JP2020012492A - ディファレンシャルギヤ装置 - Google Patents

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Harumitsu Katsuyama
晴充 勝山
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Abstract

【課題】トランスミッションケース内での配置に制約が生じることなく、デフケースの小型・軽量化を実現すること。【解決手段】トランスミッションケース10内に配置され、エンジン1(走行用駆動源)からの駆動力を左右の駆動輪6L,6Rに差動を許容して分配するディファレンシャルギヤ装置Aである。ディファレンシャルギヤ装置Aは、デフケース71と、メートシャフト72と、第1メートギヤ73及び第2メートギヤ74と、第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76と、メートシャフト72の抜け止め構造と、を備える。デフケース71に対してメートシャフト72が軸方向に抜けるのを抑える抜け止め構造を、メートシャフト72と第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76とが互いに対向するデフケース内部位置で凹凸嵌合させた凹凸嵌合抜け止め構造9とする。【選択図】図3

Description

本発明は、トランスミッションケース内に配置されるディファレンシャルギヤ装置に関する。
従来、メートシャフト474の両端部をデフケースライト451の外周から外方に突出させている。メートシャフトの両端部は、軸方向に所定長さまで削り取ることで、軸方向に当接平面485bが延在する段差部475を形成している。前記当接平面をファイナルギヤ452のフランジ部452cの平坦な側面に当接する。段差部475の凸部475dをデフケースレフト471のフランジ部471b及びファイナルギヤのフランジ部の間に挟んで一体に結合した自動変速機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−106405号公報
上記特許文献1には、ロックピンを廃止するために、デフケース外部位置でメートシャフトとファイナルギヤをボルト固定し、メートシャフトを抜け止めする構成が開示されている。このため、ファイナルギヤの位置がメートシャフトの延長線上にないと成立しないため、トランスミッションケース内での配置に制約が生じる、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、トランスミッションケース内での配置に制約が生じることなく、デフケースの小型・軽量化を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、トランスミッションケース内に配置され、走行用駆動源からの駆動力を左右の駆動輪に差動を許容して分配するディファレンシャルギヤ装置であって、
デフケースと、
デフケースに両端部が支持されるメートシャフトと、
メートシャフトに回転可能に支持されるメートギヤと、
メートギヤに対し両側からの噛み合い状態で設けられた第1サイドギヤ及び第2サイドギヤと、
デフケースに対してメートシャフトが軸方向に抜けるのを抑える抜け止め構造と、
を備える。
抜け止め構造を、メートシャフトと第1サイドギヤ及び第2サイドギヤとが互いに対向するデフケース内部位置で凹凸嵌合させた凹凸嵌合抜け止め構造とする。
このように、メートシャフトの抜け止め構造が、デフケースのケース本体部位置やケース外部位置ではなく、デフケースのケース内部位置で対向配置されるメートシャフトとサイドギヤの凹凸嵌合抜け止め構造とされる。このため、デフケースの小型・軽量化が、デフケースの全周に亘る薄肉化により実現されることになる。この結果、トランスミッションケース内での配置に制約が生じることなく、デフケースの小型・軽量化を実現することができる。
実施例1のディファレンシャルギヤ装置が適用されたベルト式無段変速機ユニットを搭載したエンジン車の駆動系構成を示す全体構成図である。 実施例1のディファレンシャルギヤ装置の全体構成を示す断面図である。 実施例1のディファレンシャルギヤ装置の全体構成を示す分解斜視図である。 比較例のディファレンシャルギヤ装置の全体構成を示す断面図である。 実施例1の凹凸嵌合抜け止め構造において遠心力によりメートシャフトが抜け出すのを抑える抜け止め作用を示す作用説明図である。 実施例1の凹凸嵌合抜け止め構造においてメートシャフトが自転するのを抑える自転防止作用を示す作用説明図である。
以下、本発明によるディファレンシャルギヤ装置を実現する最良の実施形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
実施例1におけるディファレンシャルギヤ装置は、エンジン車の駆動系に搭載されるベルト式無段変速機ユニットのトランスミッションケース内に配置される。以下、実施例1の構成を、「エンジン車の駆動系構成」、「ディファレンシャルギヤ装置の詳細構成」に分けて説明する。
[エンジン車の駆動系構成]
図1は、実施例1のディファレンシャルギヤ装置が適用されたベルト式無段変速機ユニットを搭載したエンジン車の駆動系構成を示す。以下、図1に基づいてエンジン車の駆動系構成を説明する。
エンジン車の駆動系は、図1に示すように、エンジン1(走行用駆動源)と、トルクコンバータ2と、前後進切替機構3と、バリエータ4と、終減速機構5と、駆動輪6L,6Rと、を備えている。なお、ベルト式無段変速機ユニットは、トルクコンバータ2と前後進切替機構3とバリエータ4と終減速機構5とを、トランスミッションケース10に収めたユニットにより構成される。
トルクコンバータ2は、エンジン1からの入力トルクを増幅する機能と伝達トルクの変動を抑える機能を有する発進要素である。このトルクコンバータ2には、トルク増幅機能を必要としないときに締結するロックアップクラッチ20が内蔵される。ロックアップクラッチ20は、クラッチ解放状態のとき、エンジン出力軸11とトルクコンバータ出力軸21との間のトルク伝達がトルクコンバータ2の流体を介して行われる。クラッチ完全締結状態のとき、エンジン出力軸11とトルクコンバータ出力軸21とを直結する。
トルクコンバータ2は、ポンプインペラ23と、タービンランナ24と、ステータ26と、を構成要素とする。ポンプインペラ23は、エンジン出力軸11にコンバータハウジング22を介して連結される。タービンランナ24は、トルクコンバータ出力軸21に連結される。ステータ26は、ポンプインペラ23とタービンランナ24との間に配され、ケースにワンウェイクラッチ25を介して設けられる。
前後進切替機構3は、バリエータ4への入力回転方向を前進走行時の正転方向と後退走行時の逆転方向で切り替える機構である。この前後進切替機構3は、ダブルピニオン式遊星歯車30と、前進クラッチ31と、後退ブレーキ32と、を有する。ここで、前進クラッチ31は、Dレンジ等の前進走行レンジ選択時に締結される。後退ブレーキ32は、Rレンジ等の後退走行レンジ選択時に締結される。なお、Nレンジの選択時には、前進クラッチ31と後退ブレーキ32はいずれも解放される。
バリエータ4は、ベルト接触径の変化により変速比(=バリエータ入力回転速度とバリエータ出力回転速度の比)を無段階に変化させるベルト式無段変速機構である。このバリエータ4は、プライマリプーリ42と、セカンダリプーリ43と、プーリベルト44と、を有する。
プライマリプーリ42は、バリエータ入力軸40の同軸上に配された一対の固定プーリ42aとスライドプーリ42bにより構成される。ここで、バリエータ入力軸40は、ダブルピニオン式遊星歯車30のキャリアに連結され、エンジン出力軸11及びトルクコンバータ出力軸21と同軸位置に配される。なお、スライドプーリ42bは、変速時、プライマリ圧室45に導かれるプライマリ圧によりスライド動作する。
セカンダリプーリ43は、バリエータ出力軸41の同軸上に配された一対の固定プーリ43aとスライドプーリ43bにより構成される。ここで、バリエータ出力軸41は、終減速機構5に連結され、バリエータ入力軸40から所定間隔離した平行配置により設けられる。なお、スライドプーリ43bは、変速時、セカンダリ圧室46に導かれるセカンダリ圧によりスライド動作する。
プーリベルト44は、プライマリプーリ42のV字形状をなすシーブ面と、セカンダリプーリ43のV字形状をなすシーブ面に掛け渡されている。このプーリベルト44は、2組の積層リングと、2組の積層リングに沿って挟み込みにより環状に積層して取り付けられた多数のエレメントと、によって構成されている。2組の積層リングは、環状リングを内から外へ多数重ね合わせて構成される。各エレメントは、打ち抜き板材により形成される。なお、プーリベルト44としては、プーリ進行方向に多数配列したチェーンエレメントを、プーリ軸方向に貫通するピンにより結合したチェーンタイプのベルトであっても良い。
終減速機構5は、バリエータ出力軸41からの回転速度を減速する減速機能と差動機能を与え、バリエータ4から出力される動力を増大して左右の駆動輪6L,6Rに分配する機構である。この終減速機構5は、減速ギヤ機構として、バリエータ出力軸41に設けられたアウトプットギヤ52と、アイドラ軸50に設けられたアイドラギヤ53及びリダクションギヤ54と、を有する。そして、旋回走行時等において左右の駆動輪6L,6Rの差動回転を許容する差動機能を発揮する装置として、リダクションギヤ54と左右のドライブシャフト51L,51Rとの間に介装されたディファレンシャルギヤ装置Aが配置されている。なお、ディファレンシャルギヤ装置Aは、リダクションギヤ54と噛み合うファイナルギヤ70と、ファイナルギヤ70がボルト固定されるデフケース71と、を備えている。
[ディファレンシャルギヤ装置の詳細構成]
図2及び図3は、実施例1のディファレンシャルギヤ装置Aの全体構成を示す。以下、図2及び図3に基づいてディファレンシャルギヤ装置Aの詳細構成を説明する。
ディファレンシャルギヤ装置Aは、図2及び図3に示すように、ファイナルギヤ70と、デフケース71と、メートシャフト72と、第1メートギヤ73と、第2メートギヤ74と、第1サイドギヤ75と、第2サイドギヤ76と、を備えている。
ここで、デフケース71の内部空間に配置されるメートシャフト72、第1メートギヤ73、第2メートギヤ74、第1サイドギヤ75、第2サイドギヤ76により差動ギヤ機構Gが構成される。
ファイナルギヤ70は、デフケース71の一端部からケース外周方向に突出するケースフランジ部71aに対してボルト77により固定される。なお、ファイナルギヤ70とリダクションギヤ54は、リダクションギヤ54を小径歯車とし、ファイナルギヤ70を大径歯車として噛み合う減速ギヤ対を構成している。
デフケース71は、ファイナルギヤ70又は駆動輪6L,6Rから回転駆動力が入力されると、出力回転軸OLを中心軸として回転駆動するケース部材である。このデフケース71は、ケースフランジ部71aと、ケース本体部71bと、円筒ボス部71c,71cと、ケース内面71dと、メートシャフト穴71e,71eと、組み付け穴71f,71fと、を有して構成される。
ケース本体部71bは、差動ギヤ機構Gを収納しながら差動ギヤ機構Gの外周を覆うように形成される。このケース本体部71bは、全体に亘ってケース厚を薄肉化し、軽量・小型化を実現している。
円筒ボス部71c,71cは、ケース本体部71bの両端から突出して形成される。円筒ボス部71c,71cの外周円筒面は、トランスミッションケース10に対して図外のベアリングを介して回転可能に両端支持される。円筒ボス部71c,71cの内周円筒面は、油溝が形成され、左右のドライブシャフト51L,51Rが装着される。
ケース内面71dは、球面形状に形成される。ここで、「球面形状」とは、図2に示すように、ケース本体部71bによる内部空間の中心点Pからケース本体部71bのあらゆる内面までの距離が等距離である面形状をいう。
メートシャフト穴71e,71eは、図2及び図3に示すように、ケース本体部71bの対向する2箇所の位置に円形状に開口して形成される。このメートシャフト穴71e,71eの開口径は、メートシャフト72の外径よりも僅かに大きく設定される。
組み付け穴71f,71fは、図3に示すように、ケース本体部71bの対向する2箇所の位置に大きく開口して形成される。この組み付け穴71f,71fの開口面積は、差動ギヤ機構Gをケース本体部71bに組み付ける時にギヤ部品を挿入することが可能な面積に設定される。
メートシャフト72は、出力回転軸OLの垂直方向にメートシャフト穴71e,71eを貫通して配置される。メートシャフト72には、第1メートギヤ73と第2メートギヤ74が回転可能に支持される。このメートシャフト72がデフケース71から軸方向に抜けるのを抑える抜け止め構造は、後述する凹凸嵌合抜け止め構造9とされる。
第1メートギヤ73は、メートシャフト72の一端部(図2の上端部)に回転可能に支持される。第1メートギヤ73は、図2の左側で第1サイドギヤ75と噛み合い、図2の右側で第2サイドギヤ76と噛み合う。第1メートギヤ73のギヤ背面形状は、ケース内面71dの球面形状と符合する球面形状とされる。そして、第1メートギヤ73のギヤ背面とケース内面71dとの間には、第1メートワッシャ78が介装される。
第2メートギヤ74は、メートシャフト72の他端部(図2の下端部)に回転可能に支持される。第2メートギヤ74は、図2の左側で第1サイドギヤ75と噛み合い、図2の右側で第2サイドギヤ76と噛み合う。第2メートギヤ74のギヤ背面形状は、ケース内面71dの球面形状と符合する球面形状とされる。そして、第2メートギヤ74のギヤ背面とケース内面71dとの間には、第2メートワッシャ79が介装される。
第1サイドギヤ75は、第1メートギヤ73及び第2メートギヤ74に対して図2の左側から噛み合う。第1サイドギヤ75には、ドライブシャフト51L(第1ドライブシャフト)の端部がスプライン嵌合により固定されている。第1サイドギヤ75のギヤ背面形状は、ケース内面71dの球面形状と符合する球面形状とされる。そして、第1サイドギヤ75のギヤ背面とケース内面71dとの間には、落下防止構造を有する第1サイドワッシャ81が介装される。第1サイドワッシャ81の落下防止構造は、例えば、ツバ部を設け、ツバ部をデフケース71に引っ掛けることで組み付け後の落下を防止する。
第2サイドギヤ76は、第1メートギヤ73及び第2メートギヤ74に対して図2の右側から噛み合う。第2サイドギヤ76には、ドライブシャフト51R(図1の右側)の端部がスプライン嵌合により固定されている。第2サイドギヤ76のギヤ背面形状は、ケース内面71dの球面形状と符合する球面形状とされる。そして、第2サイドギヤ76のギヤ背面とケース内面71dとの間には、落下防止構造を有する第2サイドワッシャ82が介装される。第2サイドワッシャ82の落下防止構造は、例えば、ツバ部を設け、ツバ部をデフケース71に引っ掛けることで組み付け後の落下を防止する。
ここで、第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76のセンタリング機構は、図2に示すように、デフケース71の円筒ボス部71c,71cに支持されるドライブシャフト51L,51Rに対するジャーナルセンタリング機構とされる。
デフケース71に対してメートシャフト72が軸方向に抜けるのを抑える凹凸嵌合抜け止め構造9は、メートシャフト72と第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76とが互いに対向するデフケース内部位置で凹凸嵌合させる構造としている。
凹凸嵌合抜け止め構造9は、第1円形凹溝部91(第1凹溝部)と、第2円形凹溝部92(第2凹溝部)と、第1円筒ボス部93(第1ボス部)と、第2円筒ボス部94(第2ボス部)と、を備える。
第1円形凹溝部91及び第2円形凹溝部92は、メートシャフト72の両面位置に形成される。第1円形凹溝部91及び第2円形凹溝部92の溝形状は、メートシャフト72の円筒面に沿って同じ深さで切り込まれた溝底面91a,92aと、溝底面91a,92aの両端部に形成された円形溝面91b,92bと、を有する形状とされる。
第1円筒ボス部93及び第2円筒ボス部94は、第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76のシャフト側ギヤ端部から両円形凹溝部91,92に入り込む位置まで延ばして形成される。第1円筒ボス部93及び第2円筒ボス部94のボス部形状は、溝底面91a,92aに一部が符合する円筒端面93a,94aと、円形溝面91b,92bに一部が符合する円筒外周面93b,94bと、を有する円筒形状としている。
次に、実施例1の作用を、「メートシャフトの抜け止め作用」、「デフケースへの差動ギヤ機構の組み付け作用」に分けて説明する。
[メートシャフトの抜け止め作用]
昨今、エンジンダウンサイジングなど、小型軽量化技術が主流になりつつある。そんな中、変速機ユニットの最終減速装置であるディファレンシャルギヤ装置が、変速機ユニットのレイアウト・重量に占める割合は大きく、更なる小型・軽量化技術が必要である。
比較例1のディファレンシャルギヤ装置は、図4に示す構成となっていて、コンベンショナルな構造として多くの差動機構に使われている。
この比較例1では、デフケースに対するメートシャフトの抜け止め構造を、デフケースに形成したケース側ロックピン穴と、メートシャフトに形成したシャフト側ロックピン穴と、2つのロックピン穴を貫通して挿入するロックピンと、を備える構成としている。
このように、比較例1では、デフケースに対するメートシャフトの抜け止め構造を、ロックピンを用い、デフケースの外周位置で抜け止めする構造としている。つまり、デフケースの外周位置にケース側ロックピン穴を形成する必要があるため、その分、デフケースのケース外径が、ケース側ロックピン穴を形成し、ボルト締結スペースを確保するだけの大きな外径になる。
したがって、変速機ユニットを小型化したり、ディファレンシャルギヤ装置を小型化したりすると、デフケースの外周位置に配置されるアイドラギヤとの距離間隔が狭くなり、図4に示すように、アイドラギヤとデフケースの干渉が問題となる。
比較例2(特許文献1)のディファレンシャルギヤ装置は、特開2003−106405号公報に開示されるように、ロックピンを廃止するために、デフケース外部位置でメートシャフトとファイナルギヤをボルト固定し、メートシャフトを抜け止めする構成としている。
しかし、メートシャフトとファイナルギヤのボルト固定がデフケース外部位置であるため、ディファレンシャルギヤ装置の外径が大きくなり、変速機ユニットやディファレンシャルギヤ装置の小型・軽量化が難しい、という問題があった。加えて、ファイナルギヤの位置がメートシャフトの延長線上にないとメートシャフトの抜け止め構造が成立しないため、トランスミッションケース内での配置に制約が生じる、という問題があった。
本発明者は、上記問題に着目し、トランスミッションケース10内での配置に制約が生じることなく、デフケース71の小型・軽量化を実現することを課題とした。この課題を解決するため、デフケース71に対してメートシャフト72が軸方向に抜けるのを抑える抜け止め構造として、メートシャフト72と両サイドギヤ75,76とが互いに対向するデフケース内部位置で凹凸嵌合させた凹凸嵌合抜け止め構造9を採用した。
即ち、凹凸嵌合抜け止め構造9が、メートシャフト72と両サイドギヤ75,76を凹凸嵌合させた構造とされる。このため、比較例1のロックピンが廃止され、デフケース71の小型・軽量化が、デフケース71の全周に亘る薄肉化により実現されることになる。したがって、デフケース71を小型・軽量化すると、図2に示すように、デフケース71の外周位置に配置されるアイドラギヤ53との距離間隔が広く確保される。また、ベルト式無段変速機ユニットを小型化したり、ディファレンシャルギヤ装置Aを小型化したりしても、デフケース71の薄肉化による減少したケース厚分の余裕スペースによりアイドラギヤ53とデフケース71の距離間隔を確保することができる。つまり、アイドラギヤ53とデフケース71の干渉が問題になることはない。
凹凸嵌合抜け止め構造9は、デフケース71のケース内部位置で凹凸嵌合させた構造としている。言い換えると、ファイナルギヤ70とメートシャフト72は、凹凸嵌合抜け止め構造9に拘束されることなく、それぞれの設定位置を自由に決めることができるという設定自由度を確保している。したがって、比較例2のようにファイナルギヤの位置がメートシャフトの延長線上に存在しなければならないというような位置制約を受けることがない。つまり、ディファレンシャルギヤ装置Aをトランスミッションケース10内に配置する際、トランスミッションケース10内で配置する位置に制約が生じることはない。
この結果、トランスミッションケース10内での配置に制約が生じることなく、デフケース71の小型・軽量化を実現するディファレンシャルギヤ装置Aを提供することができる。ここで、凹凸嵌合抜け止め構造9は、第1円形凹溝部91及び第2円形凹溝部92と、第1円筒ボス部93及び第2円筒ボス部94と、を備える。
このため、メートシャフト72が遠心力により、図5の矢印Bで示す軸方向にメートシャフト72が抜け出そうとしても、円形溝面91b,92bと円筒外周面93b,94bとの対向当接により、メートシャフト72が矢印B方向に抜け出すのを防止できる。
さらに、メートシャフト72に作用する力により、図6の矢印Cで示す回転方向にメートシャフト72が自転しようとしても、円形溝面91b,92bと円筒外周面93b,94bとの曲面当接により、メートシャフト72が矢印C方向に自転するのを防止できる。
即ち、凹凸嵌合抜け止め構造9により、メートシャフト72の矢印B方向への抜け出し防止作用と、メートシャフト72の矢印C方向への自転防止作用を併せた比較例1のロックピンと同等の作用が得られる。
[デフケースへの差動ギヤ機構の組み付け作用]
比較例1(図4)でのデフケースへの差動ギヤ機構の組み付けは、
(a) デフケースの内部へ第1サイドギヤと第1サイドワッシャ及び第2サイドギヤと第2サイドワッシャを入れる。
(b) 第1メートギヤと第1メートワッシャ及び第2メートギヤと第2メートワッシャを水平方向に公転させながら挿入する。
(c) メートシャフトを挿入する。
(d) ロックピンを圧入する。
という手順を経過して差動ギヤ機構が組み付けられる。
これに対し、実施例1において、デフケース71は、ケース内面71dを球面形状とし、対向する2箇所の位置に差動ギヤ機構Gをデフケース71に組み付ける時にギヤ部品を挿入する組み付け穴71f,71fを有する。第1メートギヤ73及び第2メートギヤ74は、ギヤ背面形状を、ケース内面71dの球面形状と符合する球面形状としている。第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76は、ギヤ背面形状を、ケース内面71dの球面形状と符合する球面形状としている。
よって、実施例1でのデフケース71への差動ギヤ機構Gの組み付けは、
(A) 第1メートギヤ73と第1メートワッシャ78及び第2メートギヤ74と第2メートワッシャ79を、組み付け穴71fからデフケース71の内部へ入れ、メートシャフト72をメートシャフト穴71eからデフケース71の内部へ入れる。
(B) メートシャフト72の第1円形凹溝部91(第1凹溝部)及び第2円形凹溝部92(第2凹溝部)をそれぞれ、組み付け穴71f側に向け、組み付け穴71fから第1サイドギヤ75と第1サイドワッシャ81及び第2サイドギヤ76と第2サイドワッシャ82を入れる。
(C) 第1サイドギヤ75と第2サイドギヤ76を第1メートギヤ73と第2メートギヤ74に噛み合わせ、第1サイドワッシャ81と第2サイドワッシャ82をケース内面71dに貼り付け(例えばグリス等)、第1サイドギヤ75と第2サイドギヤ76を垂直方向に公転させながら挿入する。
という手順を経過して差動ギヤ機構Gが組み付けられる。
ここで、第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76を球面タイプにすることで、サイドギヤ軸長を短縮することが可能となる。加えて、延長した先端部にサークリップ位置をずらせば、スプラインの面圧も下げられる。
比較例1では、第1サイドギヤ及び第2サイドギヤのセンタリング機構を、図4に示すように、第1サイドギヤ及び第2サイドギヤのそれぞれに有するギヤボス部を、デフケースのボス支持部に対して支持するサイドボスセンタリング機構としている。
このサイドボスセンタリング機構の場合、ギヤボス部とボス支持部との間での凝着摩耗(2つの固体間の真の接触面積を構成する凝着部分が、摩耗運動によりせん断されることに起因して発生する摩耗現象)が問題になる。
これに対し、実施例1では、第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76のセンタリング機構を、デフケース71の円筒ボス部に支持される左右のドライブシャフト51L,51Rに対するジャーナルセンタリング機構としている。
このように、第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76を球面タイプにし、ジャーナルセンタリング機構にすることで、サイドボスセンタリング機構で問題になっていた凝着摩耗を防止することができる。
上記のように、実施例1におけるディファレンシャルギヤ装置Aにあっては、下記に列挙する効果が得られる。
(1) トランスミッションケース10内に配置され、走行用駆動源(エンジン1)からの駆動力を左右の駆動輪6L,6Rに差動を許容して分配するディファレンシャルギヤ装置Aであって、
デフケース71と、
デフケース71に両端部が支持されるメートシャフト72と、
メートシャフト72に回転可能に支持されるメートギヤ(第1メートギヤ73、第2メートギヤ74)と、
メートギヤ(第1メートギヤ73、第2メートギヤ74)に対し両側からの噛み合い状態で設けられた第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76と、
デフケース71に対してメートシャフト72が軸方向に抜けるのを抑える抜け止め構造と、を備え、
抜け止め構造を、メートシャフト72と第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76とが互いに対向するデフケース内部位置で凹凸嵌合させた凹凸嵌合抜け止め構造9とする。
このため、トランスミッションケース10内での配置に制約が生じることなく、デフケース71の小型・軽量化を実現するディファレンシャルギヤ装置Aを提供することができる。
即ち、メートシャフト72の抜け止め構造が、デフケース71のケース内部位置でのサイドギヤ75,76との凹凸嵌合抜け止め構造9とされる。よって、デフケース71の小型・軽量化が、デフケース71の全周に亘る薄肉化により実現され、変速機ユニット(ベルト式無段変速機ユニット)やディファレンシャルギヤ装置Aのダウンサイジング要求に応えることができる。また、デフケース71のケース外部位置に設けられるファイナルギヤ70の軸方向位置の設定自由度やギヤ外径の設定自由度が確保される。
(2) 凹凸嵌合抜け止め構造9は、
メートシャフト72の両面位置に形成された第1円形凹溝部91(第1凹溝部)及び第2円形凹溝部92(第2凹溝部)と、
第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76のシャフト側ギヤ端部から両円形凹溝部91,92(両凹溝部)に入り込む位置まで延ばした第1円筒ボス部93(第1ボス部)及び第2円筒ボス部94(第2ボス部)と、を備える。
このため、メートシャフト72に溝加工を施し、第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76を鋳造によりボス成形することで、加工工数を削減して容易に凹凸嵌合抜け止め構造9を構成することができる。
即ち、サイドギヤを鋳造によりボス成形することは、比較例1の場合でも行われている加工処理である。よって、凹凸嵌合を逆にし、メートシャフトに凸部を加える加工を施し、第1サイドギヤ及び第2サイドギヤに凹部を形成する加工を行う場合に比べ、加工工数を削減できる。
(3) 第1凹溝部及び第2凹溝部を、溝形状を円形とする第1円形凹溝部91及び第2円形凹溝部92とし、
第1ボス部及び第2ボス部を、第1円形凹溝部91及び第2円形凹溝部92の円形溝面91b,92bに符合する円筒外周面93b,94bを有する第1円筒ボス部93及び第2円筒ボス部94とする。
このため、デフケース71に対してメートシャフト72が軸方向に抜けるのを抑える抜け止め機能に加え、凹凸嵌合抜け止め構造9に新たな構成を付加することなく、メートシャフト72の自転防止機能を得ることができる。
(4) デフケース71は、ケース内面71dを球面形状とし、対向する2箇所の位置に差動ギヤ機構Gをデフケース71に組み付ける時にギヤ部品を挿入する組み付け穴71f,71fを有し、
メートギヤ(第1メートギヤ73、第2メートギヤ74)は、ギヤ背面形状を、ケース内面71dの球面形状と符合する球面形状とし、
第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76は、ギヤ背面形状を、ケース内面71dの球面形状と符合する球面形状とする。
このため、組み付け性を確保するために分割構造のデフケースにする必要なく、一体構造によるデフケース71に対して差動ギヤ機構Gを容易に組み付けることができる。
(5) 第1サイドギヤ75に連結された左側のドライブシャフト51L(第1ドライブシャフト)と、第2サイドギヤ76に連結された右側のドライブシャフト51R(第2ドライブシャフト)とを備え、
第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76のセンタリング機構を、デフケース71の円筒ボス部71cに支持される左右のドライブシャフト51L,51R(第1ドライブシャフト及び第2ドライブシャフト)に対するジャーナルセンタリング機構とする。
このため、サイドボスセンタリング機構によるディファレンシャルギヤ装置で問題になっていた凝着摩耗を防止することができる。
以上、本発明のディファレンシャルギヤ装置を実施例1に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、凹凸嵌合抜け止め構造9として、メートシャフト72の第1円形凹溝部91及び第2円形凹溝部92と、第1サイドギヤ75及び第2サイドギヤ76の第1円筒ボス部93及び第2円筒ボス部94と、を備える例を示した。しかし、凹凸嵌合抜け止め構造としては、メートシャフトに設けられる凸部と、第1サイドギヤ及び第2サイドギヤに形成される凹部とを備えるというように、凹凸嵌合を実施例1とは逆にする構造例であっても良い。さらに、凹凸嵌合抜け止め構造としては、デフケースに対してメートシャフトが軸方向に抜けるのを抑える抜け止め機能のみを有する構造例であっても良い。この場合、メートシャフトの自転防止機能を得るため、例えば、メートシャフトとメートシャフト穴との間に回転方向の係合構造を付加しても良い。
実施例1では、デフケース71として、ケース内面71dを球面形状とし、第1メートギヤ73、第2メートギヤ74、第1サイドギヤ75、第2サイドギヤ76のギヤ背面形状を、ケース内面71dの球面形状と符合する球面形状とする例を示した。しかし、デフケースとしては、図4の比較例1に示すようなケース形状とする例であっても良い。また、実施例1では、ケース内面71dを、球面形状に形成し、「球面形状」とは、図2に示すように、ケース本体部71bによる内部空間の中心点Pからケース本体部71bのあらゆる内面までの距離が等距離である球面形状と説明した。しかし、第1メートギヤ75、第2メートギヤ74は、球面形状である必要はなく、第1サイドギヤ75、第2サイドギヤ76のギヤ背面形状を球面形状とすれば良い。
実施例1では、第1サイドギヤ45及び第2サイドギヤ46のセンタリング機構として、ジャーナルセンタリング機構とする例を示した。しかし、第1サイドギヤ及び第2サイドギヤのセンタリング機構としては、比較例1で示したサイドボスセンタリング機構による例としても良い。
実施例1では、差動ギヤ機構Gとして、デフケース71の内部空間に噛み合い状態で配されたメートシャフト72、第1メートギヤ73、第2メートギヤ74、第1サイドギヤ75、第2サイドギヤ76により構成される例を示した。しかし、差動ギヤ機構としては、メートギヤの数を増減したり、ギヤ噛み合い角度を異ならせたりする等の他の種類のギヤ機構により構成される例としても良い。
実施例1では、本発明のディファレンシャルギヤ装置を、ベルト式無段変速機ユニットを搭載したエンジン車の駆動系に適用する例を示した。しかし、本発明のディファレンシャルギヤ装置は、手動変速機や複数の変速段を有する自動変速機等を搭載した車両に適用することができる。さらに、車両としても、エンジン車に限らず、ハイブリッド車や電気自動車等に対しても適用できる。
1 エンジン(走行用駆動源)
51L ドライブシャフト(第1ドライブシャフト)
51R ドライブシャフト(第2ドライブシャフト)
53 アイドラギヤ
6L,6R 駆動輪
10 トランスミッションケース
A ディファレンシャルギヤ装置
G 差動ギヤ機構
70 ファイナルギヤ
71 デフケース
71a ケースフランジ部
71b ケース本体部
71c 円筒ボス部
71d ケース内面
71e メートシャフト穴
71f 組み付け穴
72 メートシャフト
73 第1メートギヤ(メートギヤ)
74 第2メートギヤ(メートギヤ)
75 第1サイドギヤ
76 第2サイドギヤ
77 シャフト固定ピン
OL 出力回転軸
9 凹凸嵌合抜け止め構造
91 第1円形凹溝部(第1凹溝部)
92 第2円形凹溝部(第2凹溝部)
93 第1円筒ボス部(第1ボス部)
94 第2円筒ボス部(第2ボス部)

Claims (5)

  1. トランスミッションケース内に配置され、走行用駆動源からの駆動力を左右の駆動輪に差動を許容して分配するディファレンシャルギヤ装置であって、
    デフケースと、
    前記デフケースに両端部が支持されるメートシャフトと、
    前記メートシャフトに回転可能に支持されるメートギヤと、
    前記メートギヤに対し両側からの噛み合い状態で設けられた第1サイドギヤ及び第2サイドギヤと、
    前記デフケースに対して前記メートシャフトが軸方向に抜けるのを抑える抜け止め構造と、を備え、
    前記抜け止め構造を、前記メートシャフトと前記第1サイドギヤ及び第2サイドギヤとが互いに対向するデフケース内部位置で凹凸嵌合させた凹凸嵌合抜け止め構造とする
    ことを特徴とするディファレンシャルギヤ装置。
  2. 請求項1に記載されたディファレンシャルギヤ装置において、
    前記凹凸嵌合抜け止め構造は、
    前記メートシャフトの両面位置に形成された第1凹溝部及び第2凹溝部と、
    前記第1サイドギヤ及び第2サイドギヤのシャフト側ギヤ端部から前記両凹溝部に入り込む位置まで延ばした第1ボス部及び第2ボス部と、を備える
    ことを特徴とするディファレンシャルギヤ装置。
  3. 請求項2に記載されたディファレンシャルギヤ装置において、
    前記第1凹溝部及び第2凹溝部を、溝形状を円形とする第1円形凹溝部及び第2円形凹溝部とし、
    前記第1ボス部及び第2ボス部を、前記第1円形凹溝部及び第2円形凹溝部の円形溝面に符合する円筒外周面を有する第1円筒ボス部及び第2円筒ボス部とする
    ことを特徴とするディファレンシャルギヤ装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載されたディファレンシャルギヤ装置において、
    前記デフケースは、ケース内面を球面形状とし、対向する2箇所の位置に差動ギヤ機構を前記デフケースに組み付ける時にギヤ部品を挿入する組み付け穴を有し、
    前記メートギヤは、ギヤ背面形状を、前記ケース内面の球面形状と符合する球面形状とし、
    前記第1サイドギヤ及び第2サイドギヤは、ギヤ背面形状を、前記ケース内面の球面形状と符合する球面形状とする
    ことを特徴とするディファレンシャルギヤ装置。
  5. 請求項4に記載されたディファレンシャルギヤ装置において、
    前記第1サイドギヤに連結された第1ドライブシャフトと、
    前記第2サイドギヤに連結された第2ドライブシャフトと、を備え、
    前記第1サイドギヤ及び第2サイドギヤのセンタリング機構を、前記デフケースの円筒ボス部に支持される第1ドライブシャフト及び第2ドライブシャフトに対するジャーナルセンタリング機構とする
    ことを特徴とするディファレンシャルギヤ装置。
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