JP2019531198A - 成形ローラを有する円形圧延機及びこのような圧延機のローラ位置の制御方法 - Google Patents

成形ローラを有する円形圧延機及びこのような圧延機のローラ位置の制御方法 Download PDF

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Abstract

円形圧延機(2)は、固定メインフレーム(4)と、環状部材(P)の内側半径方向面及び外側半径方向面(P2、P4)を成形し、メインフレームに取り付けられた第1補助フレーム(46)により支持された一対の内側及び外側円筒ローラ(62、66)と、部材の対向面(P6、P8)を成形し、メインフレームに取り付けられた第2補助フレーム(48)により支持された一対の上側及び下側円錐ローラ(82、84)と、を備える。少なくとも1つのラック・ピニオンアセンブリ(272、273、274、275)が設けられ、ラック・ピニオンアセンブリは、第2補レーム(44、48)の1つに対してローラを移動させる。少なくとも1つの電気ギヤードモータ(172、176、178)が設けられ、電気ギヤードモータは、ラック・ピニオンアセンブリのピニオン(273、275)を駆動させる。電気ギヤードモータ(172〜178)は、補助フレーム(46、48)の1つに固定されている。流体排出機構(M72、M74)は、ラック(272、274)と、ラックにより動かされるローラとの間の力を伝達する運動連鎖に介装されている。流体排出機構(M72、M74)は、加圧流体(73)が供給され、ローラとラック(272、274)との相対位置に基づいて、容量が変化する少なくとも1つの容量可変チャンバ(C72、C74)を備える。

Description

本発明は、環状部材の半径方向面及び端面を成形する2組のローラを備える円形圧延機に関する。
このような種類の圧延機では、圧延機の作動中、ローラを動かし、ローラの位置を成形される部分の大きさに合わせる必要があることが知られている。従来から、ローラを動かすために、油圧ジャッキが使用されている。油圧ジャッキは大量の加圧油を必要とし、比較的大きな油圧ユニットを圧延機の近くに設ける必要がある。
この問題を克服するために、国際公開公報第2009/125102号により円形圧延機のローラを動かすために、ラック・ピニオンアセンブリの使用が公知である。ラック・ピニオンアセンブリにおいて、ピニオンは、電気ギヤードモータの出力軸により回転する。ローラが相互作用する表面が不規則性を有する場合に破損が生じる危険性を低減させるために、圧延機のフレームに対して、電気ギヤードモータが支持体に取り付けられている。支持体は、ピニオンの回転軸周りに関節運動する。更に、減衰手段を設け、支持体の回動を減衰させる。電動ギヤードモータを関節運動する支持体に取り付けることにより、圧延機がより複雑になる。その結果、圧延機のコストが上昇するとともに、追加のメンテナンス作業が必要になる。
本発明の目的は、電気ギヤードモータを回動する支持体に取り付けることなく、電気ギヤードモータによりローラを動かすことのできる円形圧延機を提案することにより、これらの問題を解消することである。
このために、本発明は、固定メインフレームと、環状部材の内側半径方向面及び外側半径方向面を成形し、メインフレームに取り付けられた第1補助フレームにより支持された一対の内側及び外側円筒ローラと、部材の対向面を成形し、メインフレームに取り付けられた第2補助フレームにより支持された一対の上側及び下側円錐ローラと、を備える圧延機に関する。少なくとも1つのラック・ピニオンアセンブリが設けられ、ラック・ピニオンアセンブリは、ローラを支持する補助フレームに対して、ローラを移動させ、少なくとも1つの電気ギヤードモータが設けられ、電気ギヤードモータは、ラック・ピニオンアセンブリのピニオンを駆動させる。本発明によると、電気ギヤードモータは、補助フレームの1つに固定され、流体排出機構は、ラックと、ラックにより動かされるローラとの間の力を伝達する運動連鎖に介装されている。更に、流体排出機構は、加圧流体が供給され、ローラとラックとの相対位置に基づいて、容量が変化する少なくとも1つの容量可変チャンバを備える。
本発明によると、電気ギヤードモータがメイン又は第2フレームに固定されていることから、圧延機の一般的な構造が簡略化される。通常作動中、モータの取り付けモードにより、ラック・ピニオンアセンブリ、したがって、関係するローラの位置の正確な制御を可能にする固定点を形成することができる。ローラにより成形された面が不規則性を有する場合、流体排出機構により、ラックを動かすことなく、したがって、電気ギヤードモータの破損の危険性なく、運動連鎖に伝達された一時的な負荷を吸収することができる。
本発明の有益ではあるが追加的な態様によると、このような圧延機は、技術的に可能な組み合わせにより、以下の特徴の1つ以上を有することもできる。
−運動連鎖は、伝達棒部材を備え、伝達棒部材は、棒部材の長手方向軸に沿ってラックを移動させるために、移動をローラに伝達し、容量可変チャンバは、
一方で、棒部材又は棒部材に固定された部材;及び
他方で、ラック又はラックに固定された部材;の間で規定されている。
−容量可変チャンバは、棒部材内で規定されている。
−代わりに、容量可変チャンバは、ラックと棒部材との間で、棒部材の長手方向軸に沿って規定されている。
−圧延機は、圧力下で流体を容量可変チャンバに供給するシステムを備え、圧力は、100バール以上、好ましくは、200バール以上、更に好ましくは約250バールである。
−運動連鎖は、ローラにより成形された環状部材の表面が突出する不規則性を有する場合、不規則性により棒部材に起こる移動は、容量を減らすことにより、容量可変チャンバから加圧流体を流す。
−流体排出機構は、ラックに固定されたピストンを備え、ピストンの1つの面は、容量可変チャンバを規定する。
−ピストンは、棒部材内で棒部材の長手方向軸に沿ってスライド可能に取り付けられている。
−ピストンは、ラック支持体と、ラック支持体及びピストンの間の接続ロッドとを介してラックに固定されており、ラック支持体及び接続ロッドは、棒部材内で棒部材の長手方向軸に沿ってスライド可能に取り付けられている。
−圧延機は、棒部材、特に、ガイドスキッド内で、棒部材の長手方向軸に沿って、ラック支持体及び/又は接続棒部材の移動をガイドする部材を備える。
−容量可変チャンバは、ローラの反対側で、ピストンの面と、棒部材の内部容量を閉じるカバーとの間で規定されている。
−代わりに、棒部材の部分は、ラックにより規定された内部キャビティにより密封状態で収容されており、容量可変チャンバは、棒部材により占領されていなキャビティの一部により形成されている。
−容量可変チャンバは、ラックを貫通するパイプにより、加圧流体供給システムに接続されている。
−それぞれのラックと、ラックにより駆動するロータとの間の運動力伝達連鎖に流体排出機構を介装させることにより、第2フレームに対して移動可能なそれぞれのローラは、フレームに固定された電気ギヤードモータにより駆動するラック・ピニオンアセンブリにより移動する。
本発明の別の態様によると、本発明は、円形圧延機内で成形される部材の面を成形する少なくとも1つのローラの位置を制御するための方法に関し、円形圧延機は、固定メインフレームと、部材の内側半径方向面及び外側半径方向面を成形し、メインフレーに取り付けられた第1補助フレームにより支持された一対の内側及び外側ローラと、部材の対向面を成形し、メインフレームに取り付けられた第2補助フレームにより支持された一対の上側及び下側円錐ローラと、ローラを支持する補助フレームに対して、ローラを移動させる少なくとも1つのラック・ピニオンアセンブリと、ラック・ピニオンアセンブリのピニオンを駆動させる少なくとも1つの電気ギヤードモータと、を備える。本発明によると、この方法は、
a)ラックと、ラックにより移動するローラとの間の運動力伝達連鎖に介装した排出機構に組み込まれた容量可変チャンバに加圧流体を供給し、圧延機の通常作動中の運動連鎖を強化するステップと、
b)ローラにより成形された部材の面が不規則性を有する場合、運動連鎖の大きさの変化により、容量可変チャンバから加圧流体の少なくとも一部を排出するステップと、を備える。
本発明及び本発明による他の効果について、以下の圧延機及び制御方法の実施例及び図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る圧延機の斜視図である。 図2は、図1の面IIに沿った圧延機の縦断面図である。 図3は、図1の細部IIIの拡大図である。この図では、圧延機は、第1通常作動構成であり、図の簡略化のために、いくつかの支持板及びギヤードモータは省略されており、いくつかの棒部材は部分的に分断されている。 図4は、図3の細部IVの拡大図である。 図5は、細部IVに対応する上面図である。 図6は、図4と同様の図である。この図は、圧延機内での成形中の部材の半径方向面が不規則性を有する場合の圧延機の第2作動構成を示す。 図7は、図6の細部の上面図である。 図8は、図1の細部VIIIの拡大図である。この図では、図の簡略化のために、ガイド板が部分的に省略されている。 図9は、図8の矢印IXの方向の正面図である。この図では、圧延機は、第1通常作動構造であり、図の簡略化のために、ガイド板は完全に省略されている。 図9と同様の図である。この図では、圧延機は、圧延機内での成形中の部材の前面が不規則性を有する場合の圧延機の第3作動構成を示す。
図1乃至10に示す圧延機2は、固定メインフレーム4を備える。固定メインフレーム4は、圧延機2の長手方向軸X2を規定する。フレーム2は、フレームに固定された放射状ケージ6と、フレーム4に対して軸X2に沿って移動可能な軸状ケージ8とを支持する。
第1補助フレーム46は、メインフレーム4に固定されており、放射状ケージ6のフレームを構成する。第2補助フレーム48は、メインフレーム4に取り付けられており、このメインフレームに対して軸X2に沿って移動可能である。補助フレーム48は、軸状ケージ8のフレームを構成する。
符号Pは、圧延機2の成形処理における部材を示す。この部材は軸XPを中心とする。軸XPは軸X2に垂直であり且つ直交している。符号P2及びP4は、それぞれ、部材の内側半径方向面及び外側半径方向面を示す。同様に、符号P6及びP8は、圧延機2に配置されている時の部材の上面及び下面を示す。
放射状ケージ6のフレーム46は、円筒メインローラ62を支持する。メインローラ62は、垂直軸Z62周りに回転可能に取り付けられ、メイン電気モータ64により回転する。メインローラ62は、放射状ケージ6に取り付けられ、部材Pの外側半径方向面P4の反対側を支持している。
放射状ケージ6のフレーム46は、また、円筒第2ローラ又は主軸66を支持する。円筒第2ローラ又は主軸66は、軸Z62に平行な垂直軸Z66周りに回転可能に取り付けられている。第2ローラ66は、放射状ケージ6の第2フレーム46に対して、軸X2に平行に移動可能な十字形部材68により支持されている。そのために、十字形部材68は、2つの棒部材72、74に固定されている。棒部材72、74は、それぞれ、軸X2に平行な方向へ延びている。
ローラ62、66は、中実であり、円形断面を有する。
更に、板部材70が十字形部材68の下方に取り付けられており、板部材70にはハウジング70Aが設けられている。ハウジング70Aは、第2ローラ66の下部を収容する。この板部材70は、2つの棒部材76、78により支持されながら、補助フレーム46に対して移動可能である。
符号X78、X74、X76、X78は、それぞれ、棒部材74〜78の長手方向軸を示す。これらの長手方向軸は、軸X2に平行である。
放射状ケージ6は、部材Pの2つの中心アームを備える。これらの中心アームの一方のみが符号65により図1に示されている。
ラック77、79を有するリフトシステムにより、圧延機2に部材Pの配置中、十字形部材68を上昇させることができ、その後、十字形部材68を下降させることができ、第2ローラ66の下部を板部材70のハウジング70Aに挿入させる。
放射状ケージ6には、複数の電気ギヤードモータ、すなわち、以下のモータが設けられている。
−それぞれの長手方向軸X72、X74に沿って棒部材72、74を駆動させる2つの電気ギヤードモータ172、174、
−それぞれの長手方向軸X76、X78に沿って棒部材76、78を駆動させる2つの電気ギヤードモータ176、178、
−垂直軸Z63、Z65の周りに中心アーム65及び同等手段を回転させる2つの電気ギヤードモータ163、165。
ギヤードモータ172は、電気モータ172Aと、減速ギヤ172Bとを備える。他のギヤードモータは、同じ構造を有し、減速ギヤに関係する電気モータを備える。
図3において、ギヤードモータ174は省略されていることから、棒部材74とピニオン273とが見える。
棒部材72〜78により、ギヤードモータ172〜178により生じた移動運動をローラ66に伝達することができる。移動運動は、軸X2及び軸X72〜X78に平行な移動運動である。
ギヤードモータ172〜178のそれぞれは、放射状ケージ6の補助フレーム46に固定されている。例えば、ギヤードモータ172は、補助フレーム46の板部材46Aにより支持されている。同様に、ギヤードモータ174は、補助フレーム46の板部材46Bにより支持されている。ギヤードモータ176、178は、補助フレーム46の板部材46C、46Dにより支持されている。図の簡略化のために、図3乃至7では、板部材46A、46Bは省略されている。図1からわかるように、それらは、ギヤードモータ163、165も支持している。しかしながら、このような構成は必須ではない。
圧延機2の通常作動中、加工対象物Pは、ローラ62、66の間で放射状に圧縮される。ローラ62、66は、軸Z62、Z66周りに回転する。モータ64により、ローラ62は直接的に回転し、ローラ66は部材Pを介して間接的に回転する。
ラック・ピニオンアセンブリは、それぞれのギヤードモータ172〜178から第2ローラ又は主軸66へ動きを伝達し、軸X2に沿った移動におけるローラの位置を制御するように使用されている。
したがって、ピニオン273は、減速ギヤ172Bの出力軸に取り付けられている。このピニオン273は、棒部材72に取り付けられたラック272と協働する。
圧延機2の通常使用構造では、ラック272は棒部材72にしっかりと取り付けられている。しかしながら、部材Pの表面P2が不規則性を有する場合は、この表面P2に存在する突出レリーフが第2ローラ又は主軸66を軸XPに向かって移動させる方向へ、このような取り付けを自由に行うことができる。同様に、メインローラ62に対する反動により、部材P及び第2ローラ66を軸XPに向かって押し返す表面P4の突出レリーフにより不規則性が生じる場合は、ラック272は、棒部材72に自由に取り付けられている。ここで、メインローラ62の軸Z62は、補助フレーム46に固定されている。
そのためにも、図3乃至7に示すように、流体排出機構M72が棒部材72に結合されている。流体排出機構M72は、軸X72に沿ったローラ62とラック272との間の相対移動、すなわち、軸X2に沿った十字形部材68を介してローラ66に固定された棒部材72とラック272との間の相対移動を可能にする。
図3において、カバー46A、46Bが省略されており、棒部材72、74は、水平面において、半分に分断されている。これにより、機構M72と、棒部材74に関係する同等の機構M74とを見ることができる。
機構M72は、例えば、図示しないスクリューによりラック272に接続された支持体720を備える。この支持体720は、棒部材72の内部に配置されたハウジング722に収容されている。このハウジング722は、軸X2に平行に測定された軸方向の長さL722を有する。軸方向の長さL722は、軸X2に平行に測定された支持体720の軸方向の長さL720よりも長い。したがって、この支持体720は、ハウジング722内で軸X72に平行にスライドすることができる。機構M72は、ピストン724を備える。ピストン724は、十字形部材68、したがって、第2ローラと反対側の棒部材72の端部72Aに配置されたエンドハウジング726に配置されている。エンドハウジング726は、棒部材72に固定されたカバー728により閉じられている。
機構M72は、支持体720とピストン724との間に接続ロッド723を備える。ロッド723は、例えば、支持体720とピストン724とに対して簡略的に支持されている。ロッド723は、ロッド72の中心の縦チャンネル725に配置されている。チャンネル725は、ハウジング722とハウジング726とを互いに接続する。支持体720とピストン724との間のロッド723の圧縮により、軸X72に平行な移動において、部材720、723、724を接続することができる。平行な移動は、支持体が図5の右にピストンを動かす時、又は、ピストンが図5の左に支持体を動かす時の移動である。
部材72、272、720、723、724は、金属、例えば、スチールからなる。ガイドスキッド727は、例えば、青銅からなり、支持体720に設けられ、支持体720をハウジング722内でガイドし、支持体720を円滑にスライドさせる。同様に、ガイドリング729は、例えば、銅からなり、チャンネル725内でロッド732の周りに設けられている。スキッド727又は729のみが設けられてもよい。
ピストン724には、シーリングガスケット724Aが設けられている。シーリングガスケット724Aは、カバー728を向いた面724と、このカバーとの間に配置されたエンドハウジング726の一部を、チャンネル725において、隔離することを可能にする。したがって、容量可変チャンバC72は、ピストン724の面724Bとカバー728との間でエンドハウジング726に規定されている。
この容量可変チャンバC72には、カバー728のオリフィス728Aとパイプ732とを介して加圧油が供給される。パイプ732は、100バールより大きい圧力で加圧油をチャンバC72に供給する供給システム73に設けられている。実際には、システム73により供給される圧力は、200バールよりも大きく、好ましくは、約250バールになるように選択されている。システム73は、図3、5、7に概略的に示すように、ポンプ734を備えることもできる。ポンプ734は、タンク736からオイルを引き出すことにより、入力圧でオイルを搬送する。チェックバルブ738は、パイプ732をタンク736に接続する。別のチェックバルブ739は、チェックバルブ738と反対方向へポンプ732の出口に取り付けられている。別のチェックバルブ739は、ポンプを介して反対方向へ、すなわち、出口から入口へオイルが循環することを防止する。
したがって、システム73により、ポンプ734の出力圧に等しい圧力でオイルをチャンバC72内に搬送することができる。チャンバC72及びパイプ732内の圧力がポンプ734の出力圧を超えた場合、パイプ732に存在するオイルがバルブを介してタンク736に戻るように、バルブ738が調整されていることが好ましい。
システム73は、油圧分野で知られているシステムである。システムに含まれるオイルの量が1〜2リットルであることを考慮すると、成形ローラを動かすために設けられたジャッキを設けるために圧延機で従来から使用されているユニットに比べ、システム73は、より安価で、より容易に実施される。
排出機構M72は、棒部材72、部材、容量720〜729を備える。
デフォルトでは、チャンバC72のオイルの圧力は250バールである。この圧力は、圧延機2の通常作動中、ラック272と棒部材72との間、したがって、ラック272と第2ローラ66との間の運動接続を強化するために十分の圧力である。
棒部材74、76、78は、運動連鎖によりモータ174、176、178に接続されている。運動連鎖は、それぞれ、機構M74のような流体排出機構を有する。棒部材74に使用されている機構M72は、図3に示されている。一方、棒部材76、78に使用されている対応の機構M76、M78は、板部材46C、46Dにより隠されている。排出機構M74は、一方で、ピニオン275及びラック274を備えるアセンブリと、他方で、十字形部材68との間に棒部材74を介して挿入されている。機構M76、M78は、一方で、ギヤードモータ176、178の底面に取り付けられたラック・ピニオンアセンブリと、他方で、板部材70との間に挿入されている。
デフォルトでは、圧延機は、図3乃至5の構成を有する。
図3では、1つのみの供給システム73が示されている。実際には、このようなシステムを、排出機構M72、M74若しくはそれぞれの棒部材74〜78に関連する同等物、又は、これらの機構のいくつか若しくは全てにより共有されるシステムに供給するために設けることができる。
部材Pの半径方向面P2又はP4の一方にレリーフが突出する場合、第2ローラ66は、一時的に、軸XPに向かって移動し、図2の左側に向かって同じ方向へ十字形部材68と板部材70とを移動させる。
この動きは、部材68、70に接続された棒部材72〜78に伝達される。
以下に、棒部材72の動作について説明する。棒部材74〜78も同じ動作である。
十字形部材68の一時的な動きの影響により、棒部材72は、突然、図7の矢印F1方向へ軸状ケージ8に向かって移動する。この動きは、ギヤードモータ172に伝達されることが防止され、この装備の早期の摩耗及び破損の危険性を制限する。棒部材72のこのような動きは、カバー728に伝達される。その結果、容量可変チャンバC72内の油圧が上昇する。この圧力上昇により、オイルは、オリフィス728Aを介してチャンバC72から供給システム73へ排出される。この場合、チャンバC72からのオイルの圧力は、ポンプ734の出力圧よりも大きく、チェックバルブ739によりブロックされたオイルは、図7の矢印F2で示されたように、バルブ738を介してタンク736に戻る。
すなわち、矢印F1の方向への棒部材72の移動により、ロッド723及び支持体720を介してラック272に固定されたピストン724は、チャンバC72の容量を減らす方向へハウジング726内で移動する。これにより、第2フレーム46において、ピストン724、ロッド723、支持体720、及び、ラック272を固定したままとすることができ、棒部材72を矢印F1方向へ移動させることができる。すなわち、排出機構M72は、ラック272と棒部材72との相対移動を可能にし、ピニオン273と、それを介してギヤードモータ172とへの加速度の伝達を防止する。この加速度は、モータ172A及び/又は減速ギヤ172Bにダメージを与える可能性がある。したがって、排出機構M72は、圧延機2における成形中の部材の表面不規則性による加速度から電気モータ12A、減速ギヤ172B、及び、ラック・ピニオンアセンブリ272、273を保護する機構を構成する。
図5及び図7を比較すると、チャンバC72の容量の減少により、棒部材71はF1方向へ左側に移動しているが、ラック272及びピニオン273はそれらの位置が維持されていることがわかる。
軸状ケージ8は、2つの円錐ローラ82、84を備える。2つの円錐ローラは、ぞれぞれ、部材の上面P6及び下面P8に作用する。
円錐ローラ82、84は、それぞれ、補助フレーム48により支持された電気モータ86又は88により回転する。
ローラ82は、プラテン90により支持されている。プラテン90は、第2フレーム48に対して、軸Z62、Z66に平行な軸Z90に沿って垂直に移動可能である。
このために、プラテン90は、シュー91に固定されている。シュー91は、コラム92又は棒部材の下端92Aに接続されている。棒部材72〜78と同様に、棒部材92は、軸Z90に一致する長手方向軸X92に沿った移動をローラ82に伝達することができる。
軸Z90に沿った棒部材92の移動は、二重歯付ラック292により制御される。2重歯付ラック292は、フレーム48に固定された2つのギヤードモータ192、194により制御されている。ピニオン293、295は、それぞれ、ギヤードモータ192、194の出力軸に取り付けられており、軸Z90の両側でラック292に設けられた2つの歯と同時に噛み合う。
ラックは、ガイド板197、199に形成されたレールにより、軸Z90に沿ってガイドされる。ガイド板199は、図の簡略化のために、図8では、部分的に分断されており、図9、10では、完全に除去されている。ガイド板197、199は、補助フレーム48の一部である。ギヤードモータ192、194は、ガイド板197を介してフレーム48に取り付けられている。
棒部材92の上端は、ピストン924を形成する。ピストン924は、ラック292の下部の中央に配置された中空ハウジング926に、ガスケット924Aにより密封係合されている。これは、ピストン924の上面924Bと、ハウジング926の底面926Bとの間で規定されて容量可変チャンバC92を構成する。パイプ291は、ハウジング926からその全高にわたってラック292を貫通する。パイプ291は、チャンバに加圧油を供給するために、チャンバC92をシステム93に接続することができる。システム93は、パイプ932、ポンプ934、回収タンク936、チェックバルブ938、チェックバルブ739を備える。
実際には、供給システム93は、供給システム73と同じでもよく、又は、同じでなくてもよい。これらのシステムを組み合わせることもできる。
図8、9に示された圧延機2の通常作動中、チャンバC92内の圧力は、ラック292と上側円錐ローラ82との間の運動接続には十分であり、ローラの高さを正確に制御することができる。
上面P6又は下面が突出した不規則性を有する場合、ローラ82は、図10の矢印F3方向へ上方に移動する。その結果、ローラ82は、プラテン90の上面、シュー91、及び棒部材92に向けて垂直移動する。これにより、棒部材72と供給システム73とについて説明したように、チャンバC92のオイルがシステム93、したがって、バルブ938を介してタンク936へ矢印F4で示すように流れる。
ここでの作動は、排出機構M72に関する上記した作動と同等である。したがって、軸状ケージ8には、排出機構M92が形成されている。排出機構M92は、圧延機2の通常作動中、補助フレーム48に対する円錐ローラ82の高さの正確な制御を可能にし、前面P6、P8の一方の表面の不規則性に適応できる。これらは、ギヤードモータ192、194に損傷を与えずに、ギヤードモータ192、194が第2フレーム48にしっかりと取り付けられた状態で行われる。
システム73、93を他のシステムと置き換えることもできる。他のシステムは、所定の圧力で、加圧油を容量可変チャンバC72、C74、C92等に供給するためのものである。特に、所定の圧力でオイルが充填され、排出バルブに関連するアキュムレータタンク、又は、負荷チャンバを用いることができる。負荷チャンバの場合、ロッド273は、支持体720とピストン724とに接続されている。これにより、シリンジのように負荷チャンバにオイルを引き込むことができる。これは、このチャンバと負荷チャンバと連通を切断した後、ピストン724を押しながら約250バールの圧力で容量可変チャンバC72又は同等物を配置する前に行われる。
上記した例では、本発明は、フレーム46、48に対するローラ66、82の動きを制御するために行われる。これらのローラのうちの1つのみを使用することもできる。
図示されていないが、本発明の変形例によると、一方で、棒部材72、74を、他方で、棒部材76、78を、十字形部材68及び板部材70と反対側に配置された後方十字形部材により互いに接続することができる。この場合、1つ以上のギヤードモータにより駆動するラック・ピニオンアセンブリを、軸X2に沿ったそれぞれの後方十字形部材の動きを制御するように設けることができる。補助フレーム46に取り付けられたラック・ピニオンアセンブリの構造は、軸状ケージ8の図に示された構造により示唆される。この構造は、水平に配置され、メインローラ62の軸Z62に対して離れる方向へそれぞれの後方十字形部材と接触する棒部材92の同等物を用いて示唆される。
別の変形例によると、1つのラック・ピニオンアセンブリを使用し、両方の後方十字形部材と、それらを介して4つの柱とを動かす。別の変形例によると、1つの十字形部材は、4つの棒部材72〜78を接続する。
軸X2に沿ったローラ66の移動を制御するために使用されたドローバーの数は、4つに限定されない。
上記実施例及び変形例を組み合わせ、本発明の新しい実施例を作ることもできる。
本発明の有益ではあるが追加的な態様によると、このような圧延機は、技術的に可能な組み合わせにより、以下の特徴の1つ以上を有することもできる。
−運動連鎖は、伝達棒部材を備え、伝達棒部材は、棒部材の長手方向軸に沿ってラックを移動させるために、移動をローラに伝達し、容量可変チャンバは、
一方で、棒部材又は棒部材に固定された部材;及び
他方で、ラック又はラックに固定された部材;の間で規定されている。
−容量可変チャンバは、棒部材内で規定されている。
−代わりに、容量可変チャンバは、ラックと棒部材との間で、棒部材の長手方向軸に沿って規定されている。
−圧延機は、圧力下で流体を容量可変チャンバに供給するシステムを備え、圧力は、100バール以上、好ましくは、200バール以上、更に好ましくは約250バールである。
−運動連鎖は、ローラにより成形された環状部材の表面が突出する不規則性を有する場合、不規則性により棒部材に起こる移動は、容量を減らすことにより、容量可変チャンバから加圧流体を流す。
−流体排出機構は、ラックに固定されたピストンを備え、ピストンの1つの面は、容量可変チャンバを規定する。
−ピストンは、棒部材内で棒部材の長手方向軸に沿ってスライド可能に取り付けられている。
−ピストンは、ラック支持体と、ラック支持体及びピストンの間の接続ロッドとを介してラックに固定されており、ラック支持体及び接続ロッドは、棒部材内で棒部材の長手方向軸に沿ってスライド可能に取り付けられている。
−圧延機は、棒部材、特に、ガイドスキッド内で、棒部材の長手方向軸に沿って、ラック支持体及び/又は接続棒部材の移動をガイドする部材を備える。
−容量可変チャンバは、ローラの反対側で、ピストンの面と、棒部材の内部容量(726)を閉じるカバーとの間で規定されている。
−代わりに、棒部材の部分は、ラックにより規定された内部キャビティにより密封状態で収容されており、容量可変チャンバは、棒部材により占領されていなキャビティの一部により形成されている。
−容量可変チャンバは、ラックを貫通するパイプにより、加圧流体供給システムに接続されている。
−それぞれのラックと、ラックにより駆動するロータとの間の運動力伝達連鎖に流体排出機構を介装させることにより、フレームに対して移動可能なそれぞれのローラは、フレームに固定された電気ギヤードモータにより駆動するラック・ピニオンアセンブリにより移動する。
図1乃至10に示す圧延機2は、固定メインフレーム4を備える。固定メインフレーム4は、圧延機2の長手方向軸X2を規定する。フレームは、フレームに固定された放射状ケージ6と、フレーム4に対して軸X2に沿って移動可能な軸状ケージ8とを支持する。
放射状ケージ6のフレーム46は、また、円筒第2ローラ又は主軸66を支持する。円筒第2ローラ又は主軸66は、軸Z62に平行な垂直軸Z66周りに回転可能に取り付けられている。第2ローラ66は、放射状ケージ6のフレーム46に対して、軸X2に平行に移動可能な十字形部材68により支持されている。そのために、十字形部材68は、2つの棒部材72、74に固定されている。棒部材72、74は、それぞれ、軸X2に平行な方向へ延びている。
符号X72、X74、X76、X78は、それぞれ、棒部材72〜78の長手方向軸を示す。これらの長手方向軸は、軸X2に平行である。
機構M72は、支持体720とピストン724との間に接続ロッド723を備える。ロッド723は、例えば、支持体720とピストン724とに対して簡略的に支持されている。ロッド723は、棒部材72の中心の縦チャンネル725に配置されている。チャンネル725は、ハウジング722とハウジング726とを互いに接続する。支持体720とピストン724との間のロッド723の圧縮により、軸X72に平行な移動において、部材720、723、724を接続することができる。平行な移動は、支持体が図5の右にピストンを動かす時、又は、ピストンが図5の左に支持体を動かす時の移動である。
ピストン724には、シーリングガスケット724Aが設けられている。シーリングガスケット724Aは、カバー728を向いた面724Bと、このカバーとの間に配置されたエンドハウジング726の一部を、チャンネル725において、隔離することを可能にする。したがって、容量可変チャンバC72は、ピストン724の面724Bとカバー728との間でエンドハウジング726に規定されている。
この容量可変チャンバC72には、カバー728のオリフィス728Aとパイプ732とを介して加圧油が供給される。パイプ732は、100バールより大きい圧力で加圧油をチャンバC72に供給する供給システム73に設けられている。実際には、システム73により供給される圧力は、200バールよりも大きく、好ましくは、約250バールになるように選択されている。システム73は、図3、5、7に概略的に示すように、ポンプ734を備えることもできる。ポンプ734は、タンク736からオイルを引き出すことにより、入力圧でオイルを搬送する。チェックバルブ738は、パイプ732をタンク736に接続する。別のチェックバルブ739は、チェックバルブ738と反対方向へポンプ734の出口に取り付けられている。別のチェックバルブ739は、ポンプを介して反対方向へ、すなわち、出口から入口へオイルが循環することを防止する。
すなわち、矢印F1の方向への棒部材72の移動により、ロッド723及び支持体720を介してラック272に固定されたピストン724は、チャンバC72の容量を減らす方向へハウジング726内で移動する。これにより、フレーム46において、ピストン724、ロッド723、支持体720、及び、ラック272を固定したままとすることができ、棒部材72を矢印F1方向へ移動させることができる。すなわち、排出機構M72は、ラック272と棒部材72との相対移動を可能にし、ピニオン273と、それを介してギヤードモータ172とへの加速度の伝達を防止する。この加速度は、モータ172A及び/又は減速ギヤ172Bにダメージを与える可能性がある。したがって、排出機構M72は、圧延機2における成形中の部材の表面不規則性による加速度から電気モータ12A、減速ギヤ172B、及び、ラック・ピニオンアセンブリ272、273を保護する機構を構成する。
図5及び図7を比較すると、チャンバC72の容量の減少により、棒部材72はF1方向へ左側に移動しているが、ラック272及びピニオン273はそれらの位置が維持されていることがわかる。
棒部材92の上端は、ピストン924を形成する。ピストン924は、ラック292の下部の中央に配置された中空ハウジング926に、ガスケット924Aにより密封係合されている。これは、ピストン924の上面924Bと、ハウジング926の底面926Bとの間で規定されて容量可変チャンバC92を構成する。パイプ291は、ハウジング926からその全高にわたってラック292を貫通する。パイプ291は、チャンバに加圧油を供給するために、チャンバC92をシステム93に接続することができる。システム93は、パイプ932、ポンプ934、回収タンク936、チェックバルブ938、チェックバルブ939を備える。

Claims (15)

  1. 固定メインフレーム(4)と、
    環状部材(P)の内側半径方向面及び外側半径方向面(P2、P4)を成形し、前記メインフレームに取り付けられた第1補助フレーム(46)により支持された一対の内側及び外側円筒ローラ(62、66)と、
    前記部材の対向面(P6、P8)を成形し、前記メインフレームに取り付けられた第2補助フレーム(48)により支持された一対の上側及び下側円錐ローラ(82、84)と、
    ローラを支持する前記補助フレームに対して、ローラ(66、82)を移動させる少なくとも1つのラック・ピニオンアセンブリ(272、273、274、275、292、293〜295)と、
    前記ラック・ピニオンアセンブリのピニオン(273、275、293、295)を駆動させる少なくとも1つの電気ギヤードモータ(172〜178、192、194)と、を備える円形圧延機(2)であって、
    前記電気ギヤードモータ(172〜178、192、194)は、前記補助フレーム(46、48)の1つに固定され、
    流体排出機構(M72、M74、M76、M78、M92)は、前記ラック(272、274、292)と、前記ラックにより動かされる前記ローラ(66、82)との間の力を伝達する運動連鎖に介装されており、
    前記流体排出機構は、加圧流体が供給され、前記ローラ(62、82)と前記ラック(272、274、292)との相対位置に基づいて、容量が変化する少なくとも1つの容量可変チャンバ(C72、C74、C92)を備えることを特徴とする。
  2. 請求項1に記載の圧延機であって、
    前記運動連鎖は、伝達棒部材(72〜78、92)を備え、前記伝達棒部材は、前記棒部材の長手方向軸(X72〜X78、X92)に沿って前記ラック(272、274、292)を移動させために、移動を前記ローラ(66、68)に伝達し、
    前記容量可変チャンバ(C72、C74、C92)は、
    一方で、前記棒部材(92)又は前記棒部材(72)に固定された部材(728);及び
    他方で、前記ラック(292)又は前記ラック(272)に固定された部材(724);の間で規定されていることを特徴とする。
  3. 請求項2に記載の圧延機であって、
    前記容量可変チャンバ(C72、C74)は、前記棒部材(72〜78)内で規定されていることを特徴とする。
  4. 請求項2に記載の圧延機であって、
    前記容量可変チャンバ(C92)は、前記ラック(292)と前記棒部材との間で、前記棒部材(92)の前記長手方向軸(X92)に沿って規定されていることを特徴とする。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の圧延機であって、
    圧力下で流体を前記容量可変チャンバ(C72、C74、C92)に供給するシステム(73、93)を備え、前記圧力は、100バール以上、好ましくは、200バール以上、更に好ましくは約250バールであることを特徴とする。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の圧延機であって、
    前記運動連鎖は、前記ローラ(66、82)により成形された環状部材(P)の表面(P2、P4、P6、P8)が突出する不規則性を有する場合、前記不規則性により前記棒部材(72〜78、92)に起こる移動(F1、F3)は、容量を減らすことにより、前記容量可変チャンバ(C72、C74、C92)から前記加圧流体(F2、F4)を流すことを特徴とする。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の圧延機であって、
    前記流体排出機構(M72、M74、M76、M78)は、前記ラック(272)に固定されたピストン(724)を備え、前記ピストンの1つの面(724B)は、前記容量可変チャンバ(C72、C74)を規定することを特徴とする。
  8. 請求項2又は7に記載の圧延機であって、
    前記ピストン(724)は、前記棒部材(72)内で前記棒部材の前記長手方向軸(X72)に沿ってスライド可能に取り付けられていることを特徴とする。
  9. 請求項8に記載の圧延機であって、
    前記ピストン(724)は、ラック支持体(720)と、前記ラック支持体及び前記ピストンの間の接続ロッド(723)とを介して前記ラック(272)に固定されており、前記ラック支持体及び前記接続ロッドは、前記棒部材(72)内で前記棒部材の前記長手方向軸(X72)に沿ってスライド可能に取り付けられていることを特徴とする。
  10. 請求項9に記載の圧延機であって、
    前記棒部材、特に、ガイドスキッド内で、前記棒部材(X72)の前記長手方向軸に沿って、前記ラック支持体(720)及び/又は前記接続棒部材(723)の移動をガイドする部材(727、729)を備えることを特徴とする。
  11. 請求項8乃至10のいずれか1項に記載の圧延機であって、
    前記容量可変チャンバ(C72、C74)は、前記ローラ(66)の反対側で、前記ピストン(724)の面(724B)と、前記棒部材の内部容量(726)を閉じるカバー(728)との間で規定されていることを特徴とする。
  12. 請求項2に記載の圧延機であって、
    前記棒部材(92)の部分(924)は、前記ラック(292)により規定された内部キャビティ(926)により密封状態で収容されており、前記容量可変チャンバ(C92)は、前記棒部材により占領されていな前記キャビティの一部により形成されていることを特徴とする。
  13. 請求項5又は12に記載の圧延機であって、
    前記容量可変チャンバ(C92)は、前記ラック(292)を貫通するパイプ(291)により、前記加圧流体供給システム(93)に接続されていることを特徴とする。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の圧延機であって、
    それぞれのラック(272、274、292)と、前記ラックにより駆動する前記ローラ(66、68)との間の前記運動力伝達連鎖に流体排出機構(M72、M74、M76、M78、M92)を介装させることにより、第2フレーム(46、48)に対して移動可能なそれぞれのローラ(66、68)は、前記フレームに固定された電気ギヤードモータ(172〜178、192、194)により駆動するラック・ピニオンアセンブリ(272、273、274、275、292、293〜295)により移動することを特徴とする。
  15. 円形圧延機(2)内で成形される部材(P)の面(P2〜P8)を成形する少なくとも1つのローラ(66、68)の位置を制御するための方法であって、
    前記円形圧延機は、
    固定メインフレーム(4)と、
    前記部材の内側半径方向面及び外側半径方向面(P2、P4)を成形し、前記メインフレーに取り付けられた第1補助フレーム(46)により支持された一対の内側及び外側ローラ(62、66)と、
    前記部材の対向面(P6、P8)を成形し、第2補助フレームを支持する前記補助フレームに取り付けられた前記第2補助フレーム(48)により支持された一対の上側及び下側円錐ローラ(82、84)と、
    前記メインフレームに対して、ローラ(68、82)を移動させる少なくとも1つのラック・ピニオンアセンブリ(272、273、274、275、292、293〜295)と、
    前記ラック・ピニオンアセンブリのピニオン(273、275、293、295)を駆動させる少なくとも1つの電気ギヤードモータ(172〜178、192、194)と、を備え、
    前記方法は、
    a)前記ラックと、前記ラックにより移動する前記ローラ(66、68)との間の運動力伝達連鎖に介装した排出機構(M72、M74、M76、M78、M92)に組み込まれた容量可変チャンバ(C72、C74、C92)に加圧流体を供給し、前記圧延機(2)の通常作動中の前記運動連鎖を強化するステップと、
    b)前記ローラにより成形された前記部材(P)の前記面(P2〜P8)が不規則性を有する場合、前記運動連鎖の大きさの変化により、前記容量可変チャンバ(C72、C74、C92)から前記加圧流体の少なくとも一部を排出(F2、F4)するステップと、を備えることを特徴とする。
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