JP2020012337A - シート固定ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】防水下地に固定された防水シートに水平方向の応力が作用しても、締結具が防水下地に対して安定的に固定されるシート固定ユニットを提供する。【解決手段】防水下地2の上に敷設された防水シート3を、防水下地2に固定するシート固定ユニットであって、防水シート3が固定されるシート固定部9を有する固定部材5と、固定部材5を防水下地2に締結固定する締結具6と、防水下地2と固定部材5との間に設けられ、弾性変形可能な軸力発生部材20と、が備えられ、軸力発生部材20は、締結具6の締結によって圧縮変形され、防水下地2に締結された締結具6に対して、防水下地2から離れる側に向けた軸力を作用させる。【選択図】図4

Description

本発明は、防水下地の上に沿って設けられる防水シートを防水下地に固定するシート固定ユニットに関する。
この種のシート固定ユニットとしては、例えば、金属製の円板からなる固定具本体の上面に、防水シートを接着固定自在な固定部(ホットメルト接着層)を備えるシート固定具が存在する(例えば、特許文献1参照)。このように、防水シートの下側に配設されるシート固定具は、固定具本体の中央部にネジ挿通孔が形成されており、このネジ挿通孔に挿通させたネジ部材で防水下地に固定する構成であった。
シート固定具は、例えば防水下地の上に断熱材が敷設し、断熱材の上に敷設する防水シートを固定する際に用いられる。この場合、断熱材の上からシート固定具をビス等の締結具で防水下地に固定し、シート固定具の上に防水シートを被せる。その後、防水シートの上方から電磁誘導加熱装置を用いて固定具本体を加熱する。これにより、固定具本体の上面の接着層(固定部)を溶かして、防水シートをシート固定具に固定する構成となっている。
特開2002−88986号公報
防水下地に固定された防水シートが強風にさらされた場合には、断熱材の上に敷設される防水シートには水平方向に応力が作用する場合がある。そうすると、防水シートを固定しているシート固定具や締結具にも水平方向の応力が働くこととなる。ここで、締結具のうち防水下地に締結される部位は、防水シートとの間に断熱材が存在することから、防水シートから所定距離(断熱材の厚さ相当)離れている。このため、防水シートに作用した水平方向の応力は、締結具の締結部位に対してより大きな応力となって作用する。そのような場合、防水下地の締結部位において締結具の固定状態に緩みが生じることがあり、場合によっては、締結具が防水下地から引き抜かれたり破断したりするおそれもある。
上記実情に鑑み、防水下地に固定された防水シートに水平方向の応力が作用しても、締結具が防水下地に対して安定的に固定されるシート固定ユニットが望まれている。
本発明に係るシート固定ユニットの特徴構成は、防水下地の上に敷設された防水シートを、前記防水下地に固定するシート固定ユニットであって、前記防水シートが固定されるシート固定部を有する固定部材と、前記固定部材を前記防水下地に締結固定する締結具と、前記防水下地と前記固定部材との間に設けられ、弾性変形可能な軸力発生部材と、が備えられ、前記軸力発生部材は、前記締結具の締結によって圧縮変形され、前記防水下地に締結された前記締結具に対して、前記防水下地から離れる側に向けた軸力を作用させる点にある。
本発明によれば、締結具によって防水下地に締結固定される固定部材のシート固定部に防水シートが固定されるシート固定ユニットであって、防水下地と固定部材との間に設けられる弾性変形可能な軸力発生部材を備える。この軸力発生部材は、締結具の締結によって圧縮変形され、防水下地に締結された締結具に対して、防水下地から離れる側に向けた軸力を作用させる。これにより、締結具は当該軸力を有することとなり、締結具は水平方向の応力に対して軸力によって抵抗することが可能になる。その結果、防水下地に対して締結具を安定的に固定することができる。
このように、簡素な構成によって、防水下地に対して締結具を安定的に固定可能なシート固定ユニットを提供できるに至った。
本発明においては、前記軸力発生部材は、前記締結具の周囲に、前記締結具の軸芯を中心とした対称な配置となるように設けられていると好適である。
本構成の如く、軸力発生部材は、締結具の周囲に、締結具の軸芯を中心とした対称な配置となるように設けられていると、軸力発生部材による軸力が締結具の軸方向に沿って作用し易くなる。これにより、軸力発生部材から軸力を受けた締結具は、防水下地に対して傾くことなく安定した姿勢で保持させることができる。
本発明においては、前記防水下地と前記固定部材との間において、前記軸力発生部材を取り囲む状態で設けられ、前記軸力発生部材が前記締結具の軸芯に沿って弾性変形するように前記軸力発生部材を案内するガイド部材が備えられていると好適である。
軸力発生部材は、締結具の防水下地への締結固定の際に圧縮変形されて、締結具に対して防水下地から離れる方向に軸力を作用させる。このとき、軸力発生部材は、締結具との間で位置ずれが生じて締結具の周方向において均等に軸力が作用しないことがある。そこで、本構成では、防水下地と固定部材との間において、軸力発生部材を取り囲む状態で設けられ、軸力発生部材が前記締結具の軸芯に沿って弾性変形するように軸力発生部材を案内するガイド部材が備えられている。これにより、軸力発生部材は、ガイド部材によって案内されて締結具の軸芯に沿って弾性変形するようになる。その結果、軸力発生部材は、締結具との間で位置ずれが生じ難くなり、締結具の周方向において均等に軸力を作用させ易くなるため、締結具を防水下地に安定的に固定することができる。
本発明においては、前記固定部材に、前記防水シートが固定される板状の板状部と、前記板状部に形成された貫通孔に係止するとともに前記貫通孔から前記防水下地の側に向けて延設され、前記締結具によって前記防水下地に固定される筒状のワッシャ部と、が備えられ、前記軸力発生部材に、前記締結具における前記ワッシャ部の下端部から突出した部分に係止する係止部が備えられ、前記軸力が前記締結具に直接作用するように構成されていると好適である。
本構成は、防水下地の上に板状の断熱部材が敷設され、その断熱部材の上面に沿って防水シートが敷設される構成において好適に用いることができる。すなわち、固定部材は、板状部材が断熱部材の表面に載置され、且つ、ワッシャ部が断熱部材の内部に進入した状態で、締結具によって防水下地に固定することができる。
そして、軸力発生部材に、締結具におけるワッシャ部の下端部から突出した部分に係止する係止部が備えられ、防水下地から離れる側に向けた軸力が締結具に直接作用するように構成されている。これにより、軸力発生部材がワッシャ部と防水下地との間に配置されるので、軸力発生部材をコンパクトに構成することができる。また、軸力発生部材から締結具に対して軸力を直接作用させることができるので、締結具をより安定的に防水下地に固定することができる。
シート固定ユニットの設置状態を示す斜視図である。 シート固定ユニットの分解斜視図である。 シート固定ユニットの設置工程を示す断面図である。 シート固定ユニットの設置工程を示す断面図である。 別形態のシート固定ユニットの設置状態を示す断面図である。 別形態のシート固定ユニットの設置状態を示す断面図である。 別形態のシート固定ユニットの設置状態を示す断面図である。 別形態の軸力発生部材を示す斜視図である。 別形態の軸力発生部材を示す斜視図である。
以下、本発明に係るシート固定ユニットの実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、屋根Rは、例えば金属製の折板屋根等で構成された屋根下地(防水下地の一例)2の上に、ボード状の断熱材4が敷き並べられ、その断熱材4の上に防水シート3が敷設されて構成されている。シート固定ユニット1は、屋根下地2の上に防水シート3を固定するものである。
屋根下地2は、金属製の折板屋根の他、鉄筋コンクリート構造のスラブや、例えばALC板を敷き並べて形成したスラブや、デッキプレートや金属折板とコンクリートを組み合わせて形成したスラブや、それらスラブの上に断熱層を積層させたもの等を用いることもできる。そして、屋根下地2は、シート固定ユニット1を固定するためのビス6を抜け止め状態に支持することができるものであることが好ましい。
断熱材4は、断熱素材からなる板状の部材である。断熱材4の材質としては、例えば、ポリスチレン、ウレタン、イソシアネート等の種々のものを採用できる。また、図1に示す防水シート3は、可撓性を有し、例えば、塩化ビニル等の合成樹脂で構成されている。
シート固定ユニット1は、屋根下地2に対して間隔を空けて複数配置され、防水シート3は、複数のシート固定ユニット1を用いて屋根下地2に固定されるようになっている。
図2に示すように、シート固定ユニット1には、板状の上面部としての円板状の板状部5と、板状部5に挿通自在でビス6(締結具の一例)によって屋根下地2に締結固定される筒状のワッシャ部7とが備えられている。板状部5は、金属板をプレス加工によって成形してあり、円板の中央部分に、ワッシャ部7を挿通自在な第一開口部としての貫通孔8が形成されている。ワッシャ部7は板状部5の貫通孔8に係止するとともに貫通孔8から屋根下地2の側に向けて延設される。板状部5は、貫通孔8の外周側の部分が上方に膨出しており、その上面部分に、防水シート3が固定されるシート固定部としての接着部9が設けられている。従って、板状部5及びワッシャ部7によって、ビス6を用いて屋根下地2に固定可能な固定部材Dが構成されている。ビス6には、頭部17の下方に後述する軸力発生部材20が当接可能なフランジ部18(係止部の一例)が設けられている。
接着部9は、例えば、ポリエステル系、エチレン酢酸ビニル系、合成ゴム系、オレフィン系等の接着剤からなるホットメルト接着層によって構成されている。接着部9にて防水シート3を固定する場合は、板状部5の上方側に防水シート3を被せるように配置した状態で、その防水シート3の上から電磁誘導加熱装置等によって板状部5を加熱して接着部9のホットメルト接着層を溶融させることで防水シート3を板状部5に接着することができる。
板状部5における貫通孔8の周囲は、全周にわたって屋根下地2側に凹入された凹入部11が形成されている。
ワッシャ部7は、例えば金属材にて構成されており、図2に示すように、ビス6が挿通される筒状の本体部13と、本体部13の上端に設けられ、本体部13の外径よりも大径に形成された鍔状部14と、本体部13の内部下端に設けられ、ビス6の頭部17が係止可能な頭部係止部としての座繰り部15と、を備えている。なお、ワッシャ部7は合成樹脂材によって構成されていてもよい。
図2に示すように、固定部材Dは、ワッシャ部7の下方に配置される軸力発生部材20を備える。軸力発生部材20は、例えば板ばねで構成されており、両端側のベース部21と、両端側のベース部21から立設されて弾性変形可能な変形部22と、を有する。変形部22は、長手方向の中央にビス6が挿通可能な挿通孔23が形成されている。軸力発生部材20は、ベース部21及び変形部22が、ビス6の軸芯Xを中心として対称な配置となるように設けられている。変形部22には、挿通孔23を囲む位置に、ビス6のフランジ部18に当接する当接部24が設けられる。
次に、シート固定ユニット1の設置手順の一例について説明する。
図3に示すように、屋根下地2の敷設された断熱材4の上から、例えば図示しないドリル等の穿孔具を用い、断熱材4に対して屋根下地2に連通する挿入孔41を穿孔する。
次に、挿入孔41に対して筒部材32を挿入する。筒部材32の長さ寸法は、断熱材4の厚み寸法と同程度である。筒部材32は、軸力発生部材20がビス6の軸芯Xに沿って弾性変形するように軸力発生部材20を案内する。挿入孔41において筒部材32の内周側に軸力発生部材20を配置する。軸力発生部材20は、ベース部21が例えば屋根下地2に固着されて屋根下地2に保持される。
固定部材Dにおいて、予め、板状部5とワッシャ部7とを合体させておく(図4参照)。そして、断熱材4が敷設されている屋根下地2に対してシート固定ユニット1を設置する。設置にあたっては、ワッシャ部7を軸力発生部材20の上方に配置し、ワッシャ部7及び軸力発生部材20の内部に挿入したビス6を捻じ込む。鍔状部14が板状部5の貫通孔8の周囲に形成された凹入部11に納まるまでビス6を螺進させる。ビス6によってワッシャ部7が屋根下地2に固定され、ワッシャ部7が板状部5を押えることにより、板状部5が固定される。このとき、軸力発生部材20は、ビス6の締結によって圧縮変形されている。以上の工程でシート固定ユニット1を設置することができる。軸力発生部材20は、シート固定ユニット1が設置された状態において、屋根下地2に締結されたビス6のフランジ部18に当接し、ビス6に対して、屋根下地2から離れる側に向けた軸力を作用させる。
他の箇所にもシート固定ユニット1を設置した後、それらの上から防水シート3を広げて被せるように設置して、防水シート3の弛みをとる。その後、防水シート3の上から、シート固定ユニット1の板状部5に対応する箇所に、図示しない誘導加熱装置を当て付け、誘導加熱装置による加熱で接着面に塗布された接着部9のホットメルト接着層を溶融させて、防水シート3を接着部9に溶着する。これにより、接着部9に防水シート3が固定され、屋根下地2に、ビス6とシート固定ユニット1を介して、防水シート3が支持される。複数のシート固定ユニット1を防水シート3に接着することで、屋根下地2に対する防水シート3の固定工程が完了する。
以下に、軸力発生部材20の作用を説明する。
防水シート3を敷設した状態では、防水シート3は、シート固定ユニット1の設置箇所以外の範囲では断熱材4の上に載置されているだけの状態となっているから、例えば風による揚力の作用や他の要因により防水シート3がバタつく現象を生じる場合がある。そのような場合、防水シート3の動きが板状部5からビス6に伝わり、ビス6に水平方向の力が作用することがある。
このような場合であっても、ビス6においてワッシャ部7の下端部である座繰り部15から突出した部分(フランジ部18)に、軸力発生部材20の当接部24が係止するので、軸力発生部材20の軸力がビス6に直接作用する。こうして、軸力発生部材20における変形部22の反力が、屋根下地2に締結されたビス6に対して、屋根下地2から離れる側に向けた軸力として作用する。これにより、ビス6に当該軸力が付与されて、ビス6が屋根下地2に締結された部位において、当該軸力が水平方向の応力に対する抵抗となる。その結果、屋根下地2に対してビス6を安定的に固定することができる。
ここで、軸力発生部材20は、ベース部21及び変形部22が、軸芯Xを中心として対称となるよう配置されている。これにより、変形部22の当接部24を介して、軸力発生部材20による軸力がビス6の軸芯Xに沿って作用し易くなる。その結果、軸力発生部材20から軸力を受けたビス6は、屋根下地2に対して傾くことなく安定した姿勢で保持させることができる。
ただし、軸力発生部材20は、平面視において、ビス6に対して屋根下地2から離れる方向に軸力を作用させる際に、ビス6との間で位置ずれがあると、ビス6の周方向において均等に軸力が作用しないことがある。そこで、本実施形態では、屋根下地2と板状部5との間において、軸力発生部材20を案内するとして筒部材32(ガイド部材の一例)が備えられている。筒部材32は、軸力発生部材20を取り囲む状態で設けられ、軸力発生部材20がビス6の軸芯Xに沿って弾性変形するように設けられている。これにより、軸力発生部材20は、筒部材32によって案内されることでビス6に対して適正な位置となり、ビス6の軸芯Xに沿って弾性変形するようになる。その結果、軸力発生部材20は、ビス6との間で位置ずれが生じ難くなり、ビス6のフランジ部18に対して均等に軸力を作用させ易くなるため、ビス6を屋根下地2に対して安定した姿勢で保持させることができる。
〔第2実施形態〕
上記の第1実施形態では、軸力発生部材20が、板ばねで構成されており、ベース部21と変形部22とを有する例を示した。本実施形態では、図5に示すように、軸力発生部材20が、筒状の弾性体25によって構成されている。筒状の弾性体25は、ワッシャ部7の座繰り部15の内側に挿入配置され、端部26(当接部)がビス6の頭部17に当接する。こうすることで、筒状の弾性体25からビス6の頭部17に軸力を直接作用させることができる。
本実施形態では、ビス6の頭部17の下部に軸力発生部材20が係止する係止部としてフランジ部18を設ける必要がなく、簡素な構造のビス6に対して軸力発生部材20による軸力を作用させることができる。
〔第3実施形態〕
上記の第1実施形態では、軸力発生部材20が、ワッシャ部7と屋根下地2との間に配置され、ビス6のフランジ部18に係止される例を示した。本実施形態では、図6に示すように、軸力発生部材20が、ワッシャ部7と屋根下地2との間に配置され、ワッシャ部7の底部に相当する座繰り部15に、変形部22の環状の当接部24が当接して軸力を作用させる。軸力発生部材20からワッシャ部7に作用された軸力は、ワッシャ部7の座繰り部15にビス6の頭部17が当接する状態にすることで、ビス6に伝達にすることができる。
本実施形態においても、軸力発生部材20が係止する係止部としてフランジ部18を設ける必要がなく、簡素な構造のビス6に対して軸力発生部材20による軸力を作用させることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記の実施形態では、断熱材4の挿入孔41に軸力発生部材20を配置した後に、板状部5等をビス6によって屋根下地2に固定する例を示したが、軸力発生部材20にワッシャ部7等に事前に組付けられた状態であってもよい。
(2)上記の実施形態では、固定部材Dを構成する板状部5とワッシャ部7とが別体で構成されるものを示したが、この構成に代えて、板状部5とワッシャ部7とが金属材にて一体的に形成されるものであってもよい。
(3)上記の実施形態では、固定部材Dが板状部5にワッシャ部7を組付けて構成されるものを示したが、図7に示すように、固定部材Dが板状部5のみで構成されるものでもよい。この場合は、軸力発生部材20は、例えばビス6の軸部6aの中途部において外方に突出形成された係止部19に係止されて、ビス6に軸力を伝達する。
(4)上記の実施形態では、軸力発生部材20が板ばね等で構成された例を示したが、軸力発生部材20の構成は特に限定されず、ビス6に対して軸力を作用させるものであれば他の形状や構造を有するものでもよい。図8では、軸力発生部材20は、ベース部21に曲面を有する凸状の変形部22が立設されており、変形部22は例えば弾性材料によって構成される。図8に示される軸力発生部材20は、変形部22の上端に、ビス6の軸芯Xを中心とした全周に当接部27を有する。図9に示すように、軸力発生部材20は、例えば筒状のバネ材28で構成してもよい。このように、軸力発生部材20が筒状のバネ材28で構成されると、軸力発生部材20の周囲に筒部材32(ガイド部材)を配置しない場合であっても、ビス6に対して軸方向に沿った軸力を作用させることができる。
(5)上記の実施形態では、防水シート3が塩化ビニル系等の合成樹脂製シート材にて構成されるものを示したが、これに限るものではなく、公知の他の材料(例えば、ゴムやTPE≪サーモ・プラスチック・エラストマ≫等)を使用したものであってもよい。
(6)上記の実施形態では、接着部9がホットメルト接着層で構成されるものを示したが、これに限るものではなく、接着部9は公知の他の接着剤を用いて防水シート3を接着する構成であってもよい。
(7)上記の実施形態では、板状部5がビス6で屋根下地2に固定される構成としたが、ビスに限らず、プラグアンカを用いてビスを固定する構成、あるいは、釘を打ちこんで固定する構成を用いるようにしてもよい。
本発明は、防水下地の上に沿って設けられる防水シートを防水下地に固定するシート固定ユニットに広く適用できる。
1 :シート固定ユニット
2 :屋根下地(防水下地)
3 :防水シート
4 :断熱材
5 :板状部
6 :ビス
6a :軸部
7 :ワッシャ部
8 :貫通孔
9 :接着部(シート固定部)
15 :座繰り部
17 :頭部
18 :フランジ部(係止部)
19 :係止部
20 :軸力発生部材
21 :ベース部
22 :変形部
24 :当接部
25 :筒状の弾性体
26 :端部(当接部)
27 :当接部
28 :バネ材(軸力発生部材)
32 :筒部材(ガイド部材)
41 :挿入孔
D :固定部材
R :屋根
X :軸芯

Claims (4)

  1. 防水下地の上に敷設された防水シートを、前記防水下地に固定するシート固定ユニットであって、
    前記防水シートが固定されるシート固定部を有する固定部材と、
    前記固定部材を前記防水下地に締結固定する締結具と、
    前記防水下地と前記固定部材との間に設けられ、弾性変形可能な軸力発生部材と、が備えられ、
    前記軸力発生部材は、前記締結具の締結によって圧縮変形され、前記防水下地に締結された前記締結具に対して、前記防水下地から離れる側に向けた軸力を作用させるシート固定ユニット。
  2. 前記軸力発生部材は、前記締結具の周囲に、前記締結具の軸芯を中心とした対称な配置となるように設けられている請求項1に記載のシート固定ユニット。
  3. 前記防水下地と前記固定部材との間において、前記軸力発生部材を取り囲む状態で設けられ、前記軸力発生部材が前記締結具の軸芯に沿って弾性変形するように前記軸力発生部材を案内するガイド部材が備えられている請求項1または2に記載のシート固定ユニット。
  4. 前記固定部材に、前記防水シートが固定される板状の板状部と、前記板状部に形成された貫通孔に係止するとともに前記貫通孔から前記防水下地の側に向けて延設され、前記締結具によって前記防水下地に固定される筒状のワッシャ部と、が備えられ、
    前記軸力発生部材に、前記締結具における前記ワッシャ部の下端部から突出した部分に係止する係止部が備えられ、
    前記軸力が前記締結具に直接作用するように構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載のシート固定ユニット。
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