JP2020011883A - 熱交換型改質器 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトな構成にてエネルギー効率を向上できる熱交換型改質器を提供することを目的とする。【解決手段】改質器30では、改質層30Aの入口部42に対して熱交換部47Bが設けられる。熱交換部47Bは、燃焼層30Bの出口部46から流出した流出ガスを流通させる。熱交換部47Bは、出口部46から流出した高温の流出ガスを流通させることで、入口部42を流通して熱交換部41へ流入する改質原料のガスを加熱することができる。これにより、エネルギー効率を向上できる。また、熱交換部47Bが改質器30の一部分である入口部42に対して設けられているため、改質器30の外部に熱交換部を設ける場合に比して、システムの体格が大きくなることを抑制できる。【選択図】図4
Description
本発明は、熱交換型改質器に関する。
従来の熱交換型改質器として、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の熱交換型改質器は、改質原料から水素を含有する改質ガスを生成する改質層と、燃料を燃焼させることで熱を発生する燃焼層と、が互いに積層されて熱交換を行う改質器である。改質層には、改質原料を改質する改質触媒が充填される。また、燃焼層には、燃料を燃焼させる燃焼触媒が充填される。
ところで、上述のような熱交換型改質器から流出する流出ガス(改質層又は燃焼層から流出するガス)は高温である。従って、熱交換型改質器に対する流入ガスを流出ガスで加熱する熱交換部を設けることで、エネルギー効率を向上できる。しかしながら、このような熱交換部を設けた場合、熱交換型改質器を含むシステムの体格が大きくなるという問題がある。
本発明は、コンパクトな構成にてエネルギー効率を向上できる熱交換型改質器を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る熱交換型改質器は、改質原料から水素を含有する改質ガスを生成する改質層と、燃料を燃焼させることで熱を発生する燃焼層と、が互いに積層されて熱交換を行う熱交換型改質器であって、改質層は、改質原料を改質する改質触媒を含み、燃焼層との間で熱交換を行う第1熱交換部と、第1熱交換部に対して改質原料を流入させる第1入口部と、第1熱交換部で生成した改質ガスを流出させる第1出口部と、を備え、燃焼層は、燃料を燃焼させる燃焼触媒を含み、改質層との間で熱交換を行う第2熱交換部と、第2熱交換部に対して燃料を流入させる第2入口部と、第2熱交換部からの流出ガスを流出させる第2出口部と、を備え、第1入口部及び第2入口部の少なくとも一方に対して第3熱交換部が設けられ、第3熱交換部は、第1出口部及び第2出口部から流出したガスの少なくとも一方を流通させる。
この熱交換型改質器では、改質層の第1入口部及び燃焼層の第2入口部の少なくとも一方に対して第3熱交換部が設けられる。第3熱交換部は、改質層の第1出口部及び燃焼層の第2出口部から流出したガスの少なくとも一方を流通させる。第3熱交換部は、出口部から流出した高温のガスを流通させることで、入口部を流通して熱交換部へ流入するガスを加熱することができる。これにより、エネルギー効率を向上できる。また、第3熱交換部が熱交換型改質器の一部分である入口部に対して設けられているため、熱交換型改質器の外部に熱交換部を設ける場合に比して、システムの体格が大きくなることを抑制できる。以上により、コンパクトな構成にてエネルギー効率を向上できる。
第3熱交換部は、第1入口部に対して設けられてよい。これにより、第3熱交換部は、改質層に流入する改質原料のガスを加熱することができる。第1熱交換部へ流入する前段階で改質原料のガスの温度を高くすることで、燃焼層で必要となる燃料を少なくすることができる。これにより、エネルギー効率を向上することができる。
第3熱交換部は、第2出口部からの流出ガスを流通させてよい。第2出口部からの流出ガスは、燃焼層での燃焼によって生じたガスであるため高温である。従って、第3熱交換部は、このような高温の流出ガスから熱を回収することができる。
第3熱交換部は、第1出口部からの改質ガス及び第2出口部からの流出ガスを流通させてよい。改質ガス及び流出ガスの両方を熱交換に用いることができるため、エネルギー効率を向上することができる。
本発明によれば、コンパクトな構成にてエネルギー効率を向上できる熱交換型改質器が提供される。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る熱交換型改質器(以下、改質器と称する)を備える燃料電池システムを示すシステム構成図である。図1に示される燃料電池システム1は、例えば燃料電池自動車又は家庭用燃料電池に用いられ得る。燃料電池システム1は、アンモニアを貯蔵するタンク10と、アンモニアを気化させる気化器20と、気化されたアンモニアを改質して改質ガスを生成する改質器30と、改質ガスを冷却する熱交換器40と、改質ガスから燃料ガスを生成する複数の吸着器(第1吸着器50A及び第2吸着器50B)と、燃料ガスを用いて発電する燃料電池60と、改質器30に空気を供給する空気供給部70と、複数の吸着器である第1吸着器50A及び第2吸着器50Bをそれぞれ切り替える切替弁80A,80B,80C,80Dと、切替弁80A〜80Dを制御する制御部90と、を備えている。
タンク10は、アンモニアを液体状態で貯蔵するアンモニアタンクである。タンク10は、例えば常温(20℃〜25℃程度)且つ数気圧(8気圧〜10気圧程度)でアンモニアを貯蔵する。タンク10では、アンモニアを気体ではなく液体状態で貯蔵するので、アンモニアを効率よく貯蔵することができる。これにより、燃料電池システム1の稼働時間を長くすることができる。また、タンク10へのアンモニアの補充を容易に行うことができる。
気化器20は、タンク10の下流に設けられており、アンモニア供給管L1によってタンク10と接続されている。気化器20とタンク10との間には、アンモニアを気化器20内に導入するためのポンプP1が配置されている。気化器20は、例えば液体状態のアンモニアを加熱することにより、液体状態のアンモニアを気化させる。
改質器30は、気化器20の下流に設けられており、アンモニアガス供給管L2を介して気化器20と接続されている。アンモニアガス供給管L2は、改質器30側において2つの管部L2a,L2bに分岐している。一方の管部L2aは後述する改質器30の改質層30Aに接続され、他方の管部L2bは後述する改質器30の燃焼層30Bに接続されている。管部L2a上には、改質層30Aに導入されるアンモニアガスの量を調整するインジェクタI1が設けられている。管部L2b上には、燃焼層30Bに導入されるアンモニアガスの量を調整するインジェクタI2が設けられている。また、インジェクタI2の下流において、管部L2bは空気供給管L3を介して空気供給部70と接続されている。なお、燃料電池システム1は、インジェクタI1,I2に代えてマスフローコントローラ等を備えてもよい。また、燃料電池システム1はインジェクタI1,I2を備えていなくてもよい。
熱交換器40は、改質器30の下流に設けられており、改質ガス供給管L4を介して改質器30と接続されている。熱交換器40には、改質器30の改質層30Aで生成された改質ガスが導入される。また、熱交換器40には、冷却水が供給される。熱交換器40では、改質ガスと冷却水とを熱交換することにより、改質ガスを冷却する。冷却水は、改質ガスによって加熱される。これにより、熱交換器40を通過した改質ガスは、500℃〜600℃程度から30℃〜100℃程度まで冷却される。
冷却水は、冷却水供給管(流路)L6を介して熱交換器40に導入される。冷却水供給管L6上には、冷却水を冷却するためのラジエータ100及び冷却水を熱交換器40に向けて送り出すポンプP2が配置されている。熱交換器40を通過して加熱された冷却水は、冷却水供給管(流路)L7を介して気化器20に導入される。熱交換器40によって加熱された冷却水の熱は、気化器20において液体状態のアンモニアを効率よく気化させるために利用される。気化器20を通過した冷却水は冷却水供給管L7上のラジエータ100によって冷却され、再び熱交換器40に導入される。すなわち、冷却水は、冷却水供給管L6及び冷却水供給管L7を介して、熱交換器40、気化器20、及びラジエータ100の間を循環している。
第1吸着器50Aは、熱交換器40の下流に設けられており、改質ガス供給管L8を介して熱交換器40と接続されている。第1吸着器50Aは、改質ガスに含まれる少量のアンモニアを除去することにより、高純度の水素ガスである燃料ガスを生成する。燃料ガスに含まれる水素ガスの比率は、約75%程度である。第1吸着器50Aで生成された燃料ガスは、燃料ガス供給管L9を介して燃料電池60に導入される。
なお、第1吸着器50Aは、改質ガスに含まれるアンモニアを吸着するための吸着材を有している。吸着材は、例えば多数の細孔を有する多孔体であり、静電相互作用等によってアンモニアを細孔に吸着させる。また、吸着材は化学的結合によってアンモニアを吸着してもよい。吸着材としては、例えば活性炭の多孔体、アルミナ、又はゼオライト等が用いられ得る。
第2吸着器50Bは、第1吸着器50Aと同様に熱交換器40の下流に設けられており、改質ガス供給管L8を介して熱交換器40と接続されている。第2吸着器50Bは、第1吸着器50Aに対して並列に配置されている。第2吸着器50Bは、第1吸着器50Aと同様に吸着材を有しており、改質ガスに含まれるアンモニアを除去することにより、高純度の水素ガスである燃料ガスを生成する。第2吸着器50Bで生成された燃料ガスは、燃料ガス供給管L9を介して燃料電池60に導入される。
改質ガス供給管L8上には、切替弁80Aが設けられている。切替弁80Aは、例えば三方弁であり、熱交換器40と第1吸着器50Aとの接続、及び、熱交換器40と第2吸着器50Bとの接続を切り替える。すなわち、切替弁80Aは、熱交換器40から供給される改質ガスが第1吸着器50A又は第2吸着器50Bに導入されるように、改質ガス供給管L8を切り替える。
燃料ガス供給管L9上には、切替弁80Bが設けられている。切替弁80Bは、例えば三方弁であり、第1吸着器50Aと燃料電池60との接続、及び、第2吸着器50Bと燃料電池60との接続を切り替える。すなわち、切替弁80Bは、第1吸着器50A又は第2吸着器50Bから供給される燃料ガスが燃料電池60に導入されるように、燃料ガス供給管L9を切り替える。
また、第1吸着器50A及び第2吸着器50Bは、流出ガス供給管L5を介して改質器30の燃焼層30Bと接続されている。改質器30の燃焼層30Bから流出された高温の流出ガスは、流出ガス供給管L5を介して第1吸着器50A又は第2吸着器50Bに供給される。燃焼層30Bから流出された流出ガスの温度は、例えば500℃〜600℃程度である。第1吸着器50A及び第2吸着器50Bは、吸着材に吸着されたアンモニアの量が多くなると性能が低下する。このため、吸着材からアンモニアを除去する(吸着材を再生する)必要がある。燃料電池システム1では、改質器30の燃焼層30Bから流出される流出ガスの熱を用いて第1吸着器50A及び第2吸着器50Bの吸着材を再生する。すなわち、燃料電池システム1では、燃焼層30Bは、アンモニアを吸着した吸着材を再生する再生用ガスを第1吸着器50A及び第2吸着器50Bに供給する再生用ガス供給部として機能する。第1吸着器50A及び第2吸着器50Bを通過した流出ガスは、流出管L10を介して燃料電池システム1の外部に流出される。なお、再生用ガスは燃焼層30Bで発生する熱を熱源とした流体であり、ここでは流出ガスが再生用ガスとして用いられる。
流出ガス供給管L5上には、切替弁80Cが設けられている。切替弁80Cは、例えば三方弁であり、改質器30の燃焼層30Bと第1吸着器50Aとの接続、及び、改質器30の燃焼層30Bと第2吸着器50Bとの接続を切り替える。すなわち、切替弁80Cは、改質器30の燃焼層30Bから流出された流出ガスが第1吸着器50A又は第2吸着器50Bに導入されるように、流出ガス供給管L5を切り替える。
このように、切替弁80A,80Cは、熱交換器40を通過した改質ガスの供給先を複数の吸着器のうち何れかの吸着器に切り替えると共に、流出ガス(再生用ガス)の供給先を複数の吸着器のうち他の吸着器に切り替える。
流出管L10上には、切替弁80Dが設けられている。切替弁80Dは、例えば三方弁であり、第1吸着器50Aと燃料電池システム1の外部との接続、及び、第2吸着器50Bと燃料電池システム1の外部との接続を切り替える。すなわち、切替弁80Dは、第1吸着器50A又は第2吸着器50Bから排ガスが燃料電池システム1の外部に流出されるように、流出管L10を切り替える。
切替弁80A〜80Dは、制御部90によって制御される。制御部90は、複数の吸着器のうち何れかの吸着器に改質ガスが導入されて燃料ガスが生成されると共に、複数の吸着器のうち他の吸着器に流出ガス(再生用ガス)が導入されて吸着材が再生されるように、切替弁80A〜80Dを制御する。
燃料電池60は、第1吸着器50A及び第2吸着器50Bの下流に設けられており、燃料ガス供給管L9を介して第1吸着器50A及び第2吸着器50Bと接続されている。また、燃料電池60は、空気供給管L11を介して空気供給部70と接続されている。燃料電池60は、第1吸着器50A又は第2吸着器50Bから供給された燃料ガスと、空気供給管L11を介して空気供給部70から供給された空気とを用いて発電を行う。燃料電池60としては、例えば固体高分子形の燃料電池(PEFC:Polymer electrolyte Fuel Cell)が用いられ得る。なお、燃料電池60は固体高分子形に限定されず、固体酸化物形又はアルカリ形の燃料電池等であってもよい。
空気供給部70には、空気供給管L3,L11が接続されている。空気供給部70は、空気供給管L3,L11を介して、それぞれ改質器30、燃料電池60に空気を供給する。
次に、図2〜図4を参照して、改質器30について説明する。図2は、図1の改質器を概略的に示す斜視図である。図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。図4(a)は、図2の改質器の改質層を概略的に示す図であり、図4(b)は、図2の改質器の燃焼層を概略的に示す図である。
改質器30は、熱交換方式の改質器である。改質器30は、気化したアンモニアを改質することで、水素を含有する改質ガスを生成する。図2〜図4に示されるように、改質器30は、気化器20により気化されたアンモニアを水素に分解する改質触媒を含む複数の改質層30Aと、気化器20により気化されたアンモニアを燃焼する燃焼触媒を含む複数の燃焼層30Bと、を有している。改質層30Aと燃焼層30Bとは、燃焼層30Bで発生する熱が改質層30Aに伝熱するように、仕切り板31を介して交互に積層されている(図5参照)。改質層30Aと燃焼層30Bとは互いに独立した空間となっており、改質層30Aに導入されたガスと燃焼層30Bに導入されたガスとは混合しない構成とされている。
図4(a)に示すように、一層当たりの改質層30Aは、平板状の形状を有している。改質層30Aは、熱交換部41(第1熱交換部)と、入口部42(第1入口部)と、出口部43(第1出口部)と、を備える。なお、以降の説明においては、XY座標系を用いて説明を行う場合がある。熱交換部41内においてアンモニアガスが流れる方向をX軸方向とする。アンモニアガスの流れにおける上流側をX軸方向の負側とし、下流側を正側とする。また、X軸方向及び改質器30の積層方向と直交する方向をY軸方向とする。Y軸方向の一方側を負側とし、他方側を正側とする。
熱交換部41は、改質原料であるアンモニアガスを改質する改質触媒35A(図3参照)を含み、燃焼層30Bとの間で熱交換を行う。これにより、熱交換部41は、アンモニアガスを改質して改質ガスを生成する。熱交換部41は、X軸方向へ真っすぐに延びる矩形状の形状を有している。熱交換部41は、ガスを流通させる複数の流路41aを有する。各流路41aは、熱交換部41のX軸方向における両端部間で、X軸方向に真っ直ぐに延びている。複数の流路41aは、Y軸方向に並べられている。熱交換部41のX軸方向の負側の端部、すなわち上流側の端部は、当該熱交換部41におけるアンモニアガスの入口となる。熱交換部41のX軸方向の正側の端部、すなわち下流側の端部は、当該熱交換部41における改質ガスの出口となる。
入口部42は、熱交換部41に対してアンモニアガスを流入させる。入口部42は、熱交換部41の上流側の端部からX軸に対して傾斜する方向(傾斜方向D1と称する)へ延びる。本実施形態では、入口部42は、熱交換部41の上流側の端部から、Y軸方向の正側へ向かうように傾斜する。入口部42の傾斜方向がX軸方向に対して傾斜する傾斜角は特に限定されないが、図4においては45°に設定されている。入口部42は、アンモニアガスを流通させる複数の流路42aを有する。各流路42aは、入口部42の傾斜方向D1における両端部間で、傾斜方向D1に真っ直ぐに延びている。複数の流路42aは、傾斜方向D1と直交する方向に並べられている。入口部42は、流路41aと同じ本数の流路42aを有する。入口部42の傾斜方向D1の端部のうち、熱交換部41とは反対側の端部、すなわち上流側の端部は、当該入口部42におけるアンモニアガスの入口となる。また、当該端部が改質層30Aにおけるガス導入口30Aaを構成する。ガス導入口30Aaでは、複数の流路42aが開口している。ガス導入口30Aaは、傾斜方向D1と直交する方向に延びている。入口部42の傾斜方向D1における端部のうち、熱交換部41と接続される端部、すなわち下流側の端部は、当該入口部42におけるアンモニアガスの出口となる。当該端部において、各流路42aが各流路41aに接続される。
出口部43は、熱交換部41で生成した改質ガスを流出させる。出口部43は、熱交換部41の下流側の端部からX軸に対して傾斜する方向(傾斜方向D2と称する)へ延びる。本実施形態では、出口部43は、熱交換部41の下流側の端部から、Y軸方向の負側へ向かうように傾斜する。出口部43の傾斜方向がX軸方向に対して傾斜する傾斜角は特に限定されないが、図4においては45°に設定されている。出口部43は、改質ガスを流通させる複数の流路43aを有する。各流路43aは、出口部43の傾斜方向D2における両端部間で、傾斜方向D2に真っ直ぐに延びている。複数の流路43aは、傾斜方向D2と直交する方向に並べられている。出口部43は、流路41aと同じ本数の流路43aを有する。出口部43の傾斜方向D2の端部のうち、熱交換部41とは反対側の端部、すなわち下流側の端部は、当該出口部43における改質ガスの出口となる。また、当該端部が改質層30Aにおけるガス流出口30Abを構成する。ガス流出口30Abでは、複数の流路43aが開口している。ガス流出口30Abは、傾斜方向D2と直交する方向に延びている。出口部43の傾斜方向D2における端部のうち、熱交換部41と接続される端部、すなわち上流側の端部は、当該出口部43における改質ガスの入口となる。当該端部において、各流路43aが各流路41aに接続される。なお、本実施形態では、出口部43の構成は、熱交換部41の中央位置を基準点としたときに、積層方向から見て、入口部42と180°の回転角度で回転対称をなす。
図4(b)に示すように、一層当たりの燃焼層30Bは、平板状の形状を有している。燃焼層30Bは、熱交換部44(第2熱交換部)と、入口部45(第2入口部)と、出口部46(第2出口部)と、を備える。
熱交換部44は、燃料であるアンモニアガスを燃焼させる燃焼触媒35B(図3参照)を含み、改質層30Aとの間で熱交換を行う。これにより、熱交換部44は、発生した熱を改質層30Aの熱交換部41へ付与する。熱交換部44は、X軸方向へ真っすぐに延びる矩形状の形状を有している。熱交換部44は、ガスを流通させる複数の流路44aを有する。各流路44aは、熱交換部44のX軸方向における両端部間で、X軸方向に真っ直ぐに延びている。複数の流路44aは、Y軸方向に並べられている。熱交換部44のX軸方向の負側の端部、すなわち上流側の端部は、当該熱交換部44におけるアンモニアガスの入口となる。熱交換部44のX軸方向の正側の端部、すなわち下流側の端部は、当該熱交換部44における排ガスの出口となる。
入口部45は、熱交換部44に対して燃料であるアンモニアガスを流入させる。入口部45は、熱交換部44の上流側の端部からX軸に対して傾斜する方向(傾斜方向D3と称する)へ延びる。本実施形態では、入口部45は、熱交換部44の上流側の端部から、Y軸方向の負側へ向かうように傾斜する。入口部45の傾斜方向がX軸方向に対して傾斜する傾斜角は特に限定されないが、図4においては45°に設定されている。入口部45は、アンモニアガスを流通させる複数の流路45aを有する。各流路45aは、入口部45の傾斜方向D3における両端部間で、傾斜方向D3に真っ直ぐに延びている。複数の流路45aは、傾斜方向D3と直交する方向に並べられている。入口部45は、流路44aと同じ本数の流路45aを有する。入口部45の傾斜方向D3の端部のうち、熱交換部44とは反対側の端部、すなわち上流側の端部は、当該入口部45におけるアンモニアガスの入口となる。また、当該端部が燃焼層30Bにおけるガス導入口30Baを構成する。ガス導入口30Baでは、複数の流路45aが開口している。ガス導入口30Baは、傾斜方向D3と直交する方向に延びている。入口部45の傾斜方向D3における端部のうち、熱交換部44と接続される端部、すなわち下流側の端部は、当該入口部45におけるアンモニアガスの出口となる。当該端部において、各流路45aが各流路44aに接続される。
出口部46は、熱交換部44からの流出ガスを流出させる。出口部46は、熱交換部44の下流側の端部からX軸に対して傾斜する方向(傾斜方向D4と称する)へ延びる。本実施形態では、出口部46は、熱交換部44の下流側の端部から、Y軸方向の正側へ向かうように傾斜する。出口部46の傾斜方向がX軸方向に対して傾斜する傾斜角は特に限定されないが、図4においては45°に設定されている。出口部46は、排ガスを流通させる複数の流路46aを有する。各流路46aは、出口部46の傾斜方向D4における両端部間で、傾斜方向D4に真っ直ぐに延びている。複数の流路46aは、傾斜方向D4と直交する方向に並べられている。出口部46は、流路44aと同じ本数の流路46aを有する。出口部46の傾斜方向D4の端部のうち、熱交換部44とは反対側の端部、すなわち下流側の端部は、当該出口部46における排ガスの出口となる。また、当該端部が燃焼層30Bにおけるガス流出口30Bbを構成する。ガス流出口30Bbでは、複数の流路46aが開口している。ガス流出口30Bbは、傾斜方向D4と直交する方向に延びている。出口部46の傾斜方向D4における端部のうち、熱交換部44と接続される端部、すなわち上流側の端部は、当該出口部46における排ガスの入口となる。当該端部において、各流路46aが各流路44aに接続される。なお、本実施形態では、出口部46の構成は、熱交換部44の中央位置を基準点としたときに、積層方向から見て、入口部45と180°の回転角度で回転対称をなす。
改質層30Aの熱交換部41と燃焼層30Bの熱交換部44は同形状に形成されている。また、改質層30Aのうち、燃焼層30Bの入口部45及び出口部46に対応する位置には、当該入口部45及び出口部46と同一の外形を有する支持部47A,48Aが形成されている。支持部47A,48Aは、積層時に入口部45及び出口部46をそれぞれ支持する。燃焼層30Bのうち、改質層30Aの入口部42及び出口部43に対応する位置には、当該入口部42及び出口部43と同一の外形を有する熱交換部47B(第3熱交換部)及び支持部48Bが形成されている。熱交換部47B及び支持部48Bは、積層時に入口部42及び出口部43をそれぞれ支持する。これにより、改質層30Aと燃焼層30Bは、積層方向から見て同一の外形を有している。改質層30Aと燃焼層30Bは、交互に積層される。従って、熱交換部41と熱交換部44とは交互に積層され、入口部42と熱交換部47Bとは交互に積層され、出口部43と支持部48Bとは交互に積層され、入口部45と支持部47Aとは交互に積層され、出口部46と支持部48Aとは交互に積層される。
熱交換部47Bは、入口部42に対して設けられ、当該入口部42に対して熱を供給する部分である。なお、「入口部42に対して設けられ」とは、熱交換部47Bが入口部42に対して直接取り付け(積層)されている状態を示している。すなわち、入口部42から延びる配管に対して、当該入口部42から離れた位置に熱交換部を設けた場合、当該熱交換部は、入口部42に対して設けられたものに該当しない。熱交換部47Bは、出口部46から流出した流出ガスを流通させる。熱交換部47Bは、出口部46からの流出ガスを流通させる複数の流路47Baを有する。各流路47Baは、入口部42の流路42aが延びる方向(傾斜方向D1)に対して交差する方向(ここでは傾斜方向D3)へ真っすぐ延びる。複数の流路47Baは、傾斜方向D3と直交する方向に並べられている。熱交換部47Bの傾斜方向D3の端部のうち、一方の端部は、当該熱交換部47Bにおける流出ガスの入口となる。また、当該端部が熱交換部におけるガス導入口47Bbを構成する。熱交換部47Bの傾斜方向D3の端部のうち、他方の端部は、当該熱交換部47Bにおける流出ガスの出口となる。また、当該端部が熱交換部におけるガス流出口47Bcを構成する。本実施形態では、出口部46に近い側の端部がガス導入口47Bbとなり、遠い側の端部がガス流出口47Bcとなる。
図3に示すように、熱交換部には、例えばフィン構造体34が配置されている。フィン構造体34は、改質層30Aの内部及び燃焼層30Bの内部を複数の流路に分割している。これにより、流路41a,42a,43a,44a,45a,46a,47Baが形成される。
改質層30Aの熱交換部41内には、ペレット状の改質触媒35Aが充填されている。改質触媒35Aは、熱交換部41の各流路41a内に充填される。改質触媒35Aとしては、例えばルテニウム(Ru)又はロジウム(Rh)等が用いられ得る。なお、改質触媒35Aは、触媒材料を担持体に担持させた粒状の部材である。燃焼層30Bの熱交換部44内には、ペレット状の燃焼触媒35Bが充填されている。燃焼触媒35Bは、熱交換部44の各流路44a内に充填される。燃焼触媒35Bとしては、例えば白金(Pt)又はロジウム(Rh)等が用いられ得る。なお、燃焼触媒35Bは、触媒材料を担持体に担持させた粒状の部材である。ただし、各触媒は粒子状の部材でなくともよく、例えば各触媒の材料を流路の壁部に塗布することで触媒層を形成してもよい。
ガス導入口30Aaはアンモニアガス供給管L2の管部L2a(図1参照)に接続され、ガス導入口30Baはアンモニアガス供給管L2の管部L2b(図1参照)に接続されている。ガス流出口30Abは改質ガス供給管L4(図1参照)に接続されている。また、ガス流出口30Bbは中継管L15を介して熱交換部47Bのガス導入口47Bbと接続される。熱交換部47Bのガス流出口47Bcは、流出ガス供給管L5(図1参照)に接続されている。
改質層30Aには、アンモニアガス供給管L2の管部L2aからアンモニアガスが供給される。アンモニアガスは、ガス導入口30Aaを通過してそれぞれの改質層30Aに導入される。改質層30Aに導入されたアンモニアは、燃焼層30Bで発生した熱及び改質触媒によって水素及び窒素に分解される。より具体的には、下記の式のように、アンモニアの分解反応が起こり(吸熱反応)、水素がリッチな状態の改質ガスが生成される。なお、改質ガスには少量のアンモニアが含まれていてもよい。改質ガスに含まれる水素の比率は約75%程度である。それぞれの改質層30Aで生成された改質ガスは、ガス流出口30Abを通過して改質ガス供給管L4に供給される。
NH3→3/2H2+1/2N2
NH3→3/2H2+1/2N2
燃焼層30Bには、アンモニアガス供給管L2の管部L2bからアンモニアガス及び空気が供給される。アンモニアガス及び空気は、ガス導入口30Baを通過してそれぞれの燃焼層30Bに導入される。燃焼層30Bでは、アンモニアを酸化させることで熱を発生させる。より具体的には、下記の式のように、一部のアンモニアと空気中の酸素とが化学反応し、そのアンモニアの酸化反応により熱が発生する(発熱反応)。この反応により、窒素、酸素、及び水を含む流出ガスが生成される。それぞれの燃焼層30Bで生成された流出ガスは、ガス流出口30Bbを通過して中継管L15及び熱交換部47Bを介して流出ガス供給管L5に供給される。
NH3+3/4O2→1/2N2+3/2H2O
NH3+3/4O2→1/2N2+3/2H2O
なお、改質器30は、燃料電池システム1の起動運転時にアンモニアを分解するための熱を発生させるヒータ部を有していてもよい。
次に、図5及び図6を参照して、改質器30においてガスを流通させるための構成の具体例について説明する。図5は、改質器を上方から見た平面図である。図6は、図5に示すVI−VI線に沿った断面図である。
図5に示すように、入口部42のガス導入口30Aaに対してヘッダ部51が設けられる。ヘッダ部51は、アンモニアガス供給管L2の管部L2aに接続される。ヘッダ部51は、当該管部L2aから供給されたアンモニアガスを内部空間で広げて、各ガス導入口30Aaへ供給する。出口部43のガス流出口30Abに対してヘッダ部52が設けられる。ヘッダ部52は、改質ガス供給管L4に接続される。ヘッダ部52は、各ガス流出口30Abから流出した改質ガスを内部空間で広げて、改質ガス供給管L4へ供給する。入口部45のガス導入口30Baに対してヘッダ部53が設けられる。ヘッダ部53は、アンモニアガス供給管L2の管部L2bに接続される。ヘッダ部53は、当該管部L2bから供給されたアンモニアガスを内部空間で広げて、各ガス導入口30Baへ供給する。出口部46のガス流出口30Bbに対してヘッダ部54が設けられる。ヘッダ部54は、中継管L15に接続される。ヘッダ部54は、各ガス流出口30Bbから流出した流出ガスを内部空間で広げて、中継管L15へ供給する。熱交換部47Bのガス導入口47Bbに対してヘッダ部55が設けられる。ヘッダ部55は、中継管L15に接続される。ヘッダ部55は、当該中継管L15から供給された流出ガスを内部空間で広げて、各ガス導入口47Bbへ供給する。熱交換部47Bのガス流出口47Bcに対してヘッダ部56が設けられる。ヘッダ部56は、流出ガス供給管L5に接続される。ヘッダ部56は、各ガス流出口47Bcから流出した流出ガスを内部空間で広げて、流出ガス供給管L5へ供給する。
図6に示すように、ヘッダ部55は、積層方向における全部のガス導入口47Bbを覆うように設けられる。各ガス導入口47Bbは、ヘッダ部55の内部空間SPに対して開口している。一方、入口部42は、ヘッダ部55に対して遮断されている。従って、熱交換部47Bの流路47Baは、ヘッダ部55の内部空間と連通しており、入口部42の流路42aは、ヘッダ部55の内部空間と連通していない。ヘッダ部56は、積層方向における全部のガス流出口47Bcを覆うように設けられる。各ガス流出口47Bcは、ヘッダ部56の内部空間SPに対して開口している。一方、入口部42は、ヘッダ部56に対して遮断されている。従って、熱交換部47Bの流路47Baは、ヘッダ部56の内部空間と連通しており、入口部42の流路42aは、ヘッダ部56の内部空間と連通していない。このような構成により、中継管L15を介してヘッダ部55へ流れ込んだ流出ガスは、当該ヘッダ部55の内部空間で広がり、各ガス導入口47Bbを介して各熱交換部47Bの流路47Baへ流入する。また、各熱交換部47Bの流路47Baを流通した流出ガスは、ガス流出口47Bcを介してヘッダ部56の内部空間へ流出する。そして、ヘッダ部56の内部空間で集められた流出ガスは、流出ガス供給管L5へ流れる。ここで、流路47Baを流れる流出ガスは、燃焼層30Bでの燃焼によって発生したガスであるため高温である。一方、流路42aを流れるアンモニアガスは、反応前のガスであるため、流出ガスに比して低温である。従って、流路47Baを流れる流出ガスの熱は、流路42aを流れるアンモニアガスへ供給される。なお、他のヘッダ部51,52,53,54も、ヘッダ部55,56と同趣旨の構成を有している。
次に、本実施形態に係る改質器30の作用・効果について説明する。
この改質器30では、改質層30Aの入口部42に対して熱交換部47Bが設けられる。熱交換部47Bは、燃焼層30Bの出口部46から流出した流出ガスを流通させる。熱交換部47Bは、出口部46から流出した高温の流出ガスを流通させることで、入口部42を流通して熱交換部41へ流入する改質原料のガスを加熱することができる。これにより、エネルギー効率を向上できる。また、熱交換部47Bが改質器30の一部分である入口部42に対して設けられているため、改質器30の外部に熱交換部を設ける場合に比して、システムの体格が大きくなることを抑制できる。以上により、コンパクトな構成にてエネルギー効率を向上できる。
熱交換部47Bは、入口部42に対して設けられる。これにより、熱交換部47Bは、改質層30Aに流入する改質原料のガスを加熱することができる。熱交換部41へ流入する前段階で改質原料のガスの温度を高くすることで、燃焼層30Bが改質層30Aへ供給する熱量を低減できる。すなわち、燃焼層30Bで必要となる燃料を少なくすることができる。これにより、エネルギー効率を向上することができる。
熱交換部47Bは、出口部46からの流出ガスを流通させる。流出ガスは、燃焼層30Bでの燃焼によって生じるガスであるため高温である。従って、熱交換部47Bは、高温の流出ガスから熱を回収することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図7(a)に示す構成を採用してもよい。この構成における熱交換部47Bは、改質層30Aの出口部43から中継管L16を介して改質ガスを流通させている。この場合、熱交換部47Bは、高温の改質ガスによって改質原料のガスを加熱することができる。改質ガスは、改質層30Aを出た後は冷却される必要があり、そのために熱交換器40が設けられている。熱交換部47Bに改質ガスを流通させて改質原料ガスを加熱すると、加熱した分だけ改質ガスが冷却される。従って、その分だけ熱交換器40を小型化することができる。
また、図7(b)に示す構成を採用してもよい。この改質器は、図5に示す改質器30に対して、熱交換部147A(第3熱交換部)が追加されている。熱交換部147Aは、前述の支持部47A(図4参照)に対して熱交換部47Bと同趣旨の流路を形成することによって構成される。熱交換部147Aは、燃焼層30Bの入口部45に対して設けられる。また、熱交換部147Aは、改質層30Aの出口部43から中継管L17を介して改質ガスを流通させている。このように、熱交換部147A,47Bは、出口部43からの改質ガス及び出口部46からの流出ガスを流通させている。改質ガス及び流出ガスの両方を熱交換に用いることができるため、エネルギー効率を向上することができる。
なお、熱交換部147Aが流出ガスを流通させてもよい。また、熱交換部47B及び熱交換部147Aの少なくとも一方が、改質ガス及び流出ガスの両方を流通させてもよい。この場合、改質ガスと流出ガスとが混合しないように流路を分ける必要がある。また、熱交換部47B及び熱交換部147Aの両方が改質ガスを流通させてもよく、熱交換部47B及び熱交換部147Aの両方が流出ガスを流通させてもよい。
30…改質器(熱交換型改質器)、30A…改質層、30B…燃焼層、35A…改質触媒、35B…燃焼触媒、41…熱交換部(第1熱交換部)、42…入口部(第1入口部)、43…出口部(第1出口部)、44…熱交換部(第2熱交換部)、45…入口部(第2入口部)、46…出口部(第2出口部)、47B,147A…熱交換部(第3熱交換部)。
Claims (4)
- 改質原料から水素を含有する改質ガスを生成する改質層と、
燃料を燃焼させることで熱を発生する燃焼層と、が互いに積層されて熱交換を行う熱交換型改質器であって、
前記改質層は、
前記改質原料を改質する改質触媒を含み、前記燃焼層との間で熱交換を行う第1熱交換部と、
前記第1熱交換部に対して前記改質原料を流入させる第1入口部と、
前記第1熱交換部で生成した前記改質ガスを流出させる第1出口部と、を備え、
前記燃焼層は、
前記燃料を燃焼させる燃焼触媒を含み、前記改質層との間で熱交換を行う第2熱交換部と、
前記第2熱交換部に対して前記燃料を流入させる第2入口部と、
前記第2熱交換部からの流出ガスを流出させる第2出口部と、を備え、
前記第1入口部及び前記第2入口部の少なくとも一方に対して第3熱交換部が設けられ、
前記第3熱交換部は、前記第1出口部及び前記第2出口部から流出したガスの少なくとも一方を流通させる、熱交換型改質器。 - 前記第3熱交換部は、前記第1入口部に対して設けられる、請求項1に記載の熱交換型改質器。
- 前記第3熱交換部は、前記第2出口部からの前記流出ガスを流通させる、請求項1又は2に記載の熱交換型改質器。
- 前記第3熱交換部は、前記第1出口部からの前記改質ガス及び前記第2出口部からの前記流出ガスを流通させる、請求項1〜3の何れか一項に記載の熱交換型改質器。
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