JP2020015181A - プリンタシステム、プリンタ制御装置、および、プリンタ制御方法 - Google Patents

プリンタシステム、プリンタ制御装置、および、プリンタ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 サーマルヘッドをより効率よく使用することができるプリンタシステム、プリンタ制御装置、および、プリンタ制御方法を提供する。【解決手段】 実施形態によるプリンタ制御装置は、サーマルヘッド207を備えたプリンタ装置200を制御するプリンタ制御装置100であって、プリンタ装置200の基本情報とサーマルヘッド207の総走行距離とを記録可能なメモリ104と、プリンタ装置200と通信可能な通信部102と、ユーザにより選択された情報に基づいて発行レイアウトを生成し、生成された発行レイアウトとプリンタ装置200の基本情報とに基づいて、サーマルヘッド207の走行距離を計算し、総走行距離に走行距離を加算して総走行距離の値を更新する制御部201と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、プリンタシステム、プリンタ制御装置、および、プリンタ制御方法に関する。
紙やプラスティックなど様々な媒体に文字、イラスト、画像等を印刷するサーマルプリンタが印刷装置として用いられている。例えば熱転写型のサーマルヘッドプリンタは、発熱素子を備えたサーマルヘッドと媒体との間にインクリボンを配置し、発熱素子に通電することにより熱せられたサーマルヘッドによりインクリボンを媒体に押し当てて、媒体にインクを転写して所定の文字等を印刷する。また、例えば昇華型のサーマルヘッドプリンタは、転写フィルムに印刷されているインクをサーマルヘッドにて昇華させて媒体の受容層に転写させる。また、例えば媒体として感熱記録媒体を用いる場合には、サーマルヘッドプリンタは、熱せられたサーマルヘッドを感熱記録媒体に押し当てて、所定の文字等を印刷する。
サーマルヘッドは、通電を繰り返すことにより発熱素子の性能が劣化したり、インクリボンや転写フィルムに押し当てたときに摩耗したりすることにより、劣化することが知られている。サーマルヘッドの劣化が進むと印刷の質が低下するため、質の良い印刷ができなくなる前にサーマルヘッドの交換を行うことが好ましい。しかしながら、サーマルヘッドの劣化は外見により判断することが困難であり、ユーザが使用中のサーマルヘッドの交換時期を確認することが難しかった。
従来のサーマルプリンタでは、プリンタのメモリにメンテナンスカウンタを形成して、このメンテナンスカウンタによりサーマルヘッドにより印字した印字ライン数及び用紙がサーマルヘッドに接触して搬送された距離、すなわち走行距離等をカウントし、サーマルヘッドの交換時期をユーザに提示することが提案されている。
特開平7−290733号公報
従来、プリンタ装置で走行距離をカウントする場合には、サーマルヘッドに走行距離をカウントするためのハードウエアを搭載する必要があった。そのため、様々なプリンタ装置に対してサーマルヘッドの交換時期を認識することが困難であった。
また、印刷を行う際のサーマルヘッドの発熱時間と走行距離とは、プリンタ装置により設定が異なるため、印刷枚数と実際のサーマルヘッドの劣化状態とが対応していない可能性があった。また、カラー印刷を行う場合と、モノクロ印刷を行う場合とで、走行距離が異なる場合も考えられる。
サーマルヘッドの交換時期の誤差が大きくなると、使用途中で交換が必要になる可能性があり、その場合にはプリンタを停止させなければならず、プリンタの稼働効率が低下してしまう可能性があった。また、誤った交換時期に基づいて、実際には未だ使用可能であるサーマルヘッドを交換してしまう可能性もあり、プリンタの運用コストを低く抑えることが難しかった。
本発明の実施形態によるプリンタシステム、プリンタ制御装置、および、プリンタ制御方法は、上記事情を鑑みて成されたものであって、サーマルヘッドをより効率よく使用することを目的とする。
実施形態によるプリンタ制御装置は、サーマルヘッドを備えたプリンタ装置を制御するプリンタ制御装置であって、前記プリンタ装置の基本情報と前記サーマルヘッドの総走行距離とを記録可能なメモリと、前記プリンタ装置と通信可能な通信部と、ユーザにより選択された情報に基づいて発行レイアウトを生成し、生成された前記発行レイアウトと前記プリンタ装置の基本情報とに基づいて、前記サーマルヘッドの走行距離を計算し、前記総走行距離に前記走行距離を加算して前記総走行距離の値を更新する制御部と、を備える。
また、実施形態によるプリンタシステムは、サーマルヘッドを備えたプリンタ装置を制御するプリンタ制御装置であって、前記プリンタ装置の基本情報と前記サーマルヘッドの総走行距離とを記録可能なメモリと、前記プリンタ装置と通信可能な通信部と、ユーザにより選択された情報に基づいて発行レイアウトを生成し、生成された前記発行レイアウトと前記プリンタ装置の基本情報とに基づいて、前記サーマルヘッドの走行距離を計算し、前記総走行距離に前記走行距離を加算して前記総走行距離の値を更新する制御部と、を備えたプリンタ制御装置と、前記サーマルヘッドを備えた前記プリンタ装置と、を備える。
また、実施形態によるプリンタ制御方法は、サーマルヘッドを備えたプリンタ装置を制御するプリンタ制御方法であって、サーマルヘッドを備えたプリンタ装置を制御するプリンタ制御方法であって、ユーザにより選択された情報に基づいて発行レイアウトを生成し、前記生成された発行レイアウトと、メモリに記録された前記プリンタ装置の基本情報とに基づいて、前記サーマルヘッドの走行距離を計算し、前記メモリに記録された前記サーマルヘッドの総走行距離に前記走行距離を加算して前記総走行距離の値を更新する。
本発明の実施形態によれば、サーマルヘッドをより効率よく使用することができるプリンタシステム、プリンタ制御装置、および、プリンタ制御方法を提供することができる。
図1は、一実施形態のプリンタシステムおよびプリンタ制御装置の一構成例を概略的に示すブロック図である。 図2は、一実施形態のプリンタ制御方法の一例について説明するためのフローチャートである。 図3は、IDカードの基材に印刷する個人データのテーブルの一例を示す図である。 図4は、IDカードに印刷される情報のレイアウトの一例を概略的に示す図である。
以下、一実施形態のプリンタシステム、プリンタ制御装置、および、プリンタ制御方法について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、一実施形態のプリンタシステムおよびプリンタ制御装置の一構成例を概略的に示すブロック図である。
本実施形態のプリンタシステムは、プリンタ制御装置100と、プリンタ装置200と、を備えている。
プリンタ装置200は、制御部201と、通信部202と、メモリ203と、モータドライバ204と、モータ205と、サーマルヘッドドライバ206と、サーマルヘッド207と、操作部208と、バス通信線209と、を備えている。
本実施形態では、プリンタ装置200は、例えば、サーマルヘッドプリンタであって、後述の印刷処理を実行可能となるようにアプリケーションソフトウエア(プログラム)をインストールしたものである。
通信部202は、有線又は無線通信により外部と通信可能に構成されている。通信部202は、例えば、LAN(Local Area Network)ネットワークにより外部と通信をしてもよく、インターネットにより外部と通信をしてもよい。
メモリ203は、例えば、制御部201により実行されるプログラムが記録されたROM(Read only memory)と、制御部201のワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)とを備えている。
モータ205は、例えば、プリンタ装置200内にて印刷媒体や転写フィルムを順次搬送させる手段に搭載され、印刷媒体の印刷面がインクリボンや転写フィルムを介してサーマルヘッドに接触する位置を通過させた後、プリンタ装置200の外部へ印刷媒体を排出させる。
モータドライバ204は、制御部201からの制御信号に従って、モータ205を駆動する駆動信号を出力する。
サーマルヘッド207は、通電により発熱する発熱素子(図示せず)を備えている。発熱素子は、サーマルヘッド207が例えばインクリボンや転写フィルムと接触する面が所定の温度となるように、サーマルヘッド207の一部に配置されている。サーマルヘッド207は、サーマルヘッドドライバ206からの駆動信号により駆動される。
サーマルヘッドドライバ206は、制御部201からの制御信号にしたがって、サーマルヘッド207を駆動する駆動信号を出力する。
操作部208は、ユーザが操作可能な操作ボタンや、キーボードなどのインタフェースを備えている。操作部208は、バス通信線209を介して、ユーザの操作による指令を制御部201へ送信する。
制御部201は、バス通信線209を介してプリンタ装置200の複数の構成と通信可能であって、プリンタ装置200に含まれる複数の構成を制御して印刷媒体への印刷動作を実行する。
制御部201は、例えば、CPU(central processing unit)やMPU(micro processing unit)などのプロセッサを少なくとも1つ備え、メモリ203に記録されたプログラムを実行することによりプリンタ装置200を動作させることができる。
プリンタ制御装置100は、制御部101と、通信部102と、表示部103と、メモリ104と、操作部106と、バス通信線107と、を備えている。
本実施形態では、プリンタ制御装置100は、例えば、パーソナルコンピュータであって、後述の処理を実行可能となるようにアプリケーションソフトウエア(プログラム)をインストールしたものである。
通信部102は、有線又は無線通信により外部と通信可能に構成されている。通信部102は、例えば、LAN(Local Area Network)ネットワークにより外部と通信をしてもよく、インターネットにより外部と通信をしてもよい。
メモリ104は、例えば、制御部101により実行されるプログラムが記録されたROM(Read only memory)と、制御部101のワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)とを備えている。メモリ104は、プリンタ装置の印刷設定に関するプリンタ情報105を備えている。
プリンタ情報105は、例えば、プリンタ装置200のサーマルヘッド207の総走行距離と、発行レイアウト情報と、プリンタ装置200の基本情報と、を含む。プリンタ制御装置100が複数のプリンタ装置の制御を行うときには、プリンタ情報105は複数のプリンタ装置の基本情報を含み得る。
プリンタ装置200の基本情報は、例えば、発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅(サーマルヘッド207が移動する方向における文字等が印字される範囲の幅)に対するサーマルヘッド207の走行距離(例えば通電したサーマルヘッド207がインクリボンや転写フィルムに加圧された状態で移動する距離)の変更の有無や、インクリボンタイプ(カラー印字用又はモノクロ印字用)、加圧のみの走行を行うか否かなど、プリンタ装置毎に設定された情報の少なくともいずれかを含む。
例えば、プリンタ装置200の基本情報は、発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅を用いてサーマルヘッド207の走行距離を算出するための情報を含んでいる。
プリンタ装置200の設定により、実際のサーマルヘッド207の走行距離は、発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅と異なる(走行距離の変更有である)ことがある。具体的には、プリンタ装置200の制御部201は、発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅の前後の範囲も、サーマルヘッド207を通電した状態でインクリボンや転写フィルムに加圧して移動させる場合が想定される。この場合には、サーマルヘッド207の走行距離は発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅と異なる値となる。更に、発行レイアウトに基づく印刷レイアウトに基づく印刷範囲の幅とサーマルヘッド207の走行距離との関係は、発行レイアウトによっても異なる可能性がある。
本実施形態のプリンタシステムおよびプリンタ制御装置100では、プリンタ装置200の基本情報に走行距離の変更有であることが含まれるときの、発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅とサーマルヘッド207の走行距離との関係を、予めメモリ104に記録することが可能である。
なお、発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅とサーマルヘッド207の走行距離との関係は、例えば、プリンタ装置200にて設定されているサーマルヘッド207やモータ205の制御情報から取得することが可能である。
例えば、プリンタ装置200の基本情報は、カラー印刷を行う際におけるサーマルヘッド207の移動距離を算出するための情報と、モノクロ印刷を行う際におけるサーマルヘッド207の移動距離を算出するための情報とを含んでいる。
すなわち、プリンタ装置200がカラー印刷を行うときとモノクロ印刷を行うときとで、サーマルヘッド207やモータ205の制御が異なるときには、発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅が同じであっても、サーマルヘッド207の走行距離がカラー印刷の場合とモノクロ印刷の場合とで異なる値になる可能性がある。例えば、プリンタ装置200がカラー印刷を行うときのサーマルヘッド207の走行距離がモノクロ印刷を行うときよりも長くなる場合や、逆に、プリンタ装置200がモノクロ印刷を行うときのサーマルヘッド207の走行距離がカラー印刷を行うときよりも長くなる場合が想定される。
そこで、本実施形態のプリンタシステムおよびプリンタ制御装置100では、メモリ104に、プリンタ装置200にて設定されているサーマルヘッド207やモータ205の制御情報に基づいて、カラー印刷を行う際におけるサーマルヘッド207の移動距離を算出するための情報と、モノクロ印刷を行う際におけるサーマルヘッド207の移動距離を算出するための情報とを予め記録することができる。
また、例えば、プリンタ装置200の基本情報は、サーマルヘッド207の発熱素子に通電しない状態で、サーマルヘッド207を走行させる(インクリボンや転写フィルムと接触した状態で移動させる)ときの、移動距離を算出するための情報を含んでいる。すなわち、プリンタ装置200の設定により、発熱させない状態でサーマルヘッド207をインクリボンや転写フィルムに押しあてて走行させる(加圧のみの走行を行う)ことがあり得る。
加圧のみによる走行であってもサーマルヘッド207が摩耗することが考えられるため、サーマルヘッド207の総走行距離を算出する際には、加圧のみの走行によるサーマルヘッド207の劣化も考慮することが望ましい。そのため、メモリ104には、プリンタ装置200にて設定されているサーマルヘッド207やモータ205の制御情報に基づいて、サーマルヘッド207の加圧のみの走行による移動距離を算出するための情報を予め記録することができる。
表示部103は、制御部101から供給された画像信号を表示可能である、液晶表示パネルや有機EL(electro luminescence)表示パネルなどの表示手段を備えている。表示部103は、制御部101からの制御信号により動作を制御される。
操作部106は、ユーザが操作可能な操作ボタンや、マウスや、キーボードなどのインタフェースを備えている。操作部106は、バス通信線107を介して、ユーザの操作による指令を制御部101へ送信する。
制御部101は、プリンタ制御装置100に含まれる複数の構成を制御可能に構成されている。制御部101は、例えば、CPU(central processing unit)やMPU(micro processing unit)などのプロセッサを少なくとも1つ備え、メモリ104に記録されたプログラムを実行することにより、プリンタ制御装置100を動作させることができる。
<動作>
以下に、プリンタ制御方法の一例について説明する。ここでは、IDカードを発行する際のプリンタシステムの動作の一例について説明する。
図2は、一実施形態のプリンタ制御方法の一例について説明するためのフローチャートである。
図3は、IDカードの基材に印刷する個人データのテーブルの一例を示す図である。
例えば、プリンタ制御装置100のメモリ104は、ID番号と氏名とを識別番号(NO)により関連付けた個人データのテーブルを備えていてもよい。なお、個人データのテーブルは、例えば、外付けの記録媒体(図示せず)から読み出されてもよく、外付けの記録媒体を介してプリンタ制御装置100のメモリ104に記録されてもよく、通信部102を介してプリンタ制御装置100に送信されてメモリ104に記録されてもよい。
最初に、ユーザは、プリンタ制御装置100の操作部106を操作して、IDカードに印刷する情報を選択する。ユーザは、例えば操作部106を操作して個人データの識別番号やID番号を指定することにより、IDカードに印刷する個人データを選択することが可能である。なお、ユーザは、複数の個人データを印刷対象として一度に選択することも可能である。(ステップS1)
続いて、プリンタ制御装置100の制御部101は、ユーザにより選択された個人データを印刷したIDカードの発行を開始する。(ステップS2)
制御部101は、メモリ104のプリンタ情報105に記録されている発行レイアウト情報を参照する。(ステップS3)
図4は、IDカードに印刷される情報のレイアウトの一例を概略的に示す図である。
なお、図4に示すサーマルヘッドの走行距離は、発行レイアウトに基づく印刷範囲(破線で囲んだ範囲)の幅と等しい場合を示すものであり、後述するプリンタ装置200の基本情報を考慮した結果を説明するものではない。
なお、発行レイアウトに基づく印刷範囲が1枚のIDカードに複数含まれる場合、複数の印刷範囲の幅は、例えば複数の印刷範囲を全て囲む範囲の幅を発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅としてもよく、例えばサーマルヘッド207が移動する方向において複数の印刷範囲が離間して配置されている場合は、複数の印刷範囲それぞれの幅の和を発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅としてもよい。
メモリ104には、複数のレイアウトを記録することが可能であり、ユーザは操作部106を操作することにより複数のレイアウトの中から印刷するレイアウトを選択可能である。このとき制御部101は、印刷対象である個人データをユーザにより選択されたレイアウトにて印刷したプレビューを表示部103に表示させてもよい。
制御部101は、発行レイアウト情報に基づいて、IDカードのレイアウトが決定すると、通信部102を介して、印刷するIDカードの発行データをプリンタ装置200へ送信する。IDカードの発行データは、例えば、印刷するIDカードのレイアウト基づいて、今回印刷する画像の配置位置や、選択された個人データの氏名やID番号の文字や数字の配置位置を設定したデータである。(ステップS4)
制御部101は、このとき送信する発行データに対応する個人データの識別番号や今回の発行データを識別するための識別子を、合わせてプリンタ装置200へ送信してもよい。
プリンタ装置200の制御部201は、通信部202を介して、プリンタ制御装置100から発行データを受信する。制御部201は、受信した発行データに基づいて、カード基材に画像や文字などを印字する位置を認識し、所定の位置に氏名とID番号とが印刷されるように、サーマルヘッド207とモータ205とを制御して、カード発行処理を行う。なお、プリンタ装置200は、サーマルヘッド207によりカード基材に印刷を行う前に、必要に応じて転写フィルムの生成などを行うことができる。(ステップS5)
なお、複数のIDカードを続けて発行する場合には、制御部201はプリンタ制御装置100から受信した発行データを一時的にメモリ203に記録して保存し、IDカードを一枚発行した後、順次メモリ203から読み出した発行データを用いて次のIDカードを発行する。
IDカードの発行が正常に終了すると、制御部201は通信部202を介して、今回のカード発行が正常に終了したことを通知する。このとき、制御部201は、例えば印刷が正常に終了した発行データに対応する個人データの識別番号や発行データを識別する識別子を、発行終了(正常終了)の通知と合わせてプリンタ制御装置100へ通知してもよい。(ステップS6)
プリンタ制御装置100の制御部101は、プリンタ装置200からカード発行終了の通知を受けると、今回の印刷処理によるサーマルヘッド207の走行距離を計算する。このとき制御部101は、メモリ104に記録されたプリンタ装置200の基本情報と、発行レイアウトとの情報に基づいて、サーマルヘッド207の走行距離を計算することができる。(ステップS7)
以下に、一例として、プリンタ装置200の基本情報は、印刷範囲の幅に対する走行距離の変更有、リボンタイプがモノクロ印字用であり、加圧のみの走行無しであるときのサーマルヘッド207の走行距離の計算について説明する。
例えば、走行距離の変更有であることから、制御部101は、メモリ104に記録されたプリンタ装置200の基本情報を参照し、発行レイアウトに基づく走行距離以外の部分において、サーマルヘッド207が通電した状態でインクリボンや転写フィルムに押し当てられて移動する距離を取得し、発行レイアウトに基づく走行距離と合わせてサーマルヘッド207の移動距離とすることができる。
また、例えば、リボンタイプがモノクロ印字用であることから、制御部101は、メモリ104に記録されたプリンタ装置200の基本情報を参照し、発行レイアウトに基づく走行距離以外の部分において、サーマルヘッド207が通電した状態でインクリボンや転写フィルムに押し当てられて移動する距離を取得し、発行レイアウトに基づく走行距離を合わせてサーマルヘッド207の移動距離とすることができる。
また、例えば、加圧のみの走行なしであることから、制御部101は、サーマルヘッド207の加圧のみの走行による走行距離を考慮せずに、サーマルヘッド207の移動距離を算出することができる。
なお、制御部101は、走行距離の変更の有無と、リボンタイプとの複数の条件に基づいて走行距離を計算することも可能である。例えば、走行距離の変更有で且つリボンタイプがモノクロ印字用であるときと、走行距離の変更無で且つリボンタイプがモノクロ印字用であるときと、走行距離の変更有で且つリボンタイプがカラー印字用であるときと、走行距離の変更無で且つリボンタイプがカラー印字用であるときと、のそれぞれについて、サーマルヘッド207やモータ205の制御情報に基づいてサーマルヘッド207の走行距離を計算してもよい。
また、加圧のみの走行がある場合には、制御部101は、例えば、加圧のみの走行距離に対して所定の係数(<1)をかけて、通電した状態でのサーマルヘッド207の走行距離の値に換算し、その結果を走行距離の計算に用いることができる。サーマルヘッド207の劣化の要因は、主に、通電による加熱と、加圧による摩擦とであると仮定すると、両者による劣化を100%としたときの加圧のみによるサーマルヘッド207の劣化分の割合を、加圧のみの走行距離にかけることにより、サーマルヘッド207の劣化に寄与する走行距離をより正確に計算することが可能となる。
制御部101は、上記のように計算したサーマルヘッド207の走行距離を、サーマルヘッド207の総走行距離のデータに加算して、更新した総走行距離の値をメモリ104に記録する。(ステップS8)
続いて、制御部101は、上記ステップS8にて更新した後のサーマルヘッド207の総走行距離の値を表示部103に表示させる。このとき、制御部101は、サーマルヘッド207の総走行距離を、IDカードの枚数分に換算した値を表示部103に表示させてもよい。(ステップS9)
例えば、IDカード1枚分のサーマルヘッド207の走行距離をAとして、これに基づいてサーマルヘッド207の交換時期を総発行カード枚数Bとして想定している場合、サーマルヘッド207の今回の総走行距離Cに対応するIDカードの総発行枚数はC/Aとなり、印刷可能なIDカードの枚数はB−(C/A)[枚]となる。
ユーザは、表示部103に表示されたサーマルヘッド207の総走行距離や、これまで印刷したIDカードの総発行枚数に基づいて、サーマルヘッド207の交換時期を確認することが可能である。
すなわち、本実施形態によれば、サーマルヘッドの走行距離をより正確に計算することが可能であり、サーマルヘッドをより効率よく使用することができるプリンタシステム、プリンタ制御装置、および、プリンタ制御方法を提供することができる。
なお、本実施形態のプリンタシステム、プリンタ制御装置、および、プリンタ制御方法は上記実施形態の記載に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、IDカードを印刷するプリンタシステムの動作の一例について説明したが、印刷される媒体はIDカード以外であっても構わない。
また、上述の実施形態では、プリンタ制御装置100とプリンタ装置200とは独立した構成であるものとして説明したが、プリンタ制御装置100とプリンタ装置200とは一体であっても構わない。なお、プリンタ装置200のメモリ容量はパーソナルコンピュータ等のメモリ容量よりも小さいことが多く、演算に用いる領域を十分確保するためにはプリンタ装置200のメモリ容量を大きくすることが望ましいが、上述の実施形態のようにプリンタ制御装置100をプリンタ装置200の外部装置とすることにより、汎用のプリンタ装置200にてプリンタシステムを実現することが可能となる。
また、例えば、上記実施形態では、プリンタ装置200からカード発行終了の通知を受けた後に、プリンタ制御装置100の制御部101がサーマルヘッド207の今回の走行距離を計算していたが、サーマルヘッド207の今回の走行距離を計算するタイミングは上記に限定されるものではない。
制御部101は、発行データの生成時若しくは生成後に、メモリ104に記録されたプリンタ装置200の基本情報と、IDカードの発行レイアウトとに基づいて、サーマルヘッド207の今回の走行距離を計算することが可能であり、例えば、発行データをプリンタ装置200へ送信する前に走行距離を計算してもよく、発行データをプリンタ装置200に送信した後、プリンタ装置200がカード発行処理を行っている間に走行距離の計算を開始してもよい。いずれの場合も、プリンタ装置200からカード発行終了の通知を受けた後に、今回の走行距離を総走行距離に加算することにより、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、複数枚のIDカードを印刷する場合には、制御部101は、全てのIDカードの印刷が正常に終了した後に、今回印刷した複数枚のIDカードの印刷によるサーマルヘッド207の走行距離を計算して、総走行距離を更新してもよい。
また、例えば、プリンタ装置200において、カードの発行処理が正常に終了しないことも想定される。その場合には、プリンタ装置200からカード発行終了の通知がプリンタ制御装置100へ成されず、エラーが通知される。
例えば、プリンタ装置200が途中までIDカードを印刷した状態である場合、サーマルヘッド207の走行距離を印刷された位置までとしてサーマルヘッド207の今回の走行距離を計算してもよく、エラーとなったIDカードが正常に印刷されたときと同様にサーマルヘッド207の今回の走行距離を計算してもよい。制御部101は、上記のように計算した今回の走行距離を総走行距離に加算した後、プリンタ装置により印刷処理を再開させる。
エラーとなったIDカードの分もサーマルヘッド207の総走行距離に加算することにより、ユーザがサーマルヘッド207を交換する前に実際の寿命が尽きて、プリンタ装置200が停止することを回避することができる。
上記のいずれの場合にも、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
100…プリンタ制御装置、101…制御部、102…通信部、103…表示部、104…メモリ、105…プリンタ情報、106…操作部、107…バス通信線、200…プリンタ装置、201…制御部、202…通信部、203…メモリ、204…モータドライバ、205…モータ、206…サーマルヘッドドライバ、207…サーマルヘッド、208…操作部、209…バス通信線

Claims (7)

  1. サーマルヘッドを備えたプリンタ装置を制御するプリンタ制御装置であって、
    前記プリンタ装置の基本情報と前記サーマルヘッドの総走行距離とを記録可能なメモリと、
    前記プリンタ装置と通信可能な通信部と、
    ユーザにより選択された情報に基づいて発行レイアウトを生成し、生成された前記発行レイアウトと前記プリンタ装置の基本情報とに基づいて、前記サーマルヘッドの走行距離を計算し、前記総走行距離に前記走行距離を加算して前記総走行距離の値を更新する制御部と、を備えたプリンタ制御装置。
  2. 前記プリンタ装置の基本情報は、前記発行レイアウトに基づく印刷範囲の幅に対する前記サーマルヘッドの走行距離の変更の有無、前記プリンタ装置のインクリボンタイプ、および、加圧のみの走行を行うか否か、のいずれかの情報を少なくとも含む請求項1記載のプリンタ制御装置。
  3. 前記制御部は、前記通信部を介して前記発行レイアウトを前記プリンタ装置へ送信し、前記通信部を介して前記プリンタ装置から正常終了の通知を受信したときに、前記総走行距離を更新する、請求項1又は請求項2記載のプリンタ制御装置。
  4. 前記制御部は、前記通信部を介して前記発行レイアウトを前記プリンタ装置へ送信し、前記通信部を介して前記プリンタ装置よりエラーの通知を受信したとき、印刷処理が正常終了したときの前記サーマルヘッドの走行距離を前記総走行距離に加算して、前記メモリに記録された前記総走行距離を更新する、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のプリンタ制御装置。
  5. 前記制御部により供給された画像信号を表示可能な表示部を更に備え、
    前記制御部は、更新後の前記総走行距離の値を前記表示部に表示させる、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のプリンタ制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のプリンタ制御装置と、
    前記サーマルヘッドを備えた前記プリンタ装置と、を備えたプリンタシステム。
  7. サーマルヘッドを備えたプリンタ装置を制御するプリンタ制御方法であって、
    ユーザにより選択された情報に基づいて発行レイアウトを生成し、
    前記生成された発行レイアウトと、メモリに記録された前記プリンタ装置の基本情報とに基づいて、前記サーマルヘッドの走行距離を計算し、
    前記メモリに記録された前記サーマルヘッドの総走行距離に前記走行距離を加算して前記総走行距離の値を更新する、プリンタ制御方法。
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