JP2019528766A - レンチウイルス製造用無血清懸濁系 - Google Patents
レンチウイルス製造用無血清懸濁系 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019528766A JP2019528766A JP2019517825A JP2019517825A JP2019528766A JP 2019528766 A JP2019528766 A JP 2019528766A JP 2019517825 A JP2019517825 A JP 2019517825A JP 2019517825 A JP2019517825 A JP 2019517825A JP 2019528766 A JP2019528766 A JP 2019528766A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lentiviral
- production system
- lentiviral vector
- vector production
- cells
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/63—Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
- C12N15/79—Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
- C12N15/85—Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for animal cells
- C12N15/86—Viral vectors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N7/00—Viruses; Bacteriophages; Compositions thereof; Preparation or purification thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2500/00—Specific components of cell culture medium
- C12N2500/90—Serum-free medium, which may still contain naturally-sourced components
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2740/00—Reverse transcribing RNA viruses
- C12N2740/00011—Details
- C12N2740/10011—Retroviridae
- C12N2740/15011—Lentivirus, not HIV, e.g. FIV, SIV
- C12N2740/15041—Use of virus, viral particle or viral elements as a vector
- C12N2740/15043—Use of virus, viral particle or viral elements as a vector viral genome or elements thereof as genetic vector
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2740/00—Reverse transcribing RNA viruses
- C12N2740/00011—Details
- C12N2740/10011—Retroviridae
- C12N2740/15011—Lentivirus, not HIV, e.g. FIV, SIV
- C12N2740/15051—Methods of production or purification of viral material
- C12N2740/15052—Methods of production or purification of viral material relating to complementing cells and packaging systems for producing virus or viral particles
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2740/00—Reverse transcribing RNA viruses
- C12N2740/00011—Details
- C12N2740/10011—Retroviridae
- C12N2740/16011—Human Immunodeficiency Virus, HIV
- C12N2740/16041—Use of virus, viral particle or viral elements as a vector
- C12N2740/16043—Use of virus, viral particle or viral elements as a vector viral genome or elements thereof as genetic vector
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2740/00—Reverse transcribing RNA viruses
- C12N2740/00011—Details
- C12N2740/10011—Retroviridae
- C12N2740/16011—Human Immunodeficiency Virus, HIV
- C12N2740/16051—Methods of production or purification of viral material
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Virology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
Description
細胞成長を制御するためのレンチウイルス培養補充物、
DHDMSと少なくとも1つのヘルパーおよび/または中性脂質とを含むトランスフェクション試薬、
プロピオン酸ナトリウムと、酪酸ナトリウムと、カフェインとを含むレンチウイルス産生増強剤。
A.細胞
本明細書で使用される「細胞」という用語は、あらゆる種類の真核生物および原核生物細胞を指し、それらを含む。一部の実施形態において、この用語は、真核細胞、特に哺乳類動物細胞を指す。ある特定の例示的であるが非限定的な実施形態において、「細胞」という用語は、ヒト胚腎(HEK)細胞もしくはヒト293細胞、または例えば懸濁液中で成長することができる293変異体のような、その変異体を指すことを意味する。一部の実施形態において、浮遊培養において成長し、増殖し、トランスフェクトすることができる293細胞の変異体、特に、高密度(例えば、≧約2×106個/ml、より大きな≧約3×106個/ml、または場合により≧約4×106個/mlもしくは約20×106個/ml)で培養することができる当該変異体である。このような変異体の例は、EXPI293(商標)F細胞などの293F細胞である。
レンチウイルス産生系は、レンチウイルス培養補充物を含む。レンチウイルス培養補充物は、産生時間中に細胞成長を遅延させ、レンチウイルスベクター産生の最大産生を可能にしながら細胞成長を制御するのに役立ち、トランスフェクトされていない細胞によって「貪食される」ウイルスを最小限にする。図1Aおよび図1Bを参照されたい。
レンチウイルス産生系は、細胞への巨大分子の侵入を容易にするトランスフェクション試薬または組成物も含む。一実施形態において、トランスフェクション試薬は、「脂質凝集体」としてカチオン性脂質と1つ以上の中性/ヘルパー脂質とを含む。
(式(I))、およびその塩を有し、式中、
R1およびR2は、独立して、8〜30個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、もしくはアルキニル基、
8〜30個の炭素原子を有し、アルコール、アミノアルコール、アミン、アミド、エーテル、ポリエーテル、エステル、メルカプタン、アルキルチオ、もしくはカルバモイル基のうちの1つ以上で任意に置換されたアルキル、アルケニル、もしくはアルキニル基であるか、またはR1が−(CH2)q−N(R6)tR7R8であり、
R3およびR4は、独立して、水素、または8〜30個の炭素原子を有し、アルコール、アミノアルコール、アミン、アミド、エーテル、ポリエーテル、エステル、メルカプタン、アルキルチオ、もしくはカルバモイル基のうちの1つ以上で任意に置換された、アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル基であり、
R5〜R8は、独立して、水素、またはアルキル、アルケニル、もしくはアルキニル基であり、
R9は、水素、またはアルキル、アルケニル、もしくはアルキニル基、炭水化物、またはペプチドであり、
r、s、およびtは、1または0であり、示されるR基の存在または不在を示し、r、s、またはtのうちのいずれかが1である場合、示されるR基が結合する窒素は、正に荷電しており、r、s、またはtのうちの少なくとも1つが1であり、
qは、1〜6の範囲の整数であり、
Xv-は、アニオンであり、vはアニオンの価数であり、Aはアニオンの数であり、
Lは、(CH2)nであり、式中、nは、1以上10以下の範囲の整数であり、これは、1つ以上のZR10基で任意に置換され、ZはOまたはSであり、R10は、水素、またはアルキル、アルケニル、もしくはアルキニル基であり、あるいは
{−(CH2)k−Y−(CH2)m}p−であり、kおよびmは、独立して、1以上10以下の範囲の整数であり、pは1以上6以下の範囲の整数であり、Yは、O、S、CO、COO、CONR11、NR11CO、またはNR11COR11Nであり、R11は、いずれの他のR11からも独立して、水素またはアルキル基であり、
R1〜R10のアルキル、アルケニル、またはアルキニル基の1つ以上のCH2基は、O、S、S−S、CO、COO、NR12CO、NR12COO、またはNR12CONR12で置き換えられてもよく、R12は、いずれの他のR12からも独立して、水素、またはアルキル、アルケニル、もしくはアルキニル基であり、
R1〜R12のアルキル、アルケニル、またはアルキニル基は、1つ以上のOR13、CN、ハロゲン、N(R13)2、ペプチド、または炭水化物基で任意に置換され、R13は、他のR13から独立して、水素、またはアルキル、アルケニル、もしくはアルキニル基であり、
R3およびR4のうちの少なくとも1つは、アルキル基として存在する場合、OR13およびN(R13)2基のいずれでも置換される。
レンチウイルス産生系は、レンチウイルス産生増強剤も含む。レンチウイルス産生増強剤は、プロピオン酸ナトリウムと、酪酸ナトリウムと、カフェインとを含む。
レンチウイルス産生系細胞を培養するために種々の細胞培養培地を使用してもよい。無血清培地はしばしば研究者によって望まれている。先の第I.Aにおいて先に説明した細胞の成長を支持する任意の無血清培地を使用してもよい。培地はまた、無タンパク質であってもよい。
種々のレンチウイルスプラスミドを本方法において使用してもよい。例えば、1以上のレンチ発現(移入)プラスミド、pLenti6.3/V5−GW/EmGFP、およびレンチパッケージングプラスミド、ViraPower(商標)レンチウイルスパッケージングミックスを使用してもよい。#277.pCCLsin.cPT.hPGK.eGFP、Wpre(277−eGFP)を含む他のレンチウイルスベクターを使用してもよい。他の非限定的なレンチウイルスプラスミドも使用してもよい。
A.第1のレンチウイルス産生系
レンチウイルス浮遊細胞培養についての以下の指針に従い得る。細胞は、標準的なレンチウイルス浮遊細胞培養プロトコルによって成長させ得る。細胞は、およそ4×106〜5×106個/mLの生細胞密度に到達すると、通常は3〜4日ごとに、継代培養し得る。細胞は、約3日間または4日間の培養の後、0.3×106〜0.6×106個の細胞に分裂させ得る。細胞成長は、毎日同じ時刻に毎日細胞を計数することによって監視し得る。細胞倍加時間は約24時間である。解凍日から2週間後、細胞はレンチウイルス産生の準備ができている。細胞培養の間、楕円軌道振盪器を125mLから1Lの振盪フラスコについて約125rpmで使用し得る。インキュベーターは、約37℃、約8%のCO2、および約75〜80%の湿度へ設定し得る。培養培地は使用前に約37℃の水浴中で加温し得る。
・125mLポリカーボネート製の使い捨ての滅菌した換気性Erlenmeyer振盪フラスコ、
・15mLの滅菌コニカルチューブ、
・50mLの滅菌コニカルチューブ、
・Opti−MEM(登録商標)I培地、
・レンチ発現(移入)ベクター:pLENTI6.3/V5−GW−EmGFP、
・レンチパッケージングミックス:ViraPowerレンチウイルスパッケージングミックス。
・レンチウイルス浮遊細胞
・レンチウイルス培養補充物
・レンチウイルストランスフェクション試薬
・レニットウイルス亢進剤
・レンチウイルス:細胞上清または濃縮レンチウイルスベクターを集める。
・細胞株:HT1080。
・培養培地:Gibco(登録商標)DMEM高グルコース、GlutaMAX(商標)補充物、ピルビン酸+10%FBS。
・Polybrene(登録商標)(原液):滅菌H2O中100mg/mL(Fisher Scientific NCO663391)、および
・希釈用Costar96ウェル丸底プレート(Fisher Scientific 05539200)。
力価=[F*C/V]*D
F=GFP+細胞の頻度(%GFP+細胞/100)
C=形質導入時のウェルあたりの細胞数(7000個)
V=接種量(mL)(0.1mL)
D=レンチウイルス希釈係数。
第2のレンチウイルス産生系プロトコルは次のように実施され得る。
・125mL、250mL、500mL、1Lポリカーボネート製の、使い捨ての、滅菌済みの、ベントアップ振盪フラスコ
・温度37℃、8%CO2、および75〜80%の湿度制御されたインキュベーターの中の楕円軌道振盪器
・細胞生存度を測定するための装置と試薬
・解凍および回収:3〜4日
・継代培養:3〜4日ごと
・使用前に培地を37℃に加温
・楕円軌道振盪器速度:125mL〜1Lの振盪フラスコにつき125rpm
・倍加時間(DT):約24時間
・計算式:DT=T×LN(2)/LN(Xe/Xb)
・T:細胞培養時間(時)
・Xe:終了時の細胞密度
・Xb:開始時の細胞密度
LV浮遊細胞を、細胞培養インキュベーター(37℃、8%CO 2、70〜80%湿度)で、125rpmで楕円軌道振盪器の上で、30%〜40%の振盪フラスコの大きさの容積のポリカーボネート製の使い捨て滅菌Vent−up振盪フラスコ(125mL〜1L)中で培養した。細胞を3〜4日ごとに分裂させ、密度は4〜5×106/mLの間にした。
開発の必要性に基づき、レンチウイルス(LV)産生実験を2つのフォーマット、すなわち、96ウェルプレートおよび125mL振盪フラスコをそれぞれ1mLおよび30mL培養容積で実施した。細胞密度は4×106/mLとした。レンチウイルスベクター(LVV)を、同時トランスフェクションレンチ発現(移入)プラスミド(pLenti6.3/V5−GW/EmGFP)およびレンチパッケージングプラスミド(ViraPowerレンチウイルスパッケージングミックス)によって充填し、全DNAは3μg/mLとした。Opti−MEM(登録商標)Iを、トランスフェクション試薬およびDNA希釈物の両方について、7.5μL/mLのDNA/試薬複合体形成培地とし、全複合体容積は150μl/mLとした。複合体形成時間は10〜20分とした。Expifectamine(商標)293は、LV補充物およびLV亢進剤の開発におけるトランスフェクション試薬であり、量は5〜8ul/mLの間で種々であった。5%LV培養補充物を発生実験全体に含めた。本明細書に記載の発生の前に、5mMカフェインをLV亢進剤として先に使用し、トランスフェクション16〜18時間後に添加した。トランスフェクションの48時間後、LVVを含有する細胞上清を、細胞をスピンダウンすることにより集め、ウイルス力価を測定した。
レンチウイルス力価は、Ht1080細胞を感染させることによって測定した。感染の4時間前に、96ウェルプレートに1ウェルあたり7000個を播種する。感染時には、細胞は約30%コンフルエンスで培養槽に接着した。101〜105のLVVの連続希釈を、8μg/mLのPolybrene(登録商標)を含有する培養培地中で実施した。細胞を104および105のウイルス希釈物によって感染させた。細胞の感染後、感染したHt1080プレートを2000rpmで30分間室温でスピンさせた。感染の18時間後、培地をPolybrene(登録商標)を含有していない新鮮な培地と交換した。細胞をさらに72時間インキュベートし、GFP陽性細胞をAttune Flow Cytometryによって測定した。力価は、1〜20%ウェル間のGFP細胞の百分率に基づいて計算した。
JMP(登録商標)実験設計(DOE)プラットフォームを用いて、3つの中心となる化学物質すなわちDHDMS、DOPEおよびコレステロールを可能性のあるトランスフェクション試薬として用いて、スクリーニング実験を設計した。
次の実験を用いてレンチウイルス亢進剤を同定した。pLenti6.3/V5−GW/EmGFPおよびViraPowerレンチウイルスパッケージングミックスと複合体形成したExpifectamine(商標)293トランスフェクション試薬によって、96深ブロック2つをトランスフェクトした。各ウェル(1mLの反応)に対して、合計150μlの複合体について75μlのOpti−MEM(登録商標)I培地中の7μlのExpifectamine(商標)293および75μlのOpti−MEM中の3μgの全DNA(1.2μgのpLenti発現ベクターおよび1.8μgのViraPower(商標)ミックス)を組み合わせた。細胞に、5%LV培養補充物とともに、4×106/mLをトランスフェクトした。トランスフェクションの16時間後に、JMP(登録商標)によって設計された調製済みレンチウイルス亢進剤を、表7により、各レンチウイルス亢進剤について3つ組で添加した。
本発明者らは、我々の新たな開発した懸濁レンチウイルス産生系を、レンチウイルス産生について、Lentifectamine(商標)、Thermo Fisher、PEI媒介性(25KD線状ポリマー)を含有するトランスフェクション試薬としての(LVR)、およびLipofectamine(商標)2000媒介性(LK2)トランスフェクション技術を用いて、トランスフェクション試薬を変えて、産生過程がレンチウイルス培養補充物、レンチウイルス亢進剤、および/または酪酸ナトリウムを含有したかどうかを変えて比較した。
レンチウイルス浮遊細胞の培養に関する次の指針に従った。細胞を標準的なレンチウイルス浮遊細胞培養プロトコルにより成長させた。細胞がおよそ4×106〜5×106個/mLの生細胞密度に、典型的には3〜4日ごとに達したとき、細胞を継代培養した。約3または4日間の培養の後、細胞を0.3×106〜0.6×106個に分裂させた。毎日同じ時刻に毎日細胞を計数することによって細胞成長を監視した。細胞倍加時間は約24時間であった。解凍日から2週間後、細胞はレンチウイルス産生の準備ができていた。細胞培養中、楕円軌道振盪器を125mL〜1Lの振盪フラスコに約125rpmで使用した。インキュベーターを約37℃、約8%のCO2、および約75〜80%の湿度に設定した。使用前に培養培地を約37℃の水浴中で加温した。
・125mLポリカーボネート、使い捨て、滅菌済み、Vent−up Erlenmeyer振盪フラスコ。
・15mLの滅菌コニカルチューブ。
・50mLの滅菌コニカルチューブ
・Opti−MEM(商標)I培地
・Lenti発現(移入)ベクター:pLENTI6.3/V5−GW−EmGFP;
・レンチパッケージミックス:ViraPower(商標)レンチウイルスパッケージングミックス。
・レンチウイルス浮遊細胞
・レンチウイルス培養補充物
・レンチウイルストランスフェクション試薬
・レニットウイルス亢進剤
・(任意)pH調整用レンチウイルス安定化剤
レンチウイルス力価(GFP+)の測定は次のようにして行った。
・レンチウイルス:細胞上清または濃縮レンチウイルスベクターを集める。
・細胞株:HT1080、
・培養培地Gibco(商標)DMEM高グルコース、GlutaMAX(商標)補充物、ピルビン酸+10%FBS、
・Polybrene(商標)(原液):滅菌H2O中の100mg/mL(フィッシャーサイエンティフィックNCO663391)、および
・希釈用のCostar(登録商標)96ウェル丸底プレート(Fisher Scientific 05539200)。
力価=[F*C/V]*D
F=GFP+細胞の頻度(%GFP+細胞/100)
C=形質導入時のウェルあたりの細胞数(7000細胞)
V=接種量(mL)(0.1mL)
D=レンチウイルス希釈係数。
F=18/100
C=7000
V=0.1
D=104
力価=(0.18×7000/0.1)×104=1.26×108TU/mL
上述の明細書は、当業者が実施形態を実施することを可能にするのに十分であると考えられる。上述の説明および実施例は特定の実施形態を詳述し、本発明者らによって企図される最良の様式を説明する。しかしながら、上述の内容がいかに詳述されていても、実施形態は多くの方法で実施され得、添付の特許請求の範囲およびその等価物に従って解釈されるべきである。
Claims (59)
- レンチウイルスベクター産生系であって、
a.細胞成長を制御するためのレンチウイルス培養補充物と、
b.カチオン性脂質、ならびに少なくとも1つのヘルパー脂質および/または中性脂質を含む、脂質集合体と、
c.プロピオン酸ナトリウム、酪酸ナトリウム、およびカフェインを含む、レンチウイルス産生亢進剤と、を含み、
無血清である、前記レンチウイルスベクター産生系。 - 前記カチオン性脂質がDHDMSを含む、請求項1に記載のレンチウイルス産生系。
- 前記少なくとも1つのヘルパー脂質および/または中性脂質がDOPEを含む、請求項1に記載のレンチウイルス産生系。
- 前記少なくとも1つのヘルパー脂質および/または中性脂質が、DOPEとコレステロールとを含む、請求項1に記載のレンチウイルス産生系。
- 293細胞におけるレンチウイルスの産生のために設計されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記293細胞が浮遊培養におけるガウンである、請求項5に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記293細胞が293F細胞またはその誘導体である、請求項5または6に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記293F細胞、またはそれに由来する細胞が、5日後以降の細胞死が20%未満で、約1×106〜約20×106の密度で成長することができる、請求項7に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス培養補充物が、
a.アミノ酸および/またはジペプチドと、糖源、糖アルコール、および/または炭素源と、を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。 - 前記レンチウイルス培養補充物がアミノ酸とグルコースとを含む、請求項7に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス培養補充物が、
a.鉱物および/または微量金属、および/または
b.ビタミンおよび/またはビタミン前駆体、
を含む、請求項9または10のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。 - 前記レンチウイルス培養補充物が、L−アラニル−L−システイン二量体と、L−アラニル−L−チロシン二水和物と、D−グルコースと、グリシンと、L−アラニンと、L−アルギニンと、L−アスパラギンと、L−アスパラギン酸と、L−グルタミン酸と、L−ヒスチジンと、L−ヒドロキシプロリンと、L−イソロイシンと、L−ロイシンと、L−リジンと、L−メチオニンと、L−フェニルアラニンと、L−プロリンと、L−セリンと、L−スレオニンと、L−トリプトファンと、L−バリンと、を含む、請求項9〜11のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス培養補充物が、約1%〜約10%で添加される、請求項1〜12のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス培養補充物が、約1%、3.5%、5%、または10%で添加される、請求項13に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス培養補充物が、約3.5%で添加される、請求項14に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス培養補充物中の前記グルコースの浸透圧が、約500mOsm/kg〜約700mOsm/kg、約550mOsm/kg〜約650mOsm/kg、約575mOsm/kg〜約625mOsm/kgである、請求項1〜15のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス培養補充物中の前記グルコースの濃度が、約85mg/ml〜約115mg/ml、約90mg/ml〜約110mg/ml、約95mg/ml〜約105mg/mlである、請求項1〜16のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス培養補充物が、約1000mOsm/kg〜約1500mOsm/kg、約1100mOsm/kg〜約1400mOsm/kg、約1200mOsm/kg〜約1300mOsm/kg、またはそれらの間の任意の浸透圧もしくは範囲を有する、請求項1〜17のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス培養補充物が、約1100mOsm/kg、約1150mOsm/kg、約1200mOsm/kg、約1250mOsm/kg、約1300mOsm/kg、約1350mOsm/kg、約1400mOsm/kg、約1450mOsm/kg、約1500mOsm/kgの浸透圧を有する、請求項1〜16のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記DHDMSが約0.4〜0.6mMで含まれる、請求項1〜19のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- DOPEが約0.2〜0.5mM/mLで含まれる、請求項1〜20のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- コレステロールが0.1〜0.6mM/mLで含まれる、請求項1〜21のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 唯一のヘルパーおよび/または中性脂質がDOPEである、請求項1〜21のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- DHDMS:DOPEのモル比が、合計1.0になり、かつ約0.6:0.4〜0.7:0.3の範囲である、請求項23に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- DHDMS:DOPEのモル比が、合計1.0になり、かつ約0.625:0.375〜0.675:0.325の範囲である、請求項23に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- DHDMS:DOPEのモル比が、合計1.0になり、約0.6:0.4〜0.625:0.375の範囲である、請求項23に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- DHDMS:DOPE:コレステロールのモル比が合計1.0になり、前記DHDMSモル比が約0.4〜0.6の範囲であり、前記DOPEモル比が約0.2〜0.5の範囲であり、前記コレステロールモル比が約0.1〜0.6の範囲である請求項1〜22のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- DHDMS:DOPE:コレステロールのモル比が、表2、4または5から選択される、請求項1〜22または25のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- DHDMS:DOPE:コレステロールのモル比が、表4からの実行番号1×R3、1×R4、1×R6、1×R7、1×R9、1×R10、1×R11、1×R12、または表5からの2×bR13もしくは2×bR14から選択される、請求項1〜22、25または26のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス亢進剤がバルプロ酸を含む、請求項1〜29のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- プロピオン酸ナトリウムおよび/または酪酸ナトリウムが水溶液として提供される、請求項1〜30のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- カフェインがレンチウイルス発現培地中で提供される、請求項1〜31のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- プロピオン酸ナトリウムが約3〜15mMで含まれる、請求項1〜32のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- プロピオン酸ナトリウムが約3〜5mMで含まれる、請求項33に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- プロピオン酸ナトリウムが約5〜約8mMで含まれる、請求項33に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 酪酸ナトリウムが約1.5〜3mMで含まれる、請求項1〜35のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 酪酸ナトリウムが約1.5〜2.5mMで含まれる、請求項36に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 酪酸ナトリウムが約2.5mM〜3mMで含まれる、請求項36に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- カフェインが約0.75〜3mMで含まれる、請求項1〜38のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- カフェインが約2〜3mMで含まれる、請求項1〜39のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- カフェインが約1〜2mMで含まれる、請求項1〜40のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- バルプロ酸が約0.5〜1mMで含まれる、請求項1〜41のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記レンチウイルス産生亢進剤成分の量が、表3、表6、または表7における量のいずれかから選択される、請求項1〜42のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系。
- 前記亢進剤成分の量が、表6中の実行1×R5、1×R6、1×R13、1×R14、1×R15、1×R16、1×R17、1×R18、1×R19、1×R22、1×R26、1×R27、1×R29、1×R30、または1×R31における量のいずれかから選択される、請求項1〜43のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター生産系。
- 請求項1〜44のいずれか1項に記載のレンチウイルスベクター産生系を使用することを含む、レンチウイルスベクター産生のための方法。
- レンチウイルスベクター産生のための方法であって、
a.無血清培地中で真核細胞を培養することと、
b.細胞成長を制御するためにレンチウイルス培養補充物を提供することと、
c.トランスフェクション効率を高めるために、DHDMSと、DOPEと、コレステロールとを含むトランスフェクション試薬を用いて、前記細胞をレンチウイルスベクターでトランスフェクトすることと、
d.レンチウイルス産生を促進することができる、プロピオン酸ナトリウム、酪酸ナトリウム、およびカフェインを含む、レンチウイルス産生増強剤を提供することと、
を含む、方法。 - 前記培養真核細胞が、高密度条件下での成長に適応した浮遊培養物中にある、請求項45〜46のいずれか1項に記載の方法。
- 前記細胞が、少なくとも1×106個/mLの細胞密度を有する浮遊細胞培養物中で成長する、請求項47に記載の方法。
- 前記細胞が、少なくとも10×106個/mLの細胞密度を有する浮遊細胞培養物中で成長する、請求項47に記載の方法。
- 前記細胞が、少なくとも20×106個/mLの密度を有する浮遊細胞培養物中で成長する、請求項47に記載の方法。
- 前記方法が、293細胞または293細胞の誘導体の培養のためである、請求項45〜50のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法が、293F細胞または293F細胞の誘導体の培養のためである、請求項51に記載の方法。
- 前記レンチウイルス培養補充物が、請求項7〜17のいずれか1項に従う、請求項1〜52のいずれか1項に記載の方法。
- 前記トランスフェクション試薬が、請求項2〜4または20〜29のいずれか1項に従う、請求項1〜53のいずれか1項に記載の方法。
- 前記レンチウイルス産生増強剤が、請求項30〜44のいずれか1項に従う、請求項1〜54のいずれか1項に記載の方法。
- 前記レンチウイルス培養補充物が、細胞培養培地中の細胞播種の24〜36時間後に添加される、請求項1〜56のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法により、約2.5×108TU/mlの非濃縮レンチウイルスベクターを産生することができる、請求項1〜56のいずれか1項に記載の方法。
- 前記浮遊細胞培養物の容積が、約10mL〜約5Lである、請求項1〜57のいずれか1項に記載の方法。
- 細胞生存度が、5日後以降に少なくとも80%である、請求項1〜58のいずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201662402877P | 2016-09-30 | 2016-09-30 | |
US62/402,877 | 2016-09-30 | ||
PCT/US2017/054511 WO2018064584A1 (en) | 2016-09-30 | 2017-09-29 | Serum-free suspension system for lentiviral production |
Publications (4)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019528766A true JP2019528766A (ja) | 2019-10-17 |
JP2019528766A5 JP2019528766A5 (ja) | 2020-11-12 |
JPWO2018064584A5 JPWO2018064584A5 (ja) | 2022-02-16 |
JP7216641B2 JP7216641B2 (ja) | 2023-02-01 |
Family
ID=60190926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019517825A Active JP7216641B2 (ja) | 2016-09-30 | 2017-09-29 | レンチウイルス製造用無血清懸濁系 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US11414675B2 (ja) |
EP (1) | EP3519566A1 (ja) |
JP (1) | JP7216641B2 (ja) |
KR (1) | KR102581578B1 (ja) |
CN (1) | CN109890959A (ja) |
WO (1) | WO2018064584A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109055432B (zh) * | 2018-08-16 | 2020-10-13 | 南京科佰生物科技有限公司 | 慢病毒感染试剂及其制备方法与应用 |
US11608491B2 (en) * | 2019-02-22 | 2023-03-21 | Life Technologies Corporation | Suspension system for adeno associated virus production |
CN109929877A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-06-25 | 和元生物技术(上海)股份有限公司 | Hmgcr基因在提高lv包装效率和感染力中的应用 |
US10501404B1 (en) | 2019-07-30 | 2019-12-10 | Factor Bioscience Inc. | Cationic lipids and transfection methods |
CN113122579B (zh) * | 2021-04-14 | 2022-03-29 | 河北森朗生物科技有限公司 | 一种慢病毒转染免疫细胞的方法 |
CN113336833A (zh) * | 2021-06-04 | 2021-09-03 | 广州伯尼兹生物科技有限公司 | 一种高效分泌表达猪流行性腹泻病毒s1蛋白的生产方法 |
CN114561364A (zh) * | 2022-03-02 | 2022-05-31 | 上海荣盛生物药业股份有限公司 | 高效扩增人流感病毒的方法和试剂 |
SE2230210A1 (en) * | 2022-06-24 | 2023-12-25 | Fixell Biotech Ab | High eukaryotic cell density transient transfection process for manufacturing of recombinant viral vectors |
CN114990077A (zh) * | 2022-08-01 | 2022-09-02 | 深圳市先康达生命科学有限公司 | 一种慢病毒包装与纯化方法 |
CN115109801B (zh) * | 2022-08-25 | 2022-11-22 | 深圳市先康达生命科学有限公司 | 一种慢病毒转染助转剂及其应用 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014533516A (ja) * | 2011-11-24 | 2014-12-15 | ジェネトン | 工業的な医薬用途に適合する拡張可能なレンチウイルスベクター製造システム |
JP2015515859A (ja) * | 2012-05-02 | 2015-06-04 | ライフ テクノロジーズ コーポレーション | 高密度増殖およびトランスフェクション培地並びに発現増強物質の固有の組み合わせを用いる、哺乳類細胞における高収率一過性発現 |
US20160045600A1 (en) * | 2014-07-15 | 2016-02-18 | Life Technologies Corporation | Compositions and methods for efficient delivery of molecules to cells |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090023186A1 (en) | 2007-07-22 | 2009-01-22 | Excellgene Sa | Use of valproic acid for enhancing production of recombinant proteins in mammalian cells |
SG10201811729PA (en) * | 2013-12-12 | 2019-02-27 | Life Technologies Corp | Membrane-penetrating peptides to enhance transfection and compositions and methods for using same |
EP3322813A1 (en) | 2015-07-13 | 2018-05-23 | Life Technologies Corporation | System and method for improved transient protein expression in cho cells |
-
2017
- 2017-09-29 KR KR1020197011947A patent/KR102581578B1/ko active IP Right Grant
- 2017-09-29 CN CN201780065613.5A patent/CN109890959A/zh active Pending
- 2017-09-29 EP EP17791495.9A patent/EP3519566A1/en active Pending
- 2017-09-29 JP JP2019517825A patent/JP7216641B2/ja active Active
- 2017-09-29 WO PCT/US2017/054511 patent/WO2018064584A1/en unknown
- 2017-09-29 US US15/721,105 patent/US11414675B2/en active Active
-
2022
- 2022-07-08 US US17/860,833 patent/US20220348964A1/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014533516A (ja) * | 2011-11-24 | 2014-12-15 | ジェネトン | 工業的な医薬用途に適合する拡張可能なレンチウイルスベクター製造システム |
JP2015515859A (ja) * | 2012-05-02 | 2015-06-04 | ライフ テクノロジーズ コーポレーション | 高密度増殖およびトランスフェクション培地並びに発現増強物質の固有の組み合わせを用いる、哺乳類細胞における高収率一過性発現 |
US20160045600A1 (en) * | 2014-07-15 | 2016-02-18 | Life Technologies Corporation | Compositions and methods for efficient delivery of molecules to cells |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
HUMAN GENE THERAPY, 2011, VOL.22, PP.93-100, JPN6021029801, ISSN: 0004564100 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7216641B2 (ja) | 2023-02-01 |
EP3519566A1 (en) | 2019-08-07 |
KR102581578B1 (ko) | 2023-09-25 |
US11414675B2 (en) | 2022-08-16 |
US20180135077A1 (en) | 2018-05-17 |
US20220348964A1 (en) | 2022-11-03 |
KR20190053943A (ko) | 2019-05-20 |
CN109890959A (zh) | 2019-06-14 |
WO2018064584A1 (en) | 2018-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7216641B2 (ja) | レンチウイルス製造用無血清懸濁系 | |
US20220195478A1 (en) | System and Method for Improved Transient Protein Expression in CHO Cells | |
JP6772309B2 (ja) | 高密度増殖およびトランスフェクション培地並びに発現増強物質の固有の組み合わせを用いる、哺乳類細胞における高収率一過性発現 | |
KR101832795B1 (ko) | 소형 펩티드를 포함하는 세포 배양 배지 | |
KR20210131353A (ko) | 아데노 관련 바이러스 생산을 위한 현탁 시스템 | |
KR20170010892A (ko) | 관류 배양 방법 및 이들의 용도 | |
PT1797174E (pt) | Processso para a preparação de material vírico | |
WO2005040364A1 (ja) | 新規なタンパク質高産生組換え動物細胞、その作製方法及びそれを用いたタンパク質を大量産生する方法 | |
Lao González et al. | Mammalian Cell Culture as a Platform for Veterinary Vaccines | |
KR102669726B1 (ko) | Cho 세포에서의 개선된 일시적 단백질 발현을 위한 시스템 및 방법 | |
Losa | Production of a VSV-Vectored Ebola Vaccine Candidate with the Vero Cell Line |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200929 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210804 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20211104 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20211228 |
|
A524 | Written submission of copy of amendment under article 19 pct |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524 Effective date: 20220204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220622 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220922 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7216641 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |