JP2019220410A - 操作判定装置 - Google Patents

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Takahiro Tanaka
隆浩 田中
多佳朗 新家
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治彦 橋本
Haruhiko Hashimoto
治彦 橋本
陽平 橋本
Yohei Hashimoto
陽平 橋本
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【課題】操作感のばらつきを抑制することができる操作判定装置を提供する。【解決手段】操作判定装置1は、圧電素子5から出力された出力値S1と判定しきい値Th1とを比較して操作面120になされたプッシュ操作を判定するように構成され、自然放電による出力値S1の変化量に応じて出力値S1及び判定しきい値Th1の少なくとも一方を補正して最初のプッシュ操作に続くプッシュ操作の判定を行う制御部7を備えて概略構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、操作判定装置に関する。
従来の技術として、ステアリングへの荷重のかけ方により、制御対象を任意に制御可能なステアリング入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このステアリング入力装置は、荷重を検出するためステアリングに配設された圧電センサからなる荷重検出手段と、圧電センサの出力に基づき制御対象を制御する制御手段と、を備えている。制御手段は、基準の出力以上の出力が生じた時、制御信号をHiとし、出力が基準の出力未満ならば制御信号をLoとする。制御対象がクラクションである場合、制御信号がHiならば警報を発生する。
特開2000−228126号公報
従来のステアリング入力装置は、荷重を付加した後に再度荷重を付加した場合、圧電センサの出力が自然放電によって下がったところから出力が上昇するので、同じ荷重をかけたつもりでも基準の出力を超えず、操作感がばらつく可能性がある。
従って本発明の目的は、操作感のばらつきを抑制することができる操作判定装置を提供することにある。
本発明の一態様は、圧電素子から出力された出力値と予め定められたしきい値とを比較して操作面になされたプッシュ操作を判定するように構成され、自然放電による出力値の変化量に応じて出力値及び予め定められたしきい値の少なくとも一方を補正して最初のプッシュ操作に続くプッシュ操作の判定を行う判定部を備えた操作判定装置を提供する。
本発明によれば、操作感のばらつきを抑制することができる。
図1(a)は、実施の形態に係る操作判定装置の一例を示す概略図であり、図1(b)は、操作判定装置の図1(a)に示すI(b)-I(b)線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図1(c)は、操作判定装置のブロック図の一例である。 図2は、実施の形態に係る操作判定装置の圧電素子の出力値の時間変化の一例を示すグラフである。 図3は、実施の形態に係る操作判定装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作判定装置は、圧電素子から出力された出力値と予め定められたしきい値とを比較して操作面になされたプッシュ操作を判定するように構成され、自然放電による出力値の変化量に応じて出力値及び予め定められたしきい値の少なくとも一方を補正して最初のプッシュ操作に続くプッシュ操作の判定を行う判定部を備えて概略構成されている。
この操作判定装置は、自然放電による出力値の変化量に応じて出力値及び予め定められたしきい値の少なくとも一方を補正するので、しきい値が一定である場合と比べて、プッシュ操作が判定される荷重のばらつきが抑制され、その結果、操作感のばらつきを抑制することができる。
[実施の形態]
(操作判定装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係る操作判定装置の一例を示す概略図であり、図1(b)は、操作判定装置の図1(a)に示すI(b)-I(b)線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図1(c)は、操作判定装置のブロック図の一例である。図2は、実施の形態に係る操作判定装置の圧電素子の出力値の時間変化の一例を示すグラフである。図2は、横軸が時間tであり、縦軸が電圧Vである。
なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(c)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
操作判定装置1は、例えば、図1(a)に示すように、操作面120に設定された操作領域13になされたプッシュ操作を検出するスイッチ装置として構成されている。そして操作判定装置1は、例えば、操作対象の電子機器と電気的に接続されている。この電子機器は、プッシュ操作がなされた操作領域13に設定された機能を実行する。この電子機器は、一例として、車両に搭載された空調装置、ナビゲーション装置などである。
この操作判定装置1は、例えば、図1(a)〜図1(c)に示すように、圧電素子5から出力された出力値Sと予め定められたしきい値としての判定しきい値Thとを比較して操作面120になされたプッシュ操作を判定するように構成され、自然放電による出力値Sの変化量に応じて出力値S及び判定しきい値Thの少なくとも一方を補正して最初のプッシュ操作に続くプッシュ操作の判定を行う判定部としての制御部7を備えて概略構成されている。
本実施の形態の制御部7は、自然放電による出力値Sの変化量を利用して判定しきい値Thを補正する。具体的には、制御部7は、最初のプッシュ操作が終了して最小となる出力値Sと、続くプッシュ操作が開始された際の出力値Sと、の差分を自然放電による出力値Sの変化量とする。そして制御部7は、さらに最小となる出力値Sと変化量との差分を判定しきい値Thから減算して判定しきい値Thを補正するように構成されている。
本実施の形態の出力値Sは、例えば、電圧Vである。制御部7は、例えば、図2に示すように、最初のプッシュ操作が終了して最小となる出力値S(−V)と、続くプッシュ操作が開始された際の出力値S(−V)と、の差分(△V)を自然放電による出力値Sの変化量とする。
そして制御部7は、例えば、図2に示すように、最小となる出力値S(−V)と変化量(△V)との差分(△V)を判定しきい値Thから減算して補正しきい値Thとする。
また操作判定装置1は、例えば、図1(a)及び図1(b)に示すように、プッシュ操作に伴う荷重Fを検出する圧電素子5と、圧電素子5が配置されるベース10と、プッシュ操作がなされる操作面120を有するパネル12と、パネル12と圧電素子の間に設けられ、操作面120に付加された荷重Fを圧電素子5に伝達する押子14と、を備えて概略構成されている。
ベース10は、例えば、樹脂材料を用いて形成されている。またパネル12は、例えば、樹脂材料を用いて形成されている。このベース10とパネル12は、例えば、図1(b)に示すように、一体となり、ベース10とパネル12の間に圧電素子5が配置されている。
押子14は、例えば、図1(a)及び図1(b)に示すように、樹脂材料を用いて円柱形状に形成されている。この押子14は、圧電素子5の中心に接触してパネル12に付加された荷重Fを伝達するように構成されている。
本実施の形態の操作判定装置1は、一例として、1つの圧電素子5を備えているがこれに限定されず、複数であっても良い。また変形例として操作判定装置1は、例えば、タッチ操作を検出するタッチセンサを備え、タッチセンサによってタッチ位置を検出すると共に圧電素子5によって操作面120に対する接触を検出するように構成されても良い。さらに他の変形例として操作判定装置1は、操作を受け付けたことを示す振動によるフィードバックを呈示するように構成されても良い。この場合、圧電素子5によって荷重の検出と振動の付加とを行う。
(圧電素子5の構成)
圧電素子5は、例えば、図1(a)及び図1(b)に示すように、円板形状を有する金属シム50と、金属シム50よりも半径が小さい円板形状を有する圧電体51と、を備えたユニモルフ型の圧電素子である。この圧電素子5には、圧電体51と電気的に接続する上部配線と、金属シム50と電気的に接続される下部配線と、が接続されている。
この圧電素子5は、例えば、ベース10の底面100に配置されている。このベース10の底面100には、円形の凹部102が形成されている。圧電素子5は、この凹部102の上に配置されている。この凹部102によって圧電素子5は、凹部102のない底面100に配置される場合と比べて、変形し易くなる。
金属シム50は、例えば、導電性を有するリン青銅やステンレスなどによって形成されている。
圧電体51の材料としては、例えば、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などが用いられる。圧電体51は、例えば、これらの材料を用いて形成された膜を積層して形成された積層ユニモルフ型の圧電素子である。
圧電素子5は、操作面120に荷重Fが付加されると、パネル12及び押子14を介して圧電体51に荷重Fが付加されて変形する。圧電体51は、この荷重Fによる変形に応じた電圧を、上部配線及び下部配線を介して出力値Sとして制御部7に出力する。この出力値Sは、例えば、荷重Fを検出していない場合、基準値(例えば、0V)となる。
(制御部7の構成)
制御部7は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部7が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、判定しきい値Th及び生成された補正しきい値Thを記憶すると共に一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部7は、その内部に電圧を測定する手段を有している。なお変形例として電圧を測定する手段は、制御部7と別に構成されても良い。
制御部7は、圧電素子5から出力された出力値Sが判定しきい値Th以上であった場合、又は補正が行われて補正しきい値Th以上であった場合、プッシュ操作がなされたと判定するように構成されている。そして制御部7は、プッシュ操作が検出されたことを示す操作情報Sを生成して接続された電子機器に出力する。
・判定しきい値Thの補正について
図2は、一例として、最初に長めにプッシュ操作を行った後、続いてプッシュ操作を行った場合の出力値Sの一例を示している。図2では、最初のプッシュ操作が時間tにおいて行われ、続くプッシュ操作が時間tにおいて行われている。
時間t〜時間tは、プッシュ操作によって操作面120に荷重Fが付加され、この荷重Fが最大値Fmaxとなるまでの期間である。出力値Sは、この期間中の時間tに判定しきい値Th以上となり、制御部7によってプッシュ操作が判定される。
時間t〜時間tは、プッシュ操作に伴って操作面120に荷重Fを付加し続けている期間、言い換えるなら長押ししている期間である。そしてこの期間は、例えば、圧電素子5の形状が変形した状態で保たれているものの自然放電によって電圧Vが低下する。その電圧Vの変化量は、一例として、図2に示すように、△V(=Vmax−V)である。
時間t〜時間tは、操作面120に対する接触を解除する(リリースする)ため、荷重Fが小さくなって圧電素子5が変形した状態から元の状態に戻る期間である。時間tは、操作面120から操作指9が離れ始める時間、つまり荷重が大きく減少に転じる時間である。また時間tは、操作指9が操作面120から離れた時間、つまり荷重が検出されなくなる時間である。この期間では、操作指9が離れて荷重Fが付加されなくなるので、出力値Sが基準値(ゼロ)に戻るのが理想である。しかし実際には、時間t〜時間tにおいて自然放電した変化量(△V)分、基準値から下がる。
言い換えるなら出力値Sは、基準値から荷重の最大値Fmaxまでの変化量(V)分、時間tにおける電圧Vから下がった電圧(−V)となる。つまり圧電素子5は、変形で生じた電圧と、変形した状態から元の状態に戻る際に生じる逆向きの電圧と、が等しい。従って圧電素子5は、変形後に自然放電して電圧が減少しても、変形の際に生じた電圧と同じ量の電圧が逆向きに生じるので、上記のように自然放電した分、基準値から下がる。
具体的には、圧電素子5における電圧の時間変化は、以下の式によって表されることが知られている。
dV/dt=A・dF/dt−BV
ただし、Vは、電圧である。またA、Bは、正の比例定数である。
この式の右辺第1項は、荷重Fによって生じる電圧の項である。比例定数Aは、検出された荷重を電圧に変換する定数である。また右辺第2項は、自然放電によって減少する電圧の項である。
理想的には、変形によって電圧Vmaxが生じた場合、変形した状態から元の状態に戻る際に逆向きの電圧Vmaxが生じて基準値となる。しかし上述の式より、自然放電が生じるので、自然放電後の時間tの電圧Vから電圧Vmax下降した電圧(−V)まで出力値Sが変化する。
この下降した電圧(−V)から時間tの際のVmaxを生成した荷重Fを印加した場合、例えば、図2に示すように、始点が電圧(−V)であるので、判定しきい値Thよりも小さくなり、プッシュ操作と判定されず、操作感がばらつくこととなる。本実施の形態の制御部7は、この操作感のばらつきを抑制するために、判定しきい値Thを補正するものである。
時間t〜時間tは、一度操作面120から離れた操作指9が再度操作面120に接触する、つまり最初のプッシュ操作が終了して続くプッシュ操作が開始されるまでの期間である。この期間では、時間t〜時間tと同様に、自然放電によって電圧が低下する、言い換えるなら基準値に近づく。この期間における電圧の変化量は、例えば、△Vである。
操作者は、時間tにおいてプッシュ操作を開始した場合、補正前の判定しきい値Th以上の荷重Fを印加するためには、時間tにおける基準値までの電圧△Vを生成する荷重を余計に付加しなければならない。この変化量△Vは、荷重の最大値Fmaxと、時間t〜時間tまでの期間と、に依存して変わる量である。従って操作者は、最初のプッシュ操作が判定された際の荷重と、連続して行ったプッシュ操作が判定される荷重と、が異なると共に、連続して行ったプッシュ操作が判定される荷重も操作の度に異なることとなる。
そこで本実施の形態の制御部7は、最初のプッシュ操作が終了して最小となる出力値S(時間tにおける電圧(−V))と、続くプッシュ操作が開始された際の出力値S(時間tにおける電圧(−V))と、の差分△Vを自然放電による出力値Sの変化量とし、さらに最小となる出力値S(時間tにおける電圧(−V))と変化量△Vとの差分△Vを判定しきい値Thから減算して補正しきい値Thを生成する。
この補正された補正しきい値Thは、例えば、図2に示すように、再度プッシュ操作を開始した時間tにおける電圧(−V)からの差がVであるので、最初のプッシュ操作と同じ荷重で判定されるようになり(時間t)、連続してプッシュ操作を行っても操作感のばらつきが抑制される。
ここで変形例として制御部7は、判定しきい値Thではなく、差分△Vを出力値Sに加算する、つまり差分△Vで出力値Sをオフセットして補正しても良い。また制御部7は、判定しきい値Thを下げると共に、出力値Sをオフセットするように差分△Vを配分しても良い。
また最初のプッシュ操作から次のプッシュ操作までの期間が長い場合、出力値Sは、自然放電により、基準値に戻る。従って制御部7は、最初のプッシュ操作が終了して、差分△Vがゼロではない場合、差分△Vを用いて判定しきい値Thを補正する。
以下に本実施の形態の操作判定装置1の動作の一例について図3のフローチャートに従って説明する。
(動作)
操作判定装置1の制御部7は、圧電素子5から出力される出力値Sを監視する。そして制御部7は、判定しきい値Thを用いてプッシュ操作の判定を行う。制御部7は、ステップ1の「Yes」が成立する、つまり出力値Sが判定しきい値Th以上となった場合(Step1:Yes)、プッシュ操作がなされたことを示す操作情報Sを出力する(Step2)。
次に制御部7は、出力値Sを監視し、出力値Sが自然放電によって基準値に戻る前に荷重が検出された場合(Step3:Yes)、補正しきい値Thを生成する(Step4)。
次に制御部7は、生成した補正しきい値Thを用いてプッシュ操作の判定を行う。制御部7は、出力値Sが補正しきい値Th以上となった場合(Step5:Yes)、プッシュ操作がなされたことを示す操作情報Sを出力し(Step6)、ステップ3に処理を進める。
ここでステップ3において制御部7は、出力値Sが自然放電によって基準値に戻る前に荷重が検出されなかった場合、つまり出力値Sが基準値に戻った場合(Step3:No)、ステップ1に処理を進める。
またステップ5において制御部7は、出力値Sが補正しきい値Thより小さい場合(Step5:No)、補正しきい値Thから判定しきい値Thに切り替えてステップ1に処理を進める。なお制御部7は、例えば、出力値Sが基準値に戻った場合、補正しきい値Thから判定しきい値Thにしきい値を切り替える。
(実施の形態の効果)
本実施の形態の操作判定装置1は、操作感のばらつきを抑制することができる。具体的には、操作判定装置1は、最初のプッシュ操作の後、自然放電による最小の出力値S(−V)の変化量△Vから得られる基準値との差分△Vを判定しきい値Thから減算することで補正しきい値Thを生成する。この補正しきい値Thは、自然放電して基準値から下がった電圧に基づいて判定しきい値Thを下げたしきい値である。従って操作判定装置1は、しきい値が一定である場合と比べて、プッシュ操作が判定される荷重のばらつきが抑制され、その結果、操作感のばらつきを抑制することができる。
操作判定装置1は、最初のプッシュ操作に続くプッシュ操作の直前に、自然放電によって変化した出力値Sに基づいて補正しきい値Thを生成するので、この構成を採用しない場合と比べて、最初のプッシュ操作が判定された荷重とより近い荷重でプッシュ操作が判定される。
なお他の実施の形態としての操作判定装置1は、制御部7が最初のプッシュ操作において圧電素子5から出力された出力値Sの最大値(Vmax)と、操作面120から操作指が離れ始める際の出力値S(V)と、の差分を自然放電による出力値Sの変化量(△V)とし、判定しきい値Thから変化量(△V)を減算することによって判定しきい値Thを補正して最初のプッシュ操作に続くプッシュ操作の判定を行うように構成される。
また他の実施の形態の変形例として操作判定装置1は、制御部7が判定しきい値Thではなく、差分△Vを出力値Sに加算する、つまり差分△Vで出力値Sをオフセットして補正しても良い。また制御部7は、判定しきい値Thを下げると共に、出力値Sをオフセットするように差分△Vを配分しても良い。
上述の実施の形態及び変形例に係る操作判定装置1は、例えば、用途に応じて、その一部が、コンピュータが実行するプログラム、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA(Field Programmable Gate Array)などによって実現されても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…操作判定装置、5…圧電素子、7…制御部、9…操作指、10…ベース、12…パネル、13…操作領域、14…押子、50…金属シム、51…圧電体、100…底面、102…凹部、120…操作面、Th…判定しきい値、Th…補正しきい値

Claims (3)

  1. 圧電素子から出力された出力値と予め定められたしきい値とを比較して操作面になされたプッシュ操作を判定するように構成され、自然放電による前記出力値の変化量に応じて前記出力値及び前記予め定められたしきい値の少なくとも一方を補正して最初のプッシュ操作に続くプッシュ操作の判定を行う判定部を備えた操作判定装置。
  2. 前記判定部は、前記最初のプッシュ操作が終了して最小となる前記出力値と、前記続くプッシュ操作が開始された際の前記出力値と、の差分を自然放電による前記出力値の前記変化量とし、
    さらに前記最小となる前記出力値と前記変化量との差分を前記予め定められたしきい値から減算して前記予め定められたしきい値を補正する、
    請求項1に記載の操作判定装置。
  3. 前記判定部は、前記最初のプッシュ操作において前記圧電素子から出力された前記出力値の最大値と、前記操作面から操作指が離れ始める際の前記出力値と、の差分を自然放電による前記出力値の前記変化量とし、
    前記予め定められたしきい値から前記変化量を減算することによって前記予め定められたしきい値を補正して最初のプッシュ操作に続くプッシュ操作の判定を行う、
    請求項1に記載の操作判定装置。
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