JP2019503804A - キッチン用品の駆動ユニット、キッチン用品及びアタッチメント - Google Patents

キッチン用品の駆動ユニット、キッチン用品及びアタッチメント Download PDF

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Abstract

その中に駆動機構を含むハウジング11、駆動部材により駆動する回転部材31、第1の開口13、第2の開口15及び駆動機構により駆動し、第1及び第2の開口と流体接続している流体ポンプ40を有するキッチン用品の駆動ユニット10が開示され、流体ポンプは、第1の動作モードにおいて、流体を第1の開口13から第2の開口15へ移動させる、及び第2の動作モードにおいて、流体を第2の開口15から第1の開口13へ移動させるように配されている。

Description

本発明は、駆動機構及び駆動機構により駆動する回転部材を含むハウジングを有するキッチン用品の駆動ユニットに関する。
本発明はさらに、そのようなキッチン用品の駆動ユニットを含むキッチン用品に関する。
本発明はさらに、そのようなキッチン用品の駆動ユニットのアタッチメントに関する。
現在では、キッチン用品、例えばハンドブレンダー又はミキサーが存在し、例えば空気を食品に注入する、例えばムース又は泡等のような空気が入れられた食品を作るため、又は食品を保存するために食品若しくは食品を含む容器から空気を抽出する、例えば容器内を真空にするために、気流を発生させるアタッチメントがキッチン用品に取り付けられる。
欧州特許出願登録番号EP 1 339 608 Bは、従来の電気キッチン用品及び特にロッドミキサー又はハンドかくはん器のアタッチメントとして回転動力式の真空ポンプを開示している。軸結合は、前記キッチン用品の駆動軸に嵌合され、真空ポンプを操作する。真空ポンプは、回転子、及びグラファイトリングの内壁に対し半径方向に突出するブレードを備える羽根ポンプである。
ドイツ国特許出願公開番号DE 102007054276 A1は、パイプの上端及び下端が開いている連続する中空パイプを持つ注入器を開示している。この中空パイプの上端は、大気と接続した状態である。中空パイプの下端は、手持ち式(hand-held)ミキサーの切断回転子に誘導され、カッターまでより短い距離で終わっている。ホルダーは、切断回転子のカッターと直接接触することが避けられるように、ミキサーに注入器を取り付け、注入器は、ミキサーと同じ高さを示す。ホルダーは、ミキサーから注入器を分離するために取り外される。
そのようなアタッチメントの欠点は、空気混入及び真空の生成のために別々のアタッチメントが必要とされるように、アタッチメントにより生成される気流は一般に単一方向なことである。その上、食品貯蔵容器に真空を生成するためのアタッチメントは一般に、例えば切断又は混合動作のような回転する食品加工動作を送ることができない。
本発明は、より多用途のキッチン用品の駆動ユニットを提供しようとする。
本発明はさらに、そのような駆動ユニットを有するキッチン用品を提供しようとする。
本発明はさらに、そのような駆動ユニットのアタッチメントを提供しようとする。
ある態様によれば、ハウジング、ハウジング内の駆動機構、駆動機構により駆動する回転部材、第1の開口、第2の開口及び駆動機構により駆動し、第1及び第2の開口と流体接続されている流体ポンプを有するキッチン用品の駆動ユニットを提供し、流体ポンプは、第1の動作モードにおいて、流体を第1の開口から第2の開口に移動させるように配される、及び第2の動作モードにおいて、流体を第2の開口から第1の開口に移動させるように配される。
そのような駆動ユニットのハウジング内に流体ポンプを設けることにより、組み合わされる回転動作及び流体の流れ動作は、食品又は容器に送られ、それにより多用途のキッチン用品の駆動ユニットを提供する。キッチン用品の駆動ユニットは、手持ち式の駆動ユニットでよいし、又は表面実装(surface-mounted)の駆動ユニットでもよい。
駆動機構は、手動の駆動機構でよいし、又は代わりに駆動機構が電気モーターを有してよい。
好ましくは、流体ポンプにより生成される流体の流れの方向は、回転部材により与えられる回転動作が例えば空気混入のために液体又はガスの供給と組み合わされてよいし、又はキッチン用品の駆動ユニットの多用途性をさらに増大させるために、選択された設定に依存して液体又は真空吸引と組み合わされて良いように設定可能である。この目的のために、キッチン用品の駆動ユニットはさらに方向制御弁を有してよく、この方向制御弁を介して、第1及び第2の開口が流体ポンプと流体接続されてよいし、又は流体ポンプの回転方向(時計回り又は反時計回り)が設定可能でもよい。
その代わりに又はそれに加えて、キッチン用品の駆動ユニットはさらに、流体ポンプの流体移動方向を選択するためのユーザインタフェースを有してもよい。
流体ポンプは、駆動機構により如何なる適切な方法で駆動してよい。ある実施例において、駆動軸は、流体ポンプを通り延在し、この流体ポンプは、駆動軸を介して電気モーターにより駆動する。
特に適切な実施例において、流体ポンプは、流体ポンプが駆動軸と係合されている第1の設定と、流体ポンプが駆動軸との係合が外れている第2の設定との間において設定可能な結合部材により設定が変えられるように駆動軸に結合される。これは、流体の流れ動作が必要とされないとき、流体ポンプは係合が外されるという利点を有し、これは、例えばキッチン用品の駆動ユニットの電力消費を下げる。
流体ポンプが所望する毎分回転数(RPM)で動作することを保証するために、流体ポンプがギアボックスを介して駆動機構に結合されてよい。ギアボックスが流体ポンプに組み込まれてもよく、駆動軸がギアボックスを介して電気モーターに結合される。これは、比較的少ない別々の構成要素を持つキッチン用品の駆動ユニットを提供し、故にこれは簡単に組み立てられる。これは駆動ユニットのコストを減らす。ある実施例において、流体ポンプは、容易に調整可能な固定子を有する。これは、流体ポンプの性能が動作中に調節されるという利点を有する。この目的のために、キッチン用品の駆動ユニットは、流体ポンプの固定子の半径方向位置を制御するための制御ボタン等を含むユーザインタフェースを有する。
幾つかの実施例において、キッチン用品の駆動ユニットの回転部材は、食品を加工するために設計され、例えば回転部材は、切断ブレード配置、泡立て配置、混合ブレード配置等でよい。これらの実施例において、液体又はガス、例えば空気が食品を含む容積に送られる又は前記容器から吸い出されるように回転部材の近くに第1の開口が一般に置かれる。
代わりに、回転部材並びに第1の開口及び第2の開口の少なくとも一方は、駆動ユニットへのアタッチメントと連結するために配される。これは、異なる食品加工作業のために異なるアタッチメントが使用されるという利点を有し、これによりキッチン用品の駆動ユニットの多様性をさらに増大させる。
もう1つの態様によれば、ハウジング、ハウジング内の駆動機構、駆動機構により駆動する回転部材、第1の開口、第2の開口、及び駆動機構により駆動し、第2の開口から第1の開口に流体を移動させるために第1の開口及び第2の開口に流体接続される流体ポンプを有するキッチン用品の駆動ユニット、駆動ユニットと連結するための駆動ユニットのインタフェースを各々有する第1及び第2のアタッチメント、並びに食品加工領域内に位置決め可能である駆動ユニットのインタフェースから延在しているダクトを有するキッチン用品を提供し、前記配置は、第1のアタッチメントの駆動ユニットのインタフェースが駆動ユニットと連結されるとき、流体がダクトに沿って前記食品加工領域に向かう方向に供給されるように、ダクトが第1の開口を食品加工領域と通じさせる、並びに第2のアタッチメントの駆動ユニットのインタフェースが駆動ユニットと連結されるとき、流体がダクトに沿って前記食品加工領域から離れる方向に流れるように、ダクトが第2の開口を食品加工領域と通じさせる。
ある実施例において、駆動ユニット並びに第1及び第2のアタッチメントは、第1のアタッチメントの駆動ユニットのインタフェースが駆動ユニットと連結されるとき、第2の開口は大気に開いている、及び第2のアタッチメントの駆動ユニットのインタフェースが駆動ユニットと連結されるとき、第1の開口が大気に開いているように配される。
アタッチメントはさらに、流体がダクトを通り望まない方向に流れるのを防ぐために、前記ダクトに一方向レストリクタ弁を有する。
本発明の実施例が上記のキッチン用品に限定されないが、キッチン用品は、ブレンダー又はハンドブレンダーである。
さらにもう1つの実施例によれば、本発明によるキッチン用品の駆動ユニットは、キッチン用品の駆動ユニットの回転部材と連結するための他の回転部材を任意で含む駆動ユニットのインタフェース、他の駆動軸により前記他の回転部材に結合される回転する食品加工部材を任意で含む食品加工のインタフェース、及び駆動ユニットのインタフェースから食品加工のインタフェースに延在するダクトを有するアタッチメントを具備し、前記ダクトは、少なくとも1つの開口の1つの開口と流体結合されるように配される。
本発明の実施例は、不随する図面を参照して詳細に及び非限定の例を介して説明される。
実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 実施例に従う図1のキッチン用品の駆動ユニットのアタッチメントを概略的に示す。 実施例に従う図1のキッチン用品の駆動ユニットのもう1つのアタッチメントを概略的に示す。 実施例に従う図1のキッチン用品の駆動ユニットのさらにもう1つのアタッチメントを概略的に示す。 もう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。 さらにもう1つの実施例に従うキッチン用品の駆動ユニットを概略的に示す。
図は単に概略的なものであり、縮尺通りに描かれていないことを理解すべきである。同じ参照番号は、図面を通じて同じ又は同様の部分を示すのに使用されることも理解すべきである。
図1は、本発明の実施例に従うキッチン用品の駆動ユニット10(以後は単に駆動ユニット10と称される)を概略的に示す。駆動ユニット10は、ハウジング11を有し、このハウジング11は、如何なる適切な形状でよい及び如何なる適切な材料、例えばプラスチック材料、金属、金属合金又はこれらの如何なる適切な組み合わせから作られてよい。明確に示されていないが、例えば駆動ユニット10が手持ち式の駆動ユニット10である場合、ハウジング11は、この駆動ユニット10を握るための保持部材を有してよい。この保持部材は、ハウジング11に組み込まれてよく、例えばハウジング11に複数の指型の溝がある、又はハウジング11に取り付けられてもよく、例えば波型(ribbed)のゴム製スリーブ等がある。
ハウジング11は通例、駆動軸30を駆動させるために配される電気モーター20を収容し、図1の駆動軸30は、単なる非限定の例として、電気モーター20に直接結合されている。以下により詳細に説明されるように、駆動軸30は、例えばギアボックス等を介して間接的に電気モーター20に結合されることも同様に実現可能である。駆動軸30は、ハウジング11の外側に回転部材31を有する。この回転部材31は、駆動軸30の回転を介して食品と直接相互作用するように設計される。そのような実施例において、回転部材31は、食品加工部材、例えば切断ブレード組立体、泡立て組立体、かくはん組立体等でもよい。その代わりに、回転部材31は、駆動ユニット10へのアタッチメントと連結するための、駆動ユニット10の連結領域50の部分を形成し、この場合、回転部材31は、他の駆動軸上にある食品加工部材を動かすために、前記アタッチメントの他の駆動軸等と連結するように適応される。駆動ユニット10はさらに、ハウジング11内に流体ポンプ40、例えば液体ポンプ、例えば空気ポンプのようなガスポンプ等を有し、この流体ポンプ40は、電気モーター20により駆動する。例えば、流体ポンプ40は、駆動軸30により直接駆動する回転翼ポンプでもよいし、又はクラウンギア(crown wheel)等を介して前記駆動軸に結合されるギアボックス(図示せず)を介して間接的に駆動してもよい。幾つかの実施例において、ギアボックスは流体ポンプ40に組み込まれてよい。流体ポンプ40がそのようなギアボックスにより駆動する場合、流体ポンプ40は例えば、ダイヤフラム又はプランジャーポンプでもよい。流体ポンプ40は、第1のダクト41によりハウジング11にある第1の開口13に流体接続される。流体ポンプ40はさらに、第2のダクト43によりハウジング11にある第2の開口15に流体接続される。流体ポンプ40は、第1の開口13と第2の開口15との間でガス又は液体を移動させる、すなわち第1の開口13から第2の開口15へ、又は第2の開口15から第1の開口13へガス又は液体を移動させるように配される。流体ポンプ40は通例、第1の開口13及び第2の開口15の一方に加圧したガス又は液体を送出するように配される。好ましい実施例において、流体ポンプ40の流体が流れる方向は設定可能である、すなわち流体ポンプ40は、流体ポンプ40が流体を第1の開口13から第2の開口15へ移動させるように配される第1の設定、及び流体ポンプ40が流体を第2の開口15から第1の開口13へ移動させる第2の設定で動作する。駆動ユニット10は、流体ポンプ40の所望の設定を選択するのに適応したユーザインタフェース(図示せず)を有してよい。
図1において、駆動ユニット10と連結するアタッチメントを介して流体が流体ポンプ40に供給されるように、第1の開口13及び第2の開口15は連結領域50に配され、流体ポンプ40は、前記連結領域50を介して液体をアタッチメントに送出するように配される。しかしながら、以下により詳細に説明されるように、他の配置、例えば第1の開口13だけが連結領域50に置かれるような配置も同様に実現可能である。明確に示されていないが、第1の開口13は、ハウジング11を超えて延在してもよく、例えば回転部材31が存在している容積から流体を吸い込む又はその容積に流体を送出するための外部ダクト又はチューブの部分を形成してもよい。これは例えば、駆動ユニット10が加工される食材に回転する食品加工動作及び流体移動動作を同時に与えるように、回転部材31が食品と直接相互作用するために配される、すなわち食品加工部材である駆動ユニット10の場合、特に適切である。
図2は、駆動ユニット10と連結するためのアタッチメント60の例示的な実施例を概略的に示す。図2のアタッチメントは、駆動ユニットの連結領域50と連結するように適応した他の連結領域70を有するブレンダーのバーである。例えば、他の連結領域70は、連結領域50の外面と合致するような大きさの内面を持つ空洞を定める。連結領域50は、他の連結領域70の他の噛み合わせ部材と噛み合わせる(mating)、例えばクリック又は回転(twisting)動作によりアタッチメント60を駆動ユニット10に固定するために配される少なくとも1つの噛み合わせ部材を有する。そのような噛み合わせ配置自体はよく知られていているので、簡潔性のためだけに、これ以上詳細には説明されない。駆動ユニット10とアタッチメント60の何れかとの間における如何なる適切な噛み合わせ配置も考えられることを述べれば十分である。
ブレンダーのバーは、前記他の連結領域70から食品加工領域80に延在している駆動軸77を有する。他の連結領域70において、駆動軸77は、駆動ユニット10の回転部材31と連結するための他の回転部材75を有する。例えば、回転部材31は、他の回転部材75上の合致する溝と連結する複数のリブを有する又はその反対でもよい。他の適切な連結配置は、当業者にすぐに明らかとなるだろう。食品加工領域80において、駆動軸77は、食品加工部材83を有する。図2のアタッチメント60において、食品加工部材83は、他の食品加工部材、例えば泡立て、混合ブレード等も同等に実現可能であったとしても、切断ブレード配置を有する。切断ブレード配置を有する食品加工部材83の場合、食品加工領域80は、切断ブレード配置が異物に直に曝されるのを防ぐために、切断ブレード配置の周りに保護カバー、例えばバーケージ(bar cage)を有する。そのようなカバーは、1つ以上の切り込み(slit)等を有し、これら1つ以上の切り込み等を介して前記カバーにより定められる容積から食品の移動を容易にする。
ブレンダーのバーはさらに、他の連結領域70に第1の他の開口71と食品加工領域80に第2の他の開口81との間に延在するダクト90を有する。第1の他の開口71は、流体ポンプ40がダクト90を介して流体を食品加工領域80から又は食品加工領域80に向けて移動させることを可能にするように、駆動ユニット10のハウジング11の第1の開口13と噛み合わせるように配される。例えば、食品加工部材83により混合されている食品は、例えば泡又はあぶくを作るために、加圧した空気を用いて同時に空気が入れられるように、流体ポンプ40は、ダクト90を介して食品加工領域80に前記加圧した空気を送出するように配される。
ブレンダーのバーはさらに、他の連結領域70に他の開口73を有する。この他の開口73は例えば、駆動ユニット10が駆動ユニット10の連結領域50に配される第2の開口を介して流体ポンプ40内に空気を吸い込む場合、吸気口としての機能を果たしてもよい。この配置において、流体ポンプ40はアタッチメント60を介して空気を吸い込む。
ブレンダーのバーは、如何なる適切な材料から作られてよく、例えばブレンダーのバーの少なくとも幾つかの部分、例えばブレンダーのバーのハウジングは、プラスチックから作られてよい。その代わりに又はそれに加えて、ブレンダーのバーの少なくとも幾つかの部分、例えばブレンダーのバーの食品加工部材83は、金属又は金属合金から作られてよい。
図3は、もう1つの例示的なアタッチメント60'、ここでは真空吸引アタッチメントを概略的に示す。アタッチメント60'において、ダクト90の第1の他の開口71は再び駆動ユニット10の第1の開口13と連結するために配されるが、この実施例において、流体ポンプ40は、第1の開口13から第2の開口15に向かって空気を移動させるために配される、すなわち、第1の開口13は、流体ポンプ40の吸気口としての機能を果たす。結果的に、ダクト90と第1の開口13との間の連結により、空気は、第2の他の開口81を介してアタッチメント60'の食品加工領域80から吸い込まれ、この空気は、駆動ユニット10のハウジング11にある第2の開口15を介して、圧縮された形式で流体ポンプ40により放出される。この実施例において、アタッチメント60'にある他の開口73は、排気口として使用され、この排気口を介して、流体ポンプ40により生成される前記圧縮された空気が周囲に放出される。流体ポンプ40により生成される流体の流れの方向は、図2及び図3の両方に例示される実施例において同じである、すなわち、流体は、第2の開口15から第1の開口13に向かう方向に流れる。この場合、ダクト90が第1の開口13と連通している図2の実施例において、流体は、ダクト90に沿って食品加工領域80に向かい下方に流れるのに対し、ダクト90が第2の開口15と連通している図3の実施例において、流体は、ダクト90に沿って食品加工領域80から離れるように上方に引き込まれる。
食品加工領域80は、チューブ等の形式でもよく、これは、食品が真空包装される食品貯蔵容器、例えば貯蔵箱、貯蔵バッグ、密封装置等と連結するのに使用される。この目的のために、食品加工領域80は、吸入口82を有し、ダクト90の第2の他の開口81は、吸入口82の一部を形成している又は吸気口82と流体連通している。従来通り、アタッチメント60'は、如何なる適切な材料から作られる、つまりこの実施例にはプラスチック材料が特に好まれる。すぐに理解されるように、アタッチメント60は、回転する食品加工動作を用いていない、すなわち、回転部材31と連結していない。アタッチメント60'の他の連結領域70は、上に説明したように、食品貯蔵容器を真空にしている間、回転部材31が自由に回転することができる空間(void space)を含む。
その代わりに、駆動ユニット10のハウジング11の部分が直に食品貯蔵容器と連結するように設計されてもよい。この実施例において、駆動ユニット10が食品貯蔵容器と連結するために、追加のアタッチメントは必要とされない。
図4は、もう1つの例示的なアタッチメント60"、ここではフードチョッパーを概略的に示す。フードチョッパーの他の連結領域70は、円形又は多角形の輪郭を持つ食品加工領域80、ここではボウル又は他の適切な容器と嵌合する蓋85の部分を形成する。従来通り、駆動軸77は、前記他の連結領域70から食品加工領域80内に延在する。他の連結領域70において、駆動軸77は、駆動ユニット10の回転部材31と連結するための他の回転部材75を有する。食品加工領域80において、駆動軸77は、食品加工部材83、例えば切断ブレード組立体を有する。第1の他の開口71及び第2の他の開口81を含むダクト90は、前記他の連結領域70から食品加工領域80内に延在する。他の連結領域70にある他の開口73は、周囲、すなわち食品加工領域80を形成する容器の外側で終わる。例えば、他の開口73は、他の連結領域70から周囲に延在する他のダクト95の部分を形成する。他の開口73は、駆動ユニット10のハウジング11にある第2の開口15と連結するように配される。この実施例において、流体ポンプ40は、例えば加工中に食品の酸化を防ぐ若しくは遅らせるために、真空条件下又は少なくとも低酸素条件下で食品が食品加工部材83により切り刻まれる(chopped)ように、フードチョッパーのボウルから空気を吸い込むように配される。その代わりに、流体ポンプ40は、均一に加工される及び滑らかな食品を作るために、例えば切り刻むことにより食品を加工している間、液体、例えば食用油を食品に加えるために配される。従来通り、フードチョッパーは、如何なる適切な材料、例えばプラスチック材料、金属、金属合金又はそれらの如何なる適切な組み合わせから作られてよい。特に、ボウルは、ボウルを軽量及び食洗器で洗えるようにするために、プラスチック材料から作られる。
図2から図4に明白に示されていなくても、アタッチメント60、60'、60"にあるダクト90は、空気がダクト90を一方向でのみ流れるような一方向リストリクタ弁又は一方向弁を有する。このように、キッチン用品の駆動ユニット10及び上記アタッチメントを有するキッチン用品が誤って動作する、すなわち流体ポンプ40が意図する方向とは逆の方向にダクト90を通り流体を移動させるように動作することを防ぐことができる。そのような一方向レストリクタ弁は、ダクト90の如何なる適切な場所に置かれてよい。
図1において、電気モーター20が係合されるとき、常に流体ポンプ40がオンであるように、流体ポンプ40は電気モーター20に恒久的に結合される。図5は、駆動ユニット10の代替実施例を概略的に示し、図5に示される駆動ユニットは、駆動軸30と流体ポンプ40の回転子との間にクラッチを含めることにより変更し、駆動軸30と流体ポンプ40の回転子との間の接続をスライドベアリングに変更する。クラッチ33は、ユーザ制御35、例えばスライドボタン等により操作されてよい。ユーザ制御35は、流体ポンプ40が夫々オン又はオフに切り替えられるように、クラッチ33を活性化又は不活性化するように構成される。
図6は、駆動ユニット10の代替実施例を概略的に示し、駆動軸30及び流体ポンプ40の回転子は、ギアボックス36、例えば遊星歯車又は他の如何なる適切な種類のギアボックスを含むスライドベアリングを介して接続される。ユーザ制御(図示せず)は、例えばユーザインタフェースの一部又はスタンドアロン型の制御として、駆動ユニット10のハウジング11上に設けられてよく、このユーザ制御は、ギアボックス36のギアを変更するのに使用され、これにより流体ポンプ40の回転子、例えば回転羽根ポンプの回転子の回転速度を変更する。このように、流体ポンプ40の性能、例えば流体ポンプ40により生み出される空気流速度は、それに応じてギアボックス36を制御することにより調節されてよい。
ある実施例において、ギアボックス36は、流体ポンプ40の一体部分を形成してよい。この実施例において、ギアボックス36は、駆動軸30により駆動する、又は代わりに、電気モーター20により駆動してもよく、駆動軸30はギアボックス36を介して間接的に駆動している。
流体ポンプ40の性能(流速)を調節するための他の実施例が考えられる。例えば、流体ポンプ40は、ユーザ制御の制御下において、容易に調節可能な固定子、例えばねじ調節、ボタン、スイッチ、レバー等又はユーザインタフェースに応答する動き変換器を有してもよい。そのような簡単に調節可能な固定子は、例えばPTFA充填プラスチック、金属、金属合金等のような耐水性材料から作られる。この実施例において、ハウジング11における流体ポンプ40と第1の開口13及び第2の開口15夫々との間にあるダクトは、柔軟なダクト、例えば固定子の動きを容易にするために、ゴム製のダクトのような柔軟な高分子ダクトでよい。
図7は、駆動ユニット10のもう1つの実施例を概略的に示し、第2の開口15は、連結領域50の外側に配され、代わりにハウジング11の周囲に直接接続される。この実施例において、以前に説明されたように、回転部材31が連結部材である場合、第1の開口13だけが駆動ユニット10へのアタッチメントと連結するために配される。この実施例において、流体ポンプ40の回転方向40は、加圧された流体が連結領域50の第1の開口13を介してアタッチメントに送出されるように、流体が周囲開口15を介してハウジング内に吸い込まれる第1の設定、すなわち第1の回転方向と、連結領域50の第1の開口13を介してアタッチメントを通り流体がハウジング内に吸い込まれ、加圧された空気がハウジング11の周囲開口15を通り流体ポンプ40により排出される第2の設定、すなわち第2の回転方向との間を流体ポンプ40が設定可能であるように、例えばユーザインタフェース又は専用のユーザ制御、例えばボタン、スイッチ、レバー等を介して設定可能である。この実施例において、様々な例示的なアタッチメント60、60'、60"における他の開口73が省略されてもよい。この実施例において、流体がダクト90を通り誤った方向に汲み上げられるのを防ぐために、ダクト90は前に説明したように一方向リストリクタ弁又は一方向弁を有してもよい。そのような弁は例えば、駆動ユニット10のハウジング11にある第1の開口13と連結するために配される第1の他の開口71に置かれる。その代わりに、アタッチメントは、流体ポンプ40の回転方向がどちらに選択されるべきかを駆動ユニット10に知らせる配置を有してもよい。例えば、アタッチメントは、アダプターを有しても、有さなくてもよいし、このアダプターは、アタッチメントと駆動ユニット10との間における噛み合わせ配置の部分を形成する。このアダプターが存在している場合、アダプターとインタフェース領域50との間における連結により、流体ポンプ40の第1の回転方向が選択されるのに対し、アダプターが存在しない場合、流体ポンプ40の第2の回転方向が選択される。
もう1つの実施例において、アタッチメントは、駆動ユニット10にある近距離無線(NFC)受信機と通信するのに適応する近距離無線送信機を含んでよい。近距離無線受信機が流体ポンプ40の必要とされる回転方向を示す信号を受信するのに応じて、駆動ユニット10が流体ポンプ40の回転方向を設定するように、近距離無線受信機が前記信号を送信するように適応する。
図8は、流体ポンプ40が単一方向の流体ポンプである駆動ユニット10の実施例を概略的に示す。この実施例において、ハウジング11はさらに、方向制御弁45、例えばポペット弁又は4ウェイ/4ポート弁を含む。第1の開口41及び第2の開口43は、前記方向制御弁45を介して流体ポンプ40に流体接続される。方向制御弁45は、如何なる適切な方法、例えば第1の他のダクト47及び第2の他のダクト49を介して流体ポンプ40に流体接続される。方向制御弁45は、流体ポンプ40の流入口が第1の開口13に流体接続され、流体ポンプ40の流出口が第2の開口15に流体接続される第1の設定と、流体ポンプ40の流入口が第2の開口15に流体接続され、流体ポンプ40の流出口が第1の開口13に流体接続されている第2の設定との間で設定可能である。方向制御弁45は、例えばユーザインタフェース又は専用のユーザ制御、例えばボタン、スイッチ、レバー等を介してユーザ制御されてよく、又はアタッチメントとの機械的又は電気的な相互作用を介して、例えば前に説明したようにNFC信号を供給するアタッチメントにより制御されてよい。
前に説明したように、駆動ユニット10は、回転部材31が食品加工部材を有するスタンドアロン型のユニットでもよいし、又は駆動ユニット10と連結するための1つ以上のアタッチメントを含むキッチン用品の部分でもよく、この場合、回転部材31が連結部材の任意の他の回転部材75と連結するための連結部材を有する。いくつかの実施例において、上記アタッチメントは、駆動ユニット10の流体ポンプ40とだけ連結し、その実施例において、上記アタッチメントは一般に、駆動ユニット10の流体ポンプ40だけと連結し、この実施例において、上記アタッチメントは通例、駆動ユニット10とアタッチメントとの連結領域から、前に説明したようなアタッチメントが食品又は食品包装と接触する食品加工領域まで延在するダクト等を有する。キッチン用品の駆動ユニット10からなる又は駆動ユニット10及び1つ以上の他のアタッチメントを有するキッチン用品は、フードプロセッサーである。幾つかの実施例において、そのようなキッチン用品は、表面実装ブレンダー又は手持ち式ブレンダーでよい。
上記実施例の幾つかにおいて、ハウジング11は、非限定の例として第2の開口43とは異なるの第1の開口41を有する。図9は、ハウジング11が流体ポンプ40と流体連通している単一の開口のみを有するように、第1の開口41が第2の開口43内に含まれるキッチン用品の駆動ユニット10の代替実施例の断面を示す。もちろん、第2の開口43が代わりに第1の開口41内に含まれることも同様に実現可能であり、これは単に簡潔性のために明瞭に示されない。
キッチン用品の駆動ユニット10の上記実施例において、駆動ユニット10の駆動機構は、流体ポンプ40及び回転部材31を駆動させるための電気モーター20を有する。図10は、駆動機構の電気モーター20が手動の駆動機構と置き替えられた代替実施例の断面を概略的に示す。この実施例において、ハウジング11を通り延在する手動クランク等が設けられ、このクランク12は、駆動軸30を介して回転部材31及び流体ポンプ40を駆動させるギアボックス39に結合されてよい、すなわち駆動軸30はギアボックス39により駆動し、回転部材31及び流体ポンプ40は駆動軸30により駆動する。
上記実施例において、キッチン用品の駆動ユニット10は、回転部材31並びに流体ポンプ40との吸入口(inlet)及び/又は排出口(outlet)を有する単一の連結領域50を有する。図11は、キッチン用品の駆動ユニット10がハウジング11の向かい合う側に第1の連結領域50及び第2の連結領域50'を有する代替実施例の断面を概略的に示し、第1の連結領域50は、流体ポンプ40との吸入口及び/又は排出口を有し、並びに第2の連結領域50'は、回転部材31を有する。この実施例において、キッチン用品の駆動ユニット10は、回転部材31及び流体ポンプ40の両方を駆動させる電気モーター20を通り延在している単一の駆動軸30を有する、又は代わりに電気モーター20の向かい合う側から延在している別々の駆動軸を有してよく、これら別々の駆動軸は、回転部材31及び流体ポンプ40を夫々駆動させる。
図12は、キッチン用品の駆動ユニット10のさらにもう1つの実施例の断面を概略的に示す。この実施例において、図11のキッチン用品の駆動ユニット10の単一のハウジング11は、電気モーター20が収容される第1のハウジング11と流体ポンプ40が収容される第2のハウジング11'と置き替えられている。第2のハウジング11'は好ましくは第1のハウジング11に恒久的に取り付けられる。この実施例は、電気モーターを収容しているハウジング11と流体ポンプ40を収容しているハウジング11'とが別々に製造され、次いで組み合わされるという利点を有し、これは組み立て工程を簡略化する。
図13は、キッチン用品の駆動ユニット10のさらにもう1つの実施例の断面を概略的に示す。この実施例において、図11に示されるようなキッチン用品の駆動ユニット10は、ハウジング11の外側にある流体ポンプ40により適応している。この実施例における流体ポンプ40が代わりにハウジング11に隣接し、これはより小さなハウジング11を可能にするという利点があり、これによりキッチン用品の駆動ユニット10の総費用を減らす。
図14は、キッチン用品の駆動ユニット10のさらにもう1つの実施例の断面を概略的に示す。この実施例において、回転部材31は、ハウジング11の窪み14内に置かれ、この窪み14は任意でフラップ16により封鎖される。この実施例において、アタッチメントは、窪み14内に延在するのに適応する他の回転部材を有するアタッチメントにより回転部材31と連結し、これは窪み14にアクセスするために、フラップ16を内側に又は外側に押すことを含む。この実施例におけるキッチン用品の駆動ユニット10が単一の連結領域50を持つことが示されていたとしても、本実施例は、ハウジング11の向かい合う側に夫々の連結領域を持つキッチン用品の駆動ユニット10の上記実施例に同等に適用可能であることは、当業者によりすぐに理解される。
図15は、ハウジング11がダクト41を介して流体ポンプ40と流体連通している単一の開口13だけを有するキッチン用品の駆動ユニット10の実施例の断面を概略的に示す。この実施例において、流体ポンプ40は、駆動軸30上の動き変換器44により駆動するピストン又は膜42を有する。この実施例において、キッチン用品の駆動ユニット10へのアタッチメントのダクト90は、少なくとも1つのベント、例えば第1のベント92及び第2のベント94を有し、これらベントを介して貯蔵バッグ等のような食品貯蔵容器1から抜かれる空気が排出される。この実施例において、ダクト90は、流体ポンプ40の容積が増大する際、食品貯蔵容器1から空気が流体ポンプ40内に吸い込まれることを可能にするが、流体ポンプ40の容積が減少する際、流体ポンプ40から食品貯蔵容器1に空気が戻るのを妨害する一方向弁等を有する。代わりに、第1のベント92及び/又は第2のベント94を通り周囲に流体ポンプ40から空気が強制的に排出される。少なくとも1つのベントを含むダクトは、キッチン用品の駆動ユニット10へのアタッチメントの一体部分を形成してよく、又は代わりに上記アタッチメントとキッチン用品の駆動ユニット10との間に連結を形成してもよい。
図16は、ハウジング11がフードチョッパーの蓋を形成するキッチン用品の駆動ユニット10の実施例の断面を概略的に示し、フードチョッパーはさらに、前記蓋と係合するように設計される取り外し可能な収集ボウル80を有する。この実施例において、駆動軸30により駆動する回転部材31は、フードチョッパーの切断ブレード組立体を形成する。流体ポンプ40は、流体を周囲から収集ボウル80内に移動させるため、又は液体を収集ボウル80から周囲に移動させるための、ハウジング11を通り周囲まで延在している第1のダクト、及びハウジング11を通り収集ボウル80内に延在している第2のダクト43を有する。
例えばボウルのような容器から周囲へ液体を移動させるように配される流体ポンプ40の場合、ダクト43は、容器の底の近くにダクトの吸入開口端を持つような取り外し可能な他のダクト(図示せず)そ用いて延在されてよく、この取り外し可能な他のダクトのダクトの吸入開口は、液体ではないものダクトに入るのを防ぐためのフィルタを含む。上記実施例において、キッチン用品の駆動ユニット10は、利用する場合、回転部材31及び流体ポンプ40を駆動させるための駆動軸30を有する。しかしながら、代替実施例において、駆動軸30が省略されてよいことを理解すべきである。例えば、回転部材31及び/又は流体ポンプ40は、磁気結合等を介して電気モーター20により駆動してもよく、この場合、回転部材31及び/又は流体ポンプ40は、磁気材料から作られる又は磁気材料の部分を有し、駆動機構、例えば電気モーター20又は手動の駆動機構は、それ自体は従来知られているように、反対の極性からなる磁気材料の部分を有する。
上記実施例において、流体ポンプ40が参照される場合、これは液体を移動させるためのポンプ又はガスを移動させるためのポンプでよいことを理解すべきである。幾つかの実施例において、流体ポンプは液体ポンプであり、これは例えば、食品、例えばペースト又は他のペースト状の食品の良好な調和(consistency)を達成するために、食用油の安定した流れを食品に供給するのに使用されてよく、食物の準備中にそのような液体が手動で加えられる、例えば一気に加えられる場合、この調和が達成するのはより難しい。もう1つの実施例において、液体ポンプは、例えば最初に材料を切り刻み(chopping)、次いで混ぜるために油又は水を加えることによる食品の加工を中断させるのを避けるために、食品の準備中に液体を1回で加えるように設計されてもよい。他の実施例における液体ポンプは、例えば準備された食品の水分を減らすために、切り刻んだ結果として食品から放出された水を抽出するために、食品を切り刻んでいるとき、所望する液体の抽出に使用されてよい。
他の実施例において、流体ポンプはガスポンプでよい。例えば、ガスポンプは、食品に(加圧した)ガスを送るために、ガスシリンダー、例えばCOシリンダー等に流体接続される。そのようなガスシリンダーは、如何なる適切な方法で、例えばねじ係合(threaded engagement)を用いてハウジング11に嵌合される。特定のガスを食品容器に加えることは、酸化処理を減らすために、例えば特定のガス、例えば炭酸ガス又は窒素を使用することにより、容器内にある空気をこの特定のガス(例えば不活性ガス)と置き替える。
ガスポンプは、食品容器からガスを吸い込む、例えば真空吸引を提供するため、又は食品の加工中に(加圧した)空気を食品に送る、例えば食品に空気を入れる、食品が泡立つ又は食品を泡立たせるための空気ポンプでもよい。
上述した実施例は、本発明を制限するのではなく、説明するものであること、及び当業者は、添付の特許請求の範囲から外れることなく多くの代替実施例を設計することが可能であることを述べておく。請求項において、括弧間に置かれる如何なる参照符号もその請求項を制限するとは考えない。"有する"という言葉は、請求項に挙げられた以外の要素又はステップの存在を排除しない。要素が複数あることを述べなくても、それら要素が複数あることを排除しない。本発明は、幾つかの異なる要素を有するハードウェアを用いて実施されることができる。幾つかの手段を列挙している装置の請求項において、これら手段の幾つかは、ハードウェアの同一のアイテムにより具現化されることができる。ある方法が互いに異なる従属請求項に挙げられているという単なる事実がこれらの方法の組み合わせは有利に使用されることができないことを示していない。

Claims (15)

  1. ハウジング、
    前記ハウジング内にある駆動機構、
    前記駆動機構により駆動する回転部材、
    第1の開口、
    第2の開口、並びに
    前記駆動機構により駆動する、及び前記第1及び第2の開口と流体接続される流体ポンプ
    を有するキッチン用品の駆動ユニットにおいて、
    前記流体ポンプは、第1の動作モードにおいて、流体を前記第1の開口から前記第2の開口に移動させるように配される、及び前記流体ポンプは、第2の動作モードにおいて、流体を前記第2の開口から前記第1の開口に移動させるようにも配される、キッチン用品の駆動ユニット。
  2. 前記駆動機構は、電気モーターを有する、請求項1に記載のキッチン用品の駆動ユニット。
  3. 前記駆動機構は、前記流体ポンプを通り延在している駆動軸を有し、前記流体ポンプは、前記駆動軸を介して前記駆動機構により駆動している、請求項1又は2に記載のキッチン用品の駆動ユニット。
  4. 前記流体ポンプは、当該流体ポンプが前記駆動軸と係合されている第1の設定と、当該流体ポンプが前記駆動軸との係合が外れている第2の設定との間で設定可能である結合部材により設定が変えられるように前記駆動軸に結合される、請求項3に記載のキッチン用品の駆動ユニット。
  5. 前記流体ポンプに一体化されるギアボックスをさらに有し、前記駆動軸は前記ギアボックスを介して前記駆動機構に結合されている、請求項1乃至4の何れか一項に記載のキッチン用品の駆動ユニット。
  6. 前記ハウジングは、前記流体ポンプを包含する、並びに前記第1及び第2の開口を有する、請求項1乃至5の何れか一項に記載のキッチン用品の駆動ユニット。
  7. 方向制御弁をさらに有し、前記第1及び第2の開口は、前記方向制御弁を介して前記流体ポンプに流体接続されている、請求項1乃至6の何れか一項に記載のキッチン用品の駆動ユニット。
  8. 前記回転部材、並びに前記第1及び第2の開口の少なくとも一方は、前記駆動ユニットへのアタッチメントと連結するように配される、請求項1乃至7の何れか一項に記載のキッチン用品の駆動ユニット。
  9. 前記流体ポンプの流体移動方向を選択するためのユーザインタフェースをさらに有する、請求項1乃至8の何れか一項に記載のキッチン用品の駆動ユニット。
  10. 前記流体ポンプは、ガスポンプ、例えば空気ポンプである、請求項1乃至9の何れか一項に記載のキッチン用品の駆動ユニット。
  11. ハウジング、
    前記ハウジング内にある駆動機構、
    前記駆動機構により駆動する回転部材、
    第1の開口、
    第2の開口、並びに
    前記駆動機構により駆動する、及び流体を前記第2の開口から前記第1の開口に移動させるために、前記第1及び第2の開口に流体接続されている流体ポンプ、
    を有するキッチン用品の駆動ユニット、
    前記駆動ユニットと連結するための駆動ユニットのインタフェースを各々が有する第1及び第2のアタッチメント、並びに
    食品加工領域内に位置決め可能である前記駆動ユニットのインタフェースから延在しているダクト、
    を有するキッチン用品において、
    前記第1のアタッチメントの前記駆動ユニットのインタフェースが前記駆動ユニットと連結するとき、流体が前記ダクトに沿って、前記食品加工領域に向かう方向に供給されるように、前記ダクトは、前記第1の開口を前記食品加工領域と通じる、並びに前記第2のアタッチメントの前記駆動ユニットのインタフェースが前記駆動ユニットと連結するとき、流体が前記ダクトに沿って、前記食品加工領域から離れる方向に吸い込まれるように、前記ダクトは前記第2の開口を前記食品加工領域と通じる、
    キッチン用品。
  12. 前記駆動ユニット、並びに前記第1及び第2のアタッチメントは、前記第1のアタッチメントの前記駆動ユニットのインタフェースが前記駆動ユニットと連結されるとき、前記第2の開口は大気に開いている、並びに前記第2のアタッチメントの前記駆動ユニットのインタフェースが前記駆動ユニットと連結されるとき、前記第1の開口は大気に開いているように配される、請求項11に記載のキッチン用品。
  13. 前記ダクトに一方向リストリクタ弁をさらに有する、請求項11又は12に記載のキッチン用品。
  14. 前記キッチン用品は、ブレンダー又はハンドブレンダーである、請求項11乃至13の何れか一項に記載のキッチン用品。
  15. 請求項1乃至10の何れか一項に記載のキッチン用品の駆動ユニット及びアタッチメントにおいて、
    前記キッチン用品の駆動ユニットの前記回転部材と連結するための他の回転部材を任意で含む駆動ユニットのインタフェース、
    他の駆動軸により前記他の回転部材に結合される回転する食品加工部材を任意で含む食品加工のインタフェース、及び
    前記駆動ユニットのインタフェースから前記食品加工のインタフェースに延在しているダクトであり、前記第1及び第2の開口の一方に流体結合されるように配されるダクト
    を有するアタッチメント。
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