JP2020008177A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2020008177A
JP2020008177A JP2018126474A JP2018126474A JP2020008177A JP 2020008177 A JP2020008177 A JP 2020008177A JP 2018126474 A JP2018126474 A JP 2018126474A JP 2018126474 A JP2018126474 A JP 2018126474A JP 2020008177 A JP2020008177 A JP 2020008177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
rack
movable rail
pinion
refrigerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018126474A
Other languages
English (en)
Inventor
森 貴代志
Kiyoshi Mori
貴代志 森
健一 柿田
Kenichi Kakita
健一 柿田
正久 昌利
Masatoshi Masaku
昌利 正久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018126474A priority Critical patent/JP2020008177A/ja
Publication of JP2020008177A publication Critical patent/JP2020008177A/ja
Priority to JP2023012678A priority patent/JP7474936B2/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

【課題】扉の自動開閉機能を備えた冷蔵庫において、扉が広く開いた状態でも自動閉扉を可能とする冷蔵庫を提供することを目的とする。【解決手段】上記目的を達成するために、本発明は、断熱壁で構成された筐体11、および扉16aによって区分けされた引き出し収納室16と、支持レール21aと、支持レール21a上をスライド動作する可動レール21bと、前記可動レール21bを直接的または間接的に動作させることで扉16aを自動開閉させる扉開閉手段23とを備え、扉開閉手段23を、扉16aが全開状態のとき引き出し収納室16a内に残る可動レールの奥行き寸法D5より前記引き出し収納室16aの前面側に配置するものである。【選択図】図2

Description

本発明は、収納室の扉を自動で開閉する手段を備えた冷蔵庫に関するものである。
近年では、食生活の変化や郊外型の大型スーパーマーケットの増加から、日々買い物をする習慣が薄れて来ており、例えば1週間分の食料品を纏め買いして冷蔵庫に保存する傾向が強くなっている。また、比較的大型の冷蔵庫を使用する高齢者が増加しており、そのような使用者にとって纏め買いした食品と扉との総重量が重く、収納室の開閉が負担に感じられるようになってきた。
一方、冷蔵庫の閉じ忘れが発生することがあり、扉が少しでも開いた状態で放置されると、暖気の侵入による保存性能の低下、冷却量の増加による消費電力の増大、および外湿気の侵入による収納室内の結露や着霜が発生し、冷蔵庫の機能を損ねることになる。
また、調理時に冷蔵庫内から食品を両手で取り出したとき、食品を調理台に運んだ後に、再度冷蔵庫の前に戻り、扉を閉じるという一連の動作を何度も繰り返すことが使用者の負担になっている。このため、扉が全開状態であっても自動で閉扉する機能が求められている。
このような課題のうち、収納室の開扉の負担を軽減する冷蔵庫として、ソレノイドを使用したアクチュエータにより、自動開扉するものがある。(特許文献1参照)
図6は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の引出し冷凍室周辺の側面断面図である。
特許文献1に記載の冷蔵庫の扉開放ユニット115は、冷凍室扉119表面のハンドル部119aに形成した磁気レバーからなるタッチスイッチ116へのタッチ操作によってホールIC、マイコン制御により駆動されるものであり、ヨーク117内に設けられ、ボビンの外周にコイルを巻装してこれを樹脂でモールドしたソレノイド118と、ソレノイド118への通電によって吸引される、前記パイプの先端に固着した押し棒123とから構成されており、この扉開放ユニット115をゴムブッシュなどの緩衝材を介して前記仕切壁部113の前後に亙って取り付けたソレノイドケースにねじ固定している。
そして、ソレノイド118への通電時には、プランジャー122の前方への水平移動によって押し棒123の先端部が前方へ延出し、ノック部材127の後部に立設させた係合片127aを押圧し、ノック部材127の先端部が冷凍室扉119の裏面側に向かって突出するよう構成している。
このように、ソレノイドへの通電により、プランジャー122の先端に設けた押し棒を前方に突き出すことで開扉動作を行うものである。
また、このような課題のうち、収納室の閉扉の負担を軽減する冷蔵庫として、モータを使用したアクチュエータが回転駆動し、自動閉扉するものがある。(特許文献2参照)
図7は、特許文献2に記載された冷蔵庫の扉の駆動機構215を上方からみた平面図である。
駆動機構215においては、回転出力軸である駆動軸218の周りに回転自在に回転駆動体である回転板219が軸支されており、回転板219には駆動伝達部材である駆動ピン220が備えられている。駆動ピン220は3本設けられており、駆動軸218からの距離に応じて距離r1に第一の駆動ピン220a、距離r2に第二の駆動ピン220b、距離r3に第三の駆動ピン220cが設けられており、それぞれの駆動ピン220は円筒形状をなし、かつ駆動ピン220の中心軸は駆動軸218の回転中心軸と平行となっている。
回転板219は、扉を開放する際には矢印CCW方向に回転し、閉じるときには逆方向に回転する。
連結板216は扉に設けられているので、駆動機構215によって移動自在である。本図においては、図示左方向が冷蔵庫の正面側としており、連結板216が左方向に移動することで扉は開く。
連結板216には、扉を開放する際に第一の駆動ピン220aが接する第一の受け面221a、第二の駆動ピン220bが接する第二の受け面221b、第三の駆動ピン220cが接する第三の受け面221cが備えられている。また、扉を閉じるときには逆順となる。
扉を閉じる動作は、引き出しドアと冷蔵庫本体との開き量が一定以下である半ドア状態であることを検出したときに行う。
特許第4444330号公報 特許第4247278号公報
しかしながら、上述した構成は、ソレノイドを駆動源としたプランジャーを突き出し、その勢いで扉を開く構成となっており、その後の開扉は惰性で動作するため、開扉後はプランジャーと引き出しとの係合が外れた状態となる。このため、プランジャーを開扉と逆方向に動作させても引き出しを引き込むことができず、自動閉扉は不可能である。
また、特許文献2の構成では自動閉扉機能を備えるものの、開き量が一定以上である場合には駆動ピンと連結板は係合せず扉を自動で閉じることができない。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、扉の開き量に関係なく自動閉扉が可能であるとともに自動開扉も可能な自動扉開閉機能を備えた冷蔵庫の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、断熱壁で構成された筐体および扉によって区分けされた引き出し収納室と、前記引き出し収納室内に固定された支持レールと、前記支持レールに保持されると共に前記支持レール上をスライド動作する可動レールと、前記可動レールを直接的または間接的に動作させることで前記扉を自動開閉させる扉開閉手段とを備え、前記扉開閉手段は、前記扉が全開状態のとき前記引き出し収納室内に残る可動レールの奥行き寸法より前記引き出し収納室の前面側に配置されたことを特徴とするものである。
本発明の冷蔵庫は、自動開扉が可能で、且つ、扉が広く開いた状態でも引き出し収納室の内壁に設置された扉開閉手段と可動レールが係合することができるため、長いストロークの自動閉扉が可能となり、結果、扉の開き量に関係なく自動閉扉が可能となる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 (a)、(b)は、ともに、本発明の実施の形態1におけるラックピニオン機構を備えた冷蔵庫のA−A断面図 (a)、(b)、(c)は、ともに、本発明の実施の形態2における多段階レールとラックピニオン機構を説明するための冷蔵庫の扉A−A断面図 (a)、(b)、(c)は、ともに、本発明の実施の形態2における折り畳みラックピニオン機構を備えた冷蔵庫のA−A断面図 (a)、(b)は、ともに、本発明の実施の形態3における伸縮ラックピニオン機構を備えた冷蔵庫のA−A断面図 従来の引出し冷凍室周辺の側面断面図 従来の冷蔵庫の扉の駆動機構を上方からみた平面図
第1の発明は、断熱壁で構成された筐体および扉によって区分けされた引き出し収納室と、前記引き出し収納室内に固定された支持レールと、前記支持レールに保持されると共に前記支持レール上をスライド動作する可動レールと、前記可動レールを直接的または間接的に動作させることで前記扉を自動開閉させる扉開閉手段とを備え、前記扉開閉手段は、前記扉が全開状態のとき前記引き出し収納室内に残る可動レールの奥行き寸法より前記引き出し収納室の前面側に配置されたものである。
これによって、扉が広く開いた状態でも、引き出し収納室の内壁に設置された扉開閉手段と可動レールとが係合することができるため、特に長いストロークの自動閉扉が可能となる。
第2の発明は、第1の発明の前記可動レールは、前記支持レール上をスライド動作する第一可動レールと、前記第一可動レール上をスライド動作する第二可動レールで構成され、前記扉開閉手段は、前記扉が全開状態のとき前記引き出し収納室内に残る前記第一可動レールの奥行き寸法より前記引き出し収納室の前面側に配置されたものである。
これによって、支持レールの長さ以上に扉が開いた状態でも、引き出し収納室の内壁に設置された扉開閉手段と第一可動レールとが係合することができるため、特に長いストロークの自動閉扉が可能となる。また、扉開閉手段と第二可動レールとの距離が近づくため、これらを係合させる手段を設けることが有利となる。
第3の発明は、第1または第2の発明における前記可動レールは、ラックピニオンと連結されるとともに、前記扉開閉手段は、前記引き出し収納室の内壁に設置され、前記扉開閉手段が前記ラックピニオンを動作させて前記扉を開閉させるものである。
これによって、汎用的で比較的簡易とされる機構で、長いストロークの扉開閉が可能となる。
第4の発明は、第3の発明のラックピニオンは、前記扉に連結された第一ラックピニオンと、前記第一ラックピニオン上に設けた回転軸によって保持され回動動作可能な第二ラックピニオンとで構成されたものである。
これによって、閉扉時には第二ラックピニオンが回動し折り畳まれた状態でコンパクトに収納室内に収まり、開扉時には第一ラックピニオンと第二ラックピニオンが直線状となり両者の長さの合計が自動開閉可能な寸法となるため、擬似的な伸縮ラックピニオン機構で第3の発明よりも更に長いストロークの扉開閉が可能となる。
第5の発明は、第3の発明のラックピニオンは、前記扉に連結された第一ラックピニオンと、前記第一ラックピニオン上をスライド動作する第二ラックピニオンとで構成されたものである。
これによって、閉扉時には第一ラックピニオンと第二ラックピニオンが重なった状態でコンパクトに収納室内に収まり、開扉時には第一ラックピニオンと第二ラックピニオンが直線状に並ぶ状態で両者の長さの合計が自動開閉可能な寸法となるため、伸縮するラックピニオン機構で第3の発明よりも更に長いストロークの扉開閉が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって、この発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1を図1から図2を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同実施の形態1におけるラックピニオン機構を備えた冷蔵庫のA−A断面図である。
図1において、筐体11である断熱箱体は、主に鋼板を用いた外箱と、ABSなどの樹脂で成形された内箱と、外箱と内箱の間に注入した断熱材で構成されている。
筐体11である断熱箱体は、複数の収納室に断熱区画されており、最上部に冷蔵室12、その冷蔵室12の下部に製氷室13および切換室14が横並びに設けられ、その製氷室13と切換室14の下部に冷凍室15、そして最下部に野菜室16が配置され、各収納室の前面には外気と区画するための断熱扉が筐体11の前面開口部にそれぞれ構成されている。冷蔵室12の断熱扉である冷蔵室扉12aの中央部付近には操作部17が設けられ、各室の庫内温度設定や製氷および急速冷却などの設定を行うことができる。
冷蔵室12内の最上部の後方領域に形成された機械室内には、圧縮機、水分除去を行うドライヤ等の冷凍サイクルの構成部品が収納されている。
冷凍室15の背面には冷気を生成する冷却室19が設けられ、冷却室19内には、冷却器、および、冷却器で冷却した冷却手段である冷気を冷蔵室12、切換室14、製氷室13、野菜室16、冷凍室15に送風する冷却ファンが配置される。さらに冷却ファンからの風量を調節する風量調節ダンパーが風路内に設置されている。また、冷却器やその周辺に付着する霜や氷を除霜するためにラジアントヒータ、ドレンパン、ドレンチューブ蒸発皿等が構成されている。
冷蔵室12は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1℃〜5℃とし、最下部の野菜室16は冷蔵室12と同等もしくは若干高い温度設定の2℃〜7℃としている。また、冷凍室15は冷凍温度帯に設定されており、冷凍保存のために通常−22℃〜−15℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温で設定されることもある。
製氷室13は冷蔵室12内の貯水タンクから送られた水で室内上部に設けられた自動製氷機で氷をつくり、室内下部に配置した貯氷容器に貯蔵する。
切換室14は、1℃〜5℃で設定される冷蔵、2℃〜7℃で設定される野菜、通常−22℃〜−15℃で設定される冷凍の温度帯以外に、冷蔵温度帯から冷凍温度帯の間で予め設定された温度帯に切り換えることができる。切換室14は製氷室13に並設された独立扉を備えた収納室であり、引き出し式の扉を備えることが多い。
なお、本実施の形態1では、切換室14を、冷蔵と冷凍の温度帯までを含めた収納室としているが、冷蔵は冷蔵室12と野菜室16、冷凍は冷凍室15に委ねて、冷蔵と冷凍の中間の上記温度帯のみの切り換えに特化した収納室としても構わない。また、特定の温度帯、例えば近年冷凍食品の需要が多くなってきたことに伴い、冷凍に固定された収納室でも構わない。
図2(a)は野菜室扉16aが閉じている状態、図2(b)は野菜室扉16aが開いた状態を示しており、野菜室の扉16aは、レール21によって野菜室16をスライド開閉が可能である。レール21は、支持レール21aと可動レール21bで構成され、支持レール21aは野菜室16の内壁に固定されており、可動レール21bは支持レール21a上をスライドする構成となっている。可動レール21bと扉16aは一体構造となっているため、可動レール21bは扉16aの開閉に伴って動作する。
また、野菜室16の内壁には、扉開閉手段であるアクチェータ23が設けられている。アクチュエータ23は、モータ、およびギア機構などで構成され、モータの動力をラックピニオン24に伝達する。このラックピニオン24は左右の可動レール21b間に通された補強材22aに固定されている。また、前述したように、可動レール21bと扉16aは接続されており連動して動作するため、アクチュエータ23により扉16aを自動開閉することが可能となる。
この扉16aの自動開扉動作は、扉16aやその他スイッチ系操作部へのタッチ動作、或いは光学系センサーによるジェスチャー、或いは音声認識等をトリガーとして実行されるものである。
ここで、野菜室16、レール21、アクチュエータ23、およびラックピニオン24の配置について説明する。
図2において、野菜室16の奥行きをD1とすると、支持レール21aおよび可動レール21bの最大長さも当然ながらD1である。扉16aを全開状態としたとき、支持レール21aと可動レール21bのラップ寸法D5を設けることで、扉16aへの荷重に耐え得る構造となっている。即ち、扉16aの開扉寸法D4は、D1の長さからD5の長さを引いた値、すなわち、「D1−D5」で表現される。
また、ラックピニオン24の最大長さもD1となるが、実際には庫内奥に冷却室19が設けられている等の理由によってD1よりも短くなるため、これをD2とする。そして、アクチュエータ23の出力部の位置を手前(野菜室16の開口部)からD3の距離とすれば、アクチュエータ23によって自動開閉可能な長さは、D2の長さからD3の長さを引いた値、即ち、「D2−D3」となる。もし冷却室19が無いと仮定してもD1の長さからD3の長さを引いた値、即ち、「D1−D3」が自動開閉可能な長さである。
即ち、自動開閉可能な長さを最大化するためには、D3をなるべく短くすべきである。また、扉16aがなるべく全開状態まで開閉するためには、D5よりもD3の寸法を短くする必要がある。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、扉16aが広く開いた状態でも野菜室16の内壁に設置されたアクチュエータ23と可動レール21bとが係合することができるため、長いストロークの自動閉扉が可能となる。
なお、上述した説明では、扉開閉手段(アクチェータ23)は、ラックピニオン24を動作させることで間接的に可動レール21bを動作させているが、直接可動レール21bを動作させてもよい。その場合は、可動レール21bにラックピニオン24のように凹凸部を設けるとともに、アクチュエータ23を収納室の側内壁に設けて、前記可動レール21bの凹凸部とアクチュエータ23を直接係合させることで可動レール21bを動作させてもよい。また、扉開閉手段(アクチェータ23)と凹凸部を設けた可動レール21bの間に歯車を介在させてもよい。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2を図3および図4を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様の構成については、その説明を省略する。
図3は本実施の形態2における多段階レールとラックピニオン機構を説明するための冷蔵庫の扉A−A断面図、図4は本実施の形態2における折り畳みラックピニオン機構を備えた冷蔵庫のA−A断面図である。
図3(a)は野菜室扉16aが閉じている状態、図3(b)は野菜室扉16aが半開となった状態、図3(c)は野菜室扉16aが全開となった状態を示している。
本実施の形態2では、レール21は、支持レール21aと第一可動レール21c、第二可動レール21dで構成され、支持レール21aは野菜室16の内壁に固定されており、第一可動レール21cは支持レール21a上をスライドし、更に第一可動レール21c上を第二可動レール21dがスライドする構成となっている。可動レール21dと扉16aは一体構造となっており、第二可動レール21dおよび第一可動レール21cは扉16aの開閉に伴って動作する。すなわち、支持レール21aの長さ以上の開閉ストロークを得ることができる多段レール機構となっている。
この構成により、本実施の形態2では、実施の形態1に示した図2の構成での扉16aの最大開扉量D4よりも最大開扉寸法が大きく、この寸法をD6とする。
実施の形態1に示した図2の構成のラップ寸法D5のように、本実施の形態2でも支持レール21aと第一可動レール21cとのラップ寸法D7、および第一可動レール21cと第二可動レール21dとのラップ寸法D8が必要であるため、D6の長さは、D1の長さの2倍からD7の長さとD8の長さを引いた値、即ち、「D1×2−D7−D8」となる。
このように、本実施の形態2では扉16aの開扉寸法D6が大きくとれるが、もし図3(c)に示すように、扉16aが一定以上開いたときアクチュエータ23とラックピニオン24の係合が外れてしまう場合には、ラックピニオン24を図4のように構成すればよい。
図4(a)は野菜室扉16aが閉じている状態、図4(b)は野菜室扉16aが半開となった状態、図4(c)は野菜室扉16aが全開となった状態を示している。
図4において、左右の可動レール21d間に通された補強材22b上に、第一ラックピニオン24aが固定されている。そして、この第一ラックピニオン24a上に第二ラックピニオン24bが設けられ、回転軸25を中心に回動可能となっている。
扉16aが閉じられた状態では、図4(a)に示すように第二ラックピニオン24bは第一ラックピニオン24aに対して90度前後の角度で折り畳まれた状態となっている。この折り畳み状態は、回転軸25にねじりコイルバネ等を仕込むことで維持されている。
また、アクチュエータ23によって扉16aが徐々に開かれていくと、図4(b)のように第二ラックピニオン24bが固定された支点26に当接し、第一ラックピニオン24aとの直線状態に近づいていき、折り畳み状態から解除されていく。
さらに、扉16aが一定以上開かれると、図4(c)のように第一ラックピニオン24aと第二ラックピニオン24bが直線状に繋がり、アクチュエータ23との係合箇所は第一ラックピニオン24aから第二ラックピニオン24bへと移る。このように、全開状態では扉16aの自動開閉可能な寸法は、第一ラックピニオン24aと第二ラックピニオン24bの長さの合計値となる。
即ち、扉16aが閉じられた状態ではラックピニオンが折り畳まれ、開いた状態ではラックピニオンが伸長されるため、野菜室16の奥行き寸法D1以上の自動開閉ストロークが得られる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3を図5を用いて説明する。なお、実施の形態1、2と同様の構成については、その説明を省略する。
図5は本実施の形態3における伸縮ラックピニオン機構を備えた冷蔵庫のA−A断面図である。図5(a)は野菜室扉16aが閉じている状態、図5(b)は野菜室扉16aが全開となった状態を示している。
図5において、アクチュエータ23と係合し、スライド動作する係合ラックピニオン24cが設けられ、さらに係合ラックピニオン24c上をスライドできるように伸縮ラックピニオン24dが設けられている。また、伸縮ラックピニオン24dは、左右の可動レール21d間に通された補強材22c上に固定されている。このように、伸縮ラックピニオン24d、可動レール21d、および扉16aは一体構造となっているため、扉16aの開閉に伴ってそれぞれが動作する。
この構成でも、アクチュエータ23によって扉16aを自動開閉することは可能であるが、さらに係合ラックピニオン24cと伸縮ラックピニオン24dをワイヤー27を使用して同期して動作させる構成を以下に説明する。
係合ラックピニオン24c上には第一プーリ29aと第二プーリ29bが設けられている。また、ワイヤー27を固定する第一支点28aが野菜室16の壁面に固定され、さらに伸縮ラックピニオン24d上に第二支点28bが設けられ、同様にワイヤー27が固定されている。
ワイヤー27は環状となっており、第一支点28a、第一プーリ29a、第二支点28b、第二プーリ29bの順に、最小限の弛みで通されている。
扉16aが閉じられた状態では、図5(a)に示すように伸縮ラックピニオン24dは係合ラックピニオン24cと重なるように纏まった状態となっている。
また、アクチュエータ23によって扉16aが開かれると、図5(b)のように第一支点28aと第一プーリ29a、および第二プーリ29bの位置関係が変化し、第二支点28bが開扉方向に移動する。これによって、係合ラックピニオン24cが開扉方向に動作すると、これに同期して伸縮ラックピニオン24dは係合ラックピニオン24c上を開扉方向に動作するため、両ラックピニオンが直線状に並ぶ形態に近づいていく。また、閉扉時には逆の動作となる。
即ち、この構成により、扉16aが閉じられた状態ではラックピニオンはD1以下の長さとなり、開いた状態ではラックピニオンが伸長されるため、野菜室16の奥行き寸法D1以上の自動開閉ストロークが得られる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の自動扉開閉の構成は、冷蔵庫に適用できるのみならず、収納庫の自動開閉扉にも適用することができるものである。即ち、壁で構成された筐体および扉によって区分けされた引き出し収納室と、前記引き出し収納室内に固定された支持レールと、前記支持レールに保持されると共に前記支持レール上をスライド動作する可動レールと、前記可動レールを直接的または間接的に動作させることで前記扉を自動開閉させる扉開閉手段とを備え、前記扉開閉手段は、前記扉が全開状態のとき前記引き出し収納室内に残る可動レールの奥行き寸法より前記引き出し収納室の前面側に配置された構成とすればよい。
これにより、自動開扉が可能で、且つ、扉が広く開いた状態でも引き出し収納室の内壁に設置された扉開閉手段と可動レールが係合することができるため、長いストロークの自動閉扉が可能となり、結果、扉の開き量に関係なく自動閉扉が可能な収納庫とすることができる。この収納庫には、本実施の形態で説明した、第2から第5の発明についてもそれぞれ適用することができ、その効果もそれぞれ同様である。
本発明にかかる冷蔵庫は、業務用冷蔵庫、温調が不要な収納庫等にも応用できるものである。
11 筐体
12 冷蔵室
12a 冷蔵室扉(断熱扉)
13 製氷室
14 切換室
15 冷凍室
16 野菜室
16a 扉
17 操作部
21 レール
21a 支持レール
21b 可動レール
21c 第一可動レール
21d 第二可動レール
22a、22b 補強材
23 アクチュエータ
24 ラックピニオン
24a 第一ラックピニオン
24b 第二ラックピニオン
24c 係合ラックピニオン
24d 伸縮ラックピニオン
25 回転軸
26 支点
27 ワイヤー
28a 第一支点
28b 第二支点
29a 第一プーリ
29b 第二プーリ

Claims (5)

  1. 断熱壁で構成された筐体および扉によって区分けされた引き出し収納室と、前記引き出し収納室内に固定された支持レールと、前記支持レールに保持されると共に前記支持レール上をスライド動作する可動レールと、前記可動レールを直接的または間接的に動作させることで前記扉を自動開閉させる扉開閉手段とを備え、前記扉開閉手段は、前記扉が全開状態のとき前記引き出し収納室内に残る可動レールの奥行き寸法より前記引き出し収納室の前面側に配置されたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記可動レールは、前記支持レール上をスライド動作する第一可動レールと、前記第一可動レール上をスライド動作する第二可動レールで構成され、前記扉開閉手段は、前記扉が全開状態のとき前記引き出し収納室内に残る前記第一可動レールの奥行き寸法より前記引き出し収納室の前面側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記可動レールは、ラックピニオンと連結されるとともに、前記扉開閉手段は、前記引き出し収納室の内壁に設置され、前記扉開閉手段が前記ラックピニオンを動作させて前記扉を開閉させることを特徴とした請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ラックピニオンは、前記扉に連結された第一ラックピニオンと、前記第一ラックピニオン上に設けた回転軸によって保持され回動動作可能な第二ラックピニオンとで構成されたことを特徴とした請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記ラックピニオンは、前記扉に連結された第一ラックピニオンと、前記第一ラックピニオン上をスライド動作する第二ラックピニオンとで構成されたことを特徴とした請求項3に記載の冷蔵庫。
JP2018126474A 2018-07-03 2018-07-03 冷蔵庫 Pending JP2020008177A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018126474A JP2020008177A (ja) 2018-07-03 2018-07-03 冷蔵庫
JP2023012678A JP7474936B2 (ja) 2018-07-03 2023-01-31 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018126474A JP2020008177A (ja) 2018-07-03 2018-07-03 冷蔵庫

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023012678A Division JP7474936B2 (ja) 2018-07-03 2023-01-31 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020008177A true JP2020008177A (ja) 2020-01-16

Family

ID=69151363

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018126474A Pending JP2020008177A (ja) 2018-07-03 2018-07-03 冷蔵庫
JP2023012678A Active JP7474936B2 (ja) 2018-07-03 2023-01-31 冷蔵庫

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023012678A Active JP7474936B2 (ja) 2018-07-03 2023-01-31 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2020008177A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02103388A (ja) * 1988-10-12 1990-04-16 Mitsubishi Electric Corp ケース自動引出し装置
JP2014102069A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Lg Electronics Inc 冷蔵庫

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20101388U1 (de) 2001-01-26 2001-04-26 Gobbers Walter Zahnstange
JP2004108604A (ja) 2002-09-13 2004-04-08 Hitachi Ltd ドア制御装置、自動ドア、ドア制御方法及び自動ドアを用いた冷蔵庫
KR20110024883A (ko) 2009-09-03 2011-03-09 삼성전자주식회사 도어자동개폐장치 및 이를 구비한 냉장고
JP5428115B2 (ja) 2010-03-01 2014-02-26 株式会社協和製作所 ゲート開閉装置
JP6373653B2 (ja) 2013-06-25 2018-08-15 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
KR101873115B1 (ko) 2016-11-03 2018-06-29 엘지전자 주식회사 냉장고

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02103388A (ja) * 1988-10-12 1990-04-16 Mitsubishi Electric Corp ケース自動引出し装置
JP2014102069A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Lg Electronics Inc 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP7474936B2 (ja) 2024-04-26
JP2023041797A (ja) 2023-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200340733A1 (en) Refrigerator
KR101576679B1 (ko) 냉장고 도어 개방 장치
JP6715439B2 (ja) 冷蔵庫
US20110095670A1 (en) Automatic door closing device of refrigerator and refrigerator having the same
US10139154B2 (en) Refrigerator
JP6964227B2 (ja) 冷蔵庫
KR20010072250A (ko) 냉장고 문 오프너
JP4444330B2 (ja) 冷蔵庫
US20140373561A1 (en) Household refrigeration appliance comprising a water and/or ice-dispenser
WO2006069905A1 (en) A refrigerator cabinet with a compartment for thawing frozen foods
KR20100054813A (ko) 아이스 디스펜서를 구비한 냉장고
JP7474936B2 (ja) 冷蔵庫
JP4559963B2 (ja) 貯蔵庫
WO2018116707A1 (ja) 開扉装置および冷蔵庫
JP7382550B2 (ja) 冷蔵庫
CN114646169B (zh) 冷藏冷冻装置
KR102293702B1 (ko) 사용이 편리한 서랍식 냉장고
JP6145696B2 (ja) 冷蔵庫
JP6145697B2 (ja) 冷蔵庫
JP4538028B2 (ja) 冷蔵庫
CN111750597A (zh) 制冷器具
JP7008186B2 (ja) 冷蔵庫
KR102492945B1 (ko) 도어 자동 개폐 장치
JP2009079858A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221012

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20221020

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221101