前記第1、第2、第3状態のいずれの状態であっても、ユーザからの指示が入力された場合は、前記指示に基づいて前記複数の表示部の表示を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記表示装置において、隣接する前記表示部は互いに相対的に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 互いに隣接する前記表示部の表示面同士の成す角度を検出する検出手段を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 前記筐体は、被写体を撮像する撮像部を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電子機器。
  11. 前記筐体に保持された表示部の表示面の法線方向は、前記撮像部の撮像光軸と略平行であることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 筐体と、各々が独立して画像を表示可能な複数の表示部を備え、保持位置において前記筐体に保持された表示装置と、を有する電子機器の制御方法であって、
    前記表示装置において、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度が可変に構成され、
    前記複数の表示部は、前記保持位置から最も遠い第1の表示部と、前記保持位置において前記筐体に保持された表示部を含む少なくとも1つの第2の表示部とを含み、
    前記表示装置がとり得る状態として、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度の全てが第1の角度より大きい第1状態と、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度の全てが、前記第1の角度より小さい第2の角度より小さい第2状態と、前記第1状態または前記第2状態のいずれでもない第3状態とがあり、
    前記第3状態においては、前記第1の表示部に画像を表示させると共に、前記第2の表示部のいずれにも画像を表示させないよう制御することを特徴とする電子機器の制御方法。
  13. 筐体と、各々が独立して画像を表示可能な複数の表示部を備え、保持位置において前記筐体に保持された表示装置と、を有する電子機器の制御方法を、コンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記表示装置において、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度が可変に構成され、
    前記複数の表示部は、前記保持位置から最も遠い第1の表示部と、前記保持位置において前記筐体に保持された表示部を含む少なくとも1つの第2の表示部とを含み、
    前記表示装置がとり得る状態として、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度の全てが第1の角度より大きい第1状態と、互いに隣接する前記表示部の表示面同士が成す角度の全てが、前記第1の角度より小さい第2の角度より小さい第2状態と、前記第1状態または前記第2状態のいずれでもない第3状態とがあり、
    前記第3状態においては、前記第1の表示部に画像を表示させると共に、前記第2の表示部のいずれにも画像を表示させないよう制御することを特徴とするプログラム。
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