JP2019219224A - スイッチ装置および時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作性を確保し、衝撃によるモジュールの破損を防ぐスイッチ装置およびそれを備えた時計を提供する。【解決手段】 内部のスイッチ部19に対応して貫通孔11が設けられた本体ケース4と、この本体ケース4の貫通孔11にスライド可能に挿入される軸部15およびこの軸部15に設けられて本体ケース4の外部に配置される頭部16を備えた操作部材12と、頭部16と本体ケース4との間に配置され、ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20を弾性材21で包んだばね性を備えた緩衝体13と、を備えている。従って、スイッチ部19をオン動作させる際に、弾性材21とゲル状の素材20とを弾性的に変形させることができるので、操作性を確保できる。また、頭部16が衝撃を受けた際に、弾性材21が弾性変形しても、ゲル状の素材20が変形せずに硬くなり、スイッチ部19をオン動作させずに、時計モジュール10の破損を防ぐ。【選択図】 図2

Description

この発明は、腕時計などの電子機器に用いられるスイッチ装置およびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計のスイッチ装置においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの貫通孔にパイプを嵌め込み、このパイプに操作部材の軸部をスライド可能に挿入させ、操作部材の頭部とパイプとの間に円筒状の弾性部材を配置した構造のものが知られている。
特開2002−352662号公報
このようなスイッチ装置では、操作部材の頭部を弾性部材の弾力に抗して押圧すると、円筒状の弾性部材が軸方向に弾性変形してスイッチ動作をするが、操作部材の頭部が衝撃などの強い力で押圧されると、弾性部材が大きく弾性変形するため、操作部材の軸部が腕時計ケース内に大きく押し込まれて、腕時計ケース内のモジュールを破損するという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、操作性を確保し、衝撃によるモジュールの破損を防ぐことができるスイッチ装置およびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、内部にスイッチ部を備え、前記スイッチ部に対応して貫通孔が設けられたケースと、前記貫通孔にスライド可能に挿入される軸部および前記軸部の外端部に設けられて前記ケースの外部に配置される頭部を備えた操作部材と、前記頭部と前記ケースとの間に配置され、ダイラタンシー特性を有する素材を弾性材で包んだばね性を備えた緩衝体と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
この発明によれば、操作性を確保することができると共に、衝撃によるモジュールの破損を防ぐことができる。
この発明を腕時計に適用した一実施形態を示した拡大斜視図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における要部を示した拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置の緩衝体を上下反転して示した拡大斜視図である。 図3に示された緩衝体を示し、(a)はその拡大平面図、(b)は(a)のB−B矢視における拡大断面図である。
以下、図1〜図4を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、バンド取付部2がそれぞれ設けられている。この腕時計ケース1の2時側、3時側、4時側、8時側、および10時側には、スイッチ装置3がそれぞれ設けられている。
この場合、腕時計ケース1は、図2に示すように、本体ケース4とベゼルケース5とを備えている。本体ケース4は、ステンレスなどの金属または硬質の合成樹脂によって形成されている。ベゼルケース5は、本体ケース4の外周を覆うものであり、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂によって形成されている。
また、腕時計ケース1の上側開口部、つまり本体ケース4の上側開口部には、図2に示すように、時計ガラス6がガラスパッキン6aを介して取り付けられている。この腕時計ケース1の下部、つまり本体ケース4の下部には、裏蓋7が蓋パッキン7aを介して取り付けられている。
この腕時計ケース1の内部、つまり本体ケース4の内部には、図2に示すように、時計モジュール10が収納されている。この時計モジュール10は、図示しないが、指針を運針させて時刻を指示させる時計ムーブメント、時刻などの情報を電気光学的に表示する平面型の表示パネル、これらを駆動して制御する回路基板などの時計機能に必要な各種の部品を備えている。
ところで、腕時計ケース1の複数のスイッチ装置3のうち、例えば2時側のスイッチ装置3は、図2に示すように、腕時計ケース1の本体ケース4に設けられた貫通孔11に取り付けられる操作部材12と、本体ケース4の外面と操作部材12の後述する頭部16との間に配置されるばね性を有する緩衝体13と、を備えている。
この場合、本体ケース4には、図2に示すように、緩衝体13が配置される収納凹部14が貫通孔11に対応して設けられている。この収納凹部14は、本体ケース4の円周方向に長いほぼ長形状に形成され、その長手方向と直交する短手方向の長さが貫通孔11の内径よりも大きく、かつ操作部材12の後述する頭部16の外径よりも小さい大きさで形成されている。
操作部材12は、図2に示すように、本体ケース4の貫通孔11にスライド可能に挿入される軸部15と、この軸部15の外端部に設けられて本体ケース4の外部に配置される頭部16と、を備えている。軸部15は、外径が本体ケース4の貫通孔11の内径とほぼ同じ大きさで、軸方向の長さが本体ケース4の肉厚、つまり貫通孔11と収納凹部14との両方の軸方向における長さよりも長く形成されている。
これにより、軸部15は、図2に示すように、本体ケース4の貫通孔11に挿入された際に、内端部が本体ケース4内に突出し、外端部が収納凹部14から本体ケース4の外部に突出するように構成されている。この場合、軸部15は、本体ケース4内に突出した内端部にEリングなどの抜止め部材17が取り付けられている。この抜止め部材17は、本体ケース4の内周面に接離可能に当接することにより、軸部15が本体ケース4から外部に抜け出さないように構成されている。
また、この軸部15は、図2に示すように、本体ケース4の貫通孔11に挿入された箇所の外周面に複数の防水リング18が設けられ、これら複数の防水リング18が貫通孔11の内周面に圧接した状態で摺動するように構成されている。これにより、軸部15は、貫通孔11内でスライドしても、複数の防水リング18によって貫通孔11の内周面と軸部15の外周面との間の防水を図るように構成されている。
操作部材12の頭部16は、図2に示すように、ほぼ円柱状に形成され、その内端面に軸部15の外端部が一体に設けられた構造になっている。この頭部16は、外径が本体ケース4の収納凹部14における短手方向の長さよりも少し大きく形成されている。また、この頭部16は、軸方向の長さが本体ケース4の貫通孔11の軸方向の長さとほぼ同じ長さで、収納凹部14の軸方向の長さよりも少し長く、かつベゼルケース5の外周部の肉厚よりも長く形成されている。
これにより、頭部16は、図2に示すように、本体ケース4の外部に配置された状態で、外端部がベゼルケース5の外部に突出して配置されている。このため、頭部16は、ベゼルケース5の外部からスイッチ操作が容易にかつ良好に行えるように構成されている。この場合、本体ケース4内の時計モジュール10は、操作部材12の頭部16が押圧されて、軸部15の内端部が本体ケース4内に押し込まれた際に、軸部15の内端部によってスイッチ動作するスイッチ部19を備えている。
このスイッチ部19は、図2に示すように、スイッチ本体19aと、このスイッチ本体19aに接離可能に押し当てられる板ばね状の接点板19bと、を備えている。これにより、スイッチ部19は、接点板19bが軸部15の内端部によって押されてスイッチ本体19aに押し当てられることにより、オン動作し、軸部15の内端部が本体ケース4の外部に向けてスライドした際に、接点板19bがスイッチ本体19aから離れてオフ状態になるように構成されている。
ところで、緩衝体13は、図2〜図4に示すように、ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20を弾性材21で包んだものであり、ばね性を備え、本体ケース4の収納凹部14内に配置されている。この場合、緩衝体13は、ゲル状の素材20のダイラタンシー特性を発揮させるため、操作部材12の頭部16よりもサイズが大きく形成されている。
このため、本体ケース4の収納凹部14も、図2に示すように、その長手方向の長さが頭部16の外径よりも大きく形成されている。また、この緩衝体13は、軸部15の軸方向の長さ(厚み)が収納凹部14の軸方向の長さ(深さ)よりも長く形成されている、これにより、緩衝体13は、収納凹部14内に配置された際に、収納凹部14から本体ケース4の外部側に突出する構造になっている。
ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20は、図2および図4(b)に示すように、操作部材12が弾性材21を弾性変形させる程度の押圧力でスイッチ部19をスイッチ操作させる際に弾性的に変形し、衝撃などの強い力が加わった際に変形せずに硬くなるものである。すなわち、このゲル状の素材20は、低衝撃つまり低い周波数の衝撃に対して低反発で液体のように弾力的にゆっくり変形し、高衝撃つまり高い周波数の衝撃に対して高反発で弾力が低下してあまり変形せずに固体のように硬くなるものである。
このため、このゲル状の素材20は、図2および図4(b)に示すように、低衝撃つまり操作部材12がスイッチ部19をスイッチ操作させる程度の押圧力で押圧された際に弾性的に変形する変形量が、操作部材12の操作ストロークS1とスイッチ部19の動作ストロークS2との差の長さ(S1−S2)の範囲内に設定されている。
一方、弾性材21は、図2〜図4に示すように、ゲル状の素材20を包み込む外周皮膜で、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エラストマーなどの弾力を備えた材料であり、好ましくはシリコーンゴムである。この弾性材21は、操作部材12の操作ストロークS1の範囲内で弾性変形することにより、ばね部材としての機能を有する構造になっている。すなわち、この弾性材21は、操作部材12の頭部16によって押圧されて弾性変形し、その弾性変形の復元力によって操作部材12を元の状態に復帰させるように構成されている。
また、この弾性材21は、図2〜図4に示すように、緩衝体13の外形と同じ大きさの長方形の箱状に形成され、その内部にゲル状の素材20を封入する構造になっている。この場合、弾性材21は、内部における中心部に軸部15が挿入する円筒部21aが設けられた構造になっている。この円筒部21aは、内径が軸部15の外径よりも大きく形成されている。
この弾性材21は、図2〜図4に示すように、操作部材12の軸部15のスライド方向と平行な側壁である第1外壁部21bと、軸部15のスライド方向と直交する一対の平板である第2外壁部21cと、を備えている。この第1外壁部21bは、その肉厚が第2外壁部21cの肉厚よりも厚く形成されている。この場合、一対の平板状の第2外壁部21cのうち、操作部材12の頭部16側に位置する第2外壁部21cは、収納凹部14の底部側に位置する第2外壁部21cよりも肉厚が薄く形成されている。
また、弾性材21の円筒部21aは、図2〜図4に示すように、その肉厚が第1外壁部21bの肉厚とほぼ同じ厚さで形成されている。また、弾性材21の円筒部21aと第1外壁部21bとは、緩衝体13が操作部材12の頭部16で押された際の変形量が、ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20の変形量よりも大きく設定されている。
これにより、緩衝体13は、図2〜図4に示すように、操作部材12の頭部16によって押圧されて弾性材21の第1外壁部21bと円筒部21aとが弾性変形すると共に、ゲル状の素材20が液体のように弾性的に変形した際に、円筒部21aおよび第1外壁部21bとゲル状の素材20との両方の変形量によって、軸部15がスイッチ部19を確実に押圧してオン動作させるように構成されている。
この場合、緩衝体13は、図2〜図4に示すように、操作部材12の軸部15がスイッチ部19から離れる際に、弾性材21の円筒部21aと第1外壁部21bとが弾性復帰して元の形状に戻ると共に、ゲル状の素材20が弾性材21の弾性復帰よりも遅れてゆっくり弾性的に復帰して元の形状に戻ることにより、操作部材12を本体ケース4の外部に向けて押し出して初期状態に戻すように構成されている。
また、この緩衝体13は、図2〜図4に示すように、操作部材12の頭部16が外部から衝撃などの強い力を受けた際に、弾性材21の円筒部21aと第1外壁部21bとが急激に弾性変形しても、ゲル状の素材20があまり変形せずに固体のように硬くなり、操作部材12の軸部15の内端部が本体ケース4内に大きく押し込まれないように構成されている。このため、スイッチ部19は、操作部材12の軸部15によって接点板19bが押されてもオン動作しないように構成されている。
この場合、緩衝体13は、図2〜図4に示すように、操作部材12の軸部15がスイッチ部19から離れる際に、ゲル状の素材20があまり変形していないため、弾性材21の円筒部21aと第1外壁部21bとが弾性復帰して元の形状に戻ることにより、操作部材12を本体ケース4の外部に向けて押し出して、初期状態に戻すように構成されている。
また、このスイッチ装置3は、図2に示すように、緩衝体13の外周面と本体ケース4の収納凹部14の内周面との間に緩衝体13の変形を許容するための隙間Rが設けられた構造になっている。この隙間Rは、緩衝体13が操作部材12の頭部16によって押されて圧縮される際に、緩衝体13を軸部15の軸方向と直交する径方向に広がるように弾性変形させて、ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20が体積圧縮されないように構成されている。
また、このスイッチ装置3は、図2に示すように、緩衝体13と操作部材12の頭部16との間に、頭部16の押圧力を緩衝体13の全体に亘って伝えるための硬質のプレート22が配置された構造になっている。このプレート22は、ステンレスなどの金属または硬質の合成樹脂によって平板状に形成されている。このプレート22は、その外形が緩衝体13の外形と同じか、それよりも少し大きく形成され、中心部に軸部15が挿入する挿入孔22aが設けられた構造になっている。
これにより、プレート22は、図2に示すように、操作部材12の頭部16の押圧領域部である頭部16の内端面が押し当てられた際に、プレート22に対面する緩衝体13の外側面、つまり弾性材21の第2外壁部21cの全面に押し当てられることにより、緩衝体13の長手方向の両側が頭部16よりも突出していても、緩衝体13が部分的に変形することがなく、緩衝体13をその全体に亘って均一に押圧して、緩衝体13の全体を均一に変形させるように構成されている。この場合、プレート22は、長手方向の両側が頭部16よりも突出していても、外部から見えないようにベゼルケース5で覆われている。
また、収納凹部14の底面に対面する弾性材21の第2壁部21cには、図2〜図4に示すように、複数の弾性突起23が操作部材12の軸部15のスライド方向に向けて突出して設けられている。これら複数の弾性突起23は、本体ケー4の収納凹部14の底面に対向する第2壁部21cの端面に設けられている。
この場合、弾性材21の第2壁部21cの内面には、図4(b)に示すように、複数の弾性突起23に対応する凹部23aがそれぞれ設けられている。これにより、複数の弾性突起23は、操作部材12の頭部16が外部から押された際に、収納凹部14の底面に押し当てられた状態で、弾性材21の円筒部21aと第1外壁部21bと共に弾性変形するように構成されている。また、複数の弾性突起23は、収納凹部14内に配置された際に、緩衝体13のガタ付きを防ぐように構成されている。
次に、このような腕時計のスイッチ装置3の作用について説明する。
このスイッチ装置3は、通常の初期状態のときに、操作部材12が緩衝体13のばね性によって腕時計ケース1の本体ケース4の外部に向けて押し出されている。すなわち、操作部材12は、頭部16が緩衝体13の弾性材21の弾力、つまり弾性材21の円筒部21a、第1外壁部21b、および複数の弾性突起23の弾力によるばね力によって、本体ケース4の外部に向けて押し出され、軸部15の内端部に設けられた抜止め部材17が本体ケース4の内面に押し当てられている。
この状態では、操作部材12の軸部15の内端部が時計モジュール10のスイッチ部19から離れているので、スイッチ部19がオフ状態になっている。また、この状態では、操作部材12の頭部16がプレート22と共に本体ケース4の外部に押し出されて、頭部16の外端部がベゼルケース5の外部に突出している。このため、このスイッチ装置3では、操作部材12の頭部16を操作する際の操作性が良く、良好にかつ容易に操作することができる。
そして、このスイッチ装置3を操作してスイッチ部19をオン動作させる際には、操作部材12の頭部16を緩衝体13の弾性材21の弾力に抗して押圧する。すなわち、スイッチ部19をスイッチ操作させる程度の押圧力、つまり低衝撃の力で頭部16を押すと、頭部16の押圧領域部である頭部16の内端面がプレート22を介して緩衝体13を押圧する。
すると、頭部16の押圧動作に応じて弾性材21の円筒部21a、第1外壁部21b、および複数の弾性突起23がプレート22によって弾性変形すると共に、ゲル状の素材20が液体のように弾性的にゆっくり変形する。このときには、頭部16によってプレート22が押され、このプレート22によって緩衝体13が押されるので、緩衝体13の長手方向の両側が頭部16よりも突出していても、緩衝体13が部分的に変形することがなく、緩衝体13の全体が均一に押圧される。
これにより、操作部材12の軸部15が本体ケース4の貫通孔11と緩衝体13の円筒部21a内をスライドして、軸部15の内端部が本体ケース4の内部に突出する。このときには、軸部15の内端部に設けられた抜止め部材17が本体ケース4の内周面から離れて、軸部15の内端部が時計モジュール10のスイッチ部19の接点板19bを押圧してスイッチ本体19aに押し当てる。これにより、スイッチ部19が軸部15によって押されてオン動作する。
この状態で、操作部材12が初期状態に戻る際には、弾性材21の円筒部21aと第1外壁部21bと複数の弾性突起23とが弾性復帰して元の形状に戻ると共に、ゲル状の素材20が弾性材21の弾性復帰よりも遅れてゆっくり弾性的に復帰して元の形状に戻る。これにより、操作部材12の頭部16がプレート22と共に本体ケース4の外部に押し出される。すると、軸部15の内端部が時計モジュール10のスイッチ部19から離れて、スイッチ部19をオフ状態にし、軸部15の内端部の抜止め部材17が本体ケース4の内周面に押し当てられて、操作部材12が初期状態に戻る。
一方、操作部材12の頭部16が外部から衝撃などの強い力を受けた際には、その高衝撃によって弾性材21の円筒部21aと第1外壁部21bと複数の弾性突起23とが急激に弾性変形しても、ゲル状の素材20があまり変形せずに固体のように硬くなるため、操作部材12の軸部15の内端部が本体ケース4内に大きく押し込まれることがない。このため、スイッチ部19は、接点板19bが操作部材12の軸部15によって押されても、接点板19bがスイッチ本体19aに押し付けられることがないので、オン動作しない。これにより、本体ケース4内の時計モジュール10の破損が防げる。
この状態で、操作部材12が初期状態に戻る際には、ゲル状の素材20があまり変形していないため、弾性材21の円筒部21aと第1外壁部21bと複数の弾性突起23とが弾性復帰して元の形状に戻る。これにより、操作部材12の頭部16がプレート22を介して本体ケース4の外部に押し出されて、軸部15の内端部が時計モジュール10のスイッチ部19の接点板19bから離れる。このため、スイッチ部19がオフ状態を維持したままで、軸部15の内端部の抜止め部材17が本体ケース4の内周面に押し当てられて、操作部材12が初期状態に戻る。
このように、この腕時計のスイッチ装置3によれば、内部のスイッチ部19に対応して貫通孔11が設けられた本体ケース4と、この本体ケース4の貫通孔11にスライド可能に挿入される軸部15およびこの軸部15の外端部に設けられて本体ケース4の外部に配置される頭部16を備えた操作部材12と、頭部16と本体ケース4との間に配置され、ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20を弾性材21で包んだばね性を備えた緩衝体13と、を備えていることにより、操作性を確保することができ、かつ衝撃による時計モジュール10の破損を防ぐことができる。
すなわち、このスイッチ装置3では、緩衝体13の弾性材21が弾性変形する程度の低押圧力で操作部材12の頭部16を押圧操作してスイッチ部19をオン動作させる際に、緩衝体13の弾性材21が弾性変形すると共に、緩衝体13のゲル状の素材20が液体のように弾性的に変形するので、操作部材12の軸部15によって本体ケース4内のスイッチ部19を確実にかつ良好にオン動作させることができ、これにより操作性を確保することができる。
また、このスイッチ装置3では、操作部材12の頭部16が本体ケース4の外部から衝撃などの強い力を受けた際に、弾性材21が急激に弾性変形しても、ゲル状の素材20があまり変形せずに固体のように硬くなるため、操作部材12の軸部15の内端部が本体ケース4内に大きく押し込まれることがない。このため、操作部材12の軸部15によってスイッチ部19がオン動作することがなく、本体ケース4内の時計モジュール10が軸部15によって破損しないようにすることができる。
この場合、操作部材12の頭部16は、本体ケース4の外部に配置された状態で、本体ケース4の外周を覆うベゼルケース5から外部に突出して設けられていることにより、頭部16を容易にかつ良好に操作することができ、これによっても操作性を向上させることができる。また、このように頭部16がベゼルケース5の外部に突出していることにより、頭部16の大きさや形状を自由に設定することができるので、腕時計全体のデザイン性を高めることができる。
また、このスイッチ装置では、操作部材12の頭部16が緩衝体13に押圧力を伝える押圧領域部である頭部16の内端面を備え、この押圧領域部である頭部16の内端面が緩衝体13における軸部15に垂直な断面に対応していることにより、頭部16が押された際に、頭部16の押圧領域部である頭部16の内端面によって頭部16の押圧力を緩衝体13に確実にかつ良好に伝えることができる。
この場合、緩衝体13と操作部材12の頭部16の押圧領域部である頭部16の内端面との間には、緩衝体13の全体に亘って頭部16の押圧力を伝えるためのプレート22が配置されていることにより、頭部16が押されて、頭部16の内端面がプレート22に押し当てられた際に、プレート22に対面する緩衝体13の外側面の全面にプレート22を押し当てることができる。
このため、このスイッチ装置では、緩衝体13の長手方向の両側が頭部16の押圧領域部である頭部16の内端面よりも突出していても、緩衝体13が部分的に変形することがなく、緩衝体13をその全体に亘って均一に押圧して、緩衝体13の全体を均一にかつ良好に変形させることができる。
この場合、緩衝体13は、ゲル状の素材20が液体のように変形する際に、弾性材21が、操作部材12の操作ストロークの範囲内で、操作部材12の頭部16によって押圧されて弾性変形し、この弾性変形の復元力によって操作部材12を初期状態に復帰させることにより、弾性材21をばね部材として機能させることができるので、通常のスイッチ装置と同様に使用することができ、これにより使い勝手の良いものを提供することができる。
また、ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20は、操作部材12が弾性材21を弾性変形させる程度の低押圧力でスイッチ部19をスイッチ操作させた際に、液体のように弾性的に変形し、衝撃などの強い力が加わった際にあまり変形せずに固体のように硬くなることにより、操作部材12の操作性を確保することができると共に、衝撃によるスイッチ部19および時計モジュール10の破損を防ぐことができる。
すなわち、ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20は、低衝撃つまり低い周波数の衝撃に対して低反発で、液体のように弾力的にゆっくり変形し、高衝撃つまり高い周波数の衝撃に対して高反発で弾力が低下して、あまり変形せずに固体のように硬くなることにより、操作部材12がスイッチ部19をスイッチ操作させる程度の低衝撃の押圧力で押圧された際に、弾性材21と共に弾性的に変形するので、スイッチ部19を良好にオン動作させることができる。
また、このゲル状の素材20は、操作部材12の頭部16が衝撃などの高衝撃を受けた際に、弾性材21が弾性変形しても、衝撃に対して高反発で弾力が低下して、あまり変形せずに固体のように硬くなるので、スイッチ部19をオン動作させずに、オフ状態を維持させることができ、これにより耐衝撃性を確保することができると共に、高衝撃によるスイッチ部19および時計モジュール10の破損を防ぐことができる。
すなわち、このスイッチ装置3では、操作部材12の頭部16が押されてスイッチ操作する際に、弾性材21と共にゲル状の素材20が液体のように弾性的に変形することにより、軸部15がスイッチ部19を押してオン動作させることができ、また操作部材12の軸部15がスイッチ部19から離れる際に、弾性材21が弾性復帰して元の形状に戻ると共に、ゲル状の素材20が弾性材21の弾性復帰よりも遅れてゆっくり弾性的に復帰して元の形状に戻るので、操作部材12を本体ケース4の外部に向けて押し出して初期状態に戻すことができる。
また、このスイッチ装置3では、操作部材12の頭部16が外部から衝撃などの強い力を受けた際に、弾性材21が急激に弾性変形しても、ゲル状の素材20があまり変形せずに固体のように硬くなるので、操作部材12の軸部15を本体ケース4内に大きく押し込まれないようにすることができ、これによりスイッチ部19をオン動作させないようにすることができると共に、スイッチ部19および時計モジュール10の破損を防ぐことができる。
この場合、このスイッチ装置3では、操作部材12の軸部15がスイッチ部19から離れる際に、ゲル状の素材20があまり変形していないため、弾性材21のみが弾性復帰して元の形状に戻るので、操作部材12を本体ケース4の外部に向けて押し出して初期状態に戻すことができる。
また、この緩衝体13は、ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20が固体のようになる場合、操作部材12の操作ストロークS1とスイッチ部19の動作ストロークS2との差(S1−S2)の範囲内で変形することにより、操作部材12が押されてスイッチ操作する際に、操作部材12の操作ストロークS1とスイッチ部19の動作ストロークS2との差の範囲内において、ゲル状の素材20を弾性材21と共に液体のように弾性的に変形させることができるので、スイッチ部19を確実にかつ良好にオン動作させることができる。
この場合、緩衝体13は、操作部材12の頭部16が外部から衝撃などの強い力を受けた際に、弾性材21が急激に弾性変形しても、ゲル状の素材20があまり変形せずに固体のように硬くなるので、操作部材12の軸部15を本体ケース4内に大きく押し込まれないようにすることができ、これにより軸部15がスイッチ部19の接点板19bを押しても、接点板19bがスイッチ本体19aに押し当れることがないので、スイッチ部19をオン動作させずに、オフ状態を維持させることができる。
また、このスイッチ装置3では、弾性材21が、操作部材12の軸部15のスライド方向と平行な第1外壁部21bと、軸部15のスライド方向と直交する第2外壁部21cと、を備え、第1外壁部21bの肉厚が第2外壁部21cの肉厚よりも厚く形成されていることにより、操作部材12の頭部16によって弾性材21が押圧された際に、第1外壁部21bを軸部15の軸方向に確実に弾性変形させることができるので、第1外壁部21bによってばね性を確保することができる。
この場合、第1外壁部21bは、緩衝体13が頭部16によって押された際の変形量が、ダイラタンシー特性を有するゲル状の素材20の変形量よりも大きいことにより、弾性材21によるばね性を確保することができる。このため、この第1外壁部21bは、操作部材12の頭部16によって弾性変形すると共に、ゲル状の素材20が液体のように弾性的に変形した際に、第1外壁部21bの変形量とゲル状の素材20の変形量とによって軸部15がスイッチ部19を確実に押圧してオン動作させることができる。
また、このスイッチ装置3では、緩衝体13が配置される本体ケース4の収納凹部14の内周面と緩衝体13の外周面との間に緩衝体13の変形を許容する隙間Rが設けられていることにより、緩衝体13が操作部材12の頭部16によって押されて圧縮される際に、緩衝体13を軸部15の軸方向と直交する径方向に広がるように弾性変形させることができ、これによりゲル状の素材20が体積圧縮されないため、ゲル状の素材20のダイラタンシー特性を発揮させることができ、弾性材21およびゲル状の素材20を確実にかつ良好に変形させることができる。
このため、このスイッチ装置3では、操作部材12の頭部16によって緩衝体13が低衝撃で押圧された際に、弾性材21を確実に弾性変形させることができると共に、ゲル状の素材20を液体のように弾力的に変形させることができ、また、操作部材12の頭部16によって緩衝体13が高衝撃で押圧された際に、弾性材21が弾性変形しても、ゲル状の素材20があまり変形せずに、ゲル状の素材20を固体のように硬くさせることができる。
さらに、このスイッチ装置3では、弾性材21の第2外壁部21cに複数の弾性突起23が操作部材12の軸部15のスライド方向に向けて突出して設けられていることにより、操作部材12の頭部16が外部から押された際に、複数の弾性突起23を収納凹部14の底面に押し当てて、弾性材21の円筒部21aと第1外壁部21bと共に複数の弾性突起23を良好に弾性変形させることができ、これによっても弾性材21によるばね性を確保して、操作部材12の操作性を向上させることができると共に、収納凹部14内での緩衝体13のガタ付きを防ぐことができる。
なお、上述した実施形態では、操作部材12の頭部16が緩衝体13の短手方向の長さよりも大きい場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば頭部16の外形が緩衝体13の短手方向の長さよりも小さくても良く、また頭部16の内端面に凹部または凸部が設けられていても良い。
この場合には、緩衝体13と頭部16との間に配置されたプレート22が緩衝体13の外形とほぼ同じ大きさであることにより、頭部16が緩衝体13の短手方向の長さよりも小さくても、また頭部の内端面に凹部や凸部が設けられていても、プレート22によって緩衝体13を均一に押圧して均一に変形させることができる。
また、上述した実施形態では、緩衝体13と頭部16との間にプレート22を配置した場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば操作部材12の頭部16の外形が緩衝体13の外形つまり長手方向の長さよりも大きく、かつ頭部16の押圧領域部である頭部16の内端面が平坦面に形成されていれば、必ずしもプレート22を配置する必要はない。
また、上述した実施形態では、本体ケース4に設けられた収納凹部14の底面に対向する緩衝体13の弾性材21における第2外壁部21cの内側の端面に複数の弾性突起23を設けた場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば頭部16の内端面に対面する第2外壁部21cの端面に枠状の弾性突起を設けても良く、また弾性材21の円筒部21aを頭部16側に突出させて設けて良い。
また、上述した実施形態では、第2外壁部21cに複数の弾性突起23および枠状の弾性突起を設けた場合について述べたが、この発明は、必ずしも複数の弾性突起23および枠状の弾性突起を設ける必要はない。
また、上述した実施形態では、腕時計ケース1の2時側に位置するスイッチ装置3に適用した場合について述べた、この発明はこれに限らず、2時側のスイッチ装置3以外のスイッチ装置3にも適用することができる。
さらに、上述した実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、この発明は、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、この発明は、必ずしも時計である必要はなく、例えば携帯電話や携帯端末などの電子機器にも適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、内部にスイッチ部を備え、前記スイッチ部に対応して貫通孔が設けられたケースと、前記貫通孔にスライド可能に挿入される軸部および前記軸部の外端部に設けられて前記ケースの外部に配置される頭部を備えた操作部材と、前記頭部と前記ケースとの間に配置され、ダイラタンシー特性を有する素材を弾性材で包んだばね性を備えた緩衝体と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記頭部は、前記緩衝体に押圧力を伝える押圧領域部を備え、前記押圧領域部は、前記緩衝体の前記軸部に垂直な断面に対応していることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチ装置において、前記緩衝体と前記押圧領域部との間には、前記緩衝体の全体に亘って前記頭部の押圧力を伝えるためのプレートが配置されていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記緩衝体は、前記素材が液体のように変形する場合に、前記操作部材の操作ストロークの範囲内で、前記頭部によって押圧されて弾性変形し、前記弾性変形の復元力によって前記操作部材を元の状態に復帰させることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記緩衝体は、前記素材が固体のようになる場合に、前記操作部材の操作ストロークと前記スイッチ部の動作ストロークとの差の範囲内で変形することを特徴とするスイッチ装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記弾性材は、前記操作部材の前記軸部のスライド方向と平行な第1壁部の肉厚が、前記軸部のスライド方向と直交する第2壁部の肉厚よりも厚く形成されていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のスイッチ装置において、前記弾性材の前記第1壁部は、前記緩衝体が前記頭部で押された際の変形量が、前記ダイラタンシー特性を有する前記素材の変形量よりも大きいことを特徴とするスイッチ装置である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記緩衝体が配置される前記ケースの凹部の内周面と前記緩衝体の外周面との間には、前記緩衝体の変形を許容する隙間が設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記弾性材の前記第2壁部には、弾性突起が前記軸部のスライド方向に向けて突出して設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載されたスイッチ装置を備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
3 スイッチ装置
4 本体ケース
5 ベゼルケース
10 時計モジュール
11 貫通孔
12 操作部材
13 緩衝体
14 収納凹部
15 軸部
16 頭部
17 抜止め部材
19 スイッチ部
20 素材
21 弾性材
21a 円筒部
21b 第1外壁部
21c 第2外壁部
22 プレート
23 弾性突起
S1 操作ストローク
S2 動作ストローク

Claims (10)

  1. 内部にスイッチ部を備え、前記スイッチ部に対応して貫通孔が設けられたケースと、
    前記貫通孔にスライド可能に挿入される軸部および前記軸部の外端部に設けられて前記ケースの外部に配置される頭部を備えた操作部材と、
    前記頭部と前記ケースとの間に配置され、ダイラタンシー特性を有する素材を弾性材で包んだばね性を備えた緩衝体と、
    を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、前記頭部は、前記緩衝体に押圧力を伝える押圧領域部を備え、
    前記押圧領域部は、前記緩衝体の前記軸部に垂直な断面に対応していることを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項2に記載のスイッチ装置において、前記緩衝体と前記押圧領域部との間には、前記緩衝体の全体に亘って前記頭部の押圧力を伝えるためのプレートが配置されていることを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記緩衝体は、前記素材が液体のように変形する場合に、前記操作部材の操作ストロークの範囲内で、前記頭部によって押圧されて弾性変形し、前記弾性変形の復元力によって前記操作部材を元の状態に復帰させることを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記緩衝体は、前記素材が固体のようになる場合に、前記操作部材の操作ストロークと前記スイッチ部の動作ストロークとの差の範囲内で変形することを特徴とするスイッチ装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記弾性材は、前記操作部材の前記軸部のスライド方向と平行な第1壁部の肉厚が、前記軸部のスライド方向と直交する第2壁部の肉厚よりも厚く形成されていることを特徴とするスイッチ装置。
  7. 請求項6に記載のスイッチ装置において、前記弾性材の前記第1壁部は、前記緩衝体が前記頭部で押された際の変形量が、前記ダイラタンシー特性を有する前記素材の変形量よりも大きいことを特徴とするスイッチ装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記緩衝体が配置される前記ケースの凹部の内周面と前記緩衝体の外周面との間には、前記緩衝体の変形を許容する隙間が設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記弾性材の前記第2壁部には、弾性突起が前記軸部のスライド方向に向けて突出して設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載されたスイッチ装置を備えていることを特徴とする時計。


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