JP2016079419A - アルミニウム合金連続鋳造材及びその製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金連続鋳造材及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた高温強度を有するアルミニウム合金連続鋳造材を提供すること。
【解決手段】アルミニウム合金連続鋳造材は、Si:7質量%≦[Si]≦13.5質量%、Cu:3質量%≦[Cu]≦5質量%、Ni:3質量%≦[Ni]≦6質量%、及び、Fe:0.15質量%≦[Fe]≦1.5質量%を含むとともに、更に、Mg:[Mg]≦1.0質量%、P:0.003質量%≦[P]≦0.03質量%、及び、Mn:[Mn]≦0.2質量%からなる群より選択される1種又は2種以上の元素を含み、残部がAl及び不可避不純物からなる組成を有し、X線回折パターンにおけるAlNi相の(101)面の回折ピークの積分強度をI1、AlNi相の(100)面の回折ピークの積分強度をI2とするとき、強度比I1/(I1+I2)が0.3以上である。[ ]は括弧内の元素の含有量(単位:質量%)である。
【選択図】図1

Description

本発明は、アルミニウム合金連続鋳造材、その製造方法、及び、ピストンの製造方法に関する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「連続鋳造」の語は、特に明示しない限り「半連続鋳造」も含む意味で用いられる。
四輪、二輪自動車等の車両(以下、単に「自動車」という)に搭載される内燃機関では、内燃機関の軽量化による燃焼効率、出力等の向上を図るため、例えばアルミニウム合金製のピストンが用いられる。特開2005−290545号公報(特許文献1)、特開2009−191367号公報(特許文献2)及び国際公開第2008/016169号パンフレット(特許文献3)は、アルミニウム合金製ピストン等のアルミニウム合金成形品の製造方法を開示している。このような用途に用いられるアルミニウム合金には高い高温強度が要求される。
高い高温強度を有するアルミニウム合金として、特開平7−216487号公報(特許文献4)では、耐摩耗性に寄与するSiと、析出強化元素であるCu、Mgとを含有するとともに、更に、高温強度の向上に寄与するFe、Niと、高温での回復・再結晶抑制効果を奏するMn、Ti、Zr、Vとを共存させたアルミニウム合金が提案されている。
特開2004−27316号公報(特許文献5)では、Niを所定量含有させて晶出物を均一微細に分散させることで高温強度を高めたアルミニウム合金が提案されている。
特開2005−290545号公報 特開2009−191367号公報 国際公開第2008/016169号パンフレット 特開平7−216487号公報 特開2004−27316号公報
近年、内燃機関の燃焼効率、出力等について更なる向上を図るため、ピストン等の内燃機関の部品の材料に用いられるアルミニウム合金に対して高い高温強度が益々要求されるようになっている。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、優れた高温強度を有するアルミニウム合金連続鋳造材、その製造方法、及び、優れた高温強度を有するピストンの製造方法を提供することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
[1] Si:7質量%≦[Si]≦13.5質量%、
Cu:3質量%≦[Cu]≦5質量%、
Ni:3質量%≦[Ni]≦6質量%、及び、
Fe:0.15質量%≦[Fe]≦1.5質量%
を含むとともに、更に、
Mg:[Mg]≦1.0質量%、
P:0.003質量%≦[P]≦0.03質量%、及び、
Mn:[Mn]≦0.2質量%
からなる群より選択される1種又は2種以上の元素を含み、残部がAl及び不可避不純物からなる組成を有し、
X線回折パターンにおけるAlNi相の(101)面の回折ピークの積分強度をI1、AlNi相の(100)面の回折ピークの積分強度をI2とするとき、
I1とI1+I2との強度比I1/(I1+I2)が0.3以上である、アルミニウム合金連続鋳造材。
ただし、[ ]は括弧内の元素の含有量(単位:質量%)である。
[2] 前記組成は、更に、
Ti:0.001質量%≦[Ti]≦0.2質量%
を含む前項1記載のアルミニウム合金連続鋳造材。
[3] 前記組成は、更に、
B:0.0001質量%≦[B]≦0.01質量%
を含む前項1又は2記載のアルミニウム合金連続鋳造材。
[4] Alと、Ni、Fe及びCuからなる群より選択される1種又は2種以上の元素とを金属間化合物形成元素として少なくとも含んで形成された金属間化合物の平均粒子径が3μm以下である前項1〜3のいずれかに記載のアルミニウム合金連続鋳造材。
[5] アルミニウム合金連続鋳造材を、示差走査熱量計により測定された前記連続鋳造材の350℃以上の発熱ピーク温度に30℃を加算した温度以下の熱処理温度で熱処理することを含み、
前記連続鋳造材は、
Si:7質量%≦[Si]≦13.5質量%、
Cu:3質量%≦[Cu]≦5質量%、
Ni:3質量%≦[Ni]≦6質量%、及び、
Fe:0.15質量%≦[Fe]≦1.5質量%
を含むとともに、更に、
Mg:[Mg]≦1.0質量%、
P:0.003質量%≦[P]≦0.03質量%、及び、
Mn:[Mn]≦0.2質量%
からなる群より選択される1種又は2種以上の元素を含み、残部がAl及び不可避不純物からなる組成を有している、アルミニウム合金連続鋳造材の製造方法。
ただし、[ ]は括弧内の元素の含有量(単位:質量%)である。
[6] 前記組成は、更に、
Ti:0.001質量%≦[Ti]≦0.2質量%
を含む前項5記載のアルミニウム合金連続鋳造材の製造方法。
[7] 前記組成は、更に、
B:0.0001質量%≦[B]≦0.01質量%
を含む前項5又は6記載のアルミニウム合金連続鋳造材の製造方法。
[8] 前項1〜4のいずれかの記載のアルミニウム合金連続鋳造材で形成されたピストン素材を鍛造加工することを含む、ピストンの製造方法。
本発明は以下の効果を奏する。
前項[1]のアルミニウム合金連続鋳造材は、各成分元素の含有量が所定量に設定されるとともに、更に、I1とI1+I2との強度比I1/(I1+I2)が0.3以上であることにより、優れた高温強度を有している。
前項[2]では、連続鋳造材の組成が、更に、Tiを所定量含むことにより、結晶粒が微細化され、連続鋳造材の高温強度が向上する。
前項[3]では、連続鋳造材の組成が、更に、Bを所定量含むことにより、結晶粒が微細化され、連続鋳造材の高温強度が向上する。
前項[4]では、所定の金属間化合物の粗大化によるアルミニウム合金連続鋳造材の加工性の低下を確実に抑制できる。
前項[5]〜[7]のアルミニウム合金連続鋳造材の製造方法では、前項[1]〜[4]のいずれかのアルミニウム合金連続鋳造材を確実に製造することができる。
前項[8]のピストンの製造方法では、優れた高温強度を有するピストンを得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るアルミニウム合金連続鋳造材の製造工程図である。 図2は、同連続鋳造材を製造する連続鋳造装置の一例として示したホットトップ鋳造装置の概略断面図である。 同連続鋳造材のDSC曲線の概略図である。 図4は、同連続鋳造材とピストン素材を示す斜視図である。 図5は、同ピストン素材を鍛造加工する途中の状態を示す概略断面図である。 図6は、同連続鋳造材のX線回折パターンにおけるAlNi相の(100)面の回折ピークの概略図である。
次に、本発明の一実施形態について図面を参照して以下に説明する。
本発明の一実施形態に係るアルミニウム合金連続鋳造材は、
Si:7質量%≦[Si]≦13.5質量%、
Cu:3質量%≦[Cu]≦5質量%、
Ni:3質量%≦[Ni]≦6質量%、及び、
Fe:0.15質量%≦[Fe]≦1.5質量%
を含むとともに、更に、
Mg:[Mg]≦1.0質量%、
P:0.003質量%≦[P]≦0.03質量%、及び、
Mn:[Mn]≦0.2質量%
からなる群より選択される1種又は2種以上の元素を含み、残部がAl及び不可避不純物からなる組成を有し、
X線回折パターンにおけるAlNi相の(101)面の回折ピークの積分強度をI1、AlNi相の(100)面の回折ピークの積分強度をI2とするとき、
I1とI1+I2との強度比I1/(I1+I2)が0.3以上である、ものである。
ただし、[ ]は括弧内の元素の含有量であり、その単位は「質量%」である。
本実施形態の連続鋳造材は、優れた高温強度を有している。したがって、本連続鋳造材は、高い高温強度が要求される製品や部材の材料に好適に用いられ、具体的には、内燃機関のピストンの材料をはじめ、その他の内燃機関の部品の材料に特に好適に用いられる。
さらに、本実施形態の連続鋳造材の組成は、
Ti:0.001質量%≦[Ti]≦0.2質量%
を含むことが望ましい。その理由は、結晶粒が微細化されて連続鋳造材の高温強度が向上するし、さらに、金属間化合物の粗大化による連続鋳造材の加工性の低下を確実に抑制できるからである。
さらに、本実施形態の連続鋳造材の組成は、
B:0.0001質量%≦[B]≦0.01質量%
を含むことが望ましい。その理由は、結晶粒が微細化されて連続鋳造材の高温強度が向上するし、さらに、連続鋳造材の切削性の低下を確実に抑制できるからである。
さらに、本実施形態の連続鋳造材は、Alと、Ni、Fe及びCuからなる群より選択される1種又は2種以上の元素とを金属間化合物形成元素として少なくとも含んで形成された金属間化合物の平均粒子径が3μm以下であることが望ましい。その理由は、金属間化合物の粗大化による連続鋳造材の加工性の低下を確実に抑制できるからである。したがって、金属間化合物の平均粒子径が3μm以下であることにより、良好な加工性を有する連続鋳造材を確実に得ることができる。特に望ましい平均粒子径は2μm以下である。
上述の金属間化合物を具体的に列挙すると、Al−Ni系、Al−Fe系、Al−Cu系、Al−Ni−Fe系、Al−Ni−Cu系、Al−Fe−Cu系、及び、Al−Ni−Fe−Cu系金属間化合物である。
なお、金属間化合物の平均粒子径は、連続鋳造時におけるアルミニウム合金の溶湯の冷却速度に依存し、冷却速度を速くすることで金属間化合物の平均粒子径を小さくすることができる。
次に、本実施形態の連続鋳造材の各成分元素の限定理由について以下に説明する。
<Si:7質量%≦[Si]≦13.5質量%>
Siは、連続鋳造材の線膨張係数を小さく抑制するとともに、共晶Siの分布により連続鋳造材の耐摩耗性を向上させる元素である。さらにSiはMgと共存してMg2Si粒子を形成することで連続鋳造材の強度を向上させる。Siの含有量が7質量%未満では、Siを含有させる効果が少ない。Siの含有量が13.5質量を超えると、連続鋳造材の延性及び靱性を低下させる。したがって、Siの含有量は7質量%≦[Si]≦13.5質量%であることが望ましい。特に望ましいSiの含有量は9質量%≦[Si]≦13質量%である。
<Cu:3質量%≦[Cu]≦5質量%>
Cuは、AlCu粒子を析出して連続鋳造材の高温強度を向上させる元素である。Cuの含有量が3質量%未満では、Cuを含有させる効果が少ない。Cuの含有量が5質量%を超えると、AlCu粒子が粗大に析出しすぎて連続鋳造材の加工性が悪くなる。したがって、Cuの含有量は3質量%≦[Cu]≦5質量%であることが望ましい。特に望ましいCuの含有量は3.2質量%≦[Cu]≦4.8質量%である。
<Ni:3質量%≦[Ni]≦6質量%>
Niは、Al−Ni系及びAl−Ni−Fe系金属間化合物を形成し、連続鋳造材の高温強度を向上させる元素である。Niの含有量が3質量%未満では、Niを含有させる効果が少ない。Niの含有量が6質量%を超えると、Al−Ni系及びAl−Fe−Ni系金属間化合物が粗大に晶出しすぎて連続鋳造材の加工性が悪くなる。したがって、Niの含有量は3質量%≦[Ni]≦6質量%であることが望ましい。特に望ましいNiの含有量は3.2質量%≦[Ni]≦5.5質量%である。
<Fe:0.15質量%≦[Fe]≦1.5質量%>
Feは、Al−Fe系及びAl−Ni−Fe系金属間化合物を形成し、連続鋳造材の高温強度を向上させる元素である。Feの含有量が0.15質量%未満では、Feを含有させる効果が少ない。Feの含有量が1.5質量%を超えると、Al−Fe系及びAl−Ni−Fe系金属間加工物が粗大に晶出しすぎて連続鋳造材の加工性が悪くなる。したがって、Feの含有量は0.15質量%≦[Fe]≦1.5質量%であることが望ましい。特に望ましいFeの含有量は0.5質量%≦[Fe]≦1.2質量%である。
<Ti:0.001質量%≦[Ti]≦0.2質量%>
Tiは結晶粒を微細化する任意添加元素で、添加することで結晶粒を微細化する。Tiの含有量が0.001質量%未満では、Tiを含有させる効果が少ない。Tiの含有量が0.2質量%を超えると、粗大な化合物が形成されて連続鋳造材の加工性が悪くなる傾向がある。特に望ましいTiの含有量は0.01質量%≦[Ti]≦0.2質量%である。更に好ましいTiの含有量は0.03質量%≦[Ti]≦0.18質量%である。
<B:0.0001質量%≦[B]≦0.01質量%>
BはTiと共に結晶粒を微細化する任意添加元素で、添加することで結晶粒を微細化する。Bの含有量が0.0001質量%未満では、Bを含有させる効果が少ない。Bの含有量が0.01質量%を超えると、Bが硬いために連続鋳造材の切削性が低下する傾向がある。特に望ましいBの含有量は0.0005質量%≦[B]≦0.01質量%である。更に好ましいBの含有量は0.0005質量%≦[B]≦0.009質量%である。
<Mg:[Mg]≦1.0質量%>
Mgは、Siと共存してMg2Si粒子を形成することで連続鋳造材の強度を向上させるとともに、連続鋳造材の加工性を低下させる元素である。Mgの含有量が1.0質量%を超えると、Mg2Si粒子が粗大に晶出しすぎて連続鋳造材の加工性が悪くなる傾向がある。したがって、Mgの含有量は[Mg]≦1.0質量%であることが望ましい。特に望ましいMgの含有量は[Mg]≦0.9質量%である。
<P:0.003質量%≦[P]≦0.03質量%>
Pは、初晶Siを微細化する効果を有し、連続鋳造材の耐摩耗性を向上させる元素である。Pの含有量が0.003質量%未満では、Pを含有させる効果が少ない。Pの含有量が0.03質量%を超えると、初晶Siの形成量が多くなりすぎて連続鋳造材の加工性が低下する傾向がある。したがって、Pの含有量は0.003質量%≦[P]≦0.03質量%であることが望ましい。特に望ましいPの含有量は0.007質量%≦[P]≦0.02質量%である。
<Mn:[Mn]≦0.2質量%>
Mnは、Al−Mn系及びAl−Mn−Fe系金属間化合物を形成し、連続鋳造材の高温強度を向上させるとともに、金属間化合物を微細にする元素である。Mnの含有量が0.2質量%を超えると、Al−Mn系及びAl−Mn−Fe系金属間化合物が粗大に晶出しすぎて連続鋳造材の加工性が悪くなる傾向がある。したがって、Mnの含有量は[Mn]≦0.2質量%であることが望ましい。特に望ましいMnの含有量は0.03質量%≦[Mn]≦0.09質量%である。
次に、本実施形態の連続鋳造材において、I1とI1+I2との強度比I1/(I1+I2)の限定理由について以下に説明する。
AlNi粒子とAlNi粒子は、ともに、Al−Ni系金属間化合物であり、連続鋳造材の高温強度を向上させる効果を有する。特に、AlNi粒子は、連続鋳造材の高温強度を向上させる効果がAlNi粒子よりも高い。したがって、連続鋳造材の高温強度を向上させるためには、連続鋳造材のAlNi相の量はなるべく多い方が望ましい。特に、強度比I1/(I1+I2)が0.3以上である場合は、連続鋳造材の高温強度を向上させるのに十分な量のAlNi相が連続鋳造材に存在しており、したがって連続鋳造材の高温強度は確実に高くなる。特に望ましい強度比I1/(I1+I2)は0.32以上である。
X回折測定に用いる試料の大きさや形状はX線回折装置の仕様に合致していれば良い。また試料は通常、連続鋳造材の横断面中央部から採取される。試料の大きさ、厚さはいずれでも構わない。
本実施形態の連続鋳造材の製造方法は、図1に示すように、アルミニウム合金連続鋳造材10を連続鋳造法により得る工程(連続鋳造工程)S1を含んでおり、特に望ましくは、連続鋳造工程S1で得られた連続鋳造材10を熱処理する工程(熱処理工程)S2を更に含んでいることが良い。
連続鋳造工程S1において、連続鋳造法は限定されるものではないか、特に、水平連続鋳造法、ホットトップ鋳造法、縦型連続鋳造法又はDC鋳造法であることが鋳造性に優れている点などで望ましい。
連続鋳造時における鋳造速度は限定されるものではないが、特に、水平連続鋳造法では鋳造速度は300〜2000mm/minであることが特に望ましく、ホットトップ鋳造法、縦型連続鋳造法及びDC鋳造法では鋳造速度は80〜400mm/minであることが特に望ましい。
以下では、連続鋳造法の一例として、図2に示したホットトップ鋳造装置を用いたホットトップ鋳造法によって本実施形態の連続鋳造材を製造する場合について説明する。
同図に示すようにホットトップ鋳造装置は、モールド(鋳型)2、溶湯受容器(ヘッダー)3などを具備している。モールド2はその内部に充満された冷却水4により冷却されている。受容器3は一般に耐火物製であり、モールド2の上側に設置されている。
受容器3内に供給されたアルミニウム合金の溶湯1の組成は、上述した所望する本実施形態の連続鋳造材の組成と同じに設定されている。
受容器3内の溶湯1は、冷却されたモールド2内に下方向に注入されるとともに、モールドから噴出された冷却水4aにより所定の冷却速度で冷却されて凝固し、更に水槽内の水5(その温度:約20℃)に浸されて完全に凝固する。これにより、棒状などの長尺な本実施形態の連続鋳造材10が得られる。連続鋳造材10の断面形状は例えば円形状である。連続鋳造材10の直径は限定されるものではないが、特に10〜300mmであることが望ましい。
得られた連続鋳造材10は、上述した組成を有しており、即ち、
Si:7質量%≦[Si]≦13.5質量%、
Cu:3質量%≦[Cu]≦5質量%、
Ni:3質量%≦[Ni]≦6質量%、及び、
Fe:0.15質量%≦[Fe]≦1.5質量%
を含むとともに、更に、
Mg:[Mg]≦1.0質量%、
P:0.003質量%≦[P]≦0.03質量%、及び、
Mn:[Mn]≦0.2質量%
からなる群より選択される1種又は2種以上の元素を含み、残部がAl及び不可避不純物からなる組成を有している。
さらに、連続鋳造材10の組成は、
Ti:0.001質量%≦[Ti]≦0.2質量%
を含むことが望ましい。
さらに、連続鋳造材10の組成は、
B:0.0001質量%≦[B]≦0.01質量%
を含むことが望ましい。
溶湯1を冷却する冷却速度は限定されるものではないが、なるべく速い方が望ましい。その理由は、冷却速度が速い条件では、Niの強制固溶量が増加し、AlNi粒子の析出量(即ちAlNi相の量)が多くなり、その結果、強度比I1/(I1+I2)が大きくなって連続鋳造材10の高温強度が高くなるからである。
さらに、冷却速度は、モールド2内に注入される前のアルミニウム合金の溶湯1の温度から660〜630℃までの範囲において100℃/s以上に設定されることが望ましい。こうすることにより、AlNi粒子の析出量(AlNi相の量)を確実に多くすることができるし、AlNi粒子等の金属間化合物を確実に微細に晶出することができ、これにより連続鋳造材10の高温強度を確実に向上させることができる。冷却速度の上限値は限定されるものではないが、特に望ましい冷却速度の上限値は1000℃/sである。
モールド2内に注入される前のアルミニウム合金の溶湯1の温度は、通常、670〜760℃に設定される。
熱処理工程S2では、連続鋳造材10を熱処理する前に、示差走査熱量計(以下「DSC」と記する)により連続鋳造材10の350℃以上の発熱ピーク温度を常法に従って予め測定する。この工程を「DSC測定工程S2a」という。図3は、DSCにより測定された連続鋳造材10のDSC曲線の概略図である。同図において「P」及び「Ta」は、DSC曲線の350℃以上の発熱ピーク及びその温度(単位:℃)である。
次いで、連続鋳造材10の均質化処理として、連続鋳造材10を発熱ピーク温度Taに30℃を加算した温度{Ta+30℃}以下の熱処理温度で熱処理することが望ましい。このような熱処理温度で連続鋳造材10を熱処理する理由は以下のとおりである。
連続鋳造材10のDSC曲線の350℃以上の発熱ピークPは、Ni系化合物(AlNi及びAlNiを含む)の析出に起因するものと考えられ、特にAlNi粒子の析出に起因している可能性が高いと考えられる。ただし、この析出現象は単純ではなく、アルミニウム合金の組成、熱処理条件、加工条件によって複雑に変化する可能性がある。そこで、350℃以上の発熱ピーク温度Taに30℃を加算した温度{Ta+30℃}以下の熱処理温度で連続鋳造材10を熱処理することで、AlNi粒子の析出量(AlNi相の量)を最小限に抑制し、これにより連続鋳造材10の高い高温強度を確実に維持することができる。特に望ましい熱処理温度の上限値は、350℃以上の発熱ピーク温度Taに20℃を加算した温度{Ta+20℃}である。
熱処理温度の下限値は、連続鋳造材10を均質化処理可能な温度であれば限定されるものではないが、特に250℃以上であることが望ましい。
熱処理時間は限定されるものではないが、なるべく短い方が望ましく、特に10時間以下であることが望ましい。
熱処理雰囲気は限定されるものではなく、例えば大気、不活性ガスである。室温から熱処理温度への昇温速度は限定されるものではなく、例えば0.5〜200℃/minである。
熱処理に用いられる熱処理装置は限定されるものではなく、例えば、均質化処理炉として一般に用いられている熱処理炉を熱処理装置として用いることができる。熱処理装置が例えば熱風循環式の熱処理炉である場合は、熱処理炉として直下炉やラジアントチューブ炉などを用いることができる。熱処理装置が例えば搬送方式の熱処理炉である場合は、熱処理炉として連続炉やバッチ炉などを用いることができる。
本実施形態の連続鋳造材は、必要に応じて所望する製品又は部材の形状に形成されるなどして、所望する連続鋳造体(連続鋳造品を含む)が得られる。
さらに、本実施形態の連続鋳造材は、必要に応じて所定の塑性加工手段(例:鍛造加工、押出加工、圧延加工)により加工されるなどによって、所望する製品や部材が得られる。
次に、本実施形態の連続鋳造材を用いて高い高温強度が要求される製品又は部材として例えば内燃機関のピストン(例:エンジンピストン)を製造する場合について、図4及び5を参照して以下に説明する。
図4に示すように、本実施形態の連続鋳造材10から円板状乃至円柱状のピストン素材20を切り出す。連続鋳造材10の外周面は必要に応じてピーリング処理されている。ピストン素材20は、本実施形態の連続鋳造材10から切り出されたものであるから、本実施形態の連続鋳造材10からなるものである。
次いで、図5に示すように、雌型30a及び雄型30bを備えた鍛造加工用金型30内にピストン素材20を配置し、金型30内でピストン素材20を雄型30bで押圧してピストン素材20を冷間乃至熱間鍛造加工する。この工程を「鍛造加工工程」という。これによりピストン用素形材22が得られる。
次いで、素形材22を所望するピストンの形状になるように機械加工等により最終仕上げ加工する。その後、ピストンリングなどの他部品が取り付けられてアルミニウム合金ピストンが得られる。
以上で本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で様々に変更可能である。
本発明では、上記実施形態の連続鋳造材の製造方法において熱処理工程S2を行うことは連続鋳造材を均質化処理できる点で特に望ましいが、必ずしも熱処理工程S2を行うことを要しない。
次に、本発明の具体的実施例及び比較例について以下に説明する。ただし本発明は下記実施例に限定されるものではない。
<試料番号1〜7>
Figure 2016079419
表1中の「化学成分」欄に示す組成を有する複数種のアルミニウム合金の溶湯をホットトップ鋳造法によって連続鋳造し、これにより複数種のアルミニウム合金連続鋳造材(試料番号1〜7)を得た。各連続鋳造材の直径は80mm、その長さは1mであった。
なお、表1中の「Mg」欄において、「−」は、Mgの含有量の検出限界として、Mgの含有量が0.005質量%未満であることを示している。「Ti」欄において、「−」は、Tiの含有量の検出限界として、Tiの含有量が0.001質量%未満であることを示している。「B」欄において、「−」は、Bの含有量の検出限界として、Bの含有量が0.0001質量%未満であることを示している。
次いで、各連続鋳造材の350℃以上の発熱ピーク温度をDSCにより測定した。その測定結果を表1中の「発熱ピーク温度」欄に記載した。
次いで、各連続鋳造材を熱処理することにより各連続鋳造材を均質化処理した。この均質化処理に適用した熱処理温度を表1中の「熱処理温度」欄に記載した。
次いで、各連続鋳造材の金属間化合物の平均粒子径を測定した。その測定方法については後述する。その測定結果を表1中の「平均粒子径」欄に記載した。金属間化合物は、Alと、Ni、Fe及びCuからなる群より選択される1種又は2種以上の元素とを金属間化合物形成元素として少なくとも含んで形成されているものである。
次いで、X線回折装置を用いて各連続鋳造材に対してX線回折測定をし、これにより各連続鋳造材のX線回折パターンを得た。そして、X線回折パターンに基づいてAl3Ni相の(101)面の回折ピークの積分強度I1とAlNi相の(100)面の回折ピークの積分強度I2とを算出し、強度比I1/(I1+I2)を求めた。その結果を表1中の「強度比」欄に記載した。なお、X線回折の測定条件、及び、I1とI2の算出方法については後述する。
次いで、各連続鋳造材について300℃の温度で引張試験を行うために、各連続鋳造材の安定化処理として各連続鋳造材を引張試験の温度と等しい300℃の温度に100時間加熱保持した。そして、各連続鋳造材から採取した試験片について300℃の温度で引張試験を行うことで、各連続鋳造材の高温強度(高温での機械的特性)として引張強度を測定した。その測定結果を表1中の「引張強度」欄に記載した。
金属間化物合の平均粒子径の測定方法は以下のとおりである。
連続鋳造材の縦断面中央部から組織観察サンプルを切り出し、サンプルの表面をミクロ研磨した。そして、その研磨面を撮像したミクロ写真から、視野1.5815mm2の範囲に存在する金属間化物合の粒子の円相当径を金属間化合物の粒子径として測定した。この測定を連続鋳造材の縦断面中央部の10箇所について行い、その平均値を金属間化合物の平均粒子径として表1中の「平均粒子径」欄に記載した。
X線回折測定条件、及び、I1とI2の算出方法は以下のとおりである。
X線回折測定に用いたX線回折装置は、株式会社リガク製の「RINT1500」であり、入射X線はCuKα線(波長:0.154nm)である。X線回折測定に用いた試料は、連続鋳造材の横断面中央部から切り出した厚板状の試料である。試料の大きさは縦10mm×横15mm×厚さ5mmであり、試料の縦10mm×横15mmの面にX線を照射した。
X線回折測定により得られたX線回折パターンから、AlNi相の(101)面の回折ピークの積分強度I1と、AlNi相の(100)面の回折ピークの積分強度I2とをそれぞれ算出した。ただし、X線回折パターンは、X線回折装置に起因する回折ピークの位置のずれが予め補正されている。
I2の具体的な算出方法について図6を参照して説明すると次のとおりである。すなわち、同図に示すように、AlNi相の(100)面の回折ピークは2θ=25.0°付近に出現する。そこで、2θ=25.0°付近に出現した回折ピークの最大位置に対して±0.5°の範囲の面積(図6中の斜線ハッチング部分)をI2とした。ただし、I2はバックグラウンド(BG)を除去した積分強度であり、即ちバックグラウンド(BG)を含んでいない。
I1についても上述のI2の算出方法と同様に算出した。すなわち、AlNi相の(101)面の回折ピークは2θ=22.7°付近に出現することから、2θ=22.7°付近に出現した回折ピークの最大位置に対して±0.5°の範囲の面積をI1とした。ただし、I1はバックグラウンド(BG)を除去した積分強度であり、即ちバックグラウンド(BG)を含んでいない。
試料番号1〜5(実施例)は、本発明の全ての要件を満たしている。
試料番号6、7(比較例)は、いずれも強度比I1/(I1+I2)が0.3未満であった。
表1に示すように、試料番号1〜5(実施例)は、300℃の温度での引張強度がいずれも試料番号6、7(比較例)のそれよりも高かった。したがって、試料番号1〜5は優れた高温強度を有していることを確認し得た。
<試料番号8、9>
Figure 2016079419
表2中の「化学成分」欄に示す組成を有する複数種のアルミニウム合金の溶湯をホットトップ鋳造法によって連続鋳造し、これにより複数種のアルミニウム合金連続鋳造材(試料番号8、9)を得た。試料番号8及び9はそれぞれ表1中の試料番号1及び5と同じ組成を有するものであるが、試料番号8及び9では連続鋳造時におけるアルミニウム合金の溶湯の冷却速度を速くし、これにより金属間化合物の平均粒子径を小さくしている。
次いで、各連続鋳造材の350℃以上の発熱ピーク温度をDSCにより測定した。その測定結果を表2中の「発熱ピーク温度」欄に記載した。なお、その測定条件は上述した表1の場合と同じである。
次いで、各連続鋳造材を熱処理することにより各連続鋳造材を均質化処理した。この均質化処理に適用した熱処理温度を表2中の「熱処理温度」欄に記載した。
次いで、各連続鋳造材の金属間化合物の平均粒子径を測定した。その測定結果を表2中の「平均粒子径」欄に記載した。なお、その測定条件は上述した表1の場合と同じである。
次いで、X線回折装置を用いて各連続鋳造材に対してX線回折測定をし、これにより各連続鋳造材のX線回折パターンを得た。そして、X線回折パターンに基づいてAlNi相の(101)面の回折ピークの積分強度I1とAlNi相の(100)面の回折ピークの積分強度I2とを算出し、強度比I1/(I1+I2)を求めた。その結果を表2中の「強度比」欄に記載した。なお、その算出方法は上述した表1の場合と同じである。
次いで、各連続鋳造材について高温強度として300℃の温度での引張強度を測定した。その測定結果を表2中の「引張強度」欄に記載した。なお、その測定条件は上述した表1の場合と同じである。
表2に示すように、試料番号8及び9(実施例)は、300℃の温度での引張強度がいずれも表1中の試料番号6、7(比較例)のそれよりも高かった。したがって、試料番号8及び9は優れた高温強度を有していることを確認し得た。
本発明は、各種工業製品の材料、特に、高い高温強度が要求される製品や部材の材料として好適に用いられるアルミニウム合金連続鋳造材、その製造方法、及び、ピストンの製造方法に利用可能である。
1:アルミニウム合金の溶湯
10:アルミニウム合金連続鋳造材
20:ピストン素材

Claims (8)

  1. Si:7質量%≦[Si]≦13.5質量%、
    Cu:3質量%≦[Cu]≦5質量%、
    Ni:3質量%≦[Ni]≦6質量%、及び、
    Fe:0.15質量%≦[Fe]≦1.5質量%
    を含むとともに、更に、
    Mg:[Mg]≦1.0質量%、
    P:0.003質量%≦[P]≦0.03質量%、及び、
    Mn:[Mn]≦0.2質量%
    からなる群より選択される1種又は2種以上の元素を含み、残部がAl及び不可避不純物からなる組成を有し、
    X線回折パターンにおけるAlNi相の(101)面の回折ピークの積分強度をI1、AlNi相の(100)面の回折ピークの積分強度をI2とするとき、
    I1とI1+I2との強度比I1/(I1+I2)が0.3以上である、アルミニウム合金連続鋳造材。
    ただし、[ ]は括弧内の元素の含有量(単位:質量%)である。
  2. 前記組成は、更に、
    Ti:0.001質量%≦[Ti]≦0.2質量%
    を含む請求項1記載のアルミニウム合金連続鋳造材。
  3. 前記組成は、更に、
    B:0.0001質量%≦[B]≦0.01質量%
    を含む請求項1又は2記載のアルミニウム合金連続鋳造材。
  4. Alと、Ni、Fe及びCuからなる群より選択される1種又は2種以上の元素とを金属間化合物形成元素として少なくとも含んで形成された金属間化合物の平均粒子径が3μm以下である請求項1〜3のいずれかに記載のアルミニウム合金連続鋳造材。
  5. アルミニウム合金連続鋳造材を、示差走査熱量計により測定された前記連続鋳造材の350℃以上の発熱ピーク温度に30℃を加算した温度以下の熱処理温度で熱処理することを含み、
    前記連続鋳造材は、
    Si:7質量%≦[Si]≦13.5質量%、
    Cu:3質量%≦[Cu]≦5質量%、
    Ni:3質量%≦[Ni]≦6質量%、及び、
    Fe:0.15質量%≦[Fe]≦1.5質量%
    を含むとともに、更に、
    Mg:[Mg]≦1.0質量%、
    P:0.003質量%≦[P]≦0.03質量%、及び、
    Mn:[Mn]≦0.2質量%
    からなる群より選択される1種又は2種以上の元素を含み、残部がAl及び不可避不純物からなる組成を有している、アルミニウム合金連続鋳造材の製造方法。
    ただし、[ ]は括弧内の元素の含有量(単位:質量%)である。
  6. 前記組成は、更に、
    Ti:0.001質量%≦[Ti]≦0.2質量%
    を含む請求項5記載のアルミニウム合金連続鋳造材の製造方法。
  7. 前記組成は、更に、
    B:0.0001質量%≦[B]≦0.01質量%
    を含む請求項5又は6記載のアルミニウム合金連続鋳造材の製造方法。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載のアルミニウム合金連続鋳造材で形成されたピストン素材を鍛造加工することを含む、ピストンの製造方法。
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