JP2019503305A - 自転車サドル - Google Patents

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Abstract

軟質の圧縮性ノーズまで前方に延びる後方シート部を有する、自転車シートポストに取り付けられる自転車サドル。シート部は、クルージングポジションにおいて、乗り手の坐骨結節をサポートするように適合されている。ノーズは、乗り手の外陰部又は骨盤の解剖学的構造をサポートするように適合されている。シート部は、ノーズの両側に配置される、下方に傾斜する側方フランジを備え、フランジは、坐骨結節を引き続きサポートする。乗り手がクルージングポジションから空気力学的なポジションすなわちレーシングポジションに移行する際、増大する会陰部及び外陰部の圧力は、ノーズの圧縮性によって実質的に吸収され、それにより、シート部及びノーズとの継続的な接触が維持されることで、完全なサドルの制御が可能になる。【選択図】図3

Description

本発明は、自転車に関し、特に、乗り手が、垂直ポジションすなわちクルージングポジション(the upright or cruising position)にあるか又はより空気力学的なポジションすなわちレーシングポジション(the more aerodynamic or racing position)にあるかに関わらず、快適かつ十分にサポートされることを可能にする自転車サドルに関する。本発明の主な目的は、骨盤解剖学の研究的観点から進化したものではなく、ほとんどが原初的なサドル設計の発展形態である、従来技術のサドルの不快感の問題に対処することである。これまでのアプローチでは、全てのポジション及びサイクリング条件において人間の骨盤がサドル上で快適であるために必要なことを調査するのではなく、サドル自体の軽量化及び美観に主な焦点が当てられてきた。本発明の更なる目的は、乗り手が、全てではないにしても大半の従来技術のサドルで経験される不快感要素に起因して、クルージングポジションとレーシングポジションとの間を移行し、サドルとの接触を完全に絶つ又は避けることで、サドルを通じた(自転車の)制御が失われるという問題に対処することである。
現行の従来技術の自転車サドルは、通例、1889年にJ. B. Brooksが初めて特許を受けたベロシペードサドル(特許文献1)の第一世代設計の変形である。これらの自転車サドルは、乗り手がドロップポジションすなわちエアロポジションを取るレーシングの要点、又は、乗り手が実質的に垂直なポジションを取るクルージングの要点を満たすための試みにほとんど成功していない。これまでの従来技術のサドルにおいて、下肢がサイクリング動作を行うことができるように骨盤を安定させると同時に、空気力学的なドロップポジションでの快適さを提供するように、理想的な3点接触形態の実現に成功しているものは存在しない。乗り手が、固有の不快感に起因して、クルージングポジションとレーシングポジションとの間を移行する又はサドルとの接触を完全に避けることで、サドルの快適さが失われるという問題は、サイクリングのパフォーマンスに関して特に重要である。
既知の「レーシング」サドルは、普遍的に、より小さく、より小幅で、より軽量で、よりシャープで、より硬い。このようなサドルは、軽量化の目的は達成しているが、快適さ又は解剖学にほとんど又は全く注意を払っていない。特に乗り手が長時間サドルに座る場合のいわば不快感の問題を解決しようとした従来技術の例は、特許文献2(Wyner et. al.)、特許文献3(Truglio)及び特許文献4(Marceleno)等に開示されている。
これらの例のうちの任意のサドルを、長時間のライドにわたって満足して使用し続ける初心者サイクリストは少ない。実際、サドル自体が、人々がエクササイズの一形態としてサイクリングを続けることに失敗する主な原因である。より厳格なサイクリング団体においては、乗り手は、尾骨をサドルノーズに乗せることによって自身の体重を尾骨で支えるか、又は単に立ち上がってサドルを全く使用しないことが知られている。また、サイクリストは、クルージングポジションとドロップポジションすなわちエアロポジションとの間を交互に移行するか、又は、自身の体重をサドルの左側と右側とで交互にサポートするだけでなく、痛みが麻痺に変わるまで、実際にエアロポジションを取り続けることが知られている。
さらに、サイクリストにおける外陰及び会陰神経機能不全の発症並びに生殖器病理学に関する研究分野において多少の対立はあるが、サイクリストの会陰部及び外陰部に不快感がもたらされるという事実は、ほぼ共通に理解されている。最適な圧力分散のための追加のパッドを備える自転車用ショーツの販売が急増していることが、この問題を裏付けている。レーシング自転車上で通常のショーツを着用して相当な時間又は距離を走る本格的なサイクリストを見つけることは、極めて稀である。
従来技術の「コンフォート」サドルは、従来技術のレーシングサドルよりも、大きく、幅広で、クッション性が高いが、やはり堅い、すなわち硬質のノーズを備える。これらのサドルは、実質的により垂直なクルージングポジションすなわち標準ポジションにおけるより優れた快適さを実現しているが、これは、空気力学的な要素が不利であることに起因して、パフォーマンスを犠牲にしている。また、コンフォートサドルは、エアロポジション/ドロップポジションの場合には快適さがはるかに低く、したがって、実際の快適さの価値を低下させている。切欠き部を有する(例えば、特許文献5)又はノーズを備えない(例えば、特許文献6)又は分割ノーズを備えるいくつかのコンフォートサドルは、快適さとパフォーマンスとの双方を提供する能力に関して依然として制限されており、特定のサイクリストのみに向けたニッチ市場を埋めるものであるのが通例である。1つのこのような変形形態(特許文献7、理想的なサドル変形形態)は、切欠き部と分割ノーズとの双方を組み合せたものである。この特定のサドル設計は、より快適な垂直クルージングを可能にするが、エアロポジションすなわちドロップポジションの場合には、乗り手は、自身の恥骨/外陰部のどちらの側において圧力を受けるかを選択することはできるものの、やはり硬質ノーズ上に乗ることになる。分割ノーズを備えるかどうかに関わらず、エアロポジションに下降する際、体重は、ほとんどの他のサドルと同様に、やはり恥骨下行枝/外陰部において支えられる。そのため、クルージングでの快適さは向上していても、レーシングポジションすなわちエアロポジションを取る場合に関しては改善が見られない。
さらに、サドルのノーズは、直線上を移動する場合だけでなく、コンフォートポジションすなわちクルージングポジションからエアロポジションすなわちレーシングポジションに移行する場合においても、乗り手をサポートするのに非常に重要である。ノーズの存在は、乗り手のポジションをサドルに対して比較的安定に又は固定して維持しなければならないコーナリング又は加速若しくは減速下での急な方向転換を行う場合に、自転車を制御するのに特に極めて重要である。上述の従来技術のうちのいくつかにおいて例示されるように中央に配置されるノーズが存在しなければ、十分なサドルの制御が必ず失われ、したがって、残念なことに全体的なパフォーマンスが低下する。
したがって、伝統的なクルージング設計と最新のレーシング設計との不満足な妥協案ではない、全てのサイクリングポジションにおいて長時間にわたり全ての体重を支持する骨盤構造をサポート可能な自転車サドルが必要とされている。
米国特許第401,123号 米国特許第7,448,676号 米国特許第9,039,082号 米国特許第8,973,986号 国際公開第2012/107215号 米国特許第8,668,259号 米国意匠特許第767,909号
したがって、本発明の特定の目的は、垂直ポジションすなわちクルージングポジションであるか、又はより空気力学的なポジションすなわちレーシングポジションであるかに関わらず、乗り手が快適かつ十分にサポートされることを可能にする自転車サドルを提供することによって、従来技術の問題の排除又は軽減を試みることである。特に、本発明は、乗り手が、固有の設計の妥協的な従来技術のサドルで経験される不快感に起因して、クルージングポジションとレーシングポジションとの間を移行する又はサドルとの接触を完全に避けることで、サドルとの接触が失われず、したがって制御が失われないという問題に対処するものである。
1つの態様において、本発明は、自転車シートポストに取り付けられるシートフレームを備える自転車サドルであって、
シートフレームは、中央に配置される軟質の圧縮性ノーズまで前方に延びる後方シート部を有するサドルカバーの構造シャーシを提供し、
シート部は、コンフォートポジションすなわちクルージングポジションにおいて、乗り手の坐骨結節(すなわち坐骨)をサポートするように適合され、
ノーズは、乗り手の外陰部又は骨盤の解剖学的構造をサポートするように適合され、
シート部は、中央で突出するノーズの両側に配置される、下方に傾斜する側方フランジを更に備え、
傾斜するフランジは、乗り手がクルージングポジションから空気力学的なポジションまで前方下方に滑る際、坐骨結節を引き続きサポートし、フランジは、乗り手が全てのサイクリングポジションにおいて坐骨結節で体重を支えることを可能にし、付随的に増大する会陰部及び外陰部の圧力は、ノーズの圧縮によって実質的に消散及び/又は吸収され、それにより、完全なサドルとの接触及びサドルの制御が常に容易になる、自転車サドルに関する。
シート部、ノーズ及び側方フランジは、実質的に平坦な又はフラットな形態を有することが好ましい。
側方フランジは、後方シート部に合流し、1つ以上の角度を付けて配置されるファセット面を有することが好ましい。
代替形態において、側方フランジは、後方シート部に合流し、1つ以上の曲面を有する。
シートフレームは、シートポストに取り付けるためのマウント点を有する、軽量金属、プラスチック又は複合材製のフレーム又はシェルを備えることが好ましい。
シートフレームは、サブフレームを備え、サブフレームは、シートポストのブラケットに取り付けられるように特別に適合されるワイヤマウントに取り付けられるとともに、ワイヤマウントによって支持されることがより好ましい。
好ましい一例において、シートフレームは、ノーズの下で弾性変形可能とすることができ、したがって、乗り手がクルージングポジションから空気力学的なポジションまで前方下方に滑る際、会陰部及び外陰部の圧力の消散に更に寄与する。
サドルカバーは、変形可能であるが形状保持する材料製であることが好ましい。
この材料は、様々な厚さ、密度及び衝撃吸収性を有する独立気泡フォーム及び/又は複数のゲル層を含むマトリクス又はサンドイッチ構成とすることができることが好適である。より好ましい例では、サドルは、既に経済効率の良い設計に優る増大した快適さの利益のために、サドルカバーの下に3層フォーム及び/又はゲル層のクッション材を備えることができる。
サドルは、1部品構成又は一体構成であることが好ましい。
別の例において、シート部、ノーズ及び側方フランジは、分離部品又はモジュール構成であり、交換可能な部品又はモジュールを、乗り手に適合するように互いに組み立てることができる。
部品又はモジュール形態において、シート部、ノーズ及び側方フランジは、乗り手の性別、サイズ及び/又は個人の解剖学的構造に適合するためにサドルの輪郭、形状又は構成を調整又は変更するように組み合わせて、組み立てることができる。
以下、本発明をよりよく理解するために添付図面を参照する。
本明細書に記載される本発明の好ましい一実施形態を示す図である。 図1の本発明の使用を示す図である。 図1の本発明の使用を示す図である。 本発明の好ましい例の分解図である。
図1を参照すると、本発明に係る好ましい自転車サドルが示されている。サドル10は、シートフレーム(隠れている)を備え、シートフレームは、シートポスト(図示せず)に取り付けるためのマウント点を有する軽量金属、プラスチック又は複合材製のフレーム又はシェルを備えることが好ましい。
シートフレームは、変形可能であるが形状保持する材料製のサドルカバーの構造シャーシを提供する。上述したように、この材料は、様々な厚さ、密度及び衝撃吸収性を有する独立気泡フォーム及び/又は複数のゲル層を含むマトリクス又はサンドイッチ構成とすることができる。サドルは、中央に配置される軟質の圧縮性ノーズ10bまで前方に延びる後方シート部10aを有する。
より垂直なコンフォートポジションすなわちクルージングポジションを取っている場合、乗り手の坐骨結節(すなわち坐骨)は、主にシート部によってサポートされる(図2を参照)。
乗り手(図1には示していないが図2を参照)が、サドル10上でクルージングポジションから前方下方に滑り又は動き、空気力学的なポジションすなわちレーシングポジションに下降する際、中央ノーズ10bの両側の下方に傾斜する側方フランジ10c、10dが、乗り手の坐骨結節を引き続きサポートする。乗り手のポジションの変化に起因して付随的に増大する会陰部及び外陰部の圧力は、軟質ノーズ10bによって実質的に吸収される。
ノーズ10bの両側に配置される側方フランジ10c、10dは、後方シート部10aに合流し、1つ以上の角度を付けて配置されるファセット面11、12を有する。
この例のシート部、ノーズ及び側方フランジは、平坦又はフラットな形態を有する。代替形態において、側方フランジは、1つ以上の曲面を有する又は備えることができる。
サドルは、ここで示されているように1部品構成又は一体構成であることが好ましいが、別の例(図4を参照)では、分離構成とすることができ、各部品は、互いに独立して選択することができる。
図2は、ワイヤマウント14を伴うシートフレームを備えるサドル12を示しており、乗り手16(骨格で示されている)は、垂直なコンフォートポジションすなわちクルージングポジションにある。乗り手の坐骨結節(すなわち坐骨)16aは、軟質ノーズ10bの圧縮性の結果として、乗り手の骨盤の解剖学的構造に対する圧力が最小限に抑えられた状態で、後方シート部10aによって支持される。
図3は、乗り手16(骨格で示されている)が、シート部10aを離れてクルージングポジション(図2で示されている)から空気力学的なポジションすなわちドロップポジションまで動く又は滑る際の、ワイヤマウント14及びサドル12を伴うシートフレームを(図2と同じ位置で)示している。ここで、ノーズ10bの両側の下方に傾斜したフランジ10c、10dは、乗り手の坐骨結節16aを引き続きサポートする。増大する会陰部及び外陰部の圧力は、軟質ノーズ10bの圧縮によって実質的に消散又は吸収される。好ましい実施形態では、シートフレームは、ノーズの下で弾性変形可能とすることができ、したがって、乗り手がクルージングポジションから空気力学的なポジションまで前方下方に滑る際、会陰部及び外陰部の圧力の消散に更に寄与する。
上記サドル表面、特にフランジ10c、10dのファセット形態及び構成は、乗り手がポジションを変える間もサポートを維持するとともに、サドル上のスイートスポットを発見及び確立することを可能にする。したがって、全てのポジション変化にわたって、継続的なサドルとの接触を通じた乗り手による自転車の制御を維持することが可能である。
図4は、サドルの部品又はモジュール形態の分解図を示している。
シート部(側方フランジを含む)11aと中央に配置されるノーズ11bとは、乗り手(図示せず)の性別、サイズ又は個人の解剖学的構造に適合するためにサドルの輪郭、形状又は構成を変更することを容易にするように組み合わせて一緒に組み立てられる、別個の交換可能な部品又はモジュールである。モジュール11a、11bは、サブフレーム18にマウントされる。サブフレーム18は、ナット20、22によって、ワイヤマウント14のねじ付き端部24、26及びワイヤマウント14の後方のワイヤーカバープレート28に取り付けられる。ワイヤマウント14は、シートポストのブラケット(図示せず)に取り付けられるように適合される。
サドルが分離構成又はモジュール構成であるとき、サドルは、競技の種類、例えば、ロードレーシング、トライアスロン若しくはマウンテンバイクトライアルに対応するように、又は、乗り手が直面する物理的地形若しくは地勢に適合するように、カスタマイズすることができることが想定される。
全ての従来技術のサドルに優る、本発明を特徴付ける本発明のいくつかの主な利点を、以下に列挙することができる。
従来技術のレーシングサドルとは異なり、本発明は、乗り手が全てのサイクリングポジションにおいて坐骨結節(すなわち坐骨)で体重を支えることを可能にする。
主題のサドルは、2つの主なファセット、すなわち、クルージングポジションサイクリングのための水平ファセットと、エアロポジションサイクリングのための角度が付いたテーパー状ファセットとを有する。
中央に配置された一体的な軟質ノーズは、不快感をもたらし得る会陰部及び外陰部(生殖器部)に対する有害な圧力を生じることなく、骨盤のサポート及び安定をもたらす。
サイクリング中に骨盤の不安定性を増大し得る旋回部品又は回動部品は存在しない。
サドルカバーの下に3層又は他の均等なクッション材を使用することにより、既に効率的な現行の人間工学的設計に優るように、快適さレベルを更に実質的に増大することができる。
部品又はモジュール形態において、サドルは、競技の種類又は物理的地形を含めて、乗り手の性別、サイズ及び個人の解剖学的構造に対応するように、カスタマイズすることができる。この設計は、サイクリストが、特にエアロポジションすなわちドロップポジションにおいて、自身の固有の骨盤の解剖学的構造に最も良好にフィットするサドル上のスイートスポットを確立することを可能にする。
乗り手が、長時間のライド中に不快感又は痛みに起因して、クルージングポジションとエアロポジションとの間を移行する際、サドルとの接触が失われず、したがって、自転車のサドルによる制御が失われない。
当然ながら、上記事項は、本発明の説明的な例によって提供されているが、当業者に明らかとなる全ての他の変更形態及び変形形態が、本明細書に記載されているかのように、本発明の広い範囲及び領域内に含まれるとみなされることが認識される。
本明細書において、「備える("comprising"and "containing")」という用語は、「含む("including")」という用語と同様の広い意味を有するものと理解されるべきであり、述べられた完全体若しくはステップ、又は完全体若しくはステップの群の包含を意味するが、任意の他の完全体若しくはステップ、又は完全体若しくはステップの群の排除を意味しないことが理解される。この定義は、「備える」という語の変化形(variationson the terms "comprising" and "containing" such as "comprise","comprises", "contain" and "contains")にも当てはまる。

Claims (12)

  1. 自転車シートポストに取り付けられるシートフレームを備える自転車サドルであって、
    前記シートフレームは、中央に配置される軟質の圧縮性ノーズまで前方に延びる後方シート部を有するサドルカバーの構造シャーシを提供し、
    前記シート部は、コンフォートポジションすなわちクルージングポジションにおいて、乗り手の坐骨結節(すなわち坐骨)をサポートするように適合され、
    前記ノーズは、前記乗り手の外陰部又は骨盤の解剖学的構造をサポートするように適合され、
    前記シート部は、前記中央で突出するノーズの両側に配置される、下方に傾斜する側方フランジを更に備え、
    前記傾斜するフランジは、前記乗り手が前記クルージングポジションから空気力学的なポジションまで前方下方に滑る際、前記坐骨結節を引き続きサポートし、前記フランジは、前記乗り手が全てのサイクリングポジションにおいて前記坐骨結節で体重を支えることを可能にし、付随的に増大する会陰部及び外陰部の圧力は、前記ノーズの圧縮によって実質的に消散及び/又は吸収され、それにより、完全なサドルとの接触及びサドルの制御が常に容易になる、自転車サドル。
  2. 前記サドルは、1部品構成又は一体構成である、請求項1に記載の自転車サドル。
  3. 前記サドルは、分離部品又はモジュール構成であり、したがって、前記シート部、前記ノーズ及び前記側方フランジは、前記乗り手、競技の種類又は物理的地形に適合するように一緒に組み立てることが可能な別個の交換可能な部品又はモジュールである、請求項1に記載の自転車サドル。
  4. 前記シート部、前記ノーズ及び前記側方フランジは、フラットな又は実質的に平坦な形態を有する、請求項1に記載の自転車サドル。
  5. 前記側方フランジは、前記後方シート部に合流し、1つ以上の角度を付けて配置されるファセット面を有する、請求項1に記載の自転車サドル。
  6. 前記側方フランジは、前記後方シート部に合流し、1つ以上の曲面を有する、請求項1に記載の自転車サドル。
  7. 前記シートフレームは、シートポストに取り付けるためのマウント点を有する、軽量金属、プラスチック又は複合材製のフレーム又はシェルを備える、請求項1に記載の自転車サドル。
  8. 前記シートフレームは、サブフレームを備え、該サブフレームは、シートポストのブラケットに取り付けられるように特別に適合されるワイヤマウントに取り付けられるとともに、該ワイヤマウントによって支持される、請求項1に記載の自転車サドル。
  9. 前記サドルカバーは、変形可能であるが形状保持する材料製である、請求項1に記載の自転車サドル。
  10. 前記サドルカバーは、様々な厚さ、密度及び衝撃吸収性を有する独立気泡フォーム及び/又は複数のゲル層を含むマトリクス又はサンドイッチ構成である、請求項1に記載の自転車サドル。
  11. 前記サドルカバーの下のクッション材は、3層フォーム及び/又はゲル層構成である、請求項1に記載の自転車サドル。
  12. 前記シートフレームは、前記ノーズの下で弾性変形可能であり、したがって、前記乗り手が前記クルージングポジションから前記空気力学的なポジションまで前方下方に滑る際、前記会陰部及び外陰部の圧力の消散に更に寄与する、請求項1に記載の自転車サドル。
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