JP2020012350A - 作業機 - Google Patents

作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020012350A
JP2020012350A JP2018137186A JP2018137186A JP2020012350A JP 2020012350 A JP2020012350 A JP 2020012350A JP 2018137186 A JP2018137186 A JP 2018137186A JP 2018137186 A JP2018137186 A JP 2018137186A JP 2020012350 A JP2020012350 A JP 2020012350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
hydraulic oil
hydraulic
pilot
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018137186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7004416B2 (ja
Inventor
佳吾 本田
Keigo Honda
佳吾 本田
祐史 福田
Yuji Fukuda
祐史 福田
雄大 宇佐美
Takahiro Usami
雄大 宇佐美
浩志 藤原
Hiroshi Fujiwara
浩志 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2018137186A priority Critical patent/JP7004416B2/ja
Priority to US16/427,353 priority patent/US10767346B2/en
Publication of JP2020012350A publication Critical patent/JP2020012350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7004416B2 publication Critical patent/JP7004416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2278Hydraulic circuits
    • E02F9/2285Pilot-operated systems
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0875Arrangement of valve arrangements on superstructures
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/226Safety arrangements, e.g. hydraulic driven fans, preventing cavitation, leakage, overheating
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2264Arrangements or adaptations of elements for hydraulic drives
    • E02F9/2267Valves or distributors
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2278Hydraulic circuits
    • E02F9/2282Systems using center bypass type changeover valves
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2278Hydraulic circuits
    • E02F9/2289Closed circuit
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0883Tanks, e.g. oil tank, urea tank, fuel tank

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

【課題】中継部材の内部でパイロット油の熱交換を行い、低温条件下であっても作業機の始動性を向上する。【解決手段】作業機は、複数のパイロット弁のそれぞれに接続され、且つ、複数のパイロット弁から出力されるパイロット油を流す複数の第1管材と、複数の制御弁の受圧部のそれぞれに接続される複数の第2管材と、作動油を排出する第1ドレイン管材と、作動油を排出する排出部に作動油を戻す第2ドレイン管材と、複数の第1管材が接続される複数の入力ポートと、複数の第2管材が接続される複数の出力ポートと、複数の入力ポートと複数の出力ポートとをそれぞれ連通する複数の第1流路と、第1ドレイン管材が接続される第1排出ポートと、第2ドレイン管材が接続される第2排出ポートと、第1排出ポートと第2排出ポートとを連通し且つ複数の第1流路の間に跨って設けられた第2流路と、を有する中継部材と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ、バックホー等の作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された作業機が知られている。
特許文献1に開示された作業機は、作動油によって駆動する油圧アクチュエータ(バケットシリンダ、ブームシリンダ)と、油圧アクチュエータを制御可能な複数の制御弁(作業用コントロールバルブ)と、作動油であるパイロット油を調整可能な複数のパイロット弁(作業用操作レバー)と、複数のパイロット弁のそれぞれに接続され、且つ、複数のパイロット弁から出力されるパイロット油を流す複数の第1管材(作業用パイロットホース)と、複数の制御弁の受圧部のそれぞれに接続される複数の第2管材(作業用パイロットホース)と、複数の第1管材と複数の第2管材とをそれぞれ接続する中継部材と、を備えている。
特開2009−287281号公報
特許文献1の作業機では、複数の第1管材と複数の第2管材とを中継部材を介して接続することで、当該第1管材及び第2管材の配策を容易にすることができる。これにより、第1管材及び第2管材の取付時間を短縮化することで、作業機の製造コスト低減することができる。
しかしながら、特許文献1の作業機を寒冷地等の低温条件下で使用すると、作業機の始動時にはパイロット油の温度が低く、作動油の粘度が著しく高くなる。このため、暖機を行うことでパイロット油を温める必要があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、中継部材の内部でパイロット油の熱交換を行い、低温条件下であっても作業機の始動性を向上することを目的とする。
本発明の一態様に係る作業機は、作動油によって駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータを制御可能な複数の制御弁と、作動油であるパイロット油を調整可能な複数のパイロット弁と、前記複数のパイロット弁のそれぞれに接続され、且つ、前記複数のパイロット弁から出力される前記パイロット油を流す複数の第1管材と、前記複数の制御弁の受圧部のそれぞれに接続される複数の第2管材と、作動油を排出する第1ドレイン管材と、作動油を排出する排出部に作動油を戻す第2ドレイン管材と、前記複数の第1管材が接続される複数の入力ポートと、前記複数の第2管材が接続される複数の出力ポートと、前記複数の入力ポートと前記複数の出力ポートとをそれぞれ連通する複数の第1流路と、前記第1ドレイン管材が接続される第1排出ポートと、前記第2ドレイン管材が接続される第2排出ポートと、前記第1排出ポートと前記第2排出ポートとを連通し且つ前記複数の第1流路の間に跨って設けられた第2流路と、を有する中継部材と、を備えている。
また、前記複数の第1流路は、並んで配置され、前記第2流路は、前記複数の第1流路の並び方向に沿って延設されている。
また、前記複数の第1流路は、複数列に並んで配置され、前記第2流路は、前記複数列の間であって、且つ、前記複数の第1流路の並び方向に沿って延設されている。
また、前記第2流路は、前記複数の第1流路の延びる方向と直交する方向に延設されている。
また、前記第2流路は、前記複数の第1流路の延びる方向に対して傾斜して延設されて
いる。
また、前記複数の第1流路は、前記第2流路の周囲に配置されている。
また、作業機は、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された作動油を流す第3管材と、前記複数の第1管材とは別に、前記複数のパイロット弁に接続された第4管材と、を備え、前記中継部材は、前記第3管材と前記第4管材とを連通する第3流路を有している。
また、前記複数の第1流路及び前記第3流路は、並んで配置され、前記第2流路は、前記複数の第1流路及び前記第3流路の並び方向に沿って延設されている。
また、前記複数の第1流路及び前記第3流路は、複数列に並んで配置され、前記第2流路は、前記複数列の間であって、且つ、前記複数の第1流路及び前記第3流路の並び方向に沿って延設されている。
また、前記第2流路は、前記複数の第1流路及び前記第3流路の延びる方向と直交する方向に延設されている。
また、前記第2流路は、前記複数の第1流路及び前記第3流路の延びる方向に対して傾斜して延設されている。
また、前記複数の第1流路及び前記第3流路は、前記第2流路の周囲に配置されている。
また、作業機は、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油によって駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータを制御可能な複数の制御弁と、作動油であるパイロット油を調整可能な複数のパイロット弁と、前記複数のパイロット弁のそれぞれに接続され、且つ、前記複数のパイロット弁から出力される前記パイロット油を流す複数の第1管材と、前記複数の制御弁の受圧部のそれぞれに接続される複数の第2管材と、作動油を排出する第1ドレイン管材と、作動油を排出する排出部に作動油を戻す第2ドレイン管材と、前記油圧ポンプから吐出された作動油を流す第3管材と、前記複数の第1管材とは別に、前記複数のパイロット弁に接続された第4管材と、前記複数の第1管材が接続される複数の入力ポートと、前記複数の第2管材が接続される複数の出力ポートと、前記複数の入力ポートと前記複数の出力ポートとをそれぞれ連通する複数の第1流路と、前記第1ドレイン管材が接続される第1排出ポートと、前記第2ドレイン管材が接続される第2排出ポートと、前記第1排出ポートと前記第2排出ポートとを連通する第2流路と、前記第3管材と前記第4管材とを連通する第3流路と、前記第3流路から分岐し、且つ、前記複数の第1流路及び前記第2流路の間に跨って設けられた第4流路と、を有する中継部材と、を備えている。
また、前記中継部材は、金属材料から構成されている。
上記作業機によれば、中継部材の内部でパイロット油の熱交換を行い、低温条件下であっても作業機の始動性を向上することができる。
作業機の走行系油圧システムの概略図である。 作業機の作業系油圧システムの概略図である。 中継部材周辺の油圧システムの拡大図である。 機体及び中継部材等を示す正面図である。 機体、複数の第1管材、複数の第2管材、複数の第3管材、第4管材、第1ドレイン管材、第2ドレイン管材、及び中継部材等を示す拡大正面図である。 中継部材を示す左前方斜視図である。 中継部材を示す正面断面図である。 中継部材を示す左側面断面図である。 変形例における中継部材を示す左前方斜視図である。 変形例における中継部材を示す正面図である。 変形例における中継部材を示す左側面断面図である。 変形例における中継部材を示す左前方斜視図である。 変形例における中継部材を示す正面図である。 変形例における中継部材を示す正面図である。 変形例における中継部材を示す左側面断面図である。 変形例におけるブレーキ切換弁周辺の油圧システムの拡大図である。 変形例における中継部材周辺の油圧システムの拡大図である。 変形例における中継部材を示す正面図である。 変形例における中継部材を示す左側面断面図である。 作業機の左側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図10は、本発明に係る作業機1の側面図を示している。図10では、作業機1の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機1はコンパクトトラックローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類の作業機1であってもよい。
図10に示すように、作業機1は、機体(車体)2と、キャビン3と、作業装置4と、走行装置5とを備えている。キャビン3は機体2の前部側に搭載されている。このキャビン3内には、運転席6が設けられている。なお、本発明の実施形態において、作業機1の運転席6に着座した運転者の前側(図10の左側)を前方、運転者の後側(図10の右側)を後方、運転者の左側(図10の手前側)を左方、運転者の右側(図10の奥側)を右方として説明する。また、前後に直交する方向である水平方向を幅方向として説明する。機体2の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、幅方向であって機体2から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、幅方向であって機体2に近づく方向である。図10において、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示している。
キャビン3の正面には、運転者が乗り降りするための乗降口(図示省略)が設けられている。この乗降口は、透明なフロントパネル(図示省略)によって開閉できる。このフロントパネルは、キャビン3の外側(キャビン外部)及び内側(キャビン内部)から開け閉め可能である。
図10に示すように、作業装置4は、ブーム58と、作業具59と、リフトリンク60と、制御リンク61と、ブームシリンダ62と、バケットシリンダ63とを有している。
ブーム58は、キャビン3の右側及び左側に上下揺動自在に設けられている。作業具59は、例えば、バケットであって、当該バケット59は、ブーム58の先端部(前端部)に上下揺動自在に設けられている。リフトリンク60及び制御リンク61は、ブーム58が上下揺動自在となるように、ブーム58の基部(後部)を支持している。ブームシリンダ62は、伸縮することによりブーム58を昇降させる油圧アクチュエータである。バケットシリンダ63は、伸縮することによりバケット59を揺動させる油圧アクチュエータである。
左側及び右側の各ブーム58の前部同士は、異形の連結パイプで連結されている。各ブーム58の基部(後部)同士は、円形の連結パイプで連結されている。
リフトリンク60、制御リンク61及びブームシリンダ62は、左側と右側の各ブーム58に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
リフトリンク60は、各ブーム58の基部の後部に、縦向きに設けられている。このリフトリンク60の上部(一端側)は、各ブーム58の基部の後部寄りに枢支軸26(第1枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク60の下部(他端側)は、機体2の後部寄りに枢支軸27(第2枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第2枢支軸27は、第1枢支軸26の下方に設けられている。
ブームシリンダ62の上部は、枢支軸28(第3枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第3枢支軸28は、各ブーム58の基部であって、当該基部の前部に設けられている。ブームシリンダ62の下部は、枢支軸29(第4枢支軸)を介して横軸
回りに回転自在に枢支されている。第4枢支軸29は、機体2の後部の下部寄りであって第3枢支軸28の下方に設けられている。
図10に示すように、制御リンク61は、リフトリンク60の前方に設けられている。この制御リンク61の一端は、枢支軸30(第5枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第5枢支軸30は、機体2であって、リフトリンク60の前方に対応する位置に設けられている。制御リンク61の他端は、枢支軸31(第6枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第6枢支軸31は、ブーム58であって、第2枢支軸27の前方で且つ第2枢支軸27の上方に設けられている。
ブームシリンダ62を伸縮することにより、リフトリンク60及び制御リンク61によって各ブーム58の基部が支持されながら、各ブーム58が第1枢支軸26回りに上下揺動し、各ブーム58の先端部が昇降する。制御リンク61は、各ブーム58の上下揺動に伴って第5枢支軸30回りに上下揺動する。リフトリンク60は、制御リンク61の上下揺動に伴って第2枢支軸27回りに前後揺動する。
ブーム58の前部には、バケット59の代わりに別の作業具が装着可能とされている。別の作業具としては、例えば、油圧圧砕機、油圧ブレーカ、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等のアタッチメント(予備アタッチメント)である。
図10に示すように、左側のブーム58の前部には、接続部材50が設けられている。接続部材50は、予備アタッチメントに装備された油圧機器と、ブーム58に設けられたパイプやホース等の管材とを接続する装置である。
バケットシリンダ63は、各ブーム58の前部寄りにそれぞれ配置されている。バケットシリンダ63を伸縮することで、バケット59が揺動される。
図10に示すように、走行装置5は、本実施形態では、クローラ式走行装置が採用されている。走行装置5は、機体2の左側及び右側に設けられている。なお、走行装置5は、車輪型の走行装置であってもよい。
次に、本発明に係る作業機1の油圧システムについて説明する。
図1及び図2A及び図2Bに示すように、油圧システムは、走行系油圧システム40Aと、作業系油圧システム40Bとに大別することができる。まず、走行系油圧システム40Aについて説明する。
図1に示すように、走行系油圧システム40Aは、主に、走行モータ55を駆動するシステムである。
走行モータ55は、左走行モータ装置(第1走行モータ装置)55Lと、右走行モータ装置(第2走行モータ装置)55Rと、を含んでいる。図1に示すように、走行系油圧システム40Aは、第1油圧ポンプ(油圧ポンプ)P1と、ブレーキ切換弁151、ブレーキ機構152と、方向切換弁153と、油圧装置154と、を備えている。
第1油圧ポンプP1は、原動機73の動力によって駆動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、作動油タンク84に貯留された作動油を吐出可能である。特に、第1油圧ポンプP1は、主に制御に用いる作動油を吐出する。説明の便宜上、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油のうち、制御用として用いられる作動油のことをパイロット油、パイロット油の圧力のことをパイロット圧ということがある。
第1油圧ポンプP1の吐出側には、作動油(パイロット油)を流す吐出油路140が設けられている。吐出油路140には、複数の切換弁が接続されている。複数の切換弁は、ブレーキ切換弁151、方向切換弁153、油圧ロック切換弁155である。なお、吐出油路140には、当該吐出油路140から分岐したチャージ油路141が設けられている。このチャージ油路141は、油圧装置154に至っている。
ブレーキ切換弁151は、吐出油路140における作動油の吐出側に接続されている。ブレーキ切換弁151は、ブレーキ機構152の制動及び制動の解除を行う方向切換弁(電磁弁)であって、励磁により第1位置151aと第2位置151bとに切り換え可能な二位置切換弁である。ブレーキ切換弁151の切換操作は、図示省略の操作部材等によっ
て行う。
ブレーキ機構152は、左側の走行装置5の制動制御を行う第1ブレーキ機構152Lと、右側の走行装置5の制動制御を行う第2ブレーキ機構152Rとを含んでいる。第1ブレーキ機構152L及び第2ブレーキ機構152Rは、油路145を介してブレーキ切換弁151と接続されている。
第1ブレーキ機構152L及び第2ブレーキ機構152Rは、パイロット油(作動油)の圧力に応じて作動状態が変化することで走行装置5の制動を制御する。第1ブレーキ機構152L及び第2ブレーキ機構152Rは、第1油圧ポンプP1から吐出されたパイロット油(作動油)によって、走行モータ55を制動する作動状態となったり、制動を解除する非作動状態に変化する。
ブレーキ切換弁151を第1位置151aにした場合、ブレーキ切換弁151とブレーキ機構152との間における区間において油路145から作動油が抜け、ブレーキ機構152による制動を行うことができる。ブレーキ切換弁151を第2位置151bにした場合、ブレーキ機構152による制動を解除することができる。なお、ブレーキ切換弁151を第1位置151aにした場合、ブレーキ機構152による制動を解除し、ブレーキ切換弁151を第2位置151bにした場合、ブレーキ機構152による制動が行われてもよい。
方向切換弁153は、第1走行モータ装置55L及び第2走行モータ装置55Rの回転を変更する電磁弁であって、励磁により第1位置153aと第2位置153bとに切り換え可能な二位置切換弁である。方向切換弁153の切換え操作は、図示省略の操作部材等によって行う。なお、方向切換弁153は、二位置切換弁ではなく吐出する作動油の流量を調整可能な比例弁であってもよい。
第1走行モータ装置55Lは、機体2の左側に設けられた走行装置5の駆動軸に動力を伝達するモータである。第2走行モータ装置55Rは、機体2の右側に設けられた走行装置5の駆動軸に動力を伝達するモータである。なお、第2走行モータ装置55Rも第1走行モータ装置55Lと同様に作動する。第2走行モータ装置55Rの構成及び作動は、第1走行モータ装置55Lと同様であるため説明を省略する。
第1走行モータ装置55Lは、HSTモータ156と、斜板切換シリンダ157と、走行制御弁(油圧切換弁)158Aとを有している。HSTモータ156は、斜板形可変容量アキシャルモータあって、車速(回転)を1速或いは2速に変更することができるモータである。
斜板切換シリンダ157は、伸縮によってHSTモータ156の斜板の角度を変更するシリンダである。走行制御弁158Aは、斜板切換シリンダ157を一方側或いは他方側に伸縮させる弁であって、第1位置158a及び第2位置158bに切り換わる二位置切換弁である。この走行制御弁158Aの切換え操作は、当該走行制御弁158Aに接続された上流側に位置する方向切換弁153によって行われる。具体的には、方向切換弁153と走行制御弁158Aとは、油路142により接続されており、当該油路142を流れる作動油により走行制御弁158Aの切換え操作が行われる。
以上、第1走行モータ装置55Lによれば、操作部材の操作によって方向切換弁153を第1位置153aにした場合、方向切換弁153と走行制御弁158Aとの間における区間においてパイロット油が抜け、走行制御弁158Aが第1位置158aに切換えられる。その結果、斜板切換シリンダ157が縮み、HSTモータ156は1速状態になる。また、操作部材の操作によって方向切換弁153を第2位置153bにした場合、方向切換弁153を通じて走行制御弁158Aにパイロット油が供給され、走行制御弁158Aが第2位置158bに切換えられる。その結果、斜板切換シリンダ157が延び、HSTモータ156は2速状態になる。
図1及び図2Aに示すように、油圧ロック切換弁155は、第1位置155aと第2位置155bとに切り換え可能な二位置切換弁である。油圧ロック切換弁155は、パイロット弁185A,185B,185C,185Dに接続された油路143に接続されている。油圧ロック切換弁155が第1位置155aである場合、油路143の作動油(パイ
ロット油)は、作動油タンク84等の排出部に排出され、パイロット弁185A,185B,185C,185Dへは、パイロット油が供給されない。油圧ロック切換弁155が第2位置155bである場合、吐出油路140のパイロット油が油路143に供給され、油路143のパイロット油をパイロット弁185A,185B,185C,185Dへと流すことができる。
作業機1の油圧システムは、暖機油路144が接続されている。暖機油路144は、複数の切換弁(ブレーキ切換弁151、方向切換弁153、油圧ロック切換弁155)からパイロット油を作動油タンク84等の排出部へ流すことで暖機を行う油路である。
例えば、暖機油路144は、複数の切換弁(ブレーキ切換弁151、方向切換弁153、油圧ロック切換弁155)の排出ポートに接続されている。つまり、ブレーキ切換弁151が第1位置151aにある場合、ブレーキ切換弁151とブレーキ機構152との間における区間において油路145から作動油が暖機油路144に排出される。方向切換弁153が、第1位置153aにある場合、油路142のパイロット油は、暖機油路144に排出される。また、油圧ロック切換弁155が第1位置155aである場合、油路143のパイロット油は、暖機油路144に排出される。暖機油路144は、作動油を排出する排出油路147に接続されている。
油圧装置154は、第1走行モータ装置55L及び第2走行モータ装置55Rを駆動する装置であって、第1走行モータ装置55Lの駆動用の駆動回路(左用駆動回路)154Lと、第2走行モータ装置55Rの駆動用の駆動回路(右用駆動回路)154Rとを有している。
駆動回路154L,154Rは、それぞれHSTポンプ(走行油圧ポンプ)163と、変速用油路167h,167iと、第2チャージ油路167jとを有している。変速用油路167h,167iは、HSTポンプ163とHSTモータ156とを接続する油路である。第2チャージ油路167jは、変速用油路167h,167iに接続され、第1油圧ポンプP1からの作動油を変速用油路167h,167iに補充する油路である。
HSTポンプ163は、原動機73の動力によって駆動される斜板形可変容量アキシャルポンプである。HSTポンプ163は、パイロット圧が作用する前進用受圧部163aと後進用受圧部163bとを有している、受圧部163a,163bに作用するパイロット圧によって斜板の角度が変更される。斜版の角度を変更することによって、HSTポンプ163の出力(作動油の吐出量)や作動油の吐出方向を変えることができる。
HSTポンプ163の出力や作動油の吐出方向の変更は、走行用操作装置160により行う。具体的には、走行用操作装置160が有する走行レバー164によって、HSTポンプ163の出力や作動油の吐出方向の変更行うことができる。以下、走行用操作装置160について詳しく説明する。
図1に示すように、吐出油路140から分岐した油路146は、走行用操作装置160に接続されている。走行用操作装置160は、前進用の操作弁165Aと、後進用の操作弁165Bと、右旋回用の操作弁165Cと、左旋回用の操作弁165Dと、走行レバー164とを有する。また、走行用操作装置160は、第1〜4シャトル弁165a,165b,165c,165dを有する。操作弁165A,165B,165C,165Dは、共通、即ち、1本の走行レバー164によって操作される。操作弁165A,165B,165C,165Dは、走行レバー164(操作部材)の操作に応じて作動油の圧力を変化させ且つ変化後の作動油をHSTポンプ163の受圧部163a,163bに供給する。なお、この実施形態では、1本の走行レバー164で操作弁165A,165B,165C,165Dが操作されるが、走行レバー164は複数本でもよい。例えば、運転席6の他方側(左側)に第1の走行レバーを配置し、他方側に第2の走行レバーを配置して、これら2本の走行レバーによって、操作弁165A,165B,165C,165Dを操作してもよい。
操作弁165A,165B,165C,165Dは、排出ポート(ポート)を有している。図1に示すように、排出ポートは、油路175に接続され、図2Aに示すように、当該油路175は、作動油を排出する排出油路147に接続されている。
走行レバー164は、中立位置から、前後、前後に直交する幅方向、斜め方向に傾動可能である。走行レバー164を傾動することにより、走行用操作装置160の操作弁165A,165B,165C,165Dが操作される。そうすると、走行レバー164の中立位置からの操作量に比例したパイロット圧が操作弁165A,165B,165C,165Dの二次側ポートから出力される。
走行レバー164を前側に傾動させると、前進用操作弁165Aが操作されて該操作弁165Aからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第1シャトル弁165aから油路171を介して左用駆動回路154Lの前進用受圧部163aに作用すると共に、第2シャトル弁165bから油路172を介して右用駆動回路154Rの前進用受圧部163aに作用する。これによりHSTモータ156の出力軸が走行レバー164の傾動量に比例した速度で正転(前進回転)して作業機1が前方に直進する。
また、走行レバー164を後側に傾動させると、後進用操作弁165Bが操作されて該操作弁165Bからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第3シャトル弁165cから油路174を介して左用駆動回路154Lの後進用受圧部163bに作用すると共に、第4シャトル弁165dから油路173を介して右用駆動回路154Rの後進用受圧部163bに作用する。これによりHSTモータ156の出力軸が走行レバー164の傾動量に比例した速度で逆転(後進回転)して作業機1が後方に直進する。
また、走行レバー164を右側に傾動させると、右旋回用操作弁165Cが操作されて該操作弁165Cからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第1シャトル弁165aから油路171を介して左用駆動回路154Lの前進用受圧部163aに作用すると共に、第4シャトル弁165dから油路173を介して右用駆動回路154Rの後進用受圧部163bにも作用する。これにより、左側のHSTモータ156の出力軸が正転し且つ右側のHSTモータ156の出力軸が逆転して作業機1が右側に旋回する。
また、走行レバー164を左側に傾動させると、左旋回用操作弁165Dが操作されて該操作弁165Dからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第2シャトル弁165bから油路172を介して右用駆動回路154Rの前進用受圧部163aに作用すると共に、第3シャトル弁165cから油路174を介して左用駆動回路154Lの後進用受圧部163bにも作用する。これにより、右側のHSTモータ156の出力軸が正転し且つ左側のHSTモータ156の出力軸が逆転して作業機1が左側に旋回する。
すなわち、走行レバー164を左斜め前側に傾動操作すると該走行レバー164の傾動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら左旋回する。走行レバー164を右斜め前側に傾動操作すると該走行レバー164の傾動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら右旋回する。走行レバー164を左斜め後側に傾動操作すると該走行レバー164の傾動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら左旋回する。走行レバー164を右斜め後側に傾動操作すると該走行レバー164の傾動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら右旋回する。
つぎに、作業系油圧システム40Bについて説明する。図2Aに示すように、作業系油圧システム40Bは、ブーム58、バケット59、予備アタッチメント等を作動させるシステムであって、作業系油圧ポンプ(第2油圧ポンプ)P2と、複数の制御弁180と、第3油圧ポンプP3と、ハイフロー弁181と、ハイフロー切換弁182と、を備えている。
第2油圧ポンプP2は、第1油圧ポンプP1とは異なる位置に設置されたポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第2油圧ポンプP2は、作動油タンク84に貯留された作動油を吐出可能である。特に、第2油圧ポンプP2は、主に油圧アクチュエータを作動させる作動油を吐出する。第3油圧ポンプP3は、第1油圧ポンプP1及び第2油圧ポンプP2とは異なる位置に設置されたポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。
第2油圧ポンプP2の吐出側には、メイン油路(油路)148が設けられている。このメイン油路148には、複数の制御弁180が接続されている。制御弁180は、パイロット油のパイロット圧によって作動油の流す方向を切換可能な弁である。また、制御弁1
80は、油圧アクチュエータ(油圧機器)を制御可能な弁である。油圧機器とは、例えば、ブーム58、バケット59、油圧圧砕機、油圧ブレーカ、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等の油圧装置を制御(駆動)するための機器であって、例えば、油圧シリンダ、油圧モータ等である。
図2Aに示すように、複数の制御弁180は、第1制御弁180A、第2制御弁180B、第3制御弁180Cである。第1制御弁180Aは、ブーム58を制御する油圧アクチュエータ(ブームシリンダ)62を制御する弁である。第2制御弁180Bは、バケット59を制御する油圧アクチュエータ(バケットシリンダ)63を制御する弁である。第3制御弁180Cは、油圧圧砕機、油圧ブレーカ、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等の予備アタッチメントに装着された油圧機器(油圧シリンダ、油圧モータ)を制御する弁である。
第1制御弁180A、第2制御弁180Bは、それぞれパイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。中立位置、中立位置とは異なる第1位置、中立位置及び第1位置とは異なる第2位置に切り換わる。第1制御弁180Aは、一方側の受圧部180aと他方側の受圧部180bに作用したパイロット圧によって、中立位置、中立位置とは異なる第1位置、中立位置及び第1位置とは異なる第2位置に切り換わる。第2制御弁180Bは、一方側の受圧部180cと他方側の受圧部180dに作用したパイロット圧によって、中立位置、中立位置とは異なる第1位置、中立位置及び第1位置とは異なる第2位置に切り換わる。
第1制御弁180Aには、油路を介してブームシリンダ62が接続され、第2制御弁180Bには、油路を介してバケットシリンダ63が接続されている。
ブーム58、バケット59の操作は、運転席6の周囲に設けられた操作レバー184によって行うことができる。操作レバー184は、中立位置から、前後、左右、斜め方向に傾動可能に支持されている。操作レバー184を傾動操作することにより、操作レバー184の下部に設けられた複数のパイロット弁(操作弁)185A,185B,185C,185Dを操作することができる。パイロット弁185A,185B,185C,185Dと第1油圧ポンプP1とは、吐出油路140、油圧ロック切換弁155、及び油路143によって接続されている。また、パイロット弁185A,185B,185C,185Dは、排出ポート(ポート)を有し、油路195に接続されている。
図2Aに示すように、複数のパイロット弁(操作弁)185A,185B,185C,185Dと複数の制御弁180とは、複数の油路191,192,193,194によって互いに接続されている。具体的には、パイロット弁185Aは、油路191を介して第1制御弁180Aの受圧部180aに接続されている。パイロット弁185Bは、油路192を介して第1制御弁180Aの受圧部180bに接続されている。パイロット弁185Cは、油路193を介して第2制御弁180Bの受圧部180cに接続されている。パイロット弁185Dは、油路194を介して第2制御弁180Bの受圧部180dに接続されている。パイロット弁185A,185B,185C,185Dは、それぞれ操作レバー184の操作に応じて出力する作動油の圧力が設定可能である。言い換えると、パイロット弁185A,185B,185C,185Dは、作動油であるパイロット油を調整可能である。
詳しくは、操作レバー184を前側に傾動させると、下降用パイロット弁(操作弁)185Aが操作されて当該下降用パイロット弁185Aから出力されるパイロット油のパイロット圧が設定される。このパイロット圧は、第1制御弁180Aの受圧部180aに作用し、ブームシリンダ62が収縮して、ブーム58は下降する。
操作レバー184を後側に傾動させると、上昇用パイロット弁(操作弁)185Bが操作されて当該上昇用パイロット弁185Bから出力されるパイロット油のパイロット圧が設定される。このパイロット圧は、第1制御弁180Aの受圧部180bに作用し、ブームシリンダ62が伸長して、ブーム58は上昇する。
操作レバー184を右側に傾動させると、バケットダンプ用のパイロット弁(操作弁)185Cが操作されて当該パイロット弁185Cから出力されるパイロット油のパイロッ
ト圧が設定される。このパイロット圧は、第2制御弁180Bの受圧部180cに作用し、バケットシリンダ63は伸長して、バケット59がダンプ動作する。
操作レバー184を左側に傾動させると、バケットスクイ用のパイロット弁(操作弁)185Dが操作され当該パイロット弁185Dから出力されるパイロット油のパイロット圧が設定される。このパイロット圧は、第2制御弁180Bの受圧部180dに作用し、バケットシリンダ63は収縮して、バケット59がスクイ動作する。
第3制御弁180Cは、パイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。第3制御弁180Cは、パイロット圧によって、切換位置が切り換わることによって、予備アタッチメントの油圧機器へ向かう作動油の方向、流量及び圧力を制御する。具体的には、第3制御弁180Cと油圧機器を接続する接続部材50との間には、油路(供給油路)196,197が接続されている。油路196には、第1リリーフ弁が設けられた逃がし路196aが接続され、作動油が排出される。油路197には、リリーフ弁が設けられた逃がし路197aが接続され、作動油が排出される。
ハイフロー弁181は、パイロット方式の2位置切換弁から構成される油圧切換弁である。ハイフロー弁(油圧切換弁)181は、パイロット圧によって2つの切換位置(非増量位置181aと増量位置181b)に切り換え可能である。ハイフロー弁181の入力ポートには、第3油圧ポンプP3の吐出側の油路が接続されている。ハイフロー弁181の出力ポートには、予備アタッチメントの油圧機器に作動油を供給する油路196に合流する油路(増量油路)198が接続されている。また、ハイフロー弁181は、排出ポート(ポート)を有し、作動油タンク84と接続されている。
ハイフロー切換弁182は、ハイフロー弁181の受圧部181cに接続され、この受圧部181cにパイロット圧を作用させる作用位置182aと、該受圧部181cにパイロット圧を作用させない非作用位置182bとに切換え自在な電磁方式の2位置切換弁から構成される方向切換弁である。ハイフロー切換弁182は、排出ポート(ポート)を有し、油路183と接続されている。油路183は、排出油路147に接続されている。
ハイフロー切換弁182を作用位置182aにすると、ハイフロー弁181の受圧部181cに第3油圧ポンプP3から吐出されたパイロット油の圧力(パイロット圧)が作用し、ハイフロー弁181が増量位置181bになる。その結果、第3油圧ポンプP3からの吐出油が増量油路198に流れ、この増量油路198の作動油と油路196とが合わさって、作動油が増量することになる。
また、ハイフロー切換弁182を、ハイフロー弁181のスプールを移動させるために必要な圧力(設定圧)のパイロット圧を受圧部181cに作用させない非作用位置182bにすると、ハイフロー弁181の受圧部181cに、設定圧以上のパイロット圧が作用しなくなり、ハイフロー弁181が非増量位置181aになる(非増量モードに切り換わる)。
図2A、図2B、図3、図4に示すように、作業機1は、パイプやホース等の複数の管材を接続するに際して、管材の中継をするための中継部材200を備えている。中継部材200には、複数の第1管材211が接続される。図2A、図2Bに示すように、複数の第1管材211は、複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dのそれぞれに接続され、且つ、複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dから出力される作動油を流す。複数の第1管材211のうち、パイロット弁185Aから出力される作動油を流す第1管材211aの一端は、パイロット弁185Aの出力ポート185A1に接続されている。複数の第1管材211のうち、パイロット弁185Bから出力される作動油を流す第1管材211bの一端は、パイロット弁185Bの出力ポート185B1に接続されている。複数の第1管材211のうち、パイロット弁185Cから出力される作動油を流す第1管材211cの一端は、パイロット弁185Cの出力ポート185C1に接続されている。複数の第1管材211のうち、パイロット弁185Dから出力される作動油を流す第1管材211dの一端は、パイロット弁185Dの出力ポート185D1に接続されている。第1管材211a〜211dの他端は、中継部材200に接続されている。
また、中継部材200には、複数の第2管材212が接続されている。複数の第2管材212は、複数の制御弁180A,180Bの受圧部180a,180b,180c,180dのそれぞれに接続されている。複数の第2管材212のうち、受圧部180aに作動油を流す第2管材212aの一端は、受圧部180aに接続されている。複数の第2管材212のうち、受圧部180bに作動油を流す第2管材212bの一端は、受圧部180bに接続されている。複数の第2管材212のうち、受圧部180cに作動油を流す第2管材212cの一端は、受圧部180cに接続されている。複数の第2管材212のうち、受圧部180dに作動油を流す第2管材212dの一端は、受圧部180dに接続されている。第2管材212a〜212dの他端は、中継部材200に接続されている。
中継部材200には、第3管材213、第4管材214、複数の第1ドレイン管材215及び第2ドレイン管材216も接続されている。第3管材213は、第1油圧ポンプP1から吐出された作動油を流す。具体的には、第3管材213の一端は、油圧ロック切換弁155の出力ポートと接続され、他端は、中継部材200に接続されている。
第4管材214は、第3管材213に流れるパイロット油を複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dに供給する管材であって、第1管材211とは別の管材である。第4管材214は途中で分岐していて、分岐後の一端は、パイロット弁185A,185Bの入力ポート185A2と、パイロット弁185C,185Dの入力ポート185C2と、にそれぞれ接続されている。第4管材214の他端は、中継部材200に接続されている。
複数の第1ドレイン管材215は、作動油を排出する。具体的には、複数の第1ドレイン管材215は、走行用操作装置160から排出された作動油を排出する第1ドレイン管材215aと、複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dから排出された作動油を排出する排出ポート185A3と接続された第1ドレイン管材215bと、を含んでいる。また、複数の第1ドレイン管材215は、暖機油路144のパイロット油を排出する第1ドレイン管材215cと、ハイフロー弁181及びハイフロー切換弁182から排出されたパイロット油を排出する第1ドレイン管材215dを含んでいる。複数の第1ドレイン管材215(第1ドレイン管材215a〜215d)は中継部材200に接続されている。
第2ドレイン管材216は、複数の第1ドレイン管材215に流れるパイロット油(作動油)を作動油タンク84等の排出部に戻す。第2ドレイン管材216の一端は、排出部に接続され、他端は、中継部材200に接続されている。
以下、主に図3〜図5Cを用いて、中継部材200について詳しく説明する。図5Aは、中継部材200の左前方斜視図である。図5Bは、中継部材200の正面断面図である。図5Cは、中継部材200の左側面断面図である。なお、図5A、図5B、及び図5Cにおいて、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示し、矢印B1は左方を示し、矢印B2は右方を示している。図5、図6に示すように、中継部材200は、上枠部12に取り付けられている。具体的には、中継部材200は、上枠部12の前面の右側に配置されている。中継部材200は、ボルト等の締結部材200Aにより上枠部12の前面に固定されている。中継部材200は、アルミニウムや鉄等の熱伝導性に優れた金属材料から形成されている。中継部材200は、本体201と、複数の入力ポート202と、複数の出力ポート203と、第1供給ポート204と、第2供給ポート205と、複数の第1排出ポート206と、を有している。
図3〜図5Cに示すように、本体201は、中継部材200は、上下方向の長さが前後方向の長さ及び幅方向の長さよりも長い、略長方形状の継手部材である。
複数の入力ポート202は、本体201の幅方向の一方側(右側)にそれぞれ設けられている。複数の入力ポート202は、上下方向に並んで本体201に設けられている。複数の入力ポート202には、それぞれ複数の第1管材211が接続される。具体的には、複数の入力ポート202は、第1管材211aが接続された入力ポート202aと、第1管材211bが接続された入力ポート202bと、を含んでいる。また、複数の入力ポート202は、第1管材211cが接続された入力ポート202cと、第1管材211dが
接続された入力ポート202dと、を含んでいる。
複数の出力ポート203は、本体201の幅方向の他方側(左側)にそれぞれ設けられている。複数の出力ポート203は、上下方向に並んで本体201に設けられている。複数の出力ポート203には、それぞれ複数の第2管材212が接続される。具体的には、複数の出力ポート203は、第2管材212aが接続された出力ポート203aと、第2管材212bが接続された出力ポート203bと、を含んでいる。また、複数の出力ポート203は、第2管材212cが接続された出力ポート203cと、第2管材212dが接続された出力ポート203dと、を含んでいる。
第1供給ポート204は、本体201の幅方向の他方側(左側)に設けられている。第1供給ポート204には、第3管材213が接続される。第2供給ポート205は、本体201の幅方向の一方側(右側)に設けられている。第2供給ポート205には、第4管材214が接続される。
複数の第1排出ポート206は、本体201の幅方向の一方側(右側)と他方側(左側)とにそれぞれ設けられている。複数の第1排出ポート206には、それぞれ複数の第1ドレイン管材215が接続される。具体的には、複数の第1排出ポート206は、第1ドレイン管材215aが接続される第1排出ポート206aと、第1ドレイン管材215bが接続される第1排出ポート206bと、第1ドレイン管材215cが接続される第1排出ポート206cと、第1ドレイン管材215dが接続される第1排出ポート206dと、を含んでいる。第2排出ポート207は、本体201の下部に設けられている。第2排出ポート207には、第2ドレイン管材216が接続される。
図5B及び図5Cに示すように、中継部材200は、複数の第1流路208と、第3流路209と、第2流路210と、を有している。複数の第1流路208は、複数の入力ポート202と複数の出力ポート203とをそれぞれ連通する。複数の第1流路208は、本体201の内部に上下方向に並んで形成されている油路である。複数の第1流路208は、幅方向に延びて延設されている。具体的には、複数の第1流路208は、入力ポート202aと出力ポート203aとを連通する第1流路208aと、入力ポート202bと出力ポート203bとを連通する第1流路208bと、を含んでいる。また、複数の第1流路208は、入力ポート202cと出力ポート203cとを連通する第1流路208cと、入力ポート202dと出力ポート203dとを連通する第1流路208dと、を含んでいる。
第3流路209は、第1供給ポート204と第2供給ポート205とを連通する。第3流路209は、本体201の内部に形成されている油路である。第3流路209は、幅方向に延びて延設されている。
第2流路210は、複数の第1排出ポート206と第2排出ポート207とを連通する。第2流路210は、本体201の内部に形成されている油路である。具体的には、図5Cに示すように、第2流路210は、流路210aと、流路210bと、流路210cと、を含む。流路210aは、第1排出ポート206aと、第1排出ポート206bと、を連通する油路である。流路210aは、本体201の内部の上部に幅方向に延びて形成されている。流路210bは、第1排出ポート206cと、第1排出ポート206dと、を連通する油路である。流路210bは、本体201の内部の下部に幅方向に延びて形成されている。流路210cは、流路210aと流路210bと第2排出ポート207とを連通する油路である。具体的には、流路210cは、流路210aの中途部から下方に延びて形成され、流路210bと合流し、第2排出ポート207と連通している。これにより、第2流路210は、複数の第1排出ポート206と第2排出ポート207とを連通する。
複数の第1管材211、複数の第2管材212、複数の第3管材213、第4管材214、第1ドレイン管材215、第2ドレイン管材216、複数の入力ポート202、複数の出力ポート203、第1供給ポート204、第2供給ポート205、複数の第1排出ポート206、第2排出ポート207、第1流路208、第3流路209、及び第2流路210は、上述した作業系油圧システム40Bの一部を構成する。具体的に説明すると、図
2A及び図2Bに示すように、第1管材211a、入力ポート202a、第1流路208a、出力ポート203a、及び第2管材212aは、油路191の一部を構成する。第1管材211b、入力ポート202b、第1流路208b、出力ポート203b、及び第2管材212bは、油路192の一部を構成する。第1管材211c、入力ポート202c、第1流路208c、出力ポート203c、及び第2管材212cは、油路193の一部を構成する。第1管材211d、入力ポート202d、第1流路208d、出力ポート203d、及び第2管材212dは、油路194の一部を構成する。第3管材213、第1供給ポート204、第3流路209、第2供給ポート205、及び第4管材214は、油路143の一部を構成する。第1ドレイン管材215a及び第1排出ポート206aは、油路175の一部を構成する。第1ドレイン管材215b及び第1排出ポート206bは、油路195の一部を構成する。第1ドレイン管材215c及び第1排出ポート206cは、油路144の一部を構成する。第1ドレイン管材215d及び第1排出ポート206dは、油路183の一部を構成する。第2流路210、第2排出ポート207、及び第2ドレイン管材216は、排出油路147の一部を構成する。
以下、主に図5A、図5B、図5Cを用いて、複数の入力ポート202、複数の出力ポート203、第1供給ポート204、第2供給ポート205、複数の第1排出ポート206、第2排出ポート207、第1流路208、第3流路209、及び第2流路210の位置関係について説明する。
複数の入力ポート202、第2供給ポート205、第1排出ポート206b及び第1排出ポート206dは、本体201の一方側(右側)に上下方向に並んで形成されている。具体的には、複数の入力ポート202、第2供給ポート205、第1排出ポート206b及び第1排出ポート206dは、本体201の右側の上部から第1排出ポート206b、入力ポート202a、入力ポート202b、入力ポート202c、入力ポート202d、第2供給ポート205、第1排出ポート206dの順に所定の間隔をおいて配置されている。
一方、複数の出力ポート203、第1供給ポート204、第1排出ポート206a及び第1排出ポート206cは、本体201の他方側(左側)に上下方向に並んで形成されている。具体的には、複数の出力ポート203、第1供給ポート204、第1排出ポート206a及び第1排出ポート206cは、本体201の左側の上部から第1排出ポート206a、出力ポート203a、出力ポート203b、出力ポート203c、出力ポート203d、第1供給ポート204、第1排出ポート206cの順に所定の間隔をおいて配置されている。
つまり、図5A、図5Bに示すように、複数の第1流路208、第3流路209、流路210a、及び流路210bは、本体201の内部に上下方向に並んで形成されている。具体的には、複数の第1流路208、第3流路209、流路210a、及び流路210bは、本体201の内部の上部から流路210a、第1流路208a、第1流路208b、第1流路208c、第1流路208d、第3流路209、流路210bの順に所定の間隔をおいて配置されている。これによって、複数の第1流路208は、一列に並んで配置されるため、中継部材200は、第1流路208及び第3流路209と第2流路210とが直交する方向を薄く成形することができる。このため、中継部材200を取り付ける領域が比較的狭小な場合であっても、容易に当該中継部材200を作業機1へ取り付けることができる。
図5Cに示すように、本体201の内部において、流路210cは、第1流路208、第3流路209、流路210a、及び流路210bの前方に形成されている。第2流路210は、複数の第1流路208及び第3流路209の間に跨って設けられている。詳しくは、第2流路210は、本体201の上部から順に第1流路208aと第1流路208bとの間と、第1流路208bと第1流路208cとの間と、第1流路208cと第1流路208dとの間と、に跨って形成されている。また、第2流路210の流路210cは、第1流路208dと第3流路209とにも跨って形成されている。即ち、第1流路208a〜208dの並びに着目した場合、第2流路210の流路210cは、第1流路208
a〜208dの並び方向に沿って延設されている。また、第1流路208dと第3流路209との並びに着目した場合、第2流路210の流路210cは、第1流路208dと第3流路209との並び方向にも沿って延接されている。
図5Bに示すように、複数の第1流路208及び第3流路209と、第2流路210の流路210cとの重なりを断面視で見た場合、流路210cは、複数の第1流路208及び第3流路209の延設する方向(幅方向)と直交する方向(上下方向)に延びている。
次に、主に図5B、図5Cを用いて、中継部材200に関する作動油の流れについて説明する。パイロット弁185Aから出力された作動油は、当該パイロット弁185Aの出力ポート185A1から第1管材211aを介して中継部材200の入力ポート202aに流れる。入力ポート202aに流入した作動油は、第1流路208aを通って、出力ポート203aから第2管材212aに流れる(R1)。
パイロット弁185Bから出力された作動油は、当該パイロット弁185Bの出力ポート185B1から第1管材211bを介して中継部材200の入力ポート202bに流れる。入力ポート202bに流入した作動油は、第1流路208bを通って、出力ポート203bから第2管材212bに流れる(R2)。
パイロット弁185Cから出力された作動油は、当該パイロット弁185Cの出力ポート185C1から第1管材211cを介して中継部材200の入力ポート202cに流れる。入力ポート202cに流入した作動油は、第1流路208cを通って、出力ポート203cから第2管材212cに流れる(R3)。パイロット弁185Dから出力された作動油は、当該パイロット弁185Dの出力ポート185D1から第1管材211dを介して中継部材200の入力ポート202dに流れる。入力ポート202dに流入した作動油は、第1流路208dを通って、出力ポート203dから第2管材212dに流れる(R4)。第1油圧ポンプP1から吐出された作動油は、第3管材213を介して第1供給ポート204に流れる。第1供給ポート204に流入した作動油は、第3流路209を通って、第2供給ポート205に流れる(R5)。第2供給ポート205に流れた作動油は、第4管材214を通って入力ポート185A2,185C2に流れる。
走行用操作装置160から排出された作動油は、第1ドレイン管材215aを介して第1排出ポート206aに流れる。第1排出ポート206aに流入した作動油は、流路210aに流入する(R6)。パイロット弁185A,185B,185C,185Dから排出された作動油は、排出ポート185A3から第1ドレイン管材215bを介して第1排出ポート206bに流れる。第1排出ポート206bに流入した作動油は、流路210a(第2流路210)に流入する(R7)。
これにより、走行用操作装置160から排出された作動油と、パイロット弁185A,185B、185C,185Dから排出された作動油とを流路210a(第2流路210)に流すことができる。図5Cに示すように、流路210aに流入した作動油は、第2流路210の流路210cを本体201の上部から下方に向かって流れ(R10)、複数の第1流路208を流れる作動油及び第3流路209を流れる作動油と熱交換を行う。具体的には、第2流路210の流路210cを流れる作動油は、第1流路208aを流れる作動油から順に、第1流路208bを流れる作動油と、第1流路208cを流れる作動油と、第1流路208dを流れる作動油と、第3流路209を流れる作動油と熱交換を行う。これによって、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから第1流路208に作動油が供給され、且つ、操作弁165A,165B,165C,165Dが操作されていない場合(走行レバー164が中立位置で操作されていない場合)は、比較的圧力が低い作動油が第2流路210に流れ、当該第2流路210を流れる作動油と、第1流路208を流れる作動油とで熱交換を行うことができる。作業機1が始動してから、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dに作動油を流す油路よりも、作動油を排出する油路の方が作動油の流量が比較的少なく、油路が温まるまで時間を要するが、第1流路208を流れる作動油と、第2流路210を流れる作動油とで熱交換を行うことができる。このため、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a
,180b,180c,180dに流れる作動油で、作動油を排出する油路側の作動油を温めることができる。また、油圧ポンプP1から吐出された作動油は、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dに作動油を流す油路よりも、比較的温度が高いため、第1流路208及び第3流路209と第2流路210との熱交換の効率をより向上させることができる。また、中継部材200は、金属材料から構成されているため、金属材料は一般的に熱伝導率が高く、第2流路210を流れる作動油を温める効率がより向上する。
暖機油路144の作動油は、第1ドレイン管材215cを介して第1排出ポート206cに流れる。第1排出ポート206cに流入した作動油は、流路210b(第2流路210)に流入する(R8)。ハイフロー切換弁182から排出された作動油は、第1ドレイン管材215dを介して第1排出ポート206dに流れる。第1排出ポート206dに流入した作動油は、流路210b(第2流路210)に流入する(R9)。これにより、暖機油路144を通過した作動油と、ハイフロー切換弁182から排出された作動油とを排出することができる。
なお、上述した中継部材200において、複数の第1流路208と第3流路209とは本体201に並んで設けられているが、その配置は、上述した順番に限定されない。また、本実施形態において、中継部材200は、作業系油圧システム40Bにおける管材を中継する部材であるが、同様の構成を走行系油圧システム40Aにおける管材を中継する部材に適用してもよい。また、本実施形態において、中継部材200は、第3管材213と第4管材214を中継するが、当該第3管材213及び第4管材214を中継しない構成であってもよい。さらに、本実施形態において、複数の第1流路208と第3流路209は、一列に並んで設けられており、第2流路210は、複数の第1流路208及び第3流路209の間に跨って設けられていればよく、上記構成に限定されない。
具体的には、図6A、図6B、図6Cに示すように、複数の第1流路208及び第3流路209は、複数列に並んで配置され、第2流路210は、複数列の間であって、且つ、複数の第1流路208及び第3流路209の並び方向に沿って延設されていてもよい。図6Aは、変形例における中継部材200を示す左前方斜視図である。図6Bは、変形例における中継部材200を示す正面図である。図6Cは、変形例における中継部材200を示す左側面断面図である。なお、図6A、図6B及び図6Cにおいて、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示し、矢印B1は左方を示し、矢印B2は右方を示している。以下、主に図6A、図6B、図6Cを用いて、上記変形例における第1流路208、第3流路209、及び第2流路210の位置関係について説明する。
図6B、図6Cに示すように、複数の第1流路208及び第3流路209は、複数列に並んで配置されている。具体的には、第1流路208a及び第1流路208bは、本体201の内部の後部に上下方向に並んで形成されている。詳しくは、第1流路208a及び第1流路208bは、本体201の上部から第1流路208a、第1流路208bの順に離反して形成されている。一方、図6Cに示すように、第1流路208c、第1流路208d、及び第3流路209は、本体201の内部の前部に上下方向に並んで形成されている。詳しくは、第1流路208c、第1流路208d、及び第3流路209は、本体201の上部から第1流路208c、第1流路208d、第3流路209の順に離反して形成されている。
図6Cに示すように、第2流路210は、複数列の間に跨って延設されている。具体的には、第2流路210は、本体201の内部の前側で第1流路208aと第1流路208bとが形成する列と、本体201の内部の後側で第1流路208c、第1流路208d、及び第3流路209が形成する列の間に延設されている。第2流路210は、本体201の内部の上部から下部に向かって延設されている。つまり、第2流路210は、複数の第1流路208及び第3流路209の並び方向に沿って延設されている。
次に、主に図6Cを用いて、中継部材200における作動油の熱交換について説明する。図6Cに示すように、第2流路210を流れる作動油は、本体201の上部から下部に向かって流れ(R11)、複数の第1流路208を流れる作動油及び第3流路209を流
れる作動油と熱交換を行う。具体的には、第2流路210を流れる作動油は、第1流路208aを流れる作動油から順に、熱交換を行う。次に、第2流路210を流れる作動油は、第1流路208bを流れる作動油と第1流路208cを流れる作動油との両方と熱交換を行う。さらに、第2流路210を流れる作動油は、第1流路208dを流れる作動油と、第3流路209を流れる作動油との両方と熱交換を行う。言い換えると、第2流路210を流れる作動油は、当該第2流路210の前方と後方とを流れる作動油とそれぞれ同時に熱交換を行う。これによって、第2流路210を流れる作動油は、一列の第1流路208及び第3流路209を流れる作動油と、他の一列の第1流路208を流れる作動油との両側と同時に熱交換を行うことができる。これによって、熱交換の効率性をより向上させることができる。また、第1流路208及び第3流路209を一列に並べる場合に比べて、中継部材200は、複数の第1流路208及び第3流路209の並び方向に小さく成形することができる。これによって、中継部材200を取り付ける領域が比較的狭小な場合であっても、容易に当該中継部材200を作業機1へ取り付けることができる。
また、上述した実施形態において、複数の第1流路208及び第3流路209は、本体201の内部において、幅方向に延びて延設され、第2流路210と直交しているが、複数の第1流路208及び第3流路209は、第2流路210の延びる方向(上下方向)に対して傾斜していてもよい。言い換えると、第2流路210は、複数の第1流路208及び第3流路209が延びる方向に対して傾斜して延設されていてもよい。以下、主に図7A及び図7Bを用いて、第2流路210が、複数の第1流路208及び第3流路209の延びる方向に対して傾斜している場合について説明する。図7Aは、変形例における中継部材200を示す左前方斜視図である。図7Bは、変形例における中継部材200を示す正面図である。なお、図7A及び図7Bにおいて、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示し、矢印B1は左方を示し、矢印B2は右方を示している。
図7Bに示すように、複数の第1流路208及び第3流路209は、他方側(左側)から他方側(右側)に向かって下方へ傾斜している。具体的には、第1流路208a及び第1流路208bは、本体201の内部の後部に上下方向に並んで、左側から右側に向かって下方へ傾斜して形成されている。詳しくは、第1流路208a及び第1流路208bは、本体201の上部から第1流路208a、第1流路208bの順に離反して形成されている。一方、図7Bに示すように、第1流路208c、第1流路208d、及び第3流路209は、本体201の内部の前部に上下方向に並んで、左側から右側に向かって下方へ傾斜して形成されている。詳しくは、第1流路208c、第1流路208d、及び第3流路209は、本体201の上部から第1流路208c、第1流路208d、第3流路209の順に離反して形成されている。
次に、主に図7Bを用いて、中継部材200における作動油の熱交換について説明する。図7Bに示すように、第2流路210を流れる作動油は、本体201の上部から下部に向かって流れ(R12)、複数の第1流路208を流れる作動油及び第3流路209を流れる作動油と熱交換を行う。具体的には、第2流路210を流れる作動油は、第1流路208aを流れる作動油から順に、熱交換を行う。次に、第2流路210を流れる作動油は、第1流路208bを流れる作動油と第1流路208cを流れる作動油との両方と熱交換を行う。さらに、第2流路210を流れる作動油は、第1流路208dを流れる作動油と、第3流路209を流れる作動油との両方と熱交換を行う。言い換えると、第2流路210を流れる作動油は、当該第2流路210の前方と後方とを流れる作動油とそれぞれ同時に熱交換を行う。これによって、第1流路208及び第3流路209と第2流路210とが直交する場合に比べて、第1流路208及び第3流路209と第2流路210との重複する領域を十分に確保できる。このため、第1流路208及び第3流路209を流れる作動油と第2流路210を流れる作動油との熱交換の効率をより向上させることができる。
また、複数の第1流路208及び第3流路209の配置は、上記構成に限定されず、図8Aに示すように、複数の第1流路208及び第3流路209は、第2流路210の周囲に配置されていてもよい。以下、主に図8A及び図8Bを用いて、第2流路210が、複数の第1流路208及び第3流路209の延びる方向に対して傾斜している場合について
説明する。図8Aは、変形例における中継部材200を示す正面図である。図8Bは、変形例における中継部材200を示す左側面断面図である。なお、図8A及び図8Bにおいて、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示し、矢印B1は左方を示し、矢印B2は右方を示している。
図8Bに示すように、複数の第1流路208、第3流路209、第2流路210は、他方側(左側)から他方側(右側)に向かって延びている。具体的には、第2流路210は、本体201の右側の中央から本体201の左側の中央に向かって延設されている。複数の第1流路208及び第3流路209は、第2流路210の周囲に配置され、本体201の右側の中央から本体201の左側の中央に向かって延設されている。具体的には、第1流路208aは、第2流路210の前上方に配置され、本体201の右側の中央から本体201の左側の中央に向かって延設されている。第1流路208bは、第2流路210の前下方に配置され、本体201の右側の中央から本体201の左側の中央に向かって延設されている。第1流路208cは、第2流路210の後下方に配置され、本体201の右側の中央から本体201の左側の中央に向かって延設されている。第1流路208dは、第2流路210の後上方に配置されて、本体201の右側の中央から本体201の左側の中央に向かって延設されている。第3流路209は、第2流路210の上方に配置され、本体201の右側の中央から本体201の左側の中央に向かって延設されている。即ち、第2流路210は、複数の第1流路208及び第3流路209が描く仮想円Oの内周に配置されている。
次に、主に図8Bを用いて、中継部材200における作動油の熱交換について説明する。図8Bに示すように、第2流路210を流れる作動油は、本体201の右側から左側に向かって流れ(R13)、複数の第1流路208を流れる作動油及び第3流路209を流れる作動油と熱交換を行う。具体的には、第2流路210を流れる作動油は、本体201の右側から左側に亘って、当該第2流路210の前上方の第1流路208aを流れる作動油と熱交換を行う。第2流路210を流れる作動油は、本体201の右側から左側に亘って、当該第2流路210の前下方の第1流路208bを流れる作動油と熱交換を行う。第2流路210を流れる作動油は、本体201の右側から左側に亘って、当該第2流路210の後下方の第1流路208cを流れる作動油と熱交換を行う。第2流路210を流れる作動油は、本体201の右側から左側に亘って、当該第2流路210の後上方の第1流路208dを流れる作動油と熱交換を行う。第2流路210を流れる作動油は、本体201の右側から左側に亘って、当該第2流路210の上方の第3流路209を流れる作動油と熱交換を行う。言い換えると、第2流路210を流れる作動油は、中継部材200において第2流路210の他方側(左側)から他方側(右側)の間において、複数の第1流路208を流れる作動油及び第3流路209を流れる作動油とそれぞれ同時に熱交換を行う。これによって、第1流路208及び第3流路209を流れる作動油は、第2流路210を流れる作動油を当該第2流路210の周囲から温めることができる、第1流路208及び第3流路209と第2流路210との重複する領域を十分に確保できる。このため、第1流路208及び第3流路209と第2流路210との熱交換の効率をより向上させることができる。
また、作業機1の油圧システムの回路は、上記構成に限定されず、図9A、図9Bに示すように、暖機油路220が接続されていてもよい。図9Aは、変形例におけるブレーキ切換弁151周辺の油圧システムの拡大図である。図9Bは、変形例における中継部材200周辺の油圧システムの拡大図である。図9Bに示すように、暖機油路220は、油路143と油路145とを接続する油路であり、油路143からパイロット弁185A,185B,185C,185Dへ向かうパイロット油を、油路145及び暖機油路144経て、作動油タンク84等に迂回させることで暖機を行う油路である。暖機油路220には逆止弁221が設けられている。図9Aに示すように、逆止弁221は、油路143から油路145に向かって流れるパイロット油を許容し、油路145から油路143に向かうパイロット油を阻止する。つまり、ブレーキ切換弁151が第1位置151aにある場合、暖機油路220を介して油路143から油路145に流れたパイロット油は、ブレーキ
切換弁151と暖機油路144とを通って、作動油タンク84に排出される。図9Cに示すように、暖機油路220は、中継部材200の第3流路209の中途部から分岐し、油路143と油路145とを接続する。図9Cは、変形例における中継部材200を示す正面図である。なお、図9Cにおいて、矢印B1は左方を示し、矢印B2は右方を示している。図9B、図9Cに示すように、暖機油路220の一部は、第5管材222と、暖機ポート223と、第4流路224と、から構成されている。第5管材222は、ホースやパイプ等の管材であり、逆止弁221と、中継部材200と、を接続する。具体的には、例えば、第5管材222の一端は、逆止弁221と接続され、第5管材222の他端は、暖機ポート223と接続されている。第5管材222は、中継部材200に形成された暖機ポート223から逆止弁221に向かうパイロット油を流す。図9Cに示すように、暖機ポート223は、例えば、中継部材200の下部に設けられている。第4流路224は、暖機ポート223と第3流路209とを連通する。具体的には、例えば、第4流路224は、第3流路209の中途部から分岐している。第4流路224は、本体201の内部に上下方向に延びて形成されている油路である。
以下、主に図9Cを用いて、複数の入力ポート202、複数の出力ポート203、第1供給ポート204、第2供給ポート205、複数の第1排出ポート206、第2排出ポート207、暖機ポート223、第1流路208、第3流路209、第2流路210、及び第4流路224の位置関係について説明する。図9Cに示すように、上述した構成と異なり、第2供給ポート205、複数の入力ポート202、第2排出ポート207、及び第1排出ポート206aは、本体201の一方側(右側)に上下方向に並んで形成されている。具体的には、第2供給ポート205、複数の入力ポート202、第2排出ポート207、及び第1排出ポート206aは、本体201の右側の上部から第2供給ポート205、入力ポート202a、入力ポート202b、入力ポート202c、入力ポート202d、第2排出ポート207、第1排出ポート206aの順に所定の間隔をおいて配置されている。
一方、第1供給ポート204、複数の出力ポート203、第1排出ポート206b、第1排出ポート206c、及び第1排出ポート206dは、本体201の他方側(左側)に上下方向に並んで形成されている。具体的には、第1供給ポート204、複数の出力ポート203、第1排出ポート206b、第1排出ポート206c、及び第1排出ポート206dは、本体201の左側の上部から第1供給ポート204、出力ポート203a、出力ポート203b、出力ポート203c、出力ポート203d、第1排出ポート206b、第1排出ポート206c、第1排出ポート206dの順に所定の間隔をおいて配置されている。
つまり、図9Cに示すように、第3流路209、複数の第1流路208、及び第2流路210は、本体201の内部に上下方向に並んで形成されている。具体的には、第3流路209、複数の第1流路208、第2流路210は、本体201の内部の上部から第3流路209、第1流路208a、第1流路208b、第1流路208c、第1流路208d、第2流路210の順に所定の間隔をおいて配置されている。
図9C、図9Dに示すように、第4流路224は、複数列(複数の第1流路208及び第2流路210)の間に跨って設けられている。図9Dは、変形例における中継部材200を示す左側面断面図である。なお、図9Cにおいて、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示している。具体的には、第4流路224は、本体201の後部において、第3流路209、複数の第1流路208、及び第2流路210の並び方向に沿って延設されている。第4流路224は、第3流路209、複数の第1流路208、及び第2流路210よりも後方に形成されている。
次に、主に図9Cを用いて、中継部材200における作動油の熱交換について説明する。図9Cに示すように、第4流路224を流れる作動油は、本体201の上部から下部に向かって流れ(R14)、複数の第1流路208を流れる作動油及び第2流路210を流れる作動油と熱交換を行う。具体的には、第4流路224を流れる作動油は、第1流路208aを流れる作動油から順に、熱交換を行う。次に、第4流路224を流れる作動油は
、第1流路208bを流れる作動油と第1流路208cを流れる作動油との両方と熱交換を行う。さらに、第4流路224を流れる作動油は、第1流路208dを流れる作動油と、第2流路210を流れる作動油との両方と熱交換を行う。これによって、油圧ポンプP1から吐出された作動油は、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dに作動油を流す油路よりも、比較的温度が高いため、第3流路209と第1流路208及び第2流路210とで熱交換を行うことができる。このため、油圧ポンプP1から吐出された作動油で、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dに流れる作動油と、作動油を排出する油路側の作動油と、を温めることができる。
上述した作業機1は、作動油によって駆動する油圧アクチュエータ62,63と、油圧アクチュエータ62,63を制御可能な複数の制御弁180と、作動油であるパイロット油を調整可能な複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dと、複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dのそれぞれに接続され、且つ、複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dから出力されるパイロット油を流す複数の第1管材211と、複数の制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dのそれぞれに接続される複数の第2管材212と、作動油を排出する第1ドレイン管材215と、作動油を排出する排出部に作動油を戻す第2ドレイン管材216と、複数の第1管材211が接続される複数の入力ポート202と、複数の第2管材212が接続される複数の出力ポート203と、複数の入力ポート202と複数の出力ポート203とをそれぞれ連通する複数の第1流路208と、第1ドレイン管材215が接続される第1排出ポート206と、第2ドレイン管材216が接続される第2排出ポート207と、第1排出ポート206と第2排出ポート207とを連通し且つ複数の第1流路208の間に跨って設けられた第2流路210と、を有する中継部材200と、を備えている。
上記構成によれば、作業機1が始動してから、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dに作動油を流す油路よりも、作動油を排出する油路の方が作動油の流量が比較的少なく、油路が温まるまで時間を要するが、第1流路208に比べ、圧力が低い作動油が第2流路210に流れている場合には、第1流路208を流れる作動油と、第2流路210を流れる作動油とで熱交換を行うことができる。このため、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dに流れる作動油で、作動油を排出する油路側の作動油を温めることができる。
また、複数の第1流路208は、並んで配置され、第2流路210は、複数の第1流路208の並び方向に沿って延設されている。
上記構成によれば、複数の第1流路208は、一列に並んで配置されるため、中継部材200は、第1流路208と第2流路210とが直交する方向を薄く成形することができる。このため、中継部材200を取り付ける領域が比較的狭小な場合であっても、容易に当該中継部材200を作業機1へ取り付けることができる。
また、複数の第1流路208は、複数列に並んで配置され、第2流路210は、複数列の間であって、且つ、複数の第1流路208の並び方向に沿って延設されている。
上記構成によれば、第2流路210を流れる作動油は、一列の第1流路208を流れる作動油と、他の一列の第1流路208を流れる作動油との両側と同時に熱交換を行うことができる。これによって、熱交換の効率性をより向上させることができる。また、第1流路208を一列に並べる場合に比べて、中継部材200は、複数の第1流路208の並び方向に小さく成形することができる。これによって、中継部材200を取り付ける領域が比較的狭小な場合であっても、容易に当該中継部材200を作業機1へ取り付けることができる。
また、第2流路210は、複数の第1流路208の延びる方向と直交する方向に延設されている。
上記構成によれば、第1管材211、第2管材212、第3管材213、及び第4管材214の取付方向を分散することができる。このため、第1管材211、第2管材212、第3管材213、及び第4管材214の配策を簡単にすることができる。
また、第2流路210は、複数の第1流路208の延びる方向に対して傾斜して延設されている。
上記構成によれば、第1流路208と第2流路210とが直交する場合に比べて、第1流路208と第2流路210との重複する領域を十分に確保できる。このため、第1流路208を流れる作動油と第2流路210を流れる作動油との熱交換の効率をより向上させることができる。
また、複数の第1流路208は、第2流路210の周囲に配置されている。
上記構成によれば、第1流路208を流れる作動油は、第2流路210を流れる作動油を当該第2流路210の周囲から温めることができる、第1流路208と第2流路210との重複する領域を十分に確保できる。このため、第1流路208と第2流路210との熱交換の効率をより向上させることができる。
また、作業機1は、作動油を吐出する油圧ポンプP1と、油圧ポンプP1から吐出された作動油を流す第3管材213と、複数の第1管材211とは別に、複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dに接続された第4管材214と、を備え、中継部材200は、第3管材213と第4管材214とを連通する第3流路209を有している。
上記構成によれば、油圧ポンプP1から吐出された作動油は、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dに作動油を流す油路よりも、比較的温度が高いため、第1流路208及び第3流路209と第2流路210との熱交換の効率をより向上させることができる。
また、複数の第1流路208及び第3流路209は、並んで配置され、第2流路210は、複数の第1流路208及び第3流路209の並び方向に沿って延設されている。
上記構成によれば、複数の第1流路208は、一列に並んで配置されるため、中継部材200は、第1流路208及び第3流路209と第2流路210とが直交する方向を薄く成形することができる。このため、中継部材200を取り付ける領域が比較的狭小な場合であっても、容易に当該中継部材200を作業機1へ取り付けることができる。
また、複数の第1流路208及び第3流路209は、複数列に並んで配置され、第2流路210は、複数列の間であって、且つ、複数の第1流路208及び第3流路209の並び方向に沿って延設されている。
上記構成によれば、第2流路210を流れる作動油は、一列の第1流路208及び第3流路209を流れる作動油と、他の一列の第1流路208を流れる作動油との両側と同時に熱交換を行うことができる。これによって、熱交換の効率性をより向上させることができる。また、第1流路208及び第3流路209を一列に並べる場合に比べて、中継部材200は、複数の第1流路208及び第3流路209の並び方向に小さく成形することができる。これによって、中継部材200を取り付ける領域が比較的狭小な場合であっても、容易に当該中継部材200を作業機1へ取り付けることができる。
また、第2流路210は、複数の第1流路208及び第3流路209の延びる方向と直交する方向に延設されている。
上記構成によれば、複数の第1流路208と連通する複数の第1管材211及び複数の第2管材212と、第3流路209と連通する第3管材213及び第4管材214と、第2流路210と連通する第1ドレイン管材215及び第2ドレイン管材216と、の取付方向を分散することができる。このため、複数の第1管材211、複数の第2管材212、第3管材213、第4管材214、第1ドレイン管材215、及び第2ドレイン管材216の配策を簡単にすることができる。
また、第2流路210は、複数の第1流路208及び第3流路209の延びる方向に対して傾斜して延設されている。
上記構成によれば、第1流路208及び第3流路209と第2流路210とが直交する
場合に比べて、第1流路208及び第3流路209と第2流路210との重複する領域を十分に確保できる。このため、第1流路208及び第3流路209を流れる作動油と第2流路210を流れる作動油との熱交換の効率をより向上させることができる。
また、複数の第1流路208及び第3流路209は、第2流路210の周囲に配置されている。
上記構成によれば、第1流路208及び第3流路209を流れる作動油は、第2流路210を流れる作動油を当該第2流路210の周囲から温めることができる、第1流路208及び第3流路209と第2流路210との重複する領域を十分に確保できる。このため、第1流路208及び第3流路209と第2流路210との熱交換の効率をより向上させることができる。
また、作業機1は、作動油を吐出する油圧ポンプP1と、作動油によって駆動する油圧アクチュエータ62,63と、油圧アクチュエータ62,63を制御可能な複数の制御弁180と、作動油であるパイロット油を調整可能な複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dと、複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dのそれぞれに接続され、且つ、複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dから出力されるパイロット油を流す複数の第1管材211と、複数の制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dのそれぞれに接続される複数の第2管材212と、作動油を排出する第1ドレイン管材215と、作動油を排出する排出部に作動油を戻す第2ドレイン管材216と、油圧ポンプP1から吐出された作動油を流す第3管材213と、複数の第1管材211とは別に、複数のパイロット弁185A,185B,185C,185Dに接続された第4管材214と、複数の第1管材211が接続される複数の入力ポート202と、複数の第2管材212が接続される複数の出力ポート203と、複数の入力ポート202と複数の出力ポート203とをそれぞれ連通する複数の第1流路208と、第1ドレイン管材215が接続される第1排出ポート206と、第2ドレイン管材216が接続される第2排出ポート207と、第1排出ポート206と第2排出ポート207とを連通する第2流路210と、第3管材213と第4管材214とを連通する第3流路209と、第3流路209から分岐し、且つ、複数の第1流路208及び第2流路210の間に跨って設けられた第4流路224と、を有する中継部材200と、を備えている。
上記構成によれば、油圧ポンプP1から吐出された作動油は、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dに作動油を流す油路よりも、比較的温度が高いため、第3流路209と第1流路208及び第2流路210とで熱交換を行うことができる。このため、油圧ポンプP1から吐出された作動油で、パイロット弁185A,185B,185C,185Dから制御弁180の受圧部180a,180b,180c,180dに流れる作動油と、作動油を排出する油路側の作動油と、を温めることができる。
また、中継部材200は、金属材料から構成されている。
上記構成によれば、金属材料は一般的に熱伝導率が高いため、第2流路210を流れる作動油を温める効率がより向上する。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業機
62 ブームシリンダ(油圧アクチュエータ)
63 バケットシリンダ(油圧アクチュエータ)
84 作動油タンク(排出部)
180 制御弁
180a 受圧部
180b 受圧部
180c 受圧部
180d 受圧部
202 入力ポート
203 出力ポート
206 第1排出ポート
207 第2排出ポート
208 第1流路
209 第3流路
210 第2流路
211 第1管材
212 第2管材
213 第3管材
214 第4管材
215 第1ドレイン管材
216 第2ドレイン管材
220 暖機油路
223 暖機ポート
224 第4流路
P1 第1油圧ポンプ(油圧ポンプ)

Claims (14)

  1. 作動油によって駆動する油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータを制御可能な複数の制御弁と、
    作動油であるパイロット油を調整可能な複数のパイロット弁と、
    前記複数のパイロット弁のそれぞれに接続され、且つ、前記複数のパイロット弁から出力される前記パイロット油を流す複数の第1管材と、
    前記複数の制御弁の受圧部のそれぞれに接続される複数の第2管材と、
    作動油を排出する第1ドレイン管材と、
    作動油を排出する排出部に作動油を戻す第2ドレイン管材と、
    前記複数の第1管材が接続される複数の入力ポートと、前記複数の第2管材が接続される複数の出力ポートと、前記複数の入力ポートと前記複数の出力ポートとをそれぞれ連通する複数の第1流路と、前記第1ドレイン管材が接続される第1排出ポートと、前記第2ドレイン管材が接続される第2排出ポートと、前記第1排出ポートと前記第2排出ポートとを連通し且つ前記複数の第1流路の間に跨って設けられた第2流路と、を有する中継部材と、
    を備えている作業機。
  2. 前記複数の第1流路は、並んで配置され、
    前記第2流路は、前記複数の第1流路の並び方向に沿って延設されている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記複数の第1流路は、複数列に並んで配置され、
    前記第2流路は、前記複数列の間であって、且つ、前記複数の第1流路の並び方向に沿って延設されている請求項1に記載の作業機。
  4. 前記第2流路は、前記複数の第1流路の延びる方向と直交する方向に延設されている請求項1〜3のいずれかに1項に記載の作業機。
  5. 前記第2流路は、前記複数の第1流路の延びる方向に対して傾斜して延設されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。
  6. 前記複数の第1流路は、前記第2流路の周囲に配置されている請求項1に記載の作業機。
  7. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出された作動油を流す第3管材と、
    前記複数の第1管材とは別に、前記複数のパイロット弁に接続された第4管材と、
    を備え、
    前記中継部材は、前記第3管材と前記第4管材とを連通する第3流路を有している請求項1に記載の作業機。
  8. 前記複数の第1流路及び前記第3流路は、並んで配置され、前記第2流路は、前記複数の第1流路及び前記第3流路の並び方向に沿って延設されている請求項7に記載の作業機。
  9. 前記複数の第1流路及び前記第3流路は、複数列に並んで配置され、
    前記第2流路は、前記複数列の間であって、且つ、前記複数の第1流路及び前記第3流路の並び方向に沿って延設されている請求項7に記載の作業機。
  10. 前記第2流路は、前記複数の第1流路及び前記第3流路の延びる方向と直交する方向に延設されている請求項7〜9のいずれかに1項に記載の作業機。
  11. 前記第2流路は、前記複数の第1流路及び前記第3流路の延びる方向に対して傾斜して延設されている請求項7〜9のいずれか1項に記載の作業機。
  12. 前記複数の第1流路及び前記第3流路は、前記第2流路の周囲に配置されている請求項7に記載の作業機。
  13. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    作動油によって駆動する油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータを制御可能な複数の制御弁と、
    作動油であるパイロット油を調整可能な複数のパイロット弁と、
    前記複数のパイロット弁のそれぞれに接続され、且つ、前記複数のパイロット弁から出力される前記パイロット油を流す複数の第1管材と、
    前記複数の制御弁の受圧部のそれぞれに接続される複数の第2管材と、
    作動油を排出する第1ドレイン管材と、
    作動油を排出する排出部に作動油を戻す第2ドレイン管材と、
    前記油圧ポンプから吐出された作動油を流す第3管材と、
    前記複数の第1管材とは別に、前記複数のパイロット弁に接続された第4管材と、
    前記複数の第1管材が接続される複数の入力ポートと、前記複数の第2管材が接続される複数の出力ポートと、前記複数の入力ポートと前記複数の出力ポートとをそれぞれ連通する複数の第1流路と、前記第1ドレイン管材が接続される第1排出ポートと、前記第2ドレイン管材が接続される第2排出ポートと、前記第1排出ポートと前記第2排出ポートとを連通する第2流路と、
    前記第3管材と前記第4管材とを連通する第3流路と、
    前記第3流路から分岐し、且つ、前記複数の第1流路及び前記第2流路の間に跨って設けられた第4流路と、を有する中継部材と、
    を備えている作業機。
  14. 前記中継部材は、金属材料から構成されている請求項1〜13のいずれか1項に記載の作業機。
JP2018137186A 2018-07-20 2018-07-20 作業機 Active JP7004416B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018137186A JP7004416B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 作業機
US16/427,353 US10767346B2 (en) 2018-07-20 2019-05-31 Work machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018137186A JP7004416B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020012350A true JP2020012350A (ja) 2020-01-23
JP7004416B2 JP7004416B2 (ja) 2022-01-21

Family

ID=69161675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018137186A Active JP7004416B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 作業機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10767346B2 (ja)
JP (1) JP7004416B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011008907A1 (de) 2010-01-22 2011-11-03 Keihin Corp. Kraftstoffeinspritzungs-Steuervorrichtung und zugehöriges Verfahren
JP2020026818A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社クボタ 作業機の油圧システム
JP2022063470A (ja) * 2020-10-12 2022-04-22 株式会社クボタ 作業車両
WO2023053736A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 株式会社小松製作所 油圧システム、油圧ショベル、及び油圧ショベルの制御方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11236491B2 (en) * 2019-02-18 2022-02-01 Kubota Corporation Working machine
JP2022186370A (ja) * 2021-06-04 2022-12-15 株式会社クボタ 作業機の油圧システム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0742810U (ja) * 1993-12-28 1995-08-11 油谷重工株式会社 パイロット回路の配管接続用ブロック装置
JP2000220768A (ja) * 1999-02-01 2000-08-08 Zexel Corp 電磁弁ユニットの昇温回路
JP2009287281A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Kubota Corp トラックローダ
US20100050621A1 (en) * 2008-08-29 2010-03-04 Caterpillar Inc. Machine control system having hydraulic warmup procedure
JP2013117253A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Kubota Corp 暖機システム
JP2013117254A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Kubota Corp 暖機システム
JP2017053381A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 キャタピラー エス エー アール エル 作業機械のコントロールバルブユニット

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5507530A (en) * 1995-05-08 1996-04-16 Soo Tractor Sweeprake Company Plural male and female fluid coupler connecting mechanism and method
PT1201831E (pt) 2000-10-11 2006-05-31 Komatsu Utility Europe Spa Mini-carregadora do tipo skid steer loader com cabina

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0742810U (ja) * 1993-12-28 1995-08-11 油谷重工株式会社 パイロット回路の配管接続用ブロック装置
JP2000220768A (ja) * 1999-02-01 2000-08-08 Zexel Corp 電磁弁ユニットの昇温回路
JP2009287281A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Kubota Corp トラックローダ
US20100050621A1 (en) * 2008-08-29 2010-03-04 Caterpillar Inc. Machine control system having hydraulic warmup procedure
JP2013117253A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Kubota Corp 暖機システム
JP2013117254A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Kubota Corp 暖機システム
JP2017053381A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 キャタピラー エス エー アール エル 作業機械のコントロールバルブユニット

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011008907A1 (de) 2010-01-22 2011-11-03 Keihin Corp. Kraftstoffeinspritzungs-Steuervorrichtung und zugehöriges Verfahren
JP2020026818A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社クボタ 作業機の油圧システム
JP2022063470A (ja) * 2020-10-12 2022-04-22 株式会社クボタ 作業車両
US11371216B2 (en) 2020-10-12 2022-06-28 Kubota Corporation Work vehicle
JP7383594B2 (ja) 2020-10-12 2023-11-20 株式会社クボタ 作業車両
WO2023053736A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 株式会社小松製作所 油圧システム、油圧ショベル、及び油圧ショベルの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US10767346B2 (en) 2020-09-08
US20200024830A1 (en) 2020-01-23
JP7004416B2 (ja) 2022-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7004416B2 (ja) 作業機
JP7019556B2 (ja) 作業機
JP6925829B2 (ja) 作業機の油圧システム
US11753798B2 (en) Hydraulic system for working machine
EP0846809A2 (en) Mini-excavator with improved valve arrangement
JP2018053951A (ja) 作業機の油圧システム
JP6690858B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP6855618B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP7030594B2 (ja) 作業機の油圧システム
US11371216B2 (en) Work vehicle
JP6903541B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP2021177100A (ja) 作業機の油圧システム
JP2020041673A (ja) 作業機の油圧システム
JP7110032B2 (ja) 作業機の油圧システム
WO2023190379A1 (ja) 建設機械
JP7413228B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP3950259B2 (ja) 掘削機の油圧操作装置
JP6961748B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP6869829B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP6786648B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP7214447B2 (ja) 作業機の油圧システム
JPH10331210A (ja) 作業車輛の油圧回路
JP2903395B2 (ja) チルト式ツーウエイドーザ
JP3652929B2 (ja) トラクタ装着型バックホーの油圧システム
JP2022064199A (ja) 作業機の油圧システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7004416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150