JP2020011011A - 空気清浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長期間使用しても、除菌フィルタを構成するフィルタ本体が収縮せずに、充分な除菌効果を発揮し続けることの出来る空気清浄化装置を提供することを目的とする。【解決手段】 この発明に係わる空気清浄化装置10は、除菌フィルタ26が、除菌水ASが含浸されるフィルタ本体58と、このフィルタ本体58の、一方向に沿う前方部分の周囲を囲繞すると共に前後両面が開放された前方囲繞枠部64、及び、フィルタ本体58の、一方向に沿う後方部分の周囲を囲繞すると共に前後両面が開放された後方囲繞枠部66を、互いに連結可能に備え、互いに連結した状態で、フィルタ本体58を一方向に沿う空気の通過を許容しつつ、フィルタ本体58を全体的に内包する囲繞枠38と、フィルタ本体58の上部に係合し、除菌水ASが含浸されたフィルタ本体58を重力方向に収縮させずに、その高さ寸法を維持する維持機構68,82とを備えることを特徴としている。【選択図】図6

Description

発明の詳細な説明
この発明は、屋内に漂うウィルスや細菌を短時間で効率よく除去し、屋内の空気を清浄化する空気清浄化装置に関する。
屋内の空中に浮遊するウィルスや細菌等を除去することは、重要な公衆衛生上の問題となっている。これに対応して、水道水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成させ、この電解水を用いて空気中に浮遊するウィルス等の除去を図った除菌装置が幾つか提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。しかし、これらの装置は、必ずしも屋内に漂うウィルスや細菌を短時間で効率よく除去できるといえるものではなかった。
そこで、特許文献1乃至3に示す従来技術の問題点を根本的に解決すべく、本願発明者より、特許文献4に示すように、屋内の空気を、次亜塩素酸の濃度が20ppm乃至200ppmの範囲にあるpH5乃至pH7の次亜塩素酸を含む水溶液を含浸した除菌フィルタに通して再び屋内に戻し、その際、次亜塩素酸を含む水溶液の屋内への供給量を、室温20℃及び相対湿度30%において、200mL/時間乃至730mL/時間の範囲とすると、屋内に漂うウィルスや細菌が短時間で効率よく除去できることを技術が発明され、本願出願人より、商品名:J−Boy(登録商標)の除菌水専用空間洗浄システムとして実用に供され、所望の効果を達成できていた。
特開2002−181358号公報 特開2007−244529号公報 特開2008−045856号公報 特開2016−202191号公報
確かに、特許文献4に示す技術を用いれば、従来に比して格段に除菌性能の向上した屋内空気の清浄化を達成することが出来るものであるが、一方で、長期間の使用により、内蔵する除菌フィルタのフィルタ本体がその姿勢を維持できなくなり、重力方向に沿って収縮してしまい、この結果、フィルタ本体を通り抜ける空気の量が実質的に減じられ、これにより、フィルタ本体に含浸された次亜塩素酸を含む水溶液との接触機会が少なくなって(換言すれば、接触面積が減少してしまい)、除菌効率が低下してしまう事態が発生する問題点があることが判明し、解決が要望されていた。
この発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、この発明の主たる目的は、長期間使用しても、除菌フィルタを構成するフィルタ本体が収縮せずに、充分な除菌効果を発揮し続けることの出来る空気清浄化装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、長期間使用しても、除菌フィルタを構成するフィルタ本体の高さ方向の寸法を維持して、充分な除菌効果を発揮し続けることの出来る空気清浄化装置を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係わる空気清浄化装置は、請求項1の記載によれば、側面に形成された吸気口と上面に形成された吹出口とを備え、一端が前記吸気口に連通し、他端が前記吹出口に連通した空気通路部が内部に形成された装置本体と、屋内の空気を前記吸気口より前記装置本体内に取り入れ、前記空気通路部内を一方向に沿って流送し、そして前記吹出口より前記屋内に放出する送風手段と、前記空気通路部内に介設され、該空気通路内を流送される空気が吹き当てられて、内部を前記一方向に沿って通過する除菌フィルタと、次亜塩素酸を含む水溶液が収容され、前記除菌フィルタの下部が浸漬されて、該除菌フィルタに前記水溶液を含浸させるための含浸トレイと、前記水溶液が充填された交換可能なカートリッジ容器から前記含浸トレイに前記水溶液を供給する溶液供給手段と、を具備し、前記空気通路部を流送される空気を、前記除菌フィルタ内を通過する際に、該除菌フィルタに含浸された水溶液に接触させることにより除菌する空気清浄化装置であって、前記除菌フィルタは、前記水溶液が含浸されるフィルタ本体と、このフィルタ本体の、前記一方向に沿う前方部分の周囲を囲繞すると共に前後両面が開放された前方囲繞枠部、及び、該フィルタ本体の、前記一方向に沿う後方部分の周囲を囲繞すると共に前後両面が開放された後方囲繞枠部を、互いに連結可能に備え、互いに連結した状態で、前記フィルタ本体を前記一方向に沿う空気の通過を許容しつつ、該フィルタ本体を全体的に内包する囲繞枠と、前記フィルタ本体の上部に係合し、前記水溶液が含浸された該フィルタ本体を重力方向に収縮させずに、その高さ寸法を維持する維持手段と、を備えることを特徴としている。
このように請求項1に記載の空気清浄化装置は構成されているので、長期間使用しても、除菌フィルタを構成するフィルタ本体が収縮せずに、充分な除菌効果を発揮し続ける効果を奏することができることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は、請求項2の記載によれば、前記維持手段は、前記前方囲繞枠部と前記後方囲繞枠部とに夫々取り付けられ、前記前方囲繞枠部と前記後方囲繞枠部とが互いに連結されることに伴い、該囲繞枠に内包された前記フィルタ本体の上部に前後方向から夫々穿刺されて、該フィルタ本体の重力方向の収縮を抑止する前方穿刺部材及び後方穿刺部材を有していることを特徴としている。
このように請求項2に記載の空気清浄化装置は構成されているので、フィルタ本体の上部は、その前後方向から前方穿刺部材及び後方穿刺部材により穿刺されて、フィルタ本体の自重による重力方向の収縮が抑止され、このようにして、長期間使用しても、除菌フィルタを構成するフィルタ本体が収縮することが確実に抑止され、充分な除菌効果を発揮し続ける効果を奏することが出来ることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項3の記載によれば、前記各穿刺部材は、先端が鋭利な細長い針状の部材から形成されていることを特徴としている。
このように請求項3に記載の空気清浄化装置は構成されているので、フィルタ本体の上部を、その前後方向から前方穿刺部材及び後方穿刺部材により穿刺するに際して、フィルタ本体の構造部材に邪魔されること無く、また、該構造物を破壊することなく、穿刺される効果を奏することが出来ることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項4の記載によれば、前記各穿刺部材は、対応する前記前方囲繞枠部又は前記後方囲繞枠部の前記一方向に沿う長さに相当する長さを有して形成されていることを特徴としている。
このように請求項4に記載の空気清浄化装置は構成されているので、フィルタ本体の上部は、前方囲繞枠部又は前記後方囲繞枠部により、空気の流通方向である一方向に沿った全長に渡り穿刺されることとなり、除菌フィルタを構成するフィルタ本体が収縮することがより確実に抑止され、充分な除菌効果を発揮し続ける効果を奏することが出来ることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項5の記載によれば、前記前方囲繞枠部の前面上部には、格子状の前方取り付け窓枠が配設され、この前方取り付け窓枠には、前記前方穿刺部材の基端部が固着され、前記前方穿刺部材は、前記一方向とは逆方向に沿って、該前方穿刺部材の先端部が、前記後方囲繞枠部の前面付近まで延出し、前記後方囲繞枠部の後面上部には、格子状の後方取り付け窓枠が配設され、この後方取り付け窓枠には、前記後方穿刺部材の基端部が固着され、前記後方穿刺部材は、前記一方向に沿って、該後方穿刺部材の先端部が、前記前方囲繞枠部の後面付近まで延出することを特徴としている。
このように請求項5に記載の空気清浄化装置は構成されているので、フィルタ本体の上部は、前方取り付け片に固着された前方囲繞枠部及び後方取り付け片に固着された後方囲繞枠部により、空気の流通方向である一方向に沿った全長に渡り穿刺されることとなり、除菌フィルタを構成するフィルタ本体が収縮することがより確実に抑止され、充分な除菌効果を発揮し続ける効果を奏することが出来ることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項6の記載によれば、前記穿刺部材は、対応する前記前方囲繞枠部又は前記後方囲繞枠部の前記一方向に直交する水平方向に沿って複数配設されていることを特徴としている。
このように請求項6に記載の空気清浄化装置は構成されているので、フィルタ本体の上部は、横方向に沿って複数配設された前方囲繞枠部又は前記後方囲繞枠部により、穿刺されることとなり、除菌フィルタを構成するフィルタ本体が収縮することがより確実に抑止され、充分な除菌効果を発揮し続ける効果を奏することが出来ることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項7の記載によれば、前記フィルタ本体は、前面から後面に通じる多数の連通孔を有するコルゲート構造体からなり、各連通孔は、4mm乃至7mmの範囲内の孔径、及び、4.5cm乃至6.5cmの範囲内の孔長を有することを特徴としている。
このように請求項7に記載の空気清浄化装置は構成されているので、フィルタ本体とこの中を通過する空気との間の接触面積を可及的に広く確保することが出来、フィルタ本体を通る空気の充分な除菌効果を発揮する効果を奏することが出来ることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項8の記載によれば、前記コルゲート構造体は、40乃至60質量%の範囲内にあるレーヨンと、60乃至40質量%の範囲内にあるPVAとからなる不織布より作られていることを特徴としている。
このように請求項8に記載の空気清浄化装置は構成されているので、フィルタ本体は丈夫に構成され、長期使用に耐えることが出来、経済性が担保される効果を奏することができることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項9の記載によれば、前記維持手段は、天板と底板と該フィルタ本体が前記囲繞枠に内包される状態を阻害しない状態で該天板及び底板を一体的に連結する連結部材とを備え、前記フィルタ本体は、前記天板に夫々の上縁を固着され、前記底板に夫々の下縁を固着され、前記一方向に沿って延出すると共に、下部が前記含浸トレイの前記水溶液中に浸漬される多数枚のフィルタ布から構成され、前記除菌フィルタ内を通過する空気は、互いに隣接するフィルタ布の間を通り抜けることにより、該フィルタ布に含浸された前記水溶液に触れてこれにより除菌されることを特徴としている。
このように請求項9に記載の空気清浄化装置は構成されているので、長期間使用しても、除菌フィルタを構成するフィルタ本体の高さ方向の寸法を維持して、充分な除菌効果を発揮し続けることの出来る効果を奏することが出来ることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項10の記載によれば、前記前方囲繞枠部と後方囲繞枠部とが互いに係合された状態で、前記フィルタ本体は前記囲繞枠内に収納されて除菌作用に供され、前記前方囲繞枠部と後方囲繞枠部との係合が外された状態で、前記フィルタ本体は該囲繞枠から取り出し可能となり、取り出された状態で洗浄可能となることを特徴としている。
このように請求項10に記載の空気清浄化装置は構成されているので、フィルタ本体を囲繞枠から取り出すことにより、これを洗浄することが可能となり、フィルタ本体の繰り返しの使用により、装置の長期間の利用が可能となり、経済性が向上する効果を奏することが出来ることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項11の記載によれば、前記フィルタ布は、40乃至60質量%の範囲内にあるレーヨンと、60乃至40質量%の範囲内にあるPVAとからなる不織布より作られていることを特徴としている。
このように請求項11に記載の空気清浄化装置は構成されているので、フィルタ本体は丈夫に構成され、長期使用に耐えることが出来、経済性が担保される効果を奏することができることになる。
また、この発明に係わる空気清浄化装置は請求項12の記載によれば、前記次亜塩素酸を含む水溶液は、次亜塩素酸の濃度が20ppm乃至200ppmの範囲にあると共に、pH5乃至pH7の範囲内に設定され、前記送風手段は、前記次亜塩素酸を含む水溶液の屋内への供給量が、室温20℃及び相対湿度30%において、200mL/時間乃至730mL/時間の範囲にあるように駆動されることを特徴としている。
このように請求項12に記載の空気清浄化装置は構成されているので、除菌効果を効率的に発揮することが出来る効果を奏することが出来ることになる。
以上詳述したように、この発明によれば、長期間使用しても、除菌フィルタを構成するフィルタ本体が収縮せずに、充分な除菌効果を発揮し続けることの出来る空気清浄化装置が提供されることである。
また、この発明によれば、長期間使用しても、除菌フィルタを構成するフィルタ本体の高さ方向の寸法を維持して、充分な除菌効果を発揮し続けることの出来る空気清浄化装置が提供されることになる。
この発明に係わる空気清浄化装置の一実施例の構成を示す斜視図であり、(A)は前方から見た構成を、(B)は後方から見た構成を、夫々示している。 図1に示す空気清浄化装置を、分解した状態で示す分解斜視図である。 図2に示す底板を取り出して示す平面図である。 図1に示す空気清浄化装置の内部構造を概略的に示す縦断面図である。 図2に示す除菌フィルタの構成を取り出して示すと共に、合わせて分解した状態で示す図である。 (A)は図5に示す維持機構の構造を取り出して概略的に示す縦断面図であり、(B)は平面図である。 試験に使用した、25mチャンバーの上面図である。 試験に使用した、25mチャンバーの側面図である。 経過時間に伴う浮遊ウィルス数の変化を示すグラフである。 初期値0分を100%とした時の浮遊ウィルス残存率の変化を示す線図である。 対象の試験時におけるチャンバー内の浮遊粒子数の変化を示す線図である。 試験品の試験時におけるチャンバー内の浮遊粒子数の変化を示す線図である。 対象の試験時におけるチャンバー内温湿度の変化を示す線図である。 試験品の試験時におけるチャンバー内温湿度の変化を示す線図である。 この発明に係わる空気清浄化装置に用いられる維持機構の他の実施例に係わる構成を取り出して、概略的に示す正面図である。
以下に、この発明の空気清浄化装置を実施するための形態としての位置実施例の構成を、詳細に説明する。
この実施例における屋内の空気を清浄化する空気清浄化装置10は、屋内に設置されるものであり、図1(A)に前方から見た外観形状として示すように、後に詳細に説明する装置本体12を備え、この装置本体12の前面には、前パネル14が取り付けられ、上面には天板16と操作部18と把持用ハンドル20とが設けられ、また、この天板16には、除菌した空気を屋内に吹出させるための吹出口22が形成されている。ここで、吹出口22は、不使用時にはルーバーにより閉じられており、運転時にルーバーを開いて使用されるように構成されている。また、装置本体16の一方の側面には、屋内の空気を吸気するための吸気口24が形成されており、吸気口24の内側には、屋内の空気に含まれるゴミや塵をトラップして、これらが後述する除菌フィルタ26に入り込むのを防止するための空気浄化フィルター(図示せず)が取り付けられている。
また、空気清浄化装置10の装置本体12の背面には、図1(B)に後方から見た外観形状として示すように、内部に次亜塩素酸を含む水溶液(以下、単に、除菌水という。)ASが貯留されたカートリッジ容器28が、交換可能な状態で取り付けられており、このカートリッジ容器28の上面は、蓋板30により開放可能に覆われている。また、装置本体12の吸気口24が設けられた側の側面と逆側の側面には、周側板32が設けられている。
ここで、空気清浄化装置10は、図2に示すように、装置本体(詳細な構造は、後述する。)12の底部に取り付けられる底板34と、装置本体12の背面の一部を構成する背面板36とを備え、上述したカートリッジ容器16は、装置本体12の背面板36の後方の底板34上に着脱可能に取り付けられている。更に、上述した除菌フィルタ26は、これも詳細は後述するが、囲繞枠38により前後の面を略全面的に開放されつつ、周囲を囲繞された状態で備えられている。そして、図示するように、上述した構造は簡単に分解できる構成となっている。
ここで、図2に示すように、底板34には、除菌フィルタ26に除菌水(次亜塩素酸を含む水溶液)ASを供給する含浸トレイ40が規定されており、この含浸トレイ40の中に、囲繞枠38により周囲を囲繞された除菌フィルタ26が設置されている。また、底板34内には、図3に示すように、カートリッジ容器28から流出されてくる除菌水ASを受ける凹みとしての水受部42が設けられている。一方、この底板14には、上述したカートリッジ容器28から流出した除菌水ASを、この水受部42に導くための除菌水流路44が形成されており、カートリッジ容器28はこの除菌水流路44の入り口部の直上方に位置した状態で取り付けられるように構成されている。
そして、図4に示すように、この除菌水流路44の入り口部には、カートリッジ容器28から流出される除菌水ASの量を、含浸トレイ40内において貯留される除菌水ASの深さが予め設定された所定値となるように制限する流出制限機構46が設けられている。
即ち、この実施例の空気清浄化装置本体10は、この中に取り入れられた屋内の空気を、除菌水ASを含浸した除菌フィルタ26に通して再び屋内に戻すように構成されているものでありおり、より詳細には、装置本体12内に取り入れられた空気が、除菌水ASが含浸された除菌フィルタ26の隙間(空隙)を通過する際に、この除菌フィルタ26に含浸された除菌水と接触することにより除菌され、除菌された空気が屋内に戻される循環が継続されることにより、屋内の空気を除菌するものである。
次に、装置本体12の構成を、主として図4を参照して説明する。即ち、この装置本体12内には、内部に空気通路部48が規定されており、この空気通路部48の基端は、この装置本体12の側面に形成され、この装置10が設置された屋内の空気を取り入れるための吸気口24(図1に示す。)に連通し、この空気通路部48の末端は、装置本体12の上面に形成され、この装置10で清浄化した空気を屋内に戻す吹出口22に連通しており、換言すれば、吸気口24と吹出口22とは、空気通路部48により互いに連結されている。
上述した空気通路部48には、上述した除菌フィルタ26が介設されると共に、屋内の空気を吸気口24より取り入れ、矢印(⇒)で示す一方向に沿って除菌フィルタ26内を通過させ、そして吹出口22より放出させるための送風機50が介設されている。また、既に上述したように、装置本体12内の底部には、次亜塩素酸を含む水溶液としての除菌水ASを溜めておく含浸トレイ40が配設されており、装置本体12の側部には、除菌水ASが充填された交換可能なカートリッジ容器28が、着脱可能に取り付けられ、そして、装置本体12内には、カートリッジ容器28の除菌水ASを、含浸トレイ40に流入させる流入制限機構46が配設されている。尚、送風機50は、ファンモーター52と、このファンモーター52により回転駆動されて、空気通路部48内の空気を、矢印方向に沿って送風させる送風ファン54とを備えて構成されている。
次に、図2を参照して、この空気清浄化装置10の除菌に関する構成を、更に詳細に説明する。
次亜塩素酸を含む水溶液としての除菌水ASは、予め、交換可能なカートリッジ容器28に蓄えられており、この除菌水ASは、流入制限機構46を介してカートリッジ容器28から流出し、除菌水水路44を通って含浸トレイ40内に流入し、この含浸トレイ40において予め設定された所定の深さで貯留されるように構成されている。この含浸トレイ40内には、除菌フィルタ26が設置されており、この除菌フィルタ26の底部は含浸トレイ40に供給され、所定の深さで溜められている除菌水AS中に浸されることになる。そして、この除菌水ASは、毛細管現象により除菌フィルタ26全体に吸い上げられ、結果として、除菌フィルタ26は、次亜塩素酸を含む水溶液ASが全体的に含浸されている状態となる。
一方、屋内の空気は、送風機50のファンモーター52の回転軸に結合する送風ファン54の回転に応じて、装置本体12の側方の吸気口24から内部の空気通路部48に引き込まれ(導入され)、送風ファン54に至った空気はここで加速されて、送風口56から下向きに吹出し、空気通路部48の下部に配設されていて、除菌水ASが含浸された除菌フィルタ26に向けて送風される。このように送風されてきた空気は、矢印(⇒)で示す一方向に沿って除菌フィルタ26内を通過し、背面板36の内側に形成される風路を通って、吹出口22から屋内へ吐出される。
このように、この実施例では、空気通路部48は、装置本体12側方の吸気口24 → 送風ファン54 → 送風口56 → 除菌フィルタ26 → 背面板24の内側に形成される風路 → 吹出口22と、装置本体12内の空気の通路を構成するものである。
次に、この実施例で用いられる除菌フィルタ26の構成を、図5を参照しいて説明する。この除菌フィルタ26は、例えば、図5で示されるような、正面から背面に通じる多数の連通孔を有するコルゲート構造体からなるフィルタ本体58が用いられるものであり、この場合、一部を拡大して図示する通り、このフィルタ本体58は、平板状の布体60と波状の布体62とを交互に積層した構造となる。
この実施例において、フィルタ本体58を構成するコルゲート構造体の連通孔の孔径は、4mm乃至7mmの範囲内とするのが好ましい。仮に4mmより小さく設定すると、この連通孔を通る空気の流路抵抗が大きくなり、充分な通過空気量を得ることが出来なくなり、結果として、除菌効果の低下を招くこととなり好ましくない。また、仮に7mmより大きく設定すると、空気との間の接触面積を大きく確保することが出来ず、結果として、除菌効果の低下を招くこととなり好ましくない。
また、コルゲート構造体におけるセルサイズは、段高bが、2乃至4mmの範囲内であるのが好ましく、2.5乃至3.5mmの範囲であるのがより好ましく、ピッチaが、4乃至7mmの範囲内であるのが好ましく、5.5乃至6.5mmの範囲内であるのがより好ましい。上記した数値の下限値よりもセルサイズを小さく設定すると、この連通孔を通る空気の流路抵抗が大きくなり、充分な通過空気量を得ることが出来なくなり、結果として、除菌効果の低下を招くこととなり好ましくない。また、大きく設定すると、空気との間の接触面積を大きく確保することが出来ず、結果として、除菌効果の低下を招くこととなり好ましくない。
更に、平板状の布体60は、例えば、厚さ0.3乃至し0.7mmの範囲内が好ましく、0.4乃至0.6mmの範囲内に設定された不織布を用いるのがより好ましい。材質としては、好ましくは、レーヨンとPVA(ポリビニルアルコール)とで作製され、更に好ましくは、40乃至60質量%の範囲内のレーヨンと、40乃至60質量%の範囲内のPVAとから構成されるものが用いされており、また、50質量%のレーヨンと50質量%のPVAとから構成されるのが、より好ましい。
また、波状の布体62は、例えば、厚さ0.3乃至0.7mmの範囲内、好ましくは、0.4乃至0.6mmの範囲内の不織布が用いられ、平板状の布体60と同一の材質で構成することができるが、勿論、異なる材質で構成することもできるものである。即ち、波状の布体62は、平板状の布体60と同一の材質で構成され、好ましくは、レーヨンとPVA(ポリビニルアルコール)とで作製され、好ましくは、40乃至60質量%の範囲内のレーヨンと、40乃至60質量%の範囲内のPVAとから構成されるのが好ましく、また、50質量%のレーヨンと50質量%のPVAとから構成されるのがより好ましいものである。
ここで、除菌フィルタ26を空気が通過する際の断面積、即ち、除菌フィルタ26の正面の面積は、特に限定されるものではないが、例えば、200乃至300cmの範囲内、好ましくは、240乃至260cmの範囲内とすることができる。また、除菌フィルタ26における連通孔の孔長、即ち、除菌フィルタ26の前面から後面までの上述した一方向に沿う距離は、4.5乃至6.5cmの範囲内であり、好ましくは、5.0cm乃至6.0cmの範囲内に設定されている。
この実施例において、次亜塩素酸を含む水溶液からなる除菌水ASは、次亜塩素酸の濃度が20ppm乃至200ppmの範囲にあるpH5乃至pH7の液であり、そして、次亜塩素酸を含む水溶液の屋内への供給量は、室温20℃及び相対湿度30%において、200mL/時間乃至730mL/時間の範囲に設定されている。
また、この実施例に使用する除菌水ASは、基本的には水に次亜塩素酸ナトリウムを加え、pHを5乃至7の範囲内に調節したものである。尚、使用する水としては、水道水、井戸水、脱イオン水、蒸留水等を用いることができる。次亜塩素酸を含む水溶液における次亜塩素酸ナトリウムの濃度は、20乃至200ppmの範囲内に設定されており、経済性の面からは、50乃至100ppmの範囲が好ましいものである。ここで、除菌水ASは、予め、所望の次亜塩素酸ナトリウムの濃度の水溶液(pHを5乃至7)を調製して用いることもできるが、濃度の高い水溶液、例えば、3000ppmの次亜塩素酸ナトリウムの濃度の水溶液(pHとして5乃至7)を事前に用意しておき、使用直前にこれを所望の濃度に水道水で希釈して使用することもできることは言うまでも無い。
このようにこの実施例で用いられる除菌フィルタ26は、図5に示すように、囲繞枠38により前後の面を略全面的に開放されつつ、周囲を囲繞されることにより、保護されている。この囲繞枠38は、除菌フィルタ26の、矢印(⇒)で示す一方向に沿う前方部分の周囲を囲繞すると共に前後両面が開放された前方囲繞枠部64と、除菌フィルタ26の、矢印(⇒)で示す一方向に沿う後方部分の周囲を囲繞すると共に前後両面が開放された後方囲繞枠部66とを、互いに連結可能に備えている。そして、両者が互いに連結した状態で、除菌フィルタ26を矢印(⇒)で示す一方向に沿う空気の通過を許容しつつ、除菌フィルタ26の周囲を取り囲繞するように、構成されている。
ここで、この発明の特徴を構成する点であるが、この空気清浄化装置10は、除菌フィルタ26を構成するフィルタ本体58の上部に係合し、除菌水ASが含浸されたフィルタ本体58を重力方向に収縮させずに、その高さ寸法を維持する維持機構68を備えて構成されている。この維持機構68は、図6(A)に取り出して示すように、前方囲繞枠部64と後方囲繞枠部66とに夫々取り付けられ、前方囲繞枠部64と後方囲繞枠部66とが互いに連結されることに伴い、囲繞枠38に内包されたフィルタ本体58の上部に前後方向から夫々穿刺されて、フィルタ本体58の重力方向の収縮を抑止する前方穿刺部材70及び後方穿刺部材72を有して構成されている。
各穿刺部材70,72は、先端が鋭利な細長い針状の部材から形成され、また、対応する前方囲繞枠部64又は後方囲繞枠部66の矢印(⇒)で示す一方向に沿う長さに相当する長さを有して形成されており、且つ、対応する前方囲繞枠部64又は後方囲繞枠部66の矢印(⇒)で示す一方向に直交する水平方向に沿って複数、この実施例では3本づつ配設されている。
更に、前方囲繞枠部64の前面には、空気の流れを阻害しない状況で、格子状の前方取り付け窓枠74が取り付けられ、この前方取り付け窓枠74には、前方穿刺部材70の基端部が固着され、そして、各前方穿刺部材70は、矢印(⇒)で示す一方向とは逆方向に沿って、これの先端部が、後方囲繞枠部66の前面開口付近まで延出するように、構成されている。また、後方囲繞枠部66の後面には、空気の流れを阻害しない状況で、格子状の後方取り付け窓枠76が取り付けられ、この後方取り付け窓枠76には、後方穿刺部材72の基端部が固着され、そして、各後方穿刺部材72は、矢印(⇒)で示す一方向に沿って、後方穿刺部材72の先端部が、前方囲繞枠部64の後面開口付近まで延出するように、構成されている。
ここで、図6(B)に示すように、前方囲繞枠部64の後面(一方向とは逆方向に沿って後方に位置する面)は、除菌フィルタ26を収納するために全面的に開口され、これの前面(一方向に沿って前方に位置する面)には、上述したように格子状の窓枠74が取り付けられており、これの一方の側部には係止部78が形成されている。また、後方囲繞枠部66の前面(一方向沿って前方に位置する面)は、除菌フィルタ26を収納するために全面的に開口され、これの後面(一方向とは逆方向に沿って後方に位置する面)には、上述したように格子状の窓枠76が取り付けられると共に、上述した係止部78が設けられた側と同じ側の一方の側部には、上述した係止部78に係合する係合溝80が形成されている。
また、前方囲繞枠部64の係止部78が設けられた側とは反対側の側部には係合溝80が形成されており、後方囲繞枠部66の係合溝80が設けられた側とは反対側の側部には、この係合溝80に係合する係止部78が形成されている。このようにして、前後一対の囲繞枠部64、66は、互いに係止部78と係合溝80との係合を介して係合可能であり、係合する状態で互いに一体化されて、フィルタ本体58の上部に、維持機構前後から穿刺部材70,72が突き刺さり、フィルタ本体58の重力方向の収縮を抑止することが出来ることになる。また、前後一対の囲繞枠部64、66は、互いに係止部78と係合溝80との係合を解除することにより分離可能であり、分離する状態で、内包する除菌フィルタ26は取り出されて、これを水道水等で洗浄することが出来ることになる。
特に、この実施例においては、除菌水ASを、水道水の水を用いて精製又は希釈することが想定されており、このように水道水を用いる状態においては、フィルタ本体58が除菌水ASを含浸トレイ40から吸い上げて除菌水ASを含浸する状態において、水道水に含まれるカルキ等がフィルタ本体58内に残留して、その重量を増し、この増した重量に基づき、フィルタ本体58が重力方向に収縮することが、効果的に抑止され、フィルタ本体58、即ち、除菌フィルタ26の外形寸法が維持されて、長期間使用したとしても、空気との接触面積が同様に維持され、除菌効果を良好に維持することが可能となる特有の効果を奏することが出来ることになる。
以上詳述したように、この一実施例の空気清浄化装置10において、除菌フィルタ26は、次亜塩素酸を含む水溶液(除菌水)ASを含浸し、そして、屋内の空気は、除菌水ASを含浸した除菌フィルタ26を通ってここで除菌され、屋内に戻されるものである。そして、この除菌フィルタ26は、維持機構68を構成する前後の穿刺部材70,72が、その上部に突き刺さり、フィルタ本体58の重力方向の収縮を抑止することが出来ることになり、この結果、除菌フィルタ26における空気との接触面積が効果的に維持され、長期間にわたる使用に際しても、除菌効果を維持することが出来ることになる。
また、次亜塩素酸を含む水溶液としての除菌水ASは、例えば、交換可能なカートリッジ容器28に蓄えられ、このカートリッジ容器28から除菌水流路44を通って含浸トレイ40に供給される。ここで、除菌フィルタ26は、含浸トレイ40の中に設置されており、そのため、除菌フィルタ26の底面は含浸トレイ40に供給された次亜塩素酸を含む水溶液(除菌水)ASに浸り、そして、この除菌水ASは毛細管現象により除菌フィルタ26のフィルタ本体58全体に吸い上げられ、結果として、除菌フィルタ26は、除菌水ASを全体的に含浸することとなる。
また、屋内の空気は、除菌水ASを含浸した除菌フィルタ26を通過する際に、除菌フィルタ26に含浸された除菌水ASにより除菌され、屋内に戻されるものであるがが、この空気の流れは、屋内の空気を送風機50により装置本体12内に取り込み、空気通路部48を通って、除菌フィルタ26に送風することにより達成されるものである。この送風機50は、送風ファン54を備えたファンモーター52から構成されており、送風ファン54としては、シロッコファン、クロスフローファン等を用いることが出来るものであるが、シロッコファンを備えたファンモーターが好ましい。また、屋内の空気は、送風機50に送られる前に、空気浄化フィルターを通して、空気中に含まれる埃等を除いておくのが好ましい。
この実施例において、次亜塩素酸を含む水溶液、即ち、除菌水ASの屋内への供給量は、室温20℃及び相対湿度30%において、200mL/時間乃至730mL/時間の範囲に調整される。より好ましくは、室温20℃及び相対湿度30%における加湿量は、400mL/時間乃至600mL/時間の範囲内に設定することが好適する。また、この場合における除菌フィルタ26を通過する空気の速度(風速)は、120乃至180m/分に相当する。具体的には、例えば、除菌フィルタ26の断面積が250cmである場合、空気の流速は、3.0m/分乃至4.5m/分程度の範囲内となる。
また、室温20℃及び相対湿度30%における加湿量が、450乃至550mL/時間の範囲となるものも好ましい。この場合の、除菌フィルタ26を通過する空気の速度(風速)は、135乃至160m/分の範囲内に相当する。この場合、例えば、除菌フィルタ26の断面積が250cmである場合、空気の流速は、3.4m/分乃至4.14m/分程度の範囲内となる。
この実施例の空気清浄化装置10においては、上記のように、屋内の空気が、次亜塩素酸を含む水溶液(除菌水)を含浸した除菌フィルタ26の中を通過するものであるため、その際、除菌水ASは蒸発することとなり、結果として屋内は加湿されることになる。
また、この実施例で使用する次亜塩素酸を含む水溶液(除菌水)ASは、電気分解で生成させるものでなく、外部で調製されたものを、例えば、交換可能なカートリッジ容器等に貯めて使用するものであるため、電気分解の効率等に左右されることなく、必要な量をいつでも供給することが可能であり、また、殺ウィルス活性や除菌活性に有利なpHに調整されたものであるため、常時安定して屋内の空気を清浄化することができる。
この実施例の空気清浄化装置10においては、屋内に漂うウィルスや細菌を短時間で効率よく除去するという優れた効果を奏するものであるが、その理由については、以下の3つの理由が考えられる。
1)次亜塩素酸を含む水溶液を含浸した除菌フィルタを空気が通過する際に、該水溶液が蒸発し、該水溶液の蒸気を含む空気が屋内に戻されて、該戻された空気中に含まれる次亜塩素酸(塩素)が、屋内に漂うウィルスや細菌を除去する。
2)次亜塩素酸を含む水溶液を含浸した除菌フィルタの周囲には、該水溶液が蒸発した蒸気が存在するため、屋内の空気は、除菌フィルタを通過する際、前記蒸気と接触し、これにより、除菌フィルタを通過する空気中のウィルスや細菌が除去され、該ウィルスや細菌が除去された空気が屋内に戻され、これを繰り返すことにより、屋内に漂うウィルスや細菌が除去される。
3)除菌フィルタを空気が通過する際、該空気は除菌フィルタに含浸された次亜塩素酸と接触し、これにより、除菌フィルタを通過する空気中のウィルスや細菌が除去され、該ウィルスや細菌が除去された空気が屋内に戻され、これを繰り返すことにより、屋内に漂うウィルスや細菌が除去される。
この実施例の空気清浄化装置を用いることによる優れた効果が、上記の何れの理由により奏させるものであるかは必ずしも明確ではなく、また、上記理由の複数の組み合わせの相乗効果であることも推認されるが、実施例で示される25mチャンバー内の塩素濃度が非常に低い濃度に保たれていたことから、3)である可能性が高いものと考えられる。
実施例1:浮遊ウィルスの抑制性能評価(25m空間)
1)目的
加湿水として次亜塩素酸水(除菌水)ASを入れた空間清浄化装置10によって、浮遊ウィルスがどの程度抑制させるかを、日本電機工業会「空気清浄機の浮遊ウィルスに対する除去能評価試験方法」に準拠し、6畳の空間に相当する25m試験チャンバーを用いて評価した。
2)試験機関
一般財団法人 北里環境科学センター
3)実施期間
平成25年7月17日〜平成25年7月23日
4)試験品(「空間清浄システム」)
使用装置:図1乃至図6で示される空気清浄化装置10
除菌フィルタ26:50質量%のレーヨンと50質量%のPVAとから構成される厚さ0.5mmの平板状の不織布と、同一の素材から構成される厚さ0.5mmの波状の不織布とを交互に積層して構成されるコルゲート構造体であって、そのセルサイズは、段高が3mmであり、ピッチが、6mmであり、連通孔の孔長、即ち、正面から背面までの距離は5.5cmであり、断面積、即ち、正面の面積は、250cmであるフィルタを用いた。
次亜塩素酸を含む水溶液(除菌水)AS:pH5乃至7に調整された、次亜塩素酸ナトリウムの濃度、約3000ppmの水溶液を事前に用意しておき、使用直前にこれを水道水で希釈して、次亜塩素酸ナトリウムの濃度、約60ppmの水溶液(pH5乃至7)として使用した。
運転条件:室温20℃、相対湿度30%の加湿量が500mL/時間となる運転条件(中運転モード)で使用した。(除菌フィルタ26を通過する空気の速度(風速)は、150m/分に相当し、空気の流速は、3.77m/分に相当する。)
5)試験微生物
ウィルス:Escherichia coli phage MS2 NBRC 102619(大腸菌ファージ)
宿主菌:Escherichia coli NBRC 106373(大腸菌)
6)試薬及び機器・器材
a.主な試薬・培地
・Nutrient Broth(Difco)
・塩化ナトリウム(和光、特級)
・Agar(Difco)
・普通寒天培地(日本)
・リン酸緩衝生理食塩液(MV−225、エルメックス)
・チオ硫酸ナトリウム(和光、一級)
b.主な機器・器材
・25m試験チャンバー(3.3×3.5×2.2m、アメニティテクノロジー)
・攪拌ファン(BS−B−25、Yamazen)
・レーザー式パーティクルカウンター(MODEL3886、日本カノマックス)
・温湿度計(TR−72Ui、T&D)
・ガラス製ネブライザー(特注品)
・ガラス製ミゼットインピンジャー(特注品)
・塩素検知管(No.8LL、ガステック)
・気体採取器(ガステック)
・メンブランフィルタ(8024−045、IWAKI)
・インキュベーター(MIR−153、MIR−553、三洋)
7)方法
日本電機工業会「空気清浄機の浮遊ウィルスに対する除去能評価試験方法」(2011年7月4日制定)に準じた。25mの試験チャンバー内に試験品(「空間清浄システム」)を設置し、チャンバー内に試験ウィルス液を噴霧、浮遊させた。初発(0分)の浮遊ウィルスをインピンジャーで捕集後、試験品の運転を開始した。その後、経時的にチャンバー内の浮遊ウィルスを捕集し、浮遊ウィルス数を測定した。尚、対照として、自然減衰するウィルス数を測定した。詳細を以下に示す。
a.試験系
試験系を図7、図8に示す。25m試験チャンバー内に試験品と攪拌ファン、及びレーザー式パーティクルカウンター、温湿度計をそれぞれ設置した。チャンバーの一側面には、ウィルス液噴霧口と浮遊ウィルス捕集口を設け、それぞれウィルス液噴霧器具と浮遊ウィルス捕集器具を接続した。ウィルス液噴霧器具として、ウィルス液を入れたガラス製ネブライザーを使用した。浮遊ウィルス捕集器具として、捕集液を入れたガラス製ミゼットインピンジャーを使用した。
b.ウィルス液の調製
Nutrient Brothで、36±1℃にて一晩培養した宿主菌液に、試験ウィルスを接種し、半流動寒天(Nutrient Broth+0.5%NaCl+0.5%Agar)と混合して普通寒天培地に重層した。36±1℃で18時間培養後、宿主菌を遠心除去し、孔径0.22μmのメンブランフィルタでろ過して約1011PFU/mLの試験ウィルス液を得た。これを滅菌イオン交換水で100倍希釈し、試験に供した。
c.ウィルス液の噴霧
ウィルス液を入れたガラス製ネブライザーに、コンプレッサーから圧縮空気を送り出し、ウィルス液をチャンバー内へ毎分約0.2mLで10分間噴霧して浮遊させた。
尚、コンプレッサーからの吐出空気圧を1.5kgf/cm、吐出空気量を7.25L/分とした。
d.浮遊ウィルスの捕集
捕集液として0.015%チオ硫酸ナトリウム添加リン酸緩衝生理食塩液20mLを入れたガラス製インピンジャーを用いた。1回の捕集につき、毎分10Lで1分間(=10L)のチャンバー内の空気を吸引し、浮遊ウィルスを捕集した。
e.操作
チャンバー内の攪拌ファンを作動させながらウィルス液を10分間噴霧し、2分攪拌した後にチャンバー内空気から初発(0分)の浮遊ウィルスを捕集した。その後、攪拌ファンを止め、試験品を、室温20℃、相対湿度30%の加湿量が500mL/時間となる運転条件(中運転モード)で運転し、10、20、30、40分後に浮遊ウィルスを捕集した。尚、試験品の運転を行わずに、ウィルスを自然減衰させ、上記と同様に浮遊ウィルスを捕集したものを対照とした。
f.浮遊ウィルス数の測定
浮遊ウィルス捕集後、ミゼットインピンジャー内の捕集液を試料原液とし、リン酸緩衝生理食塩液で10倍段階希釈列を作製した。その試料原液または希釈液と宿主菌を半流動寒天に混合して普通寒天培地に重層し、36±1℃で18時間培養した。培養後、培地上に発生したプラーク数を数え、空気10L当りの浮遊ウィルス数を求めた。
g.塩素ガス濃度の測定
所定時間作用後に、塩素検知管で試験チャンバー内の空気を吸引し、チャンバー内の塩素濃度を測定した。
8)結果
噴霧した試験ウィルス液のウィルス数は4.6×109PFU/mLであった。加湿水として用いた先浄水の有効塩素濃度は、試験開始時で60mg/L(pH:5)、試験終了時のカートリッジ容器内で53mg/L、含浸トレイで32mg/Lであった。尚、加湿量は40分で250mLであった。
表1に経過時間ごとの浮遊ウィルス数を示し、また、その際の浮遊ウィルス数の変化を示すグラフを図9に示した。尚、図9に示した浮遊ウィルス数に関する近似式の傾き(1分間当りに変化する浮遊ウィルス数の対数値)は、対象が−0.00661であり、試験品が−0.20000であった。従って、初期からの浮遊ウィルス数の対数減少値は10分間で対照が0.07log10、試験品が2.00log10であり、20分間で対象が0.13log10、試験品が4.00log10であった。対照を基準として、ウィルス数の対数減少値(減少率)を比較すると、試験品によって10分間で1.93log10(98.8%)、20分間で3.87log10(99.98%)減少した。
尚、対数減少値が2.0log10(99%)以上に達するのに要する時間は11分であった。このことは、試験品の使用により、屋内に漂うウィルスや細菌を短時間で効率よく除去することを明確に示す。
注:対数減少値1.0は、90%減少、2.0は99%減少である。計算式は以下のようになる。
Figure 2020011011
Figure 2020011011
表2に試験時におけるチャンバー内の塩素ガス濃度を示した。
Figure 2020011011
表3に初期値0分を100%とした時の浮遊ウィルス残存率を示し、また、その際の浮遊ウィルス残存率の変化を示すグラフを図10に示した。
Figure 2020011011
参考データとして、対照の試験時におけるチャンバー内の浮遊粒子数の変化を示すグラフを図11に示し、試験品の試験時におけるチャンバー内の浮遊粒子数の変化を示すグラフを図12に示し、対照の試験時におけるチャンバー内温湿度の変化を示すグラフを図13に示し、試験品の試験時におけるチャンバー内温湿度の変化を示すグラフを図14に示した。
この発明は、上述した実施例の構成・数値に限定されること無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施例においては、除菌フィルタ26の重力方向の収縮を防止するための維持機構68として、前後一対の穿刺部材70,72を用いるように説明したが、この発明は、このような構成に限定されること無く、図15に他の実施例と示すように構成しても良いものである。尚、以下の説明において、図1乃至図6を参照して説明した一実施例の構成と同一部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。
他の実施例に係わる維持機構82は、図15に示すように、天板84と底板86と除菌フィルタ26が囲繞枠38に内包される状態を阻害しない状態で、この天板84及び底板86を一体的に連結する連結部材としての連結ステイ88とを備えて構成されている。そして、除菌フィルタ26を構成するフィルタ本体は、この実施例では、天板84に夫々の上縁を固着され、底板86に夫々の下縁を固着され、矢印(⇒)で示す一方向に沿って延出すると共に、下部が含浸トレイの除菌水AS中に浸漬される多数枚のフィルタ布90から構成されている。このようにして、この実施例では、除菌フィルタ26を構成する複数のフィルタ布90を通過する空気は、互いに隣接するフィルタ布90の間を通り抜けることにより、これらフィルタ布90に含浸された除菌水ASに触れてこれにより除菌されることになる。
このように他の実施例に係わる空気清浄化装置は構成されているので、長期間使用しても、除菌フィルタ26のフィルタ本体を構成するフィルタ布90の高さ方向の寸法は確実に維持されて、充分な除菌効果を発揮し続けることの出来る効果を奏することが出来ることになる。
また、他の実施例に係わる空気清浄化装置は、前方囲繞枠部64と後方囲繞枠部66とが互いに係合された状態で、フィルタ本体を構成する多数のフィルタ布90は維持機構82を構成する天板84及び底板84に両者の高さ寸法を固定された状態で挟まれて、囲繞枠38内に収納され、除菌作用に供されるものであり、一方、前方囲繞枠部64と後方囲繞枠部66との係合が外された状態で、フィルタ本体を構成するフィルタ布90は維持機構82により両者の高さ寸法を固定された状態で囲繞枠38から取り出し可能となり、取り出された状態で洗浄可能となる。このように、フィルタ本体を構成するフィルタ布90は囲繞枠38から取り出すことにより、これを洗浄することが可能となり、除菌フィルタ26の繰り返しの使用により、装置の長期間の利用が可能となり、経済性が向上する効果を奏することが出来ることになる。
また、他の実施例におけるフィルタ布は、40乃至60質量%の範囲内にあるレーヨンと、60乃至40質量%の範囲内にあるPVAとからなる不織布より作られているので、フィルタ本体は丈夫な不織布から構成され、長期使用に耐えることが出来、経済性が担保される効果を奏することができることになる。
以上詳細に説明したように、この発明に係わる空気清浄化装置は、長期間の使用に際しても、その清浄化性能、即ち、除菌効果を良好に維持することが出来るものであり、その良好な経済性を始めとして、産業上の利用可能性が極めて高いものである。
10…空気清浄化装置
12…装置本体
14…前パネル
16…天板
18…操作部
20…把持用ハンドル
22…吹出口
24…吸気口
26…除菌フィルタ
28…カートリッジ容器
30…蓋板
32…周側板
34…底板
36…背面板
38…囲繞枠
40…含浸トレイ
42…水受部
44…除菌水流路
46…流出制限機構
48…空気通路部
50…送風機
52…ファンモーター
54…送風ファン
56…送風口
58…フィルタ本体
60…平板状の布体
62…波状の布体
64…前方囲繞枠部
66…後方囲繞枠部
68…維持機構
70…前方穿刺部材
72…後方穿刺部材
74…前方取り付け窓枠
76…後方取り付け窓枠
78…係止部
80…係合溝
82…維持機構(他の実施例)
84…天板
86…底板
88…連結ステイ(連結部材)
90…フィルタ不織布(フィルタ本体)
AS…次亜塩素酸を含む水溶液(除菌水)

Claims (12)

  1. 側面に形成された吸気口と上面に形成された吹出口とを備え、一端が前記吸気口に連通し、他端が前記吹出口に連通した空気通路部が内部に形成された装置本体と、
    屋内の空気を前記吸気口より前記装置本体内に取り入れ、前記空気通路部内を一方向に沿って流送し、そして前記吹出口より前記屋内に放出する送風手段と、
    前記空気通路部内に介設され、該空気通路内を流送される空気が吹き当てられて、内部を前記一方向に沿って通過する除菌フィルタと、
    次亜塩素酸を含む水溶液が収容され、前記除菌フィルタの下部が浸漬されて、該除菌フィルタに前記水溶液を含浸させるための含浸トレイと、
    前記水溶液が充填された交換可能なカートリッジ容器から前記含浸トレイに前記水溶液を供給する溶液供給手段と、を具備し、
    前記空気通路部を流送される空気を、前記除菌フィルタ内を通過する際に、該除菌フィルタに含浸された水溶液に接触させることにより除菌する空気清浄化装置であって、
    前記除菌フィルタは、
    前記水溶液が含浸されるフィルタ本体と、
    このフィルタ本体の、前記一方向に沿う前方部分の周囲を囲繞すると共に前後両面が開放された前方囲繞枠部、及び、該フィルタ本体の、前記一方向に沿う後方部分の周囲を囲繞すると共に前後両面が開放された後方囲繞枠部を、互いに連結可能に備え、互いに連結した状態で、前記フィルタ本体を前記一方向に沿う空気の通過を許容しつつ、該フィルタ本体の周囲を取り囲繞する囲繞枠と、
    前記フィルタ本体の上部に係合し、前記水溶液が含浸された該フィルタ本体を重力方向に収縮させずに、その高さ寸法を維持する維持手段と、を備えることを特徴とする、屋内の空気を清浄化するための空気清浄化装置。
  2. 前記維持手段は、前記前方囲繞枠部と前記後方囲繞枠部とに夫々取り付けられ、前記前方囲繞枠部と前記後方囲繞枠部とが互いに連結されることに伴い、該囲繞枠に内包された前記フィルタ本体の上部に前後方向から夫々穿刺されて、該フィルタ本体の重力方向の収縮を抑止する前方穿刺部材及び後方穿刺部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の空気清浄化装置。
  3. 前記各穿刺部材は、先端が鋭利な細長い針状の部材から形成されていることを特徴とする請求項2に記載の空気清浄化装置。
  4. 前記各穿刺部材は、対応する前記前方囲繞枠部又は前記後方囲繞枠部の前記一方向に沿う長さに相当する長さを有して形成されていることを特徴とする請求項3に記載の空気清浄化装置。
  5. 前記前方囲繞枠部の前面上部には、格子状の前方取り付け窓が配設され、
    この前方取り付け窓には、前記前方穿刺部材の基端部が固着され、
    前記前方穿刺部材は、前記一方向とは逆方向に沿って、該前方穿刺部材の先端部が、前記後方囲繞枠部の前面付近まで延出し、
    前記後方囲繞枠部の後面上部には、格子状の後方取り付け窓が配設され、
    この後方取り付け窓には、前記後方穿刺部材の基端部が固着され、
    前記後方穿刺部材は、前記一方向に沿って、該後方穿刺部材の先端部が、前記前方囲繞枠部の後面付近まで延出することを特徴とする請求項3に記載の空気清浄化装置。
  6. 前記穿刺部材は、対応する前記前方囲繞枠部又は前記後方囲繞枠部の前記一方向に直交する水平方向に沿って複数配設されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の空気清浄化装置。
  7. 前記フィルタ本体は、前面から後面に通じる多数の連通孔を有するコルゲート構造体からなり、
    各連通孔は、4mm乃至7mmの範囲内の孔径、及び、4.5cm乃至6.5cmの範囲内の孔長を有することを特徴とする請求項1に記載の空気清浄化装置。
  8. 前記コルゲート構造体は、40乃至60質量%の範囲内にあるレーヨンと、60乃至40質量%の範囲内にあるPVAとからなる不織布より作られていることを特徴とする請求項7記載の空気清浄化装置。
  9. 前記維持手段は、天板と底板と該フィルタ本体が前記囲繞枠に内包される状態を阻害しない状態で該天板及び底板を一体的に連結する連結部材とを備え、
    前記フィルタ本体は、前記天板に夫々の上縁を固着され、前記底板に夫々の下縁を固着され、前記一方向に沿って延出すると共に、下部が前記含浸トレイの前記水溶液中に浸漬される多数枚のフィルタ布を備え、
    前記除菌フィルタ内を通過する空気は、互いに隣接するフィルタ布の間を通り抜けることにより、該フィルタ布に含浸された前記水溶液に触れてこれにより除菌されることを特徴とする請求項1に記載の空気清浄化装置。
  10. 前記前方囲繞枠部と後方囲繞枠部とが互いに係合された状態で、前記フィルタ本体は前記囲繞枠内に収納されて除菌作用に供され、前記前方囲繞枠部と後方囲繞枠部との係合が外された状態で、前記フィルタ本体は該囲繞枠から取り出し可能となり、取り出された状態で洗浄可能となることを特徴とする請求項9に記載の空気清浄化装置。
  11. 前記フィルタ布は、40乃至60質量%の範囲内にあるレーヨンと、60乃至40質量%の範囲内にあるPVAとからなる不織布より作られていることを特徴とする請求項9又は10記載の空気清浄化装置。
  12. 前記次亜塩素酸を含む水溶液は、次亜塩素酸の濃度が20ppm乃至200ppmの範囲にあると共に、pH5乃至pH7の範囲内に設定され、
    前記送風手段は、前記次亜塩素酸を含む水溶液の屋内への供給量が、室温20℃及び相対湿度30%において、200mL/時間乃至730mL/時間の範囲にあるように駆動されることを特徴とする請求項1に記載の空気清浄化装置。
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