JP2020011470A - 画像形成装置、プログラム、印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄積されている印刷ジョブが表示装置に表示されるまでの時間を短縮できる画像形成装置を提供すること。【解決手段】情報処理装置70から送信された印刷ジョブを実行する画像形成装置80であって、前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製をユーザの識別情報に対応付けて第1の記憶手段35に記憶させる情報記憶手段34と、前記画像形成装置にログインしたユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製が前記第1の記憶手段に記憶されている場合、前記第1の記憶手段からユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を取得する取得手段32と、前記画像形成装置の表示装置に前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を表示する表示処理手段33と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、プログラム、及び、印刷システムに関する。
クライアントPC(Personal computer)より送信された印刷ジョブを、画像形成装置のHDD(Hard Disk Drive)が蓄積しておき、蓄積されている印刷ジョブをユーザが実行する技術が知られている。印刷時、ユーザは自分の識別情報を入力し、印刷ジョブのジョブ一覧を画像形成装置の表示装置に表示させ、印刷ジョブの一覧から印刷ジョブを選択して印刷を実行する(例えば、特許文献1参照。)。
このような技術を使えば、例えば使用頻度が高い印刷ジョブを、印刷の都度、ユーザがクライアントPCから画像形成装置に投入するという作業を減らすことができる。
しかしながら、従来は、画像形成装置に蓄積されている印刷ジョブが表示装置に表示されるまでに時間がかかる場合があるという問題があった。例えば、画像形成装置が省エネモードなどの場合、HDDも停止しているが、省エネモードの状態から印刷ジョブを実行するためのアプリケーションソフトが起動するまでの時間よりも、HDDへのアクセスが可能になるまでの時間の方が長い場合がある。したがって、アプリケーションソフトが起動したがジョブ一覧が表示されないという状況が生じてしまい、わずかな時間であるがユーザを待たせてしまうことになる。
なお、同様の現象は、省エネモードに限らず、画像形成装置の電源がOFFの場合など、HDDが停止している状態からジョブ一覧を表示させる場合にも生じ得る。また、HDDが停止しているかどうかに関わらずプリントサーバなどに蓄積されている印刷ジョブを表示する際にも通信の遅延などにより生じ得る。
本発明は、上記課題に鑑み、蓄積されている印刷ジョブが表示装置に表示されるまでの時間を短縮できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、情報処理装置から送信された印刷ジョブを実行する画像形成装置であって、前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製をユーザの識別情報に対応付けて第1の記憶手段に記憶させる情報記憶手段と、前記画像形成装置にログインしたユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製が前記第1の記憶手段に記憶されている場合、前記第1の記憶手段からユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を取得する取得手段と、前記画像形成装置の表示装置に前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を表示する表示処理手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、蓄積されている印刷ジョブが表示装置に表示されるまでの時間を短縮できる画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置が蓄積されている印刷ジョブを印刷する動作の概略を説明する図の一例である。 印刷システムのシステム構成例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 印刷ジョブが有する情報をテーブル状に示す図の一例である。 ユーザが画像形成装置からログイン操作を行った際のフローチャート図の一例である。 ユーザキャッシュテーブルと格納されているユーザキャッシュの一例を示す図である。 ジョブキャッシュテーブルと格納されているジョブキャッシュの一例を示す図である。 キャッシュ生成の手順を示すフローチャート図の一例である。 印刷ジョブの書誌情報がキャッシュされていない場合に画像形成装置が印刷ジョブのジョブ一覧を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。 印刷ジョブの書誌情報がキャッシュされている場合に画像形成装置が印刷ジョブのジョブ一覧を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。 データ処理部が操作パネルに表示するジョブ一覧画面の一例を示す図である。 印刷ジョブの実行中に操作パネルに表示される実行中画面の一例を示す図である。 ユーザキャッシュテーブルの状態の一例とジョブキャッシュテーブルの状態の一例を示す図である。 HDDの印刷ジョブが上限内の場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態の一例を示す図である(アプリ初回起動時)。 HDDの印刷ジョブに対しユーザキャッシュテーブルが上限超過の場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態の一例を示す図である(アプリ初回起動時)。 HDDの印刷ジョブに対しジョブキャッシュテーブルが上限超過の場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態の一例を示す図である(アプリ初回起動時)。 HDDの印刷ジョブが上限内の場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態を示す図の一例である(ジョブ追加時・新規ユーザ)。 HDDの印刷ジョブが上限内の場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態を示す図である(ジョブ追加時・既存ユーザ)。 ユーザキャッシュテーブルが上限に達している場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態を示す図の一例である(ジョブ追加時・新規ユーザ)。 ユーザキャッシュテーブルが上限に達している場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態を示す図の一例である(ジョブ追加時・既存ユーザ)。 ジョブキャッシュテーブルが上限に達している場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態を示す図の一例である(ジョブ追加時・既存ユーザ)。 ユーザが一部の印刷ジョブを削除する場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態を示す図の一例である(ジョブ削除時)。 定期処理又は管理ツールが一部の印刷ジョブを削除する場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態を示す図の一例である(ジョブ削除時)。 ユーザによる削除操作又は印刷後削除する設定により印刷ジョブが0件となる場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態を示す図の一例である(ジョブ削除時)。 定期処理又は管理ツールからの削除により印刷ジョブが0件となる場合のユーザキャッシュテーブルとジョブキャッシュテーブルの状態を示す図の一例である(ジョブ削除時)。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
<動作の概略>
図1は、画像形成装置が蓄積されている印刷ジョブを印刷する動作の概略を説明する図の一例である。まず、図1(a)は、印刷ジョブ投入時の処理を示している。
(1)ユーザがクライアントPC70を操作して印刷ジョブを画像形成装置80に投入する。
(2)画像形成装置80は、従来と同様にHDD14(Hard Disk Drive)に印刷ジョブを蓄積する。
(3)また、画像形成装置80は、キャッシュメモリ35に印刷ジョブのジョブキャッシュを記憶させる。印刷ジョブのジョブキャッシュは例えば印刷ジョブの書誌情報である。また、キャッシュメモリ35はHDD14とは別にアクセスが可能な例えばRAMなどである。
次に、図1(b)は印刷ジョブの実行時の処理を示している。画像形成装置80は例えば省エネモードであり、画像形成装置80に赴いたユーザは何らかのボタンを押下して復帰させる。あるいは、省エネモードのまま印刷ジョブのジョブ一覧を表示させてもよい。
(4)ユーザは画像形成装置80にログインして、自分が蓄積した印刷ジョブのジョブ一覧を表示させる操作を入力する。
(5)画像形成装置80はジョブ一覧を表示する操作を受け付けると、まず、このユーザのジョブキャッシュがキャッシュメモリ35にあるかどうかを判断し、ある場合にはジョブキャッシュをキャッシュメモリ35から取得する。キャッシュメモリ35は復帰直後からアクセス可能である。
(6)画像形成装置80はジョブキャッシュに基づいてジョブ一覧を操作パネル(表示装置の一例)に表示する。
このように本実施形態の画像形成装置80は、印刷ジョブの蓄積時にキャッシュメモリ35にジョブキャッシュを作成しておくことで、HDD14へアクセスできない状態でもジョブ一覧を操作パネルに表示できる。ジョブ一覧からユーザが印刷ジョブを選択している間にはHDD14へのアクセスが可能となる。仮に、印刷ジョブの選択が完了した時にHDD14へのアクセスできなくても、印刷が完了するまでの時間に比べれば短いためユーザはHDD14が起動中であることを意識しにくい。
<用語について>
印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製とは、印刷ジョブから抽出できる一部又は全体の情報であり、それが印刷ジョブとは別に複製されたものをいう。本実施形態ではジョブキャッシュという用語で説明される。
第1の記憶手段は、印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製が一時的に記憶される記憶手段である。本実施形態ではキャッシュメモリという用語で説明される。
第2の記憶手段は、印刷ジョブが記憶される記憶手段である。本実施形態ではHDD14又は印刷ジョブ情報DB49という用語で説明される。
特許請求の範囲の情報処理装置は、画像形成装置に送信する印刷ジョブを蓄積する装置であればよい。本実施形態ではクライアントPC及びプリントサーバが挙げられる。
キャッシュとは、データへのアクセスを速くするために、短時間でアクセスできる記憶装置に一時的にデータを保存すること又は保存されたデータをいう。キャッシュされるデータとは別にデータが記憶されており、キャッシュされるデータは複製である。
<システム構成例>
図2は、印刷システム100のシステム構成例を示す図である。印刷システム100は、ネットワークNを介して通信可能な、画像形成装置80Aと画像形成装置80B(以下、任意の画像形成装置の符号を「80」とする)、プリントサーバ30、認証サーバ50、及び、クライアントPC70を有する。
ネットワークNは、LANやインターネットなどの一般的なネットワークが想定されている。LANは例えば画像形成装置80やクライアントPC70が配置されている社内などの施設内のLANである。ネットワークNには、広域イーサネット(登録商標)や複数のLANから成るWANが含まれていたりしてもよい。ネットワークは、一部又は全体が無線化されていてもよい。無線のネットワークには、無線LAN、WiMAXの他、3G,4G、5Gなどの携帯電話網が含まれてよい。
画像形成装置80は、画像形成機能を有する装置である。例えば、画像形成機能を主に有するプリンタ又は印刷装置と呼ばれてもよい。また、画像形成装置80は、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、及びスキャナ機能等を有する複合機でもよい。複合機は、MFP(Multifunction Peripherals)とも呼ばれる。また、画像形成装置80は、複写機、コピー機等と呼ばれる場合がある。
画像形成装置80Aと80Bは同じ機能を有し、異なるとしても本実施形態の説明上、支障はないものとする。画像形成装置80Aは画像形成装置80Bに蓄積された印刷ジョブを取得して印刷すること、又は、画像形成装置80Bは画像形成装置80Aに蓄積された印刷ジョブを取得して印刷することが可能である。本実施形態においても、画像形成装置80Aは画像形成装置80BのHDD14に記憶されている印刷ジョブを取得して印刷を実行でき、画像形成装置80Bは画像形成装置80AのHDD14に記憶されている印刷ジョブを取得して印刷できる。
クライアントPC70はユーザにより操作され、印刷ジョブを画像形成装置80に登録する情報処理装置である。印刷ジョブの登録を印刷ジョブの投入という場合がある。クライアントPC70上ではアプリケーションソフトウェアが起動されており、アプリケーションソフトウェアが作成した文書データを有している。プリンタドライバは文書データを印刷ジョブ(PDL(Page Description Language)データで記述された印刷データと印刷設定)に変換して画像形成装置80に送信する。
クライアントPC70は、一般的なPCの他、例えば、タブレット端末、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、ウェアラブルコンピュータなどである。クライアントPC70はプリンタドライバが動作する装置又は機器であればよい。この他、テレビ会議端末、電子黒板、プロジェクタ、カーナビゲーション端末、カメラ、又は、ゲーム機等でもよい。
プリントサーバ30は、画像形成装置80の代わりに印刷ジョブを蓄積する機能を有するサーバ装置(情報処理装置)である。印刷ジョブの蓄積時にはどの画像形成装置80で印刷するか決まっていないような場合に使用される。プリントサーバ30を使った印刷をプルプリント印刷という。本実施形態においても、プリントサーバ30に蓄積された印刷ジョブのジョブキャッシュを画像形成装置80が作成できる。
認証サーバ50は、ユーザの認証を行うサーバ装置(情報処理装置)である。画像形成装置80は、ユーザが入力した認証情報(例えばユーザIDとパスワード)を認証サーバ50に送信し、認証サーバ50から認証結果を取得する。画像形成装置80は認証結果に基づいてログインを許可又は制限する。なお、認証サーバ50の機能を画像形成装置80が有する場合、認証サーバ50は不要である。
認証サーバ50の一例としてLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバがある。LDAPは、ネットワーク機器や利用者などの情報を管理するディレクトリサービスへ接続するためのプロトコルである。ディレクトリサービスとは、ネットワークに存在するさまざまな情報を一元的に管理し、検索などの機能を提供するサービスである。また、LDAPサーバには、OpenLDAPなどのオープンソフトウェア、及び、マイクロソフト社のActive Directory(登録商標)を代表とする商用ソフトウェアなどがある。
<ハードウェア構成例>
続いて、本実施形態の印刷システム100における画像形成装置80のハードウェア構成について説明する。
<<画像形成装置のハードウェア構成例>>
図3は、画像形成装置80のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、画像形成装置80は、本体装置10と、操作部20と、を備える。本体装置10と操作部20は、専用の通信路29を介して相互に通信可能に接続されている。通信路29は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体装置10は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体装置10は、PC10等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
次に、本体装置10のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、本体装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD14と、通信I/F(Interface)15と、接続I/F16と、エンジン部17と、を備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、本体装置10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12又はHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体装置10全体の動作を制御し、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及びプリンタ機能などの各種機能を実現する。
通信I/F15は、ネットワークNと接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路29を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及び、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27と、を備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。説明の便宜上、図3では、操作部20はフラッシュメモリ24を有している構成を例に挙げて説明したが、例えばフラッシュメモリ24を有していない構成もあり得る。
図3の構成において印刷ジョブは本体装置10のHDD14に記憶される。ジョブキャッシュはRAM23又はフラッシュメモリ24の少なくとも一方に記憶される。本実施形態ではRAM23に記憶されるものとして説明する。RAM13は電源がないと情報を失う揮発性メモリであり、HDD14は電源がなくても情報を保持する不揮発性メモリである。
本体装置10のエンジン部17やHDD14が省エネモードで停止している場合でも、操作部20はユーザ操作を受け付けることが可能か、又は、操作部20も同様に省エネモードでも本体装置10よりも早期に復帰する。したがって、ジョブキャッシュを生成することが有効になる。
<機能について>
次に、図4を用いて画像形成装置80の機能について説明する。図4は、画像形成装置80の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
まず、操作部20は操作受付部31、データ処理部32、表示処理部33、及び、キャッシュ生成部34を有する。操作部20が有するこれら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ24からRAM23に展開されたプログラムに従ったCPU21からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
操作受付部31は、画像形成装置80の操作部20に対するユーザの各種の操作及び入力を受け付ける。例えば、認証情報の入力、及び、印刷ジョブの選択等を受け付ける。データ処理部32はキャッシュメモリ35からジョブキャッシュを取得し、また、キャッシュメモリ35にジョブキャッシュがない場合は本体装置10から印刷ジョブを取得する。
表示処理部33は、データ処理部32が取得したジョブキャッシュ又は印刷ジョブの書誌情報を操作パネル27に表示する。例えば、印刷ジョブのジョブ一覧を表示する。
キャッシュ生成部34は、キャッシュメモリ35にジョブキャッシュとユーザキャッシュを記憶させる。ユーザキャッシュはユーザキャッシュテーブルT1に格納され、ジョブキャッシュはジョブキャッシュテーブルT2に格納される。ユーザキャッシュは、ジョブキャッシュテーブルT2にジョブキャッシュが格納されたユーザに関する情報(図7に示すように、ユーザ名(識別情報)、ジョブ数、最終アクセス時刻)である。ジョブキャッシュは印刷ジョブの書誌情報である(図8参照)。
キャッシュメモリ35は操作部のRAM23(又はフラッシュメモリ24の少なくとも一方)に構築され、印刷ジョブの一部又は全体の複製を記憶する。
本体装置10は、印刷データ送受信部41、印刷データ解析部42、印刷データ作成部43、印刷ジョブ管理部44、印刷設定更新部45、及び、印刷ジョブ提供部46を有している。本体装置10が有するこれら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、HDD14からRAM13に展開されたプログラムに従ったCPU11からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
また、本体装置10は、図3に示したHDD14に構築される印刷ジョブ情報DB49(Data Base)を有している。印刷ジョブ情報DB49には印刷ジョブが蓄積される。印刷ジョブ情報DB49については図5にて説明する。
印刷データ送受信部41は、クライアントPC70又はプリントサーバ30から送信された印刷ジョブを受信する。印刷データ解析部42は印刷ジョブを解析し、印刷データと印刷設定に区分する。また、印刷データのPDLを解析したりする。
印刷データ作成部43は印刷データに基づいてレンダリングを行い、実際に印刷する画像を生成する。印刷ジョブ管理部44は、印刷設定(印刷部数・印刷面等)を印刷データから生成された画像と対応付けて印刷ジョブ情報DB49に記憶させる。
印刷設定更新部45は印刷設定が変更された場合(ユーザが印刷設定を変更した場合)、印刷ジョブ情報DB49の印刷設定を更新する。印刷ジョブ管理部44は再度、印刷ジョブ情報DB49に更新された印刷ジョブを記憶させる。
蓄積された印刷ジョブはエンジン部17に与えられることで、印刷設定に基づいて用紙に画像が形成される。
印刷ジョブ提供部46は、操作部20からユーザ名を指定した印刷ジョブの要求に対し印刷ジョブ情報DB49を検索し、ユーザ名に対応付けられた印刷ジョブを取得して操作部20に送信する。印刷ジョブの全体を送信してもよいし、印刷ジョブの一部(書誌情報)を送信してもよい。なお、操作部20と本体装置10は上記の通信路29により実現される情報送受信経路48が構築されている。
<印刷ジョブが有する情報>
図5を用いて、印刷ジョブが有する情報について説明する。図5は、印刷ジョブが有する情報をテーブル状に示す図の一例である。印刷データから生成された画像(又は印刷データ)は省略されているが、図5の情報は画像と対応付けられている。図5(a)は項目を表すパラメータであり、図5(b)は実際の値の一例である。図5(b)のような情報を書誌情報と称する。
各印刷ジョブは、印刷ジョブを一意に識別するための文書ID、印刷ジョブを蓄積したユーザ名(ユーザの識別情報に相当する)、蓄積された印刷ジョブのジョブ名(例えばファイル名)、を有している。なお、IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。
また、印刷ジョブは、印刷ジョブのファイルの存在箇所を示すジョブ蓄積元、ユーザが蓄積処理を行ったPDLを表す蓄積言語、印刷ジョブのページ数を示すページ数、印刷ジョブの面数を表す面設定、印刷ジョブの色情報を示す色情報、及び、印刷ジョブの部数、を有している。
ユーザが画像形成装置80に対して蓄積処理を行うと、印刷データ解析部42が印刷ジョブから図5の各項目を読み取り、印刷ジョブ情報DB49に蓄積する。
<認証時の動作手順>
次に、図6を用いてユーザの認証時の処理を説明する。図6はユーザが画像形成装置80からログイン操作を行った際のフローチャート図の一例である。
画像形成装置80の操作パネルには常にログイン画面が表示されているか、又は、ユーザが画像形成装置80の操作パネル27に触れるなどの操作を行うとログイン画面が表示される。
ユーザは認証情報(ユーザ名とパスワード)を入力する(S1,S2)。操作受付部31は認証情報(ユーザ名とパスワード)を受け付ける。
操作受付部31は、認証情報を認証サーバ50に送信することで、認証の問い合わせ処理を実施する(S3)。
認証サーバ50は認証サーバ50と共に問い合わせを受信する(S4)。認証サーバ50はActive Directory701(登録商標)等に対して認証情報の検索を実施する(S5)。認証サーバ50は検索結果を取得する(S6)。
Active Directory701内に認証情報が存在した場合(S7のYes)、認証サーバ50は該当ユーザに対してアプリケーションソフトの利用権限を設定する(S8)。アプリケーションソフトの利用権限は、例えばユーザの権限に応じたアプリケーションソフトの識別情報である。つまり、ログインしたユーザにこのユーザが利用できるアプリケーションソフトの利用権限が付与される。例えば、管理者と一般ユーザでは利用権限が設定されるアプリケーションソフトが異なる。
認証情報が存在していなかった場合(S7のNo)、認証サーバ50は認証失敗と判断する。
認証サーバ50は、認証結果(アプリケーションソフトの利用権限、又は、認証失敗)を画像形成装置80に送信する(S9)。本実施形態では利用権限が設定されたアプリケーションソフトの1つに蓄積されている印刷ジョブを印刷するアプリケーションソフトがある。
画像形成装置80は認証結果を受信する(S10)。アプリケーションソフトの利用権限があった場合(S11のYes)、画像形成装置80はログインを許可する(S12)。これにより、利用権限で設定されたアプリケーションソフト(機能)の利用が可能となる。
アプリケーションソフトの利用権限がなかった場合(S11のNo)、画像形成装置80はログインを許可しない(S13)。ユーザはアプリケーションソフト(機能)を利用できない。この結果、ログインなどの機能を除き画像形成装置を利用できない。
上記のログインはICカードの登録情報を用いて実施することも可能である。また、未登録カードがかざされた際にはユーザの登録を画像形成装置80上で実施可能である。また、認証サーバ50を利用せず画像形成装置80に記憶されているアドレス帳の情報をもとにログインを行うことも可能である。
<ジョブキャッシュ、ユーザキャッシュの生成>
次に、図7〜図9を用いて、印刷ジョブの蓄積時に行われるジョブキャッシュとユーザキャッシュの生成について説明する。
図7はユーザキャッシュテーブルT1と格納されているユーザキャッシュの一例を示す。図7(a)はユーザキャッシュテーブルT1のパラメータ名を示し、図7(b)はパラメータの実際の値の一例を示す。図7(b)がユーザキャッシュの一例である。
ユーザキャッシュテーブルT1はユーザ名、ジョブ数、及び、最終アクセス時刻の各項目を有している。ユーザ名はユーザを識別するために使用される(ユーザの識別情報)。ジョブ数はこのユーザがジョブキャッシュテーブルT2に蓄積している印刷ジョブの数である。最終アクセス日時はユーザが印刷ジョブにアクセスした最終日時である。
図8はジョブキャッシュテーブルT2と格納されているジョブキャッシュの一例を示す。図8(a)はジョブキャッシュテーブルT2のパラメータ名を示し、図8(b)はパラメータの実際の値の一例を示す。ジョブキャッシュテーブルT2の項目は印刷ジョブの項目(図5)と同様であるとする。ただし、必ずしも同様である必要はなく、異なっていてもよい。例えば、ジョブキャッシュテーブルT2では、ユーザが実行する印刷ジョブを特定する情報があればよい(文書ID、ユーザ名、ジョブ名など)。
ジョブキャッシュテーブルT2に格納されている情報をジョブキャッシュという。上記のように、印刷ジョブの書誌的な情報である。ジョブキャッシュテーブルT2はユーザごとの概念であり、Aさんのジョブキャッシュテーブルはあるが、Bさんのジョブキャッシュテーブルはない(まだ生成されていない)という状況があり得ることに注意されたい。
これに対し、ユーザキャッシュテーブルT1は予め決まった人数分の容量が確保されており、常に1つのユーザキャッシュテーブルT1が存在しているものとする。ただし、ユーザキャッシュテーブルT1もジョブキャッシュテーブルT2と同様にユーザごとに生成されてもよい。
図9は、キャッシュ生成の手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図9では、例えば、クライアントPC70からプリンタドライバを用いて画像形成装置80へ印刷ジョブが送信された場合にスタートする。
まず、本体装置10の印刷データ送受信部41は印刷ジョブを受信する(S101)。印刷データ解析部42、印刷データ作成部43、及び、印刷ジョブ管理部44が上記のように印刷ジョブの蓄積を開始する(S102)。
印刷ジョブ管理部44は印刷ジョブの蓄積を完了する(S103)。すなわち、画像と印刷設定を対応付けて印刷ジョブ情報DB49に記憶させる。
印刷ジョブ管理部44は、蓄積が完了すると情報送受信経路48を介して操作部20にあるキャッシュ生成部34に対して蓄積が完了した旨の通知を発行する(S104)。通知には、ユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2に格納される情報が含まれている。操作部20のキャッシュ生成部34は通知を受信する(S105)。
キャッシュ生成部34は通知内に含まれるユーザ名がキャッシュメモリ35のユーザキャッシュテーブルT1に存在するか否かを判断する(S106)。
ユーザキャッシュテーブルT1に存在しないユーザの場合(S106のNo)、新たにユーザを登録するため、キャッシュ生成部34はユーザキャッシュテーブルT1にユーザキャッシュを登録する(S107)。キャッシュメモリ35の容量などを考慮して上限のユーザ数が定められていてもよい。
ユーザキャッシュテーブルT1に存在するユーザの場合(S106のYes)、キャッシュ生成部34はユーザが有しているジョブキャッシュの件数を確認する(S108)。ジョブキャッシュの件数はユーザキャッシュテーブルT1に登録されている。
ジョブキャッシュが0件以上の場合(S108のYes)、キャッシュ生成部34はジョブキャッシュテーブルT2へレコード追加を行う(S109)。レコードは印刷ジョブの1つ分の書誌情報(1印刷ジョブのジョブキャッシュ)である。また、ユーザキャッシュテーブルT1の最終アクセス日時を更新する。このように、印刷ジョブ管理部44が印刷ジョブを印刷ジョブ情報DB49に蓄積させた後に、キャッシュ生成部34がキャッシュメモリ35に印刷ジョブの少なくとも一部の複製を記憶させる。
なお、ジョブキャッシュが0件とは、このユーザの印刷ジョブがHDD14には蓄積されているが、ジョブキャッシュテーブルT2にはジョブキャッシュが登録されていないことをいう。具体的は、ユーザキャッシュテーブルT1にはユーザ名が登録されているが、ジョブ数が0である状態をいう。これに対し、HDD14にも印刷ジョブがない場合は、ユーザキャッシュテーブルT1にユーザ名がなく、ジョブキャッシュテーブルT2も存在しない状態になる(ただし、他のユーザのジョブキャッシュテーブルが存在しているケースはある)。ジョブキャッシュ0件により、印刷ジョブがHDD14には蓄積されているが、ジョブキャッシュされていないユーザであることが把握される。
・ジョブキャッシュ0件:HDD14に印刷ジョブあり。
・ジョブキャッシュテーブルなし:HDD14に印刷ジョブなし。
ジョブキャッシュが0件以上でない場合(S108のNo)、キャッシュ生成部34はジョブキャッシュテーブルT2が存在しているかどうかを判断する(S110)。ジョブキャッシュテーブルT2が存在しているとは、ユーザ名を有するジョブキャッシュテーブルT2があることをいう。通常、ステップS108でNoの場合、ジョブキャッシュテーブルT2は存在しない。
ジョブキャッシュテーブルT2が存在している場合(S110のYes)、処理はステップS109に進み、キャッシュ生成部34はこのユーザのジョブキャッシュテーブルT2にジョブキャッシュを追加する(S111)。
ジョブキャッシュテーブルT2が存在していない場合(S110のNo)、キャッシュ生成部34はジョブキャッシュテーブルT2を生成する(S111)。
ジョブキャッシュテーブルT2を生成した場合、キャッシュ生成部34はジョブキャッシュテーブルT2に追加するジョブキャッシュを本体装置10に要求して取得する(S112)。これは、ステップS101で蓄積された印刷ジョブの他に、このユーザの別の印刷ジョブがすでに印刷ジョブ情報DB49に蓄積されている可能性があるためである。つまり、本実施形態では、同じユーザの印刷ジョブについてはすべてジョブキャッシュテーブルT2にキャッシュするか、又は、すべてキャッシュしないように制御される。これにより、一部の印刷ジョブだけがキャッシュメモリ35にキャッシュされることを防止できる(一部の印刷ジョブだけが操作パネルに表示されることを防止できる)。
以上のような処理を行うことによりユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の更新を行う。なお、具体的なユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の更新例について図14〜図26を用いて後に詳細に説明する。
ユーザキャッシュテーブルT1又はジョブキャッシュテーブルT2の更新は印刷ジョブの削除時やアプリケーション内の定期処理で実施する。なお、キャッシュメモリ35は、画像形成装置80の電源OFFによりクリアされる。
<印刷ジョブを印刷時の処理>
まず、比較のため図10を用いて、印刷ジョブの書誌情報がキャッシュされていない場合の処理を説明する。図10は、印刷ジョブの書誌情報がキャッシュされていない場合に画像形成装置80が印刷ジョブのジョブ一覧を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。なお、ユーザは画像形成装置80にログインしたものとする。
まず、ユーザは操作部20からアプリケーションソフトを起動する(S201)。このアプリケーションソフトは蓄積されている印刷ジョブを印刷するものである。操作受付部31はアプリケーションソフトを起動する操作を受け付け、アプリケーションソフトを起動させる。
データ処理部32は、ログインしているユーザのユーザ名を利用権限が保存されているセキュア領域などから取得する(S202)。そのユーザ名と共にジョブ情報取得要求を本体装置に対し送信する(S203)。
本体装置の印刷ジョブ提供部46はユーザ名の印刷ジョブを印刷ジョブ情報DB49から検索し、ユーザ名が同じ印刷ジョブの書誌情報の全てをまとめて返却する。データ処理部32は印刷ジョブの少なくとも書誌情報を受信する(S204)。
表示処理部33は印刷ジョブから書誌情報を表示するためのジョブ一覧を作成し(S205)、印刷ジョブのジョブ一覧を操作パネル27に表示する(S206)。
このような仕組みでは、ログイン前の画像形成装置80が省エネ状態又は電源OFFなどの状態(HDDが停止している状態)であった場合に、データ処理部32が印刷ジョブの書誌情報を受信するまでに時間がかかっていた。
<<印刷ジョブの書誌情報がキャッシュされている場合>>
図11は、印刷ジョブの書誌情報がキャッシュされている場合に画像形成装置80が印刷ジョブのジョブ一覧を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図11の説明では主に図10との相違を説明する。
ステップS301、S302は図10のステップS201,S202と同様でよい。ステップS303において、データ処理部32はHDD14から印刷ジョブの書誌情報を取得する前にユーザキャッシュが存在するか否かを判断する(S303)。つまり、ユーザキャッシュテーブルT1にステップS302で取得したユーザ名が登録されているか否かを判断する。
ユーザキャッシュテーブルT1にユーザ名が存在しない場合(S303のNo)、図10と同様にデータ処理部32はユーザ名と共にジョブ情報取得要求を本体装置に対し送信する(S307)。データ処理部32は印刷ジョブを受信する(S308)。
ユーザキャッシュテーブルT1にユーザ名が存在する場合(S303のYes)、データ処理部32はジョブキャッシュテーブルT2を参照する(S304)。ジョブキャッシュテーブルT2に1件以上のジョブキャッシュが登録されている場合、データ処理部32はジョブキャッシュテーブルT2からジョブキャッシュを取得する。
なお、ユーザキャッシュテーブルT1にユーザ名が存在するが、ジョブキャッシュが0件の場合がある(ログインしたユーザの識別情報に対応付けられた印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製が0件である旨が記憶されている場合)。この場合もデータ処理部32はステップS307とS308を実行する(本体装置から印刷ジョブを受信する)。ジョブキャッシュが0件であるため、HDD14に印刷ジョブが蓄積されていることが分かるので、例えば、「現在、印刷ジョブの情報を取得中です。」などのメッセージを表示することが可能になる。仮に、HDD14に印刷ジョブが蓄積されているかどうか分からないと、操作部20が問い合わせたが実際には印刷ジョブがなかったという状況も生じてユーザビリティが低下してしまう。
ステップS305、S306は図10のステップS205,S206と同様でよい。
図11によれば、ログイン前の画像形成装置80が省エネ状態又は電源OFFなどの状態(HDDが停止している状態)から復帰する途中であり、HDD14へアクセスできない状態でも、ジョブキャッシュテーブルT2にジョブキャッシュが登録されている場合、本体装置のHDD14にアクセスすることなく書誌情報を表示することができるので、ジョブ一覧が表示されるまでの時間を短縮できる。また、ユーザの待ち時間を短縮し、操作性を向上できる。
<ジョブ一覧画面の一例>
図12は、データ処理部32が操作パネル27に表示するジョブ一覧画面の一例を示す。ジョブ一覧画面501は、各印刷ジョブの書誌情報を表示する。なお、印刷ジョブの書誌情報がキャッシュされていてもいなくてもジョブ一覧画面501は同じである。
ジョブ一覧画面501は、タイトル欄502、サーバ名ラベル503、更新ボタン504、ジョブ数表示欄505、条件変更ボタン506、削除ボタン507、印刷ボタン508、全選択ボタン509、前へボタン510、次へボタン511、及び、印刷ジョブ表示欄512を有する。
タイトル欄502には、例えばユーザ名など、どのような印刷ジョブが表示されたのか表示される。サーバ名ラベル503にはプリントサーバ30から印刷ジョブを取得した場合にプリントサーバ名が表示される。更新ボタン504はジョブ一覧画面の更新を行うためのボタンである。ジョブ数表示欄505にはユーザが蓄積を行っていた印刷ジョブ数(表示されるジョブ数)が表示される。
条件変更ボタン506は蓄積時の印刷設定を変更するためのボタンである。削除ボタン507はユーザが選択した印刷ジョブを削除するためのボタンである。印刷ボタン508はユーザが選択した印刷ジョブを印刷するためのボタンである。
全選択ボタン509は表示中の印刷ジョブの全てを選択するためのボタンである。次へボタン511はジョブ一覧画面501が表示しきれていない印刷ジョブを表示させるためのボタンである。前へボタン510はジョブ一覧画面501が表示する印刷ジョブを1つ前の状態の戻すためのボタンである。
印刷ジョブ表示欄512には、印刷ジョブごとに、ジョブ名、蓄積処理を行った日時、ページ数、部数(Quantity)、面設定(1sided、2sided)、色情報(B&W)などが表示される。また、印刷ジョブの蓄積場所(画像形成装置、プリントサーバ)も表示される。
ユーザはジョブ一覧画面501で必要な場合に必要な印刷ジョブを手に入れられるので、ログイン処理を行っていることにより自身の蓄積した印刷ジョブの秘匿性を持たせることが可能となる。
図13は、印刷ジョブの実行中に操作パネル27に表示される実行中画面521の一例である。実行中画面521は、図12で印刷ボタン508が押下されると表示される。実行中画面521は、印刷中のジョブ名、蓄積日時、及びページ数を表示する。これにより、ユーザは自身の印刷ジョブの進捗状況を確認できる。
<ユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2について>
以下では、印刷ジョブの登録と削除等によりユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態がどのように変化するかについて詳細に説明する。
図14はユーザキャッシュテーブルT1の状態の一例とジョブキャッシュテーブルT2の状態の一例を示す。説明の都合上、図14〜図26では各キャッシュテーブルの上限を以下の通りとする。図14(a)はユーザキャッシュテーブルT1を、図14(b)はジョブキャッシュテーブルT2をそれぞれ示す。
・ユーザキャッシュテーブルT1:4ユーザ
・ジョブキャッシュテーブルT2:10ジョブ
ユーザキャッシュテーブルT1において、大文字のアルファベットはユーザ名を意味し、このユーザのユーザキャッシュがあることを示す。点線の枠はユーザキャッシュテーブルT1に空き枠があることを示す。
ジョブキャッシュテーブルT2において、大文字のアルファベットはユーザ名を意味し、アルファベットの後のかっこ内の数字はジョブキャッシュテーブルT2に登録されているジョブキャッシュの数を示す。かっこ内の数字が0の場合、ジョブキャッシュテーブルT2にはジョブキャッシュが登録されていないがHDD14には印刷ジョブがあることを示す。点線の枠はジョブキャッシュテーブルT2に空き枠があることを示す。
<<アプリ初回起動時>>
アプリ初回起動時とは、アプリケーションソフトがいったん終了され、キャッシュメモリ35が解放された状態でアプリケーションソフトが起動されることをいう。例えば、画像形成装置80の電源がOFFからONに操作され、アプリケーションソフトが起動された場合をいう。
図15はHDD14の印刷ジョブが上限内の場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す。図15(a)はHDD14における印刷ジョブの蓄積状態を、図15(b)はアプリ起動前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。アプリ初回起動時であるためユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2は全て空き枠である。
図15(c)はアプリ起動後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。ユーザキャッシュテーブルT1にはユーザA〜Cが登録され、ジョブキャッシュテーブルT2には各ユーザの印刷ジョブのジョブキャッシュ(例えば、書誌情報)が登録される。なお、ユーザキャッシュテーブルT1には、最終アクセス日時の新しいユーザから先に登録され、その後、ユーザに紐付くレコードがジョブキャッシュテーブルT2に作成される。
図16はHDD14の印刷ジョブに対しユーザキャッシュテーブルT1が上限超過の場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す。図16(a)は図15(a)と同様であるが印刷ジョブの蓄積状態が異なっている。図16(b)は図15(b)と同様である。
図16(c)はアプリ起動後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。ユーザキャッシュテーブルT1の上限が4なので、最終アクセス日時が5番目のEさんはユーザキャッシュテーブルT1に登録されない。ユーザキャッシュテーブルT1に登録されないので、ユーザEのジョブキャッシュテーブルT2も作成されない。
図17はHDD14の印刷ジョブに対しジョブキャッシュテーブルT2が上限超過の場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す。図17(a)は図15(a)と同様であるが印刷ジョブの蓄積状態が異なっている。図17(b)は図15(b)と同様である。
図17(c)はアプリ起動後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。ジョブキャッシュテーブルT2の上限の10ジョブに収まるように、最終アクセス時刻が新しいユーザからジョブキャッシュテーブルT2が作成される。この例ではCさんの印刷ジョブをジョブキャッシュテーブルT2に登録すると上限10を超えるため、Cさん以降のユーザC,DはジョブキャッシュテーブルT2が作成されるが、ジョブキャッシュ0件が登録される。ジョブキャッシュ0件が登録されることで、HDD14には印刷ジョブがあることを識別可能になる。
このように、アプリ初回起動時に、HDD14に蓄積されている印刷ジョブからジョブキャッシュを作成してキャッシュメモリ35に記憶させるので、画像形成装置80の電源がOFFからONになっても、ユーザはジョブキャッシュを利用できる。
<<ジョブ蓄積時>>
ジョブ蓄積時とは、アプリケーションソフトがすでにユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を管理している状態でユーザが印刷ジョブをHDD14に蓄積することをいう。ジョブ蓄積時は、ユーザキャッシュテーブルT1へユーザキャッシュの追加とジョブキャッシュテーブルT2へのジョブキャッシュの追加と削除が行われる。
図18はHDD14の印刷ジョブが上限内の場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す(新規ユーザ)。図18(a)はHDD14におけるジョブ蓄積前の印刷ジョブの蓄積状態及びジョブ蓄積後の印刷ジョブの蓄積状態を示す。図18(b)は追加のジョブ蓄積前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示し、図18(c)はジョブ蓄積後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。
新たにDさんが印刷ジョブを蓄積したので、ユーザキャッシュテーブルT1にDさんが追加される。追加の際、最終アクセス時刻順に並び替えられる。ジョブキャッシュテーブルT2の数は上限内なので、ユーザDのジョブキャッシュテーブルT2が生成される。
図19はHDD14の印刷ジョブが上限内の場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す(既存ユーザ)。図19(a)はHDD14におけるジョブ蓄積前の印刷ジョブの蓄積状態及びジョブ蓄積後の印刷ジョブの蓄積状態を示す。図19(b)はジョブ蓄積前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示し、図19(c)はジョブ蓄積後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。
既存のCさんが印刷ジョブを蓄積したので、ユーザキャッシュテーブルT1が最終アクセス時刻順に並び替えられる。ジョブキャッシュテーブルT2にはCさんのジョブキャッシュテーブルT2にジョブキャッシュが追加される。
図20はユーザキャッシュテーブルT1が上限に達している場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す(新規ユーザ)。図20(a)はHDD14におけるジョブ蓄積前の印刷ジョブの蓄積状態及びジョブ蓄積後の印刷ジョブの蓄積状態を示す。図20(b)はジョブ蓄積前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示し、図20(c)はジョブ蓄積後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。
Eさんが新規に印刷ジョブを蓄積したが、ユーザキャッシュテーブルT1が上限に達しているので、EさんはユーザキャッシュテーブルT1に追加されない。この結果、ジョブキャッシュテーブルT2も生成されない。Eさんは必ずHDD14にアクセスすることになる。
図21はユーザキャッシュテーブルT1が上限に達している場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す(既存ユーザ)。図21(a)はHDD14におけるジョブ蓄積前の印刷ジョブの蓄積状態及びジョブ蓄積後の印刷ジョブの蓄積状態を示す。図21(b)はジョブ蓄積前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示し、図21(c)はジョブ蓄積後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。
Dさんが新規に印刷ジョブを蓄積したので、ユーザキャッシュテーブルT1が最終アクセス時刻順に並び替えられる。ジョブキャッシュテーブルT2にはDさんのジョブキャッシュテーブルT2にジョブキャッシュが追加される(詳細には、Dさんの印刷ジョブを全件取り直してジョブキャッシュテーブルT2が再構築される)。
図22はジョブキャッシュテーブルT2が上限に達している場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す(既存ユーザ)。図22(a)はHDD14におけるジョブ蓄積前の印刷ジョブの蓄積状態及びジョブ蓄積後の印刷ジョブの蓄積状態を示す。図22(b)はジョブ蓄積前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。図22(c)はジョブ蓄積後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示し(2ジョブキャッシュ削除後)、図22(d)はジョブ蓄積後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す(2ジョブキャッシュ追加後)。
Dさんが新規に印刷ジョブを蓄積したが、すでにジョブキャッシュテーブルT2には空き枠がない。このため、図22(c)に示すように、キャッシュ生成部34はユーザキャッシュを更新し、Dさんの印刷ジョブの書誌情報が全件(5件)入るようになるまで、他のユーザ(最終アクセス時刻の古い順)のジョブキャッシュを0件にしていく。図22(c)ではCさん、Bさんの順にジョブキャッシュを0件にする。
次に、図22(d)に示すように、キャッシュ生成部34はDさんのジョブキャッシュテーブルT2にジョブキャッシュを追加する。
なお、ジョブキャッシュテーブルT2が上限に達している場合に新規ユーザが印刷ジョブを追加した場合は、ユーザキャッシュテーブルT1に空き枠があれば図22と同じ処理となる。ユーザキャッシュテーブルT1が上限に達していれば、図20と同じ処理になる。
<<ジョブ削除時>>
ジョブ削除時は、ジョブキャッシュテーブルT2の削除及び/又はジョブキャッシュの削除が行われる。また、ジョブ削除は、「ユーザによる削除操作」、「印刷後削除する設定」、「定期処理」、「管理ツールからの削除」が契機となる。
図23は、ユーザが一部の印刷ジョブを削除する場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す。図23(a)はHDD14における削除前の印刷ジョブの蓄積状態及び削除後の印刷ジョブの蓄積状態を示す。図23(b)はジョブ削除前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示し、図23(c)はジョブ削除後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。
Dさんが印刷ジョブを1つ削除したので、ユーザキャッシュテーブルT1が最終アクセス時刻順に並び替えられる。DさんのジョブキャッシュテーブルT2から該当するジョブキャッシュが削除される。ジョブキャッシュテーブルT2の空き枠が増える。
図24は、定期処理又は管理ツールが一部の印刷ジョブを削除する場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す。図24(a)はHDD14における削除前の印刷ジョブの蓄積状態及び削除後の印刷ジョブの蓄積状態を示す。図24(b)はジョブ削除前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示し、図24(c)はジョブ削除後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。
定期処理によりDさんの印刷ジョブが1件削除されたので、ユーザキャッシュテーブルT1は更新されない。DさんのジョブキャッシュテーブルT2から該当するジョブキャッシュが削除される。ジョブキャッシュテーブルT2の空き枠が増える。
図25は、ユーザによる削除操作又は印刷後削除する設定により印刷ジョブが0件となる場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す。図25(a)はHDD14における削除前の印刷ジョブの蓄積状態及び削除後の印刷ジョブの蓄積状態を示す。図25(b)はジョブ削除前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示し、図25(c)はジョブ削除後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。
Dさんの印刷ジョブが0件になったので、ユーザキャッシュテーブルT1が最終アクセス時刻順に並び替えられる。HDD14に印刷ジョブがなくなったので、DさんのジョブキャッシュテーブルT2も削除される。またジョブキャッシュの空き枠が増える。
このように、HDD14に蓄積されている印刷ジョブが削除された場合、削除された印刷ジョブに対応する、キャッシュメモリ35のジョブキャッシュも削除されるので、HDD14とジョブキャッシュの整合性を維持できる。
図26は、定期処理又は管理ツールからの削除により印刷ジョブが0件となる場合のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2の状態を示す。図26(a)はHDD14における削除前の印刷ジョブの蓄積状態及び削除後の印刷ジョブの蓄積状態を示す。図26(b)はジョブ削除前のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示し、図26(c)はジョブ削除後のユーザキャッシュテーブルT1とジョブキャッシュテーブルT2を示す。
定期処理によりDさんの印刷ジョブが1件削除されたので、ユーザキャッシュテーブルT1は更新されない。HDD14に印刷ジョブがなくなったので、DさんのジョブキャッシュテーブルT2も削除される。またジョブキャッシュの空き枠が増える。
<まとめ>
以上説明したように本実施形態の画像形成装置80は、印刷ジョブの蓄積時にキャッシュメモリ35にジョブキャッシュを作成しておくことで、HDD14へアクセスできない状態でもジョブ一覧を操作パネルに表示できる。これによりジョブ一覧が表示されるまでの時間を短縮できるので、ユーザの待ち時間を短縮し、操作性を向上できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態の画像形成装置80は本体装置10と操作部20とが分かれているが、画像形成装置80は本体装置10と操作部20とに分かれていなくてもよい。例えば省エネ状態で、HDDは停止するが、RAMは記憶内容を維持する画像形成装置に適用できる。
また、本実施形態では、画像形成装置80がHDD14に蓄積されている印刷ジョブのキャッシュについて説明したが、プリントサーバに蓄積されている印刷ジョブを画像形成装置80がキャッシュしてもよい。この場合、プリントサーバのHDDは停止してなくても、通信による遅延を抑制してユーザの待ち時間を短縮し、操作性を向上できる。
また、画像形成装置80Aが画像形成装置80BのHDD14に蓄積されている印刷ジョブをキャッシュしてもよい。この場合、画像形成装置80Bが画像形成装置80AのHDD14に蓄積されている印刷ジョブをキャッシュする。こうすることで、ユーザはどの画像形成装置80を操作しても、ジョブ一覧を早期に確認できる。
また、本実施形態では画像形成装置80がジョブ一覧を表示する例を説明したが、例えば、プロジェクタが映像一覧を表示する際にも適用できる。また、デジタルサイネージがコンテンツの一覧を表示する際にも適用できる。電子黒板がページのサムネイルなどの一覧を表示する際にも適用できる。また、テレビ会議端末が宛先の一覧を表示する際にも使用できる。
また、図4などの構成例は、画像形成装置80による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、画像形成装置80の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、プリントサーバは複数存在してもよいし、複数のサーバ装置でプリントサーバの機能が提供されてもよい。
なお、キャッシュ生成部34は情報記憶手段の一例であり、データ処理部32は取得手段の一例であり、表示処理部33は表示処理手段の一例であり、印刷ジョブ管理部44は印刷ジョブ蓄積手段の一例である。
10 本体装置
20 操作部
27 操作パネル
30 プリントサーバ
50 認証サーバ
70 クライアントPC
80 画像形成装置
100 印刷システム
特開2011−100352号公報

Claims (10)

  1. 情報処理装置から送信された印刷ジョブを実行する画像形成装置であって、
    前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製をユーザの識別情報に対応付けて第1の記憶手段に記憶させる情報記憶手段と、
    前記画像形成装置にログインしたユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製が前記第1の記憶手段に記憶されている場合、前記第1の記憶手段からユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を取得する取得手段と、
    前記画像形成装置の表示装置に前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を表示する表示処理手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷ジョブをユーザの識別情報に対応付けて第2の記憶手段に蓄積させる印刷ジョブ蓄積手段、を有し、
    前記印刷ジョブ蓄積手段が前記第2の記憶手段に前記印刷ジョブを蓄積させた後に、前記情報記憶手段が前記第1の記憶手段に前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を記憶させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記取得手段が前記第1の記憶手段から前記ユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を取得する際、前記画像形成装置は省エネモードからの復帰する途中であり、前記第2の記憶手段へアクセスできないことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置にログインしたユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製が前記第1の記憶手段に記憶されていない場合、前記取得手段は前記第2の記憶手段に蓄積されている前記印刷ジョブを取得し、
    前記表示処理手段は、前記第2の記憶手段に蓄積されている前記印刷ジョブから取得した前記印刷ジョブに関する情報を前記画像形成装置の表示装置に表示することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置にログインしたユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製が0件である旨が前記第1の記憶手段に記憶されている場合、
    前記取得手段は前記第2の記憶手段からユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を取得することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の記憶手段に蓄積されている前記印刷ジョブが削除された場合、削除された前記印刷ジョブに対応する前記第1の記憶手段に記憶されている前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製も削除されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の記憶手段に蓄積されているあるユーザの全ての前記印刷ジョブに関する情報の複製が、前記第1の記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の記憶手段は、前記画像形成装置の電源がOFFになることで情報を失う揮発性の記憶手段であり、
    前記画像形成装置の電源がONになった場合、前記情報記憶手段は、前記第2の記憶手段に蓄積されている前記印刷ジョブから前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報を複製して、前記第1の記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 情報処理装置から送信された印刷ジョブを実行する画像形成装置を、
    前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製をユーザの識別情報に対応付けて第1の記憶手段に記憶させる情報記憶手段と、
    前記画像形成装置にログインしたユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製が前記第1の記憶手段に記憶されている場合、前記第1の記憶手段からユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を取得する取得手段と、
    前記画像形成装置の表示装置に前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を表示する表示処理手段、
    として機能させるためのプログラム。
  10. ユーザを認証する認証サーバと、印刷ジョブを蓄積するプリントサーバと、情報処理装置から送信された印刷ジョブを実行する画像形成装置とを有する印刷システムであって、
    前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製をユーザの識別情報に対応付けて第1の記憶手段に記憶させる情報記憶手段と、
    前記画像形成装置にログインしたユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製が前記第1の記憶手段に記憶されている場合、前記第1の記憶手段からユーザの識別情報に対応付けられた前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を取得する取得手段と、
    前記画像形成装置の表示装置に前記印刷ジョブの少なくとも一部の情報の複製を表示する表示処理手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
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