JP2020003722A - 画像処理装置及びその制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 投射部の精度の高い位置調整を可能とし、表示品質の良い投射システムを提供する。【解決手段】補正パラメータに従ってスクリーン上の投射の歪み及び位置を補正して画像の投射を行う投射部における、補正パラメータを決定する画像処理装置であって、背景領域と、当該背景領域に点在し且つ該背景領域とは異なる輝度値を持つ複数の有意画素とで構成される基準パターンから、複数の有意画素のそれぞれを予め設定されたサイズにまで拡大したパターン画像を生成する拡大部と、該拡大部によるパターン画像を投射部に供給し、スクリーンにパターン画像を投射させる投射制御部と、スクリーンに投射されたパターン画像を、所定の撮像部に撮像させる撮像制御部と、該撮像制御部にて得た画像から、補正パラメータを決定する決定部とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は投射により映像を表示する技術に関するものである。
近年、例えばアミューズメント施設や博物館展示などで、複数の投射装置を用いた投影システムが常設されるようになってきている。このような常設の投影システムにおける一つの課題は、複数の投射装置の投射画像を高精度に位置合わせする事である。そこで、投射装置から調整パターンを投射してカメラで撮像し、撮像画像を分析して調整パラメータを生成し、スクリーン上での投射形状を補正することで位置を合わせる技術がある。しかしながら、この調整パターンのサイズに対して撮像カメラの解像度が不足する場合には、位置合わせの失敗や精度が落ちてしまう問題があった。そこで、調整パターンのサイズに対してカメラ解像度が不足する場合に、撮像カメラでその領域を拡大して撮像するという方法がある(特許文献1)。
特開2001−051346号公報
しかしながら、調整パターンを大きく撮像する為に撮像カメラで拡大するとパターンの一部しか映らなくなる。結果として、パターンから得られる情報量が減ることになり、精度の高い位置調整ができなくなるという問題が発生する。
この課題を解決するため、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
補正パラメータに従ってスクリーン上の投射の歪み及び位置を補正して画像の投射を行う投射部における、前記補正パラメータを決定する画像処理装置であって、
背景領域と、当該背景領域に点在し且つ該背景領域とは異なる輝度値を持つ複数の有意画素とで構成される基準パターンから、前記複数の有意画素のそれぞれを予め設定されたサイズにまで拡大したパターン画像を生成する拡大手段と、
該拡大手段による前記パターン画像を前記投射部に供給し、スクリーンに前記パターン画像を投射させる投射制御手段と、
前記スクリーンに投射された前記パターン画像を、所定の撮像部に撮像させる撮像制御手段と、
該撮像制御手段にて得た画像から、前記補正パラメータを決定する決定手段とを有する。
本発明によれば、投射部の精度の高い位置調整が可能となり、表示品質の良い投射システムを提供することが可能となる。
第1の実施形態における投射型表示システムのブロック構成図。 第1の実施形態における課題を説明するための図。 第1の実施形態における課題を説明するための図。 第1の実施形態における画像処理の概要の説明するための図。 第1の実施形態における画像処理で生成されるパターン画像の例を示す図。 第1の実施形態における画像処理手順を示すフローチャート。 第2の実施形態における画像処理の概要を説明するための図。 第3の実施形態における投射型表示システムのブロック構成図。 第3の実施形態における課題を説明するための図。 第3の実施形態における画像処理手順を示すフローチャート。 第4の実施形態における投射型表示システムのブロック構成図。 第4の実施形態における画像処理の概要の説明するための図。 第4の実施形態における画像処理の概要の説明するための図。 第4の実施形態における画像処理手順を示すフローチャート。 第5の実施形態における投射型表示システムのブロック構成図。 第5の実施形態における画像処理の概要の説明するための図。 第5の実施形態における画像処理手順を示すフローチャート。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態における構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態を図1乃至図6を参照して説明するが、図2乃至図4について予め補足説明する。図2(a),(b)には、幾つもの黒ドット(参照符号201がその代表)が示されるが、各黒ドットは1画素(1×1)のサイズである。図3の参照符号300、301、302、311におけるパターン画像内に示される各黒ドットは1画素サイズであり、同図の参照符号310におけるパターン画像内に示される各黒ドットは3×3画素のサイズである。そして、図4(a),(b)に示される参照符号400が示すパターン画像内の各黒ドット(参照符号401がその代表)は3×3画素のサイズであるものと理解されたい。
図1は、第1の実施形態における投射(or投影)型表示に係る画像処理システムのブロック構成図である。本システムは、システム全体を制御する制御部110、及び、ユーザからの指示を受け付けるための操作部111、及び、ユーザに対して各種情報を伝えるための表示部112を有する。この制御部110は、CPU、CPUが実行するプログラムを格納したROM、及び、CPUのワークエリアとして利用されるRAMを含む。操作部111は、キーボードやマウスなどの装置を含む。表示部112は、例えば液晶などの表示装置である。そして、本システムは、更に、制御部110の制御下で動作する、パターン画像出力部100、投射部(投射装置)101、検出部102、パラメータ決定部103、撮像部(撮像装置)104を有する。参照符号105は投射スクリーンである。なお、図示では、投射部が2台の例を示しているが、1台でも良いし3台以上でも構わず、その数に特に制限はない。また、パターン画像出力部100、検出部102、パラメータ決定部103は、それぞれ専用のハードウェアで実行しても良いが、ソフトウェアで実現させても構わない。後者の場合には、制御部110がそれぞれの機能を実現することになる。
まず、パターン画像出力部100は、図2(a)に示すように、背景領域と、この背景領域内に点在し背景領域の輝度値とは異なる値の複数の有意画素201で構成される、N×N画素のパターン画像200(N×N画素)を取得する。この有意画素201の座標位置から、投射部101による投射画像の歪や位置を補正する補正パラメータを求めることになるので、以降、特定画像要素201と表記する。パターン画像出力部100は、パターン画像200は不図示のメモリから取得しても良いし、通信ネットワークを介して他の装置から取得してもよい。また、パターン画像出力部100は、図2(a)に示すパターン画像200を生成するための描画情報を不図示のメモリから取得し、その描画情報に基づいて描画処理することで取得しても構わない。尚、パターン画像200を構成する特定画像要素201は1画素のドットパターンである。また、図示では特定画像要素を黒ドット(最低輝度)、背景領域を白(最高輝度)としているが、この関係は逆でも構わない。また、実施形態におけるパターン画像200の形状は正方形とするが、長方形であっても良いし、他の形状であっても構わない。
また、パターン画像出力部100は、更に取得したパターン画像200を繰り返し並べることで、図2(b)に示すパターン画像を生成し、投射部101に出力(若しくは供給)する。この段階では、投射部101は、パターン画像出力部100から供給された図2(b)に示すパターン画像を、そのままスクリーン105に投射する。このパターン画像は、例えば米国特許第7907795号公報に開示される技術に基づいて位置調整に必要な特定画素座標の情報がエンコードされた画像である。尚、パターン画像出力部100は、投射部101に組み込まれても構わない。
次に、撮像部105はスクリーン150に投射されたパターン画像を撮像し、得られた画像データを検出部102に供給する。図2(c)は撮像画像の例を示している。図示の如く、撮像画像は、スクリーン105を示すスクリーン画像220(投射面の背景)と、投射されたパターン画像221を含む。
ここで、図3を用いて、米国特許第7907795号公報に開示されている所定パターン画像を投射して撮像し、投射画像の位置を検出するアルゴリズムの概要を説明する。このアルゴリズムは、サイズの異なる3種類のパターン画像を重畳したパターン画像を用いる。これらの画像サイズは互いに素であり、例えば、水平垂直とも41ドットのパターン画像、水平垂直とも45ドットのパターン画像、水平垂直とも49ドットのパターン画像とする。本実施形態では説明の便宜上、1つの所定パターン画像のみ使用して説明する。
図3において、参照符号300は垂直、水平とも41ドットで構成されるパターン画像である。このパターン画像の投射像を撮像して得た画像が画像301であるとする。ここでは、説明の便宜上、投射画像の1画素を撮像部の1画素で撮像出来るものとする。参照符号302は撮像画像301の位置を算出する基準となる水平垂直とも41ドットで構成された基準パターン画像であり、パターン画像300と同じ画像である。
撮像画像301と基準パターン画像302がドットバイドット(水平、垂直のドットサイズが等しい)の場合は、撮像画像301と基準パターン画像302で周波数空間における位相解析を行う。そして、参照符号303に示す投射画素位置の情報となる位相差δ(X+Δx、Y+Δy)が算出される。Xは水平方向の位相差、Yは垂直方向の位相差であり、ΔxはXの誤差分、ΔyはYの誤差分である。
しかしながら、撮像部105でスクリーンに投射されたパターン画像を撮像する際に、図2(d)の参照符号231に示すように、投射されたパターン画像の要素であるドットのサイズが、撮像部105のピクセル230のサイズよりも小さくなる場合がある。この場合、特定画像要素231を正しく検出することができず、投射画素位置の情報となる位相差δを正しく算出できない。
この解決方法として、参照符号310に示すようにパターン画像を拡大(図3では、水平、垂直とも3倍)し、撮像部105のピクセル230のサイズよりも大きくすることが考えられる。投射画素位置の情報となる位相差δを算出するためには、撮像画像と基準パターン画像がドットバイドットの関係にあることが必要である。例えば、解像度が投射されたパターン画像の1/9のカメラで撮像して得たのが画像311であるとする。水平、垂直とも解像度が1/3になる為、撮像されたパターンは41×41ドットと等しくなる。ここで撮像画像311と基準パターン302はドットバイドットとなる為、そのまま位相解析を行い313に示す位相差δ(X+Δx、Y+Δy)を算出する。しかし、この解決方法によると、算出された位相差即ち座標情報は、本来の解像度の水平、垂直の1/3の座標情報となる為、実際の位相差は算出結果を3倍にする必要がある。結果として、参照符号314に示すように拡大された位相差は、δ(3X+3Δx、3Y+3Δy)として算出され、誤差が3Δxと3Δyとなる。つまり、パターン画像を拡大した分、誤差が大きく(図3では3倍の大きさ)なってしまうという問題が発生する。
本実施形態ではかかる問題を解決する。以下、図4を参照してその具体例を説明する。
本実施形態のパターン画像出力部100は、まず、図2(a)に示すN×N画素で構成される基準となるパターン画像200を取得する。ただし、パターン画像出力部100は、取得したN×N画素で構成される基準のパターン画像200のサイズを変更せずに、その中の特定画素要素(実施形態では黒画素)のドットの周囲に所定階調値のドットを付加することで、図4(a)に示す特定画素要素を実質的に大きくしたパターン画像400を生成する。パターン画像出力部100は、生成したパターン画像400を繰り返し並べることで、図4(b)に示す投射画像を生成し、投射部101に出力する。投射部101は、パターン画像出力部100から入力した投射画像をスクリーン105に投射する。撮像部104が、このスクリーン105上に投射された投射画像を撮像して得た撮像画像における、特定画素要素が表すドットサイズは、図4(d)の参照431に示すように、撮像部104のピクセルサイズ430よりも大きくなり、検出されやすい。よって、撮像部105は、これまでと比較して、正しく特定画像要素を含む画像を撮像することができ、検出部102はパターンの検出に成功し、投射画素位置の情報となる位相差δを正しく算出できることになる。その結果、パラメータ決定部103は、検出結果の解析を行い、投射画像の変形パラメータを決定できることになり、実際の投射する際の高い精度の補正パラメータを投射部101に設定できることになる。
ここで、実施形態のパターン画像出力部100によるパターン画像400の生成処理をより具体的に説明する。
パターン画像出力部100は、図5に示すように、取得した基準のパターン画像200内の特定画素要素500の周囲に、その特定画素要素500の画素値を背景画素値に近づけるような画素501を付加する。付加する画素501の値は、たとえば、特定画素要素500の画素値と背景画像の画素値の平均値である。この結果、暗い画素領域の中心位置を強調させ、検出時のドットの中心位置のズレを抑えてパラメータ決定部103の変形パラメータの算出精度を向上させることができる。
尚、本実施形態では特定画素要素500に付加する画素501を、その特定画素要素500から1画素の距離内としているが、2以上の複数画素の距離内としても良い。
次に、実施形態における投射型表示システムの制御部110の処理手順を図6のフローチャートに従って説明する。
S100にて制御部110は、パターン画像出力部100を制御し、基準となるパターン画像を取得させ、その基準パターン画像内の特定画素要素500の周囲に予め設定された値を持つ画素を付加することで投射用のパターン画像400を生成させる。そして、制御部110は、パターン画像出力部100を制御し、生成した投射用のパターン画像4010を繰り返し配置することで投射画像を生成させる。
S101にて、制御部110は投射制御処理を行う。具体的には、制御部110は、パターン画像出力部100を制御して、生成した投写画像を投射部101に出力することで、投写画像をスクリーン105上に投射させる。
S102にて、制御部110は、撮像制御処理を行う。具体的には、制御部110は、撮像部104を制御して、スクリーン105上に投射された投写画像を撮像させ、撮像画像を検出部102に供給させる。そして、制御部1109は検出部110を制御し、撮像画像内の投射用のパターン画像を検出させ、その検出結果を示す情報をパラメータ決定部103に供給させる。
S103にて、制御部110は、パラメータ決定部103を制御し、投射部101による投射する際の投射画像の変形のための補正パラメータを決定させ、その決定した補正パラメータを投写部101に設定せる。これ以降、投写部101は、不図示の外部装置から供給された画像データを補正パラメータに従って補正した上で、スクリーン105に投射することになる。
以上、本実施形態により、所定パターン画像を構成するドットの大きさを変更可能にすることにより、カメラで正しくパターンを撮像することが可能となり、精度の高い自動位置調整が可能となる。
[第2の実施形態]
以下、第2の実施形態において参照される図7について予め補足説明する。図7(a)に示されるパターン画像内には幾つもの黒ドットが示されているが、各黒ドットは1画素(1×1)のサイズである。同図(b)のパターン画像内に示される各黒ドットは3×3画素のサイズである。そして、同図(c)に示されるパターン画像内に示される各黒ドットは5×5画素のサイズであると理解されたい。
本第2の実施形態のシステム構成は上記の第1の実施形態と同じである。本第2の実施形態のパターン画像出力部100は、基準となるパターン画像のサイズの整数倍の拡大を行った上で、この拡大パターン画像内の特定画素要素の周囲へ所定階調値の画素を付加する。
図7(a)は基準となるパターン画像を示している。この基準となるパターン画像内の特定画素要素の周囲へ付加する画素が多い場合や、ドット密度が高い場合には、特定画素委要素の隙間がなくなり、ドット同士が重なってしまう場合がある。そこで、本第2の実施形態のパターン画像出力部100は、基準となるパターン画像を、図7(b)に示すように、所定の整数倍拡大(同図は、水平、垂直とも3倍に拡大)する。そして、パターン画像出力部100は、図7(c)に示すように、該拡大後のパターン画像内の特定画素要素の周囲へ所定階調値の画素を付加することで、投射用のパターン画像を生成する。ここで付加する所定階調値の画素の値は、第1の実施形態と同様、特定画素要素の値と、背景画素との平均値とする。
このように、基準のパターン画像のサイズ変更を行うことにより、ドット付加によるドット同士の接触を回避し、カメラで正しくパターンを撮像することが可能となり、精度の高い自動位置調整が可能となる。
[第3の実施形態]
以下、第3の実施形態において参照される図9について予め補足説明する。図9(a)に示される参照符号300、301、302、304、305、321が示すパターン画像内には幾つもの黒ドットが示されているが、各黒ドットは1画素(1×1)のサイズである。また、同図の参照符号311、322が示すパターン画像内に示される各黒ドットは3×3画素サイズである。そして、同図の参照符号320が示すパターン画像における各非白ドット(図5の黒ドットとその周りの斜線部分に相当)は3×3画素サイズであるものとして理解されたい。
第1の実施形態では、パターン画像出力部100が、基準となるパターン画像内の特定画素要素から予め設定された距離内に画素501を付加することで、特定画素要素を実質的に大きくした投射用パターン画像を生成した。
しかし、スクリーン105上に投射される画像のサイズは、投射部101とスクリーン105との距離や投射部101の光学系に依存する。よって、一律の決まった数の画素501を付加するのではなく、状況に応じたものとすることが望ましい。
そこで、本第3の実施形態では、付加する画素501の個数を固定にするのではなく、投射の状況に応じたものとする例を説明する。
本第3の実施形態の投射型表示システムの構成図を図8に示す。図1と同じ機能を有する処理部については同参照符号を付し、その説明は省略する。図8と図1の違いは、サイズ変更部106が追加された点と、制御部110の処理内容が変更された点である。
ここで、本第3の実施形態が有効に機能する一例を説明するため、再び米国特許第7907795号公報に開示されている画像の座標情報の符号化及び復号化の方法への適用を示す。この文献の開示技術は、サイズの異なる3種類のパターンを重畳したパターンを用いる。これらの画像サイズは互いに素であり、例えば、41×41ドット、45×45ドット、49×49ドットの3つのパターンで構成される。このアルゴリズムを使用した場合に、パターン画像を拡大することによる影響について説明する。便宜上、1つのパターン41×41ドットのみを使用して説明する。
図9の参照符号300は41×41ドットのパターンを繰り返し並べて投射したパターン画像である。これを撮像し、参照符号310の場所を切り出した画像が参照符号301で示す画像である。ここでは、説明の便宜上投射画像の1画素を撮像部の1画素で撮像出来るものとする。参照符号302は投射画像の位置を算出する基準となる41×41ドットで構成された基準パターンである。撮像画像301と基準パターン302がドットバイドット(水平、垂直のドットサイズが等しい)の関係にあるため、そのまま撮像画像301と基準パターン画像302で位相解析を行い、303に示す位相差δ(X+Δx、Y+Δy)を算出する。この位相差δは撮像画像中の基準パターンのずれ量であり、Xは水平方向の位相差、Yは垂直方向の位相差である。また、Δx、Δyはそれぞれ位相差算出時のXとYの誤差分である。このずれ量を基に符号化された座標情報の復号を行う。
しかしながら、パターンの特定画像要素のドットのサイズが、撮像部のピクセルサイズよりも小さい場合は、ドットが正しく撮像できない。例えば、図9の参照符号300の画像を、撮像解像度が1/9のカメラで撮像すると、参照符号304に示すようにドットがピクセルサイズよりも小さくなる。これを正しく撮像する為に、投射側でパターンのサイズを拡大して投射する方法がある。参照符号311は、パターンのサイズを水平、垂直方向に3倍に拡大した123×123ドットのパターンを繰り返し並べて投射したパターン画像を示す。これを解像度が1/9のカメラで撮像して得たのが画像305である。水平、垂直とも解像度が1/3になる為、撮像されたパターンは41×41ドットと等しくなる。ここで撮像画像305と基準パターン302はドットバイドットとなる為、そのまま位相解析を行い313に示す位相差δ(X+Δx、Y+Δy)を算出する。しかし、この開示技術によると、パターンサイズを3倍して算出された位相差即ち座標情報は、本来の解像度の水平、垂直の1/3の座標情報となる。これを図9の参照符号314〜316を用いて説明する。参照符号314は41×41ドットのパターン画像をくりかえして並べたパターン画像であり、参照符号314の解像度を1920×1200とすると、この解像度に対応した座標情報がパターン画像に符号化される。しかしパターンのサイズを3倍に拡大すると、参照符号315に示す640×400の領域の座標情報を持つパターン画像を、参照符号316に示すように1920×1200のパターン画像に拡大することになる。従って、解像度1920×1200に対応する座標情報を取得する為には、参照符号316のパターン画像から取得した座標情報を水平、垂直方向に3倍にすることが必要となる。ここで算出される位相差は318に示すδ(3X+3Δx、3Y+3Δy)となり、位相差だけではなく誤差まで3倍され、復号時の誤差分が3倍になるという問題が発生する。
本実施形態では、図9の参照符号320に示すようにパターンのサイズを変更せずにパターンを構成する特定画像要素のサイズを例えば3ドット×3ドットに変更する。これを撮像し、参照符号330の場所を切り出したのが画像321である。このようにすることで該要素のサイズは、投射部でパターンのサイズを3倍に拡大したものと同等となり正しく撮像することが可能になる。この時、撮像画像321のサイズは、41×41ドットの水平、垂直の1/3になる為、おおよそ14×14ドットとなる。次にこれを参照符号322に示すように41×41ドットにリサンプリングし、基準タイル302とドットバイドットの関係にし、参照符号323に示す位相差δ(X+Δx、Y+Δy)を算出する。この方法で求めた位相差δは、パターンサイズの拡大を行っていない為、定数倍する必要はなく、座標情報の誤差分が拡大される事は無い。
次に、上記一連の処理概要を図10のフローチャートを使って説明する。フローの開始は、操作部111を介したユーザからの投射部の歪補正及び位置合わせの指示がそのトリガになる。
S200にて、制御部110はサイズ変更部101を制御し、特定画像要素の周囲に予め設定された個数の画像を付加することで、特定画像要素を初期のサイズに変更する。S200を最初に実行する場合の付加する画素数は“0”とする。つまり、基準のパターン画像を利用する。
次に、ステップS201にて、制御部110はパターン画像出力部100を制御し、特定画像要素を含む投写画像パターンの生成処理と、投射部101への出力を行わせる。S202にて、制御部110は、投射部101を制御し、その投写パターン画像を投射させる。S203にて、制御部110は、撮像部104を制御し、投写パターン画像が投射されたスクリーンを撮像させる。そして、S204には、制御部110は検出部104を制御し、撮像画像から特定画像要素の座標情報を復号し、検出させる。そして、S205にて、制御部110は、検出部104による正常な検出ができたか否か(検出の成功/不成功)の判定を行う。否の場合、制御部110は、処理をS200に戻し、特定画像要素に対して画素501を付加する距離として、前回の投射より、“1”増加させる。この結果、特定画像要素は初期の1画素から3×3画素のサイズに拡大することになる。そして、上記処理を繰り返す。この結果、特定画素要素のサイズは、検出部104による正常な検出が得られるまで徐々に大きなる。また、特定画像要素の正常な検出ができた場合、制御部110は処理をS206に進める。
S206にて、制御部110はパラメータ決定部103を制御し、座標情報から変形の為の歪み補正パラメータを決定させ、投射部101に該パラメータを送信することで歪み補正及び位置合わせを完了する。
以上、本実施形態により、パターン画像を構成するドットの大きさを変更することにより、カメラで正しくパターンを撮像することが可能となり、精度の高い自動位置調整が可能となる。
[第4の実施形態]
図11は第4の実施形態の投射型表示システムのブロック構成図である。第3実施形態と異なる点は、サイズ決定部107と切替部108が追加された点と、制御部110の処理内容である。他の処理部は、第3の実施形態と同じであるものとする。
上記第3の実施形態では、特定画像要素を初期のサイズから徐々に大きくして、正常な検出が行われたタイミングのサイズに従って、補正パラメータを決定した。つまり、状況によっては、特定画像要素のサイズを変更する処理が多段階になり、その分だけ、補正パラメータを決定するまでに要する時間が長くなる可能性がある。
そこで、本第4の実施形態では、パターン画像を投射する前に、パターンを構成する特定画像要素の最適なサイズを自動的に算出し、その算出したサイズの特定画像要素を含むパターン画像の投射を行うことで、補正パラメータを得るまでの時間の短縮を図る。具体的には、投射領域判定用の画像の投射及び撮像を行い、該投射領域サイズを取得することにより、特定画像要素のサイズを算出する。尚、投射領域サイズの取得方法はこれに限定されず、既知であればユーザが入力してもよい。
一連の処理を図11と図12を用いて説明する。まず、制御部110はパターン画像出力部100を制御し、白ベタの画像を生成させ、投射部101に出力させる。この結果、投射部101は、スクリーン105に白ベタ画像を投射することになる。制御部110は、撮像部120を制御し、その白ベタ画像を撮像させる。図12の参照符号800は、この場合の撮像画像を示している。撮像画像800における、参照符号801は撮像画像中の白ベタ画像(投射範囲でもある)を示している。制御部110は、このとき、切替部108を制御し、白ベタ画像をサイズ決定部107に供給する。サイズ決定部107は、撮像画像中の白ベタ画像の水平方向の割合Xと垂直方向の割合Yを算出する。図8の参照符号803のXが、撮像画像の水平方向のサイズ802に対する白ベタ画像の水平方向の割合であり、参照符号805のY1と参照符号806のY2が、撮像画像の垂直方向サイズ804に対する白ベタ画像の垂直方向の割合となる。ここで、参照符号801に示すように、撮像された白ベタ画像が矩形でない場合、Y1とY2に示すように、向かい合う辺の比率が異なる場合が生じる。その場合は、下記式(1)に示すように平均値を算出することにより辺の割合を算出する。
Y=(Y1+Y2)/2 …(1)
次に、式(2)と式(3)を用いて特定画像要素の最適サイズを算出する。
SizeX =
[所望撮像ドットサイズ] × [投射部101の水平方向の解像度] /( 撮像部104の水平方向の解像度] × X ) …(2)
SizeY =
[所望撮像ドットサイズ] × [投射部101の垂直方向の解像度] /( 撮像部104の垂直方向の解像度] × Y ) …(3)
ここで、所望撮像ドットサイズは、投射部101から投射された特定画像要素のドットを、撮像カメラのピクセル換算で何ドットの大きさで表示させるかというユーザパラメータである。これは通常、1.5〜5ドットであることが望ましい。SizeXは、特定画像要素の水平方向の最適なドット数、SizeYは、同垂直方向の最適なドット数であり、SizeXとSizeYの大きい方を、サイズ決定部106で算出する特定画像要素の最適サイズとする。
次に図13を参照して具体的な処理を説明する。図13(a)は、撮像部104の解像度が水平方向2816画素×垂直方向1880画素、投射部101の解像度が水平方向4096画素×垂直方向2160画素、白ベタ画像の水平方向の割合X及び垂直方向の割合Yが共に35%の場合の撮像画像である場合を示す。この時、投射部101から特定画像要素である1ドットのパターンを投射した時の、ドットサイズと撮像部104のピクセルサイズの関係を図9(b)に示す。
参照符号900に示す撮像部104のピクセルサイズに対して、参照符号901に示す投射ドットサイズは凡そ1/5程度になる。ここで、所望ドットサイズ=2として、図9(a)の各パラメータを使って、先に示した式(2)及び式(3)を計算すると、SizeX=8.3、SizeY=6.6となる。大きい方のSizeXを選択し、四捨五入すると、特定画像要素の最適サイズは水平、垂直方向とも9ドットとなり、図9(c)に示す様に、所望ドットサイズで指定した大きさと同じ、撮像部104のピクセルサイズで2ドット分の大きなドットが投射されることになる。
次に、上記一連の処理概要を図14のフローチャートを使って説明する。フローの開始は、操作部111を介したユーザからの投射部の歪補正及び位置合わせの指示がそのトリガになる。
S300にて、制御部110は、パターン画像出力部100を制御し、投射領域判定用画像(ベタ画像)を生成させ、投射部101に出力させる。S301にて、制御部110は、投射部101を制御し、入力した投射領域判定用画像をスクリーン105へ投射させる。そして、S302にて、制御部110は、撮像部104を制御し、スクリーン105に投射された投射領域判定画像を撮像させる。そして、S303にて、制御部110はサイズ決定部107を制御し、撮像画像中の投射領域判定画像の割合と、投射部101の投射解像度と、撮像部104の撮像解像度から最適な特定画像要素(ドット)のサイズを決定させる。
S304にて、制御部110は、サイズ変更部106において、特定画像要素の周囲に所定階調値の画素を、サイズ決定部107で決定されたサイズとなるように付加する。そして、S305にて、制御部110は、パターン画像出力部100を制御し、決定したサイズの特定画像要素で構成されたパターンで構成された投写パターン画像を生成、出力させる。そして、S306にて、制御部110は、投射部101を制御し、投射パターン画像をスクリーン105に投射させる。
次にS307にて、制御部110は、撮像部104を制御し、スクリーン105に投射された投射パターン画像を撮像させる。S308にて、制御部110は、検出部102を制御し、投射パターン画像から特定画像要素の座標情報を復号し検出させる。そして、S309にて、制御部110は、パラメータ決定部103を制御し、座標情報から歪み補正パラメータを決定させ、投射部101に該パラメータを供給させることで、歪み補正及び位置合わせを完了する。
以上、本第4の実施形態により、パターン画像を投射する前に投射領域判定画像を投射し撮像及び解析することにより、パターン画像を繰り返し表示することなく特定画像要素の最適なサイズを自動算出することができ、短時間で精度の高い自動位置調整が可能となる。
[第5の実施形態]
図15は、第5の実施形態に関わる投射型表示システムのブロック構成図である。第4の実施形態との差は、サイズ決定部107からパターン画像出力部100に制御線が接続されている点である。本第5の実施形態では、特定画像要素のサイズを変更する前に、該要素で構成されるパターンのサイズを変更するものである。
以下、一連の処理を図16を参照して説明する。図16(a)は、特定画像要素で構成されたパターンである。このように、パターン内における特定画像要素が密な状態であると、該要素のサイズを大きくした場合、該要素同士が重なってしまう。たとえば、サイズ決定部107で決定された特定画像要素の最適サイズが5ドットだった場合、図16(b)の参照符号1201に示す特定画像要素の周囲に2ドット分の画素が付加され、グレーの領域に示される5×5ドットのサイズに変更される。結果、この5×5ドットが参照符号1201以外の黒ドットに重なってしまう。これにより、座標情報の復号が正しく行われないという問題が発生する。
ここで、特定画像要素の最小間隔と最適サイズを比較し、重なりが生じる場合は、最初に以下のパターンサイズの変更を行う。まず、図16(a)のパターンサイズ(5ドット×5ドット)を、図16(c)に示すように3倍のパターンサイズ(15ドット×15ドット)に変更する。この時、特定画像要素1200のサイズは、参照符号1202に示すように3ドット×3ドットになる。次に、同図(d)の参照符号1203に示すように、参照符号1202の周囲に所定階調値の画像を付加することで特定画像要素のサイズを最適サイズである5ドットに拡張する。このように、基準となるパターンサイズを先に変更することで、特定画像要素同士の間隔を広げることにより、特定画像要素のサイズの変更に伴う重なりを防止する。尚、第3の実施形態で説明したように、パターンサイズの拡大率は位相差δの誤差量Δx及びΔyの増加率に影響する。本実施形態はパターンサイズの変更は3倍に抑え、特定画像要素のサイズ変更(周囲に1画素付加)と組み合わせることにより、特定画像要素のサイズを5ドットにすることで、パターンサイズの拡大による誤差の増加を抑制している。
次に、上記一連の処理概要を図17のフローチャートを使って説明する。フローの開始は、操作部111を介したユーザからの投射部の歪補正及び位置合わせの指示がそのトリガになる。
S400にて、制御部110は、パターン画像出力部100を制御し、投射領域判定用の画像(ベタ画像)を生成させ、投射部101に出力させる。S401にて、制御部110は、投射部101を制御し、パターン画像出力部100からの投射領域判定用の画像をスクリーン105に投射させる。S402にて、制御部110は、撮像部104を制御し、スクリーン105に投射された投射領域判定用の画像を撮像させ、その撮像画像を切替部108を介してサイズ決定部107に供給させる。
S403にて、制御部110は、サイズ決定部107を制御し、撮像画像中の投射領域判定画像の割合、投射部101の投射解像度、並びに、撮像部104の撮像解像度から最適な特定画像要素(ドット)の目標サイズを決定させる。S404にて、制御部110は、特定画像要素の間隔と、S403で決定された特定画像要素の目標サイズとを比較する。そして、この間隔よりも目標サイズのほうが大きい場合は、制御部110は処理をS405に進める。そして、このS405にて、制御部110は、パターン画像出力部100を制御して、基準となるパターン画像のサイズを変更する。比較条件はこれに限定するものではなく、該要素の多少の重なりが許容できる場合には、該間隔よりも小さい値を設定してもよい。
S406にて、制御部110は、サイズ変更部101を制御し、特定画像要素の周囲に所定階調値の画像を付加することで、特定画像要素のサイズを変更する。次に、S407にて、制御部110は、パターン画像出力部100を制御し、特定画像要素で構成されたパターンで構成された投射パターン画像を生成させ、その投射パターン画像を投射部101に出力させる。S408にて、制御部110は、投射部101を制御し、パターン画像出力部100からの投射パターン画像をスクリーン105に投射させる。S409にて、制御部110は、撮像部104を制御し、スクリーン105に投射された投射パターン画像を撮像させ、得られた撮像画像を切替部108を介して検出部102に供給させる。S410にて、制御部110は、検出部102を制御し、撮像画像から特定画像要素の座標情報を復号し検出させる。そして、S411にて、制御部110はパラメータ決定部103を制御し、座標情報に基づく、歪み補正パラメータを決定させ、その歪み補正パラメータを投射部101に供給し、設定させ、歪み補正及び位置合わせを完了する。
以上、本第5の実施形態により、特定画像要素の最適サイズと該要素の間隔に応じて、該要素で構成されるパターンサイズを先に変更することで、該要素同士の間隔を広げることにより該要素間の重なりを防ぐことができる。その結果、精度の高い自動位置調整が可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…パターン画像出力部、101…投射部、102…検出部、103…パラメータ決定部、104…撮像部、106…サイズ変更部、108…切替部、110…制御部、111…操作部、112…表示部

Claims (9)

  1. 補正パラメータに従ってスクリーン上の投射の歪み及び位置を補正して画像の投射を行う投射部における、前記補正パラメータを決定する画像処理装置であって、
    背景領域と、当該背景領域に点在し且つ該背景領域とは異なる輝度値を持つ複数の有意画素とで構成される基準パターンから、前記複数の有意画素のそれぞれを予め設定されたサイズにまで拡大したパターン画像を生成する拡大手段と、
    該拡大手段による前記パターン画像を前記投射部に供給し、スクリーンに前記パターン画像を投射させる投射制御手段と、
    前記スクリーンに投射された前記パターン画像を、所定の撮像部に撮像させる撮像制御手段と、
    該撮像制御手段にて得た画像から、前記補正パラメータを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記拡大手段は、前記有意画素の周囲に、当該有意画素が表す画素値と背景領域を表す画素値の平均値の値を持つ画素を付加することで、前記有意画素のサイズを拡大する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記拡大手段は、前記基準パターンを予め設定された拡大率で拡大した後の有意画素の周囲に、当該有意画素が表す画素値と背景領域を表す画素値の平均値の値を持つ画素を付加することで、前記有意画素のサイズを拡大する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記決定手段による補正パラメータを得ることに成功したか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段の判定の結果が不成功である場合には、前記有意画素のサイズを前回よりも更に大きくなるよう前記拡大手段、前記投射制御手段、前記撮像制御手段、前記決定手段を繰り返すよう制御する制御手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記投射部による前記スクリーン上の投射範囲と、前記投射部及び前記撮像部それぞれの解像度から、前記有意画素の目標サイズを算出する算出手段を備え、
    前記拡大手段は、前記算出手段で算出した目標サイズとなるように、当該有意画素のサイズを拡大する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記算出手段で算出した目標サイズと、前記有意画素の間隔とを比較する比較手段と、
    前記拡大手段は、該比較手段の比較の結果が前記目標サイズが前記有意画素の間隔よりも大きいことを示す場合、前記有意画素の間隔が前記目標サイズよりも大きくなるように前記基準パターンを拡大し、当該拡大の後に前記有意画素のサイズを拡大する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記投射範囲は、前記投射部に白ベタの画像を投射させ、当該投射された白ベタの画像を前記撮像部で撮像することで得ることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. 補正パラメータに従ってスクリーン上の投射の歪み及び位置を補正して画像の投射を行う投射部における、前記補正パラメータを決定する画像処理装置の制御方法であって、
    背景領域と、当該背景領域に点在し且つ該背景領域とは異なる輝度値を持つ複数の有意画素とで構成される基準パターンから、前記複数の有意画素のそれぞれを予め設定されたサイズにまで拡大したパターン画像を生成する拡大工程と、
    該拡大工程による前記パターン画像を前記投射部に供給し、スクリーンに前記パターン画像を投射させる投射制御工程と、
    前記スクリーンに投射された前記パターン画像を、所定の撮像部に撮像させる撮像制御工程と、
    該撮像制御工程にて得た画像から、前記補正パラメータを決定する決定工程と、
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  9. コンピュータが読み込み実行することで、前記コンピュータに、請求項8に記載の方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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