JP2020011183A - 貝選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 短時間で大量のホタテ稚貝の仮選別を行うことができる選別装置を提供する。【解決手段】 選別装置は、細長い複数の隙間を有する第1の選別部と、第1の選別部の下に配置され、複数の孔を有する第2の選別部と、第1の選別部及び第2の選別部を振動させる振動部とを備える。複数の隙間の広さは、選別対象物とそれより小さいサイズの異物を通過させることができるが、選別対象物より大きなサイズの異物は通過させないようになっている。一方、複数の孔の大きさは、第1の選別部を通過した異物は通過させることができるが、選別対象物は通過させないように定められている。【選択図】 図1

Description

本発明は、ホタテ貝の選別作業において、ホタテ貝の稚貝をホタテ稚貝以外の異物、特にシュウリ貝から選別するために用いられる貝選別装置に関する。
ホタテ貝の養殖においては、出荷までに、採苗、中間育成、及び本養殖の作業が行われ、この間に、貝の成長に合わせて複数回の選別作業を要する。最初の選別作業は、採苗器から取り出されたホタテ稚貝を異物から選別する作業であり、この作業を通常「仮選別」作業という。この段階でのホタテ稚貝は、殻長が10mm以下、例えば3mm〜5mmであり、重量が海水を含んだ状態でも0.1g〜0.2gである。こうしたホタテ稚貝は、軽く、殻の表面がほぼ平らな薄い円板状であるため、海水から取り出されたときには、表面張力で他のホタテ稚貝や異物が張り付いて塊状となったり、作業者の手や装置に張り付いたりする。したがって、こうした小さなホタテ稚貝は、機械による仮選別が難しく、通常は海水中において手作業で選別される。
ところで、仮選別作業時においては、ホタテ稚貝とホタテ稚貝以外の生物とを選別することが主な目的であるが、ホタテ稚貝以外の生物のうちで最も多いのがシュウリ貝である。シュウリ貝は、ホタテ稚貝と同じ餌を摂取して生長するため、ホタテ稚貝の生長に悪影響を与えないように、できるだけ早い段階で取り除く必要がある。ホタテ稚貝がシュウリ貝より大きい場合に両者を選別するために、例えば特許文献1に提案される装置のように、ホタテ稚貝を篩の上に残し、シュウリ貝を落下させることによって選別する装置を用いることができる。
一方、シュウリ貝がホタテ稚貝より大きい場合に両者を選別するためには、例えば特許文献2に提案される装置を用いることができる。この装置は、ホタテ稚貝が薄い円板状であるのに対してシュウリ貝がラグビーボール状であるという両者の形状の違いを利用して、ホタテ稚貝の厚みより若干広いスリットを有する篩を用い、スリットからホタテ稚貝を下方に落下させることによって選別するものである。こうした装置は、ホタテ稚貝及びシュウリ貝の成長の程度に応じて使用することができるように、スリットの広さの異なるものが複数販売されている。
特開2000−237686号公報 実用新案登録第3059578号公報
薄い円板状のホタテ稚貝とラグビーボール状のシュウリ貝との形状の違いを利用して両者を選別する方法で問題となるのは、シュウリ貝のサイズのばらつきが大きいことである。仮選別作業時においては、シュウリ貝は、大きいサイズのものと小さいサイズのものとが混在していることが多く、例えば、殻長が10mmにもなる大きなシュウリ貝から、殻長が2〜3mm程度の小さなシュウリ貝まで、様々なサイズのものが混在している。そのため、幅の狭いスリットを用いれば、小さなシュウリ貝でもホタテ稚貝と分離することはできるが、ホタテ稚貝がスリットを通過しにくくなり、選別作業が捗らない。一方、幅の広いスリットを用いると、ホタテ稚貝は容易にスリットを通過するが、小さなシュウリ貝が分離されず、ホタテ稚貝に混じることになる。多くのシュウリ貝がホタテ稚貝に混じった場合には、後工程において手作業でシュウリ貝を分離する必要があるため、仮選別作業の作業性が大きく低下することになる。
本発明は、ホタテ稚貝に大小様々なサイズのシュウリ貝が混入している場合でも、一つのコンパクトな装置を用いて短時間で大量のホタテ稚貝の仮選別を行うことができる選別装置を提供することを課題とする。
本発明の課題は、上段に隙間篩を配置し、下段に穴サイズ篩を配置する構成を採用することによって、解決することができる。
本発明は、選別対象物と異物とを選別するための選別装置を提供する。本選別装置は、選別対象物と異物とをそれらの形状の違いを利用して選別することができるようにするものである。本選別装置は、細長い複数の隙間を有する第1の選別部と、第1の選別部の下に配置され、複数の孔を有する第2の選別部と、第1の選別部及び第2の選別部を振動させる振動部とを備える。第1の選別部に設けられた複数の隙間の広さは、選別対象物の厚みに対応する広さとなるように定められており、選別対象物とそれより小さいサイズの異物を通過させることができるが、選別対象物より大きなサイズの異物は通過させないようになっている。一方、第2の選択部に設けられた複数の孔の大きさは、第1の選別部を通過した異物は通過させることができるが、選別対象物は通過させないように定められている。
一実施形態においては、本選別装置においては、第1の選別部及び第2の選別部の一方又は両方が傾斜して配置されていることが好ましい。一実施形態においては、第1の選別部及び第2の選別部は、同じ向きに傾斜させて配置することができ、この場合には、第1の選別部と第2の選別部との間に、第1の選別部を通過した選別対象物及び異物を第2の選別部の最上部付近まで移動させる中間部をさらに備えることが好ましい。中間部は、第1の選別部及び第2の選別部とは逆向きの傾斜を有する傾斜板とすることができる。
一実施形態においては、本選別装置は、第1の選別部の上方に散水部をさらに備えることが好ましい。散水部は、内部に水を保持することができる保持部を有し、保持部は、第1の選別部の隙間の長さ方向を横切る方向に並んだ複数の散水口を下面に有することが好ましい。保持部においては、隙間の長さ方向を横切る方向に並んだ複数の散水口が、隙間の長さ方向にさらに複数列並べられていることがより好ましい。散水部は、第1の選別部の隙間の長さ方向を横切る方向に保持部を往復移動させる移動部を有することがさらに好ましい。
一実施形態においては、第1の選別部は、複数の棒状部材と棒状部材支持部とを含む選別ユニットを有することが好ましい。複数の棒状部材は、隙間を空けて概ね平行に配置され、棒状部材支持部は、複数の棒状部材の間の隙間が維持されるように複数の棒状部材の各々を支持する。隙間の広さが異なる複数の第1の選別部が準備されていることが好ましく、本選別装置は、一実施形態においては所定の支持位置が異なる複数の選別ユニットを含み、これらの選別ユニットの各々を交換可能に取り付けることができるように構成されることが好ましい。本選別装置は、別の実施形態においては所定の支持位置が異なる複数の棒状部材支持部を含み、これらの棒状部材支持部の各々を交換可能に取り付けることができるように構成されることが好ましい。
一実施形態においては、第2の選別部は、複数の孔を有する板状体を含むことが好ましい。本選別装置は、孔の大きさが異なる複数の板状体を含み、複数の板状体の各々を交換可能に取り付けることができるように構成されることが好ましい。
本発明によれば、ホタテ稚貝と他の異物、特にシュウリ貝とを選別する一連の作業工程を、1つのコンパクトな装置を用いて短時間で実現することができるため、ホタテ稚貝にストレスを与えることなく、大量の選別処理を精度よく行うことが可能である。
本発明の一実施形態による選別装置の構造を概略的に示すものであり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 図1の選別装置において上段に配置される隙間篩(第1の選別部)を示し、(a)は隙間篩ユニットの斜視図であり、(b)は、2つの隙間篩ユニットの隙間の広さが異なることを示す。 図1の選別装置において下段に配置される穴サイズ篩(第2の選別部)の板状体の斜視図である。 図1の装置において用いられている振動機構を示し、(a)は振動機構の概略的な構成図であり、(b)は振動機構に用いられる偏心円板の斜視図である。 振動機構のクランクロッドを示し、(a)はクランクロッド及び車輪部構成の斜視図、(b)は別の形態のクランクロッドの斜視図である。 図1の装置において上段の隙間篩の上方に配置される散水部を示し、(a)は散水箱を下方から見た斜視図であり、(b)は散水部の動作である。 図1の装置においてホタテ稚貝とシュウリ貝とを選別する工程を説明するための模式図である。
以下において、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による選別装置10(以下、装置10という)の構造を示す。図1(a)は正面図、図1(b)は平面図、図1(c)は左側面図、図1(d)は右側面図である。これらの図面においては、図面が煩雑になることを避けるために、具体的なすべての構造を示してはいない。例えば、図1(a)及び図1(b)においては、実際には散水部22のローラ224が走行するローラガイド225(図1(c)には示されている)が示されていない。
装置10は、薄い円板状の形状を有するホタテ稚貝とラグビーボール状の形状を有するシュウリ貝という形状の違いを利用して、両者を精度よく分離するものである。装置10においては、上段に隙間篩が配置され、下段に孔サイズ篩が配置される。上段の隙間篩では、隙間を通過しない太いサイズの大きなシュウリ貝を残し、隙間の広さより薄いホタテ稚貝(すなわち、選別対象物)と隙間より細いサイズのシュウリ貝とを通過させる。また、下段の孔サイズ篩では、ホタテ稚貝は孔を通過しないため篩上に残り、孔よりサイズの小さなシュウリ貝は通過する。したがって、本装置を用いれば、一度の選別工程で、大きいサイズのシュウリ貝と、選別対象物であるホタテ稚貝と、小さいサイズのシュウリ貝とを選別することができる。
また、装置10は、二段の篩は当然のことながら三段以上の篩でも簡単な構造で振動させることができる特殊な振動機構を採用するため、故障頻度を低減させながら装置全体の振動を効果的に低減させることができる。さらに、上段の隙間篩の上に散水部を設け、散水部から適度な勢いの状態の水を流すことによって、小さく軽いホタテ稚貝を、装置に張り付かせることも飛び散らせることもなく、他の異物等から適切に分離させることができる。
装置10は、外装体12の内部において、上方に隙間篩(第1の選別部)14を備え、隙間篩14の下方に孔サイズ篩(第2の選別部)16を備える。隙間篩14及び孔サイズ篩16は、各々の支持枠145、165に設けられたローラ146、166が外装体12の内側に固定されたローラガイド122の上に載置され、後述される振動部18によってローラガイド122上で振動するようになっている。隙間篩14及び孔サイズ篩16は、図1に示されるように水平な方向に対して同じ向きに傾斜していることが好ましいが、これに限定されるものではなく、互いに逆向きに傾斜するようになっていてもよく、いずれも傾斜させずに(すなわち水平に)なっていてもよく、両者のいずれか一方が傾斜するようになっていてもよい。隙間篩14及び孔サイズ篩16には、それぞれ、外装体12から隙間篩14及び孔サイズ篩16を引き出すためのハンドル147、167が設けられることが好ましい。
隙間篩14は、図2(a)に示される隙間篩ユニット(選別ユニット)144が支持枠145の上に取り付けられて構成される。隙間篩ユニット144は、複数の角パイプ(棒状部材)141を含む。複数の角パイプ141は、隙間篩14の傾斜方向の長さを有し、互いに隙間142を空けて概ね平行に配置され、横断面形状が概ね正方形を有する。角パイプ141の太さは、強度と処理能力とを考慮して隙間篩14の単位面積あたりの隙間の数が多くなるように決められ、好ましくは横断面の四角形の一片が10〜16mm程度のものが用いられる。角パイプ141の長さは、強度、処理能力、装置10全体の大きさなどを考慮して決められ、一実施形態においては、約700mmのものを用いることができる。棒状部材として、例えば横断面が丸形、他の多角形、アングル形状を有するものを用いることもできるが、軽量でも屈曲しない程度の強度を得ることができ、ホタテ貝の挟み込み(断面が丸形の場合に生じる可能性がある)を生じることなく精度のよい選別を可能にするためには、角パイプを用いることがより好ましい。角パイプ141の材質は、軽量で腐食せず、屈曲しない強度を得ることができるものであれば、特に限定されるものではなく、例えばステンレスを用いることが好ましい。
隙間篩ユニット144は、複数の角パイプ141を支持する角パイプ支持部(棒状部材支持部)143を有する。角パイプ支持部143は、図2(b)に示されるように角パイプ141の形状に対応するように形成された複数の切欠部(支持位置)143aを有する。切欠部143aは、角パイプ141の側面の一つの角部が真下に位置した状態で角パイプ141の各々を支持することができるようになっている。切欠部143aは、その上に置かれた隣接する角パイプ141の間の隙間142が適切な広さとなる間隔で、角パイプ支持部143に設けられている。隙間篩ユニット144は、角パイプ支持部143の複数の切欠部143aに角パイプ141を載せ、角パイプ141と角パイプ支持部143とを溶接するか、ネジなどを用いて角パイプ141を角パイプ支持部143に固定することなどによって、構成することができる。
隙間142は、選別しようとするホタテ稚貝の厚みに対応する広さに設定される。具体的には、隙間142は、選別しようとする複数のホタテ稚貝の厚みの最大値より少し広くなるように設定される。したがって、隙間篩ユニット144に載せられたホタテ稚貝は、その長さ方向又は幅方向(すなわち、厚み方向を横切る径方向)が隙間142の長さ方向に沿った状態で隙間142を通過し、最も太い部分が隙間142より太いシュウリ貝は、通過せずに隙間篩ユニット144の上に残る。隙間142は、作業効率を勘案して適宜設定される。隙間142をホタテ稚貝の厚みぎりぎりに設定すると、ホタテ稚貝が隙間142を通過しにくくなり、広すぎるとホタテ稚貝と一緒に通過するシュウリ貝の数が多くなる。
装置10においては、隙間142の広さが異なる複数の隙間篩ユニット144が準備されていることが好ましい。すなわち、切欠部143aの位置が異なる複数の角パイプ支持部143に複数の角パイプ141が予め取り付けられた複数の隙間篩ユニット144を準備しておき、選別しようとするホタテ稚貝の厚みに応じて、隣接する角パイプ141の間の隙間142がその厚みに対応する広さである隙間篩ユニット144を用いるようにすることが好ましい。たとえば、角パイプ141間の隙間142が1.0mm、1.5mm、2.0mm、3.0mmである複数の隙間篩ユニット141を予め準備しておき、選別しようとするホタテ稚貝の厚みに応じてこれらの隙間篩ユニット141を使い分けることによって、精度良く選別することができる。
別の形態として、切欠部143aの位置が異なる複数の角パイプ支持部143を準備しておき、必要に応じて、これらの角パイプ支持部143に、共通に使用することができる複数の角パイプ141を付け替えて使用することができるようにしてもよい。すなわち、切欠部143aの位置が異なる複数の角パイプ支持部143を準備しておき、選別しようとするホタテ稚貝の厚みに応じて、隣接する角パイプ141の間の隙間142をその厚みに対応する広さにすることができる角パイプ支持部143に、複数の角パイプ141を取り付けて用いることが可能である。
隙間篩14の下方には、図1に示されるように、孔サイズ篩16が配置される。孔サイズ篩16は、複数の孔を有する板状体161が支持枠165の内側に取り付けられて構成される。板状体161は、例えば図3に示されるような網161や、金属板にパンチングを施したパンチング板などを用いることができるが、これらに限定されるものではない。板状体161の材質は限定されるものではなく、例えば金属や樹脂などを必要性に応じて適宜用いることができる。
典型的には金網が用いられる板状体161は、複数の孔162を有しており、複数の孔162の大きさは、選別しようとするホタテ稚貝の径(すなわち、厚み方向を横切る方向の長さ)に対応する大きさに設定される。具体的には、複数の孔162は、選別しようとするホタテ稚貝の径の最小値より少し小さくなるように設定される。したがって、隙間篩14を通過したホタテ稚貝及びシュウリ貝は、孔サイズ篩16の板状体161の上に落下し、ホタテ稚貝は、孔162を通過しないため板状体161の上に残り、孔162より小さいサイズのシュウリ貝は板状体161を通過する。複数の孔162は、作業効率を勘案して適宜設定される。孔162を小さくしすぎると、シュウリ貝が通過しにくく、後工程で残ったシュウリ貝をホタテ稚貝から分離する作業が煩雑になる。複数の孔162の形状は、限定されるものではなく、四角形や円形などとすることができる。
板状体161は、孔162の大きさが異なるものが複数準備されていることが好ましい。すなわち、複数の孔162の大きさが異なる複数の板状体161を準備しておき、選別しようとするホタテ稚貝の径に応じた大きさの孔162を有する板状体161を用いるようにすることが好ましい。たとえば、図3に示される網161の場合には、一片の長さが3.0mm、4.0mm、5.0mm、6.0mmの四角形の孔162をそれぞれ有する複数の網161を予め準備しておき、ホタテ稚貝の径に応じてこれらの網161を使い分けることができる。
図1に示されるように、隙間篩14及び孔サイズ篩16が同じ向きに傾斜するように取り付けられている場合には、隙間篩14と孔サイズ篩16との間に中間部20を設けることが好ましい。中間部20は、隙間篩14を通過したホタテ稚貝及びシュウリ貝を、傾斜している孔サイズ篩16の最上部付近まで移動させるために設けられる。中間部20として、図1に示されるような傾斜板が用いられることが好ましいが、例えば、隙間篩14及び孔サイズ篩16におけるホタテ稚貝の移動方向と逆方向にベルトが移動する水平コンベアを用いてもよい。中間部20が傾斜板の場合には、傾斜板の最上部付近に散水パイプ(図示せず)が設けられることが好ましい。
装置10は、隙間篩14及び孔サイズ篩16を振動させるための振動機構を備える。図4(a)は、装置10において用いられる振動機構を示す。この振動機構は、一つの軸のみを用いて複数の直線運動を得ることができるため、簡単かつコンパクトな構造で、装置10のような二段の篩だけでなく三段以上の篩でも、それぞれの篩を互いに独立に振動させることができるものである。従来の選別装置においては、篩を振動させる機構として一般的なクランク機構が用いられる。このクランク機構は、モータの回転運動を直線運動に変換する機構であり、モータの回転軸に取り付けられた円盤又はモータの回転運動が伝達されて回転する円盤の円周部にロッドエンドの一端が回転可能に軸止され、ロッドエンドの他端には篩が取り付けられた構造を有する。こうした従来のクランク機構の構造では、一軸で2系統の直線運動しか得られず、3系統以上の直線運動を得るためには、二軸以上の構成が必要となる。そのため、構造が複雑となり、コストも増大し、故障頻度も高くなる。また、例えば三系統の直線運動を得ようとすると、二つの軸の一方が二系統の直線運動を担当し、二つの軸の他方が一系統の直線運動を担当することになるため、重量バランスが悪く、クランク配置が不均等なため本体の振動も大きくなり、故障も多くなる。本装置10に採用されている振動機構は、こうした課題を解決することができる。
装置10の振動機構は、図1に示されるように、隙間篩14及び孔サイズ篩16のそれぞれの支持枠145、165の下部に回転自在に取り付けられた複数のローラ146、166と、外装体12の内側に固定された複数のローラガイド122と、隙間篩14及び孔サイズ篩16を前後に往復させてローラ146、166及びローラガイド122との協働により振動を発生させるための振動部18とを含む。振動部18は、仕切板123によって隙間篩14及び孔サイズ篩16から隔離されていることが好ましい。
図4(a)に示されるように、ローラガイド122の各々は、ローラ146、166が走行可能な上面122aを有し、上面122aには、ローラ146、166の走行方向に対して概ね中央部分に凹部122bが設けられている。隙間篩14及び孔サイズ篩16は、振動部18の動作によって前後(すなわち、図4(a)の左右方向)に往復し、それに伴って、ローラ146、166は、上面122aの上を往復走行する途中でローラガイド122の凹部122bを通過する。したがって、隙間篩14及び孔サイズ篩16には、前後の往復振動に加えて凹部122bを通過することによる上下振動が、互いに独立に発生する。
ローラ146、166及びローラガイド122の材質は、軽量で耐久性及び耐腐食性があれば特に限定されるものではなく、例えばゴム、合成樹脂、金属などを適宜用いることができる。装置10においては、支持枠145、165の各々の両側にローラ146、166が4個ずつ(両方の篩を合わせて合計8個)、ローラ146、166に対応する位置にローラガイド122が8個設けられているが、これらの数に限定されるものではない。
振動部18は、図1及び図4に示されるように、モータ181と、モータ181の回転運動を隙間篩14及び孔サイズ篩16の往復運動に変換するための伝達機構182〜185とを有する。伝達機構は、チェーン182と、隙間篩14及び孔サイズ篩16の側方に立設され、例えばチェーン182によって回転するシャフト183と、シャフト183の途中において隙間篩14及び孔サイズ篩16に対応する位置に配置された2つの偏心円板184と、偏心円板184の偏心回転運動を往復運動に変換して隙間篩14及び孔サイズ篩16の各々に伝達する2つのクランクロッド185とを有する。
ここで、図5(a)は、クランクロッド185の斜視図を示す。クランクロッド185は、中央に開口185bを持つ環状部186に板状部187が連なる形状の基板185aと、開口185bの周囲の環状部186に取り付けられた複数の車輪部188とを有する。環状部186には円周方向に8つの車輪軸用孔185cが設けられており、車輪部188は、それらの孔185cの各々に、車輪188cが回転可能となるように取り付けられている。孔185c及び車輪部188の数は、8つに限定されるものではなく、装置10のサイズやシャフト183の回転数などを勘案して、適宜選択することができる。車輪185cは、その一部が開口185bの縁から開口185bの中心方向に突出するように取り付けられる。板状部187において、環状部186の反対側には、連結棒185dの一端が取り付けられ、連結棒185dの他端は、支持枠145、165に回転可能に軸止される。
図5(a)には、車輪部188の構造を示す分解図も示す。車輪部188においては、基板185aの一方の面側に、押さえリング188bと、中央の孔にカラー188dが挿入された車輪188cと、押さえリング188eとがこの順で積層され、これらの中央の孔と基板185aの車輪用孔185cと貫通するようにボルト188aが挿入されている。基板185aの他方の面側では、ボルト188aに平ワッシャ188fが取り付けられ、最後にナット188gが締め込まれる。車輪188cの材質は、耐摩耗性、潤滑性、耐腐食性があれば限定されるものではなく、金属、合成樹脂、セラミックスなどを適宜用いることができ、好ましくは、樹脂ベアリングとして用いられるポリアセタール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、4フッ化エチレン樹脂などが用いられる。カラー188dの材質は、耐摩耗性、耐腐食性があれば限定されるものではなく、金属、合成樹脂、セラミックスなどを適宜用いることができ、好ましくはステンレススチールが用いられる。
図4に戻ると、シャフト183には、隙間篩14及び孔サイズ篩16に対応する位置の各々に偏心円板184が設けられている。偏心円板184は、図4(b)に示されるように、偏心円板184の中心軸線とは異なる位置に中心軸(偏心円板184の偏心点)を有する円形の孔184aが設けられており、この孔184aにシャフト183が通され、固定される。偏心円板184の外周には溝184bが設けられており、溝184bの高さは、クランクロッド185の車輪188cの外周が溝184bに入る高さに設定されている。偏心円板184は、溝184bに8つの車輪188cの外周が入るように、クランクロッド185の偏心円板用開口185b内に配置される。
振動部18は、以下のように動作する。モータ183の回転軸の運動は、例えばチェーン182によって、シャフト183に伝えられる。シャフト183の回転に伴って、シャフト183に取り付けられた偏心円板184は、孔184aの中心軸線(偏心点)を中心として偏心運動を行う。このとき、偏心円板184がクランクロッド185の複数の車輪188cの内側で車輪188cに沿って回転するため、クランクロッド185は、偏心円板184の偏心運動に伴い、支持枠145、165に回転可能に連結されている連結棒185dの他端を支点として左右(すなわち、図4(a)の紙面に垂直な方向)に揺れながら、前後(すなわち、図4(a)の左右方向)に往復運動を行う。その結果、連結棒185dの他端に連結された支持枠145、165は、図4(a)の左右方向に往復振動する。
ここで、シャフト184に取り付けられた2つの偏心円板184は、回転時における偏心の位相が互いに180°ずれるように(すなわち、偏心点から最も遠い外周縁までの部分が、シャフト183から外方に向かって互いに逆方向に突出するように)、シャフト183に取り付けられているため、シャフト183の回転に伴って、隙間篩14と孔サイズ篩16とは互いに逆方向に移動する。したがって、隙間篩14の振動と孔サイズ篩16の振動とが打ち消し合い、装置10の振動を低減させることができる。
装置10においては、二段の篩を振動させる構造であるが、この振動機構を用いれば、シャフト183に取り付ける偏心円板184の数と、偏心円板184に組み合わされるクランクロッド185の数を増やすだけで、容易に三段以上の篩を振動させるための構造を得ることができる。三段の場合には、3つの偏心円板184の偏心の位相を互いに120°ずらす(偏心円板の偏心点から最も遠い外周縁までの部分が、シャフト183から外方に向かって互いに120°ずれた方向に突出する)ことが好ましく、四段の場合には、4つの偏心円板184の位相を互いに90°ずらす(偏心円板の偏心点から最も遠い外周縁までの部分が、シャフト183から外方に向かって互いに90°ずれた方向に突出する)ことが好ましい。このクランク機構では、このように段数が増えるほど装置の振動を小さくすることができる。
クランクロッド185において、図5(a)に示されるような車輪部188の車輪188cに替えて、図5(b)に示される円環板189を用いることもできる。円環板189は、内側に開口189aを有する円形の板状体である。図5(b)において、円環板189は2つの半円の部品を組み合わせて構成されているが、1つの板状体として構成されてもよい。開口189aの直径は、偏心円板用開口185bの直径より小さく、したがって、円環体189の開口189aの内縁は、開口185bの縁から開口185bの中心方向に突出する。
円環体189の厚みは、車輪188cと同じであり、開口189aの内縁が偏心円板184の溝184bに入るようになっている。円環体189の材質は、車輪188cと同様に、耐摩耗性、潤滑性、耐腐食性が高いものであれば限定されるものではなく、金属、合成樹脂、セラミックスなどを適宜用いることができ、好ましくは、樹脂ベアリングとして用いられるポリアセタール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、4フッ化エチレン樹脂などが用いられる。
図1に戻ると、装置10は、隙間篩14の上方に、選別対象物であるホタテ稚貝とシュウリ貝とを含む被選別物を隙間篩14に投入するためのホッパ26が設けられることが好ましい。ホッパ26には、被選別物がホッパ26から出やすくするための水を流す散水パイプ(図示せず)が設けられていることが好ましい。ホッパ26とは反対側の隙間篩14の端部には、隙間篩14の隙間142を通過することなく隙間篩14の上を移動してきた大きいサイズのシュウリ貝を装置10から排出する排出部28が設けられることが好ましい。また、孔サイズ篩16の端部には、孔サイズ篩16の複数の孔162を通過することなく孔サイズ篩16の上を移動してきたホタテ稚貝を装置10から取り出す取出部30が設けられることが好ましい。
ホッパ26から隙間篩14の上に投入されたホタテ稚貝やシュウリ貝は、いずれも小さくて軽いため、表面張力によって互いに張り付いて塊状になったり、装置10に張り付いたりすることによって、隙間篩14及び孔サイズ篩16の振動及び傾斜のみでは分離しにくい場合がある。そのため、水で洗い流しながら分離させることが効果的である。しかし、高圧の水を当てると小さく軽いホタテ稚貝が飛び散る恐れがあるため、低圧で散水することが好ましい。また、上段の隙間篩14の上のホタテ稚貝に部分的にしか散水されないと、隙間篩14の隙間142から落下することなく塊状のまま下流に流され、排出部28から排出されるホタテ稚貝が多くなるため、隙間篩14の全体に散水されるようにすることが好ましい。さらに、経済性の観点から、使用される水の量をできるだけ少なくすることが好ましい。
上記の条件を満足する構成として、図1に示されるように、隙間篩14の上方に散水部22が設けられることが好ましい。散水部22は、内部に水を保持する空間を持つ散水箱(保持部)221を有する。散水箱221は、下面が隙間篩14の全面を概ね覆う程度の大きさの薄い箱体であることが好ましく、内部の空間に水を供給する給水口223を上面に有し、内部の空間の水を下方に散水する散水口222を下面に有する。
図6(a)に示されるように、散水口222は、隙間篩14の隙間142の長さ方向を横切る方向(隙間篩14の幅方向)に、複数個が並べられていることが好ましく、間隔は等間隔であることが好ましい。また、隙間142の長さ方向を横切る方向に等間隔で並べられた複数個の散水口222が、隙間142の長さ方向にさらに複数列並べられていることが、より好ましい。このように、隙間篩14の少なくとも幅方向に、より好ましくは長さ方向に対応する位置に、複数の散水口222が設けられていることによって、散水箱221からの水を隙間篩14の広範囲に散水することができる。
複数の散水口222が設けられた場合でも、散水箱221が固定されていると、散水口222からの水が隙間篩14の決まった位置にしか散水されない。そこで、散水箱221を隙間篩14の幅方向に往復移動させることができるようになっていることが好ましい。散水箱221を、隙間篩14の幅方向に移動させることによって、複数の散水口222からの水が隙間篩14の幅方向すべての範囲に行き渡るように散水され、さらに効果的な散水効果が得られる。以上のように、散水箱221の内部に保持された水が複数の散水口222から散水されるようにするとともに、散水箱221を幅方向に移動させることによって、低圧の水を少ない水量で隙間篩14の全体に流すことができる。
散水箱221を移動させる移動部24は、図6(b)に示されるように、モータ241と、モータ241の回転運動を往復運動に変換するクランク機構242、243とを有する。クランク機構の連結板243の一方の端部は、モータ241の回転軸に取り付けられた回転板241の外周付近に回転可能に取り付けられ、他方の端部は、散水箱221に回転可能に軸止されている。さらに、散水箱221の移動方向に平行な側部にはローラ224が回転可能に取り付けられるとともに、外装12の上部には散水箱221の移動方向の長さを有するローラガイド225が取り付けられ、ローラ224がローラガイド225の上を走行するようになっていることが好ましい。こうした構成により、散水箱221は、隙間篩14の隙間142の長さ方向を横切る方向に往復移動することが可能である。
図7は、装置10においてホタテ稚貝とシュウリ貝とが選別される一連の工程を示す。まず、採苗器から取り出されたホタテ稚貝Sを含む被選別物MSは、泥や海藻等が洗い流された後、ホッパ26に投入される。ホッパ26に投入された被選別物MSには、ホタテ稚貝S以外に様々な大きさのシュウリ貝Mが含まれている。被選別物MSは、好ましくはホッパ26内に設けられた散水パイプからの水によって流され、傾斜して配置された振動する隙間篩14の上に乗る。
隙間篩14の上に乗った被選別物MSは、振動する隙間篩14の上を、傾斜に沿って下方(図7の左方向)に移動する。隙間篩14の上方からは、横方向(図7の紙面に垂直な方向)に往復移動する散水部22から水Wが散水されており、この水Wにより、隙間篩14上のホタテ稚貝Sやシュウリ貝Mが塊状にならずにばらけた状態で、隙間篩14に張り付くことなく移動する。ホタテ稚貝Sは、隙間篩14の上を移動しながら、径方向が隙間142の長さ方向に向いた状態になったときにホタテ稚貝Sの厚みより広い隙間142を通過し、下方に落下する。同時に、隙間142より細い小さなシュウリ貝Mも、ホタテ稚貝Sとともに落下する。隙間142を通過することができないサイズのシュウリ貝Mは、隙間篩14の傾斜に沿って移動し、シュウリ貝排出部28から排出される。
隙間篩14の隙間142を通過したホタテ稚貝S及び小さいシュウリ貝Mは、傾斜板20の上に落下し、好ましくは傾斜板20の最上部付近に設けられた散水パイプからの水に流されて、傾斜板に沿って下方(図7の右方向)に移動する。傾斜板20の下端から落下したホタテ稚貝S及びシュウリ貝Mは、次に、傾斜して配置された振動する孔サイズ篩16の最上部付近に乗る。
孔サイズ篩16の上に乗ったホタテ稚貝S及びシュウリ貝Mは、振動する孔サイズ篩16の上を、傾斜に沿って下方(図7の左方向)に移動する。シュウリ貝Mは、孔サイズ篩16の上を傾斜に沿って移動しながら、シュウリ貝Mより大きい孔162から落下する。一方、孔162の大きさはホタテ稚貝Sの径より小さく設定されているため、ホタテ稚貝Sは孔162を通らず、孔サイズ篩16の傾斜に沿って下方に移動し、ホタテ稚貝取出口30から排出される。このようにして、ホタテ稚貝Sと様々な大きさのシュウリ貝Mとが含まれた被選別物MSから、一度の作業工程で短時間に大量のホタテ稚貝Sを選別することができる。
10 ホタテ稚貝選別装置
12 外装
122 ローラガイド
123 仕切板
14 隙間篩
141 角パイプ
142 隙間
143 角パイプ支持部
143a 切欠部
144 隙間篩ユニット
145 支持枠
146 ローラ
147 ハンドル
16 孔サイズ篩
161 板状体
162 孔
165 支持枠
166 ローラ
167 ハンドル
18 振動部
181 モータ
182 チェーン
183 シャフト
184 偏心円板
185 クランクロッド
185a 基板
185b 偏心円板用開口
185c 車輪軸用孔
185d 連結棒
188 車輪部
188a ボルト
188b、188e 押さえリング
188c 車輪
188d カラー
188f 平ワッシャ
188g ナット
189 円板
20 傾斜板
22 散水部
221 散水箱
222 散水口
223 給水口
224 ローラ
225 ローラガイド
24 移動部
241 モータ
242 円板
243 連結板
26 ホッパ
28 シュウリ貝排出部
30 ホタテ稚貝排出部

MS 被選別物
S ホタテ稚貝
M シュウリ貝
W 水

Claims (13)

  1. 選別対象物と異物とを、それらの形状の違いを利用して選別する選別装置であって、
    細長い複数の隙間を有する第1の選別部と、
    前記第1の選別部の下に配置され、複数の孔を有する第2の選別部と、
    前記第1の選別部及び前記第2の選別部を振動させる振動部と
    を備え、
    前記複数の隙間の広さは、選別対象物の厚みに対応する広さとすることによって選別対象物を通過させることができるように定められており、
    前記複数の孔の大きさは、前記第1の選別部を通過した異物を通過させ、選別対象物を通過させないように定められている、
    選別装置。
  2. 前記第1の選別部及び前記第2の選別部の一方又は両方を傾斜させて配置した、請求項1に記載の選別装置。
  3. 前記第1の選別部及び前記第2の選別部を同じ向きに傾斜させて配置しており、
    前記第1の選別部と前記第2の選別部との間に、前記第1の選別部を通過した選択対象物及び異物を前記第2の選別部の最上部付近まで移動させる中間部をさらに備えた、
    請求項2に記載の選別装置。
  4. 前記中間部は、前記第1の選別部及び前記第2の選別部とは逆向きの傾斜を有する傾斜板である、請求項3に記載の選別装置。
  5. 前記第1の選別部の上方に散水部をさらに備えた、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の選別装置。
  6. 前記散水部は、内部に水を保持することができる保持部を有し、前記保持部は、前記第1の選別部の前記隙間の長さ方向を横切る方向に並んだ複数の散水口を下面に有する、請求項5に記載の選別装置。
  7. 前記保持部において、前記隙間の長さ方向を横切る方向に並んだ前記複数の散水口が、前記隙間の長さ方向にさらに複数列並べられている、請求項6に記載の選別装置。
  8. 前記散水部は、前記保持部を前記第1の選別部の前記隙間の長さ方向を横切る方向に往復移動させる移動部を有する、請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載の選別装置。
  9. 前記第1の選別部は、
    前記隙間を空けて概ね平行に配置された複数の棒状部材と、
    前記複数の棒状部材の間の前記隙間が維持されるように前記複数の棒状部材の各々を支持する所定の支持位置を有する棒状部材支持部と
    を含む選別ユニットを有する、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の選別装置。
  10. 前記複数の棒状部材は、横断面が四角形の角パイプである、請求項9に記載の選別装置。
  11. 前記所定の支持位置が異なる複数の前記選別ユニットを含み、該複数の選別ユニットの各々を交換可能に取り付けることができるように構成された、請求項9又は請求項10に記載の選別装置。
  12. 前記第2の選別部は、前記複数の孔を有する板状体を含む、請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の選別装置。
  13. 前記複数の孔の大きさが異なる複数の前記板状体を含み、該複数の板状体の各々を交換可能に取り付けることができるように構成された、請求項12に記載の選別装置。
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