JP2019528218A

JP2019528218A - 車両用シートベルトと協働するデバイス

Info

Publication number: JP2019528218A
Application number: JP2019530637A
Authority: JP
Inventors: ルチャク、マツィージュ; ガルシェフスキ、ノーバート
Original assignee: ルチャク、マツィージュ; ガルシェフスキ、ノーバート
Priority date: 2016-09-01
Filing date: 2017-07-20
Publication date: 2019-10-10
Also published as: KR102054404B1; PL418526A1; EP3507143A1; PL231845B1; CA3032497A1; KR20190040073A; CN109715447A; RU2722233C1; WO2018044183A1; EP3507143B1; JP3227663U; US20190184932A1; ES2888573T3; US11027693B2

Abstract

乗員、特に子供の搬送のために設計した、車両用シートベルトと協働するデバイスは、調節可能な長さを有する張力調整ベルト（１）から構成され、張力調整ベルト（１）は、ベルト（１）の両端部における締め具（４）を通じて、締結したシートベルトの肩部（２）とひざ部（３）との間に解放可能に固定される。張力調整ベルトは、長さ及び張力制御具（Ｒ）を備える。制御具（Ｒ）は、張力調整ベルト（１）の長さを固定する留め具（７）、及び張力調整ベルト（１）の位置を封止する留め具（８）を含み、張力調整ベルト（１）は、固定留め具と永続的に接続される断片部（１’）、並びに固定留め具（７）及びベルト（１）の位置を封止する留め具（８）と摺動接続される断片部（１’’）から構成される。デバイスは、スナップ締め具（４）を備える。
【選択図】図２

Description

本発明の主題は、２２ｋｇから３６ｋｇの体重を有する群ＩＩ及びＩＩＩの子供、又は身長の低い人の搬送のために設計した、車両用シートベルトと協働するデバイスである。

車による子供の搬送に関し、車の座席に固定され、シートベルト・システムを備える特別なアームチェアが公知で、最も頻繁に使用されている。

ポーランド特許ＰＬ２１１７９４（特許文献１）及び同ＰＬ２１１７９５（特許文献２）において、シートベルトの解決策が提示されており、これらのシートベルトは、調節可能な長さを有し、子供の胸部で交差させ、アームチェア支持体に固定される。

また、子供の搬送のためのアームチェアに代わる他のデバイスは、既存の大人用シートベルトを子供の身長に調節するものから構成される。

韓国特許ＫＲ１０１５７４４４２（特許文献３）からは、特別なデバイスを使用する解決策が公知であり、このデバイスは、シートベルトの肩部を短くし、傾斜角度を増大させるものである。デバイスは、車の座席の背もたれ枠の垂直部に固定され、四角形の固定要素のために外側に突出するフックを含む。この四角形の一方の腕部は、選択したフック上に固定され、もう一方の腕部は、スリットを有し、このスリットに、シートベルトの肩部を通し、シートベルトを子供の身長に調節する。

米国特許公開ＵＳ２０１６０１４４８２３（特許文献４）から公知である異なる解決策は、特別な形状の緩衝パッド構造を提示しており、このパッド構造は、ベルトのひざ部の上に可動式に固定され、子供の腹部に固着させ、既存のシートベルトを子供の身長に調節するものである。更なる装備として、車の座席パッドが使用される。

ポーランド特許ＰＬ２１１７９４ポーランド特許ＰＬ２１１７９５韓国特許ＫＲ１０１５７４４４２米国特許出願ＵＳ２０１６０１４４８２３

本発明は、２２ｋｇから３６ｋｇの体重を有する群ＩＩ及びＩＩＩの子供、又は身長の低い人の搬送のために設計した、車両用シートベルトと協働するデバイスを提供することを目的とする。

本発明によれば、乗員、特に子供の搬送のために設計した、車両用シートベルトと協働するデバイスは、調節可能な長さを有する張力調整ベルトから構成され、張力調整ベルトは、ベルトの両端部における締め具を通じて、締結したシートベルトの肩部とひざ部との間に解放可能に固定される。スナップ締め具を使用することが最も多い。張力調整ベルトは、ベルト長さ及び張力制御具を備える。通常、制御具は、張力調整ベルトの長さを固定する留め具、及び張力調整ベルトの位置を封止する留め具を含む。また、張力調整ベルトは、固定留め具と永続的に接続される断片部、並びに固定留め具及びベルトの位置を封止する留め具と摺動接続される断片部から構成される。

デバイスは、張力調整ベルトをシートベルトの肩部及びひざ部の上に置き、締め具を留めることによって、締結したシートベルト上に固定される。次に、制御具を使用し、子供を支持するシートベルトの肩部を短くし、ベルト断片部の傾斜角度を垂直に増大させることによって、張力調整ベルトの長さ及び張力を子供の身長に調節する。

本発明によるデバイスの本質的な利点は、単純で有用な構造であり、組立てが容易であり、年齢群ＩＩ及びＩＩＩの子供の搬送のための特別なアームチェアをなくすことを可能にする。

デバイスの適用により、子供を支持するシートベルトの肩部を短くし、ベルト断片部の傾斜角度を垂直に増大させる。張力調整ベルトに対し長さ及び張力の制御を加えることにより、子供並びに様々な身長及び体形を有する人を安全に搬送することが可能である。この解決策は、子供の安全な搬送に関する欧州規格ＥＣＥＲ４４を満たすものである。

子供を支持するシートベルトと協働するデバイスの概略図である。デバイスの概略図である。

本発明の主題を図面の実行例に基づきより詳細に説明する。
図面によれば、子供を車のアームチェアに固定し、シートベルトと協働するデバイスは、調節可能な長さを有する張力調整ベルト１から構成される。ベルト１は、ベルト１の両端部におけるスナップ締め具４を通じて、締結したシートベルトの肩部２とひざ部３との間に解放可能に固定される。張力調整ベルト１は、長さ及び張力制御具Ｒを備える。制御具Ｒは、張力調整ベルト１の長さを固定する留め具５、及び張力調整ベルト１の位置を封止する留め具６を含む。また、張力調整ベルト１は、固定留め具５と永続的に接続される断片部７、並びに固定留め具５及びベルト１の位置を封止する留め具６と摺動接続される断片部８から構成される。

張力調整ベルト１の断片部７、８のもう一方の端部は、締め具４のループを形成する。

デバイスは、ベルト１をシートベルトの肩部２及びひざ部３の上に置き、締め具４を留めることによって、締結したシートベルト上に固定される。次に、制御具Ｒを使用し、子供を支持するシートベルトの肩部２を短くし、ベルト断片部の傾斜角度を垂直に増大させることによって、張力調整ベルト１の長さ及び張力を子供の身長に調節する。

Claims

乗員、特に子供の搬送のために設計した、車両用シートベルトと協働するデバイスにおいて、前記デバイスは、調節可能な長さを有する張力調整ベルト（１）から構成され、前記張力調整ベルト（１）は、前記ベルト（１）の両端部における締め具（４）を通じて、締結したシートベルトの肩部（２）とひざ部（３）との間に解放可能に固定され、前記張力調整ベルト（１）は、前記ベルト（１）の長さ及び張力制御具（Ｒ）を備えることを特徴とする、デバイス。
前記制御具（Ｒ）は、前記張力調整ベルト（１）の長さを固定する固定留め具（７）、及び前記張力調整ベルト（１）の位置を封止する留め具（８）を含み、前記張力調整ベルト（１）は、前記固定留め具と永続的に接続される断片部（１’）、並びに前記固定留め具（７）及び前記ベルト（１）の位置を封止する留め具（８）と摺動接続される断片部（１’’）から構成されることを特徴とする、請求項１に記載のデバイス。
前記デバイスは、スナップ締め具（４）を備えることを特徴とする、請求項１に記載のデバイス。