JP2019191688A - 操作入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧電素子で通常の押下検出と長い時間押下した場合の長押し操作の検出が可能な操作入力装置を提供する。【解決手段】押圧操作される操作部としての操作パネル10と、操作パネル10への押圧操作により荷重を受け、この荷重により発生電力を発生すると共に、駆動電力が印加されると変位する圧電素子20と、発生電力に基づいて操作パネル10への操作状態を検出する操作検出部32を備えた制御部30と、を有し、操作検出部32は、コンデンサを回路要素として備えた発振回路としての弛張発振回路33を有し、弛張発振回路33は、押圧操作により操作パネル10を介して容量値が変化する圧電素子20をコンデンサの一部として、操作入力装置1を構成する。【選択図】図3
Description
本発明は、操作入力装置に関する。
従来、圧電素子へ荷重を加えることによってスイッチをオンし、圧電素子に荷重が加えられたことによって発生する電力を、遅延させて圧電素子に加えることによって触覚を付与する操作入力装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この操作入力装置は、触覚応答を提供する圧電キースイッチが、縁部で固定された圧電素子と、固定された縁部から離間して圧電素子に取り付けられたキーパッドを含み、キーパッドの押下によって素子がたわみ、接地された金属円盤と電極との間に電圧信号が発生する。電極からの電圧信号はワイヤに送られる。この電圧信号に応答して、駆動回路が、駆動信号を提供して圧電素子をたわませ、キーパッドに上向きの触覚フィードバックを呈示する。
しかし、従来技術において、圧電素子へ荷重を加えることによってスイッチをオンする通常の入力検出はできるが、長い時間押下した長押し操作の場合の判定ができない。そのため、長押し操作の状態を検出するためには、静電電極や荷重センサ等の入力状態検出手段を別途設ける必要があるという問題があった。
したがって、本発明の目的は、圧電素子で通常の押下検出と長い時間押下した場合の長押し操作の検出が可能な操作入力装置を提供することにある。
[1]上記目的を達成するため、押圧操作される操作部と、前記操作部への押圧操作により荷重を受け、前記荷重により発生電力を発生すると共に、駆動電力が印加されると変位する圧電素子と、前記発生電力に基づいて前記操作部への操作状態を検出する操作検出部を備えた制御部と、を有し、前記操作検出部は、コンデンサを回路要素として備えた発振回路を有し、前記発振回路は、前記押圧操作により前記操作部を介して容量値が変化する前記圧電素子を前記コンデンサの一部として構成されている、操作入力装置を提供する。
[2]前記発振回路は、前記コンデンサの容量値に応じて発振周波数が変化する弛張発振回路である、上記[1]に記載の操作入力装置であってもよい。
[3]また、前記圧電素子は、前記コンデンサと並列に接続されている、上記[1]又は[2]に記載の操作入力装置であってもよい。
[4]また、前記制御部は、前記発振周波数の変化により、前記操作部への押圧操作が長押し操作かどうかを判定する、上記[1]から[3]のいずれか1に記載の操作入力装置であってもよい。
[5]また、前記制御部は、前記発生電力に基づいて前記操作部への押圧操作又は長押し操作の検出をすると共に、前記押圧操作又は前記長押し操作に対応して前記駆動電力を制御することにより前記圧電素子を振動させて前記操作部に振動呈示を行なう、上記[1]から[4]のいずれか1に記載の操作入力装置であってもよい。
[2]前記発振回路は、前記コンデンサの容量値に応じて発振周波数が変化する弛張発振回路である、上記[1]に記載の操作入力装置であってもよい。
[3]また、前記圧電素子は、前記コンデンサと並列に接続されている、上記[1]又は[2]に記載の操作入力装置であってもよい。
[4]また、前記制御部は、前記発振周波数の変化により、前記操作部への押圧操作が長押し操作かどうかを判定する、上記[1]から[3]のいずれか1に記載の操作入力装置であってもよい。
[5]また、前記制御部は、前記発生電力に基づいて前記操作部への押圧操作又は長押し操作の検出をすると共に、前記押圧操作又は前記長押し操作に対応して前記駆動電力を制御することにより前記圧電素子を振動させて前記操作部に振動呈示を行なう、上記[1]から[4]のいずれか1に記載の操作入力装置であってもよい。
本発明の操作入力装置によれば、圧電素子で通常の押下検出と長い時間押下した場合の長押し操作の検出が可能となる。
(本発明の実施の形態に係る操作入力装置)
本発明の実施の形態に係る操作入力装置1は、押圧操作される操作部としての操作パネル10と、操作パネル10への押圧操作により荷重を受け、この荷重により発生電力(発生電圧)を発生すると共に、駆動電力(駆動電圧)が印加されると変位する圧電素子20と、発生電力に基づいて操作パネル10への操作状態を検出する操作検出部32を備えた制御部30と、を有し、操作検出部32は、コンデンサを回路要素として備えた発振回路としての弛張発振回路33を有し、弛張発振回路33は、押圧操作により操作パネル10を介して容量値が変化する圧電素子20をコンデンサの一部として構成されている。なお、以下の説明では、発生電力を発生電圧、駆動電力を駆動電圧として説明する。
本発明の実施の形態に係る操作入力装置1は、押圧操作される操作部としての操作パネル10と、操作パネル10への押圧操作により荷重を受け、この荷重により発生電力(発生電圧)を発生すると共に、駆動電力(駆動電圧)が印加されると変位する圧電素子20と、発生電力に基づいて操作パネル10への操作状態を検出する操作検出部32を備えた制御部30と、を有し、操作検出部32は、コンデンサを回路要素として備えた発振回路としての弛張発振回路33を有し、弛張発振回路33は、押圧操作により操作パネル10を介して容量値が変化する圧電素子20をコンデンサの一部として構成されている。なお、以下の説明では、発生電力を発生電圧、駆動電力を駆動電圧として説明する。
(操作パネル10)
操作パネル10は、例えば、アクリル等の樹脂により形成されている。操作パネル10は、図1に示すように、ベース50に縁部10aが支持されている。操作パネル10は、図1に示すように、押下力Fで押されて撓むことができる。また、後述するように、圧電素子20の上方向又は下方向への変形により、上方向又は下方向へ撓むことができる。
操作パネル10は、例えば、アクリル等の樹脂により形成されている。操作パネル10は、図1に示すように、ベース50に縁部10aが支持されている。操作パネル10は、図1に示すように、押下力Fで押されて撓むことができる。また、後述するように、圧電素子20の上方向又は下方向への変形により、上方向又は下方向へ撓むことができる。
操作パネル10は、所定の誘電率εを持つ誘電体であって、後述するように、圧電素子20との間で所定の静電容量を備えたコンデンサを形成することができる。
(圧電素子20)
圧電素子20は、圧電素子材料の両面に電極(図示省略)が取り付けられ、圧電素子材料の径よりも大きな金属シムに貼り合わせ固定されている、例えば、ユニモルフ型である。電極に駆動電圧を印加することにより、圧電素子材料は伸び縮みするため、金属シムに反りが生じて圧電素子材料と金属シムの全体が撓む。本実施の形態では、金属シムと圧電素子材料が貼り合わせ固定され、電極が取り付けられたユニットを圧電素子20とする。
圧電素子20は、圧電素子材料の両面に電極(図示省略)が取り付けられ、圧電素子材料の径よりも大きな金属シムに貼り合わせ固定されている、例えば、ユニモルフ型である。電極に駆動電圧を印加することにより、圧電素子材料は伸び縮みするため、金属シムに反りが生じて圧電素子材料と金属シムの全体が撓む。本実施の形態では、金属シムと圧電素子材料が貼り合わせ固定され、電極が取り付けられたユニットを圧電素子20とする。
圧電素子20は、図1に示すように、ベース50に縁部20aが支持されている。圧電素子20は、平面視では例えば、円形の形状を有している。ベース50には凹部50aが形成され、圧電素子20は、凹部50aの方向に変形可能に支持されている。また、圧電素子20の上側は、操作パネル10と接するように取り付けられている。これにより、図1に示すように、押下力Fで押されて撓むとこれに応じて圧電素子20も変形する。また、圧電素子20が上側又は下方向に変形すると操作パネル10も上側又は下方向に変形することができる。
圧電素子20は、例えば、板形状の圧電素子材料を有し、金属シムの上面に配置されている。この圧電素子材料としては、例えば、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などが用いられる。圧電素子20は、例えば、これらの材料を用いて形成された膜により形成されている。
圧電素子20は、図2に示すように、押下力Fで押されて撓むと、この変形に応じた発生電圧Vsを出力する。また圧電素子20は、電圧が印加されると駆動電圧VDに応じて伸縮して変形する。圧電素子20は、例えば、図1に示すように、押下力Fに応じて出力した電圧を荷重信号Vsとして制御部30に出力する。
また、圧電素子20は、制御部30から出力された駆動電圧VDに応じて伸縮して金属シムと共に変形して撓むように構成されている。この変形、撓みは、操作パネル10を変位させ、又は振動させる。これにより、操作パネル10を介して操作者に対して振動呈示(振動フィードバック)を行なうことができる。
圧電素子20は、図2に示すように、一端が例えばグランドGNDに接続され、他端が制御部30に接続され、コンデンサとして機能することができる。図1に示すように、誘電体である操作パネル10を介して指100と圧電素子20でコンデンサを形成する。このコンデンサの静電容量CPは、指の接触面積S、操作パネル10の厚みd、誘電率εとすると、CP=εS/dである。このコンデンサの静電容量CPは、指100による操作パネル10へのタッチの有無、タッチ状態により変化する。
圧電素子20は、図2、図3に示すように、操作検出部(弛張発振回路33)のコンデンサ330の一部として構成されている。圧電素子20は、図3に示すように、操作検出部(発振回路)のコンデンサ330と並列に接続されて、操作検出部(弛張発振回路33)のコンデンサを構成している。これにより、弛張発振回路33は、コンデンサ330の静電容量C0と、圧電素子20の静電容量CPとの合成により、静電容量(C0+CP)のコンデンサを備えたものとして構成されることになる。
(制御部30)
制御部30は、図2、図3に示すように、操作検出部32、駆動部37等を有して構成されている。操作検出部32は、操作パネル10への押下操作、長押し操作を検出するもので、駆動部37は、これらの操作がされた場合等に圧電素子20に駆動電圧を印加することにより操作パネル10を介して操作者に対して振動呈示(振動フィードバック)を行なうものである。
制御部30は、図2、図3に示すように、操作検出部32、駆動部37等を有して構成されている。操作検出部32は、操作パネル10への押下操作、長押し操作を検出するもので、駆動部37は、これらの操作がされた場合等に圧電素子20に駆動電圧を印加することにより操作パネル10を介して操作者に対して振動呈示(振動フィードバック)を行なうものである。
制御部30は、上記の操作検出部32、駆動部37等を制御するために、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータを備えている。すなわち、図2に示すように、制御部30は、マイクロコンピュータ、操作検出部32、駆動部37等を備えて概略構成されている。
(操作検出部32)
操作検出部32は、図3に示すように、弛張発振回路33、ローパスフィルター(LPF)34、判定部35から概略構成されている。
操作検出部32は、図3に示すように、弛張発振回路33、ローパスフィルター(LPF)34、判定部35から概略構成されている。
弛張発振回路33は、図3に示すように、電源電圧Vccから定電流源331、332の間の接続部333の電圧Vaがオペアンプ334の非反転端子335に接続されている。オペアンプ334の反転端子336には、分圧抵抗339aと339bにより所定の基準電圧Vrefが印加されている。なお、オペアンプ334はヒステリシス付きである。図4(a)、図5(a)に示すように、オペアンプ334の非反転端子335に入力された信号は、基準電圧Vrefに達すると、出力端子337からスイッチング素子338に正帰還するように接続されている。接続部333と定電流源332の間にはスイッチング素子338が接続され、オペアンプ334の出力端子337の電圧により、スイッチング動作する。
接続部333には、静電容量C0のコンデンサ330と静電容量CPの圧電素子20が並列に接続されている。この合成された静電容量(C0+CP)には、定電流源331から電荷が充電され、所定のスイッチング動作条件により、定電流源332を介して放電される。これは、弛張発振動作であり、静電容量(C0+CP)と定電流源331の内部抵抗で規定されるCRにより変化する時定数に基づく発振周波数で動作する。
弛張発振回路33の出力電圧Vbは、インバータ350を介して、ローパスフィルター(LPF)34に、電圧Vcとして入力される。ローパスフィルター(LPF)34は、抵抗341とコンデンサ342で構成されている。ローパスフィルター(LPF)34は、入力された信号を平滑化して直流電圧に変換して出力する。
ローパスフィルター(LPF)34の出力電圧Vdは、判定部35のコンパレータ非反転入力端子351に入力される。判定部35のコンパレータ反転入力端子352には、分圧抵抗353aと353bにより所定の電圧V0が印加され、長押し判定の基準電圧V0(閾値電圧)とされる。
上記のような構成の操作検出部32において、操作パネルを押下してない場合には、非反転端子335での電圧Vaは、図4(a)で示すように、所定の周波数の発振波形となる。出力端子337における出力電圧Vbは、図4(b)で示すように、電圧Vaの周波数に対応するPWM(Pulse Width Modulation)のクロックである。インバータ350を介して、ローパスフィルター(LPF)34に入力される電圧Vcは、図4(c)で示すように、電圧Vbの反転信号となる。
一方、操作検出部32において、操作パネルを長押し操作している場合には、コンデンサ330と静電容量CPが大きくなり、弛張発振回路33の時定数が大きくなる。このため、非反転端子335での電圧Vaは、図5(a)で示すように、操作パネルを押下してない場合に比べて、低い周波数での発振波形となる。出力端子337における出力電圧Vbは、図5(b)で示すように、電圧Vaの周波数に対応するPWM(Pulse Width Modulation)のクロックである。インバータ350を介して、ローパスフィルター(LPF)34に入力される電圧Vcは、図5(c)で示すように、電圧Vbの反転信号となる。
図6(a)は、操作パネルを押下してない場合の、操作検出部のP4点における電圧波形Vd、図6(a)は、操作パネルを押下している場合の、操作検出部のP4点における電圧波形Vdの電圧波形図である。
操作パネル10を押下してない場合の図4(c)で示すPWM信号のデューティ比に対して、操作パネル10を長押し(押下)操作をしている場合の図5(c)で示すPWM信号のデューティ比は大である。したがって、図4(c)で示すPWM信号をローパスフィルター(LPF)34で平滑化して直流電圧に変換した図6(a)で示す出力信号と、図5(c)で示すPWM信号をローパスフィルター(LPF)34で平滑化して直流電圧に変換した図6(b)で示す出力信号とは電圧レベルに差が生じる。この電圧の差は、操作パネル10を押下してない場合と長押し(押下)操作をしている場合との差である。
図6(a)、(b)で示すように、この差の中間あたりに判定部(コンパレータ)35の基準電圧V0(閾値電圧)を設定する。
このような基準電圧V0(閾値電圧)により、操作パネル10を押下してない場合は、図7に示すように、判定部(コンパレータ)35の出力電圧Veは、Loレベルである。図7に示すように、時間t1以降に操作パネル10を長押し(押下)操作をすると、判定部(コンパレータ)35の出力電圧Veは、Hiレベルに変化する。
したがって、制御部30は、判定部(コンパレータ)35の出力電圧Veが、LoレベルかHiレベルかを判定し、Hiレベルの時間を計測することにより、操作パネル10が単発の押下操作か、長押し操作されたかどうか、等の判定することが可能となる。
制御部30は、長押し(押下)操作された場合には、例えば、駆動部37を介して駆動電圧VDを圧電素子20に印加することにより、操作パネル10を変位、又は振動させることができる。これにより、操作パネル10を介して操作者に対して振動呈示(振動フィードバック)を行なうことができる。
(実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、以下のような効果を有する。
(1)本発明の実施の形態に係る操作入力装置1は、押圧操作される操作部としての操作パネル10と、操作パネル10への押圧操作により荷重を受け、この荷重により発生電圧を発生すると共に、駆動電圧が印加されると変位する圧電素子20と、発生電圧に基づいて操作パネル10への操作状態を検出する操作検出部32を備えた制御部30と、を有し、操作検出部32は、コンデンサを回路要素として備えた発振回路としての弛張発振回路33を有し、弛張発振回路33は、押圧操作により操作パネル10を介して容量値が変化する圧電素子20をコンデンサの一部として構成されている。操作パネル10への押下操作により弛張発振回路33の時定数が変化して、発振周波数が変化する。これに基づいて、制御部30は、判定部(コンパレータ)35の出力電圧Veが、LoレベルかHiレベルかを判定し、Hiレベルの時間を計測することにより、操作パネル10が単発の押下操作か、長押し操作されたかどうかの検出、判定をすることが可能となる。
(2)上記のような構成により、タッチ検出用の静電電極や荷重センサ(フォースセンサ)等による入力状態検出手段を別途設ける必要がなくなる。これにより、操作入力装置を簡単な構成にすることができ、また、コスト低減も可能となる。
本発明の実施の形態によれば、以下のような効果を有する。
(1)本発明の実施の形態に係る操作入力装置1は、押圧操作される操作部としての操作パネル10と、操作パネル10への押圧操作により荷重を受け、この荷重により発生電圧を発生すると共に、駆動電圧が印加されると変位する圧電素子20と、発生電圧に基づいて操作パネル10への操作状態を検出する操作検出部32を備えた制御部30と、を有し、操作検出部32は、コンデンサを回路要素として備えた発振回路としての弛張発振回路33を有し、弛張発振回路33は、押圧操作により操作パネル10を介して容量値が変化する圧電素子20をコンデンサの一部として構成されている。操作パネル10への押下操作により弛張発振回路33の時定数が変化して、発振周波数が変化する。これに基づいて、制御部30は、判定部(コンパレータ)35の出力電圧Veが、LoレベルかHiレベルかを判定し、Hiレベルの時間を計測することにより、操作パネル10が単発の押下操作か、長押し操作されたかどうかの検出、判定をすることが可能となる。
(2)上記のような構成により、タッチ検出用の静電電極や荷重センサ(フォースセンサ)等による入力状態検出手段を別途設ける必要がなくなる。これにより、操作入力装置を簡単な構成にすることができ、また、コスト低減も可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。
本実施の形態では、発振回路として弛張発振回路33を実施例としたが、コンデンサを含む構成の発振回路であれば適用可能である。例えば、無安定マルチバイブレータ等の発振回路も適用可能である。
また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…操作入力装置、10…操作パネル、10a…縁部、20…圧電素子、20a…縁部、30…制御部、32…操作検出部、33…弛張発振回路、35…判定部、37…駆動部、50…ベース、100…指、330…コンデンサ、331、332…定電流源、333…接続部、334…オペアンプ、335…非反転端子、336…反転端子、337…出力端子、338…スイッチング素子、339a、339b…分圧抵抗、341…抵抗、342…コンデンサ、350…インバータ、351…コンパレータ非反転入力端子、352…コンパレータ反転入力端子、353a、353b…分圧抵抗、C0…静電容量、CP…静電容量、F…押下力、S…接触面積、ε…誘電率
Claims (5)
- 押圧操作される操作部と、
前記操作部への押圧操作により荷重を受け、前記荷重により発生電力を発生すると共に、駆動電力が印加されると変位する圧電素子と、
前記発生電力に基づいて前記操作部への操作状態を検出する操作検出部を備えた制御部と、を有し、
前記操作検出部は、コンデンサを回路要素として備えた発振回路を有し、前記発振回路は、前記押圧操作により前記操作部を介して容量値が変化する前記圧電素子を前記コンデンサの一部として構成されている、操作入力装置。 - 前記発振回路は、前記コンデンサの容量値に応じて発振周波数が変化する弛張発振回路である、請求項1に記載の操作入力装置。
- 前記圧電素子は、前記コンデンサと並列に接続されている、請求項1又は2に記載の操作入力装置。
- 前記制御部は、前記発振周波数の変化により、前記操作部への押圧操作が長押し操作かどうかを判定する、請求項1から3のいずれか1項に記載の操作入力装置。
- 前記制御部は、前記発生電力に基づいて前記操作部への押圧操作又は長押し操作の検出をすると共に、前記押圧操作又は前記長押し操作に対応して前記駆動電力を制御することにより前記圧電素子を振動させて前記操作部に振動呈示を行なう、請求項1から4のいずれか1項に記載の操作入力装置。
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