JP2020001855A - 通紙装置、フィルム製造装置及び微多孔膜製造装置、フィルム通し方法並びに微多孔膜製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
フィルムを搬送するための搬送ロールを複数備えたフィルム搬送装置に用いられ、フィルムをその搬送経路に沿って前記複数の搬送ロール間に通紙する際に、フィルムを前記複数の搬送ロール間に通紙する作業に先立って複数の搬送ロール間に紐通しを行う通紙装置であって、
前記複数の搬送ロールによってフィルムが搬送される搬送領域に対して前記搬送ロールの両端部から外側に離れた領域にそれぞれ設けられ、ライン状ガイド部材をフィルムの搬送経路に沿って走行させる複数の誘導部材と、
前記ライン状ガイド部材のそれぞれに設けられ、前記紐通し用の紐を前記ライン状ガイド部材に連結するための固定部と、を有する。
処理液が収容される処理槽と、を備え、
前記搬送ロールは、フィルムが処理液中を搬送されるように前記処理槽内に配置されている。
前記複数の搬送ロールによってフィルムが搬送される搬送領域に対して前記搬送ロールの両端部から外側に離れた領域にそれぞれ設けられたライン状ガイド部材に第1の紐の両端をそれぞれ連結する工程と、
前記搬送領域にて前記第1の紐の中央部分に第2の紐の一端を連結する工程と、
前記ライン状ガイド部材をフィルムの搬送経路に沿って走行させ、前記第2の紐の一端側をフィルムの搬送経路の下流側に向かって引き出すとともに、前記第2の紐の他端側をフィルムの搬送経路の上流側にて待機させる工程と、
前記第2の紐の一端側が前記フィルム搬送装置の下流側に引き出された後、前記ライン状ガイド部材を停止させ、前記第2の紐の一端側を前記ライン状ガイド部材から切り離す工程と、
前記第2の紐の他端側にフィルムの先端を固定し、前記第2の紐の一端側をさらに引き出してフィルムを前記複数の搬送ロール間にてフィルム通しする工程と、を含む。
ポリオレフィン樹脂と可塑剤とを混練してポリオレフィン溶液を調整する工程と、
前記ポリオレフィン溶液を冷却して前記フィルムとしてゲルシートを形成する工程と、
可塑剤を除去するために洗浄槽内にて前記ゲルシートをフィルム通しする工程を、前記フィルム通し方法を用いて行う工程と、
前記洗浄槽を通過して可塑剤が除去された微多孔膜を巻き取る工程と、を含む。
図1は、本発明の通紙装置を用いたフィルム搬送装置の実施の一形態を示す図であり、側方から見た図である。図2は、図1に示した搬送ロール11とスプロケット21及びチェーン22との水平方向における位置関係を示す図である。図3は、図1に示したチェーン22の詳細な構造を示す図である。なお、図1及び図2では、本発明を説明するために必要な部材のみを描画しており、その他の部材については省略している。
2 フィルム製造装置
4 フィルム
11 搬送ロール
21 スプロケット
22 チェーン
25 固定部
A フィルムの搬送方向
B チェーンの走行方向
C フィルム(紐)が引き出されていく方向
Claims (16)
- フィルムを搬送するための搬送ロールを複数備えたフィルム搬送装置に用いられ、フィルムをその搬送経路に沿って前記複数の搬送ロール間に通紙する際に、フィルムを前記複数の搬送ロール間に通紙する作業に先立って複数の搬送ロール間に紐通しを行う通紙装置であって、
前記複数の搬送ロールによってフィルムが搬送される搬送領域に対して前記搬送ロールの両端部から外側に離れた領域にそれぞれ設けられ、ライン状ガイド部材をフィルムの搬送経路に沿って走行させる複数の誘導部材と、
前記ライン状ガイド部材のそれぞれに設けられ、前記紐通し用の紐を前記ライン状ガイド部材に連結するための固定部と、を有する通紙装置。 - 請求項1に記載の通紙装置において、
前記誘導部材は、前記ライン状ガイド部材がフィルムの搬送経路に沿いながら当該搬送経路よりも外回りを走行するように配置されている、通紙装置。 - 請求項1または2に記載の通紙装置において、
前記ライン状ガイド部材のそれぞれは、無端状に形成されている、通紙装置。 - 請求項1ないし3のいずれか一つに記載の通紙装置において、
前記ライン状ガイド部材のそれぞれは、フィルムの搬送経路の下流側から上流側に戻る領域が、前記搬送ロールが配置された領域に対して階下に配置されている、通紙装置。 - 請求項1ないし4のいずれか一つに記載の通紙装置において、
前記ライン状ガイド部材のそれぞれは、水平軸周りに配置されている、通紙装置。 - 請求項1ないし5のいずれか一つに記載の通紙装置において、
前記誘導部材を駆動させる駆動部を有する、通紙装置。 - 請求項1ないし6のいずれか一つに記載の通紙装置において、
前記固定部に連結される紐が巻回されたリールを有する、通紙装置。 - 請求項1ないし7のいずれか一つに記載の通紙装置と、
処理液が収容される処理槽と、を備え、
前記搬送ロールは、フィルムが処理液中を搬送されるように前記処理槽内に配置されている、フィルム製造装置。 - 請求項8に記載のフィルム製造装置において、
前記処理液が有機溶剤である、フィルム製造装置。 - 請求項8または9に記載のフィルム製造装置において、
前記処理槽の側面には、前記ライン状ガイド部材を外部から視認可能とする確認窓が設けられている、フィルム製造装置。 - 請求項8ないし10のいずれか一つに記載のフィルム製造装置において、
前記処理槽は、当該処理槽を気密状態とするための天井壁をその天井面に備え、
前記天井壁には、前記ライン状ガイド部材を外部から視認可能とする確認窓が設けられている、フィルム製造装置。 - 請求項8ないし11のいずれか一つに記載のフィルム製造装置において、
フィルムの搬送経路の長さは、当該搬送経路を構成する搬送ロールの幅の20倍〜100倍である、フィルム製造装置。 - 樹脂と可塑剤とを混練して樹脂溶液を得るための混練機と、
前記樹脂溶液をゲルシート状に吐出するダイと、
ゲルシート状に吐出された樹脂溶液を冷却してフィルムを得るための冷却装置と、
前記フィルムを延伸する延伸装置と、
延伸済のフィルムから可塑剤を除去して微多孔膜を得るための請求項8ないし12のいずれか一つに記載のフィルム製造装置と、
前記微多孔膜を巻き取る巻き取り部と、を有する微多孔膜製造装置。 - フィルムを搬送するための搬送ロールを複数備えたフィルム搬送装置に用いられ、フィルムをその搬送経路に沿って前記複数の搬送ロール間にフィルム通しする際に、フィルムを前記複数の搬送ロール間にフィルム通しする作業に先立って複数の搬送ロール間に紐通しを行う通紙装置を用いたフィルム通し方法であって、
前記複数の搬送ロールによってフィルムが搬送される搬送領域に対して前記搬送ロールの両端部から外側に離れた領域にそれぞれ設けられたライン状ガイド部材に第1の紐の両端をそれぞれ連結する工程と、
前記搬送領域にて前記第1の紐の中央部分に第2の紐の一端を連結する工程と、
前記ライン状ガイド部材をフィルムの搬送経路に沿って走行させ、前記第2の紐の一端側をフィルムの搬送経路の下流側に向かって引き出すとともに、前記第2の紐の他端側をフィルムの搬送経路の上流側にて待機させる工程と、
前記第2の紐の一端側が前記フィルム搬送装置の下流側に引き出された後、前記ライン状ガイド部材を停止させ、前記第2の紐の一端側を前記ライン状ガイド部材から切り離す工程と、
前記第2の紐の他端側にフィルムの先端を固定し、前記第2の紐の一端側をさらに引き出してフィルムを前記複数の搬送ロール間にてフィルム通しする工程と、を含むフィルム通し方法。 - 請求項14に記載のフィルム通し方法において、
前記第2の紐の一端を連結する工程は、前記第1の紐の中央部分に弾性体を介して前記第2の紐の一端を連結する工程であり、
前記上流側にて待機させる工程は、前記弾性体の伸縮により前記第2の紐に加わる圧力変動を緩和しながら行う工程である、フィルム通し方法。 - ポリオレフィン樹脂と可塑剤とを混練してポリオレフィン溶液を調整する工程と、
前記ポリオレフィン溶液を冷却して前記フィルムとしてゲルシートを形成する工程と、
可塑剤を除去するために洗浄槽内にて前記ゲルシートをフィルム通しする工程を、請求項14または15に記載のフィルム通し方法を用いて行う工程と、
前記洗浄槽を通過して可塑剤が除去された微多孔膜を巻き取る工程と、を含む微多孔膜製造方法。
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JP2018120770A JP2020001855A (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 通紙装置、フィルム製造装置及び微多孔膜製造装置、フィルム通し方法並びに微多孔膜製造方法 |
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2018
- 2018-06-26 JP JP2018120770A patent/JP2020001855A/ja active Pending
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