JP2020014541A - グリル装置 - Google Patents

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健 平田
Takeshi Hirata
健 平田
裕徳 冨川
Hironori Tomikawa
裕徳 冨川
孝之 福田
Takayuki Fukuda
孝之 福田
淳 澤根
Atsushi Sawane
淳 澤根
石川 善克
Yoshikatsu Ishikawa
善克 石川
義典 町田
Yoshinori Machida
義典 町田
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Abstract

【課題】バーナーの点火の不具合が生じ難いグリル装置を提供することを課題とする。【解決手段】バーナー30は、加熱室2に設置されている。点火プラグ4は、加熱室2に対して固定されている。バーナー30は、バーナー面32及び複数の炎孔33を有している。バーナー面32は、バーナー30の一面である。複数の炎孔33は、バーナー面32に形成されている。ターゲット部材5は、固定部50、突出部51及びターゲット部52を有している。固定部50は、加熱室2に対して固定されている。突出部51は、固定部50から突出している。ターゲット部52は、突出部51から突出している。ターゲット部52の先端は、点火プラグ4との間で火花放電を生じさせるターゲット54となっている。突出部51は、バーナー面32において複数の炎孔33が形成されていない部分にのみ接触している。【選択図】図4

Description

本開示は、グリル装置に関する。
特許文献1には、グリルバーナーが開示されている。このグリルバーナーは、多数の炎孔が形成されたバーナーヘッドと、点火プラグと、アース電極部とを備えている。点火プラグは、プラグ取付け板とプラグ押さえ片とを用いて、混合管の最先端部側に取り付けられている。アース電極部は、プラグ取付け板と一体的に形成されたガス採集部に突設されている。アース電極部と点火プラグとの間が、放電ギャップ部となっている。
特開平11−223312号公報
ところで、アース電極部の点火プラグに対する位置は、グリルバーナーの部品の寸法誤差や取付けの精度等により、ばらつきが生じて、点火プラグによるグリルバーナーの点火に不具合が生じる可能性がある。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、バーナーの点火の不具合が生じ難いグリル装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るグリル装置は、以下に示す構成を有している。グリル装置は、加熱室、バーナー、点火プラグ及びターゲット部材を備えている。前記バーナーは、前記加熱室に設置されている。前記点火プラグは、前記加熱室に対して固定されている。前記バーナーは、バーナー面と複数の炎孔とを有している。前記バーナー面は、前記バーナーの一面である。前記複数の炎孔は、前記バーナー面に形成されている。前記ターゲット部材は、固定部、突出部及びターゲット部を有している。前記固定部は、前記加熱室に対して固定されている。前記突出部は、前記固定部から突出している。前記ターゲット部は、前記突出部から突出している。前記ターゲット部の先端は、前記点火プラグとの間で火花放電を生じさせるターゲットをなしている。前記突出部は、前記バーナー面において前記複数の炎孔が形成されていない部分にのみ接触している。
前記一態様に係るグリル装置は、バーナーの点火の不具合を生じ難くすることができる。
図1は、本開示の一実施形態のグリル装置の斜視図である。 図2は、同上のグリル装置の内部構造を示した斜視図である。 図3は、同上のグリル装置の内部構造を示した断面図である。 図4は、同上のグリル装置の加熱室の要部を示した斜視図である。 図5は、同上の加熱室の天井部の拡大底面図である。 図6は、図5のX1―X1線断面図である。 図7A及び図7Bは、同上のグリル装置のターゲット部材の斜視図である。 図8A及び図8Bは、同上のターゲット部材を示し、図8Aは正面図であり、図8Bは平面図である。 図9Aは、変形例のターゲット部材の正面図であり、図9Bは他の変形例のターゲット部材の正面図である。
(1)概要
以下に示す実施形態は、グリル装置に関し、詳しくは、加熱室内に配置された調理対象物をバーナーによって加熱するグリル装置に関する。
図1に示す本実施形態のグリル装置1は、グリル付きのガスこんろであって、詳しくはキッチンカウンター(図示せず)に形成された孔に上方より挿入されて設置されるドロップインこんろである。なお、本開示の技術は、グリル付きテーブルこんろや、こんろを備えないガスグリル等にも適用可能である。また、本開示でいうグリルとは、広義のグリルであって、肉や魚等の調理対象物を直火で焼く狭義のグリルはもちろん、直火で加熱したプレートからの伝導熱で調理対象物を加熱するグリドルや、調理対象物を直火によらず放射熱で加熱するオーブン等も含む。
本実施形態のグリル装置1は、図2及び図3に示す、加熱室2、バーナー30、点火プラグ4及びターゲット部材5を備えている。バーナー30は、加熱室2に設置されている。点火プラグ4は、加熱室2に対して固定されている。なお、点火プラグ4の加熱室2に対する固定は、点火プラグ4が加熱室2に直接取り付けられることで行われてもよいし、点火プラグ4が加熱室2に他の部材を介して間接的に取り付けられることで行われてもよい。
図4に示すように、バーナー30は、バーナー面32と、複数の炎孔33とを有している。バーナー面32は、バーナー30の一面である。複数の炎孔33は、バーナー面32に形成されている。
ターゲット部材5は、固定部50、突出部51及びターゲット部52を有している。固定部50は、加熱室2に対して固定されている。なお、固定部50の加熱室2に対する固定は、固定部50が加熱室2に直接取り付けられることで行われてもよいし、固定部50が加熱室2に他の部材を介して取り付けられることで行われてもよい。
突出部51は、固定部50から突出している。ターゲット部52は、突出部51から突出している。ターゲット部52の先端は、点火プラグ4との間で火花放電を生じさせるターゲット54となっている。突出部51は、バーナー面32において複数の炎孔33が形成されていない部分にのみ接触している。
本実施形態では、突出部51がバーナー面32に接触することで、ターゲット54のバーナー面32に対する位置が安定する。このため、ターゲット54の点火プラグ4に対する位置がばらつき難く、点火プラグ4による放電を適切に生じさせることができる。したがって、バーナー30の点火の不具合が生じ難い。また、突出部51は、バーナー面32において複数の炎孔33が形成されていない部分にのみ接触するので、炎孔33から吹き出された混合ガス及びこの混合ガスによって生じる炎が、突出部51に当たり難い。このため、バーナー30の燃焼が不安定になることが抑制される。
(2)詳細
以下、グリル装置1について、グリル装置1が設置された状態を基準にして規定した図1に示す方向を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のグリル装置1は、ケーシング10、天板11、複数のこんろバーナー12、複数の五徳13及び調理対象物受け14を備えている。
ケーシング10は、上方に開口した箱状に形成されている。ケーシング10の内部には、複数のこんろバーナー12が設置されている。天板11はケーシング10上に設置されている。天板11はケーシング10の上面を覆っている。複数のこんろバーナー12の各々は、天板11に形成された孔16を通って上方に突出している。天板11上には、こんろバーナー12毎に五徳13が設置されている。
本実施形態の加熱室2は、前方に開口した箱状に形成されたグリル庫である。加熱室2は、ケーシング10の内部に設置されており、ケーシング10と天板11とで囲まれた空間に位置している。図2に示すように、加熱室2は、底部20、左右の側壁部21,22、天井部24及び後壁部23を有している。加熱室2の内側には、底部20、左右の側壁部21,22、天井部24及び後壁部23で囲まれた加熱空間が形成されている。加熱室2の内部(加熱空間)には、調理対象物を受ける調理対象物受け14が配置される。本実施形態の調理対象物受け14は、上方に開口した調理容器である。
加熱室2の前端部には、開口部25が形成されている。加熱室2内の加熱空間は、開口部25を介してケーシング10(図1参照)の前方に開放される。調理対象物受け14は、開口部25を通して加熱室2(加熱空間)に出し入れされる。
本実施形態のグリル装置1は、開口部25を開閉するグリル扉91(図1参照)と、グリル扉91を支持している支持機構92とを更に備えている。
支持機構92は、加熱室2に対して前後方向に移動可能に設置された左右一対のスライドレール93(図3参照)を有している。一対のスライドレール93の前端部は、図1に示すグリル扉91に連結されている。利用者は、グリル扉91を前後方向に移動することで、加熱室2の開口部25をグリル扉91によって開閉することができる。
グリル装置1は、図3に示すように、加熱室2に配置された調理対象物(調理対象物受け14を含む)を加熱するためのグリルバーナー3を更に備えている。本実施形態のグリルバーナー3は、複数のバーナー30,31を有している。
本実施形態のグリルバーナー3は、複数のバーナー30,31として、上バーナー30と下バーナー31とを有している。上バーナー30及び下バーナー31の各々は、ブンゼンバーナーである。本実施形態の点火プラグ4は、上バーナー30に点火するために用いられる。
上バーナー30は、加熱室2の天井部24に設置されている。上バーナー30は、加熱室2に配置された調理対象物受け14の上方に位置し、調理対象物受け14及び調理対象物受け14で受けられた調理対象物を上方から加熱する。
下バーナー31は、加熱室2の底部20に設置されている。下バーナー31は、加熱室2内に配置された調理対象物受け14の下方に位置し、調理対象物受け14及び調理対象物受け14内の調理対象物を下方から加熱する。
本実施形態のグリル装置1は、枠状に形成された支持部材90を備えている。支持部材90は、調理対象物受け14を取り外し可能に支持する。支持部材90は、一対のスライドレール93に着脱可能に取り付けられている。
支持部材90及び調理対象物受け14は、グリル扉91(図1参照)及び一対のスライドレール93と共に前後方向に移動する。グリル扉91が開口部25を閉じる閉位置に配置されたとき、支持部材90及び調理対象物受け14は、加熱室2内に配置される。利用者は、閉位置に配置されたグリル扉91を前方に動かすことで、支持部材90及び調理対象物受け14を、加熱室2の開口部25よりも前方に配置することができる。
図1に示すように、グリル装置1は、操作部17を更に備えている。本実施形態の操作部17は、複数のこんろバーナー12を操作するためのこんろ用操作部170と、複数のバーナー30,31を操作するためのグリル用操作部171とを有している。
本実施形態のこんろ用操作部170は、複数の押し釦式の操作部170aを有している。本実施形態のグリル用操作部171は、押し釦式の操作部171aと、操作パネル式の操作部171bとを有している。
グリル装置1の利用者は、こんろ用操作部170を操作することで、各こんろバーナー12の点火と消火の切り替え及び火力調節を行うことができる。また、利用者は、グリル用操作部171の操作部171aを操作することで、各バーナー30,31(図3参照)の点火と消火の切り替えを行うことができる。また、利用者は、グリル用操作部171の操作部171bを操作することで、各バーナー30,31の火力調節並びに自動調理の設定と開始を行うことができる。
図4に示すように、上バーナー30は、複数(多数)の炎孔33がバーナー面32に形成されたバーナーである。図3に示すように、本実施形態の上バーナー30は、中空のバーナー本体34と、混合管37とを有している。バーナー本体34は、扁平であり、水平面に沿って広がっている。混合管37はバーナー本体34につながっている。
本実施形態のバーナー面32は、バーナー本体34の下面によって構成されている。図4に示すように、複数の炎孔33は、バーナー面32における水平な平面部38に形成されている。本実施形態の複数の炎孔33は、バーナー面32の中央部の領域を囲むように並んでいる。また、複数の炎孔33の各々は、バーナー本体34の底部を、平面部38に直交する上下方向に貫通した円形の孔であり、バーナー本体34の内側に形成された内部空間36に通じている。
図3に示すように、本実施形態のグリル装置1は、ガス供給管18と、ノズル19とを備えている。ガス供給管18には、図示しないガス供給源から燃料ガスが供給される。ノズル19は、ガス供給管18に接続されており、ガス供給管18に供給された燃料ガスを混合管37に供給する。ノズル19からガス供給管18に燃料ガスが供給されたとき、ノズル19の周囲の空気は、燃料ガスと共に混合管37に供給される。混合管37に供給された燃料ガス及び空気は、混合管37において混合された後、混合ガスとしてバーナー本体34の内部空間36に供給される。バーナー本体34の内部空間36に供給された混合ガスは、複数の炎孔33(図4参照)から下方に向かって吹き出される。
図4に示すように、加熱室2の天井部24には、上バーナー30に点火するための点火プラグ4が設置されている。本実施形態の点火プラグ4は、上下方向に見て、左右方向に延びている。
本実施形態では、天井部24においてバーナー面32の右側に位置する部分に、下方に突出した設置部26が形成されており、この設置部26に点火プラグ4が設置されている。
点火プラグ4は、加熱室2の外側から、設置部26に形成された孔27を通って、加熱室2の内側となる左側に向かって突出している。点火プラグ4の長手方向の一部は、孔27に嵌め込まれることで、設置部26に保持されている。
本実施形態のグリル装置1は、上バーナー30によって発生した炎の温度を検知するための温度センサー15を備えている。温度センサー15は、熱電対であり、温度センサー15と点火プラグ4とは、前後方向に間隔をあけて並んでいる。温度センサー15は、加熱室2の外側から、設置部26に形成された孔28を通って、加熱室2の内側となる左側に向かって突出している。温度センサー15は、長手方向の一部が孔28に嵌め込まれることで、設置部26に保持されている。温度センサー15を用いて検知された温度のデータは、例えば、上バーナー30の燃焼の有無を判定するために用いられる。
本実施形態の点火プラグ4は、先端に近い部分ほど上方に位置するように(バーナー面32に近づくように)傾斜している。点火プラグ4の先端部(左側端部)は、先端が尖った放電電極40で構成されている。
図5に示すように、上バーナー30の複数の炎孔33の一部は、点火プラグ4によって点火される混合ガスを吹き出す点火用炎孔35を構成している。なお、図5では、後述する覆板8(図4参照)の図示を省略している。
点火プラグ4は、加熱室2内において点火用炎孔35から混合ガスが吹き出される領域に、火花放電を生じさせることで、点火用炎孔35から吹き出された混合ガスに点火する。この点火によって生じた炎が、点火用炎孔35以外の炎孔33から吹き出された混合ガスに火移りすることで、上バーナー30は燃焼状態になる。
図6に示すように、ターゲット部材5は、点火プラグ4の放電の対象となるターゲット54を有している。ターゲット部材5は、加熱室2の天井部24に取り付けられている。本実施形態のターゲット部材5は、金属製であり、金属板を曲げ加工することにより形成されている。
図7A〜図8Bに示すように、ターゲット部材5には、加熱室2に取り付けられる固定部50が形成されている。本実施形態の固定部50は、保持片53と、一対の取付片55と、縁片58とを有している。
保持片53は、図4に示すように、設置部26から加熱室2内に突出した点火プラグ4の長手方向の一部を保持している。すなわち、本実施形態の保持片53は、点火プラグ4を保持する保持部を構成している。
図7A及び図7Bに示すように、本実施形態の保持片53は、前後方向に延びて上方に開口した溝状に形成されており、前後方向に延びた底部56と、底部56の左右両端部からそれぞれ上方に突出した一対の壁部57とを有している。一対の壁部57の各々には、左右方向に貫通した保持孔61が形成されている。
図4に示すように、加熱室2の設置部26から突出した点火プラグ4は、各壁部57の保持孔61を通過している。点火プラグ4の長手方向の一部は、各壁部57の保持孔61に嵌め込まれることで、保持片53で保持されている。つまり、本実施形態のターゲット部材5は、点火プラグ4を保持する保持具を兼ねており、点火プラグ4は、加熱室2とターゲット部材5とで保持されている。
更に本実施形態のターゲット部材5は、温度センサー15を保持する保持具を兼ねている。図7A及び図7Bに示すように、保持片53の各壁部57には、左右方向に貫通した第2の保持孔72が形成されている。
図4に示すように、加熱室2の設置部26から突出した温度センサー15の長手方向の一部は、各壁部57の第2の保持孔72に嵌め込まれることで、保持片53で保持されている。
本実施形態のグリル装置1は、覆板8を備えている。ターゲット部材5は、覆板8を保持する保持具を兼ねている。覆板8は、ねじ80により、保持片53の底部56に取り付けられている。覆板8は、温度センサー15の検知対象となる炎の下方に位置し、この炎が加熱室2内で生じる気流によって揺れることを抑制する。これにより、温度センサー15の検知精度が高まる。
図7A及び図7Bに示すように、固定部50が有する一対の取付片55は、保持片53の左側の壁部57の前後方向の両端部からそれぞれ突出している。一対の取付片55の各々は、左側の壁部57から右側の壁部57に向かって突出した接続部59と、接続部59の上端部から前後方向における外側(他方の取付片55とは反対側)に向かって突出した取付部60とを有している。
各取付片55の取付部60は、図4に示すように、加熱室2の天井部24の下面において、設置部26とバーナー面32との間の部分に接している。図7A及び図7Bに示すように、各取付片55の取付部60には、上下方向に貫通した孔62が形成されている。各取付片55の取付部60は、孔62に下方から通されて、天井部24にねじ込まれたねじ71(図4参照)により、天井部24に固定されている。これにより、ターゲット部材5は、加熱室2の天井部24においてバーナー面32に隣接する部分に固定されている。
固定部50が有する縁片58は、左側の壁部57の上端部から左側に向かって突出している。ターゲット部材5には、固定部50から突出した突出部51と、突出部51から突出したターゲット部52とが形成されている。突出部51は、固定部50の縁片58から左側に向かって片持ちで突出しており、固定部50とは反対側の端部は、固定されていない。ターゲット部52は、突出部51の先端部(固定部50とは反対側の端部)から突出している。
本実施形態の突出部51は、連結部63と、連結部63を介して固定部50につながった支え部64とを有している。連結部63は、前後方向に間隔をあけて並んだ一対の腕部65で構成されている。すなわち、一対の腕部65は、支え部64と固定部50とをつないでいる。
一対の腕部65の各々は、上下方向に見て、左右方向に延びている。本実施形態の各腕部65は、第1張出部分66、第2張出部分67、接触部分68、第1延出部分69及び第2延出部分70を有している。
第1張出部分66は、固定部50の縁片58から左側(保持片53とは反対側)に向かって延び出ている。第2張出部分67は、第1張出部分66の左側(固定部50とは反対側)の端部から、上方(バーナー面32に向かう方向)に突出している。
接触部分68は、第2張出部分67の上端部から左側(固定部50とは反対側)に向かって突出している。接触部分68は、図6に示すように、バーナー面32の平面部38に押し付けられた状態で接触している。このため、ターゲット部材5が有するターゲット54のバーナー面32に対する位置が、安定する。なお、突出部51及びターゲット部52においては、接触部分68だけがバーナー面32に接触する。また、本実施形態の接触部分68は、その上面の全部が平面部38に接触している。
図7A及び図7Bに示すように、第1延出部分69は、接触部分68の左側の端部から、下方(バーナー面32とは反対側に向かう方向)に突出している。第2延出部分70は、第1延出部分69の下端部(接触部分68とは反対側の端部)から左側(固定部50とは反対側)に向かって突出している。すなわち、第2延出部分70は、第1延出部分69から、第1延出部分69が接触部分68から突出する方向と交差する方向に突出している。第2延出部分70は、バーナー面32の平面部38(図6参照)に隙間を介して対向している。第2延出部分70の第1延出部分69とは反対側の端部は、支え部64につながっている。すなわち、一対の腕部65の間には、支え部64が位置しており、一対の腕部65は、第2延出部分70における第1延出部分69とは反対側の端部同士が、支え部64を介してつながっている。本実施形態の第2延出部分70は、図6に示すように、支え部64側の端に近い部分ほど下方に位置するように(バーナー面32から離れるように)傾斜している。
図7A及び図7Bに示すように、支え部64は、第2延出部分70と平行な板状に形成されており、前後方向に延びている。ターゲット部52は、支え部64の前後方向の中間部から右側(固定部50側)に向かって突出しており、上下方向に見て、一対の腕部65の間に位置している。本実施形態のターゲット部52は、先鋭な三角形板状に形成されている。
ターゲット部52の先端は、図4に示す点火プラグ4の放電電極40との間で火花放電を生じさせるターゲット54を構成している。ターゲット54は、点火プラグ4の放電電極40の先端に隙間を介して対向している。図5に示すように、上下方向に見て、点火プラグ4の先端(放電電極40の先端)と、ターゲット54との間には、点火用炎孔35が位置している。
ターゲット54と放電電極40の先端との間には、上バーナー30の点火用炎孔35から吹き出された混合ガスが供給される。このため、放電電極40とターゲット54との間に高電圧が印加されて火花放電が生じることで、点火用炎孔35から吹き出された混合ガスに火がつく。
図6に示すように、支え部64の全体は、ターゲット54よりもバーナー面32から離れている。このため、上バーナー30で生じた炎は、支え部64に当たり難い。上バーナー30で生じた炎が、支え部64に当たると、ターゲット部材5が振動して音が発生したり、上バーナー30で生じた炎の熱がターゲット部材5に奪われて、上バーナー30の燃焼が不安定になったりするおそれがある。しかし、本実施形態では、上バーナー30で生じた炎が、支え部64に当たり難いため、ターゲット部材5の振動が抑制され、上バーナー30の燃焼が不安定になることが抑制される。
更に本実施形態の支え部64は、左右方向においてターゲット部52から左側(ターゲット部52とは反対側)に離れた部分ほど、バーナー面32から離れるように傾斜している。このため、上バーナー30で生じた炎は、支え部64に一層当たり難い。
また、本実施形態のターゲット部52は、左端(支え部64)に近い部分ほど下方に位置するように傾斜しており、ターゲット54はターゲット部52においてバーナー面32に最も近い位置に配置される。すなわち、ターゲット部52においてターゲット54以外の部分は、ターゲット54よりもバーナー面32から離れており、上バーナー30で生じた炎は、ターゲット部52にも当たり難い。
また、本実施形態では、各腕部65の第2延出部分70の全体が、ターゲット54よりもバーナー面32から離れている。このため、上バーナー30で生じた炎は、各腕部65の第2延出部分70にも当たり難い。
(変形例)
本実施形態のグリル装置1は、適宜設計変更可能である。例えば、各第2延出部分70及び支え部64は、図9Aに示すように、左側の端に近い部分ほどバーナー面32に近づくように傾斜してもよい。また、図9Bに示すように、各第2延出部分70及び支え部64からバーナー面32までの距離は、ターゲット54からバーナー面32までの距離と同じであってもよいし、ターゲット54からバーナー面32までの距離よりも小さくてもよい。また、支え部64は、前後方向においてターゲット部52から離れた部分ほどバーナー面32から離れるように傾斜してもよい。また、連結部63は、1本の腕部65で構成されてもよいし、3本以上の腕部65で構成されてもよい。
また、前記実施形態のターゲット部52は、図8Aに示すように、バーナー面32に対する傾斜角度θ1が、支え部64のバーナー面32に対する傾斜角度θ2よりも大きくなっているが、傾斜角度θ1は、傾斜角度θ2と同じであってもよいし、傾斜角度θ2よりも小さくてもよい。
また、点火プラグ4は、例えば、ターゲット部材5の保持片53のみで保持されてもよい。また、ターゲット部材5は、点火プラグ4を保持する部分を備えなくてもよい。この場合、点火プラグ4は、加熱室2の設置部26だけで保持されてもよいし、設置部26と、ターゲット部材5とは別に加熱室2に取り付けられた他の部材とで保持されてもよい。また、温度センサー15及び覆板8は省略可能である。
また、調理対象物受け14は、焼き網又はプレート等であってもよい。また、本開示の技術は、下バーナー31や、他のグリル装置が備えるバーナーを点火するための点火プラグ及びターゲット部材にも適用可能である。また、グリルバーナー3は、上バーナー30及び下バーナー31のうち、上バーナー30だけを有してもよいし、下バーナー31だけを有してもよい。
(態様)
以上説明した、実施形態及び変形例から明らかなように、第1の態様のグリル装置1は、以下に示す構成を有している。グリル装置1は、加熱室2、バーナー(上バーナー)30、点火プラグ4及びターゲット部材5を備えている。バーナー30は、加熱室2に設置されている。点火プラグ4は、加熱室2に対して固定されている。バーナー30は、バーナー面32及び複数の炎孔33を有している。バーナー面32は、バーナー30の一面である。複数の炎孔33は、バーナー面32に形成されている。ターゲット部材5は、固定部50、突出部51及びターゲット部52を有している。固定部50は、加熱室2に対して固定されている。突出部51は、固定部50から突出している。ターゲット部52は、突出部51から突出している。ターゲット部52の先端は、点火プラグ4との間で火花放電を生じさせるターゲット54となっている。突出部51は、バーナー面32において複数の炎孔33が形成されていない部分にのみ接触している。
この態様によれば、突出部51がバーナー面32に接触することで、ターゲット54のバーナー面32に対する位置がばらつき難くなり、ターゲット54の点火プラグ4に対する位置が安定する。このため、バーナー30の点火の不具合が生じ難い。また、突出部51は、バーナー面32において複数の炎孔33が形成されていない部分にのみ接触するので、炎孔33から吹き出された混合ガス及びこの混合ガスによって生じる炎が、突出部51に当たり難くなる。このため、バーナー30の燃焼が不安定になることが抑制される。
また、第2の様態のグリル装置1は、第1の様態との組み合わせにより実現され得る。第2の様態のターゲット部材5は、保持部(保持片53)を有している。保持部は、点火プラグ4を保持している。
この態様によれば、ターゲット部材5を、点火プラグ4を保持する保持具として兼用できる。
また、第3の様態のグリル装置1は、第1又は第2の様態との組み合わせにより実現され得る。第3の様態の突出部51は、支え部64及び一対の腕部65を有している。一対の腕部65は、支え部64と固定部50とをつないでいる。ターゲット部52は、支え部64から突出している。一対の腕部65の各々が、バーナー面32において複数の炎孔33が形成されていない部分に接触している。
この態様によれば、支え部64が一対の腕部65によって固定部50に強固に接続され、突出部51の変形が抑制される。このため、ターゲット54の固定部50に対する位置が安定し、バーナー30の点火の不具合が一層生じ難くなる。
また、第4の様態のグリル装置1は、第3の様態との組み合わせにより実現され得る。第4の態様における一対の腕部65の各々は、接触部分68、第1延出部分69及び第2延出部分70を有している。接触部分68は、バーナー面32において複数の炎孔33が形成されていない部分に接触している。第1延出部分69は、接触部分68からバーナー面32とは反対側に向かって突出している。第2延出部分70は、第1延出部分69における接触部分68とは反対側の端部から、第1延出部分69が接触部分68から突出した方向と交差する方向に突出して、支え部64につながっている。一対の腕部65の各々の第2延出部分70は、ターゲット54よりもバーナー面32から離れている。
この態様によれば、バーナー30で生じた炎の熱が、第2延出部分70に伝わり難くなる。このため、バーナー30で生じた炎の熱が、ターゲット部材5に奪われて、バーナー30の燃焼が不安定になることが抑制される。
また、第5の様態のグリル装置1は、第3又は第4の様態との組み合わせにより実現され得る。第5の様態の支え部64は、ターゲット54よりもバーナー面32から離れている。
この態様によれば、バーナー30で生じた炎の熱は、支え部64に伝わり難くなる。このため、バーナー30で生じた炎の熱が、ターゲット部材5に奪われて、バーナー30の燃焼が不安定になることが抑制される。
1 グリル装置
2 加熱室
30 バーナー(上バーナー)
32 バーナー面
33 炎孔
4 点火プラグ
5 ターゲット部材
50 固定部
51 突出部
52 ターゲット部
53 保持片(保持部)
54 ターゲット
64 支え部
65 腕部
68 接触部分
69 第1延出部分
70 第2延出部分

Claims (5)

  1. 加熱室と、
    前記加熱室に設置されたバーナーと、
    前記加熱室に対して固定された点火プラグと、
    ターゲット部材とを備え、
    前記バーナーは、
    前記バーナーの一面であるバーナー面と、
    前記バーナー面に形成された複数の炎孔とを有し、
    前記ターゲット部材は、
    前記加熱室に対して固定された固定部と、
    前記固定部から突出した突出部と、
    前記突出部から突出し、先端が前記点火プラグとの間で火花放電を生じさせるターゲットとなったターゲット部とを有し、
    前記突出部は前記バーナー面において前記複数の炎孔が形成されていない部分にのみ接触している、
    グリル装置。
  2. 前記ターゲット部材は、
    前記点火プラグを保持する保持部を有している、
    請求項1に記載のグリル装置。
  3. 前記突出部は、
    支え部と、
    前記支え部と前記固定部とをつないだ一対の腕部とを有し、
    前記ターゲット部は、前記支え部から突出し、
    前記一対の腕部の各々が、前記バーナー面において前記複数の炎孔が形成されていない部分に接触している、
    請求項1又は請求項2に記載のグリル装置。
  4. 前記一対の腕部の各々は、
    前記バーナー面において前記複数の炎孔が形成されていない部分に接触した接触部分と、
    前記接触部分から前記バーナー面とは反対側に向かって突出した第1延出部分と、
    前記第1延出部分における前記接触部分とは反対側の端部から、前記第1延出部分が前記接触部分から突出した方向と交差する方向に突出して、前記支え部につながった第2延出部分とを有し、
    前記一対の腕部の各々の前記第2延出部分は、前記ターゲットよりも前記バーナー面から離れている、
    請求項3に記載のグリル装置。
  5. 前記支え部は、前記ターゲットよりも前記バーナー面から離れている、
    請求項3又は請求項4に記載のグリル装置。
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