JP2020003161A - 空気調和装置 - Google Patents

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康介 森本
Kosuke Morimoto
康介 森本
拓也 上総
Takuya Kamifusa
拓也 上総
健太 堤
Kenta Tsutsumi
健太 堤
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Abstract

【課題】結露水の処理が良好になされることを促進する空気調和装置を提供する。【解決手段】空気調和機100は、屋外に設置される空気調和装置であって、冷媒を圧縮する圧縮機10と、冷媒を蒸発させる利用側熱交換器13と、冷媒を凝縮又は放熱させる利用側熱交換器13と、圧縮機10、利用側熱交換器13、及び熱源側熱交換器12を収容する本体ケーシング20と、利用側熱交換器13の下方に配置され水を受ける第1仕切部材29と、を有している。第1仕切部材29には、複数の第1排水孔Haが形成されている。【選択図】図10

Description

本開示は、空気調和装置に関する。
従来、例えば特許文献1(特開平10−281496号公報)に開示されるように、圧縮機、蒸発器及び凝縮器が共通のケーシング内に収容された空気調和装置が知られている。
特許文献1に開示される空気調和装置では、結露水を溜めるドレンタンクの上方に、蒸発器から落下する結露水を受けるドレンパンが配置されている。係る態様でドレンパンが配置される場合、設置態様やドレンパンの構成態様によっては、ドレンパン上の水が想定通りに排水されずに想定外の部分からドレンパン外へ排出することが懸念される。結露水の処理が良好になされることを促進する空気調和装置を提供する。
第1観点に係る空気調和装置は、屋外に設置される空気調和装置であって、圧縮機と、第1熱交換器と、第2熱交換器と、ケーシングと、第1ドレンパンと、を備える。圧縮機は、冷媒を圧縮する。第1熱交換器は、冷媒を蒸発させる。第2熱交換器は、冷媒を凝縮又は放熱させる。ケーシングは、圧縮機、第1熱交換器、及び第2熱交換器を収容する。第1ドレンパンは、第1熱交換器の下方に配置される。第1ドレンパンは、水を受ける。第1ドレンパンには、複数の排水孔が形成されている。
これにより、第1ドレンパン上の水が、複数の排水孔を介して排出される。その結果、第1ドレンパンからの良好な排水が促進される。
ここでの「屋外」は、少なくとも一部が屋外に開放している空間であり、屋根や壁の有無については特に限定されない。
なお、ケーシングは、支柱と、底板と、天板と、を有していることが好ましい。
第2観点に係る空気調和装置は、第1観点に係る空気調和装置であって、第1ドレンパンは、底面及び側面を含む。排水孔は、底面に形成される。排水孔は、平面視において、第1ドレンパンの一辺の近傍に位置する。又は排水孔は、平面視において、第1ドレンパンの一辺の近傍及び他の一辺の近傍に位置する。これにより、第1ドレンパンからの良好な排水がさらに促進される。なお、一辺及び他の一辺の近傍のそれぞれにおいて少なくとも一つの排水孔が配置されていればよい。
ここでの「一辺の近傍」は、ドレンパンの他辺よりも一辺に近い部分であり、平面視において一辺から所定範囲の部分である。例えば「一辺の近傍」は、平面視において、一辺から一辺の長さの4分の1以内の範囲の部分である。
第3観点に係る空気調和装置は、第1観点又は第2観点に係る空気調和装置であって排水孔は、平面視において、第1ドレンパンの各辺に沿って配置される。これにより、
水が第1ドレンパンの特定箇所に滞留しにくくなる。
第4観点に係る空気調和装置は、第1観点から第3観点のいずれかに係る空気調和装置であって、排水孔は、平面視において第1熱交換器に重畳する。これにより、第1熱交換器から落下する水が排水孔を介して排出されることがさらに促進される。
なお、排水孔は、平面視において第1熱交換器に完全に重畳している必要はなく、少なくとも部分的に重畳していればよい。
第5観点に係る空気調和装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係る空気調和装置であって、ガイド部材をさらに備える。ガイド部材は、排水孔の下方に配置される。ガイド部材は、傾斜部を有する。傾斜部は、排水孔から流出する水を1以上の部分に集中させる。これにより、排水孔から排出される水を所定の空間に導くことが容易に可能となる。ここでの「所定の空間」は、特に限定されないが、例えば外部空間や、ホース、配管又はタンク内の空間等である。
第6観点に係る空気調和装置は、第1観点から第5観点のいずれかに係る空気調和装置であって、第1ドレンパンは、排水孔へ水が導かれるように、少なくともその一部が傾斜している。これにより、排水孔から排出される水を所定の空間に導くことが容易に可能となる。ここでの「所定の空間」は、特に限定されないが、例えば外部空間や、ホース、配管又はタンク内の空間等である。
第7観点に係る空気調和装置は、第1観点から第6観点のいずれかに係る空気調和装置であって、ケーシングは、支柱をさらに含む。支柱の内部又は表面には、排水路が形成されている。排水路は、排水孔又は第1ドレンパン上の空間と連通する。これにより、第1ドレンパンからの排水が良好になされることがさらに促進される。例えば、第1ドレンパン上の水位が所定値以上となった場合に、第1ドレンパン上の水を、支柱内部の排水路を介して、排出先の空間へ導くことが可能となる。ここでの「排出先の空間」は特に限定されないが、例えば、外部空間や結露水を溜めるタンク内の空間等である。
第8観点に係る空気調和装置は、第1観点から第7観点のいずれかに係る空気調和装置であって、タンクをさらに備える。タンクは、第1ドレンパンの下方に配置される。タンクは、排水孔から流出する水を溜める。これにより、第1ドレンパン上の水を、排水孔を介してタンクに送って溜めることが可能となる。よって、結露水の処理が良好になされることがさらに促進される。
第9観点に係る空気調和装置は、第1観点から第8観点のいずれかに係る空気調和装置であって、第2ドレンパンと、連通路形成部材と、をさらに備える。第2熱交換器は、第1熱交換器の上方又は下方に配置される。第2ドレンパンは、第2熱交換器の下方に配置される。連通路形成部材は、連通路を形成する。連通路は、第2ドレンパン上の空間に連通するとともに、第1ドレンパン上の空間に連通する。これにより、第2ドレンパン上の結露水を第1ドレンパンへ導くことが可能となる。
第10観点に係る空気調和装置は、第1観点から第9観点のいずれかに係る空気調和装置であって、流路切換機構をさらに備える。流路切換機構は、第1状態又は第2状態をとる。第1状態は、第1熱交換器を蒸発器として機能させるとともに第2熱交換器を凝縮器若しくは放熱器として機能させる状態である。第2状態は、第2熱交換器を蒸発器として機能させるとともに第1熱交換器を凝縮器若しくは放熱器として機能させる状態である。流路切換機構は、第1状態及び第2状態の一方から他方に切り換わることで圧縮機から吐出される冷媒の流れ方向を切り換える。これにより、冷房運転及び暖房運転の切換えが可能となる。よって、夏季又は冬季のみならず多シーズンで利用することが可能となる。
空気調和機の斜視図。 空気調和機において構成される冷媒回路の概略構成図。 空気調和機の側面パネル、吹出口パネル及び一の支柱を外した状態を示した斜視図。 空気調和機の構成態様を概略的に示した模式図。 タンク及び水受部材を概略的に示した模式図。 平面視における熱源側熱交換器又は利用側熱交換器の模式図。 平面視における第1仕切部材の模式図。 平面視における第3仕切部材の模式図。 支柱において形成される水路の第2排水孔又は第3排水孔との連通部分を示した模式図。 空気調和機内において形成される排水路の模式図。 変形例1に係る第1仕切部材を有する場合の排水態様について示した模式図。 変形例4に係る第1排水孔の形成態様について示した模式図。 変形例5に係る流路形成部材について示した模式図。 変形例8に係る第2排水路の形成態様について示した模式図。 変形例12に係る第2排水孔の形成態様について示した模式図。
以下、本開示の一実施形態に係る空気調和機100(空気調和装置)について説明する。なお、以下の実施形態は、具体例であって、技術的範囲を限定するものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、以下の説明において、上、下、左、右、前、後といった方向を示す語句を用いているが、これらの方向は、特にことわりのない限り、図1、図3及び図6に示す方向を意味する。なお、以下の実施例における左右及び/又は前後については適宜反転させてもよい。
(1)空気調和機100の概要
図1は、空気調和機100の斜視図である。空気調和機100は、主に屋外に設置され、空気調和を行う装置である。なお、ここでの「屋外」は、少なくとも一部が屋外に開放している空間であり、屋根や壁の有無については特に限定されない。空気調和機100は、可搬式の空気調和装置であり、人手で移動可能に構成されている。空気調和機100は、使用場所において地面や設置台に設置される。
空気調和機100は、図2に示されるような冷媒回路RCを含む。空気調和機100は、冷媒回路RCにおいて蒸気圧縮冷凍サイクルを行い、例えば正サイクル運転や逆サイクル運転等の各種運転を行う。空気調和機100は、正サイクル運転時には、外気を取り込んで冷却及び/又は除湿して吹出口28aから吹き出す。空気調和機100は、逆サイクル運転時には、外気を取り込んで加熱して吹出口28aから吹き出す。冷媒回路RCにおいて用いられる冷媒は、設計仕様や設置環境に応じて選定され特に限定されないが、例えば、R452B(R32: 67.0wt%、R125:7.0wt%, R1234yf:26.0%)、R410A(R32:50wt%, R125:50wt%)、R32(R32:100wt%)、R32混合冷媒、R454B(R32: 72.5wt%, R1234yf:27.5%)、HFO混合冷媒(HFO-1123: 45.0wt%, R32:55.0wt%)、HFO混合冷媒(HFO-1123: 40.0wt%, R32:60.0wt%)、又はCO冷媒等である。
(1−1)空気調和機100に含まれる機器
図2は、空気調和機100において構成される冷媒回路RCの概略構成図である。図2において、二点鎖線矢印は、後述の熱源側空気流AFa又は利用側空気流AFbを示している。空気調和機100は、冷媒回路RCを構成する機器として、主として、複数の冷媒配管(第1配管P1−第6配管P6)、圧縮機10、四路切換弁11、熱源側熱交換器12、利用側熱交換器13、及び膨張機構14等を有している。なお、冷媒回路RCの構成態様については、設計仕様や設置環境に応じて適宜変更が可能である。具体的に、冷媒回路RCにおいては、図2に示される機器、に代えて/とともに、例えばレシーバ、アキュームレータ、又は弁等の他の機器が配置されていてもよい。
第1配管P1は、利用側熱交換器13の一端と、四路切換弁11の第1ポート11aと、を接続する。第2配管P2は、四路切換弁11の第2ポート11bと、圧縮機10の吸入ポートと、を接続する。第3配管P3は、圧縮機10の吐出ポートと、四路切換弁11の第3ポート11cと、を接続する。第4配管P4は、四路切換弁11の第4ポート11dと、熱源側熱交換器12の一端と、を接続する。第5配管P5は、熱源側熱交換器12の他端と、膨張機構14の一端と、を接続する。第6配管P6は、膨張機構14の他端と、利用側熱交換器13の他端と、を接続する。なお、各冷媒配管(P1―P6)は、単一の配管で構成されてもよいし、継手等を介して複数の配管が接続されることで構成されてもよい。
圧縮機10は、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。本実施形態では、圧縮機10は、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素が圧縮機モータ(図示省略)によって回転駆動される密閉式構造を有している。
四路切換弁11は、冷媒回路RCにおける冷媒の流れを切り換えるための流路切換機構である。四路切換弁11は、4つのポート(11a―d)を有しており、通電状態を切り換えられることで流路を切り換えられる。具体的に、四路切換弁11は、正サイクル状態と、逆サイクル状態と、を切り換えられる。正サイクル状態は、図2の四路切換弁11の実線で示される状態である。正サイクル状態は、第1ポート11aと第2ポート11bとを連通させ、第3ポート11cと第4ポート11dとを連通させる状態である。正サイクル状態は、利用側熱交換器13を蒸発器として機能させるとともに熱源側熱交換器12を凝縮器若しくは放熱器として機能させる状態である。逆サイクル状態は、図2の四路切換弁11の破線で示される状態である。逆サイクル状態は、第1ポート11aと第3ポート11cとを連通させ、第2ポート11bと第4ポート11dとを連通させる状態である。逆サイクル状態は、熱源側熱交換器12を蒸発器として機能させるとともに利用側熱交換器13を凝縮器若しくは放熱器として機能させる状態である。四路切換弁11は、正サイクル状態及び逆サイクル状態の一方から他方に切り換わることで圧縮機10から吐出される冷媒の流れ方向を切り換える。
なお、四路切換弁11に代えて、複数の電磁弁及び/又は電子膨張弁を流路切換機構として配置してもよい。係る場合、各弁の開閉状態を個別に切り換えることで正サイクル状態又は逆サイクル状態が形成されるようにしてもよい。
熱源側熱交換器12は、冷媒と外気とを熱交換させる熱交換器である。ここでの外気は、後述する熱源側空気流AFaである。熱源側熱交換器12は、正サイクル運転時には冷媒を凝縮させる凝縮器又は放熱させる放熱器として機能し、逆サイクル運転時には冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する。
利用側熱交換器13は、冷媒と外気とを熱交換させる熱交換器である。ここでの外気は、後述する利用側空気流AFbである。利用側熱交換器13は、正サイクル運転時には冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、逆サイクル運転時には冷媒を凝縮させる凝縮器又は放熱させる放熱器として機能する。
膨張機構14は、冷凍サイクルにおける高圧の冷媒を低圧になるまで減圧する機構である。本実施形態において、膨張機構14は、開度制御が可能な電子膨張弁である。但し、膨張機構14については、必ずしも電子膨張弁である必要ない。例えば、キャピラリ・チューブを膨張機構14として用いてもよい。また、例えば冷媒の温度や圧力の変化に応じて開度が変化する機械式膨張弁を、膨張機構14として用いてもよい。
また、空気調和機100は、空気流を生成する熱源側ファン15及び利用側ファン17を有している。
熱源側ファン15は、熱源側空気流AFaを生成する。熱源側空気流AFaは、空気調和機100外から空気調和機100内へ流入して熱源側熱交換器12を通過する空気の流れである。熱源側空気流AFaは、熱源側熱交換器12を流れる冷媒の冷却源又は加熱源であり、熱源側熱交換器12を通過する際に熱源側熱交換器12内の冷媒と熱交換を行う。熱源側ファン15は、熱源側ファンモータ(図示省略)を含み、熱源側ファンモータに連動して駆動する。本実施形態において、熱源側ファン15は、プロペラファンである。但し、熱源側ファン15は、例えばシロッコファンやターボファン等の他のファンであってもよい。
利用側ファン17は、利用側空気流AFbを生成する。利用側空気流AFbは、空気調和機100外から空気調和機100内へ流入して利用側熱交換器13を通過する空気の流れである。利用側空気流AFbは、利用側熱交換器13を流れる冷媒の加熱源又は冷却源であり、利用側熱交換器13を通過する際に利用側熱交換器13内の冷媒と熱交換を行う。利用側ファン17は、利用側ファンモータ(図示省略)を含み、利用側ファンモータに連動して駆動する。本実施形態において、利用側ファン17は、ターボファンである。但し、利用側ファン17は、他のファンであってもよく、シロッコファンでもよい。また、例えば、利用側ファン17は、例えば軸流ファン等の遠心ファン以外のファンであってもよい。
また、空気調和機100には、冷媒回路RC内の冷媒の状態や外気の状態を検出するためのセンサが配置されている(図示省略)。ここでのセンサは、例えば、冷媒の温度又は圧力等を検出するためのセンサである。また、ここでのセンサは、例えば、外気の温度又は湿度等を検出するためのセンサである。また、ここでのセンサは、例えばサーミスタ又は熱電対等の温度センサ、圧力センサ、及び/又は湿度センサ等である。
また、空気調和機100は、各機器(10、11、15、17等)の動作又は状態を制御するコントローラ18を有している。コントローラ18は、CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータや、各種電気部品を含んでいる。コントローラ18は、空気調和機100に含まれる各機器やセンサと電気的に接続されており、互いに信号の入出力を行う。また、コントローラ18は、ユーザがコマンドを入力する入力部(図示省略)と通信可能に構成されており、制御信号等の送受信を行う。コントローラ18は、電装品箱19に収容されている。なお、コントローラ18の一部/全部は、必ずしも本体ケーシング20内に収容される必要はなく本体ケーシング20外に配置されてもよい。また、コントローラ18の一部/全部は、空気調和機100と通信可能に構成された遠隔地に配置されてもよい。すなわち、空気調和機100は、遠隔制御可能に構成されてもよい。
(1−2)冷媒回路RCにおける冷媒の流れ
以下、冷媒回路RCにおける冷媒の流れについて説明する。ここで、冷凍サイクルにおける低圧は、圧縮機10に吸入される冷媒の圧力(吸入圧力)であり、冷凍サイクルにおける高圧は、圧縮機10から吐出される冷媒の圧力(吐出圧力)である。
冷房運転や除湿運転等の正サイクル運転が行われる場合には、四路切換弁11が正サイクル状態に制御される。正サイクル運転が開始されると、冷媒が圧縮機10に吸入されて圧縮された後に吐出される。圧縮機10から吐出された冷媒は、熱源側熱交換器12に流入する。熱源側熱交換器12に流入した冷媒は、熱源側熱交換器12において、熱源側空気流AFaと熱交換を行って凝縮又は放熱する。熱源側熱交換器12から流出した冷媒は、膨張機構14に流入して冷凍サイクルにおける低圧になるまで減圧された後、利用側熱交換器13に流入する。利用側熱交換器13に流入した冷媒は、利用側空気流AFbと熱交換を行って蒸発し、利用側熱交換器13から流出する。利用側熱交換器13から流出した冷媒は、再び圧縮機10に吸入される。
暖房運転等の逆サイクル運転が行われる場合には、四路切換弁11が逆サイクル状態に制御される。逆サイクル運転が開始されると、冷媒が圧縮機10に吸入されて圧縮された後に吐出される。圧縮機10から吐出された冷媒は、利用側熱交換器13に流入して、利用側空気流AFbと熱交換を行って凝縮又は放熱する。利用側熱交換器13から流出した冷媒は、膨張機構14に流入し冷凍サイクルにおける低圧になるまで減圧された後、熱源側熱交換器12に流入する。熱源側熱交換器12に流入した冷媒は、熱源側空気流AFaと熱交換を行って蒸発する。熱源側熱交換器12から流出した冷媒は、再び圧縮機10に吸入される。
(2)空気調和機100の詳細
(2−1)構成態様
空気調和機100は、各機器を収容する本体ケーシング20を有している。
(2−1−1)本体ケーシング20
本体ケーシング20は、空気調和機100の外郭を構成する。本体ケーシング20は、平面視で略矩形を呈している。換言すると、本体ケーシング20は、平面視で多角形を呈している。本体ケーシング20は、略直方体状を呈している。本体ケーシング20は、前後方向及び左右方向の寸法よりも上下方向の寸法のほうが大きい。本体ケーシング20の寸法は、設計仕様や設置環境に応じて適宜設定される。本実施形態において、本体ケーシング20の前後方向及び左右方向の寸法は500mmであり、上下方向の寸法は1600mmである。言い換えると、本体ケーシング20は、上下方向の寸法が、前後方向及び左右方向の寸法の3倍以上である。
本体ケーシング20は、各冷媒配管(P1−P6)、圧縮機10、四路切換弁11、熱源側熱交換器12、利用側熱交換器13、膨張機構14、熱源側ファン15、利用側ファン17及び電装品箱19等の機器を収容する。すなわち、空気調和機100では、熱源側の機器と、利用側の機器と、が共通のケーシングに収容されている。ここでの熱源側の機器は、圧縮機10、熱源側熱交換器12、及び熱源側ファン15等である。また、利用側の機器は、利用側熱交換器13及び利用側ファン17等である。本体ケーシング20は、複数の側面パネル21と、複数の支柱23と、底板25と、天板27と、複数の吹出口パネル28と、を有している。
本体ケーシング20は、側面パネル21を8つ有している。側面パネル21は、空気調和機100の側面を構成する部分である。本実施形態において、本体ケーシング20は、各側面において、上下一対の側面パネル21を有している。すなわち、本体ケーシング20は、前後左右の側面において、2つの側面パネル21を有している。具体的に、本体ケーシング20の前面、後面、左側面及び右側面のそれぞれにおいて、側面パネル21は吹出口パネル28を挟んで上下に配置されている。側面パネル21は、本体ケーシング20内に収容される各機器(10―15、P1−P6等)を側方から囲う。側面パネル21は、後述の各仕切部材に螺着固定される。
熱源側熱交換器12の側方を囲う側面パネル21には、スリットS1が多数形成されている。係るスリットS1を介して、熱源側空気流AFaが本体ケーシング20内に流入する。すなわち、スリットS1は、熱源側空気流AFaを空気調和機100内に取り込む吸込口として機能する。また、利用側熱交換器13の側方を囲う側面パネル21には、スリットS2が多数形成されている。係るスリットS2を介して、利用側空気流AFbが本体ケーシング20内に流入する。すなわち、スリットS2は、利用側空気流AFbを空気調和機100内に取り込む吸込口として機能する。
本体ケーシング20は、支柱23を4つ有している。支柱23は、鉛直方向に延び、空気調和機100を支える柱である。本実施形態においては、本体ケーシング20の四隅に相当する部分のそれぞれに、支柱23が配置されている。各支柱23は、前面及び左側面、左側面及び後面、後面及び右側面、又は、右側面及び前面に配置される各側面パネル21間で、空気調和機100の下端近傍から上端近傍まで鉛直方向に沿って延びている。支柱23は、隣接する側面パネル21の水平方向の端部を螺着固定される。支柱23の内部には、鉛直方向に沿って延びる空間が形成されている。係る空間は、本体ケーシング20内から水を排出する水路23aして機能する。なお、本実施形態においては、後述する切欠形成部30又は36に最も近接する支柱23においては、係る水路23aは形成されない。水路23aの詳細については後述する。
底板25は、本体ケーシング20の底部を構成する部材である。底板25は、平面視において略矩形を呈している。底板25は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着されている。底板25は、上面側において圧縮機10を載置され支持する。底板25の下面側においてキャスタ90が固定具を介して回転可能に固定されている。
天板27は、本体ケーシング20の天面を構成する部材である。天板27は、平面視において略矩形を呈している。天板27は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着されている。天板27の中央には第1開口H1が形成されている。係る第1開口H1は、熱源側空気流AFaの吹出口として機能する。天板27は、第1開口H1に熱源側空気流AFaを整流するベルマウスM1(図3参照)を接続されている。また、天板27は、第1開口H1において、異物の侵入を抑制する格子を有している。
本体ケーシング20は、吹出口パネル28を4つ有している。吹出口パネル28は、利用側空気流AFbの吹出口28aを形成する部材である。本実施形態においては、本体ケーシング20の前面、後面、左面及び右面のそれぞれに吹出口パネル28が配置されている。各吹出口パネル28は、側面視において、略矩形を呈している。吹出口パネル28には側面視で略長方形の開口が形成されており、係る開口が利用側空気流AFbの吹出口28aとして機能する。吹出口パネル28には、吹出口28aを開閉するフラップ281が回動自在に配置されている。
(2−1−2)仕切部材29、31、35、37
図3は、空気調和機100の側面パネル21、吹出口パネル28及び一の支柱23を外した状態を示した斜視図である。図4は、空気調和機100の構成態様を概略的に示した模式図である。図4において二点鎖線矢印は熱源側空気流AFa又は利用側空気流AFbを示している。
空気調和機100は、本体ケーシング20内において、複数の仕切部材を有している。具体的に、本体ケーシング20内には、下から上に向かって順に第1仕切部材29と、第2仕切部材31と、第3仕切部材35と、第4仕切部材37と、が配置されている。
第1仕切部材29は、利用側熱交換器13の下方に配置される。第1仕切部材29は、平面視において略矩形の板状部材である。第1仕切部材29は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着固定されている。第1仕切部材29は、利用側熱交換器13を載置され支持する。また、第1仕切部材29は、上方から落下する水を受ける水受け部材として機能する。すなわち、第1仕切部材29は、利用側熱交換器13を支持する機能と、利用側熱交換器13から落下する結露水を受けるドレンパンとしての機能と、を有している。第1仕切部材29は、平面視で略矩形の底面291を有している(図7参照)。第1仕切部材29は、底面291において、上方から落下する水を受ける。底面291の外縁部分は、立ち上がっており第1仕切部材29の側面292を構成する。側面292は、底面291上の水が外周方向に落下することを抑制する。第1仕切部材29は、親水性又は疎水性を有する材質で構成されている、又は当該材質でコーティングされている。第1仕切部材29には、第1仕切部材29上の水を排出する第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbが形成されている。第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの詳細については後述する。
なお、第1仕切部材29は、四隅に相当する部分の一つに切欠きが形成されている(図7参照)。換言すると、第1仕切部材29は、四隅に相当する部分の一つに、切欠きを形成する切欠形成部30を有している。係る切欠形成部30と、当該切欠形成部30に最も近い支柱23と、の間において空間24aが形成されている。当該空間24aにおいては、鉛直方向に沿って延びる配管やケーブル等が設置される。例えば、空間24aにおいては、利用側熱交換器13まで延びる第1配管P1や第6配管P6等が設置される。また、空間24aにおいては、例えば熱源側熱交換器12まで延びる第4配管P4や第5配管P5等が設置される。また、空間24aにおいては、例えば利用側ファン17や熱源側ファン15まで延びる電気配線等が設置される。なお、係る切欠形成部30には、利用側熱交換器13の伝熱管Pを支持するための管板が含まれていてもよい。
第2仕切部材31は、利用側熱交換器13の上方に配置される。第2仕切部材31は、平面視において略矩形を呈している。第2仕切部材31は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着固定されている。第2仕切部材31の中央には第2開口H2が形成されている(図4参照)。係る第2開口H2は、利用側空気流AFbが流れる流路を形成する。換言すると、第2仕切部材31は、平面視において第2開口H2を囲う板状の部材である。第2仕切部材31は、平面視において利用側熱交換器13と重畳する。平面視において、利用側熱交換器13の上面部分は、第2仕切部材31によって覆われる。
なお、第2仕切部材31は、四隅に相当する部分の一つに、切欠形成部30と同様の切欠形成部が形成されている。係る切欠形成部と、当該切欠形成部に最も近い支柱23と、の間において空間24aと同様の空間が形成されている。
第3仕切部材35は、熱源側熱交換器12の下方に配置される。第3仕切部材35は、熱源側熱交換器12を載置され支持する。第3仕切部材35は、平面視において略矩形を呈している。第3仕切部材35は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着固定されている。また、第3仕切部材35は、上方から落下する水を受ける水受け部材として機能する。すなわち、第3仕切部材35は、熱源側熱交換器12を支持する機能と、熱源側熱交換器12から落下する結露水を受けるドレンパンとしての機能と、を有している。第3仕切部材35は、平面視で略矩形の底面351を有している。底面351の外縁部分は、立ち上がっており第3仕切部材35の側面352(図8参照)を構成する。第3仕切部材35は、親水性又は疎水性を有する材質で構成されている、又は当該材質でコーティングされている。第3仕切部材35には、第3仕切部材35上の水を排出する第3排水孔Hcが形成されている。第3排水孔Hcの詳細については後述する。
なお、第3仕切部材35は、四隅に相当する部分の一つに切欠きが形成されている(図8参照)。換言すると、第3仕切部材35は、四隅に相当する部分の一つに、切欠きを形成する切欠形成部36を有している。係る切欠形成部36と、当該切欠形成部36に最も近い支柱23と、の間において空間24bが形成されている。当該空間24bにおいては、鉛直方向に沿って延びる配管やケーブル等が設置される。例えば、空間24bにおいては、熱源側熱交換器12まで延びる第4配管P4や第5配管P5等が設置される。また、空間24bにおいては、熱源側ファン15まで延びる電気配線等が設置される。なお、係る切欠形成部30には、熱源側熱交換器12の伝熱管Pを支持するための管板が含まれていてもよい。
第4仕切部材37は、熱源側熱交換器12の上方に配置される。第4仕切部材37は、平面視において略矩形を呈している。第4仕切部材37は、四隅に相当する部分を各支柱23に螺着固定されている。第4仕切部材37の中央には第3開口H3が形成されており、係る第3開口H3は熱源側空気流AFaが流れる流路を形成する(図4参照)。具体的に、第3開口H3を介して熱源側ファン15が熱源側熱交換器12側に連通している。係る第3開口H3を介して、熱源側熱交換器12を通過した熱源側空気流AFaが、熱源側ファン15の羽根車に取り込まれる。換言すると、第4仕切部材37は、平面視において第3開口H3を囲う板状の部材である。第4仕切部材37は、平面視において熱源側熱交換器12と重畳する。平面視において、熱源側熱交換器12の上面部分は、第4仕切部材37によって覆われる。第4仕切部材37は、ブラケットを介して熱源側ファン15を固定されている。第4仕切部材37は、親水性又は疎水性を有する材質で構成されている、又は当該材質でコーティングされている。
(2−1−3)タンク40、水受部材50
空気調和機100は、図5に示すようなタンク40及び水受部材50を有している(図3の二点鎖線及び図4参照)。
タンク40は、本体ケーシング20内の水を溜める。すなわち、タンク40は、本体ケーシング20内で生じた結露水や本体ケーシング20内に浸入した雨水等の水を溜める。タンク40は、第1仕切部材29の下方に位置している。タンク40は、第1仕切部材29の第1排水孔Haから流出する水を溜める。タンク40は、底板25上に着脱自在に配置されている。タンク40の天井部分には、水を流入させる入口40aが形成されている。タンク40の大きさや容量は、設計仕様や設置環境に応じて決定される。
水受部材50は、タンク40と第1仕切部材29の間に配置されている。より具体的には、水受部材50は、タンク40の上方であって第1仕切部材29の下方に配置されている。換言すると、水受部材50は、第1仕切部材29の第1排水孔Haの下方に配置されている。水受部材50は、漏斗形状を呈しており、上方から落下する水を集めて下端に形成された排出孔50aから排出するように構成されている。水受部材50は、上方から流れる水を排出孔50aに集中させる傾斜面501を複数有している。すなわち、水受部材50は、第1仕切部材29の第1排水孔Haから流出する水を集めて排出孔50aから排出するように構成されている。本実施形態では、水受部材50は、4つの傾斜面501を有している。水受部材50は、親水性又は疎水性を有する材質で構成されている、又は当該材質でコーティングされている。
(2−1−4)支持部材80
空気調和機100は、本体ケーシング20を支持する支持部材80を複数有している。ここでは、空気調和機100は、支持部材80を2つ有している。本実施形態において、支持部材80は板状の部材である。支持部材80は、底板25に螺着固定されている。支持部材80は、平面視において本体ケーシング20の底部よりも外側に位置する外延部81を有している。外延部81は、平面視において略U字状を呈する板状の部分である。外延部81は、設置状態において接地して本体ケーシング20を支持する。すなわち、支持部材80は、本体ケーシング20を支持する支持脚として機能する。また、支持部材80は、空気調和機100の転倒を抑制する転倒抑制部材として機能し、空気調和機100が衝撃や振動によって転倒することを抑制する。支持部材80の寸法や形状は、設計仕様や接地環境に応じて適宜設定される。
(2−1−5)キャスタ90
空気調和機100は、移動を補助するキャスタ90を有している。キャスタ90は、底板25の下面側において回転自在に固定されている。本実施形態では、キャスタ90の下端は、設置状態において支持部材80の外延部81よりも高く位置しており接地していない。より具体的に、空気調和機100においては、移動時に、支持部材80が取り外されること、又は支持部材80の高さが調整されることが想定されており、キャスタ90はこの時に接地する高さに配置される。なお、キャスタ90に代えて他の部材が配置されてもよい。例えば、キャスタ90に代えてキャタピラ等の他の回転体が配置されてもよい。
(2−2)空気調和機100において形成される空間
空気調和機100においては、本体ケーシング20及び各仕切部材(29、31、35、37)によって複数の空間が形成されている(図4参照)。ここでは、6つの空間が形成されている。具体的に、空気調和機100では、下から上に向かって順に第1空間SP1、第2空間SP2、第3空間SP3、第4空間SP4、第5空間SP5、第6空間SP6、が形成されている。
第1空間SP1は、底板25の下方に形成される空間である。換言すると、第1空間SP1は、底板25と設置面との間の空間である。第1空間SP1には、キャスタ90が配置される。
第2空間SP2は、底板25の上方であって第1仕切部材29の下方に位置する空間である。第2空間SP2には、圧縮機10や四路切換弁11等の機器が収容される。また、第2空間SP2には、タンク40が配置されている。また、第2空間SP2には、コントローラ18を含む電装品箱19が配置されている。第2空間SP2において、コントローラ18は、電装品箱19によって圧縮機10及びタンク40とは隔離されている。
第3空間SP3は、第1仕切部材29の上方であって第2仕切部材31の下方に位置する空間である。第3空間SP3には、利用側熱交換器13が収容される。第3空間SP3は、側面パネル21に形成されるスリットS2によって外部空間と連通している。また、第3空間SP3は、第2開口H2を介して第4空間SP4と連通している。
第4空間SP4は、第2仕切部材31の上方であって第3仕切部材35の下方に位置する空間である。第4空間SP4には、利用側ファン17が収容される。本実施形態において、利用側ファン17は、遠心ファンである。利用側ファン17は、回転軸線方向が上下方向となる姿勢で配置されている。より具体的には、第4空間SP4において、利用側空気流AFbを下方向から吸い込み遠心方向に吹き出すように配置されている。ここでは、利用側ファン17は、利用側空気流AFbを水平方向に吹き出す。
第5空間SP5は、第3仕切部材35の上方であって第4仕切部材37の下方に位置する空間である。第5空間SP5には、熱源側熱交換器12が収容される。第5空間SP5は、側面パネル21に形成されるスリットS1によって外部空間と連通している。また、第5空間SP5は、第3開口H3を介して第6空間SP6と連通している。
第6空間SP6は、第4仕切部材37の上方であって天板27の下方に位置する空間である。第6空間SP6には、熱源側ファン15が収容される。より具体的に、本実施形態において、熱源側ファン15は、軸流ファンである。熱源側ファン15は、第6空間SP6において熱源側空気流AFaを回転軸線方向の一次側から空気を吸い込み二次側に空気を吹き出すように配置されている。ここでの一次側は下方向であり、二次側は上方向である。熱源側ファン15は、第4仕切部材37に対してブラケットを介して固定されている。
(2−3)熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13の詳細について
図6は、平面視における熱源側熱交換器12又は利用側熱交換器13の模式図である。なお、図6において二点鎖線矢印は、熱源側空気流AFa又は利用側空気流AFbの流れ方向を概略的に示している。
熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、冷媒が流れる伝熱管Pと、冷媒と空気流との伝熱を促進させる伝熱フィンFと、を有する。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、伝熱管P及び伝熱フィンFで構成される熱交換面ESを複数有している。ここでは、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、熱交換面ESを主として4つ有している。熱交換面ESは、空気流が通過する面であり、空気流の流れ方向に交差して広がる。熱交換面ESにおいては、水平方向に延びる複数の伝熱管Pが鉛直方向に並べられ、鉛直方向に延びて各伝熱管に当接する伝熱フィンFが水平方向に多数並べられている。本実施形態では、熱交換面ESにおいて、伝熱管P及び伝熱フィンFは、通過する熱源側空気流AFa又は利用側空気流AFbの流れ方向に対して2列に並べられている。熱源側熱交換器12の熱交換面ESは熱源側空気流AFaが通過し、利用側熱交換器13の熱交換面ESは利用側空気流AFbが通過する。
より詳細には、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、平面視において前後方向に沿って延びる熱交換面ES1と、左右方向に沿って延びる熱交換面ES2と、を有する熱交換部EPをそれぞれ2つずつ有している。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13において、各熱交換部EPは、平面視で略L字状に構成され、他の熱交換部EPと分離している。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、2つの熱交換面ESを含む熱交換部EPを2つ有することで、主として4つの熱交換面ESを有している。
また、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、平面視において、略L字状の熱交換部EPが2つ組み合わさって略矩形を呈するように配置されている。すなわち、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、一方の熱交換部EPの熱交換面ES1が右方向に面するとともに熱交換面ES2が前方向に面し、他方の熱交換部EPの熱交換面ES1が左方向に面するとともに熱交換面ES2が後方向に面するように配置されている。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13の寸法は、要求される熱交換能力に応じて決定される。すなわち、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13の幅又は高さ等は、適宜決定される。
本実施形態において、熱源側熱交換器12は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、本体ケーシング20の周の長さの50パーセント以上を占めている。特に、熱源側熱交換器12は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、第3仕切部材35の周の長さの50パーセント以上を占めている。同様に、利用側熱交換器13は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、本体ケーシング20の周の長さの50パーセント以上を占めている。特に、利用側熱交換器13は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、第1仕切部材29の周の長さの50パーセント以上を占めている。係る態様で構成されることで、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、熱交換面ESの水平方向の寸法が大きく確保されている。これに関連して、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、熱交換面ESの高さが抑えられている。ここでの熱交換面ESの高さは、上下方向の寸法である。すなわち、要求される熱交換量を満たすことに関連して必要とされる熱交換面ESの面積を確保するうえで、水平方向の寸法が大きく確保されることで高さが抑えられている。
(2−4)空気流の流れる態様
図4に示されるように、熱源側空気流AFaは、外部空間から略水平方向に流れてスリットS1を介して第5空間SP5に流入する。第5空間SP5内に流入した熱源側空気流AFaは、外側から内側に向かって流れて熱源側熱交換器12の各熱交換面ESを通過する。熱交換面ESを通過した熱源側空気流AFaは、進行方向を転換し、上方向に沿って流れて第3開口H3を介して第6空間SP6に流入する。第6空間SP6に流入した熱源側空気流AFaは、熱源側ファン15の羽根車によってさらに上方向に送られ、第1開口H1を介して外部空間へ流出する。
また、利用側空気流AFbは、外部空間から略水平方向に流れてスリットS2を介して第3空間SP3に流入する。第3空間SP3内に流入した利用側空気流AFbは、外側から内側に向かって流れて利用側熱交換器13の各熱交換面ESを通過する。熱交換面ESを通過した利用側空気流AFbは、進行方向を転換し、上方向に沿って流れて第2開口H2を介して第4空間SP4に流入する。第4空間SP4に流入した利用側空気流AFbは、利用側ファン17の羽根車に取り込まれた後、遠心方向に送られ、吹出口28aを介して外部空間へ流出する。ここでの遠心方向は、水平方向である。
(2−5)第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの詳細
図7は、平面視における第1仕切部材29の模式図である。
第1仕切部材29の底面291には、第1排水孔Haが複数形成されている。ここでは、第1仕切部材29の底面291に、第1排水孔Haが9つ形成されている。第1排水孔Haは、細長い略楕円形状又は略矩形状の孔である。第1排水孔Haは、第1仕切部材29上の水を下方に排出させる。本実施形態において、各第1排水孔Haは、第1仕切部材29の側面292近傍に沿って配置されている。つまり、各第1排水孔Haは、第1仕切部材29の外縁部分の近傍に沿って配置されている。すなわち、第1仕切部材29は、平面視における各辺に沿って、複数の第1排水孔Haを形成されている。換言すると、第1排水孔Haは、平面視において第1仕切部材29の一辺の近傍に位置する。より詳細には、第1排水孔Haは、平面視において第1仕切部材29の一辺の近傍及び他の一辺の近傍に位置する。ここでの「一辺の近傍」は、第1仕切部材29の他辺よりも一辺に近い部分であり、平面視において一辺から所定範囲に位置する部分である。例えば、「一辺の近傍」は、平面視において一辺から一辺の長さの4分の1以内の範囲に位置する部分である。
より具体的に、第1仕切部材29は、前後左右に面する側面292のそれぞれの近傍に、第1排水孔Haを3つずつ形成されている。各第1排水孔Haは、平面視において利用側熱交換器13と重畳している。特に、各第1排水孔Haは、平面視において利用側熱交換器13の熱交換面ESと重畳している。ここでは、各第1排水孔Haは、第1仕切部材29に載置された利用側熱交換器13の真下に位置するように形成されている。
第1仕切部材29の側面292には、第2排水孔Hbが形成されている。第2排水孔Hbは、第1仕切部材29において水がオーバーフローすることを抑制する役割を果たす。具体的に、第2排水孔Hbは、側面292に形成された切欠きである(図9参照)。第2排水孔Hbは、第1仕切部材29の四隅に相当する部分のうち3つに、それぞれ2つずつ形成されている。第2排水孔Hbの下端は、第1排水孔Haよりも高い位置に形成されている。第2排水孔Hbは、第1仕切部材29上の水位が増加した場合に、水平方向に水を排出する。
(2−6)第3排水孔Hcの詳細
図8は、平面視における第3仕切部材35の模式図である。第3仕切部材35の側面352には、第3排水孔Hcが形成されている。第3排水孔Hcは、第3仕切部材35において水がオーバーフローすることを抑制する役割を果たす。具体的に、第3排水孔Hcは、側面352に形成された切欠きである(図9参照)。第3排水孔Hcは、第3仕切部材35の四隅に相当する部分に、それぞれ2つずつ形成されている。第3排水孔Hcは、第3仕切部材35上の水位が増加した場合に、水平方向に水を排出する。
(2−7)水路23aの詳細
図9は、支柱23において形成される水路23aの第2排水孔Hb又は第3排水孔Hcとの連通部分を示した模式図である。各支柱23内部には、鉛直方向に沿って延びる空間が形成されており、係る空間は水を外部空間へ流出させる水路23aとして機能する。水路23aの下端は、外部空間と連通している。
水路23aは、上端から下端の間において、第3空間SP3と連通している(図10参照)。換言すると、水路23aは、第3空間SP3において第1仕切部材29の第2排水孔Hbと連通している。すなわち、水路23aは、第1仕切部材29上の空間と連通する。つまり、水路23aは、底面291上の空間と連通する。
また、水路23aは、上端から下端の間において、第5空間SP5と連通している(図10参照)。換言すると、水路23aは、第5空間SP5において第3仕切部材35の第3排水孔Hcと連通している。すなわち、水路23aは、第3仕切部材35上の空間と連通する。つまり、水路23aは、底面351上の空間と連通する。
(2−8)空気調和機100において構成される排水路
空気調和機100においては、第1排水路WP1と第2排水路WP2が形成されている。図10は、空気調和機100内において形成される排水路の模式図である。図10において、第1排水路WP1が一点鎖線矢印で示され、第2排水路WP2が破線矢印で示されている。
第1排水路WP1は、第1仕切部材29上の空間から、第1仕切部材29の各第1排水孔Ha、水受部材50の傾斜面501、水受部材50の排出孔50a、及びタンク40の入口40aを介して、タンク40内の空間まで延びる水の流路である。すなわち、空気調和機100において、第1仕切部材29、水受部材50及びタンク40は、第1排水路WP1を形成する「第1排水路形成部材」として機能する。
第2排水路WP2は、第1仕切部材29上の空間及び第3仕切部材35上の空間から、第1仕切部材29の各第2排水孔Hb又は第3仕切部材35の各第3排水孔Hcと、支柱23の水路23aとを介して、外部空間まで延びる水の流路である。すなわち、空気調和機100において、第1仕切部材29、第3仕切部材35及び支柱23は、第2排水路WP2を形成する「第2排水路形成部材」として機能する。
(3)空気調和機100の排水機能
空気調和機100では、上記態様で排水路WP1及びWP2が形成されていることにより、生じた結露水や浸入した雨水等の水の処理が良好に行われるようになっている。特に空気調和機100が屋外に設置される場合には、本体ケーシング20内への雨水の浸入が想定され、また蒸発器として機能する利用側熱交換器13と利用側空気流AFbとの温度差大きくなり結露水が生じやすいことも想定されるところ、係る雨水や結露水の処理が良好に行われることが促進されている。
また、屋外に設置される際には、設置面が平坦でない場合が想定され、空気調和機100が傾いた状態で接地されることも想定される。特に、第1仕切部材29の底面291が傾いた状態で接地されることも想定される。しかし、第1仕切部材29に複数の第1排水孔Ha及び複数の第2排水孔Hbが形成されていることで、空気調和機100が傾いて接地される場合にも、第1仕切部材29上の水が第1排水路WP1、第2排水路WP2に送られ排出されることが促進されている。すなわち、第1仕切部材29上の水が想定外の流路を介して排出することが抑制されている。
また、空気調和機100では、ドレンパンとして機能する第1仕切部材29及び第3仕切部材35の下方に電装品箱19が配置されており、本体ケーシング20内の水が想定される流路を介して処理されることが信頼性の観点から特に望まれる。しかし、上記態様で各排水孔Ha、Hb、Hc、及び排水路WP1、WP2が形成されていることにより、空気調和機100内で生じた結露水や、空気調和機100内に侵入した雨水等の水が、第1排水路WP1及び第2排水路WP2に導かれることが促進されており、想定外の流路を介して流れることが抑制されている。
(4)特徴
(4−1)
上記実施形態に係る空気調和機100は、屋外に設置される空気調和装置であって、冷媒を蒸発させる利用側熱交換器13の下方に配置され水を受ける第1仕切部材29を有しており、第1仕切部材29には第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbが形成されている。すなわち、第1仕切部材29には複数の排水孔が形成されている。これにより、第1仕切部材29上の水が、複数の排水孔を介して排出されるようになっている。
特に、第1排水孔Haが複数形成されていることで、第1仕切部材29の底面291で受けた水が第1排水孔Haを介して第1排水路WP1へ送られやすくなっている。これに関連して、第1仕切部材29上の水が溢れることが抑制されている。
また、第2排水孔Hbが複数形成されていることで、第1仕切部材29上の水位が増加した場合であっても、第1仕切部材29上の水が第2排水孔Hbを介して第2排水路WP2へ送られやすくなっている。これに関連して、第1仕切部材29上の水が溢れることがさらに抑制されている。
その結果、第1仕切部材29からの良好な排水が促進されている。例えば、空気調和機100が傾斜して設置される場合でも排水が良好に行われることが促進されている。よって、第1仕切部材29上の水が想定される排水経路を介して排水されずに想定外の部分から第1仕切部材29外へ排出されることが、抑制されている。したがって、結露水の処理が良好になされることが促進されている。
(4−2)
上記実施形態において、第1排水孔Haは、第1仕切部材29の底面291に形成されている。第1排水孔Haは、平面視において仕切部材29の一辺の近傍に位置している。また、第1排水孔Haは、平面視において第1仕切部材29の一辺の近傍及び他の一辺の近傍に位置している。これにより、第1仕切部材29の底面291で受けた水が、いずれかの第1排水孔Haを介して第1排水路WP1へ送られやすくなっている。よって、第1仕切部材29からの良好な排水がさらに促進されている。
(4−3)
上記実施形態において、第1排水孔Haは、平面視において、第1仕切部材29の各辺に沿って配置されている。これにより、水が第1仕切部材29の特定箇所に滞留しにくくなっている。すなわち、第1仕切部材29の底面291で受けた水が、第1排水孔Haを介して第1排水路WP1へ送られることがさらに促進されている。よって、第1仕切部材29からの良好な排水がさらに促進されている。
(4−4)
上記実施形態において、第1排水孔Haは、平面視において利用側熱交換器13に重畳している。特に、第1排水孔Haは、平面視において利用側熱交換器13の熱交換面ESに重畳している。すなわち、第1排水孔Haは、利用側熱交換器13から落下する水の落下点近傍に位置している。これにより、利用側熱交換器13から落下する水が第1排水孔Haを介して排出されることがさらに促進されている。
(4−5)
上記実施形態においては、第1排水孔Haの下方に水受部材50が配置されており、水受部材50は、第1排水孔Haから流出する水を排出孔50aに集中させる傾斜面501を有する。すなわち、傾斜面501は、第1排水孔Haから流出する水を1の部分に集中させる。これにより、第1排水孔Haから排出される水が所定の空間へ送られることが促進されている。ここでは、第1排水孔Haから排出される水が、第1排水路WP1に連通するタンク40内の空間へ送られることが促進されている。
(4−6)
上記実施形態において、本体ケーシング20の支柱23の内部には、第1仕切部材29上の空間と連通する水路23aが形成されている。これにより、第1仕切部材29上の水位が所定値以上となった場合に、第1仕切部材29上の水を、支柱23内部の水路23aを介して排出することが可能となっている。すなわち、第1仕切部材29上の水を、支柱23内部の第2排水路WP2を介して排出することが可能となっている。よって、第1仕切部材29からの排水が良好になされることがさらに促進されている。
(4−7)
上記実施形態では、第1仕切部材29の下方にタンク40が配置されており、タンク40は第1排水孔Haから流出する水を溜める。これにより、第1仕切部材29上の水を、第1排水孔Haを介してタンク40に送り溜めることが可能となっている。よって、結露水の処理が良好になされることがさらに促進されている。
(4−8)
上記実施形態では、四路切換弁11は、正サイクル状態及び逆サイクル状態の一方から他方に切り換わることで圧縮機10から吐出される冷媒の流れ方向を切り換える。これにより、冷房運転及び暖房運転の切換えが可能となっている。よって、夏季又は冬季のみならず多シーズンで利用することが可能となっている。
また、これに関連して、運転状態に応じて、蒸発器として機能する熱交換器が、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12の一方から他方に切り換わる。すなわち、空気調和機100においては、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12のいずれにおいても、結露水が生じうる。このため上記実施形態では、第1仕切部材29及び第3仕切部材35のいずれにも排水孔Ha、Hb又はHcが形成されている。また、第2排水路WP2が形成されていることによって、第1仕切部材29上の空間及び第3仕切部材35上の空間が連通している。よって、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12のいずれで結露水が生じても、効率よく排水できるようになっている。
(5)変形例
上記実施形態は、以下の変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
(5−1)変形例1
上記実施形態に係る第1仕切部材29は、図11に示す第1仕切部材29aのように構成されてもよい。図11は、第1仕切部材29aを有する場合の排水態様について示した模式図である。
上記実施形態では、水受部材50と第1仕切部材29とは別体に構成されているが、第1仕切部材29aは水受部材50と一体に構成されている。すなわち、水受部材50は、第1仕切部材29aに含まれている。第1仕切部材29aは、漏斗形状を呈しており、第1排水孔Haから流出する水を集めて排出孔50aから排出する。具体的に、第1仕切部材29aは、底面291の下方において、上方から流れる水を排出孔50aに集中させる傾斜面501を有している。すなわち、第1仕切部材29aは、排出孔50aから水が排出されるように、一部が傾斜している。係る場合、排出孔50aが、第1排水孔Ha又は第2排水孔Hbとともに、「排水孔」として機能する。このような第1仕切部材29aを有する場合であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、第1仕切部材29aにおいては、排出孔50aが複数形成されてもよい。係る場合、第1仕切部材29aにおいては、第1排水孔Ha及び/又は第2排水孔Hbについては適宜省略されてもよい。
また、第1仕切部材29aにおいて、排出孔50aが1つしか形成されない場合であっても、第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの一方については適宜省略されてもよい。
(5−2)変形例2
水受部材50については、タンク40に含まれていてもよい。例えば、タンク40の天面に傾斜面501が設けてられてもよい。係る場合、傾斜面501は、上方から流れる水をタンク40の入口40aに集中させる。
(5−3)変形例3
水受部材50において、傾斜面501については、必ずしも必要ではなく、適宜省略されてもよい。また、水受部材50については、必ずしも必要ではなく、適宜省略されてもよい。係る場合においても、上記(4−5)に記載した以外の作用効果を奏する。
(5−4)変形例4
第1仕切部材29の底面291は、底面291上の水を第1排水孔Haに集中させるように傾斜していてもよい。例えば、図12に示されるように、第1排水孔Haの縁部分291aが傾斜していてもよい。
(5−5)変形例5
第1排水路WP1の形成態様については、必ずしも上記実施形態のものには限定されず適宜変更が可能である。具体的に、上記実施形態では、第1仕切部材29、水受部材50及びタンク40が第1排水路WP1を形成する「第1排水路形成部材」として機能しているが、他の部材を係る「第1排水路形成部材」として機能させてもよい。例えば、空気調和機100は、図13に示すような流路形成部材45を「第1排水路形成部材」として有していてもよい。係る流路形成部材45は、水の流路を形成するホースや配管等である。図13において、流路形成部材45は、一端が水受部材50の排出孔50aに接続されている。係る場合、流路形成部材45の他端は、タンク40の入口40aに連通していてもよいし、外部空間に連通していてもよい。
(5−6)変形例6
タンク40については、必ずしも本体ケーシング20内に収容される必要はなく、本体ケーシング20外に配置されてもよい。
また、タンク40については必ずしも必要ではなく、適宜省略が可能である。係る場合、第1排水路WP1は、外部空間に連通させてもよいし、第2排水路WP2に連通させてもよい。具体的に、第1排水孔Haを、流路形成部材(ホースや配管等)を介して、外部空間と連通させてもよいし、支柱23の水路23aに連通させてもよい。すなわち、第1仕切部材29の第1排水孔Haから流出する水を、外部空間に排出させてもよい。
(5−7)変形例7
第2排水路WP2の形成態様については、必ずしも上記実施形態のものには限定されず適宜変更が可能である。具体的に、上記実施形態では、第1仕切部材29、第3仕切部材35及び支柱23が第2排水路WP2を形成する「第2排水路形成部材」として機能しているが、他の部材を係る「第2排水路形成部材」として機能させてもよい。例えば、空気調和機100は、第1仕切部材29の第2排水孔Hb、第3仕切部材35の各第3排水孔Hc、及び/又は支柱23の水路23a、に連通するホースや配管を有していてもよい。係る場合、支柱23の水路23aについては、適宜省略が可能である。
(5−8)変形例8
また、第2排水路WP2については、その排出側の端部が、必ずしも外部空間に連通している必要はない。例えば第2排水路WP2は、排出側の端部がタンク40内の空間に連通していてもよい。具体的に、支柱23の水路23aは、タンク40内に連通していてもよい。
また、第2排水路WP2は、下流側の端部が第1排水路WP1の上流側空間に連通するように構成されてもよい。具体的には、第2排水路WP2は、下流側の端部が第1仕切部材29上の空間に連通するように構成されてもよい。例えば、第2排水路WP2は、図14に示す第2排水路WP2´のように形成されてもよい。図14においては、支柱23の内部において、水平方向に延びる仕切板231が配置されている。仕切板231は、第1仕切部材29の第2排水孔Hbの高さと同等の高さに配置されている。係る仕切板231が配置されることで、支柱23の水路23aの端部は、第1仕切部材29上の空間に連通している。その結果、第2排水路WP2´を流れる水は、支柱23の水路23aから第2排水孔Hbを介して第1仕切部材29の底面291上へ導かれた後、第1排水路WP1へ導かれる。
これにより、第3仕切部材35上の水を第1仕切部材29上の空間へ導くことが可能となる。これに関連して、例えば、熱源側熱交換器12から落下する水を第1仕切部材29へ導いて排水することが可能となる。
係る場合、支柱23の水路23aは、第3仕切部材35上の空間及び第1仕切部材29上の空間を連通させる「連通路」として機能する。また、支柱23は、係る「連通路」を形成する「連通路形成部材」として機能する。
なお、支柱23とは別にホースや配管等の流路形成部材を配置して、係る「連通路」を形成する「連通路形成部材」として機能させてもよい。すなわち、「連通路」は、第2ドレンパン上の空間と第1ドレンパン上の空間との間で形成される水の流路である限り、特に限定されないが、例えばホースや配管内の空間、支柱23内に形成された空間、又は支柱23の表面に形成された溝等によって構成されてもよい。
(5−9)変形例9
図示は省略するが、空気調和機100は、第1排水路WP1又は第2排水路WP2において水を送るためのポンプを有していてもよい。
(5−10)変形例10
第1仕切部材29に形成される第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの形成態様については、必ずしも上記実施形態には限定されず、設計仕様や接地環境に応じて適宜変更が可能である。例えば、第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの形状や位置については、適宜変更が可能である。例えば、第1排水孔Haは、必ずしも第1仕切部材29の各辺に沿って形成される必要はない。具体的に、一部又は全ての第1排水孔Haは、第1仕切部材29の側面292から離れて形成されてもよい。
また、第2排水孔Hbは、必ずしも第1仕切部材29の四隅に相当する部分に形成される必要はない。具体的に、一部又は全ての第2排水孔Hbは、第1仕切部材29の四隅に相当する部分から離れて形成されてもよい。
(5−11)変形例11
また、第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの個数については、適宜変更が可能である。また、第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbは、必ずしも複数形成される必要はなく、第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの一方又は双方は、1つのみ形成されてもよい。
(5−12)変形例12
また、上記実施形態においては、第2排水孔Hbは第1仕切部材29の側面292に形成されている。しかし、第2排水孔Hbは、第1仕切部材29の底面291に形成されてもよい。例えば、第2排水孔Hbは、図15に示されるような態様で形成されてもよい。
図15においては、第2排水孔Hbが第1仕切部材29の底面291に形成されている。より詳細には、底面291において、第2排水孔Hbの縁部分291bは上方向に延びており、第2排水孔Hbは上端の高さが第1排水孔Haよりも高くなっている。第2排水孔Hbが係る態様で形成される場合にも、上記実施形態と同様の作用効果を実現可能である。
なお、第2排水孔Hbが底面291に形成される場合には、第2排水路WP2において、第2排水孔Hbと支柱23の水路23aとを連通するホースや配管を配置してもよい。
(5−13)変形例13
第1排水孔Ha及び第2排水孔Hbの一方が複数形成される場合については、他方については適宜省略されてもよい。
(5−14)変形例14
上記実施形態では、各第1排水孔Haが平面視で利用側熱交換器13に重畳している場合について説明した。しかし、必ずしも全ての第1排水孔Haが平面視で利用側熱交換器13に重畳している必要はない。また、第1排水孔Haについては、平面視において利用側熱交換器13に少なくとも部分的に重畳していればよい。また、第1排水孔Haは、必ずしも平面視で利用側熱交換器13に重畳している必要はない。すなわち、第1排水孔Haは、利用側熱交換器13の真下から外れる位置に配置されていてもよい。
(5−15)変形例15
第3仕切部材35に形成される第3排水孔Hcの形成態様については、必ずしも上記実施形態には限定されず、設計仕様や接地環境に応じて適宜変更が可能である。例えば、第3排水孔Hcの形状や位置については、適宜変更が可能である。
また、第3排水孔Hcは、必ずしも第3仕切部材35の四隅に相当する部分に形成される必要はない。具体的に、一部又は全ての第3排水孔Hcは、第3仕切部材35の四隅に相当する部分から離れて形成されてもよい。
また、第3排水孔Hcの個数については、適宜変更が可能である。また、第3排水孔Hcは、必ずしも複数形成される必要はない。
(5−16)変形例16
上記実施形態においては、第3排水孔Hcは第3仕切部材35の側面352に形成されている。しかし、第3排水孔Hcは、第3仕切部材35の底面351に形成されてもよい。例えば、第3排水孔Hcは、図15に示される第2排水孔Hbと同様の態様で形成されてもよい。なお、第3排水孔Hcが底面351に形成される場合には、第2排水路WP2において、第3排水孔Hcと支柱23の水路23aとを連通するホースや配管を配置してもよい。
(5−17)変形例17
第3排水孔Hcについては、必ずしも必要ではなく、省略されてもよい。
(5−18)変形例18
上記実施形態においては、第3仕切部材35には、第1仕切部材29の第1排水孔Haに相当する排水孔が形成されていなかった。しかし、第3仕切部材35においても、底面351に第1排水孔Haと同様の排水孔が形成されてもよい。係る場合、当該排水孔を、第1排水孔Haと同様の態様で第1排水路WP1に連通させてもよいし、第2排水路WP2に連通させてもよいし、他の排水路に連通させてもよい。
(5−19)変形例19
上記実施形態においては、水路23aは支柱23の内部に形成されている。しかし、水路23aの形成態様については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、水路23aは、支柱23の表面に形成されてもよい。係る場合、水路23aは、支柱23の表面に形成された溝として形成されてもよい。
(5−20)変形例20
上記実施形態においては、一部の支柱23に水路23aが形成されているが、水路23aが形成される支柱の数については適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態では3つの支柱23に水路23aが形成されているが、1又は2の支柱23に水路23aが形成されてもよい。また、全ての支柱23に水路23aが形成されるようにしてもよい。
(5−21)変形例21
第1排水路WP1及び第2排水路WP2の一方については適宜省略されてもよい。係る場合、第1排水孔Ha、第2排水孔Hb又は第3排水孔Hcを、第1排水路WP1及び第2排水路WP2の他方に、直接連通させてもよいし、流路形成部材を用いて連通させてもよい。
また、空気調和機100において、第1排水路WP1及び第2排水路WP2以外の排水路が構成されてもよい。
(5−22)変形例22
本体ケーシング20の構成態様については、必ずしも上記実施形態に限定されず、適宜変更が可能である。例えば、本体ケーシング20の寸法については適宜変更が可能である。また、例えば、本体ケーシング20は、必ずしも略直方体状に構成される必要はない。例えば、本体ケーシング20は、略円柱状に構成されてもよい。
また、例えば、側面パネル21又は支柱23の構成態様については設計仕様や設置環境に応じて適宜変更が可能である。例えば、側面パネル21又は支柱23の形状、数又は位置等については、設計仕様や設置環境に応じて適宜変更が可能である。
(5−23)変形例23
底板25、天板27、第1仕切部材29、第2仕切部材31、第3仕切部材35及び第4仕切部材37の構成態様については、適宜変更が可能である。例えば、これらのいずれか/全ては、必ずしも平面視において略矩形である必要はなく、平面視で他の形状を呈するように構成されてもよい。すなわち、これらのいずれか/全ては、平面視で、四角形以外の多角形や円形等を呈するように構成されてもよい。
(5−24)変形例24
上記実施形態においては、空気調和機100において複数の空間が形成される場合について説明した。すなわち、空気調和機100においては、第1空間SP1、第2空間SP2、第3空間SP3、第4空間SP4、第5空間SP5及び第6空間SP6が形成されている。しかし、第1空間SP1、第2空間SP2、第3空間SP3、第4空間SP4、第5空間SP5及び第6空間SP6以外の空間が形成されてもよい。また、いずれかの空間については適宜省略されてもよい。係る場合、省略される空間に配置される機器については、他の空間に適宜配置されればよい。
(5−25)変形例25
上記実施形態では、利用側熱交換器13が熱源側熱交換器12の下方に配置されている。しかし、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12の配置態様については必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、利用側熱交換器13及び熱源側熱交換器12は、水平方向に並ぶように配置されてもよい。また、利用側熱交換器13と熱源側熱交換器12の位置が入れ替えられてもよい。すなわち、利用側熱交換器13が熱源側熱交換器12の上方に配置されてもよい。係る場合、各排水路WP1、WP2の形成態様並びに排水路を形成する部材の配置態様については適宜変更されればよい。
(5−26)変形例26
熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13の構成態様については、必ずしも上記実施形態には限定されない。例えば、熱源側熱交換器12及び/又は利用側熱交換器13に含まれる熱交換面ESの数については適宜変更可能であり、3以下であってもよいし、5以上であってもよい。また、熱源側熱交換器12及び/又は利用側熱交換器13は、熱交換面ESを1つのみ含むように構成されていてもよい。
また、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、必ずしも2つの熱交換部EPを有している必要はない。例えば、熱源側熱交換器12及び/又は利用側熱交換器13は、単一の熱交換部EPを有していてもよいし、3以上の熱交換部EPを有していてもよい。
また、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、必ずしも平面視において略矩形である必要はない。例えば、熱源側熱交換器12及び/又は利用側熱交換器13は、平面視において、略U字状、略V字状、又は略I字状を呈するように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、平面視において各熱交換面ESの長手方向の長さの合計が、本体ケーシング20の周の長さの50パーセント以上を占めている。熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、熱交換面ESの高さを抑える観点によれば、係る態様で構成されることが好ましい。しかし、熱源側熱交換器12及び利用側熱交換器13は、必ずしも係る態様で構成される必要はない。
(5−27)変形例27
上記実施形態では、熱源側空気流AFaを生成する熱源側ファン15と、利用側空気流AFbとを生成する利用側ファン17とが個別に配置されている。しかし、熱源側空気流AFaを生成するファンと、利用側空気流AFbとを生成するファンと、を共通に配置してもよい。例えば、同一のファンによって、熱源側空気流AFa及び利用側空気流AFbを生成してもよい。係る場合、熱源側空気流AFa及び利用側空気流AFbの流路を個別に形成する空気流路形成部材を配置してもよい。また、熱源側ファン15及び利用側ファン17の駆動源を共通としてもよい。
(5−28)変形例28
上記実施形態における空気調和機100は、正サイクル運転及び逆サイクル運転を行うように構成されている。しかし、空気調和機100は、必ずしも係る態様で構成される必要はない。すなわち、空気調和機100は、正サイクル運転及び逆サイクル運転の一方のみを行う装置として構成されてもよい。係る場合、四路切換弁11については適宜省略されてもよい。
(5−29)変形例29
上記実施形態では、第1仕切部材29に切欠形成部30が形成されている。しかし、係る切欠形成部30については、必ずしも形成される必要はない。また、第3仕切部材35の切欠形成部36についても、必ずしも形成される必要はない。また、第2仕切部材31及び第4仕切り部材37の切欠形成部についても、必ずしも形成される必要はない。
(6)
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
本開示は、空気調和装置に利用可能である。
10 :圧縮機
11 :四路切換弁(流路切換機構)
12 :熱源側熱交換器(第2熱交換器)
13 :利用側熱交換器(第1熱交換器)
14 :膨張機構
15 :熱源側ファン
17 :利用側ファン
18 :コントローラ
19 :電装品箱
20 :本体ケーシング(ケーシング)
21 :側面パネル
23 :支柱(連通路形成部材)
23a :水路(排水路、連通路)
25 :底板
27 :天板
28 :吹出口パネル
28a :吹出口
29、29a:第1仕切部材(第1ドレンパン)
31 :第2仕切部材
35 :第3仕切部材(第2ドレンパン)
37 :第4仕切部材
40 :タンク
40a :入口
45 :流路形成部材
50 :水受部材(ガイド部材)
50a :排出孔(排水孔)
80 :支持部材
81 :外延部
90 :キャスタ
100 :空気調和機
281 :フラップ
291 :底面
292 :側面
501 :傾斜面(傾斜部)
AFa :熱源側空気流
AFb :利用側空気流
EP :熱交換部
ES(ES1、ES2):熱交換面
H1―H3:第1開口―第3開口
Ha :第1排水孔(排水孔)
Hb :第2排水孔(排水孔)
Hc :第3排水孔
M1:ベルマウス
P1―P6 :第1配管―第6配管
RC :冷媒回路
S1、S2:スリット
SP1―SP2:第1空間―第6空間
WP1 :第1排水路
WP2、WP2´:第2排水路
特開平10−281496号公報

Claims (10)

  1. 屋外に設置される空気調和装置(100)であって、
    冷媒を圧縮する圧縮機(10)と、
    冷媒を蒸発させる第1熱交換器(13)と、
    冷媒を凝縮又は放熱させる第2熱交換器(12)と、
    前記圧縮機、前記第1熱交換器、及び前記第2熱交換器を収容するケーシング(20)と、
    前記第1熱交換器の下方に配置され、水を受ける第1ドレンパン(29、29a)と、
    を備え、
    前記第1ドレンパンには、複数の排水孔(Ha、Hb、50a)が形成されている、
    空気調和装置(100)。
  2. 前記第1ドレンパンは、底面(291)及び側面(292)を含み、
    前記排水孔(Ha)は、
    前記底面に形成され、
    平面視において、前記第1ドレンパンの一辺の近傍に位置する、又は前記第1ドレンパンの一辺の近傍及び他の一辺の近傍に位置する、
    請求項1に記載の空気調和装置(100)。
  3. 前記排水孔(Ha)は、平面視において、前記第1ドレンパンの各辺に沿って配置される、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置(100)。
  4. 前記排水孔は、平面視において前記第1熱交換器に重畳する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  5. ガイド部材(50)をさらに備え、
    前記ガイド部材は、前記排水孔(Ha)の下方に配置され、前記排水孔から流出する水を1以上の部分に集中させる傾斜部(501)を有する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  6. 前記第1ドレンパンは、少なくともその一部が前記排水孔(Ha、50a)へ水が導かれるように傾斜している、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  7. 前記ケーシングは、支柱(23)をさらに含み、
    前記支柱の内部又は表面には、前記排水孔又は前記第1ドレンパン上の空間と連通する排水路(23a)が形成されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  8. 前記第1ドレンパンの下方に配置され、前記排水孔から流出する水を溜めるタンク(40)をさらに備える、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  9. 前記第2熱交換器は、前記第1熱交換器の上方又は下方に配置され、
    前記第2熱交換器の下方に配置される第2ドレンパン(35)と、
    前記第2ドレンパン上の空間に連通するとともに前記第1ドレンパン上の空間に連通する連通路(23a)、を形成する連通路形成部材(23)と、
    をさらに備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  10. 前記第1熱交換器を蒸発器として機能させるとともに前記第2熱交換器を凝縮器若しくは放熱器として機能させる第1状態、又は前記第2熱交換器を蒸発器として機能させるとともに前記第1熱交換器を凝縮器若しくは放熱器として機能させる第2状態をとる流路切換機構(11)をさらに備え、
    前記流路切換機構は、前記第1状態及び前記第2状態の一方から他方に切り換わることで前記圧縮機から吐出される冷媒の流れ方向を切り換える、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
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