JP2020011263A - 2部材の接合方法 - Google Patents

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男 北島
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男 北島
孝典 藤本
Takanori Fujimoto
孝典 藤本
一博 古賀
Kazuhiro Koga
一博 古賀
瀬古 尚廣
Naohiro Seko
尚廣 瀬古
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Abstract

【課題】中空棒状部材の端部に相手部材を、十分な接合強度とシール性を確保した状態で接合することができる2部材の接合方法を提供することである。【解決手段】中心孔11を備えた中空棒状部材10の端部に形成された拡径中心孔12の内部に相手部材20を挿入し、中空棒状部材20の端部外周を縮径加工して、中空棒状部材10と相手部材20とを接合する。中空棒状部材10を金属製のパイプとし、相手部材20を蓋とすることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、中空棒状部材の端部に封止用の相手部材を接合する2部材の接合方法に関するものである。
自動車用部品として、特許文献1に示されるような中空ボルトが用いられることがある。特許文献1の中空ボルトはボルト内部(中空部分)に液体を循環させる目的があるため、軸部先端から頭頂部まで中心孔が貫通した形状となっている。
しかし中空ボルトの中心孔を給油孔や給液孔として使用するために、中心孔の端部を封止したい場合がある。このために中空棒状部材の端部に封止用の相手部材を接合する方法としては、特許文献2に示されるように相手部材を中空棒状部材の端部に圧入する方法が一般的である。しかし、このような圧入法では十分な接合強度を得ることが難しいうえ、2部材間のなじみが悪いために微小なすきまを生じ易く、加圧液を供給すると液漏れが生じ易いという問題があった。
また特許文献3には、相手部材を中空棒状部材の端部に挿入したうえ、相手部材の外周に形成された凹部に向かって中空棒状部材の外側からピンを打ち込んでかしめ、脱落を防止する方法が記載されている。しかしこの方法では対向する2箇所にピンを打ち込むだけであるから、十分な接合強度を得ることができず、また完全なシール性を得ることができないという問題があった。
このほか、相手部材を溶接やろう付けによって接合する方法があるが、接合時に熱を加えるために中空棒状部材の接合部が変形するおそれがあり、寸法管理が難しいという問題があった。また、完全なシール性を得るためには全周にわたり溶接やろう付けを行う必要があり、作業工数が増加するという問題があった。
特開2002−205138号公報 特開2011−144817号公報 実開平5−36113号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、中空棒状部材の端部に相手部材を、十分な接合強度とシール性を確保した状態で接合することができる2部材の接合方法を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、中心孔を備えた中空棒状部材の端部に形成された拡径中心孔の内部に相手部材を挿入したうえ、中空棒状部材の端部外周を縮径加工して、中空棒状部材と相手部材とを接合することを特徴とするものである。
なお、好ましい実施形態においては、中空棒状部材が金属製のパイプであり、相手部材が金属製の蓋である。また、相手部材の外周面に凹凸を設けておくことが好ましい。
本発明の2部材の接合方法によれば、中空棒状部材の端部に形成された拡径中心孔の内部に相手部材を挿入したうえ、中空棒状部材の端部外周を縮径加工するだけで、相手部材を接合することができる。この方法によれば従来の圧入方法よりもかしめ強度が高くなる。また、2部材がなじんで隙間が出にくいため、従来法よりも優れたシール性を得ることができる。なお、相手部材の外周面に凹凸を設けておけば、より高いかしめ強度を得ることができる。
中空棒状部材を示す断面図である。 相手部材を示す部分断面図である。 縮径加工工程を示す拡大断面図である。 接合部の拡大断面図である。 相手部材の変形例を示す斜視図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。
図1の(A)は実施形態の中空棒状部材を示す断面図であり、10は金属製の中空棒状部材、11はその中心孔である。中空棒状部材10の端部では中心孔11が拡径されて拡径中心孔12が形成されており、その外周壁13は他の部分よりも肉薄となっている。また拡径中心孔12の底面はテーパ面14となっている。
この中空棒状部材10は、鋼管、アルミ管などの金属製のパイプを切断し、端部を加工して製造することができる。この実施形態では中空棒状部材10の外径は10mm、中心孔11の内径は5mm、拡径中心孔12の内径は8mmである。しかし中空棒状部材10の横断面形状は必ずしも円形である必要はなく、六角形などの角型とすることもできる。
図1の(B)は実施形態の相手部材20を示す部分断面図である。この相手部材20は上記した中空棒状部材10の拡径中心孔12に挿入できるサイズの金属製の蓋である。この実施形態では、(拡径中心孔12の内径−相手部材20の外径)として算出される両者間の隙間は、0.05mm〜0・20mm程度としておくことが好ましい。隙間が0.05mm未満となると縮径加工時の加工荷重が過大となって縮径加工が行いにくくなり、隙間が0.20mmを超えるとシール性が悪くなる。ただし中空棒状部材10の材質やサイズによって最適な隙間は変化するため、上記の隙間の絶対値に限定されるものではない。
相手部材20の底面には、拡径中心孔12のテーパ面14に対応するテーパ面21を形成しておくことが好ましい。これは相手部材20を拡径中心孔12の中心に保持させるためである。
このように拡径中心孔12の内部に相手部材20を挿入したうえ、中空棒状部材10の端部外周を縮径加工する。図2は縮径加工を行うための絞り金型の一例を示す断面図であり、30は下金型、31は下金型30に対して昇降する上金型、32は上金型31の内面に固定された絞り加工用のダイスである。
図3に示すように、このダイス32の内面には上部が突出した加工部33が形成されている。このため、相手部材20を挿入した中空棒状部材10を下金型30の中心にセットし、上方から上金型31を押し下げると、図3に示すように中空棒状部材10の上端部の外周壁13はダイス32の加工部33によって絞り加工され、外周壁13が相手部材20に向かって移動する。その結果、図4に示すように相手部材20は拡径中心孔12の内部に強固に接合される。この絞り加工はダイス32によって全方向から中心に向かって行われるので、2部材がなじんで隙間が出にくくなり、優れたシール性を得ることができる。さらに、絞り加工後の中空棒状部材10の外径寸法はダイス32によって正確に決定されるので、寸法ばらつきが生じることがない。
なお、上記の実施形態では相手部材20の外周面は平滑な円筒面としたが、図5に示すように、相手部材20の外周面を微細な凹凸のある粗面24としたり、縦溝25等の凹凸を設けておけば、より高いかしめ強度を得ることができる。
S20Cの鋼材により実施形態に示した形状の中空棒状部材と相手部材とを作成し、両者間の隙間と絞り量(ダイスのストローク)を表1のように変えた4条件で絞り加工を行った。なお、各条件とも7本ずつをテストし、その平均値を求めた。
条件1の絞り加工方法は、隙間が大きく、絞り量が小さいという最もきびしい加工条件である。絞り加工荷重は約7000Nであった。相手部材が接合された中心孔に0.5MPaの水圧を加えて接合部からの液漏れの有無をテストしたが、全く液漏れはなく、優れたシール性があることが確認された。
条件2の絞り加工方法は、隙間が大きく、絞り量が大きいという好ましい加工条件である。絞り加工荷重は約12000Nであった。同様に0.5MPaの水圧を加えて接合部からの液漏れの有無をテストしたが、全く液漏れはなかった。
条件3の絞り加工方法は、隙間が小さく、絞り量も小さいという好ましい加工条件である。絞り加工荷重は約8000Nであった。同様に0.5MPaの水圧テストを行ったが、全く液漏れはなかった。
条件4の絞り加工方法は、隙間が小さく、絞り量が大きいという加工荷重最大の加工条件である。絞り加工荷重は約16000Nであった。同様に0.5MPaの水圧を加えて接合部からの液漏れの有無をテストしたが、全く液漏れはなかった。
上記の実施例で確認したように、本発明の2部材の接合方法によれば、簡単な工程により、中空棒状部材の中心孔を相手部材で確実に封止することができる。この中空棒状部材として頭部と雄ねじ部を備えた素材を用いれば、端部が封止された中空ボルトを製造することが可能となる。
10 中空棒状部材
11 中心孔
12 拡径中心孔
13 外周壁
14 テーパ面
20 相手部材
21 テーパ面
30 下金型
31 上金型
32 絞り加工用のダイス
33 加工部

Claims (3)

  1. 中心孔を備えた中空棒状部材の端部に形成された拡径中心孔の内部に相手部材を挿入したうえ、中空棒状部材の端部外周を縮径加工して、中空棒状部材と相手部材とを接合することを特徴とする2部材の接合方法。
  2. 中空棒状部材が金属製のパイプであり、相手部材が金属製の蓋であることを特徴とする請求項1に記載の2部材の接合方法。
  3. 相手部材の外周面に凹凸を設けておくことを特徴とする請求項1に記載の2部材の接合方法。
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