JP2019523143A - ロボットの位置ずれ補正を提供する方法及びシステム - Google Patents

ロボットの位置ずれ補正を提供する方法及びシステム Download PDF

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Abstract

デュアルブレードロボットなどのロボットにおけるブレードの位置ずれを補正する方法が記載される。方法は、1つ又は複数の実施形態において、可動アーム、及び可動アームのうちの1つに取り付けられたエンドエフェクタ、並びに可動アームのうちの1つ又はエンドエフェクタの上に配置されたフラグを含むロボットと、エンドエフェクタによって保守されるように適合されたチャンバと、チャンバから距離を置いて位置決めされたビームセンサと、最初の線形中心検出位置とチャンバの推定された中心との間で起こる、エンドエフェクタの位置ずれを補正することとを含む。そのような電子デバイス較正のシステムもまた、開示される。数多くの他の態様が提示される。【選択図】図1B

Description

関連出願
本出願は、2016年6月29日に出願され、「METHODS AND SYSTEMS PROVIDING MISALIGNMENT CORRECTION IN ROBOTS」と題する米国非仮特許出願第15/197,039号(優先権主張番号24054/米国)からの優先権を主張し、すべての目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示の実施形態は、ロボットにおけるエンドエフェクタの位置ずれを補正するように適合された方法及び装置に関する。
電子デバイス製造システムは、複数の処理チャンバとロードロックチャンバとを含みうる。そのようなチャンバは、例えば、移送チャンバの周りに複数の処理チャンバが分散されうるクラスタツールに含まれうる。これらのツールは、移送チャンバ内に収容され、様々な処理チャンバとロードロックチャンバとの間で基板を搬送しうる多関節ロボット又はマルチアームロボットを使用しうる。例えば、ロボットは、チャンバからチャンバへ、ロードロックチャンバから処理チャンバへ、及び/又は処理チャンバからロードロックチャンバへ基板を搬送しうる。様々なシステムチャンバ間での基板の効率的かつ正確な搬送は、システムスループットを向上させ、したがって全体的な運用コストを削減しうる。
更に、正確な基板配置は、全体的な処理品質を改善することがある。多くのデュアルブレードロボットでは、選択的コンプライアント多関節ロボットアーム(SCARA)ロボットが採用される。各SCARAロボットは、1つのモータで駆動される3本のアーム(上部アーム、前腕部、及びリスト)を採用する。エンドエフェクタは、リストに連結されてもよく、処理チャンバ又はロードロックチャンバなどの採取又は配置先へ、又はそこから基板を搬送するために使用されうる。SCARAロボットがブームの反対側の端部に連結されているデュアルブレードSCARAロボットでは、問題として、そのようなSCARAロボットが、特定の位置ずれ問題を被りうる。また、デュアルブレードではないSCARAロボットでは、いくつかの位置ずれの問題が発生する可能性もある。
したがって、本開示は、エンドエフェクタの効率的かつ正確な配向のための改良された方法、システム、及び装置を対象とする。
一実施形態では、デュアルブレードロボットにおける位置ずれを補正する方法が提供される。方法は、第1の可動アーム、及び第1の可動アームのうちの1つに取り付けられた第1のエンドエフェクタ、並びに第2の可動アーム、及び第2の可動アームのうちの1つに取り付けられた第2のエンドエフェクタを含むデュアルブレードロボットを提供することであって、第1のエンドエフェクタ及び第2のエンドエフェクタが、延びる際に独立して移動可能である、デュアルブレードロボットを提供することと、第1の可動アームのうちの1つ又は第1のエンドエフェクタの上に第1のフラグを設けることと、第2の可動アームのうちの1つ又は第2のエンドエフェクタの上に第2のフラグを設けることと、第1のフラグの予想経路内の位置に第1のビームセンサを設けることと、第2のフラグの予想経路内の位置に第2のビームセンサを設けることと、第1のエンドエフェクタを延ばし、第2のエンドエフェクタを後退させた状態で、ロボットを第1のロボット構成に延ばし、第1のフラグによって第1のビームセンサが遮断及び遮断解除される空間内の測定位置を記録することと、第1のエンドエフェクタ及び第2のエンドエフェクタの両方が延びた状態で、ロボットを第2のロボット構成に延ばし、第1のビームセンサが第1のフラグによって遮断及び遮断解除され、かつ第2のビームセンサが第2のフラグによって遮断及び遮断解除される空間内の測定位置を記録することと、第1のロボット構成及び第2のロボット構成のうちの少なくとも1つに対する位置補正を決定することとを含む。
別の実施形態では、デュアルブレードロボット較正システムが提供される。デュアルブレードロボット較正システムは、第1の可動アーム、及び第1の可動アームのうちの1つに取り付けられた第1のエンドエフェクタ、並びに第2の可動アーム、及び第2の可動アームのうちの1つに取り付けられた第2のエンドエフェクタを含むデュアルブレードロボットであって、第1のエンドエフェクタ及び第2のエンドエフェクタが独立して移動可能である、デュアルブレードロボットと、第1の可動アームのうちの1つ又は第1のエンドエフェクタの上に配置された第1のフラグと、第2の可動アームのうちの1つ又は第2のエンドエフェクタの上に配置された第2のフラグと、第1の処理位置に近接して設けられた第1のビームセンサと、第2の処理位置に近接して設けられた第2のビームセンサと、デュアルブレードロボットに連結されたコントローラであって、第1のエンドエフェクタを延ばし、第2のエンドエフェクタを後退させた状態で、デュアルブレードロボットを第1のロボット構成まで動かし、第1のフラグによって第1のビームセンサが遮断及び遮断解除される測定位置を記録し、第1のエンドエフェクタ及び第2のエンドエフェクタの両方が延びた状態で、デュアルブレードロボットを第2のロボット構成まで動かし、第1のビームセンサが第1のフラグによって遮断及び遮断解除され、かつ第2のビームセンサが第2のフラグによって遮断及び遮断解除される測定位置を記録し、第1のロボット構成及び第2のロボット構成のうちの少なくとも1つに対する位置補正を決定するように動作可能に構成されたコントローラとを含む。
別の実施形態では、電子デバイス処理システムが提供される。システムは、可動アーム、及び可動アームのうちの1つに取り付けられたエンドエフェクタ、並びに可動アームのうちの1つ又はエンドエフェクタの上に配置されたフラグを含むロボットであって、エンドエフェクタが並進運動で移動可能である、ロボットと、エンドエフェクタによって保守されるように適合されたチャンバと、チャンバから距離を置いて位置決めされたビームセンサと、ロボットに連結されたコントローラであって、エンドエフェクタが延びた状態で、ロボットをロボット構成まで動かし、フラグによってビームセンサが遮断された遮断移行位置及び遮断解除された遮断解除移行位置を記録し、ロボット構成の較正位置に対する位置補正を決定するように動作可能に構成されたコントローラとを含む。
更に別の実施形態では、ロボットにおける位置ずれを補正する方法が提供される。方法は、可動アーム、及び可動アームのうちの1つに取り付けられたエンドエフェクタ、並びに可動アームのうちの1つ又はエンドエフェクタの上に配置されたフラグを含むロボットを提供することと、エンドエフェクタによって保守されるように適合されたチャンバを提供することと、チャンバから距離を置いて位置決めされたビームセンサを提供することと、エンドエフェクタが延びた状態で、ロボットをロボット構成まで動かすことと、フラグによってビームセンサが遮断された遮断移行位置及び遮断解除された遮断解除移行位置を記録することと、ロボット構成の較正位置に対する位置補正を決定することとを含む。
本開示のこれらの態様及び他の態様に従って、他の多くの特徴が提供される。他の特徴及び態様は、以下の詳細な説明、添付の特許請求の範囲、及び添付の図面からより完全に明らかになるだろう。
1つ又は複数の実施形態による較正補助フラグを含むデュアルブレードロボットの上面図を示す。 1つ又は複数の実施形態によるビームセンサに関連して較正補助フラグを含むSCARAロボットのブレード(リスト及び連結されたエンドエフェクタ)の部分上面図を示す。 1つ又は複数の実施形態による、較正補助フラグを含み、ビームセンサ移行位置を示すSCARAロボットのブレードの部分上面図を示す。 1つ又は複数の実施形態による、較正補助フラグを含むデュアルブレードロボットの等角図を示す。 1つ又は複数の実施形態によるデュアルブレードSCARAロボットの駆動アセンブリの概略側面図を示す。 1つ又は複数の実施形態による、較正補助フラグを含み、第1のエンドエフェクタがチャンバ(例えば処理チャンバ)内に延びる第1の構成を示す、デュアルブレードSCARAロボットの概略上面図を示す。 1つ又は複数の実施形態による、較正補助フラグを含み、第1のエンドエフェクタ及び第2のエンドエフェクタが同時にチャンバ(例えば、ツイン処理チャンバ)内に延びる第2の構成を示すデュアルブレードSCARAロボットの上面概略図である。 1つ又は複数の実施形態による、較正補助フラグを含み、第1のエンドエフェクタ上のフラグがビームセンサアセンブリを超えた位置までチャンバ上に延びることを示す、デュアルブレードSCARAロボットの一部分の拡大上面部分図を示す。 1つ又は複数の実施形態によるロボットの位置ずれ補正方法を図解するフローチャートである。 1つ又は複数の実施形態によるデュアルブレードロボットの位置ずれ補正方法を図解するフローチャートである。
前述の理由のために、電子デバイス製造において、様々な場所の間で基板の非常に正確かつ迅速な搬送を実現することが目的である。特に、デュアルブレードロボットの各ブレードは、それらが保守するチャンバ(例えば、処理チャンバ及び/又はロードロックチャンバ)に対して正確に配向されるべきである。不適切な位置決めは、不均一な処理をもたらす可能性があり、いくつかの実施形態において品質が低下したり、ハンドオフの位置がずれたりする可能性がある。上記のように、いくつかのデュアルブレードSCARAロボットは、いくつかの配向問題を抱えている。
特に、単一のエンドエフェクタがそれ自体で個々に処理チャンバ内に延びる場合、処理チャンバ内のそのエンドエフェクタの位置的配向は、各ロボット構成が異なる量の垂下を含むため、両方のエンドエフェクタが一緒に処理チャンバ内に同時に延びる場合と異なるということを本明細書の発明者らは発見した。垂下の量が異なると、1つのブレードが延びているのか2つのブレードが延びているのかに応じて、水平方向及び/又は回転方向の位置ずれの量が異なるようである。
更に、従来技術では、支持された基板を有するエンドエフェクタが、中心検出センサを通過してチャンバ内に移動されると、基板の中心位置は、センサ位置で決定される。したがって、チャンバ内での基板の位置決めを改善するために、基板がエンドエフェクタの中心にないときに、エンドエフェクタの位置決めの調整を実現することができる。しかしながら、本発明者らは、エンドエフェクタが、チャンバの中心ファインダ位置から中心位置に移動するにつれて、意図された位置から更にオフセット/位置ずれに遭遇することを発見した。したがって、従来技術では不適切なセンタリングの何らかの補正が実現されうるとしても、エンドエフェクタ及び支持される基板がセンタリング検出位置とチャンバとの間を移動するにつれて、更なる位置ずれが生じる。そのような位置ずれは、従来技術では補正されない。したがって、処理チャンバ内の基板の配向は、最適とは言えない。したがって、1つ又は複数の実施形態では、中心検出位置とチャンバ(例えば処理チャンバ)の中心との間に生じる少なくともいくらかの位置ずれを補正する、位置ずれ補正を改善する方法が提供される。
一実施形態では、較正プロセス中に、異なるロボット延長構成の下での位置ずれが考慮される。特に、この二分法(dichotomy)を補正しないと、少なくともある時点では、一方のエンドエフェクタが延び、又は両方のエンドエフェクタを延びた状態で、初期位置較正を実行したかどうかに応じて、ある程度の位置誤差が存在することがある。
したがって、第1の態様では、本開示の1つ又は複数の実施形態は、デュアルブレードロボットを正確に較正する方法を対象としている。いくつかの実施形態では、一度に処理チャンバ内に延びるのがエンドエフェクタの一方か両方かにかかわらず、位置ずれが補正される。更に、本方法を実行するためのロボット較正システム及び電子デバイス処理システムが本明細書に記載される。
例示的実施形態の更なる詳細が、本明細書の図1Aから図4を参照して説明される。
図1Aから図1Eは、複数のロボットアームを含むデュアルブレードロボット100の例示的実施形態の様々な図を示す。デュアルブレードロボット100及び較正方法は、例えば、図2Aから図2Cに示されるように、電子デバイス処理システム200内の様々なチャンバ(例えば、処理チャンバ及び/又はロードロックチャンバ)間で基板を移送するための有用性を有し、基板配置の精度が改善されうる。したがって、処理品質も改善されうる。位置ずれ補正方法のいくつかの実施形態は、シングルブレードロボットにさえも適用可能でありうる。
デュアルブレードロボット100は、第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104上に支持された基板101(点線で示されている)をターゲット目的地に又はターゲット目的地から正確に採取又は配置するように適合されうる。ターゲット目的地は、その物理的中心など、1つ又は複数の処理チャンバ206(図2Aから図2C参照)内の理想的な配置位置でありうる。更に、デュアルブレードロボット100は、ターゲット位置として1つ又は複数のロードロックチャンバ208から又は1つ又は複数のロードロックチャンバ208に基板101を採取又は配置しうる。基板101は、パターン形成された又はパターンがない基板、マスク付き基板、フラットパネルディスプレイガラス、太陽電池、シリカ含有パネル、シリカ含有プレート若しくはディスク、又は他の同様の電子デバイス基板若しくはシリカ含有前駆体物品を含む半導体基板でありうる。
デュアルブレードロボット100はまた、例えば移送チャンバ247(図2A)の壁(例えば床)に取り付けられるように構成及び適合された基部110も含みうる。壁への取り付けは、ねじ、ボルトなどの適切なファスナによって行われうる。基部110は、真空がチャンバ内に提供されるときなどに、1つ又は複数の実施形態で壁に密閉されうる。デュアルブレードロボット100は、中心軸114周囲を回転可能な(例えば、ブーム112を中心とする)ブーム112と、その外側端部などで、ブーム112に取り付けられた第1及び第2のSCARAロボット116、118とを含みうる。しかしながら、他のデュアルブレードロボット及びシングルブレードロボットさえも含む他の種類のロボットは、本明細書に記載される位置ずれ補正方法、システム、及び装置から利益を得ることがある。
より詳細には、図示した実施形態におけるブーム112は、実質的に剛性の片持ちビームでありうる。デュアルブレードロボット100を別の半径方向位置に移動させ、ツインになっている処理チャンバ206、又は更にツインになっているロードロックチャンバ208の1のグループからの他のグループをサービスするために、ブーム112を中心軸114を中心にXY平面内で時計回り又は反時計回りの回転方向に回転させてもよい。ツインのチャンバが並んだ配向で設けられ、それらのチャンバは、1つの平面に設けられた共通のファセットに連結される。
中心軸114周囲のブーム112の回転は、ブームシャフト117(図1E)を駆動する第1のモータ115を含む任意の適切なブーム駆動アセンブリによって提供されてもよく、ブームシャフト117は、ブーム112にしっかりと連結される。ブーム駆動アセンブリは、モータハウジング120(図1D)内に少なくとも部分的に受容されうる。第1のモータ115は、例えば、ステッピングモータ、可変リラクタンス電気モータ、又は永久磁石電気モータでありうる。他の適切な種類のモータが使用されてもよい。第1のエンコーダ115E(図1D)は、第1のモータ115の回転位置のフィードバックを提供し、それは次に、第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104の各々の延び程度に応じて、第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104の位置決めに運動学的に並進移動されうる。
ブーム112の回転は、ロボットコントローラ122から第1のモータ115への適切な駆動信号によって制御されうる。ロボットコントローラ122は、駆動信号を様々なモータに送信させ、エンコーダからフィードバックを受信させ、他のシステム処理機能及びおそらく他のコントローラと協調させるためのプロセッサ、メモリ、ドライバ、調整電子機器及び他の回路を含みうる。示されるように、ロボットコントローラ122は、以下により完全に説明されるように、例えば、改善されたエンドエフェクタ較正調整を実行するために、ビームセンサ(例えば、第1のビームセンサ124A、124B、124C)から入力信号を受信しうる。
ブーム112の第1の外側端部に、中心軸114からずれて間隔を空けた第1の半径方向位置に取り付けられているのは、第1の選択コンプライアンスアセンブリロボットアーム(SCARA)ロボット116である。第1の端部とは反対側にある、ブーム112の第2の外側端部に、中心軸114からずれて間隔を空けた第2の半径方向位置に取り付けけられているのは、第2の選択的コンプライアンスアセンブリロボットアーム(SCARA)ロボット118である。モータハウジング120は、ブーム112を駆動するように、並びに第1のSCARAロボット116及び第2のSCARAロボット118を駆動するように構成された駆動アセンブリの部分を含む。第1のSCARAロボット116及び第2のSCARAロボット118のモータハウジング120、モータ、駆動構成要素、可動アーム、第1のエンドエフェクタ102、及び第2のエンドエフェクタ104は、デュアルブレードロボット100を構成する。
第1のSCARAロボット116は、第1の可動アーム(例えば、第1の上部アーム126、第1の前腕部128、及び第1のリスト部材130)と、第1のリスト部材130などの第1の可動アームのうちの1つに連結される第1のエンドエフェクタ102とを含む。
図示された実施形態では、第1の上部アーム126は、中心軸114からずれて間隔を空けた第2の軸138(図1D)周囲をブーム112に対してX−Y平面(図1A)で回転されうる。この実施形態では、第1の上部アーム126は、第2のモータ121及び第1の上部アーム駆動アセンブリによって独立して駆動されうる。第2のモータ121は、例えば、ステッピングモータ、可変リラクタンス電気モータ、又は永久磁石電気モータでありうる。他の適切な種類のモータが使用されてもよい。第2のモータ121の回転位置のフィードバックは、第2のエンコーダ121Eによって提供されてもよく、それは第1のエンコーダ115Eと同じ種類のエンコーダでありうる。第1の上部アーム駆動アセンブリは、第1の上部アーム126を駆動するための任意の適切な構造を含みうる。
例えば、第1の上部アーム駆動アセンブリは、一端で第2のモータ121のロータに、かつ他端で第1の上部アーム駆動部材125(例えば、円筒形プーリ)と連結された第2のシャフト123とを含みうる。第1の上部アーム駆動部材125は、第1上部アーム伝達要素129によって、第1上部アーム従動部材127(例えば、他の円筒形プーリ)に連結されうる。第1の上部アーム伝達要素129は、例えば、第1の上部アーム駆動部材125及び第1の上部アーム従動部材127周囲に反対方向に巻き付けられた2つの不連続金属ベルトなどの1つ又は複数のベルトでありうる。第1の上部アーム従動部材127は、パイロットなどによって、第1の上部アーム126にしっかりと連結されうる。
第2の軸138から間隔を空けた第2の位置で第1の上部アーム126に対して回転するように連結されるのが、第1の前腕部128である。第1の前腕部128は、第2の位置で第3の軸140周囲における第1の上部アーム126に対してX−Y平面内で回転可能である。
第3の軸140から間隔を空けた位置で第1の前腕部128の外側端部に位置するのが、第1のリスト部材130である。第1のリスト部材130は、第4の軸142周囲を第1の前腕部128に対してX−Y平面内で回転可能であり、これは図1Dに示す後退位置にあるときには第2の軸138と一致する。第1の上部アーム126の長さは、第1の前腕部128の長さと同一でありうる。
更に、第1のリスト部材130は、採取及び配置動作中に基板101を支持及び搬送するよう適合される第1のエンドエフェクタ102に連結するよう適合される。第1のエンドエフェクタ102は、任意の適切な構造のものであり、いくつかの実施形態では、セラミック材料で作製されうる。第1のエンドエフェクタ102は、機械的締結、接着、クランピングなどの任意の適切な手段によって、第1のリスト部材130に連結されうる。オプションで、第1のリスト部材130及び第1のエンドエフェクタ102は、1つの一体部品として形成されることによって互いに連結されてもよい。
前腕部駆動アセンブリは、第1の上部アーム126の内側に少なくとも部分的に含まれてもよく、第1の上部アーム126に対して第1の前腕部128を回転させるように適合されてもよい。前腕部駆動アセンブリは、第1の前腕部駆動部材131及び第1の前腕部従動部材133を含みうる。第1の前腕部駆動部材131は、第1の上部アーム126にしっかりと連結された円筒形プーリでありうる。第1の前腕部従動部材133は、第1の前腕部128にしっかりと連結された円筒形プーリでありうる。
第1のリスト部材駆動アセンブリは、第1の前腕部128及び第1の上部アーム126の内側に少なくとも部分的に含まれることがあり、第1の上部アーム126が回転すると、方向矢印143(図1A)によって示されるように、伸縮において純粋な並進運動で第1のリスト部材130を運動学的に移動させるように適合される。純粋な並進運動は、第1の上部アーム126に2:1のプーリ比を使用し、第1の前腕部128に1:2のプーリ比を使用することによって実現されうる。
第1のリスト部材駆動アセンブリは、第1のリスト部材伝達要素139によって連結された、第1のリスト部材駆動部材135(例えば、円筒形プーリ)、第1のリスト部材従動部材137(例えば、別の円筒形プーリ)を含みうる。第1のリスト部材伝達要素139は、例えば上述のように1つ又は複数のベルトでありうる。
ブーム112の第1の端部とは反対側の第2の外側端部に、かつ中心軸114からずれて間隔を空けた半径方向位置に取り付けられるのは、デュアルブレードロボット100の第2の選択的コンプライアンスアセンブリロボットアーム(SCARA)ロボット118である。第2のSCARAロボット118は、第2の可動アーム(例えば、第2の上部アーム132、第2の前腕部134、及び第2のリスト部材136)と、第2のリスト部材136などの第2の可動アームのうちの1つに連結される第2のエンドエフェクタ104とを含む。
図示された実施形態では、第2の上部アーム132は、中心軸114からずれて間隔を空けた第5の軸144周囲をブーム112に対してX−Y平面内で回転させてもよい。この実施形態では、第2の上部アーム132は、第3のモータ141及び第2の上部アーム駆動アセンブリ(図1E)によって独立して駆動されてもよい。第3のモータ141は、例えば、ステッピングモータ、可変リラクタンス電気モータ、又は永久磁石電気モータでありうる。他の適切な種類のモータが使用されてもよい。ロボットコントローラ122にフィードバック信号を提供するために、第3のエンコーダ141Eが含まれてもよい。第2の上部アーム駆動アセンブリは、第2の上部アーム132を駆動するための任意の適切な構造を含みうる。例えば、駆動システムは、第1の上部アーム126の駆動システムと類似し、図示されるように、第3のモータ141に連結された第3のシャフト147及び第2の上部アーム駆動部材145(例えば、円筒プーリー)を含みうる。
第5の軸144から間隔を空けた第2の位置で第2の上部アーム132に連結されるのが、第2の前腕部134である。第2の前腕部134は、第2の位置で第6の軸146の周囲を第2の上部アーム132に対してX−Y平面内で回転可能である。
第6の軸146から間隔を空けた位置で第2の前腕部134の外側端部に配置されるのが、第2のリスト部材136である。第2のリスト部材136は、第7の軸148周囲を第2の前腕部134に対してX−Y平面内で回転可能であり、これは、図1Dに示す後退配向にあるときに第5の軸144と一致する。
更に、第2のリスト部材136は、採取及び配置動作中に基板101を支持し搬送するように適合される第2のエンドエフェクタ104に連結するよう適合される。第2のエンドエフェクタ104は、任意の適切な構造のものであり、いくつかの実施形態ではセラミック材料で作製されうる。第2のエンドエフェクタ104は、機械的締結、接着、クランピングなどの任意の適切な手段によって、第2のリスト部材136に連結されうる。オプションで、第2のリスト部材136及び第2のエンドエフェクタ104は、1つの一体部品として形成されることによって互いに連結されてもよい。
図1Eに示されるように、第2の前腕部駆動アセンブリは、第2の上部アーム132に少なくとも部分的に設けられ、第2のリスト駆動アセンブリは、第2の前腕部134内に少なくとも部分的に含まれうる。第2のリスト駆動アセンブリは、第2の上部アーム132の回転時に、第2の方向矢印149(図1A)によって示されるように、第2のリスト部材136を純粋な並進運動で伸縮させ移動させるように適合される。純粋な並進運動は、第2の上部アーム132に1:2のプーリ比を使用し、第2の前腕部134に2:1のプーリ比を使用することによって実現されうる。
図1Aから図1Eに示すように、第1のフラグ150A、150B及び第2のフラグ152A、152Bなどの1つ又は複数のフラグが設けられうる。図示された実施形態では、第1のフラグ150A、150Bが、第1の可動アームの一方に取り付け、第2のフラグ152A、152Bが、第2の可動アームの一方に取り付けられうる。特に、第1のフラグ150A、150Bは、第1のリスト部材130に取り付けられうる。第2のフラグ152A、152Bは、第2のリスト部材136に取り付けられうる。しかし、いくつかの実施形態では、点線で示すように(図1A)、第1のフラグ150A、150B及び第2のフラグ152A、152Bは、第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104に取り付けられてもよい。
図1B及び図1Cは、第1のリスト部材130の側面から延びる第1のフラグ150A、150Bを示し、本明細書で詳細に説明されることになる。第2のフラグ152A、152Bの機能及び構造は、同一であろう。第1のフラグ150A、150Bは、形状が三角形であってもよく、第1のリスト部材130の幅Weを超えて延びてもよい。第1のフラグ150A、150B及び第2のフラグ152A、152Bは、プレート部材154、156の一部であってもよく、プレート部材154、156は、それぞれ上面など、第1のリスト部材130及び第2のリスト部材136に連結されてもよい。連結は、ファスナによるものでありうる。オプションで、1つ又は複数のフラグ150A、150B、152A、152Bは、第1のリスト部材130及び第2のリスト部材136と一体であってもよい。後述するように、第1及び第2のフラグ150A、150B、152A、152Bは、チャンバ内に延びるときに、第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104の中心の位置を正確に較正するために使用されうる。
ここで、より具体的に図1B及び図1Cを参照して、ロボット較正システムを更に詳細に説明することになる。ロボット較正システムは、前の較正によって決定された位置と比較してロボットの位置補正を決定するのに有益でありうるか、又は較正自体のために使用されうる。一実施形態では、ロボット較正システムは、第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104を含む、デュアルブレードロボット100を含みうる。第1のフラグ150A、150Bは、第1のエンドエフェクタ102又は第1の可動アームの一方のどちらかの上に配置されうる。第2のフラグ152A、152B(第1のフラグ150A、150Bのみが図1B及び図1Cに示されている)は、第2のエンドエフェクタ104又は第2の可動アームの一方のどちらかに配置されうる。システムは、第1のエンドエフェクタ102の位置調整を決定するために説明されるが、第2のエンドエフェクタ104の位置調整を決定することにも等しく適用されうる。
ロボットコントローラ122は、ロボット(例えば、デュアルブレードロボット100)に電気的に連結され、ロボット(例えば、デュアルブレードロボット100)を第1のロボット構成まで動かすように構成されうる。第1のロボット構成では、第1のエンドエフェクタ102は、完全に延び、この第1のエンドエフェクタ102の延びが、図1Bに示される。デュアルブレードロボット100の場合、第2のエンドエフェクタ104は、(図2Aに示すように)後退する。
1つ又は複数のビームセンサ(例えば、第1のビームセンサ124A、124B、124C)は、1つ又は複数のフラグ(例えば、第1のフラグ150A、150B)がそれらを通過しうるように、処理チャンバ206の位置に近接する位置に設けられてもよい。第1のビームセンサ124A、124B、124Cは、送信部材と受信部材とを含むセンサなどの任意の適切なセンサ種類でありうる。送信部材は、レーザ又は発光ダイオードなどからの光のビームを送信し、受信機は、任意の適切な光検出器でありうる。センサビームが遮断されると、信号が発せられ、よって移行の識別が可能になる。
1つ又は複数の実施形態では、第1のエンドエフェクタ102の中心がチャンバの中心(例えば処理チャンバ206の中心)に受容されると、第1のフラグ150A、150Bが第1のビームセンサ124A−124Cをちょうど通過するように、第1のフラグ150A、150Bが位置決めされる。第1フラグ150A、150Bの裏側は、第1ビームセンサ124A、124Bを、例えば、0.0mmから12.5mmほど通過しうる。
第2のフラグ152A、152Bが第1のフラグ150A、150Bについて説明したのと同じ方法で第2のビームセンサを通過しうるように、第2のビームセンサ(図示せず)は、第2の処理位置に近接して設けられうる。第1のビームセンサ124A−124Cは、いくつかの実施形態では、図2A−図2Cに示されるようにビームセンサアセンブリ251内に提供されてもよく、ビームセンサアセンブリ251は、開口部(例えばスリットバルブ開口部)又は移送チャンバ247と処理チャンバ206又はロードロックチャンバ208との間を通るチャネル内又はその近くに取り付けられうる。ビームセンサアセンブリ251は、物理センサをスリットバルブ開口部から離して配置することができ、基板101の線形中心検出に使用されうる。ビームセンサアセンブリは、Schauerに対する米国特許第8,064,070号に記載される。
プレート部材154及び第1のフラグ150A、150Bを含む第1のリスト部材130が第1のビームセンサ124A、124B、124Cに最初に遭遇すると、それらのビームは、第1の遮断された移行位置A1、B1、C1で遮断される。これらの第1の遮断された移行位置A1、B1、C1の各々におけるエンコーダからのエンコーダ読み取り値が記録されうる。次に、プレート部材154は、第1のビームセンサ124A、124B、124Cを通過し、ビームは、中断されていない移行位置A2、B2、C2では中断されない。これらの中断した移行位置A1、B1、C1及び中断されていない移行位置A2、B2、C2は、ロボットコントローラ122のメモリに記録される(図1Cに示す位置A1−C2)。
図2Cは、チャンバ(例えば、処理チャンバ206)内に延びる1つのエンドエフェクタ(例えば、第2のエンドエフェクタ104)の拡大図を示し、フラグ(例えば、第2のフラグ152A、152B)は、第2のビームセンサに対して、最初に遮断された移行位置A1、B1、及びC1、並びに遮断解除された移行位置A2、B2、及びC2を通過している。
いくつかの実施形態では、第1のビームセンサ124A−124Cは、基板101がスリットバルブ開口部を通過する際に、基板101の中心(本明細書では線形中心検出又はLCFと称される)を見つけるために従来技術で使用される。本開示の実施形態は、例えば、それらが既にシステム内に存在することを考えると、これらの第1のビームセンサ124A−124Cを使用しうる。
従来技術に従って線形中心検出を実行するとき、第1のエンドエフェクタ102は、最初に処理チャンバ206の外側の移送チャンバ247内で始動され、その後、例えば、第1のビームセンサ124A−124Cを通過して、基板101の中心が決定される。中心は、第1のビームセンサ124A−124Cの各々からの情報と、相関エンコーダ読み取り値とを使用して決定されうる。X方向及び/又はY方向の調整は、基板101の決定された中心に基づいてロボット100によって実行されうる。
図1Bに示すように、このLCF較正情報は、x軸及びy軸の各々沿ったX及びYの値、すなわち第1のビームセンサ124Bの位置、並びにセンサヒステリシスを含む、すなわち第1のビームセンサ124Bを遮断してからロボットコントローラ122の信号入力までの時間遅延を含むいくつかの寸法を決定しうる。
この基板101の決定された中心から、第1のエンドエフェクタ102に対するLCF位置補正が決定され、基板101の中心が推定され、処理チャンバ206の中心と位置合わせされるように、第1のエンドエフェクタ102が調整される。
しかしながら、このLCF位置調整は、第1のエンドエフェクタ102の正確な位置が以前の較正に基づいて知られていると仮定する。しかしながら、磨耗によるシステムの変化は、第1のエンドエフェクタ102だけが挿入されたときに垂下し、他の要因が、エンドエフェクタの実際の位置を変える可能性がある。このため、既存の較正だけを使用する場合、第1のエンドエフェクタ102が完全に延びるときに、第1のエンドエフェクタ102の中心が、処理チャンバ206の中心と一致しないことがある。
したがって、1つ又は複数の実施形態では、本開示は、最初のLCF較正が実行された後にx方向又はy方向のいずれかに第1のエンドエフェクタ102の中心の実際の位置で起こりうる変化を考慮に入れる。以下に説明する本開示の実施形態によって決定されるように、追加の位置補正が生成され、使用されてもよい。
起こり得る位置的不一致を考慮して追加の位置補正を決定するために、第1のフラグ150A、150Bと第1のビームセンサ124A−124Cとの係合に基づく遮断された移行情報及び遮断解除された移行情報が使用されうる。
これらの中断された移行及び中断されていない移行のため、以下の測定位置が記録されうる。
A1=センサ移行A1に対する単一ブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
A1x=PA1のx成分、
A1y=PA1のy成分、
A2=センサ移行A2に対する単一ブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置
A2x=PA2のx成分、
A2y=PA2のy成分、
B1=センサ移行B1に対する単一ブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
B1x=PB1のx成分、
B1y=PB1のy成分、
B2=センサ移行B2に対する単一ブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置
B2x=PB2のx成分、
B2y=PB2のy成分、
C1=センサ移行C1に対する単一ブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
C1x=PC1のx成分、
C1y=PC1のy成分、
C2=センサ移行C2に対する単一ブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
C2x=PC2のx成分、及び
C2y=PC2のy成分。
上記の予想位置は、第1のエンドエフェクタ102の初期LCF較正中に以前に記録されたこれらの位置と組み合わせて使用されうる。
A1=センサ移行A1に対する初期較正中のロボットエンドエフェクタ記録位置、
A1x=QA1のx成分、及び
A1y=QA1のy成分。
A2=センサ移行A2に対する初期較正中のロボットエンドエフェクタ記録位置、
A2x=QA2のx成分、及び
A2y=QA2のy成分。
B1=センサ移行B1に対する初期較正中のロボットエンドエフェクタ記録位置、
B1x=QB1のx成分、及び
B1y=QB1のy成分。
B2=センサ移行B2に対する初期較正中のロボットエンドエフェクタ記録位置、
B2x=QB2のx成分、及び
B2y=QB2のy成分。
C1=センサ移行C1に対する初期較正中のロボットエンドエフェクタ記録位置、
C1x=QC1のx成分、及び
C1y=QC1のy成分。
C2=センサ移行C2に対する初期較正中のロボットエンドエフェクタ記録位置、
C2x=QC2のx成分、及び
C2y=SC2のy成分。
x方向及びy方向の両方における位置補正Eの推定値(E,E)は、以下の式を使用して決定されうる。
=(1/3)(PA2y+PB2y+PC2y−QA2y−QB2y−QC2y
=(k/3)(│PA2−PA1│−│QA2−QA1│)+(k/3)(│PB2−PB1│−│QB2−QB1│)+(k/3)(│PC2−PC1│−│QC2−QC1│)−(1/6)(PA1x+PA2x−QA1x−QA2x+PB1x+PB2x−QB1x−QB2x+PC1x+PC2x−QC1x−QC2x
ここで、
=Wf/Lf、又はポイントAにおけるフラグの勾配、
=−Wf/Lf、又はポイントBにおけるフラグの勾配、
=−Wf/Lf、又はポイントCにおけるフラグの勾配、及び
│p│=ベクトルのノルム。
更に、デュアルブレードロボット100は、第2のロボット構成、すなわち、例えば、第1のエンドエフェクタ102と第2のエンドエフェクタ104の両方が(図2Bに示すように)延びた状態で移動されてもよい。
LCF位置補正は、第1のエンドエフェクタ102と第2のエンドエフェクタ104の両方に対して、前述と同じ方法で再び決定される。次に、基板101(エンドエフェクタ102、104の端部に取り付けられている)の各々の中心が、エンドエフェクタ102、104が延びることになる処理チャンバ206の各々の中心と位置合わせされるよう推定されるように、エンドエフェクタ102、104が調整される。各エンドエフェクタ102、104は、第1のビームセンサ124A−124Cを通過するように一度に1つずつ延ばされ、各LCF位置補正が個別に記録される。
しかしながら、このLCF位置調整はまた、エンドエフェクタ102、104のそれぞれの正確な位置が以前の較正に基づいて知られていると仮定する。ただし、磨耗、垂下、及びその他の要因によるシステムの変化は、エンドエフェクタの実際の位置を変える可能性がある。この追加の移動は、例えば、両方のエンドエフェクタ102、104を一度に延ばすことによって引き起こされる追加の重量、又は他の要因のために、第1の構成よりもデュアルブレードロボット100の第2の構成にとって大きな値となりうる。
このため、既存の較正だけを使用する場合、第1のエンドエフェクタ102と第2のエンドエフェクタ104の両方の中心は、エンドエフェクタ102、104が一斉に完全に延ばされるとき、処理チャンバ206の各々の中心と一致しないことがある。したがって、1つ又は複数の実施形態では、本開示は、初期LCF較正が実行された後にx方向又はy方向のいずれかに第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104の実際の位置において起こりうる変化を考慮する。以下に説明する本開示の実施形態によって決定されるように、追加の位置補正が生成され、使用されてもよい。
単一のエンドエフェクタについて説明したプロセスと同様に、ここで、第1のエンドエフェクタ102だけを延ばすのではなく、エンドエフェクタ102、104の両方を一度に延ばすことに起因しうるエンドエフェクタ102、104の追加の移動を考慮するよう、位置補正が再度計算されうる。第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104の各々について、追加の位置補正が計算されうる。
追加の位置補正を決定するために、第1のフラグ150A、150B及び第2のフラグ152A、152Bと第1のビームセンサ124A−124C及び第2のビームセンサ(ここでは図示せず)との係合に基づく遮断された移行情報及び遮断解除された移行情報が使用されうる。
これらの遮断された移行及び遮断解除された移行のために、以下の測定位置がエンドエフェクタ102、104の各々について記録されうる。
A1=センサ移行A1に対するデュアルブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
A1x=PA1のx成分、PA1y=PA1のy成分。
A2=センサ移行A2に対するデュアルブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
A2x=PA2のx成分、PA2y=PA2のy成分。
B1=センサ移行B1に対するデュアルブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
B1x=PB1のx成分、PB1y=PB1のy成分。
B2=センサ移行B2に対するデュアルブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
B2x=PB2のx成分、PB2y=PB2のy成分。
C1=センサ移行C1に対するデュアルブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
C1x=PC1のx成分、
C1y=PC1のy成分。
C2=センサ移行C2に対する単一ブレード延長中のロボットエンドエフェクタ予想位置、
C2x=PC2のx成分、
C2y=PC2のy成分。
上記の予想される位置は、第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104の各々に別々に実行された初期LCF較正中に、以前記録された位置QA1からQC2(段落00067から00072(本翻訳文段落0056)において先ほど列挙された定義)と組み合わせて使用される。
上記のパラメータを使用して、デュアル延長対単一延長による延長位置の配置における差、すなわち、エンドエフェクタ102、104の各々に対するx方向及びy方向の両方における位置補正E、に対する推定値(E,E)が、次の式を使用して決定されうる。
=(1/3)(PA2y+PB2y+PC2y−QA2y−QB2y−QC2y
=(k/3)(│PA2−PA1│−│QA2−QA1│)+(k/3)(│PB2−PB1│−│QB2−QB1│)+(k/3)(│PC2−PC1│−│QC2−QC1│)−(1/6)(PA1x+PA2x−QA1x−QA2x+PB1x+PB2x−QB1x−QB2x+PC1x+PC2x−QC1x−QC2x
ここで、
=Wf/Lf、又はポイントAにおけるフラグの勾配、
=−Wf/Lf、又はポイントBにおけるフラグの勾配、
=−Wf/Lf、又はポイントCにおけるフラグの勾配、及び
│p│=ベクトルの絶対値。
上記の全てはまた、デュアルブレードロボット100以外のロボットを使用して実行されてもよい。ロボットは、可動アームを含み、可動アームのうちの1つに取り付けられた、第1のエンドエフェクタ102などの単一のエンドエフェクタと、フラグ150Aなどの単一のフラグ、又は第1のビームセンサ124A、若しくはビームセンサ124A、124Bなどのビームセンサを通過しうる複数のフラグを有しうる。
追加の位置補正が決定された後、この位置補正は、最初のLCF較正と比較して、第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104の一方又は両方を追加量だけ移動させるために使用され、よって、エンドエフェクタ102、104の一方又は両方の中心が、1つ又は複数のエンドエフェクタ102、104が延びうるチャンバ(例えば、1つ又は複数の処理チャンバ206)の真の中心と位置合わせされるように位置決めされうる。
較正動作を理解するために、デュアルブレードロボット100が動作する電子デバイス処理システム200の構造が、図2A−図2Cを参照して説明されることになる。電子デバイス処理システム200は、チャンバ247(例えば、移送チャンバ)を含むメインフレームハウジング225を含む。デュアルブレードロボット100は、チャンバ247内に少なくとも部分的に配置され、デュアルブレードロボット100は、第1のSCARAロボット116及び第1のエンドエフェクタ102の第1の可動アーム、並びに第2のSCARAロボット118及び第2のエンドエフェクタ104の第2の可動アームを含みうる。第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104は、処理チャンバ206及びロードロックチャンバ208に出入りする並進運動で独立して移動可能でありうる。
第1のフラグ150A、150Bは、第1のエンドエフェクタ102又は第1の可動アームの一方のどちらかの上に配置されうる。第2のフラグ152A、152Bは、第2のエンドエフェクタ104又は第2の可動アームの1つのどちらかの上に配置されうる。図示されるように、処理チャンバ206のうちの第1の処理チャンバは、第1のエンドエフェクタ102によって保守されるよう適合され、処理チャンバ206のうちの第2の処理チャンバは、第2のエンドエフェクタ104によって保守されるよう適合されうる。本明細書で使用されるときの保守とは、基板101が処理チャンバ206から取り出されるか又は処理チャンバ206内に配置されうることを意味する。
処理チャンバ206及びロードロックチャンバ208への入口に取り付けられるのが、ビームセンサアセンブリ251である。ビームセンサアセンブリ251は、第1のビームセンサ124A、124B、124Cの集合体でありうる。
図2Aに示すように、電子デバイス処理システム200は、第1のロボット構成のデュアルブレードロボット100を含むことがあり、第1のエンドエフェクタ102だけを延ばし、第2のエンドエフェクタ104を後退させる。
図2Bに示されるように、電子デバイス処理システム200は、代替的には、第2のロボット構成のデュアルブレードロボット100を含み、第1のエンドエフェクタ102及び第2のエンドエフェクタ104の両方が延ばされる。
別の実施形態では、デュアルブレードロボット100は、第3のロボット構成(図2C)を考慮し、第2のエンドエフェクタ104のみが延ばされ、第1のエンドエフェクタ102を後退させ、第3のロボット構成が、第1のロボット構成と同じ方法で扱われる。
図2A及び図2Bの図示された実施形態では、チャンバ247(例えば、移送チャンバ)内に位置し収容されるデュアルブレードロボット100が示される。しかしながら、本明細書に記載のデュアルブレードロボット100及び方法が、ファクトリインターフェース255などの電子デバイス製造の他の分野で有利に使用されうることを認識すべきである。ファクトリインターフェース255は、1つ又は複数の前方開口型統一ポッド(FOUP)233に連結され、デュアルブレードロボット100は、ロボット装置257として機能し、例えば、ファクトリインターフェース255のロードポートでドッキングされている前方開口型統一ポッド(FOUP)233と処理システムのロードロックチャンバ208との間で、基板101を搬送するように構成されうる。デュアルブレードロボット100は、他の運搬用途にも対応可能である。
ロボットの位置ずれを補正する方法300が、ここで図3を参照して説明されることになる。補正量を決定するために、位置ずれ補正が実行され、次に位置補正が適用されうる。
302において、方法300は、可動アームと、可動アームのうちの1つに取り付けられたエンドエフェクタ(例えば、第1のエンドエフェクタ102)と、可動アームのうちの1つ又はエンドエフェクタの上に配置されたフラグ(例えば、第1のフラグ150A)とを含むロボットを提供することを含む。
方法300は、304において、エンドエフェクタ(例えば、第1のエンドエフェクタ102)によって保守されるように適合されたチャンバ(例えば、処理チャンバ206)を提供すること、及び306において、チャンバから距離を置いて位置決めされるビームセンサ(すなわち、第1のビームセンサ124A)を提供することを更に含む。
方法300は、308において、エンドエフェクタを延ばした状態でロボットをロボット構成まで動かすことと、310において、フラグによってビームセンサが遮断された遮断移行位置及び遮断解除された遮断解除移行位置を記録することと、最後に、312において、ロボット構成の較正位置に対する位置補正(例えば、位置補正E、E)を決定することを含む。
ここで、デュアルブレードロボット(例えば、デュアルブレードロボット100)における位置ずれを補正する方法400が、図4を参照しながら説明されることになる。エンドエフェクタを適切にセンタリングするための補正量を決定するために、位置ずれ補正が実行され、次いで位置補正が適用されうる。
方法400は、402において、第1の可動アーム、及び第1の可動アームの1つに取り付けられた第1のエンドエフェクタ(例えば、第1のエンドエフェクタ102)、並びに第2の可動アーム、及び第2の可動アームの1つに取り付けられた第2のエンドエフェクタ(例えば、第2のエンドエフェクタ104)を含む、デュアルブレードロボットを提供することを含み、第1のエンドエフェクタ及び第2のエンドエフェクタは、延びる際に、独立して移動可能である。
更に、404において、方法400は、第1の可動アームの1つ又は第1のエンドエフェクタの上に第1のフラグ(例えば、第1のフラグ150A、150B)を設けることと、406において、第2の可動アームの1つ又は第2のエンドエフェクタの上に第2のフラグ(例えば、第2のフラグ152A、152B)を設けることとを含む。
408において、方法400は、第1のフラグの予想経路内の位置に第1のビームセンサ(例えば、第1のビームセンサ124A、124B、124C)を設けることと、410において、第2のフラグの予想経路内の位置に第2のビームセンサ(図示せず)を設けることとを含む。2つ以上のビームセンサが使用されうる。
方法400は、412において、第1のエンドエフェクタを延ばし、第2のエンドエフェクタを後退させた状態で、ロボットを第1のロボット構成(例えば、図2Aに示すような第1のロボット構成)に延ばし、第1のフラグによって第1のビームセンサが遮断及び遮断解除される空間内の測定位置を記録することと、加えて、414において、第1のエンドエフェクタ及び第2のエンドエフェクタの両方が延びた状態で、ロボットを第2のロボット構成(例えば、図2Bに示されるような第2のロボット構成)に延ばし、第1のビームセンサが第1のフラグによって遮断及び遮断解除され、第2のビームセンサが第2のフラグによって遮断及び遮断解除される空間内の測定位置を記録することとを含む。
最後に、416において、方法400は、第1のロボット構成及び第2のロボット構成のうちの少なくとも1つに対する位置補正を決定することを含む。
上記の説明は、例示的な実施形態を開示する。本開示の範囲内に含まれる上述の方法及び装置の修正例が、当業者には容易に明らかであろう。したがって、本開示はその例示的実施形態を開示しているが、特許請求の範囲によって定義されるように、他の実施形態が本開示の範囲内に含まれうることを理解すべきである。

Claims (13)

  1. デュアルブレードロボットにおける位置ずれを補正する方法であって、
    第1の可動アーム、及び前記第1の可動アームのうちの1つに取り付けられた第1のエンドエフェクタ、並びに第2の可動アーム、及び前記第2の可動アームのうちの1つに取り付けられた第2のエンドエフェクタを含むデュアルブレードロボットを提供することであって、前記第1のエンドエフェクタ及び前記第2のエンドエフェクタが、延びる際に独立して移動可能である、デュアルブレードロボットを提供することと、
    前記第1の可動アームのうちの1つ又は前記第1のエンドエフェクタの上に第1のフラグを設けることと、
    前記第2の可動アームのうちの1つ又は前記第2のエンドエフェクタの上に第2のフラグを設けることと、
    前記第1のフラグの予想経路内の位置に第1のビームセンサを設けることと、
    前記第2のフラグの予想経路内の位置に第2のビームセンサを設けることと、
    前記第1のエンドエフェクタを延ばし、前記第2のエンドエフェクタを後退させた状態で、前記デュアルブレードロボットを第1のロボット構成に延ばし、前記第1のフラグによって前記第1のビームセンサが遮断及び遮断解除される空間内の測定位置を記録することと、
    前記第1のエンドエフェクタ及び前記第2のエンドエフェクタの両方が延びた状態で、前記デュアルブレードロボットを第2のロボット構成に延ばし、前記第1のビームセンサが前記第1のフラグによって遮断及び遮断解除され、かつ前記第2のビームセンサが前記第2のフラグによって遮断及び遮断解除される空間内の前記測定位置を記録することと、
    前記第1のロボット構成及び前記第2のロボット構成のうちの少なくとも1つに対する位置補正を決定することと
    を含む方法。
  2. 前記第2のエンドエフェクタを延ばし、前記第1のエンドエフェクタを後退させた状態で、前記デュアルブレードロボットを第3のロボット構成に延ばすことと、
    前記第2のビームセンサが前記第2のフラグによって遮断及び遮断解除される空間内の測定位置を記録することと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の可動アームのうちの前記1つの第1のリスト部材の上に前記第1のフラグを設けること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第2の可動アームのうちの前記1つの第2のリスト部材の上に前記第2のフラグを設けること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の可動アームのうちの前記1つの第1のリスト部材の表面に連結された第1のフラグ構成要素として、前記第1のフラグを設けること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2の可動アームのうちの前記1つの第2のリスト部材の表面に連結された第2のフラグ構成要素として、前記第2のフラグを設けること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のエンドエフェクタがチャンバ内に完全に延びるときに、前記第1のビームセンサの前方に位置決めされる前記第1の可動アームのうちの前記1つの第1のリスト部材の上の位置に前記第1のフラグを設けること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2のエンドエフェクタがチャンバ内に完全に延びるときに、前記第2のビームセンサの前方に位置決めされる前記第2の可動アームのうちの前記1つの第2のリスト部材の上の位置に前記第2のフラグを設けること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のエンドエフェクタ及び前記第2のエンドエフェクタの上の基板の位置に直接近接する位置に、前記第1のフラグ及び前記第2のフラグを設けること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のロボット構成及び前記第2のロボット構成の両方に対する前記位置補正を決定すること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 第1の可動アーム、及び前記第1の可動アームのうちの1つに取り付けられた第1のエンドエフェクタ、並びに第2の可動アーム、及び前記第2の可動アームのうちの1つに取り付けられた第2のエンドエフェクタを含むデュアルブレードロボットであって、前記第1のエンドエフェクタ及び前記第2のエンドエフェクタが独立して移動可能である、デュアルブレードロボットと、
    前記第1の可動アームのうちの1つ又は前記第1のエンドエフェクタの上に配置された第1のフラグと、
    前記第2の可動アームのうちの1つ又は前記第2のエンドエフェクタの上に配置された第2のフラグと、
    第1の処理位置に近接して設けられた第1のビームセンサと、
    第2の処理位置に近接して設けられた第2のビームセンサと、
    前記デュアルブレードロボットに連結されたコントローラであって、
    前記第1のエンドエフェクタを延ばし、前記第2のエンドエフェクタを後退させた状態で、前記デュアルブレードロボットを第1のロボット構成まで動かし、前記第1のフラグによって前記第1のビームセンサが遮断及び遮断解除される測定位置を記録し、
    前記第1のエンドエフェクタ及び前記第2のエンドエフェクタの両方が延びた状態で、前記デュアルブレードロボットを第2のロボット構成まで動かし、前記第1のフラグによって前記第1のビームセンサが遮断及び遮断解除され、かつ前記第2のフラグによって前記第2のビームセンサが遮断及び遮断解除される測定位置を記録し、
    前記第1のロボット構成及び前記第2のロボット構成のうちの少なくとも1つに対する位置補正を決定する
    ように動作可能に構成されたコントローラと
    を含むデュアルブレードロボット較正システム。
  12. 可動アーム、及び前記可動アームのうちの1つに取り付けられたエンドエフェクタ、並びに前記可動アームのうちの1つ又は前記エンドエフェクタの上に配置されたフラグを含むロボットであって、前記エンドエフェクタが並進運動で移動可能である、ロボットと、
    前記エンドエフェクタによって保守されるように適合されたチャンバと、
    前記チャンバから距離を置いて位置決めされたビームセンサと、
    前記ロボットに連結されたコントローラであって、
    前記エンドエフェクタが延びた状態で、前記ロボットをロボット構成まで動かし、前記フラグによって前記ビームセンサが遮断された遮断移行位置及び遮断解除された遮断解除移行位置を記録し、
    前記ロボット構成の較正位置に対する位置補正を決定する
    ように動作可能に構成されたコントローラと
    を含む電子デバイス処理システム。
  13. ロボット内の位置ずれを補正する方法であって、
    可動アーム、及び前記可動アームのうちの1つに取り付けられたエンドエフェクタ、並びに前記可動アームのうちの1つ又は前記エンドエフェクタの上に配置されたフラグを含むロボットを提供することと、
    前記エンドエフェクタによって保守されるように適合されたチャンバを提供することと、
    前記チャンバから距離を置いて位置決めされたビームセンサを提供することと、
    前記エンドエフェクタが延びた状態で、前記ロボットをロボット構成まで動かすことと、
    前記フラグによって前記ビームセンサが遮断された遮断移行位置及び遮断解除された遮断解除移行位置を記録することと、
    前記ロボット構成の較正位置に対する位置補正を決定することと
    を含む方法。
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