JP2020014563A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020014563A
JP2020014563A JP2018138119A JP2018138119A JP2020014563A JP 2020014563 A JP2020014563 A JP 2020014563A JP 2018138119 A JP2018138119 A JP 2018138119A JP 2018138119 A JP2018138119 A JP 2018138119A JP 2020014563 A JP2020014563 A JP 2020014563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hit
game
state
starting port
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018138119A
Other languages
English (en)
Inventor
雄司 野中
Yuji Nonaka
雄司 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sanei R&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanei R&D Co Ltd filed Critical Sanei R&D Co Ltd
Priority to JP2018138119A priority Critical patent/JP2020014563A/ja
Publication of JP2020014563A publication Critical patent/JP2020014563A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】特典遊技状態が継続するか否かについて趣向性を向上させることが可能な遊技機を提供する。【解決手段】本発明の遊技機では、第2始動入賞部に入球した遊技球は、振分部材により第1始動口又は第2始動口に振り分けられる。ここで、確変状態において、第1始動口への遊技球の入球に起因して大当りとなったときには、確変状態が継続するのに対し、第2始動口への遊技球の入球に起因して大当りとなったときには、遊技状態が確変状態から通常遊技状態に転落する。そして、本発明の遊技機では、確変状態の継続率αが互いに異なる複数種類の確変状態が用意されていて、確変状態の種類毎の継続率αに応じて、振分部材による第1始動口又は第2始動口への振り分けの割合が変わる。【選択図】図4

Description

本発明は、遊技球の始動口への入球に起因して当否判定が行われて、当否判定で当りとなったときに大当り遊技が実行されると共に、大当たり遊技後の遊技状態が通常遊技状態と通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特典遊技状態とのうちの何れかに設定される遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、当否判定で当りになったときに、大当り遊技後の遊技状態が、通常遊技状態に比べて当否判定で当りとなる確率が高い高確率遊技状態となり得るものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような遊技機では、高確率遊技状態において当否判定で当りになったときに、大当たり遊技後の遊技状態が、再び高確率遊技状態となる確率、即ち、高確率遊技状態の継続率は一定となっていた。
特開2010−082118号公報(段落[0081]、[0082])
しかしながら、上述した従来の遊技機では、高確率遊技状態の継続率が一定であったため、特典遊技状態が継続するか否かについての趣向性が低いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、特典遊技状態が継続するか否かについての趣向性を向上させることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、遊技球の始動口への入球に起因して当否判定が行われて、前記当否判定で当りとなったときに大当り遊技が実行されると共に、前記大当り遊技後の遊技状態が通常遊技状態と前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特典遊技状態とのうちの何れかに設定され、前記始動口を内部に有する入球装置を有し、前記入球装置には、通常は、前記入球装置への遊技球の入球が困難になる閉状態となる一方、予め定められた開放条件が成立したときに、前記入球装置への遊技球の入球が容易となる開状態に変化する開閉部材が設けられている遊技機において、前記始動口として、第1始動口と第2始動口とが設けられ、前記入球装置に設けられ、前記入球装置に入球した遊技球を前記第1始動口と前記第2始動口の何れかに振り分ける振分部材を有し、前記特典遊技状態には、前記特典遊技状態における前記当否判定で当りとなった場合に、その当りに起因する前記大当り遊技後に前記特典遊技状態が継続する確率である継続率が互いに異なる複数の種類が存在し、前記第2始動口への遊技球の入球に起因する前記当否判定で当りとなった場合よりも、前記第1始動口への遊技球の入球に起因する前記当否判定で当りとなった場合の方が、前記特典遊技状態が継続し易くなるように構成され、前記特典遊技状態の種類毎の前記継続率に応じて、前記振分部材による前記第1始動口又は前記第2始動口への振り分けの割合を変える振分制御手段を、有している遊技機である。
請求項2の発明は、前記振分部材は、前記入球装置に入球した遊技球が前記第2始動口よりも前記第1始動口に入球し易くなる第1位置と、前記入球装置に入球した遊技球が前記第1位置に比べて前記第2始動口に入球し易くなる第2位置と、に亘って移動可能に構成され、前記振分制御手段は、前記開閉部材を前記閉状態から前記開状態にする開放タイミングと前記振分部材の配置とを制御することで、前記振分部材による前記振り分けの割合を変える請求項1に記載の遊技機である。
請求項3の発明は、前記振分部材が、前方から視認可能となっている請求項1又は2に記載の遊技機である。
請求項4の発明は、前記当否判定で当りとなったときに、前記当否判定の当りに対応する複数種類の当り図柄のうち1種類の当り図柄が表示される図柄表示部を有し、前記当り図柄は、複数種類の前記特典遊技状態のうち各前記特典遊技状態に対応して存在し、前記振分制御手段は、前記図柄表示部に表示された前記当り図柄に応じて、前記特典遊技状態での前記振り分けの割合を変化させる請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の遊技機である。
請求項5の発明は、前記当否判定で当りとなったときに、前記通常遊技状態と、前記通常遊技状態に比べて前記当否判定で当りとなる確率が高い前記特典遊技状態としての高確率遊技状態と、のうち何れかに遊技状態が設定される請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載の遊技機である。
請求項6の発明は、前記第1始動口への遊技球の入球に起因する前記当否判定で当りとなったときには、前記特典遊技状態が継続する一方、前記第2始動口への遊技球の入球に起因する前記当否判定で当りとなったときには、遊技状態が前記通常遊技状態に転落するように構成されている請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の遊技機である。
請求項7の発明は、前記当否判定で当りとなって前記特典遊技状態となる場合に、前記大当り遊技中に前記特典遊技状態の前記継続率に応じた演出を実行する演出実行手段を有している請求項1乃至6のうち何れか1の請求項に記載の遊技機である。
[請求項1,5の発明]
請求項1の発明では、遊技球の入球により当否判定が行われる始動口として、入球装置の内部に、第1始動口と第2始動口が設けられている。入球装置に入った遊技球は、振分部材により第1始動口と第2始動口の何れかに振り分けられる。ここで、本発明では、特典遊技状態には、次の当否判定で当りとなったときに特典遊技状態が継続する確率、即ち、継続率が互いに異なる複数の種類が存在する。また、特典遊技状態において、第1始動口への遊技球の入球に起因する当否判定で当りとなった場合には、第2始動口への遊技球の入球に起因する当否判定で当りとなった場合よりも、特典遊技状態が継続し易くなっている。そして、本発明では、特典遊技状態の種類毎の継続率に応じて、振分部材による第1始動口又は第2始動口への振り分けの割合が変えられる。このように、特典遊技状態について複数の継続率を実現することができるので、特典遊技状態が継続するか否かについて、趣向性を向上させることが可能となる。
特典遊技状態は、例えば、開閉部材が開状態となる時間が、通常遊技状態に比べて長くなる遊技状態であってもよいし、請求項5の発明のように、当否判定で当りとなる確率が通常遊技状態よりも高い高確率遊技状態であってもよい。
[請求項2の発明]
請求項2の発明では、第1始動口又は第2始動口への振り分けの割合を、開閉部材を閉状態から開状態にする開放タイミングと、移動可能な振分部材の配置と、を制御することで変化させる。このように、本発明では、上記振り分けの割合を、2つの部材を制御することで変えるので、1つの部材のみを制御する場合に比べて、特典遊技状態の継続率のパターンを多くすることが可能となる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、特典遊技状態が継続し易い状態か否かを遊技者に視認させることができるので、振分部材への遊技者の関心を高めさせることができる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、当り図柄に対する遊技者の関心を高めさせることができる。
[請求項6の発明]
請求項6の発明では、特典遊技状態において、第1始動口への遊技球の入球に起因する当否判定で当りとなった場合には、確実に特典遊技状態が継続されるので、特典遊技状態のときに第1始動口に遊技球を入球させようとする遊技者の意欲が高まり、趣向性を向上させることができる。
[請求項7の発明]
請求項7の発明では、大当り遊技中に確変状態の継続率に応じた演出を行うので、遊技者に確変状態の継続率を予期させることが可能となり、大当たり遊技中のドキドキ感を高めることが可能となる。
実施形態1に係るパチンコ遊技機の正面図 第2始動入賞部の正断面図 (A)振分部材が第1位置に配置されているときの第2始動入賞部の正断面図、(B)振分部材が第2位置に配置されているときの第2始動入賞部の正断面図 開閉部材の開放タイミングと振分部材の配置の時間変化とを示すタイムチャート 遊技機の電気的な構成を示したブロック図 実施形態2に係る開閉部材の開放タイミングと振分部材の配置の時間変化とを示すタイムチャート 変形例に係る第2始動入賞部の正断面図 変形例に係る振分部材が(A)第1位置に配置されているときの第2始動入賞部の正断面図、(B)第2位置に配置されているときの第2始動入賞部の正断面図 変形例に係る振分部材が(A)第1位置に配置されているときの第2始動入賞部の正断面図、(B)第2位置に配置されているときの第2始動入賞部の正断面図
[実施形態1]
図1に示すように、実施形態1のパチンコ遊技機10(以下、単に「遊技機10」という。)は、前面に前面枠10Zを備え、その前面枠10Zの内側に形成されたガラス窓10Wを通して、遊技盤11の前面に形成された遊技領域R1が視認可能になっている。
前面枠10Zのうちガラス窓10Wより下方には、上皿26と下皿27が上下2段にして設けられ、下皿27の右側には、発射ハンドル28が備えられている。そして、発射ハンドル28が回動操作されると、上皿26に収容された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。
遊技領域R1には、例えば、液晶モジュールで構成された表示装置13が備えられている。表示装置13は、長方形状の表示画面13Gを前面に有している。表示画面13Gは、遊技領域R1における中央より若干上寄り位置に配置されている。表示画面13Gには、遊技に関する種々の演出が表示される。なお、表示画面13Gは、請求項4に記載の「図柄表示部」に相当し、表示装置13は、請求項7に記載の「演出実行手段」に相当する。
遊技領域R1のうち、表示画面13Gの下方には、第1始動入賞部14が設けられていると共に、表示画面13Gの右下には、大入賞口15が設けられている。また、遊技領域R1のうち、表示画面13Gの右側には、始動ゲート18が設けられ、始動ゲート18の下方には、第2始動入賞部20が設けられている。遊技領域R1の最下部には、遊技領域R1を流下してきた遊技球を遊技盤11の裏側に取り込んで排出するためのアウト口16が設けられている。なお、図示はしないが、遊技領域R1には、遊技球の流下方向を変化させる障害釘や風車等が配設されている。第2始動入賞部20は、請求項1に記載の「入球装置」に相当する。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなしている。始動ゲート18を遊技球が通過すると、普通図柄当否判定が行われる。普通図柄当否判定の判定結果は、普通図柄表示装置18X(図5参照)によって表示される。
第1始動入賞部14は、上方に開口して遊技球を1球ずつ受け入れ可能なポケット構造となっていて、第1始動入賞部14に入球した遊技球は、遊技盤11の裏側に取り込まれる。第1始動入賞部14に遊技球が入球すると、所定数の賞球が上皿26に払い出されると共に、特別図柄当否判定が行われる。
第2始動入賞部20は、上方に開口し、可動翼片20C,20Cによって開閉される。具体的には、第2始動入賞部20は、遊技盤11から突出し上面に遊技球を1球ずつ受け入れ可能な受入口22を有したポケット構造をなすと共に、受入口22の左右両側にそれぞれ可動翼片20Cを備えた構成となっている。両可動翼片20C,20Cは、通常は、閉状態となって(図2参照)、第2始動入賞部20への遊技球の入球を規制する一方、普通図柄当否判定で当選した場合に、遊技盤11の前面に沿って回動して開状態となり(図1参照)、遊技球を第2始動入賞部20へと案内可能となる。なお、可動翼片20C,20Cは、請求項1に記載の「開閉部材」に相当する。
第2始動入賞部20の内部には、遊技盤11の前面に開口した始動口21(図2参照)が設けられている。第2始動入賞部20に受入口22から入った遊技球は、始動口21に取り込まれて、遊技盤11の裏側へと排出される。遊技球が始動口21に入球すると、所定数の賞球が上皿26に払い出されると共に、特別図柄当否判定が行われる。
第1始動入賞部14、第2始動入賞部20への遊技球の入球に起因して特別図柄当否判定が行われると、特別図柄当否判定の判定結果は、特別図柄表示装置14X(図5参照)にて表示されると共に、表示装置13の表示画面13Gにおいて特別図柄13A,13B,13Cの組み合わせで表示される(図1参照)。特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のものでそれぞれ構成されていて、横並びに表示されると共に、通常は、それぞれ所定の種類のものが停止表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入球したときに、特別図柄13A,13B,13Cが、変動表示(例えば、上下方向にスクロール表示)され、所定の時間経過後に停止表示される。特別図柄当否判定の判定結果が当り(所謂、大当たり)の場合には、特別図柄13A,13B,13Cが全て同じ図柄(ゾロ目)で停止表示されると共に、大当り遊技が実行される。これに対し、特別図柄当否判定の判定結果が外れの場合には、特別図柄13A,13B,13Cがゾロ目以外の組み合わせで停止表示され、大当り遊技が実行されずに通常遊技状態が続く。なお、特別図柄13A〜13Cは、請求項4に記載の「当り図柄」に相当する。
大入賞口15は、横長矩形状をなし、通常は、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、大当り遊技が実行されると、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒される。すると、大入賞口15が前方に開放し、可動扉15Tを案内にして大入賞口15に多くの遊技球が入球可能となる。大入賞口15に遊技球が入球すると、所定数の賞球が上皿26に払い出される。なお、特別図柄当否判定の判定結果が当りになると、例えば、「右アタッカーを狙え」というように、所謂、「右打ち」をして、大入賞口15へ向けて遊技球を打ち込むことを促すメッセージが表示画面13Gに表示される。
ここで、本実施形態の遊技機10では、大当たりとして、「確変無し大当り」と「確変付き大当り」の2種類が用意されている。確変無し大当りの場合には、大当り遊技の終了後の遊技状態が通常遊技状態となる。一方、確変付き大当りの場合には、大当り遊技の終了後の遊技状態が、通常遊技状態に比べて特別図柄当否判定で当りとなる確率が高い確変状態となる。本実施形態では、確変状態は、次に大当り遊技が実行されるまで継続する。
確変状態のときに特別図柄当否判定で確変無し大当りとなった場合には、遊技状態が確変状態から通常状態に転落する。これに対し、確変状態のときに特別図柄当否判定で確変付き大当りとなった場合には、大当り遊技の終了後の遊技状態が、再び確変状態となる、即ち、確変状態が継続する。確変状態は、請求項1に記載の「特典遊技状態」及び請求項5に記載の「高確率遊技状態」に相当する。
なお、本実施形態では、確変状態のときには、通常遊技状態に比べて普通図柄当否判定で当りとなる確率も高く設定されている。従って、確変状態では、通常遊技状態よりも第2始動入賞部20に遊技球が入球し易くなる。また、確変状態では、例えば、「右打ちしてゲートを狙え」というように、始動ゲート18へ向けて遊技球を打ち込むことを促すメッセージが表示画面13Gに表示される。
ここで、本実施形態の遊技機10には、確変状態で第2始動入賞部20(始動口21)への遊技球の入球に起因して大当りとなった場合に再び確変状態となる確率、即ち、確変状態の継続率α、が互いに異なる複数種類の確変状態が用意されている。
以下、確変状態の種類毎に異なる継続率αを実現するための遊技機10の構成について説明する。このような継続率αを実現するため、本実施形態の遊技機10は、第2始動入賞部20への遊技球の入球に起因する大当りが、確変無し大当りと確変付き大当りの何れになるかの割合を、確変状態の種類に応じて変更可能な構成となっている。
図2には、第2始動入賞部20の内部構造が示されている。ここで、第2始動入賞部20には、上述の始動口21として、第1始動口21Aと第2始動口21Bとが設けられている。第1始動口21Aと第2始動口21Bは、第2始動入賞部20の下部に横並びに配置されていて、第1始動口21Aが第2始動口21Bより左側に配置されている。
第2始動入賞部20の内部には、受入口22から下方に延びる導入路23と、導入路23の下端から二股に分岐した1対の分岐路24,24と、が設けられている。1対の分岐路24,24のうち左側の分岐路である第1分岐路24Aが第1始動口21Aに連絡し、右側の分岐路である第2分岐路24Bが第2始動口21Bに連絡している。
第2始動入賞部20の内部のうち、導入路23から1対の分岐路24,24が分岐する分岐部分には、振分部材30が設けられている。振分部材30は、第2始動入賞部20に入球した遊技球を、第1分岐路24Aと第2分岐路24Bの何れかに、即ち、第1始動口21Aと第2始動口21Bの何れかに振り分ける。振分部材30は、導入路23を流下してきた遊技球を、第1分岐路24Aに案内すると共に第2分岐路24Bへの進入を規制する第1位置(図3(A)参照)と、導入路23を流下してきた遊技球を、第2分岐路24Bに案内すると共に第1分岐路24Aへの進入を規制する第2位置(図3(B)参照)と、の間を移動可能となっている。
本実施形態では、振分部材30は、遊技盤11の前面と直交する軸回りに回動可能となっている。具体的には、振分部材30は、板状をなすと共に、遊技盤11の前面に対して垂直に配置され、表裏の両面のうち一方の面と他方の面とが交互に斜め上方を向くように、左右に倒れる。振分部材30は、第1位置に配置されたときには、右側に倒れた状態となり(図3(A)参照)、第2位置に配置されたときには、左側に倒れた状態となる(図3(B)参照)。なお、通常遊技状態では、振分部材30は、鉛直方向に起立した中央位置(図2参照)に配置されていて、第2始動入賞部20に入球した遊技球が、第1始動口21Aと第2始動口21Bとへ振り分けられる割合は、約1対1となる。
また、本実施形態では、振分部材30は、前方から視認可能となっている。具体的には、第2始動入賞部20のうち振分部材30より前側の部分が、透明な材料で構成されている。なお、振分部材30は、第2始動入賞部20のうち振分部材30より前側の部分が不透明な材料で構成されて、前方から視認できなくてもよい。
ここで、第1始動口21Aに遊技球が入球する場合と第2始動口21Bに遊技球が入球する場合とでは、大当りが確変付き大当りと確変無し大当りの何れになるかの割合が異なっている。具体的には、第1始動口21Aへの入球に起因する大当りの場合の方が、第2始動口21Bへの入球に起因する大当りよりも、確変付き大当りになる割合が高くなっている。本実施形態では、第1始動口21Aへの遊技球の入球に起因する大当りが確変付き大当りとなる確率は、100%となっている。一方、第2始動口21Bへの遊技球の入球に起因する大当りが確変付き大当りとなる確率は、0%となっている、即ち、第2始動口21Bへの遊技球の入球に起因する大当りは、確変無し大当りとなる。
本実施形態の遊技機10では、確変状態の種類毎に異なる継続率αを実現するために、確変状態の種類に応じて、第2始動入賞部20に入球した遊技球を第1始動口21A又は第2始動口21Bへ振り分ける割合を異ならせることが可能となっている。具体的には、可動翼片20C,20Cを開状態にする開放タイミングと、振分部材30の配置と、を制御することで、可動翼片20C,20Cが開状態となった際に、振分部材30が第1位置に配置されている合計時間と第2位置に配置されている合計時間との割合が異なるようになっている。以下、可動翼片20C,20Cと振分部材30の制御について説明する。
確変状態において普通図柄当否判定で当りとなると、上述のように、可動翼片20C,20Cは、開状態となる。本実施形態では、確変状態において、可動翼片20C,20Cは、普通図柄当否判定での1回の当りにつき、所定期間開状態となってから閉状態となる開放動作を、複数回繰り返す。そして、これら複数回の開放動作のうち、振分部材30が第1位置に配置されているときに行われた開放動作の回数と、振分部材30が第2位置に配置されているときに行われた開放動作の回数と、の割合が、確変状態の種類に応じて変わる。
図4(A)〜図4(C)には、可動翼片20C,20Cの開放動作が3回繰り返される例が示されている。この例では、継続率αが互いに異なった複数種類の確変状態として、第1〜第3の確変状態の3種類が用意されている。第1〜第3の確変状態の継続率αは、それぞれ、100%、約67%、約33%に設定されている。大当り遊技が終了して各確変状態が開始すると、振分部材30は、まず第1位置に配置される。
第1の確変状態では、図4(A)に示すように、可動翼片20C,20Cが開放動作を行ったときには、毎回、振分部材30が、第1位置に配置されるように制御される。従って、第2始動入賞部20に入球した遊技球は、全て第1始動口21Aに入球する。即ち、第1の確変状態では、確変状態の継続率αは100%となる。
第2の確変状態では、図4(B)に示すように、可動翼片20C,20Cの3回の開放動作のうち、2回の開放動作のときには、振分部材30は第1位置に配置され、残り1回の開放動作のときには、振分部材30は第2位置に配置される。従って、第2始動入賞部20に入球した遊技球が第1始動口21Aと第2始動口21Bとに振分られる割合は、2対1となる。即ち、第2の確変状態では、継続率αは、約67%となる。なお、本実施形態では、振分部材30は、可動翼片20C,20Cの3回の開放動作のうち2回目のときに第2位置に配置されるように、第1位置と第2位置の間を1往復する。
第3の確変状態は、可動翼片20C,20Cが開状態となったときの、第1始動口21Aと第2始動口21Bとへの振分の割合が、第2の確変状態と逆になっている。即ち、図4(C)に示すように、可動翼片20C,20Cの3回の開放動作のうち、1回の開放動作のときには、振分部材30は第1位置に配置され、残り2回の開放動作のときには、振分部材30は第2位置に配置される。従って、第3の確変状態では、継続率αは、約33%となる。なお、本実施形態では、振分部材30は、可動翼片20C,20Cの3回の開放動作のうち1回目と3回目のときに第2位置に配置されるように、第1位置と第2位置の間を2往復する。
以上のようにして、本実施形態の遊技機10では、確変状態の種類毎に異なる継続率αが実現可能となっている。
なお、本実施形態では、第1始動入賞部14への遊技球の入球に起因する特別図柄当否判定で当りとなった場合には、確変状態の継続率は、一定となっている。本実施形態では、例えば、第1始動入賞部14への遊技球の入球に起因する大当りは、50%の確率で確変付き大当りとなり、残り50%の確率で確変無し大当りとなる。
ところで、本実施形態では、特別図柄当否判定での当りの種類に応じて、上述の特別図柄13A〜13Cの組み合わせが異なっている。具体的には、特別図柄13A〜13Cは、確変付き大当りの場合には、「777」のように奇数の数字のゾロ目で停止表示され、確変無し大当りの場合には、「222」のように偶数の数字のゾロ目で停止表示されるようになっている。また、確変付き大当りの場合、遊技状態が第1、第2、第3の確変状態の何れになるかに対応して、特別図柄13A〜13Cも異なっている。例えば、特別図柄13A〜13Cは、第1の確変状態となる場合には「777」、第3の確変状態となる場合には「111」、で停止表示され、第2の確変状態となる場合には、上記以外の奇数の数字のゾロ目で停止表示される。このように、本実施形態では、特別図柄13A〜13Cの組み合わせが、確変状態の種類毎に異なっているので、特別図柄13A〜13Cに対する遊技者の関心を高めさせることができる。
なお、大当たり遊技中に、大当り遊技後の確変状態の継続率αに応じた演出を行ってもよい。このような演出として、本実施形態では、例えば、表示装置13の表示画面13Gにて味方キャラクターと敵キャラクターが対戦するバトル演出が行われる。バトル演出では、確変付き大当りの場合には、味方キャラクターが勝利するのに対し、確変無し大当りの場合には、味方キャラクターが敗北するようになっている。そして、確変付き大当りの場合、大当り遊技後の確変状態の継続率αが高いほど、味方キャラクターが敵キャラクターから受けるダメージが小さくなるように設定されている。例えば、第1の確変状態となる場合には、味方キャラクターが無傷であり、第2の確変状態となる場合には、味方キャラクターのダメージはあるが所定値以下であり、第3の確変状態となる場合には、味方キャラクターが所定値を超えるダメージを受けて瀕死状態であるというように設定されている。このように、確変状態の継続率αに応じた演出を行うことにより、遊技者に、確変状態の継続率αを予期させることが可能となり、大当たり遊技中のドキドキ感を高めることが可能となる。なお、バトル演出において、確変状態の継続率αが高くなるほど、敵キャラクターを倒す必殺技の強さが強くなるように設定されていてもよい。
次に、本実施形態の遊技機10の電気的な構成について説明する。図5に示すように、符号50は、主制御基板50であって、CPU51A、RAM51B、ROM51C、及び複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータ51を備えている。主制御基板50は、マイクロコンピュータ51とサブ制御基板52とを結ぶ入出力回路を備えていると共に、マイクロコンピュータ51と中継回路80及び払出制御基板とを結ぶ入出力回路を備えていて、遊技に関わる主制御を行う。CPU51Aは、当否判定部、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種タイマ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、特別図柄当否判定や普通図柄当否判定等に関する乱数等も生成し、制御信号を、サブ制御基板52へ出力(送信)可能に構成されていると共に、中継回路80を介して第2始動入賞部20の可動翼片20C,20Cの駆動源41及び振分部材30の駆動源42等へも出力可能に構成されている。RAM51Bは、CPU51Aで生成される各種乱数値用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPU51Aの作業領域を備える。ROM51Cには、主制御基板メインプログラムや制御データ、変動表示に関する図柄変動データ等が書き込まれている他、当否判定の判定値等が書き込まれている。
サブ制御基板52は、主制御基板50と同様に、CPU52A、RAM52B、ROM52C、及び複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータ53と、マイクロコンピュータ53と主制御基板50とを結ぶ入出力回路と、マイクロコンピュータ53と表示制御基板54とを結ぶ入出力回路を備えている。CPU52Aは、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種タイマ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、制御信号を、表示制御基板54、ランプ制御回路及び音声制御回路等へ出力(送信)可能に構成されている。RAM52Bは、各種データの記憶領域とCPU52Aによる作業領域を有している。ROM52Cには、サブ制御基板メインプログラム、特別図柄13A〜13C(図1参照)の変動パターンテーブル等が記憶されている。
表示制御基板54は、サブ制御基板52からの制御信号に基づきCPUがROMから所定の表示制御データを読み出し、RAMの記憶領域で制御用データを生成してVDP(図示せず)に出力する。VDPは、CPUからの指令に基づいてROMから必要なデータを読み出し、表示画面13Gで表示する表示(特別図柄13A〜13C、バトル演出の画像等)のマップデータを作成し、VRAMに格納する。VRAMに格納記憶された画像データは、入出力回路に備えるD/A変換回路にてRGB信号に変換されて表示画面13Gに出力される。
本実施形態に係る遊技機10の構成に関する説明は以上である。本実施形態では、主制御基板50が、請求項1に記載の「振分制御手段」に相当する。
次に、本実施形態の遊技機10の作用効果について説明する。本実施形態の遊技機10では、遊技球の入球により特別図柄当否判定が行われる始動口21として、第2始動入賞部20の内部に、第1始動口21Aと第2始動口21Bが設けられている。第2始動入賞部20に入った遊技球は、振分部材30により第1始動口21Aと第2始動口21Bの何れかに振り分けられる。ここで、本実施形態では、確変状態には、第2始動入賞部20への遊技球の入球に起因して次に大当りとなったときに確変状態が継続する確率、即ち、継続率αが互いに異なる複数の種類が存在する。また、確変状態において、第1始動口21Aへの遊技球の入球に起因して大当りとなった場合には、第2始動口21Bへの遊技球の入球に起因して大当りとなった場合よりも、確変状態が継続し易くなっている。そして、本実施形態の遊技機10では、確変状態の種類毎の継続率αに応じて、振分部材30による第1始動口21A又は第2始動口21Bへの振り分けの割合が変えられる。このように、確変状態について複数の継続率αを実現することができるので、確変状態が継続するか否かについて、趣向性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の遊技機10では、第1始動口21A又は第2始動口21Bへの振り分けの割合を、可動翼片20C,20Cを閉状態から開状態にする開放タイミングと、移動可能な振分部材30の配置と、を制御することで変化させる。このように、本実施形態の遊技機10では、上記振り分けの割合を、2つの部材を制御することで変えるので、1つの部材のみを制御する場合に比べて、確変状態の継続率αのパターンを多くすることが可能となる。
また、本発明の遊技機10では、振分部材30が前方から視認可能となっていることにより、確変状態が継続し易い状態か否かを遊技者に視認させることができるので、振分部材30への遊技者の関心を高めさせることができる。
しかも、本実施形態の遊技機10では、確変状態において、第1始動口21Aへの遊技球の入球に起因して大当りとなった場合には、確実に確変状態が継続されるので、確変状態のときに第1始動口21Aに遊技球を入球させようとする遊技者の意欲が高まり、趣向性を向上させることができる。
[実施形態2]
実施形態2では、振分部材30の移動パターンは確変状態の種類にはよらずに、可動翼片20C,20Cの開放タイミングが確変状態の種類毎に異なっている点が、上記実施形態1と異なっている。その他の構成については、上記実施形態1と同じになっている。
実施形態2では、確変状態での普通図柄当否判定で当りとなると、所定時間経過後に、振分部材30が第1位置と第2位置とに往復移動を繰り返す。そして、可動翼片20C,20Cは、振分部材30の配置に応じて、複数回開放動作を行う。
図6(A)〜図6(C)には、可動翼片20C,20Cの開放動作の回数が3回で、確変状態として上述の第1〜第3の確変状態が用意されている例が示されている。
第1の確変状態では、図6(A)に示すように、可動翼片20C,20Cは、振分部材30が第1位置に配置されているときにのみ、開放動作を行う。なお、1回目の開放動作は、普通図柄当否判定で当りとなってから、振分部材30が第2位置に移動を始める前に行われる。2、3回目の開放動作は、それぞれ振分部材30が1回目、2回目の往復移動で第1位置に戻ってきたときに行われる。
第2の確変状態では、図6(B)に示すように、可動翼片20C,20Cの3回の開放動作のうち、2回の開放動作は、振分部材30が第1位置に配置されているときに行われ、残り1回の開放動作は、振分部材30が、第2位置に配置されているときに行われる。
第3の確変状態では、図6(C)に示すように、可動翼片20C,20Cの3回の開放動作のうち、2回の開放動作は、振分部材30が第2位置に配置されているときに行われ、残り1回の開放動作は、振分部材30が、第1位置に配置されているときに行われる。
本実施形態によっても、上記実施形態1と同様の効果を奏することが可能となる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、請求項1に記載の「特典遊技状態」が、通常遊技状態に比べて、特別図柄当否判定と普通図柄当否判定のうち、両方の当否判定で当りとなる確率が高くなる遊技状態であったが、一方の当否判定で当りとなる確率のみが高くなる遊技状態であってもよい。また、特典遊技状態は、普通図柄当否判定での1回の当りで可動翼片20C,20Cが開状態となる時間が、通常遊技状態に比べて長くなる遊技状態であってもよい。この場合、例えば、開放動作の回数が多くなってもよいし、1回の開放動作における開状態の時間が長くなってもよい。
(2)上記実施形態では、確変状態は、次に特別図柄当否判定で当りとなるまで続いていたが、特別図柄当否判定で予め定められた規定回数連続して外れとなったときに、終了してもよい。この場合、遊技状態が確変状態から通常遊技状態に転落する。
(3)上記実施形態において、第1始動口21Aへ遊技球が入球した場合の継続率αが、第2始動口21Bへ遊技球が入球した場合の継続率αよりも高くなっていれば、第1始動口21Aへ遊技球が入球した場合の継続率αが100%未満であってもよいし、第2始動口21Bへ遊技球が入球した場合の継続率αが0%より高くなっていてもよい。
(4)上記実施形態では、通常遊技状態において、第1始動口21Aへの遊技球の入球に起因して大当りとなった場合と、第2始動口21Bへの遊技球の入球に起因して大当りとなった場合とで、確変付き大当りとなる確率が異なっていたが、同じであってもよい
(5)上記実施形態では、振分部材が、遊技盤11の前面に沿って第1位置と第2位置との間を移動するときに、左右に回動していたが、図7に示す第2始動入賞部20Wの振分部材30Wのように、一方向に回転してもよいし、図8(A)及び図8(B)に示す第2始動入賞部20Xの振分部材30Xのように、スライドしてもよい。
(6)上記実施形態では、振分部材が、遊技盤11の前面に沿って移動したが、前後に移動してもよい。この場合、振分部材が、図9(A)及び図9(B)に示す第2始動入賞部20Vの振分部材30Vのように、1対の分岐路24,24のそれぞれを開閉する1対の直動部材300,300から構成されていてもよい。各直動部材300は、遊技盤11の前面よりも後側に退避して各分岐路24を開放する退避位置と、遊技盤11の前面から突出して各分岐路24を閉塞する突出位置とに移動可能となっている。直動部材300は、突出位置に配置されたときには、1対の分岐路24,24のうち当該直動部材300によって閉塞された分岐路24ではないもう一方の分岐路24へと、受け止めた遊技球を案内可能となっている。そして、振分部材30Vは、1対の直動部材300,300のうち、左側の直動部材300が退避位置に、右側の直動部材300が突出位置に、配置された第1位置(図9(A)参照)と、左側の直動部材300が突出位置に、右側の直動部材300が退避位置に、配置された第2位置(図9(B))とに変化する。
(7)上記実施形態では、可動翼片20C,20Cの開放動作のタイミングと振分部材30の移動パターンとのうち、確変状態の種類に応じて変更されるものが、一方のみであったが、両方であってもよい。この場合においても、複数回の開放動作のうち、振分部材30が第1位置に配置されているときに行われた開放動作の回数と、振分部材30が第2位置に配置されているときに行われた開放動作の回数と、の割合が、確変状態の継続率αに対応していればよい。
(8)上記実施形態では、1回の開放動作で可動翼片20C,20Cが開状態となる時間が一定であったが、一定でなくてもよい。この場合においても、可動翼片20C,20Cが開状態となった際に、振分部材30が第1位置に配置されている合計時間と第2位置に配置されている合計時間との割合が、確変状態の継続率αに対応していればよい。
(9)上記実施形態では、確変状態の継続率αは、停止表示される特別図柄13A〜13Cの種類と対応していたが、無関係であってもよい。この場合、確変状態の継続率αが、大当たり遊技中に行われる演出(例えば、上述のバトル演出)の種類と対応していてもよい。
(10)上記実施形態において、第2始動入賞部20を開閉する部材として、回動する可動翼片20C,20Cの代わりに、スライドするスライド部材が設けられてもよい。この場合、スライド部材は、遊技盤11の前面に沿って移動してもよいし、前後に移動してもよい。
10 遊技機
13 表示装置(演出実行手段)
13A,13B,13C 特別図柄(当り図柄)
13G 表示画面(図柄表示部)
20 第2始動入賞部(入球装置)
20C 可動翼片(開閉部材)
21 始動口
21A 第1始動口
21B 第2始動口
30 振分部材
50 主制御基板(振分制御手段)

Claims (7)

  1. 遊技球の始動口への入球に起因して当否判定が行われて、前記当否判定で当りとなったときに大当り遊技が実行されると共に、前記大当り遊技後の遊技状態が通常遊技状態と前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特典遊技状態とのうちの何れかに設定され、
    前記始動口を内部に有する入球装置を有し、
    前記入球装置には、通常は、前記入球装置への遊技球の入球が困難になる閉状態となる一方、予め定められた開放条件が成立したときに、前記入球装置への遊技球の入球が容易となる開状態に変化する開閉部材が設けられている遊技機において、
    前記始動口として、第1始動口と第2始動口とが設けられ、
    前記入球装置に設けられ、前記入球装置に入球した遊技球を前記第1始動口と前記第2始動口の何れかに振り分ける振分部材を有し、
    前記特典遊技状態には、前記特典遊技状態における前記当否判定で当りとなった場合に、その当りに起因する前記大当り遊技後に前記特典遊技状態が継続する確率である継続率が互いに異なる複数の種類が存在し、
    前記第2始動口への遊技球の入球に起因する前記当否判定で当りとなった場合よりも、前記第1始動口への遊技球の入球に起因する前記当否判定で当りとなった場合の方が、前記特典遊技状態が継続し易くなるように構成され、
    前記特典遊技状態の種類毎の前記継続率に応じて、前記振分部材による前記第1始動口又は前記第2始動口への振り分けの割合を変える振分制御手段を、有している遊技機。
  2. 前記振分部材は、前記入球装置に入球した遊技球が前記第2始動口よりも前記第1始動口に入球し易くなる第1位置と、前記入球装置に入球した遊技球が前記第1位置に比べて前記第2始動口に入球し易くなる第2位置と、に亘って移動可能に構成され、
    前記振分制御手段は、前記開閉部材を前記閉状態から前記開状態にする開放タイミングと前記振分部材の配置とを制御することで、前記振分部材による前記振り分けの割合を変える請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記振分部材が、前方から視認可能となっている請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記当否判定で当りとなったときに、前記当否判定の当りに対応する複数種類の当り図柄のうち1種類の当り図柄が表示される図柄表示部を有し、
    前記当り図柄は、複数種類の前記特典遊技状態のうち各前記特典遊技状態に対応して存在し、
    前記振分制御手段は、前記図柄表示部に表示された前記当り図柄に応じて、前記特典遊技状態での前記振り分けの割合を変化させる請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
  5. 前記当否判定で当りとなったときに、前記通常遊技状態と、前記通常遊技状態に比べて前記当否判定で当りとなる確率が高い前記特典遊技状態としての高確率遊技状態と、のうち何れかに遊技状態が設定される請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
  6. 前記第1始動口への遊技球の入球に起因する前記当否判定で当りとなったときには、前記特典遊技状態が継続する一方、前記第2始動口への遊技球の入球に起因する前記当否判定で当りとなったときには、遊技状態が前記通常遊技状態に転落するように構成されている請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
  7. 前記当否判定で当りとなって前記特典遊技状態となる場合に、前記大当り遊技中に前記特典遊技状態の前記継続率に応じた演出を実行する演出実行手段を有している請求項1乃至6のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
JP2018138119A 2018-07-24 2018-07-24 遊技機 Pending JP2020014563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018138119A JP2020014563A (ja) 2018-07-24 2018-07-24 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018138119A JP2020014563A (ja) 2018-07-24 2018-07-24 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020014563A true JP2020014563A (ja) 2020-01-30

Family

ID=69579694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018138119A Pending JP2020014563A (ja) 2018-07-24 2018-07-24 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020014563A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6017934B2 (ja) パチンコ機
JP2016202240A (ja) 遊技機
JP5965822B2 (ja) パチンコ機
JP6192195B1 (ja) 遊技機
JP6851780B2 (ja) 弾球遊技機
JP2020014563A (ja) 遊技機
JP2008295599A (ja) パチンコ遊技機
JP2018139909A (ja) 遊技機
JP2010000260A (ja) 遊技機
JP6192193B1 (ja) 遊技機
JP5143430B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2008043460A (ja) 遊技球誘導装置及びパチンコ遊技機
JP4878155B2 (ja) 弾球遊技機
JP2000317072A (ja) 遊技機
JP6086505B2 (ja) 遊技機
JP2018139980A (ja) 遊技機
JP2002315908A (ja) 弾球遊技機
JP7218893B2 (ja) 遊技機
JP6851779B2 (ja) 弾球遊技機
JP6404383B2 (ja) 遊技機
JP2000317082A (ja) 遊技機
JP2000312753A (ja) 遊技機
JP2017018156A (ja) 遊技機
JP2020074982A (ja) 遊技機
JP4807776B2 (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190315