JP2020000720A - 吸収性物品用の透液性シート - Google Patents

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久孝 七海
貴志 野本
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貴志 野本
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Akihiro Kimura
明寛 木村
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Abstract

【課題】透液性に優れ、かつ、所要のシート強度を有するとともに、リウエットを抑制することのできる吸収性物品用の透液性シートの提供。【解決手段】吸収性物品10用の透液性シート11は、厚さ方向Zにおいて対向する第1面40aと第2面40bとを有する織物40と、織物40の第1面40aに交絡によって一体化された繊維ウエブ50とを備える。織物40の構成糸41はセルロース系繊維からなる連続する撚糸から形成されており、繊維ウエブ50は、親水性繊維と疎水性繊維とを含む。【選択図】図4

Description

この発明は吸収性物品用の透液シートに関し、より詳しくは、軽失禁パッド、パンティライナ、生理用ナプキン、おりもの吸収用パッド、尿吸収パッド、大人用及び子供用の使い捨ておむつ等の吸収性物品用の透液性シートに関する。
従来、吸収性物品用の透液性シートは、知られている。例えば、特許文献1には、吸収体の対向面側に位置する表面シートを備えた吸収性物品が開示されている。表面シートには、厚さ方向に貫通する複数の開口が形成されている。
特開平8−246321号公報
特許文献1に開示の吸収性物品においては、表面シートが複数の開口を有することによって、吸収性物品の肌対向面から速やかに体液を吸収体に移行させることができる。
しかし、表面シートは、複数の開口が形成されていることによって、比較的にシート強度が低く、着用中によれたり一部が破断したりするおそれがある。また、親水性繊維から形成されていることによって、親水性繊維が経血を吸収して膨潤してさらにシート強度が弱くなるといえる。そのために、肌に付着した経血を表面シートの開口で掻き取ることはできない。一方、かかる不利益を防止するために、表面シートを疎水性繊維から形成した場合には、体液を十分に引き込むことができない。
また、表面シートのシート強度が比較的に低いことから、生理用ナプキンを折り畳んだ状態で収容された個包装袋から取り出したときに、折り癖が付き易く、生理用ナプキンを下着に貼付したときに一部が下着から浮き上がってしまい、経血の横漏れや装着感が悪化する原因となるおそれがある。
本発明は、従来の発明の改良であって、透液性に優れ、かつ、所要のシート強度を有するとともに、リウエットを抑制することのできる吸収性物品用の透液性シートの提供を課題とする。
本発明は、厚さ方向において対向する第1面と第2面とを有する織物と、前記織物の前記第1面に交絡によって一体化された繊維ウエブとを備え、前記織物の構成糸はセルロース系繊維からなる連続する撚糸から形成されており、前記繊維ウエブは、親水性繊維と疎水性繊維とを含む吸収性物品用の透液性シートに関する。
本発明に係る吸収性物品用の透液性シートは、以下の実施態様を含む。
(1)前記織物の前記撚糸からなる前記構成糸は、連続して延びる複数の経糸と、前記経糸と前記厚さ方向において互いに交差するように連続的に延びる複数の緯糸とを含む。
(2)前記疎水性繊維の含有率が前記親水性繊維の含有率よりも高い。
(3)前記疎水性繊維の含有率が51〜90質量%、前記親水性繊維の含有率が10〜49質量%である。
(4)前記親水性繊維は、断面異形状であって、その延在方向へ延びる複数の溝を有する。
(5)前記繊維ウエブと前記織物とは、水流交絡処理によって交絡一体化される。
(6)前記繊維ウエブは短繊維から構成されており、前記短繊維の繊維長は25〜64mm、繊度は0.8〜6.0dtexであって、前記織物の前記構成糸は複数の原糸からなる撚糸から構成されており、前記撚糸の繊度は10〜100綿番手である。
(7)前記吸収性物品は、吸収体をさらに備え、前記吸収体の肌対向面側に配置される。
(8)前記短繊維の繊維長は、互いに隣り合って並行する前記経糸どうしの離間寸法と互いに隣り合って並行する前記緯糸どうしの離間寸法とのうちの少なくとも一方の離間寸法よりも大きい。
本発明に係る吸収性物品用の透液性シートは、表面シートが布地のような肌触りを有し、排泄物の掻き取り性に優れるとともに、折り癖が付き難く、体液の横漏れや装着感の低下を抑制することができる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る吸収性物品の一例における、生理用ナプキンを表面側から視た平面図。 生理用ナプキンを裏面側から視た平面図。 図1のIII−III線に沿う断面図。 透液性シート(表面シート)の一部拡大図。 透液性シートを繊維ウエブと織物とに分離した状態を示す図。 図4のVI−VI線に沿う断面図。 親水性繊維の一例における、親水性繊維の拡大図。
下記の実施の形態は、添付の図面に示す吸収性物品に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。以下、添付の図面を参照して、この発明に係る吸収性物品の一例である生理用ナプキン10の実施形態を説明する。生理用ナプキン10は、縦方向Yと、横方向Xと、厚さ方向Zとを有する。
図1〜3を参照すると、生理用ナプキン10は、その幅方向における寸法を2等分する縦中心線P及びその長さ寸法における寸法を2等分する横中心線Qとを有し、肌対向面(内面)側及びその反対側の非肌対向面(外面)側と、凸曲状の第1及び第2端縁10a,10bと、横中心線Qの位置する中央部において凸曲する第1及び第2側縁10c,10dと、肌対向面側に位置する透液性の表面シート11と、非肌対向面側に位置する不透液性の裏面シート12と、これら両シート11,12間に位置する吸液性の吸収体20とを含む。表面シート11と吸収体20とは、ホットメルト接着剤等の公知の接合手段によって互いに接合され、吸液層13が形成される。
なお、図示していないが生理用ナプキン10の柔軟性を向上させるために、表面シート(透液性シート)11と吸収体20との間に比較的に嵩高の繊維不織布製の中間シートを配置してもよい。また、吸収体20と裏面シート12との間において、体液の漏れを抑制するために、好ましくは通気性を有する、不透液性の繊維不織布又はプラスチックフィルムからなる防漏シートを配置してもよい。
吸収体20は、第1端縁10aと対向する第1端縁20aと第2端縁10bと対向する第2端縁20bと、第1及び第2端縁20a,20b間において縦方向
Yへ延びる第1及び第2側縁20c,20dとを有する。表裏面シート11,12は、吸収体20の外周から外方へ延出しており、表面シート11の肌対向面側には、横方向Xにおいて互いに対向するように縦方向Yへ延びる一対のサイドシート14が配置される。一対のサイドシート14は、表面シート11に公知の接着手段又は溶着手段からなるサイド接合部(図示せず)を介して接合される。図示していないが、サイドシート14には、着用状態において身体側へ起立する防漏壁を形成するために、縦方向Yへ延びる弾性材料を伸長状態で収縮可能に配置してもよい。また、サイドシート14を固定するためのサイド接合部は、花柄や幾何学模様等の意匠要素を有する、縦方向Yへ延びるシールラインであってもよい。
生理用ナプキン10は、表面シート11、裏面シート12及びサイドシート14から形成された、吸収体20の第1及び第2端縁20a,20bの縦方向Yの外側において横方向Xへ延びる両端部16と、吸収体20の第1及び第2側縁20c,20dの横方向Xの外側において縦方向Yへ延びる両側縁部17とを有する。生理用ナプキン10の縦方向Yの中央部分には、横方向Xの外側へ凸となる、両側縁部17の一部によって形成されたウイング部18が位置する。また、互いに積層されたシート11,12,14は、ナプキン10の外周縁に沿って位置する外周シール部19を介して互いに接合されている。
図2を参照すると、生理用ナプキン10の裏面側には、複数の止着域30が配置される。複数の止着域30は、生理用ナプキン10を下着等の被服に止着するためのものであって、縦方向Yへ延びる複数のライン状に塗布された粘着剤や感圧性接着剤から形成される。止着域30は、吸収体20と重なる領域において縦方向Yへ延びる中央域31と、ウイング部18に位置するサイド域32と有する。止着域30は、プラスチックフィルム製のセパレータ(図示せず)によって被覆される。
表面シート11は、透液性であって、肌対向面11aとその反対側に位置する非肌対向面11bとを有し、織物40と繊維ウエブ50とのラミネートシートから形成される。裏面シート12は、不透液性及び透湿性のプラスチックフィルム、不透液性の繊維不織布、それらのラミネートシート等から形成することができる。サイドシート14としては、公知の不織布を用いることができるが、体液の横漏れを効果的に防止するには、疎水性もしくは撥水性を有するシート材を用いることが好ましい。
外周シール部19は、接着剤による接合、超音波溶着、熱溶着、レーザー溶着、高周波溶着等の公知の溶着手段による接合、及びエンボス加工による接合を、単独又は組み合わせて行うことができる。また、厚さ方向Zにおいて積層されたシート11,12,14は、ホットメルト接着剤等の接着剤を介して互いに接合される。ホットメルト接着剤の塗工方法としては、スパイラル塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、スプレー塗工などの各種公知の塗工方法が挙げられる。
図3,4を参照すると、吸収体20は、超吸収性ポリマー粒子(SAP)とフラッフ木材パルプ、レーヨン繊維等のセルロース系繊維とを混合して所定の形状に賦型した吸液性コア21と、その保形性及び液拡散性の向上のために吸液性コア21全体を包被する透液性のコアカバーシート22とを有する。
コアカバーシート22は、縦方向Yの寸法が吸液性コアの縦方向Yの寸法よりも大きく、その両側縁部22a,22bは、吸液性コア21の全体を包被するように、吸液性コア21の横方向Xの中央部分における底面側において互いに重なるように位置する。両側縁部22a,22bが互いに折り重ねられることによって、吸収体20の横方向Xの中央部分には、縦方向Yへ延びる両側縁部22a,22bどうしが互いに積層されてなる重畳部分23が形成される。
コアカバーシート22は、吸液性コア21の肌対向面側を被覆する第1被覆部25と、吸液性コア21の非肌対向面側を被覆する第2被覆部26とを有する。本実施形態において、コアカバーシート22は1枚の連続するシートから形成されているが、第1被覆部25を形成する第1コアカバーシートと、第1コアカバーシートとは別体であって、第2被覆部26を形成する第2コアカバーシートとから構成されていてもよい。
図4は、表面シート11の一部拡大図、図5は、表面シート11の分解斜視図である。表面シート11は、肌対向面側に位置する織物40と、非肌対向面側に位置する繊維ウエブ50とを含む。織物40は、繊維ウエブ50と対向する下面(第1面)40aと、下面40aの反対側に位置する上面(第2面)40bとを有する。織物40と繊維ウエブ50とは、互いに交絡によって一体化されている。なお、吸収性物品の着用状態によっては、織物40の上面40bが下方、下面40aが上方に位置することもある。
織物40は、網目状に編込まれた構成糸41から構成される。構成糸41は、複数の経糸42と、経糸42と互いに交差する複数条の緯糸43とを有し、経糸42と緯糸43とが厚さ方向Zにおいて互いに交差することによって、複数の網目45が形成される。織物40の構成糸41は、綿糸(コットン繊維)からなる原糸を撚って形成された撚糸である。原糸の材料には、コットン繊維のほかに、パルプ繊維等の天然セルロース繊維、レーヨン等の再生セルロース繊維、アセテート等の半合成セルロース繊維等のセルロース系繊維が好適に使用される。ただし、本願発明の後記の技術的効果を奏する限りにおいて、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂繊維やセルロース系繊維とそれらの混合体等の材料を適宜使用することができる。構成糸41の糸数(経糸と緯糸との合計)は60〜100本であって、原糸に使用される綿糸としては、太さ10〜100綿番手のものを好適に用いることができる。
繊維ウエブ50は、長繊維を使用したスパンボンド法や短繊維をカード機で一定方向へ並べてウエブを形成する乾式法等の公知の製法によって形成された、フォーミングされて不織布となる前の段階の繊維集合体であって、親水性繊維と疎水性繊維とを含む構成繊維51から形成される。疎水性繊維には、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)を含むポリオレフィン系の熱可塑性繊維やポリエチレンテレフタレート(PET)を含むポリエステル系の熱可塑性繊維等の単繊維のほかに、芯鞘型複合繊維、サイド・バイ・サイド型複合繊維、海島型複合繊維等の各種の複合繊維を用いることができる。
親水性繊維としては、例えば、コットン、粉砕パルプ等の天然セルロース繊維、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース繊維、アセテート等の半合成セルロース繊維;親水化処理を施した熱可塑性樹脂繊維や複合繊維などが挙げられる。本実施形態においては、繊維ウエブ50の構成繊維51は、疎水性繊維10〜20gsmと親水性繊維5〜10gsmとを有する。
織物40と繊維ウエブ50とを交絡一体化する方法としては、例えば、公知の流体交絡処理法を用いることができる。流体交絡処理法による透液性シートの製造工程では、織物40の資材である連続網状構造体の上面に繊維ウエブ50の資材である連続繊維ウエブを積層してなる連続積層体に対して、上方側から連続積層体の搬送方向に交差する方向に間隔を空けて配置された複数のノズルからエアや水等の流体を高圧噴射することによって、連続繊維ウエブの繊維(長繊維と短繊維とを含む)と連続網状体の構成糸とを交絡一体化させることができる。
連続積層体は、金属製のメッシュベルトからなる搬送手段によって搬送され、ノズルから連続積層体に上面に流体を噴射したときに、上面側において連続繊維ウエブの繊維と連続網状構造体の構成糸とが交絡するとともに、搬送手段と対向する下面側においても搬送手段に当たって撥ね返る流体によって交絡される。表面シート11は、繊維の集合体からなる繊維ウエブ50を織物40に流体交絡法によって交絡したものであるから、不織布シートを積層して流体交絡させた場合に比べて、繊維ウエブ50の構成繊維51が織物40に交絡しやすく、より安定して積層状態を維持することができるといえる。また、流体交絡処理法によれば、搬送手段のメッシュベルトの構成を適宜変更することによって、厚さ、質量、吸収速度、シート強度等について所望のシート特性を備えた表面シート11を得ることができる。
表面シート11は、肌対向面側に位置する織物40を非肌対向面側に位置する繊維ウエブ50と交絡によって一体化して形成するものであるから、表面シート11が不織布のみから形成された場合に比べて強度が高く、布地のようなシャリのある質感を与えることができる。また、織物40が網目構造を有することから、肌との接触面積が減少して、さらりとした触感を与えることができる。
表面シート11に排泄された経血は、織物40の経糸42と緯糸43とに沿って拡散されるとともに、織物40の網目45から下方へ延びる繊維ウエブ50の構成繊維51をつたって下方の吸収体20へ移行される。また、表面シート11が透液性の繊維不織布から形成される場合に比べて、シート質量が同じであっても、繊維ウエブ50の構成繊維51に比べて繊度の大きな構成糸41からなる網目状の織物40を有することによって比較的にシート剛性が高くなる。それによって、表面シート11の吸収体20からのよれや浮き上がりを効果的に防止することができる。
通常、生理用ナプキンに使用される表面シートは、比較的に肉薄であって、かつ、親水性繊維を多く含むことから、経血吸収後に膨潤した繊維どうしがくっ付き易くなる。したがって、生理用ナプキンを折り畳んだ状態で個包装体に収容したときに形成された折曲線による折り癖が付くおそれがある。折り癖が付いた生理用ナプキンを下着等に取り付けた場合には、生理用ナプキンの一部が身体との間に隙間が生じ、経血の横漏れの原因となるおそれがあるとともに、着用感が低下する。
表面シート11は、親水性繊維と疎水性繊維とを含み、また、疎水性繊維の割合が親水性繊維よりも高いことから、繊維どうしのくっ付きによる折り癖の形成を抑制することができる。また、表面シート11は、肌対向面(内面)側に不織布等のシート材料に比べて剛性の高い織物40が位置することで、折り癖が付き難いといえる。したがって、折り畳まれた状態で収容された個包装体から生理用ナプキンを取り出したときに、経血の横漏れの原因となるような、折曲線に沿う折り癖が付き難いといえる。
表面シートが親水性繊維を含む不織布のみから形成されている場合には、吸収速度と液拡散性に優れるために、経血の排泄量が少量であっても、すばやく広範囲に拡がって拡散されて肌が汚れて肌トラブル等の原因ともなりうる。本実施形態においては、表面シート11が織物40と繊維ウエブ50とのラミネートシートから形成されており、織物40の構成糸をつたって経血が拡散し難く、排泄量が少量のときにはスポット的に吸収されるので、肌が広範囲に汚れて肌トラブルが生じるのを抑制することができる。
図6は、図4のVI−VI線に沿う断面図であって、表面シート11の下方に位置する吸収体20を仮想線で示している。図6を参照すると、表面シート11において、繊維ウエブ50の構成繊維51が、織物40から厚さ方向Zの外側へ延びている。具体的には、繊維ウエブ50は、織物40の下面(第1面)40aから下方へ延びる下方延出部分52と、織物40の上面(第2面)40bから上方へ延びる上方延出部分(第2面から延出する部分)53とを有する。
すなわち、繊維ウエブ50の一部は、織物40から上面40bと面一またはそれよりも上方に位置している。表面シート11が、流体交絡法から形成されたものである場合、繊維ウエブ50の下方延出部分52は流体が高圧噴射された連続繊維ウエブである一方、上方延出部分53は、連続繊維ウエブの構成繊維の一部が下方に位置する織物40の資材である連続網状体を貫通して搬送手段であるメッシュベルト側へ延びた部分である。
表面シート11上に排泄された体液は、繊維ウエブ50の上方延出部分53に含まれる親水性繊維によって吸収、拡散されるとともに、織物40の経糸42と緯糸43とによって縦方向Yと横方向Xとに拡がって、吸収体20に速やかに移行される。このとき、繊維ウエブ50の一部が織物40の上面40bとほぼ面一又はそれよりも上方に位置することによって、肌に近くづくとともに経血の吸収面積が増えて、より多くの経血を引き込むことができる。また、疎水性繊維を含む繊維ウエブ50の一部が織物40の上面40bから上方に位置することによって、織物40及び吸収体20に吸収保持された体液が体圧等によって液戻りする、いわゆる、リウエット現象(リウエットバック)が発生するのを抑制することができる。
織物40は連続的に延びる複数の経糸42と厚さ方向Zにおいてそれらに交差するように連続的に延びる複数の緯糸43とから構成されていることから、肌に直接接触して着用中に体圧が負荷されたり、経血に触れてもその強度が低下し難く、毛羽立ちやへたりが生じ難いといえる。
繊維ウエブ50よりも織物40が肌側に位置することによって、繊維ウエブ50の構成繊維51よりも繊度が大きく、かつ、剛性の高い構成糸41によって肌に付着した経血を掻き取ることができる。特に、経血は空気に触れて経時硬化したときには肌にこびり付くように付着されるので、従来の柔軟な繊維不織布製の表面シートが摺接されただけでは掻き取ることができないところ、体圧が負荷されても経血に触れても強度が低下し難い織物40が直接的または間接的に肌に触れることによって、複数の網目45によって肌にこびり付いた経血も拭き取ることができる。また、織物40の構成糸41が撚糸から形成される場合には、外周面全体が凸凹状であることから、掻き取り性がより向上する。
織物40の厚さ寸法D2に対して、繊維ウエブ50のうちの織物40の上面40aから上方に延びる上方延出部分53の厚さ寸法D3は、1.1〜4.0倍であることが好ましい。厚さ寸法D3が相対的にかかる大きさを有する場合には、掻き取り性とリウエット現象の抑制とを両立することができる。すなわち、厚さ寸法D3が厚さ寸法D2の1.1倍未満の場合には、織物40が肌に近くなるのでより掻き取り性が高くなるといえるが、繊維ウエブ50のみの部分が比較的に肉薄であって疎水性繊維を含む繊維ウエブ50によってリウエット現象を効果的に抑制することができない。一方、厚さ寸法D3が厚さ寸法D2の4.0倍を超える場合には、比較的に肉厚な繊維ウエブ50の上方延出部分53によってリウエット現象を抑制することができるとともに構成繊維51を伝って体液を引き込むことができるといえるが、織物40が肌から離れて位置することから、肌に付着した経血を掻き取り難くなる。
<厚さ寸法の測定方法>
ここで、織物40の厚さ寸法D2は、資料の状態において、直径50mmの測定子を有する「株式会社 尾崎製作所製 PEACOCK ダイヤルシックネスゲージ J−B」を用いて測定することができる。一方、表面シート11の厚さ寸法D1は、見掛けの厚さであって、図6に示すように、表面シート11を好ましくは繊維ウエブ50の機械方向に沿って切断して、切断面の拡大写真をキーエンス社製のデジタルマイクロスコープVHX−1000等を用いて撮影し、この拡大写真に基づいて表面シート11の最大厚さ寸法を測定し、ランダムに指定した5ヶ所において同様の測定を行って平均値を求めて、この平均値を表面シート11の厚さ寸法D1とした。また、表面シート11の厚さ寸法D1から織物40の厚さ寸法D2と下方延出部分52の厚さ寸法とを引いた値を繊維ウエブ50の上方延出部分53の厚さ寸法(織物40の上面40bから上方延出部分53の頂点53aまでの離間寸法)D3とした。なお、測定は、標準雰囲気下(温度20±5℃、相対湿度65%以下)の測定室内で行うものとする。
繊維ウエブ50の上方出部分53は、厚さ寸法D3が比較的に小さい複数の嵩低部分54と、厚さ寸法D3が比較的に大きい複数の嵩高部分55とを有する。繊維ウエブ50の延出部分52が凹凸状を有することによって、下方に位置する織物40とともに肌に付着した経血を効果的に掻き取ることができる。
また、表面シート11が流体交絡法によって形成される場合には、高圧噴射された流体が直接当たる下方延出部分52では、繊維ウエブ50のうちのノズルから噴射された流体が直接当たる部分が他の部分に比べて嵩低になる。嵩低部分56は流体が直接当たる部分を含み、その場合には、嵩低部分56は嵩高部分57よりも繊維密度が高くなっている。したがって、織物40から下方の下方延出部分51へ移行された体液は、比較的に高い繊維密度を有する嵩低部分56において嵩高部分57に比べて速やかにさらに下方に位置する吸収体に移行させることができる。
繊維ウエブ50は、接着剤等を介さずに交絡によって織物40と一体化されているので、接着剤等を介して互いに接合する場合に比べて柔軟性に優れる。繊維ウエブ50の構成繊維51が織物40に交絡する態様としては、構成繊維51の一部が織物40の経糸と緯糸とに絡んだり、まとわり付くように巻回していることのほかに、構成繊維51の一部が撚糸からなる経糸42と緯糸43との原糸間に入り込むようにして交絡していることがある。このように、構成繊維51が経糸42と緯糸43との外面及び内面に交絡されることによって、繊維ウエブ50が織物40に安定して一体化される。
繊維ウエブ50の構成繊維51は、繊度が0.8〜6.0dtex、好ましくは、1.0〜4.4dtex、より好ましくは1.3〜3.3dtex、繊維長が25〜64mm、好ましくは、32〜58mm、さらに好ましくは38〜51mmの短繊維であって、撚糸からなる構成糸51の繊度は、10〜100綿番手、好ましくは20〜60綿番手、さらに好ましくは30〜45綿番手である。繊維ウエブ50の構成繊維51が短繊維であることから、繊維ウエブ50には複数の繊維末端が存在し、繊維末端がそれよりも繊度の大きな原糸の撚られた隙間に入り込んだり、構成糸41にまとわり付くように巻回することによって、繊維ウエブ50が織物40に安定的に交絡される。
再び、図4を参照すると、繊維ウエブ50の短繊維の繊維長は、互いに隣り合って並行する経糸42どうしの離間寸法R1と、互いに隣り合って並行する緯糸43どうしの離間寸法R2とのうちの少なくとも一方の離間寸法よりも大きくなっている。かかる場合には、織物40の網目45から短繊維が抜け落ちることはなく、また、短繊維が網目45を跨ぐように延在することによって表面シート11全体のシート強度と液拡散性とが向上しうる。
繊維ウエブ50の親水性繊維の含有率は、50質量%未満、好ましくは10〜49質量%であって、疎水性繊維の含有率は50質量%を超え、好ましくは51〜90質量%であって、繊維ウエブ50に占める疎水性繊維の割合が親水性繊維の割合よりも高くなっている。疎水性繊維の割合が高いことによって、拡散性を抑えて、リウエット現象を抑制しうる。
また、親水性繊維の含有率が10%未満の場合には、相対的に疎水性繊維の割合が多くなって、リウエット現象を抑制できる一方、肌からの経血の引込み性が低下する。一方、親水性繊維の含有率が50%以上の場合には、より多くの経血を速やかに吸収することができる一方、リウエット現象が生じやすくなる。表面シート11では、親水性繊維と疎水性繊維とをバランス良く含有することによって、良好な吸液性及び液拡散性とリウエット現象の抑制とを実現している。
<ねじり評価>
まず、実施例に対応するサンプルAとして、表面シート11の資材となる厚さ0.57mm、質量47g/mの透液性シートを長さ寸法100mm×幅寸法50mmにカットしたものと、比較例に対応するサンプルBとして、厚さ0.33mm、質量31g/mのコットンシート(コットン100%)を長さ寸法100mm×幅寸法15mmにカットしたものとを準備した。次に、各サンプルを学振型摩擦堅牢試験機で所定の測定条件下(耐摩耗度100回、荷重50g)において擦って、着用中における表面シートと身体との表面摩擦の状態を再現した。
次に、イマダ製トルク試験機(EX−0762)を使用して、下記の測定条件下において、各サンプルA、Bのトルク値を測定する。
回転速度: 50rpm
チェック間距離:25mm
回転角度(測定角度):90°(60°)
各サンプルA、Bの縦方向Yのトルク値と横方向のトルク値とを求めて平均して、その値を各サンプルのトルク値とした。また、各サンプルA,Bは、摩擦堅牢試験機によって表面摩擦を加えた状態のものと、表面摩擦を加えてない状態のものとの両方を準備して測定した。
測定の結果、実施例に対応したサンプルAの表面摩擦を加えていない状態のトルク値は7.1、表面摩擦を加えた状態のトルク値は6.8、比較例に対応したサンプルBの表面摩擦を加えていない状態のトルク値は3.9、表面摩擦を加えた状態のトルク値は2.2であった。実施例の表面シート11は、表面摩擦の有無によってトルク値に大きな変化はなく、使用中に身体との間に摩擦が生じてもよれることはないといえる。また、表面シート11は、比較例のコットンシートに比べてシート剛性が高く、よれ難いともいえる。比較例のコットンシートのトルク値が実施例の表面シート11に比べて55%以下になっている要因としては、コットンシートの場合には、表面摩擦を加えたときにコットン繊維の交絡が外れてシート強度が低下したことによるものと考えられる。
<よれ評価>
よれ評価の測定のために、実施例に係る生理用ナプキンとしてサンプルC、比較例に係る生理用ナプキンとしてサンプルDを作製した。サンプルCとサンプルDとは、表面シートの構成以外はすべて同じ構成であって、サンプルCに使用した表面シートは、ねじり評価測定で使用したサンプルAの透液性シート、サンプルDに使用した表面シートは、サンプルBの透液性シートである。まず、人間の下胴体を模したドールを準備し、ドールに各サンプルC,Dの生理用ナプキンを着用させた。次に、歩行時を想定してドールの大腿部を5分間継続して前後に移動させた後、ドールの膣口に対応する開口部分から人工経血2gを排出して、生理用ナプキンの表面に滴下した。その後、座位を想定してドールの大腿部を左右に組み替える動作を行った。かかる行為を1セットとして5回(5セット)行い、ドールからサンプルを取り外した。ドールから取り外した状態のサンプルC,Dについて、股下付近に当接された、最も幅狭の部分における吸収体の最狭幅寸法(mm)をメジャーで測定した。かかる測定を3回行い、その平均値を各サンプルの吸収体の最狭幅寸法とした。
測定の結果、表面シート11を使用したサンプルCの吸収体の最狭幅寸法は30mm、コットンシートを使用したサンプルDの吸収体の最狭幅寸法は14mmであった。サンプルCに使用した表面シート11では、人工経血を吸収して表面摩擦を加えた状態でも、繊維ウエブ50の構成繊維51どうしが付着し合うことはなく、よれ難いといえる。一方、サンプルDに使用したコットンシートでは、吸収体の幅寸法が小さくなって、大きなよれが生じているといえる。かかる要因としては、表面摩擦によってコットン繊維どうしの交絡が外れ、さらに、着用中に形成されたギャザーにおいて交絡が外れた繊維どうしが互いに付着し合うことで、縦方向へ延びる大きな溝が形成されていることが考えられる。
図7は、親水性繊維の一例における、断面形状が異形型である異型断面繊維の拡大図である。かかる親水性繊維60は、親水化処理を施した熱可塑性樹脂繊維、例えば、親水性のPET繊維であって、その延在方向へ延びる複数条の溝61を有する。親水性繊維60が延在方向へ延びる複数条の溝61を有することによって、外周面が平坦状の場合に比して経血に接する表面積が大きくなり、経血の引込み性が向上する。
本実施形態に係る他の実施例の一例においては、織物40の原糸の材料として、完全に脱リグニン処理がなされていない未漂白パルプ繊維を用いることができる。かかる場合には、リグニン成分を比較的に多く含む未漂白パルプ繊維が天然材料由来の薄茶色を有するものであるから、表面シート11全体が薄茶色のナチュラルな色合いを有する。表面シート11が薄茶色を有することによって、着用者等に対して天然材料を使用した肌に優しいナチュラル志向の高い製品であるとの印象を与えることができる。また、漂白処理された白色のシートを使用する場合に比べて吸収体20に吸収された経血の赤味が抑えられので、月経が始まったばかりの未成年者による、経血を直接視認することによる月経に対する不安感を軽減することができる。さらに、リグニン成分は抗菌作用に優れるので、生理用ナプキン10をより衛生的に着用、廃棄することができる。
また、吸液性コア21を被覆するコアカバーシート22の第1及び第2被覆部25,26のうちの少なくとも一方が未漂白パルプ繊維を含んでいてもよい。かかる場合には、未漂白パルプ繊維を含む表面シート11とともに、ナチュラルな色合いによる肌に優しい印象を与えるとともに、経血の隠蔽性及び抗菌性に寄与しうる。
本明細書においては、本発明に係る吸収性物品10用の透液性シートとして、吸収体20の肌対向面側に配置された表面シート11に関する実施形態について説明したが、吸収性物品10に使用されるシート、例えば、表面シートの内面側に位置する中間シート、コアカバーシート等として使用することもできる。また、吸収性物品10は、生理用ナプキンに限らず、例えば、大人用・子供用のおむつ、尿取りパッドを含み、尿や軟便を透液する透液性シートとして使用することもできる。
10 吸収性物品(生理用ナプキン)
11 透液性シート(表面シート)
20 吸収体
40 織物
40a 第1面(下面)
40b 第2面(上面)
41 構成糸
45 網目
50 繊維ウエブ
51 構成繊維
60 親水性繊維
61 溝
R1 互いに隣り合って並行する経糸どうしの離間寸法
R2 互いに隣り合って並行する緯糸どうしの離間寸法
Z 厚さ方向

Claims (8)

  1. 厚さ方向において対向する第1面と第2面とを有する織物と、前記織物の前記第1面に交絡によって一体化された繊維ウエブとを備え、
    前記織物の構成糸はセルロース系繊維からなる連続する撚糸から形成されており、
    前記繊維ウエブは、親水性繊維と疎水性繊維とを含む吸収性物品用の透液性シート。
  2. 前記織物の前記撚糸からなる前記構成糸は、連続して延びる複数の経糸と、前記経糸と前記厚さ方向において互いに交差するように連続的に延びる複数の緯糸とを含む請求項1に記載の透液性シート。
  3. 前記疎水性繊維の含有率が前記親水性繊維の含有率よりも高い請求項1又は2に記載の透液性シート。
  4. 前記親水性繊維は、断面異形状であって、その延在方向へ延びる複数の溝を有する請求項1−3のいずれかに記載の透液性シート。
  5. 前記繊維ウエブと前記織物とは、流体交絡処理によって交絡一体化される請求項1−4のいずれかに記載の透液性シート。
  6. 前記繊維ウエブは短繊維から構成されており、前記短繊維の繊維長は25〜64mm、繊度は0.8〜6.0dtexであって、前記織物の前記構成糸は複数の原糸からなる撚糸から構成されており、前記撚糸の繊度は10〜100綿番手である請求項1−5のいずれかに記載の透液性シート。
  7. 前記吸収性物品は、吸収体をさらに備え、前記吸収体の肌対向面側に配置される請求項1−6のいずれかに記載の透液性シート。
  8. 前記短繊維の繊維長は、互いに隣り合って並行する前記経糸どうしの離間寸法と互いに隣り合って並行する前記緯糸どうしの離間寸法とのうちの少なくとも一方の離間寸法よりも大きい請求項2に記載の透液性シート。
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