JP2019519221A5 - - Google Patents

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本発明の態様は以下を含む。
付記1
哺乳動物タンパク質又はインヒビターmRNA産物を発現可能な遺伝子を含む第一の核酸配列を含むウイルスベクターであって、前記遺伝子が表1から選択され、前記第一の核酸配列が哺乳動物細胞における前記産物の発現のための第一の調節配列に作動可能に連結されている、ウイルスベクター。
付記2
前記第一の調節配列が第一のプロモーターを含み、前記第一のプロモーターが構成的プロモーター又は誘導性プロモーターである、付記1に記載のウイルスベクター。
付記3
前記第一の調節配列が、heF1aプロモーター、CAGGS(サイトメガロウイルス、ニワトリβアクチンイントロン、ウサギβグロビン遺伝子のスプライスアセプター)、CMV、shEf1a(切断型hEf1a)、AATプロモーター、甲状腺ホルモン結合グロブリンプロモーター、アルブミンプロモーター、チロキシン結合グロブリン(TBG)プロモーター、肝臓制御領域(HCR)−ApoCIIハイブリッドプロモーター、CASI、HCR−hAATハイブリッドプロモーター、並びにマウスアルブミン遺伝子エンハンサー(Ealb)エレメント及びアポリポタンパク質Eプロモーターと組み合わせられたAATプロモーターからなる群から選択される第一のプロモーターを含む、付記1又は付記2に記載のウイルスベクター。
付記4
前記遺伝子がFGF21、Klotho、又はsTGFbR2−FCである、付記1〜付記4のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記5
前記第一の核酸配列が、哺乳動物細胞におけるRNA安定性及び発現のために第一の3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記1〜付記4のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記6
前記第一の3′非翻訳領域が、哺乳動物細胞における前記融合タンパク質の発現を調節するための第一の組織特異的miRNA結合配列を含む、付記5に記載のウイルスベクター。
付記7
前記第一の組織特異的miRNA結合配列が、肝細胞における発現を阻害するために第一のmir122a組織特異的miRNA結合配列を含む、付記6に記載のウイルスベクター。
付記8
前記第一の3′非翻訳領域が、WPRE、WPRE3、SV40後期ポリアデニル化シグナル(切断型、配列番号114)、HBGポリアデニル化シグナル、ウサギβグロビンポリA、ウシbgpA、及びETCポリアデニル化シグナル、又はこれらのハイブリッドからなる群から選択されるポリアデニル化シグナルを含む、付記5〜付記7のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記9
前記ウイルスベクターがパルボウイルスベクターである、付記1〜付記8のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記10
前記パルボウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターである、付記9に記載のウイルスベクター。
付記11
前記AAVベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、又はAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)ウイルスベクターから選択される、付記10に記載のウイルスベクター。
付記12
前記ウイルスベクターは、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、若しくはAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)、又はこれらの組み合わせについて血清型が決定される、付記10〜付記11のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記13
表3のAAVベクターから選択されるAAVベクター。
付記14
付記1〜付記12のいずれか一項に記載のウイルスベクターの1種又は複数種又は付記13に記載のAAVベクターの1種又は複数種の治療有効量を投与することを含む、加齢関連疾患又は症状を治療する方法。
付記15
表1から選択される複数のウイルスベクター又は表3から選択される複数のAAVベクターを投与することを含む、付記14に記載の方法。
付記16
受容体細胞外ドメインを有する哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体II(sTGFβ−R2)タンパク質又はその断片とIg Fcドメインとの融合タンパク質をコードする第一の核酸配列を含むウイルスベクターであって、
前記融合タンパク質がTGFβ1に結合可能であり、前記第一の核酸配列が哺乳動物細胞における前記融合タンパク質の発現のための第一の調節配列に作動可能に連結されている、ウイルスベクター。
付記17
前記哺乳動物sTGFβ−R2タンパク質が、ヒトsTGFβ−R2タンパク質である、付記16に記載のウイルスベクター。
付記18
前記哺乳動物sTGFβ−R2タンパク質が、イヌsTGFβ−R2タンパク質である、付記16に記載のウイルスベクター。
付記19
前記哺乳動物sTGFβ−R2タンパク質が、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタのsTGFβ−R2タンパク質からなる群から選択される、付記16に記載のウイルスベクター。
付記20
前記コードされた哺乳動物sTGFβ−R2タンパク質が、配列番号17、11、10、5(ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタも同様)に対応する哺乳動物sTGFβ−R2タンパク質の前記アミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、付記16に記載のウイルスベクター。
付記21
前記Ig Fcが、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタのIg Fcからなる群から選択される、付記16〜付記20のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記22
前記Ig Fcが、IgG1、IgG2a、IgG2b、IgG3、及びIgG4からなる群から選択されるIgGのFcである、付記21に記載のウイルスベクター。
付記23
前記Ig Fcが、配列番号20、27で表されるIg Fcのアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、付記21に記載のウイルスベクター。
付記24
前記第一の調節配列が、肝細胞における前記融合タンパク質の発現のための第一の肝組織特異的プロモーターを含む、付記16〜付記23のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記25
前記第一の調節配列が第一のプロモーターを含み、前記第一のプロモーターが構成的プロモーター又は誘導性プロモーターである、付記16〜付記24のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記26
前記第一の調節配列が、heF1aプロモーター、AATプロモーター、甲状腺ホルモン結合グロブリンプロモーター、アルブミンプロモーター、チロキシン結合グロブリン(TBG)プロモーター、肝臓制御領域(HCR)−ApoCIIハイブリッドプロモーター、HCR−hAATハイブリッドプロモーター、並びにマウスアルブミン遺伝子エンハンサー(Ealb)エレメント及びアポリポタンパク質Eプロモーターと組み合わせられたAATプロモーターからなる群から選択される第一のプロモーターを含む、付記16〜付記24に記載のウイルスベクター。
付記27
前記第一の調節配列が、構成的プロモーターを含む、付記16〜付記26に記載のウイルスベクター。
付記28
前記第一の核酸配列が、哺乳動物細胞におけるRNA安定性及び発現のために第一の3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記16〜付記27のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記29
前記第一の3′非翻訳領域が、哺乳動物細胞における前記融合タンパク質の発現を調節するための第一の組織特異的miRNA結合配列を含む、付記28に記載のウイルスベクター。
付記30
前記第一の組織特異的miRNA結合配列が、肝細胞における発現を阻害するために第一のmir122a組織特異的miRNA結合配列を含む、付記29に記載のウイルスベクター。
付記31
前記第一の3′非翻訳領域が、WPRE3、SV40後期ポリアデニル化シグナル(切断型、配列番号113及び114)、HBGポリアデニル化シグナル、及びETCポリアデニル化シグナル、又はこれらのハイブリッドからなる群から選択されるポリアデニル化シグナルを含む、付記28〜付記30のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記32
哺乳動物核因子(赤血球由来2)様2(Nrf2)タンパク質をコードする第二の核酸をさらに含み、前記第二の核酸配列が、前記哺乳動物細胞における前記Nrf2タンパク質の発現のための第二の調節配列に作動可能に連結されている、付記16〜付記31のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記33
前記哺乳動物sTGFβ−R2タンパク質及び前記哺乳動物Nrf2タンパク質が、同一哺乳動物種のものである、付記32に記載のウイルスベクター。
付記34
前記哺乳動物種が、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタからなる群から選択される、付記33に記載のウイルスベクター。
付記35
前記第二の調節配列が、肝細胞における前記Nrf2タンパク質の発現のための第二の肝組織特異的プロモーターを含む、付記32〜付記34のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記36
前記第二の調節配列が第二のプロモーターを含み、前記第二のプロモーターが構成的プロモーター又は誘導性プロモーターである、付記32〜付記35のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記37
前記第二の調節配列が、heF1aプロモーター、AATプロモーター、甲状腺ホルモン結合グロブリンプロモーター、アルブミンプロモーター、チロキシン結合グロブリン(TBG)プロモーター、肝臓制御領域(HCR)−ApoCIIハイブリッドプロモーター、HCR−hAATハイブリッドプロモーター、並びにマウスアルブミン遺伝子エンハンサー(Ealb)エレメント及びアポリポタンパク質Eプロモーターと組み合わせられたAATプロモーターからなる群から選択される第二のプロモーターを含む、付記32〜付記36のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記38
前記第二の調節配列が、構成的プロモーターを含む、付記32〜付記37のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記39
前記第二の核酸配列が、哺乳動物細胞におけるRNA安定性及び発現を調節する第二の3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記32〜付記38のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記40
前記第二の3′非翻訳領域が、哺乳動物細胞における前記Nrf2タンパク質の発現を調節するための第二の組織特異的miRNA結合配列を含む、付記32〜付記39のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記41
前記第二の組織特異的miRNA結合配列が、肝細胞における発現を阻害するために第二のmir122a組織特異的miRNA結合配列を含む、付記40に記載のウイルスベクター。
付記42
前記第二の3′非翻訳領域が、WPRE3、SV40後期ポリアデニル化シグナル(切断型、配列番号114)、HBGポリアデニル化シグナル、及びETCポリアデニル化シグナル、又はこれらのハイブリッドからなる群から選択される第二のポリアデニル化シグナルを含む、付記32〜付記39のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記43
前記Nrf2タンパク質をコードする前記第二の核酸が、前記融合タンパク質及び前記Nrf2タンパク質をコードするポリシストロニックmRNA転写産物を発現するための前記第一の調節配列に作動可能に連結され、前記第二の調節配列が、前記ポリシストロニック転写産物からNrf2タンパク質を発現するための作動可能に連結されたIRES又は2A配列を含む、付記32に記載のウイルスベクター。
付記44
前記ウイルスベクターがパルボウイルスベクターである、付記16〜付記44のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記45
前記ウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターである、付記44に記載のウイルスベクター。
付記46
前記AAVベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)ウイルスベクターから選択される、付記45に記載のウイルスベクター。
付記47
前記ウイルスベクターは、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)、又はこれらの組み合わせについて血清型が決定される、付記45〜付記47のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記48
第一のウイルスベクター及び第二のウイルスベクターを含む組成物であって、
前記第一のウイルスベクターは、受容体細胞外ドメインを有する哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体II(sTGFβ−R2)タンパク質又はその断片とIg Fcドメインとの融合タンパク質をコードする第一の核酸配列を含み、前記融合タンパク質はTGFβ1に結合可能であり、前記第一の核酸配列は哺乳動物細胞における発現のための適切な調節配列に作動可能に連結されており、前記第一のウイルスベクターは非標的組織における前記第一の核酸配列の発現を阻害するための第一の阻害配列を任意に含み、
前記第二のウイルスベクターは哺乳動物(赤血球由来2)様2(Nrf2)タンパク質をコードする第二の核酸配列を含み、前記第二の核酸配列は哺乳動物細胞における発現のための第二の調節配列に作動可能に連結されており、前記第二のウイルスベクターは非標的組織における前記第二の核酸配列の発現を阻害するための第二の阻害配列を任意に含む、組成物。
付記49
付記16〜付記47のいずれか一項に記載のウイルスベクター又は付記48に記載の組成物の治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における線維性組織の形成を減少させる方法。
付記50
付記1〜付記47のいずれか一項に記載のウイルスベクター又は付記48に記載の組成物の治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における心臓、肝臓、肺、又は腎臓の線維症の治療方法。
付記51
哺乳動物アディポネクチンタンパク質をコードする第一の核酸配列を含むウイルスベクターであって、前記第一の核酸配列は哺乳動物細胞における前記アディポネクチンタンパク質の発現のための調節配列に作動可能に連結されており、前記ウイルスベクターは非標的組織における前記第一の核酸配列の発現を阻害するための阻害配列を任意に含む、ウイルスベクター。
付記52
前記コードされた哺乳動物アディポネクチンタンパク質が、配列番号34で表されるヒトアディポネクチンに対応するアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、付記51に記載のウイルスベクター。
付記53
哺乳動物グルタチオンS−トランスフェラーゼΚ1(DsbA−L;GSTΚ1)タンパク質をコードする第二の核酸配列をさらに含み、前記第二の核酸が、哺乳動物細胞における前記GSTΚ1タンパク質の発現のための第二の調節配列に作動可能に連結されている、付記51〜付記52のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記54
前記コードされた哺乳動物GSTΚ1タンパク質が、ヒトGSTΚ1タンパク質に対応するアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、付記53に記載のウイルスベクター。
付記55
前記ウイルスベクターがAAVベクターである、付記51〜付記54のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記56
前記AAVベクターが自己相補型AAVベクターである、付記55に記載のウイルスベクター。
付記57
前記AAVベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)ウイルスベクターから選択される、付記51〜付記56のいずれか一項に記載のウイルスベクター。
付記58
第一のウイルスベクター及び第二のウイルスベクターを含む組成物であって、
第一のウイルスベクターは哺乳動物アディポネクチンタンパク質をコードする第一の核酸配列を含み、前記第一の核酸配列は哺乳動物細胞における前記アディポネクチンタンパク質の発現のための調節配列に作動可能に連結されており、前記第一のウイルスベクターは非標的組織における前記第一の核酸配列の発現を阻害するための阻害配列を任意に含み、
前記第二のウイルスベクターは哺乳動物グルタチオンS−トランスフェラーゼΚ1(DsbA−L;GSTΚ1)タンパク質をコードする第二の核酸配列を含み、前記第二の核酸は、哺乳動物細胞における前記GSTΚ1タンパク質の発現のための第二の調節配列に作動可能に連結されており、前記第二のウイルスベクターは非標的組織における前記第二の核酸配列の発現を阻害するための第二の阻害配列を任意に含む、組成物。
付記59
前記第一のウイルスベクターが第一の自己相補型AAVであり、前記第二のウイルスベクターが第二の自己相補型AAVベクターである、付記58に記載の組成物。
付記60
前記第一のウイルスベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)ウイルスベクターから選択されるAAVベクターを含む、付記58〜付記59のいずれか一項に記載の組成物。
付記61
前記第二のウイルスベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)ウイルスベクターから選択されるAAVベクターを含む、付記58〜付記60のいずれか一項に記載の組成物。
付記62
付記51〜57のいずれか一項に記載のウイルスベクター又は付記58〜付記61のいずれか一項に記載の組成物の治療有効量を投与することを含む、加齢関連疾患又は症状を治療する方法。
付記63
治療有効量の1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを対象に投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターにより、前記対象において、アディポネクチン、Adra1a(mut)、AMPK、Atg5、BubR1、mCat、Cebpbeta、Cisd2d、FGF21、GDF15(hNAG)、HAS2(nmr)、ヒト化FoxP2、Klotho、Mt1、NEU1、NGF、Nrf2、NUDT1、Par4 SACドメイン、Pck1、sIGF1r−Fc、Sirt1、Sirt6、TERT、TFAM、TFEB、sTGFbR2−Fc、BMP2、BMP4、Sema3a、及びTxn1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質の治療有効量が発現される、加齢関連疾患又は症状を治療する方法。
付記64
有効量の1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、ADcy5、Agtr1a、Akt1、Cebpalpha、Coq7、Ctf1、Dgat1、Ikbkb、Insr、mTOR、nf−kb、Pappa、PACKS、PDE4b、Prkar2b、Rps6kb1(S6K1)、Slc13a1、Slc13a5(INDY)、及びUbdからなる群から選択される1又は複数の内因性タンパク質の発現を阻害する1又は複数の異種阻害RNA配列の有効量を対象において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状を治療する方法。
付記65
有効量の1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、
アディポネクチン、Adra1a(mut)、AMPK、Atg5、BubR1、mCat、Cebpbeta、Cisd2d、FGF21、GDF15(hNAG)、HAS2(nmr)、ヒト化FoxP2、Klotho、Mt1、NEU1、NGF、Nrf2、NUDT1、Par4 SACドメイン、Pck1、sIGF1r−Fc、Sirt1、Sirt6、TERT、TFAM、TFEB、sTGFbR2−Fc、BMP2、BMP4、Sema3a、及びTxn1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質の有効量を対象において発現させ、
ADcy5、Agtr1a、Akt1、Cebpalpha、Coq7、Ctf1、Dgat1、Ikbkb、Insr、mTOR、nf−kb、Pappa、PACKS、PDE4b、Prkar2b、Rps6kb1(S6K1)、Slc13a1、Slc13a5(INDY)、及びUbdからなる群から選択される1又は複数の内因性タンパク質の発現を阻害する1又は複数の異種阻害RNA配列の有効量を対象において発現させる、加齢関連疾患又は症状を治療する方法。
付記66
有効量の1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、
アディポネクチン、AMPK、Cebpbeta、FGF21、GDF15(hNAG)、Pck1、Sirt1、PCSK9、BMP2、BMP4、Sema3a、及びUCP1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させること、又は、
Cebpalpha、Dgat1、Insr、mTOR、Prkar2b、Slc13a1、Slc13a5(INDY)、及びUbdからなる群から選択される1又は複数の内因性タンパク質の発現を阻害する1又は複数の異種阻害RNA配列を哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記67
有効量の1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、
FGF21、GDF15(hNAG)、Klotho、sIGF1r−Fc、BMP2、BMP4、Sema3a、及びSirt6からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させること、及び
Akt1、mTOR、Pappa、Rps6kb1、及び(S6K1)からなる群から選択される1又は複数の内因性タンパク質の発現を阻害する1又は複数の異種阻害RNA配列を前記哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記68
有効量の1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、
Atg5、Cisd2d、及びTFEBからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させること、及び
Akt1及びmTORからなる群から選択される1又は複数の内因性タンパク質の発現を阻害する1又は複数の異種インヒビターRNA配列を前記哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記69
有効量の1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、
Klotho、Nrf2、Sirt1、sTGFbR2−Fc、及びTxn1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させること、及び
内因性Ctf1タンパク質の発現を阻害する1又は複数の異種阻害RNA配列を前記哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記70
有効量の1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、
BubR1、HAS2(nmr)、NUDT1、Par4 SACドメイン、及びTERTからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させること、及び
Coq7及びCtf1からなる群から選択される1又は複数の内因性タンパク質の発現を阻害する1又は複数の阻害RNA配列を前記哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記71
有効量の1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、
mCat、Cisd2d、Mt1、Nrf2、Pck1、Sirt6、及びTFAMからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させること、及び
ADcy5、Agtr1a、Coq7、及びSlc13a1からなる群から選択される1又は複数の内因性タンパク質の発現を阻害する1又は複数の阻害RNA配列を発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記72
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、
Adra1a(mut)、ヒト化FoxP2、NEU1、NGF、及びNUDT1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させること、及び
Ikbkb及びPDE4bからなる群から選択される1又は複数の内因性タンパク質の発現を阻害する1又は複数の阻害RNA配列を発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記73
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、FGF21、BMP2、BMP4、及びSEM3Aからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記74
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、GDF15、TERT、BubR1、Agtra1a、Adcy5、Coq7、Slc13a1、及びIkbkbからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記75
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、BubR1、Cis2d、Txn1、FGF21、BubR1、Agtr1a、ikbkb、mTOR、Nudt1、Slc13a5、pappa、Coq7、Sdcy5、Agtr1a、及びCtf1/akt1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記76
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、BubR1、Cis2d、Txn1、FGF21、BubR1、Agtr1a、ikbkb、mTOR、Nudt1、Slc13a5、pappa、Coq7、Sdcy5、Agtr1a、及びCtf1/akt1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記77
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、FGF21、Nrf2、sTGFbR2−Fc、HAS2、Nudt1、TERT、BubR1、Par4、Ubd、Dgat1、Ctf1、Coq7 Adcy5、Agtr1a、及びmTORからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記78
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、Atg5、Nudt1、Adra1a(mut)、NGF、NEU1、ヒト化FoxP2、TFEB、PDE4b、mTOR、Slc13a5、Slc13a5、Coq7、Akt1、ikbkb、及びSlc13a1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記79
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、Klotho、GDF15(hNAG)、sIGF1r−Fc、Mt1、Adra1a(mut)、Nrf2、Rps6kb1、PCsk9、Prkar2b、Dgat、Ctf1、Coq7、papa、及びikbkbからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記80
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、Atg5、Cebpa、pb、Ctf1、akt1、Pck1、アディポネクチン、PcsK9、Nrf2、Cisd2、papa、Dgat、Ctf1、Coq7、及びmTORからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記81
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、FGF21、GDF15、Klotho、Adra1a(mut)、Sirt6、Bubr1、Par4、Coq7、Adcy5、Agtr1a、Agtr1a、ikbkb、mTOR、Slc13a1、papa、Ctf1、Ctf1、及びSlc13a5からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記82
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、FGF21、GDF15、Klotho、TERT、sIGF1r−Fc、Bubr1、Par4、Rps6kb1、PCSk9、Adcy5、Coq7、Agtr1a、ikbkb、mTOR、及びSlc13a1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記83
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、Klotho、Txn1、Nrf2、TFEB、sTGFbr2−Fc、Nudt1、mt1、Atg5、Bubr1、Par4、Ctf1、Coq7、及びikbkbからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記84
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、FGF21、sIGF1r−Fc、Klotho、sTGFbr2−Fc、GDF15、HAS2、Mt1、Txn1、Nrf2、mCAT、Adra1a(mut)、TFEB、Bubr1、Par4、Atg5、Cisd2、Nudt1、Sirt1、Sirt6、mTOR、slc13a5、pappa、ikbkb、adcy5、agtr1a、及びakt1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記85
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、TFEB、Atg5、Klotho、UCP1、Cebpbeta、miCebpa、アディポネクチン、Mt1、Txn1、Nrf2、mCAT、TERT、Bubr1、Par4、TFAM、Cisd2、Nudt1、Neu1、NGF、Sirt6、Dgat、prkar2b、insr、ubd、Coq7、Ctf1、mTOR、及びSlc13a5からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記86
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、sTGFbR2−FC及びNrf2からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記87
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、FGF21、TERT、BubR1、Agtra1a、Adcy5、Coq7、Slc13a1、Ikbkb、Klotho、GDF15、CTF1、mTOR、Slc13a5、Pappa、Pcsk9、及びRps6kb1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記88
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、FGF21、GDF15、Klotho、Adra1a(mut)、Sirt6、BubR1、Agtra1a、Adcy5、Akt1、MCAT、Slc13a1、Ikbkb、Ctf1、mTOR、Coq7、及びSlc13a5からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記89
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、Txn1、Sirt6、Mt1、TFEB、Pck1、アディポネクチン、Cisd2、Nudt1、Atg5、Ctf1、Ikbkb、及びCoq7からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記90
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、Fgf21、Nrf2、sTGFbR2−FC、Has2、NudT1、TERT、BubR1、Dgat1、Pappa、Ctf1、mTOR、Coq7、Slc13a5、Agtra1a、Adcy5、及びAkt1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記91
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、Ctf1、Coq7、Agtra1a、Adcy5、mTOR、Cisd2、MCAT、FGF21、GDF15、Klotho、Slc13a1、Ikbkb、Txn1、及びSirt6からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記92
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与することにより、Klotho、GDF15、Neu1、Mt1、Adra1a、hFoxP2、PCSK9、Rps6kb1、Ctf1、Ikbkb、Coq7、Slc13a1、mTOR、及びNudT1からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記93
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、Atg5、Ctf1、Akt1、BubR1、Pck1、アディポネクチン、TERT、Nrf2、Cisd2、Dgat1、Pappa、Ctf1、mTOR、Coq7、及びSlc13a5からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、肥満及び2型糖尿病について哺乳動物を治療する方法。
付記94
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、FGF21、BMP2、BMP4、及びSEM3Aからなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、脂肪蓄積及び血糖を制御するために哺乳動物を治療する方法。
付記95
1種又は複数種の適切なウイルス発現ベクターを投与して、GDF15、アディポネクチン、ZAG、及びNRF2からなる群から選択される1又は複数の異種機能性タンパク質を哺乳動物において発現させることを含む、加齢関連疾患又は症状について哺乳動物を治療する方法。
付記96
それぞれ対応する機能性タンパク質をコードし、哺乳動物における発現のための調節配列に作動可能に連結されている、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、又は14個の核酸配列を含むウイルスベクター。
付記97
それぞれ阻害性RNA配列をコードし、哺乳動物における発現のための調節配列に作動可能に連結されている、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、又は14個の核酸配列を含むウイルスベクター。
付記98
受容体の細胞外部分を含む哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第一の核酸配列及びFc(fragment crystallizable)ドメインをコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第二の核酸配列を有するカセットを含むウイルスベクターであって、
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現により、哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質と前記Fcとの融合体が産生され、
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列は、哺乳動物細胞の発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記ウイルスベクターは、前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記ウイルスベクターは、非標的組織における前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現を阻害するためのインヒビターを任意に含む、ウイルスベクター。
付記99
前記カセットが哺乳動物Nrf2タンパク質をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第三の核酸配列を含み、前記第三の核酸配列が哺乳動物細胞における発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されている、付記1に記載のウイルスベクター。
付記100
前記ウイルスベクターがパルボウイルスビリオンである、付記1に記載のウイルスベクター。
付記101
前記ウイルスベクターがアデノ随伴ウイルスである、付記1に記載のウイルスベクター。
付記102
前記ウイルスベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、及びAAV12からなる群から選択される、付記1に記載のウイルスベクター。
付記103
前記ウイルスベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、及びAAV12からなる群から選択されるアデノ随伴ウイルスの1又は複数の部位を含む、付記1に記載のウイルスベクター。
付記104
前記プロモーターが肝組織特異的プロモーターである、付記1に記載のウイルスベクター。
付記105
前記哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質が、ヒト可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質である、付記1に記載のウイルスベクター。
付記106
前記哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質が、イヌ可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質である、付記1に記載のウイルスベクター。
付記107
前記哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質が、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタの可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質からなる群から選択される、付記1に記載のウイルスベクター。
付記108
前記Fcが、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタのFc、又はIgg2a、Igg2b、Igg3、若しくはIgg4を含むこれらのサブタイプからなる群から選択される、付記1に記載のウイルスベクター。
付記109
前記適切なプロモーターが、構成的プロモーター若しくは誘導性プロモーター、又はheF1aプロモーター、AATプロモーター、甲状腺ホルモン結合グロブリンプロモーター、アルブミンプロモーター、チロキシン結合グロブリン(TBG)プロモーター、肝臓制御領域(HCR)−ApoCIIハイブリッドプロモーター、HCR−hAATハイブリッドプロモーター、並びにマウスアルブミン遺伝子エンハンサー(Ealb)エレメント及びアポリポタンパク質Eプロモーターと組み合わせられたAATプロモーターからなる群から選択されるものである、付記1に記載のウイルスベクター。
付記110
前記ITRが、AAV2 ITR、AAV1 ITR、AAV5 ITR、AAV6 ITR、AAV7 ITR、AAV8 ITR、AAV9 ITR、AAV10 ITR、AAV11 ITR、及びAAV12 ITRからなる群から選択される、付記1に記載のウイルスベクター。
付記111
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列が、哺乳動物細胞におけるRNA安定性及び発現のために3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記1に記載のウイルスベクター。
付記112
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列が、哺乳動物細胞における発現を調節するために組織特異的miRNA結合配列を含む3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記1に記載のウイルスベクター。
付記113
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列が、肝細胞における発現を阻害するためにmir122a組織特異的miRNA結合配列を含む3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記1に記載のウイルスベクター。
付記114
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列が、ポリアデニル化シグナルを有する3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記1に記載のウイルスベクター。
付記115
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列が、WPRE、WPRE3、SV40ポリアデニル化シグナル、HBGポリアデニル化シグナル、及びETCポリアデニル化シグナル、又はこれらのハイブリッドからなる群から選択されるポリアデニル化シグナルを有する3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記1に記載のウイルスベクター。
付記116
前記遺伝子がKlotho又はsTGFRbR2−FCである、付記1に記載のウイルスベクター。
付記117
第一のウイルスベクター及び第二のウイルスベクターの組み合わせであって、
前記第一のウイルスベクターは、哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第一の核酸配列及びFc(fragment crystallizable)ドメインをコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第二の核酸配列を有するカセットを含み、前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現により、前記哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質と前記Fcとの融合体が産生され、
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列は、哺乳動物細胞の発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記ウイルスベクターは、前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記ウイルスベクターは、非標的組織における前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現を阻害するためのインヒビターを任意に含み、
前記第二のウイルスベクターは、哺乳動物Nrf2タンパク質をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第三の核酸配列を含み、前記第三の核酸配列が、哺乳動物細胞における発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記第二のウイルスベクターは、前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記第二のウイルスベクターは、非標的組織における前記第三の核酸配列の発現を阻害するためのインヒビターを任意に含む、前記ウイルスベクターの組み合わせ。
付記118
哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第一の核酸配列及びFc(fragment crystallizable)ドメインをコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第二の核酸配列を有するカセットを含むウイルスベクターを哺乳動物に投与することを含み、前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現により、前記哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質と前記Fcとの融合体が産生され、
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列は、哺乳動物細胞の発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記ウイルスベクターは、前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記ウイルスベクターは、非標的組織における前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現を阻害するためのインヒビターを任意に含み、
前記ウイルスベクターが細胞に導入され、前記哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質と前記Fcとの前記融合体が前記細胞により産生されてトランスフォーミング増殖因子β1に結合することにより、トランスフォーミング増殖因子β1の活性が阻害される、哺乳動物における線維性組織の形成を減少させる方法。
付記119
哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第一の核酸配列及びFc(fragment crystallizable)ドメインをコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第二の核酸配列を有するカセットを含むウイルスベクターを哺乳動物に投与することを含み、前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現により、前記哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質と前記Fcとの融合体が産生され、ウイルスベクターを哺乳動物に投与することを含み、
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列は、哺乳動物細胞の発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記ウイルスベクターは、前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記ウイルスベクターは、非標的組織における前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現を阻害するためのインヒビターを任意に含み、
前記ウイルスベクターが心臓、肝臓、肺、又は腎臓に導入され、前記哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質と前記Fcとの前記融合体が前記細胞により産生されてトランスフォーミング増殖因子β1に結合することにより、トランスフォーミング増殖因子β1の活性が阻害される、哺乳動物の心臓、肝臓、肺又は腎臓における線維症を治療する方法。
付記120
哺乳動物のアディポネクチンをコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第一の核酸配列を有するカセットを含むウイルスベクターであって、前記第一の核酸配列の発現によりアディポネクチンが産生され、
前記第一の核酸配列は、哺乳動物細胞の発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記ウイルスベクターは、前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記ウイルスベクターは、非標的組織における前記第一の核酸配列の発現を阻害するためのインヒビターを任意に含む、ウイルスベクター。
付記121
前記ウイルスベクターが自己相補型AAVである、付記1に記載のウイルスベクター。
付記122
前記ウイルスカセットが、DsbA−L(GSTΚ1)をコードする第二の核酸配列を有する、付記1に記載の方法。
付記123
第一のウイルスベクター及び第二のウイルスベクターの組み合わせであって、前記第一のウイルスベクターは、哺乳動物のアディポネクチンをコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第一の核酸配列を含むカセットを含み、前記第一の核酸配列の発現によりアディポネクチンが産生され、
前記第一の核酸配列は、哺乳動物細胞の発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記第一のウイルスベクターは、前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記第一のウイルスベクターは、非標的組織における前記第一の核酸配列の発現を阻害するためのインヒビターを任意に含み、
前記第二のウイルスベクターは、DsbA−L(GSTΚ1)をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第二の核酸配列を有するカセットを含み、
前記第二の核酸配列は、哺乳動物細胞の発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記第二のウイルスベクターは、前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記第二のウイルスベクターは、非標的組織における前記第二の核酸配列の発現を妨げるためのインヒビターを任意に含む、前記ウイルスベクターの組み合わせ。
付記124
前記第一のウイルスベクターが第一の自己相補型AAVであり、前記第二のウイルスベクターが第二の自己相補型AAVベクターである、付記1に記載の方法。
付記125
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、アディポネクチン、Adra1a(mut)、AMPK、Atg5、BubR1、mCat、Cebpbeta、Cisd2d、FGF21、GDF15(hNAG)、HAS2(nmr)、ヒト化FoxP2、Klotho、Mt1、NEU1、NGF、Nrf2、NUDT1、Par4 SACドメイン、Pck1、sIGF1r−Fc、Sirt1、Sirt6、TERT、TFAM、TFEB、sTGFbR2−Fc、BMP2、BMP4、Sema3a、及びTxn1からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現される、加齢関連疾患又は症状を治療する方法。
付記126
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、ADcy5、Agtr1a、Akt1、Cebpalpha、Coq7、Ctf1、Dgat1、Ikbkb、Insr、mTOR、nf−kb、Pappa、PACKS、PDE4b、Prkar2b、Rps6kb1(S6K1)、Slc13a1、Slc13a5(INDY)、及びUbdからなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する機能性タンパク質の発現を阻害する1又は複数のインヒビターRNA配列が発現される、加齢関連疾患又は症状を治療する方法。
付記127
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
アディポネクチン、Adra1a(mut)、AMPK、Atg5、BubR1、mCat、Cebpbeta、Cisd2d、FGF21、GDF15(hNAG)、HAS2(nmr)、ヒト化FoxP2、Klotho、Mt1、NEU1、NGF、Nrf2、NUDT1、Par4 SACドメイン、Pck1、sIGF1r−Fc、Sirt1、Sirt6、TERT、TFAM、TFEB、sTGFbR2−Fc、BMP2、BMP4、Sema3a、及びTxn1からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現されるか、又は
ADcy5、Agtr1a、Akt1、Cebpalpha、Coq7、Ctf1、Dgat1、Ikbkb、Insr、mTOR、nf−kb、Pappa、PACKS、PDE4b、Prkar2b、Rps6kb1(S6K1)、Slc13a1、Slc13a5(INDY)、及びUbdからなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する機能性タンパク質の発現を阻害する1又は複数のインヒビターRNA配列が発現される、加齢関連疾患又は症状を治療する方法。
付記128
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
アディポネクチン、AMPK、Cebpbeta、FGF21、GDF15(hNAG)、Pck1、Sirt1、PCSK9、BMP2、BMP4、Sema3a、及びUCP1からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現されるか、又は
Cebpalpha、Dgat1、Insr、mTOR、Prkar2b、Slc13a1、Slc13a5(INDY)、及びUbdからなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する機能性タンパク質の発現を阻害する1又は複数のインヒビターRNA配列が発現される、動物を治療する方法。
付記129
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
FGF21、GDF15(hNAG)、Klotho、sIGF1r−Fc、BMP2、BMP4、Sema3a、及びSirt6からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現されるか、又は
Akt1、mTOR、Pappa、Rps6kb1、及び(S6K1)からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する機能性タンパク質の発現を阻害する1又は複数のインヒビターRNA配列が発現される、動物を治療する方法。
付記130
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
Atg5、Cisd2d、及びTFEBからなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現されるか、又は
Akt1及びmTORからなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する機能性タンパク質の発現を阻害する1又は複数のインヒビターRNA配列が発現される、動物を治療する方法。
付記131
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
Klotho、Nrf2、Sirt1、sTGFbR2−Fc、及びTxn1からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現される、又は
Ctf1からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する機能性タンパク質の発現を阻害する1又は複数のインヒビターRNA配列が発現される、動物を治療する方法。
付記132
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
BubR1、HAS2(nmr)、NUDT1、Par4 SACドメイン、及びTERTからなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現されるか、又は
Coq7及びCtf1からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する機能性タンパク質の発現を阻害する1又は複数のインヒビターRNA配列が発現される、動物を治療する方法。
付記133
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
mCat、Cisd2d、Mt1、Nrf2、Pck1、Sirt6、及びTFAMからなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現されるか、又は
ADcy5、Agtr1a、Coq7、及びSlc13a1からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する機能性タンパク質の発現を阻害する1又は複数のインヒビターRNA配列が発現される、動物を治療する方法。
付記134
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
Adra1a(mut)、ヒト化FoxP2、NEU1、NGF、及びNUDT1からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現されるか、又は
Ikbkb及びPDE4bからなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する機能性タンパク質の発現を阻害する1又は複数のインヒビターRNA配列が発現される、動物を治療する方法。
付記135
それぞれ対応する機能性タンパク質をコードし、プロモーター配列に作動可能に連結されている、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、又は14個の核酸配列を含むウイルスベクター。
付記136
それぞれ阻害性RNA配列をコードし、プロモーター配列に作動可能に連結されている、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、又は14個の核酸配列を含むウイルスベクター。
付記137
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
FGF21、BMP2、BMP4、及びSEM3Aからなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現される、動物を治療する方法。
付記138
1又は複数の核酸配列を有する1又は複数のカセットを含む1又は複数のウイルスベクターを投与することを含み、前記1又は複数のウイルスベクターが導入された細胞により発現されると、
GDF15、アディポネクチン、ZAG、及びNRF2からなる群から選択される前記1又は複数の核酸配列に関連する1又は複数の機能性タンパク質が発現される、動物を治療する方法。
付記139
真核細胞に1又は複数の対応する標的核酸配列に相補的な1又は複数のガイドRNA配列を提供すること、
哺乳動物タンパク質又はインヒビターmRNA産物を発現可能な1又は複数のドナー核酸配列を前記真核細胞に提供すること、ここで前記1又は複数のドナー核酸配列は、アディポネクチン、Adra1a(mut)、AMPK、Atg5、BubR1、mCat、Cebpbeta、Cisd2d、FGF21、GDF15(hNAG)、HAS2(nmr)、ヒト化FoxP2、Klotho、Mt1、NEU1、NGF、Nrf2、NUDT1、Par4 SACドメイン、Pck1、sIGF1r−Fc、Sirt1、Sirt6、TERT、TFAM、TFEB、sTGFbR2−Fc、BMP2、BMP4、Sema3a、Txn1、ADcy5、Agtr1a、Akt1、Cebpalpha、Coq7、Ctf1、Dgat1、Ikbkb、Insr、mTOR、nf−kb、Pappa、PACKS、PDE4b、Prkar2b、Rps6kb1(S6K1)、Slc13a1、Slc13a5(INDY)、及びUbd、又はこれらの任意の組み合わせ、サブコンビネーション、又は集団からなる群から選択される、
前記1又は複数のガイドRNA配列と相互作用し前記1又は複数の対応する標的核酸配列を部位特異的に切断するCas9酵素を前記真核細胞に提供することを含み、
前記1又は複数のガイドRNA配列は、前記相補的な1又は複数の対応する標的核酸配列に結合し、前記Cas9酵素は部位特異的に前記1又は複数の標的核酸配列を切断し、
前記1又は複数のドナー配列が前記ゲノム核酸配列に組み込まれて発現される、真核細胞のゲノム核酸配列に外来DNAを組み込む方法。
付記140
前記1又は複数のドナー核酸配列が、相同組換えにより前記ゲノム核酸配列に組み込まれる、付記139に記載の方法。
付記141
前記細胞に前記1又は複数のガイドRNA配列をコードする1又は複数の核酸を導入することにより、前記1又は複数のガイドRNA配列が前記真核細胞に提供され、
前記細胞に前記Cas9酵素をコードする核酸を導入することにより、前記Cas9酵素が前記細胞に提供され、
前記細胞により、前記1又は複数のガイドRNA配列及び前記Cas9タンパク質が発現される、付記139に記載の方法。
付記142
前記真核細胞が哺乳動物細胞である、付記139に記載の方法。
付記143
前記真核細胞がヒト細胞である、付記139に記載の方法。
付記144
前記分泌シグナルが、前記所望の発現を得るように発現を調節するために前記公知の哺乳動物分泌シグナルから選択される、付記16に記載のウイルスベクター。
付記145
Klothoをコードする第二の核酸及び/又はFGF21をコードする第三の核酸をさらに含み、前記第二の核酸配列又は前記第三の核酸配列が、前記哺乳動物細胞における前記Klotho又はFGF21タンパク質の発現のための第二の調節配列又は第三の調節配列に作動可能に連結されている、付記16に記載のウイルスベクター。
付記146
前記哺乳動物sTGFβ−R2タンパク質及び前記哺乳動物Klothoタンパク質又はFGF21タンパク質が、同一哺乳動物種のものである、付記145に記載のウイルスベクター。
付記147
前記哺乳動物種が、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタからなる群から選択される、付記146に記載のウイルスベクター。
付記148
前記第二の調節配列又は前記第三の調節配列が、肝細胞における前記Klotho又はFGF21タンパク質の発現のための第二の肝組織特異的プロモーターを含む、付記145に記載のウイルスベクター。
付記149
前記第二の調節配列又は前記第三の調節配列が第二のプロモーター又は第三のプロモーターを含み、前記第二のプロモーター又は前記第三のプロモーターが構成的プロモーター又は誘導性プロモーターである、付記145に記載のウイルスベクター。
付記150
前記第二調節配列又は前記第三の調節配列が、heF1aプロモーター、AATプロモーター、甲状腺ホルモン結合グロブリンプロモーター、アルブミンプロモーター、チロキシン結合グロブリン(TBG)プロモーター、肝臓制御領域(HCR)−ApoCIIハイブリッドプロモーター、HCR−hAATハイブリッドプロモーター、並びにマウスアルブミン遺伝子エンハンサー(Ealb)エレメント及びアポリポタンパク質Eプロモーターと組み合わせられたAATプロモーターからなる群から選択される第二のプロモーター又は第三のプロモーターを含む、付記145に記載のウイルスベクター。
付記151
前記第二の調節配列又は前記第三の調節配列が構成的プロモーターを含む、付記145に記載のウイルスベクター。
付記152
前記第二の核酸配列又は前記第三の核酸配列が、哺乳動物細胞におけるRNA安定性及び発現を調節する第二の3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記145に記載のウイルスベクター。
付記153
前記第二の3′非翻訳領域又は前記第三の3′非翻訳領域が、哺乳動物細胞における前記Klothoタンパク質又はFGF21タンパク質の発現を調節するための第二の組織特異的miRNA結合配列又は第三の組織特異的miRNA結合配列を含む、付記145に記載のウイルスベクター。
付記154
前記第二の組織特異的miRNA結合配列又は前記第三の組織特異的miRNA結合配列が、肝細胞における発現を妨げるための第二のmir122a組織特異的miRNA結合配列又は第三のmir122a組織特異的miRNA結合配列を含む、付記153に記載のウイルスベクター。
付記155
前記第二の3′非翻訳領域又は前記第三の3′非翻訳領域が、WPRE3、SV40後期ポリアデニル化シグナル(切断型、配列番号114)、HBGポリアデニル化シグナル、及びETCポリアデニル化シグナル、又はこれらのハイブリッドからなる群から選択される第二のポリアデニル化シグナル又は第三のポリアデニル化シグナルを含む、付記145に記載のウイルスベクター。
付記156
前記FGF21タンパク質をコードする前記第二の核酸又は前記第三の核酸が前記第一の調節配列に作動可能に連結されることにより、前記融合タンパク質及び前記Klothoタンパク質又はFGF21タンパク質をコードするポリシストロニックmRNA転写産物が発現され、前記第二の調節配列又は前記第三の調節配列は前記ポリシストロニック転写産物から前記Klothoタンパク質又はFGF21タンパク質を発現するための作動可能に連結されたIRES又は2A配列を含む、付記145に記載のウイルスベクター。
付記157
前記ウイルスベクターがパルボウイルスベクターである、付記145に記載のウイルスベクター。
付記158
前記ウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターである、付記157に記載のウイルスベクター。
付記159
前記AAVベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)ウイルスベクターから選択される、付記158に記載のウイルスベクター。
付記160
前記ウイルスベクターは、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)、又はこれらの組み合わせについて血清型が決定される、付記158に記載のウイルスベクター。
付記161
第一のウイルスベクター及び第二のウイルスベクターを含む組成物であって、
前記第一のウイルスベクターは、受容体細胞外ドメインを有する哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体II(sTGFβ−R2)タンパク質又はその断片とIg Fcドメインとの融合タンパク質をコードする第一の核酸配列を含み、前記融合タンパク質はTGFβ1に結合可能であり、前記第一の核酸配列は哺乳動物細胞における発現のための適切な調節配列に作動可能に連結されており、前記第一のウイルスベクターは非標的組織における前記第一の核酸配列の発現を阻害するための第一のインヒビター配列を任意に含み、
前記第二のウイルスベクターはKlothoタンパク質又はFGF21タンパク質をコードする第二の核酸配列を含み、前記第二の核酸配列は哺乳動物細胞における発現のための第二の調節配列に作動可能に連結されており、前記第二のウイルスベクターは非標的組織における前記第二の核酸配列の発現を阻害するための第二のインヒビター配列を任意に含む、組成物。
付記162
付記161に記載の組成物の前記ウイルスベクターの治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における線維性組織の形成を減少させる方法。
付記163
付記161に記載の組成物の前記ウイルスベクターの治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における心臓、肝臓、肺、又は腎臓の線維症の治療方法。
付記164
FGF21タンパク質をコードする第一の核酸配列を含むウイルスベクターであって、
前記第一の核酸配列が、哺乳動物細胞における前記FGF21タンパク質の発現のための第一の調節配列に作動可能に連結されている、ウイルスベクター。
付記165
Klothoをコードする第二の核酸をさらに含み、前記第二の核酸配列が、前記哺乳動物細胞における前記Klothoタンパク質の発現のための第二の調節配列に作動可能に連結されている、付記164に記載のウイルスベクター。
付記166
前記FGF21タンパク質及び前記Klothoタンパク質が、同一哺乳動物種のものである、付記165に記載のウイルスベクター。
付記167
前記哺乳動物種が、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタからなる群から選択される、付記166に記載のウイルスベクター。
付記168
前記第二の調節配列が、肝細胞における前記Klothoタンパク質の発現のための第二の肝組織特異的プロモーターを含む、付記164に記載のウイルスベクター。
付記169
前記第二の調節配列が第二のプロモーターを含み、前記第二のプロモーターが構成的プロモーター又は誘導性プロモーターである、付記164に記載のウイルスベクター。
付記170
前記第二の調節配列が、heF1aプロモーター、AATプロモーター、甲状腺ホルモン結合グロブリンプロモーター、アルブミンプロモーター、チロキシン結合グロブリン(TBG)プロモーター、肝臓制御領域(HCR)−ApoCIIハイブリッドプロモーター、HCR−hAATハイブリッドプロモーター、並びにマウスアルブミン遺伝子エンハンサー(Ealb)エレメント及びアポリポタンパク質Eプロモーターと組み合わせられたAATプロモーターからなる群から選択される第二のプロモーターを含む、付記164に記載のウイルスベクター。
付記171
前記第二の調節配列が構成的プロモーターを含む、付記164に記載のウイルスベクター。
付記172
前記第二の核酸配列が、哺乳動物細胞におけるRNA安定性及び発現を調節する第二の3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、付記164に記載のウイルスベクター。
付記173
前記第二の3′非翻訳領域が、哺乳動物細胞における前記Klothoタンパク質の発現を調節するための第二の組織特異的miRNA結合配列を含む、付記164に記載のウイルスベクター。
付記174
前記第二の組織特異的miRNA結合配列が、肝細胞における発現を妨げるための第二のmir122a組織特異的miRNA結合配列を含む、付記173に記載のウイルスベクター。
付記175
前記第二の3′非翻訳領域が、WPRE3、SV40後期ポリアデニル化シグナル(切断型、配列番号114)、HBGポリアデニル化シグナル、及びETCポリアデニル化シグナル、又はこれらのハイブリッドからなる群から選択される第二のポリアデニル化シグナルを含む、付記164に記載のウイルスベクター。
付記176
前記Klothoタンパク質をコードする前記第二の核酸が前記第一の調節配列に作動可能に連結されることにより、前記FGF21タンパク質及び前記Klothoタンパク質をコードするポリシストロニックmRNA転写産物が発現され、前記第二の調節配列は前記ポリシストロニック転写産物からKlothoタンパク質を発現するための作動可能に連結されたIRES又は2A配列を含む、付記164に記載のウイルスベクター。
付記177
前記ウイルスベクターがパルボウイルスベクターである、付記164に記載のウイルスベクター。
付記178
前記ウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターである、付記164に記載のウイルスベクター。
付記179
前記AAVベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)ウイルスベクターから選択される、付記178に記載のウイルスベクター。
付記180
前記ウイルスベクターは、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは異なる既知の変異体を意味する)、又はこれらの組み合わせについて血清型が決定される、付記178に記載のウイルスベクター。
付記181
第一のウイルスベクター及び第二のウイルスベクターを含む組成物であって、
前記第一のウイルスベクターはFGF21タンパク質をコードする第一の核酸配列又はその断片を含み、前記第一の核酸配列は哺乳動物細胞における発現のための適切な調節配列に作動可能に連結されており、前記第一のウイルスベクターは非標的組織における前記第一の核酸配列の発現を阻害するための第一のインヒビター配列を任意に含み、
前記第二のウイルスベクターはKlothoタンパク質をコードする第二の核酸配列を含み、前記第二の核酸配列は哺乳動物細胞における発現のための第二の調節配列に作動可能に連結されており、前記第二のウイルスベクターは非標的組織における前記第二の核酸配列の発現を阻害するための第二のインヒビター配列を任意に含む、組成物。
付記182
付記181に記載の組成物の前記ウイルスベクターの治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における線維性組織の形成を減少させる方法。
付記183
付記181に記載の組成物の前記ウイルスベクターの治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における心臓、肝臓、肺、又は腎臓の線維症の治療方法。
付記184
第一のウイルスベクター及び第二のウイルスベクターの組み合わせであって、前記第一のウイルスベクターは、哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第一の核酸配列及びFc(fragment crystallizable)ドメインをコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第二の核酸配列を有するカセットを含み、前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現により、前記哺乳動物可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体IIタンパク質と前記Fcとの融合体が産生され、
前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列は哺乳動物細胞の発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記ウイルスベクターは前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記ウイルスベクターは非標的組織における前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列の発現を妨げるためのインヒビターを任意に含み、
前記第二のウイルスベクターはKlotho又はFGF21をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第三の核酸配列を含み、前記第三の核酸配列は哺乳動物細胞における発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記第二のウイルスベクターは前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、前記第二のウイルスベクターは非標的組織における前記第三の核酸配列の発現を妨げるためのインヒビターを任意に含む、前記ウイルスベクターの組み合わせ。
付記185
第一のウイルスベクター及び第二のウイルスベクターの組み合わせであって、前記第一のウイルスベクターは、FGF21タンパク質をコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第一の核酸配列を含むカセットを含み、
前記第一の核酸配列は哺乳動物細胞の発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記ウイルスベクターは前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、
前記ウイルスベクターは非標的組織における前記第一の核酸配列の発現を妨げるためのインヒビターを任意に含み、
前記第二のウイルスベクターはKlothoをコードする核酸配列に対して少なくとも90%の相同性を有する第二の核酸配列を含み、前記第二の核酸配列は哺乳動物細胞における発現のための適切なプロモーターに作動可能に連結されており、
前記第二のウイルスベクターは前記カセットに隣接する1又は複数のITR配列を含み、前記第二のウイルスベクターは非標的組織における前記第三の核酸配列の発現を妨げるためのインヒビターを任意に含む、前記ウイルスベクターの組み合わせ。

Claims (15)

  1. 可溶性トランスフォーミング増殖因子β受容体II(sTGFβR2)タンパク質をコードする第一の核酸配列と、FGF21タンパク質及びKlothoタンパク質のいずれかまたは両方をコードする第二の核酸配列とを含み、前記第一の核酸配列と前記第二の核酸配列はポリシストロニックエレメントを介して作動可能に連結されている、第一のウイルスベクター;又は
    sTGFβR2タンパク質をコードする第一の核酸配列を含む第一のウイルスベクターと、FGF21タンパク質及びKlothoタンパク質のいずれかまたは両方をコードする第二の核酸配列を含む第二のウイルスベクターと
    を含み、
    前記第一の核酸配列及び前記第二の核酸配列のいずれかまたは両方は、sTGFβR2タンパク質、FGF21タンパク質、及びKlothoタンパク質のうちの少なくとも1つの発現のための制御配列に作動可能に連結されている、
    加齢関連症状の治療において使用するための組成物。
  2. 前記制御配列が構成的プロモーター又は誘導性プロモーターから選択されるプロモーターを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記制御配列が、heF1aプロモーター、CAGGS(サイトメガロウイルス、ニワトリβアクチンイントロン、ウサギβグロビン遺伝子のスプライスアセプター)、CMV、shEf1a(切断型hEf1a)、AATプロモーター、甲状腺ホルモン結合グロブリンプロモーター、アルブミンプロモーター、チロキシン結合グロブリン(TBG)プロモーター、肝臓制御領域(HCR)−ApoCIIハイブリッドプロモーター、CASI、HCR−hAATハイブリッドプロモーター、並びにマウスアルブミン遺伝子エンハンサー(Ealb)エレメント及びアポリポタンパク質Eプロモーターと組み合わせられたAATプロモーターからなる群から選択されるプロモーターを含む、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記第一の核酸配列が、哺乳動物細胞におけるRNA安定性及び発現のために3′非翻訳領域に作動可能に連結されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記3′非翻訳領域が、WPRE、WPRE3、SV40後期ポリアデニル化シグナル(切断型、配列番号114)、HBGポリアデニル化シグナル、ウサギβグロビンポリA、ウシbgpA、及びETCポリアデニル化シグナル、並びにこれらのハイブリッドからなる群から選択されるポリアデニル化シグナルを含む、請求項4に記載の組成物。
  6. 前記第一のウイルスベクター及び第二のウイルスベクターの少なくとも一方がアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV2.5、及びAAVrh10.XX(ここでxxは既知の変異体を意味する)ウイルスベクターから選択されるAAV血清型に由来する、請求項6に記載の組成物。
  8. 前記第一の核酸配列が、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタのsTGFβ−R2タンパク質からなる群から選択されるsTGFβ−R2タンパク質をコードする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記sTGFβ−R2タンパク質が、配列番号17、11、10又は、5で表されるアミノ酸配列のいずれかに対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記sTGFβ−R2タンパク質、FGF21タンパク質、及びKlothoタンパク質のうちの少なくとも1つが、Ig Fcドメインとの融合タンパク質であり、前記Ig Fcドメインが、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ネズミ、及びブタのIg Fcからなる群から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記Ig Fcが、IgG1、IgG2a、IgG2b、IgG3、及びIgG4からなる群から選択されるIgGのサブタイプのFcである、請求項10に記載の組成物。
  12. 前記Ig Fcが、配列番号20又は27で表されるIg Fcのアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項10又は11に記載の組成物。
  13. 前記制御配列が、sTGFβ−R2タンパク質、FGF21タンパク質、及びKlothoタンパク質のうちの少なくとも1つの発現のための肝組織特異的プロモーターを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 前記ポリシストロニックエレメントが、ポリシストロニックエレメント転写産物からのsTGFβ−R2タンパク質、FGF21タンパク質、及びKlothoタンパク質のうちの少なくとも1つの発現のためのIRES又は2A配列を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 前記加齢関連症状が、心臓又は腎臓の線維症、肥満、及び加齢からなる群から選択される、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物。
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