JP2012243566A - 車両用スイッチ装置 - Google Patents

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寛康 植田
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Abstract

【課題】車両の走行中でも誤操作しにくい車両用スイッチ装置を提供する。
【解決手段】車両に装着され、タッチ面105aへのタッチ操作に基づいて静電容量を形成する検出電極110を備えたタッチスイッチ部100と、検出電極110に電圧を印加してタッチ面105aへのタッチ操作に基づく静電容量の変化を検出するタッチ検出部である検出部200と、を有し、車両の走行速度に基づいて、タッチスイッチ部100または検出部200におけるタッチ操作のタッチ検出の感度を変化させる感度変化手段を備えて車両用スイッチ装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用スイッチ装置に関し、特に、スイッチ感度の調節機能を備えた車両用スイッチ装置に関する。
従来、自動車等の車両には、運転者の操作に応じて車載機器を操作するための各種スイッチ装置が配置されている。このようなスイッチ装置として、表示装置の表示画面に各種の操作項目が表示された状態で、操作者が、いずれかの操作項目が表示された画面位置に触れることによって、その操作項目を選択する車両用スイッチ装置がある。このため、表示装置の表示画面には、操作者のタッチした位置を検出するためのタッチセンサが設けられる(例えば、特許文献1)。
この装置は、表示画面上に操作者の手が接近した場合、及び操作者が表示画面にタッチした場合、操作者の手との間に静電容量を形成する静電容量電極を用いてタッチセンサを構成する。このタッチセンサは、表示装置の表示画面全体を覆うように貼り付けられ、操作者の手(指)との間で静電容量を形成する静電容量電極と、この静電容量電極の四隅からそれぞれ交流電流を通電する交流電源とから構成される。従って、その静電容量が形成された位置に基づいて、交流電流の波形変動を検出することにより、操作者の手の接近位置及び指示位置を検出することができるとされている。
特開2004−245606号公報
しかし、従来の車両用スイッチ装置は、スイッチ感度が一定とされていることから、車両の走行中にスイッチ操作をする場合に、車両振動の影響で細かな操作ができない、あるいは、誤操作される場合がある等の問題があった。
従って、本発明の目的は、車両の走行中でも誤操作しにくい車両用スイッチ装置を提供することにある。
[1]本発明は、上記目的を達成するために、車両に装着され、タッチ面へのタッチ操作に基づいて静電容量を形成する検出電極を備えたタッチスイッチ部と、前記検出電極に電圧を印加して前記タッチ面へのタッチ操作に基づく静電容量の変化を検出するタッチ検出部と、を有し、前記車両の走行速度に基づいて、前記タッチスイッチ部または前記タッチ検出部におけるタッチ操作のタッチ検出の感度を変化させる感度変化手段を備えたことを特徴とする車両用スイッチ装置を提供する。
[2]前記感度変化手段は、前記タッチスイッチ部において、前記車両の車速センサの出力に基づいて、前記タッチ面と前記検出電極の間の距離を変化させるアクチュエータ部であることを特徴とする上記[1]に記載の車両用スイッチ装置であってもよい。
[3]また、前記感度変化手段は、前記タッチ検出部がコンパレータであって、前記車両の車速センサの出力に基づいて前記コンパレータの基準電圧を変化させることを特徴とする上記[1]に記載の車両用スイッチ装置であってもよい。
[4]また、前記タッチスイッチ部は、操作者のタッチ操作による前記タッチ面上の指の接触面積の変化による操作荷重の変化を、前記車両の走行速度に応じて前記操作者が感じる軽いタッチ又は重いタッチとして呈示することを特徴とする上記[1]から[3]のいずれかに記載の車両用スイッチ装置であってもよい。
本発明によれば、車両の走行中でも誤操作しにくい車両用スイッチ装置を提供することができる。
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置の概略構成図であり、図1(b)は、正面図(図1(a)におけるA矢視図)である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置とそれに接続される車両の車載機器等を示す全体概略構成図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置のタッチ検出部の回路構成図である。 図4(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置において、時間と車速の関係図、図4(b)は、時間とアクチュエータ電圧の関係図である。また、図4(c)は、正負の電圧で制御する場合の、時間tとアクチュエータ電圧Vactの関係図である。 図5(a)は、本発明の第1の実施の形態において、検出電極へのタッチ操作によるタッチ検出信号Vtのタッチ区間の変化を示すVt−tの信号波形図であり、図5(b)は、ローパスフィルタ通過後の信号Viの信号波形図であり、図5(c)は、コンパレータの出力Vnを示す信号波形図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る車両用スイッチ装置の概略構成図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係る車両用スイッチ装置とそれに接続される車両の車載機器等を示す全体概略構成図である。 図8(a)は、本発明の第2の実施の形態において、検出電極へのタッチ操作によるタッチ検出信号Vtのタッチ区間の変化を示すVt−tの信号波形図であり、図8(b)は、ローパスフィルタ通過後の信号Vi2の信号波形図であり、図8(c)は、コンパレータの出力Vnを示す信号波形図である。
(第1の実施の形態)
(車両用スイッチ装置の構成)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置の概略構成図であり、図1(b)は、正面図(図1(a)におけるA矢視図)である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置とそれに接続される車両の車載機器等を示す全体概略構成図である。また、図3は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置のタッチ検出部の回路構成図である。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置10は、車両に装着され、タッチ面105aへのタッチ操作に基づいて静電容量を形成する検出電極110を備えたタッチスイッチ部100と、検出電極110に電圧を印加してタッチ面105aへのタッチ操作に基づく静電容量の変化を検出するタッチ検出部である検出部200と、を有し、車両の走行速度に基づいて、タッチスイッチ部100または検出部200におけるタッチ操作のタッチ検出の感度を変化させる感度変化手段を備えて構成されている。
車両用スイッチ装置10は、車両に装着されて使用される静電タッチスイッチ装置であって、車両の速度に応じて、その静電タッチのタッチ検出の感度が変化するものである。車両の走行速度が小さいときにはタッチ検出の感度を大として軽いタッチでスイッチ操作を可能とし、一方、車両の走行速度が大きいときにはタッチ検出の感度を小として重いタッチのスイッチ操作とする。これにより、車両の走行中でも誤操作しにくい車両用スイッチ装置を提供することができる。なお、軽いタッチとは、小さな押圧により、後述する指とタッチ面105aとの接触面積Sが小となるタッチ操作を意味し、重いタッチとは、大きな押圧により、後述する指とタッチ面105aとの接触面積Sが大となるタッチ操作を意味する。
タッチスイッチ部100は、図1(a)に示すように、車両の例えばインスツルメントパネル50に装着される。このタッチスイッチ部100は、タッチ操作を行なうタッチ面105aを表面に有するタッチパネル105と、タッチ面105aと略平行に配置される検出電極110を有している。タッチ面105aと検出電極110の間の距離dを変化させるため、タッチパネル105の裏面にはアクチュエータ120が固定され、接続アダプタ125を介して電極ベース115が所定の距離dとなる位置に配置されている。
タッチパネル105は、図3に示すように、操作者の指70がタッチ面105aに押圧されるパネル状のものであって、樹脂またはガラスで形成されている。このタッチパネル105は、図1に示すように、スナップフィット等の固定手段によりインスツルメントパネル50に装着されるが、他の固定手段、例えば、ネジ固定、接着による固定等であってもよい。
アクチュエータ120は、上記したように、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dを変化させるため、積層型のピエゾ素子(電歪素子)が使用できる。印加する電圧を変化させることによって、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dを変化させて所定の距離に設定することができる。すなわち、アクチュエータ120は、タッチ検出の感度を変化させる感度変化手段として機能する。なお、積層型のピエゾ素子は、ある程度の変化量を得るのに積層数を要するので、図1に示すように、長尺状とし、所定の距離dの付近に検出電極110を配置するための接続アダプタ125を使用している。
上記のアクチュエータ120は、ピエゾ素子には限られず、例えば、モータ、ソレノイド等の駆動素子でも使用可能である。
また、実施の形態では、上記のアクチュエータ120は、タッチ検出によりスイッチオン等の状態を操作者に触覚呈示するするために、振動発生手段として兼用している。なお、この触覚呈示は、感度変化手段としてのアクチュエータ120とは別に独立して振動発生手段を設ける構成としてもよい。
検出電極110は、樹脂またはガラスの電極ベース115の上に銅等により、図1(b)に示すように、所定の面積でパターンが形成された電極である。この検出電極110の表面とタッチ面105aにタッチされた指70との間で、所定の静電容量を持つコンデンサが形成される。アクチュエータ120により、距離dが変化することで、指70との間で形成される静電容量が変化し、タッチ検出の感度を変化させることができる。感度変化は後述するように、車両の走行速度に応じて変化させる。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置とそれに接続される車両の車載機器等を示す全体概略構成図である。上記説明した検出電極110は、検出部200と接続されている。また、タッチ面105aへのタッチ操作に基づく静電容量の変化を検出するため、検出電極110へ交流電圧を印加する発振器130が抵抗R0を介して接続されている。
ECU(Electronic Control Unit)300は、内部にCPU、メモリ等を有し、所定のプログラムにより種々の制御を行なう。ECU300は、検出部200に接続されると共に、ドライバ回路220を介してアクチュエータ120を駆動制御する。また、LIN、CAN等の車内LAN400を介して車速センサ500に接続され、本実施の形態に係る車両用スイッチ装置10により制御されるエアコン510、オーディオ520等の種々の車載機器に接続されて種々の制御信号を送出する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置10のタッチ検出部の回路構成図である。検出部200は、整流器150、フィルタ回路160、コンパレータ(比較器)170等から構成されている。整流器150は、例えばダイオード等の整流作用を有するものであれば使用でき、一端が検出電極110に接続されている。よって、所定の周波数である交流電圧Vtが入力され、また、検出電極110への操作者のタッチ操作により振幅変調された信号が入力される。整流器150の他端は、フィルタ回路160に接続されている。フィルタ回路160は、低周波数領域を通過させるローパスフィルタが使用でき、整流器150から入力される信号を平滑化する。フィルタ回路160の出力は、コンパレータ170に入力される。コンパレータ170は、例えば、オペアンプによるコンパレータが使用でき、所定の基準電圧に設定された閾値電圧Vrefと比較されて、HiまたはLo信号を出力信号Vnとして出力する。なお、上記示した検出部の構成は一例であり、入力信号を整流、平滑、比較する回路を含むものであれば種々の回路を使用でき、また、比較する回路はマイコン(CPU)等に信号を取り込んで判断する構成としてもよい。
(車両用スイッチ装置の動作)
図4(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用スイッチ装置において、時間tと車速Vcarの関係図、図4(b)は、時間tとアクチュエータ電圧Vactの関係図である。図4(a)に示す例では、車両は、時間t=0でスタートしてt=t1までの間は車速Vcarは略0(ゼロ)、t=t1から徐々に速度を上げ、t=t2で加速を停止して略一定速度で走行する場合を考える。t=t3のときに車両用スイッチ装置10がタッチ操作されてスイッチオンされると、t=t3〜t4のタッチ区間で触覚呈示を行なう。
ECU300は、車内LAN400を介して車速センサ500から車両の車速Vcarを取得する。この車速Vcarに応じて、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dを変化させる。すなわち、図4(b)に示すように、車速Vcarに応じてアクチュエータ電圧Vactを制御し、ドライバ回路220を介してアクチュエータ120を駆動制御する。
車両の走行速度が小さいとき、すなわち、車速Vcarが小のときは、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dが車速に対応して増加する方向へアクチュエータ120を駆動制御する。これにより、タッチ検出の感度を低下させずに感度大として軽いタッチでスイッチ操作を可能とする。
ここで、タッチ面105aと検出電極110の間の距離d〔m〕、検出電極110に対向する指70の接触面積をS〔m〕、タッチ面105aと検出電極110の間の誘電率をε〔―〕とすると、静電容量C〔F〕は、C=ε・S/dで算出することができる。従って、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dを車速に対応して小とすることにより、静電容量Cの変化は大として検出可能となる。すなわち、操作者が指70を軽くタッチ面105aにタッチするだけで、スイッチオンの判定に要する静電容量変化を得ることができる。これにより、車両の走行速度が小さいとき、軽いタッチで、細かなスイッチ操作あるいは微妙なスイッチ操作等が可能となる。
車両の走行速度が大きいとき、すなわち、車速Vcarが大のときは、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dが車速に対応してさらに増加する方向へアクチュエータ120を駆動制御する。これにより、タッチ検出の感度を低下させて感度小として重いタッチでスイッチ操作を可能とする。
同様に、静電容量C〔F〕は、C=ε・S/dで算出することができるので、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dを車速に対応して大とする制御により、静電容量Cの変化は小として検出可能となる。すなわち、操作者が指70を強くタッチ面105aにタッチして指の接触面積Sが大となるようにタッチ操作しなければ、スイッチオンの判定に要する静電容量変化を得ることができない。これにより、車両の走行速度が大きいとき、重いタッチを要し、車両の振動等の影響を受けにくいスイッチ操作が可能となる。
(他の実施形態)
上記示した距離dの制御は、アクチュエータ120を正電圧で駆動制御したが、正負の電圧をかけて制御することもできる。図4(c)は、正負の電圧で制御する場合の、時間tとアクチュエータ電圧Vactの関係図である。ある車速Vcar0を境にして、アクチュエータ120に正または負の電圧を印加するように構成する。このようにすることで、車両の走行速度が所定の車速Vcar0より小さいときは、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dを小さくする方向へ駆動制御し、タッチ検出の感度を増加させて感度大として軽いタッチでスイッチ操作を可能とする。一方、車両の走行速度が所定の車速Vcar0より大きいときは、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dを大きくする方向へ駆動制御し、タッチ検出の感度を低下させて感度小として重いタッチでスイッチ操作を可能とする。また、図4(c)に示すアクチュエータ電圧は、車速Vcarに対応したアナログ値としたが、所定の車速Vcar0を境にして、正または負の一定値にアクチュエータ電圧Vactを設定することで、検出感度を大と小の2値としてもよい。また、2値以外でも複数の離散値に検出感度を設定する構成としてもよい。
t=t3のときに車両用スイッチ装置10がタッチ操作されてスイッチオンされると、t=t3〜t4のタッチ区間で触覚呈示を行なう。すなわち、ECU300は、ドライバ回路220を介してアクチュエータ120を駆動制御して振動させる。この振動は、タッチスイッチ部100を直接駆動するので、操作者の指70に触覚信号が伝わり、スイッチを押したことを認識することができる。
(タッチ検出動作)
図5(a)は、本発明の第1の実施の形態において、検出電極へのタッチ操作によるタッチ検出信号Vtのタッチ区間の変化を示すVt−tの信号波形図であり、図5(b)は、ローパスフィルタ通過後の信号Viの信号波形図であり、図5(c)は、コンパレータの出力Vnを示す信号波形図である。
図5(a)に示すように、t=t3〜t4のタッチ区間以外の、タッチ操作していない状態では、発振器130により、検出電極110に一定振幅Vtの交流電圧が印加されている。操作者がt=t3〜t4のタッチ区間で、検出電極110に手指を接触させ、あるいは、近接させると、この区間においてタッチ検出信号VtのレベルがVt1に低下する。図5(a)に示すような信号が検出部200に入力されると、整流作用、平滑作用により図5(b)に示すような信号となり、これがコンパレータ170に入力信号として入力される。タッチ検出信号のVtとVt1に対応するViとVi1との間に基準電圧である閾値電圧Vrefを設定しておくことにより、コンパレータ170からHiまたはLo信号を出力信号Vnとして出力できる。すなわち、操作者がタッチした場合には、タッチ区間でHi信号、タッチしない区間でLo信号を出力信号Vnとして出力する。尚、この出力信号Vnは、HiとLoが反転した状態で出力することも可能である。これらの動作により静電タッチスイッチ装置として機能することができる。
このタッチ区間においては、図4(b)、(c)で示したように、アクチュエータ電圧に触覚呈示用の振動波形電圧を重畳する。これにより、タッチ区間において、アクチュエータ120が振動し、タッチパネル105を介して操作者に振動が伝わる。よって、この振動による触覚呈示により、運転中にスイッチを注視しなくてもタッチスイッチ操作が可能となる。
(第2の実施の形態)
(車両用スイッチ装置の構成)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る車両用スイッチ装置の概略構成図である。第1の実施の形態と異なるところは、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dを変化させずに固定したところである。また、アクチュエータ120を触覚呈示のためだけに振動発生手段として設けている。また、タッチ検出の感度を変化させる感度変化手段として、コンパレータ170の基準電圧である閾値電圧Vref’を車両の走行速度に応じて変化させるところである。
タッチスイッチ部100は、図6に示すように、車両の例えばインスツルメントパネル50に装着される。このタッチスイッチ部100は、タッチ操作を行なうタッチ面105aを表面に有するタッチパネル105と、タッチ面105aと略平行に配置される検出電極110を有している。タッチ面105aと検出電極110の間の距離dは所定の一定値とされている。このため、タッチパネル105の裏面には検出電極110が形成された電極ベース116が所定の位置となるように配置されている。また、触覚呈示のためのアクチュエータ121がタッチパネル105の裏面に固定されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る車両用スイッチ装置とそれに接続される車両の車載機器等を示す全体概略構成図である。
ECU300は、内部にCPU、メモリ等を有し、所定のプログラムにより種々の制御を行なう。ECU300は、検出部200に接続され、検出部200からのスイッチ操作の出力信号Vnが入力されると共に、車速センサ500からの車速Vcarに応じてコンパレータ170の閾値電圧Vref’を変化させる閾値制御信号Vsを出力する。また、ドライバ回路220を介して、触覚呈示のために、アクチュエータ121を駆動制御する。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
(タッチ検出動作)
図8(a)は、本発明の第2の実施の形態において、検出電極へのタッチ操作によるタッチ検出信号Vtのタッチ区間の変化を示すVt−tの信号波形図であり、図8(b)は、ローパスフィルタ通過後の信号Vi2の信号波形図であり、図8(c)は、コンパレータの出力Vnを示す信号波形図である。
図8(a)に示すように、t=t3〜t4のタッチ区間以外の、タッチ操作していない状態では、発振器130により、検出電極110に一定振幅Vtの交流電圧が印加されている。操作者がt=t3〜t4のタッチ区間で、検出電極110に手指を接触させ、あるいは、近接させると、この区間においてタッチ検出信号VtのレベルがVt2に低下する。図8(a)に示すような信号が検出部200に入力されると、整流作用、平滑作用により図8(b)に示すような信号となり、これがコンパレータ170に入力信号として入力される。
タッチ検出信号のVtとVt2に対応するViとVi2との間に閾値電圧Vref’が設定されるが、この閾値電圧Vref’は車速センサ500からの車速Vcarに応じて変化する。すなわち、ECU300は、車速センサ500からの車速Vcarに応じてコンパレータ170の閾値電圧Vref’を変化させる閾値制御信号Vsを出力する。
車両の走行速度が小さいとき、すなわち、車速Vcarが小のときは、コンパレータ170の閾値電圧Vref’を大とする。これにより、タッチ操作によるタッチ検出信号Vtのレベル低下が小さいときにもタッチ検出が可能となる。すなわち、タッチ検出の感度を大として軽いタッチでスイッチ操作を可能とすることができ、コンパレータ170からHiまたはLo信号を出力信号Vnとして出力できる。よって、操作者がタッチした場合には、タッチ区間でHi信号、タッチしない区間でLo信号を出力信号Vnとして出力する。尚、この出力信号Vnは、HiとLoが反転した状態で出力することも可能である。これらの動作により静電タッチスイッチ装置として機能することができる。
一方、車両の走行速度が大きいとき、すなわち、車速Vcarが大のときは、コンパレータ170の閾値電圧Vref’を小とする。これにより、タッチ操作によるタッチ検出信号Vtのレベル低下が大きいときだけタッチ検出が可能となる。すなわち、タッチ検出の感度を小として重いタッチでスイッチ操作を可能とすることができ、コンパレータ170からHiまたはLo信号を出力信号Vnとして出力できる。よって、操作者がタッチした場合には、タッチ区間でHi信号、タッチしない区間でLo信号を出力信号Vnとして出力する。尚、この出力信号Vnは、HiとLoが反転した状態で出力することも可能である。これらの動作により静電タッチスイッチ装置として機能することができる。
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、次のような効果を有する。
(1)第1の実施の形態で示したように、車両の走行速度が小さいとき、すなわち、車速Vcarが小のときは、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dが車速に対応して増加する方向へアクチュエータ120を駆動制御する。これにより、タッチ検出の感度を低下させずに感度大として軽いタッチでスイッチ操作を可能とする。また、車両の走行速度が大きいとき、すなわち、車速Vcarが大のときは、タッチ面105aと検出電極110の間の距離dが車速に対応してさらに増加する方向へアクチュエータ120を駆動制御する。これにより、タッチ検出の感度を低下させて感度小として重いタッチでスイッチ操作を可能とする。
(2)特に、車両の走行速度が小さいときは、軽いタッチで細かなスイッチ操作あるいは微妙なスイッチ操作等が可能となる。また、車両の走行速度が大きいときは、重いタッチを要し、車両の振動等の影響を受けにくいスイッチ操作が可能となる。従って、高速走行時のように運転者の指の感覚が鈍っているときでも誤操作しにくいという効果もある。
(3)第2の実施の形態で示したように、車両の走行速度が小さいとき、すなわち、車速Vcarが小のときは、コンパレータ170の閾値電圧Vref’を大とする。これにより、タッチ操作によるタッチ検出信号Vtのレベル低下が小さいときにもタッチ検出が可能となる。よって、タッチ検出の感度を大として軽いタッチでスイッチ操作を可能とすることができる。また、車両の走行速度が大きいとき、すなわち、車速Vcarが大のときは、コンパレータ170の閾値電圧Vref’を小とする。これにより、タッチ操作によるタッチ検出信号Vtのレベル低下が大きいときだけタッチ検出が可能となる。よって、タッチ検出の感度を小として重いタッチでスイッチ操作を可能とすることができる。
(4)タッチ操作がされたことを振動等により触覚呈示するためのアクチュエータ120、121を備えるので、運転中にスイッチを注視しなくてもタッチスイッチ操作が可能となる。
以上、本発明に好適な実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で種々の変形、応用が可能である。
10…車両用スイッチ装置
50…インスツルメントパネル
70…指
100…タッチスイッチ部
105…タッチパネル
105a…タッチ面
110…検出電極
115…電極ベース
116…電極ベース
120…アクチュエータ
121…アクチュエータ
125…接続アダプタ
130…発振器
150…整流器
160…フィルタ回路
170…コンパレータ
200…検出部
220…ドライバ回路
300…ECU
400…車内LAN
500…車速センサ
510…エアコン
520…オーディオ

Claims (4)

  1. 車両に装着され、タッチ面へのタッチ操作に基づいて静電容量を形成する検出電極を備えたタッチスイッチ部と、
    前記検出電極に電圧を印加して前記タッチ面へのタッチ操作に基づく静電容量の変化を検出するタッチ検出部と、を有し、
    前記車両の走行速度に基づいて、前記タッチスイッチ部または前記タッチ検出部におけるタッチ操作のタッチ検出の感度を変化させる感度変化手段を備えたことを特徴とする車両用スイッチ装置。
  2. 前記感度変化手段は、前記タッチスイッチ部において、前記車両の車速センサの出力に基づいて、前記タッチ面と前記検出電極の間の距離を変化させるアクチュエータ部であることを特徴とする請求項1に記載の車両用スイッチ装置。
  3. 前記感度変化手段は、前記タッチ検出部がコンパレータであって、前記車両の車速センサの出力に基づいて前記コンパレータの基準電圧を変化させることを特徴とする請求項1に記載の車両用スイッチ装置。
  4. 前記タッチスイッチ部は、操作者のタッチ操作による前記タッチ面上の指の接触面積の変化による操作荷重の変化を、前記車両の走行速度に応じて前記操作者が感じる軽いタッチ又は重いタッチとして呈示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用スイッチ装置。
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