JP2020006473A - 回転工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】正転時遮断トルク閾値を超える逆転時遮断トルク閾値が実現される回転工具を提供する。【解決手段】回転工具であるスクリュードライバ1は、モータ11と、モータ11により回転される後クラッチ板90と、後クラッチ板90に対してトルクが伝達される第1位置からトルクが伝達されない第2位置まで移動可能である前クラッチ板92と、前クラッチ板92に係合するスピンドルボール152と、スピンドルボール152に係合し、ビットを接続可能なスピンドル98と、を備えている。そして、スピンドル98が正転方向に回転する際にスピンドルボール152が移動して前クラッチ板92が第2位置に移動する正転トルク閾値と、スピンドル98が逆転方向に回転する際にスピンドルボール152が移動して前クラッチ板92が第2位置に移動する逆転トルク閾値とを比べると、逆転トルク閾値が正転トルク閾値より大きくされている。【選択図】図3

Description

本発明は、ビット(先端工具)を保持するスピンドルがモータにより回転される回転工具に関する。
特開2005−254400号公報(特許文献1)に開示された締付工具10のクラッチ機構14は、一対のクラッチ板22,24における対向する面にそれぞれ突起22a,24aを有している。突起22a,24aは、ボール26を介して係合する。
スピンドル20側のクラッチ板24の突起24aは、スピンドル20側の負荷が所定値以上となると、ボール26を介してクラッチ板22の二等辺三角形状の突起22aを乗り越える。よって、クラッチ機構14により、負荷が所定値以上となったスピンドル20へのトルク伝達が遮断される。
かようなクラッチ機構14付きの締付工具10は、工場等における所定トルクでのネジ等の正確な締付の要求に応えることができる。
特開2005−254400号公報
工場等において、正転により締め付けたネジを、正転トルクより大きなトルクの逆転により容易に外す要求が存在する。
しかし、上述のクラッチ機構14では、二等辺三角形状の突起22aの乗り越えによりトルク伝達を遮断するため、スピンドル20の正転時と逆転時とで遮断トルクが等しくなってしまい、当該要求に応えられない。
そこで、本発明の主な目的は、正転時遮断トルクを超える逆転時遮断トルクが実現される回転工具を提供することである。
又、本発明の主な目的は、正転時遮断トルクを十分に超える逆転時遮断トルクが、正転時遮断トルクの精度が良好である状態で実現される回転工具を提供することである。
請求項1に記載の発明は、モータと、前記モータにより回転される第1クラッチ部材と、前記第1クラッチ部材に対してトルクが伝達される第1位置からトルクが伝達されない第2位置まで移動可能である第2クラッチ部材と、前記第2クラッチ部材に係合するボールと、前記ボールに係合し、先端工具を接続可能なスピンドルと、を備えており、前記スピンドルが正転方向に回転する際に前記ボールが移動して前記第2クラッチ部材が前記第2位置に移動する正転トルク閾値と、前記スピンドルが逆転方向に回転する際に前記ボールが移動して前記第2クラッチ部材が前記第2位置に移動する逆転トルク閾値とを比べると、前記逆転トルク閾値が前記正転トルク閾値より大きくされていることを特徴とするものである。
ここで、前記第2クラッチ部材の前記第1位置では、前記第1クラッチ部材から前記第2クラッチ部材へのトルク伝達が行われれば良く、前記第2クラッチ部材における前記第1クラッチ部材側の面の一部のみが前記第1クラッチ部材に接触することでトルク伝達されるものであっても良いし、前記第2クラッチ部材が前記第1クラッチ部材と接触しないものの別の部材を介してトルク伝達されるものであっても良い。又、前記第2クラッチ部材の前記第2位置では、前記第1クラッチ部材から前記第2クラッチ部材へのトルクの遮断が行われれば良く、前記第2クラッチ部材の一部又は全部が前記第1クラッチ部材に接触して滑っていても良い。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記スピンドルは、前記ボールが入るボール溝を有しており、前記ボール溝は、前記第2クラッチ部材の移動方向と同じ方向に延びる案内部と、当該案内部に交わる方向に延びるポケット部と、を有しており、前記ボールは、前記スピンドルが正転する際、前記ポケットに進入可能であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記発明において、前記ボールは、複数設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記発明において、前記第1クラッチ部材と前記第2クラッチ部材との間に、前記第2クラッチ部材が前記第2位置に移動している際に前記第1クラッチ部材に対して滑る滑り部材が介装されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、上記発明において、前記逆転トルク閾値は、逆転時にトルク伝達の遮断が起きない程に大きくされていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、モータと、前記モータにより回転される第1クラッチ部材と、前記第1クラッチ部材に対して前後方向に移動可能であって、第1凹み部を有する第2クラッチ部材と、前記第1凹み部に入るボールと、前記ボールが入る第2凹み部を有しており、前後方向に延びるスピンドルと、を備えており、前記第2クラッチ部材が後方にある際には、前記第1クラッチ部材の回転が前記第2クラッチ部材に伝達され、前記第2クラッチ部材が前方にある際には、前記第1クラッチ部材の回転が前記第2クラッチ部材に伝達されず、前記第2凹み部は、回転方向における一端と他端との形状が互いに異なるものであることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、モータと、前記モータにより回転される第1クラッチ部材と、前記第1クラッチ部材に対して、前後方向に移動可能であって、第1凹み部を有する第2クラッチ部材と、前記第1凹み部に入るボールと、前記ボールが入る第2凹み部を有しており、前後方向に延びるスピンドルと、を備えており、前記第2クラッチ部材が後方にある際には、前記第1クラッチ部材の回転が前記第2クラッチ部材に伝達され、前記第2クラッチ部材が前方にある際には、前記第1クラッチ部材の回転が前記第2クラッチ部材に伝達されず、前記第1凹み部、前記ボール、及び前記第2凹み部により、前記スピンドルの正転方向の出力トルクと逆転方向の出力トルクとが互いに異なっていることを特徴とするものである。
本発明の主な効果は、正転時遮断トルクを超える逆転時遮断トルクが実現される回転工具が提供されることである。
又、本発明の主な効果は、正転時遮断トルクを十分に超える逆転時遮断トルクが、正転時遮断トルクの精度が良好である状態で実現される回転工具が提供されることである。
本発明に係るスクリュードライバの斜視図である。 図1の中央縦断面図である。 図2の上部拡大図である。 図1のスクリュードライバにおけるクラッチ機構の斜視図である。 図4の分解斜視図である。 図4の中央縦断面図である。 図4のクラッチ機構におけるスピンドルの(a)斜視図,(b)後部拡大側面図である。
以下、本発明の実施の形態、及びその変更例が、適宜図面に基づいて説明される。
当該形態における前後上下左右は、説明の便宜上定められたものであり、作業の状況及び部材の移動の少なくとも何れか等により変化することがある。
図1は、本発明に係る回転工具の一例である充電式のスクリュードライバ1に係る斜視図である。図2は、スクリュードライバ1の中央縦断面図である。図3は、図2の上部拡大図である。尚、図2における左がスクリュードライバ1の前となり、同図における上がスクリュードライバ1の上となる。
スクリュードライバ1は、各種部材を直接的あるいは間接的に保持する保持体としてのハウジング2を有している。尚、各種のハウジング及びケースにおける各種の部材の保持は、部材がハウジング等の内部に完全に入る場合の他、部材の一部がハウジング等に入っており、残りの一部がハウジング等から突出あるいは露出している場合も適宜含んでいるものとする。
スクリュードライバ1は、中心軸を前後方向とする円柱状の本体部4と、本体部4の下部から下方へ突出するように形成されたグリップ部6を有する。
グリップ部6は、作業者が把持する部分であり、グリップ部6の上端部には、メインスイッチ7が配置されている。メインスイッチ7は、作業者により指先で引く操作が可能であるトリガ8と、トリガ8の操作によりオンオフが切り替わるメインスイッチ本体部9を有している。トリガ8は、メインスイッチ本体部9から突出しており、ハウジング2(グリップ部6の上前部)から露出している。メインスイッチ本体部9は、ハウジング2内に配置されている。
スクリュードライバ1の本体部4内には、後側から順に、ファン10、モータ11、減速機構である遊星歯車機構12、クラッチ機構13、及び出力軸としてのアンビル17が、同軸に保持されている。
モータ11は、スクリュードライバ1の駆動源であり、その回転は、クラッチ機構13に伝達される。そして、クラッチ機構13に伝達された回転力は、アンビル17に所定値以上の負荷がかかっていなければ、アンビル17に伝えられる。アンビル17は、軸周りに回転可能な穴付き円柱状の部材であり、図示されないビット(先端工具)を受け入れる。当該ビットとして、ドライバを用いることができ、スクリュードライバ1は、ネジ締めに用いることができる。
ハウジング2は、モータ11を保持するモータハウジング20と、クラッチ機構13が内部に配置される前ケース21と、を有している。
モータハウジング20は、半割状の左モータハウジング20L及び右モータハウジング20Rを有している。右モータハウジング20Rは、複数のネジボス部20aを有しており、左モータハウジング20Lは、ネジボス部20aに対応するネジ孔20bを有している。左モータハウジング20L及び右モータハウジング20Rは、各ネジボス部20a及び対応するネジ孔20bに入るネジ20cにより、合わせられている。
モータハウジング20は、本体部4の中央部ないしは後部からグリップ部6に亘っている。モータハウジング20における、本体部4の中央前側の部分は、前方へ開口する前開口部となっている。
モータハウジング20の後端部の左右両側には、上下に延びており前後及び上下に並ぶ複数の排気口24が設けられており、各排気口24の前方であって、モータハウジング20の後部の左右両側には、前後に並ぶ複数の吸気口25が設けられている。
前ケース21は、前部が後部に対して縮径した円筒状の部材であり、本体部4の前部の外郭を形成している。前ケース21の後端部は、上部にネジ孔21aを有しており、モータハウジング20の上記前開口部内に入っている。当該前開口部の上部に形成されたネジ孔20dとネジ孔21aには、ネジ26が入っており、前ケース21がモータハウジング20に対して固定される。
本体部4とグリップ部6の間であって、メインスイッチ本体部9の上側には、モータ11の回転方向を切り替えるスイッチである正逆切替レバー27が、ハウジング2を左右に貫通するように設けられている。
又、正逆切替レバー27の前方には、LEDを含むライト28が配置されている。ライト28は、アンビル17(ビット)の前方を照射可能である。
グリップ部6の下端部は、その上部に対して前及び左右へ広がるバッテリ装着部29となっており、バッテリ装着部29の下方には、バッテリレバー30により着脱可能であるバッテリ31が保持されている。バッテリ31は、14.4V(ボルト)のリチウムイオンバッテリであって、樹脂製のバッテリケース内に、図示されないセルを8個内包するものである。セルは、軸方向に長い円柱状であり、左右方向を向いている。尚、図2において、バッテリ31は省略されている。
バッテリ装着部29の内部には、制御回路基板を含むコントローラ33が入れられている。コントローラ33には、モータ11の回転を行うための複数(6個)のスイッチング素子(図示略)が搭載されている。コントローラ33は、メインスイッチ本体部9及びライト28と、電気的に接続されている。
バッテリ31は、上面にバッテリ端子部(図示略)を有しており、前上部に隆起部34を有している。バッテリ31は、バッテリ装着部29の前から後方へスライドさせることで装着される。装着時、隆起部34の後部がバッテリ装着部29の前部に当たり、バッテリ端子部がバッテリ装着部29に組み込まれたターミナル35に接触する。ターミナル35は、コントローラ33と電気的に接続されている。又、装着時、弾性部材により上方に付勢され、バッテリ31の他の部分の上面から突出したバッテリ爪(図示略)が、バッテリ装着部29下前部に設けられた上方に窪むバッテリ装着凹部37に入る。
他方、バッテリ31を外す場合、バッテリ爪の弾性部材とつながるバッテリレバー30が操作され、バッテリ爪36がバッテリ装着凹部37から外れた状態とされながら、バッテリ31が前方にスライドされる。
モータ11は、ブラシレスモータ(ブラシレスDCモータ)であり、モータハウジング20内において内方に立てられたリブ内に配置される円筒状のステータ51と、ステータ51の内側に配置されるロータ52を備えている(インナーロータ)。
ステータ51は、軸方向が前後方向であり内方に突出する複数(6個)のティースを有する円筒状の固定子鉄心54と、固定子鉄心54の前後に設けられる前絶縁部材56及び後絶縁部材58と、前絶縁部材56及び後絶縁部材58を介して固定子鉄心54のティースにそれぞれ巻かれる複数のコイル60とを有する。
前絶縁部材56には、センサ基板62が、複数のネジ63で固定されている。センサ基板62の後面には、複数(3個)の図示されない磁気センサが固定されている。更に、前絶縁部材56の前面周縁には、各コイル60とセンサ基板62を電気的に接続する接点としての図示されないコイル接続部が、合計6個設けられている。それらコイル接続部は、下方に突出した端子部64と電気的に接続されており、端子部64には図示されないリード線の一端が接続されていて、リード線の他端は、コントローラ33に接続されている。
ロータ52は、回転軸(ロータ軸)であるモータ軸66と、モータ軸66の周囲に配置された円筒状の回転子鉄心68と、回転子鉄心68の外側に配置されており、筒状で周方向に極性を交互に変えた複数(4個)の永久磁石70と、これらの前側(ステータ51のセンサ基板62側)において放射状に配置された複数の図示されないセンサ用永久磁石とを有する。回転子鉄心68と、各永久磁石70と、センサ用永久磁石は、ロータアッセンブリを構成する。ロータアッセンブリにおける各永久磁石70及び各センサ用永久磁石は、一体で構成することにより、4個の板状の永久磁石にすることも可能である。
モータ軸66における回転子鉄心68の前側には、筒状で樹脂製のスリーブ72が設けられている。スリーブ72の前方に、モータ軸66の前部の周りに配置されるモータ前軸受74が設けられている。モータ前軸受74は、前部にフランジを有する筒状のベアリングリテーナ75における後部の開口部内において取り付けられている。ベアリングリテーナ75の後部は、モータハウジング20の内面から内方に突出したリブ20e内において保持される。リブ20eは、本体部4の中央部において上下に並ぶ2個のネジボス部20aと連続している。又、ベアリングリテーナ75前端部におけるフランジ部の後面は、リブ20eと同様に内方に突出するリブ20fの前面に当たっている。
モータ前軸受74の前側であって、モータ軸66の先端部には、ピニオンギヤ76が、モータ軸66と一体に固定されている。
他方、モータ軸66の後端部は、モータ後軸受77によって回転可能に支持されている。モータ後軸受77は、モータハウジング20Rの後端部の内面から内方に突出しており中央部に後方へ窪む窪み部を備えたリブ20gにおける当該窪み部において保持されている。
モータ軸66の後部周辺には、ファン10が配置されている。ファン10は、複数枚の羽根を有する遠心ファンであり、ファンスリーブ78を介してモータ軸66に一体に固定されている。
ファン10の外方には、各排気口24が位置している。
尚、ファン10あるいはその一部は、モータ11の構成要素とすることも可能である。
遊星歯車機構12は、後遊星歯車群12Gと前遊星歯車群12Fとを有した二段の機構となっている。内歯を有する円筒状の内歯ギヤ80は、後遊星歯車群12Gと前遊星歯車群12Fとで共通している。内歯ギヤ80は、前ケース21の後端部の開口部内において、円筒状のホルダ81を介して回転不能に取り付けられている。
後遊星歯車群12Gは、内歯ギヤ80の後部に噛み合う外歯を有する複数(3個)の遊星歯車82Gと、各遊星歯車82Gを回転可能に支持する1個のキャリア84Gと、を有する。キャリア84Gは、後部にフランジ部を有する円筒状であるキャリア本体85Gと、各遊星歯車82Gの軸でありキャリア本体85Gのフランジ部に支持されるピン86Gと、キャリア本体85Gの前部外周に形成された外歯部87Gと、を有する。
前遊星歯車群12Fは、内歯ギヤ80の前部及び外歯部87Gに噛み合う外歯を有する複数(3個)の遊星歯車82Fと、各遊星歯車82Fを回転可能に支持する1個のキャリア84Fと、を有する。キャリア84Fは、円盤状であるキャリア本体85Fと、各遊星歯車82Fの軸でありキャリア本体85Fに支持されるピン86Fと、キャリア本体85Fの前部において形成された角孔部87Fと、を有する。
キャリア84Fは、内歯ギヤ80の前側であってホルダ81の前部内に保持された軸受88に、回転可能に支持されている。
図4ないしは図6にも示されるクラッチ機構13は、それぞれ中央孔を有する円盤状である後クラッチ板90及び前クラッチ板92並びにスプリング受け94及びフェイスギヤ96と、これらの中央孔を通る円柱状のスピンドル98と、スプリング受け94の後側に配置されるワッシャ99と、前クラッチ板92とワッシャ99との間に渡される弾性体としてのコイルスプリング100と、を有する。
第1クラッチ部材としての後クラッチ板90の後面であって中央孔の周囲には、後方に突出する角柱部102が形成されている。角柱部102は、キャリア本体85Fの角孔部87Fに入って、共に回転可能に結合する。角柱部102の径方向内方には、中央孔の後部でありその前部に対して拡径する拡径部104が配置されている。後クラッチ板90の前面周縁部の複数(3)箇所には、後クラッチ板間ボール受け106が設けられている。
第2クラッチ部材としての前クラッチ板92は、各後クラッチ板間ボール受け106に対向するように設けられた前クラッチ板間ボール受け110と、前面における中央孔の周囲に配置され前方へ円筒状に突出した突出部112と、を有する。それぞれの前クラッチ板間ボール受け110と後クラッチ板間ボール受け106との間には、滑り部材としてのクラッチ板間ボール113が入れられている。突出部112内の中央孔における複数(3)箇所であって、各前クラッチ板間ボール受け110における周方向の間には、他の部分に対して径方向外方へ広がることで凹み部となっている空間部114(第1凹み部)が設けられている。各空間部114の前壁部は、曲面状に形成され、より具体的には四半円筒面状あるいは四半球面状に形成されている。
スプリング受け94は、後面の中央孔の周囲に配置され後方に円筒状に突出する突出部120と、前面の中央孔の周囲に配置され後方に窪む窪み部122と、周縁の上部において前面から後方へ半円柱状に凹むように形成された凹み部124と、を有する。突出部120の径方向外方には、ワッシャ99が入れられており、スプリング受け94は、ワッシャ99を介して、コイルスプリング100の前端部を受け止めている。突出部112,120は、コイルスプリング100の径方向内方に入っている。
フェイスギヤ96は、後面周縁部に形成されたフェイス歯部130と、後面における中央孔の周囲において後方に円筒状に突出する突出部132と、中央孔内に形成された内歯部134と、を有する。突出部132は、スプリング受け94の窪み部122内に入っている。
図7にも示されるスピンドル98は、後端部において一周形成された括れ部140と、その前方において周方向に複数(3箇所)並ぶように設けられたボール溝あるいは第2凹み部としてのスピンドルボール溝142と、前端部の外面に形成された外歯部144と、前端部の前面から後方に同軸状に延びる角穴状のスピンドル穴146と、を有する。
括れ部140は、後クラッチ板90の拡径部104内に位置しており、これらの間には、複数(3個)の転がりボール150が介装されている。転がりボール150は、スピンドル98を回転可能に支持する軸受として作用する。
各スピンドルボール溝142は、周囲に対して径方向内方に窪むものであり、前後に延びる案内部142aと、案内部142aの後部から周方向の一方(正転方向)に延びるポケット部142bと、を有する。正転方向は、ここでは前から見て時計回りである。各スピンドルボール溝142の一部は、前クラッチ板92の空間部114の径方向内方に入っており、これらの間には、それぞれボールとしてのスピンドルボール152が介装されている。各スピンドルボール152は、対応するスピンドルボール溝142内で相対的に移動可能である状態で、前クラッチ板92に係合している。又、スピンドル98は、スピンドルボール152に係合している。
スプリング受け94は、スピンドル98における外歯部144の後側で遊挿されている。
フェイスギヤ96は、スピンドル98の前端部の径方向外方において、内歯部134が外歯部144に噛み合う状態で配置されている。
作業者が、スプリング受け94の凹み部124に対し、先端部にピニオンが形成された棒状の治具における当該ピニオンを、フェイス歯部130に噛み合う状態で入れ、当該治具を軸周りに回すと、フェイスギヤ96が、その中心軸周りで回転し、内歯部134を介して外歯部144上で前方又は後方に移動して、スプリング受け94を前方又は後方に移動させる。すると、前クラッチ板92及びスプリング受け94の間のコイルスプリング100の長さが伸張又は短縮され、前クラッチ板92の後クラッチ板90に対する押圧力が調節される。
常態では、前遊星歯車群12Fのキャリア84Fからのトルクは、まず角孔部87F及び角柱部102を介して後クラッチ板90に伝わる。次いで、当該トルクは、各後クラッチ板間ボール受け106並びに対応する前クラッチ板間ボール受け110及びクラッチ板間ボール113を介して、前クラッチ板92に伝わる。前クラッチ板92は、後クラッチ板90からのトルクが伝達される第1位置となっている。続いて、当該トルクは、空間部114内でスピンドルボール溝142の案内部142aの後端部(正転時)又はポケット部142b(逆転時)に位置したスピンドルボール152を介して、スピンドル98に伝わる(クラッチ入状態,クラッチ非作動状態)。スピンドル98が正転している際、スピンドルボール152は、案内部142aの後端部に進入しており、当該後端部におけるスピンドルボール溝142の逆転側の壁面から力を受ける。又、スピンドル98が逆転している際、スピンドルボール152は、ポケット部142bに進入しており、ポケット部142bの正転側の壁面から力を受ける。
ネジ締めの進行等により、スピンドル98に負荷がかかると、スピンドルボール152が、コイルスプリング100の付勢力に抗して、相対的に案内部142aを移動してその前端部に位置し、前クラッチ板92が、スピンドルボール152と共に相対的に前方に移動して、後クラッチ板90から離れた第2位置となる。すると、後クラッチ板90がクラッチ板間ボール113を介して前クラッチ板92に対して滑り、後クラッチ板90のトルクは前クラッチ板92ないしはこれより前方の部材に伝わらない(クラッチ切状態,クラッチ作動状態)。後クラッチ板90の前クラッチ板92に対する滑りは、クラッチ板間ボール113により、円滑になされる。
正転時、スピンドルボール152は、スピンドルボール溝142の案内部142aの後端部から前端部に移動する。これに対し、逆転時、スピンドルボール152は、スピンドルボール溝142のポケット部142bから一旦案内部142aの後端部に移動した後で、案内部142aの前端部に移動する。従って、逆転時では、正転時に比べて、ポケット部142bから案内部142aへの移動がある分、クラッチが作動するトルクが大きくなる。即ち、逆転時にクラッチが作動するトルクである逆転トルク閾値は、正転時にクラッチが作動するトルクである正転トルク閾値より大きくされている。その大きさの差は、ポケット部142bの長さ、即ちポケット部142bの正転側の端部と案内部142aとの距離により調節可能であり、ポケット部142bの長さを長くする程逆転トルク閾値が大きくなる。ポケット部142bの長さが所定程度(例えばスピンドルボール152の直径程度)以上となると、逆転時にトルク伝達の遮断が起きない程に逆転トルク閾値が大きくなる。
アンビル17は、後端部において形成された後方へ角柱状に延びる連結突起160と、前面から後方へ同軸状で六角穴状に開けられたビット穴162と、その周囲に配置されたチャック164と、を備える。
連結突起160は、スピンドル穴146の前部に入っている。連結突起160は、スピンドル穴146に対して前後動が許容され、スピンドル98からのトルク伝達が可能な状態で連結される。スピンドル穴146の後部には、弾性体としてのコイルスプリング166が入っている。コイルスプリング166は、アンビル17とスピンドル98との間においてこれらを緩衝している。
遊星歯車機構12及びクラッチ機構13は、アンビル17に対しモータ11の動力を伝達する動力伝達機構を構成する。動力伝達機構は、本体部4内に入れられている。動力伝達機構における主な動力伝達方向は、前後方向を軸とした回転方向である。
ビット穴162には、ビットが受け入れられる。
チャック164は、ビット穴162に受け入れられたビットを保持し、又前方に引かれることでビットのビット穴162からの離脱を許容する。
アンビル17は、ビットを接続可能であり、スピンドル98は、アンビル17を介してビットを接続可能である。
アンビル17は、それぞれ前ケース21の前端部内に保持される後軸受170と前軸受172とで、回転可能に支持される。後軸受170と前軸受172との間には、リング状のスペーサ174が配置されている。又、後軸受170(外輪)の後側に配置されており、後軸受170,スペーサ174,前軸受172を止める係止部材としてのクリップ176が、前ケース21内に保持されている。
このようなスクリュードライバ1の動作例が説明される。
作業者がグリップ部6を把持してトリガ8を引くと、メインスイッチ本体部9における切替を受信したコントローラ33により、バッテリ31からモータ11への給電が制御され、モータ11がトリガ8の引き込み量に応じた速度で駆動される。よって、トリガ8は、メインスイッチ本体部9を介してモータ11のオンオフを切替えるものであり、モータ11のオンオフを操作するスイッチ操作部であって、トリガ8とメインスイッチ本体部9はモータ11のメインスイッチ7を構成する。
センサ基板62の磁気センサにより把握されたロータ52の回転位置に応じ、コントローラ33のスイッチング素子が各コイル60のスイッチングを行って、ロータ52(モータ軸66)が回転する。
モータ軸66の回転により、ファン10が回転して各排気口24から空気が排気され、各吸気口25から各排気口24への空気の流れ(風)が形成される。
かような風によって、モータ11を始めとするスクリュードライバ1の内部機構が冷却される。
更に、モータ軸66のトルクは、遊星歯車機構12により減速されてクラッチ機構13に伝わり、常態では、クラッチ機構13のトルクは、スピンドル98を介してアンビル17に伝わる。
又、クラッチ機構13は、アンビル17を介してスピンドル98において所定閾値以上の負荷を受けた場合に作動して、アンビル17へのトルクの伝達を遮断する。当該所定閾値は、上記治具により調節されるコイルスプリング100の長さに応じる。又、当該所定閾値は、スピンドルボール溝142に係るポケット部142bを有する形状により、正転時(正転トルク閾値)より逆転時(逆転トルク閾値)の方が大きくなっている。
かように逆転トルク閾値が大きければ、正転により締め付けたネジの、逆転による取り外しが容易である。例えば、樹脂製の部材をタッピンネジで止めた場合、タッピンネジに樹脂が溶着して、タッピンネジの取り外しにおいて比較的に大きなトルクが必要となるところ、かようなタッピンネジの取り外しは、大きな逆転トルク閾値により、簡単に行える。
以上のスクリュードライバ1は、モータ11と、モータ11により回転される後クラッチ板90と、後クラッチ板90に対してトルクが伝達される第1位置からトルクが伝達されない第2位置まで移動可能である前クラッチ板92と、前クラッチ板92に係合するスピンドルボール152と、スピンドルボール152に係合し、ビットを接続可能なスピンドル98と、を備えており、スピンドル98が正転方向に回転する際にスピンドルボール152が移動して前クラッチ板92が第2位置に移動する正転トルク閾値と、スピンドル98が逆転方向に回転する際にスピンドルボール152が移動して前クラッチ板92が第2位置に移動する逆転トルク閾値とを比べると、逆転トルク閾値が正転トルク閾値より大きくされている。
よって、正転時遮断トルク閾値を超える逆転時遮断トルク閾値が実現され、正転により締め付けたネジを、正転トルクより大きなトルクの逆転により容易に外す要求が満たされる。
又、スピンドル98は、スピンドルボール152が入るスピンドルボール溝142を有しており、スピンドルボール溝142は、前クラッチ板92の移動方向と同じ方向(前後方向)に延びる案内部142aと、案内部142aに交わる方向に延びるポケット部142bと、を有しており、スピンドルボール152は、スピンドル98が正転する際、ポケット部142bに進入可能である。よって、正転時遮断トルク閾値を十分に超える逆転時遮断トルク閾値が、正転時遮断トルク閾値の精度が良好である状態で実現される。
更に、スピンドルボール152は、複数設けられている。よって、遮断トルク閾値以上のトルクにおけるスピンドルボール152による前クラッチ板92の移動が、より一層確実に行われる。
加えて、後クラッチ板90と前クラッチ板92との間に、前クラッチ板92が第2位置に移動している際に後クラッチ板90に対して滑るクラッチ板間ボール113が介装されている。よって、遮断トルク閾値以上のトルクにおける、後クラッチ板90に対する前クラッチ板92の滑り動作が、より一層円滑に行われ、又遮断トルク閾値未満のトルク伝達が、クラッチ板間ボール113を介して確実に行われる。
又、逆転トルク閾値は、逆転時にトルク伝達の遮断が起きない程に大きくすることもでき、この場合、樹脂製の部材からタッピンネジを外すときのような逆転時にトルク管理を要しないとき等において、作業効率がより一層高められる。
更に、スクリュードライバ1は、モータ11と、モータ11により回転される後クラッチ部材90と、後クラッチ部材90に対して前後方向に移動可能であって、空間部114を有する前クラッチ板92と、空間部114に入るスピンドルボール152と、スピンドルボール152が入るスピンドルボール溝142を有しており、前後方向に延びるスピンドル98と、を備えており、前クラッチ板92が後方にある際には、後クラッチ部材90の回転が前クラッチ板92に伝達され、前クラッチ板92が前方にある際には、後クラッチ部材90の回転が前クラッチ板92に伝達されず、スピンドルボール溝142は、回転方向における一端と他端との形状が、ポケット部142bの有無において互いに異なるものである。よって、正転時遮断トルク閾値を超える逆転時遮断トルク閾値が実現され、正転により締め付けたネジを、正転トルクより大きなトルクの逆転により容易に外す要求が満たされる。
又、スクリュードライバ1は、モータ11と、モータ11により回転される後クラッチ部材90と、後クラッチ部材90に対して前後方向に移動可能であって、空間部114を有する前クラッチ板92と、空間部114に入るスピンドルボール152と、スピンドルボール152が入るスピンドルボール溝142を有しており、前後方向に延びるスピンドル98と、を備えており、前クラッチ板92が後方にある際には、後クラッチ部材90の回転が前クラッチ板92に伝達され、前クラッチ板92が前方にある際には、後クラッチ部材90の回転が前クラッチ板92に伝達されず、空間部114、スピンドルボール152、及びスピンドルボール溝142により、スピンドル98の正転方向の出力トルクと逆転方向の出力トルクとが互いに異なっている。よって、正転時遮断トルク閾値を超える逆転時遮断トルク閾値が実現され、正転により締め付けたネジを、正転トルクより大きなトルクの逆転により容易に外す要求が満たされる。
尚、本発明の形態は上記形態及び変更例に限定されず、例えば更に次のような変更例を適宜有する。
クラッチ板間ボール113が省略され、前クラッチ板92は、第2位置に移動している際に、後クラッチ板90から完全に離れても良い。
スピンドルボール溝142のポケット部142bとして、正転側へ延びるもの(逆転時にスピンドルボール152が入るもの)のみならず、逆転側へ延びるもの(正転時にスピンドルボール152が入るもの)が併設されても良い。この場合、併設されないときに比べ、正転トルク閾値が増加されるし、正転側へ延びるものの長さが逆転側へ延びるものの長さより長くされれば、逆転トルク閾値が正転トルク閾値より大きくなる。
ポケット部142bの方向は、上述のものに限られず、案内部142aに対して垂直に交わらなくても良い。
スピンドルボール152は、単数であっても良い。
アンビル17が省略され、スピンドル98にビット保持部が設けられても良い。
上記形態では、右ネジを締める方向が正転方向とされ、右ネジを緩める方向が逆転方向とされて、逆転トルク閾値が正転トルク閾値より大きくされたが、左ネジを対象として、左ネジを締める方向が正転方向とされ、右ネジを緩める方向が逆転方向とされた状態で、逆転トルク閾値が正転トルク閾値より大きくされても良い。又、右ネジが対象であっても、逆転トルク閾値が正転トルク閾値より小さくされても良い。これらの場合、例えば、ポケット部142bがスピンドル98の回転方向において逆側に設けられる。
ポケット部142bの正転側への形成に代えて、案内部142aの後端部の正転側壁面を、ざらついた面等の他の部分より摩擦係数の大きい面として、逆転トルク閾値が正転トルク閾値より大きくされても良い。ポケット部142bの壁面が案内部142aの壁面より摩擦係数の大きい面とされても良い。
スピンドルボール溝142へのポケット部142bの形成に代えて、あるいは当該形成と共に、前クラッチ板92の空間部114に、ポケット部及び摩擦係数の大きい面の少なくとも一方が設けられても良い。
遊星歯車機構12は、他の減速機構に変更されても良いし、省略されても良い。
モータ11は、ステータ51の外側にロータ52が配置されたアウターロータ型のものであっても良い。又、モータ11は、ブラシレスモータ以外のモータであっても良い。スイッチング素子は、コントローラ33ではなくセンサ基板62上に配置しても良い。又、スイッチング素子、コイル60、センサ用永久磁石及び磁気センサのうちの少なくとも何れか等の数は、適宜増減することができる。センサ基板62は、後絶縁部材58の後方に配置させた状態で、後絶縁部材58にネジ止めすることも可能である。
モータ軸66とアンビル17との間に、スピンドル98以外の1又は2以上の中間軸が介装されても良い。
バッテリ31は、10.8V、18V(最大20V),18V,25.2V,28V,36V等の任意のリチウムイオンバッテリを用いても良いし、10.8V未満あるいは36Vを超える電圧のリチウムイオンバッテリを用いても良いし、他の種類のバッテリを用いても良い。
ハウジング2の区分の数、遊星歯車機構12の段数、遊星歯車82F,82Gの設置数、及び吸排気口の数の少なくとも何れかを増減したり、モータハウジング20及び前ケース21の少なくとも一方の大きさを変えたりする等、各種の部材、部分の数、配置、材質、大きさ、形式の少なくとも何れか等は、適宜変更することができる。
又、出力軸(先端工具保持部)の方向が軸方向(モータ11のモータ軸66の方向あるいはその回転力を伝達する機構の伝達方向)と異なる(略90度となる)アングル電動工具にも、本発明を適用することができる。
更に、インパクトレンチ、インパクトドライバ、ハンマドリル、レシプロソー、あるいは他の充電式の回転工具若しくは電動工具、商用電源に接続する電動工具若しくは電動工具、又は園芸用トリマを始めとする園芸工具等に、本発明が適用されても良い。
1・・スクリュードライバ(回転工具)、11・・モータ、90・・後クラッチ板(第1クラッチ部材)、92・・前クラッチ板(第2クラッチ部材)、98・・スピンドル、113・・クラッチ板間ボール(滑り部材)、142・・スピンドルボール溝(ボール溝)、142a・・案内部、142b・・ポケット部、152・・スピンドルボール(ボール)。

Claims (7)

  1. モータと、
    前記モータにより回転される第1クラッチ部材と、
    前記第1クラッチ部材に対してトルクが伝達される第1位置からトルクが伝達されない第2位置まで移動可能である第2クラッチ部材と、
    前記第2クラッチ部材に係合するボールと、
    前記ボールに係合し、先端工具を接続可能なスピンドルと、
    を備えており、
    前記スピンドルが正転方向に回転する際に前記ボールが移動して前記第2クラッチ部材が前記第2位置に移動する正転トルク閾値と、前記スピンドルが逆転方向に回転する際に前記ボールが移動して前記第2クラッチ部材が前記第2位置に移動する逆転トルク閾値とを比べると、前記逆転トルク閾値が前記正転トルク閾値より大きくされている
    ことを特徴とする回転工具。
  2. 前記スピンドルは、前記ボールが入るボール溝を有しており、
    前記ボール溝は、前記第2クラッチ部材の移動方向と同じ方向に延びる案内部と、当該案内部に交わる方向に延びるポケット部と、を有しており、
    前記ボールは、前記スピンドルが正転する際、前記ポケットに進入可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転工具。
  3. 前記ボールは、複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転工具。
  4. 前記第1クラッチ部材と前記第2クラッチ部材との間に、前記第2クラッチ部材が前記第2位置に移動している際に前記第1クラッチ部材に対して滑る滑り部材が介装されている
    ことを特徴とする請求項1ないしは請求項3の何れかに記載の回転工具。
  5. 前記逆転トルク閾値は、逆転時にトルク伝達の遮断が起きない程に大きくされている
    ことを特徴とする請求項1ないしは請求項4の何れかに記載の回転工具。
  6. モータと、
    前記モータにより回転される第1クラッチ部材と、
    前記第1クラッチ部材に対して、前後方向に移動可能であって、第1凹み部を有する第2クラッチ部材と、
    前記第1凹み部に入るボールと、
    前記ボールが入る第2凹み部を有しており、前後方向に延びるスピンドルと、
    を備えており、
    前記第2クラッチ部材が後方にある際には、前記第1クラッチ部材の回転が前記第2クラッチ部材に伝達され、
    前記第2クラッチ部材が前方にある際には、前記第1クラッチ部材の回転が前記第2クラッチ部材に伝達されず、
    前記第2凹み部は、回転方向における一端と他端との形状が互いに異なるものである
    ことを特徴とする回転工具。
  7. モータと、
    前記モータにより回転される第1クラッチ部材と、
    前記第1クラッチ部材に対して前後方向に移動可能であって、第1凹み部を有する第2クラッチ部材と、
    前記第1凹み部に入るボールと、
    前記ボールが入る第2凹み部を有しており、前後方向に延びるスピンドルと、
    を備えており、
    前記第2クラッチ部材が後方にある際には、前記第1クラッチ部材の回転が前記第2クラッチ部材に伝達され、
    前記第2クラッチ部材が前方にある際には、前記第1クラッチ部材の回転が前記第2クラッチ部材に伝達されず、
    前記第1凹み部、前記ボール、及び前記第2凹み部により、前記スピンドルの正転方向の出力トルクと逆転方向の出力トルクとが互いに異なっている
    ことを特徴とする回転工具。
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