JP2020003162A - 空気調和装置 - Google Patents

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康介 森本
Kosuke Morimoto
康介 森本
拓也 上総
Takuya Kamifusa
拓也 上総
健太 堤
Kenta Tsutsumi
健太 堤
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Abstract

【課題】結露水が想定外の部分から排出されることを抑制する。【解決手段】空気調和機100は、屋外に設置され、圧縮機10と、冷媒を蒸発させる利用側熱交換器13と、冷媒を凝縮又は放熱させる熱源側熱交換器12と、利用側空気流AFbを生成する利用側ファン17と、熱源側空気流AFaを生成する熱源側ファン15と、本体ケーシング20と、利用側熱交換器13の下方に配置されるポンプ60と、ポンプ60に接続されポンプ60によって送られる水の流路を形成する送水路形成部材70と、第1水受部材(第1仕切部材29、水受部材50)と、を有する。第1水受部材(29、50)は、利用側熱交換器13の下方に配置され水を受ける。ポンプ60は、第1水受部材(29、50)に溜まる水を、送水路形成部材70を介して、利用側熱交換器13の下端の鉛直方向における位置、よりも高い位置へ送る。【選択図】図14

Description

本開示は、空気調和装置に関する。
従来、例えば特許文献1(特開平10−281496号公報)に開示されるように、圧縮機、蒸発器、凝縮器及びファンが共通のケーシング内に収容された空気調和装置が知られている。
特許文献1に開示される空気調和装置では、蒸発器から落下する結露水を溜めるドレンタンクが配置されている。係る態様でドレンタンクが配置される場合、例えば外気温度や外気湿度等の環境条件によっては、生じた結露水の全てをドレンタンクに溜めることができず、想定外の部分から結露水が排出されることが懸念される。結露水が想定外の部分から排出されることを抑制する空気調和装置を提供する。
第1観点に係る空気調和装置は、屋外に設置される空気調和装置であって、圧縮機と、第1熱交換器と、第2熱交換器と、第1ファンと、第2ファンと、ケーシングと、ポンプと、流路形成部材と、第1水受部材と、を備える。圧縮機は、冷媒を圧縮する。第1熱交換器は、冷媒を蒸発させる。第2熱交換器は、冷媒を凝縮又は放熱させる。第1ファンは、第1空気流を生成する。第1空気流は、第1熱交換器を通過する空気の流れである。第2ファンは、第2空気流を生成する。第2空気流は、第2熱交換器を通過する空気の流れである。ケーシングは、圧縮機、第1熱交換器、第2熱交換器、及び第2ファンを収容する。ポンプは、第1熱交換器の下方に配置される。流路形成部材は、ポンプに接続される。流路形成部材は、ポンプによって送られる水の流路を形成する。第1水受部材は、第1熱交換器の下方に配置される。第1水受部材は、水を受ける。ポンプは、第1水受部材に溜まる水を、流路形成部材を介して、第1熱交換器の下端の鉛直方向における位置、よりも高い位置へ送る。
これにより、第1水受部材に溜まる水は、ポンプによって、第1熱交換器の下端の鉛直方向における位置よりも高い位置へ送られる。よって、結露水の処理が良好になされることが促進される。例えば、結露水を、第1熱交換器の下端よりも高い位置に配置される機器へ送り蒸発させることが可能となる。第1熱交換器の下端よりも高い位置に配置される機器は、例えば、第2熱交換器、ケーシング、又は第2ファン等である。また例えば、結露水を、第1熱交換器の下端よりも上方に配置される容器へ送り溜めることが可能となる。したがって、結露水が想定外の部分から排出されることが抑制される。
ここでの「流路形成部材」は、ポンプによって送られる水の流路を形成する部材である限り、特に限定されないが、例えばチューブや配管等である。
また、ここでの「屋外」は、少なくとも一部が屋外に開放している空間であり、屋根や壁の有無については特に限定されない。
なお、ケーシングは、支柱と、底板と、天板と、を有していることが好ましい。
第2観点に係る空気調和装置は、第1観点に係る空気調和装置であって、ポンプは、第1水受部材に溜まる水を、第2熱交換器へ送る。これにより、結露水を、第1熱交換器よりも温度が高い第2熱交換器へ送り蒸発させることが可能となる。
第3観点に係る空気調和装置は、第1観点又は第2観点に係る空気調和装置であって、第2水受部材をさらに備える。第2水受部材は、流路形成部材から放出される水を受ける。第2水受部材は、第2熱交換器の上方に配置される。第2水受部材は、平面視で、第2熱交換器に重畳するように配置される。
これにより、結露水の処理が良好になされることがさらに促進される。例えば、結露水を、第1熱交換器よりも温度が高い第2熱交換器に対して精度よく注水することが可能となる。また、例えば、第2熱交換器の上方空間を利用して結露水を溜めることが可能となる。
第4観点に係る空気調和装置は、第3観点に係る空気調和装置であって、第2水受部材には、複数の排水孔が形成される。これにより、結露水を、第2熱交換器に対してさらに精度よく注水することが可能となる。
第5観点に係る空気調和装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係る空気調和装置であって、排出流路形成部をさらに備える。排出流路形成部は、排出流路を形成する。排出流路は、第1水受部材に溜まった水を外部へ排出する流路である。排出流路の一端は、ポンプの吸込口よりも高い位置で、第1水受部材上の空間に連通する。これにより、第1水受部材において結露水のオーバーフローが抑制される。
第6観点に係る空気調和装置は、第5観点に係る空気調和装置であって、タンクをさらに備える。タンクは、水を溜める。排出流路の他端は、タンクに連通する。これにより、結露水を溜めることが可能となる。したがって、結露水が想定外の部分から排出されることをさらに抑制される。
第7観点に係る空気調和装置は、第1観点から第6観点のいずれかに係る空気調和装置であって、第3水受部材をさらに備える。第3水受部材は、第2熱交換器の下方に配置される。第3水受部材は、水を受ける。これにより、第2熱交換器から落下する水の処理についても良好になされることが促進される。
第8観点に係る空気調和装置は、第1観点から第7観点のいずれかに係る空気調和装置であって、第1熱交換器は、第1熱交換面を3つ以上含む。第1熱交換面は、第1空気流が通過する熱交換面である。第1熱交換器は、平面視において、各第1熱交換面の長手方向の長さの合計が、ケーシングの周の長さの50パーセント以上を占める。これにより、第1熱交換器の高さ寸法を抑えることが可能となる。これに関連してポンプの揚程を抑えることが可能となり、コスト抑制やコンパクト化が可能となる。
ここでの「第1熱交換面」は、伝熱管及び伝熱フィン等で構成される部分であり、第1空気流の流れ方向に交差して広がり伝熱管内の冷媒と第1空気流とが熱交換を行う部分である。
第9観点に係る空気調和装置は、第1観点から第8観点のいずれかに係る空気調和装置であって、流路形成部材の放出口は、第2熱交換器の上端以上の高さに配置される。第2熱交換器は、第1熱交換器の上方に配置される。第2熱交換器は、第2熱交換面を3つ以上含む。第2熱交換面は、第2空気流が通過する熱交換面である。第2熱交換器は、平面視において各第2熱交換面の長手方向の長さの合計が、ケーシングの周の長さの50パーセント以上を占める。これにより、第2熱交換器の高さ寸法を抑えることが可能となる。これに関連してポンプの揚程を抑えることが可能となり、コスト抑制やコンパクト化が可能となる。
ここでの「第2熱交換面」は、伝熱管及び伝熱フィン等で構成される部分であり、第2空気流の流れ方向に交差して広がり伝熱管内の冷媒と第2空気流とが熱交換を行う部分である。
第10観点に係る空気調和装置は、第1観点から第9観点のいずれかに係る空気調和装置であって、ポンプは、ケーシングに脱着可能に固定される。これにより、メンテナンスを行うことが容易となる。
第11観点に係る空気調和装置は、第1観点から第10観点のいずれかに係る空気調和装置であって、流路切換機構をさらに備える。流路切換機構は、第1状態又は第2状態をとる。第1状態は、第1熱交換器を蒸発器として機能させるとともに第2熱交換器を凝縮器若しくは放熱器として機能させる状態である。第2状態は、第2熱交換器を蒸発器として機能させるとともに第1熱交換器を凝縮器若しくは放熱器として機能させる状態である。流路切換機構は、第1状態及び第2状態の一方から他方に切り換わることで圧縮機から吐出される冷媒の流れ方向を切り換える。これにより、冷房運転及び暖房運転の切換えが可能となる。よって、夏季又は冬季のみならず多シーズンで利用することが可能となる。
空気調和機の斜視図。 空気調和機において構成される冷媒回路の概略構成図。 空気調和機の側面パネル、吹出口パネル及び一の支柱を外した状態を示した斜視図。 空気調和機の構成態様を概略的に示した模式図。 タンク及び水受部材を概略的に示した模式図。 水受部材及び送水路形成部材の配置態様を概略的に示した模式図。 送水路形成部材の配置態様を概略的に示した模式図。 平面視における熱源側熱交換器又は利用側熱交換器の模式図。 平面視における第1仕切部材の模式図。 平面視における第3仕切部材の模式図。 平面視における第4仕切部材の模式図。 支柱において形成される水路の第2排水孔又は第3排水孔との連通部分を示した模式図。 空気調和機内において形成される第1排水路及び第2排水路の模式図。 空気調和機内において形成される第3排水路の模式図。 変形例1に係る第3排水路について示した模式図。 変形例8に係る第2排水路の形成態様について示した模式図。 変形例12に係る第2排水孔の形成態様について示した模式図。
以下、本開示の一実施形態に係る空気調和機100(空気調和装置)について説明する。なお、以下の実施形態は、具体例であって、技術的範囲を限定するものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、以下の説明において、上、下、左、右、前、後といった方向を示す語句を用いているが、これらの方向は、特にことわりのない限り、図1、図3、及び図6−8に示す方向を意味する。なお、以下の実施例における左右及び/又は前後については適宜反転させてもよい。
(1)空気調和機100の概要
図1は、空気調和機100の斜視図である。空気調和機100は、主に屋外に設置され、空気調和を行う装置である。なお、ここでの「屋外」は、少なくとも一部が屋外に開放している空間であり、屋根や壁の有無については特に限定されない。空気調和機100は、可搬式の空気調和装置であり、人手で移動可能に構成されている。空気調和機100は、使用場所において地面や設置台に設置される。
空気調和機100は、図2に示されるような冷媒回路RCを含む。空気調和機100は、冷媒回路RCにおいて蒸気圧縮冷凍サイクルを行い、例えば正サイクル運転や逆サイクル運転等の各種運転を行う。空気調和機100は、正サイクル運転時には、外気を取り込んで冷却及び/又は除湿して吹出口28aから吹き出す。空気調和機100は、逆サイクル運転時には、外気を取り込んで加熱して吹出口28aから吹き出す。冷媒回路RCにおいて用いられる冷媒は、設計仕様や設置環境に応じて選定され特に限定されないが、例えば、R452B(R32: 67.0wt%、R125:7.0wt%, R1234yf:26.0%)、R410A(R32:50wt%, R125:50wt%)、R32(R32:100wt%)、R32混合冷媒、R454B(R32: 72.5wt%, R1234yf:27.5%)、HFO混合冷媒(HFO-1123: 45.0wt%, R32:55.0wt%)、HFO混合冷媒(HFO-1123: 40.0wt%, R32:60.0wt%)、又はCO冷媒等である。
(1−1)空気調和機100に含まれる機器
図2は、空気調和機100において構成される冷媒回路RCの概略構成図である。図2において、二点鎖線矢印は、後述の熱源側空気流AFa又は利用側空気流AFbを示している。空気調和機100は、冷媒回路RCを構成する機器として、主として、複数の冷媒配管(第1配管P1−第6配管P6)、圧縮機10、四路切換弁11、熱源側熱交換器12、利用側熱交換器13、及び膨張機構14等を有している。なお、冷媒回路RCの構成態様については、設計仕様や設置環境に応じて適宜変更が可能である。具体的に、冷媒回路RCにおいては、図2に示される機器、に代えて/とともに、例えばレシーバ、アキュームレータ、又は弁等の他の機器が配置されていてもよい。
第1配管P1は、利用側熱交換器13の一端と、四路切換弁11の第1ポート11aと、を接続する。第2配管P2は、四路切換弁11の第2ポート11bと、圧縮機10の吸入ポートと、を接続する。第3配管P3は、圧縮機10の吐出ポートと、四路切換弁11の第3ポート11cと、を接続する。第4配管P4は、四路切換弁11の第4ポート11dと、熱源側熱交換器12の一端と、を接続する。第5配管P5は、熱源側熱交換器12の他端と、膨張機構14の一端と、を接続する。第6配管P6は、膨張機構14の他端と、利用側熱交換器13の他端と、を接続する。なお、各冷媒配管(P1―P6)は、単一の配管で構成されてもよいし、継手等を介して複数の配管が接続されることで構成されてもよい。
圧縮機10は、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。本実施形態では、圧縮機10は、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素が圧縮機モータ(図示省略)によって回転駆動される密閉式構造を有している。
四路切換弁11は、冷媒回路RCにおける冷媒の流れを切り換えるための流路切換機構である。四路切換弁11は、4つのポート(11a―d)を有しており、通電状態を切り換えられることで流路を切り換えられる。具体的に、四路切換弁11は、正サイクル状態と、逆サイクル状態と、を切り換えられる。正サイクル状態は、図2の四路切換弁11の実線で示される状態である。正サイクル状態は、第1ポート11aと第2ポート11bとを連通させ、第3ポート11cと第4ポート11dとを連通させる状態である。正サイクル状態は、利用側熱交換器13を蒸発器として機能させるとともに熱源側熱交換器12を凝縮器若しくは放熱器として機能させる状態である。逆サイクル状態は、図2の四路切換弁11の破線で示される状態である。逆サイクル状態は、第1ポート11aと第3ポート11cとを連通させ、第2ポート11bと第4ポート11dとを連通させる状態である。逆サイクル状態は、熱源側熱交換器12を蒸発器として機能させるとともに利用側熱交換器13を凝縮器若しくは放熱器として機能させる状態である。四路切換弁11は、正サイクル状態及び逆サイクル状態の一方から他方に切り換わることで圧縮機10から吐出される冷媒の流れ方向を切り換える。
なお、四路切換弁11に代えて、複数の電磁弁及び/又は電子膨張弁を流路切換機構として配置してもよい。係る場合、各弁の開閉状態を個別に切り換えることで正サイクル状態又は逆サイクル状態が形成されるようにしてもよい。
熱源側熱交換器12は、冷媒と外気とを熱交換させる熱交換器である。ここでの外気は、後述する熱源側空気流AFaである。熱源側熱交換器12は、正サイクル運転時には冷媒を凝縮させる凝縮器又は放熱させる放熱器として機能し、逆サイクル運転時には冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する。
利用側熱交換器13は、冷媒と外気とを熱交換させる熱交換器である。ここでの外気は、後述する利用側空気流AFbである。利用側熱交換器13は、正サイクル運転時には冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、逆サイクル運転時には冷媒を凝縮させる凝縮器又は放熱させる放熱器として機能する。
膨張機構14は、冷凍サイクルにおける高圧の冷媒を低圧になるまで減圧する機構である。本実施形態において、膨張機構14は、開度制御が可能な電子膨張弁である。但し、膨張機構14については、必ずしも電子膨張弁である必要ない。例えば、キャピラリ・チューブを膨張機構14として用いてもよい。また、例えば冷媒の温度や圧力の変化に応じて開度が変化する機械式膨張弁を、膨張機構14として用いてもよい。
また、空気調和機100は、空気流を生成する熱源側ファン15及び利用側ファン17を有している。
熱源側ファン15は、熱源側空気流AFaを生成する。熱源側空気流AFaは、空気調和機100外から空気調和機100内へ流入して熱源側熱交換器12を通過する空気の流れである。熱源側空気流AFaは、熱源側熱交換器12を流れる冷媒の冷却源又は加熱源であり、熱源側熱交換器12を通過する際に熱源側熱交換器12内の冷媒と熱交換を行う。熱源側ファン15は、熱源側ファンモータ(図示省略)を含み、熱源側ファンモータに連動して駆動する。本実施形態において、熱源側ファン15は、プロペラファンである。なお、熱源側ファン15については、必ずしもプロペラファンである必要はなく、他のファン(例えばシロッコファンやターボファン等)であってもよい。係る場合、本体ケーシング20の構成態様や熱源側ファン15の配置態様については適宜変更されればよい。
利用側ファン17は、利用側空気流AFbを生成する。利用側空気流AFbは、空気調和機100外から空気調和機100内へ流入して利用側熱交換器13を通過する空気の流れである。利用側空気流AFbは、利用側熱交換器13を流れる冷媒の加熱源又は冷却源であり、利用側熱交換器13を通過する際に利用側熱交換器13内の冷媒と熱交換を行う。利用側ファン17は、利用側ファンモータ(図示省略)を含み、利用側ファンモータに連動して駆動する。本実施形態において、利用側ファン17は、ターボファンである。なお、利用側ファン17については、必ずしもターボファンである必要はなく、他のファンであってもよい。例えば、利用側ファン17は、シロッコファンでもよい。また、例えば、利用側ファン17は、遠心ファン以外のファン(例えば軸流ファン等)であってもよい。係る場合、本体ケーシング20の構成態様や利用側ファン17の配置態様については適宜変更されればよい。
また、空気調和機100には、冷媒回路RC内の冷媒の状態や外気の状態を検出するためのセンサが配置されている(図示省略)。ここでのセンサは、例えば、冷媒の温度又は圧力等を検出するためのセンサである。また、ここでのセンサは、例えば、外気の温度又は湿度等を検出するためのセンサである。また、ここでのセンサは、例えばサーミスタ又は熱電対等の温度センサ、圧力センサ、及び/又は湿度センサ等である。
また、空気調和機100は、各機器(10、11、15、17等)の動作又は状態を制御するコントローラ18を有している。コントローラ18は、CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータや、各種電気部品を含んでいる。コントローラ18は、空気調和機100に含まれる各機器やセンサと電気的に接続されており、互いに信号の入出力を行う。また、コントローラ18は、ユーザがコマンドを入力する入力部(図示省略)と通信可能に構成されており、制御信号等の送受信を行う。コントローラ18は、電装品箱19に収容されている。なお、コントローラ18の一部/全部は、必ずしも本体ケーシング20内に収容される必要はなく本体ケーシング20外に配置されてもよい。また、コントローラ18の一部/全部は、空気調和機100と通信可能に構成された遠隔地に配置されてもよい。すなわち、空気調和機100は、遠隔制御可能に構成されてもよい。
(1−2)冷媒回路RCにおける冷媒の流れ
以下、冷媒回路RCにおける冷媒の流れについて説明する。ここで、冷凍サイクルにおける低圧は、圧縮機10に吸入される冷媒の圧力(吸入圧力)であり、冷凍サイクルにおける高圧は、圧縮機10から吐出される冷媒の圧力(吐出圧力)である。
冷房運転や除湿運転等の正サイクル運転が行われる場合には、四路切換弁11が正サイクル状態に制御される。正サイクル運転が開始されると、冷媒が圧縮機10に吸入されて圧縮された後に吐出される。圧縮機10から吐出された冷媒は、熱源側熱交換器12に流入する。熱源側熱交換器12に流入した冷媒は、熱源側熱交換器12において、熱源側空気流AFaと熱交換を行って凝縮又は放熱する。熱源側熱交換器12から流出した冷媒は、膨張機構14に流入して冷凍サイクルにおける低圧になるまで減圧された後、利用側熱交換器13に流入する。利用側熱交換器13に流入した冷媒は、利用側空気流AFbと熱交換を行って蒸発し、利用側熱交換器13から流出する。利用側熱交換器13から流出した冷媒は、再び圧縮機10に吸入される。
暖房運転等の逆サイクル運転が行われる場合には、四路切換弁11が逆サイクル状態に制御される。逆サイクル運転が開始されると、冷媒が圧縮機10に吸入されて圧縮された後に吐出される。圧縮機10から吐出された冷媒は、利用側熱交換器13に流入して、利用側空気流AFbと熱交換を行って凝縮又は放熱する。利用側熱交換器13から流出した冷媒は、膨張機構14に流入し冷凍サイクルにおける低圧になるまで減圧された後、熱源側熱交換器12に流入する。熱源側熱交換器12に流入した冷媒は、熱源側空気流AFaと熱交換を行って蒸発する。熱源側熱交換器12から流出した冷媒は、再び圧縮機10に吸入される。
(2)空気調和機100の詳細
(2−1)構成態様
空気調和機100は、各機器を収容する本体ケーシング20を有している。
(2−1−1)本体ケーシング20
本体ケーシング20は、空気調和機100の外郭を構成する。本体ケーシング20は、平面視で略矩形を呈している。換言すると、本体ケーシング20は、平面視で多角形を呈している。本体ケーシング20は、略直方体状を呈している。本体ケーシング20は、前後方向及び左右方向の寸法よりも上下方向の寸法のほうが大きい。本体ケーシング20の寸法は、設計仕様や設置環境に応じて適宜設定される。本実施形態において、本体ケーシング20の前後方向及び左右方向の寸法は500mmであり、上下方向の寸法は1600mmである。言い換えると、本体ケーシング20は、上下方向の寸法が、前後方向及び左右方向の寸法の3倍以上である。
なお、本体ケーシング20の構成態様については、必ずしも係る形態に限定されず、適宜変更が可能である。例えば、本体ケーシング20の寸法については適宜変更が可能である。例えば、本体ケーシング20は、略円柱状に構成されてもよい。
本体ケーシング20は、各冷媒配管(P1−P6)、圧縮機10、四路切換弁11、熱源側熱交換器12、利用側熱交換器13、膨張機構14、熱源側ファン15、利用側ファン17及び電装品箱19等の機器を収容する。すなわち、空気調和機100では、熱源側の機器と、利用側の機器と、が共通のケーシングに収容されている。ここでの熱源側の機器は、圧縮機10、熱源側熱交換器12、及び熱源側ファン15等である。また、利用側の機器は、利用側熱交換器13及び利用側ファン17等である。本体ケーシング20は、複数の側面パネル21と、複数の支柱23と、底板25と、天板27と、複数の吹出口パネル28と、を有している。なお、側面パネル21、支柱23、底板25、天板27又は吹出口パネル28の構成態様については設計仕様や設置環境に応じて適宜変更が可能である。例えば、側面パネル21又は支柱23の形状、数又は位置等については、設計仕様や設置環境に応じて適宜変更が可能である。また例えば、底板25又は天板27は、必ずしも平面視において略矩形である必要はなく、平面視で他の形状を呈するように構成されてもよい。すなわち、底板25又は天板27は、平面視で、四角形以外の多角形や円形等を呈するように構成されてもよい。
本体ケーシング20は、側面パネル21を8つ有している。側面パネル21は、空気調和機100の側面を構成する部分である。本実施形態において、本体ケーシング20は、各側面において、上下一対の側面パネル21を有している。すなわち、本体ケーシング20は、前後左右の側面において、2つの側面パネル21を有している。具体的に、本体ケーシング20の前面、後面、左側面及び右側面のそれぞれにおいて、側面パネル21は吹出口パネル28を挟んで上下に配置されている。側面パネル21は、本体ケーシング20内に収容される各機器(10―15、P1−P6等)を側方から囲う。側面パネル21は、後述の各仕切部材に螺着固定される。
熱源側熱交換器12の側方を囲う側面パネル21には、スリットS1が多数形成されている。係るスリットS1を介して、熱源側空気流AFaが本体ケーシング20内に流入する。すなわち、スリットS1は、熱源側空気流AFaを空気調和機100内に取り込む吸込口として機能する。また、利用側熱交換器13の側方を囲う側面パネル21には、スリットS2が多数形成されている。係るスリットS2を介して、利用側空気流AFbが本体ケーシング20内に流入する。すなわち、スリットS2は、利用側空気流AFbを空気調和機100内に取り込む吸込口として機能する。
本体ケーシング20は、支柱23を4つ有している。支柱23は、鉛直方向に延び、空気調和機100を支える柱である。本実施形態においては、本体ケーシング20の四隅に相当する部分のそれぞれに、支柱23が配置されている。各支柱23は、前面及び左側面、左側面及び後面、後面及び右側面、又は、右側面及び前面に配置される各側面パネル21間で、空気調和機100の下端近傍から上端近傍まで鉛直方向に沿って延びている。支柱23は、隣接する側面パネル21の水平方向の端部を螺着固定される。支柱23の内部には、鉛直方向に沿って延びる空間が形成されている。係る空間は、本体ケーシング20内から水を排出する水路23aして機能する。なお、本実施形態においては、後述する切欠形成部30、36又は38に最も近接する支柱23においては、係る水路23aは形成されない。水路23aの詳細については後述する。
底板25は、本体ケーシング20の底部を構成する部材である。底板25は、平面視において略矩形を呈している。底板25は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着されている。底板25は、上面側において圧縮機10を載置され支持する。底板25は下面側においてキャスタ90が固定具を介して回転可能に固定されている。
天板27は、本体ケーシング20の天面を構成する部材である。天板27は、平面視において略矩形を呈している。天板27は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着されている。天板27の中央には第1開口H1が形成されている。係る第1開口H1は、熱源側空気流AFaの吹出口として機能する。天板27は、第1開口H1に熱源側空気流AFaを整流するベルマウスM1を接続されている。また、天板27は、第1開口H1において、異物の侵入を抑制する格子を有している。
本体ケーシング20は、吹出口パネル28を4つ有している。吹出口パネル28は、利用側空気流AFbの吹出口28aを形成する部材である。本実施形態においては、本体ケーシング20の前面、後面、左面及び右面のそれぞれに吹出口パネル28が配置されている。各吹出口パネル28は、側面視において、略矩形を呈している。吹出口パネル28には側面視で略長方形の開口が形成されており、係る開口が利用側空気流AFbの吹出口28aとして機能する。吹出口パネル28には、吹出口28aを開閉するフラップ281が回動自在に配置されている。
(2−1−2)仕切部材29、31、35、37
図3は、空気調和機100の側面パネル21、吹出口パネル28及び一の支柱23を外した状態を示した斜視図である。図4は、空気調和機100の構成態様を概略的に示した模式図である。図4において二点鎖線矢印は熱源側空気流AFa又は利用側空気流AFbを示している。
空気調和機100は、本体ケーシング20内において、複数の仕切部材を有している。具体的に、本体ケーシング20内には、下から上に向かって順に第1仕切部材29と、第2仕切部材31と、第3仕切部材35と、第4仕切部材37と、が配置されている。なお、各仕切部材の構成態様については設計仕様や設置環境に応じて適宜変更が可能である。例えば、仕切部材の形状、寸法又は材質等については、本体ケーシング20の形態に応じて適宜変更可能である。
第1仕切部材29は、利用側熱交換器13の下方に配置される。第1仕切部材29は、平面視において略矩形の板状部材である。第1仕切部材29は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着固定されている。第1仕切部材29は、利用側熱交換器13を載置され支持する。また、第1仕切部材29は、上方から落下する水を受ける水受部材として機能する。すなわち、第1仕切部材29は、利用側熱交換器13を支持する機能と、利用側熱交換器13から落下する結露水を受けるドレンパンとしての機能と、を有している。第1仕切部材29は、平面視で略矩形の底面291を有している(図9参照)。第1仕切部材29は、底面291において、上方から落下する水を受ける。底面291の外縁部分は、立ち上がっており第1仕切部材29の側面292を構成する。側面292は、底面291上の水が外周方向に落下することを抑制する。第1仕切部材29は、親水性又は疎水性を有する材質で構成されている、又は当該材質でコーティングされている。第1仕切部材29には、第1仕切部材29上の水を排出する第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbが形成されている。第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの詳細については後述する。
なお、第1仕切部材29は、四隅に相当する部分の一つに切欠きが形成されている(図9参照)。換言すると、第1仕切部材29は、四隅に相当する部分の一つに、切欠きを形成する切欠形成部30を有している。係る切欠形成部30と、当該切欠形成部30に最も近い支柱23と、の間において空間24aが形成されている。当該空間24aにおいては、鉛直方向に沿って延びる配管やケーブル等が設置される。例えば、空間24aにおいては、利用側熱交換器13まで延びる第1配管P1や第6配管P6等が設置される。また、空間24aにおいては、例えば熱源側熱交換器12まで延びる第4配管P4や第5配管P5等が設置される。また、空間24aにおいては、例えば利用側ファン17や熱源側ファン15まで延びる電気配線等が設置される。なお、係る切欠形成部30には、利用側熱交換器13の伝熱管Pを支持するための管板が含まれていてもよい。
第2仕切部材31は、利用側熱交換器13の上方に配置される。第2仕切部材31は、平面視において略矩形を呈している。第2仕切部材31は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着固定されている。第2仕切部材31の中央には第2開口H2が形成されている(図4参照)。係る第2開口H2は、利用側空気流AFbが流れる流路を形成する。換言すると、第2仕切部材31は、平面視において第2開口H2を囲う板状の部材である。第2仕切部材31は、平面視において利用側熱交換器13と重畳する。平面視において、利用側熱交換器13の上面部分は、第2仕切部材31によって覆われる。
なお、第2仕切部材31は、四隅に相当する部分の一つに、切欠形成部30と同様の切欠形成部が形成されている。係る切欠形成部と、当該切欠形成部に最も近い支柱23と、の間において空間24aと同様の空間が形成されている。
第3仕切部材35は、熱源側熱交換器12の下方に配置される。第3仕切部材35は、熱源側熱交換器12を載置され支持する。第3仕切部材35は、平面視において略矩形を呈している。第3仕切部材35は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着固定されている。また、第3仕切部材35は、上方から落下する水を受ける水受部材として機能する。すなわち、第3仕切部材35は、熱源側熱交換器12を支持する機能と、熱源側熱交換器12から落下する結露水を受けるドレンパンとしての機能と、を有している。第3仕切部材35は、平面視で略矩形の底面351を有している。底面351の外縁部分は、立ち上がっており第3仕切部材35の側面352(図10参照)を構成する。第3仕切部材35は、親水性又は疎水性を有する材質で構成されている、又は当該材質でコーティングされている。第3仕切部材35には、第3仕切部材35上の水を排出する第3排水孔Hcが形成されている。第3排水孔Hcの詳細については後述する。
なお、第3仕切部材35は、四隅に相当する部分の一つに切欠きが形成されている(図10参照)。換言すると、第3仕切部材35は、四隅に相当する部分の一つに、切欠きを形成する切欠形成部36を有している。係る切欠形成部36と、当該切欠形成部36に最も近い支柱23と、の間において空間24bが形成されている。当該空間24bにおいては、鉛直方向に沿って延びる配管やケーブル等が設置される。例えば、空間24bにおいては、熱源側熱交換器12まで延びる第4配管P4や第5配管P5等が設置される。また、空間24bにおいては、熱源側ファン15まで延びる電気配線等が設置される。なお、係る切欠形成部30には、熱源側熱交換器12の伝熱管Pを支持するための管板が含まれていてもよい。
第4仕切部材37は、熱源側熱交換器12の上方に配置される。第4仕切部材37は、平面視において略矩形を呈している。第4仕切部材37は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着固定されている。第4仕切部材37の中央には第3開口H3が形成されており、係る第3開口H3は熱源側空気流AFaが流れる流路を形成する(図4参照)。具体的に、第3開口H3を介して熱源側ファン15が熱源側熱交換器12側に連通している。係る第3開口H3を介して、熱源側熱交換器12を通過した熱源側空気流AFaが、熱源側ファン15の羽根車に取り込まれる。換言すると、第4仕切部材37は、平面視において第3開口H3を囲う板状の部材である。第4仕切部材37は、平面視において熱源側熱交換器12と重畳する。平面視において、熱源側熱交換器12の上面部分は、第4仕切部材37によって覆われる。また、第4仕切部材37は、上方から落下する水を受ける水受部材として機能する。特に、第4仕切部材37は、後述する送水路形成部材70から放出される水を受ける水受部材として機能する。第4仕切部材37は、底面371において、上方から落下する水を受ける。底面371の外縁部分は、立ち上がっており第4仕切部材37の側面372を構成する(図11参照)。側面372は、底面371上の水が外周方向に落下することを抑制する。第4仕切部材37は、親水性又は疎水性を有する材質で構成されている、又は当該材質でコーティングされている。第4仕切部材37には、第4仕切部材37上の水を排出する第4排水孔Hd及び第5排水孔Heが形成されている。第4排水孔Hd及び第5排水孔Heの詳細については後述する。
なお、第4仕切部材37は、四隅に相当する部分の一つに切欠きが形成されている(図11参照)。換言すると、第4仕切部材37は、四隅に相当する部分の一つに、切欠きを形成する切欠形成部38を有している。係る切欠形成部38と、当該切欠形成部38に最も近い支柱23と、の間において空間24cが形成されている。当該空間24cにおいては、鉛直方向に沿って延びる配管やケーブル等が設置される。例えば、空間24cにおいては、熱源側ファン15まで延びる電気配線等が設置される。
(2−1−3)タンク40、水受部材50
空気調和機100は、図5に示すようなタンク40及び水受部材50を有している(図3の二点鎖線及び図4参照)。
タンク40は、本体ケーシング20内の水を溜める。すなわち、タンク40は、本体ケーシング20内で生じた結露水や本体ケーシング20内に浸入した雨水等の水を溜める。タンク40は、第1仕切部材29の下方に位置している。タンク40は、水受部材50の排出孔50aから流出する水を溜める。タンク40は、底板25上に着脱自在に配置されている。タンク40の天井部分には、水を流入させる入口40aが形成されている。タンク40の大きさや容量は、設計仕様や設置環境に応じて決定される。
水受部材50は、タンク40と第1仕切部材29の間に配置されている。より具体的には、水受部材50は、タンク40の上方であって第1仕切部材29の下方に配置されている。換言すると、水受部材50は、第1仕切部材29の第1排水孔Haの下方に配置されている。水受部材50は、天面をもたない箱形状を呈している。なお、水受部材50の構成態様については、適宜変更が可能である。例えば、水受部材50は、必ずしも箱形状である必要はなく、平面視で他の形状を呈するように構成されてもよい。例えば、水受部材50は、板状や皿状等を呈するように構成されてもよい。
本実施形態において、水受部材50は、底部51及び複数の側面52を有している。水受部材50は、上方から落下する水を底部51で受ける。すなわち、水受部材50は、第1排水孔Haから流出する結露水を受けて溜める。水受部材50内には、後述のポンプ60が配置されており、ポンプ60の駆動時には底部51上の水がポンプ60によって他の空間に送られるようになっている。
水受部材50には、水のオーバーフローを抑制する排出孔50aが形成されている。排出孔50aは、水受部材50の底部51の高さよりも高い位置に形成されている。具体的に、排出孔50aの縁部501は、底部51の上面側において上方向に沿って延びている。係る縁部501は、排出孔50aを形成する部分である。換言すると、縁部501は、後述の第1排水路WP1を形成する部分であり、「排出流路形成部」に相当する。水受部材50は、底部51上の水位が所定値を超えた場合には、排出孔50aを介して水を排出させる。なお、排出孔50aは、水受部材50上の空間に配置されるポンプ60の吸込口61よりも高い位置に配置されている。
(2−1−4)ポンプ60、送水路形成部材70
空気調和機100は、図6又は図7に示すような態様で配置されるポンプ60及び送水路形成部材70を有している。図6及び図7においては、送水路形成部材70が二点鎖線で示されている。
ポンプ60は、水を吸い込む吸込口61と、水を吐き出す吐出口62と、を含む(図14参照)。ポンプ60としては、公知の汎用品が用いられる。ポンプ60は、本体ケーシング20に脱着可能に固定される。本実施形態において、ポンプ60は、第1仕切部材29の底面291に固定されている。ポンプ60は、第1仕切部材29の底面291の下面側に配置されている。すなわち、ポンプ60は、利用側熱交換器13の下方に配置されている。より詳細には、ポンプ60は、水受部材50の内部空間に配置されている。ポンプ60の吸込口61は、水受部材50の底部51の上面近傍に配置される。ポンプ60の動作はコントローラ18によって制御される。ポンプ60が駆動すると、水受部材50上の水が吸込口61から吸い込まれて吐出口62から吐出される。
送水路形成部材70は、ポンプ60によって送られる水の流路である送水路70aを形成するホース、チューブ又は配管等の部材である。送水路形成部材70は、一端から他端の間において、鉛直方向に沿って延びている。本実施形態において、送水路形成部材70は、本体ケーシング20の一角部分に配置されている。送水路形成部材70は、水が流入する流入口71がポンプ60の吐出口62に接続されている。すなわち、送水路形成部材70によって形成される送水路70aは、一端がポンプ60の吐出口62に連通している(図14参照)。送水路形成部材70は、水を放出させる放出口72が、第4仕切部材37の上方に配置されている。換言すると、送水路形成部材70の放出口72は、熱源側熱交換器12の上端以上の高さに配置されている。すなわち、送水路70aの他端は、熱源側熱交換器12の上端以上の高さに配置されている。送水路形成部材70が係る態様で配置されることで、ポンプ60から吐出された水は、送水路70aを通過して第4仕切部材37上の空間に送られる。
(2−1−5)支持部材80
空気調和機100は、本体ケーシング20を支持する支持部材80を複数有している。ここでは、空気調和機100は、支持部材80を2つ有している。本実施形態において、支持部材80は板状の部材である。支持部材80は、底板25に螺着固定されている。支持部材80は、平面視において本体ケーシング20の底部よりも外側に位置する外延部81を有している。外延部81は、平面視において略U字状を呈する板状の部分である。外延部81は、設置状態において接地して本体ケーシング20を支持する。すなわち、支持部材80は、本体ケーシング20を支持する支持脚として機能する。また、支持部材80は、空気調和機100の転倒を抑制する転倒抑制部材として機能し、空気調和機100が衝撃や振動によって転倒することを抑制する。支持部材80の寸法や形状は、設計仕様や接地環境に応じて適宜設定される。
(2−1−6)キャスタ90
空気調和機100は、移動を補助するキャスタ90を有している。キャスタ90は、底板25の下面側において回転自在に固定されている。本実施形態では、キャスタ90の下端は、設置状態において支持部材80の外延部81よりも高く位置しており接地していない。より具体的に、空気調和機100においては、移動時に、支持部材80が取り外されること、又は支持部材80の高さが調整されることが想定されており、キャスタ90はこの時に接地する高さに配置される。なお、キャスタ90に代えて他の部材が配置されてもよい。例えば、キャスタ90に代えてキャタピラ等の他の回転体が配置されてもよい。
(2−2)空気調和機100において形成される空間
空気調和機100においては、本体ケーシング20及び各仕切部材(29、31、35、37)によって複数の空間が形成されている(図4参照)。ここでは、6つの空間が形成されている。具体的に、空気調和機100では、下から上に向かって順に第1空間SP1、第2空間SP2、第3空間SP3、第4空間SP4、第5空間SP5、第6空間SP6、が形成されている。
第1空間SP1は、底板25の下方に形成される空間である。換言すると、第1空間SP1は、底板25と設置面との間の空間である。第1空間SP1には、キャスタ90が配置される。
第2空間SP2は、底板25の上方であって第1仕切部材29及び水受部材50の下方に位置する空間である。第2空間SP2には、圧縮機10や四路切換弁11等の機器が収容される。また、第2空間SP2には、タンク40が配置されている。また、第2空間SP2には、コントローラ18を含む電装品箱19が配置されている。第2空間SP2において、コントローラ18は、電装品箱19によって圧縮機10及びタンク40とは隔離されている。
第3空間SP3は、第1仕切部材29の上方であって第2仕切部材31の下方に位置する空間である。第3空間SP3には、利用側熱交換器13が収容される。第3空間SP3は、側面パネル21に形成されるスリットS2によって外部空間と連通している。また、第3空間SP3は、第2開口H2を介して第4空間SP4と連通している。
第4空間SP4は、第2仕切部材31の上方であって第3仕切部材35の下方に位置する空間である。第4空間SP4には、利用側ファン17が収容される。本実施形態において、利用側ファン17は、遠心ファンである。利用側ファン17は、回転軸線方向が上下方向となる姿勢で配置されている。より具体的には、第4空間SP4において、利用側空気流AFbを下方向から吸い込み遠心方向に吹き出すように配置されている。ここでは、利用側ファン17は、利用側空気流AFbを水平方向に吹き出す。
第5空間SP5は、第3仕切部材35の上方であって第4仕切部材37の下方に位置する空間である。第5空間SP5には、熱源側熱交換器12が収容される。第5空間SP5は、側面パネル21に形成されるスリットS1によって外部空間と連通している。また、第5空間SP5は、第3開口H3を介して第6空間SP6と連通している。
第6空間SP6は、第4仕切部材37の上方であって天板27の下方に位置する空間である。第6空間SP6には、熱源側ファン15が収容される。より具体的に、本実施形態において、熱源側ファン15は、軸流ファンである。熱源側ファン15は、第6空間SP6において熱源側空気流AFaを回転軸線方向の一次側から空気を吸い込み二次側に空気を吹き出すように配置されている。ここでの一次側は下方向であり、二次側は上方向である。熱源側ファン15は、第4仕切部材37に対してブラケットを介して固定されている。
(2−3)熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13の詳細について
図8は、平面視における熱源側熱交換器12又は利用側熱交換器13の模式図である。なお、図8において二点鎖線矢印は、熱源側空気流AFa又は利用側空気流AFbの流れ方向を概略的に示している。
熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、冷媒が流れる伝熱管Pと、冷媒と空気流との伝熱を促進させる伝熱フィンFと、を有する。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、伝熱管P及び伝熱フィンFで構成される熱交換面ESを複数有している。ここでは、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、熱交換面ESを主として4つ有している。熱交換面ESは、空気流が通過する面であり、空気流の流れ方向に交差して広がる。熱交換面ESにおいては、水平方向に延びる複数の伝熱管Pが鉛直方向に並べられ、鉛直方向に延びて各伝熱管に当接する伝熱フィンFが水平方向に多数並べられている。本実施形態では、熱交換面ESにおいて、伝熱管P及び伝熱フィンFは、通過する熱源側空気流AFa又は利用側空気流AFbの流れ方向に対して2列に並べられている。熱源側熱交換器12の熱交換面ESは熱源側空気流AFaが通過し、利用側熱交換器13の熱交換面ESは利用側空気流AFbが通過する。
より詳細には、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、平面視において前後方向に沿って延びる熱交換面ES1と、左右方向に沿って延びる熱交換面ES2と、を有する熱交換部EPをそれぞれ2つずつ有している。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13において、各熱交換部EPは、平面視で略L字状に構成され、他の熱交換部EPと分離している。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、2つの熱交換面ESを含む熱交換部EPを2つ有することで、主として4つの熱交換面ESを有している。
また、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、平面視において、略L字状の熱交換部EPが2つ組み合わさって略矩形を呈するように配置されている。すなわち、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、一方の熱交換部EPの熱交換面ES1が右方向に面するとともに熱交換面ES2が前方向に面し、他方の熱交換部EPの熱交換面ES1が左方向に面するとともに熱交換面ES2が後方向に面するように配置されている。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13の寸法は、要求される熱交換能力に応じて決定される。すなわち、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13の幅又は高さ等は、適宜決定される。
本実施形態において、熱源側熱交換器12は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、本体ケーシング20の周の長さの50パーセント以上を占めている。特に、熱源側熱交換器12は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、第3仕切部材35の周の長さの50パーセント以上を占めている。同様に、利用側熱交換器13は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、本体ケーシング20の周の長さの50パーセント以上を占めている。特に、利用側熱交換器13は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、第1仕切部材29の周の長さの50パーセント以上を占めている。係る態様で構成されることで、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、熱交換面ESの水平方向の寸法が大きく確保されている。これに関連して、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、熱交換面ESの高さが抑えられている。ここでの熱交換面ESの高さは、上下方向の寸法である。すなわち、要求される熱交換量を満たすことに関連して必要とされる熱交換面ESの面積を確保するうえで、水平方向の寸法が大きく確保されることで高さが抑えられている。
(2−4)空気流の流れる態様
図4に示されるように、熱源側空気流AFaは、外部空間から略水平方向に流れてスリットS1を介して第5空間SP5に流入する。第5空間SP5内に流入した熱源側空気流AFaは、外側から内側に向かって流れて熱源側熱交換器12の各熱交換面ESを通過する。熱交換面ESを通過した熱源側空気流AFaは、進行方向を転換し、上方向に沿って流れて第3開口H3を介して第6空間SP6に流入する。第6空間SP6に流入した熱源側空気流AFaは、熱源側ファン15の羽根車によってさらに上方向に送られ、第1開口H1を介して外部空間へ流出する。
また、利用側空気流AFbは、外部空間から略水平方向に流れてスリットS2を介して第3空間SP3に流入する。第3空間SP3内に流入した利用側空気流AFbは、外側から内側に向かって流れて利用側熱交換器13の各熱交換面ESを通過する。熱交換面ESを通過した利用側空気流AFbは、進行方向を転換し、上方向に沿って流れて第2開口H2を介して第4空間SP4に流入する。第4空間SP4に流入した利用側空気流AFbは、利用側ファン17の羽根車に取り込まれた後、遠心方向に送られ、吹出口28aを介して外部空間へ流出する。ここでの遠心方向は、水平方向である。
(2−5)第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの詳細
図9は、平面視における第1仕切部材29の模式図である。
第1仕切部材29の底面291には、第1排水孔Haが複数形成されている。ここでは、第1仕切部材29の底面291に、第1排水孔Haが9つ形成されている。第1排水孔Haは、細長い略楕円形状又は略矩形状の孔である。第1排水孔Haは、第1仕切部材29上の水を下方に排出させる。本実施形態において、各第1排水孔Haは、第1仕切部材29の側面292近傍に沿って配置されている。つまり、各第1排水孔Haは、第1仕切部材29の外縁部分の近傍に沿って配置されている。すなわち、第1仕切部材29は、平面視における各辺に沿って、複数の第1排水孔Haを形成されている。換言すると、第1排水孔Haは、平面視において第1仕切部材29の一辺の近傍に位置する。より詳細には、第1排水孔Haは、平面視において第1仕切部材29の一辺の近傍及び他の一辺の近傍に位置する。ここでの「一辺の近傍」は、第1仕切部材29の他辺よりも一辺に近い部分であり、平面視において一辺から所定範囲に位置する部分である。例えば、「一辺の近傍」は、平面視において一辺から一辺の長さの4分の1以内の範囲に位置する部分である。
より具体的に、第1仕切部材29は、前後左右に面する側面292のそれぞれの近傍に、第1排水孔Haを3つずつ形成されている。各第1排水孔Haは、平面視において利用側熱交換器13と重畳している。特に、各第1排水孔Haは、平面視において利用側熱交換器13の熱交換面ESと重畳している。ここでは、各第1排水孔Haは、第1仕切部材29に載置された利用側熱交換器13の真下に位置するように形成されている。
第1仕切部材29の側面292には、第2排水孔Hbが形成されている。第2排水孔Hbは、第1仕切部材29において水がオーバーフローすることを抑制する役割を果たす。具体的に、第2排水孔Hbは、側面292に形成された切欠きである(図12参照)。第2排水孔Hbは、第1仕切部材29の四隅に相当する部分のうち3つに、それぞれ2つずつ形成されている。第2排水孔Hbの下端は、第1排水孔Haよりも高い位置に形成されている。第2排水孔Hbは、第1仕切部材29上の水位が増加した場合に、水平方向に水を排出する。
(2−6)第3排水孔Hcの詳細
図10は、平面視における第3仕切部材35の模式図である。第3仕切部材35の側面352には、第3排水孔Hcが形成されている。第3排水孔Hcは、第3仕切部材35において水がオーバーフローすることを抑制する役割を果たす。具体的に、第3排水孔Hcは、側面352に形成された切欠きである(図12参照)。第3排水孔Hcは、第3仕切部材35の四隅に相当する部分に、それぞれ2つずつ形成されている。第3排水孔Hcは、第3仕切部材35上の水位が増加した場合に、水平方向に水を排出する。
(2−7)第4排水孔Hd及び第5排水孔Heの詳細
図11は、平面視における第4仕切部材37の模式図である。第4仕切部材37の底面371には、第4排水孔Hdが複数形成されている。ここでは、第1仕切部材29の底面291に、第4排水孔Hdが9つ形成されている。第4排水孔Hdは、略円形状の孔である。第4排水孔Hdは、第4仕切部材37上の水を下方に排出させる。本実施形態において、各第4排水孔Hdは、第4仕切部材37の側面372近傍に沿って配置されている。つまり、各第4排水孔Hdは、第4仕切部材37の外縁部分の近傍に沿って配置されている。すなわち、第4仕切部材37は、第1仕切部材29における第1排水孔Haの形成態様と同様に、平面視における各辺に沿って複数の第4排水孔Hdを形成されている。
より具体的に、第4仕切部材37は、前後左右に面する側面372のそれぞれの近傍に、第4排水孔Hdを3つずつ形成されている。各第4排水孔Hdは、平面視において熱源側熱交換器12と重畳している。特に、各第4排水孔Hdは、平面視において熱源側熱交換器12の熱交換面ESと重畳している。ここでは、各第4排水孔Hdは、熱源側熱交換器12の真上に位置するように形成されている。係る態様で、各第4排水孔Hdが形成されていることで、第3仕切部材35上の水は、第4排水孔Hdを介して、まんべんなく熱源側熱交換器12に注水されるようになっている。すなわち、送水路70aを介して第3仕切部材35上に送られた水が、熱源側熱交換器12の各熱交換面ESに均等に行き渡ることが促進されている。
第4仕切部材37の側面372には、第5排水孔Heが形成されている。第5排水孔Heは、第4仕切部材37において水がオーバーフローすることを抑制する役割を果たす。具体的に、第5排水孔Heは、側面372に形成された切欠きである(図12参照)。第5排水孔Heは、第1仕切部材29の四隅に相当する部分のうち3つに、それぞれ2つずつ形成されている。第5排水孔Heの下端は、第4排水孔Hdよりも高い位置に形成されている。第5排水孔Heは、第4仕切部材37上の水位が増加した場合に、水平方向に水を排出する。
(2−8)水路23aの詳細
図12は、支柱23において形成される水路23aの第2排水孔Hb、第3排水孔Hc又は第5排水孔Heとの連通部分を示した模式図である。各支柱23内部には、鉛直方向に沿って延びる空間が形成されており、係る空間は水を外部空間へ流出させる水路23aとして機能する。水路23aの下端は、外部空間と連通している。
水路23aは、上端から下端の間において、第3空間SP3と連通している(図13参照)。換言すると、水路23aは、第3空間SP3において第1仕切部材29の第2排水孔Hbと連通している。すなわち、水路23aは、第1仕切部材29上の空間と連通する。換言すると、水路23aは、底面291上の空間と連通する。
また、水路23aは、上端から下端の間において、第5空間SP5と連通している(図13参照)。換言すると、水路23aは、第5空間SP5において第3仕切部材35の第3排水孔Hcと連通している。すなわち、水路23aは、第3仕切部材35上の空間と連通する。換言すると、水路23aは、底面351上の空間と連通する。
また、水路23aは、上端から下端の間において、第6空間SP6と連通している(図13参照)。換言すると、水路23aは、第6空間SP6において第4仕切部材37の第5排水孔Heと連通している。すなわち、水路23aは、第4仕切部材37上の空間と連通する。換言すると、水路23aは、底面371上の空間と連通する。
(2−9)空気調和機100において構成される排水路
空気調和機100においては、第1排水路WP1、第2排水路WP2及び第3排水路WP3が形成されている。図13は、空気調和機100内において形成される第1排水路WP1及び第2排水路WP2の模式図である。図13において、第1排水路WP1が一点鎖線矢印で示され、第2排水路WP2が破線矢印で示されている。
第1排水路WP1は、水受部材50上の空間から、排出孔50a及びタンク40の入口40aを介して、タンク40内の空間まで延びる水の流路である。換言すると、第1排水路WP1は、水受部材50に溜まった水を水受部材50外へ排出するための流路である。ここでは、第1排水路WP1は、水受部材50に溜まった水を、タンク40内の空間へ送るための流路である。第1排水路WP1の一端は、水受部材50の排出孔50aである。すなわち、第1排水路WP1の一端は、ポンプ60の吸込口61よりも高い位置で水受部材50上の空間に連通する。第1排水路WP1の他端は、タンク40内の空間に連通する。空気調和機100において、水受部材50及びタンク40は、第1排水路WP1を形成する「第1排水路形成部材」として機能する。特に排出孔50aを形成する縁部501は、「第1排水路形成部材」として機能する。
第2排水路WP2は、第1仕切部材29上の空間、第3仕切部材35上の空間、及び第4仕切部材37上の空間から、第1仕切部材29の各第2排水孔Hb、第3仕切部材35の各第3排水孔Hc又は第4仕切部材37の各第5排水孔Heと、支柱23の水路23aとを介して、外部空間まで延びる水の流路である。すなわち、空気調和機100において、第1仕切部材29、第3仕切部材35、第4仕切部材37及び支柱23は、第2排水路WP2を形成する「第2排水路形成部材」として機能する。
図14は、空気調和機100内において形成される第3排水路WP3の模式図である。図14において、第3排水路WP3が破線矢印で示されている。第3排水路WP3は、第1仕切部材29上の空間から、第1仕切部材29の各第1排水孔Ha、ポンプ60、送水路70a及び第4仕切部材37の各第4排水孔Hdを介して、第5空間SP5まで延びる水の流路である。より詳細には、第3排水路WP3は、第1仕切部材29上の空間から、熱源側熱交換器12の熱交換面ESまで延びる水の流路である。空気調和機100において、第1仕切部材29、水受部材50、ポンプ60、送水路形成部材70及び第4仕切部材37は、第3排水路WP3を形成する「第3排水路形成部材」として機能する。
第3排水路WP3を流れる水は、次のような態様で流れる。すなわち、第1仕切部材29上の水は、各第1排水孔Haを介して水受部材50に落下する。そして、水受部材50上の水は、ポンプ60によって吸い込まれた後、送水路70aへ送られ、送水路70aの放出口72から放出される。放出口72から放出された水は、第4仕切部材37に落下する。第4仕切部材37上の水は、第4排水孔Hdを介して第5空間SP5に落下する。特に、第4仕切部材37上の水は、第4排水孔Hdを介して、熱源側熱交換器12の熱交換面ESに落下する。
なお、第3排水路WP3を流れる水の少なくとも一部は、第4仕切部材37や熱源側熱交換器12の熱交換面ESにおいて、蒸発する。また、他の一部は、第4仕切部材37や第3仕切部材35において溜められる。またその他の水は、第5排水孔Heや第3排水孔Hcを介して第2排水路WP2に流入する。
(3)空気調和機100の排水機能
空気調和機100では、上記態様で排水路WP1、WP2、WP3が形成されていることにより、生じた結露水や浸入した雨水等の水の処理が良好に行われるようになっている。特に空気調和機100が屋外に設置される場合には、本体ケーシング20内への雨水の浸入が想定され、また蒸発器として機能する利用側熱交換器13と利用側空気流AFbとの温度差大きくなり結露水が生じやすいことも想定されるところ、係る雨水や結露水の処理が良好に行われることが促進されている。
また、屋外に設置される際には、設置面が平坦でない場合が想定され、空気調和機100が傾いた状態で接地されることも想定される。特に、第1仕切部材29の底面291が傾いた状態で接地されることも想定される。しかし、第1仕切部材29に複数の第1排水孔Ha及び複数の第2排水孔Hbが形成されていることで、空気調和機100が傾いて接地される場合にも、第1仕切部材29上の水が第1排水路WP1、第2排水路WP2、及び第3排水路WP3に送られ処理されることが促進されている。すなわち、第1仕切部材29上の水が想定外の流路を介して排出することが抑制されている。
また、空気調和機100では、水を受ける第1仕切部材29、第3仕切部材35、第4仕切部材37又は水受部材50等の下方に電装品箱19が配置されており、本体ケーシング20内の水が想定される流路を介して処理されることが信頼性の観点から特に望まれる。しかし、上記態様で各排水孔Ha、Hb、Hc、Hd、He、及び排水路WP1、WP2、WP3が形成されていることにより、空気調和機100内で生じた結露水や、空気調和機100内に侵入した雨水等の水が、第1排水路WP1、第2排水路WP2及び第3排水路WP3に導かれることが促進されており、想定外の流路を介して流れることが抑制されている。
また、利用側熱交換器13の下方に配置されるドレンパン上の水は、ポンプ60によって送水路形成部材70を介して、所定の部分に送られる。換言すると、利用側熱交換器13の下方に配置される第1仕切部材29及び水受部材50上の水は、ポンプ60によって第3排水路WP3を介して、熱源側熱交換器12に送られる。すなわち、空気調和機100は、ポンプ60が、利用側熱交換器13より落下する水を受けるドレンパンに溜まる水を、利用側熱交換器13の下端の鉛直方向における位置、よりも高い位置へ送るように構成されている。これにより、結露水の処理が良好になされることが促進されている。
例えば、結露水を、利用側熱交換器13の下端よりも高い位置に配置され、利用側熱交換器13の下端よりも温度が高い部分へ送り蒸発させることが可能となっている。すなわち、利用側熱交換器13の下端よりも高い位置に配置され、利用側熱交換器13の下端よりも温度が高い熱源側熱交換器12、又は第4仕切部材37等へ送り蒸発させることが可能となっている。すなわち、本体ケーシング20内の水に関して、他の部分に送って蒸発させることにより処理することが促進されている。
また例えば、結露水を、利用側熱交換器13の下端よりも上方に配置される部材において溜めることが可能となっている。すなわち、結露水を、利用側熱交換器13の下端よりも上方に配置される第4仕切部材37又は第3仕切部材35等において溜めることが可能となっている。すなわち、結露水を、利用側熱交換器13の下端よりも上方の空間を利用して溜めることにより処理することが促進されている。
また、第3排水路WP3を介して処理されない水に関しては、第1排水路WP1を介してタンク40へ送られ溜められるようになっている。また、その他の水に関しては、第2排水路WP2を介して外部へ排出されるようになっている。したがって、本体ケーシング20内の水が想定外の部分から排出されることが特に抑制されるようになっている。
(4)特徴
(4−1)
上記実施形態に係る空気調和機100は、屋外に設置される空気調和装置であって、ポンプ60が、冷媒を蒸発させる利用側熱交換器13の下方に配置され、利用側熱交換器13の下方に配置される第1仕切部材29及び水受部材50に溜まる水を、送水路形成部材70を介して、利用側熱交換器13の下端の鉛直方向における位置よりも高い位置へ送るように構成されている。すなわち、第1仕切部材29及び水受部材50に溜まる水は、ポンプ60によって、利用側熱交換器13の下端の鉛直方向における位置よりも高い位置へ送られるようになっている。ここでは、第1仕切部材29及び水受部材50に溜まる水は、ポンプ60によって、利用側熱交換器13の下端の鉛直方向における位置よりも高い第4仕切部材37及び熱源側熱交換器12等へ送られるようになっている。
これにより、本体ケーシング20内の結露水や浸入した雨水等の処理が良好になされることが促進されている。すなわち、第1仕切部材29及び水受部材50に溜まる水を、第4仕切部材37及び熱源側熱交換器12に送って蒸発させることが可能となっている。具体的に、第4仕切部材37は、熱源側熱交換器12を通過した熱源側空気流AFaによって利用側熱交換器13よりも温度が高い状態となっていることから、第4仕切部材37上の水は、第4仕切部材37の熱によって蒸発することが促進されている。特に、第4仕切部材37上の水は、熱源側熱交換器12を通過した熱源側空気流AFaの流路近傍に位置していることから、蒸発することが促進されている。
また、第1仕切部材29及び水受部材50に溜まる水を、利用側熱交換器13の下端よりも上方に配置される第4仕切部材37や第3仕切部材35に送って溜めることが可能となっている。したがって、本体ケーシング20内の水が想定外の部分から排出されることが抑制されている。
(4−2)
上記実施形態において、ポンプ60は、第1仕切部材29及び水受部材50に溜まる水を、熱源側熱交換器12へ送っている。これにより、第1仕切部材29及び水受部材50に溜まる水を、利用側熱交換器13よりも温度が高い熱源側熱交換器12へ送り蒸発させることが可能となっている。
(4−3)
上記実施形態において、送水路形成部材70の放出口72から放出される水を受ける第4仕切部材37は、熱源側熱交換器12の上方に配置され、平面視で熱源側熱交換器12に重畳するように配置されている。これにより、第4仕切部材37に送られた水が、第4排水孔Hdを介して、熱源側熱交換器12の熱交換面ESに精度よく落下するようになっている。これに関連して、利用側熱交換器13の下方に配置される第1仕切部材29又は水受部材50上の水が、熱源側熱交換器12に送られて蒸発されることが促進されている。よって、本体ケーシング20内の水の処理が良好になされることがさらに促進されている。
(4−4)
上記実施形態において、第4仕切部材37には、複数の第4排水孔Hdが形成されている。これにより、第4仕切部材37に送られた水が、第4排水孔Hdを介して、熱源側熱交換器12の熱交換面ESにまんべんなく落下することが促進されている。これに関連して、利用側熱交換器13の下方に配置される第1仕切部材29又は水受部材50上の水が、熱源側熱交換器12に送られて蒸発されることがさらに促進されている。
(4−5)
上記実施形態においては、水受部材50の縁部501は水受部材50上の水を外部へ排出する排出孔50aを形成している。すなわち、縁部501は、第1排水路WP1を形成している。また、第1排水路WP1の一端は、ポンプ60の吸込口61よりも高い位置で水受部材50上の空間に連通している。これにより、水受部材50において水のオーバーフローが抑制されている。
(4−6)
上記実施形態において、空気調和機100はタンク40を有し、第1排水路WP1の他端は、タンク40に連通している。これにより、第3排水路WP3で処理されなかった水をタンク40で溜めることが可能となっている。したがって、本体ケーシング20内の水が想定外の部分から排出されることが特に抑制されている。
(4−7)
上記実施形態では、空気調和機100は、熱源側熱交換器12の下方に配置され水を受ける第3仕切部材35を有している。これにより、熱源側熱交換器12から落下する水の処理についても良好になされることが促進されている。例えば、熱源側熱交換器12において蒸発しなかった水を第3仕切部材35上で溜めることが可能となっている。また、熱源側熱交換器12において蒸発しなかった水を、第3仕切部材35の第3排水孔Hcを介して第2排水路WP2へ送って処理することが可能となっている。
(4−8)
上記実施形態では、利用側熱交換器13は、利用側空気流AFbが通過する熱交換面ESを3つ以上含み、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が本体ケーシング20の周の長さの50パーセント以上を占めるように構成されている。これにより、利用側熱交換器13の高さ寸法を抑えることが可能となっている。これに関連して、ポンプ60の揚程を抑えることが可能となっている。その結果、ポンプ60を用いることに関して、コスト抑制やコンパクト化が可能となっている。すなわち、コストを抑えたポンプ60を用いることや、サイズを抑えたポンプ60を用いることが可能となっている。
(4−9)
上記実施形態では、送水路形成部材70の放出口72は、利用側熱交換器13の上方に配置される熱源側熱交換器12の上端以上の高さに配置されている。また、熱源側熱交換器12は、熱源側空気流AFaが通過する熱交換面ESを3つ以上含み、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が本体ケーシング20の周の長さの50パーセント以上を占めるように構成されている。これにより、熱源側熱交換器12の高さ寸法を抑えることが可能となっている。これに関連して、ポンプ60の揚程を抑えることが可能となっている。その結果、ポンプ60を用いることに関して、コスト抑制やコンパクト化が可能となっている。すなわち、コストを抑えたポンプ60を用いることや、サイズを抑えたポンプ60を用いることが可能となっている。
(4−10)
上記実施形態では、ポンプ60は、本体ケーシング20に脱着可能に固定されている。これにより、例えばポンプ60の交換や修理等のメンテナンスを行うことが容易となっている。
(4−11)
上記実施形態では、四路切換弁11は、正サイクル状態及び逆サイクル状態の一方から他方に切り換わることで圧縮機10から吐出される冷媒の流れ方向を切り換える。これにより、冷房運転及び暖房運転の切換えが可能となっている。よって、夏季又は冬季のみならず多シーズンで利用することが可能となっている。
また、これに関連して、運転状態に応じて、蒸発器として機能する熱交換器が、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12の一方から他方に切り換わる。すなわち、空気調和機100においては、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12のいずれにおいても、結露水が生じうる。このため上記実施形態では、第1仕切部材29及び第3仕切部材35のいずれにも排水孔Ha、Hb又はHcが形成されている。また、第2排水路WP2が形成されていることによって、第1仕切部材29上の空間及び第3仕切部材35上の空間が連通している。よって、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12のいずれで結露水が生じても、効率よく排水できるようになっている。
(5)変形例
上記実施形態は、以下の変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
(5−1)変形例1
上記実施形態では、送水路形成部材70の放出口72は第4仕切部材37上の空間に配置され、放出口72から放出される水は、第4仕切部材37の底面371に注がれるように構成されている。しかし、放出口72の配置態様については必ずしもこれに限定されず、設計仕様や設置環境に応じて適宜変更が可能である。すなわち、ポンプ60によって送られる水の送水先の部分については、適宜変更が可能である。
例えば、図15に示されるように、放出口72は、第5空間SP5において第3仕切部材35部材上の空間に配置されてもよい。係る場合、放出口72から放出される水は、第3仕切部材35の底面351に注がれる。すなわち、利用側熱交換器13の下方に配置される第1仕切部材29及び水受部材50上の水は、第3排水路WP3を介して、熱源側熱交換器12の下方に配置される第3仕切部材35に送られる。また、放出口72は、送水路形成部材70の放出口72から、熱源側熱交換器12に直接、水が放出されるように配置されてもよい。空気調和機100は、係る態様で構成される場合においても、上記実施形態と同様の作用効果を実現可能である。なお、係る場合、第3排水路WP3を形成する部材としては、第4仕切部材37は適宜省略が可能である。
また、図示は省略するが、放出口72は、第6空間SP6において、放出口72から放出される水が熱源側ファン15の羽根車に注がれるように熱源側ファン15の近傍に配置されてもよい。
また、放出口72は、利用側熱交換器13の下端よりも高い位置に配置される他の部材に放出口72から放出される水が送られるように、配置されてもよい。例えば、放出口72は、利用側熱交換器13の下端よりも高い位置に配置される側面パネル21、支柱23、天板27、又は図示されない他の部材や容器等に放出口72から放出される水が送られるように、配置されてもよい。
(5−2)変形例2
上記実施形態においては、ポンプ60は、水受部材50内の空間に配置されている。しかし、ポンプ60の配置態様については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。すなわち、ポンプ60は、他の空間に配置されてもよい。例えば、ポンプ60は、第2空間SP2等に配置されてもよい。また、係る場合、ポンプ60の吸込口61に連通する新たな流路形成部材が、水が溜まる空間に配置されてもよい。ここでの流路形成部材としては、ホース、チューブ又は配管等が用いられてもよい。
また、上記実施形態において、ポンプ60は、第1仕切部材29に脱着可能に固定されているが、ポンプ60は、第1仕切部材29以外の部材に固定されてもよい。また、ポンプ60は、必ずしも脱着可能に固定される必要はない。例えば、ポンプ60は、水受部材50等に固定されてもよい。
(5−3)変形例3
上記実施形態においては、利用側熱交換器13の下方に配置される「第1水受部材」として、別体に構成された第1仕切部材29及び水受部材50が配置されている。しかし、第1仕切部材29及び水受部材50は、一体に構成されてもよい。
また、水受部材50については、必ずしも必要なく、適宜省略可能である。係る場合、ポンプ60の吸込口61又は吸込口61に連通する新たな流路形成部材が、第1仕切部材29上の空間に配置される。すなわち、第1仕切部材29上で水がポンプ60によって送水路70aに送られる。
また、水受部材50が配置される場合には、第1仕切部材29については、必ずしも必要なく適宜省略が可能である。すなわち、利用側熱交換器13の載置面を確保できるのであれば、利用側熱交換器13から落下する水については、水受部材50で直接受けてもよい。
(5−4)変形例4
水受部材50の構成態様については、適宜変更が可能である。例えば、水受部材50は、必ずしも箱形状である必要はなく、平面視で他の形状を呈するように構成されてもよい。例えば、水受部材50は、板状や皿状等を呈するように構成されてもよい。
(5−5)変形例5
第1排水路WP1の形成態様については、必ずしも上記実施形態のものには限定されず適宜変更が可能である。具体的に、上記実施形態では、水受部材50及びタンク40が第1排水路WP1を形成する「第1排水路形成部材」として機能しているが、他の部材を係る「第1排水路形成部材」として機能させてもよい。例えば、空気調和機100は、水の流路を形成するホースや配管等の流路形成部材を「第1排水路形成部材」として有していてもよい。例えば、流路形成部材は、一端が水受部材50の排出孔50aに接続されてもよい。また例えば、流路形成部材の他端は、タンク40の入口40aに連通していてもよいし、外部空間に連通していてもよい。
(5−6)変形例6
タンク40については、必ずしも本体ケーシング20内に収容される必要はなく、本体ケーシング20外に配置されてもよい。
また、タンク40については必ずしも必要ではなく、適宜省略が可能である。係る場合、第1排水路WP1は、外部空間に連通させてもよいし、第2排水路WP2に連通させてもよい。具体的に、排出孔50aを、ホースや配管等の流路形成部材を介して、外部空間と連通させてもよいし、支柱23の水路23aに連通させてもよい。すなわち、水受部材50の排出孔50aから流出する水を、外部空間に排出させてもよい。
(5−7)変形例7
第2排水路WP2の形成態様については、必ずしも上記実施形態のものには限定されず適宜変更が可能である。具体的に、上記実施形態では、第1仕切部材29、第3仕切部材35、第4仕切部材37及び支柱23が第2排水路WP2を形成する「第2排水路形成部材」として機能しているが、他の部材を係る「第2排水路形成部材」として機能させてもよい。例えば、空気調和機100は、第1仕切部材29の第2排水孔Hb、第3仕切部材35の各第3排水孔Hc、第4仕切部材37の各第5排水孔He、及び/又は支柱23の水路23a、に連通するホースや配管を有していてもよい。係る場合、支柱23の水路23aについては、適宜省略が可能である。
(5−8)変形例8
また、第2排水路WP2については、その排出側の端部が、必ずしも外部空間に連通している必要はない。例えば第2排水路WP2は、排出側の端部がタンク40内の空間に連通していてもよい。具体的に、支柱23の水路23aは、タンク40内に連通していてもよい。
また、第2排水路WP2は、下流側の端部が第1排水路WP1の上流側空間に連通するように構成されてもよい。すなわち、第2排水路WP2は、下流側の端部が第1仕切部材29上の空間に連通するように構成されてもよい。例えば、第2排水路WP2は、図16に示す第2排水路WP2´のように形成されてもよい。図16においては、支柱23の内部において、水平方向に延びる仕切板231が配置されている。仕切板231は、第1仕切部材29の第2排水孔Hbの高さと同等の高さに配置されている。係る仕切板231が配置されることで、支柱23の水路23aの端部は、第1仕切部材29上の空間に連通している。その結果、第2排水路WP2´を流れる水は、支柱23の水路23aから第2排水孔Hbを介して第1仕切部材29の底面291上へ導かれた後、第1排水路WP1へ導かれる。
これにより、第3仕切部材35上の水を第1仕切部材29上の空間へ導くことが可能となる。これに関連して、例えば、熱源側熱交換器12から落下する水や第4仕切部材37においてオーバーフローした水を、第1仕切部材29へ導いて排水することが可能となる。
また、第2排水路WP2´を介して第1仕切部材29へ導かれた水を、ポンプ60によって、再び利用側熱交換器13の下端よりも上方に送ることが可能となる。すなわち、第3排水路WP3上でオーバーフローした水、又は第3排水路WP3から放出される水を受ける水受部材上でオーバーフローした水を、再び第3排水路WP3に送ることが可能となる。
係る場合、支柱23の水路23aは、第3仕切部材35上の空間及び第4仕切部材37上の空間と、第1仕切部材29上の空間と、を連通させる「連通路」として機能する。また、支柱23は、係る「連通路」を形成する「連通路形成部材」として機能する。
なお、支柱23とは別にホースや配管等の流路形成部材を配置して、係る「連通路」を形成する「連通路形成部材」として機能させてもよい。
(5−9)変形例9
第3排水路WP3の形成態様については、必ずしも上記実施形態のものには限定されず適宜変更が可能である。具体的に、上記実施形態では、第1仕切部材29、水受部材50、ポンプ60、送水路形成部材70及び第4仕切部材37が第3排水路WP3を形成する「第3排水路形成部材」として機能しているが、他の部材を係る「第3排水路形成部材」として機能させてもよい。
(5−10)変形例10
第1仕切部材29に形成される第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの形成態様については、必ずしも上記実施形態には限定されず、設計仕様や接地環境に応じて適宜変更が可能である。例えば、第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの形状や位置については、適宜変更が可能である。例えば、第1排水孔Haは、必ずしも第1仕切部材29の各辺に沿って形成される必要はない。具体的に、一部又は全ての第1排水孔Haは、第1仕切部材29の側面292から離れて形成されてもよい。また、必ずしも全ての第1排水孔Haが、平面視で利用側熱交換器13に重畳している必要はない。また、第1排水孔Haについては、平面視において利用側熱交換器13に少なくとも部分的に重畳していればよい。また、第1排水孔Haは、必ずしも平面視で利用側熱交換器13に重畳している必要はない。すなわち、第1排水孔Haは、利用側熱交換器13の真下から外れる位置に配置されていてもよい。
また、第2排水孔Hbは、必ずしも第1仕切部材29の四隅に相当する部分に形成される必要はない。具体的に、一部又は全ての第2排水孔Hbは、第1仕切部材29の四隅に相当する部分から離れて形成されてもよい。
(5−11)変形例11
また、第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの個数については、適宜変更が可能である。また、第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbは、必ずしも複数形成される必要はなく、第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの一方又は双方は、1つのみ形成されてもよい。
(5−12)変形例12
また、上記実施形態においては、第2排水孔Hbは第1仕切部材29の側面292に形成されている。しかし、第2排水孔Hbは、第1仕切部材29の底面291に形成されてもよい。例えば、第2排水孔Hbは、図17に示されるような態様で形成されてもよい。
図17においては、第2排水孔Hbが第1仕切部材29の底面291に形成されている。より詳細には、底面291において、第2排水孔Hbの縁部分291bは上方向に延びており、第2排水孔Hbは上端の高さが第1排水孔Haよりも高くなっている。第2排水孔Hbが係る態様で形成される場合にも、上記実施形態と同様の作用効果を実現可能である。
なお、第2排水孔Hbが底面291に形成される場合には、第2排水路WP2において、第2排水孔Hbと支柱23の水路23aとを連通するホースや配管を配置してもよい。
(5−13)変形例13
水受部材50の排出孔50aの形成態様については、ポンプ60の吸込口61よりも高い位置に配置される限り、適宜変更が可能である。例えば、排出孔50aは、水受部材50の側面52に形成されてもよい。係る場合、水受部材50の側面52に形成される切欠を排出孔50aとして機能させてもよい。なお、係る場合、側面52の切欠を形成する縁部分は、「排出流路形成部」に相当する。
(5−14)変形例14
また、排出孔50aとは別に、ホースや配管等の流路形成部材を用いて、水受部材50上の水を第1排水路WP1へ導いてもよい。すなわち、ポンプ60の吸込口より高い位置に、第1排水路WP1の入口側端部を形成する流路形成部材を配置してもよい。係る場合、当該流路形成部材は、「排出流路形成部」に相当する。
(5−15)変形例15
上記実施形態では、水受部材50上のオーバーフローを抑制すべく、排出孔50aを介して水が第1排水路WP1へ送られている。しかし、排出孔50aを支柱23の水路23aに連通させて、排出孔50aに流入した水を第2排水路WP2へ送って処理してもよい。
(5−16)変形例16
第3仕切部材35に形成される第3排水孔Hcの形成態様については、必ずしも上記実施形態には限定されず、設計仕様や接地環境に応じて適宜変更が可能である。例えば、第3排水孔Hcの形状や位置については、適宜変更が可能である。
また、第3排水孔Hcは、必ずしも第3仕切部材35の四隅に相当する部分に形成される必要はない。具体的に、一部又は全ての第3排水孔Hcは、第3仕切部材35の四隅に相当する部分から離れて形成されてもよい。
また、第3排水孔Hcの個数については、適宜変更が可能である。また、第3排水孔Hcは、必ずしも複数形成される必要はない。
また、第3排水孔Hcは第3仕切部材35の側面352に形成されている。しかし、第3排水孔Hcは、第3仕切部材35の底面351に形成されてもよい。例えば、第3排水孔Hcは、図17に示される第2排水孔Hbと同様の態様で形成されてもよい。なお、第3排水孔Hcが底面351に形成される場合には、第2排水路WP2において、第3排水孔Hcと支柱23の水路23aとを連通するホースや配管を配置してもよい。
(5−17)変形例17
第3排水孔Hcについては、必ずしも必要ではなく、省略されてもよい。
(5−18)変形例18
上記実施形態においては、第3仕切部材35には、第1仕切部材29の第1排水孔Haに相当する排水孔が形成されていなかった。しかし、第3仕切部材35においても、底面351に第1排水孔Haと同様の排水孔が形成されてもよい。係る場合、当該排水孔を、第1排水孔Haと同様の態様で第1排水路WP1に連通させてもよいし、第2排水路WP2に連通させてもよいし、他の排水路に連通させてもよい。
(5−19)変形例19
第4仕切部材37に形成される第4排水孔Hd及び第5排水孔Heの形成態様については、必ずしも上記実施形態には限定されず、設計仕様や接地環境に応じて適宜変更が可能である。例えば、第4排水孔Hd及び第5排水孔Heの形状や位置については、適宜変更が可能である。例えば、第4排水孔Hdは、必ずしも第4仕切部材37の各辺に沿って形成される必要はない。具体的に、一部又は全ての第4排水孔Hdは、第4排水孔Hdの側面372から離れて形成されてもよい。
また、第5排水孔Heは、必ずしも第4仕切部材37の四隅に相当する部分に形成される必要はない。具体的に、一部又は全ての第4仕切部材37は、第4仕切部材37の四隅に相当する部分から離れて形成されてもよい。
(5−20)変形例20
また、第4排水孔Hd及び第5排水孔Heの個数については、適宜変更が可能である。また、第4排水孔Hd及び第5排水孔Heは、必ずしも複数形成される必要はなく、第4排水孔Hd及び第5排水孔Heの一方又は双方は、1つのみ形成されてもよい。
(5−21)変形例21
また、上記実施形態では、各第4排水孔Hdが平面視で熱源側熱交換器12に重畳している場合について説明した。しかし、必ずしも全ての第4排水孔Hdが平面視で熱源側熱交換器12に重畳している必要はない。また、第4排水孔Hdについては、平面視において熱源側熱交換器12に少なくとも部分的に重畳していればよい。また、第4排水孔Hdは、必ずしも平面視で熱源側熱交換器12に重畳している必要はない。すなわち、第4排水孔Hdは、で熱源側熱交換器12の真上から外れる位置に配置されていてもよい。
(5−22)変形例22
また、第4排水孔Hdについては必ずしも必要ではなく、適宜省略が可能である。係る場合、第4仕切部材37上に送られた水は、熱源側熱交換器12に落下する代わりに第4仕切部材37上に溜められる。すなわち、係る場合、第4仕切部材37は、放出口72から放出される水を溜める容器としても機能する。これに関連して、熱源側熱交換器12の上方空間を利用して水を溜めることが可能となる。
(5−23)変形例23
上記実施形態においては、第5排水孔Heは第4仕切部材37の側面372に形成されている。しかし、第5排水孔Heは、第3仕切部材35の底面351に形成されてもよい。例えば、第5排水孔Heは、図17に示される第2排水孔Hbと同様の態様で形成されてもよい。なお、第5排水孔Heが底面351に形成される場合には、第2排水路WP2において、第5排水孔Heと支柱23の水路23aとを連通するホースや配管を配置してもよい。
(5−24)変形例24
上記実施形態においては、水路23aは支柱23の内部に形成されている。しかし、水路23aの形成態様については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、水路23aは、支柱23の表面に形成されてもよい。係る場合、水路23aは、支柱23の表面に形成された溝として形成されてもよい。
(5−25)変形例25
上記実施形態においては、一部の支柱23に水路23aが形成されているが、水路23aが形成される支柱の数については適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態では3つの支柱23に水路23aが形成されているが、1又は2の支柱23に水路23aが形成されてもよい。また、全ての支柱23に水路23aが形成されるようにしてもよい。
(5−26)変形例26
第1排水路WP1及び第2排水路WP2の一方/双方については適宜省略されてもよい。係る場合、第1排水孔Ha、第2排水孔Hb又は第3排水孔Hcを、第1排水路WP1、第2排水路WP2、又は第3排水路WP3に、直接連通させてもよいし、流路形成部材を用いて連通させてもよい。
また、空気調和機100において、第1排水路WP1、第2排水路WP2及び第3排水路WP3以外の排水路が構成されてもよい。
(5−27)変形例27
上記実施形態においては、空気調和機100において複数の空間(SP1−SP6)が形成される場合について説明した。しかし、第1空間SP1、第2空間SP2、第3空間SP3、第4空間SP4、第5空間SP5及び第6空間SP6以外の空間が形成されてもよい。また、いずれかの空間については適宜省略されてもよい。係る場合、省略される空間に配置される機器については、他の空間に適宜配置されればよい。
(5−28)変形例28
上記実施形態では、利用側熱交換器13が熱源側熱交換器12の下方に配置されている。しかし、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12の配置態様については必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12は、水平方向に並ぶように配置されてもよい。また、利用側熱交換器13と熱源側熱交換器12の位置が入れ替えられてもよい。すなわち、利用側熱交換器13が熱源側熱交換器12の上方に配置されてもよい。係る場合、各排水路WP1、WP2、WP3の形成態様並びに排水路を形成する部材の配置態様については適宜変更されればよい。
(5−29)変形例29
熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13の構成態様については、必ずしも上記実施形態には限定されない。例えば、熱源側熱交換器12及び/又は利用側熱交換器13に含まれる熱交換面ESの数については適宜変更可能であり、3以下であってもよいし、5以上であってもよい。また、熱源側熱交換器12及び/又は利用側熱交換器13は、熱交換面ESを1つのみ含むように構成されていてもよい。
また、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、必ずしも2つの熱交換部EPを有している必要はない。例えば、熱源側熱交換器12及び/又は利用側熱交換器13は、単一の熱交換部EPを有していてもよいし、3以上の熱交換部EPを有していてもよい。
また、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、必ずしも平面視において略矩形である必要はない。例えば、熱源側熱交換器12及び/又は利用側熱交換器13は、平面視において、略U字状、略V字状、又は略I字状を呈するように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、本体ケーシング20の周の長さの50パーセント以上を占めている。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、熱交換面ESの高さを抑える観点によれば、係る態様で構成されることが好ましい。しかし、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、必ずしも係る態様で構成される必要はない。
(5−30)変形例30
上記実施形態において、送水路形成部材70は、本体ケーシング20の一角部分に配置されている。しかし、送水路形成部材70の配置態様に関しては、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。例えば送水路形成部材70は、各仕切部材29、31、35、37と側面パネル21との間に配置されてもよい。
(5−31)変形例31
上記実施形態における空気調和機100は、正サイクル運転及び逆サイクル運転を行うように構成されている。しかし、空気調和機100は、必ずしも係る態様で構成される必要はない。すなわち、空気調和機100は、正サイクル運転及び逆サイクル運転の一方のみを行う装置として構成されてもよい。係る場合、四路切換弁11については適宜省略されてもよい。
(5−32)変形例32
上記実施形態では、第1仕切部材29に切欠形成部30が形成されている。しかし、係る切欠形成部30については、必ずしも形成される必要はない。また、第3仕切部材35の切欠形成部36についても、必ずしも形成される必要はない。また、第2仕切部材31の切欠形成部についても、必ずしも形成される必要はない。
(5−33)変形例33
上記実施形態では、第4仕切部材37が、ポンプによって送水される水を受ける水受部材として機能している。なお、ポンプによって送水される水を受ける水受部材については、水を受けることが可能な部材である限り特に限定されず、例えば板状或いは箱状の部材や、水を一時的に溜めることが可能な容器等であってもよい。
(6)
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
本開示は、空気調和装置に利用可能である。
10 :圧縮機
11 :四路切換弁(流路切換機構)
12 :熱源側熱交換器(第2熱交換器)
13 :利用側熱交換器(第1熱交換器)
14 :膨張機構
15 :熱源側ファン(第2ファン)
17 :利用側ファン(第1ファン)
18 :コントローラ
19 :電装品箱
20 :本体ケーシング(ケーシング)
21 :側面パネル
23 :支柱
23a :水路
25 :底板
27 :天板
28 :吹出口パネル
28a :吹出口
29 :第1仕切部材(第1水受部材)
31 :第2仕切部材
35 :第3仕切部材(第3水受部材)
37 :第4仕切部材(第2水受部材)
40 :タンク
40a :入口
50 :水受部材(第1水受部材)
50a :排出孔(排水孔)
60 :ポンプ
61 :吸込口
62 :吐出口
70 :送水路形成部材(流路形成部材)
70a :送水路
71 :流入口
72 :放出口
80 :支持部材
81 :外延部
90 :キャスタ
100 :空気調和機
281 :フラップ
501 :縁部(排出流路形成部)
AFa :熱源側空気流(第2空気流)
AFb :利用側空気流(第1空気流)
EP :熱交換部
ES(ES1、ES2):熱交換面(第1熱交換面/第2熱交換面)
H1―H3:第1開口―第3開口
Ha :第1排水孔
Hb :第2排水孔
Hc :第3排水孔
Hd :第4排水孔(排水孔)
He :第5排水孔(排水孔)
M1 :ベルマウス
P1―P6 :第1配管―第6配管
RC :冷媒回路
S1、S2:スリット
SP1―SP2:第1空間―第6空間
WP1 :第1排水路(排出流路)
WP2、WP2´:第2排水路
WP3 :第3排水路
特開平10−281496号公報

Claims (11)

  1. 屋外に設置される空気調和装置(100)であって、
    冷媒を圧縮する圧縮機(10)と、
    冷媒を蒸発させる第1熱交換器(13)と、
    冷媒を凝縮又は放熱させる第2熱交換器(12)と、
    前記第1熱交換器を通過する第1空気流(AFb)を生成する第1ファン(17)と、
    前記第2熱交換器を通過する第2空気流(AFa)を生成する第2ファン(15)と、
    前記圧縮機、前記第1熱交換器、前記第2熱交換器、及び前記第2ファンを収容するケーシング(20)と、
    前記第1熱交換器の下方に配置されるポンプ(60)と、
    前記ポンプに接続され、前記ポンプによって送られる水の流路(70a)を形成する流路形成部材(70)と、
    前記第1熱交換器の下方に配置され、水を受ける第1水受部材(29、50)と、
    を備え、
    前記ポンプは、前記第1水受部材に溜まる水を、前記流路形成部材を介して、前記第1熱交換器の下端の鉛直方向における位置、よりも高い位置へ送る、
    空気調和装置(100)。
  2. 前記ポンプは、前記第1水受部材に溜まる水を前記第2熱交換器へ送る、
    請求項1に記載の空気調和装置(100)。
  3. 前記流路形成部材から放出される水を受ける第2水受部材(37)をさらに備え、
    前記第2水受部材は、前記第2熱交換器の上方に配置され、平面視で前記第2熱交換器に重畳するように配置される、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置(100)。
  4. 前記第2水受部材には、複数の排水孔(Hd)が形成される、
    請求項3に記載の空気調和装置(100)。
  5. 前記第1水受部材に溜まった水を外部へ排出する排出流路(WP1)を形成する排出流路形成部(501)をさらに備え、
    前記排出流路の一端は、前記ポンプの吸込口(61)よりも高い位置で前記第1水受部材上の空間に連通する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  6. 水を溜めるタンク(40)をさらに備え、
    前記排出流路の他端は、前記タンクに連通する、
    請求項5に記載の空気調和装置(100)。
  7. 前記第2熱交換器の下方に配置され、水を受ける第3水受部材(35)をさらに備える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  8. 前記第1熱交換器は、前記第1空気流が通過する第1熱交換面(ES)を3つ以上含み、平面視において各前記第1熱交換面の長手方向の長さの合計がケーシングの周の長さの50パーセント以上を占める、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  9. 前記流路形成部材の放出口(72)は、前記第2熱交換器の上端以上の高さに配置され、
    前記第2熱交換器は、前記第1熱交換器の上方に配置され、前記第2空気流が通過する第2熱交換面(ES)を3つ以上含み、平面視において各前記第2熱交換面の長手方向の長さの合計がケーシングの周の長さの50パーセント以上を占める、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  10. 前記ポンプは、前記ケーシングに脱着可能に固定される、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  11. 前記第1熱交換器を蒸発器として機能させるとともに前記第2熱交換器を凝縮器若しくは放熱器として機能させる第1状態、又は前記第2熱交換器を蒸発器として機能させるとともに前記第1熱交換器を凝縮器若しくは放熱器として機能させる第2状態をとる流路切換機構(11)をさらに備え、
    前記流路切換機構は、前記第1状態及び前記第2状態の一方から他方に切り換わることで前記圧縮機から吐出される冷媒の流れ方向を切り換える、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
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