JP2019220103A - 融資システム、プログラム、情報処理方法及びサーバ装置 - Google Patents

融資システム、プログラム、情報処理方法及びサーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】融資の依頼から当該融資された資金の利用までを簡易かつスピーディにすることができる融資システム、プログラム、情報処理方法及びサーバ装置を提供する。【解決手段】融資システムの証券サーバ100は、資金の融資の担保とする選択された金融商品の時価を示す時価情報を取得する取得部111、金融商品の時価情報に基づき、当該金融商品を担保とした融資限度額を決定する決定部112、所定の金額を入金する入金要求を受け付けた口座を介した融資残高を記憶する記憶部120、入金要求に基づいて、所定の金額が、融資限度額から融資残高を減じた融資可能額以下であるかを判定する判定部113、所定の金額が融資可能額以下の場合に、所定の金額を口座に入金する入金処理部114、口座取引を行った場合に、当該取引における取引金額を口座から減額する決済処理部115と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、融資システム、プログラム、情報処理方法及びサーバ装置に関する。
金融商品を担保として融資を行う融資サービスが提供されている。例えば株の時価評価額に対して所定の掛目をかけて融資限度額を算出したり、各種データに基づき融資を希望する者に対する融資条件を判定したりする技術が知られている。
下記特許文献1には、担保銘柄の出来高等に基づいて算出した流動性が高い程、ローンの貸付の金利が低くなるように当該金利を決定する金融商品担保ローン管理システムが開示されている。また、下記特許文献2には、融資を希望する店舗に対して、店舗運営の実績データに基づき融資条件を判定する融資システムが存在する。
特許第5576637号 特許第5406392号
近年、上記のような融資サービスの手続きを簡易かつ迅速にすることが求められている。具体的には、融資サービスを提供する側と融資を受ける側のいずれにおいても、融資の依頼から当該融資された資金を利用するまでに必要な手続きを極力省いて、迅速化したいというニーズが存在する。
そこで、本発明は、上記ニーズに鑑み、金融商品を担保とした融資サービスにおいて、融資の依頼から当該融資された資金の利用までの融資に関する手続きを簡易かつ迅速にすることができる融資システム、プログラム、情報処理方法及びサーバ装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る融資システムは、ユーザから、資金の融資の担保とする金融商品の選択を受け付ける選択受付部と、選択された金融商品の時価を示す時価情報を取得する取得部と、選択された金融商品の時価情報に基づき、当該金融商品を担保としたユーザへの融資限度額を決定する決定部と、ユーザの口座に所定の金額を入金する入金要求を受け付ける入金受付部と、ユーザの口座を介したユーザへの融資残高を記憶する融資残高記憶部と、入金要求に基づいて、所定の金額が、融資限度額から融資残高を減じた融資可能額以下であるかを判定する判定部と、所定の金額が融資可能額以下であると判定された場合に、所定の金額を口座に入金するための処理を行う入金処理部と、ユーザが口座を利用する取引を行った場合に、当該取引における取引金額を口座から減額するための処理を行う決済処理部と、を備える。
上記の態様によれば、融資を受けたいユーザは、まず自身が保有等する金融商品を融資の担保として選択して融資を依頼することができる。当該融資が依頼されると、上記選択された金融商品の時価に基づいて融資限度額を決定される。当該融資限度額が決定されれば、当該融資限度額から融資残高を減じた融資可能額内でユーザは自身の口座に入金を受けることができる。さらに、当該入金を受けられれば、この入金された自身の口座を利用して、ユーザは商品の取引等において融資された資金を利用することができる。このため、ユーザが担保とする金融商品を選択し入金を要求するだけで、融資された資金を利用できる状態にすることができる。また、このように資金が利用できる状態になれば、店舗での商品の取引等において、ユーザは自身の口座に振り込まれた資金を現金でおろす手間をかけることなくそのまま当該口座を利用して支払い決済等することができる。
本発明によれば、金融商品を担保とした融資サービスにおいて、融資の依頼から当該融資された資金の利用までの融資に関する手続きを簡易かつ迅速にすることができる融資システム、プログラム、情報処理方法及びサーバ装置を提供することができる。
第1実施形態に係る融資システムのシステム構成例を説明するための図である。 第1実施形態に係る融資サービスの概要を説明するための図である。 第1実施形態に係る証券サーバの機能構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る端末の機能構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る融資システムの画面例を示す図である。 第1実施形態に係る融資システムの動作例を示す図である。 第1実施形態に係る融資システムの動作例を示す図である。 第1実施形態に係る端末及び証券サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2実施形態に係る融資システムの概要を説明するための図である。 第2実施形態に係る融資システムの動作例を示す図である。 第3実施形態に係る融資システムの概要を説明するための図である。 図11に続いて、第3実施形態に係る融資システムの概要を説明するための図である。 第3実施形態に係る証券サーバの機能構成の一例を示す図である。 第3実施形態に係る融資システムの動作例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
[第1実施形態]
<1.概要>
まず、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、証券会社Cが投資家等のユーザU1に金融商品を担保とする融資サービスを提供する例を説明する。また、本実施形態では、融資する資金として電子マネーを用いる例を説明する。また、この電子マネーは、証券サーバ100によって管理されるユーザU1の口座に予め入金されることで決済可能となるプリペイド型のものとする。以下、上記ユーザU1の電子マネーを管理する口座を、単に「プリペイド口座」という。
<1−1.システム構成>
図1を参照して、本実施形態に係る融資システム1のシステム構成例を説明する。
融資システム1は、ユーザU1に上記融資サービスを提供するためのシステムである。図1に示すように、融資システム1は、証券会社C1の証券サーバ100と、ユーザU1が使用する端末200とを含む。端末200と証券サーバ100とは、ネットワークNを介して互いに接続されている。また、証券サーバ100及び端末200は、電子マネーを利用した口座振替や取引を行うため、ネットワークNを介して外部システム400と接続されている。
ネットワークNは、無線ネットワークや有線ネットワークにより構成される。ネットワークの一例としては、携帯電話網や、PHS(Personal Handy−phone System)網、無線LAN(Local Area Network)、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、WiMax(登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、有線LAN、電話線、電灯線ネットワーク、IEEE1394等に準拠したネットワークがある。
証券サーバ100は、端末200や外部システム400との通信や融資限度額の算出が可能な情報処理装置である。証券サーバ100は、所定のプログラムを実行することにより、端末200等と連携して融資に関する情報(例えば、口座情報等)を管理し、プリペイド口座や証券会社C1の口座の口座振込等による資金移動処理を制御するサーバ機能を実現する。
端末200は、ユーザU1からの入金要求の受け付け等の入力や証券サーバ100との通信が可能なスマートフォンやラップトップ端末等の端末装置である。端末200は、所定のプログラムを実行することにより、証券サーバ100と連携して融資に関する情報を送受信したり融資に関する画面を表示したりユーザU1の要求を受け付けたりする。
外部システム400は、証券会社C1が融資システム1を利用して融資サービスを提供するために証券サーバ100又は端末200と連携する外部のシステムである。外部システム400は、例えば、プリペイド口座への入金のための口座振替の振替元の銀行口座を管理する銀行システム、プリペイド口座を利用した取引決済の際の小売店のPOSシステム若しくはEC(Electronic Commerce)システム、又はプリペイド口座へのクレジット入金を行う際の決済を行うクレジット決済代行システム等である。
<1−2.融資サービスの概要>
図2を参照して、本実施形態における融資サービスの流れ(1)〜(7)を説明する。
本実施形態では、説明を簡単にするため、予め、証券会社C1にユーザU1の証券口座が開設され、ユーザU1が保有する金融商品が当該証券口座に預けられているものとする。なお、ここでいう「金融商品」には、株、債券又は投資信託等の各種金融商品が含まれる。
(1)まず、本融資サービスにおいて、ユーザU1は、端末200の画面に表示された自身が保有する金融商品の一覧から資金の融資の担保とする金融商品(本例では、現物株式(以下、単に「株」という)とする)を選択する。融資の担保を選択することで、ユーザU1は証券会社C1に融資を依頼する。
(2)上記融資依頼を受けた証券会社C1では、証券会社C1の証券サーバ100が上記選択された株の時価に基づいて融資限度額を決定する。
(3)証券会社C1は、融資限度額とユーザの融資残高に基づいて融資可能額を決定し、ユーザU1からのプリペイド口座への入金要求に基づいて、上記決定された融資可能額内で電子マネーを入金する(チャージする)。具体的には、証券サーバ100は、ユーザU1から端末200を用いて指定された入金額が上記融資可能額内か否か判定する。上記入金額が上記融資可能額内であった場合には、証券サーバ100は証券会社C1の口座からプリペイド口座への口座振込を行う。これにより、ユーザU1に対して、証券会社C1は株を担保にした融資を行う。
(4)電子マネーがプリペイド口座に入金されると、ユーザU1はこのプリペイド口座を利用することができる。具体的には、電子マネーが入金されたプリペイド口座を利用して電子マネーの加盟店契約をする店舗(以下、単に「加盟店」という)で、ユーザU1は買い物等の商品の取引(プリペイド決済)をすることができる。
(5)プリペイド口座を利用した上記取引がされると、加盟店から証券会社C1の口座に加盟店手数料が振り込まれる。このように、ユーザU1に融資された電子マネーが加盟店での取引に使われれば、証券会社C1は、当該加盟店から当該電子マネーを利用するための加盟店手数料の収入を得ることができる。したがって、このような融資サービスによれば、証券会社C1は、融資による金利収入以外の新たな収益源を確保することができる。
(6)融資への返済についても、ユーザU1はプリペイド口座を利用することができる。具体的には、ユーザU1は、融資の元金と利息や手数料を合わせた返済額を、プリペイド口座の入金残高から証券会社C1の口座に振込むことで融資に対する返済をすることができる。
(7)上記返済がされると、証券会社C1は、上記利息や手数料による金利収入や手数料収入を得ることができる。このような構成によれば、ユーザU1は、別途返済のための手続きや別途返済用の口座を用意することなく、融資を受けたプリペイド口座をそのまま利用して融資の返済をすることができる。また、このような融資サービスによれば、証券会社C1は、融資による金利収入等を得ることができる。
上記構成によれば、ユーザU1及び証券会社C1は、両者間の融資の依頼から当該融資された資金を利用した取引までの手続き及び融資への返済手続きを、ユーザU1のプリペイド口座を利用して簡易かつ迅速にすることができる。
<2.機能構成>
<2−1.証券サーバの機能構成>
図3を参照して、本実施形態に係る証券サーバ100の機能構成を説明する。図3に示すように、証券サーバ100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備える。
制御部110は、取得部111と、決定部112と、判定部113と、入金処理部114と、決済処理部115とを備える。また、制御部110は、例えば、返済処理部116又はモード設定部117を備えてもよい。
取得部111は、金融商品の時価を示す時価情報を取得する。取得部111は、予め記憶部120に記憶された時価情報を取得してもよいし、時価情報を提供する外部システム400から通信部130を介して時価情報を取得してもよい。ここで「時価情報」とは、金融商品の時価を示す情報である。時価情報は、例えば、上記取得の時点の金融商品の現在値であってもよい。また、時価情報は、例えば、上記取得の時点の金融商品の前日終値又は始値等を含んでもよい。
決定部112は、ユーザU1から選択された金融商品の時価情報に基づき、当該金融商品を担保としたユーザU1への融資限度額を決定する。ここで「融資限度額」とは、上記選択された金融商品を担保として、ユーザU1が証券会社C1から融資として借入れできる金額の限度額である。
決定部112は、具体的には、ユーザU1から選択された金融商品の時価に所定の評価率を掛けて時価評価額を算出する。ここで「所定の評価率」とは、金融商品を時価評価した価値を得るための掛目であり、例えば、60〜80%程度の値を企業ごとや融資サービスごとに適宜設定すればよい。決定部112は、この算出した時価評価額を所定の保証金比率で割って融資限度額の上限を算出してもよい。決定部112は、当該算出の結果に基づいて融資限度額を決定する。
「保証金比率」とは、融資限度額の上限を算出するための割合であり、融資限度額又は融資残高に対する担保とする金融商品の時価の割合でもある。また、「所定の保証金比率」とは、上記融資限度額に対する担保とする金融商品の時価の割合の閾値であり、例えば、企業ごとや融資サービスごとに適宜設定された30%〜50%程度の値である。また、「融資残高」とは、上記算出の時点等のある時点におけるユーザU1が証券会社C1から融資として借入れている金額の総額である。
決定部112において、より具体的には、選択された金融商品の時価が「100万円」で所定の評価率が「80%」で所定の保証金比率が「50%」であった場合、時価評価額が80万円となり融資限度額の上限が「160万円」となる。決定部112は、この融資限度額の上限をそのまま融資限度額として決定してもよいし、当該上限以下の金額を適宜採用して融資限度額を決定してもよい。
判定部113は、後述の入金受付部212が受け付けた入金要求に基づいて、当該入金要求に示された所定の金額が、融資限度額から融資残高を減じた融資可能額以下であるかを判定する。判定部113は、入金受付部212から通信部130を介して上記入金要求を受信する。ここで「所定の金額」とは、ユーザU1からの入金要求(資金の借入要求)として、プリペイド口座に電子マネーを入金させるために指定された入金額である。また、ここで「融資可能額」とは、上記判定の時点等のある時点におけるユーザU1が証券会社C1から融資として借入れできる金額である。
判定部113において、具体的には、所定の金額が「50万円」で融資限度額が「160万円」で融資残高が「80万円」であった場合、融資可能額は「80万円」となる。判定部113は、この場合、所定の金額(50万円)が融資可能額(80万円)以下であると判定する。
入金処理部114は、判定部113で所定の金額が融資可能額以下であると判定された場合に、所定の金額をプリペイド口座に入金するための処理を行う。入金処理部114は、例えば、記憶部120に記憶された証券会社C1の口座の口座情報に含まれる口座残高から所定の金額を減算する。次に、入金処理部114は、記憶部120に記憶されたプリペイド口座の口座情報に含まれる口座残高に所定の金額を加算する。このように証券会社C1の口座とユーザU1のプリペイド口座との間の資金移動処理を行いプリペイド口座に所定の金額が振り込まれることで、証券会社C1はユーザU1に対して融資を行う。
入金処理部114は、具体的には、プリペイド口座に入金する所定の金額が「50万円」でプリペイド口座の口座残高が「60万円」であった場合、ユーザU1のプリペイド口座には50万円が振込まれて口座残高は110万円となる。
決済処理部115は、ユーザU1がプリペイド口座を利用する取引の際、当該取引における取引金額をプリペイド口座から減額するための処理を行う。決済処理部115は、例えば、外部システム400からプリペイド口座を利用して取引を決済するための処理要求を受け付けた場合、プリペイド口座の口座残高から取引金額を減額する引き落とし処理を行う。決済処理部115は、例えば、外部システム400のECシステムが提供する商品を購入するためのECサイトにおいて、当該購入代金の支払いにプリペイド口座の利用が選択された場合に、このECシステムから上記決済するための処理要求を受け付けてもよい。
上記構成により、ユーザU1は、証券会社C1が資金を融資した(貸付した)プリペイド口座をそのまま利用して商品等の取引を行うことができ、融資に関する手続きを簡易かつ迅速にすることができる。
返済処理部116は、返済モードが設定されており、プリペイド口座に融資に対する返済金額が入金された場合に、プリペイド口座から返済金額を減じるとともに、融資残高から返済金額を減じるための処理を行う。ここで「返済モード」とは、プリペイド口座の処理モードの一つである。「処理モード」とは、プリペイド口座に対する実行可能な処理の状態をいう。例えば、処理モードが「利用モード」の場合はプリペイド口座の口座残高を利用してユーザU1が取引可能な状態となり、一方、処理モードが「返済モード」の場合はプリペイド口座の口座残高を利用してユーザU1が証券会社C1に融資に対する返済を行う状態となる。また、返済処理部116は、例えば、上記融資に対する返済のための処理を完了した場合、返済モードから利用モードに移行する処理モードの移行要求を後述のモード設定部117に送信してもよい。
上記構成によれば、プリペイド口座を利用して融資に対する返済を行うことができる。このため、例えば、証券会社C1の口座に返済額を口座振込するために、ユーザU1は別途銀行口座や現金を用意したり口座振込の申請手続きをしたりする必要がなくなる。このため、融資に対する返済ための手続きを簡易にすることができる。
モード設定部117は、プリペイド口座に対する処理モードを設定する。モード設定部117は、例えば、後述の端末200のモード受付部213が受け付けた処理モードの移行要求に基づいて、プリペイド口座の処理モードを利用モードから返済モードに移行してもよい。また、モード設定部117は、返済処理部116からの処理モードの移行要求に基づいて、プリペイド口座の処理モードを返済モードから利用モードに移行してもよい。また、モード設定部117は、例えば、予めプリペイド口座ごとに返済タイミングを設定して当該返済タイミングにおいて利用モードから返済モードに移行してもよい。モード設定部117は、具体的には、返済タイミングを示した返済タイミング情報を記憶部120に記憶し、サイクリック(例えば、毎時又は日次等)にこの返済タイミング情報を読み込んで返済モードに移行してもよい。
記憶部120は、ユーザ情報と、口座情報と、利用履歴情報と、担保情報と、融資情報とを記憶する。また、記憶部120は、時価情報を記憶してもよい。記憶部120は、データベースマネジメントシステム(DBMS)を利用して各情報を記憶してもよいし、ファイルシステムを利用して各情報を記憶してもよい。DBMSを利用する場合は、上記情報ごとにテーブル(例えば、口座テーブル等)を設けて、当該テーブル間を関連付けて各情報を管理してもよい。
「ユーザ情報」とは、ユーザU1に関する情報である。ユーザ情報は、例えば、ユーザU1を識別するための「ユーザID」、ユーザU1の氏名を示す「ユーザ名」、ユーザU1のプリペイド口座を識別するための「口座ID」、ユーザU1が受けている融資を識別するための「融資ID」又はユーザU1が証券会社C1に融資で借入れた金額の累計を示す「融資累計額」等を含む。
「口座情報」とは、各種口座を管理するための情報である。口座情報は、例えば、ユーザU1又は証券会社C1が有する口座を識別するための「口座ID」、口座に入金されている電子マネーの総額等の口座残高を示す「口座残高」又は口座の入出金履歴を示す「入出金履歴」等を含む。入出金履歴は、例えば、各入出金を識別するための「入出金ID」、入出金された日時を示す「入出金日時」、口座に入金された金額を示す「入金額」又は口座から出金された金額を示す「出金額」等を含む。
「利用履歴情報」とは、プリペイド口座の取引の利用履歴を示す情報である。利用履歴情報は、例えば、各取引を識別するための「取引ID」、各取引においてプリペイド口座が利用された日時を示す「利用日時」、各取引で利用された店舗やECシステムを識別するための「利用店舗ID」、各取引で利用された金額を示す「利用金額」又は利用の用途を示す「用途」等を含む。
「担保情報」とは、資金の融資の担保とすることができる金融商品に関する情報である。担保情報は、例えば、担保可能な金融商品を識別するための「金融商品ID」、担保可能な金融商品の名称を表す「金融商品名」又は当該金融商品の時価評価額を示す「時価評価額」等を含む。
「融資情報」とは、証券会社C1がユーザU1に行う融資に関する情報である。融資情報は、例えば、各融資を識別するための「融資ID」、融資の担保とした金融商品を識別するための「金融商品ID」、「融資限度額」、「融資残高」、「融資可能額」又は「所定の保証金比率」等を含む。
通信部130は、ネットワークNを介して、端末200、他のサーバ又は外部システム400等に各種情報を送受信する。通信部130は、例えば、ネットワークNを介して、端末200が受け付けた入金要求を受信したり、当該入金要求による入金処理結果の情報を端末200に送信したりする。
<2−2.端末の機能構成>
図4を参照して、本実施形態に係る端末200の機能構成を説明する。図4に示すように、端末200は、制御部210と、記憶部220と、通信部230と、操作入力部240と、表示出力部250とを備える。
制御部210は、選択受付部211と、入金受付部212とを備える。また、制御部210は、例えば、モード受付部213を備えてもよい。また、制御部210は、例えば、表示出力部250で各種画面を表示するための表示情報を生成してもよい。
選択受付部211は、ユーザU1から、資金の融資の担保とする金融商品の選択を受け付ける。選択受付部211は、例えば、後述の表示出力部250に表示された担保可能一覧画面において、後述の操作入力部240によって受け付けられたユーザU1からの選択によって上記金融商品の選択を受け付ける。ここで、「担保可能一覧画面」とは、上記担保とすることが可能な金融商品の一覧を表示する画面である。選択受付部211は、この選択を受け付けた金融商品の時価に基づき融資限度額を決定等させるため、この受け付け結果を証券サーバ100の決定部112に通信部230を介して送信する。
入金受付部212は、ユーザU1のプリペイド口座に所定の金額を入金する入金要求を受け付ける。入金受付部212は、例えば、表示出力部250に表示された入金画面において、操作入力部240によって受け付けられたユーザU1が指定した入金額をもって、プリペイド口座に入金する入金要求を受け付ける。ここで「入金画面」とは、ユーザU1が所定の金額を指定入力し証券会社C1に対する融資の借入としてプリペイド口座への入金を要求するための画面である。入金受付部212は、この受け付けた入金額でプリペイド口座への入金処理を実行させるため、当該受け付け結果を証券サーバ100の入金処理部114に通信部230を介して送信する。
モード受付部213は、ユーザU1から、プリペイド口座の処理モードを利用モードから返済モードに移行する要求を受け付ける。また、モード受付部213は、当該移行する要求の受け付け結果を証券サーバ100のモード設定部117に通信部230を介して送信する。モード受付部213は、例えば、表示出力部250に表示された処理モード画面において、操作入力部240によって返済モードの選択を受け付けた場合に、利用モードから返済モードに移行する要求を受け付けてもよい。ここで「処理モード画面」とは、ユーザU1が処理モードを設定するための画面である。
記憶部220は、表示出力部250で各種画面を表示するための表示情報を記憶する。また、記憶部220は、例えば、ユーザ情報、口座情報、利用履歴情報、担保情報又は融資情報を記憶してもよい。なお、これらの情報はいずれも上記表示情報を生成等するために証券サーバ100から配信されたものであり、これらの情報のマスターデータは証券サーバ100の記憶部120で管理される。
通信部230は、ネットワークNを介して、証券サーバ100、外部サーバ又は外部システム等に各種情報を送受信する。通信部230は、例えば、ネットワークNを介して、証券サーバ100に入金受付部212が受け付けた入金要求を送信したり証券サーバ100から当該入金要求による入金処理結果を受信したりする。
操作入力部240は、表示出力部250に表示された各種画面に対するユーザU1の操作入力を受け付ける。操作入力部240は、当該受け付け結果を制御部110に伝達する。
表示出力部250は、担保可能一覧画面、担保情報画面、入金画面、決済画面又は処理モード画面等の各種画面を表示する。また、表示出力部250は、例えば、資金の借入にあたって、借入予定金額及び借入予定期間の指定入力を受け付けて、当該借入の利息をシミュレーションするためのシミュレーション画面を表示してもよい。
<3.画面例>
図5を参照して、本実施形態に係る融資システム1の画面例を説明する。
図5(a)は担保可能一覧画面の例である。図5(a)に示すように、担保可能一覧画面は、ユーザU1の保有する金融商品のうち資金の融資の担保とすることが可能な金融商品を、一覧で表示する。担保可能一覧画面は、操作入力部240が受け付けたユーザU1から選択された金融商品(本例では、「●●株」)をフォーカス表示する。この金融商品が選択された状態で画面下部にある「担保情報表示」ボタンが押下されると、担保可能一覧画面は選択された金融商品の担保情報等を示す担保情報画面を表示する。
図5(b)は担保情報画面の例である。図5(b)に示すように、担保情報画面は、選択された金融商品の担保情報(本例では、「時価評価額」)や当該金融商品を担保として融資を受ける場合の融資情報(本例では、「(所定の)保証金比率」及び「融資限度額」)を表示する。担保情報画面は、この金融商品が選択された状態で画面下部にある「チャージ(入金)」ボタンが押下されると、選択された金融商品を担保としてプリペイド口座への入金を要求するための入金画面を表示する。
図5(c)は入金画面の例である。図5(c)に示すように、入金画面は、プリペイド口座に入金する所定の金額を指定入力するための入力フォームを画面上部に表示する。入金画面は、操作入力部240によって当該入力フォームに対する所定の金額(本例では、「100,00円」とする)の入力を受け付ける。入金画面は、当該所定の金額を受け付けた状態で画面下部にある「チャージ確定」ボタンが押下されると、上記選択された金融商品を担保とした融資の借入要求として、プリペイド口座に所定の金額を入金するための入金要求を受け付ける。
図5(d)は処理結果画面の例である。図5(d)に示すように、処理結果画面は、上記入金要求に対する入金処理の結果として「100,000円入金されました。」といったメッセージを表示する。また、処理結果画面は、当該入金処理によって更新されたプリペイド口座の口座残高(本例では、「300,000円」)と表示する。
<4.動作例>
図6及び図7を参照して、本実施形態に係る融資システム1の動作例を説明する。
<4−1.フロー>
図6は、融資システム1において、ユーザU1が証券会社C1から融資を受ける際のプリペイド口座への入金に関する処理の流れを示すフロー図である。なお、以下に示す処理の順番は一例であって、適宜、変更されてもよい。
図6(a)に示すように、端末200の選択受付部211は、ユーザU1から、資金の融資の担保とする金融商品の選択を受け付ける(S10)。選択受付部211から当該受け付け結果を伝達された取得部111は、当該選択された金融商品の時価を示す時価情報を取得する(S11)。取得部111が時価情報を取得すると決定部112は、上記選択された金融商品の時価情報に基づき、当該金融商品を担保としたユーザU1への融資限度額を決定する(S12)。
決定部112の融資限度額の決定したのち端末200の入金受付部212は、ユーザU1からプリペイド口座に所定の金額を入金する入金要求を受け付ける(S12)。入金受付部212から当該受け付け結果を伝達された判定部113は、当該入金要求に基づいて、所定の金額が、上記融資限度額から融資残高を減じた融資可能額以下であるかを判定する(S14)。
所定の金額が上記融資可能額以下であると判定部113が判定した場合(S14のYES)、入金処理部114は所定の金額をプリペイド口座に入金するための処理を行う(S15)。記憶部120は、入金処理部114の上記処理後、ユーザU1の融資残高に所定の金額を加算した値を最新の融資残高として記憶する(S16)。
所定の金額が上記融資可能額以下でないと判定部113が判定した場合(S14のNO)、制御部110により表示出力部250は、処理結果画面に上記入金要求を受け付けることが出来ない旨のエラーメッセージを表示する(S17)。
<4−2.インタラクション>
図7は、融資システム1において、ユーザU1が証券会社C1から融資を受ける際の証券サーバ100と端末200の相互作用を示すシーケンス図である。
図7に示すように、端末200は、担保可能一覧画面の表示指定をユーザU1から受け付ける(S21)。端末200は、上記指定を受け付けると証券サーバ100に担保可能一覧情報を要求する(S22)。端末200は、具体的には、当該要求を示すメッセージを証券サーバ100に送信する。以下、端末200から証券サーバ100に各種情報や各種処理を要求する処理は、このようにそれぞれの要求を示すメッセージを証券サーバ100に送信することで実現するものとする。
証券サーバ100は、受信した上記要求に基づいて、記憶部120に記憶されている担保可能一覧情報を取得する(S23)。証券サーバ100は、取得した担保可能一覧情報を端末200に送信する(S24)。
端末200は、受信した担保可能一覧情報に基づいて、担保可能一覧画面を表示する(S25)。端末200は、具体的には、担保可能一覧情報に基づいて担保可能一覧画面を表示するための表示情報を生成し、当該表示情報によって担保可能一覧画面を表示出力部250で表示する。以下、端末200が各種画面を表示する処理は、このようにそれぞれの画面を表示するための表示情報を生成して当該表示情報に基づいて各種画面の表示を実現するものとする。
端末200は、ユーザU1から担保可能一覧画面に対して資金の融資の担保とする金融商品の選択を受け付ける(S26)。端末200は、選択された金融商品の担保情報及び融資情報を証券サーバ100に要求する(S27)。
証券サーバ100は、上記選択された金融商品の時価情報及び担保情報を記憶部120から取得する(S28)。証券サーバ100は、取得した時価情報に基づいて、金融商品の時価評価額を算出する(S29)。証券サーバ100は、算出した時価評価額に基づいて、融資限度額を決定し、融資情報を生成する(S30)。証券サーバ100は、これらの算出及び決定した値を含めた担保情報及び融資情報を端末200に送信する(S31)。
端末200は、受信した担保情報及び融資情報に基づいて、選択された金融商品の担保情報画面を表示する(S32)。端末200は、選択された金融商品を担保とした入金画面の表示指定をユーザU1から受け付ける(S33)。端末200は、上記指定を受け付けると、入金画面を表示する(S34)。端末200は、入金画面においてユーザU1のプリペイド口座に所定の金額を入金する入金要求を受け付ける(S35)。端末200は、当該入金要求を受け付けると、証券サーバ100に入金処理を要求する(S36)。
証券サーバ100は、受信した上記入金要求に基づいて、所定の金額が融資限度額から融資残高を減じた融資可能額以下であるかを判定する(S37)。証券サーバ100及び端末200は、当該判定の結果において所定の金額が上記融資可能額以下であった場合は、opt1(Option1、以下同様)タグのエリア内にある処理を実行する。具体的には、証券サーバ100は、プリペイド口座に所定の金額を入金する入金処理を行う(S38)。証券サーバ100は、当該入金処理結果を示す入金処理結果情報を端末200に送信する(S39)。端末200は、受信した入金処理結果情報に基づいて、入金処理が行われた旨を通知する処理結果画面を表示する(S40)。
<5.ハードウェア構成>
図8を参照して、上述してきた証券サーバ100及び端末200をコンピュータ800により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
図8に示すように、コンピュータ800は、プロセッサ801と、メモリ803と、記憶装置805と、入力I/F部807と、データI/F部809と、通信I/F部811、及び表示装置813を含む。
プロセッサ801は、メモリ803に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ800における様々な処理を制御する。例えば、証券サーバ100の制御部110が備える各機能部や端末200の制御部210が備える各機能部などは、メモリ803に一時記憶された上で、主にプロセッサ801上で動作するプログラムとして実現可能である。
メモリ803は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ803は、プロセッサ801によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
記憶装置805は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置805は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。この他、記憶装置805は、ユーザ情報、口座情報、利用履歴情報、担保情報又は融資情報を登録するテーブルと、当該テーブルを管理するDBを記憶することも可能である。このようなプログラムやデータは、必要に応じてメモリ803にロードされることにより、プロセッサ801から参照される。
入力I/F部807は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部807の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部807は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続されても良い。
データI/F部809は、コンピュータ800の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部809の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部809は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部809は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800へと接続される。
通信I/F部811は、コンピュータ800の外部の装置と有線又は無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部811は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部811は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続される。
表示装置813は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置813の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示装置813は、コンピュータ800の外部に設けられても良い。その場合、表示装置813は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ800に接続される。また、入力I/F部807としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置813は、入力I/F部807と一体化して構成することが可能である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に係る融資システム1に加えて、プリペイド口座を利用して商品等の取引をする際にこのプリペイド口座に電子マネーを自動で入金(いわゆる、「オートチャージ」)する形態である。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
<1.概要>
図9を参照して、第2実施形態に係る融資システムの概要を説明する。本実施形態に係る融資システムは、証券サーバ300と、端末500とを含む。
図9(a)に示すように、ユーザU1は、端末500に表示された処理モード画面から自動入金モードを設定(ON)する選択入力をする。ここで「自動入金モード」とは、ユーザU1がプリペイド口座を利用する取引を行った際に当該取引される金額(以下、「取引金額」ともいう)をプリペイド口座に自動で入金する処理モードである。(1)端末500で上記選択入力が受け付けられると、証券サーバ300は、ユーザU1のプリペイド口座を自動入金モードに設定する。また、プリペイド口座において自動入金モードが設定されると、端末500は「自動入金モードが設定されました。」といった上記設定結果を通知するメッセージを処理結果画面に表示する。
自動入金モードの設定後、図9(b)に示すように、端末500は、ECシステムが提供するECサイト画面でのA商品(金額100,000円)の購入にあたって、ユーザU1からプリペイド口座を利用してA商品の代金を電子マネーで支払う指定を受け付ける。(2)当該支払い指定が受け付けられると、ECシステムと連携した証券サーバ300は、融資可能額内でA商品の代金(本例では、100,000円)に相当する所定の金額の入金が可能か判定する。(3)入金可能と判定された場合、証券サーバ300は所定の金額を入金する処理を行った上でプリペイド口座からA商品の支払い決済のための口座引き落とし処理を行う。このような構成によれば、ユーザU1が融資の借入のための入金要求の手続き等をせずとも、取引に必要な金額分の入金が自動的に都度行われるため、融資システム1は、利便性の高い融資サービスを提供することができる。
<2.機能構成>
本実施形態に係る証券サーバ300及び端末500の機能構成の一例について説明する。証券サーバ300の決済処理部115及びモード設定部117、並びに端末500のモード受付部213は、第1実施形態に係るこれらの機能部が有する機能に加えて、以下の機能を有する。
<2−1.証券サーバの機能構成>
決済処理部115は、プリペイド口座を利用する取引が行われた際にこのプリペイド口座が自動入金モード設定されている場合、この取引の決済に必要な金額相当の所定の金額を入金処理部114に入金させる。決済処理部115は、この入金結果を受けて上記取引の決済のための処理を行う。
決済処理部115は、具体的には、上記取引を決済するための処理要求を受け付けた場合、プリペイド口座の口座残高からこの取引金額を引き落とすが、この引き落とし前に上記取引金額に相当する所定の金額を入金させるための処理要求を入金処理部114に行う。決済処理部115は、この処理要求の結果を受け付けてから、この取引金額をプリペイド口座から減額するための処理を行う。このような構成によれば、融資システム1は、ユーザU1が融資の借入のための入金要求の手続き等をせずとも、いわゆるオートチャージによって取引に必要な金額分の入金が自動的に都度行うことができる。このため、利便性の高い融資システムを提供することができる。
モード設定部117は、モード受付部213からプリペイド口座の処理モードを自動入金モードに設定する要求を受け付けた結果を受信すると、対象のプリペイド口座を自動入金モードに設定する。
<2−1.端末の機能構成>
モード受付部213は、ユーザU1から、プリペイド口座の処理モードを自動入金モードに設定する要求を受け付ける。モード受付部213は、例えば、表示出力部250で表示された処理モード画面において操作入力部240によって自動入金モードの選択を受け付けた場合に、自動入金モードの要求を受け付けてもよい。モード受付部213は、モード設定部117でプリペイド口座の処理モードを自動入金モードに設定するために、当該受け付け結果を、モード設定部117に通信部230を介して送信する。
<3.動作例>
<3−1.インタラクション>
図10を参照して、本実施形態に係る融資システムの動作例を説明する。図10は、本実施形態に係る融資システムにおいて、ユーザU1が自動入金モードに設定した後、プリペイド口座を利用して取引の決済を行う際の証券サーバ300と端末500と外部システム400のサーバ(以下、「外部サーバ」という)の相互作用を示すシーケンス図である。
図10に示すように、端末200は、処理モード画面で自動入金モードの設定をユーザU1から受け付ける(S51)。端末200は、当該設定を受け付けると、証券サーバ100にプリペイド口座の処理モードを自動入金モードに設定するよう要求する(S52)。証券サーバ100は、受信した当該要求に基づいて、対象のプリペイド口座の処理モードを自動入金モードに設定する(S53)。証券サーバ100は、当該設定結果を示すモード設定結果情報を端末200に送信する(S54)。端末200は、受信した当該モード設定結果情報に基づいて、処理結果画面に自動入金モードを設定した旨のメッセージを表示する(S55)。
端末200に表示された外部システム400のECサイト画面は、ユーザU1からプリペイド口座を利用して商品の支払い決済を行うための決済要求を受け付ける(S56)。ECサイト画面は、当該決済要求を受け付けると、外部サーバにこの商品の支払い決済における決済処理を要求する(S57)。
外部サーバは、ECサイト画面から決済処理の要求を受け付けると(S58)、プリペイド口座から取引金額を引き落とすための引き落とし処理を要求する(S59)。証券サーバ100は、外部サーバから受信した当該引き落とし要求に基づいて、上記取引金額が融資可能額以内か、また、プリペイド口座の口座残高以内か判定する(S60)。
証券サーバ100、端末200及び外部サーバは、当該判定の結果、上記取引金額が上記融資可能額以内であった場合は、opt1タグのエリア内にある処理を実行する。具体的には、証券サーバ100は、まず上記引き落とし要求に基づいて、プリペイド口座に上記取引金額を入金するための入金処理を行う(S60)。証券サーバ100は、端末200に入金処理の結果を示す入金処理結果情報を端末200に送信する(S62)。端末200は、受信した当該入金処理結果情報に基づいて、処理結果画面で上記入金処理結果を表示する(S63)。
証券サーバ100は、次に上記引き落とし要求に基づいて、プリペイド口座から取引金額を減額するための引き落とし処理を行う(S61)。証券サーバ100は、外部サーバに当該引き落とし処理結果を示す引き落とし結果情報を送信する(S65)。外部サーバは、受信した当該引き落とし結果情報に基づいて、取引相手の口座に取引金額を振込む等の支払い決済をするための決済処理を行う(S66)。外部サーバは、当該決済結果を示す決済処理結果情報を端末200に送信する(S67)。端末200のECサイト画面は、受信した決済処理結果情報を受けて、処理結果画面で上記決済処理結果を表示する(S68)。
証券サーバ100、端末200及び外部サーバは、当該判定の結果、上記取引金額が上記融資可能額を超過し、かつ、口座残高以内であった場合は、opt2タグのエリア内にある処理を実行する。具体的には、証券サーバ100は、入金処理は行わず、上記引き落とし要求に基づいて、プリペイド口座から取引金額を減額するための引き落とし処理のみ行う(S69)。以降のS70〜S73のステップにおいては、上記S65〜S68のステップと同じである。なお、証券サーバ100は、上記判定の後、端末200に、プリペイド口座に対する自動入金はされなかった旨のメッセージを表示させてもよい。
証券サーバ100、端末200及び外部サーバは、当該判定の結果、上記取引金額が上記融資可能額を超過しかつ口座残高を超過した場合は、opt3タグのエリア内にある処理を実行する。具体的には、証券サーバ100は、入金処理及び決済処理のいずれも行わず、プリペイド口座からの引き落とし処理が実行不可能である旨を示す引き落としエラー情報を生成する(S74)。証券サーバ100は、当該引き落としエラー情報を外部システム400に送信する(S75)。外部サーバは、受信したこの引き落としエラー情報に基づいて、決済処理をキャンセルする(S76)。外部サーバは、この決済処理のキャンセルを示す決済キャンセル情報を端末200に送信する。端末200のECサイト画面は、受信した当該決済キャンセル情報を受けて、処理結果画面で上記決済がキャンセルされた旨を表示する(S78)。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態又は第2実施形態の少なくとも一つの形態に係る融資システムに加えて、融資限度額に対する担保とする金融商品の時価の割合(以下、「第1の割合」ともいう)を所定の保証金比率(以下、「保証金比率(最低)」ともいう)以上に維持するために、融資限度額を更新したり、追加で担保の差し入れを受け付けたりする形態である。
また、本実施形態は、融資残高に対する担保とする金融商品の時価の割合(以下、「第2の割合」又は「保証金比率(維持)」ともいう)を保証金比率(最低)以上に維持するために追加で担保の差し入れを受け付ける形態であってもよい。この第1の割合及び第2の割合を保証金比率(最低)以上に維持する方法は、信用取引において建代金の合計に対する担保(委託保証金)の割合を委託保証金率以上となるように担保を維持する方法と同じ手法を採用する。具体的には、本実施形態に係る融資システムにおいても、第1の割合又は第2の割合を保証金比率(最低)以上に維持するよう入金要求の受け付けや融資限度額を制御する。このような構成によれば、本実施形態に係る融資システムは、担保とする金融商品の価格変動に対応した融資サービスを提供することができる。以下、第1実施形態及び第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
<1.概要>
図11及び図12を参照して本実施形態に係る融資システムの概要を説明する。図11及び図12に示すように、本実施形態に係る融資システム(以下、「本融資システム」ともいう)では、融資の借入及び担保とする金融商品の時価の変動に応じて、融資限度額や保証金比率(維持)を変動させる。なお、本例では、担保とする金融商品の時価に所定の評価率(掛目)を掛けた時価評価額を用いて融資限度額や保証金比率(維持)を変動させる例について説明する。なお、第1の割合等の算出において時価又は時価評価額のいずれを用いるかは、保証金比率(最低)や保証金比率(維持)の設定等に応じて適宜選択すればよい。
図11に示すように、(0)まず本例の前提として、本融資システムにおいて、保証金比率(最低)は30%に設定されたものとする。
(1)次に、融資の借入(プリペイド口座への入金)前の状態において、本融資システムでは、担保とする金融商品は、時価評価額100万円の現物株式が選択されたものとする。この場合、担保とする金融商品の時価評価額の総額(以下、「保証金」ともいう)は100万円となり、融資限度額は当該時価評価額を保証金比率(最低)で割った333万円となる。
(2)次に、融資の借入時において、本融資システムでは、ユーザU1が証券会社C1から200万円を借入れした場合、融資残高は200万円となるため、保証金比率(維持)は50%となり保証金比率(最低)を上回っている状態となる。このような状態においては、ユーザU1は、融資可能額内で証券会社C1から追加で借入れすることができる。なお、現物株式の時価評価額が変動していないため、融資限度額の変動はない。
図12に示すように、(2−1)次に、融資の借入後の現物株式の価格上昇局面において、本融資システムでは、現物株式の時価評価額が110万円に上昇したため、保証金は110万円と保証金比率(維持)は55%となる。また、この保証金比率(維持)は、保証金比率(最低)をさらに上回っている状態となる。また、融資限度額も上昇して367万円となる。なお、厳密には融資の借入後において借入額200万円に対して日々利息が発生するため、保証金比率(維持)の算出には当該利息も含まれるが、説明を簡単にするために当該利息は含めずに算出した方法の例について説明する。
(2−2)一方、融資の借入後の現物株式の価格下落局面において、本融資システムでは、現物株式の時価評価額が90万円に下落したため、保証金は90万円となり保証金比率(維持)は45%となる。この場合保証金比率(維持)は、保証金比率(最低)に対して余裕がなくなってきている状態となる。また、融資限度額も下落して300万円となる。
(2−2−1)さらに、上記融資の借入かつ現物株式の価格下落局面後の借入停止状態において、本融資システムでは、現物株式の時価評価額がさらに40万円に下落したため、保証金は40万円となり保証金比率(維持)は20%となる。この場合保証金比率(維持)は、保証金比率(最低)を割ってしまった状態となる。また、融資限度額も下落して133万円となり、融資限度額が融資残高を割ってしまった状態となる。このような状態において、本融資システムでは、ユーザU1における新たな融資の借入を停止する。本融資システムにおいて、新たな融資の借入れを再開するためには、20万円以上の追加担保差し入れが必要となる。また、このような状態において、さらに本融資システムでは、強制的に対象のプリペイド口座の処理モードを利用モードから返済モードに移行してもよい。
(2−2−1−1)上記借入停止状態後の借入再開にあたって、本融資システムでは、ユーザU1から新たに追加で担保とする現物株式(時価評価額30万円)の選択を受け付けて、保証金は70万円となる。これにより、保証金比率(維持)は、35%となり保証金比率(最低)を上回って回復する。保証金比率(維持)が回復すれば、本融資システムでは、ユーザU1において新たな融資の借入が可能となる。なお、当該追加で担保とする金融商品の選択は、信用取引における追加保証金の差し入れに相当する。また、融資限度額も回復して233万円となる。
上記の構成によれば、担保とする金融商品の価格変動に応じて、融資限度額及び保証金比率(維持)を変動させることができるため、一定の保証を持ちつつ融資サービスを提供することができる。また、追加保証金の差し入れによって保証金比率(維持)や融資限度額を上記のように回復させることも出来るため、利便性の高い融資サービスを提供することもできる。
<2.機能構成>
図13を参照して、第3実施形態に係る証券サーバ600及び端末700の機能構成の一例について説明する。証券サーバ600は、図13に示すように、第1実施形態に係る証券サーバ100や第2実施形態に係る証券サーバ600の機能部に加えて通知部118を備える。また、証券サーバ600の決定部112、判定部113及びモード設定部117、並びに端末500の選択受付部211及びモード受付部213は、第1実施形態又は第2実施形態に係るこれらの機能部が有する機能に加えて、以下の機能を有する。
<2−1.証券サーバの機能構成>
決定部112は、第1の割合が保証金比率(最低)(所定の保証金比率)以上となるように、融資限度額を更新する。決定部112は、具体的には、図12の上記(2−2)の例に示すように、金融商品の時価評価額の総額が100万円から40万円に下落した場合、第1の割合が所定の保証金率30%以上となるよう融資限度額を333万円から133万円以下に更新する。このような構成によれば、本融資システムは、担保とする金融商品の価格の変動に応じて適切な融資限度額を設定することができる。
判定部113は、第1の割合又は第2の割合の少なくとも一つ(以下、「第1の割合等」ともいう)が保証金比率(最低)の所定の範囲内か、保証金比率(最低)以下か又は保証金比率(最低)未満かを判定する。判定部113は、例えば、最新の時価情報に基づいて、サイクリック(例えば、毎分、毎時又は日次等)又はイベントドリブンで第1の割合等を算出し、算出した第1の割合等が保証金比率(最低)の所定の範囲内か、保証金比率(最低)以下か又は保証金比率(最低)未満か判定する。
モード設定部117は、第1の割合等が保証金比率(最低)未満となった際、プリペイド口座の処理モードが利用モードだった場合、利用モードから返済モードに移行してもよい。
通知部118は、第1の割合等が保証金比率(最低)の所定の範囲内になった場合、その旨をユーザU1に通知する。通知部118は、具体的には、判定部113の上記判定の結果において第1の割合等が所定の範囲内になっている場合は、端末200に第1の割合等が所定の範囲内になっている旨を示す通知情報を送信する。端末200表示出力部250では、受信した通知情報に基づいて、当該通知情報によるアラートメッセージが表示される(いわゆる、プッシュ通知を行う)。ここで、「所定の範囲」とは、第1の割合等が保証金比率(最低)に近づいていることを判定するための閾値であり、例えば、保証金比率(最低)が30%であった場合、±5%とした25〜35%を所定の範囲としてもよい。このような構成によれば、ユーザU1は、第1の割合等が保証金比率(最低)を割ってしまう前に第1の割合等が保証金比率(最低)に対して余裕がなくなってきている状態であることを把握することができる。
<2−2.端末の機能構成>
選択受付部211は、判定部113の上記判定の結果、第1の割合等が保証金比率(最低)未満となった場合に、ユーザU1から、融資の追加担保とする金融商品の選択を受け付ける。このような構成によれば、本融資システムは、融資残高又は融資限度額に対して保証金の価格が相対的に下落して第1の割合等が保証金比率(最低)を割ってしまう場合においても、追加の担保の差し入れを受け付けて保証金比率(維持)や融資限度額を回復させることができる。このため、本融資システムは、一定の保証を維持することができる。
入金受付部212は、判定部113の上記判定の結果、第1の割合等が保証金比率(最低)未満となった場合、プリペイド口座に所定の金額を入金する入金要求の受け付けを停止する。また、入金受付部212は、当該停止後の判定部113の上記判定の結果、第1の割合等が保証金比率(最低)以上となった場合、プリペイド口座に所定の金額を入金する入金要求の受け付けを再開する。このような構成によれば本融資システムは、融資残高に対して保証金の価格が相対的に下落して第1の割合等が保証金比率(最低)を割ってしまう場合においても、追加の担保の差し入れがあるまで新たな融資の借入(入金)を一時的に停止することができる。このため、本融資システムは、一定の保証を維持することができる。
表示出力部250は、通信部230を介して受信した通知情報に基づいて、当該通知情報によるアラートメッセージを表示する。
<3.動作例>
<3−1.インタラクション>
図14を参照して、本実施形態に係る融資システムの動作例を説明する。図14は、融資システムにおいて、担保とする金融商品の時価が下落し第1の割合等が保証金比率(最低)を一時割り、その後追加の担保差し入れを受け付けて保証金を回復させる際の証券サーバ600と端末700の相互作用を示すシーケンス図である。
図10に示すように、証券サーバ600は、サイクリック又はイベントドリブンで第1の割合等を算出する(S70)。証券サーバ600は、算出した第1の割合等が保証金比率(最低)の所定の範囲内か判定する(S71)。証券サーバ600及び端末700は、当該判定の結果、第1の割合等が所定の範囲内であった場合は、opt1タグのエリア内にある処理を実行する。具体的には、証券サーバ600は、第1の割合等が保証金比率(最低)割れ間近である旨のアラートをユーザU1に通知するための通知情報を生成する(S72)。証券サーバ600は、当該通知情報を端末700に送信する(S73)。端末700は、受信した当該通知情報に基づいて、上記アラートのメッセージを表示する(S74)。
証券サーバ600は、算出した第1の割合が保証金比率(最低)以下か判定する(S75)。証券サーバ600は、当該判定の結果、第1の割合が所定の範囲以下であった場合は、opt2タグのエリア内にある処理を実行する。具体的には、証券サーバ600は、第1の割合が、保証金比率(最低)以上となるように、記憶部120に記憶されている融資情報の融資限度額を更新する。
証券サーバ600は、算出した第2の割合が保証金比率(最低)未満か判定する(S77)。証券サーバ600及び端末700は、当該判定の結果、第2の割合が保証金比率未満であった場合は、opt3タグのエリア内にある処理を実行する。具体的には、証券サーバ600は、新たな入金要求の受け付けを停止するための指示情報を生成する(S78)。証券サーバ600は、当該指示情報を端末700に送信する(S79)。端末700は、受信した当該指示情報に基づいて、入金要求の受け付けを停止する(S80)。端末700は、入金要求の受け付けを停止した旨のメッセージを表示する(S81)。
端末700は、上記入金要求の受け付けの停止後、ユーザU1から担保可能一覧画面の表示を受け付け(S82)、担保可能一覧画面を表示する(S83)。端末700は、ユーザU1から担保可能一覧画面に対して、資金の融資の追加担保とする金融商品の選択を受け付ける(S84)。端末700は、当該受け付けによる入金要求の受け付けを再開するために、証券サーバ600に融資情報の更新を要求する(S85)。証券サーバ600は、受信した当該要求に基づいて、上記選択された金融商品の時価に基づき第1の割合等を再算出する(S86)。
証券サーバ600は、再算出した第1の割合等が保証金比率(最低)未満か判定する(S87)。証券サーバ600及び端末700は、当該判定の結果、第1の割合等が保証金比率(最低)以上であった場合は、opt4タグのエリア内にある処理を実行する。具体的には、証券サーバ600は、新たな入金要求の受け付けを再開するための指示情報を生成する(S88)。証券サーバ600は、当該指示情報を端末700に送信する(S89)。端末700は、受信した当該指示情報に基づいて、入金要求の受け付けを再開する(S90)。端末700は、入金要求の受け付けを再開した旨のメッセージを表示する(S91)。
なお、本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
[変形例]
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記実施形態に係る証券サーバ100、300及び600における各構成の少なくとも一部は、端末200、500及び700が備えていてもよい。また、上記実施形態に係る端末200等における各構成の少なくとも一部は、証券サーバ100等が備えていてもよい。例えば、端末200にはスマートフォン又はラップトップ端末の端末装置が標準的に備えている機能のみとして、選択受付や入金受付などの上記実施形態に係る融資システム専用の機能は全て証券サーバ100側で行うとしてもよい。
(2)上記実施の形態に係るユーザU1のプリペイド口座は、証券サーバ100で管理される例について説明したが、非接触型ICカードのプリペイドカード又は非接触型ICカード技術を利用した端末200の記憶部220で管理されてもよい。
(3)上記実施の形態に係る融資する資金として電子マネーを利用する例について説明したが、現金又は銀行口座の預金等を利用してもよい。
1…融資システム、100、300、600…証券サーバ、110…制御部、111…取得部、112…決定部、113…判定部、114…入金処理部、115…決済処理部、116…返済処理部、117…モード設定部、118…通知部、120…記憶部、130…通信部、200、500、700…端末、210…制御部、211…選択受付部、212…入金受付部、213…モード受付部、220…記憶部、230…通信部、240…操作入力部、250…表示出力部、400…外部システム、800…コンピュータ、801…プロセッサ、803…メモリ、805…記憶装置、807…入力I/F部、809…データI/F部、811…通信I/F部、813…表示装置

Claims (9)

  1. ユーザから、資金の融資の担保とする金融商品の選択を受け付ける選択受付部と、
    前記選択された金融商品の時価を示す時価情報を取得する取得部と、
    前記選択された金融商品の前記時価情報に基づき、当該金融商品を担保とした前記ユーザへの融資限度額を決定する決定部と、
    前記ユーザの口座に所定の金額を入金する入金要求を受け付ける入金受付部と、
    前記ユーザの前記口座を介した前記ユーザへの融資残高を記憶する記憶部と、
    前記入金要求に基づいて、前記所定の金額が、前記融資限度額から前記融資残高を減じた融資可能額以下であるかを判定する判定部と、
    前記所定の金額が前記融資可能額以下であると判定された場合に、前記所定の金額を前記口座に入金するための処理を行う入金処理部と、
    前記ユーザが前記口座を利用する取引を行った場合に、当該取引における取引金額を前記口座から減額するための処理を行う決済処理部と、を備える、
    融資システム。
  2. 前記入金処理部は、前記ユーザが前記口座を利用する取引を行った際に、前記所定の金額を前記口座に入金するための処理の要求を受け付ける、
    請求項1に記載の融資システム。
  3. 前記ユーザから、前記口座の処理モードを、前記口座の残高を前記ユーザが利用可能な利用モードから、前記融資に対する返済を行う返済モードに移行する要求を受け付けるモード受付部をさらに備え、
    前記返済モードが設定されており、前記口座に前記融資に対する返済金額が入金された場合に、前記口座から前記返済金額を減じるとともに、前記融資残高から前記返済金額を減じるための処理を行う返済処理部を備える、
    請求項1又は2に記載の融資システム。
  4. 前記決定部は、前記融資限度額に対する前記選択された金融商品の前記時価の割合が、所定の保証金比率以上となるように、前記融資限度額を更新する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の融資システム。
  5. 前記入金受付部は、前記融資残高に対する前記選択された金融商品の前記時価の割合が、所定の保証金比率未満となった場合、前記入金要求の受け付けを停止する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の融資システム。
  6. 前記割合が前記保証金比率の所定の範囲内になった場合、前記ユーザに通知する通知部と、を備える、
    請求項4又は5に記載の融資システム。
  7. 前記選択受付部は、前記割合が前記保証金比率未満となった場合に、前記ユーザから、前記融資の追加担保とする金融商品の選択を受け付ける、
    請求項6に記載の融資システム。
  8. コンピュータに、
    ユーザから、資金の融資の担保とする金融商品の選択を受け付ける選択受付機能と、
    前記選択された金融商品の時価を示す時価情報を取得する取得機能と、
    前記選択された金融商品の前記時価情報に基づき、当該金融商品を担保とした前記ユーザへの融資限度額を決定する決定機能と、
    前記ユーザの口座に所定の金額を入金する入金要求を受け付ける入金受付機能と、
    前記ユーザの前記口座を介した前記ユーザへの融資残高を記憶する記憶機能と、
    前記入金要求に基づいて、前記所定の金額が、前記融資限度額から前記融資残高を減じた融資可能額以下であるかを判定する判定機能と、
    前記所定の金額が前記融資可能額以下であると判定された場合に、前記所定の金額を前記口座に入金するための処理を行う入金処理機能と、
    前記ユーザが前記口座を利用する取引を行った場合に、当該取引における取引金額を前記口座から減額するための処理を行う決済処理機能と、を実現する、
    プログラム。
  9. コンピュータが、
    ユーザから、資金の融資の担保とする金融商品の選択を受け付けるステップと、
    前記選択された金融商品の時価を示す時価情報を取得するステップと、
    前記選択された金融商品の前記時価情報に基づき、当該金融商品を担保とした前記ユーザへの融資限度額を決定するステップと、
    前記ユーザの口座に所定の金額を入金する入金要求を受け付けるステップと、
    前記ユーザの前記口座を介した前記ユーザへの融資残高を記憶するステップと、
    前記入金要求に基づいて、前記所定の金額が、前記融資限度額から前記融資残高を減じた融資可能額以下であるかを判定するステップと、
    前記所定の金額が前記融資可能額以下であると判定された場合に、前記所定の金額を前記口座に入金するための処理を行うステップと、
    前記ユーザが前記口座を利用する取引を行った場合に、当該取引における取引金額を前記口座から減額するための処理を行うステップと、を含む、
    情報処理方法。
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