JP2019535557A - 回旋状管 - Google Patents

回旋状管 Download PDF

Info

Publication number
JP2019535557A
JP2019535557A JP2019526261A JP2019526261A JP2019535557A JP 2019535557 A JP2019535557 A JP 2019535557A JP 2019526261 A JP2019526261 A JP 2019526261A JP 2019526261 A JP2019526261 A JP 2019526261A JP 2019535557 A JP2019535557 A JP 2019535557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
convoluted
tube
segment
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019526261A
Other languages
English (en)
Inventor
マールテン・スパンジャーズ
ヴァウテル・シーモン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heraeus Electro Nite International NV
Original Assignee
Heraeus Electro Nite International NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heraeus Electro Nite International NV filed Critical Heraeus Electro Nite International NV
Publication of JP2019535557A publication Critical patent/JP2019535557A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31CMAKING WOUND ARTICLES, e.g. WOUND TUBES, OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31C1/00Making tubes or pipes by feeding at right angles to the winding mandrel centre line
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B1/00Layered products having a non-planar shape
    • B32B1/08Tubular products
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B29/00Layered products comprising a layer of paper or cardboard
    • B32B29/002Layered products comprising a layer of paper or cardboard as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • B32B29/005Layered products comprising a layer of paper or cardboard as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material next to another layer of paper or cardboard layer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H81/00Methods, apparatus, or devices for covering or wrapping cores by winding webs, tapes, or filamentary material, not otherwise provided for
    • B65H81/06Covering or wrapping elongated cores
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Abstract

回旋状巻管(1)は、第1のシート(6)および第2のシート(5)を含む複合材シートで形成されている。回旋状巻管は、第1のシートの複数の回旋状巻物(2)で形成された第1のセグメント(66)、第1のシートおよび第2のシートの直接接着され、かつ重なる部分で形成された第2のセグメント(70)、ならびに第1のシートの周りに巻かれ、かつその上にある第2のシートで形成された第3のセグメント(68)を含む。第2のセグメントは、第1のシートの層および第2のシートの層の間に位置する下巻部分である。

Description

本発明は、複数の回旋状に巻かれた、接着固定されたシート材料で形成された回旋状管および回旋状管を製造するための方法に関する。
回旋状管(時には平行管と呼ばれる。)の従来の構成、および巻取機の使用によるそのような管の従来の製造プロセスは、例えば、米国特許第3073218号明細書、米国特許第3190195号明細書、米国特許第3585908号明細書および米国特許第3869325号明細書により既知である。従来の巻取機は通常、すべて時系列で、初めに紙または厚紙の連続的な単一のシートを板紙のロールまたはコイルから供給し、削ぐことによって紙シートの縁部を調製し、紙シートおよび削がれた縁部の表面を糊で被覆し、製造される巻かれた紙管の長さに対応する所定の長さに紙シートを切断(紙幅は、コイルの幅によって決まる。)し、紙シートの前縁を、これが巻き取られる溝付きのマンドレル内に前進させ、巻取完了後、マンドレルに沿って管ストリッパを移動させて、管ストリッパをその最初の位置に戻すことによって、巻かれた紙管をマンドレルから取り出すための機構を含む。
紙シートから所望の寸法の紙管への従来の回旋状巻取は、巻取機、より具体的には巻取マンドレルによって制限される。具体的には、出発紙シート材料は通常コイル上にあり、コイル上の紙シート材料の全長は一般に相当なものであるが、紙管に巻き取るためにこのコイルから切断される紙シート材料の長さは、巻取機の長さによって制限される。実際には、「長さに切断される」紙シート材料という術語は、このシート材料から形成される管の長さに対応する。切断紙シート材料の前縁および後縁は、コイルの幅に対応する対向する縁部である。すなわち、紙シート材料がコイルから切断されるとき、前縁および後縁は、切断縁部に対して垂直な縁部である。前縁は、巻取マンドレルの溝内に送られる切断紙シート材料の縁部である。
従来の巻取マンドレルは、給紙ローラに隣接するその端部で歯車機構に接続された細長い管である。巻取マンドレルの反対側の端部は接続されていないが、曲がることなく、巻かれる紙シート材料と共に回転するように支持されている。巻取マンドレルは、形成される管の内径と実質的に一致する外径を有する。巻取マンドレルの上に巻かれ、次いで、前の紙シート材料の巻きの上に巻かれる紙シート材料の各層は、形成されつつある紙管の肉厚を積み上げる。形成された回旋状紙管の最終外径は、使用される紙シート材料の厚さ、および前縁から後縁までの紙シート材料の幅に基づいて達成され得る回旋の量の関数である。
巻取操作後、切断された細長い紙シート材料の自由端は後縁を形成し、これは、下にある層に確実に接着されなければならない管表面の外縁に相当する(図2参照)。図2は、長手方向の中心軸109を有する最先端の回旋状紙管100を示す。回旋状管100は、管100の内面に位置する前縁103および管100の外面に位置する後縁104を有する単一の一次シート106のみで作られている。後縁104を含む巻物は、下にある一次シート106の層に接着されなければならない。さもなければ、後縁104が固定されていない場合、管100は、巻取マンドレルから取り出されるときに解ける。後縁104が固定された後、剥がれずに下にある層に結合する時間があるように一次シート106の後縁104を保持するために必要な数回の自由回転の後、回旋状管100は、固定された縁部104とは反対方向に巻取マンドレルから押し出される。
米国特許第3869325号明細書および米国特許第3081213号明細書などの様々な先行技術文書は、紙シート材料の剛性の低減、紙シート材料の濡れの向上、ならびに巻物および後縁上への速硬化性熱可塑性樹脂または糊の塗布など、巻管の下にある一次(例えば、紙)シート材料の層への後縁の固定を改善するための様々な機構を提案している。しかし、これらの解決策は、より低い材料強度および/または高い製造コストにつながる。
米国特許第2353994号明細書、米国特許第2726489号明細書および米国特許第4708708号明細書に開示されている解決策は、図3に示す通り、紙シート材料の後縁の厚さを小さくするものである。具体的には、図3は、長手方向の中心軸209を有する最先端の回旋状紙管200を示す。回旋状管200は、管200の内面に位置する前縁203および管200の外面に位置する後縁204を有する単一の一次シート206のみで作られている。後縁204は、削がれた縁部である。後縁204を削ぐと、紙縁部が柔らかくなり、特殊な接着技術を適用することなく、巻取マンドレルから管200を取り出す前の巻き戻り防止を助ける。
これは、今日、回旋状管の巻取において一般的な方法になっている。具体的には、接着剤(すなわち、糊)の塗布前に、研削砥石、または切削、研磨もしくは耳付のための同様の手段により、シート材料の厚みをナイフのような縁部まで小さくする角度で一次シート材料の後縁から材料を除去する。
削がれた縁部の利点は、糊を容易に吸収し、そして、柔軟性が高くなるように縁部の厚さが小さく、したがって剛性が低いことであり、これにより、一次シート後縁における変わり目が滑らかになる。その結果、管の真円度が改善される。
しかし、この解決策にもいくつかの欠点がある。研磨剤の使用は、管の外側に現れ、その長手方向のシームに沿って裂けやすい粗面につながる。さらに重要な欠点は、削ぐことによる斜縁部の形成は、紙シート材料の除去を必要とし、これは、再生できないため埋立地に送らなければならない大量の紙塵の発生(環境的観点から望ましくない必要性)につながることである。紙塵の除去はまた、研磨機に関連するコストに加えて、全体の製造コストを増加させる。さらに、紙塵は、職場において火災および爆発の両方の原因となり、紙塵の封じ込め、貯蔵および輸送のための取扱システムを必要とし、これもまた製造コストを増加させる。
1つの代替は、後縁が既に薄くされたような、より薄い紙シート材料のみで回旋状管を製造することである。しかし、紙管巻取マンドレル内に送られる紙シート材料の幅および紙シート材料の厚さによって完成回旋状管の肉厚が決まる。したがって、この代替は、特定の所望の肉厚の完成回旋状管を得るために、はるかに幅広い紙シート材料、および紙シート材料のより大きい表面積に塗布されるより多くの接着剤の使用が必要となるであろう。また、ほとんどの場合、この代替は、標準幅の紙シート材料に対応する構成および寸法の標準的な生産機では可能ではないであろう。それどころか、この代替は、さらに広いシート幅に対応するために、巻取マンドレルのすべての機械部分を大きくすることが必要となるであろう。したがって、より薄い紙シート材料ではなく、より厚い紙シート材料を使用することが経済的に有益であるが、紙シート材料の厚さが大きくなるにつれて、下にある紙シート材料の層に後縁を平坦に接着させることがますます困難になる。
米国特許第3073218号明細書 米国特許第3190195号明細書 米国特許第3585908号明細書 米国特許第3869325号明細書 米国特許第3081213号明細書 米国特許第2353994号明細書 米国特許第2726489号明細書 米国特許第4708708号明細書
したがって、製造コストが低減され、かつ製造中に危険なダスト廃棄物を発生させない高速製造が可能な、改善された回旋状管およびそのような管を製造するための方法を提供することが有益であろう。
本発明は、第1の厚さの一次回旋状シート材料および第2の厚さの固定シート材料を含む、回旋状に巻かれた、接着固定された複合材シート材料でできた回旋状管に関する。
本発明は、第1の厚さの一次回旋状シート材料および第2の厚さの固定シート材料を含む、回旋状に巻かれた、接着固定された複合材シート材料でできた回旋状管に関する。一次シートおよび固定シートの両方の長さは、得られる巻管の長さと等しくても、または等しく切断されてもよい。固定シート材料の一部は、一次シート材料の全長に沿って一次シート材料の端部に重なって接着されており、それによってラップシームまたはラップジョイントを形成する。こうして接続された両方のシートは、幅広の複合材シートを形成する。複合材シートの幅は、実質的に、以下の3つの異なる部分を有する:単一の厚さおよび第1の幅の一次シート材料のみからなる第1の部分、一次シート材料と、その上の固定シート材料とからなり、かつ一次シート材料および固定シート材料の厚さの合計である厚さならびに第2の幅を有する第2の部分(すなわち、ラップシーム部分)、単一の厚さおよび第3の幅の固定シート材料からなる第3の部分。
回旋状管を形成するために複合材シートを巻き取るとき、複合材シートのラップシーム部分内の固定シート材料の一部が、一次シート材料の層の間に取り込まれる。ラップシームを超える固定シートの部分(すなわち、複合材シートの第3の部分)は、ほとんど形成された回旋状管を完全に一周するまで巻かれ続け、次いで、それ自体に接着するほとんど形成された回旋状管の外周の一部について続く。
要約すると、本発明の範囲内の特に好ましい以下の実施形態が提案されている:
実施形態1:第1のシートおよび第2のシートを含む複合材シートで形成された回旋状巻管であって、第1のシートの複数の回旋状巻物で形成された第1のセグメントと、第1のシートおよび第2のシートの直接接着され、かつ重なる部分で形成された第2のセグメントと、第1のシートの周りに巻かれ、かつその上にある第2のシートで形成された第3のセグメントであって、第2のセグメントが、第1のシートの層および第2のシートの層の間に位置する下巻部分である、第3のセグメントとを含む、回旋状巻管。
実施形態2:第2のセグメントの幅(W22)が式(1)を満たし、第2のシートの幅(W23)が式(2)を満たすことを特徴とする、先行する実施形態に記載の回旋状巻管:
22≧R*8mm(1)
23≧22+(π*OD6)+(R*20mm)(2)。
Rは、第2のシートの厚さに対する第1のシートの厚さの比である。OD6は、第2のシートなしで第1のシートのみで形成された場合の回旋状管の理論上の外径である。
実施形態3:第2のシートの厚さが、第1のシートの厚さより小さいことを特徴とする、先行する実施形態に記載の回旋状巻管。
実施形態4:比Rが2〜5の間であることを特徴とする、先行する実施形態に記載の回旋状巻管。
実施形態5:第3のセグメントが、第1のシートの層および第2のセグメントの上にある第2のシートの少なくとも1つの回旋状巻物で形成されていることを特徴とする、先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
実施形態6:第3のセグメントが、第2のシートの少なくとも1つの回旋状巻物の上にある第2のシートの一部をさらに含むことを特徴とする、先行する実施形態に記載の回旋状巻管。
実施形態7:第1のシートが、管の内側の縁部を画定する第1の縁部および反対側の第2の縁部を有することを特徴とする、先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
実施形態8:第2のシートが、第1の縁部および反対側の第2の縁部を有し、第2のシートの第2の縁部が、回旋状巻管の外側のシームを画定し、下巻部分が、第2のシートの第1の縁部を含み、かつ第3のセグメントが、第2のシートの第2の縁部を含むことを特徴とする、先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
実施形態9:下巻部分が、第1および第2のシートを接合する接着固定されたラップシームであることを特徴とする、先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
実施形態10:第1のシートが紙材料で形成されていることを特徴とする、先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
実施形態11:第2のシートが紙材料で形成されていることを特徴とする、先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
実施形態12:第1のシート、第2のシートおよび第3のシートを含む複合材シートで形成された回旋状巻管であって、第1のシートの複数の回旋状巻物で形成された第1のセグメントと、第1のシートおよび第2のシートの直接接着され、かつ重なる部分で形成された第2のセグメントと、第1のシートの周りに巻かれ、かつその上にある第2のシートで形成された第3のセグメントであって、第2のセグメントが、第1のシートの層および第2のシートの層の間に位置する下巻部分である、第3のセグメントと、下にある第1のシートの回旋状巻物および上にある第1のシートの回旋状巻物の間に固定されている第3のシートの少なくとも1つの回旋状巻物で形成された第4のセグメントとを含む、回旋状巻管。
実施形態13:第2のセグメントの幅(W22)が式(1)を満たし、第2のシートの幅(W23)が式(2)を満たすことを特徴とする、先行する実施形態に記載の回旋状巻管:
22≧R*8mm(1)
23≧22+(π*OD6)+(R*20mm)(2)。
Rは、第2のシートの厚さに対する第1のシートの厚さの比である。OD6は、第2のシートなしで第1のシートのみで形成された場合の回旋状管の理論上の外径である。
実施形態14:比Rが2〜5の間であることを特徴とする、先行する実施形態に記載の回旋状巻管。
実施形態15:第3のシートの厚さが、第2のシートの厚さより小さいことを特徴とする、2つの先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
実施形態16:第1のシートが板紙材料で形成されていることを特徴とする、4つの先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
実施形態17:第2のシートが紙材料で形成されており、第2のシートの厚さが、第1のシートの厚さより小さいことを特徴とする、先行する実施形態に記載の回旋状巻管。
実施形態18:第3のシートが耐湿性材料でできていることを特徴とする、6つの先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
実施形態19:第3のシートのリマインダー部分が、第3のシートの少なくとも1つの回旋状巻物の外周の少なくとも90°の距離だけ、第3のシートの少なくとも1つの回旋状巻物に重なることを特徴とする、7つの先行する実施形態のいずれかに記載の回旋状巻管。
前述の発明の概要、ならびに本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明は、添付の図面と併せて読むとよりよく理解されるであろう。例示を目的として、好ましい実施形態が図面に示されている。しかし、装置および方法は、示された正確な配置および手段に限定されないと理解されるべきである。
本発明の1つの実施形態にしたがって一緒に巻かれた第1のシートおよび第2のシートから形成された回旋状管の上面図である。 後縁が削がれずに製造された先行技術の回旋状管の側面斜視図である。 後縁が削がれて製造された先行技術の回旋状管の側面斜視図である。 本発明の1つの実施形態による、巻取操作用の巻取マンドレルの溝に複合材シートが挿入される前の、巻取マンドレルに対する第1のシートおよび第2のシートを含む複合材シートの最初の位置決めを示す図である。 本発明の1つの実施形態にしたがって一緒に巻かれた第1の紙シート、第2のシート、および水分バリア材料の第3の中間シートから形成された回旋状管の上面図である。
本発明は、回旋状巻管および回旋状管を製造するための方法に関する。とりわけ、本発明は、一次紙シート材料およびそれに接着固定された固定シート材料を含む複合材シート材料で形成された回旋状紙管に関する。1つの実施形態において、回旋状紙管は、熱電対装置用キャリア管として、とりわけ、溶融金属加工などにおける使用に適した熱電対装置用キャリア管として使用され得る。回旋状管が、熱電対装置用キャリア管として以外の様々な目的で利用され得ることを当業者なら理解するであろう。
図4を参照すると、本発明の実施形態による(図1に示した)回旋状管1を形成するために使用される複合材シート60が示されている。図4は、回旋状管1を形成するための巻取操作が行われる前の複合材シート60を示す。複合材シート60は、第1のシート6および第2のシート5を含む。第1のシート6は一次シートである。第2のシート5は固定シートである。
第1のシート6は、互いに平行に延びる第1の縁部3および反対側の第2の縁部4を有する。製造方法のために、とりわけ、回旋状管1形成用巻取マンドレル25による複合材シート60の進行のために、第1の縁部3は前縁であり、第2の縁部4は後縁である。第1のシート6はさらに、互いに平行に、かつ前縁および後縁3、4に対して垂直に延びる第3の縁部16および反対側の第4の縁部18を有する。第1のシート6はまた、上面に相当する第1の表面28および下面に相当する反対側の第2の表面30を有する。
第1のシート6の厚さ20(T20)は、第1および第2の表面28、30の間の距離と定義される。第1のシート6の長さL32は、前縁および後縁3、4に対して垂直に延びる第3および第4の縁部16、18の間の距離により定義される。第1のシート6の長さL32は任意の寸法のものでもよく、巻取マンドレル25の物理的サイズ、ならびに製造される最終的な回旋状管1の所望の長さによってのみ制限される。
第1のシート6の幅W24は、前縁および後縁3、4の間の距離と定義される。本発明の文脈において、かつ一般に回旋状管の分野において、用語「幅」は、単に、巻取マンドレル25の巻取のX軸に対して垂直であると従来見なされる、幾何学的物体上の2点間の数値距離を指す。したがって、本発明の文脈における「幅」への参照は、単に、理論的考察を参照している。それでも、本発明において、(以下でより詳細に論じる)第1のシート6の幅W24および第2のシート5の幅W23は、特に、2枚のシート5、6が接合され、回旋状管1を形成するための巻取操作が行われる前は、測定可能な値である。
第2のシート5は、互いに平行に延びる第1の縁部7および反対側の第2の縁部8を有する。回旋状管1形成用巻取マンドレル25による複合材シート60の進行の文脈において、第1の縁部7は前縁であり、第2の縁部8は後縁である。後縁8は、好ましくは、削がれていない縁部である。第2のシート5はさらに、互いに平行に、かつ前縁および後縁7、8に対して垂直に延びる第3の縁部34および反対側の第4の縁部36を有する。第2のシート5はまた、上面に相当する第1の表面38および下面に相当する反対側の第2の表面42を有する。
第2のシート5の厚さT21は、第1および第2の表面38、42の間の距離と定義される。第2のシート5の長さL44は、前縁および後縁7、8に対して垂直に延びる第3および第4の縁部34、36の間の距離により定義される。第2のシート5の長さL44は任意の寸法のものでもよく、巻取マンドレル25の物理的サイズ、ならびに製造される最終的な回旋状管1の所望の長さによってのみ制限される。しかし、好ましくは、第2のシート5の長さL44は、第1のシート6の長さL32と同じである。第2のシート5の幅W23は、前縁および後縁7、8の間の距離と定義される。第2のシート5は、印刷された情報または他のマークを含んでいても、含んでいなくてもよい。
第1のシート6の後縁4が、下にある層に固定され、回旋状管1の製造中に巻き戻らないようにするために、第2のシート5の最小寸法は、第1のシート6の特性に基づいて選択および決定される。したがって、第2のシート5の寸法は、いかなる特定の値にも限定されないが、第1のシート6の寸法に基づいてかなり変化する。
具体的には、第2のシート5の厚さT21は、好ましくは、第2のシート5が、工業的に取り扱われるのに十分な強度を有し、それによって、回旋状管1を形成する回転または巻取プロセス中に第2のシート5が裂けるのを回避するが、本発明の回旋状管1を形成するために使用されるのに依然として十分薄いように選択される(すなわち、回旋状管の形成のために削ぐ必要がないシート)。第1のシート6が比較的大きな厚さT20のものであるとき、その剛性は高くなる。第2のシート5の厚さT21は、好ましくは、第1のシート6の厚さT20と直接的な関係で漸増される。好ましくは、第2のシート5の厚さT21は、0.1mm〜0.4mm、より好ましくは0.2mm〜0.3mmの範囲であり、最も好ましくは0.2mmである。しかし、第2のシート5は、管の回旋状巻取に適した任意の厚さを有してもよいことが理解されるであろう。
所望の回旋状管1を製造するための第1のシート6の所与の厚さT20および第2のシート5の選択された厚さT21から出発して、第2のシート5の厚さT21に対する第1のシート6の厚さT20の比Rは以下の通りである:
R=T20/T21
1つの実施形態において、第2のシート5が第1のシート6よりも柔軟であるように、第2のシート5の厚さT21は、第1のシート6の厚さT20より小さい。好ましくは、比Rは2〜5の間である。
複合材シート60を形成するために、第1のシート6および第2のシート5は集成される。図4に示す通り、複合材シート60において、第2のシート5の前縁7が、第1のシートの後縁4に最小計算幅W22だけ重なるように、第2のシート5の一部は、第1のシート6の一部の上にあり、したがって、ラップシーム41(ラップジョイントとも呼ばれる。)を形成する。第1のシート6の厚さT20が大きくなると、その剛性も通常高くなり、したがって、比Rが変化するため、計算される通り、ラップシーム41を形成するために、より大きい第2のシート5の幅が必要になる。とりわけ、前縁7を含む第2のシート5の一部は、ラップシーム41を形成しながら、第1のシート6の全長L32に沿って重なって配置される。第2のシート5の下面42は、ラップシーム41の全長において、第1のシート6の上面28と接触している。管1の製造プロセス中、第1および第2のシート6、5の上面28および38それぞれの全体が接着剤で被覆される。第2のシート5は、第1のシート6上に積層されており、接着固定されたラップシーム41を形成するためのラップシーム41の領域内に存在する接着剤となる。好ましくは、同じ接着剤が、第1および第2のシート6、5の上面28および38それぞれに塗布される。接着剤は、ポリ酢酸ビニル、ケイ酸ナトリウム、デンプン、または回旋状管の形成における使用に適していることが従来既知の任意の接着剤であってもよい。
第1のシート6上に第2のシート5を配置することによって得られるラップシーム41の幅W22は、前述の比Rに基づいて決まる。具体的には、第1および第2のシート6、5の間の重なりの最小距離W22は、ラップシーム41の最小計算幅W22と一致する。ラップシーム41の幅W22は、第1のシート6の厚さT20および第2のシート5の厚さT21の間の比Rの関数である。とりわけ、本明細書においてより詳細に説明される回旋状管1の下巻部分70に相当するラップシーム41の最小幅W22は、以下の式(1)を満たす:
22≧R*8mm(1)
(式中、R=T20/T21であり、8mmは式の定数である。)ラップシーム41の幅W22は、後述の通り、回旋状管1を形成するための巻取プロセス中、第1のシート6の端(すなわち、後)部の下に巻かれる第2のシート5の部分に対応する。
集成複合材シート60において、第1のシート6の第3および第4の縁部16、18は、第2のシート5の第3および第4の縁部34、36と面一である。複合材シート60はさらに、第1のシート6の前縁3に相当する第1の縁部46および第2のシート5の後縁8に相当する反対側の第2の縁部48を有する。第1および第2の縁部46、48は、互いに平行に延びる。回旋状管1形成用巻取マンドレル25による複合材シート60の進行の文脈において、第1の縁部46は前縁であり、第2の縁部48は後縁である。複合材シート60はさらに、(第1および第2のシート6、5の第3の縁部16および34それぞれを含む)第3の縁部54および(第1および第2のシート6、5の第4の縁部18および36それぞれを含む)反対側の第4の縁部56を有し、これらは、互いに平行に、かつ前縁および後縁46、48に対して垂直に延びる。
複合材シート60はまた、上面に相当する第1の表面40および下面に相当する反対側の第2の表面58を有する。複合材シート60の上面40は、好ましくは、第2のシート5の上面38の表面領域全体、およびラップシーム41によって覆われている第1のシート6の部分だけ小さい第1のシート6の上面28の表面領域全体からなる。複合材シート60の下面58は、好ましくは、第1のシート6の下面30の表面領域全体、およびラップシーム41によって覆われている第2のシート5の部分だけ小さい第2のシート5の下面42の表面領域全体からなる。
複合材シート60の長さL62は、前縁および後縁46、48に対して垂直に延びる第3および第4の縁部54、56の間の距離により定義される。回旋状管1の形成のために、複合材シート60は、好ましくは、回旋状管1を形成するために使用される巻取マンドレル25の物理的サイズによってのみ制限される、製造される最終的な回旋状管1の所望の長さと一致する長さL62で形成され、または長さL62に切断される。まず長さに切断され、次いで集成される別々の第1および第2のシート6、5を提供するのではなく、長さに切断されている複合材シート60を提供することによって、より正確で均一な複合材シート60の幾何形状を実現できるため、巻取マンドレル25において、より信頼性が高い回転プロセスを得ることができる。複合材シート60の幅W64は、前縁および後縁46、48の間の距離と定義される。
図4に示したこうして完成あるいは集成した複合材シート60は、次いで、図1に示した回旋状巻管1に形成される。初めに、完成回旋状管1において隣接する層を互いに固定するために、複合材シート60の上面40の全体が、好ましくは、接着剤で被覆される。好ましくは、複合材シート60の上面40に塗布される同じ接着剤はまた、ラップシーム41を形成するために使用される。接着剤は、ポリ酢酸ビニル、ケイ酸ナトリウム、デンプン、または回旋状管の形成における使用に適していることが従来既知の任意の接着剤であってもよい。
次いで、接着剤被覆複合材シート60の前縁46、とりわけ、複合材シート60の第1のシート6の前縁3が、巻取マンドレル25の溝26内に送られる(図4参照)。次いで、巻取マンドレル25は、長軸Xの周りを第1の方向Aに巻かれ、または回転される。好ましくは、第1の方向Aは時計回り方向である。すなわち、回旋状管1を形成するために、第1のシート6および第2のシート5は、共通の長軸(例えば、長軸X)の周りを、同じ回転方向Aに(例えば、時計回り方向に)回旋状に巻かれる。複合材シート60がマンドレル25の周りに巻かれるとき、巻かれた各層は巻物と呼ばれる(図1参照)。本発明の文脈において、用語「巻物」または「回旋状巻物」は、実質的に、350度を超える、好ましくは360度をちょうど超える角度範囲のマンドレルまたは別のシート材料の上にあるシート材料の1つの環状層を意味する。すなわち、1つの回旋状巻物は、始点が終点に出会うような、管1の周りのシート材料の1つの巻きに相当する。
マンドレル25が長軸Xの周りを時計回り方向Aに回転中、複合材シート60がマンドレル25の円筒外面25aの周りに巻き取られ、巻かれるように、複合材シート60の前縁46は、溝26内に固定されたままである。とりわけ、マンドレル25が時計回り方向に回転するとき、まず第1のシート6がマンドレル25の円筒外面25aの周りに巻かれ、続いて第2のシート5が、巻取マンドレル25の停止または減速を必要とせずに、第1のシート6の巻物2の上に巻かれる。用語「巻物2」は、任意の特定の別個の巻物ではなく、単に、下にある巻物を示すものとして本明細書において用いられる。マンドレル25の回転運動は、複合材シート60の全幅W64がマンドレル25の周りに巻かれるまで続けられる。とりわけ、マンドレル25の回転運動は、少なくとも、複合材シート60の後縁48、とりわけ、第2のシート5の後縁8が、下にある巻物74に固定されるまで続く。これは、高い生産効率につながる。
マンドレル25が回転されるとき、接着剤が、ある程度の粘着性を得た後、上面40に被覆された接着剤が上面および下面40、58の連続する部分を互いに結合するように、複合材シート60の上面40の部分が次々に複合材シート60の下面58の部分と接触する。したがって、複合材シート60の上面40に被覆された接着剤は、上にある巻物2の底面を、下にある巻物2の上面に固定する役目を果たす。
図1を参照すると、得られる回旋状管1は、長手方向の中心軸9を有する。得られる回旋状管1はまた、第1のシート6で形成された巻物2および第2のシート5で形成された巻物74を含む。とりわけ、回旋状管1は、第1のセグメント66、第2のセグメント70および第3のセグメント68を含む。第1のセグメント66は、第1のシート6の複数の回旋状巻物2を含む。とりわけ、第1のセグメント66は、好ましくは、第1のシート6の少なくとも2つの巻物2を含む。第1のシート6の巻物2は、複合材シート60の上面40に被覆された接着剤によって互いに接着固定されている。
回旋状巻管1において、回旋状に巻かれた第1のシート6の前縁3(複合材シート60の前縁46に相当する。)は、管1の内側の縁部を形成し、回旋状に巻かれた第1のシート6の後縁4は、下にある第1のシート6の巻物2に、かつその上に固定されている。
図1に示す通り、前縁3は、隣接する、とりわけ、上にある巻物2の表面と共に段状の輪郭を形成する長方形の断面形状または外形を有する。同様に、第1のシート6の後縁4は、隣接する、とりわけ、下にある、または上にある第2のシート5の巻物74の表面と共に段状の輪郭を形成する長方形の断面形状または外形を有する。そのような外形は、隣接する巻物に対してナイフエッジになるまで薄くなる細長い三角形の形状の削がれた後縁を有する最先端の回旋状管(例えば、図3に示した管など)とは対照的である。
巻取マンドレル25により複合材シート60を巻き取ることによって回旋状巻管1を形成するプロセスの文脈において、第1のシート6が、第1のセグメント66を形成しながら複数の巻物2に巻かれた後、マンドレル25は、第2のシート5が、(以下でさらに詳細に論じる第3のセグメント68を形成するために)それ自体の周りに巻かれ、ラップシーム41内の第2のシート5の部分(すなわち、第2のシート5の前縁7から第1のシート6の後縁4に対応する位置まで)が、第1のシート6の2層14、15(巻きとも呼ばれる。)の間に配置されるように回転し続ける。したがって、回旋状管1の第2のセグメント70は、ラップシーム41の領域内の第1のシート6および第2のシート5の重なる部分によって形成されている。とりわけ、回旋状管1の第2のセグメント70は、第1のシート6および第2のシート5の直接接着され、かつ重なる部分で形成されている。第2のセグメント70は、第1のシート6の層および第2のシート5の層の間に位置する回旋状巻管1の下巻部分である。とりわけ、下巻部分70は、ラップシーム41の幅W22と等しい距離だけ、第1のシート6の第1の巻き14の上、かつ第2のシート5の回旋状巻物74の下に位置する。
下巻部分70は、第2のシート5の前縁7および第1のシート6の後縁4の間を含み、その間に延びる。とりわけ、下巻部分70は、第1および第2のシート6、5を接合する接着固定されたラップシーム41である。
マンドレル25が回転し続けるとき、第2のシート5の一部は、続いて、第1のシート6のみによって得られたはずの一周(すなわち、1つの回旋)とほぼ等しい距離だけ、下にある第1のシート6の層の上、かつ下巻部分70の上に巻き、それによって第3のセグメント68を形成する。したがって、第3のセグメント68は、第1のシート6の周りに巻かれ、かつその上にある第2のシート5で形成されている。第3のセグメント68は、第1のシート6の層の周りに巻かれ、かつその上にある第2のシート5から形成された少なくとも1つの巻物74を含む。とりわけ、第3のセグメント68は、好ましくは、第1のシート6の後縁4までの、第1のシート6の端部の周りの第2のシート5の少なくとも1つの巻物74を含む(すなわち、第2のシート5は、360度を超えてマンドレル25の周りに巻かれる)。第3のセグメント68は、第2のシート5の1つを超える巻物74を含み得ることが理解されるであろう。好ましくは、第2のシートの少なくとも1つの巻物74は、複合材シート60の上面40に被覆された接着剤によって、下にある第1のシート6の層に接着固定されている。
第3のセグメント68は、好ましくは、さらに上巻部分72を含む。具体的には、マンドレル25が、その巻取操作を続けるとき、第2のシート5の一部、とりわけ、端部は、それ自体の上に巻き、回旋状巻管1の第3のセグメント68の上巻部分72を形成する。具体的には、第1のシート6の後縁4に対応する位置から、第2のシート5の後縁8まで延びる第2のシート5の端部が、第3のセグメント68の少なくとも1つの回旋状巻物74の上に巻き、かつその上にある。したがって、上巻部分72は、第2のシート5の後縁8を含む。すべての複合材シート60が巻かれた後、マンドレルがさらに1回転または2回転回り続ける間、上巻部分72は、複合材シート60の上面40に被覆された接着剤によって、下にある第2のシート5の回旋状巻物74に接着固定される。
完成回旋状管1における巻取マンドレル25の時計回りの巻取動作によって、第2のシート5の前縁7は、第1のシート6の後縁4の前に隣接して位置する。
第2のシート5の後縁8(すなわち、複合材シート60の後縁48)は、回旋状管1の外側のシームを画定し、複合材シート60の上面40に被覆された接着剤によって、下にある第2のシート5の巻物74に、かつその上に固定される。第2のシート5の後縁8は、回旋状管1の全長に沿って平行に延びる。一般に、回旋状管1の長さは、長手方向の中心軸9と平行な広がりを指す。長手方向の中心軸9は、好ましくは、第1のシート6の巻物2の幾何学的中心と一致する。回旋状管1は、特定の巻取マンドレル25に取り付けることができる任意の長さのものでよい。
第2のシート5は、第1のシート6の後縁4が管1から飛び跳ねるのを防ぐため、下にある第1のシート6の巻物2に、かつその上に固定する役目を果たす。下巻部分70、とりわけ、第1のシート6の層14、15の間に固定された第2のシート5の一部は、第2のシート5が緩むのを防ぐため、きつく巻かれた管1を保ち、管1の巻き戻りを防ぐ。好ましくは、第2のシート5をラップシーム41において第1のシート6に固定するために使用される接着剤は、第1のシート6が内側の巻物2においてそれ自体に接着するように使用される接着剤40と同じである。
巻かれた回旋状管1の得られる寸法は、巻取マンドレル25の寸法ならびに第1および第2のシート6、5の寸法に関連する。具体的には、回旋状管1の内径ID1は、複合材シート60が周りに巻かれる巻取マンドレル25の外径によって決まる。とりわけ、回旋状管1の内径ID1は一般に、巻取マンドレル25の外径に等しい。
回旋状管1の外径OD1は一般に、第1および第2のシート6、5を含む複合材シート60により製造された管1の断面の平均径である。とりわけ、回旋状管1の外径OD1は、巻取マンドレル25の外径、第1のシート6の厚さT20および幅W24、ならびに第2のシート5の厚さT21および幅W23の関数である。具体的には、複合材シート60が、設定外径の巻取マンドレル25の周りに巻かれるとき、巻取マンドレル25の周りの複合材シート60の巻数は、第1のシート6の幅W24および厚さT20ならびに第2のシート5の幅W23および厚さT21によって決まる。巻取マンドレル25の周りの第1のシート6または第2のシート5いずれかの巻きはそれぞれ、厚さT20またはT21の層を追加するため、形成されつつある回旋状管1の所望の外径OD1に寄与する。得られる巻かれた回旋状管1は、回旋状管1の外径OD1から回旋状管1の内径ID1を引いたものと定義される肉厚T1を有する。
第2のシート5の幅W23は、以下の式(2)による回旋状管1の寸法に関係する。とりわけ、第2のシート5の幅W23は、以下の式(2)を満たす:
23≧22+(π*OD6)+(R*20mm)(2)
(式中、R=T20/T21であり、20mmは式の定数であり、OD6は、第2のシート5なしで第1のシート6のみで形成された場合の回旋状管の理論上の外径である。)すなわち、式(2)の外径OD6は、第1のシート6のみを使用して形成されるであろう回旋状管の外径である。
第2のセグメント70(すなわち、ラップシーム41)の幅W22および第2のシート5の幅W23が最小計算寸法であること、ならびに特定の最終用途の仕様に合わせて、所望の通りさらに材料を使用できることを当業者なら理解するであろう。
したがって、本発明によれば、重なりシーム41の第1のシート6上の第2のシート5の位置決め(すなわち、幅W22)は、式(1)により計算される(すなわち、W22≧R*8mm)。次いで、第2のシート5の必要な最小全幅W23が、比Rを使用して3つの寸法を合計して計算される。第1の寸法は、重なりシーム41の幅W22である(すなわち、回旋状管1において第1のシート6を下巻する第2のシート5の部分)。第2の寸法は、第2のシート5の下巻なしでマンドレル25の周りの紙厚T20の第1のシート6のみの回旋状巻管によって得られたはずの外周に近い(すなわち、π*OD6)。第3の寸法は、1つの完成した巻きから、それ自体の上に巻き続ける第2のシート5の部分の幅であり、比Rに20mmを掛けたものに等しい。
1つの実施形態において、第1のシート6は、紙材料、より好ましくは板紙(例えば、厚紙)材料で形成されている。板紙材料は、ある方向が他の方向よりも強い、木目に似た目を有する。第2のシート5は、好ましくは、第1のシート6のものと同じ材料組成の紙材料で形成されている。1つの実施形態において、第1のシート6の板紙材料の目が長手方向の中心軸9に対して平行に配向する一方、固定シートが最も柔軟になる向きになるように回旋状管1は巻かれる。好ましくは、第2のシート5の紙材料の目は、第1のシート6と同じ方向および方法で配向される。それによって、低圧縮強度および高ビーム強度が実現できる。
したがって、回旋状管1は、包装産業における紙管としての使用、とりわけ、例えば、カーペットなどの柔軟なウェブ材料を支持するためのコアとしての使用に非常に適している。好ましくは、本発明の回旋状管1は、センサ装置用、とりわけ、溶融金属加工産業において使用される使い捨てのセンサ装置用のキャリア管である。しかし、本発明の回旋状管1が、巻管を必要とする、または巻管の恩恵を受けるであろう任意の用途において使用され得ることを当業者なら理解するであろう。本発明の回旋状管1は紙または板紙の管に限定されないことも理解されるであろう。
回旋状管1の第2のシート5の比較的小さい厚さは、切削などの研磨加工を必要とせずに、第2のシート5の削がれていない後縁8が、下にある複合材シート60の巻物層からめくれ上がるのを防ぐのに役立つ。回旋状管1の構成もまた、第1のシート6の後縁4が、下にある第1のシート6の巻物からめくれ上がるのを防ぐ。したがって、第1のシート6の後縁4において、隣接する下にある層または上にある層に対してほぼ直角に通常作用するめくれ上がる力は、大きな表面領域(すなわち、第2のシートの少なくとも1つの回旋74および上巻72の領域)にわたる第2のシート5の水平方向の剪断力によって打ち消される。
その結果、削ぐ必要はなく、火災および爆発の危険性が低減し、製造設備がより少なく、かつ全体的に製造コストが低減された非常に環境に優しい方法で回旋状管1を製造できる。さらに、滑らかな外面を有する回旋状管1が製造できる。
図5は、異なる回旋状に巻かれた、接着固定された複合材シートから形成された回旋状管1’の第2の実施形態を示す。中間層50を除いて、本明細書に記載の通り、図5の回旋状管1’の構成および配置は、図1の回旋状管1のものと同じである。回旋状管1’を形成するために使用される複合材シートは、第1のシート6’、第2のシート5’および第3のシート50’を含む。第1のシート6’は、前縁である第1の縁部3’および後縁である第2の縁部4’を有する。第2のシート5’は、前縁である第1の縁部7’および後縁である第2の縁部8’を有する。図4の複合材シート60の第2のシート5と同様、第2のシート5’の前縁7’が、第1のシートの後縁4’に最小計算幅だけ重なるように、第2のシート5’の一部は、第1のシート6’の一部と重なる。第1および第2のシート6’、5’の重なった部分は、互いに接着固定されている。
回旋状管1と同様、図5の回旋状管1’は、第1のシートの複数の(好ましくは少なくとも2つの)回旋状巻物2’で形成された第1のセグメント66’、下巻部分70’、および第1のシート6’の周りに巻かれ、かつその上にある第2のシート5’で形成された第3のセグメント68’を含む。下巻部分70’の幅は式(1)を満たし、第2のシート5’の幅は式(2)を満たす:
22≧R*8mm(1)
23≧22+(π*OD6)+(R*20mm)(2)
(式中、Rは、第2のシート5’の厚さに対する第1のシート6’の厚さの比であり、8mmは式の定数であり、20mmは式の定数であり、OD6は、第2のシート5’なしで第1のシート6’のみで形成された場合の回旋状管の理論上の外径である。)
しかし、図1の回旋状管1とは異なり、図5の回旋状管1’はさらに、下にある第1のシート6’の回旋状巻物2’および上にある第1のシート6’の回旋状巻物2’に固定された第3のシート50’の少なくとも1つの回旋状巻物で形成された第4のセグメント80’を含む。第3のシート50’は、第1のシート6’の一部の上に積層され、これに接着固定された中間シートである。中間シートは、前縁である第1の縁部51’および後縁である第2の縁部52’を有する。完成回旋状管1’において、中間シート50’は、少なくとも1つの回旋においてその前縁51’から延び、次いで、後縁52’におけるその最終幅まで少なくとも90度だけそれ自体に重なる。中間シート50’は、好ましくは、第2のシート5’の厚さより小さい厚さを有する。より好ましくは、中間シート50’の厚さは、第2のシート5’の厚さの半分に等しい。中間シート50’の後縁52’は、好ましくは、第2のシート5’の前縁7’から離れて配置される。したがって、回旋状管1’を形成するために巻取マンドレル25によって巻かれつつある複合材シートの文脈において、中間シート50’の後縁52’は、第2のシート5’の前縁7’の前で終わる。
中間シート50’は、プラスチック、または薄いアルミニウム被覆を有する紙などのラミネートなどの耐湿性材料でできている。1つの実施形態において、中間シート50’は、0.05〜0.2mmの範囲内の厚さ、より好ましくは0.1mmの厚さを有するアルミ箔である。中間シート50’は、回旋状管1’において水分バリア層としての役目を果たす。図5の水分バリアを含む回旋状管1’の残りの構成は、図1の回旋状管1のものと実質的に同一である。
これから本発明を以下の実施例を参照して説明する。実施例は、熱電対などのセンサを溶融金属に浸漬するためのキャリア管として使用される本発明の回旋状巻管を対象とする。しかし、本発明の回旋状管が、回旋状管を必要とする任意の用途および任意の産業において使用され得ることを当業者なら理解するであろう。
実施例1
図1に示す回旋状管1が形成される。第1のシート6は、厚さT200.56mmおよび幅W24715mmを有する。回旋状管1内の第1のシート6により形成される第1のセグメント66は、内径ID118.1mmを有する。第1のシート6のみによって形成されるであろう回旋状管の理論上の外径OD6は29.5mmである。第2のシート5は、厚さT210.2mmを有し、計算比R2.8、下巻部分70の計算最小幅22.4mm(すなわち、2.8*8mm)、第2のシート5の1つの回旋における計算距離92.6mm(すなわち、29.5mm*π)、上巻部分72の計算幅56mm(すなわち、2.8*20mm)、および第2のシート5の全最小幅W23171mmが得られる。複合材シート60の全最小幅W64は863.6mmである。
実施例2
図1に示す回旋状管1が形成される。第1のシート6は、厚さT200.6mmおよび幅W241305mmを有する。回旋状管1内の第1のシート6により形成される第1の回旋状セグメント66は、内径ID118.1mmを有する。第1のシート6のみによって形成されるであろう回旋状管の理論上の外径OD6は36.8mmである。第2のシート5は、厚さT210.2mmを有し、計算比R3.0、下巻部分70の計算最小幅24mm(すなわち、3.0*8mm)、第2のシート5の1つの回旋における計算距離115.6mm(すなわち、36.8mm*π)、上巻部分72の計算幅60mm(すなわち、3.0*20mm)、および第2のシート5の全最小幅W23199.6mmが得られる。複合材シート60の全最小幅W64は1480.7mmである。
実施例3
図1に示す回旋状管1が形成される。第1のシート6は、厚さT201mmおよび幅W241250mmを有する。回旋状管1内の第1のシート6により形成される第1の回旋状セグメント66は、内径ID130mmを有する。第1のシート6のみによって形成されるであろう回旋状管の理論上の外径OD6は50mmである。第2のシート5は、厚さT210.25mmを有し、計算比R4.0、下巻部分70の計算最小幅32mm(すなわち、4.0*8mm)、第2のシート5の1つの回旋における計算距離157mm(すなわち、50mm*π)、上巻部分72の計算幅80mm(すなわち、4.0*20mm)、および第2のシート5の全最小幅W23269mmが得られる。複合材シート60の全最小幅W64は1487mmである。
実施例4
図5に示す回旋状管1’が形成される。第1のシート6は、厚さT200.56mmおよび幅W24715mmを有する。回旋状管1’内の第1のシート6’により形成される第1の回旋状セグメント66’は、内径ID118.1mmを有する。第1のシート6’のみによって形成されるであろう回旋状管の理論上の外径OD6は29.5mmである。第2のシート5’は、厚さT210.2mmを有し、計算比R2.8、下巻部分70’の計算最小幅22.4mm(すなわち、2.8*8mm)、第2のシート5’の1つの回旋における計算距離92.6mm(すなわち、29.5mm*π)、上巻部分72の計算幅56mm(すなわち、2.8*20mm)、および第2のシート5’の全最小幅W23171mmが得られる。複合材シートの全最小幅W64は863.6mmである。
第1のシート6’の上面に付与される第3の(中間)シート50’は、好ましくは、0.1mmの厚さを有する。第3のシート50’は、少なくとも第1のシート6’の2つの層2’の後に位置する。第3のシートの最小幅は、以下の式(3)を満たす:
第3のシート50’の最小幅≧1.15*(((4*20)+ID1*π)(3)
(式中、1.15は式の定数であり、4は式の定数であり、T20は、第1のシート6’の厚さであり、ID1は、(巻取マンドレル25の外径に等しい)回旋状管1’の内径である。)実施例4において、第3のシート50’の計算最小幅は69.7mmである。式(3)は、第3のシート50’の1つの完全な回旋を上回る、さらに約15%多い第3のシート50’の材料を与える。しかし、さらに多い材料が使用されてもよく、式の定数「1.15」を大きくする式(3)の調整によって決まり得ることが理解されるであろう。第3のシート50’は、OD6の計算において無視される。
第3のシート50’はまた、任意の数の第1のシート6’の回旋の後に配置することができて、この場合、層の数に対応するために、係数「4*20」が大きくされるであろう。例えば、第1のシート6’の3つの層の後の開始位置については、第3のシート50’の幅は、以下の式により計算されるであろう:1.15*(((6*20)+ID1*π)。
上述の実施形態には、その広い発明概念から逸脱することなく変更を加えることができることを当業者なら理解するであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の趣旨および範囲に含まれる修正を対象に含むことを意図していることが理解される。

Claims (19)

  1. 第1のシートおよび第2のシートを含む複合材シートで形成された回旋状巻管であって、
    −前記第1のシートの複数の回旋状巻物で形成された第1のセグメントと、
    −前記第1のシートおよび前記第2のシートの直接接着され、かつ重なる部分で形成された第2のセグメントと、
    −前記第1のシートの周りに巻かれ、かつその上にある前記第2のシートで形成された第3のセグメントであって、前記第2のセグメントが、前記第1のシートの層および前記第2のシートの層の間に位置する下巻部分である、第3のセグメントと
    を含む、回旋状巻管。
  2. 前記第2のセグメントの幅(W22)が式(1)を満たし、かつ前記第2のシートの幅(W23)が式(2)を満たすことを特徴とする、先行する請求項に記載の回旋状巻管:
    22≧R*8mm(1)
    23≧22+(π*OD6)+(R*20mm)(2)
    (式中、Rは、前記第2のシートの厚さに対する前記第1のシートの厚さの比であり、
    OD6は、前記第2のシートなしで前記第1のシートのみで形成された場合の回旋状管の理論上の外径である)。
  3. 前記第2のシートの前記厚さが、前記第1のシートの前記厚さより小さいことを特徴とする、請求項2に記載の回旋状巻管。
  4. 前記比Rが2〜5の間であることを特徴とする、請求項3に記載の回旋状巻管。
  5. 前記第3のセグメントが、前記第1のシートの層および前記第2のセグメントの上にある前記第2のシートの少なくとも1つの回旋状巻物で形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回旋状巻管。
  6. 前記第3のセグメントが、前記第2のシートの前記少なくとも1つの回旋状巻物の上にある前記第2のシートの一部をさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の回旋状巻管。
  7. 前記第1のシートが、前記管の内側の縁部を画定する第1の縁部および反対側の第2の縁部を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の回旋状巻管。
  8. 前記第2のシートが、第1の縁部および反対側の第2の縁部を有し、前記第2のシートの前記第2の縁部が、前記回旋状巻管の外側のシームを画定し、前記下巻部分が、前記第2のシートの前記第1の縁部を含み、かつ前記第3のセグメントが、前記第2のシートの前記第2の縁部を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の回旋状巻管。
  9. 前記下巻部分が、前記第1および第2のシートを接合する接着固定されたラップシームであることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の回旋状巻管。
  10. 前記第1のシートが紙材料で形成されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の回旋状巻管。
  11. 前記第2のシートが紙材料で形成されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の回旋状巻管。
  12. 第1のシート、第2のシートおよび第3のシートを含む複合材シートで形成された回旋状巻管であって、
    前記第1のシートの複数の回旋状巻物で形成された第1のセグメントと、
    前記第1のシートおよび前記第2のシートの直接接着され、かつ重なる部分で形成された第2のセグメントと、
    前記第1のシートの周りに巻かれ、かつその上にある前記第2のシートで形成された第3のセグメントであって、前記第2のセグメントが、前記第1のシートの層および前記第2のシートの層の間に位置する下巻部分である、第3のセグメントと、
    下にある前記第1のシートの回旋状巻物および上にある前記第1のシートの回旋状巻物の間に固定されている前記第3のシートの少なくとも1つの回旋状巻物で形成された第4のセグメントと
    を含む、回旋状巻管。
  13. 前記第2のセグメントの幅(W22)が式(1)を満たし、かつ前記第2のシートの幅(W23)が式(2)を満たすことを特徴とする、請求項12に記載の回旋状巻管:
    22≧R*8mm(1)
    23≧22+(π*OD6)+(R*20mm)(2)。
  14. 前記比Rが2〜5の間であることを特徴とする、請求項13に記載の回旋状巻管。
  15. 前記第3のシートの厚さが、前記第2のシートの前記厚さより小さいことを特徴とする、請求項13に記載の回旋状巻管。
  16. 前記第1のシートが板紙材料で形成されていることを特徴とする、請求項12に記載の回旋状巻管。
  17. 前記第2のシートが紙材料で形成されており、前記第2のシートの前記厚さが、前記第1のシートの前記厚さより小さいことを特徴とする、請求項16に記載の回旋状巻管。
  18. 前記第3のシートが耐湿性材料でできていることを特徴とする、請求項12に記載の回旋状巻管。
  19. 前記第3のシートのリマインダー部分が、前記第3のシートの前記少なくとも1つの回旋状巻物の外周の少なくとも90°の距離だけ、前記第3のシートの前記少なくとも1つの回旋状巻物に重なることを特徴とする、請求項12に記載の回旋状巻管。
JP2019526261A 2016-11-18 2017-10-25 回旋状管 Pending JP2019535557A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP16199483.5 2016-11-18
EP16199483.5A EP3323605B1 (en) 2016-11-18 2016-11-18 Convolute tube
PCT/EP2017/077291 WO2018091243A1 (en) 2016-11-18 2017-10-25 Convolute tube

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019535557A true JP2019535557A (ja) 2019-12-12

Family

ID=57354191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019526261A Pending JP2019535557A (ja) 2016-11-18 2017-10-25 回旋状管

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10836131B2 (ja)
EP (1) EP3323605B1 (ja)
JP (1) JP2019535557A (ja)
KR (1) KR102254063B1 (ja)
CN (1) CN109996670B (ja)
PL (1) PL3323605T3 (ja)
WO (1) WO2018091243A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11078629B1 (en) 2018-02-01 2021-08-03 Caraustar Industrial and Consumer Products Group, Inc. Thick-caliper laminated paperboard and methods for making the same
US20220315379A1 (en) * 2019-07-05 2022-10-06 Cfe Nordic Ab Convolute winding of paper cores
US11506327B1 (en) * 2021-04-28 2022-11-22 Mark David Cooper Pipe shield device
US11370628B1 (en) 2021-10-15 2022-06-28 Abzac Canada Inc. Convolute cardboard tube, apparatus and method for manufacturing the same
IT202100030881A1 (it) * 2021-12-07 2023-06-07 S P M Starstudio Tecnico S R L Imballaggio per prodotti e relativo procedimento per l’imballaggio di prodotti

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2225026A (en) * 1938-02-15 1940-12-17 Welsh Mfg Co Method of making a tube of cellulose material
US2353994A (en) 1940-07-24 1944-07-18 Lester & Wasley Co Inc Machine for treating paper
US2726489A (en) 1951-05-31 1955-12-13 Armour & Co Skiving machine
FR1087723A (fr) * 1953-11-23 1955-02-28 Tube destiné à former la paroi latérale de récipients tubulaires et analogues
US3081213A (en) 1958-05-02 1963-03-12 Union Carbide Corp Edge coating
US3073218A (en) 1962-05-15 1963-01-15 Star Paper Tube Inc Apparatus for making convolute paper tubes and method
US3190195A (en) 1963-05-27 1965-06-22 Eppler Machine Works Inc John Convolute tube making machine
US3585908A (en) 1969-04-01 1971-06-22 Eppler Machine Works Inc John Convolute tube winding machine
US3869325A (en) 1969-06-23 1975-03-04 Sonoco Products Co Method of making a convolute tube
US3770556A (en) 1970-08-07 1973-11-06 Reychem Corp Wraparound closure sleeve
JPS5393420A (en) * 1977-01-27 1978-08-16 Okazaki Kikai Kogyo Kk Method for manufacturing plane wound paper pipe
US4173670A (en) * 1977-05-27 1979-11-06 Exxon Research & Engineering Co. Composite tubular elements
US4357140A (en) * 1980-10-23 1982-11-02 Phillips Curtis D Electric newspaper log roller machine
US4708708A (en) 1982-12-06 1987-11-24 International Paper Company Method and apparatus for skiving and hemming
JPS60203364A (ja) 1984-03-26 1985-10-14 Mitsubishi Electric Corp 自動溶接機
JPS60206634A (ja) 1984-03-30 1985-10-18 旭化成株式会社 接合部が強化された耐圧紙製円筒の製造方法
US5505395A (en) * 1993-06-04 1996-04-09 Sonoco Products Company Multi-grade paperboard winding cores for yarns and films having enhanced resistance to inside diameter reduction
US5393582A (en) * 1993-06-04 1995-02-28 Sonoco Products Company Enhanced crush strength construction multi-grade paperboard tubes
US5472154A (en) * 1993-07-02 1995-12-05 Sonoco Products Company High spiral angle winding cores
JPH0979909A (ja) 1995-09-12 1997-03-28 Nkk Corp 高温溶融体の温度測定方法
CN2435606Y (zh) 2000-06-23 2001-06-20 北京中建清风空调设备有限公司 酚醛泡沫复合型风管
DE10317937A1 (de) * 2003-04-17 2004-11-04 Saint-Gobain Isover G+H Ag Verfahren zur Herstellung von Rohrschalen aus Mineralwolle sowie derartige Rohrschalen
US7712487B2 (en) * 2006-09-13 2010-05-11 Sonoco Development, Inc. Spirally wound tube with voids and method for manufacturing the same
FR2906538B1 (fr) 2006-10-03 2010-10-29 Affival Procede et installation pour l'introduction d'un fil fourre dans un bain de metal en fusion.
US20090311456A1 (en) 2008-06-12 2009-12-17 Harris David A Non-woven, self-wrapping thermal sleeve
TW201009094A (en) 2008-07-10 2010-03-01 Specialty Minerals Michigan Wire injection lance nozzle assembly
US8084108B2 (en) * 2008-10-24 2011-12-27 Sonoco Development, Inc. Core having enhanced ID stiffness and method for manufacturing the same
JP2019010398A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 キヤノン株式会社 光音響プローブ、及び該プローブを備えた光音響装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20190263082A1 (en) 2019-08-29
EP3323605A1 (en) 2018-05-23
PL3323605T3 (pl) 2020-09-21
CN109996670A (zh) 2019-07-09
US10836131B2 (en) 2020-11-17
KR20190086723A (ko) 2019-07-23
WO2018091243A1 (en) 2018-05-24
KR102254063B1 (ko) 2021-05-20
EP3323605B1 (en) 2020-03-18
CN109996670B (zh) 2021-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019535557A (ja) 回旋状管
US20160185547A1 (en) Rolled Sheets of Floor Covering and Manufacture
US3280709A (en) Container and manufacture thereof
US3196762A (en) Method of making containers
CN202953626U (zh) 羊皮纸无缝纸管
KR101252423B1 (ko) 권취용 지관 및 이의 제조 장치
US20070237914A1 (en) Cores for pressure-sensitive adhesive tape, and methods for making same
JP5548512B2 (ja) 紙製巻芯
US3270778A (en) Flexible paper tube
JP2000007228A (ja) 材料ラップロ―ル、該材料ラップロ―ルを製造する方法および該方法を実施するための装置
US7712700B2 (en) Clean-release tape core
JP2002145530A (ja) 紙管製巻芯
US20050258299A1 (en) Core for aluminum sheet
JPH11216096A (ja) ロ−ル式粘着クリ−ナ及びその製造方法
KR101832403B1 (ko) 필름 권취용 지관의 제조방법
JPH0324895B2 (ja)
WO2021004952A1 (en) Convolute winding of paper cores
JPH0718688Y2 (ja) シ−ト材用巻芯
JP2019077511A (ja) ウエブ、ウエブの巻出し装置及びウエブの巻出し装置の制御方法
JP4462539B2 (ja) アルミニウム箔の巻物
JPH10217366A (ja) 巻芯およびそれにシート状部材が捲回されたシート捲回品並びに紙管の製造方法
JP2003238033A (ja) 巻 芯
CN116000322A (zh) 辊子的车削方法、电子设备、车床和存储介质
JPH06345144A (ja) バラ状緩衝材とその製造方法
JP2006282293A (ja) ロール状物の巻き取り方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200923

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210323