JP2020014431A - 園芸用ハウス - Google Patents

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森本 剛弘
Takehiro Morimoto
剛弘 森本
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Abstract

【課題】強風でも吹き飛ばされることなく安定的に園芸植物を保護することができ、ワンタッチで使用可能な状態に展開することができるとともに、園芸植物の手入れを容易に行うことができる園芸用ハウスを提供する。【解決手段】園芸植物を保護するための園芸用ハウス1Aであって、弾性変形自在な立体フレーム2と、立体フレーム2に張設される可撓性シート部材により箱形状に形成される箱体3とを備え、立体フレーム2は展開状態と折畳状態とに切替可能であり、箱体3は、園芸容器5が載置される園芸容器載置部21と、園芸容器5を覆うように園芸容器載置部21に一体的に設けられる園芸容器カバー部22とを有し、園芸容器カバー部22には、園芸容器5を出し入れ可能な開口部30と、開口部30を開閉自在に塞ぐ扉部31とが設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、園芸植物を雨や雪、冷気、霜、夜露等から保護するための園芸用ハウスに関する。
近年、主婦層を中心に趣味と実益を兼ねた家庭園芸が広がっており、プランターや鉢等の園芸容器を用いた野菜や花卉等の栽培がますます盛んになっている。ところが、専門知識あるいは専門技術を有しない者による家庭園芸では、成果を得られないことも多いのが現状であり、その主な原因としては、冬場における発芽、育苗時の問題が挙げられる。すなわち、昼夜の寒暖の差や霜の発生等により、発芽が妨げられたり、育苗が妨げられたりするという問題があった。
上記のような問題を解決し得るものとして、例えば特許文献1にて提案されている保護カバーがある。
特開2002−218851号公報
この特許文献1に係る保護カバーは、プランター本体の上部開口縁回りに設けられた所要の支柱ガイドに差し込まれる所要の支柱を適宜に組むことによって構築される骨組と、この骨組に張設されるビニールシートとにより構成されている。この保護カバーにより、温湿度変化を緩和することができるとともに、霜害を防ぐことができる。
しかしながら、上記の特許文献1に係る保護カバーは、プランター本体に設けられた支柱ガイドに支柱を差し込むことでプランター本体の上部に組み付けられる構成であるため、風の当たり具合によっては支柱が上方に引っ張られ、強風の場合、吹き飛ばされることがあるという問題点がある。また、使用の際には、プランター本体の支柱ガイドに支柱を差し込む作業が必要であるため、面倒であるという問題点がある。また、園芸植物に対して水やりや、肥料を与える等の手入れを行う際には、プランター本体から保護カバーを取り外さなくてはならず、当然、手入れ後は、再度、保護カバーをプランター本体に取り付けなくてはならず、園芸植物の手入れを容易に行うことができないという問題点がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、強風でも吹き飛ばされることなく安定的に園芸植物を保護することができ、ワンタッチで使用可能な状態に展開することができるとともに、園芸植物の手入れを容易に行うことができる園芸用ハウスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る園芸用ハウスの特徴構成は、
園芸植物を保護するための園芸用ハウスであって、
弾性変形自在な無端線材により立体的形状に形成される立体フレームと、
前記立体フレームに張設される可撓性シート部材により箱形状に形成される箱体とを備え、
前記立体フレームは、底部の骨組を構成する底部フレーム部と、前記底部フレーム部の両側に一体的に連設されて両側部の骨組みを構成する一対の側部フレーム部とを有し、前記底部フレーム部の両側に前記側部フレーム部が起立される展開状態と、前記底部フレーム部上に前記側部フレーム部が重ね合わされる折畳状態とに切替可能であり、
前記箱体は、園芸植物を栽培するために用いる園芸容器が載置される園芸容器載置部と、前記園芸容器載置部に載置されている前記園芸容器を覆うように前記園芸容器載置部に一体的に設けられる園芸容器カバー部とを有し、
前記園芸容器カバー部には、前記園芸容器を出し入れ可能な開口部と、前記開口部を開閉自在に塞ぐ扉部とが設けられることにある。
本構成の園芸用ハウスによれば、園芸容器が載置される園芸容器載置部に園芸容器カバー部が一体的に設けられているので、園芸容器カバー部に当たる風が強風であっても園芸容器の重みや、園芸容器内の培養土の重み、園芸植物の重み等によって吹き飛ばされることがなく、安定的に園芸植物を保護することができる。また、立体フレームの弾性反発によって立体フレームが折畳状態から展開状態に瞬時に切り替えられるので、ワンタッチで使用可能な状態に展開することができる。また、園芸植物に対して水やりや、肥料を与える等の手入れを行う際には、園芸容器カバー部に設けられている扉部を開けるだけでよく、手入れ後は、扉部を閉めるだけでよいので、園芸植物の手入れを容易に行うことができる。
本発明に係る園芸用ハウスにおいて、
前記底部フレーム部は、左右方向に延び、且つ前後方向に所定間隔をあけて配される一対の底辺部を有し、
前記側部フレーム部は、上下方向に延びて前記一対の底辺部に連設される一対の側辺部と、前記側辺部の上端同士を繋ぐように前記側辺部に一体的に連設される頂部とを有し、
前記立体フレームは、前記展開状態から、前記一対の底辺部のうちの一方の底辺部に他方の底辺部を近づけ、さらに他方の底辺部が一方の底辺部を越えて移動されたときに、一方の底辺部と他方の底辺部とで第一環状部が形成されるとともに、前記一対の側辺部と前記頂部とによって前記一対の底辺部の一側に第二環状部が、他側に第三環状部が、それぞれ形成され、前記第一環状部の上に前記第二環状部を捻じ伏せ、捻じ伏せられた前記第二環状部の上に前記第三環状部を捻じ伏せることによって、前記折畳状態とされることが好ましい。
本構成の園芸用ハウスによれば、立体フレームに対する所定の操作によって第一環状部の上に第二環状部が捻じ伏せられ、捻じ伏せられた第二環状部の上に第三環状部が捻じ伏せられて立体フレームが折畳状態とされるので、コンパクトに折り畳むことができる。
本発明に係る園芸用ハウスにおいて、
前記開口部は、前記一対の側部フレーム部及び前記底部フレーム部に沿って前記園芸容器カバー部をU字状に切り欠いたような形状であり、
前記扉部は、当該扉部の上辺縁が前記園芸容器カバー部に一体的に接続され、前記上辺縁回りに折り返すことで前記開口部を開くように構成されることが好ましい。
本構成の園芸用ハウスによれば、開口部の開口面積を広く確保することができるとともに、扉部を上辺縁回りに折り返して園芸容器カバー部上に載せて置くことで開口部が開かれたままの状態とされるので、開口部を通して園芸容器を出し入れする作業や、園芸植物に対して水やりや、肥料を与える等の手入れ作業をより容易に行うことができる。
本発明に係る園芸用ハウスにおいて、
前記箱体の上部には、前記一対の側部フレーム部の間に架け渡されるようにビーム部材が組み込まれることが好ましい。
本構成の園芸用ハウスによれば、箱体の上部の形状がビーム部材によって確実に保たれるので、箱体の上部が下方に向かって湾曲するように垂れ下がって園芸植物に干渉するような不具合の発生を確実に防ぐことができる。
本発明に係る園芸用ハウスにおいて、
前記ビーム部材は、複数の棒状部材と、前記棒状部材の端部同士に外嵌されるスリーブと、前記スリーブに対して前記棒状部材を所定の嵌め込み位置で止める位置決め手段と、前記棒状部材の端部同士を引き付ける引付手段とを備えることが好ましい。
本構成の園芸用ハウスによれば、複数の棒状部材の端部同士がスリーブによって連結され、スリーブに対して棒状部材が位置決め手段によって所定の嵌め込み位置で止められた状態で、複数の棒状部材の端部同士が引付手段によって引き付けられるので、複数の棒状部材がスリーブを介して長手方向に連なった状態が保持されてビーム部材として機能することになる。また、複数の棒状部材が長手方向に連なった状態において、スリーブを介して連結される一方の棒状部材を他方の棒状部材に対して引付手段の引付力に抗してスリーブから引き抜き、一方の棒状部材と他方の棒状部材とを平行に並べるように折り曲げれば、コンパクトに折り畳むことができて、持ち運びに便利な形態とすることができる。
本発明に係る園芸用ハウスにおいて、
前記園芸容器カバー部は、光が透過可能な透明素材からなることが好ましい。
本構成の園芸用ハウスによれば、園芸植物の光合成を妨げることなく、園芸植物を雨や雪、冷気、霜、夜露等から保護することができる。
本発明に係る園芸用ハウスにおいて、
前記園芸容器カバー部は、虫の侵入を防ぐ防虫網からなることが好ましい。
本構成の園芸用ハウスによれば、通気性を確保しつつ、植物を食べて加害する害虫や、植物の汁を吸って加害する害虫、カビ、細菌、ウイルス等を媒介する害虫のハウス内への侵入を確実に防ぐことができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る園芸用ハウスの全体斜視図で、(a)は展開状態図、(b)は折畳状態図である。 図2は、第一実施形態に係る園芸用ハウスの全体骨組を構成する立体フレームの全体斜視図である。 図3は、第一実施形態に係る園芸用ハウスの上部を補強するビーム部材を示し、(a)は全体斜視図、(b)は一方の棒状部材を他方の棒状部材に対してスリーブから引き抜いた状態図、(c)は一方の棒状部材と他方の棒状部材とを平行に並べるように折り曲げた状態図である。 図4は、第一実施形態に係る園芸用ハウスの立体フレームの折畳動作説明図である。 図5は、第一実施形態に係る園芸用ハウスの使用状態を示す図で、(a)は扉部が閉じた状態図、(b)は扉部が開いた状態図である。 図6は、本発明の第二実施形態に係る園芸用ハウスの使用状態を示す図で、(a)は扉部が閉じた状態図、(b)は扉部が開いた状態図である。
以下、本発明について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることは意図しない。
〔第一実施形態〕
図1には、本発明の第一実施形態に係る園芸用ハウスの全体斜視図で、展開状態図(a)及び折畳状態図(b)がそれぞれ示されている。
<全体構成>
図1(a)に示される園芸用ハウス1Aは、立体フレーム2と、立体フレーム2に張設される可撓性シート部材により箱形状に形成される箱体3とを備えて構成され、園芸植物を雨や雪、冷気、霜、夜露等から保護するために用いられる。この園芸用ハウス1Aは、立体フレーム2に対する後述する所定の折畳操作により、図1(b)に示されるように、扁平な状態に折り畳むことができる。なお、図1(b)において符号4にて示されるのは、園芸用ハウス1Aを折畳状態に保持するために園芸用ハウス1Aに掛け回れる紐体である。
<立体フレーム>
図2に示されるように、立体フレーム2は、弾性変形自在な無端線材により立体的形状に形成されており、底部フレーム部11と、一対の側部フレーム部12とを有している。ここで、無端線材としては、例えば、ピアノ線、スチールワイヤ等の各種のワイヤを採用することができる。その他、弾性変形自在であれば、ポリエチレンや繊維強化プラスチック(FRP)等の各種の合成樹脂からなる線状体であってもよい。
[底部フレーム部]
底部フレーム部11は、左右方向に延び、且つ前後方向に所定間隔をあけて平行に配設される一対の底辺部13,14を備え、各底辺部13,14の両端に、外向きに凸状で立ち上がる円弧状角部15,16が一体的に連設されてなるものである。
[側部フレーム部]
側部フレーム部12は、上下方向に延び、且つ円弧状角部15,16を介して一対の底辺部13,14に連設される一対の側辺部17,18を備え、これら側辺部17,18の上端同士を繋ぐように上向きに凸状の円弧状頂部19がそれら側辺部17,18に一体的に連設されてなるものである。
<箱体>
図1(a)に示されるように、箱体3は、園芸植物を栽培するために用いる園芸容器5(図5(b)参照)が載置される園芸容器載置部21と、園芸容器載置部21に載置されている園芸容器5を覆うように園芸容器載置部21に一体的に設けられる園芸容器カバー部22とを有している。
[園芸容器載置部]
園芸容器載置部21は、横方向に長い平面視長方形状の底面を有し、略トレー形状に形成されている。この園芸容器載置部21は、主として布地によって構成され、布地としては、例えば、防水性や撥水性を有した各種の織布、不織布、合成樹脂シート等を採用することができる。
[園芸容器カバー部]
園芸容器カバー部22は、園芸容器載置部21と対向する天面部25と、天面部25の四辺に一体的に連設される前面部26、後面部27、左側面部28及び右側面部29とを有し、光が透過可能な透明素材、例えばビニールシートによって構成されている。こうして、園芸植物の光合成を妨げることなく、園芸植物を雨や雪、冷気、霜、夜露等から保護することができる。
[開口部、扉部]
図5(a)及び(b)に示されるように、前面部26には、図2に示される底辺部13、左右の円弧状角部15、及び左右の側辺部17に沿って当該前面部26をU字状に切り欠いたような形状で園芸容器5を出し入れ可能な開口部30が形成されるとともに、この開口部30を開閉自在に塞ぐ扉部31が配設されている。ここで、扉部31は、当該扉部31の上辺縁が天面部25の前辺部に一体的に接続されており、当該扉部31の上辺縁回りに折り返すことで開口部30を開くように構成されている。こうして、開口部30の開口面積を広く確保することができるとともに、扉部31を上辺縁回りに折り返して天面部25上に載せて置くことで開口部30が開かれたままの状態とされるので、開口部30を通して園芸容器5を出し入れする作業や、園芸植物に対して水やりや、肥料を与える等の手入れ作業をより容易に行うことができる。
図1(a)に示されるように、開口部30(図5(b)参照)と扉部31との間には、咬合及び咬合解除可能な線状ファスナ35が取り付けられ、線状ファスナ35には、当該線状ファスナ35の咬合及び咬合解除を操作するための第一スライダ36及び第二スライダ37がそれぞれ装着されている。
第一スライダ36を線状ファスナ35の一端(図1(a)において右端)から他端(図1(a)において左端)へと向かう方向に移動させると、線状ファスナ35が咬合され、これとは逆に他端から一端へと向かう方向に移動させると、線状ファスナ35の咬合が解除される。一方、第二スライダ37を線状ファスナ35の他端から一端へと向かう方向に移動させると、線状ファスナ35が咬合され、これとは逆に一端から他端へと向かう方向に移動させると、線状ファスナ35の咬合が解除される。
図1(a)に示されるように、第一スライダ36及び第二スライダ37が線状ファスナ35の中間に位置している状態では、線状ファスナ35が全域に亘って咬合されて、開口部30(図5(b)参照)に対し扉部31が完全に閉まった状態に保持されている。この状態から、第一スライダ36を線状ファスナ35の一端に向けて移動させるとともに、第二スライダ37を線状ファスナ35の他端に向けて移動させると、線状ファスナ35の咬合が第一スライダ36及び第二スライダ37のそれぞれの移動に伴って解除され、図5(b)に示されるように、開口部30に対し扉部31を第一スライダ36及び第二スライダ37の移動量に応じて開くことができる。第一スライダ36を線状ファスナ35の一端に位置させるとともに、第二スライダ37を線状ファスナ35の他端に位置させれば、開口部30に対し扉部31を完全に開くことができる。
<ビーム部材>
図1(a)に示されるように、箱体3の上部には、一対の側部フレーム部12(図2参照)の間に架け渡されるようにビーム部材41が組み込まれている。より具体的に説明すると、天面部25には、左右方向に延び、前後方向に所定間隔をあけて平行に配される一対の鞘状収容部42が形成され、各鞘状収容部42内にビーム部材41が差し込まれている。こうして、箱体3の上部の形状がビーム部材41によって確実に保たれるので、箱体3の上部が下方に向かって湾曲するように垂れ下がって園芸植物に干渉するような不具合の発生を確実に防ぐことができる。
図3(a)に示されるように、ビーム部材41は、二本の棒状部材43,44を備え、これら棒状部材43,44の端部同士を突き合せた状態で、当該突き合せ端部同士をスリーブ45で外嵌して連結するとともに、スリーブ45で外嵌される端部とは反対側の端部にエンドキャプ46を装着することによって構成されている。
図3(a)の部分拡大断面図に示されるように、スリーブ45の長手方向中間部には、外周面側に形成される凹部形成面と内周面側に形成される凸部形成面とを表裏一体で併せ持つ位置決め用窪み部47が形成されている。棒状部材43,44をスリーブ45の中間位置近傍にまで差し込むと、棒状部材43,44の先端が位置決め用窪み部47の凸部形成面に突き当たって、それ以上差し込むことができず、その突き当たった嵌め込み位置で止まるようになっている。位置決め用窪み部47は、スリーブ45に対して棒状部材43,44を所定の嵌め込み位置で止める位置決め手段として機能する。
二本の棒状部材43,44の各々には、一端から他端に亘って中空部が形成されており、二本の棒状部材43,44の中空部の略全域に亘ってゴム紐48が組み込まれ、ゴム紐48の一端部が一方の棒状部材43の適所に固着され、ゴム紐48の他端部が他方の棒状部材44の適所に固着され、二本の棒状部材43,44がゴム紐48によって繋がれて、ゴム紐48の収縮力によって二本の棒状部材43,44の端部同士が引き付けられて突き合わされるようになっている。ゴム紐48は、二本の棒状部材43,44の端部同士を引き付ける引付手段として機能する。
ビーム部材41においては、二本の棒状部材43,44の端部同士がスリーブ45によって連結され、スリーブ45に対して棒状部材43,44が位置決め用窪み部47によって所定の嵌め込み位置で止められた状態で二本の棒状部材43,44の端部同士がゴム紐48によって引き付けられることによって、二本の棒状部材43,44がスリーブ45を介して長手方向に連なった状態が保持される。
<園芸用ハウスの使用方法>
以上に述べたように構成される園芸用ハウス1Aを使用する際には、図1(b)に示される折畳状態から図1(a)に示される展開状態にする必要がある。図1(b)に示される折畳状態の園芸用ハウス1Aは、紐体4によって折畳状態に保持されている。紐体4を取り外し、折畳状態の園芸ハウス1Aを引き伸ばすように軽く力を作用させるだけで、その後は立体フレーム2の弾性反発によって立体フレーム2が図4(d)に示される折畳状態から図4(a)に示される展開状態に瞬時に切り替えられ、これに伴い、園芸ハウス1Aが図1(b)に示される折畳状態から図1(a)に示される展開状態へとワンタッチで使用可能な状態に展開される。
図1(a)に示される展開状態の園芸用ハウス1Aにおいて、第一スライダ36及び第二スライダ37が線状ファスナ35の中間に位置している状態では、線状ファスナ35が全域に亘って咬合されて、開口部30(図5(b)参照)に対し扉部31が完全に閉まった状態に保持されている。この状態から、第一スライダ36を線状ファスナ35の一端に向けて移動させるとともに、第二スライダ37を線状ファスナ35の他端に向けて移動させ、第一スライダ36を線状ファスナ35の一端側に位置させるとともに、第二スライダ37を線状ファスナ35の他端側に位置させて、図5(b)に示されるように、扉部31を当該扉部31の上辺縁回りに折り返して、天面部25上に載せて置く。このようにして、扉部31を開いた状態にして、培養土及び園芸植物を収容した園芸容器5を、開口部30を通して園芸用ハウス1A内に入れ、園芸容器載置部21に載置する。そして、図5(a)に示されるように、第一スライダ36及び第二スライダ37を線状ファスナ35の中間に位置するように移動させ、開口部30(図5(b)参照)に対し扉部31が完全に閉まった状態に保持する。この図5(a)に示される状態においては、園芸容器カバー部22に当たる風が強風であっても園芸容器5の重みや、園芸容器5内の培養土の重み、園芸植物の重み等によって吹き飛ばされることがなく、安定的に園芸植物を保護することができる。
図5(a)に示される状態から、第一スライダ36を線状ファスナ35の一端に向けて移動させるとともに、第二スライダ37を線状ファスナ35の他端に向けて移動させ、図5(b)に示されるように、開口部30に対し扉部31を第一スライダ36及び第二スライダ37の移動量に応じて開き、当該扉部31の上辺縁回りに折り返して、天面部25上に載せて置く。このようにして、扉部31を開いた状態にして、園芸植物に対する水やりや、肥料を与える等の手入れを行う。手入れが終われば、開口部30を扉部31で塞ぎ、第一スライダ36及び第二スライダ37を線状ファスナ35の中間に位置させるように移動させて、開口部30を扉部31で閉じた状態を保持する。こうして、園芸植物の手入れを容易に行うことができる。
<園芸用ハウスの折畳方法>
図1(a)に示される園芸ハウス1Aは、図4(a)〜(d)に示される立体フレーム2の折畳動作によって、箱体3が立体フレーム2に追従するように折り畳まれ、図1(b)に示されるように、園芸ハウス1Aの全体が扁平な状態に折り畳まれ、持ち運び易く、収納スペースを抑えることができる形態となる。また、ビーム部材41は、図3(a)〜(c)に示される折畳動作によって、持ち運び易く、収納スペースを抑えることができる形態となる。
[立体フレームの折畳動作説明]
立体フレーム2の折畳動作は、以下の通りである。まず、図4(a)〜(b)に示されるように、展開状態から、一対の底辺部13,14うちの一方の底辺部13に他方の底辺部14を近づけ、さらに他方の底辺部14を一方の底辺部13を越えて移動させる。このとき、図4(b)に示されるように、一方の底辺部13と他方の底辺部14とによって第一環状部51が形成されるとともに、一対の側辺部17,18と円弧状頂部19とによって一対の底辺部13,14の一側に第二環状部52が、他側に第三環状部53が、それぞれ形成される。次いで、図4(b)〜(c)に示されるように、第一環状部51の上に第二環状部52を捻じ伏せ、捻じ伏せられた第二環状部52の上に第三環状部53を捻じ伏せる。これにより、図4(d)に示されるように、立体フレーム2が扁平な環状の折畳状態に切り替わり、コンパクトに折り畳むことができる。
[ビーム部材の折畳動作説明]
図3(a)に示されるように、二本の棒状部材43,44が長手方向に連なった状態において、図3(b)に示されるように、スリーブ45を介して連結される一方の棒状部材43を他方の棒状部材44に対しゴム紐48の引付力に抗してスリーブ45から引き抜き、図3(c)に示されるように、一方の棒状部材43と他方の棒状部材44とを平行に並べるように折り曲げれば、コンパクトに折り畳むことができ、持ち運びに便利な形態とすることができる。
〔第二実施形態〕
図6には、本発明の第二実施形態に係る園芸用ハウスの全体斜視図で、展開状態図(a)及び折畳状態図(b)がそれぞれ示されている。なお、この第二実施形態において、先に述べた第一実施形態と同一又は同様のものについては図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては、第二実施形態に特有の部分を中心に説明することとする。
図6(a)及び(b)に示される園芸用ハウス1Bにおいては、園芸容器カバー部22が、虫の侵入を防ぐ防虫網から構成されている。それ以外については、第一実施形態の園芸用ハウス1Aと同じ構成である。園芸容器カバー部22を防虫網で構成することにより、通気性を確保しつつ、植物を食べて加害する害虫や、植物の汁を吸って加害する害虫、カビ、細菌、ウイルス等を媒介する害虫のハウス内への侵入を確実に防ぐことができる。
防虫網としては、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂を素材としたフィラメント糸を、経糸及び緯糸に使用して網目が15〜30メッシュ程度の平織又は絡み織により織って得られるネット状織物等が挙げられる。
本発明の園芸用ハウスは、強風でも吹き飛ばされることなく安定的に園芸植物を保護することができ、ワンタッチで使用可能な状態に展開することができるとともに、園芸植物の手入れを容易に行うことができるという特性を有していることから、園芸植物を雨や雪、冷気、霜、夜露等から保護する用途において利用可能である。
1A,1B 園芸用ハウス
2 立体フレーム
3 箱体
5 園芸容器
11 底部フレーム部
12 側部フレーム部
13,14 底辺部
17,18 側辺部
19 円弧状頂部
21 園芸容器載置部
22 園芸容器カバー部
30 開口部
31 扉部
41 ビーム部材
43,44 棒状部材
45 スリーブ
47 位置決め用窪み部(位置決め手段)
48 ゴム紐(引付手段)
51 第一環状部
52 第二環状部
53 第三環状部

Claims (7)

  1. 園芸植物を保護するための園芸用ハウスであって、
    弾性変形自在な無端線材により立体的形状に形成される立体フレームと、
    前記立体フレームに張設される可撓性シート部材により箱形状に形成される箱体とを備え、
    前記立体フレームは、底部の骨組を構成する底部フレーム部と、前記底部フレーム部の両側に一体的に連設されて両側部の骨組みを構成する一対の側部フレーム部とを有し、前記底部フレーム部の両側に前記側部フレーム部が起立される展開状態と、前記底部フレーム部上に前記側部フレーム部が重ね合わされる折畳状態とに切替可能であり、
    前記箱体は、園芸植物を栽培するために用いる園芸容器が載置される園芸容器載置部と、前記園芸容器載置部に載置されている前記園芸容器を覆うように前記園芸容器載置部に一体的に設けられる園芸容器カバー部とを有し、
    前記園芸容器カバー部には、前記園芸容器を出し入れ可能な開口部と、前記開口部を開閉自在に塞ぐ扉部とが設けられる園芸用ハウス。
  2. 前記底部フレーム部は、左右方向に延び、且つ前後方向に所定間隔をあけて配される一対の底辺部を有し、
    前記側部フレーム部は、上下方向に延びて前記一対の底辺部に連設される一対の側辺部と、前記側辺部の上端同士を繋ぐように前記側辺部に一体的に連設される頂部とを有し、
    前記立体フレームは、前記展開状態から、前記一対の底辺部のうちの一方の底辺部に他方の底辺部を近づけ、さらに他方の底辺部が一方の底辺部を越えて移動されたときに、一方の底辺部と他方の底辺部とで第一環状部が形成されるとともに、前記一対の側辺部と前記頂部とによって前記一対の底辺部の一側に第二環状部が、他側に第三環状部が、それぞれ形成され、前記第一環状部の上に前記第二環状部を捻じ伏せ、捻じ伏せられた前記第二環状部の上に前記第三環状部を捻じ伏せることによって、前記折畳状態とされる請求項1に記載の園芸用ハウス。
  3. 前記開口部は、前記一対の側部フレーム部及び前記底部フレーム部に沿って前記園芸容器カバー部をU字状に切り欠いたような形状であり、
    前記扉部は、当該扉部の上辺縁が前記園芸容器カバー部に一体的に接続され、前記上辺縁回りに折り返すことで前記開口部を開くように構成される請求項1又は2に記載の園芸用ハウス。
  4. 前記箱体の上部には、前記一対の側部フレーム部の間に架け渡されるようにビーム部材が組み込まれる請求項1〜3の何れか一項に記載の園芸用ハウス。
  5. 前記ビーム部材は、複数の棒状部材と、前記棒状部材の端部同士に外嵌されるスリーブと、前記スリーブに対して前記棒状部材を所定の嵌め込み位置で止める位置決め手段と、前記棒状部材の端部同士を引き付ける引付手段とを備える請求項4に記載の園芸用ハウス。
  6. 前記園芸容器カバー部は、光が透過可能な透明素材からなる請求項1〜5の何れか一項に記載の園芸用ハウス。
  7. 前記園芸容器カバー部は、虫の侵入を防ぐ防虫網からなる請求項1〜5の何れか一項に記載の園芸用ハウス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021244284A1 (zh) * 2020-06-03 2021-12-09 浙江红果村休闲用品有限公司 一种透气式简易暖房

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