JP2020000079A - 作物収穫機 - Google Patents
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Abstract
Description
搬送体により搬送される作物が上回転体と下回転体との間を通り、作物に上回転体及び下回転体が当たることにより、作物から実が分離されて回収される。
本発明は、回転駆動される上回転体と下回転体との間に作物を通して、作物から実を分離するように構成された作物収穫機において、作物からの実の分離性能の向上を図ることを目的としている。
圃場の作物を収穫する収穫部と、
前記収穫部により収穫された作物を、横倒れ姿勢で株元を保持して後側に搬送する搬送体と、
前記搬送体の右又は左側に配置された分離部とが備えられて、
前記分離部に、平面視で前記搬送体と交差する向きの上軸芯周りに回転駆動される上回転体と、前記上軸芯の下側で前記上軸芯に沿った下軸芯周りに、前記上回転体の逆方向に回転駆動される下回転体とが設けられて、
前記上回転体及び前記下回転体に、前記上軸芯及び前記下軸芯に位置する軸部と、前記軸部から半径方向の外側に延出された打撃部とが設けられ、
前記搬送体により搬送される作物が前記上回転体と前記下回転体との間を通り、作物に前記上回転体の打撃部及び前記下回転体の打撃部が当たることにより、作物から実が分離され、
前記上回転体の打撃部及び前記下回転体の打撃部が、前記上回転体と前記下回転体との間の部分を互いに交互に通過するように、前記上回転体の打撃部の回転位相及び前記下回転体の打撃部の回転位相を設定する回転位相設定部が備えられている。
これにより、作物の実や枝が多い状態であっても、作物は上回転体と下回転体との間を無理なく通ることができる。
前記上回転体及び前記下回転体における前記搬送体側の部分が、前記上回転体及び前記下回転体における前記搬送体の反対側の部分よりも、前記搬送体の搬送始端部側に位置するように、前記上回転体及び前記下回転体が前記搬送体に対して平面視で傾斜して配置され、
前記上回転体の打撃部及び前記下回転体の打撃部が、前記上回転体と前記下回転体との間の部分を前記搬送体の搬送始端部側に移動するように、前記上回転体及び前記下回転体の回転方向が設定されていると好適である。
これにより、作物が株元側に圧縮され座屈して折れ曲がったりするようなことがなく、作物から実を無理なく分離することができる。
前記回転位相設定部は、
前記上回転体及び前記下回転体の一方に伝達された動力を、伝動ギヤにより、前記上回転体及び前記下回転体の他方に逆方向の動力として伝達し、前記伝動ギヤの咬合により、前記上回転体の打撃部の回転位相及び前記下回転体の打撃部の回転位相を設定するギヤ機構を有していると好適である。
第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体と、第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体とが備えられて、
第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体が、第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体よりも、前記搬送体の搬送始端部側に配置され、
第1の前記上回転体の打撃部及び第1の前記下回転体の打撃部の一方が、第1の前記上回転体と第1の前記下回転体との間の部分を通過してから、第1の前記上回転体の打撃部及び第1の前記下回転体の打撃部の他方が、第1の前記上回転体と第1の前記下回転体との間の部分を通過するまでの第1時間と、
第2の前記上回転体の打撃部及び第2の前記下回転体の打撃部の一方が、第2の前記上回転体と第2の前記下回転体との間の部分を通過してから、第2の前記上回転体の打撃部及び第2の前記下回転体の打撃部の他方が、第2の前記上回転体と第2の前記下回転体との間の部分を通過するまでの第2時間とにおいて、
第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体に、前記第2時間が前記第1時間よりも短くなる前記打撃部が設けられていると好適である。
これにより、第2の上回転体の打撃部及び第2の下回転体の打撃部により、作物に大きな力を与えることができて、作物に残った実を残すことなく分離することができる。
しかしながら、作物が第1の上回転体と第1の下回転体との間を通る際に、作物の多くの実が分離されており、作物が全体的に細くなっているので、第2の上回転体と第2の下回転体との間が狭くなっても、作物は無理なく通ることができる。
第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体において、複数の前記第1時間の各々が同じ長さとなるように設定され、
第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体において、複数の前記第2時間に異なる長さの前記第2時間が存在するように設定されていると好適である。
これにより、第2の上回転体及び第2の下回転体において、第2時間が第1時間よりも短くなる打撃部を設けることが、容易に行えるようになる。
前記上回転体及び前記下回転体における前記搬送体側の部分が、前記上回転体及び前記下回転体における前記搬送体の反対側の部分よりも、前記搬送体の搬送始端部側に位置するように、前記上回転体及び前記下回転体が前記搬送体に対して平面視で傾斜して配置され、
前記上回転体の打撃部及び前記下回転体の打撃部が、前記上回転体と前記下回転体との間の部分を前記搬送体の搬送始端部側に移動するように、前記上回転体及び前記下回転体の回転方向が設定されて、
第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体が、第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体よりも、平面視で前記搬送体と直交する姿勢に近い姿勢に設定されていると好適である。
これにより、作物が株元側に圧縮され座屈して折れ曲がったりするようなことがなく、作物から実を無理なく分離することができる。
これにより、第2の上回転体の打撃部及び第2の下回転体の打撃部が作物の株元側から上部側に亘る範囲に同時に当たる状態に近い状態を、第1の上回転体及び第1の下回転体よりも得ることができるので、作物に残った実を残すことなく分離するという面で有利なものとなる。
前記回転位相設定部は、
第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体と、第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体とのうちの一方において、前記上回転体及び前記下回転体の一方に伝達された動力を、伝動ギヤにより、前記上回転体及び前記下回転体の他方に逆方向の動力として伝達し、前記伝動ギヤの咬合により、前記上回転体の打撃部の回転位相及び前記下回転体の打撃部の回転位相を設定するギヤ機構と、
前記ギヤ機構側の前記上回転体の動力を、同方向の動力として他方の前記上回転体に伝達する上伝動機構と、
前記ギヤ機構側の前記下回転体の動力を、同方向の動力として他方の前記下回転体に伝達する下伝動機構とを有していると好適である。
これにより、第2の上回転体及び第2の下回転体において、回転方向及び打撃部の回転位相が容易に設定される。
図1〜図16において、Fは機体1の「前方向」を示し、Bは機体1の「後方向」を示し、Uは機体1の「上方向」を示し、Dは機体1の「下方向」を示している。Rは機体1の「右方向」を示し、Lは機体1の「左方向」を示している。
図1及び図2に示すように、右及び左のクローラ型式の走行装置2により、機体1が支持されており、機体1の前部の左部に収穫部3が設けられ、機体1の前部の右部に運転部4が設けられている。機体1の後部に分離部5が設けられ、機体1の右部に支持台6及び作業デッキ7が設けられている。
図1,2,3に示すように、収穫部3の前部において、斜め向きの上下方向に沿った軸芯P1周りに、右及び左の従動プーリー45が回転自在に支持されており、収穫部3の後部において、斜め向きの上下方向に沿った軸芯P2周りに、右及び左の駆動プーリー46が回転自在に支持されている。この場合、軸芯P1と軸芯P2とは、互いに平行である。
第1搬送体8において、従動プーリー45の付近が搬送始端部8aであり、駆動プーリー46の付近が搬送終端部8bである。これによって、右及び左の第1搬送体8が、第1搬送体8の搬送始端部8aから搬送終端部8bに亘って、捩じられることなく、直線的に斜め上側の後側に向けて延出されている。
図1,3,5,6に示すように、機体1の左部に駆動機構32が支持されており、駆動機構32に、左右方向の軸芯周りに回転駆動される駆動スプロケット32aが備えられている。機体1の左部の前部に、回転輪55,56が左右方向の軸芯周りに回転自在に支持され、機体1の左部の後部に、回転輪57が左右方向の軸芯周りに回転自在に支持されている。
第2搬送体9の搬送始端部9aの後部分(回転輪56の部分)から搬送終端部9bに亘る部分が、側面視で略水平姿勢に配置されている。
図1,5,6に示すように、ガイドレール13は、短いチャンネル状部材が、開放側を下向きにして前後方向に沿って一列状に配置され、隣接する前後のチャンネル状部材が、上下方向に曲がるようにピンにより互いに接続されている。ガイドレール13が、第2搬送体9の上側に沿って後側に延出されている。
図1,2,5に示すように、第1搬送体8の搬送終端部8bの上部に、姿勢変更部62が取り付けられている。姿勢変更部62に、ガイド部63、無端回動体64及び爪体65が備えられている。
図1,2,3に示すように、第2搬送体9の右側に、分離部5が設けられている。
分離部5に、第1上回転体11(上回転体に相当)(第1の上回転体に相当)、第1下回転体12(下回転体に相当)(第1の下回転体に相当)、第2上回転体21(上回転体に相当)(第2の上回転体に相当)、第2下回転体22(下回転体に相当)(第2の下回転体に相当)が設けられている。
図3,4,8に示すように、分離部5において、第1上回転体11が、第1上軸芯P11(上軸芯に相当)周りに回転自在に、壁部44と壁部40とに亘って支持されている。
第1下回転体12が、第1上軸芯P11の下側で第1上軸芯P11に沿った第1下軸芯P12(下軸芯に相当)周りに回転自在に、壁部44と壁部54とに亘って支持されている。
第2下回転体22が、第2上軸芯P21の下側で第2上軸芯P21に沿った第2下軸芯P22(下軸芯に相当)周りに回転自在に、壁部44と壁部54とに亘って支持されている。
図3,4,13,14に示すように、第1上回転体11に、軸部11aと、2個の打撃部11b,11cとが設けられている。第1下回転体12、第2上回転体21及び第2下回転体22も同様に、軸部12a,21a,22aと、2個の打撃部12b,12c,21b,21c,22b,22cとが設けられている。
これにより、第1上回転体11及び第1下回転体12の回転軌跡の直径D1が、第2上回転体21及び第2下回転体22の回転軌跡の直径D2よりも大きなものに設定されている。
図12に示すように、運転部4の下部に、エンジン18が支持され、機体1の前部の左右中央にミッションケース19が支持されており、静油圧式の無段変速装置20がミッションケース19に連結されている。
図4,7,8に示すように、第1間隔変更部41,51が壁部44に設けられている。第1上回転体11(軸部11a)における第2搬送体9の反対側の部分が、第1間隔変更部41に回転自在に支持されており、第2上回転体21の軸部21aにおける第2搬送体9の反対側の部分が、第1間隔変更部51に回転自在に支持されている。
る。
前述の(分離部における第1上回転体及び第1下回転体、第2上回転体及び第2下回転体の伝動系の構成)、図3,4,7,8,12に示すように、回転位相設定部80が分離部5に設けられている。
回転位相設定部80によって、以下の説明のように、第1上回転体11及び第1下回転体12の回転位相が設定される。
第2上回転体21及び第2下回転体22の回転数が、第1上回転体11及び第1下回転体12の回転数よりも少し高いものとなっている。
回転位相設定部80によって、以下の説明のように、第2上回転体21及び第2下回転体22の回転位相が設定される。
この場合、第2時間T21が第1時間T1よりも短いものに設定され、第1時間T1が第2時間T22よりも短いものに設定されるように構成してもよい。
図4,7,8,9,10に示すように、壁部44において、第1上回転体11及び第1下回転体12(第2上回転体21及び第2下回転体22)の反対側の面に、ガイド部81が上下方向に沿って連結されており、平板状の支持板82が、ガイド部81により壁部44に沿って上下方向にスライド自在に支持されている。
以上のように、第1間隔変更部41,51は、支持板82(ボス部82a)、ボルト84(操作部84a)、皿バネ85及びナット86、バネ87等を備えている。
図4及び図11に示すように、壁部40において、第1上回転体11及び第1下回転体12(第2上回転体21及び第2下回転体22)側の面に、ガイド部81が上下方向に沿って連結されている。平面視でアングル材状に折り曲げられた支持板82が、ガイド部81により壁部40に沿って上下方向にスライド自在に支持されている。
以上のように、第2間隔変更部42,52は、支持板82(ボス部82a)、ボルト84(操作部84a)、皿バネ85及びナット86、バネ87等を備えている。
図1及び図2に示すように、カバー53を閉位置に操作していると、第1間隔変更部41,51及び第2間隔変更部42,52は、カバー53の下側に位置して、カバー53により覆われている。カバー53を開位置に操作すると、第1間隔変更部41,51及び第2間隔変更部42,52において、ボルト84の操作部84aが露出する状態となる。
枝豆収穫機における収穫の全体の流れについて、各部分での状態を、以下のように、本項から(枝豆収穫機の収穫全体の流れにおいて、分離部での回収コンベア、搬送コンベア及び排出コンベアでの状態)において、順に説明する。
図3及び図6に示すように、横倒れ姿勢の作物Aの株元A1が、第2搬送体9とガイドレール13との間に挟持(保持)されて、作物Aが後側に搬送されると、作物Aが分離部5の開口部66から分離部5の内部に入り、第2搬送体9の搬送始端部9aから搬送終端部9bに向けて搬送される。
図13に示すように、第1上回転体11の回転方向C1及び第1下回転体12の回転方向C2が設定されている(前述の(第1上回転体及び第1下回転体の回転方向、第2上回転体及び第2下回転体の回転方向)参照)。
分離部5において、作物Aは次に、第2上回転体21と第2下回転体22との間に入るのであり、図14,15,16に示すように、第2上回転体21の打撃部21b,21c及び第2下回転体22の打撃部22b,22cが、交互に繰り返して作物Aに当たる状態となって、作物Aに残った実A2が、残ることなく分離されて回収コンベア10に落下する(前述の(分離部の構成)参照)。
図14,15,16に示すように、第2上回転体21の回転方向C1及び第2下回転体22の回転方向C2が設定されている(前述の(第1上回転体及び第1下回転体の回転方向、第2上回転体及び第2下回転体の回転方向)参照)。
図1,2,3に示すように、第1上回転体11及び第1下回転体12、第2上回転体21及び第2下回転体22により、作物Aから実A2が分離され、分離された実A2が回収コンベア10に落下する。作物Aから実A2が分離される際、葉等の屑も一緒に分離されて回収コンベア10に落下する。実A2が分離された作物Aは、第2搬送体9の搬送終端部9bから圃場に放出される。
実A2及び屑が回収コンベア10の後部から落下する際に、実A2は唐箕16の搬送風に抗して搬送コンベア14に落下する。屑は唐箕16の搬送風により飛ばされて排出コンベア15に乗るのであり、排出コンベア15に乗った屑が、排出コンベア15により後側に搬送されて圃場に放出される。
第1間隔変更部41を第1下回転体12に設け、第2間隔変更部42を前述のように第1上回転体11に設けてもよい。
第1間隔変更部41を前述のように第1上回転体11に設け、第2間隔変更部42を第1下回転体12(壁部54)に設けてもよい。
第1間隔変更部41及び第2間隔変更部42の両方を、第1下回転体12に設けてもよい。
第2間隔変更部42を廃止して、第1間隔変更部41を設けるように構成してもよく、第1間隔変更部41を廃止して、第2間隔変更部42を設けるように構成してもよい。
第1間隔変更部51を第2下回転体22に設け、第2間隔変更部52を前述のように第2上回転体21に設けてもよい。
第1間隔変更部51を前述のように第2上回転体21に設け、第2間隔変更部52を第2下回転体22(壁部54)に設けてもよい。
第1間隔変更部51及び第2間隔変更部52の両方を、第2下回転体22に設けてもよい。
第2間隔変更部52を廃止して、第1間隔変更部51を設けるように構成してもよく、第1間隔変更部51を廃止して、第2間隔変更部52を設けるように構成してもよい。
第1上回転体11において、1個の打撃部11bのみを設けてもよく、3個以上の打撃部11b,11cを設けてもよい。
第1下回転体12において、1個の打撃部12bのみを設けてもよく、3個以上の打撃部12b,12cを設けてもよい。
第2上回転体21において、1個の打撃部21bのみを設けてもよく、3個以上の打撃部21b,21cを設けてもよい。
第2下回転体22において、1個の打撃部22bのみを設けてもよく、3個以上の打撃部22b,22cを設けてもよい。
第1上回転体11及び第1下回転体12において、第1上回転体11の打撃部11b,11cの回転位相と、第1下回転体12の打撃部12b,12cの回転位相とを、90度よりも少し大きな角度及び90度よりも少し小さな角度で異なるように設定してもよい。この構成によると、少しだけ長さが異なる複数の第1時間T1が生じる。
第1上回転体11及び第1下回転体12における第2搬送体9側の部分が、第1上回転体11及び第1下回転体12における第2搬送体9の反対側の部分よりも、第2搬送体9の搬送終端部9b側(後側)に位置するように、第1上回転体11及び第1下回転体12(第1上軸芯P11及び第1下軸芯P12)を、第2搬送体9に対して平面視で傾斜(交差)して配置してもよい。
第2上回転体21及び第2下回転体22における第2搬送体9側の部分が、第2上回転体21及び第2下回転体22における第2搬送体9の反対側の部分よりも、第2搬送体9の搬送終端部9b側(後側)に位置するように、第2上回転体21及び第2下回転体22(第2上軸芯P21及び第2下軸芯P22)を、第2搬送体9に対して平面視で傾斜(交差)して配置してもよい。
図3,7,8,12において、伝動軸28の動力が、伝動ベルト34を介して駆動軸71に伝達されるように構成してもよい。
この構成によると、駆動軸72の動力が伝動チェーン74を介して駆動軸70に伝達され、駆動軸73の動力が伝動チェーン75を介して駆動軸71に伝達されるように構成すればよい。
機体1の前部の右部に収穫部3(第1搬送体8)、第2搬送体9及びガイドレール13を設けてもよい。この構成によると、第2搬送体12及びガイドレール13の左側に分離部5が設けられる。
5 分離部
9 搬送体
9a 搬送始端部
11 第1上回転体(上回転体)
11a 軸部
11b,11c 打撃部
12 第1下回転体(下回転体)
12a 軸部
12b,12c 打撃部
21 第2上回転体(上回転体)
21a 軸部
21b,21c 打撃部
22 第2下回転体(下回転体)
22a 軸部
22b,22c 打撃部
70a,71a 伝動ギヤ
74 下伝動機構
75 上伝動機構
80 回転位相設定部
83 軸受け部
A 作物
A1 株元
A2 実
C1,C2 回転方向
P11 第1上軸芯(上軸芯)
P12 第1下軸芯(下軸芯)
P21 第2上軸芯(上軸芯)
P22 第2下軸芯(下軸芯)
T1 第1時間
T21,T22 第2時間
Claims (7)
- 圃場の作物を収穫する収穫部と、
前記収穫部により収穫された作物を、横倒れ姿勢で株元を保持して後側に搬送する搬送体と、
前記搬送体の右又は左側に配置された分離部とが備えられて、
前記分離部に、平面視で前記搬送体と交差する向きの上軸芯周りに回転駆動される上回転体と、前記上軸芯の下側で前記上軸芯に沿った下軸芯周りに、前記上回転体の逆方向に回転駆動される下回転体とが設けられて、
前記上回転体及び前記下回転体に、前記上軸芯及び前記下軸芯に位置する軸部と、前記軸部から半径方向の外側に延出された打撃部とが設けられ、
前記搬送体により搬送される作物が前記上回転体と前記下回転体との間を通り、作物に前記上回転体の打撃部及び前記下回転体の打撃部が当たることにより、作物から実が分離され、
前記上回転体の打撃部及び前記下回転体の打撃部が、前記上回転体と前記下回転体との間の部分を互いに交互に通過するように、前記上回転体の打撃部の回転位相及び前記下回転体の打撃部の回転位相を設定する回転位相設定部が備えられている作物収穫機。 - 前記上回転体及び前記下回転体における前記搬送体側の部分が、前記上回転体及び前記下回転体における前記搬送体の反対側の部分よりも、前記搬送体の搬送始端部側に位置するように、前記上回転体及び前記下回転体が前記搬送体に対して平面視で傾斜して配置され、
前記上回転体の打撃部及び前記下回転体の打撃部が、前記上回転体と前記下回転体との間の部分を前記搬送体の搬送始端部側に移動するように、前記上回転体及び前記下回転体の回転方向が設定されている請求項1に記載の作物収穫機。 - 前記回転位相設定部は、
前記上回転体及び前記下回転体の一方に伝達された動力を、伝動ギヤにより、前記上回転体及び前記下回転体の他方に逆方向の動力として伝達し、前記伝動ギヤの咬合により、前記上回転体の打撃部の回転位相及び前記下回転体の打撃部の回転位相を設定するギヤ機構を有している請求項1又は2に記載の作物収穫機。 - 第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体と、第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体とが備えられて、
第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体が、第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体よりも、前記搬送体の搬送始端部側に配置され、
第1の前記上回転体の打撃部及び第1の前記下回転体の打撃部の一方が、第1の前記上回転体と第1の前記下回転体との間の部分を通過してから、第1の前記上回転体の打撃部及び第1の前記下回転体の打撃部の他方が、第1の前記上回転体と第1の前記下回転体との間の部分を通過するまでの第1時間と、
第2の前記上回転体の打撃部及び第2の前記下回転体の打撃部の一方が、第2の前記上回転体と第2の前記下回転体との間の部分を通過してから、第2の前記上回転体の打撃部及び第2の前記下回転体の打撃部の他方が、第2の前記上回転体と第2の前記下回転体との間の部分を通過するまでの第2時間とにおいて、
第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体に、前記第2時間が前記第1時間よりも短くなる前記打撃部が設けられている請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の作物収穫機。 - 第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体において、複数の前記第1時間の各々が同じ長さとなるように設定され、
第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体において、複数の前記第2時間に異なる長さの前記第2時間が存在するように設定されている請求項4に記載の作物収穫機。 - 前記上回転体及び前記下回転体における前記搬送体側の部分が、前記上回転体及び前記下回転体における前記搬送体の反対側の部分よりも、前記搬送体の搬送始端部側に位置するように、前記上回転体及び前記下回転体が前記搬送体に対して平面視で傾斜して配置され、
前記上回転体の打撃部及び前記下回転体の打撃部が、前記上回転体と前記下回転体との間の部分を前記搬送体の搬送始端部側に移動するように、前記上回転体及び前記下回転体の回転方向が設定されて、
第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体が、第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体よりも、平面視で前記搬送体と直交する姿勢に近い姿勢に設定されている請求項4又は5に記載の作物収穫機。 - 前記回転位相設定部は、
第1の前記上回転体及び第1の前記下回転体と、第2の前記上回転体及び第2の前記下回転体とのうちの一方において、前記上回転体及び前記下回転体の一方に伝達された動力を、伝動ギヤにより、前記上回転体及び前記下回転体の他方に逆方向の動力として伝達し、前記伝動ギヤの咬合により、前記上回転体の打撃部の回転位相及び前記下回転体の打撃部の回転位相を設定するギヤ機構と、
前記ギヤ機構側の前記上回転体の動力を、同方向の動力として他方の前記上回転体に伝達する上伝動機構と、
前記ギヤ機構側の前記下回転体の動力を、同方向の動力として他方の前記下回転体に伝達する下伝動機構とを有している請求項4〜6のうちのいずれか一項に記載の作物収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018122217A JP7162832B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 作物収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018122217A JP7162832B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 作物収穫機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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