JP2020000302A - シートバック構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用シートのシートバック内に設置したスピーカ本体の大きさによらずに、スピーカグリルの大きさまたは形状を設定することを可能とする。【解決手段】シートバック10bでは、スピーカブラケット22にスピーカ24が固定されている。シートバック10bの表面側には、開口部30aを有する柔らかいウレタン34及び表皮30が設けられている。開口部30aの内壁には、硬いウレタン32が当該開口部30aを囲んで設けられている。そして、スピーカ24の前面を覆うスピーカグリル40が、硬いウレタン32に嵌め込まれている。【選択図】図8

Description

本発明は、車両用シートのシートバックの構造、特に内部にスピーカが設置されたシートバックの構造に関する。
車両用シートでは、背もたれ部分(シートバック)に、スピーカを埋め込んだものが知られている。
下記特許文献1には、シートバックに設けたパッドの凹みにスピーカのハウジングを埋め込んだ構造が記載されている。このハウジングは、シートバックのフレームに取り付けられている。そして、シートバックの前面側から、スピーカを保護するスピーカグリルが取り付けられている。スピーカグリルには爪が設けられており、その爪をスピーカ本体の周囲のハウジングに設けられた爪穴に挿入されることで、当該スピーカグリルが固定されている。
下記特許文献2には、シートバックのパッドの開口部にスピーカを埋め込み、その前面に、音響を伝導するクッションを設けた構成が開示されている。
特開2005−323798号公報 特開2006−026045号公報
上記特許文献1では、スピーカ本体の周囲にスピーカグリルを取り付けるため、スピーカグリルは全周にわたってスピーカ本体よりも大きく作られている。
本発明の目的は、スピーカ本体の大きさによらずに、スピーカグリルの大きさまたは形状を設定可能なシートバックの構造を実現することにある。
本発明にかかるシートバック構造は、車両用シートのシートバックの内側に設けられた構造部材と、振動板を備え、前記構造部材に固定されたスピーカと、前記振動板の前面を保護するスピーカグリルと、前記シートバックの表面を覆うパッド部材と、を備え、前記パッド部材には、前記スピーカの前記振動板の前面付近に開口部が設けられ、前記開口部の内壁には、前記パッド部材よりも硬い弾性部材が前記開口部を囲んで設けられ、前記スピーカグリルは、前記弾性部材に嵌め込まれて、前記開口部を覆っている、ことを特徴とする。
車両用のシートのシートバックとは、搭乗者の背中側に設けられる背もたれ部分をいう。構造部材は、シートバックの内側に設けられ、シートバックの強度を確保するための部材である。構造部材は、例えば、金属パイプなどを梯子状に組み合わせたフレーム構造であってもよいし、樹脂などで形成した中空のシェル構造であってもよい。車両の後部シートにおけるシートバックのように、シートバックが車両に固定される場合には、シートバックの内側の構造部材は、車両のボディの構造部材と一体化しているものであってもよい。
スピーカグリルは、振動板の前面側の保護に用いられる部品であるが、さらに、スピーカ以外の部品・部材も保護するものであってもよい。スピーカグリルでは、少なくとも振動板の前面においては音波の伝播特性が良好となるように小孔などが設けられている。パッド部材は、シートバックの表面を覆う部材であり、例えば、クッション性のある厚い発泡樹脂と表皮を組み合わせて構成される。パッド部材の硬さは、搭乗者の着座時の快適性や形状確保性、あるいは、車両の衝突時などに搭乗者を保護するためのクッション性などを考慮して設定される。
パッド部材には、スピーカの振動板の前面付近に開口部が設けられている。これにより、振動板の一部または全部がパッド部材に覆われない状態となっている。開口部は、さらに、振動板の周囲にまで拡がっていてもよい。開口部の内壁とは、開口部の奥行方向(シートバック表面からシート内部に向かう方向)を形成する面をいう。言い換えれば、パッド部材における開口空間に面した壁面が、開口部の内壁である。この内壁には、パッド部材の硬さに比べて硬く形成された弾性部材が設置されている。弾性部材は、スピーカグリルを嵌め込んで固定することができる硬さをもつ部材であり、少なくとも、パッド部材に必要とされる硬さに比べて硬い。例えば、この弾性部材は、パッド部材の一部または全部と同じ組成をもつ樹脂であるが、内部の気泡の連通性が異なることで、硬く形成されたものであってもよい。また、この弾性部材は、パッド部材とは異なる組成をもつ樹脂を用いることで、硬く形成されたものであってもよい。
弾性部材は、パッド部材の開口部を少なくとも一周にわたって囲むように設けられている。弾性部材は、切れ目の無い連続した形状であってもよいし、周の途中に切れ目があり、複数の断片に分離していてもよい。弾性部材は、開口部の内壁において直接視認できるように、パッド部材の内周側に設けられてもよい。あるいは、弾性部材は、開口部側の表面がパッド部材を構成する表皮などで覆われて、開口部の内壁において視認できないように取り付けられていてもよい。弾性部材は、内壁の厚み方向の全面に設けられていてもよいし、内壁の厚み方向の一部に設けられていてもよい。内壁の一部に設けられる例としては、内壁におけるシートバックの外表面側(例えば、外表面から5mm、10mm、15mm、20mmあるいは25mmまでの部分)には設けられず、それよりも奥側に設けられることで、シートバックにもたれる搭乗者の接触快適性を維持する態様が挙げられる。スピーカグリルは、この弾性部材に嵌め込まれる。
本発明にかかるシートバック構造の一形態においては、前記弾性部材の内壁は前記開口部の入口側から奥側に向かうにつれて前記開口部の内周側に傾斜した形状を備え、これにより、前記開口部の入口側よりも奥側の方が開口面積が小さい、ことを特徴とする。
弾性部材の内壁は、周方向の一部において傾斜した形状を備えていればよい。もちろん、周方向の前部において、傾斜した形状を備えてもよい。またこの傾斜は、直線的な傾斜であってもよいが、例えば奥側ほど傾斜が緩やかになる(開口面積の減少比率が小さくなる)曲線的な形状でも、奥側ほど傾斜が急になる(開口面積の減少比率が大きくなる)曲線的な形状でもよい。さらには、この傾斜は、例えば、複数の階段形状であってもよい。
本発明にかかるシートバック構造の一形態においては、前記開口部の前記内壁と前記弾性部材の内壁は、その一部が前記スピーカグリルの外周形状よりも外周側に拡がった拡径形状に形成されており、前記スピーカグリルを前記弾性部材に嵌め込んだ場合に、前記開口部及び前記弾性部材と、前記スピーカグリルとの間には、前記拡径形状による孔が形成される、ことを特徴とする。
孔は、1個だけ設けられてもよいし、複数(2個、3個、あるいは4個以上)設けられてもよい。孔は、例えば、スピーカグリルの外周形状はほぼ直線的で、開口部及び弾性部材の内壁のみが拡径された形状であってもよい。また、開口部及び弾性部材の内壁はほぼ直線的で、スピーカグリルの外周形状のみが内側に縮径された形状(相対的に開口部及び弾性部材の内壁が拡径されているとみなせる)であってもよい。あるいは、開口部及び弾性部材の内壁が拡径され、スピーカグリルの外周形状が縮径された形状であってもよい。形成される孔は、円あるいは楕円のような丸みを帯びた形状であってもよいし、三角形、四角形、五角形、六角形のような多角形状であってもよい。
孔は、例えば、工具が挿入可能となるように短径(孔の重心を通り外周を結ぶ線分のうち最短のもの。長方形の場合は短辺)が5mm以上、10mm以上あるいは15mm以上であってもよい。あるいは、孔は、例えば、作業者の指が挿入可能となるように、短径が20mm以上、25mm以上、30mm以上、35mm以上であってもよい。また、孔は、例えば異物が入り込みにくいように、長径(孔の重心を通り外周を結ぶ線分のうち最長のもの。長方形の場合は対角線長さ)が60mm以下、50mm以下、40mm以下、30mm以下あるいは20mm以下であってもよい。
本発明にかかるシートバック構造の一形態においては、前記スピーカグリルと前記構造部材には連結部が設けられており、前記スピーカグリルを前記弾性部材に嵌め込む際に前記連結部同士が連結される、ことを特徴とする。
例えば、スピーカグリルの裏面(スピーカの方を向いた面)と、構造部材の外表面側にそれぞれ対応する連結部が設けられる。連結部は、例えば、爪と爪穴であってもよいし、プッシュリベットと孔であってもよい。連結部は、1対だけ設けられてもよいし、複数(2対、3対、あるいは4対以上)設けられてもよい。
本発明によれば、スピーカ本体の大きさによらずに、スピーカグリルの大きさまたは形状を設定し、その取り付けを行うことが可能となる。
実施形態にかかるシートバックの内部構造とスピーカを示す正面図である。 開口部を備える表皮等で覆われたシートバックを示す正面図である。 開口部を備える表皮等で覆われたシートバックを示す図2のAA端面図である。 スピーカグリルの正面図である。 図4に示すスピーカグリルのBB端面図である。 図4に示すスピーカグリルのCC端面図である。 スピーカグリルを取り付けたシートバックを示す正面図である。 スピーカグリルを取り付けたシートバックを示す図7のAA端面図である。 孔に指を挿入する場合について示した図7のDD端面図である。
以下に、図面を参照しながら、実施形態について説明する。説明においては、理解を容易にするため、具体的な態様について示すが、これらは実施形態を例示するものであり、他にも様々な実施形態をとることが可能である。
図1は、本実施形態にかかるシートバック10の上部の概略的な構造を示す正面図である。シートバック10は、車両の後部座席のシートに設置されるものである。図1では、シートバック10を組み立てる製造工程における途中段階を示している。
シートバック10では、アルミ合金などの金属で作られた構造部材であるパイプ部材12、14、16を用いて、内部構造であるフレームが形成されている。パイプ部材12は、搭乗者の後頭部あるいは首裏の付近に配置された左右対称な部材である。また、パイプ部材14は搭乗者の右耳あるいは右肩付近から胴体の右側方へと続くあたりに配置されている。パイプ部材16は、パイプ部材14と左右対称に形成されており、搭乗者の左側に配置されている。
パイプ部材12、14は、アルミ合金などの金属製の板状部材によって作られたシートブラケット18に溶接等によって取り付けられている。シートブラケット18は、搭乗者の右側の首あるいは右側の背中付近に配置された部材である。シートブラケット18には、プッシュリベットを挿入する貫通孔18aと、スピーカブラケット22を取り付けるためのボルト孔が設けられている。また、パイプ部材12、16は、シートブラケット20に固定されている。シートブラケット20は、シートブラケット18と左右対称な形状に形成されており、貫通孔20a及びボルト孔を備えている。シートブラケット18、20は、パイプ部材12、14、16と同じく、シートバック10の内部構造であるフレームを形成するための構造部材である。
シートブラケット18、20には、スピーカブラケット22が取り付けられている。スピーカブラケット22は、スピーカを固定するための板状の部材である。スピーカブラケット22は、アルミ合金などの金属によって形成されている。スピーカブラケット22は、中央付近に円形の貫通孔が開けられており、その貫通孔にはスピーカ24が挿入されている。スピーカ24は、貫通孔の周囲に設けられた2つの固定孔にスタットボルト23a、23bを用いて固定されている。また、スピーカブラケット22は、左右に長い突起部22a、22bを備えている。これらの突起部22a、22bには、それぞれ二つのボルト孔が設けられており、図面には、ボルト孔に通されたボルト25a、25b、27a、27bが図示されている。ボルト25a、25bは、それぞれシートブラケット18、20との締結を行うものであり、ボルト27a、27bは、それぞれ車両のボディに固定された金具26、28との締結を行うものである。このようにして、スピーカブラケット22により、シートバック10がボディに固定されるとともに、スピーカ24がシートバック10の内部に固定されている。すなわち、スピーカブラケット22は、シートバック10をボディに固定し、また、スピーカ24をシートバック10の内部に固定する役割を担う構造部材である。
スピーカ24は、円形の振動板24aを正面側(搭乗者の背中側)に向けて固定されている。振動板24aはその周囲を円環形状のフレーム24bで囲まれており、フレーム24bの固定部24cにはそれぞれボルト孔が設けられており、上述の通り、スタットボルト23a、23bを用いて、スピーカブラケット22に固定されている。スピーカ24は、ダイナミックスピーカであり、振動板24aの背後には、永久磁石とコイルが設けられている。入力電圧がコイルに印加された場合に発生する磁場が永久磁石の磁場と相互作用することで、振動板24aを振動させ、音を発生させている。
図2は、表皮30を取り付けたシートバック10aを示す正面図である。このシートバック10aは、図1に示したシートバック10に、比較的柔らかいウレタンを被せ、さらにその上から表皮30を被せたものである。柔らかいウレタンは、シートバック10の構造形状にあわせて別途成形されたものであり、シートバック10の正面、上面、側面付近を覆うように作られている。柔らかいウレタンは、例えば、搭乗者が快適にもたれかかることができるようにその硬さが設定されており、例えば軟質ウレタンと呼ばれるものが用いられる。
表皮30は、平坦な形状に形成された合成皮革を所定の形状に切り抜き、縫い合わせることで、シートバック10aに適した形状に作られている。表皮30は、シートバック10におけるウレタンで覆われた箇所を、その上から覆うように配置され、周囲の側に引っ張って、適度な張力を与えられた状態で固定される。柔らかいウレタンと表皮30は、パッド部材の例であり、搭乗者の着座時の快適性を高めている。
表皮30には、シートバック10aの正面上部に、横長の開口部30aが設けられている。この開口部30aと同形状の開口は、柔らかいウレタンにも設けられているため、開口部30aからは、図1に示したシートバック10の内部の構造が見える状態となっている。具体的には、開口部30aの中央付近には、スピーカ24の振動板24aのほぼ全体が見えている。ただし、この実施形態では、開口部30aの上下方向の幅は、スピーカ24からの音が良好に聞こえる必要最小限程度に設定しており、振動板24aの周囲のフレーム24bは、上下方向には見えない状態となっている。これにより、シートバック10のクッション性、言い換えれば着座時の快適性と、スピーカ音の良好性との両立が図られている。
スピーカ24の正面から見て左には、シートブラケット18の一部が見えており、シートブラケット18に設けられた貫通孔18aと、その下のボルト孔に取り付けられたボルト25aも見えている。さらに、その左側には、ボルト27aのほぼ全体形状も見える状態にある。このボルト27aは、スピーカブラケット22を介して、シートバック10の構造部材を車両のボディ側の金具26、28と締結するものであった。このため、開口部30aからこのボルト27aを取り外すことで、表皮30を含むシートバック10aを、ボディから取り外すことが可能となる。同様にして、スピーカ24の右側には、シートブラケット20、貫通孔20a、ボルト27a、27bが見えている。開口部30aの左右の幅をボルト27a、27bの取り外しができる必要最小限程度に設定したのは、シートバック10の取り外し時における必要性と、シートのクッション性とを両立させたためである。
開口部30aの縁部には、前述の柔らかいウレタンに比べて硬く作られた硬いウレタン32が設けられている。硬いウレタン32は硬い弾性部材の例である。硬いウレタン32は、人が力を加えた場合に若干変形する程度の柔らかさをもっている。硬いウレタン32の強度を具体的に述べることは難しいが、例えば、鋼球を圧子とするロックウェル硬度を測定した場合に、硬いウレタン32の平均的硬度を柔らかいウレタンの平均的硬度に比べて、1.5倍、2倍、3倍、5倍、10倍、15倍、20倍、30倍、50倍あるいは100倍以上硬く設定することが考えられる。あるいは、硬いウレタン32の平均的密度を柔らかいウレタンの平均的密度に比べて、1.5倍、2倍、3倍、5倍、10倍、15倍、20倍、30倍、50倍あるいは100倍以上大きく設定することが考えられる。この硬いウレタン32は、スピーカグリルを嵌め込んで固定することが可能な硬さに設定されている。
開口部30aは、大まかに見て横長の台形に近い形状に形成されている。そして、詳細に見れば、台形の左上及び右上部分には、外周側に凸状に拡径された拡径形状が設けられ、これにより拡径孔30a1、30a2が形成されている。この拡径孔30a1、30a2は、それぞれシートブラケット18、20に正対する位置に配置されている。
図3は、図2のAA線に沿った端面図である。AA線は、開口部30aの左右方向の中心を通る線である。図示したように、表皮30の内側には柔らかいウレタン34が設けられている。開口部30aの壁面は、柔らかいウレタン34によってその大まかな形状が作られている。具体的には、開口部30aでは、柔らかいウレタン34は、シート外側からシート内側に向かって(シートの奥行方向に向かって)ほぼ等幅な形状に形成されている。すなわち、開口部30aの入り口付近と、開口部30aの奥側付近(スピーカ24の振動板24a付近)とでは、開口面積がほぼ同じ程度になるように柔らかいウレタン34が形成されている。そして、表皮30は、この柔らかいウレタン34を覆うように設けられている。
硬いウレタン32は、開口部30aの比較的奥側において、柔らかいウレタン34に嵌め込まれるように設けられている。この硬いウレタン32は、開口部30aの形状にあわせて環状に成形したものを用いることができる。あるいは、硬いウレタン32は、開口部30aの形状にあわせて成形された2個以上の断片を、柔らかいウレタン34に設置する際に組み合わせるようにしてもよい。硬いウレタン32は、例えば、柔らかいウレタン34を発泡させて成形する際に、型の中に予め設置しておくことで、柔らかいウレタン34と一体的に形成することができる。あるいは、柔らかいウレタン34を成形する際に、硬いウレタンが格納される部位を凹ませておくことで、成形後に、硬いウレタン32を柔らかいウレタン34に嵌め込むようにしてもよい。硬いウレタン32と柔らかいウレタン34との間には接着剤を塗布するようにしてもよい。硬いウレタン32と柔らかいウレタン34との間には、さらに硬い樹脂などで形成した枠形状部材などを設置して、硬いウレタン32の変形を制限することも可能であるが、このような枠形状部材を設けなくてもよい。
硬いウレタン32は、柔らかいウレタン34よりも開口部30aの内周側に位置するように設けられている。すなわち、開口部30aから見た場合、少なくとも、後述するスピーカグリルを嵌め込んで固定する部分については、柔らかいウレタン34の手前に硬いウレタン32が位置する。すなわち、スピーカグリルを嵌め込む場合には、スピーカグリルが直接硬いウレタン32に接触するように配置されている。このため、表皮30は、図3の例では、硬いウレタン32の内周側を覆わないように設置されている。このために、表皮30は硬いウレタン32の手前までの長さに形成するようにしてもよい。あるいは、表皮30を柔らかいウレタン34と硬いウレタン32の間を通すようにしてもよい。
なお、変形例として、表皮30を硬いウレタン34よりも開口部30aの内周側に配置する態様をとることも可能である。この場合には、例えば、硬いウレタン34が取り付けられた開口部30aに、十分な長さをもつ表皮30を被せて、開口部30aの奥側に引っ張って固定する。これにより、開口部30a全体が表皮30で覆われることになる。そして、スピーカグリルを取り付ける場合には、表皮30は硬いウレタン32とスピーカグリルとの間に挟まれることになる。
開口部30aに面する硬いウレタン32は、シート外側よりもシート内側の方が、開口部30aの側に突出するように、傾斜をつけられている。言い換えれば、硬いウレタン32が作る開口は、シート奥側の方ほど開口面積が小さくなるように斜めに形成されている。これにより、スピーカグリルを容易に固定することが可能となる。
続いて、図4〜図6を参照して、スピーカグリル40について説明する。図4は、スピーカグリル40の正面図であり、図5は図4のBB線で切った端面図、図6は図4のCC線で切った端面図である。BB線は、スピーカグリル40の左右方向の中心を通る線であり、スピーカグリル40を開口部30aに挿入した場合には、図2に示したAA線と一致する。また、CC線は、スピーカグリル40を開口部30aに挿入した場合に、図2に示した拡径孔30a1及び貫通孔18aを通過する線である。
スピーカグリル40は、スピーカ24の前面に配置され、振動板24aを保護する部品であり、樹脂によって十分な強度をもつように作られている。スピーカグリル40は、図2に示した開口部30aに嵌め込まれるため、開口部30aとほぼ相似で、開口部30aよりも若干大きな形状に作られている。ただし、スピーカグリル40には、開口部30aにおける拡径孔30a1、30a2に対応した拡径形状は設けられていない。スピーカグリル40の正面側には、小さな貫通孔40aが格子状に多数設けられており、振動板24aが発する音波をスムーズに前方に伝播させることができる。
図5に示したように、スピーカグリル40の周囲には、後方(嵌め込む方向)に延びるフレーム40bが形成されている。フレーム40bの外側面は、貫通孔40aが多数形成された面に対してほぼ垂直となるように作られている。このため、フレーム40bは、開口部30aに挿入された場合に、開口部30aの壁面とほぼ平行となる。
図6に示したように、スピーカグリル40の後面には、貫通孔18aに固定されるための突出部40cと、プッシュリベット40dが設けられている。プッシュリベット40dは、後方(図6の左方向)から力を受けた場合に、先端側が縮径して貫通孔18aに挿入され、挿入後には拡径することで、スピーカグリル40を貫通孔18aに連結される部品である。すなわち、プッシュリベット40dと貫通孔18aは、スピーカグリル40が開口部30aに嵌め込む過程で、連結する連結部を形成している。なお、作業者は、プッシュリベット40dの後面中心部を押し込むことで、プッシュリベット40dを貫通孔18aから容易に取り外すことができる。
続いて、図7と図8を参照して、スピーカグリル40を開口部30aに挿入する工程について説明する。図7は、図2に示した開口部30aに、図4に示したスピーカグリル40を挿入した状態を示している。また、図8は、図7に示したAA線に沿った端面図である。
スピーカグリル40は、作業者の手によって、あるいは組み立てロボットによって、開口部30aの入り口にセットされ、そこからシート内側へ(開口部30aの奥側へ)と押し込まれていく。開口部30aは、柔らかいウレタン34と表皮30と硬いウレタン32によって形成されているため、全体として、比較的柔軟性がある。このため、開口部30aは左右、前後、上下に若干動く余地があり、また、その形状も若干変形する場合がある。しかし、これらよりも非常に硬いスピーカグリル40が押し込まれることで、開口部30aは、速やかに、スピーカグリル40の外形に適合していく。
硬いウレタン32は、前述の通り、シート外側の方が開口面積が大きく、ソート内側の方が開口面積が小さい狭まった傾斜形状に作られている。このため、スピーカグリル40が硬いウレタン32の入り口に差し掛かった段階では、スピーカグリル40の外縁をなすフレーム40bと、硬いウレタン32との間には若干の隙間があり、スピーカグリル40はスムーズに奥側へと押し込まれ続ける。スピーカグリル40がさらに奥側に押し込まれると、硬いウレタン32の開口の大きさと、スピーカグリル40のフレーム40bの大きさが同程度になる。しかし、硬いウレタン32は、弾性を有する部材であり、圧力をかけられた場合には圧縮変形することができるため、スピーカグリル40は、さらに奥側へと押し込まれ、嵌め込まれる。そして、スピーカグリル40が、硬いウレタン32をある程度の力で圧縮変形するとともに、それと均衡する抗力を硬いウレタン32から受けた段階で、嵌め込む動作が止められる。このとき、スピーカグリル40と硬いウレタン32との間には、抗力に比例した強い摩擦力も働くため、両者は十分な強度で圧着して固定された状態となる。
スピーカグリル40が硬いウレタン32に嵌め込まれるのと同時に、スピーカグリル40の裏側では、図6に示したプッシュリベット40dが、シートブラケット18の貫通孔18aに押し込まれて連結される。この連結によって、スピーカグリル40は、さらに開口部30aから外れにくくなり、取り付け強度が高められる。
このように、スピーカグリル40を硬いウレタン32に嵌め込んで固定するため、スピーカグリル40の大きさを、スピーカ24の大きさによらずに設定し、取り付けることができている。すなわち、スピーカグリル40は、開口部30aの大きさに対応したものであればよく、スピーカグリル40の設計自由度を高めることが可能となっている。
また、硬いウレタン32は、入り口側が広く、奥側が狭くなっているため、スピーカグリル40を嵌め込む際に、スピーカグリル40が硬いウレタン32によってガイドされ、取り付けが容易化されている。スピーカグリル40を硬いウレタン32に安定して嵌め込むことができることも期待される。
さらに、プッシュリベット40dによる連結を行うことで、スピーカグリル40が、シートバック10bに対して位置決めされ、定まった位置に固定されることになる。このため、着座した搭乗者がシートバック10bにもたれかかって、表皮30や柔らかいウレタン34を変形させた場合、あるいは、スピーカグリル40自体に力を与えた場合にも、スピーカグリル40の位置ずれが防止される。
図7、8に示したシートバック10bでは、そのシートバック10bにもたれて座る搭乗者が首裏付近から、スピーカ24の音を受け、カーオーディオなどの音声を楽しむことができる。また、例えば、このスピーカ24を、アンチノイズコントロール用のスピーカ24として利用し、搭乗者にノイズを低減した環境を提供することができる。もちろん、このスピーカ24を、車両の運転者など、他のシートに座る搭乗者のために活用するようにしてもよい。
次に、図9を参照して、スピーカグリル40を取り外す過程について説明する。図9は、図7に示したDD線に沿った拡径孔30a1の付近の端面図である。また、図面では、参考のため、作業者の指50を補助的に描いている。
図9に示したように、開口部30aのうち、スピーカグリル40で覆われない拡径孔30a1は、標準的な太さをもつ作業者の指50が1本以上入る程度の大きさに作られている。このため、作業者は、拡径孔30a1に指50を挿入し、プッシュリベット40dの背後のボタンを押してプッシュリベット40dを取り外し可能な状態にすることができる。そして、この状態で、拡径孔30a1に挿入した指をスピーカグリル40に引っ掛けて、シート外側向きの力を与えることで、スピーカグリル40を開口部30aから取り外すことができる。これにより、例えば、ボルト27aを取り外し、シートバック10bを車両のボディから取り出すことなどが可能となる。
拡径孔30a1の奥は、図9に示したように、折り曲げ加工されたシートブラケット18によって周囲を囲まれている。このため、作業者は、プッシュリベット40dまでは、指50を伸ばすことができるが、それよりも先には指50を伸ばすことができない。したがって、例えば、シートブラケット18の端、あるは、スピーカ24の部材の端に指50をあてて、切り傷を負うことが防止される。また、例えば、スピーカ24の配線なども指50は届かないため、スピーカ24を損傷させることもない。拡径孔30a1には、作業者の他に、このシートに着座する子供を含めた搭乗者が指50を入れる可能性がある。しかし、拡径孔30a1の内部は、子供の指のサイズを考えた上で、シートブラケット18で保護しているため、搭乗者が怪我をすることも防止される。
以上では、車両の後部シートのシートバックに使われるものとし、シートバックが車両のボディに固定される構造を例に挙げて説明を行った。しかし、実施形態にかかるシートバックは、車両の運転用シートのシートバックのように、角度調整が可変となるシートバックにも適用可能である。すなわち、スピーカあるいはシートバックの構造部材をボディには固定しないようにすれば、上述の実施態様を適用することができる。この場合において、スピーカは、シートバックの前面(搭乗者の背中が触れる面)に設けられる必要はなく、例えば、シートバックの後面や側面に設けられてもよい。
また、以上の説明では、開口部は、スピーカのみならず、シートバック構造部材、スピーカ、ボディなどの締結部の前面に拡がった範囲に設けられ、スピーカグリルはこれら全体を覆うものとした。しかし、例えば、開口部はスピーカの前面のみに設けられ、スピーカグリルはスピーカの前面のみを覆うように構成してもよい。特に、シートバックが車両の後部シートのものでは無く、シートバックをボディに締結しないような場合には、開口部をスピーカの前面のみに設ける態様が考えられる。
以上の説明においては、シートバックの構造部材(パイプ部材、シートブラケット、スピーカブラケット)は金属製であるとした。しかし、必要な強度や耐久性を確保できるのであれば、その一部または全部が、樹脂などの別の材料によって形成されてもよい。また、以上の説明においては、パッド部材として、柔らかいウレタン及び合成皮革を例に挙げたが、ウレタンに代えて他の発泡性樹脂部材などを用いてもよい。また、合成皮革の代わりに天然皮革を用いる態様や、合成皮革の裏にウレタン等を貼り合わせる態様など、様々な変形が可能である。さらには、硬いウレタンに代えて、他の合成樹脂部材などを用いる態様、あるいは、複数種類の合成樹脂部材を貼り合わせて用いる態様なども採用することができる。
以上の説明においては、理解を容易にするため、具体的な態様について示したが、これらは例示であり、他にも様々な実施形態をとることが可能である。
10、10a、10b シートバック、12、14、16 パイプ部材、18、20 シートブラケット、18a、20a 貫通孔、22 スピーカブラケット、22a、22b 突起部、23a、23b スタットボルト、24 スピーカ、24a 振動板、24b フレーム、24c 固定部、25a、25b、27a、27b ボルト、26、28 金具、30 表皮、30a 開口部、30a1、30a2 拡径孔、32 硬いウレタン、34 柔らかいウレタン、40 スピーカグリル、40a 貫通孔、40b フレーム、40c 突出部、40d プッシュリベット、50 指。

Claims (4)

  1. 車両用シートのシートバックの内側に設けられた構造部材と、
    振動板を備え、前記構造部材に固定されたスピーカと、
    前記振動板の前面を保護するスピーカグリルと、
    前記シートバックの表面を覆うパッド部材と、
    を備え、
    前記パッド部材には、前記スピーカの前記振動板の前面付近に開口部が設けられ、
    前記開口部の内壁には、前記パッド部材よりも硬い弾性部材が前記開口部を囲んで設けられ、
    前記スピーカグリルは、前記弾性部材に嵌め込まれて、前記開口部を覆っている、ことを特徴とするシートバック構造。
  2. 請求項1に記載のシートバック構造において、
    前記弾性部材の前記内壁は前記開口部の入口側から奥側に向かうにつれて前記開口部の内周側に傾斜した形状を備え、これにより、前記開口部の入口側よりも奥側の方が開口面積が小さい、ことを特徴とするシートバック構造。
  3. 請求項1に記載のシートバック構造において、
    前記開口部の前記内壁と前記弾性部材の内壁は、その一部が前記スピーカグリルの外周形状よりも外周側に拡がった拡径形状に形成されており、
    前記スピーカグリルを前記弾性部材に嵌め込んだ場合に、前記開口部及び前記弾性部材と、前記スピーカグリルとの間には、前記拡径形状による孔が形成される、ことを特徴とするシートバック構造。
  4. 請求項1に記載のシートバック構造において、
    前記スピーカグリルと前記構造部材には連結部が設けられており、前記スピーカグリルを前記弾性部材に嵌め込む際に前記連結部同士が連結される、ことを特徴とするシートバック構造。
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