JP2020001197A - 金属缶の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物を充填密封した充填缶に対しインクジェット画像を印刷したデザイン性の良い充填印刷缶の製造方法を提供する。【解決手段】内容物を充填密封した充填缶表面には、オーバーコートなどの方法でニスが塗られていることが一般的であり、ニスの撥水作用のため、良好にインクジェット画像印刷ができない場合がある。そのため、ケイ素化合物を含む燃焼炎を吹き付ける等の表面改質工程を行い、当該表面改質された部分に、インクジェット画像印刷をする。【選択図】図2

Description

本発明は、食品、飲料、化粧品などの内容物を充填した充填缶にインクジェット画像を印刷するデザイン性の良い充填印刷缶の製造方法に関する。また、該方法により製造された充填印刷缶を配送するシステムに関する。更に、内容物が充填された充填印刷缶に関する。
従来、オンデマンド印刷の需要に応えるため、飲料用の空缶にインクジェット印刷する発明がされている(特許文献1)。
特許第6242880号
しかし、上記特許文献1に記載の発明では、空缶にインクジェット印刷がされるため、その後の充填密封等の工程を経るとインクが滲んだり、擦れたりして、缶表面に印刷された画像が劣化してしまうという問題があった。
本発明は上記課題を解決するものであり、食品、飲料、化粧品などの内容物を充填密封した充填缶に対し、インクジェット印刷が施された、高品質な充填印刷缶を製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討し、内容物を充填密封した充填缶表面にインクジェット印刷を施すことで、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、
内容物が充填密封された充填缶の表面にインクジェット画像印刷を行う印刷工程、を含む、充填印刷缶の製造方法、を含む。
さらに、前記印刷工程の前に、充填缶の表面を改質する表面改質工程を含み、前記印刷工程において、前記表面改質工程において表面改質された部分にインクジェット画像印刷する形態が好ましい。
充填密封後の金属缶表面にそのままインクジェット画像印刷を行ってもよいが、内容物が充填された金属缶は、例えば特許第4925153号の記載にもあるように、製缶工程での加工具との摩擦を低減すること、製缶工程や缶詰製造工程で搬送時の滑り性を良好にすること、缶胴外面の疵付きを防止すること、などの理由から、金属缶の表面にオーバーコートなどの方法でニスが塗られていることが一般的であり、ニスの撥水作用のため、良好にインクジェット画像印刷ができない場合がある。そのため、表面改質工程を行い、当該表面改質された部分にインクジェット画像印刷をすることが好ましい。
また、内容物を充填した充填缶は、表面改質工程前に殺菌処理工程を含むことが好ましく、表面改質工程前に一時裁置場所から取り出す取り出し工程を含むことが好ましく、また、印刷工程後に印刷された充填印刷缶を一時裁置する裁置工程を含むことが好ましい。
表面改質工程は、内容物を充填密封した金属缶表面に、ケイ素化合物を含む燃焼炎を吹き付けることが好ましく、印刷工程は、インクを直接、充填缶へ吐出することでインクジ
ェット画像印刷することが好ましく、或いは、転写媒体上にインクジェット画像を形成する工程、及び前記転写媒体上に形成された前記インクジェット画像を充填缶へ転写する工程、を含むことが好ましい。
また、インクジェット画像印刷がされる前の、内容物を充填密封した充填缶は、様々な好ましい形態が存在する。例えば、少なくとも表面の一部に前印刷されている充填缶であってもよく、前記前印刷の少なくとも一部がベタ印刷であってもよく、前印刷が全くされていない箇所を含んでもよく、インクジェット画像印刷を行う部分が前印刷されていなくてもよく、最外層の少なくとも一部がニスで被覆されている充填缶であってよい。
また、本発明は別の側面として、所定の数の充填印刷缶を受注する受注工程、上記いずれかに記載の方法により、印刷充填缶を製造する充填印刷缶製造工程、及び
前記充填印刷缶製造において製造した充填印刷缶から、前記受注工程において受注した数のうちの所定の数分の充填印刷缶を発注元、又は発注元から指定された場所に配送する工程、
を含む、充填印刷缶の製造・配送システムを含む。
さらに本発明は別の側面として、インクジェット画像が表面に印刷された印刷充填缶であって、充填缶表面側から最表面に向かって、ニス層、インクジェット画像印刷層、の順に前記2層が少なくとも含まれる、充填印刷缶、を含む。
また、前記充填印刷缶の、充填缶表面からインクジェット印刷層の間に、ベタ印刷層を含む形態が好ましく、前記ニス層と前記インクジェット印刷層との間に、表面改質層を含む形態が好ましく、前記表面改質層は、酸化ケイ素被膜である形態が好ましい。
さらに本発明は別の側面として、第1の印刷部、及び第2の印刷部を含む印刷層を表面に有する、内容物が充填された充填缶であって、前記第1の印刷部は、印刷層がニスで被覆されており、前記第2の印刷部は、表面改質層上にインクジェット印刷層が形成された、内容物が充填された充填印刷缶、を含む。
また、前記第2の印刷部の厚みは、前記第1の印刷部より厚みが大きいことが好ましい。
本発明により、食品、飲料、化粧品などの内容物を充填密封した充填缶に対し、インクジェット印刷が施された、高品質な充填印刷缶を製造する方法を提供することができる。そして、本発明を用いることで内容物を充填密封した充填缶に印刷が可能となるため、オンデマンド印刷に対応した、すなわち特定のインクジェット画像印刷を施した缶を、必要な数だけ小ロットで製造することが可能となる。
表面改質処理を行う表面処理装置の一形態を示す模式図である。 一実施形態である、配送システムのフロー図を示す。 一実施形態である内容物を充填した金属缶の、缶表面の印刷層の上面模式図(a)と、A−A´部の断面模式図(b)である。 一実施形態である内容物を充填した金属缶の、缶表面の印刷層の上面模式図(a)と、B−B´部の断面模式図(b)である。 一実施形態である内容物を充填した金属缶の、缶表面の印刷層の上面模式図(a)と、C−C´部の断面模式図(b)である。 一実施形態である内容物を充填した金属缶の、缶表面の印刷層の上面模式図(a)と、D−D´部の断面模式図(b)である。 印刷工程を実施する印刷システムの構成の一例を示す概略図である。
本発明の一実施形態は充填印刷缶の製造方法であり、内容物が充填密封された充填缶の表面にインクジェット画像印刷を行う印刷工程、を含む。
更に、前記印刷工程の前に、充填缶の表面を改質する表面改質工程を含み、前記印刷工程において、前記表面改質工程において表面改質された部分にインクジェット画像印刷することが好ましい。本実施形態では、上記表面改質工程及び印刷工程以外の工程を、必要に応じて含んでもよい。空缶に内容物を充填する充填密封工程すなわち、空缶に内容物を充填する充填密封工程や、表面改質工程前に、レトルト、パスト、高圧殺菌など、充填缶に殺菌処理をする殺菌処理工程を含んでもよいし、パレタイザーなどによる一時裁置(すなわち、一時的に置かれた、又は一時的に保管された)場所に裁置された充填缶を、一時裁置場所から取り出す取り出し工程を含んでもよい。さらに、印刷工程後に印刷された充填缶を一時裁置する裁置工程を含んでもよい。なお、前記記載の工程以外の工程を含んでもよいことは言うまでも無い。
本実施形態においてインクジェット画像とは、内容物が充填された充填缶の缶底などに、製造年月日、ロット番号、製品番号など、数字、記号、マークによって製品の管理/追跡のために印刷する「印字」とは異なるものである。
<充填密封工程>
充填密封工程は、空缶に内容物を充填し密封する工程である。充填密封工程は、内容物を空缶に充填し、密封できれば特段制限はなく、内容物の種類や空缶の種類に応じ適宜実施することができるが、本実施形態においては、充填密封された充填缶を入手し、入手した充填缶にインクジェット画像を印刷してもよい。
<表面改質工程>
表面改質工程は、内容物を充填密封した充填缶表面に対し、その表面を改質する工程である。表面改質工程は、内容物を充填密封した充填缶表面と、インクジェット画像印刷のインキとの接着を改善できれば特段その方法は限定されない。例えば、充填缶表面にケイ素化合物を含む燃焼炎を吹き付ける方法、充填缶表面をプラズマ処理する方法、充填缶表面をコロナ処理する方法、充填缶表面に塗布するニスとして、インキ密着性を向上させたニスを用いる方法、充填缶表面にインキを留まらせる受容層で充填缶表面を被覆する方法、などが挙げられる。
このうち、ケイ素化合物を含む燃焼炎を吹き付けることで表面改質することが好ましい。ケイ素化合物を含む燃焼炎を吹き付けることで、充填缶表面上に酸化ケイ素膜を形成することができる。充填缶表面上に該酸化ケイ素膜を形成することで、その後に行われるインクジェット画像印刷において、インキと充填缶との密着性を改善することができる。
ケイ素化合物を含む燃焼炎の吹付けは、例えば特許第3626424号や特許第4366220号などに開示された、既知の方法を用いることができる。
ケイ素化合物は特に限定されず、典型的にはアルキルシランやアルコキシシラン等のシラン化合物があげられるが、これらに限られない。これらのシラン化合物は、窒素、塩素等のハロゲン、ビニル基、アミノ基等を有してもよい。
充填缶表面上に良好な酸化ケイ素膜を形成する観点から、ケイ素化合物の沸点の上限は通常250℃以下であり、200℃以下であってよく、180℃以下であってよく、150℃以下であってよい。下限は特段限定されず、通常20℃以上であり、50℃以上であってよい。
燃焼炎の温度は特段限定されるものではなく、通常500℃以上、550℃以上であってよく、600℃以上であってよい。また上限は、通常1500℃以下であり、1250℃以下であってよく、1000℃以下であってよい。
燃焼炎の吹き付け時間は特段限定されるものではないが、本実施形態では内容物が充填された充填缶に対し燃焼炎を吹き付けるため、短時間の吹き付けによる表面改質を行うことが、缶自体や内容物を保護する観点から好ましい。燃焼炎の吹き付けは、インクジェット画像印刷がされる金属缶の胴部に複数回行うことが好ましい。本実施形態では燃焼炎の吹き付け時間が、吹き付けられる一部分に対して10秒以内であることが好ましく、5秒以内であってよく、3秒以内であってよく、2秒以内であってよく、1秒以内であってよい。下限は表面改質が行われる限り特段限定されないが、通常は0.001秒以上である。
燃焼炎とするためには、通常燃料ガスが用いられる。燃料ガスとしては、プロパンガスや天然ガスなどの可燃性ガスが典型的には用いられる。これらの可燃性ガスに適宜、水素、酸素、空気等を混合して用いてもよい。
燃料ガス中に含有させるケイ素化合物の量は特段限定されないが、燃料ガス全量に対し、通常1.0×10−10モル%以上であり、1.0×10−9モル%以上であってよく、1.0×10−8モル%以上であってよい。上限は通常10モル%以下であり、5モル%以下であってよく、1モル%以下であってよい。
表面改質処理に用いられる燃焼炎を吹き付けるための表面処理装置の一例を図1に示す。
表面処理装置10は、ガス移送部61aと61bと噴射口62とを有する装置本体6と、装置本体6にケイ素化合物を供給する、ノズル21とケイ素化合物を貯蔵するタンク22とを有するケイ素供給部2と、装置本体6のガス移送部61a、61bにガスを供給するガス供給部(図示せず)と、を備える。
ガス移送部61aにはガス供給部から天然ガスなどの燃焼ガスが供給され、ガス移送部61bには、ガス供給部からキャリアガスとして空気が供給される。移送部61a、61bにより移送されたガスはケイ素供給部2から供給されたケイ素化合物と混合され、噴射口62から噴射される。ここで混合ガスは、別途設けられた着火手段により着火され、燃焼炎5となり、充填缶1の表面に噴射される。噴射されたケイ素化合物を有する燃焼炎5は、充填缶1の表面に酸化ケイ素膜を形成する。
表面処理装置10の噴射口62と、充填缶1表面との距離は特段限定されないが、通常1cm以上であり、3cm以上であってよく、5cm以上であってよい。また通常30cm以下であり、20cm以下であってよく、15cm以下であってよい。
表面改質工程は、内容物を充填した充填缶表面に対し、表面改質を行う。内容物を充填した充填缶は、典型的には食品や飲料を充填した充填缶が挙げられるが、内容物は特にこれに限定されない。以下、飲料を充填密封した充填缶を準備する例を説明する。なお、本出願の飲料を「充填密封した」または飲料を「充填密封後」という記載は、充填密封直後から充填密封後の他の工程、例えば殺菌、搬送、裁置工程などの後という長い時間軸の間のいつの時期でもよい。
空缶の製缶の方法は特段限定されず、既知の方法を適用することができる。例えば2ピース缶の製缶方法では、絞り成形、再絞り成形、しごき成形があげられる。3ピース缶の製缶方法では、ブリキ板切断工程、ロール成形、缶胴溶接工程、缶胴ストレッチ成形があげられる。その他、缶胴を楕円形、角型、エンボス形状などの異形缶にするためのパネリング成形や、缶蓋を巻締するためのフランジ部成形、さらにネッキング成形などがあげられる。
成形した空缶の表面は、少なくともその一部が印刷されていてもよい。印刷方法は特に
限定されないが、一般的な缶の印刷方法としてオフセット印刷があげられる。印刷工程は、成形した空缶へ印刷してもよいし、成形する前の板状の段階で行ってもよい。シームレス缶へのオフセット印刷は既知の方法が適用され、例えばインキをブランケットに転写し、連続してシームレス缶表面にオフセット印刷する方法などを適用できる。
本実施形態では、飲料充填後に充填缶の表面改質を行い、インクジェット画像印刷を充填缶表面に施すことから、当該表面改質を行いインクジェット画像印刷を行う箇所は、何ら印刷されていなくてもよい。即ち、成形した空缶の表面の一部に印刷がされていてもよいし、印刷されていない箇所を有してもよく、全く印刷されていなくてもよい。また同様に、充填密封後に表面改質を行い、インクジェット画像印刷を充填缶表面に施すことから、インクジェット画像印刷の画像を目立たせるために、充填缶表面の少なくとも一部の印刷がベタ塗り、例えば白地のベタ塗りであってもよい。ただし、ベタ塗りの印刷方法はオフセット印刷に限定されるものではなく、ホワイトコーターで行ってもよい。また、ベタ塗りの色は特に限定されない。さらに、ベタ塗りの印刷工程は、内容物の充填前に行ってもよいし、充填密封後からインクジェット印刷されるまでのいつの時点で行ってもよい。
このように必要に応じ印刷された空缶は、食料、飲料などの内容物が充填密封され、内容物が充填密封された充填缶となる。なお、充填密封後の充填缶は前述の通り、一般的に、缶表面にワックスを含むニスが塗布されていることが多い。
<印刷工程>
印刷工程は、充填缶の表面に、好ましくは表面が改質された部分に、インクジェット画像印刷を行う工程である。インクジェット画像印刷の方法は特段限定されず、既知の方法が適用される。例えば、インクジェット画像印刷によりインクを充填缶へ直接印刷する方法でもよいし、一度転写媒体へ画像形成してからその画像を充填缶へ転写する方法でもよい。インクジェット印刷により、模様印刷、写真印刷、画像印刷などが可能となり、充填缶表面のデザイン性が格段に向上する。また、本実施形態では、表面改質を行うことで酸化ケイ素膜が表面に形成され、インクジェット画像印刷との密着性が向上することに加え、該酸化ケイ素膜上でインクジェットインクがうまく濡れ広がることから、充填缶の下地が透けないという効果をも奏する。
なお、インクジェット印刷だけではなく、スクリーン印刷やホットスタンプでも、小ロット低コストを実現することができる。
本実施形態により、内容物が充填密封された充填缶への印刷であっても、印刷インクと充填缶との密着性が良好であるため、必要な数の充填缶にインクジェット印刷が可能となることから、小ロットであっても低コストで印刷された充填印刷缶を提供できる。そのため、必要となる個数毎にインクジェット画像印刷を施した充填缶を製造することができ、次のような本発明の別の実施形態も可能となる。すなわち、
上記方法により、受注した所定の数の印刷充填缶を製造する工程、及び前記製造した缶を発注元、又は発注元から指定された場所に配送する工程、を含む、充填印刷缶の製造・配送システムである。
図2は、上記本発明の別の実施形態の一例を表すフロー図である。
フロー図は、プレステップ1〜3と、ステップ1〜5を含む。プレステップ1〜3はステップ1〜5に先立って、予め行われるステップであるため、プレステップと称する。
プレステップは、内容物が充填された充填缶を製造するステップであり、プレステップ1は空缶を製缶するステップであり、プレステップ2は空缶表面にオフセット印刷を施すステップであり、プレステップ3は内容物を空缶に充填および密封するステップである。
プレステップ3により内容物が充填された充填缶は、殺菌処理される。その後、ここで
一旦裁置される。一形態では、プレステップ1〜3を実施することで2万本の充填缶を製造する。
ステップ1の受注ステップでは、要求される充填印刷缶の本数、及び充填印刷缶の表面に印刷する画像や写真を受領する。電話や郵送などで受注してもよいが、オンラインによる受注とすることで発注本数の管理が容易となり、受領した画像データや写真データを容易にステップ3のインクジェット画像印刷に適用させることができるため、好ましい。
受注ステップの工程は、図2ではプレステップ3の内容物の充填密封の後、ステップ3の表面改質の前に示しているが、この時期に限定されるものではない。
ステップ2の表面改質ステップでは、内容物が充填された充填缶の表面を、例えばケイ素化合物を含む燃焼炎を吹き付けることで、その表面を改質する。このような改質により、ステップ3でのインクジェット画像印刷と充填缶との密着性を向上させ、ステップ4での搬送時に印刷が缶から剥がれることを抑制できる。
ステップ3のインクジェット画像印刷ステップでは、ステップ2で表面改質を行った充填缶表面に対し、インクジェット画像印刷を行う。インクジェット画像印刷は、ステップ1で受領した画像や写真を、内容物が充填密封された充填缶表面にインクジェット画像印刷するステップである。
そして、ステップ3でインクジェット画像印刷された缶は、ステップ4、5で配送され、納品される。
この配送/納品ステップ(ステップ4、5)では、受注した数の全部を一度に配送/納品しなくとも、受注した数のうちの所定数分を配送/納品することも、受注の形態に応じて想定される。
ここで、受注ステップ(ステップ1)の工程は、図2では、プレステップ3の内容物の充填密封の後、ステップ3の表面改質の前に示しているが、この時期に限定されるものではなく、いつの段階で行ってもよい。具体的には、プレステップ1の前、プレステップ1〜3のいずれかの間、ステップ2、3のいずれかの間、プレステップ1〜3の最中、ステップ2、3の最中、ステップ3の後が考えられる。いずれの場合でも、受注ステップ(ステップ1)をきっかけに配送/納品ステップ(ステップ4、5)に至れればよい。つまり、図2の実施形態では、プレステップ3の後の充填缶を一時載置する形態を示しているが、プレステップ1、2、ステップ2、3のいずれかのステップの後に、製造された空缶、又は印刷充填缶を一時載置し、受注ステップ(ステップ1)をきっかけにその後のステップを行って配送/納品ステップ(ステップ4、5)に至ることも考えられる。また、プレステップ1の前に、受注ステップ(ステップ1)がある場合は、受注ステップをきっかけに、プレステップ1の製缶工程からステップ3のインクジェット印刷工程を経て、配送/納品ステップ(ステップ4、5)に至ることでもよい。
なお、図2では、受注ステップ前の工程として「プレステップ」の用語を使用しているが、上記のように「プレステップ」が、受注ステップ後の工程となる場合は、予めの工程ではなく、通常の「ステップ」となることはいうまでもない。
このように、オンライン等による小ロットの受任を受け、必要に応じて写真や画像を充填缶表面に印刷できる本実施形態は、画像・写真が印刷された充填印刷缶の製造コストを著しく下げることが可能となる。そのため、記念品などとして数十本単位で、特別な写真等を印刷した充填印刷缶を製造することが可能となり、またノベルティー品などとして数百本単位で、特別なロゴ等を印刷した充填印刷缶を製造することが可能となる。
また、本発明の別の実施形態は、上記製造方法により製造された缶であり、次のような構成を有する。即ち、インクジェット画像が表面に印刷された印刷充填缶であって、充填
缶表面側から、ニス層、インクジェット画像印刷層、の順に前記2層が少なくとも含まれる、充填印刷缶である。
更に別の実施形態では、第1の印刷部、及び第2の印刷部を含む印刷層を表面に有する、内容物が充填された充填印刷缶であって、前記第1の印刷部は、印刷層がニスで被覆されており、前記第2の印刷部は、酸化ケイ素被膜上にインクジェット印刷層が形成される、内容物が充填された充填印刷缶であり得る。或いは、印刷層を表面に有する、内容物が充填された充填印刷缶であって、内容物が充填された充填缶表面に、ベタ印刷層、酸化ケイ素被膜、インクジェット画像印刷層、の順に形成された、内容物が充填された充填印刷缶であり得る。これらの構成について、図3〜図6を用いて説明する。
図3は、内容物を充填した充填缶の表面に印刷された印刷層を、平面に展開して、上面から示した上面模式図(a)と、A−A´部の断面模式図(b)である。
図3(a)に示すように、展開印刷層100は、第1の印刷部101と第2の印刷部である102を有し、第1の印刷部101は画像が版印刷により印刷されており、第2の印刷部102はインクジェット画像がインクジェット印刷により印刷されている。
本形態は、第2の印刷部102以外の箇所、即ち第1の印刷部101をデザイン画像で印刷した後、残りの第2の印刷部102をインクジェット印刷することで、充填缶表面の印刷層を形成する。その断面図は、図3(b)にあるとおり、第1の印刷部101と第2の印刷部102で異なる。第1の印刷部101は、充填缶表面103上に、画像印刷層104、ニス層105の順に積層されてなる。一方第2の印刷部102は、充填缶表面103上に、ニス層105、酸化ケイ素被膜106、インクジェット画像印刷層107の順に積層されてなる。このような形態により、高精細なインクジェット画像印刷層を必要な部分にのみ、印刷することが可能となる。
別の形態として、図4の形態を例示する。図4も同様に、内容物を充填した充填缶の表面に印刷された印刷層を、平面に展開して、上面から示した上面模式図(a)と、B−B´部の断面模式図(b)である。
図4(a)に示すように、展開印刷層200は、第1の印刷部201と第2の印刷部である202を有し、第1の印刷部201は画像が版印刷により印刷されており、第2の印刷部202はインクジェット画像がインクジェット印刷により印刷されている。
本形態は、缶表面全面にデザイン画像204を印刷し、ニスを塗布した状態、すなわちデザイン画像が印刷されたデザイン印刷缶に対し、第2の印刷部202相当箇所に対して表面処理を行い、その後インクジェット画像印刷することで、印刷層を形成する。その断面図は、図4(b)にあるとおり、第1の印刷部201は、充填缶表面203上に、画像印刷層204、ニス層205の順に積層されてなる。一方第2の印刷部202は、画像印刷層204、ニス層205の上に、酸化ケイ素被膜206、ベタ印刷層208、インクジェット画像印刷層207の順に積層されてなる。このような形態によっても、高精細なインクジェット画像印刷層を必要な部分にのみ、印刷することが可能となる。
図5は、内容物を充填密封した別の形態の充填缶の表面に印刷された印刷層を、平面に展開して、上面から示した上面模式図(a)と、C−C´部の断面模式図(b)である。
図5(a)に示すように、展開印刷層300は全面インクジェット画像がインクジェット印刷により印刷されている。その断面図は、図5(b)にあるとおり、充填缶表面303上に、ベタ印刷層304、ニス層305、酸化ケイ素被膜306、インクジェット画像印刷層307の順に積層されてなる。ベタ印刷層304は、白塗り層であってよく、他の単色ベタ画像であってもよい。インクジェット画像印刷層307は酸化ケイ素被膜306の存在により、インク接着力が不十分なニス305上であっても十分な接着性を有する。
また、別の形態として、図6の形態を例示する。図6は、内容物を充填した別の形態の充填缶の表面に印刷された印刷層を、平面に展開して、上面から示した上面模式図(a)
と、D−D´部の断面模式図(b)である。
図6(a)に示すように、展開印刷層400は全面インクジェット画像がインクジェット印刷により印刷されている。その断面図は、図6(b)にあるとおり、充填缶表面403上に、ニス層405が積層されている。即ち、ニスが塗布してあるのみの、内容物を充填した充填缶表面に、酸化ケイ素被膜406を形成し、その上にベタ印刷層404及びインクジェット画像印刷層407の順に積層されてなる。
以下、充填缶表面にインクジェット画像をオフセット印刷する印刷工程を実施する印刷システムの一例について、図7を用いて説明する。
図7は、印刷システムI−100の構成の一例を示す概略図である。
印刷システムI−100は、画像形成手段である印刷ステーションI−10、画像搬送手段である搬送ベルトI−20、転写手段である転写ステーションI−30、缶搬送手段であるホイールI−40、洗浄手段である洗浄ステーションI−50、及び、被覆手段であるオーバーコートステーションI−60を備える。印刷システムI−100は、これら以外の構成を備えていてもよい。
印刷ステーションI−10は、印刷ユニットI−11を備え、印刷ユニットI−11が備えるインクジェットプリンタヘッドにより、搬送ベルトI−20が備えるブランケットI−23上にインクジェット画像I−14(図示せず)が形成される。印刷ユニットI−11は印刷ステーションI−10内に1つのみ有してもよく、複数有してもよい。印刷ユニットI−11を複数有することで、高速印刷への対応が可能となり、またパス数が多い印刷方法にも対応が可能となることから、印刷画像のクオリティーが向上し、高精細のインクジェット画像I−14をブランケットI−23上に形成することができる。
印刷ユニットI−11が備えるインクジェットプリンタヘッドは、典型的にはホワイト(W)、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色のインキを吐出する複数のノズルヘッドI−12が含まれる。なお、色の順番は特に限定されないし、インキの色はこれらに限定されるものではない。そのため、クリアインキでもよい。
印刷ユニットI−11には、プライマー層(Pr)を吐出するノズルベッドを備えていてもよく、その場合にはインクジェットプリンタヘッドよりも下流に位置することで、形成したインクジェット画像I−14をプライマー層によって被覆することができる。
印刷ユニットI−11には、更に硬化手段として、UV照射部I−13が備えられてもよい。インクジェットプリンタヘッドが吐出するインキがUV硬化性のインキである場合、UV照射により半硬化させることで、転写ステーションでインクジェット画像I−14を缶I−41に転写する際に生じ得るインク残りを抑制できる。
また、UV照射部I−13の代わりに、硬化手段として乾燥手段を備えていてもよい。乾燥手段は、インクジェット画像に温風を吹きかけることなどの方法で、インクジェット画像I−14を半硬化させることができる。
搬送ベルトI−20は、第1ローラI−21と第2ローラI−22を介して環状となっており、図中矢印方向に周回することで、搬送ベルトI−20のブランケットI−23上に印刷されたインクジェット画像を転写ステーションI−30に搬送する。搬送ベルトI−20のブランケットI−23は環状の搬送ベルトの周長に応じて、また印刷システムの稼働スピードに応じて、その数を適宜決定できる。
搬送ベルトI−20は可撓性を有してもよいが、可撓性が過度に大きい材料であると、ベルトの張りが不十分となり、印刷時や転写時にずれが生じる場合がある。搬送ベルトI−20の材質としては特に限定されない。
搬送ベルトをガイドする目的で、第1ローラI−21と第2ローラI−22以外に補助ローラを1つ又は複数有してもよい。
インクジェット画像I−14が形成されたブランケットI−23は、第1ローラI−21の外周に沿って、転写ステーションI−30に搬送される。一方で、ホイールI−40によって複数の缶I−41が転写ステーションI−30に搬送される。ブランケットI−23の先端部が搬送された缶I−41と接触することで、または缶I−41と接触する直前に、缶I−41は自転を開始し、接触後、ブランケットI−23上に形成されたインクジェット画像I−14は缶I−41の周方向に転写され、缶I−41の表面にインクジェット画像が形成される。なお、ブランケットI−23と缶I−41との位置合わせを適宜行ってもよく、位置合わせは既知の方法で行えばよい。
また、ブランケットI−23の先端部が搬送された缶I−41と接触した際に、マンドレルホイールI−40自体の回転を停止させ、ホイールI−40が停止した状態で缶I−41を自転させ、ブランケットI−23上に形成されたインクジェット画像I−14を缶I−41に転写してもよい。本実施形態は、このような間欠的な印刷にも適用し得る。
転写ステーションI−30で、インクジェット画像I−14がブランケットI−23から缶I−41表面へ転写された後、ブランケットI−23は、洗浄ステーションI−50においてその表面が洗浄されてもよい。本実施形態では、インクジェット画像I−14は、連結部材の存在によって、ブランケットI−23上へのインキ残りを抑制できる。一方で、全てのインキが転写しない場合もあり得ることから、洗浄ステーションI−50を設け、ブランケットI−23上のインキを洗浄してもよい。
洗浄ステーションI−50は、典型的には、洗浄剤をブランケットI−23上に吐出する洗浄剤供給部I−51と、ブランケットI−23上のインキを拭き取るスクレーパI−52と、を備える。洗浄ステーションI−50で表面が洗浄されたブランケットI−23は、第2ローラI−22にガイドされ、再度印刷ステーションI−10に搬送され、その上にインクジェット画像I−14が形成される。
インクジェット画像I−14が転写された缶I−41は、ホイールI−40によりオーバーコートステーションI−60に搬送される。オーバーコートステーションI−60において、缶I−41表面上に転写されたインクジェット画像I−14は、コーティングされる。コーティングには、典型的にはニスが用いられるが、インクジェット画像を保護して耐久性を向上し得るものであれば、他のものを用いてもよい。
印刷システムI−100中に缶表面の表面改質を行う表面改質手段を設置してもよい。例えば、缶搬送手段の転写ステーションの上流側に、表面改質手段を設置してもよい。
また、図7に記載の印刷システムI−100を用いて充填缶の前印刷を行ってもよいことは言うまでも無い。
10 表面処理装置
1 充填缶
2 ケイ素供給部
21 ノズル
22 容器
3 天然ガス
4 空気
5 燃焼炎
6 装置本体
61a ガス移送部
61b ガス移送部
62 噴射口
100、200 展開印刷層
101、201 第1の印刷部
102、202 第2の印刷部
103、203 金属缶表面
104、204 画像印刷層
105、205 ニス層
106、206 酸化ケイ素被膜
107、207 インクジェット印刷層
300、400 展開印刷層
303、403 金属缶表面
304、404、208 ベタ印刷層
305、405 ニス層
306、406 酸化ケイ素被膜
307、407 インクジェット印刷層
I−100 印刷システム
I−10 印刷ステーション
I−11 印刷ユニット
I−12 ノズルヘッド
I−13 UV照射部
I−20 搬送ベルト
I−21 第1ローラ
I−22 第2ローラ
I−23 ブランケット
I−30 転写ステーション
I−40 ホイール
I−41 充填缶
I−50 洗浄ステーション
I−51 洗浄剤供給部
I−52 スクレーパ
I−60 オーバーコートステーション

Claims (20)

  1. 内容物が充填密封された充填缶の表面にインクジェット画像印刷を行う印刷工程、
    を含む、充填印刷缶の製造方法。
  2. 前記印刷工程の前に充填缶の表面を改質する表面改質工程を含み、
    前記印刷工程において、前記表面改質工程において表面改質された部分にインクジェット画像印刷を行う、請求項1に記載の充填印刷缶の製造方法。
  3. 前記表面改質工程前に、前記充填缶に殺菌処理をする殺菌処理工程を含む、請求項2の記載の充填印刷缶の製造方法。
  4. 前記表面改質工程前に、前記充填缶を一時裁置場所から取り出す取り出し工程を含む、請求項2または3に記載の充填印刷缶の製造方法。
  5. 前記印刷工程後に、印刷された缶を一時裁置する裁置工程を含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の充填印刷缶の製造方法。
  6. 前記表面改質工程は、前記充填缶表面にケイ素化合物を含む燃焼炎を吹き付けることで、充填缶の表面を改質する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の充填印刷缶の製造方法。
  7. 前記印刷工程は、インクを直接、缶へ吐出することでインクジェット画像印刷を行う、請求項1〜6のいずれか1項に記載の充填印刷缶の製造方法。
  8. 前記印刷工程は、転写媒体上にインクジェット画像を形成する工程、及び前記転写媒体上に形成された前記インクジェット画像を充填缶へ転写する工程、を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の充填印刷缶の製造方法。
  9. 前記充填缶は、少なくとも表面の一部に前印刷されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の充填印刷缶の製造方法。
  10. 前記充填缶は、前記前印刷の少なくとも一部がベタ塗り印刷である、請求項9に記載の充填印刷缶の製造方法。
  11. 前記充填缶は、前印刷されてない箇所を有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の充填印刷缶の製造方法。
  12. 前記充填缶は、インクジェット画像印刷を行う部分が前印刷されていない、請求項11に記載の充填印刷缶の製造方法。
  13. 前記充填缶は、最外層の少なくとも一部がニスで被覆されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の充填印刷缶の製造方法。
  14. 所定の数の充填印刷缶を受注する受注工程、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法により、充填印刷缶を製造する充填印刷缶製造工程、及び
    前記充填印刷缶製造工程において製造した充填印刷缶から、前記受注工程において受注した数のうちの所定数分の充填印刷缶を発注元、又は発注元から指定された場所に配送する工程、
    を含む、充填印刷缶の製造・配送システム。
  15. インクジェット画像が表面に印刷された印刷充填缶であって、充填缶表面側から、
    ニス層、インクジェット画像印刷層、の順に前記2層が少なくとも含まれる、充填印刷缶。
  16. 前記充填印刷缶の、充填缶表面からインクジェット印刷層の間に、ベタ印刷層を含む、請求項15に記載の充填印刷缶。
  17. 前記ニス層と前記インクジェット印刷層との間に、表面改質層を含む、請求項15または16に記載の充填印刷缶。
  18. 前記表面改質層は、酸化ケイ素被膜である、請求項17に記載の充填印刷缶。
  19. 第1の印刷部、及び第2の印刷部を含む印刷層を表面に有する、内容物が充填された充填缶であって、
    前記第1の印刷部は、印刷層がニスで被覆されており、
    前記第2の印刷部は、表面改質層上にインクジェット印刷層が形成された、
    内容物が充填された充填印刷缶。
  20. 前記第2の印刷部の厚みは、前記第1の印刷部より厚みが大きい、請求項19に記載の充填印刷缶。
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