JP2019527139A - 圧着要素用のクイック解除式セット工具 - Google Patents

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Abstract

本発明は、圧着部品に螺合するように設計されたプルロッド(4)に接続される駆動軸(5)を少なくとも備えた、本体(1)を備えるセット工具に関し、駆動軸(5)は、プルロッド(4)を、軸(AA)に沿って回転駆動するように構成されている。工具は、また、本体に固定され、かつ、プルロッド(4)に接続されたドロースリーブ(6)を備え、ドロースリーブ(6)は、プルロッド(4)を、軸(AA)に沿って並進移動させるように構成されている。工具は、また、プルロッド(4)の後端(4b)と、駆動軸(5)の前端と、ドロースリーブ(6)と、を収容するように構成された設置ノーズ(2)を備える。ドロースリーブ(6)の前端は、側壁の第1の貫通孔(6b)と、駆動軸(5)の回転軸(AA)上の第2の孔(6c)と、に対して開口したキャビティ(6a)を備え、第1および第2の貫通孔(6b,6c)は、プルロッド(4)の前端(4a)が、第1および第2の貫通孔(6b,6c)を通過することを可能にし、プルロッド(4)の後端(4b)が、第1の貫通孔(6b)を通過することを可能にし、プルロッド(4)が、駆動軸(5)の回転軸(AA)に沿って設置されることを可能にする、ように構成されている。本発明は、また、1つのこのようなセット工具を組み立てる方法に関する。

Description

本発明は、クイック解除式プルロッドを備える、圧着部品を嵌合するためのセット工具に関する。本発明は、また、セット工具の組立方法に関する。
圧着部品の使用は、工業、特に自動車、航空または造船分野において、ごく一般的である。クリンチングナットなどの、多種多様な圧着部品が用いられている。
部品の圧着は、通常、オレオ式、電気または他の形態の力を用いた携帯型セット工具を用いて行われる。この種のセット工具は、圧着部品の周囲に螺合するように設計されたプルロッドを備える。工具は、また、回転駆動するためのシステムと、圧着部品のねじ締めおよび圧着を行うための引っ張りシステムと、を備えている。
より正確には、ナットなどの部品を、プレートに圧着するには、ナットの本体が、まずプレートの穴に挿通される。雄ねじを好適に備える、工具のプルロッドは、次いで、ナットのボディに螺入される。プルロッドを完全に締め込むと、工具に一体化された引っ張りシステムは、圧着部品の圧着を行う。このステップは、ナットの本体を、プレートの方向に引っ張り、プレートに対してリムを形成して、ナットを圧着することに存する。プルロッドは、次いで、螺合を解除され、ナットとプレートとを備えるアセンブリは、外部要素に対して組み付ける準備が整う。
セット工具を、多目的なものにするためには、プルロッドは、圧着部品の雌ねじまたは雄ねじ、ならびに圧着部品の直径および長さに一致するように、容易に交換可能であることが重要である。プルロッドの交換可能性は、また、ロッドの摩耗または破損の場合に、装置のメンテナンスを行うためにも重要である。
本出願者の名義による、仏国特許第3011759号は、特定の形状を有する軸方向溝を備えた駆動軸を備えるセット工具を開示している。前部、すなわち、作業領域が位置する側部では、溝は、背部、すなわち作業領域の反対側の側部よりも小さな横方向寸法を有する。駆動軸は、前部領域よりも大きな後部領域を備え、かつ、横方向の隙間を生じないように溝の幅と一致する寸法を有する、プルロッドと協働する。プルロッドを、セット工具の定位置に嵌め込むために、工具は必要とせず、プルロッドは、単に、溝に挿入すればよい。プルロッドは、従って、ユーザの要求に応じて、容易に交換可能である。
しかし、溝は、プルロッドに、横方向の自由度を与えるものであり、かつ、設置ノーズが、駆動軸およびプルロッドの周囲に固定されるにもかかわらず、プルロッドは、わずかに動くことができる。これは、ナットの圧着を行う際に、非対称の力を与えることを引き起こし、ナットは、固定されるプレートに対して、完全に直交しないことがある。
本発明の1つの目的は、容易かつ迅速に交換可能であり、かつ、圧着部品の圧着を行う際に、完全に対称な力を加える、プルロッドが設けられた設置ノーズを備える、セット工具を提供することである。
このために、セット工具は、
・ 圧着部品に螺合するように設計されたプルロッドに接続される駆動軸を少なくとも備え、プルロッドは、前端と、後端とを備え、後端は、前端よりも大きな断面を有している、本体であって、
− 駆動軸の前端と、プルロッドの後端とは、軸AAに沿った駆動軸の回転が、軸AAに沿ったプルロッドの回転を、結果として生じるように構成されている、本体と、
・ 本体に固定され、かつ、プルロッドに接続された後端を備えるドロースリーブであって、
− ドロースリーブと、プルロッドの後端とは、軸AAに沿ったドロースリーブの並進移動が、軸AAに沿ったプルロッドの並進移動を、結果として生じるように構成されている、ドロースリーブと、
・ 本体に固定された後端を備える設置ノーズであって、設置ノーズは、両端にて開口する開口チャンバを、内部で画定し、チャンバは、プルロッドの後端と、駆動軸の前端と、ドロースリーブと、を収容するように構成されている、設置ノーズと、
を備える。
本発明の注目すべき点は、ドロースリーブは、プルロッドの後端を収容するキャビティを備え、キャビティは、側壁の第1の貫通孔と、駆動軸の回転軸AA上の第2の貫通孔と、に対して開口し、第1および第2の貫通孔は、
− プルロッドの前端が、第1および第2の貫通孔を通過すること、
− プルロッドの後端が、第1の貫通孔を通過すること、
− プルロッドが、駆動軸の回転軸AAに沿って設置されること、
を可能にするように構成されていることである。
本発明の1つの特徴によれば、プルロッドの後壁は、駆動軸の相補形パターンと協働するように構成されたパターンを備えることができる。
さらに、第2の孔は、駆動軸の回転軸AA上の回転面を定義しなくてもよい。
好適には、プルロッドは、前部に向けて位置する領域内にてドロースリーブの形状に対する相補形状を有する肩部を備えることができ、それぞれの形状は、後部に向けてテーパ状である。
この場合、肩部は、第1の軸に沿った回転対称形を有することができ、プルロッドの回転が行われる際に、ドロースリーブが固定されたままとなるように、ドロースリーブは、駆動軸から機械的に分離されることができる。
好適なやり方で、設置ノーズは、内部にチャンバが位置しているケーシングと、設置ノーズの前端に位置するアンビルと、ケーシングとアンビルとの間に設置され、かつ、ケーシングに対するアンビルの相対位置を、ブロックするように構成された、プルロッドの行程の調整手段と、を備えることができる。プルロッドの行程の調整手段は、ロックナットから成ることができる。
好適な実施形態において、プルロッドは、第1のインプリントを備え、駆動軸は、第2のインプリントを備え、第1および第2のインプリントは、
・ 第1および第2のインプリントが、機械的に結合されている場合、プルロッドを、回転軸に沿って回転させ、
・ 第1および第2のインプリントが、機械的に結合されている場合、プルロッドが、回転軸に垂直の力による摺動によって、駆動軸から分離されることを防止する、ように構成されている。
優先的には、インプリントのうちの1つは、クロスまたはスターの形状にある。代替案として、インプリントのうちの1つは、多角形の形状にある。
もう1つの展開において、駆動軸は、その回転軸に沿った並進移動で、第1のインプリントを、第2のインプリントに対し結合/第2のインプリントから分離するように、動作可能に取り付けられている。
本発明は、また、上述の特徴を備えたセット工具の組立方法に関し、方法は、
・ プルロッドを、第1の孔を通して、ドロースリーブのキャビティに、第2の孔まで挿入するステップと、
・ プルロッドを、駆動軸の回転軸AAに沿って設置するステップと、
・ プルロッドを、駆動軸に接続するステップと、
・ 設置ノーズを、本体に固定するステップと、
を含む。
方法は、また、プルロッドの行程を制限するための、ケーシングに対する、調整手段の調整ステップを含むこともできる。
プルロッドの後壁が、パターンを備える場合、および、キャビティの後壁が、相補形パターンを備える場合、セット工具を組み立てる方法は、パターンと、相補形パターンとの、組み立てステップを含むことができる。
方法は、駆動軸を、駆動軸の回転軸に沿って並進移動させ、回転軸に沿った駆動軸の占有空間を減少させ、かつ、回転軸に対してプルロッドを設置する、第1のステップを含むものとすると、好適である。
好適には、方法は、駆動軸の回転軸に沿って、駆動軸を並進移動させ、第1のインプリントを、第2のインプリントと結合させる第2のステップを含む。
他の利点および特徴は、非限定の例としてのみ与えられ、添付の図面に表されている、本発明の特定の実施形態の以下の説明から、より明らかとなる。
セット工具の特定の実施形態を、斜視図で模式的に示す図。 図1の実施形態に係る設置ノーズの、長手方向の断面図。 工具の設置ノーズの嵌め込みステップを表す図。 工具の設置ノーズの嵌め込みステップを表す図。 工具の設置ノーズの嵌め込みステップを表す図。 工具の設置ノーズの嵌め込みステップを表す図。 工具の設置ノーズの嵌め込みステップを表す図。 工具の設置ノーズの嵌め込みステップを表す図。 工具の設置ノーズの嵌め込みステップを表す図。 部品を圧着する工具の使用のステップを表す図。 部品を圧着する工具の使用のステップを表す図。 もう1つの実施形態に係る工具の設置ノーズの、嵌め込みステップを表す図。 もう1つの実施形態に係る工具の設置ノーズの、嵌め込みステップを表す図。 もう1つの実施形態に係る工具の設置ノーズの、嵌め込みステップを表す図。 もう1つの実施形態に係る工具の設置ノーズの、嵌め込みステップを表す図。 ねじ付き、または雌ねじ付きのプルロッドを有する、もう1つの実施形態に係る設置ノーズの長手方向の断面図を模式的に示す図。 ねじ付き、または雌ねじ付きのプルロッドを有する、もう1つの実施形態に係る設置ノーズの長手方向の断面図を模式的に示す図。 プルロッドの、駆動軸との結合インプリントを、模式的に示す図。 プルロッドの、駆動軸との結合インプリントを、模式的に示す図。 プルロッドの、駆動軸との結合インプリントを、模式的に示す図。
図面に表されるものなどの、圧着部品を設置するためのセット工具は、本体1と、本体1に固定される1つまたは複数の部品により形成されることが可能な設置ノーズ2と、を備える。
設置ノーズ2は、開口チャンバ3を定義し、チャンバ3は、その2つの対向する端部にて開口し、プルロッド4を通過させることが可能である。設置ノーズ2は、作業領域側に位置する端である前端と、作業領域の反対側に位置する後端と、を有する。設置ノーズ2の両端には、チャンバ3に接続された開口部が設けられ、プルロッド4の組み立てまたは分解を行う際に、プルロッド4を通過させる。
プルロッド4は、圧着部品と、機械的に結合されるように構成されている。このようにして、プルロッド4により行われる動き、および加えられる力は、圧着部品に伝達される。
好適には、プルロッド4は、圧着部品内または周囲に螺合し、次いで、圧着が行われると、螺合を解除するように構成されている。このために、プルロッド4は、その前端4aに、雌ねじまたは雄ねじのいずれかあるいは両方を備えて、異なる特性を有する2種類の圧着部品の圧着を可能にする。
プルロッド4は、また、回転軸AA(図2を参照)のみに沿って動作可能な駆動軸5に機械的に接続された、後端4bを備える。プルロッド4および駆動軸5は、好適には、同軸に嵌合され、同じ回転軸AAを呈して、圧着部品の回転を促進する。
プルロッドの前端4aおよび後端4bは、好適には、モノブロック式で形成することができる。この構成は、プルロッド4の剛性を保証し、セット工具のメンテナンス作業中の、ロッドの交換性を促進する。
プルロッド4を、駆動軸によって回転駆動することができるように、ロッド4の後面は、軸AAの回転対称性を呈さないパターンを備える。パターンは、駆動軸5の後端に設けられた相補形のパターンと、隙間なしにぴったりと嵌合する(図3および図7を参照)。図面に示される実施形態によれば、パターンは、溝4dとすることができ、相補形パターンは、トングとすることができ、あるいはその逆とすることができる。他のパターン、例えばクロスやスターの形状のパターンを、溝およびトングの代わりに設けることができる。このようにして、駆動軸5の回転動作は、プルロッド4に伝達される。
ロッドの牽引動作は、軸AAに沿った並進のみで移動可能である、ドロースリーブ6によって達成することができる。ドロースリーブ6は、駆動軸5から、機械的に分離されており、この点は、回転動作または牽引動作を、圧着部品に対し独立して加えることを可能にする。
ドロースリーブ6は、駆動軸5の前端と、プルロッド4の後端4bと、を収容するように構成されたキャビティ6aを備えた中空部品である。ドロースリーブ6のキャビティ6aは、第1の孔6bに対して、側壁の高さで開口し、かつ、軸AAの延長線上に位置する第2の孔6cに対して開口する。第1および第2の孔6bおよび6cは、プルロッド4を、セット工具に挿入し、かつ正しい位置に嵌め込むことを可能にする(図4および図5を参照)。
プルロッド4、キャビティ6a、第1の孔6b、および第2の孔6cの寸法は、プルロッドがキャビティ6aを通過する際に、ロッドの前端4aが、第1の孔6bと、第2の孔6cとを連続して通過できるように、かつ、ロッド4の後端4bが、第1の孔6bのみを通過できるように、好適に設計されている。プルロッド4の後端4bは、従って、より大きな前端4aの断面を有する。第1の孔6bの断面は、また、第2の孔6cの断面よりも大きい。
キャビティ6aの形態は、プルロッド4を、ドロースリーブ6のキャビティ6aに挿入することを可能にするが、プルロッド4を、駆動軸5の回転軸AAに配置することも可能にする。プルロッド4は、従って、第1および第2の孔6bおよび6cを通過して、軸BBに沿って位置するドロースリーブ6に挿入される(図2を参照)。
ドロースリーブ6は、プルロッド4が、ドロースリーブ6に対して、軸AAに沿って回転動作可能であり、かつ、プルロッド4が正しく配置された後は、軸AAに沿った並進移動の自由度を持たなくなるように、さらに構成することができる。これは、工具が動作中の際に、完全に対称形の力を、圧着部品に加えることを、特に可能とし、従って、セット工具または圧着部品に対するどのような損傷リスクも無しに、より高い強度の力を加えることを可能とする。
第1および第2の孔6bおよび6cの間に位置する領域6dにおいて、キャビティ6aは、回転軸AAに直交する切断面にて、ロッド4の後端4bの形状に対する、相補形状を有することができる。プルロッド4およびドロースリーブ6は、領域6d内の隙間無しに組み立てられているという事実は、ロッドをキャビティ6aに正しく配置し、かつ、駆動軸5に機械的に接続した後、回転軸AAに対する垂直のロッド4の移動を防止する。
好適なやり方で、プルロッド4の前部4aおよび後部4bの間の接合点は、プルロッド4およびドロースリーブ6が、軸AAに沿った並進移動にて、しっかりと固定されるように、領域6d内のキャビティ6aに対して、押し付けられるように構成された肩部4cを形成する。肩部4cおよびキャビティの領域6dの形状は、好適には、ドロースリーブ6の後方への並進移動が、結果としてプルロッド4の後方への並進移動を生じるようにして、後部に向けてテーパ状となっている。
肩部4cおよびキャビティ6aの領域6dは、好適には、ロッド4が、軸AAに沿って回転して動作可能であるのに対して、ドロースリーブ6は固定されたままとするような、相補形状を有し、かつ、軸AAに対して回転対称形である。形状が相補形であるという事実は、また、圧着が行われる際に、プルロッド4を変形させることなしに、高い強度の牽引力を、加えることを可能とする。好適には、肩部4cおよび領域6dは、切頭円錐の形状を有することができる(図2および図6を参照)。
好適には、後端4bの領域4d内で、プルロッド4は、回転軸AAに対して垂直の切断面内にて、回転対称形を呈さない。この対称形の欠如は、その挿入・抽出位置と、その使用位置との間で、ロッド4の嵌め込みを促進する(図4および図6を参照)。
後端4bの領域4dは、キャビティ6a内の摺動を促進するように、傾斜させることができる(図2および図6を参照)。キャビティ6aの後端は、ロッド4の後端に対して、相補形状の断面を有するか、または、より大きな断面を有することができ、プルロッド4を嵌め込んだ後に、空間を残す。
プルロッド4を、キャビティ6a内に挿入可能とするために、第1の孔6bは、好適には、適切な形状を呈する。例えば、プルロッド4の後端4bが、円筒形の場合、第1の孔6bは、軸AAに沿った後端4bの長さに応じて、正方形または長方形とすることができる。ロッド4の後端4bが、切頭円錐の形状にある場合、第1の孔6bも、切頭円錐の形状とすることができる。第1の孔6bは、正方形または長方形とすることもできる。
一般的なやり方では、第2の孔6cは、軸AAに対して、対称形に回転可能でなくても良い(図2を参照)。他方で、第2の孔6cは、回転軸AAを通過する、1つまたは複数の対称面を有することができる。第2の孔6cは、プルロッド4の挿入軸BBに近接するテーパ形状を有することができる。軸BBに近接するとは、第1の孔6bの反対側の半分の空間を意味し、この空間の半球状の面は、軸AAを通過する。第2の孔6cは、例えば、卵形、楕円形、長円−楕円形、楕円体の断面を有することができる。
特定の実施形態によれば、第2の孔6cは、円形断面を有することができ、円形断面の直径は、プルロッド4の前端4aの直径よりも、わずかに大きい。わずかに大きいとは、第2の孔6cの直径が、ロッド4の前端4aの直径よりも、最大で5%大きいことを意味する。
例示の目的で、図2に示される実施形態は、第1の孔6bを、ドロースリーブ6の側壁の上部に配置可能とし、かつ、第2の孔6cを、その底部にテーパ状の壁を備えることができるものとして、プルロッド4の通過を容易にする。第2の孔6cは、キャビティ6aを通過させる間に、第1および第2の孔6bおよび6cにプルロッド4の挿入を可能とする、追加の隙間を備えるため、円形ではない。追加の隙間は、第1の孔5bとは反対側で、 回転軸AAを通過する半球内に配置される。
プルロッド4の、一方で駆動軸5、他方でドロースリーブ6、との組み立ておよび取り外しは、従って、容易になり、かつマンドレルなどの外部工具の使用を必要としない。駆動軸5の前端と、ドロースリーブ6とが、設置ノーズ2に収容されているため、プルロッド4にアクセスしてプルロッド4を取り外すためには、後者は単に、設置ノーズ2を分解する必要がある。
さらに、駆動軸5と、ドロースリーブ6とは、2つの独立した機構によって作動される。駆動軸5は、好適には、モータ(図示せず)によって作動され、そのトルクを、プルロッド4に伝達して、プルロッド4を回転させる。ドロースリーブ6としては、液圧ピストン(図示せず)によって作動させることができ、液圧ピストンは、スリーブ6とロッド4とを備えたアセンブリを、後方に向けて移動させる。モータおよび液圧ピストンは、両方とも、セット工具の本体1内に配置される。
モータおよび液圧ピストンは、本体1に収容された電源システムによって、電力供給され、本体1は、例えば、入口7と出口8とを備えた空圧システムとすることが可能である。駆動機構は、ユーザによりトリガ9に対して加えられた圧に応じて空圧システムを作動させるように構成された制御装置によって制御される。
例示を目的として、ユーザは、例えば、トリガ9を半行程まで押して、圧着部品に対するプルロッド4の螺合を行う。モータは、次いで始動され、駆動軸5を回転させ、この回転は、プルロッド4を回転させる。ユーザは、次いで、トリガ9を、その全行程まで押して、圧着部品の圧着を行う。液圧ピストンは、次いでドロースリーブ6を並進移動させ、この並進移動は、プルロッド4を並進させて、圧着を行う効果を有する。
図面に提示されている実施形態において、設置ノーズ2は、ケーシング10を備え、ケーシング10の底部は、少なくとも部分的にはチャンバ3を定義する。ケーシング10は、好ましくは、第1の孔6bへのアクセスを防止し、これは、セット工具の動作中の、ユーザの安全性を確実にする。
設置ノーズ2は、本体1に固定され、プルロッド4に対するどのような行為も必要とせずに、本体から取り外すことができる。設置ノーズ2は、駆動軸5およびドロースリーブ6の移動から、分離されている。
図示された例において、ケーシング10は、本体1内にしっかり係合された後部10aと、本体1の前面により形成された停止部に押し付けられるように設計されたカラー10bと、を備える。
ケーシング10は、摺動、螺合、または他の手段によって、本体1内に挿入される。本体1から突出したケーシング10の部分は、セット工具のユーザによって調整することが可能な長さを有してもよい。
ケーシング10は、機械式固定器によって、本体1に固定することができる。機械式固定器は、本体1の前部に位置する開口と、開口に面して位置するケーシング10の後部10aに位置するめくら孔と、開口部に挿入され、かつ、めくら孔の底部によって形成された停止部に押し付けられる固定部と、を備える。固定部は、取り外し可能であり、例えば、ねじまたはボールねじとすることができる。ボールねじの選択は、この種の構成要素が、摩擦を大きく減少させることにより、開口部およびめくら孔の摩耗を制限することから、特に適切である。
設置ノーズ2は、また、ケーシングの前部10cに固定されたアンビル11を備える。このために、アンビル11は、ケーシングの前部10cの孔10dと同一幅の断面を有する、後部11aを備える。後部11aは、好適には、ねじ付きであり、孔10dも、ねじ付きであり、アンビル11を、ケーシング10に螺合することを可能にする。このようにして、アンビル11は、ケーシング10に対して移動可能に嵌合され、この嵌合は、圧着部品の移動を制限し、よって、圧着中の歪みを制限する。
この構成は、アンビル11の位置をずらすことにより、広範囲にわたる所与の長さのプルロッド4の使用を、可能にする。一方で、アンビル11が固定される場合、圧着部品の寸法を収容するために、異なる長さを有するプルロッド4を有することが好ましい。
アンビル11は、また、圧着を行う際に必要な力に良好に耐えるために傾斜した、前部11bと、設置ノーズ2の前面から突出したプルロッド4の通過を可能にする、軸方向開口11cと、を備える。軸方向開口11cは、好適には、プルロッド4の形状に対する相補形状を有し、圧着部品の固定軸に対する、プルロッド4のどのような不都合な動きも防止する。プルロッドが、ねじ切りによる結合を行う場合、プルロッド4の各直径に対する、特定のアンビル11を、結果として設けることができる。しかし、適切なスパナによって締め込むことが可能な、マンドレルに類似するアンビル11を設けることが可能である。
設置ノーズ2は、最終的に、ケーシング10とアンビル11との間に配置された調整手段12(図2および図8〜図11を参照)を備える。この手段は、例えば、ケーシング10の孔10d内で、アンビル11の後部11aの位置をブロックするように設計されたロックナットとすることができる。このように、圧着部品に螺合することが可能なプルロッド4の部分の長さは、調節することができ、この調整は、多少長いロッドを有する部品の圧着を可能にする。代替的に、調整手段12は、一組の可変厚さのシムとすることができる。
代替の実施形態において、ケーシング10およびアンビル11は、モノブロックとすることができる。しかし、この実施形態は、プルロッド4および/または圧着部品の寸法を調整する、より低い可能性を提供する。
セット工具の構造は、どのような特殊工具にも頼ることなしに、プルロッド4の交換を可能にする利点を提供する。
プルロッド4を交換するには、設置ノーズ2は、実際に、まずケーシング10の孔10dから、アンビル11の螺合を解除することにより、容易に分解することができる。機械式固定器を、次いで、分解することができる。これは、工具の本体1のケーシング10を、取り外して、プルロッド4に対するアクセスを得ることを可能にする。
プルロッド4は、次いで、単に、軸BBに沿って移動させて、第1の孔5bの外へ押して、駆動軸5から取り外せばよい。
プルロッド4が、前端4aおよび後端4bを2つの部品として備える場合、前端4aの螺合を解除し、次いで、別のプルロッド4を、同じ後端4bに嵌合させることが考えられる。
新しいプルロッド4は、第1の孔6bを通って、第2の孔6cまで、ドロースリーブ6のキャビティ6aに挿入され、次いで、回転軸AA上に配置される(図3〜図7を参照)。
駆動軸5に対する、プルロッド4のどのような不都合な動きも防止するために、ロッド4の後面に配置されたパターンと、駆動軸5の相補形パターンとが、組み立てられる。
設置ノーズ2を、次いで、再び組み立てることができる。これの行うために、ケーシング10は、まず、本体1に対して嵌合され、機械式固定器を用いて、2つの部品を、互いに固定する(図8を参照)。調整手段12は、次いで、ケーシング10の前面に押し付けて配置され、新たなプルロッド4に適切なアンビル11を、次いで、ケーシング10に対して螺合させる(図9を参照)。調整手段12の位置は、プルロッド4の行程を、ユーザの要求に対して調整するように選択することができる。次いで、新たな圧着部品を圧着することが可能である(図10および図11を参照)。
本発明は、ここまで説明した特徴に限定されない。セット工具は、少なくとも2つの部品により形成されるプルロッド4と関連して用いることができる。ロッドを、2つの部品で形成する場合、後端4bは、前端4aを挿入することができるめくらまたは貫通孔を備えることができる。2つの部品は、任意の適切な手段、例えばプルロッド4の前端4aを、後端4bの孔に螺合させること、によって互いに固定することができる。2つの部品間の接続を、改善するために、孔は、好適には、接着剤またはテフロンシールなどの結合手段で充填することができる。これは、また、振動の減衰と、軸方向の追従の強化とを、結果としてもたらす。
上述の実施形態に示されるように、プルロッド4は、インプリントを備え、インプリントは、駆動軸の回転が、プルロッド4の回転を、結果としてもたらすようにして、駆動軸5のインプリントと協働する。
図示された実施形態において、プルロッド4のインプリントは、溝であるか、または溝を備えており、プルロッド4を、駆動軸5に存在するインプリント上で摺動することにより、スリーブ6に嵌め込むことを可能にする。この実施形態は、しかし、印加可能な力を増加させることを可能にするために、改善の余地を残す。
プルロッドの挿入を促進するために用いられる摺動は、ある程度の使用の難しさを引き起こし得ることが確認された。例えば、駆動軸の回転軸に対する、プルロッドの回転軸のずれをもたらす、プルロッドの摺動を経験することは、不可能なことではない。
セット工具の動作を改善するために、駆動軸に対する摺動によってプルロッドの挿入を防ぐ、2つのインプリントを提供することが、特に好適であることが認められた。
プルロッド4に形成されたインプリントは、摺動を防止する簡潔な直線の溝ではない。
プルロッド4は、第1のインプリントを備え、駆動軸5は、第2のインプリントを備える。第1および第2のインプリントが、機械的に結合されている場合、回転軸AAに沿ったプルロッド4の回転を起こすように、第1および第2のインプリントは構成されている。また、第1および第2のインプリントが、機械的に結合されている場合、プルロッド4が、回転軸AAに垂直の力による摺動によって、駆動軸5から引き離されることを防止するように、2つのインプリントは構成されている。機械的結合とは、2つのインプリントのうちの一方が、他方のインプリントに挿入されることを意味する。
2つのインプリントのうちの一方は、非直線型の溝、例えば曲線とすることができる。また、2つのインプリントのうちの一方が、異なる向きを有するいくつかの溝を備えるものとすることも、可能である。さらに、インプリントのうちの一方が、閉じたインプリント、すなわちプルロッド4または駆動軸の横方向外面にて開口しない、孔の形状のインプリント、とすることも可能である。ロッド4のインプリントと、駆動軸5のインプリントとの協働が、ロッド4の嵌め込みおよび取り外しのための摺動を妨げない限り、これらの異なる実施形態を組み合わせることも可能である。
一実施形態によれば、インプリントは、閉じたリング材料により囲まれためくら孔である。軸5のインプリントは、駆動軸5から突出する要素である。代替案として、プルロッド4のインプリントは、突出しており、駆動軸5の関連するインプリントは、孔である。図18および図19は、ロッド4または軸5の側壁までは延びない、インプリントの2つの実施形態を示している。図20は、ロッド4または軸5の側壁まで、1回以上延びる溝を有する実施形態を示している。
好適なやり方で、インプリントは、機械的性能を改善するために、めくら孔により形成される。このようにして、駆動軸5の回転動作の、プルロッド4への伝達を強化する。
この構成は、ロッド4と軸5との間で、より大きな機械的強度を提供するものであり、より大きな機械的強度は、キャビティ6aおよびスリーブ6の異なる開口の最大寸法に対する制約を、取り除く。
例えば、ロッド4の後面に存在するパターンは、クロスまたはスターの形状にある。パターンは、また、正方形、長方形、三角形またはより一般的なやり方では規則的であっても、そうでなくても良い多角形とすることができる。パターンは、また、任意の形状とし、かつ、突出および/または凹んでいる1つまたは複数の個別の要素により形成することができる。
図13、図14および図15に見られるように、回転軸AAに沿って、チャンバ3にプルロッド4を挿入するために、駆動軸5は、その回転軸AAに沿った並進移動にて動作可能である。このような並進移動により、スリーブ6を分解せずに、プルロッド4を、スリーブ6に挿入して、プルロッド4のインプリントと、駆動軸5の相補形インプリントと、の間の機械的接続を達成することが容易である。この構成は、溝とトングの使用よりも好適であり、その理由は、より大きな力を加けることを可能とする動作中の摺動のリスクを、減少させるからである。
好適なやり方で、プルロッド4の回転軸は、プルロッドに存在するインプリントの対称軸であり、優先的には、プルロッド4の回転軸は、駆動軸5のインプリントの対称軸である。特定の実施形態において、ロッド4の回転軸は、ロッド4の後部の全体、例えばスリーブ6に位置する部品の全体、に対する対称軸である。
図12〜15に示される特定の実施形態において、プルロッド4の端は、面取りされた周縁を呈し、プルロッド4の挿入を容易にし、かつ、駆動軸5の並進移動を開始する。代替案として、周縁の一部を、斜面とすることができるが、これは、プルロッドを、軸5のインプリントに対してより正確に配置すべきであることを意味する。この特定のケースでは、ロッドのインプリントが孔である場合、ロッド4の挿入は、より容易である。代替案として、ロッドのインプリントが、突出している場合、インプリントを斜面とすることが好適である。
図12および図13は、前の実施形態で提示された同じやり方の、チャンバ3内のプルロッドの挿入を示している。図14は、プルロッドのチャンバへの挿入が行われる際、駆動軸5が後退し、回転軸AAに沿った並進移動によって後方向に移動することを示す。この駆動軸5の後方移動は、取り付けを行うために利用可能な容積がより大きくなるため、プルロッド4のスリーブ6への嵌め込みを容易にする。
図15は、ひとたびプルロッド4がスリーブ6に嵌め込まれると、駆動軸5は、前方に移動し、プルロッド4のインプリントと係合することを示す。前方移動は、好適には、プルロッド4を、プルロッド4の回転軸に沿って、スリーブ6の内面に対して、割り込ませるように構成されている。スリーブ6内の不要な動きのリスクは、これにより、大きく減少される。
1つの実施形態において、駆動軸5は、手動で、例えばプルロッド4によって軸5を軸AAに垂直の方向に押圧することにより、後方に移動される。代替案として、駆動軸5は、つまみによって移動する。ユーザは、つまみに直接または間接的に圧を加え、つまみを後方に移動させて、ロッド4の嵌め込みを促進する。
図示されないもう1つの実施形態において、駆動軸5の後方移動は、機械的なやり方で、例えば駆動軸5を回転軸AAに沿って前方または後方に動かすモータによって行われる。
特定の実施形態において、プルロッド4の後面は、軸AAに沿った並進移動とは異なる、後方に向けられた力をプルロッド4が加える場合、駆動軸5の後方移動を行わせないように構成する。換言すると、ロッド4の後面にある丸められた部分または斜面は、存在せず、および/または、駆動軸5と共同して後方並進移動を開始しない。駆動軸5の後方移動は、スリーブ6内のロッドの単なる挿入によって、達成することはできない。
プルロッド4を、スリーブ6から取り外すために、駆動軸5を後方に移動させるためのつまみを、駆動軸5に設けることが好適である。駆動軸5の移動は、軸5に存在するインプリントを、プルロッド4に存在するインプリントから分離するために行われる。プルロッド4は、よって、スリーブ6から出すために、後退させることができる。後退は、プルロッド4を移動させて、軸BBと整列させ、次いで、ロッド4を、スリーブ6の第1の孔6aを通してチャンバ3の外部へ移動することによって、行うことができる。
ここで再び、軸5の後方移動は、手動でも、手動でなくても、上記と同様の実施形態によって行うことができる。
回転が行われる際に、つまみは、スリーブ6の内部に移動する。この回転のために必要な十分なスペースを、設ける必要がある。
つまみは、プルロッド4の表面から突出する、1つまたは複数のスタッドにより形成することができる。代替案として、つまみは、駆動軸5の全周にわたって延びるリムにより形成することができる。
第1の例示的なケースでは、つまみは、キャビティ6a内に位置している。しかし、つまみを、キャビティの外部に位置するものとする、および/または、キャビティの外部に位置するアクチュエータと協同させるものとすることは、より好適である。図13〜図15において、ボタン13が、スリーブ6の表面に存在する。ボタン13は、駆動軸5に存在するつまみに接して、軸5の後退を開始する。このように、ユーザは、ロッド4をスリーブ6に挿入する前に、軸5を後方に動かすこと、および/または、ロッド4の嵌め込みを行う際に、駆動軸5に対する軸4の押し付けを防止することができる。
代替実施形態において、つまみは、開口に替えられる。開口は、追加工具と協同し、軸AAに沿って駆動軸5の移動を行う。
異なる構成を、考えることもできる。好適なやり方で、駆動軸5を、ベアリングによって、スリーブ6に固定し、ベアリングは、軸AAに垂直の方向に、軸5の横方向移動を減少させる。
好適なやり方で、プルロッド4に存在するインプリントと、駆動軸5に存在するインプリントとは、インプリント同士の挿入を容易にする、機能的な隙間を定義する。
2つのインプリントは、それぞれ凹むか、または突出する、関連するインプリントと同一の突出または凹んだインプリントを、備えることができる。また、回転駆動の実行に適合する、異なる形状を有するインプリントを有することも可能である。

Claims (16)

  1. 圧着部品を設置するためのセット工具であって、
    ・ 前記圧着部品に螺合するように設計されたプルロッド(4)に接続される駆動軸(5)を少なくとも備え、前記プルロッド(4)は、前端(4a)と、後端(4b)とを備え、前記後端(4b)は、前記前端(4a)よりも大きな断面を有している、本体(1)であって、
    − 前記駆動軸(5)の前記前端と、前記プルロッド(4)の前記後端(4b)とは、軸(AA)に沿った前記駆動軸(5)の回転が、前記軸(AA)に沿った前記プルロッド(4)の回転を生じさせるように構成されている、本体(1)と、
    ・ 前記本体(1)に固定され、かつ、前記プルロッド(4)に接続された後端を備えるドロースリーブ(6)であって、
    − 前記ドロースリーブ(6)と、前記プルロッド(4)の前記後端(4b)とは、前記軸(AA)に沿った前記ドロースリーブ(6)の並進移動が、前記軸(AA)に沿った前記プルロッド(4)の並進移動を生じさせるように構成されている、ドロースリーブ(6)と、
    ・ 前記本体(1)に固定された後端を備える設置ノーズ(2)であって、前記設置ノーズ(2)は、両端にて開口する内部開口チャンバ(3)を定義し、前記チャンバ(3)は、前記プルロッド(4)の前記後端(4b)と、前記駆動軸(5)の前記前端と、前記ドロースリーブ(6)と、を収容するように構成されている、設置ノーズ(2)と、
    を備えたセット工具において、
    ・ 前記ドロースリーブ(6)は、前記プルロッド(4)の前記後端(4b)を収容するキャビティ(6a)を備え、前記キャビティ(6a)は、前記側壁の第1の貫通孔(6b)と、前記駆動軸(5)の前記回転軸(AA)上の第2の貫通孔(6c)と、に対して開口し、前記第1および第2の貫通孔(6b,6c)は、
    − 前記プルロッド(4)の前記前端(4a)が、前記第1および第2の貫通孔(6b,6c)を通過すること、
    − 前記プルロッド(4)の前記後端(4b)が、前記第1の貫通孔(6b)を通過すること、
    − 前記プルロッド(4)が、前記駆動軸(5)の前記回転軸(AA)に沿って設置されること、
    を可能にするように構成されている、ことを特徴とするセット工具。
  2. 前記プルロッド(4)の前記後壁は、前記駆動軸(5)の相補形パターンと協働するように構成されたパターンを備える、ことを特徴とする請求項1に記載のセット工具。
  3. 前記第2の孔(6c)は、前記回転軸(AA)の周りの回転面を定義しない、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセット工具。
  4. 前記プルロッド(4)は、領域(6d)内にて前記ドロースリーブ(6)の形状に対する相補形状を有する肩部(4c)を備え、それぞれの前記形状は、前記後部に向けてテーパ状である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のセット工具。
  5. 前記肩部(4c)は、回転対称の軸(AA)を有し、前記プルロッド(4)の回転が行われる際に、前記ドロースリーブ(6)が固定されたままとなるように、前記ドロースリーブ(6)は、前記駆動軸(5)から機械的に分離されている、ことを特徴とする請求項4に記載のセット工具。
  6. 前記設置ノーズ(2)は、内部に前記チャンバ(3)が位置しているケーシング(10)と、前記設置ノーズ(2)の前端に位置するアンビル(11)と、前記ケーシング(10)と前記アンビル(11)との間に設置され、かつ、前記ケーシング(10)に対する前記アンビル(11)の相対位置を、ブロックするように構成された、前記プルロッド(4)の行程の調整手段(12)と、を備える、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のセット工具。
  7. 前記プルロッド(4)の行程の調整手段(12)は、ロックナットにより形成される、ことを特徴とする請求項6に記載のセット工具。
  8. 前記プルロッド(4)は、第1のインプリントを備え、前記駆動軸(5)は、第2のインプリントを備え、前記第1および第2のインプリントは、
    ・ 前記第1および第2のインプリントが、機械的に結合されている場合、前記プルロッド(4)を、前記回転軸(AA)に沿って回転させ、
    ・ 前記第1および第2のインプリントが、機械的に結合されている場合、前記プルロッド(4)が、前記回転軸(AA)に垂直の力による摺動によって、前記駆動軸(5)から分離されることを防止する、ように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のセット工具。
  9. 前記インプリントのうちの1つは、クロスまたはスターの形状にある、ことを特徴とする請求項8に記載のセット工具。
  10. 前記インプリントのうちの1つは、多角形の形状にある、ことを特徴とする請求項8に記載のセット工具。
  11. 前記駆動軸(5)は、その回転軸(AA)に沿った並進移動で、前記第1のインプリントを、前記第2のインプリントに対し結合/前記第2のインプリントから分離するように、動作可能に取り付けられている、ことを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載のセット工具。
  12. 請求項6または請求項7に記載のセット工具を組み立てる方法であって、
    ・ 前記プルロッド(4)を、前記第1の孔(6b)を通して、前記ドロースリーブ(6)の前記キャビティ(6a)に、前記第2の孔(6c)まで挿入するステップと、
    ・ 前記プルロッド(4)を、前記回転軸(AA)に沿って設置するステップと、
    ・ 前記プルロッド(4)を、前記駆動軸(5)に接続するステップと、
    ・ 前記設置ノーズ(2)を、前記本体(1)に固定するステップと、
    を含む、ことを特徴とする方法。
  13. 前記プルロッド(4)の行程を制限するための、前記ケーシング(10)に対する、前記調整手段(12)の調整ステップを含む、ことを特徴とする請求項12に記載の組み立て方法。
  14. 請求項2に記載のセット工具を組み立てる、請求項12または請求項13に記載の方法であって、前記パターンと、前記相補形パターンとの、組み立てステップを含む、ことを特徴とする方法。
  15. 請求項8に記載のセット工具を組み立てる、請求項12乃至請求項14のいずれかに記載の方法であって、前記駆動軸(5)を、前記駆動軸(5)の回転軸に沿って並進移動させ、前記回転軸に沿った前記駆動軸(5)の占有空間を減少させ、かつ、前記回転軸(AA)に対して前記プルロッド(4)を設置する、第1のステップを含む、ことを特徴とする方法。
  16. 前記駆動軸(5)の回転軸に沿って、前記駆動軸(5)を並進移動させ、前記第1のインプリントを、前記第2のインプリントと結合させる第2のステップを含む、ことを特徴とする請求項15に記載の組立方法。
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