JP2019535455A - 開いた雌型ルアー装置用の消毒キャップ - Google Patents

開いた雌型ルアー装置用の消毒キャップ Download PDF

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Abstract

消毒キャップは、開口部、底部、及び開口部と底部との間に画定されたチャンバ、を備える本体を含む。チャンバは、液体消毒剤を保持するように構成されている。雄型ポストが本体の底部から開口部に向かって延びている。チャンバ壁が、開口部の近傍で始まりチャンバの中まで延びるねじ山を備える。ねじ山の少なくとも一部は、開口部からの距離の増加の関数として増加する高さを有する。

Description

本出願は、開いた雌型ルアー装置用の消毒キャップ及びそのようなキャップの製造方法に関する。
現在、ストップコック及び透析カテーテルなどの開いた雌型ルアー(OFL)装置は、使用と使用との間は、「デッド」エンダーとして知られるエンドキャップによって覆われる。これらのキャップは殺菌して提供され、OFL装置のみを覆って汚染を防止する。これらのキャップは、薬剤の取り扱い及び投与中にルアーが汚染される可能性があるため、OFL装置の表面及び外縁部の能動的消毒を提供しないという点で不十分である。
いくつかの実施形態は、開放遠位端及び接触面を有する開いた雌型ルアー装置に取り外し可能に取り付けるように構成されたキャップを対象とする。キャップは、雌型ルアー装置を収容するように構成された開口部、底部、及び開口部と底部との間に画定されたチャンバを備える本体を含む。チャンバは、液体消毒剤を保持するように構成されている。雄型ポストがチャンバ内に設けられ、雌型ルアー装置を収容するように寸法設定されている。雄型ポストは底部から開口部に向かって突出し、雌型ルアー装置のテーパに対応するテーパを備える。チャンバ壁が、開口部の近傍で始まりチャンバの中まで延びるねじ山を備える。ねじ山の少なくとも一部は、開口部からの距離の増加の関数として増加する高さを有する。可動ピストンが、雄型ポストの周りに配置されている。可動ピストンは、雄型ポストとの締まりばめを提供するように寸法設定された中央開口部を備える。ピストンはまた、雌型ルアー装置の開放遠位端の内側表面に対してシールを形成するように構成された上部領域を備える。ピストンは更に、チャンバ壁に接触するように寸法設定された可撓性の外周スカートを備える。
他の実施形態では、キャップは、開口部、底部、及び開口部と底部との間に画定されたチャンバ、を備える本体を含む。チャンバは、液体消毒剤を保持するように構成されている。雄型ポストが本体の底部から開口部に向かって延びている。チャンバ壁が、開口部の近傍で始まりチャンバの中まで延びるねじ山を備える。ねじ山の少なくとも一部は、開口部からの距離の増加に応じて増加する高さを有する。
更なる実施形態は、可変ねじ山高さを有するねじ山を有するチャンバを備えるキャップを成形する方法を対象とする。この方法は、少なくとも第1側部及び第2側部を備える金型を提供することを含む。第1側部は、ねじ山を形成するための金型コアを備える。この方法はまた、液体ポリマーを金型の中に注入し、ポリマーを冷却させてキャップを成形することを伴う。キャップを成形した後、この方法は更に、金型の第1側部を回転させることなく、第1側部と第2側部とを分離させることを伴う。
本出願の上記及び他の態様は、以下の「発明を実施するための形態」から明らかになるであろう。しかしながら、上記概要は、いかなる場合も請求の主題の限定として解釈されるべきではなく、そのような主題は、添付の特許請求の範囲によってのみ規定される。
様々な実施形態による、OFL装置と共に使用するように構成された消毒キャップの上面斜視図である。 図1Aに示す消毒キャップの底面斜視図である。 図1A及び図1Bに示すキャップの断面図である。 様々な実施形態による、可変ねじ山高さを有する、図1A、図1B、及び図2Aに示すキャップのねじ山を示す。 様々な実施形態による、図1A、図1B及び2A、図2Bに示すキャップと協働して、OFL装置に密封係合するように構成されたピストンの上面斜視図である。 図3Aに示すピストンの断面図である。 様々な実施形態による、キャップとOFL装置との間の接触の前の、OFL装置に近接した消毒キャップを示す。 様々な実施形態による、ピストンが作動する前の、OFL装置と消毒キャップのピストンとの間の接触を示す。 様々な実施形態による、OFL装置とピストンとの間の強制的接触に応答した、消毒キャップのピストンの作動を示す。 様々な実施形態による、キャップのピストンが作動した後の、消毒キャップのテーパ状雄型ポストとOFL装置のテーパ状内側表面との間の嵌合接触を示す。 様々な実施形態による、OFL装置と共に使用するように構成された代替の消毒キャップの上面斜視図である。 図5Aに示す消毒キャップの底面斜視図である。 様々な実施形態による、可変ねじ山高さを有するねじ山を備える消毒剤キャップを形成するために使用することができる、開放閉鎖式金型の断面図である。 これらの図は、必ずしも一定の比率の縮尺ではない。図面で使用されている同様の番号は同様の構成要素を示す。しかし、特定の図中のある構成要素を示す数字の使用は、同じ数字を付した別の図中の構成要素を限定することを意図するものではないことが理解されよう。
本開示の実施形態は、開いた雌型ルアー装置と共に使用するための消毒キャップを対象とする。ルアーは、医療用器具間の液密接続を形成するために使用できる流体接続具、ポート、及びインタフェースの標準化されたシステムである。ルアーは、ストップコック及び透析カテーテルを含むことができる。本開示の消毒キャップは、OFL装置の表面及び外縁部を消毒する一方で、OFL装置の内側中腔との気密及び液体のシールを提供するように構成されている。本開示の消毒キャップは、ストップコック及び透析カテーテルなどの様々なOFL装置上で、広範囲のねじ山の変動にわたって機能することを可能にするフィーチャを含む。
本開示の実施形態は、OFL装置の製造業者が多いことに起因するねじ山の著しいばらつきがあっても、OFL装置を保護、消毒、及びシールができる低コストデバイスに対する必要性に対処する。例えば、雌型ルアーロック装置のねじ山に関するISO(国際標準化機構)標準が存在するが、ねじ山には製造業者間のばらつきがあり、それがキャップ機能に影響を及ぼし得る。本開示の消毒キャップは、広範囲のOFL装置のねじ山の変動に適応しており、単純な非回転式の開放閉鎖式金型で成形できる。
以下に提供される例示的実施形態は、キャップと可動ピストンを含む、2つの部分からなる消毒キャップ構成を対象とする。キャップと可動ピストンは協働してOFL装置の外側表面を能動的に消毒し、一方でキャップがOFL装置に回転可能に固定されたときに所定の圧力を保持する気密及び液密のシールを提供する。いくつかの実施形態は、高さが変化するねじ山を提供するキャップ及びキャップの製造方法を対象とし、これは可動ピストンを含んでも又は除外してもよい。
図1A及び図1Bは、様々な実施形態による、OFL装置と共に使用するように構成された消毒キャップ100の斜視図である。図1Aに示すキャップ100は、頂部104と、対向する底部106と、頂部104と底部106との間に画定されたチャンバ114と、外壁108と、を備える本体102を含む。頂部104は、チャンバ114の開口部112を含む。チャンバ114は、液体消毒剤を保持するように構成されている。液体消毒剤は、ルアーから細菌及び/又はウイルス性微生物を洗浄する任意の物質又は材料とすることができ、アルコール(例えば、イソプロピルアルコール及びエタノール)、様々な濃度のアルコール(例えば、70%/30% V/V イソプロピルアルコール/水)、エタノール(エチルアルコール)、クロルヘキシジン(グルコン酸クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン)、ポビドンヨード、過酸化水素、石鹸、塩酸、クロロキシレノール(PMCX)、PHMB(ポリヘキサメチレンビグアニド)、オクテニデン(octenidene)、塩化ベンザルコニウム、及びこれらの組み合わせを含む。
頂部104はシーリング表面105を含み、シーリング表面105に取り外し可能な保護シール(例えば、ホイルシール)を取り付けて、キャップ100の使用前にチャンバ114の無菌状態を維持することができる。外壁108は、外壁108の外縁部の周りに間隔を置いた複数の把持フィーチャ110を任意選択的に含む。把持フィーチャ110は、使用中にキャップ100の手動操作を容易にする。
キャップ本体102はチャンバ114内に位置する雄型ポスト120を含み、雄型ポスト120はキャップ本体102の底部106からほぼ頂部104まで延びる。例えば、雄型ポスト120は、頂部104まで延びることができ、又は頂部104から凹むことができる。いくつかの実施形態では、雄型ポスト120は、キャップ本体102の頂部104と同一平面上にある。他の実施形態では、雄型ポストは、キャップ本体102の頂部104の下の高さまで延びている。図1Aでは、雄型ポスト120は、頂部104の開口部112の近傍の開口部124を含み、雄型ポスト120の軸方向長さに沿って中空である。雄型ポスト120は、キャップ100がOFL装置に完全に取り付けられた場合に、OFL装置のテーパ状内側表面に密封接触するように構成されたテーパ状シーリング表面122を含む。雄型ポスト120のシーリング表面122のテーパは好ましくは、ISO 594−2などの既知の工業規格に適合している(例えば、6%のルアーテーパ)。
チャンバ114は、キャップ本体102の頂部104からキャップ本体102の底部106の近傍のチャンバ114の底部まで延びる壁116を含む。チャンバ壁116は、内側表面116a及び外側表面116bを含む。チャンバ壁116の内側表面116aは、開口部112で始まるか又は開口部112の近くで始まり、らせん状構成で内側チャンバ壁面116aに沿って延びるねじ山118を含む。ねじ山118は、開口部112からチャンバ114の中に所定の深さまで延びる。例えば、ねじ山118は、チャンバ114の中間点を越えて延びるが、チャンバ114の底部に到達する前に終了し得る。例えば、内側チャンバ壁面116aの上側の60%はねじ山118を含むことができ、一方、内側チャンバ壁面116aの下側の40%ではねじ山118が不在とすることができる。チャンバ114の中へのねじ山118の侵入深さは、キャップ100の特定の設計に応じて変化し得ると理解される。
ねじ山118の構成は様々であり得る。例えば、ねじ山118は、一条ねじ又は二条ねじ(例えば、二条、右ねじ)であり得る。ねじ山118は連続ねじ山、又は不連続ねじ山であり得る。以下で更に詳細に説明するように、ねじ山118は、可変ねじ山高さを有する。より具体的には、ねじ山118は、チャンバ114の開口部112からの距離の増加に応じて増加する高さを有する。ねじ山118の高さのこの変動により、好都合にも、キャップ100を様々なOFL装置上で広範囲のねじ山変動にわたって使用することが可能になる。
ねじ山118と相互作用するOFL装置の部分は、様々なOFL装置の設計及び製造業者にわたって大幅に変動し得る。例えば、ねじ山118と相互作用するOFL装置の部分は一般にラグ(切頭ねじ山)と呼ばれる。ねじ山118と相互作用するOFL装置のこの部分はねじ山であってもよい。代替として、ねじ山118と相互作用するOFL装置の部分は、切込ねじとも称される凹状ねじ山を有するフランジであってもよい。ラグ、ねじ山、又は凹状ねじ山を有するフランジの使用の選択は、OFLの特定の設計に依存する。いくつかのOFL装置は、OFL装置のフランジ上に配置されたラグを含む。他のOFL装置はフランジを持たず、OFL装置の側壁から延びるラグを含む。いくつかのOFL装置では、フランジはラグの役割を担う。フランジは、連続(例えば、OFL装置の周りに360°延びている)、又は不連続であってよい。例えば、第1のフランジ又はラグ部分は、OFL装置の第1の表面上に位置することができ、第2のフランジ又はラグ部分は、第1の表面から180°の間隔を置いた第2の表面上に位置することができる。
OFL装置のフランジ及び/又はラグの寸法は、典型的には工業規格(例えば、ISO 594−2)に適合するが、OFL装置のこれらの構成要素は特定の寸法からある程度は変動し得る。例えば、OFL装置のフランジ及び/又はラグ領域の幅又は直径は、特定の寸法から変動し得る。キャップ100のねじ山118の高さの変動は、好都合にも、様々な種類のOFL装置のラグ、並びにこれら構成要素の寸法変動に適応する。例えば、キャップ本体102の開口部112又はその付近のねじ山118の部分は比較的低いねじ山高さを有するが、OFL装置のねじ山開始点として機能するには十分に高い。これにより、キャップ100の消毒フィーチャを作動させるために必要な増加させたトルクを適用する前に、OFL装置上でキャップ本体102を適切な軸方向に向けることが可能になる。キャップ100がOFL装置上に更にねじ込まれるに連れて、OFL装置のラグは、最初の部分に対して増加したねじ山高さを有するねじ山118の一部と係合し、よって、ねじ山118を潰したり、又はねじ山118を乗り越えたりすることなく、キャップ100をOFL装置にしっかりと取り付けることができる。非常に短いラグを有するOFL装置の場合、これらの装置は、開口部112における高さから増加させたねじ山形状を使用せずに作製した内側雄型ルアーポストシールを乗り越え、おそらく破壊する可能性がある。
図1Bは、図1Aに示すキャップ100の底部の斜視図である。図1Bは、キャップ100の底部106の様々なフィーチャを示す。特に、図1Bは、チャンバ114の底部130を示す。チャンバ底部130の中央は、上方に突出する雄型ポスト120の基部132を画定する。図1Bは、チャンバ壁116の外側表面116bとキャップ本体102の外壁108との間に画定された環状間隙134を示す。環状間隙134は、キャップ本体102の底部106から頂部104の近傍の位置まで延びている。この構成では、チャンバ114は、キャップ本体102の上方領域から「吊り下げ」られている。
図2Bに示すように、この上方領域を本明細書ではキャップ本体102の金型拘束領域140と称する。金型拘束領域140(又は「拘束領域」)の下の領域を、本明細書ではキャップ本体102の金型非拘束領域142(又は「非拘束領域」)と称する。以下で更に詳細に説明するように、拘束領域140内のねじ山118の高さは、キャップ本体102の非拘束領域142内のねじ山118の高さよりも低い。キャップ本体102の拘束領域140は離型する際に「弾力性」をほとんど持たない(柔軟性が比較的少ない)ので、拘束領域140内のねじ山118の輪郭がより低いことにより、拘束領域140内のねじ山118を損傷することなくキャップ100を離型することが可能になる。また、環状間隙134は、キャップ100が離型されるときに、非拘束領域142内のチャンバ壁116の横方向への屈曲又は拡張に適応するように構成されており、よって、ねじ山118は非拘束領域142内でより大きな高さを有することが可能になる。環状間隙134はまた、チャンバ壁116の屈曲又は拡張も可能にして、OFL装置のラグの直径又は幅の変動に適応させる。例えば、OFL装置は特定の幅よりも広いフランジを有することがあり、これは、環状間隙134の存在によるチャンバ壁116の湾曲によって適応されることができる。
いくつかの実施形態によると、キャップ本体102は環状間隙134を含む必要はない。そのような実施形態では、チャンバ壁116は、弾性的な熱可塑性材料などの弾性材料から形成される。弾性材料は、離型プロセス中にチャンバ壁116の横方向の屈曲又は拡張をもたらす。弾性材料はまた、キャップ100をOFL装置にねじ込むときに、OFL装置のフランジ又はラグによって生成される力に応答して、チャンバ壁116の屈曲又は拡張をもたらす。代表的な弾性材料は、チャンバ壁116が恒久的な変形なしに弾性的に撓むことを可能にするものである。チャンバ壁116の弾性は、チャンバ壁116を形成するために使用される材料の種類、及びチャンバ壁116の厚さによって影響を受けることに留意されたい。
チャンバ壁116を形成するために使用される、成形された熱可塑性材料の可撓性又は弾性は、特定の熱可塑性エラストマー出発材料の選択によって、及び典型的には、成形された熱可塑性材料をより可撓性にするために添加される、例えば可塑剤などの添加剤の選択によって調整することができる。当業者であれば、成形された熱可塑性材料を所望の可撓性で形成するために、適切な出発材料及び添加剤を選択するであろう。本明細書及び特許請求の範囲で使用する場合、用語「熱可塑性材料」は、軟化点又は融点を有し、かつ化学反応性基、例えば活性水素基と、遊離イソシアネート基との間の共有結合の形成から生じる三次元架橋ネットワークを実質的に含まない、プラスチック材料を意味する。熱可塑性材料の例としては、熱可塑性ポリ尿素、熱可塑性ポリイミド、熱可塑性ポリアミド、熱可塑性ポリアミドイミド、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性ポリカーボネート、熱可塑性ポリスルホン、熱可塑性ポリケトン、熱可塑性ポリエチレン、熱可塑性ポリプロピレン、熱可塑性ポリブチレンテレフタレート、熱可塑性ポリ塩化ビニル、熱可塑性アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、熱可塑性ポリウレタン、及びこれらの1つ以上を含有する混合物又は熱可塑性組成物が挙げられるが、これらに限定されない。
図2Aは、図1A及び図1Bに示すキャップ100の断面図である。図2Aは、内側チャンバ壁面116aの一部分に沿ってらせん状構成で延びるねじ山118を示す。図2Aに示す実施形態で分かるように、ねじ山118はキャップ本体102の開口部112から延び、チャンバ114の開口部112と底部130との間で終了する。例えば、いくつかの実施形態によると、キャップ本体102は、0.540インチの幅w、及び0.467インチの高さdを有することができる。チャンバ114は、開口部112と底部130との間に画定された、0.422インチの深さ(d+d)を有することができる。ねじ山118は、内側チャンバ壁面116aに沿って、開口部112の近傍から0.254インチの深さdまで延びることができる。ねじ山118が終了した点からチャンバ114の底部130までの内側チャンバ壁面116aの残りの部分(d=0.168インチ)は、ねじ山118を持たない滑らかな表面である。
ねじ山118は、開口部112からの距離の増加の関数として、ねじ山高さに関して漸進的に増加する多数のねじ山部分を含むことができる。例えば、図2Bを参照すると、図2Aに示すねじ山118は、開口部112の近傍の、第1のねじ山高さHを有する第1部分118Aと、第1のねじ山部分118Aによって開口部112から間隔を置いた、第2のねじ山高さをH有する第2部分118Bとを含むことができる。図2Bで分かるように、第2のねじ山部分118Bの高さHは、第1のねじ山部分118Aの高さHよりも大きい。ねじ山の高さは、内側チャンバ壁面116aに垂直なねじ山118の寸法を指すことに留意されたい。後続のねじ山部分は、第2のねじ山部分118Bと同じ高さ又はそれよりも高い高さとすることができる。
例えば、いくつかの実施形態では、ねじ山118は、ねじ山高さHを有する第1部分118A、ねじ山高さHを有する第2部分118B、及びねじ山高さHを有する第3の部分118C、を含むことができる。この例示的な例では、ねじ山部分118A、118B、及び118Cのねじ山高さは、開口部112からの距離の増加の関数として、H>H>Hとなるように増加する。いくつかの実施形態では、ねじ山部分118A、118B、及び118Cのねじ山高さは、開口部112からの距離の増加の関数として、H≧H>Hとなるように増加する。1つのねじ山高さから別のねじ山への移行は、漸進的又は急激であってよい。
一般に、キャップ本体102の拘束領域140内のねじ山118の部分は、キャップ本体102の非拘束領域142内のねじ山118の部分よりも低いねじ山高さを有する。開口部112に最も近いねじ山部分が、開口部112から遠いねじ山部分よりも低いねじ山高さを有するように、ねじ山118は、異なるねじ山高さを有する少なくとも2つのねじ山部分を含むことが理解される。ねじ山118は、それぞれが異なるねじ山高さを有する3つ以上のねじ山部分(例えば、3つ又は4つのねじ山部分)を含んでよいことも理解されたい。
いくつかの実施形態によると、図2Bを引き続き参照すると、第1のねじ山部分118Aの第1のねじ山高さHは、第2のねじ山部分118Bのねじ山高さHの約半分とすることができる。換言すれば、ねじ山高さHはねじ山高さHよりも少なくとも約100%高くすることができる。第2のねじ山部分118Bは、第1のねじ山部分118Aのねじ山高さHよりも少なくとも50%、100%、又は150%大きいねじ山高さHを有することができる。例えば、第1のねじ山高さHは0.008インチとすることができ、第2のねじ山高さHは0.015インチとすることができる。図2Bに示す例示的な例では、第3のねじ山高さHは0.015インチ(例えば、0.020インチ)よりも大きいが、代替としてH(例えば、0.015インチ)と同じであってもよい。
図2Bに更に示すように、ねじ山118は、通常の台形(角度付き)ねじ山とは対照的に、比較的丸みを帯びたねじ山形状又は形を有する。例えば、図2Bに示すねじ山部分118Cは、谷底502、山の頂504、及びテーパ状の又は丸みを帯びた表面506及び508を含む。ねじ山118の丸みを帯びた表面506及び508は、非回転式の開放閉鎖式金型を使用する場合に、ねじ山118を損傷することなく100の離型を促進する。いくつかの実施形態では、ねじ山118は角度付きねじ山形状(例えば、台形)又は他の形状を有することができる。丸みを帯びた表面は例示の目的で示したが、他の形状も考えられる。例えば、回転コアを有する金型を使用する場合は角度付きねじ山形状を用いることができる。
キャップ本体102は熱可塑性材料から形成することができる。例えば、キャップ本体102は、高密度ポリエチレン(HDPE:High-Density Polyethylene)から、又は上記に列挙した熱可塑性材料のいずれかから形成することができる。
図5A及び図5Bは、他の実施形態による、OFL装置と共に使用するように構成された消毒キャップ500の斜視図である。図5A及び5Bに示すキャップ500は、図1A及び図1Bに示すキャップ100と大部分は同じである。従って、キャップ100及び500に共通するフィーチャの記載は、この説明では繰り返さない。キャップ500は、雄型ポストのフィーチャに関してキャップ100とは異なる。より具体的には、図5Aに示す雄型ポスト520は中実上部表面(末端表面)を有し、一方、図1Aに示す雄型ポスト120の上面は開口部124を有する。図5Bに示すように、チャンバ114の底部130は雄型ポストの開口部125を含み、一方、図1Bに示すチャンバ114の底部130は雄型ポスト120用の中実基部132を有する。
図3A及び図3Bは、様々な実施形態による、図1A、図1B及び図2A、図2Bに示すキャップ100と協働して、OFL装置に密封係合するように構成されたピストン300を示す。図3A及び3Bに示すピストン300は、上部領域302、本体領域304、底部領域306、及びスカート308を含む。ピストン300は、ピストン300を通って軸方向に延びる中央開口部310を含む。ピストン300が雄型ポスト120に対して軸方向に移動する際に、中央開口部310のシーリング表面312が雄型ポスト120との締まりばめを提供するように寸法設定されている。
より具体的には、ピストン300の上部領域302は、雄型ポスト120との締まりばめを提供するように寸法設定されたシーリング表面312を含む。ピストン300のシーリング表面312は、ピストン300が雄型ポスト120に対して軸方向に移動する際に、雄型ポスト120のテーパ状のシーリング表面122の変化する直径に応答して伸張及び収縮することができる薄い壁構造である。シーリング表面312は、消毒剤がピストン300の中央開口部310を上がってピストン300と雄型ポスト120との間に直接注入されることを防止する。上部領域302のシーリング表面312は、ピストン300のリップ領域311に限定することができ、又はピストン300のリップ領域311と本体領域304との間で軸方向に延びることができる。上部領域302はまた、ピストン300の外側リップ領域に沿って画定された内腔シール313を含む。内腔シール313は、OFL装置がピストン300に接触するときに、OFL装置の内壁に密封接触するように構成されている(例えば、図4B〜図4Dを参照)。内腔シール313はOFL装置の周囲に沿ってシールを提供して、キャップ100の作動サイクル中に、チャンバ114内に含有された消毒溶液が内腔の中に直接注入されることを防ぐ。
ピストン300の上部領域302はまた、上部領域302の外縁部の周りに配置された複数のリブ314を含む。リブ314の各々は、OFL装置がキャップ本体102の開口部112の中にねじ込まれるときに、OFL装置の接触面に接触するように構成された上部表面315を有する。リブ314は、作動サイクル中にOFL装置がピストン300に強力に接触したときに、ピストン300の座屈及び固着を防ぐために、強度を提供する垂直方向の補強部材として機能する。リブ314の各々は接触表面領域を有し、そこで各リブ314は上部領域302に接触する。全てのリブ314の累積接触表面領域は、ピストン300が雄型ポスト120上で軸方向に移動する際に、上部領域302が伸張し、雄型ポスト120との締まりばめを維持し得ることが確保されるように限定される。例えば、全てのリブ314の累積接触表面領域は、上部領域302の総表面領域の約50%未満である。
本体領域304及び底部領域306は、上部領域302と比較して比較的剛性である。これは、例えば、異なる材料を使用してこれらの領域304、306を構築することによって、又はこれらの領域304、306内の材料の厚さを増加させることによって達成することができる。本体領域304及び底部領域306は、これらの領域が好ましくはキャップ100の作動サイクル中に屈曲しないので、ピストン300の構造的完全性をもたらす。ピストン300の底部306から鋭角(θ)で上向きに突出しているのは、可撓性の外周スカート308である。スカート308は、内側チャンバ壁面116aに接触し、内側チャンバ壁面116aの輪郭の変化に応答して(例えば、ねじ山118の存在に起因して)屈曲するように寸法設定され、それによりチャンバ114内に含有された液体消毒剤の漏れを阻止する一時的なシールを形成する。いくつかの実施形態では、スカート308は、その長さLがねじ山118のねじ山形状の高さ(H)よりも大きい(例えば、L>Hの少なくとも2倍)ように、長さL(例えば、0.036インチ)及び厚さt(例えば、0.010インチ)を有することができる。
ピストン300は熱可塑性材料から形成することができる。例えば、ピストンはHDPEから、又は上記に列挙した熱可塑性材料のいずれかから形成することができる。
図4A〜図4Dは、様々な実施形態による、消毒キャップ500とOFL装置400との間の相互作用を示す断面図である。図4Aは、キャップ500とOFL装置400との間の接触の前の、OFL装置400に近接したキャップ500を示す。図4Bは、ピストン300の作動前の、OFL装置400と、キャップ500のピストン300との間の接触を示す。図4A及び図4Bでは、ピストン300は、その作動前の状態で示されている。図4Cは、OFL装置400とピストン300との間の強制的接触に応答したピストン300の作動を示す。図4Cでは、ピストン300は作動状態で示されている。図4Dは、その作動後の状態のピストン300を示す。図4Dは、ピストン300の作動後の、キャップ500のテーパ状雄型ポスト120とOFL装置400のテーパ状内側表面との間の嵌合接触を示す。
図4Aに示すように、OFL装置400は、外側表面404、内腔406、及びテーパ状内壁408を含む、本体402を有する。内壁408のテーパは、雄型ポスト120のテーパ(ISO指定のテーパ、例えば6%)に対応する。本体402の遠位端は接触面407(例えば、OFL装置400の面)を含み、接触面407はキャップ500がOFL装置400にねじ込まれるときにピストン300と接触するように構成されている。接触面407はフランジ410を含む。フランジ410は、内側チャンバ壁面116aに沿って延びるねじ山118と相互作用するように寸法設定されており、キャップ本体102をルアー本体402上にねじ込むことを可能にしている。例えば、フランジ410は、キャップ本体102がルアー本体402にねじ込まれる際にねじ山118を収容するように寸法設定された、ねじ山又はラグを組み込んでいてもよい。いくつかの構成では、ルアー本体402は、連続した外周フランジ410を含む。他の構成では、フランジ410は不連続であり得る。例えば、フランジ410の第1部分はルアー本体402の第1の位置に配置されてもよく、一方、フランジ410の第2部分はルアー本体402の第2の位置に配置されてもよく、第1の位置と第2の位置とは180°で分離されている。
作動前の状態では、図4Aに示すように、液体消毒剤115がチャンバ114内に含有されている。消毒剤115は、ピストン300のシーリング表面312と雄型ポスト120のテーパ状の表面との間の締まりばめによって、チャンバ114から漏れ出ることが防止される。消毒剤115はまた、ピストン300のスカート308と内側チャンバ壁面116aのねじ山118との間に形成された一時的なシールによってチャンバ114から漏れる出ることが防止される。前述したように、スカート308は丸みを帯びたねじ山118の形状に概ね適合するほどに十分に柔軟であり、それによりピストン300と内側チャンバ壁面116aとの間に一時的なシールが形成される。使用前に消毒剤キャップ500の無菌状態を維持するために、取り外し可能なホイルシール103が、例えば、接着剤又はヒートシールプロセスによってキャップ本体102の頂部104のシーリング表面105に取り付けられる。ホイルシール103は、キャップ500をOFL装置400に取り付ける前に、キャップ頂部102から取り外される。
図4Bは、OFL装置400に部分的に取り付けられたキャップ500を示す。図4Bでは、ピストン300は作動前の状態にあり、OFL装置400の接触面407は、ピストン300の上部領域302のリブ314とちょうど接触しているところである。図4Bに示すOFL装置400のフランジ410の位置における、及びその上の位置におけるねじ山118の比較的低い高さは、キャップ本体102をOFL装置400に最初にねじ込みするには適切である。ねじ山118(例えば、拘束領域140内)の最初の高さが低いことにより、OFL装置400へのキャップ500のねじ込みを開口部112で又はその付近で生じさせることが可能になる。キャップ500はOFL装置400に早期にねじ込まれることにより、好都合にも、キャップ500及びピストン300をOFL装置400と軸方向に整列させることが可能になり、かつ全体的なキャップ高さが低くなる。キャップ500がOFL装置400にねじ込まれるに連れて、OFL装置400のフランジ410は、内側チャンバ壁面116aのねじ山118と係合するように示されている。ピストン300はその作動前の状態にあり、スカート308はねじ山118との一時的なシールを形成して、チャンバ114からの液体消毒剤115の漏れを阻止する。また、ピストン300のシーリング表面312と雄型ポスト120のテーパ状表面との間の締まりばめが、消毒剤115がチャンバ114から漏れることを防止する。
図4Cは、作動状態にある、キャップ500のピストン300を示し、キャップ500をOFL装置400にねじ込むに連れて、OFL装置400によってピストン300に力が加えられている。作動状態の間にキャップ500をOFL装置400にねじ込むに連れて、ルアー本体402の接触面407は、ピストン300を、雄型ポスト120を越えてチャンバ114の中に深くまで軸方向に移動させる。ピストン300が下方に移動してチャンバ114の中へ入ることにより、液体消毒剤115は柔軟なスカート308と内側チャンバ壁面116aとの間を流れるようになる。チャンバ114から流出する液体消毒剤115は、キャップ本体102によって取り囲まれたOFL装置400の外側表面上を流れ、それによりOFL装置400のこれら表面を消毒する。前述したように、ピストン300の内腔シール313は、接触面407においてOFL装置400の内周面との液密シールを形成し、これにより液体消毒剤115がOFL装置400の内腔406に入ることが防止される。
図4Dは、作動後の状態にあるキャップ500のピストン300を示し、OFL装置400の外側表面は消毒されている。図4Dでは、ピストン300はチャンバ114の底部130上に載っているように示されているが、ピストン300の最終位置はOFL装置によって変化し得ると理解すべきである。作動後の状態では、キャップ本体102の雄型ポスト120は、OFL装置400の内壁408との気密かつ液密のシールを形成し、これはISO 594−2で指定されるような所定の圧力を処理することができる。ピストン300の内腔シール313は、接触面407においてOFL装置400の内周面との液密シールを提供し続ける。キャップ作動のために提供された、ねじ山118の比較的高い高さにより、ねじ山118を潰すことなく、短いラグ又はねじ山を有するOFL装置をキャップ本体102に適切に取り付けることが可能になり、かつ、雄型ポスト120がOFL装置400の内壁408との嵌合シールを確実に形成することが可能になることに留意されたい。また、チャンバ壁116の順応性により、OFL装置400のラグ/ねじ山の直径又は幅の変動が許容される一方で、依然として、雄型ポスト120がOFL装置400の内壁408との嵌合シールを確実に形成するような、適切な移動が可能である。OFL装置400の内腔406へのアクセスが望まれる場合は、キャップ500はOFL装置400からねじを回して外される。
図6は、様々な実施形態に従って本明細書で上述したような消毒キャップを成形するために使用することができる開放閉鎖式金型600を示す。いくつかの実施形態では、金型600は、キャップのねじ山のフィーチャを成形するための回転コアを意図的に欠いている。ねじ山のフィーチャを形成するために、回転コアを欠いた開放閉鎖式金型成形の戦略を使用することにより、成形プロセスにおける、ねじ山のフィーチャによる険しい切り込みに起因して、ねじ山設計への課題がもたらされる。ねじ付きキャップを成形するための従来技術では、ねじ山を形成し、かつ離型プロセス中のねじの損傷を防止するために、回転コアの使用が必要である。本開示の様々な実施形態は消毒キャップを提供し、消毒キャップが有するねじ山設計により機能性が改善され、一方で、非回転式の開放閉鎖式金型を用いて半剛性材料を使用して製造できるようにするという課題にも対処している。いくつかの実施形態は、高さが変化するねじ山を有する消毒キャップを提供し、消毒キャップは回転コアを備える金型を使用して、かつ半剛性又は弾性材料を使用して製造することができる。
図6に示す代表的な金型は、図1A及び図1Bに示すキャップ100を成形するように構成されている。金型600は、第1側部602及び第2側部604を含む。第1側部602は、前の図に示すチャンバ114を形成するフィーチャ606を含む。特に、フィーチャ606は、可変のねじ山高さを有するねじ山118を成形する金型コア608を含む。第1側部602は、雄型ポスト120を成形するフィーチャ610を含む。第2側部604は、前の図に示す環状間隙134を成形するフィーチャ612を含む。図1A及び図1Bに示すキャップ100(開口部124を有する雄型ポスト120)を成形するとき、ポリマー材料が位置Iにおいて金型の底部から射出され得る。金型の底部からポリマー材料を注入することにより、金型600の充填中に均一な材料の流れがもたらされ、キャップ100の成形性が改善する。図5A及び図5Bに示すキャップ500(中実上部表面及び底部開口部125を有する雄型ポスト520)を成形する場合、チャンバ114の底部130は雄型ポスト520の基部に開口部125を含むので、ポリマー材料を位置Iにおいて金型の側面から注入することができる。
成形及び離型作業中、第1側部602と第2側部604は互いに対して軸方向に移動する。とりわけ、第1側部602は、内側チャンバ壁面116aのらせん状のねじ山118を形成するための回転コア(例えば、回転金型コア608)を含まない。回転コアを使用する代わりに、金型600は前述した可変ねじ山高さフィーチャを活用して、離型プロセス中にねじ山118への損傷を防止する。特に、金型600の拘束領域640内のねじ山118は、金型600の非拘束領域642でのねじ山118の高さよりも低い。離型の間、金型フィーチャ612によって形成された環状間隙134が、非拘束領域642内のチャンバ壁116の屈曲に適応して、非拘束領域642内のねじ山118への損傷が回避される。
前の図に示すキャップ100/500を成形するために、図6に示す金型600を使用又は修正することができる。いくつかの実施形態によると、キャップ100/500を成形する方法は、少なくとも第1側部602及び第2側部604を備える金型600を提供することを伴う。第1側部602は、金型分割線603によって第2側部604から分離されていることが示されている。第1側部602は、可変ねじ山高さを有するねじ山118を形成するためのねじ山溝608を備える。この方法は、液体ポリマーを金型の中に注入し、ポリマーを冷却させてキャップ100/500を成形することを伴う。キャップを成形した後、この方法は更に、金型の第1側部602を回転させることなく、第1側部と第2側部とを分離させることを含む。他の実施形態では、第1側部602は、らせん状のねじ山118を形成するための回転コアを含むことができ、回転コアは離型中に第1側部602と第2側部604を分離させるときに回転するであろう。
本開示は、以下の項目を含む。
項目1.開いた雌型ルアー装置に取り外し可能に取り付けるように構成されたキャップであって、開いた雌型ルアー装置は、接触面を有する開放遠位端を有し、キャップは、
雌型ルアー装置を収容するように構成された開口部、底部、及び開口部と底部との間に画定されたチャンバを備える本体であって、チャンバは液体消毒剤を保持するように構成されている、本体と、
チャンバ内にあり、雌型ルアー装置を収容するように寸法設定された雄型ポストであって、本体の底部から開口部に向かって突出し、雌型ルアー装置のテーパに対応するテーパを備える、雄型ポストと、
開口部の近傍で始まり、チャンバの中まで延びるねじ山を備えるチャンバ壁であって、ねじ山の少なくとも一部は、開口部からの距離の増加の関数として増加する高さを有する、チャンバ壁と、
雄型ポストの周りに配置された可動ピストンであって、
雄型ポストとの締まりばめを提供するように寸法設定された中央開口部、
雌型ルアー装置の開放遠位端の内側表面とのシールを形成するように構成されたシーリング表面を備える上部領域、及び、
チャンバ壁に接触するように寸法設定された可撓性の外周スカートを備える可動ピストンと、
を備える、キャップ。
項目2.上部領域の外縁部の周りに配置された複数のリブを備える、項目1に記載のキャップ。
項目3.リブの各々は、リブの各々が可動ピストンの上部領域に接触する接触表面領域を有し、
全てのリブの累積接触表面領域は、上部領域の総表面領域の約50%未満である、前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目4.本体は、開口部の近傍の拘束領域、及び非拘束領域を備え、
拘束領域内のねじ山は、非拘束領域内のねじ山の高さよりも低い高さを有する、
前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目5.非拘束領域内のねじ山の高さは、拘束領域からの距離の増加の関数として増加する、項目4に記載のキャップ。
項目6.ねじ山は第1部分及び第2部分を備え、
第1部分は第2部分よりも、開口部により近く、
第2部分は第1部分よりも少なくとも約50%〜150%高い高さを有する、
前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目7.ねじ山は丸みを帯びた表面を有する、前述の項目のいずれか一項に記載のキャップ。
項目8.本体は外壁を備え、
チャンバと外壁との間に環状間隙が画定され、環状間隙は開口部と底部との間で軸方向に延びている、
前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目9.環状間隙は、チャンバの屈曲に適応するように構成されている、項目8に記載のキャップ。
項目10.チャンバ壁は弾性を有する、前述の項目のいずれか一項に記載のキャップ。
項目11.スカートは、ねじ山の高さよりも大きい長さを有する、前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目12.開口部に面する雄型ポストの末端表面が中実である、前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目13.開口部に面する雄型ポストの末端表面が開口部を有し、
雄型ポストの少なくとも一部は中空である、項目1〜11のいずれか1つに記載のキャップ。
項目14.キャップは熱可塑性材料から形成されている、前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目15.キャップは高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されている、前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目16.開口部を覆う取り外し可能なホイルシールを備える、前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目17.消毒剤を含む、前述の項目のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目18.開口部、底部、及び開口部と底部との間に画定されたチャンバを備える本体であって、チャンバは液体消毒剤を保持するように構成されている、本体と、
底部から本体の開口部に向かって延びる雄型ポストと、
開口部の近傍で始まり、チャンバの中まで延びるねじ山を備える、チャンバのチャンバ壁であって、ねじ山の少なくとも一部は、開口部からの距離の増加の関数として増加する高さを有する、チャンバ壁と、
を備える、キャップ。
項目19.雄型ポストは所定のテーパを有する、項目18に記載のキャップ。
項目20.本体は、開口部の近傍の拘束領域、及び非拘束領域を備え、
拘束領域内のねじ山は、非拘束領域内のねじ山の高さよりも低い高さを有する、
項目18は19に記載のキャップ。
項目21.ねじ山は丸みを帯びた表面を有する、項目18〜20のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目22.本体は外壁を備え、
チャンバと外壁との間に環状間隙が画定され、環状間隙は開口部と底部との間で軸方向に延びている、
項目18〜21のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目23.チャンバ壁は弾性を有する、項目18〜22のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目24.開口部に面する雄型ポストの末端表面が中実である、項目18〜23のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目25.開口部に面する雄型ポストの末端表面が開口部を有し、
雄型ポストの少なくとも一部は中空である、
項目18〜23のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目26.雄型ポストとの締まりばめを提供するように寸法設定された中央開口部を有する可動ピストンを備える、項目18〜25のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目27.ピストンの上部領域がシーリング表面を備える、項目26に記載のキャップ。
項目28.ピストンは、ピストンの上部領域の外縁部の周りに配置された複数のリブを備える、項目26又は27に記載のキャップ。
項目29.リブの各々は、リブの各々が上部領域に接触する接触表面領域を有し、
全てのリブの累積接触表面領域は、上部領域の総表面領域の約50%未満である、
前述の項目28に記載のキャップ。
項目30.ピストンはチャンバ壁に接触するように寸法設定された可撓性の外周スカートを備える、項目27〜29のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目31.キャップは熱可塑性材料から形成されている、項目18〜30のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目32.キャップは高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されている、項目18〜31のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目33.開口部を覆う取り外し可能なホイルシールを備える、項目18〜32のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目34.チャンバ内に消毒剤を含む、項目18〜33のいずれか一項目に記載のキャップ。
項目35.項目23に記載のキャップを成形する方法であって、
少なくとも第1側部及び第2側部を備える金型を提供することであって、第1側部はねじ山を形成するための金型コアを備える、ことと、
液体ポリマーを金型の中に注入することと、
ポリマーを冷却してキャップを形成することと、
キャップを成形した後、金型の第1側部を回転させることなく、第1側部と第2側部とを分離させることと、
を含む、方法。
別途断りがない限り、本明細書及び特許請求の範囲で用いる加工寸法(feature size)、量、及び物理的特性を表す全ての数は、全ての場合において、用語「約」によって修飾されていると理解するものとする。したがって、特に反対の指示のない限り、上記明細書及び添付の特許請求の範囲に記載されている数値パラメータは、本明細書で開示される教示を利用して当業者が得ようとする所望の特性に応じて変動し得る近似値である。端点による数値範囲の使用は、その範囲内の全ての数(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、及び5を含む)、及びその範囲内の任意の範囲を含む。
これら実施形態の様々な修正及び変更が、当業者には明らかとなるものであり、本開示の本範囲は、本明細書に記載されている例示的実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。例えば、1つの開示実施形態の特徴は、別途指示のない限り、他の開示実施形態全てにも適用され得ることを、読者は前提とすべきである。

Claims (35)

  1. 開いた雌型ルアー装置に取り外し可能に取り付けるように構成されたキャップであって、前記開いた雌型ルアー装置は、接触面を有する開放遠位端を有し、前記キャップは、
    前記雌型ルアー装置を収容するように構成された開口部、底部、及び前記開口部と前記底部との間に画定されたチャンバを備える本体であって、前記チャンバは液体消毒剤を保持するように構成されている、本体と、
    前記チャンバ内にあり、前記雌型ルアー装置を収容するように寸法設定された雄型ポストであって、前記本体の前記底部から前記開口部に向かって突出し、前記雌型ルアー装置のテーパに対応するテーパを備える、雄型ポストと、
    前記開口部の近傍で始まり、前記チャンバの中まで延びるねじ山を備えるチャンバ壁であって、前記ねじ山の少なくとも一部は、前記開口部からの距離の増加の関数として増加する高さを有する、チャンバ壁と、
    前記雄型ポストの周りに配置された可動ピストンであって、
    前記雄型ポストとの締まりばめを提供するように寸法設定された中央開口部、
    前記雌型ルアー装置の前記開放遠位端の内側表面とのシールを形成するように構成されたシーリング表面を備える上部領域、及び、
    前記チャンバ壁に接触するように寸法設定された可撓性の外周スカートを備える可動ピストンと、
    を備えるキャップ。
  2. 前記上部領域の外縁部の周りに配置された複数のリブを備える、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記リブの各々は、前記リブの各々が前記可動ピストンの前記上部領域に接触する接触表面領域を有し、
    全ての前記リブの累積接触表面領域は、前記上部領域の総表面領域の約50%未満である、
    請求項1又は2に記載のキャップ。
  4. 前記本体は、前記開口部の近傍の拘束領域、及び非拘束領域を備え、
    前記拘束領域内の前記ねじ山は、前記非拘束領域内の前記ねじ山の高さよりも低い高さを有する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャップ。
  5. 前記非拘束領域内の前記ねじ山の前記高さは、前記拘束領域からの距離の増加の関数として増加する、請求項4に記載のキャップ。
  6. 前記ねじ山は第1部分及び第2部分を備え、
    前記第1部分は前記第2部分よりも、前記開口部により近く、
    前記第2部分は前記第1部分よりも少なくとも約50%〜150%高い高さを有する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のキャップ。
  7. 前記ねじ山は丸みを帯びた表面を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のキャップ。
  8. 前記本体は外壁を備え、
    前記チャンバと前記外壁との間に環状間隙が画定され、前記環状間隙は前記開口部と前記底部との間で軸方向に延びている、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のキャップ。
  9. 前記環状間隙は、前記チャンバの屈曲に適応するように構成されている、請求項8に記載のキャップ。
  10. 前記チャンバ壁は弾性を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のキャップ。
  11. 前記スカートは、前記ねじ山の前記高さよりも大きい長さを有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のキャップ。
  12. 前記開口部に面する前記雄型ポストの末端表面が中実である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のキャップ。
  13. 前記開口部に面する前記雄型ポストの末端表面が開口部を有し、
    前記雄型ポストの少なくとも一部は中空である、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載のキャップ。
  14. 前記キャップは熱可塑性材料から形成されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載のキャップ。
  15. 前記キャップは高密度ポリエチレン(HDPE:High-Density Polyethylene)から形成されている、請求項1〜14のいずれか一項に記載のキャップ。
  16. 前記開口部を覆う取り外し可能なホイルシールを備える、請求項1〜15のいずれか一項に記載のキャップ。
  17. 消毒剤を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載のキャップ。
  18. 開口部、底部、及び前記開口部と前記底部との間に画定されたチャンバを備える本体であって、前記チャンバは液体消毒剤を保持するように構成されている、本体と、
    前記底部から前記本体の前記開口部に向かって延びる雄型ポストと、
    前記開口部の近傍で始まり、前記チャンバの中まで延びるねじ山を備える、前記チャンバのチャンバ壁であって、前記ねじ山の少なくとも一部は、前記開口部からの距離の増加の関数として増加する高さを有する、チャンバ壁と、
    を備えるキャップ。
  19. 前記雄型ポストは所定のテーパを有する、請求項18に記載のキャップ。
  20. 前記本体は、前記開口部の近傍の拘束領域、及び非拘束領域を備え、
    前記拘束領域内の前記ねじ山は、前記非拘束領域内の前記ねじ山の高さよりも低い高さを有する、
    請求項18又は19に記載のキャップ。
  21. 前記ねじ山は丸みを帯びた表面を有する、請求項18〜20のいずれか一項に記載のキャップ。
  22. 前記本体は外壁を備え、
    前記チャンバと前記外壁との間に環状間隙が画定され、前記環状間隙は前記開口部と前記底部との間で軸方向に延びている、
    請求項18〜21のいずれか一項に記載のキャップ。
  23. 前記開口部に面する前記雄型ポストの末端表面が中実である、請求項18〜22のいずれか一項に記載のキャップ。
  24. 前記開口部に面する前記雄型ポストの末端表面が開口部を有し、
    前記雄型ポストの少なくとも一部は中空である、
    請求項18〜22のいずれか一項に記載のキャップ。
  25. 前記雄型ポストとの締まりばめを提供するように寸法設定された中央開口部を有する可動ピストンを備える、請求項18〜24のいずれか一項に記載のキャップ。
  26. 前記ピストンの上部領域がシーリング表面を備える、請求項25に記載のキャップ。
  27. 前記ピストンは、前記ピストンの上部領域の外縁部の周りに配置された複数のリブを備える、請求項25又は26に記載のキャップ。
  28. 前記リブの各々は、前記リブの各々が前記上部領域に接触する接触表面領域を有し、
    全ての前記リブの累積接触表面領域は、前記上部領域の総表面領域の約50%未満である、
    請求項27に記載のキャップ。
  29. 前記ピストンは前記チャンバ壁に接触するように寸法設定された可撓性の外周スカートを備える、請求項25〜28のいずれか一項に記載のキャップ。
  30. 前記キャップは熱可塑性材料から形成されている、請求項18〜29のいずれか一項に記載のキャップ。
  31. 前記キャップは高密度ポリエチレン(HDPE:High-Density Polyethylene)から形成されている、請求項18〜30のいずれか一項に記載のキャップ。
  32. 前記開口部を覆う取り外し可能なホイルシールを備える、請求項18〜31のいずれか一項に記載のキャップ。
  33. 前記チャンバ内に消毒剤を含む、請求項18〜32のいずれか一項に記載のキャップ。
  34. 前記チャンバ壁は弾性を有する、請求項18〜33のいずれか一項に記載のキャップ。
  35. 少なくとも第1側部及び第2側部を備える金型を提供することであって、前記第1側部は前記ねじ山を形成するための金型コアを備える、ことと、
    液体ポリマーを前記金型の中に注入することと、
    前記ポリマーを冷却して前記キャップを形成することと、
    前記キャップを成形した後、前記金型の前記第1側部を回転させることなく、前記第1側部と前記第2側部とを分離させることと、
    を含む、請求項34に記載のキャップを成形する方法。
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