JP2002133104A - ローン管理システム及びその方法 - Google Patents

ローン管理システム及びその方法

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JP2002133104A
JP2002133104A JP2000325750A JP2000325750A JP2002133104A JP 2002133104 A JP2002133104 A JP 2002133104A JP 2000325750 A JP2000325750 A JP 2000325750A JP 2000325750 A JP2000325750 A JP 2000325750A JP 2002133104 A JP2002133104 A JP 2002133104A
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JP2000325750A
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Shinichi Shamoto
真一 社本
Shinichiro Takahashi
慎一郎 高橋
Masao Nakanao
正穂 中名生
Yukitoshi Akao
幸俊 赤尾
Kahori Ito
かほり 伊藤
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Nikko Trust & Banking Corp
Original Assignee
Nikko Trust & Banking Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有価証券を担保とするローンにおいて、有価
証券の評価額等の変動等のリスクを最小限にできるロー
ン管理システムを提供する。 【解決手段】 有価証券を担保にしたローンを管理する
ローン管理システムであって、外部から有価証券時価情
報を受け取って格納する有価証券時価情報格納部11
と、利用者の担保に係る有価証券の時価総額を算出する
担保時価総額算出部33と、利用者の当該有価証券を担
保にしたローン貸付情報と前記時価総額とに基いて当該
利用者の担保利用率を算出する担保利用率算出部34
と、前記担保利用率が所定の閾値を超えた場合に、売却
するべき有価証券及びその数量を決定する担保売却部3
6とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有価証券を担保
としたローンにおいて、時価変動等による担保価値の変
動を監視し、担保割れが発生した場合に迅速に対応でき
るローン管理システム及びその方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】有価証券を担保にしたローン設定の考え
方がある。
【0003】すなわち、株式や社債などの有価証券を担
保にして、これに基づいて貸出限度額や金利等を設定
し、個人や企業などに対するローンを構築するものであ
る。従来、この種のローンにおいては、ローン設定時に
おける当該担保の評価額に基づいて貸出限度額や金利を
設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、有価証券の
うち、特に株式等、市場において毎日取り引きされてい
るものは、その評価額が常に変動するという特性を有す
る。したがって、有価証券を担保にした場合には、担保
評価額および担保評価額に対する貸付残高の割合、すな
わち担保利用率もまた時価変動に応じて変動する。した
がって、担保有価証券の時価が下落した場合、担保評価
額が貸付残高を上回る、いわゆる担保割れが生じる危険
性がある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、有価証券を担保とするローンにおい
て、有価証券の評価額等の変動等のリスクを最小限にで
きるローン管理システム及びその方法を提供することを
目的とするものである。
【0006】この発明の更なる詳しい目的は、有価証券
を担保とするローンにおいて、担保割れが発生した場合
等にこれに迅速に対応できるローン管理システム及びそ
の方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な事情に鑑みてなされたものであり、その第1の主要な
観点によれば、有価証券を担保にしたローンを管理する
ローン管理システムであって、外部から有価証券時価情
報を受け取って格納する有価証券時価情報格納手段と、
利用者の担保に係る有価証券の時価総額を算出する担保
時価総額算出手段と、利用者の当該有価証券を担保にし
たローン貸付情報と前記時価総額とに基いて当該利用者
の担保利用率を算出する担保利用率算出手段と、前記担
保利用率が所定の閾値を超えた場合に、売却するべき有
価証券及びその数量を決定する担保売却手段とを有する
ことを特徴とするローン管理システムが提供される。
【0008】このような構成によれば、個々の利用者の
現在のローン貸付情報と担保有価証券の時価情報とに基
づいて当該利用者の現在の担保利用率を算出し、この担
保利用率に基づいて担保割れ等を検出できる。したがっ
て、これに基いて自動的にかつ迅速に担保有価証券の売
却処理等を行えるから、有価証券を担保とするローンに
おけるリスクを有効に低減する事が可能になる。
【0009】この発明の一の実施態様によれば、上記シ
ステムは、さらに、利用者毎の担保有価証券の明細情報
を格納する担保明細情報格納手段を有し、前記担保時価
総額算出手段は、前記担保明細情報格納手段に格納され
た担保有価証券の明細情報を、前記有価証券時価情報格
納手段に格納された有価証券時価情報に適用すること
で、前記担保に係る有価証券の時価総額を算出するもの
である。
【0010】この発明の異なる一の実施態様によれば、
このシステムは、さらに、利用者の担保である有価証券
の内容に応じた損失可能性を保持する損失可能性保持手
段を有し、前記担保利用率算出手段は、この損失可能性
に応じて時価総額を修正して当該利用者の有価証券の時
価評価額を算出し、当該利用者の現在のローン貸付総額
をこの時価評価額で除することで、担保利用率を算出す
るものである。ここで、このシステムはさらに、利用者
の担保である有価証券の内容に応じてその損失可能性を
求める損失可能性算出手段を有することが好ましく、こ
の損失可能性算出手段は、前記有価証券の変動履歴に応
じて、前記有価証券の損失可能性を求めるものであるこ
とが望ましい。
【0011】この発明のさらに異なる一の実施態様によ
れば、このシステムは、担保有価証券の売却ルールを格
納する売却ルール格納手段をさらに有し、前記担保売却
手段は、利用者の担保有価証券の情報をこの売却ルール
に適用することで、売却するべき担保有価証券を決定す
るものである。この場合、この売却ルールは、前記利用
者の担保有価証券を、より少ない売却数で担保利用率の
低下に寄与する順序で売却し、例えば現金もしくは掛目
の高い有価証券に入れ替えることにより、前記担保利用
率を所定の目標値に調整するものであることが好まし
い。また、この場合、このシステムはさらに担保利用率
調整手段を有し、この担保利用率調整手段は、前記担保
売却手段により決定した有価証券が売却された後、前記
利用者の担保有価証券の明細を更新する担保有価証券明
細更新手段と、更新された担保有価証券明細及び前記有
価証券の時価情報とに基づいて担保利用率を再度算出す
る担保利用率再算出手段とを有し、この担保利用率が前
記所定の目標値に達していない場合には、再度前記担保
売却手段により売却するべき担保有価証券及びその数量
を決定させるものであることが望ましい。
【0012】この発明のさらに異なる一の実施態様によ
れば、このシステムは、さらに、前記担保利用率算出手
段で算出した担保利用率に基づいて当該利用者に対する
ローン返済/借入条件を決定するローン返済/借入条件
決定手段を有する。
【0013】この発明のさらに異なる一の実施態様によ
れば、このシステムはさらに、前記担保利用率算出手段
で算出した担保利用率に基づいて当該利用者に対する適
用金利を決定する適用金利決定手段を有するものであ
る。
【0014】この発明の第2の主要な観点によれば、有
価証券を担保にしたローンを管理するローン管理方法で
あって、外部から有価証券時価情報を受け取って格納す
る有価証券時価情報格納工程と、利用者の担保に係る有
価証券の時価総額を算出する担保時価総額算出工程と、
利用者の当該有価証券を担保にしたローン貸付情報と前
記時価総額とに基いて当該利用者の担保利用率を算出す
る担保利用率算出工程と、前記担保利用率が所定の閾値
を超えた場合に、売却するべき有価証券及びその数量を
決定する担保売却工程とを有することを特徴とするロー
ン管理方法が提供される。
【0015】このような構成によれば、上記ローン管理
システム上で実行することができるローン管理方法が提
供される。
【0016】なお、この発明の他の特徴と顕著な効果
は、以下の発明の実施の形態の項及び添付した図面を参
照することで当業者に明確に理解される。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明の一実施形態に係
る個人ローン管理システムを図面を参照して説明する。
この個人ローン管理システムは、金融機関に設置され、
株券等の有価証券を担保にしたローンの管理を実行する
ものである。
【0018】このシステムは、図1に示すように、CP
U2、RAM3、モデム等のデバイス4、入出力装置5
が接続されたバス6に、データ格納部7とプログラム格
納部8が接続されてなる。これらデータ格納部7および
プログラム格納部8は、この実施形態ではハードディス
ク等の固定式記憶媒体で構成されている。
【0019】まず、データ格納部7は、担保明細情報格
納部9と、ローン貸付情報格納部10と、有価証券時価
情報格納部11と、基準金利情報格納部12と、現在担
保利用率情報格納部13と、担保利用率変動履歴格納部
14と、売却ルール格納部15と、ローン貸付条件決定
ルール格納部16と、利子情報格納部17とからなる。
【0020】担保明細情報格納部9は、利用者の担保と
しての有価証券の明細情報を格納するものである。具体
的には、図2に示すように、利用者が担保として指定し
た有価証券保護預かりの口座に保管されている有価証券
の銘柄やその数量等の情報が、当該口座の口座番号に関
連付けて格納されている。すなわち、この実施形態にお
いては、個人ローンの担保はこの口座単位で設定される
ようになっている。
【0021】また、ローン貸付情報格納部10は、利用
者のローン貸付残高を、前記口座毎に管理するためのも
のである。具体的には、図3に示すように、取引日付、
取引内容(摘要)および貸付残高等の記録が、取引開始
日(貸付残高0の日)からの履歴情報として、前記口座
番号に関連付けて格納されている。
【0022】前記有価証券時価情報格納部11は、前記
利用者の口座毎の担保時価額を決定するために用いる各
有価証券の時価の情報を格納するものである。この有価
証券時価情報格納部11は、図4に示されるように、外
部の情報提供機関18から受け取った有価証券時価情報
19と、当該有価証券の過去の時価変動履歴20とを格
納するものである。前記有価証券時価情報19は一定の
時間間隔(例えば毎営業日、市場取引終了後)で更新さ
れ、更新された過去の価格情報は、前記時価変動履歴2
0として保存・蓄積されるようになっている。
【0023】図5は、この有価証券時価情報格納部11
に格納される前記有価証券時価情報19及びその変動履
歴20の例を示すものである。なお、有価証券時価情報
19及び変動履歴20は、少なくとも前記担保明細情報
格納部9に格納された担保有価証券をカバーしていれば
良い。
【0024】一方、基準金利情報格納部12(図1)
は、前記利用者のローン適用金利を決定する際に基準と
なる金利(基準金利)の情報を格納するものである。こ
の実施形態では、例えば2.50%を基準金利として格
納している。
【0025】前記現在担保利用率情報格納部13は、処
理実行日現在の、前記利用者の口座毎の担保価値(有価
証券の時価評価額)に対する貸付残高の割合、すなわち
「担保利用率」を格納するものである。また、前日以前
に計算した担保利用率は、順次前記担保利用率変動履歴
格納部14に格納・蓄積されていくようになっている。
【0026】前記ローン貸付条件決定ルール格納部16
は、前記現在の担保利用率に応じた各利用者のローン借
入条件/返済条件の決定ルール22及び現在の担保利用
率に応じて決定される利用者の適用金利の決定ルール2
3を格納する。
【0027】例えば、図7の表に示すように、担保利用
率が70%以下であれば、利用者は新規借入も可能で、
返済には前記基準金利情報格納部に格納された基準金利
(通常金利)が適用される(ID=1)。また、担保利
用率が70%超80%以下では、利用者は新規借入を行
うことはできないが、返済には通常金利が適用され、追
加担保は必要とされない(ID=2)。利用率が80%
超100%以下になると、追加担保は必要とされないが
返済には上乗せ金利が適用されるようになり(ID=
3)、さらに100%を超えた場合、返済、追加担保が
必要となり、上乗せ金利が適用される(ID=4)。こ
こで、前記利用率100%を超えた場合とは、一般に、
貸付残高が担保評価額を上回る、いわゆる担保割れの状
態を示している。また、この実施形態では、理解しやす
いように、担保利用率70%以下を「グリーンゾー
ン」、70%超100%以下を「イエローゾーン」、1
00%超を「レッドゾーン」と称することにする。
【0028】一方、前記売却ルール格納部15は、前記
現在の担保利用率が100%を超えた場合に、売却する
有価証券を決定するための具体的な売却ルールを格納す
る。この売却ルールは、図8に示すように、売却する有
価証券の優先順位を決定するための売却有価証券優先順
位決定ルール25と、当該有価証券売却後に達成するべ
き目標担保利用率26とからなる。
【0029】この実施形態における前記売却有価証券優
先順位決定ルール25は、例外を除き、より少ない売却
数で担保利用率の低下に寄与しうる有価証券を優先的に
売却するという観点から決定されたコンピュータ処理可
能なアルゴリズムである。このようなアルゴリズムとし
て、この実施形態では、『即時売却可能な有価証券のう
ち、より掛け目が小さく、1銘柄の時価額が大きいもの
の順で前記口座の担保有価証券を並び替え、その順に売
却する』ようにしている。
【0030】また、目標担保利用率26の決定手法とし
ては、種々のものが考えられるが、この実施形態では、
「単純仕切り直し方式」に基くものを採用する。この方
式は、図9に示すように、前記担保利用率が100%を
超えた場合に、担保利用率が単純に所定の目標担保利用
率以下となるように担保有価証券を売却処理するという
手法である。この実施形態では、前記目標担保利用率2
6を、「70%」と設定している。
【0031】前記利子情報格納部17は、前述したよう
に担保利用率に応じて決定される適用金利をローン貸付
残高に適用することで演算した「利子」を格納するもの
である。この実施形態では、この利子は、営業日毎に演
算され、口座番号に関連付けて格納、積算されていくよ
うになっている。
【0032】一方、前記プログラム格納部8は、図1に
示すように、メインプログラム30と、口座時価額計算
部31と、口座最大損失額計算部32と、口座担保評価
額計算部33と、担保利用率計算部34と、ローン貸付
条件決定部35と、担保売却部36と、担保利用率調整
部38と、情報提示部39と、利子計算部40とを格納
している。これらの構成要素は、実際にはハードディス
ク等に格納された各種プログラムで構成されており、前
記CPU2によってRAM3上に読み出され実行される
ことで、この実施形態の機能を奏する。
【0033】以下、各構成要素の詳しい機能を、このシ
ステムの動作と共に図10、図11のフローチャートを
参照して説明する。なお、図中S1〜S21で示す符号
は、ステップの実行順序を示すものであり、以下の説明
中のステップS1〜ステップS21と一致する。
【0034】まず、利用者は、証券会社の保護預かりの
有価証券を担保とした個人ローンの契約を金融機関と締
結する。また、利用者は、当該ローンが担保割れとなっ
た場合の担保有価証券の代理売却の委任契約を金融機関
と締結する。
【0035】このことに基づき、当該金融機関は、前記
証券会社から前記利用者の有価証券を保管する口座の情
報を受け取り、担保有価証券明細情報として前記担保明
細情報格納部9に格納する(ステップS1)。なお、こ
の担保有価証券明細情報は、前記証券会社との間の通信
によって常に最新の情報に更新されるようになってい
る。
【0036】次に、口座時価額計算部31が、前記口座
に保管されている有価証券の時価を算出する。この実施
形態では、口座時価額計算部31は、まず、前記担保明
細情報格納部9から、前記担保として設定する口座に保
管されている有価証券の銘柄と数量に関する情報(担保
明細レコード)を取得する(ステップS2)。ついで、
有価証券時価情報格納部11から、前記銘柄にかかる有
価証券の時価情報を検索して取得する(ステップS
3)。そして、前記銘柄の時価情報に、前記担保に係る
数量を掛け合わせることで銘柄毎の担保数量に応じた時
価額を算出し、これを総和することで口座時価額を算出
する(ステップS4)。
【0037】ついで、前記最大損失額計算部32が、当
該口座が一定期間に被る可能性のある最大損失額を予測
する(ステップS5)。ここで、この最大損失額は、有
価証券を担保として評価する際に、当該有価証券の価格
変動によるリスクを最大限に考慮するための数値であ
る。
【0038】この実施形態では、最大損失額計算部32
は、該当する有価証券銘柄についての過去の時価変動履
歴を取り出し、有価証券毎の過去の価格変動率を算出す
る。ついで、この有価証券毎の過去の価格変動率と各銘
柄間の共分散を計算し、予め定められたアルゴリズムに
よって口座全体の有価証券時価額合計が一定期間に被り
うる最大損失額を予測計算する。なお、この最大損失額
計算部32は、最大損失額を表す別の指数として、掛け
目補数を算出しても良い。この掛け目補数は、最大損失
額の前記口座時価額に対する割合である。
【0039】次に、前記口座担保評価額計算部33が、
口座の時価総額から前記最大損失額を減算することで、
担保時価評価額を計算する(ステップS6)。なお、前
記掛け目補数を用いることで担保評価額を求めることも
可能である。この場合には、前記口座毎の有価証券時価
額に、前記掛け目補数を1から引いた値(掛け目)を乗
算することで前記担保評価額を求めることができる。
【0040】続いて担保利用率計算部34が、利用者口
座担保評価額の口座毎のローン貸付残高に対する前記口
座担保評価額の割合を示す担保利用率を算出する(ステ
ップS7)。具体的には、前記ローン貸付情報格納部1
0から当該利用者の貸付残高を取得し、前記口座担保評
価額計算部33で計算された口座担保評価額で除するこ
とで、担保利用率を演算する。最初にローン契約を締結
する場合には、当初貸付残高を入力して計算するように
する。
【0041】前記ローン貸付条件決定部35は、このよ
うにして算出された担保利用率を、前記ローン貸付条件
決定ルール16に適用することで、前記利用者に対する
ローンの借入/返済条件、及び適用金利を決定し(ステ
ップS8)、前記利用者に提示する(ステップS9)。
ローン設定当初は、担保利用率は当然に図7のグリーン
ゾーンにあるはずであるから、利用者は自由に借入及び
返済ができ、適用金利も通常金利が適用される。
【0042】次に、このローン貸付条件決定部35は、
図7に示すローン貸付条件決定ルール16に基いて、当
該利用者の担保利用率がレッドゾーン(100%超)に
達しているかを判断する(ステップS10)。レッドゾ
ーンに達していれば、後で説明する担保有価証券の売却
工程が実行される(ステップS11)。ただし、ローン
設定当初は、前述したようにグリーンゾーンに有るはず
であるので、ステップS12以下の工程に移行する。
【0043】上述のようにして利用者がローン借入額を
決定しローン契約を締結したならば、ローン貸出額が適
用金利と共に前記ローン貸付情報格納部10に変動情報
として格納され(ステップS12)、以後、以下の手順
により管理されることになる。
【0044】すなわち、このシステムでは、まず、前記
利子計算部40が、前記ローン貸付条件決定部35で計
算した適用金利を、前回利子を計算してからの貸出残高
(通常は当日の貸付残高)に適用することで、その間の
利子を演算する(ステップS13)。そして、これを利
子情報格納部17に格納されたそれまでの利子に加算す
ることで当該口座に係る利子を積算していく。ローン設
定当日は、初めて利子を計算することになるから、利子
は0となる。
【0045】利子を演算したならば、前記外部機関か
ら、所定のタイミングで有価証券の最新の時価情報を受
け取り、前記有価証券時価情報格納部11に格納された
情報を更新する(ステップS14)。この更新は、例え
ば、当日の市場取引が終了した後、翌日の市場取引開始
前の間(夜間)に実行される。
【0046】時価情報が更新されたならば、当該利用者
のローン残高が0になっていない限り(ステップS1
5)、前記ステップS2〜ステップS14を毎営業日に
繰り返す。これにより、常に最新の有価証券時価情報に
基いて利用者の担保利用率が洗い直され、そのたびにス
テップS8で適用金利等のローン貸し付け条件を決定し
直すことができる。例えば、ローン継続1か月後に、時
価評価額の変動に応じて計算し直した担保利用率が85
%となっている場合には、図7に示すイエローゾーンに
達しているから、この利用者の適用金利は、「上乗せ金
利」に更新される。従って、これ以後、担保利用率が8
0%以下に下がらない限り、当該利用者の利子はこの上
乗せ金利で計算されることになる。
【0047】このことで、担保有価証券の価値変動に応
じて適用金利をリアルタイムで更新することができ、そ
れに応じた利子を毎営業日毎に計算することができる。
【0048】一方、例えばローン継続数ヶ月後、担保利
用率が100%を越えた場合には、前記ステップS10
でレッドゾーンに達したと判断され、担保有価証券の売
却工程(ステップS11)が前記担保売却部36によっ
て実行される。
【0049】図11は、この担保売却工程を示したもの
である。
【0050】この担保処理工程では、まず、前記売却ル
ール15に基づいて、該当利用者の口座にかかる担保有
価証券の売却優先順序を決定する(ステップS16)。
前述したように、この例では、前記有価証券時価情報格
納部に格納された各有価証券の属性、前述したステップ
S4で求められた各有価証券の時価額、前記ステップS
5で求められた各有価証券の最大損失可能性すなわち掛
け目補数を、前記売却有価証券優先順位決定ルール25
に適用する。このことで、当該利用者の口座内の有価証
券の順序が、即時売却可能で、掛け目が小さく、かつ1
銘柄の時価額が大きい順に並べ替えられる。
【0051】ついで、この担保売却部36は、前記優先
順位に基づき、有価証券売却後の担保利用率が前記目標
担保利用率26、すなわち70%になるように、具体的
に有価証券の種別及び数量を決定し(ステップS1
7)、前記証券会社に対して代理売却の注文を発する
(ステップS18)。この注文に基づいて、前記利用者
の口座を管理する証券会社によって有価証券の売却が実
行され、その売却代金により、たとえば現金化もしくは
MRFなどの損失可能性が低い有価証券が購入される結
果、担保時価評価額の増加を通じ、担保利用率の低下を
図ることができる。
【0052】一方、前記担保利用率調整部38は、この
売却によって前記担保利用率が前記目標担保利用率26
に調整されたかを監視する。市場の動向によっては、売
却のタイミング等により、売却後の担保利用率が前記目
標担保利用率に達しない場合があるからである。
【0053】このため、この担保利用率調整部38は、
前記証券会社から約定情報を受け取って前記担保有価証
券情報及び貸付情報を更新すると共に(ステップS1
9)、前記有価証券の時価に応じて担保利用率を再計算
させる(ステップS20)。ついで、担保利用率が目標
担保利用率26以下に復帰しているかが判断され(ステ
ップS21)、復帰した場合には通常処理(図10のス
テップS12)に戻り、復帰していない場合には、前記
ステップS16〜S20が繰り返される。
【0054】以上説明した構成によれば、担保有価証券
の時価をリアルタイムで監視することによって担保価値
を評価することができ、これに基いて担保割れに迅速に
対応し、これを解消できる効果がある。
【0055】すなわち、有価証券を担保とした融資の場
合、時価変動に伴うリスクが常につきまとうが、迅速か
つ適切な対処によって損害を最小限に抑えることは可能
である。しかし、担保有価証券においては、担保という
保管方法の性格上、利用者がその時価変動に対してあま
り注意を払わないことがある。このような場合であって
も、このシステムによれば、担保割れの場合に、自動的
に適切な担保有価証券を選択して売却処理できるから、
上記リスクを最小限に押さえることが可能になる。
【0056】なお、この発明は上記一実施形態に限定さ
れるものではなく、、発明の要旨を変更しない範囲で種
々変形して実施可能である。
【0057】たとえば、上記一実施形態では、担保利用
率が100%を超えた場合に担保の売却を行ったが、こ
れに限定されるものではなく、担保利用率が100%以
下で売却を開始するようにしても良い。
【0058】また、上記一実施形態では、売却ルールと
して、単純仕切り直し方式を採っていたが、これに限定
されるものではない。例えば、図12に示す「中間地帯
待避方式」や、図13に示す「3段階仕切り直し方式」
を採用することも可能である。
【0059】まず、前記単純仕切り直し方式ではレッド
ゾーンに達した担保利用率を一度にグリーンゾーン(7
0%)まで押し戻すようにしていたが、中間地帯待避方
式は図12に示すように押し戻す目標担保利用率を80
%に止めたものである。
【0060】また、3段階仕切り直し方式では、図13
に示すように、一度レッドゾーンに達した担保利用率を
一気に押し戻すのではなく、1回目としてイエローゾー
ンに押し戻し、2回目にレッドゾーンに達したならば8
0%に押し戻し、3回目にレッドゾーンに突入したなら
ば70%まで押し戻すように有価証券を売却するように
したものである。この場合、前記目標担保利用率26
は、レッドゾーンに達した回数と関連付けて格納されて
いることが好ましい。
【0061】さらに、上記一実施形態では、担保割れが
発生した場合、直ぐに前記担保売却部36によって担保
の売却を行うようにしていたが、先ず最初に利用者に警
告を発して自らの意思で担保を売却する機会を与え、例
えば担保割れが発生した後3営業日以内に担保割れが解
消しない場合に限って担保処理部が起動するようにして
も良い。
【0062】また、売却優先順位決定ルール25は、上
記一実施形態のものに限定されるものではなく、コンピ
ュータ処理可能なルールであればどのようなものであっ
ても良い。例えば、「即時売却可能で、銘柄コード順」
という単純なルールに基づくものであっても良い。ま
た、利用者が優先順位を決定する方法であっても良い
し、直近の時価変動率の大きい銘柄から売却するように
しても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、有価証券を担保とするローンにおいて、有価証券の
評価額等の変動等のリスクを最小限にできるローン管理
システム及びその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるシステム構成例
を示すブロック図。
【図2】担保明細情報の一例を示す図。
【図3】ローン貸付情報の一例を示す図。
【図4】有価証券時価情報の一例を示す図。
【図5】証券時価情報格納部の一例を示す図。
【図6】ローン貸付条件決定ルールの一例を示す図。
【図7】担保利用率に基くローン貸付条件決定ルールの
具体例を示す図。
【図8】売却ルールの一例を示す図。
【図9】「単純仕切り直し方式」を説明するための図。
【図10】処理の流れを示すフローチャート。
【図11】処理の流れを示すフローチャート。
【図12】「中間地帯退避方式」を説明するための図。
【図13】「3段階仕切り直し方式」を説明するための
図。
【符号の説明】
2…CPU 3…RAM 4…デバイス 5…入出力装置 6…バス 7…データ格納部 8…プログラム格納部 9…担保明細情報格納部 10…ローン貸付情報格納部 11…有価証券時価情報格納部 12…基準金利情報格納部 13…現在担保利用率情報格納部 14…担保利用率変動履歴格納部 15…売却ルール格納部 16…ローン貸付条件決定ルール格納部 17…利子情報格納部 18…情報提供機関 19…有価証券時価情報 20…時価変動履歴 22…決定ルール 23…決定ルール 25…売却有価証券優先順位決定ルール 26…目標担保利用率 30…メインプログラム 31…口座時価額計算部 32…口座最大損失額計算部 33…口座担保評価額計算部 34…担保利用率計算部 35…ローン貸付条件決定部 36…担保売却部 38…担保利用率調整部 39…情報提示部 40…利子計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中名生 正穂 東京都千代田区丸の内3丁目1番1号 日 興信託銀行株式会社内 (72)発明者 赤尾 幸俊 東京都千代田区丸の内3丁目1番1号 日 興信託銀行株式会社内 (72)発明者 伊藤 かほり 東京都千代田区丸の内3丁目1番1号 日 興信託銀行株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB46 BB47 CC36 DD00 DD05 EE01 FF00 FF09 5B055 CA05 CC04 CC10 CC13 FA01 FA08 FB03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有価証券を担保にしたローンを管理する
    ローン管理システムであって、 外部から有価証券時価情報を受け取って格納する有価証
    券時価情報格納手段と、 利用者の担保に係る有価証券の時価総額を算出する担保
    時価総額算出手段と、 利用者の当該有価証券を担保にしたローン貸付情報と前
    記時価総額とに基いて当該利用者の担保利用率を算出す
    る担保利用率算出手段と、 前記担保利用率が所定の閾値を超えた場合に、売却する
    べき有価証券及びその数量を決定する担保売却手段とを
    有することを特徴とするローン管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 さらに、 利用者毎の担保有価証券の明細情報を格納する担保明細
    情報格納手段を有し、 前記担保時価総額算出手段は、前記担保明細情報格納手
    段に格納された担保有価証券の明細情報を、前記有価証
    券時価情報格納手段に格納された有価証券時価情報に適
    用することで、前記担保に係る有価証券の時価総額を算
    出するものであることを特徴とするシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシステムにおいて、 さらに、利用者の担保である有価証券の内容に応じた損
    失可能性を保持する損失可能性保持手段を有し、 前記担保利用率算出手段は、 この損失可能性に応じて時価総額を修正して当該利用者
    の有価証券の時価評価額を算出し、当該利用者の現在の
    ローン貸付総額をこの時価評価額で除することで、担保
    利用率を算出するものであることを特徴とするシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシステムにおいて、 さらに、利用者の担保である有価証券の内容に応じてそ
    の損失可能性を求める損失可能性算出手段を有すること
    を特徴とするシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のシステムにおいて、 前記損失可能性算出手段は、 前記有価証券の変動履歴に応じて、前記有価証券の損失
    可能性を求めるものであることを特徴としたシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のシステムにおいて、 担保有価証券の売却ルールを格納する売却ルール格納手
    段をさらに有し、 担保売却手段は、利用者の担保有価証券の情報をこの売
    却ルールに適用することで、売却するべき担保有価証券
    を決定するものであることを特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のシステムにおいて、 前記売却ルールは、前記利用者の担保有価証券を、より
    少ない売却数で担保利用率の低下に寄与する順序で売却
    し、例えば現金もしくは掛目の高い有価証券に入れ替え
    ることにより前記担保利用率を所定の目標値に調整する
    ものであることを特徴とするシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシステムにおいて、 担保利用率調整手段を有し、 この担保利用率調整手段は、 前記担保売却手段により決定した有価証券が売却された
    後、前記利用者の担保有価証券の明細を更新する担保有
    価証券明細更新手段と、 更新された担保有価証券明細及び前記有価証券の時価情
    報とに基づいて担保利用率を再度算出する担保利用率再
    算出手段とを有し、 この担保利用率が前記所定の目標値に達していない場合
    には、再度前記担保売却手段により売却するべき担保有
    価証券及びその終了を決定させるものであることを特徴
    とするシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシステムにおいて、 さらに、前記担保利用率算出手段で算出した担保利用率
    に基づいて当該利用者に対するローン返済/借入条件を
    決定するローン返済/借入条件決定手段を有することを
    特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のシステムにおいて、 さらに、前記担保利用率算出手段で算出した担保利用率
    に基づいて当該利用者に対する適用金利を決定する適用
    金利決定手段を有することを特徴とするシステム。
  11. 【請求項11】 有価証券を担保にしたローンを管理す
    るローン管理方法であって、 外部から有価証券時価情報を受け取って格納する有価証
    券時価情報格納工程と、 利用者の担保に係る有価証券の時価総額を算出する担保
    時価総額算出工程と、 利用者の当該有価証券を担保にしたローン貸付情報と前
    記時価総額とに基いて当該利用者の担保利用率を算出す
    る担保利用率算出工程と、 前記担保利用率が所定の閾値を超えた場合に、売却する
    べき有価証券及びその数量を決定する担保売却工程とを
    有することを特徴とするローン管理方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の方法において、 さらに、 利用者毎の担保有価証券の明細情報を格納する担保明細
    情報格納工程を有し、 前記担保時価総額算出工程は、前記担保明細情報格納工
    程に格納された担保有価証券の明細情報を、前記有価証
    券時価情報格納工程に格納された有価証券時価情報に適
    用することで、前記担保に係る有価証券の時価総額を算
    出するものであることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の方法において、 利用者の担保である有価証券の内容に応じた損失可能性
    を保持する損失可能性保持工程を有し、 前記担保利用率算出工程は、 この利用者の担保である有価証券の内容に応じた損失可
    能性に応じて時価総額を修正して当該利用者の有価証券
    の時価評価額を算出し、当該利用者の現在のローン貸付
    総額をこの時価評価額で除することで、担保利用率を算
    出するものであることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法において、 さらに、利用者の担保である有価証券の内容に応じてそ
    の損失可能性を求める損失可能性算出工程を有すること
    を特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の方法において、 前記損失可能性算出工程は、 前記有価証券の変動履歴に応じて、前記有価証券の損失
    可能性を求めるものであることを特徴とした方法。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の方法において、 担保有価証券の売却ルールを格納する売却ルール格納工
    程をさらに有し、 担保売却工程は、利用者の担保有価証券の情報をこの売
    却ルールに適用することで、売却するべき担保有価証券
    を決定するものであることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の方法において、 前記売却ルールは、前記利用者の担保有価証券を、より
    少ない売却数で担保利用率の低下に寄与する順序で売却
    し、例えば現金もしくは掛目の高い有価証券に入れ替え
    ることにより前記担保利用率を所定の目標値に調整する
    ものであることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法において、 担保利用率調整工程を有し、 この担保利用率調整工程は、 前記担保売却工程により決定した有価証券が売却された
    後、前記利用者の担保有価証券の明細を更新する担保有
    価証券明細更新工程と、 更新された担保有価証券明細及び前記有価証券の時価情
    報とに基づいて担保利用率を再度算出する担保利用率再
    算出工程とを有し、 この担保利用率が前記所定の目標値に達していない場合
    には、再度前記担保売却工程により売却するべき担保有
    価証券及びその数量を決定させるものであることを特徴
    とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項11記載の方法において、 さらに、前記担保利用率算出工程で算出した担保利用率
    に基づいて当該利用者に対するローン返済/借入条件を
    決定するローン返済/借入条件決定工程を有することを
    特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項11記載の方法において、 さらに、前記担保利用率算出工程で算出した担保利用率
    に基づいて当該利用者に対する適用金利を決定する適用
    金利決定工程を有することを特徴とする方法。
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