JP2020004934A - 配線基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】非製品領域を切除時における基板本体の固定の安定化が求められている。【解決手段】本発明に係る配線基板10の製造方法は、スルーホール導体25を有する製品領域R1と、製品領域R1の周辺側に位置する非製品領域R2と、を有する基板本体100を形成することと、非製品領域R2を切除することと、を含む。そして、非製品領域R2を切除するときに、スルーホール導体25にピンを差し込んで固定する。【選択図】図1
Description
本開示は、配線基板の製造方法に関する。
特許文献1には、基板本体から製品領域の外縁部を囲う非製品領域を切除する配線基板の製造方法が示されている。
上記した配線基板の製造方法においては、非製品領域を切除するときの基板本体の固定の安定化が求められている。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、スルーホール導体を有する製品領域と、製品領域の周辺側に位置する非製品領域と、を有する基板本体を形成することと、非製品領域を切除することと、を含む配線基板の製造方法である。そして、非製品領域を切除するときに、スルーホール導体にピンを差し込んで固定する。
[第1実施形態]
以下、本実施形態の配線基板10について説明する。図1に示されるように、配線基板10は、フレーム部30と、フレーム部30の内側に配置された複数のパーツ基板50,50を有している。
以下、本実施形態の配線基板10について説明する。図1に示されるように、配線基板10は、フレーム部30と、フレーム部30の内側に配置された複数のパーツ基板50,50を有している。
フレーム部30は、平面視矩形の枠形状をなしている。その角部及び四辺の中間部分には配線基板10を貫通する複数の貫通孔35が設けられている。パーツ基板50は、フレーム部30の内側に並んで配置されている。複数のパーツ基板50は、隙間40を開けて配置されている。フレーム部30とパーツ基板50とは、ブリッジ部32によって連絡されている。
図2に示されるように、配線基板10は、コア基板11の表裏の両面に絶縁層21及び導体層22とが積層されてなる。コア基板11は、絶縁性基材12の表裏の両面に導体層13が積層されてなる。なお、以下では、配線基板10の一方側の面をF面10Fといい、その反対側の面をS面10Sという。
パーツ基板50は、コア基板11の表裏に形成されている導体層13,13が、絶縁性基材12を貫通する接続導体15によって電気的に接続されている。また、導体層13,13と導体層22とは、絶縁層21を貫通するビア導体23によって接続されている。
また、パーツ基板50は、F面10F及びS面10Sの最外の導体層22,22を接続するスルーホール導体25を備えている。スルーホール導体25は、絶縁層21,21及びコア基板11を貫通している。スルーホール導体25は円筒状をなし、内側面に導体膜が形成されている。スルーホール導体25の内径は1〜3[mm]である。
フレーム部30は、コア基板11の表裏の両面に絶縁層21,21が積層されている。フレーム部30には、コア基板11及び絶縁層21,21を貫通する複数の貫通孔35が形成されている。なお、複数の貫通孔35の内径は1〜3[mm]である。貫通孔35の内径とスルーホール導体25の内径とは略同径である。なお、パーツ基板50が製品領域R1に相当し、その他の部分が非製品領域R2に相当する。
次に、本実施形態の配線基板10の製造方法について説明する。
(1)図3(A)に示されるように、絶縁性基材12の表裏の両面に銅箔12Cが形成されてなる銅張積層板12Uが準備される。
(1)図3(A)に示されるように、絶縁性基材12の表裏の両面に銅箔12Cが形成されてなる銅張積層板12Uが準備される。
(2)図3(B)に示されるように、銅張積層板12Uの表裏の両側からレーザー加工が行われ、銅張積層板12Uを貫通する貫通孔14が形成される。
(3)無電解めっき処理が行われ、銅箔12Cの上と貫通孔14内とに、無電解めっき膜(図示せず)が形成される。
(4)図3(C)に示されるように、無電解めっき膜上に所定パターンのめっきレジスト62が形成される。
(5)図3(D)に示されるように、電解めっき処理が行われ、電解めっきが貫通孔14内に充填されて接続導体15が形成されると共に、無電解めっき膜のうちめっきレジスト62から露出する部分の上に電解めっき膜63が形成される。
(6)図4(A)に示されるように、めっきレジスト62が剥離されると共に、めっきレジスト62の下方の銅箔12Cと無電解めっき膜が除去される。そして、残った銅箔12C及び無電解めっき膜と電解めっき膜63とにより導体層13が形成され、コア基板11が完成する。
(7)図4(B)に示されるように、コア基板11のF面11F上とS面11S上とに、絶縁層21としてのプリプレグが積層されると共に、絶縁層21上に銅箔21Cが積層される。
(8)図4(C)に示されるように、レーザー加工によって、銅箔21Cと絶縁層21を貫通するビアホール21Hが形成される。また、ルータ加工により、絶縁層21,21及びコア基板11を貫通する貫通孔29,35が形成される。
(10)無電解めっき処理が行われ、銅箔21C上とビアホール21H内とに無電解めっき膜(図示せず)が形成されると共に、貫通孔14Aの内壁に形成される無電解めっき膜が形成される。
(11)図5(A)に示されるように、無電解めっき膜上に所定パターンのめっきレジスト62が形成される。このとき、貫通孔35は、めっきレジスト62によって覆われる。
(12)図5(B)に示されるように、電解めっき処理が行われ、電解めっきがビアホール21H内に充填されてビア導体23が形成されると共に、無電解めっき膜のうちめっきレジスト62から露出する部分の上に電解めっき膜63が形成される。さらに、貫通孔29の内壁に形成される無電解めっき膜と電解めっき膜とからなるスルーホール導体25が形成される。本実施形態では、貫通孔35の形成と貫通孔29の形成を連続でおこなっているが、貫通孔35の形成をスルーホール導体25の形成より後でおこなってもよい。
(13)図5(C)に示されるように、めっきレジスト62が剥離されると共に、めっきレジスト62の下方の銅箔21Cと無電解めっき膜が除去される。そして、残った銅箔21C及び無電解めっき膜と電解めっき膜63とにより導体層22が形成される。以上により、基板本体100が完成する。
(14)図6に示されるように、基板本体100が基板固定用治具90に固定される。基板本体100は、基板本体100に形成されている貫通孔35及びスルーホール導体25に基板固定用治具90から突出する複数のピン95が挿通されて固定される。以下の工程は、基板固定用治具90の複数のピン95が、貫通孔35及びスルーホール導体25に挿通されて基板本体100を固定した状態で行われる。
(15)図7(A)及び図7(B)に示されるように、基板本体100のうち製品領域R1の外縁に沿って溝部34が形成される。溝部34は、例えば、ルータ加工によって形成される。以上により、図1に示される配線基板10が完成する。
本実施形態の配線基板10は、基板本体100から非製品領域R2が切除されるときに、貫通孔35だけでなく、スルーホール導体25にもピン95が差し込まれる。これにより、貫通孔35のみにピン95が差し込まれることで基板本体100が固定されていたときと比べて、基板本体100を安定して固定することが可能となる。
[第2実施形態]
図8に示されるように、第2実施形態の配線基板10Zは、非製品領域R2を有していない点が第1実施形態の配線基板10と異なる。第2実施形態の配線基板10Zは、第1実施形態の製造工程(15)の後、ブリッジ部32が切断される。そして、基板本体100から、パーツ基板50が切り離されて個片化される。そして、個片化されたパーツ基板50から配線基板10が形成される。なお、製品領域R1の外縁に沿って溝部34を形成する際に、連続してブリッジ部32からパーツ基板50を切り離してもよい。
図8に示されるように、第2実施形態の配線基板10Zは、非製品領域R2を有していない点が第1実施形態の配線基板10と異なる。第2実施形態の配線基板10Zは、第1実施形態の製造工程(15)の後、ブリッジ部32が切断される。そして、基板本体100から、パーツ基板50が切り離されて個片化される。そして、個片化されたパーツ基板50から配線基板10が形成される。なお、製品領域R1の外縁に沿って溝部34を形成する際に、連続してブリッジ部32からパーツ基板50を切り離してもよい。
本実施形態では、基板本体100から、パーツ基板50が切り離されるときに、パーツ基板50そのものが固定されている。これにより、パーツ基板50を安定的に保持した状態で個片化することができる。
[他の実施形態]
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、基板本体100を固定するとき、スルーホール導体25及び貫通孔35にピン95を挿通して固定したが、スルーホール導体25にのみピン95を挿通して固定してもよい。
(2)配線基板10を固定するとき、全てのスルーホール導体25にピン95が差し込まれる構成であってもよいし、一部のスルーホール導体25にピン95が差し込まれる構成であってもよい。
(3)上記実施形態では、スルーホール導体25は円筒状に形成されていたが、パーツ基板50の端部に配置され、一部がパーツ基板の中央側に向かって窪んだ切り欠き形状であってもよい。
(4)上記実施形態では、基板本体100は製品領域R1を複数有する構成であったが、基板本体100は1つの製品領域R1を1つのみ有する構成であってもよい。
10 配線基板
11 コア基板
13,22 導体層
15 接続導体
21 絶縁層
25 スルーホール導体
35 貫通孔
50 パーツ基板
90 基板固定用治具
95 ピン
100 基板本体
R1 製品領域
R2 非製品領域
11 コア基板
13,22 導体層
15 接続導体
21 絶縁層
25 スルーホール導体
35 貫通孔
50 パーツ基板
90 基板固定用治具
95 ピン
100 基板本体
R1 製品領域
R2 非製品領域
Claims (4)
- スルーホール導体を有する製品領域と、前記製品領域の周辺側に位置する非製品領域と、を有する基板本体を形成することと、
前記非製品領域を切除することと、を含む配線基板の製造方法であって、
前記非製品領域を切除するときに、前記スルーホール導体にピンを差し込んで固定する。 - 請求項1に記載の配線基板の製造方法において、
前記非製品領域に、貫通孔を形成することと、
前記非製品領域を切除するときに、前記スルーホール導体に加え、前記貫通孔にもピンを差し込んで固定することと、を含む。 - 請求項1又は2に記載の配線基板の製造方法において、
前記基板本体に、前記非製品領域で区画された複数の製品領域を形成することと、を含み、
前記切除することには、前記複数の製品領域の外縁に沿って溝部を形成することを含む。 - 請求項3に記載の配線基板の製造方法において、
前記切除することには、更に前記基板本体から、前記複数の製品領域が切り離されることを含む。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018126161A JP2020004934A (ja) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | 配線基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018126161A JP2020004934A (ja) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | 配線基板の製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021112237A (ja) * | 2020-01-16 | 2021-08-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
-
2018
- 2018-07-02 JP JP2018126161A patent/JP2020004934A/ja active Pending
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