JP2020006486A - 工作機械の異常検出装置 - Google Patents

工作機械の異常検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020006486A
JP2020006486A JP2018130876A JP2018130876A JP2020006486A JP 2020006486 A JP2020006486 A JP 2020006486A JP 2018130876 A JP2018130876 A JP 2018130876A JP 2018130876 A JP2018130876 A JP 2018130876A JP 2020006486 A JP2020006486 A JP 2020006486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
machine tool
workpiece
unit
abnormality detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018130876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6748153B2 (ja
Inventor
学 五十部
Manabu Isobe
学 五十部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2018130876A priority Critical patent/JP6748153B2/ja
Priority to US16/439,047 priority patent/US11194309B2/en
Priority to DE102019209782.0A priority patent/DE102019209782A1/de
Priority to CN201910598855.1A priority patent/CN110695769B/zh
Publication of JP2020006486A publication Critical patent/JP2020006486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6748153B2 publication Critical patent/JP6748153B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • G05B19/4065Monitoring tool breakage, life or condition
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/20Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring workpiece characteristics, e.g. contour, dimension, hardness
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/37Measurements
    • G05B2219/37228Tool inspection, condition, dull tool

Abstract

【課題】工作機械の異常を検出する工作機械の異常検出装置を提供する。【解決手段】工作機械の異常検出装置10は、工具又はワークを回転させる主軸2sと、工具又はワークを移動させる送り軸2fとを有する工作機械1の制御装置であって、主軸2s及び送り軸2fの少なくとも一方の負荷を監視する負荷監視部12と、負荷監視部12が監視する主軸2s又は送り軸2fの少なくとも一方の負荷が閾値以上であるときに、工作機械が加工状態であると判定する加工状態判定部14と、ワークの形状データ及び工具の形状データを予め記憶する記憶部16と、ワークの形状データ及び前記工具の形状データに基づいて、ワークに対して工具が干渉する干渉領域を算出する干渉領域算出部18と、加工状態であると判定されたときのワークに対する工具の位置と、算出された干渉領域とを比較することにより、工作機械1の異常を検出する異常検出部20とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、工具又はワークを移動させてワークの加工を行う工作機械の異常検出装置に関する。
工作機械として、工具又はワークを回転させる主軸と、工具又はワークを移動させる送り軸とを有し、工具とワークとを相対的に移動させてワークの加工を行う機械がある。このような工作機械では、工具とワークとが、又は、工具とワークを固定する冶具とが衝突(干渉)し、主軸又は送り軸に過負荷がかかるような異常が発生することがある。
そのため、工作機械は、主軸及び送り軸の負荷を監視し、負荷が閾値を所定時間超えた場合に機械の異常を検出し、アラーム等を発生して機械を停止させる機能を有している(例えば特許文献1〜3参照)。これにより、工具とワークとの衝突、又は工具と冶具との衝突が発生した場合、工作機械の異常を早急に検出し、機械を早急に停止させることができる。そのため、主軸及び送り軸等の機械の構成要素の劣化又は破損を低減又は防止することができる。
特開2009−285792号公報 特開平10−286743号公報 特開平07−051997号公報
或いは、工作機械において、工具とワークとが干渉しないようにすることが考えられる。例えば、ワークの形状データ及び工具の形状データを予め記憶し、ワークと工具とが干渉する干渉領域にワーク又は工具が侵入しないように、送り軸の移動範囲を制限することが考えられる。
しかし、誤ったワーク形状データ又は工具形状データが入力されていた場合、誤った位置にワーク又は工具が装着されていた場合、誤ったワーク又は工具が装着されていた場合、又は、破損した工具が装着されていた場合などの異常時、上述した手法が正常に働かず、工具とワークとの干渉が発生してしまい、主軸又は送り軸が劣化又は破損してしまうことがある。
本発明は、工作機械の異常を検出する工作機械の異常検出装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る工作機械の異常検出装置(例えば、後述の異常検出装置10)は、工具又はワークを回転させる主軸(例えば、後述の主軸2s)と、工具又はワークを移動させる送り軸(例えば、後述の送り軸2f)とを有する工作機械(例えば、後述の工作機械1)の制御装置であって、前記主軸及び前記送り軸の少なくとも一方の負荷を監視する負荷監視部(例えば、後述の負荷監視部12)と、前記負荷監視部が監視する前記主軸又は前記送り軸の少なくとも一方の負荷が閾値以上であるときに、前記工作機械が加工状態であると判定する加工状態判定部(例えば、後述の加工状態判定部14)と、ワークの形状データ及び工具の形状データを予め記憶する記憶部(例えば、後述の記憶部16)と、前記ワークの形状データ及び前記工具の形状データに基づいて、ワークに対して工具が干渉する干渉領域を算出する干渉領域算出部(例えば、後述の干渉領域算出部18)と、前記加工状態判定部によって加工状態であると判定されたときのワークに対する工具の位置又は加工状態であると判定されなかったときのワークに対する工具の位置と、前記干渉領域算出部によって算出された干渉領域とを比較することにより、工作機械の異常を検出する異常検出部(例えば、後述の異常検出部20)と、を備える。
(2) (1)に記載の工作機械の異常検出装置において、前記負荷監視部が監視する負荷は、主軸又は送り軸にかかる負荷トルク値、又は、主軸又は送り軸のモータ駆動電流値であってもよい。
(3) (1)又は(2)に記載の工作機械の異常検出装置において、前記異常検出部は、前記加工状態判定部によって加工状態であると判定されたときのワークに対する工具の位置が、前記干渉領域算出部によって算出された干渉領域でない場合に、工作機械の異常を検出してもよい。
(4) (1)又は(2)に記載の工作機械の異常検出装置において、前記異常検出部は、前記加工状態判定部によって加工状態であると判定されなかったときのワークに対する工具の位置が、前記干渉領域算出部によって算出された干渉領域である場合に、工作機械の異常を検出してもよい。
本発明によれば、工作機械の異常を検出することができる。
本実施形態に係る工作機械の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る工作機械の異常検出装置の構成を示す図である。 負荷監視部によって監視された負荷トルクのタイミングチャートの一例である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態の一例について説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、本実施形態に係る工作機械の概略構成を示す図である。図1に示す工作機械1は、工具(図示省略)を回転させる主軸2sと、工具又はワーク(図示省略)を移動させる送り軸2fとを有し、工具とワークとを相対的に移動させてワークの加工(例えば、切削加工)を行う。工作機械1は、数値制御装置4と、サーボ制御装置6s,6fと、主軸2sと、送り軸2fとを備える。
送り軸2fとしては、3つの直線軸(X軸,Y軸及びZ軸)と、2つ又は3つの回転軸(X軸周りに回転するA軸、Y軸周りに回転するB軸、及びZ軸周りに回転するC軸のうちの何れか2つ又は全部)との5軸又は6軸があるが、図1ではその中の1つを代表して示す。また、サーボ制御装置6fとしては、送り軸2f各々に対応して5つ又は6つがあるが、図1ではその中の1つを代表して示す。
数値制御装置4は、加工プログラムに基づいて速度指令を作成し、サーボ制御装置6sを介して主軸2sを制御する。また、数値制御装置4は、加工プログラムに基づいて送り軸用の位置指令を作成し、サーボ制御装置6fを介して送り軸2fを制御する。
サーボ制御装置6sは、数値制御装置4からの速度指令に基づいて例えばPI制御等を利用した速度制御及び電流制御を行うことにより、主軸2sにおけるモータの駆動電流を生成する。例えば、サーボ制御装置6sは、速度指令と、例えば主軸2sにおけるモータに設けられたエンコーダで検出された速度フィードバックとの速度偏差に基づいて主軸2sにおけるモータのトルク指令を生成し(速度制御)、このトルク指令に基づいて主軸2sにおけるモータの駆動電流を生成する(電流制御)。
サーボ制御装置6fは、数値制御装置4からの位置指令に基づいて、例えばPI制御等を利用した位置制御、速度制御及び電流制御を行うことにより、送り軸2fにおけるモータの駆動電流を生成する。例えば、サーボ制御装置6fは、位置指令と、例えば送り軸2fにおけるモータに設けられたエンコーダで検出された位置フィードバックとの位置偏差に基づいて速度指令を生成し(位置制御)、この速度指令とエンコーダで検出された速度フィードバックとに基づいて送り軸2fにおけるモータのトルク指令を生成し(速度制御)、このトルク指令に基づいて送り軸2fにおけるモータの駆動電流を生成する(電流制御)。
主軸2sは、主軸用モータを含み、サーボ制御装置6sからの駆動電流に基づいて駆動する主軸用モータによって回転して、工具を回転させる。送り軸2fは、送り軸用モータを含み、サーボ制御装置6fからの駆動電流に基づいて駆動する送り軸用モータによって回転して、工具又はワークを移動させる。
このような工作機械1では、工具とワークとが、又は、工具とワークを固定する冶具とが衝突(干渉)し、主軸2s又は送り軸2fに過負荷がかかるような異常が発生することがある。この点に関し、例えば、ワークの形状データ及び工具の形状データを予め記憶し、ワークに対して工具が干渉する干渉領域に工具が侵入しないように、送り軸の移動範囲を制限することが考えられる。
しかし、誤ったワーク形状データ又は工具形状データが入力されていた場合、誤った位置にワーク又は工具が装着されていた場合、誤ったワーク又は工具が装着されていた場合、又は、破損した工具が装着されていた場合などの異常時、上述した手法が正常に働かず、工具とワークとの干渉が発生してしまい、主軸又は送り軸が劣化又は破損してしまうことがある。そのため、工作機械1は、以下に示す異常検出装置を備える。
図2は、本実施形態に係る工作機械の異常検出装置の構成を示す図である。図2に示す異常検出装置10は、主軸2s及び送り軸2fの負荷に基づいて加工状態であると判定されたときのワークに対する工具の位置(例えば、機械座標)と、予め記憶するワーク形状データ及び工具形状データに基づいて算出されたワークに対する工具の干渉領域(例えば、機械座標)とを比較し、これらに矛盾がある場合に工作機械1の異常を検出する。また、異常検出装置10は、工作機械1の異常が検出されたときに、アラーム又はメッセージを表示する。異常検出装置10は、負荷監視部12と、加工状態判定部14と、記憶部16と、干渉領域算出部18と、異常検出部20と、表示部22とを備える。
異常検出装置10は、図1に示す数値制御装置4に設けられてもよいし、サーボ制御装置6s,6f各々に設けられてもよいし、数値制御装置4及びサーボ制御装置6s,6fとは別の制御装置に設けられてもよい。また、異常検出装置10における負荷監視部12、加工状態判定部14、記憶部16、干渉領域算出部18、異常検出部20及び表示部22の各々は、数値制御装置4、サーボ制御装置6s,6f、及び別の制御装置の何れかに別々に設けられてもよい。
また、異常検出装置10は、同一加工を行う複数の工作機械の異常検出を行うように設けられてもよい。
負荷監視部12は、主軸2s及び送り軸2fにかかる負荷を監視する。例えば、負荷監視部12は、負荷として、主軸2s及び送り軸2fの負荷トルク値を監視してもよいし、主軸2s及び送り軸2fのモータの駆動電流値を監視してもよい。負荷監視部12は、例えば主軸2s及び送り軸2fのモータの電流フィードバックを得るサーボアンプである。
加工状態判定部14は、負荷監視部12が監視する主軸2s及び送り軸2fのうちの少なくとも一方の負荷(負荷トルク値又は駆動電流値)が、所定時間以上、後述する記憶部16に記憶された閾値以上であるときに、工作機械1が加工状態であると判定する。
図3に、負荷監視部12によって監視された負荷トルクのタイミングチャートの一例を示す。図3では、負荷トルクが所定時間以上、閾値以上である期間T1,T2,T3,T4において、工作機械1が加工状態であると判定する。
なお、本実施形態では、負荷トルクの立ち上がりから閾値に到達し、所定時間経過するまでの期間が加工状態として判定されないので、この期間も加工状態であると判定するように判定結果が補正されてもよい。
記憶部16は、上述した工作機械1の加工状態を判定するための閾値を記憶する。この閾値は、加工時に主軸2s又は送り軸2fにかかる負荷に設定される。
また、記憶部16は、ワークの形状データ、及び工具の形状データを予め記憶する。記憶部16は、例えばEEPROM等の書き換え可能なメモリである。
干渉領域算出部18は、記憶部16に記憶されたワーク形状データ及び工具形状データと、上述した数値制御装置4からの加工プログラムが示す位置指令情報(例えば、機械座標)とに基づいて、ワークに対して工具が干渉する干渉領域(例えば、機械座標)を算出する。干渉領域算出部18は、算出した干渉領域の情報を記憶部16に一時的に記憶してもよい。
ワーク形状データは、加工前のワーク形状データを用い続けてもよいし、加工途中の時々刻々と変化するワーク形状データであってもよい。
異常検出部20は、加工状態判定部14によって加工状態であると判定されたときのワークに対する工具の位置と、干渉領域算出部18によって算出された干渉領域とを比較し、これらに矛盾(例えば、相違)があるときに、工作機械1の異常を検出する。具体的には、異常検出部20は、加工状態であると判定されたとき(図3の負荷トルクの一例において期間T1,T2,T3,T4)のワークに対する工具の位置が、干渉領域でない場合に、工作機械1の異常を検出する。これにより、異常検出部20は、加工領域(干渉領域)でないのに加工負荷が大きいような矛盾を検出することができる。
表示部22は、異常検出部20が工作機械1の異常を検出したとき、アラーム又はメッセージを表示する。表示部22は、例えば液晶ディスプレイである。なお、表示部22は必ずしも備えられなくてもよい。
異常検出装置10(記憶部16及び表示部22を除く)は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)等の演算プロセッサで構成される。異常検出装置10の各種機能は、例えば記憶部16に格納された所定のソフトウェア(プログラム)を実行することで実現される。異常検出装置10の各種機能は、ハードウェアとソフトウェアとの協働で実現されてもよいし、ハードウェア(電子回路)のみで実現されてもよい。
以上説明したように、本実施形態の工作機械の異常検出装置10によれば、主軸2s及び送り軸2fの負荷に基づいて加工状態であると判定されたときのワークに対する工具の位置(例えば、機械座標)と、予め記憶するワーク形状データ及び工具形状データに基づいて算出されたワークに対する工具の干渉領域(例えば、機械座標)とを比較し、これらに矛盾がある場合に工作機械1の異常を検出する。これにより、工具とワークとの干渉(衝突)が発生する前に、工作機械1の異常、すなわち、誤ったワーク形状データ又は工具形状データが入力されていたこと、誤った位置にワーク又は工具が装着されていたこと、又は誤ったワーク又は工具が装着されていたことなどを検知することができ、誤りを修正することができる。そのため、工具とワークとの干渉が抑制され、主軸2s又は送り軸2fの劣化又は破損が低減又は防止される。
また、本実施形態の工作機械の異常検出装置10によれば、工作機械1の異常が検出されたときに、アラーム又はメッセージを表示する。これにより、操作者は、工具とワークとの干渉が発生する前に、工作機械1の異常、すなわち、誤ったワーク形状データ又は工具形状データが入力されていたこと、誤った位置にワーク又は工具が装着されていたこと、又は誤ったワーク又は工具が装着されていたことなどをより確実に検知することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の変更及び変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、異常検出部20は、加工状態判定部14によって加工状態であると判定されたときのワークに対する工具の位置が、干渉領域算出部18によって算出された干渉領域でない場合に、工作機械1の異常を検出した。しかし、本発明の特徴はこれに限定されず、異常検出部20は、加工状態判定部14によって加工状態であると判定されなかったとき(図3の負荷トルクの一例において期間T1,T2,T3,T4以外の期間)のワークに対する工具の位置が、干渉領域算出部18によって算出された干渉領域である場合に、工作機械1の異常を検出してもよい。
これにより、異常検出部20は、例えば工具が破損して短くなっている場合に、加工領域(干渉領域)なのに加工負荷が小さいような矛盾を検出することができる。
これにより、操作者は、工具とワークとの干渉が発生する前に、工作機械1の異常、すなわち、誤ったワーク形状データ又は工具形状データが入力されていたこと、誤った位置にワーク又は工具が装着されていたこと、又は誤ったワーク又は工具が装着されていたことなどに加えて、破損した工具が装着されていたことなどをより確実に検知することができる。
また、上述した実施形態では、切削加工を行う工作機械の異常検出装置10を例示した。しかし、本発明の特徴はこれに限定されず、主軸及び送り軸を用いて種々の加工を行う工作機械の異常検出装置にも適用可能である。
また、上述した実施形態では、主軸2sで工具を回転させる工作機械の異常検出装置10を例示した。しかし、本発明の特徴はこれに限定されず、主軸でワークを回転させる工作機械(例えば、円柱形状又は円筒形状のワークの加工を行う工作機械)の異常検出装置にも適用可能である。
また、上述した実施形態では、異常検出部20が工作機械1の異常を検出したことを操作者に通知する手段として表示部22を例示したが、このような通知手段はこれに限定されない。例えば、通知手段は、1又は複数のLED等の発光部であってもよい。1つのLEDの場合、点灯及び点滅等により異なる情報を通知してもよい。また、複数のLEDの場合、同色の点灯数、又は、異なる色により異なる情報を通知してもよい。また、例えば、通知手段は、ブザー音又は音声等の発音部であってもよい。
1 工作機械
2s 主軸
2f 送り軸
4 数値制御装置
6s,6f サーボ制御装置
10 異常検出装置
12 負荷監視部
14 加工状態判定部
16 記憶部
18 干渉領域算出部
20 異常検出部
22 表示部

Claims (4)

  1. 工具又はワークを回転させる主軸と、工具又はワークを移動させる送り軸とを有する工作機械の制御装置であって、
    前記主軸及び前記送り軸の少なくとも一方の負荷を監視する負荷監視部と、
    前記負荷監視部が監視する前記主軸又は前記送り軸の少なくとも一方の負荷が閾値以上であるときに、前記工作機械が加工状態であると判定する加工状態判定部と、
    ワークの形状データ及び工具の形状データを予め記憶する記憶部と、
    前記ワークの形状データ及び前記工具の形状データに基づいて、ワークに対して工具が干渉する干渉領域を算出する干渉領域算出部と、
    前記加工状態判定部によって加工状態であると判定されたときのワークに対する工具の位置又は加工状態であると判定されなかったときのワークに対する工具の位置と、前記干渉領域算出部によって算出された干渉領域とを比較することにより、工作機械の異常を検出する異常検出部と、
    を備える、工作機械の異常検出装置。
  2. 前記負荷監視部が監視する負荷は、主軸又は送り軸にかかる負荷トルク値、又は、主軸又は送り軸のモータ駆動電流値である、請求項1に記載の工作機械の異常検出装置。
  3. 前記異常検出部は、前記加工状態判定部によって加工状態であると判定されたときのワークに対する工具の位置が、前記干渉領域算出部によって算出された干渉領域でない場合に、工作機械の異常を検出する、請求項1又は2に記載の工作機械の異常検出装置。
  4. 前記異常検出部は、前記加工状態判定部によって加工状態であると判定されなかったときのワークに対する工具の位置が、前記干渉領域算出部によって算出された干渉領域である場合に、工作機械の異常を検出する、請求項1又は2に記載の工作機械の異常検出装置。
JP2018130876A 2018-07-10 2018-07-10 工作機械の異常検出装置 Active JP6748153B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018130876A JP6748153B2 (ja) 2018-07-10 2018-07-10 工作機械の異常検出装置
US16/439,047 US11194309B2 (en) 2018-07-10 2019-06-12 Abnormality detection device of machine tool
DE102019209782.0A DE102019209782A1 (de) 2018-07-10 2019-07-03 UNREGELMÄßIGKEITSERFASSUNGSEINRICHTUNG EINER WERKZEUGMASCHINE
CN201910598855.1A CN110695769B (zh) 2018-07-10 2019-07-04 机床的异常检测装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018130876A JP6748153B2 (ja) 2018-07-10 2018-07-10 工作機械の異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020006486A true JP2020006486A (ja) 2020-01-16
JP6748153B2 JP6748153B2 (ja) 2020-08-26

Family

ID=69139108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018130876A Active JP6748153B2 (ja) 2018-07-10 2018-07-10 工作機械の異常検出装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11194309B2 (ja)
JP (1) JP6748153B2 (ja)
CN (1) CN110695769B (ja)
DE (1) DE102019209782A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021210037A1 (ja) * 2020-04-13 2021-10-21 住友電気工業株式会社 切削システム、表示システム、処理装置、処理方法および処理プログラム
CN111702557B (zh) * 2020-04-30 2022-09-30 工业互联网创新中心(上海)有限公司 铣床在铣削键槽时的异常诊断方法及设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09150347A (ja) * 1995-11-27 1997-06-10 Toyota Motor Corp 加工動作シミュレーション方法
JP2002175104A (ja) * 2000-12-05 2002-06-21 Murata Mach Ltd 異常負荷監視機能付き工作機械
JP2006102923A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 工作機械稼働部の衝突防止方法
JP2009285792A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Miyano:Kk Nc工作機械におけるツールモニタ方法
JP2012254499A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Hitachi Ltd 工作機械の加工異常検知装置及び加工異常検知方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4442493A (en) * 1980-07-04 1984-04-10 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Cutting tool retreat and return for workpiece protection upon abnormality occurrence in a preprogrammed machine tool
JPH0751997A (ja) 1993-08-09 1995-02-28 Fanuc Ltd 加工負荷監視方式
JP3944942B2 (ja) 1997-04-10 2007-07-18 ブラザー工業株式会社 工作機械の工具異常検出装置及び工作機械の工具異常検出用プログラムを記録した記録媒体
JP2000084794A (ja) * 1998-09-14 2000-03-28 Makino Milling Mach Co Ltd 加工処理装置
US6662073B1 (en) * 2000-06-30 2003-12-09 Mori Seiki Co., Ltd. Apparatus and method for machining simulation for NC machining
EP1679566B1 (en) * 2004-12-28 2008-10-22 Fanuc Ltd Threshold determination for a tool damage/abnormality detecting device
JP4963974B2 (ja) * 2007-01-18 2012-06-27 シチズンマシナリーミヤノ株式会社 ローダ装置
JP2012053508A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 数値制御工作機械
US9459610B2 (en) * 2011-04-11 2016-10-04 Mitsubishi Electric Corporation Electric discharge machine with contact detector and position detector
CN107077124B (zh) * 2014-10-27 2019-10-15 株式会社牧野铣床制作所 机床的控制方法以及机床的控制装置
JP6105650B2 (ja) * 2015-02-18 2017-03-29 ファナック株式会社 機械の負荷を低減する数値制御装置
JP2017068586A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ファナック株式会社 工具のカッタチップと被削材の衝突位置を制御する数値制御装置
JP2017080865A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 オークマ株式会社 工作機械の監視装置
JP6330789B2 (ja) * 2015-11-18 2018-05-30 トヨタ自動車株式会社 位置測定装置
JP6814458B2 (ja) * 2016-05-09 2021-01-20 中村留精密工業株式会社 当接解除装置を備えた工作機械の衝突検出装置
JP6877729B2 (ja) * 2016-11-10 2021-05-26 中村留精密工業株式会社 工作機械におけるサーボモータ制御装置のパラメータ調整システム
DE102017206931A1 (de) * 2017-04-25 2018-10-25 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Verfahren zur Kompensation der Fräserabdrängung

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09150347A (ja) * 1995-11-27 1997-06-10 Toyota Motor Corp 加工動作シミュレーション方法
JP2002175104A (ja) * 2000-12-05 2002-06-21 Murata Mach Ltd 異常負荷監視機能付き工作機械
JP2006102923A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 工作機械稼働部の衝突防止方法
JP2009285792A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Miyano:Kk Nc工作機械におけるツールモニタ方法
JP2012254499A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Hitachi Ltd 工作機械の加工異常検知装置及び加工異常検知方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6748153B2 (ja) 2020-08-26
US20200019140A1 (en) 2020-01-16
DE102019209782A1 (de) 2020-01-16
CN110695769A (zh) 2020-01-17
CN110695769B (zh) 2021-05-11
US11194309B2 (en) 2021-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9782898B2 (en) Robot controller for avoiding problem regarding robot at the time of emergency stop
JP2006281421A (ja) ロボットおよびロボットの異常検出方法
JP5420123B1 (ja) 数値制御装置
JP7148421B2 (ja) 工作機械の予防保全システム
US20160103444A1 (en) Controller for machine tool including automatic tool changer
JP6748153B2 (ja) 工作機械の異常検出装置
US20210331320A1 (en) Abnormality determination device and abnormality determination method
JP2020116666A (ja) 工作機械の工具管理システム
US20180169814A1 (en) Abnormality determination device and abnormality determining method
JP6544291B2 (ja) 関節駆動ロボットの異常診断方法及び異常診断装置
WO2019239832A1 (ja) 異常検知システム、設定ツール装置、コントローラ、異常定義情報のデータ構造、および異常対応ファンクションブロック
JP2017003430A (ja) 異物の侵入を検出可能な回転角度検出器
JP2006154998A (ja) 制御装置
US20200026255A1 (en) Abnormality detection device of machine tool
CN111113119B (zh) 进给轴异常判定系统及蜗轮异常判定系统
JP6450806B2 (ja) ロボット機構内のケーブル損傷発見支援装置及びケーブル損傷発見支援方法
JP2019148971A (ja) 異常要因特定装置
JP6434445B2 (ja) 一回転信号を検出するセンサの故障診断機能を有する工作機械の制御装置
JP2017151869A (ja) エリア毎または工程毎の製造機械の異常発生状況を表示するセル制御装置
JP2020154772A (ja) 産業用機械の制御システム
JP2019155498A (ja) ロボット制御装置、異常診断方法、及び異常診断プログラム
JP7110843B2 (ja) 異常判定装置及び異常判定方法
JP4538730B2 (ja) モータ制御装置
JP2020013433A (ja) 数値制御装置、数値制御方法、及び数値制御プログラム
KR20190106241A (ko) 공작기계 및 공작기계의 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191209

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200325

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6748153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150