JP2020013741A - コネクタ、電子機器およびコネクタ実装方法 - Google Patents

コネクタ、電子機器およびコネクタ実装方法 Download PDF

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正明 坂東
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浩吏 山内
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純 岩崎
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宗文 中田
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Abstract

【課題】実装手順が簡便でありしかも電磁波ノイズのシールド能力を向上することのできるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ12は、一端が基板にハンダ付けされた端子30と、端子30を支持する絶縁部材32と、絶縁部材32の一部と端子30とを覆う金属のケース34と、ケース34に対して複数個所でスポット溶接され、絶縁部材32の露呈部を覆う金属のシールド材36とを有する。シールド材36は、ケース34の上板をさらに覆う上シールド部46と、上シールド部46の端部から屈曲して基板26の実装面26aまたはその近傍に達するように形成され、絶縁部材32の基板内側面32eを覆う内側シールド部48とを有する。内側シールド部48は、グランドポスト54a,54b,54cを有する。【選択図】図8

Description

本発明は、一端が基板にハンダ付けされた端子と、該端子を支持する絶縁部材と、絶縁部材の一部と端子とを覆う金属のケースとを有するコネクタ、該コネクタを備える電子機器、および該コネクタのコネクタ実装方法に関する。
多くの電子機器には外部機器との信号接続のためにコネクタが設けられている。コネクタは基板に実装されることが多いが、信号速度が高速になるにつれて該コネクタから周辺への電磁波障害(EMI)を防止するためにEMI対策が必要になる。EMI対策としては、例えば特許文献1に示されるようにコネクタの周囲にシールドを設けることが提案されている。
一方、近時のノート型またはタブレット型のパソコンやスマートフォンなどの電子機器は薄型化されており、基板およびコネクタの配置にスペース的な制約がある。スペース的な制約のため基板を筐体の厚み方向の一方に寄せた配置とすると、それだけコネクタとのオフセットが生じる。コネクタの端子は基板の実装面から上方に突出した後に基板外方向に延在し、さらに裏面側方向に下降する形状となっている。基板とコネクタとのオフセットが大きくなると端子の下降する部分が長くなり、この周辺部分がループアンテナのようになって電磁波ノイズを発生するためシールドにも工夫が必要となる。
図10に示すように、基板500に実装されるコネクタ502では、製造上、基板内方向が金属のケース504で覆われない開口506となることがある。この開口506からは電磁波が漏出しやすいためシールド508で覆うことが望ましい。シールド508はコンダクティブテープ510によりケース504と導通し、表面実装された複数のクリップ512によりグランドラインと導通する。一般的にケース504はグランド接続されている。
特開2005−268018号公報
ところで、図10のようにコンダクティブテープ510を用いる導通手段では、コンダクティブテープ510の貼り付けの手間が生じる。また、クリップ512を用いる導通手段では、シールド508の端部をクリップ512に差し込む作業に慣れが必要であるとともに差し込み作業後の目視検査が必要であり、しかもクリップ512を設けるだけ部品点数が増える。
さらに、本体としてのケース504およびクリップ512は自動機による実装が可能であるが、コンダクティブテープ510の貼り付けおよびシールド508の取り付けは作業者による手作業工程を設ける必要がある。
さらにまた、コンダクティブテープ510およびクリップ512では十分に低抵抗な導通が得られず、電磁波ノイズのシールド能力が必ずしも高くはない。特に、信号の一層の高速度化と、筐体のさらなる薄型化にともなうオフセット増大により電磁波ノイズが今後さらに強くなることが予想されていることから、シールド能力の向上が求められている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、実装手順が簡便でありしかも電磁波ノイズのシールド能力を向上することのできるコネクタ、電子機器およびコネクタ実装方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の態様にかかるコネクタは、一端が基板にハンダ付けされた端子と、前記端子を支持する絶縁部材と、前記絶縁部材の一部と前記端子とを覆う金属のケースと、前記ケースに対して複数個所でスポット溶接され、前記絶縁部材の露呈部の少なくとも一部を覆う金属のシールド材と、を有することを特徴とする。
また、本発明の態様にかかる電子機器は、一端が基板にハンダ付けされた端子と、前記端子を支持する絶縁部材と、前記絶縁部材の一部と前記端子とを覆う金属のケースと、を有するコネクタを備えた電子機器であって、前記コネクタは、前記ケースに対して複数個所でスポット溶接され、前記絶縁部材の露呈部の少なくとも一部を覆う金属のシールド材を有することを特徴とする。
さらに、本発明の態様にかかるコネクタ実装方法は、一端が基板にハンダ付けされる端子と、前記端子を支持する絶縁部材と、前記絶縁部材の一部と前記端子とを覆う金属のケースと、を有するコネクタを前記基板に取り付けるコネクタ実装方法であって、前記絶縁部材露呈部の少なくとも一部を覆う金属のシールド材を前記ケースに複数個所でスポット溶接する溶接工程と、前記コネクタを前記基板の規定位置に配置するマウント工程と、前記ケースおよび前記シールド材が備えるグランドポストを前記基板のグランドラインとハンダ付けするハンダ付け工程と、を有することを特徴とする。
これらの態様により、コンダクティブテープやクリップが不要で実装手順が簡便となり、しかもスポット溶接により良好な導通が得られ電磁波ノイズのシールド能力が向上する。
前記端子は、前記基板の基板上面から上方に向かう上昇部と、前記上昇部の端部からさらに前記基板の端部を超えるまで基板外方向に延在する基板端上部と、前記基板端上部の端部からさらに下方に向かう下降部と、前記下降部からさらに基板外方向に延在する接触部と、を有し、前記絶縁部材は前記上昇部を支持し、前記ケースは前記絶縁部材の上面を覆う上板を有し、前記シールド材は、前記上板をさらに覆う上シールド部と、前記上シールド部の端部から屈曲して前記絶縁部材の基板内側面の少なくとも一部を覆う内側シールド部と、を有してもよい。このような、内側シールド部が設けられることにより、絶縁部材の基板内側面からの電磁ノイズをシールドすることができる。
前記ケースおよび前記内側シールド部は、前記基板のグランドラインとハンダ付けされるグランドポストを有すると、シールド能力が一層向上する。
前記内側シールド部は、前記グランドポストを3つ有していると、十分なシールド能力が得られるとともに、各グランドポスト間に配線パターンを通すことができる。
前記スポット溶接は、前記グランドポストの近傍にそれぞれ1以上設けられていると、さらにシールド能力が向上する。
前記スポット溶接は、少なくとも1か所が前記グランドポストに直接溶接されていると、さらにシールド能力が向上する。
前記絶縁部材は、前記下降部を支持する下降支持部を備え、前記シールド材は、前記下降支持部よりも基板外方向へ延在する延在部を有し、前記スポット溶接は前記延在部に少なくとも1か所設けられていると、下降支持部から基板外方向へ向けた電磁ノイズをシールドすることができる。
本発明の上記態様では、金属のシールド材がケースに対して複数個所でスポット溶接されていることから、コンダクティブテープ貼付けやクリップ差込みが不要で実装手順が簡便となり、しかもスポット溶接により良好な導通が得られ電磁波ノイズのシールド能力が向上する。
図1は、実施の形態にかかるノートブック型PCの斜視図である。 図2は、実施の形態にかかるコネクタを斜め外方向から見た斜視図である。 図3は、実施の形態にかかるコネクタを斜め外方向から見た分解斜視図である。 図4は、実施の形態にかかるコネクタを斜め内方向から見た斜視図である。 図5は、実施の形態にかかるコネクタを斜め内方向から見た分解斜視図である。 図6は、実施の形態にかかるコネクタの断面側面図である。 図7は、コネクタが基板に実装された状態を斜め外方向から見た斜視図である。 図8は、コネクタが基板に実装された状態を斜め内方向から見た斜視図である。 図9は、実施の形態にかかるコネクタ実装方法の手順を示すフローチャートである。 図10は、従来技術にかかるコネクタを斜め内方向から見た分解斜視図である。
以下に、本発明にかかるコネクタ、電子機器およびコネクタ実装方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる電子機器であるノートブック型PC10の斜視図および本発明の実施形態にかかるコネクタ12を示している。本発明にかかる電子機器はノートブック型PC10に限らず、例えばデスクトップ型PCやモバイル型タブレット端末などでもよい。
ノートブック型PC10は、筐体14に対して蓋体16がヒンジ18により開閉可能となっており、蓋体16を閉じることによってコンパクトになりモバイル用途に好適である。
筐体14の上面にはキーボード装置20及びタッチパッド22が設けられている。蓋体16の正面にはその面積の大部分を占める表示装置24と、図示しないスピーカおよびカメラが設けられている。
筐体14には、本発明の実施形態にかかるコネクタ12が設けられている。コネクタ12は筐体14内の基板26端部に設けられており、その嵌合部が筐体14の側方に露呈している。基板26は筐体14の薄型化のために図1における下方に寄って配置されている。これに対してコネクタ12の位置は固定的であり、基板26とコネクタ12とのオフセットはやや大きくなっている。コネクタ12は、例えば映像および音声の外部出力用であり高速信号を扱っている。コネクタ12はプラグ28がコネクトされて外部機器に対して信号伝達を行う。
説明の便宜上、コネクタ12がプラグ28と対面する側を基板外方向、その反対側を基板内方向とする。また、基板外方向および基板内方向の延在方向を前後方向とし、その直交方向を幅方向とする。さらに、上下方向については基板26を基準とし、コネクタ12の端子30が実装される実装面(基板上面)26a(図6参照)の側を上方とし、その反対側の面26bを下方とする。一般的に、実装面26aは、コネクタ12以外にも他の多くの部品が装着される面である。なお、このような上下方向は、ノートブック型PC10の全体を示す図1における上下とは逆になっているので留意されたい。
図2は、コネクタ12を斜め外方向から見た斜視図であり、図3は、コネクタ12を斜め外方向から見た分解斜視図であり、図4は、コネクタ12を斜め内方向から見た斜視図であり、図5は、コネクタ12を斜め内方向から見た分解斜視図である。
図2、図3、図4および図5に示すように、コネクタ12は、並列配置された複数本の端子30と、端子を支持する絶縁部材32と、絶縁部材32の大部分と端子30とを覆う金属のケース34と、金属のシールド材36とを有する。ケース34およびシールド材36は、例えばSUS材である。図3および図5では、シールド材36をケース34から外した状態を示している。
図6は、コネクタ12の断面側面図である。図6に示すように、端子30は、実装面26aから上方に向かう上昇部30aと、上昇部30aの端部からさらに基板26の端部を超えるまで基板外方向に延在する基板端上部30bと、基板端上部30bの端部からさらに下方に向かう下降部30cと、下降部30cからさらに基板外方向に延在する接触部30dとを有する。接触部30dはプラグ28(図1参照)の端子と電気的に接続される部分である。端子30は、上昇部30aの下端が基板26にハンダ付けされる。
絶縁部材32は、例えばプラスチック成型品であって、基板上部32aと、下降支持部32bと、基板下部32cと、舌部32dとを有する。基板上部32aは、下部が実装面26aに接して上昇部30aの全部と基板端上部30bの一部とを覆って支持する。下降支持部32bは、基板26よりも基板外方向で下降部30cの全部と基板端上部30bの一部とを覆って支持する。基板下部32cは、下降支持部32bからつながってケース34の下板部まで達している。舌部32dは、基板下部32cの上部から基板外方向に突出している。端子30の接触部30dは基端部が下降支持部32bに含まれ、中程が基板下部32cで支持され、さらに先端部が舌部32dで支持されている。
なお、基板26とコネクタ12とのオフセットは実装面26aと舌部32dとの高さ方向差と言うことができる。このオフセットが大きいとそれだけ下降部30cが長くなる。下降部30cが長くなると上昇部30a、基板端上部30bおよび下降部30cで三方を囲まれた領域Lが大きくなり、この領域Lがいわゆるループアンテナと同様の作用で電磁ノイズを発生し得るが、後述するように電磁ノイズはシールドされる。
図2〜図5に戻り、ケース34はベース筒38と、上板40とを有する。ベース筒38は、偏平な略四角筒形状であって、基板下部32c、舌部32dおよび接触部30dの四方を覆っている。ベース筒38の上面には挿入されたプラグ28を弾性的に押圧する2本の爪38aが設けられている。ベース筒38の両側面の上部には、前後方向の窪み38bが設けられている。
上板40は平面視で略偏平T字形状であって、このうち基板外方向部40aの幅が短く、基板内方向部40bの幅は長い。上板40は基板外方向端がベース筒38の上面と段差をもってやや高くなるように接続されている。基板内方向部40bの両端は下向きの屈曲部40cを形成している。基板内方向部40bおよび屈曲部40cは基板上部32a、上昇部30aおよび基板端上部30bの上面および両側面を覆っている。基板外方向部40aは下降支持部32bの一部を覆っている。
絶縁部材32のうち上記の領域L(図6参照)の近傍はほとんどが上板40で囲われるが、基板上部32aのうち基板内側面32eの全面と、下降支持部32bの一部は露呈される。特に基板内側面32eは適度に広くて領域Lからの電磁波ノイズを発生し得るが、シールド材36によって遮断されて外部への漏出は十分に抑制される。絶縁部材32のうち実装面26aに対面する下面は、基板26のグランドによりシールドされる。
ケース34は、さらに基板26のグランドラインとハンダ付けされるグランドポスト42a,42bおよびグランドポスト44a、44bを有する。グランドポスト42a、42bはベース筒38における両側の窪み38bにそれぞれ設けられ、ベース筒38の一部が切り出されて側方に突出し、さらに先端が下に向かって屈曲した鉤形状となっている。グランドポスト42a,42bは途中で段付き形状となっており、側面43を形成している。グランドポスト44a,44bは、屈曲部40cの一部が側方に突出し、さらに先端が下に向かって屈曲した鉤形状となっている。グランドポスト42a,42b,44a,44bの下向きの先端部はそれぞれ、窪み38bよりもやや下方位置まで達している。
シールド材36は、適度に広い上シールド部46と、上シールド部46の基板内方向端部から屈曲した内側シールド部48と、サポート片50a,50bと、一対の挟持片52とを有する。
図6に示すように、シールド材36の上シールド部46は、絶縁部材32のうち領域Lの周辺である基板上部32aおよび下降支持部32bを超えてさらに基板外方向へ延在する延在部46aを有している。上シールド部46は、延在部46aの部分がベース筒38の上面略半分を覆し、その残余の部分が上板40に当接してその上面全部を覆っている。延在部46aは、ベース筒38とは離間しており、多少上下動する爪38aには干渉しない。延在部46aは、仮想線で示すようにケース34の段差に合わせてベース筒38にさらに近づけてもよい。シールド材36は簡素な形状であり、製造が容易である。内側シールド部48は、基板26の実装面26aまたはその近傍にまで達するように形成され、絶縁部材32の基板内側面32eを覆う。内側シールド部48は基板内側面32eの少なくとも一部を覆っていれば相応の効果が得られる。
図2〜図5に戻り、サポート片50a,50bは、延在部46aの基板外方向端近傍の両側から側方にやや突出し、下向きに屈曲し、さらに側方に向かって屈曲している。サポート片50a,50bは、その先端部がグランドポスト42a,42bの側方突出部上面に載るようになっており、シールド材36を支持する。挟持片52は前後方向略中間の両側部に設けられており、下方に向けて突出している。挟持片52は絶縁部材32の両側を挟持し支持する。
内側シールド部48は、基板26のグランドラインとハンダ付けされる3つのグランドポスト54a,54b,54cを有する。グランドポスト54a〜54cは内側シールド部48の幅方向両端と中央とに設けられており、下方に向けて突出している。グランドポスト54a〜54cはそれぞれ適度な幅を有するが、グランドポスト54aとグランドポスト54bとの間、およびグランドポスト54bとグランドポスト54cとの間には十分な間隔が確保されている。
シールド材36は、ケース34に対して7か所でスポット溶接される。これらを溶接個所56a、56b、56c、56d、56e、56f、56gとし、代表的にはスポット溶接56とも呼ぶ。
溶接個所56a,56b,56cは幅方向に並列しており基板内方向部40bに溶接される。溶接個所56aはグランドポスト54aおよび44aの近傍である。溶接個所56bはグランドポスト54bの近傍である。溶接個所56cはグランドポスト54cおよび44bの近傍である。溶接個所56d,56eは幅方向に並列しており基板外方向部40aの幅方向両端近傍に溶接される。溶接個所56fはサポート片50aにあり、グランドポスト42aに直接溶接される。溶接個所56gはサポート片50bにあり、グランドポスト42bに直接溶接される。このように、シールド材36はケース34に対して前後方向および幅方向に万遍なく適度に多くの箇所で溶接されることから、全面にわたってケース34に対する良好な導通が得られ、しかも溶接強度が高まる。
図7および図8に示すように、コネクタ12は基板26の端部において、一部が矩形切欠26cに嵌まり込んで実装される。すなわち、ベース筒38のうち窪み38bよりも下の部分が矩形切欠26cに嵌まり込み、絶縁部材32のうち基板上部32aが実装面26aに載置される(図6も参照)。ベース筒38の先端部は基板26の端部よりも基板外方向にやや突出する。
また、グランドポスト42a,42b,44a,44b,54a,54b,54c(以下、代表的にグランドポストPとも呼ぶ)は、それぞれ長孔のスルーホール58に嵌合してハンダ付けされる。グランドポストPは適度に厚みがあり、しかもスルーホール58に嵌合してハンダ付けされることから抵抗が極めて小さく、しかも強度がある。スルーホール58は基板26のグランドラインとつながっており、これによりケース34およびシールド材36が電気的にグランド接続される。端子30の上昇部30a(図6参照)は図示しないスルーホールに嵌合してハンダ付けされる。また、グランドポスト42a,42b,44a,44bの側方段差部は実装面26a上に載置され、コネクタ12を上下方向に安定させ位置決めする。グランドポスト42a,42bの各側面43は矩形切欠26cの切欠面に当接し、コネクタ12を幅方向に安定させ位置決めする。
このように基板26に実装されたコネクタ12では、シールド材36は絶縁部材32の露呈部のほぼ全部を覆っていることから、上記の領域L(図6参照)などで発生した電磁ノイズが外部へ漏出することを防止できる。また、シールド材36はケース34に対して複数個所でスポット溶接されており、コンダクティブテープなどの導通手段と比較して良好な導通が得られ、シールド効果が高い。シールド材36は絶縁部材32の露呈部の少なくとも一部を覆っていれば相応の効果が得られる。
特に、絶縁部材32の基板内側面32eはケース34によっては覆われていないが、シールド材36の内側シールド部48で覆われ、しかも内側シールド部48はグランドポスト54a〜54cによってグランドラインに接続されており、さらにグランドポスト54a〜54cの近傍は溶接個所56a〜56cでケース34にスポット溶接されていることからシールド効果が高く、この部分から発生する電磁ノイズを遮断することができる。
ケース34および内側シールド部48は、グランドポストPによって基板26のグランドラインとハンダ付けされていることから、クリップなどのような接触抵抗がなく、直接的な導通が得られてシールド効果が高まる。またクリップが不要であり、その分だけ部品点数が少なく低コストになる。
内側シールド部48は、両端および中央の3か所にグランドポスト54a〜54cを有しており、電気的および機械的なバランスがよい。また、適度な間隔が確保されることから、この間に配線パターン60(図8参照)を通すことができる。
グランドポストPの近傍にはそれぞれスポット溶接56が設けられていることからシールド材36はグランドが強化されており、シールド効果がさらに高まっている。特に、溶接個所56f,56gはグランドポスト42a,42bに直接溶接されていることからグランドに対して良好な導通が得られる。シールド材36はケース34に対してはスポット溶接され、基板26に対してはグランドポストPがハンダ付けされていることから経時的に導通抵抗が変化することがなく、しかも接合強度や耐振性が高く信頼性が高い。
上シールド部46の延在部46aは、下降支持部32bよりも基板外方向へ延在していることから、領域Lからの電磁ノイズ漏出を一層効果的に防止できる。この延在部46aはベース筒38から離間しているが、溶接個所56f,56gの2か所でグランドポスト42a,42bに対して直接溶接されていることから、好適なシールド効果を奏する。スポット溶接は延在部46aに少なくとも1か所設けられていれば相応の効果が得られる。
このように構成されるコネクタ12では電磁ノイズのシールド効果が高く、本願発明者による実験では従来技術にかかるコネクタ502およびシールド508(図10参照)の組み合わせと比較して約7dBの改善が確認された。
次に、実施の形態にかかるコネクタ実装方法として、コネクタ12を基板26に実装する方法について図9に基づいて説明する。
コネクタ12を実装するには、まずステップS1において、ケース34に対してシールド材36を仮装着する。シールド材36により、絶縁部材32における基板26との実装面以外の露呈部が覆われる。シールド材36は一対の挟持片52が絶縁部材32を両側から適度な力で挟み込んで保持し脱落せずに仮装着される。これにより次の溶接工程が容易となる。
そして、ステップS2の溶接工程として、ケース34に対してシールド材36を7つの溶接個所56a〜56gでスポット溶接をする。ケース34に対して絶縁部材32および端子30を装着するのは溶接工程の前でもよいし後でもよい。このようにしてコネクタ12が得られる。なお、溶接工程はコネクタ12の製造方法にも含み得るが、広義には実装方法ということができる。
次いで、ステップS3のマウント工程として、得られたコネクタ12を基板26の規定位置に配置する。この工程によりグランドポストPはスルーホール58に挿入され、端子30は図示しないスルーホールに挿入される(図8参照)。ベース筒38における窪み38bよりも下方の部分は、ほとんどが基板26の下側に配置される。このマウント工程は、例えば他の電気部品とともに自動機によりマウントしてもよい。
そして、ステップS4のハンダ付け工程として、グランドポストPをスルーホール58でハンダ付けして基板26のグランドラインと導通させる。このハンダ付け工程では、端子30のハンダ付けも同時に行ってよいし、さらには炉や槽を用いて他の電気部品とともにハンダ付けを行ってもよい。
このようなコネクタ12の実装方法では、シールド材36はケース34に対してスポット溶接されることから、コンダクティブテープのような接着手段・工程が不要である。また、グランドポストPはスルーホール58にハンダ付けされることから、クリップ止めのような熟練作業が不要であり、その後の目視確認も不要となる。また、このコネクタ12の実装方法の各工程はほとんどが自動化可能であり、生産性に優れる。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 ノートブック型PC(電子機器)
12 コネクタ
26 基板
26a 実装面
30c 下降部
30a 上昇部
30d 接触部
30 端子
30b 基板端上部
32 絶縁部材
32a 基板上部
32b 下降支持部
32c 基板下部
32d 舌部
32e 基板内側面(露呈部)
34 ケース
36 シールド材
38 ベース筒
38a 爪
40 上板
40a 基板外方向部
40b 基板内方向部
40c 屈曲部
42a,42b,44a,44b,54a,54b,54c グランドポスト
46 上シールド部
46a 延在部
48 内側シールド部
56 スポット溶接
56a,56b,56c,56d,56e,56f,56g 溶接個所
58 スルーホール
60 配線パターン

Claims (9)

  1. 一端が基板にハンダ付けされた端子と、
    前記端子を支持する絶縁部材と、
    前記絶縁部材の一部と前記端子とを覆う金属のケースと、
    前記ケースに対して複数個所でスポット溶接され、前記絶縁部材の露呈部の少なくとも一部を覆う金属のシールド材と、
    を有することを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記端子は、
    前記基板の基板上面から上方に向かう上昇部と、
    前記上昇部の端部からさらに前記基板の端部を超えるまで基板外方向に延在する基板端上部と、
    前記基板端上部の端部からさらに下方に向かう下降部と、
    前記下降部からさらに基板外方向に延在する接触部と、
    を有し、
    前記絶縁部材は前記上昇部を支持し、
    前記ケースは前記絶縁部材の上面を覆う上板を有し、
    前記シールド材は、
    前記上板をさらに覆う上シールド部と、
    前記上シールド部の端部から屈曲して前記絶縁部材の基板内側面の少なくとも一部を覆う内側シールド部と、
    を有することを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記ケースおよび前記内側シールド部は、前記基板のグランドラインとハンダ付けされるグランドポストを有することを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項3に記載のコネクタにおいて、
    前記内側シールド部は、前記グランドポストを3つ有することを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項3または4に記載のコネクタにおいて、
    前記スポット溶接は、前記グランドポストの近傍にそれぞれ1以上設けられていることを特徴とするコネクタ。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記スポット溶接は、少なくとも1か所が前記グランドポストに直接溶接されていることを特徴とするコネクタ。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記絶縁部材は、前記下降部を支持する下降支持部を備え、
    前記シールド材は、前記下降支持部よりも基板外方向へ延在する延在部を有し、
    前記スポット溶接は前記延在部に少なくとも1か所設けられていることを特徴とするコネクタ。
  8. 一端が基板にハンダ付けされた端子と、
    前記端子を支持する絶縁部材と、
    前記絶縁部材の一部と前記端子とを覆う金属のケースと、
    を有するコネクタを備えた電子機器であって、
    前記コネクタは、前記ケースに対して複数個所でスポット溶接され、前記絶縁部材の露呈部の少なくとも一部を覆う金属のシールド材を有することを特徴とする電子機器。
  9. 一端が基板にハンダ付けされる端子と、
    前記端子を支持する絶縁部材と、
    前記絶縁部材の一部と前記端子とを覆う金属のケースと、
    を有するコネクタを前記基板に取り付けるコネクタ実装方法であって、
    前記絶縁部材の露呈部の少なくとも一部を覆う金属のシールド材を前記ケースに複数個所でスポット溶接する溶接工程と、
    前記コネクタを前記基板の規定位置に配置するマウント工程と、
    前記ケースおよび前記シールド材が備えるグランドポストを前記基板のグランドラインとハンダ付けするハンダ付け工程と、
    を有することを特徴とするコネクタ実装方法。
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