JP2020007595A - アルミニウム合金材 - Google Patents

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Abstract

【課題】300℃の高温でも優れた機械特性を備えたアルミニウム合金材を提供する。【解決手段】Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金材であって、該アルミニウム合金材についてのX線回折測定で得られるX線回折パターンにおけるAl6Fe相の回折ピーク強度を「α」(cps)とし、Al相の(200)面の回折ピーク強度を「β」(cps)としたとき、α/βの値が0.05以下である構成とする。前記アルミニウム合金は、さらに、Cu、Mg、Zr、V、W、Cr、Co、Mo、Ta、Hf、Nb、Ni、MnおよびCeからなる群より選ばれる1種または2種以上の元素を、それぞれ0.01質量%〜5.0質量%含有するのが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、高温における機械特性に優れたアルミニウム合金材、高温における機械特性に優れたアルミニウム合金鋳造材の製造方法、高温における機械特性に優れたアルミニウム合金粉末押出材の製造方法に関する。
なお、本明細書および特許請求の範囲において、「示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度」とは、示差走査熱量曲線において400℃以上の領域に複数個の発熱ピークが存在する場合には、これら複数個の発熱ピーク開始温度のうち、最も温度が低い発熱ピーク開始温度を意味するものとする。
四輪自動車、二輪自動車等の車両(以下、単に「自動車」という)に搭載される内燃機関では、内燃機関の軽量化による燃焼効率、出力等の向上を図るために、例えば、アルミニウム合金製のピストンが用いられる。特許文献1〜3には、アルミニウム合金製のピストン等のアルミニウム合金成形品の製造方法が開示されている。このような用途に用いられるアルミニウム合金には高温において高強度であることが要求される。高温で高強度を有するアルミニウム合金として、特許文献4には、重量%で、Si:10.0〜14.0%、Cu:3.0〜6.0%、Mg:0.1〜1.0%、Fe:0.6〜1.8%、Ni:0.8〜3.0%、Mn:0.1〜0.7%、Ti:0.1〜0.7%、Zr:0.05〜0.3%、V:0.05〜0.5%を含有し、残部がAlおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金が記載され、特許文献5には、Si:11.0〜13.0質量%,Ni:4.5〜6.0質量%,Cu:3.5〜4.5質量%,Mg:0.8〜1.2質量%,Fe:0.2〜0.65質量%,Mn:0.10〜0.40質量%、P:0.003〜0.015質量%及びCa:0.002質量%以下を含み、残部が実質的にAlからなり、含有FeとNiの間でFe≦−0.25Ni+1.75の関係を満たすとともに、晶出物の平均粒径が5μm以下であるアルミニウム合金が提案されている。
特開2005−290545号公報 特開2009−191367号公報 国際公開第2008/016169号パンフレット 特開平7−216487号公報 特開2004−27316号公報
近年、内燃機関の燃焼効率、出力等について更なる向上を図るため、ピストン等の内燃機関の部品の材料に用いられるアルミニウム合金として、より一層高い温度において高強度を備えていることが求められるようになっている。具体的には、300℃の高温度でも高強度を備えていることが要求されるようになってきている。これに対し、上記特許文献4に記載されたアルミニウム合金では、150℃の高温で高強度を有したものであり、上記特許文献5に記載されたアルミニウム合金では、250℃の高温で高強度を有したものである。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、300℃の高温でも優れた機械特性を備えたアルミニウム合金材、300℃の高温でも優れた機械特性を備えたアルミニウム合金鋳造材の製造方法、および300℃の高温でも優れた機械特性を備えたアルミニウム合金粉末押出材の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金材であって、
前記アルミニウム合金材についてのX線回折測定で得られるX線回折パターンにおけるAl6Fe相の回折ピーク強度を「α」(cps)とし、Al相の(200)面の回折ピーク強度を「β」(cps)としたとき、α/βの値が0.05以下であることを特徴とするアルミニウム合金材。
[2]前記アルミニウム合金は、さらに、Cu、Mg、Zr、V、W、Cr、Co、Mo、Ta、Hf、Nb、Ni、MnおよびCeからなる群より選ばれる1種または2種以上の元素を、それぞれ0.01質量%〜5.0質量%含有する請求項1に記載のアルミニウム合金材。
[3]前記アルミニウム合金は、さらに、Bを0.0001質量%〜0.03質量%含む前項1または2に記載のアルミニウム合金材。
[4]前記アルミニウム合金材中にAl−Fe系金属間化合物を含有し、前記アルミニウム合金材の断面組織構造において前記Al−Fe系金属間化合物の平均円相当直径が0.1μm〜3.0μmの範囲である前項1〜3のいずれか1項に記載のアルミニウム合金材。
[5]Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金の溶湯を得る溶湯形成工程と、
前記得られた溶湯を鋳造加工することによって鋳造材を得る鋳造工程と、
前記アルミニウム合金の示差走査熱量測定で得られる示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度を「X」(℃)としたとき、前記得られた鋳造材を200℃〜X℃の範囲の温度で熱処理を行う熱処理工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金鋳造材の製造方法。
[6]前記アルミニウム合金溶湯は、さらに、Cu、Mg、Zr、V、W、Cr、Co、Mo、Ta、Hf、Nb、Ni、MnおよびCeからなる群より選ばれる1種または2種以上の元素を、それぞれ0.01質量%〜5.0質量%含有する前項5に記載のアルミニウム合金鋳造材の製造方法。
[7]前記アルミニウム合金溶湯は、さらに、さらに、Bを0.0001質量%〜0.03質量%含む前項5または6に記載のアルミニウム合金鋳造材の製造方法。
[8]Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金粉末を圧縮成形して圧粉体を得る圧縮成形工程と、
前記アルミニウム合金粉末の示差走査熱量測定で得られる示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度を「X」(℃)としたとき、前記得られた圧粉体を200℃〜X℃の範囲の温度で熱間押出しして押出材を得る押出工程と、
前記押出材を200℃〜X℃の範囲の温度で熱処理を行う熱処理工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム合金粉末押出材の製造方法。
[9]前記アルミニウム合金は、さらに、Cu、Mg、Zr、V、W、Cr、Co、Mo、Ta、Hf、Nb、Ni、MnおよびCeからなる群より選ばれる1種または2種以上の元素を、それぞれ0.01質量%〜5.0質量%含有する前項8に記載のアルミニウム合金粉末押出材の製造方法。
[10]前記アルミニウム合金は、さらに、さらに、Bを0.0001質量%〜0.03質量%含む前項8または9に記載のアルミニウム合金粉末押出材の製造方法。
[1]の発明では、高温における機械特性に優れたアルミニウム合金材(鋳造材、押出材等)が提供される。
[2]の発明では、高温における機械特性をより向上させたアルミニウム合金材を提供できる。
[3]の発明では、高温における機械特性をより一層向上させたアルミニウム合金材を提供できる。
[4]の発明では、高温における機械特性をさらに向上させたアルミニウム合金材を提供できる。
[5]の発明では、前記[1]の発明の構成を備えていて、高温における機械特性に優れたアルミニウム合金鋳造材を製造できる。
[6]の発明では、高温における機械特性をより向上させたアルミニウム合金鋳造材を製造できる。
[7]の発明では、高温における機械特性をより一層向上させたアルミニウム合金鋳造材を製造できる。
[8]の発明では、前記[1]の発明の構成を備えていて、高温における機械特性に優れたアルミニウム合金粉末押出材を製造できる。
[9]の発明では、高温における機械特性をより向上させたアルミニウム合金粉末押出材を製造できる。
[10]の発明では、高温における機械特性をより一層向上させたアルミニウム合金粉末押出材を製造できる。
本発明に係る製造方法で得られたアルミニウム合金鋳造材の一例を示す斜視図である。 本発明に係る製造方法で得られたアルミニウム合金粉末押出材の一例を示す斜視図である。 実施例1のアルミニウム合金についての示差走査熱量曲線(DSC曲線)を示す。 実施例1で得られたアルミニウム合金鋳造材についてX線回折測定を行って得られたX線回折パターン(Al相及びAl6Fe相の回折ピークを含む)を示す。
本発明に係るアルミニウム合金材は、Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金材であって、前記アルミニウム合金材についてのX線回折測定で得られるX線回折パターンにおけるAl6Fe相の回折ピーク強度を「α」(cps)とし、Al相の(200)面の回折ピーク強度を「β」(cps)としたとき、回折ピーク強度の比率「α/β」の値が0.05以下である構成(ただし、α/βの値が0であるものを除く)である。このような構成のアルミニウム合金材は、高温における機械特性に優れており、例えば、高温機械特性に優れたアルミニウム合金鋳造材、高温機械特性に優れたアルミニウム合金押出材等を提供できる。前記α/βの値は、0.01以上0.05以下であるのが好ましい。
本発明では、前記アルミニウム合金材(鋳造材、押出材等)中にAl−Fe系金属間化合物を含有し、前記アルミニウム合金材の断面組織構造においてAl−Fe系金属間化合物の平均円相当直径が0.1μm〜3.0μmの範囲であるのが好ましい。Al−Fe系金属間化合物の平均円相当直径が0.1μm以上であることで、分散強化の効果が十分に得られると共に、前記平均円相当直径が3.0μm以下であることで、粗大な金属間化合物を起点として破断するようなことがなくて十分な機械的特性を確保できる。中でも、前記アルミニウム合金材の断面組織構造においてAl−Fe系金属間化合物の平均円相当直径が0.5μm〜2.0μmの範囲であるのが特に好ましい。
前記Al−Fe系金属間化合物の円相当直径とは、前記アルミニウム合金材(鋳造材、押出材等)の断面のSEM写真(画像)におけるAl−Fe系金属間化合物の面積と同じ面積を有する円の直径として換算した値である。
なお、本発明に係るアルミニウム合金材(鋳造材、押出材等)は、以下の製造方法で得られたアルミニウム合金鋳造材、以下の製造方法で得られたアルミニウム合金粉末押出材に限定されるものではなく、他の製造方法で得られたものも包含する。
次に、本発明に係る、アルミニウム合金鋳造材の製造方法について説明する。本製造方法は、Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金の溶湯を得る溶湯形成工程と、前記得られた溶湯を鋳造加工することによって鋳造材を得る鋳造工程と、前記アルミニウム合金の示差走査熱量測定で得られる示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度を「X」(℃)としたとき、前記得られた鋳造材を200℃〜X℃の範囲の温度で熱処理を行う熱処理工程と、を含む。
前記溶湯形成工程では、Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなる組成となるように溶解調製されたアルミニウム合金溶湯を得る。
次に、前記得られた溶湯を鋳造加工することによって鋳造材を得る(鋳造工程)。鋳造方法としては、特に限定されるものではないが、水平連続鋳造法、ホットトップ鋳造法、縦型連続鋳造法およびDC鋳造法からなる群より得らばれる鋳造法を適用するのが、鋳造性に優れている点で、望ましい。
連続鋳造時における鋳造速度は、特に限定されないものの、水平連続鋳造法では鋳造速度を300mm/分〜2000mm/分に設定するのが好ましく、ホットトップ鋳造法、縦型連続鋳造法およびDC鋳造法では、鋳造速度を80mm/分〜400mm/分に設定するのが好ましい。
以下、連続鋳造法の一例として、ホットトップ鋳造装置を用いたホットトップ鋳造法により連続鋳造材を製造する場合について説明する。ホットトップ鋳造装置は、モールド(鋳型)、溶湯受容器(ヘッダー)等を備えている。モールドは、その内部に充満された冷却水により冷却されている。溶湯受容器は、一般に耐火物製であり、モールドの上側に配置されている。そして、溶湯受容器内に収容されている上記特定組成のアルミニウム合金の溶湯が、該溶湯受容器から、冷却されたモールド内に下方向に注入されると共に、モールドから噴出された冷却水により所定の冷却速度で冷却されて凝固し、更に水槽内の水に浸されて完全に凝固する。こうして棒状等の長尺の連続鋳造材が得られる。連続鋳造材の横断面形状は、特に限定されないが、例えば、円形状等が挙げられる。連続鋳造材の直径は、特に限定されるものではないが、10mm〜300mmであるのが望ましい。
前記熱処理工程では、前記アルミニウム合金の示差走査熱量測定で得られる示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度を「X」(℃)としたとき、前記得られた鋳造材を200℃〜X℃の範囲の温度で熱処理を行う。例えば、400℃以上の温度領域における発熱ピーク開始温度が430℃である場合には、前記得られた鋳造材を200℃〜430℃の範囲の温度で熱処理を行う。前記得られた鋳造材を200℃〜X℃の範囲の温度で熱処理を行うことによって、粗大なAl3Ni2の析出を防止できると共に、Al−Fe化合物の相変化を防ぐことができ、高温において優れた機械的特性を得ることができる。熱処理温度が200℃未満では、例えばMg2SiやCuAl2等の粗大な析出物をAl母相中に固溶させることができないため、高温において優れた機械的特性を得ることができない。一方、熱処理温度がX℃を超えると、粗大なAl3Ni2の析出を生じる上に、Al−Fe化合物の相変化により、高温において優れた機械的特性を得ることができない。中でも、熱処理温度は220℃〜X℃に設定するのが好ましい。前記熱処理工程における熱処理時間は、1時間〜10時間に設定するのが好ましく、2時間〜5時間に設定するのがより好ましい。
上述した溶湯形成工程、鋳造工程、熱処理工程を経て得られた鋳造材1は、該鋳造材についてのX線回折測定で得られるX線回折パターンにおけるAl6Fe相の回折ピーク強度を「α」(cps)とし、Al相の(200)面の回折ピーク強度を「β」(cps)としたとき、回折ピーク強度の比率「α/β」の値が0.05以下である構成になっており、得られた鋳造材1は、高温における機械特性(引張強度等)に優れている。更に、得られたアルミニウム合金鋳造材1は、該鋳造材中にAl−Fe系金属間化合物を含有し、鋳造材の断面組織構造においてAl−Fe系金属間化合物の平均円相当直径が0.1μm〜3.0μmである構成になっている。
次に、本発明に係る、アルミニウム合金粉末押出材の製造方法について説明する。本製造方法は、Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金粉末を圧縮成形して圧粉体を得る圧縮成形工程と、前記アルミニウム合金粉末の示差走査熱量測定で得られる示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度を「X」(℃)としたとき、前記得られた圧粉体を200℃〜X℃の範囲の温度で熱間押出しして押出材を得る押出工程と、前記押出材を200℃〜X℃の範囲の温度で熱処理を行う熱処理工程と、を含む。
まず、アルミニウム合金粉末の製法の一例について説明する。Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金溶湯をアトマイズ法によって急冷凝固させて粉末化して、アルミニウム合金粉末(アルミニウム合金アトマイズ粉末)を得る(粉末化工程)。
前記粉末化工程では、上記特定組成のアルミニウム合金溶湯を通常の溶解法によって調製する。得られたアルミニウム合金溶湯をアトマイズ法によって粉末化する。アトマイズ法は、噴霧ノズルからの窒素ガス等のガス流によりアルミニウム合金溶湯の微小液滴をミスト化して噴霧し、微小液滴を急冷凝固させて微細なアルミニウム合金粉末を得る方法である。冷却速度は、102〜105℃/秒であるのが好ましい。平均粒子径が30μm〜70μmのアルミニウム合金粉末が得られるようにするのがよい。得られたアルミニウム合金粉末は、篩を用いて分級するのが好ましい。上記アルミニウム合金粉末の製法は、その一例を示したものに過ぎず、特にこのような製法で製造されたアルミニウム合金粉末に限定されるものではなく、他の製法で得られたアルミニウム合金粉末を使用してもよい。
次に、前記粉末化工程で得られたアルミニウム合金粉末を圧縮成形して圧粉体を得る(圧縮成形工程)。一例を挙げると、250℃〜300℃に加熱したアルミニウム合金粉末を、230℃〜270℃に加熱された金型内に充填し、所定形状に圧縮成形して圧粉体を得る。前記圧縮成形の圧力は、特に限定されないが、通常は、0.5トン/cm2〜3.0トン/cm2に設定するのが好ましい。また、相対密度が60%〜90%の圧粉体にするのが好ましい。前記圧粉体の形状は、特に限定されないが、次の押出工程を考慮して、円柱形状または円盤状とするのが好ましい。
次いで、前記圧縮成形工程で得られた圧粉体を熱間押出しして押出材を得る(押出工程)。前記圧粉体には、必要に応じて面削等の機械加工を施してから、脱ガス処理を施し、加熱して押出工程に供する。押出に際しては、例えば、圧粉体を押出コンテナ内に挿入して押出ラムにより加圧力を加え、押出ダイスから例えば丸棒形状に押出して押出材を得る。この時、前記アルミニウム合金粉末の示差走査熱量測定で得られる示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度を「X」(℃)としたとき、前記圧粉体を200℃〜X℃の範囲の温度で熱間押出しして押出材を得る。例えば、400℃以上の温度領域において発熱ピーク開始温度が430℃である場合には、前記圧粉体を200℃〜430℃の範囲の温度で熱間押出しして押出材を得る。熱間で押し出すことによって圧粉体の塑性変形が進行し、アルミニウム合金粉末(粒子)同士が結合して一体化した押出材が得られる。前記押出の際に、押出圧力は10MPa〜25MPaに設定するのが好ましい。
前記熱処理工程では、前記得られた押出材を200℃〜X℃の範囲の温度で熱処理を行う。このような特定範囲の温度にて熱処理を行うことによって、残留応力を十分に除去できる。熱処理温度が200℃未満では、残留応力を十分に除去できず、十分な引張強度等が得られない。一方、熱処理温度がX℃を超えると、粗大なAl3Ni2の析出を生じる上に、Al−Fe化合物の相変化により、高温において優れた機械的特性を得ることができない。中でも、熱処理温度は250℃〜X℃に設定するのが好ましい。前記熱処理工程における熱処理時間は、1時間〜10時間に設定するのが好ましく、2時間〜5時間に設定するのがより好ましい。
上述した圧縮成形工程、押出工程、熱処理工程を経て得られたアルミニウム合金粉末押出材10は、該押出材についてのX線回折測定で得られるX線回折パターンにおけるAl6Fe相の回折ピーク強度を「α」(cps)とし、Al相の(200)面の回折ピーク強度を「β」(cps)としたとき、回折ピーク強度の比率「α/β」の値が0.05以下である構成になっており、得られた押出材10は、高温における機械特性(引張強度等)に優れている。更に、得られたアルミニウム合金粉末押出材10は、該押出材中にAl−Fe系金属間化合物を含有し、押出材の断面組織構造においてAl−Fe系金属間化合物の平均円相当直径が0.1μm〜3.0μmである構成になっている。
次に、上述した本発明に係るアルミニウム合金材およびアルミニウム合金鋳造材の製造方法、アルミニウム合金粉末押出材の製造方法における「アルミニウム合金」の組成について以下詳述する。前記アルミニウム合金は、Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金である。
前記Fe(成分)は、高い融点を有するAl−Fe系金属間化合物を生成し、例えば200℃〜350℃の高い温度域での機械特性を向上させることができる元素である。前記アルミニウム合金におけるFe含有率は、0.5質量%〜8.0質量%の範囲とする。Fe含有率が0.5質量%未満になると、アルミニウム合金材、アルミニウム合金鋳造材、アルミニウム合金粉末押出材等の製品の強度が低下する。一方、Fe含有率が8.0質量%を超えると、アルミニウム合金材、アルミニウム合金鋳造材、アルミニウム合金粉末押出材等の製品の延性が低下し、前記製品として高温での機械特性に優れたものを得ることができない。中でも、前記アルミニウム合金におけるFe含有率は、0.7質量%〜6.0質量%の範囲であるのが好ましい。
前記Ti(成分)は、Alマトリックス中での拡散係数が小さいので、クリープ特性を向上させることができる元素である。前記アルミニウム合金におけるTi含有率は、0.05質量%〜2.0質量%の範囲とする。Ti含有率が0.05質量%未満になると、析出強化及び分散強化の効果を発揮できない。一方、Ti含有率が2.0質量%を超えると、延性が低下して、高温において優れた機械的特性を得ることができない。中でも、前記アルミニウム合金におけるTi含有率は、0.5質量%〜1.0質量%の範囲であるのが好ましい。
前記アルミニウム合金には、さらにSiを含有せしめてもよい。Siを含有させる場合には、Si含有率は、10.5質量%〜12.0質量%に設定するのが好ましい。
前記アルミニウム合金は、さらに、Cu、Mg、Zr、V、W、Cr、Co、Mo、Ta、Hf、Nb、Ni、MnおよびCeからなる群より選ばれる1種または2種以上の元素を、それぞれ0.01質量%〜5.0質量%含有する構成(組成)としてもよい。このような組成とすることで、高温における機械特性をより向上させることができる。Cuを含有させる場合には、Cu含有率は、4.0質量%〜5.0質量%に設定するのが好ましい。Mgを含有させる場合には、Mg含有率は、0.4質量%〜0.6質量%に設定するのが好ましい。Niを含有させる場合には、Ni含有率は、3.0質量%〜5.0質量%に設定するのが好ましい。Mnを含有させる場合には、Mn含有率は、0.01質量%〜0.1質量%に設定するのが好ましい。
前記アルミニウム合金は、さらに、B(硼素)を0.0001質量%〜0.03質量%含む構成(組成)としてもよい。Bを上記特定含有率で含有せしめた組成とすることにより、結晶粒を微細化し、機械的特性をさらに向上できる。
次に、本発明の具体的実施例について説明するが、本発明はこれら実施例のものに特に限定されるものではない。
<実施例1>
Fe:0.70質量%、Si:11.20質量%、Cu:5.00質量%、Mg:0.50質量%、Ni:4.80質量%、Mn:0.01質量%、Ti:0.15質量%、Al:77.64質量%を含有し、不可避不純物を含有するアルミニウム合金を得た。このアルミニウム合金について示差走査熱量測定を行って得られた示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度は、432℃であった(図3、表1参照)。
次に、前記アルミニウム合金を加熱してアルミニウム合金溶湯を得た後、該アルミニウム合金溶湯をホットトップ鋳造法によって鋳造径57mmで連続鋳造を行うことによって連続鋳造材を得た。得られた連続鋳造材に対して372℃で5時間の熱処理を行った後、空冷した。空冷後の連続鋳造材を長さ80mmに切断して、図1に示す円柱形状の鋳造材1を得た。
<実施例2〜8>
前記アルミニウム合金溶湯を形成するためのアルミニウム合金として、表1に示す合金組成(不可避不純物を含有する)のアルミニウム合金を用いると共に、表1に示す熱処理温度で5時間の熱処理を行った以外は、実施例1と同様にして、図1に示す円柱形状の鋳造材1を得た。なお、各アルミニウム合金について示差走査熱量測定を行って得られた示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度は、それぞれ表1に示した。
<実施例9〜12>
前記アルミニウム合金溶湯を形成するためのアルミニウム合金として、表2に示す合金組成(不可避不純物を含有する)のアルミニウム合金を用いると共に、表2に示す熱処理温度で5時間の熱処理を行った以外は、実施例1と同様にして、図1に示す円柱形状の鋳造材1を得た。なお、各アルミニウム合金について示差走査熱量測定を行って得られた示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度は、それぞれ表2に示した。
<実施例13>
Fe:0.70質量%、Si:11.20質量%、Cu:5.00質量%、Mg:0.50質量%、Ni:4.80質量%、Mn:0.01質量%、Ti:1.30質量%、Al:76.49質量%を含有し、不可避不純物を含有するアルミニウム合金を加熱して1000℃のアルミニウム合金溶湯を得た後、該アルミニウム合金溶湯をガスにてアトマイズして急冷凝固させて粉末化して、平均粒子径が30μm〜70μmのアルミニウム合金粉末(アルミニウム合金アトマイズ粉末)を得た。得られたアルミニウム合金粉末について示差走査熱量測定を行って得られた示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度は、478℃であった。
次に、得られたアルミニウム合金粉末を280℃の温度に予熱し、この予熱したアルミニウム合金粉末を、同じ280℃に加熱保持した金型内に充填し、1.5トン/cm2の圧力で圧縮成形して、直径210mm、長さ250mmの円柱形状の圧粉体(成形体)を得た。次に、得られた圧粉体を旋盤にて直径203mmまで面削して、圧粉体のビレットを得た。
次に、得られたビレットを430℃に加熱し、この加熱ビレットを、400℃に加熱保持された内径210mmの押出コンテナ中に挿入し、内径83mmのダイスで間接押出法により押出比6.4で押出して押出材を得た後、該押出材に対して300℃で2時間の熱処理を行った後、空冷して、図2に示す押出材10を得た。
<実施例14〜16>
前記アルミニウム合金溶湯を形成するためのアルミニウム合金として、表2に示す合金組成(不可避不純物を含有する)のアルミニウム合金を用いると共に、表2に示す熱処理温度で2時間の熱処理を行った以外は、実施例13と同様にして、図2に示す押出材10を得た。なお、各アルミニウム合金粉末について示差走査熱量測定を行って得られた示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度は、それぞれ表2に示した。
<比較例1〜9>
前記アルミニウム合金溶湯を形成するためのアルミニウム合金として、表3に示す合金組成(不可避不純物を含有する)のアルミニウム合金を用いると共に、表3に示す熱処理温度で2時間の熱処理を行った以外は、実施例1と同様にして、円柱形状の鋳造材を得た。なお、各アルミニウム合金について示差走査熱量測定を行って得られた示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度は、それぞれ表3に示した。
<比較例10〜13>
前記アルミニウム合金溶湯を形成するためのアルミニウム合金として、表4に示す合金組成(不可避不純物を含有する)のアルミニウム合金を用いると共に、表4に示す熱処理温度で2時間の熱処理を行った以外は、実施例1と同様にして、円柱形状の鋳造材を得た。なお、各アルミニウム合金について示差走査熱量測定を行って得られた示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度は、それぞれ表4に示した。
<比較例14〜17>
前記アルミニウム合金溶湯を形成するためのアルミニウム合金として、表4に示す合金組成(不可避不純物を含有する)のアルミニウム合金を用いると共に、表4に示す熱処理温度で2時間の熱処理を行った以外は、実施例13と同様にして、図2に示す押出材を得た。なお、各アルミニウム合金粉末について示差走査熱量測定を行って得られた示差走査熱量曲線から導き出される発熱ピーク開始温度であって400℃以上の発熱ピーク開始温度は、それぞれ表4に示した。
なお、表1〜4中の各元素欄において「−」の表記は、検出限界(0.005質量%)未満の数値であること(即ち当該元素が検出されなかったこと)を示している。
また、表1〜4中の「金属間化合物の平均円相当直径(μm)」は、各鋳造材、各押出材のマトリックス中に存在するAl−Fe系金属間化合物の平均円相当直径(μm)である。この「金属間化合物の平均円相当直径(μm)」は、得られたアルミニウム合金鋳造材(円柱体)、アルミニウム合金押出材(円柱体)のL方向(長さ方向即ち軸線方向)の中央部(中間二等分位置)から縦10mm×横10mm×厚さ10mmの大きさの組織観察用サンプル片を切り出し、このサンプル片を断面試料作製装置(Cross section polisher)を用いてミクロ研磨し、このミクロ研磨後のサンプル片のSEM写真(走査電子顕微鏡写真)を撮影し、この写真画像から金属間化合物の平均円相当直径(μm)を求めた(評価した)。前記SEM写真における視野1.5815mm2の範囲に存在する10個のAl−Fe系金属間化合物についての平均円相当直径を求めた。
<アルミニウム合金材のAl相及びAl6Fe相の回折ピーク強度の測定法>
各アルミニウム合金鋳造材、各アルミニウム合金押出材について株式会社リガク製X線回折装置(SmartLab)を用いてX線回折測定を行った。なお、鋳造材や押出材の横断面中央部から10mm×10mm×厚さ2mmの板状体を採取して、これをX線回折測定試料として用いた。X線回折測定により得られたX線回折パターンにおいてAl6Fe相の回折ピークを同定し、該Al6Fe相の回折ピークのピーク強度(α)を求めると共に、Al相の(200)面の回折ピークを同定し、該Al相の(200)面の回折ピークのピーク強度(β)を求め、これらよりα/βの値を求めた。これらの結果を表1〜4に示した。
上記のようにして得られた各アルミニウム合金鋳造材・各アルミニウム合金押出材について下記評価法に基づいて高温での引張強度を評価した。その結果を表1〜4に示す。
<高温での引張強度評価法>
得られたアルミニウム合金鋳造材、アルミニウム合金押出材を、標点間距離20mm、平行部直径4mmの引張試験片に加工して、該引張試験片の高温引張試験を行うことによって高温引張強度(300℃での引張強度)を測定した。前記高温引張試験は、高温引張試験片を300℃に100時間保持した後に300℃の測定環境下で試験を行った。この結果(300℃での引張強度)を表1〜4に示す。
表から明らかなように、本発明に係る実施例1〜16のアルミニウム合金材(鋳造材、押出材)は、高温(300℃)における機械特性に優れていた。
これに対し、本発明の規定範囲を逸脱する比較例1〜17のアルミニウム合金押出材は、高温(300℃)での機械特性に劣っていた。
本発明に係るアルミニウム合金材、本発明に係る製造方法で得られたアルミニウム合金鋳造材、および本発明に係る製造方法で得られたアルミニウム合金粉末粉末押出材は、高温における機械特性に優れているから、例えば、自動車等の内燃機関に使用されるエンジンピストン等の、高温下で高速で摺動する摺動部材(摺動部品)等として好適に用いられるが、特にこのような用途に限定されるものではない。
1…アルミニウム合金鋳造材(アルミニウム合金材)
10…アルミニウム合金粉末押出材(アルミニウム合金材)

Claims (4)

  1. Fe:0.5質量%〜8.0質量%、Ti:0.05質量%〜2.0質量%を含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるアルミニウム合金材であって、
    前記アルミニウム合金材についてのX線回折測定で得られるX線回折パターンにおけるAl6Fe相の回折ピーク強度を「α」(cps)とし、Al相の(200)面の回折ピーク強度を「β」(cps)としたとき、α/βの値が0.05以下であることを特徴とするアルミニウム合金材。
  2. 前記アルミニウム合金は、さらに、Cu、Mg、Zr、V、W、Cr、Co、Mo、Ta、Hf、Nb、Ni、MnおよびCeからなる群より選ばれる1種または2種以上の元素を、それぞれ0.01質量%〜5.0質量%含有する請求項1に記載のアルミニウム合金材。
  3. 前記アルミニウム合金は、さらに、Bを0.0001質量%〜0.03質量%含む請求項1または2に記載のアルミニウム合金材。
  4. 前記アルミニウム合金材中にAl−Fe系金属間化合物を含有し、前記アルミニウム合金材の断面組織構造において前記Al−Fe系金属間化合物の平均円相当直径が0.1μm〜3.0μmの範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記載のアルミニウム合金材。
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