JP2020002852A - 密閉型圧縮機及びそれを備える冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動を低減することができる密閉型圧縮機を提供する。【解決手段】密閉型圧縮機100は、圧縮要素112と、前記圧縮要素112を駆動する電動要素110と、前記圧縮要素112及び前記電動要素110を支持し、且つ、曲面148が形成された支持部146と、前記圧縮要素112、前記電動要素110及び前記支持部146を収容し、且つ、前記曲面148に当接する内底面150を有する密閉容器102と、を備え、前記圧縮要素112は、内部空間を有するシリンダ部128と、前記内部空間において往復運動するピストン130と、前記シリンダ部128及び前記ピストン130により周囲が取り囲まれた圧縮室142と前記密閉容器102とに接続された吐出管134と、前記内底面150に対する前記曲面148の当接部152と前記電動要素110との間に設けられ、且つ前記吐出管134を保持する保持部172とを有している。【選択図】図1
Description
本発明は、密閉型圧縮機及びそれを備える冷凍装置に関する。
従来の密閉型圧縮機として、例えば、特許文献1の密閉型圧縮機が知られている。この密閉型圧縮機では、圧縮機本体が密閉容器に収容されている。この圧縮機本体は、その下部に曲面が形成されており、曲面が密閉容器の内底面に当接することにより密閉容器に対して支持されている。また、圧縮機本体ではシリンダ部の圧縮室にピストンが往復移動可能に挿入され、圧縮室と密閉容器とは吐出配管により接続されている。
上記特許文献1の密閉型圧縮機では、ピストンの往復運動によって圧縮機本体が曲面に沿って揺動し、圧縮機本体の圧縮室と密閉容器とに接続される吐出配管が振動する。この振動が吐出配管を介して密閉容器に伝達されると、振動による騒音が密閉型圧縮機に発生する。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、騒音を低減することができる密閉型圧縮機及びそれを備える冷凍装置を提供することを目的としている。
本発明のある態様に係る密閉型圧縮機は、圧縮要素と、前記圧縮要素を駆動する電動要素と、前記圧縮要素及び前記電動要素を支持し、且つ、曲面が形成された支持部と、前記圧縮要素、前記電動要素及び前記支持部を収容し、且つ、前記曲面に当接する内底面を有する密閉容器と、を備え、前記圧縮要素は、内部空間を有するシリンダ部と、前記内部空間において往復運動するピストンと、前記シリンダ部及び前記ピストンにより周囲が取り囲まれた圧縮室と前記密閉容器とに接続された吐出管と、前記内底面に対する前記曲面の当接部と前記電動要素との間に設けられ、且つ、前記吐出管を保持する保持部と、を有している。
本発明は、密閉型圧縮機及びそれを備えた冷凍装置において振動を低減することができるという効果を奏する。
第1の発明に係る密閉型圧縮機は、圧縮要素と、前記圧縮要素を駆動する電動要素と、前記圧縮要素及び前記電動要素を支持し、且つ、曲面が形成された支持部と、前記圧縮要素、前記電動要素及び前記支持部を収容し、且つ、前記曲面に当接する内底面を有する密閉容器と、を備え、前記圧縮要素は、内部空間を有するシリンダ部と、前記内部空間において往復運動するピストンと、前記シリンダ部及び前記ピストンにより周囲が取り囲まれた圧縮室と前記密閉容器とに接続された吐出管と、前記内底面に対する前記曲面の当接部と前記電動要素との間に設けられ、且つ、前記吐出管を保持する保持部と、を有している。
これによれば、保持部は、ピストンの往復運動による本体部の揺動の変位が小さい当接部と電動要素との間に配置されている。このため、この保持部により保持される吐出管の振動が小さくなる。よって、本体部から吐出管を介して密閉容器に伝達される振動が低減され、密閉型圧縮機の振動を低減することができる。
また、保持部により保持されることにより吐出管の剛性が高まる。このため、吐出管の固有振動数が上昇し、共振の発生を抑えることができる。これにより、共振による振動の増加を軽減し、密閉型圧縮機の振動を低減することができると共に、共振による吐出管の損傷を低減し、吐出管からの冷媒ガスの漏洩による密閉型圧縮機の停止等の問題を軽減することができる。
第2の発明に係る密閉型圧縮機は、第1の発明において、前記保持部と前記吐出管との間に介在する弾性部材をさらに備えていてもよい。これにより、弾性部材によって保持部を介して本体部から吐出管へ伝達される振動を低減することができる。これにより、密閉型圧縮機の振動を低減することができる。
第3の発明に係る密閉型圧縮機は、第2の発明において、前記弾性部材は、減衰性を有していてもよい。これによれば、弾性部材によって吐出管の振動が減衰されるため、保持部を介して本体部から吐出管へ伝達される振動を低減し、密閉型圧縮機の振動を低減することができる。
第4の発明に係る密閉型圧縮機は、第1の発明において、前記保持部は、前記圧縮室に連通する吐出マフラにより形成され、前記吐出管は、前記吐出マフラを介して前記圧縮室に接続されていてもよい。
これによれば、本体部の揺動の変位が小さい当接部と電動要素との間に設けられた吐出マフラによって吐出管が保持され、吐出管の振動が小さく抑えられる。このため、本体部から吐出管を介して密閉容器に伝達する振動が低減され、密閉型圧縮機の振動を低減することができる。
第5の発明に係る密閉型圧縮機は、第1の発明において、前記保持部は、前記吐出管をその軸まわりに回転可能なジョイントにより形成されていてもよい。
これによれば、ジョイントにより吐出管がその周方向に回転することによって、本体部の回転振動が相殺される。このため、本体部の回転振動が吐出管を介して密閉容器に伝達することが低減され、密閉型圧縮機の振動を低減することができる。
第6の発明に係る密閉型圧縮機は、第1〜第5のいずれかの発明において、前記電動要素は、商用電源の周波数より低い回転数が含む複数の回転数でインバータにより駆動されていてもよい。これによれば、低回転数で電動要素が駆動されている場合であっても、密閉型圧縮機の共振を抑制し、振動を低減することができる。
第7の発明に係る密閉型圧縮機は、第1〜第6のいずれかの発明の密閉型圧縮機を用いた冷凍装置であってもよい。これによれば、密閉型圧縮機の振動が低いので、これを備える冷凍装置の振動による騒音を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、本体部において、ピストンが往復運動する方向を第1方向と称し、密閉容器の内底面に平行であって第1方向に直交する方向を第2方向と称し、第1方向及び第2方向に直交する方向を第3方向と称する。
(実施の形態1)
<密閉型圧縮機の構成>
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態1に係る密閉型圧縮機100は本体部106、及び、本体部106を収容する密閉容器102を備えている。密閉容器102は、上側容器102a、及び、上側容器102aの上側開口を覆う下側容器102bを有している。下側容器102bにおける内側の底面(内底面150)は平面により形成されている。
<密閉型圧縮機の構成>
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態1に係る密閉型圧縮機100は本体部106、及び、本体部106を収容する密閉容器102を備えている。密閉容器102は、上側容器102a、及び、上側容器102aの上側開口を覆う下側容器102bを有している。下側容器102bにおける内側の底面(内底面150)は平面により形成されている。
密閉容器102には、冷媒ガスが充填され、下部にはオイル104が貯留されている。冷媒ガスには、例えば、地球温暖化係数の低いR600a(イソブタン)等が用いられる。オイル104には、密閉型圧縮機100の消費電力を低減する観点から、粘度グレードがVG8以下のオイル104が用いられ、好ましくは、VG5程度の粘度が低いオイル104が用いられる。
本体部106は、電動要素110、圧縮要素112及びこれらを支持する支持部146を備え、支持部146により内底面150上に支持されている。この支持部146の詳細に関しては後述する。
電動要素110は、圧縮要素112を駆動し、例えば、突極集中巻方式のDCブラシレスモータであって、固定子114と、永久磁石を保持する回転子116とを有している。固定子114の巻線は、電源端子113を経由して密閉型圧縮機100外の商用電源と導線により接続されている。この電源端子113と商用電源との間には制御回路及びインバータが設けられている。インバータによって、電動要素110は、商用電源の周波数より低い回転数を含む複数の回転数で駆動される。
圧縮要素112は、例えば、電動要素110の上方に配置され、クランクシャフト118、シリンダブロック124及びピストン130を備えている。クランクシャフト118は主軸部120及び偏心軸部122を有しており、主軸部120は回転子116に圧入固定されている。
偏心軸部122は、主軸部120に対し偏心して形成されており、ピストン130とコンロッド132によって連結されている。このコンロッド132は、偏心軸部122の回転運動をピストン130の往復運動に変換している。また、偏心軸部122の上端には、バランスウェイト123が設けられている。
シリンダブロック124は、軸受部126及びシリンダ部128を有している。軸受部126は、主軸部120を軸支している。シリンダ部128は、略円筒形状であって、第1方向に延びる内部空間を有している。このシリンダ部128の一端側から内部空間にピストン130が第1方向に往復自在に挿入され、シリンダ部128の他端にバルブプレート156が取り付けられている。これにより、シリンダ部128、ピストン130及びバルブプレート156により周囲が囲まれた円柱形状の圧縮室142が形成されている。
バルブプレート156は、吸入ポート156a及び吐出ポート156bを備え、シリンダヘッド160によりシリンダブロック124に押さえ付けて固定されている。この吸入ポート156aを介して圧縮室142に低圧の冷媒ガスが吸入され、吐出ポート156bを介して圧縮室142で圧縮された高圧の冷媒ガスが吐出される。
圧縮室142は吸入ポート156aを経由して吸入マフラ162と連通している。また、吸入マフラ162は、上部がシリンダヘッド160に把持されており、内部に消音空間を有し、密閉容器102の内部と連通している。この密閉容器102には、吸入配管164が取り付けられ、密閉容器102外の冷凍サイクルに接続されている。
シリンダヘッド160は、内部に高圧室161を形成している。高圧室161は、シリンダブロック124に形成された吐出マフラ136と連通している。吐出マフラ136は、吐出管134に接続されている。
吐出管134は、例えば、二重巻鋼管等のパイプを曲げて形成され、弾性を有している。吐出管134は、密閉容器102の下側容器102bに取り付けられた出口管138に接続され、密閉容器102の外部の冷凍サイクルに接続されている。さらに、吐出管134は、吐出マフラ136を介して圧力室142に接続される一方端部134aと、出口管138を介して密閉容器102に接続される他方端部134cとの間の中間部134bを有し、中間部134bにおいて保持部172に係止されている。この保持部172の詳細については後述する。
<支持部の構成>
支持部146は、本体部106の荷重に耐えられる強度を有する材料で形成され、例えば、鉄板等の金属板のプレス加工品、又は、樹脂の射出成形品等が用いられる。鉄板のプレス加工品を用いた支持部146では、容易に製造でき、製造コストを低く抑えることができる。また、樹脂の射出成型品を用いた支持部146では、支持部146と密閉容器102との衝突音を低減することができる。
支持部146は、本体部106の荷重に耐えられる強度を有する材料で形成され、例えば、鉄板等の金属板のプレス加工品、又は、樹脂の射出成形品等が用いられる。鉄板のプレス加工品を用いた支持部146では、容易に製造でき、製造コストを低く抑えることができる。また、樹脂の射出成型品を用いた支持部146では、支持部146と密閉容器102との衝突音を低減することができる。
支持部146は、本体部106の下部に設けられ、密閉容器102に対して本体部106の上部にある電動要素110及び圧縮要素112を支持している。例えば、支持部146は、一対のスペーサ147及び底壁部149を有し、圧縮要素112の主軸部120の下部の周囲を取り囲むように形成されている。
一対のスペーサ147は、互いの間に主軸部120の下部を挟むように、第1方向に間隔を空けて配置されている。スペーサ147は、第3方向において固定子114と底壁部149との間に延びて、上端が電動要素110の固定子114の下部に固定され、下端が底壁部149に接続されている。
底壁部149は、湾曲する板状体であって、主軸部120と内底面150との間に配置されている。底壁部149は、その下面(曲面148)が内底面150に対向し、曲面148の反対側の上面が主軸部120に対向するように配置されている。曲面148は、第3方向において内底面150側に突出するように湾曲している。
曲面148は、制限部170により覆われており、制限部170を介して内底面150に当接している。このため、内底面150は曲面148の受面として機能し、曲面148は、内底面150に対する当接部152を有している。本体部106は、内底面150に対して当接部152で支持されて、自立する。
曲面148は、例えば、曲率中心154を中心とする球面に沿っており、第3方向に湾曲している。このため、曲面148は内底面150と点接触し、曲面148に沿って本体部106は第3方向に直交する方向に揺動可能である。
曲面148の曲率中心154は、内底面150からの高さが本体部106の重心158よりも高くなるように配置されている。例えば、曲率中心154は重心158の鉛直方向の上方に設けられている。なお、曲面148の曲率中心154の位置は、必ずしも、本体部106の重心158の鉛直方向の上方でなくてもよい。
<制限部の構成>
制限部170は、例えば、弾性材から成る薄板170aにより形成されている。薄板170aは、厚みが薄い矩形状の平板であって、ステンレス鋼(SUS)等のばね鋼により形成されている。例えば、薄板170aの厚みが0.3mm以下であれば、制限部170が伝達する振動を低減できるほどその曲げ剛性を低下させることができる。
制限部170は、例えば、弾性材から成る薄板170aにより形成されている。薄板170aは、厚みが薄い矩形状の平板であって、ステンレス鋼(SUS)等のばね鋼により形成されている。例えば、薄板170aの厚みが0.3mm以下であれば、制限部170が伝達する振動を低減できるほどその曲げ剛性を低下させることができる。
制限部170は、一端170bが本体部106に取り付けられ、他端170cが密閉容器102に取り付けられている。これにより、制限部170は、密閉容器102に対する本体部106の揺動を妨げないように、密閉容器102に対して本体部106が滑って並進することを制限している。これにより、本体部106が密閉容器102に接触することが防がれ、接触による騒音が低減される。
なお、揺動では、曲面148において当接部152が変位しながら、その当接部152を瞬間中心として本体部106が回転する。これにより、本体部106において瞬間回転中心の当接部152から離れた上方ほど大きく変位する。また、内底面150に対し曲面148が滑ることなく転がる。これにより、曲面148において当接部152が変位するに伴い、内底面150において曲面148との当接部が変位する。このため、曲面148における当接部152の位置は変化するが、第1方向における内底面150に対する曲面148自体の変位はほとんど生じない。
これに対して、並進では、当接部152を瞬間中心として回転せずに、曲面148における当接部152の位置が変わらないのに対し、内底面150における曲面148との当接部の位置が変わる。
<保持部の構成>
保持部172は、図3に示すように、吐出管134を保持する部材であって、例えば、2つのクランプ140a、140bを有している。クランプ140a、140bは、支持部146の底壁部149の上面上に設けられているため、当接部152と電動要素110との間に配置されている。クランプ140a、140bは、例えば、金属製の矩形状の平板を曲げて形成され、円筒部172a、切欠き部172b及び固定部172cを有している。
保持部172は、図3に示すように、吐出管134を保持する部材であって、例えば、2つのクランプ140a、140bを有している。クランプ140a、140bは、支持部146の底壁部149の上面上に設けられているため、当接部152と電動要素110との間に配置されている。クランプ140a、140bは、例えば、金属製の矩形状の平板を曲げて形成され、円筒部172a、切欠き部172b及び固定部172cを有している。
円筒部172aは、中心軸が第2方向に延び、内径が吐出管134の外径よりも大きく形成されている。切欠き部172bは、円筒部172aの周方向における両端部の間に設けられ、第2方向に延びている。固定部172cは、第3方向に直交する平板形状であって、切欠き部172bから互いに離れるように第1方向へ拡がっている。
クランプ140a、140bの円筒部172aの内側に弾性部材174が配されている。弾性部材174は、例えば、NBRのような合成ゴム等、弾性を有し減衰性の大きい材料で形成され、クランプ140a、140bと吐出管134との間に介在している。
吐出管134は、切欠き部172bから円筒部172a内に挿入され、吐出管134はクランプ140a、140bに取り付けられる。また、固定部172cを底壁部149の上面に固定することにより、吐出管134は底壁部149に取り付けられる。2つのクランプ140a、140bは、第2方向において互いに間隔を空け、直線状に並ぶように配置されている。
このため、図1及び図2に示すように、吐出管134は、本体部106と密閉容器102との間において吐出マフラ136に接続される一方端部134aから下方に延び、電動要素110よりも下方において第2方向側に曲がり、第2方向に延びる。この電動要素110と支持部146の底壁部149の上面との間において、吐出管134は、クランプ140a、140bに中間部134bにおいて係止されて、支持部146に固定される。さらに、吐出管134は、本体部106と密閉容器102との間において上方に曲がり、他方端部134cが出口管138に接続される。このように、吐出管134は、密閉容器102における下部を通っている。
<密閉型圧縮機の動作>
商用電源から供給された電力は、制御回路及びインバータから電源端子113を経由して電動要素110に供給される。これにより、電動要素110の回転子116は任意の複数の設定回転数で回転する。複数の設定回転数のうち少なくとも一つには、商用電源周波数よりも低い回転数、例えば、20Hz〜30Hzの周波数による設定回転数が含まれる。
商用電源から供給された電力は、制御回路及びインバータから電源端子113を経由して電動要素110に供給される。これにより、電動要素110の回転子116は任意の複数の設定回転数で回転する。複数の設定回転数のうち少なくとも一つには、商用電源周波数よりも低い回転数、例えば、20Hz〜30Hzの周波数による設定回転数が含まれる。
そして、回転子116に固定された主軸部120が回転し、主軸部120に接続された偏心軸部122が主軸部120に対して偏心回転する。この偏心軸部122の回転運動がコンロッド132によってピストン130の往復運動に変換され、ピストン130により規定される圧縮室142の容積が変化する。
圧縮室142の容積が増加するようにピストン130が移動すると、低圧の冷媒ガスが、吸入配管164を通して密閉容器102内に導かれ、吸入マフラ162から吸入ポート156aを経由して、圧縮室142に吸入される。圧縮室142において冷媒ガスは、圧縮室142の容積が減少するようにピストン130が移動することにより圧縮される。その後、冷媒ガスは、吐出ポート156bを経由して高圧室161に吐出され、さらに吐出管134及び出口管138を通って密閉容器102外の冷凍サイクルへ吐出される。
<支持部の作用>
ピストン130の往復運動による振動は、バランスウェイト123によって相殺される。但し、一部の振動が残存して、これにより本体部106は揺動する。この際、当接部152において内底面150に点接触し自立していた本体部106は、内底面150に対し曲面148に沿って揺動する。このため、本体部106の振動は密閉容器102に伝わり難く、密閉型圧縮機100の振動を低減することができる。
ピストン130の往復運動による振動は、バランスウェイト123によって相殺される。但し、一部の振動が残存して、これにより本体部106は揺動する。この際、当接部152において内底面150に点接触し自立していた本体部106は、内底面150に対し曲面148に沿って揺動する。このため、本体部106の振動は密閉容器102に伝わり難く、密閉型圧縮機100の振動を低減することができる。
より具体的には、図4(a)に示す平衡状態では、内底面150に対する曲面148の当接部152は、本体部106の重心158の鉛直方向の下方に配置される。これにより、内底面150が水平な場合、重心158(G)、曲率中心154(O)及び当接部152は、鉛直方向に並ぶ。この場合、重心158及び曲率中心154を通る第3方向が鉛直方向と一致し、この間の角度(本体部106の傾き)が小さくなる。
よって、密閉容器102に対して本体部106が所定の姿勢で自立する。この所定の姿勢では、本体部106は密閉容器102との間に間隔を空けて配置されるため、支持部146以外の部位が密閉容器102に接触することが防止される。よって、接触による騒音、及び、接触による本体部106から密閉容器102への振動の伝達を低減することができる。
また、この平衡状態では、吐出管134を保持する保持部172(Q)は、曲率中心154を通る第3方向の直線上にあって、当接部152と重心158との間において当接部152の近傍に位置する。また、ピストン130の往復運動による加振力が作用する加振点155(P)は、重心158(G)より上方に位置している。
図4(b)に示すように、加振点155(P)に加振力が作用すると、本体部106は、内底面150の上を曲面148に沿って揺動する。これにより、当接部152を瞬間中心として本体部106が回転し、当接部152から離れた本体部106の上方ほど大きく変位するため、第3方向は鉛直方向に対して傾斜する。この揺動によって、当接部152を介して本体部106から密閉容器102への振動の伝達が低減され、密閉型圧縮機100の振動を低減することができる。
<保持部の作用>
このように揺動する本体部106における各部の変位(振幅)は下方ほど小さい。すなわち、図5(a)に示すように、水平方向の変位については、加振点155(P)の振幅をaとしたとき、重心158(G)の振幅はその半分程度の0.5aであり、保持部172(Q)の振幅は0である。このため、保持部172は、水平方向にほとんど変位していない。
このように揺動する本体部106における各部の変位(振幅)は下方ほど小さい。すなわち、図5(a)に示すように、水平方向の変位については、加振点155(P)の振幅をaとしたとき、重心158(G)の振幅はその半分程度の0.5aであり、保持部172(Q)の振幅は0である。このため、保持部172は、水平方向にほとんど変位していない。
図5(b)に示すように、鉛直方向の変位については、加振点155(P)の振幅が0.003aに対し、重心158(G)の振幅はその2倍程度の0.006aであり、保持部172(Q)の振幅はさらに大きく約0.009aである。この場合であっても、保持部172(Q)の鉛直方向の振幅0.009aは加振点155(P)の水平方向の振幅aの1/100程度と小さい。
このように、保持部172の振幅が小さいため、これに把持される吐出管134の振幅も小さくすることができる。よって、吐出管134を介して本体部106から密閉容器102に伝達される振動を低減し、密閉型圧縮機100における振動を低減することができる。
また、吐出管134の振幅が小さいため、吐出管134の変形が抑制される。これにより、吐出管134に発生する応力を低減し、吐出管134の折損を防止することができる。よって、吐出管134からの冷媒ガスの漏洩による密閉型圧縮機100の停止等の問題が軽減される。
保持部172は、全長が長い吐出管134をその中間部134bで把持しているため、吐出管134の剛性を高くすることができる。このため、吐出管134に固有振動数を上昇させ、共振を抑制し、吐出管134を介して密閉容器102に伝達される振動を低減することができる。
保持部172は弾性部材174を介して吐出管134を把持している。このため、弾性部材174の変形により吐出管134に伝わる振動を減衰し、吐出管134を介して密閉容器102に伝達される振動を低減することができる。
弾性部材174は弾性変形して、吐出管134の自励振動を減衰することができる。よって、吐出管134の振動及び共振を低減し、密閉型圧縮機100の振動を低減する共に、吐出管134の損傷を軽減することができる。
図6に示すように、電動要素110の回転数(Hz)に対する密閉容器102の振動加速度について、図1の密閉型圧縮機100は従来の密閉型圧縮機よりも低い値を示している。この従来の密閉型圧縮機では、吐出管が本体部の上部に接続され、保持部により保持されていない。これ以外は、図1の密閉型圧縮機100と同様である。
従来の密閉型圧縮機では、25Hz以下の低回転数域において大きな振動加速度を示している。これに対し、密閉型圧縮機100では、15Hz〜40Hzの全領域において従来の密閉型圧縮機よりも低い振動加速度を示し、この全領域の内、低回転数域において振動加速度がさらに低くなっている。
従って、密閉型圧縮機100では、当接部152と電動要素110との間に吐出管134を通していることにより、吐出管134の振動を減少し、吐出管134を介して本体部106から密閉容器102に伝達される振動が低減されている。さらに、振動が大きくなり易い低回転数域における運転において、吐出管134を介した振動の伝達の低減化がさらも向上している。
なお、上記構成では、支持部146の曲面148は球面により形成したが、本体部106が揺動可能であれば、これに限定されない。例えば、曲面148は、円柱面に沿うように形成されていてもよい。
また、上記構成では、内底面150を平坦に形成したが、本体部106が内底面150に対して揺動可能であれば、これに限定されない。例えば、内底面150は、球面及び円柱面等の曲面により形成されていてもよい。
さらに、上記構成では、支持部146を固定子114に取り付けたが、シリンダブロック124等、本体部106におけるその他の部位に取り付けてもよい。さらに、シリンダブロック124と支持部146とを一体的に形成してもよい。
また、上記構成では、弾性部材174としてゴムを用いたが、弾性を有する物であれば、これに限定されず、例えば、高分子材料又は金属により形成されていてもよい。
さらに、上記構成では、金属製のクランプ140a、140bと吐出管134との間に弾性部材174が介在していたが、弾性部材174が配されていなくてもよい。この場合、クランプ140a、140bは、柔軟性及び減衰効果を有する樹脂及びゴム等の弾性材により形成されていてもよい。
また、上記構成では、保持部172は2つのクランプ140a、140bを有していたが、これに限定されない。例えば、保持部172は、1つ又は3つ以上のクランプを有していてもよい。
さらに、上記構成では、密閉型圧縮機100に保持部172が設けられていたが、密閉型圧縮機100に保持部172が設けられていなくてもよい。この場合も、当接部152と電動要素110との間を吐出管134が通っていれば、吐出管134の振動が小さいため、密閉型圧縮機100において吐出管134を介して伝達される振動が低減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る密閉型圧縮機100は、支持部246の曲面248、吐出マフラ、吐出管234、出口管238及び保持部272の形状が実施の形態1と異なっており、これ以外は実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
実施の形態2に係る密閉型圧縮機100は、支持部246の曲面248、吐出マフラ、吐出管234、出口管238及び保持部272の形状が実施の形態1と異なっており、これ以外は実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図7及び図8に示すように、曲面248は、第2方向に直線状に延び、第1方向に対して第3方向に湾曲する面であって、例えば、第2方向に延びる中心軸、及び、一定の曲率半径を有する円柱面に沿うように形成されている。この場合、曲面248は、内底面150に対して当接部252にて線接触して、第1方向に揺動する。
吐出マフラは、シリンダブロック124に形成された第1吐出マフラ136に加えて、第2吐出マフラ278を有している。第2吐出マフラ278は、支持部246の内部に形成された空間であって、例えば、第2方向に直交する断面が矩形状であって、第2方向に長く延びている略直方形状である。第2吐出マフラ278は、その側部がスペーサ147の一部により形成され、下部が底壁部149の一部により形成されている。このため、第2吐出マフラ278は、第1方向において主軸部120とスペーサ147との間であって、第3方向において電動要素110よりも下方であって、底壁部149の下面である曲面248及び当接部252よりも上方に配置されている。
第2吐出マフラ278は、第2方向における一方面おいて接続管276により第1吐出マフラ136に接続され、第2方向における他方面おいて吐出管234により出口管238に接続されている。接続管276及び吐出管234は、平衡状態において、曲面248の曲率中心Oと本体部106の重心Gとを通る直線上に配置され、第3方向において第2吐出マフラ278の中心軸よりも上方であって、互いに同軸になるように第2方向に延びている。
接続管276は、二重巻鋼管等のパイプを曲げて形成され、弾性を有している。接続管276は、本体部106と密閉容器102との間において第1吐出マフラ136から下方に延び、電動要素110よりも下方において第2方向側に曲がり、第2吐出マフラ278に接続されている。
吐出管234は、第2吐出マフラ278から第2方向に延び、本体部106と密閉容器102との間において上方に曲がり、出口管238の接続位置238aに接続されている。このように、吐出管234は、高圧室161、第1吐出マフラ136、接続管276及び第2吐出マフラ278を介して圧縮室142に接続され、当接部252と電動要素110との間を通り、出口管238を介して密閉容器102に接続されている。この高圧室161、第1吐出マフラ136、接続管276、第2吐出マフラ278、吐出管234及び出口管238は、互いに連通し、一連の吐出経路を形成している。
また、当接部252と電動要素110との間において吐出管234は第2吐出マフラ278と接続されている。このため、第2吐出マフラ278は、吐出管234を保持する保持部272としても機能する。
これにより、ピストン130の往復運動による加振力が本体部106に作用すると、本体部106は当接部252を瞬間中心として回転しながら第1方向に揺動する。この揺動の変位(振幅)が小さい当接部252近傍の第2吐出マフラ278(保持部272)に吐出管234が接続されているため、吐出管234の振動を小さく抑制することができる。この結果、本体部106から吐出管234を経由して密閉容器102に伝達される振動が低減され、密閉型圧縮機100の振動を低減することができる。
また、保持部272に吐出管234が保持されることにより、吐出管234の剛性を上昇させることができる。このため、吐出管234の損傷を防止しつつ、吐出管234の共振を防止することができる。よって、密閉型圧縮機100における振動の低減及び吐出管234からの冷媒ガスの漏洩等の問題の軽減が図られる。
さらに、出口管238は、密閉容器102との固定位置から下方に延びて接続位置238aにより吐出管234に接続されている。この接続位置238aは、密閉容器102に対する出口管238の固定位置よりも下方にあり、鉛直方向における当接部252と近い。このため、本体部106から吐出管234を経由して密閉容器102に振動が伝わりにくく、密閉型圧縮機100の振動を低減することができる。
なお、上記構成では、吐出マフラは、第1吐出マフラ136及び第2吐出マフラ278を有していたが、第1吐出マフラ136を有せず、第2吐出マフラ278を有していてもよい。
また、上記構成では、曲面248は円柱面に沿うように形成したが、球面に沿うように形成してもよい。
さらに、内底面150は球面及び円柱面等の曲面により形成されていてもよい。支持部146を本体部106における固定子114以外の部位に取り付けてもよい。支持部146をシリンダブロック124と一体的に形成してもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る密閉型圧縮機100は、保持部372、吐出管334及び出口管338の形状が実施の形態2と異なっており、これ以外は実施の形態2と同様であるため、その説明を省略する。
実施の形態3に係る密閉型圧縮機100は、保持部372、吐出管334及び出口管338の形状が実施の形態2と異なっており、これ以外は実施の形態2と同様であるため、その説明を省略する。
図9及び図10に示すように、出口管338は、密閉容器102との固定位置から上方に延びて接続位置338aにおいて吐出管334に接続されている。吐出管334は、第2吐出マフラ278に回転ジョイント380を介して接続位置334aにおいて接続されている。
回転ジョイント380は、例えば、第2方向に中心軸が延びる円筒形状のシャフト部と、シャフト部が中心軸周りに回転可能に収容される円柱形状の空間を有するハウジング部を有している。シャフト部内には吐出管334が挿入され、ハウジング部は第2吐出マフラ278に接続されている。このシャフト部の外面とハウジング部の内面との間にはベアリング及びシールが設けられている。
このため、回転ジョイント380は、第2方向に延びる中心軸を中心に吐出管334を回転可能に、第2吐出マフラ278と吐出管334との間において気密性を保ちながらこれらを接続している。このため、回転ジョイント380は、当接部252と電動要素110との間に配置され、吐出管334を保持する保持部372としても機能する。
よって、ピストン130の往復運動による加振力が本体部106に作用すると、本体部106は当接部252を瞬間中心として回転しながら第1方向に揺動する。この揺動の変位(振幅)が小さい当接部252近傍の回転ジョイント380(保持部372)に吐出管334が接続されているため、吐出管334の振動を抑制することができる。この結果、本体部106から吐出管334を経由して密閉容器102に伝達する振動が軽減され、密閉型圧縮機100の振動を低減することができる。
また、吐出管334は回転ジョイント380により第2吐出マフラ278に対して回転する。この回転によって本体部106の回転振動が減衰するため、吐出管334を介して密閉容器102に伝達することを防止することができる。この結果、密閉型圧縮機100の振動を低減することができる。
なお、吐出マフラは、第1吐出マフラ136を有していなくてもよい。曲面248は球面に沿うように形成してもよい。内底面150は球面及び円柱面等の曲面により形成されていてもよい。支持部146を本体部106における固定子114以外の部位に取り付けてもよい。支持部146をシリンダブロック124と一体的に形成してもよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る冷凍装置は、図11に示すように、実施の形態1〜3のいずれかの密閉型圧縮機100を有している。以下では、冷凍装置の一例として冷蔵庫400について説明するが、冷凍装置はこれに限定されない。冷凍装置としては、例えば、家庭用電気冷凍冷蔵庫、エアーコンディショナー、冷凍ショーケース、自動販売機、及びその他の装置等が例示される。
本発明の実施の形態4に係る冷凍装置は、図11に示すように、実施の形態1〜3のいずれかの密閉型圧縮機100を有している。以下では、冷凍装置の一例として冷蔵庫400について説明するが、冷凍装置はこれに限定されない。冷凍装置としては、例えば、家庭用電気冷凍冷蔵庫、エアーコンディショナー、冷凍ショーケース、自動販売機、及びその他の装置等が例示される。
冷蔵庫400は断熱箱体482を備えている。断熱箱体482は、正面が開口する本体481、及び、開口部を開閉可能に本体481に取り付けられた扉部を有している。本体481の内部空間(庫内)は、複数の空間490、492、494、496、498に仕切られている。この各空間490、492、494、496、498に対応して回転式又は引き出し式の扉部512、514、516、518、520がガスケットを介して設けられている。各空間は490、492、494、496、498は用途に応じた温度が設定されている。また、庫内には温度センサ(図示せず)が配置されている。
本体481及び扉部512、514、516、518、520のそれぞれは、断熱壁を有している。断熱壁は、内箱484、外箱486、及び、この間の空間に発泡充填された断熱体488を有している。
内箱484は、例えば、ABS等の樹脂から成り、真空成型により形成されている。外箱486は、例えば、プリコート鋼板等の金属材料から成る。断熱体488は、例えば、硬質ウレタンフォーム、フェノールフォーム及びスチレンフォーム等の発泡材から成る。発泡材として、ハイドロカーボン系のシクロペンタンは、地球温暖化防止の観点から好ましい。
例えば、本体481の背面の上側角部には、凹み部500が設けられている。この凹み部500に、密閉型圧縮機100が弾性支持材524を介して載置されている。密閉型圧縮機100は、冷凍サイクルに接続されている。
冷凍サイクルは、密閉型圧縮機100、凝縮器(図示せず)、キャピラリ506、ドライヤ(図示せず)、蒸発器510及び吸入配管164を有し、これらはこの順で環状に接続されている。凝縮器は本体481の側面等に配置されている。キャピラリ506は減圧器であって、ドライヤは水分を除去する装置である。蒸発器510の近傍には冷却ファン508が設けられている。
この冷凍サイクルでは、庫内の設定温度及び温度センサの検知温度に応じた制御基板(図示せず)からの信号に基づいて冷却運転が行われる。冷却運転が開始されると、密閉型圧縮機100は圧縮動作により高温高圧の冷媒ガスを吐出する。この冷媒ガスは、凝縮器において放熱して凝縮液化してから、キャピラリ506で減圧されて低温低圧の冷媒液となり、蒸発器510に至る。
冷媒液は、蒸発器510において庫内の空気と熱交換し蒸発気化され、冷媒ガスとなる。ここで、冷却ファン508により庫内の空気が循環され、冷却された空気はダンパ(図示せず)等を介して各空間に送られる。
上記構成によれば、密閉型圧縮機100において、ピストン130(図1)の往復運動による振動が低減されている。このため、密閉型圧縮機100を備える冷蔵庫400における振動による騒音も減少させることができる。
例えば、密閉型圧縮機100が冷蔵庫400の上部に設けられている場合、密閉型圧縮機100は、立っている人間の耳の近くに配置される。この場合、騒音の低減効果はさらに発揮される。また、密閉型圧縮機100が冷蔵庫400の下部に設けられている場合、密閉型圧縮機100から床面へ伝達される振動が減少し、騒音をさらに低減することができる。
また、密閉型圧縮機100における電動要素110(図1)の回転数が商用電源の周波数より低い低回転の運転時に、密閉型圧縮機100の振動が冷蔵庫400に伝わりやすい。これに対し、低回転時における密閉型圧縮機100の振動が大幅に低減されているため、振動による騒音を軽減することができる。しかも、回転数の低下によって密閉型圧縮機100及び冷蔵庫400の消費電力を低減することができる。
本発明の密閉型圧縮機及びそれを備えた冷凍装置は、振動を低減することができる密閉型圧縮機及びそれを備えた冷凍装置等として有用である。
100 :密閉型圧縮機
102 :密閉容器
110 :電動要素
112 :圧縮要素
128 :シリンダ部
130 :ピストン
134 :吐出管
142 :圧縮室
146 :支持部
148 :曲面
150 :内底面
152 :当接部
172 :保持部
174 :弾性部材
234 :吐出管
246 :支持部
252 :当接部
272 :保持部
276 :接続管
278 :第2吐出マフラ(吐出マフラ)
334 :吐出管
372 :保持部
380 :回転ジョイント(ジョイント)
400 :冷蔵庫(冷凍装置)
102 :密閉容器
110 :電動要素
112 :圧縮要素
128 :シリンダ部
130 :ピストン
134 :吐出管
142 :圧縮室
146 :支持部
148 :曲面
150 :内底面
152 :当接部
172 :保持部
174 :弾性部材
234 :吐出管
246 :支持部
252 :当接部
272 :保持部
276 :接続管
278 :第2吐出マフラ(吐出マフラ)
334 :吐出管
372 :保持部
380 :回転ジョイント(ジョイント)
400 :冷蔵庫(冷凍装置)
Claims (7)
- 圧縮要素と、
前記圧縮要素を駆動する電動要素と、
前記圧縮要素及び前記電動要素を支持し、且つ、曲面が形成された支持部と、
前記圧縮要素、前記電動要素及び前記支持部を収容し、且つ、前記曲面に当接する内底面を有する密閉容器と、を備え、
前記圧縮要素は、
内部空間を有するシリンダ部と、
前記内部空間において往復運動するピストンと、
前記シリンダ部及び前記ピストンにより周囲が取り囲まれた圧縮室と前記密閉容器とに接続された吐出管と、
前記内底面に対する前記曲面の当接部と前記電動要素との間に設けられ、且つ、前記吐出管を保持する保持部と、を有している、密閉型圧縮機。 - 前記保持部と前記吐出管との間に介在する弾性部材をさらに備えている、請求項1に記載の密閉型圧縮機。
- 前記弾性部材は、減衰性を有している、請求項2に記載の密閉型圧縮機。
- 前記保持部は、前記圧縮室に連通する吐出マフラにより形成され、
前記吐出管は、前記吐出マフラを介して前記圧縮室に接続されている、請求項1に記載の密閉型圧縮機。 - 前記保持部は、前記吐出管をその軸まわりに回転可能なジョイントにより形成されている、請求項1に記載の密閉型圧縮機。
- 前記電動要素は、商用電源の周波数より低い回転数が含む複数の回転数でインバータにより駆動される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機を備えている、冷凍装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018122487A JP2020002852A (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 密閉型圧縮機及びそれを備える冷凍装置 |
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---|---|
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-
2018
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