JP2019218009A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両前方を照明するのに必要な光量を確保し、かつ、軽量化を図れる車両を提供する。【解決手段】車両1は、車体フレーム2と、前輪4と、ハンドル12と、左右一対の第1フロントライト51と、左右一対の第2フロントライト52とを含む。前輪4は、車体フレーム2によって支持されている。ハンドル12は、前輪4の回転軸線よりも後方に配置され、前輪4を転舵させるために乗員によって操作される。左右一対の第1フロントライト51は、左右にライン状に延び、前輪4の前端よりも後方かつハンドル12よりも前方に配置されている。左右一対の第2フロントライト52は、第1フロントライト51とは別に設けられている。【選択図】図3
Description
本発明は、車両に関する。
特許文献1に記載の鞍乗り型の車両は、左右一対の前輪と、前輪よりも高い位置に配置された左右一対のヘッドライトと、ヘッドライトの周囲に設けられたフロントカバーとを含む。
特許文献1に記載の車両のように左右一対のヘッドライトだけで車両前方を照明する場合には、必要な光量を確保するために大型のヘッドライトが必要になる。そのため、車両が重くなる。
そこで、本発明の一実施形態は、車両前方を照明するのに必要な光量を確保し、かつ、軽量化を図れる車両を提供する。
そこで、本発明の一実施形態は、車両前方を照明するのに必要な光量を確保し、かつ、軽量化を図れる車両を提供する。
本発明の一実施形態は、車体フレームと、前輪と、ハンドルと、左右一対の第1フロントライトと、左右一対の第2フロントライトと、を含む、車両を提供する。前記前輪は、前記車体フレームによって支持されている。前記ハンドルは、前記前輪の回転軸線よりも後方に配置され、前記前輪を転舵させるために乗員によって操作される。前記左右一対の第1フロントライトは、左右にライン状に延び、前記前輪の前端よりも後方かつ前記ハンドルよりも前方に配置されている。前記左右一対の第2フロントライトは、前記第1フロントライトとは別に設けられている。
この構成によれば、車両のヘッドライトが、ライン状の第1フロントライトと、第2フロントライトとに分かれている。そのため、第2フロントライトを小型化しても、第1フロントライトおよび第2フロントライトの両方によって、車両前方を照明するのに必要な光量を確保できる。そして、左右に細長い第1フロントライトと、小型化された第2フロントライトとによって、車両の軽量化を図れる。
本発明の一実施形態においては、前記第2フロントライトは、前記第1フロントライトよりも低い位置に配置されている。この構成によれば、第1フロントライトを第2フロントライトよりも高い位置に配置することによって、ライン状の第1フロントライトを第2フロントライトよりも目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両前方における必要な光量の確保と、車両の軽量化とを図れる。
その場合、前記第2フロントライトは、前記第1フロントライトの直下に配置されていることが好ましい。この構成によれば、上下に接近して配置された第1フロントライトおよび第2フロントライトの両方が発光することによって、1つの大型のヘッドライトが発光したときと同様の発光状態を得ることができる。
本発明の一実施形態においては、前記第1フロントライトは、前記第2フロントライトよりも前方に配置されている。この構成によれば、ライン状の第1フロントライトを第2フロントライトよりも目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両前方における必要な光量の確保と、車両の軽量化とを図れる。
本発明の一実施形態においては、前記第1フロントライトは、前記第2フロントライトよりも前方に配置されている。この構成によれば、ライン状の第1フロントライトを第2フロントライトよりも目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両前方における必要な光量の確保と、車両の軽量化とを図れる。
本発明の一実施形態においては、前記車両は、前記第2フロントライトよりも後方に配置されて乗員向けの情報を表示する表示器をさらに含むことが好ましい。
本発明の一実施形態においては、前記第1フロントライトの照射面の横幅は、前記第2フロントライトの照射面の横幅よりも大きい。この構成によれば、ライン状の第1フロントライトを第2フロントライトよりも目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両前方における必要な光量の確保と、車両の軽量化とを図れる。
本発明の一実施形態においては、前記第1フロントライトの照射面の横幅は、前記第2フロントライトの照射面の横幅よりも大きい。この構成によれば、ライン状の第1フロントライトを第2フロントライトよりも目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両前方における必要な光量の確保と、車両の軽量化とを図れる。
本発明の一実施形態においては、前記第1フロントライトは、外側方かつ上方へ延びている。この構成によれば、ライン状の第1フロントライトを切れ長の目のように目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両前方における必要な光量の確保と、車両の軽量化とを図れる。
本発明の一実施形態においては、前記車両は、フロントカバーをさらに含んでもよい。前記フロントカバーは、前記車体フレームにおいて前記ハンドルよりも前方に位置する前部分の少なくとも一部を覆い、前記第1フロントライトおよび前記第2フロントライトの周囲に配置されている。
本発明の一実施形態においては、前記車両は、フロントカバーをさらに含んでもよい。前記フロントカバーは、前記車体フレームにおいて前記ハンドルよりも前方に位置する前部分の少なくとも一部を覆い、前記第1フロントライトおよび前記第2フロントライトの周囲に配置されている。
本発明の一実施形態においては、前記フロントカバーは、前記第1フロントライトおよび前記第2フロントライトを前方および外側方へ露出させた形状を有する。この構成によれば、第1フロントライトおよび第2フロントライトが発した光についての前方および外側方からの識別性の向上を図りつつ、車両前方における必要な光量の確保と、車両の軽量化とを図れる。
本発明の一実施形態においては、前記左右一対の第2フロントライトは、平面視において前記フロントカバーの裏に隠れている。この構成によれば、太陽光がフロントカバーによって遮られるので、フロントカバーの裏に隠れた第2フロントライトが発した光が、太陽光の影響を受けにくくなる。これにより、第2フロントライトが発した光についての識別性の向上を図りつつ、車両前方における必要な光量の確保と、車両の軽量化とを図れる。
本発明の一実施形態においては、前記左右一対の第1フロントライトは、前記フロントカバーの左縁および右縁にそれぞれ沿っている。この構成によれば、ライン状の第1フロントライトおよびフロントカバーについての意匠的な一体感を図りつつ、車両前方における必要な光量の確保と、車両の軽量化とを図れる。
本発明の一実施形態においては、前記フロントカバーは、樹脂製であることが好ましい。
本発明の一実施形態においては、前記フロントカバーは、樹脂製であることが好ましい。
本発明の一実施形態においては、前記車両は、左右一対の前記前輪と、左右一対の前アームと、左右一対の前ショックアブソーバと、をさらに含む。前記左右一対の前アームは、左右の前記前輪をそれぞれ支持し、前記車体フレームに揺動可能に取り付けられている。前記左右一対の前ショックアブソーバは、前記第1フロントライトと同じ前後位置に配置されている。前記左右一対の前ショックアブソーバは、前記左右一対の前アームと前記車体フレームとをそれぞれ連結している。
本発明の一実施形態においては、前記車両は、鞍乗り型の車両である。この構成によれば、鞍乗り型の車両において、車両前方を照明するのに必要な光量を確保し、かつ、軽量化を図れる。
本発明によれば、車両前方を照明するのに必要な光量を確保し、かつ、軽量化を図れる。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、前後、左右、上下は、車両においてハンドルに向かってシートに着座した乗員の視点を基準として定義される方向である。左右方向は、車両の車幅方向である。また、車両が水平面Hに置かれた状態を基準に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両1の左側面図である。車両1は、ユーティリティ・ビークルのカテゴリに属し、より具体的には、森林や砂漠等を走行する全地形対応車(ATV:All Terrain Vehicle)である。この実施形態における車両1は、鞍乗り型の車両である。車両1は、車体フレーム2と、左右一対の前アーム3(後述する図3参照)と、左右一対の前輪4と、左右一対の前ショックアブソーバ5とを含む。車両1は、車体フレーム2から後方に延びたスイングアーム6と、スイングアーム6の後端部に支持された左右一対の後輪7と、後ショックアブソーバ8とをさらに含む。車両1は、エンジン9と、燃料タンク10と、シート11と、ハンドル12とを含み、これらは、車体フレーム2に支持されている。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両1の左側面図である。車両1は、ユーティリティ・ビークルのカテゴリに属し、より具体的には、森林や砂漠等を走行する全地形対応車(ATV:All Terrain Vehicle)である。この実施形態における車両1は、鞍乗り型の車両である。車両1は、車体フレーム2と、左右一対の前アーム3(後述する図3参照)と、左右一対の前輪4と、左右一対の前ショックアブソーバ5とを含む。車両1は、車体フレーム2から後方に延びたスイングアーム6と、スイングアーム6の後端部に支持された左右一対の後輪7と、後ショックアブソーバ8とをさらに含む。車両1は、エンジン9と、燃料タンク10と、シート11と、ハンドル12とを含み、これらは、車体フレーム2に支持されている。
図2は、車体フレーム2の斜視図である。車体フレーム2は、車両1の車体を構成する。車体フレーム2は、左右一対のロアフレーム19と、左右一対のアッパフレーム20と、左右一対のフロントフレーム21と、左右一対のリアフレーム24とを含む。車体フレーム2は、ロアフレーム19とフロントフレーム21とを結合する左右一対の第1前クロスメンバ22と、フロントフレーム21と第1前クロスメンバ22とを結合する左右一対の第2前クロスメンバ23とをさらに含む。車体フレーム2は、複数の横クロスメンバ25と、支持フレーム26と、シートレール27とをさらに含む。
左右一対のロアフレーム19は、前後に延びている。一対のロアフレーム19は、左右対称に構成されており、それらの左右の間隔は、前方へ向かうにつれて狭くなっている。左右一対のアッパフレーム20は、ロアフレーム19の上方に配置され、前後に延びている。一対のアッパフレーム20は、左右対称に構成されており、それらの左右の間隔は、前方へ向かうにつれて広くなっている。
左右一対のフロントフレーム21は、それぞれ、左右のアッパフレーム20の前端から前方かつ下方へ延び、左右のロアフレーム19の前端に連結されている。一対のフロントフレーム21は、左右対称に構成されており、それらの左右の間隔は、前方へ向かうにつれて狭くなっている。左右一対の第1前クロスメンバ22は、それぞれ、左右のフロントフレーム21の途中部から後方かつ下方へ延び、左右のロアフレーム19の途中部に連結されている。左右一対の第1前クロスメンバ22は、左右対称に構成されている。左右一対の第2前クロスメンバ23は、それぞれ、左右のロアフレーム19の前部の上方に配置され、左右のフロントフレーム21および第1前クロスメンバ22の途中部同士を連結している。
左右一対のリアフレーム24は、それぞれ、左右のアッパフレーム20の後端から後方かつ下方へ延び、左右のロアフレーム19の後端に連結されている。
複数の横クロスメンバ25は、それぞれ左右に延びている。複数の横クロスメンバ25は、左右のロアフレーム19の間、左右のアッパフレーム20の間、左右のフロントフレーム21の間、左右の第1前クロスメンバ22の間、左右の第2前クロスメンバ23の間および左右のリアフレーム24の間にそれぞれ架設されている。
複数の横クロスメンバ25は、それぞれ左右に延びている。複数の横クロスメンバ25は、左右のロアフレーム19の間、左右のアッパフレーム20の間、左右のフロントフレーム21の間、左右の第1前クロスメンバ22の間、左右の第2前クロスメンバ23の間および左右のリアフレーム24の間にそれぞれ架設されている。
支持フレーム26は、反転U字状に形成され、左右のアッパフレーム20の前端同士を連結している。支持フレーム26において左右のアッパフレーム20のそれぞれに連結された左右一対の根元部には、垂れ下がったステー28が設けられている。ステー28は、左右一対設けられている。一対のステー28のうち、左のステー28Lは、左のアッパフレーム20から左方に張り出しており、右のステー28Rは、右のアッパフレーム20から右方に張り出している。ステー28は、車体フレーム2に一体形成されてもよいし、車体フレーム2とは別の樹脂部品として設けられて、ボルト等の締結部材によって車体フレーム2に取り付けられてもよい。
シートレール27は、平面視でU字状に形成され、左右のリアフレーム24の途中部に接続されて後方へ延びている。
図3は、車両1の正面図である。左右一対の前アーム3は、左右一対のロアアーム35と、左右一対のアッパアーム36とを含む。左のロアアーム35Lは、左のロアフレーム19の前部に連結されて左方へ延びている。左のアッパアーム36Lは、ロアアーム35Lよりも高い位置に配置され、左の第2前クロスメンバ23に連結されて左方へ延びている。ロアアーム35Lおよびアッパアーム36Lは、それぞれの右端まわりに上下に揺動可能である。右のロアアーム35Rは、右のロアフレーム19の前部に連結されて右方へ延びている。右のアッパアーム36Rは、ロアアーム35Rよりも高い位置に配置され、右の第2前クロスメンバ23に連結されて右方へ延びている。ロアアーム35Rおよびアッパアーム36Rは、それぞれの左端まわりに上下に揺動可能である。
図3は、車両1の正面図である。左右一対の前アーム3は、左右一対のロアアーム35と、左右一対のアッパアーム36とを含む。左のロアアーム35Lは、左のロアフレーム19の前部に連結されて左方へ延びている。左のアッパアーム36Lは、ロアアーム35Lよりも高い位置に配置され、左の第2前クロスメンバ23に連結されて左方へ延びている。ロアアーム35Lおよびアッパアーム36Lは、それぞれの右端まわりに上下に揺動可能である。右のロアアーム35Rは、右のロアフレーム19の前部に連結されて右方へ延びている。右のアッパアーム36Rは、ロアアーム35Rよりも高い位置に配置され、右の第2前クロスメンバ23に連結されて右方へ延びている。ロアアーム35Rおよびアッパアーム36Rは、それぞれの左端まわりに上下に揺動可能である。
前輪4は、タイヤを含む。不整地での走行を考慮したブロックパターンの凹凸が、タイヤの表面に形成されてもよい(後述する図15および図16を参照)。後輪7も同様である。左右一対の前輪4は、車体フレーム2の前部を挟むように配置されている。左の前輪4Lは、ロアアーム35Lおよびアッパアーム36Lのそれぞれの左端に、ナックルアーム(図示せず)を介して連結されている。右の前輪4Rは、ロアアーム35Rおよびアッパアーム36Rのそれぞれの右端に、別のナックルアーム(図示せず)を介して連結されている。これにより、左右一対の前輪4は、左右一対のロアアーム35およびアッパアーム36を介して、車体フレーム2によって上下動可能に支持されている。
左右一対の前ショックアブソーバ5は、左の前ショックアブソーバ5Lと、右の前ショックアブソーバ5Rとを含む。前ショックアブソーバ5Lの下端は、ロアアーム35Lに連結されている。前ショックアブソーバ5Lの上端は、複数の横クロスメンバ25のうちフロントフレーム21と第1前クロスメンバ22との連結部に配置された横クロスメンバ25A(図2も参照)の左端に連結されている。前ショックアブソーバ5Rの下端は、ロアアーム35Rに連結されている。前ショックアブソーバ5Rの上端は、横クロスメンバ25Aの右端に連結されている。それぞれのロアアーム35は、ロアフレーム19において車体フレーム2に直接連結されているとともに、前ショックアブソーバ5を介して車体フレーム2に連結されている。図1を参照して、第1前クロスメンバ22は、側面視において、前輪4および前ショックアブソーバ5よりも後方に配置されている。
スイングアーム6は、車体フレーム2における左右のリアフレーム24の下部間に架設されたピボットシャフト37に連結され、ピボットシャフト37から後方へ延びている。スイングアーム6は、ピボットシャフト37まわりに上下に揺動可能である。
左右一対の後輪7は、スイングアーム6の後部を挟むように配置されて、スイングアーム6の後部に取り付けられている。これにより、左右一対の後輪7は、スイングアーム6によって上下動可能に支持されている。車体フレーム2において少なくともアッパフレーム20およびシートレール27は、前輪4の回転軸線Pおよび後輪7の回転軸線Qよりも高い位置に配置されている。
左右一対の後輪7は、スイングアーム6の後部を挟むように配置されて、スイングアーム6の後部に取り付けられている。これにより、左右一対の後輪7は、スイングアーム6によって上下動可能に支持されている。車体フレーム2において少なくともアッパフレーム20およびシートレール27は、前輪4の回転軸線Pおよび後輪7の回転軸線Qよりも高い位置に配置されている。
後ショックアブソーバ8の下端は、スイングアーム6に連結されている。後ショックアブソーバ8の上端は、車体フレーム2における左右のリアフレーム24の間に架設された横クロスメンバ25B(図2参照)に連結されている。
エンジン9の一例は、左右に延びるクランク軸線まわりに回転するクランクシャフト(図示せず)を有する内燃機関である。エンジン9は、スイングアーム6よりも前方に配置されている。エンジン9は、車体フレーム2における左右のロアフレーム19に載せられて、これらのロアフレーム19に固定されている。クランクシャフトの回転は、例えばチェーン(図示せず)を介して後輪7に伝達される。
エンジン9の一例は、左右に延びるクランク軸線まわりに回転するクランクシャフト(図示せず)を有する内燃機関である。エンジン9は、スイングアーム6よりも前方に配置されている。エンジン9は、車体フレーム2における左右のロアフレーム19に載せられて、これらのロアフレーム19に固定されている。クランクシャフトの回転は、例えばチェーン(図示せず)を介して後輪7に伝達される。
燃料タンク10は、エンジン9の燃料を溜めるためのものである。エンジン9の燃料は、例えばガソリンである。燃料タンク10は、エンジン9よりも上方に配置されている。燃料タンク10は、車体フレーム2における左右のアッパフレーム20の間に架設された横クロスメンバ25C(図2参照)に載せられて、アッパフレーム20および横クロスメンバ25Cの少なくともいずれかに固定されている。
シート11は、前後に長手であり、車幅方向における車両1の中央において、燃料タンク10の後方に配置されている。シート11は、車体フレーム2のシートレール27に固定されている。乗員は、シート11に跨って着座することができる。
ハンドル12は、前輪4の回転軸線Pよりも後方、かつ、後輪7の回転軸線Qよりも前方に配置されている。詳しくは、ハンドル12は、転舵角が零となった中立状態における前輪4の回転軸線Pよりも後方に配置されている。前輪4の転舵角がどの値であっても、ハンドル12は、前輪4の重心G(後述する図13も参照)よりも後方に配置されている。ハンドル12は、車体フレーム2の支持フレーム26(図2参照)によって回動可能に支持されている。ハンドル12は、シート11に着座した乗員によって、前輪4を転舵させるために操作される。
ハンドル12は、前輪4の回転軸線Pよりも後方、かつ、後輪7の回転軸線Qよりも前方に配置されている。詳しくは、ハンドル12は、転舵角が零となった中立状態における前輪4の回転軸線Pよりも後方に配置されている。前輪4の転舵角がどの値であっても、ハンドル12は、前輪4の重心G(後述する図13も参照)よりも後方に配置されている。ハンドル12は、車体フレーム2の支持フレーム26(図2参照)によって回動可能に支持されている。ハンドル12は、シート11に着座した乗員によって、前輪4を転舵させるために操作される。
車両1は、外装部品39と、表示器40と、左右一対のヘッドライト41とをさらに含む。外装部品39は、例えば樹脂製であって、車体フレーム2に取り付けられている。外装部品39は、フロントカバー42と、トップカバー43と、左右一対のサイドカバー44とを含む。
フロントカバー42は、車体フレーム2においてハンドル12よりも前方に位置する前部分2Aの少なくとも一部を上方から覆っている。この実施形態における前部分2Aは、左右のフロントフレーム21の後部を少なくとも含む。フロントカバー42は、本体42Aと、本体42Aから外側方へ張り出した左右一対のフェンダー42Bとを含む。
フロントカバー42は、車体フレーム2においてハンドル12よりも前方に位置する前部分2Aの少なくとも一部を上方から覆っている。この実施形態における前部分2Aは、左右のフロントフレーム21の後部を少なくとも含む。フロントカバー42は、本体42Aと、本体42Aから外側方へ張り出した左右一対のフェンダー42Bとを含む。
本体42Aは、板状に形成されている。本体42Aは、前方へ向かうにつれて緩やかに下降するように傾斜している。本体42Aは、平面視において、前方へ向かうにつれて幅狭になっている(図3参照)。フロントカバー42の上面には、図1に示すようにハニカム状に配列された複数の通気孔42Cが形成されていてもよい。
各フェンダー42Bは、後方へ延びて下方へ折れ曲がっている。このような各フェンダー42Bは、対応する前輪4に対して上方および後方から対向している。左右一対のフェンダー42Bのうち、左のフェンダー42BLの左縁は、フロントカバー42の左縁42Lであり、右のフェンダー42BRの右縁は、フロントカバー42の右縁42Rである(図3も参照)。
各フェンダー42Bは、後方へ延びて下方へ折れ曲がっている。このような各フェンダー42Bは、対応する前輪4に対して上方および後方から対向している。左右一対のフェンダー42Bのうち、左のフェンダー42BLの左縁は、フロントカバー42の左縁42Lであり、右のフェンダー42BRの右縁は、フロントカバー42の右縁42Rである(図3も参照)。
トップカバー43は、シート11の前方に配置され、左右のアッパフレーム20の少なくとも一部を上方から覆っている。ハンドル12は、トップカバー43の上方に配置されている。
サイドカバー44は、左右方向において対応するフェンダー42Bの上部からシートレール27まで後方へ延びている。左のサイドカバー44は、左のアッパフレーム20および左のリアフレーム24の少なくとも一部を左方から覆っている。右のサイドカバー44は、右のアッパフレーム20および右のリアフレーム24の少なくとも一部を右方から覆っている。燃料タンク10は、トップカバー43によって上方から覆われ、左右一対のサイドカバー44によって外側方から覆われている。
サイドカバー44は、左右方向において対応するフェンダー42Bの上部からシートレール27まで後方へ延びている。左のサイドカバー44は、左のアッパフレーム20および左のリアフレーム24の少なくとも一部を左方から覆っている。右のサイドカバー44は、右のアッパフレーム20および右のリアフレーム24の少なくとも一部を右方から覆っている。燃料タンク10は、トップカバー43によって上方から覆われ、左右一対のサイドカバー44によって外側方から覆われている。
表示器40は、トップカバー43の上面において露出されている。表示器40は、トップカバー43に設けられてもよいし、ハンドル12の中央部に設けられてもよい。表示器40には、速度計等の計器(図示せず)が設けられている。そのため、速度等の乗員向けの情報が、表示器40に表示される。
図3を参照して、左右一対のヘッドライト41は、左のヘッドライト41Lと、右のヘッドライト41Rとを含む。それぞれのヘッドライト41は、第1フロントライト51と、第1フロントライト51とは別に設けられた第2フロントライト52とを1つずつ含む。そのため、左右一対のヘッドライト41は、左右一対の第1フロントライト51と、左右一対の第2フロントライト52とを含む。
図3を参照して、左右一対のヘッドライト41は、左のヘッドライト41Lと、右のヘッドライト41Rとを含む。それぞれのヘッドライト41は、第1フロントライト51と、第1フロントライト51とは別に設けられた第2フロントライト52とを1つずつ含む。そのため、左右一対のヘッドライト41は、左右一対の第1フロントライト51と、左右一対の第2フロントライト52とを含む。
ヘッドライト41Lおよびヘッドライト41Rは、車両1の車幅方向における中心線Cを基準として左右対称に構成されている。以下では、主にヘッドライト41Lに着目してヘッドライト41について説明するが、以下でのヘッドライト41Lに関する説明について左右の向きを反対にしたものが、ヘッドライト41Rについての説明に相当する。
図4は、図3からヘッドライト41Lを抜き出して示した図である。図5は、図1からヘッドライト41Lを抜き出して示した図である。ヘッドライト41Lは、第1フロントライト51および第2フロントライト52の他に、第1ホルダー53、第2ホルダー54およびブラケット55を含む。図6に示すように、第1フロントライト51と、第1フロントライト51を支持した第1ホルダー53とは、第1アセンブリー57を構成している。また、図7に示すように、第2フロントライト52と、第2フロントライト52を支持した第2ホルダー54とは、第2アセンブリー60を構成している。
図4は、図3からヘッドライト41Lを抜き出して示した図である。図5は、図1からヘッドライト41Lを抜き出して示した図である。ヘッドライト41Lは、第1フロントライト51および第2フロントライト52の他に、第1ホルダー53、第2ホルダー54およびブラケット55を含む。図6に示すように、第1フロントライト51と、第1フロントライト51を支持した第1ホルダー53とは、第1アセンブリー57を構成している。また、図7に示すように、第2フロントライト52と、第2フロントライト52を支持した第2ホルダー54とは、第2アセンブリー60を構成している。
第1ホルダー53は、例えば左右に長手の板状に形成されている。第1ホルダー53は、外側方(ヘッドライト41Lの場合には左方)に向かうにつれて上方かつ後方へ向かうように傾斜している。
第1フロントライト51は、第1ホルダー53の前面において上下方向における略中央に設けられている。第1フロントライト51は、第1ホルダー53の前面から前方へ突出しており、左右にライン状に延びている。第1フロントライト51は、第1ホルダー53の前面において左右方向におけるほぼ全域にわたって延びている。第1フロントライト51は、第1ホルダー53と同様に、外側方に向かうにつれて上方かつ後方へ向かうように傾斜している。第1フロントライト51の前端面は、第1フロントライト51の照射面51Aである。照射面51Aは、横幅L1を有している(図4参照)。横幅L1とは、正面視において水平方向における照射面51Aの幅寸法(照射面51Aの左端と右端との間の水平距離)である。照射面51Aには、LED等の発光体56が埋め込まれている。発光体56は、複数設けられてもよく、その場合には、縦に延びる複数の発光体56が、照射面51Aを埋め尽くすように左右に並んでいてもよい。
第1フロントライト51は、第1ホルダー53の前面において上下方向における略中央に設けられている。第1フロントライト51は、第1ホルダー53の前面から前方へ突出しており、左右にライン状に延びている。第1フロントライト51は、第1ホルダー53の前面において左右方向におけるほぼ全域にわたって延びている。第1フロントライト51は、第1ホルダー53と同様に、外側方に向かうにつれて上方かつ後方へ向かうように傾斜している。第1フロントライト51の前端面は、第1フロントライト51の照射面51Aである。照射面51Aは、横幅L1を有している(図4参照)。横幅L1とは、正面視において水平方向における照射面51Aの幅寸法(照射面51Aの左端と右端との間の水平距離)である。照射面51Aには、LED等の発光体56が埋め込まれている。発光体56は、複数設けられてもよく、その場合には、縦に延びる複数の発光体56が、照射面51Aを埋め尽くすように左右に並んでいてもよい。
第2ホルダー54は、例えば、前方に露出された内部空間を有するカップ状に形成されている。
第2フロントライト52は、前後に延びるベース58と、ベース58の前端に設けられた発光体59とを含む(図5参照)。ベース58の後端は、第2ホルダー54に固定されている。ベース58の少なくとも前端は、第2ホルダー54から前方にはみ出している。発光体59は、LEDやハロゲンランプ等によって構成される。発光体59の前面は、第2フロントライト52の照射面52Aである。照射面52Aは、例えば半球状に形成されており、前方へ円弧状に膨出している。照射面52Aは、横幅L2を有している(図4参照)。横幅L2とは、正面視において水平方向における照射面52Aの幅寸法(照射面52Aの左端と右端との間の水平距離)である。第1フロントライト51の照射面51Aの横幅L1は、第2フロントライト52の照射面52Aの横幅L2よりも大きい(図4参照)。
第2フロントライト52は、前後に延びるベース58と、ベース58の前端に設けられた発光体59とを含む(図5参照)。ベース58の後端は、第2ホルダー54に固定されている。ベース58の少なくとも前端は、第2ホルダー54から前方にはみ出している。発光体59は、LEDやハロゲンランプ等によって構成される。発光体59の前面は、第2フロントライト52の照射面52Aである。照射面52Aは、例えば半球状に形成されており、前方へ円弧状に膨出している。照射面52Aは、横幅L2を有している(図4参照)。横幅L2とは、正面視において水平方向における照射面52Aの幅寸法(照射面52Aの左端と右端との間の水平距離)である。第1フロントライト51の照射面51Aの横幅L1は、第2フロントライト52の照射面52Aの横幅L2よりも大きい(図4参照)。
図8は、ブラケット55の左側面図である。ブラケット55は、第2フロントライト52に後方から対向するプレート部55Aと、プレート部55Aの左端から前方に延びた左アーム部55Bと、プレート部55Aの右端から前方に延びた右アーム部55Cとを有する。左アーム部55Bの前端は、左方に折り曲げられている。右アーム部55Cの前端は、上方に折り曲げられている。
図9は、ヘッドライト41Lの平面図である。第1ホルダー53の左端から後方へ突出した突出部53Aが、締結部材61によって左アーム部55Bの前端に固定されている。第1ホルダー53の後面において左右方向における途中部53Bが、別の締結部材62によって右アーム部55Cの前端に固定されている。これにより、第1アセンブリー57がブラケット55に結合されている。一方、第2ホルダー54が、別の締結部材63(図10参照)によってプレート部55Aの前面に固定されている。これにより、第2アセンブリー60がブラケット55に結合されている。このように第1アセンブリー57および第2アセンブリー60がブラケット55に固定されることによって、ヘッドライト41Lが組み立てられている。
図11は、車体フレーム2およびヘッドライト41の左側面図である。図12は、車体フレーム2およびヘッドライト41の平面図である。ヘッドライト41Lは、車体フレーム2における左のステー28L(図2も参照)に対して、締結部材(図示せず)等によって固定されている。ヘッドライト41Rは、車体フレーム2における右のステー28Rに対して、別の締結部材(図示せず)等によって固定されている。ヘッドライト41Lおよびヘッドライト41Rは、車幅方向において車体フレーム2よりも外方に配置されている。車体フレーム2に固定されたラジエーター(図示せず)が、車幅方向におけるヘッドライト41Lとヘッドライト41Rとの間に配置されている。
図13は、車両1の平面図である。図13は、図12の車体フレーム2に外装部品39が取り付けられた状態を示している。外装部品39のフロントカバー42は、左右の第1フロントライト51および第2フロントライト52の周囲に配置されている。フロントカバー42の本体42Aに形成された通気孔42Cは、前述したラジエーターに外気を導く。
左のヘッドライト41Lにおける第1フロントライト51および第2フロントライト52は、左のフェンダー42BLの下方に配置されている。左の第1フロントライト51は、フロントカバー42の左縁42Lに沿っている(図1および図3も参照)。左の第1フロントライト51の少なくとも一部(図13では後端)は、左縁42Lよりも外側方(ここでは左方)にはみ出している。左の第2フロントライト52の全体は、フェンダー42BLの真下に位置しており、平面視において、フェンダー42BLの裏に隠れている。
右のヘッドライト41Rにおける第1フロントライト51および第2フロントライト52は、右のフェンダー42BRの下方に配置されている。右の第1フロントライト51は、フロントカバー42の右縁42Rに沿っている(図1および図3も参照)。右の第1フロントライト51の少なくとも一部(図13では後端)は、右縁42Rよりも外側方(ここでは右方)にはみ出している。右の第2フロントライト52の全体は、フェンダー42BRの真下に位置しており、平面視において、フェンダー42BRの裏に隠れている。
図1に示すように、フロントカバー42のフェンダー42Bは、前述したように後方へ延びて下方へ折れ曲がった形状を有する。そのため、フェンダー42Bは、その下方に配置された第1フロントライト51および第2フロントライト52を前方および外側方へ露出させている(図3も参照)。
左右のヘッドライト41は、左右の前アーム3、前輪4および前ショックアブソーバ5と同じ前後位置に配置されている(図3および図13も参照)。左右のヘッドライト41(少なくとも第1フロントライト51)は、左右の前輪4の前端4Aよりも後方かつハンドル12よりも前方に配置されている。左右のヘッドライト41は、左右の前輪4の上端4Bよりも高い位置に配置されている。それぞれのヘッドライト41の下方には、上下に揺動する前アーム3からヘッドライト41を離すためのスペースSが確保されている(図3も参照)。つまり、車両1には、ヘッドライト41に直下から隣接する部品が存在しない。
左右のヘッドライト41は、左右の前アーム3、前輪4および前ショックアブソーバ5と同じ前後位置に配置されている(図3および図13も参照)。左右のヘッドライト41(少なくとも第1フロントライト51)は、左右の前輪4の前端4Aよりも後方かつハンドル12よりも前方に配置されている。左右のヘッドライト41は、左右の前輪4の上端4Bよりも高い位置に配置されている。それぞれのヘッドライト41の下方には、上下に揺動する前アーム3からヘッドライト41を離すためのスペースSが確保されている(図3も参照)。つまり、車両1には、ヘッドライト41に直下から隣接する部品が存在しない。
図11および図12に示すように、それぞれのヘッドライト41において、第1フロントライト51は、第2フロントライト52よりも前方に配置され、第2フロントライト52は、第1フロントライト51よりも低い位置に配置されている。第2フロントライト52は、平面視において第1フロントライト51と少なくとも部分的に重なるように、第1フロントライト51の直下に配置されている。前述した表示器40は、左右の第2フロントライト52よりも後方に配置されている(図1参照)。
それぞれのヘッドライト41において、第1フロントライト51および第2フロントライト52は、車両1に設けられたバッテリー等の電源(図示せず)からの電力が供給されることによって発光する。一例として、第1フロントライト51は、ポジションライトとして機能し、車両1のスイッチ(図示せず)がONになると常に発光する。第2フロントライト52は、従来のヘッドライトとして機能し、車両1のスイッチがONになった後にエンジン9が始動すると発光する。
以上の通り、この実施形態の構成によれば、車両1のヘッドライト41が、ライン状の第1フロントライト51と、第2フロントライト52とに分かれている。そのため、第2フロントライト52を小型化しても、第1フロントライト51および第2フロントライト52の両方によって、車両1の前方を照明するのに必要な光量を確保できる。そして、左右に細長い第1フロントライト51と、小型化された第2フロントライト52とによって、車両1の軽量化を図れる。
第2フロントライト52が小型化によって目立たなくなるので、第1フロントライト51を第2フロントライト52よりも目立たせるという意匠効果を図れる。
第1フロントライト51と第2フロントライト52とは別部品なので、第1フロントライト51および第2フロントライト52のそれぞれは、汎用品として様々な車種に適用できる。
第1フロントライト51と第2フロントライト52とは別部品なので、第1フロントライト51および第2フロントライト52のそれぞれは、汎用品として様々な車種に適用できる。
この実施形態において、第2フロントライト52は、第1フロントライト51よりも低い位置に配置されている。この構成によれば、第1フロントライト51を第2フロントライト52よりも高い位置に配置することによって、ライン状の第1フロントライト51を第2フロントライト52よりも目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両1の前方における必要な光量の確保と、車両1の軽量化とを図れる。
この実施形態において、第2フロントライト52は、第1フロントライト51の直下に配置されている。この構成によれば、上下に接近して配置された第1フロントライト51および第2フロントライト52の両方が発光することによって、1つの大型のヘッドライトが発光したときと同様の発光状態を得ることができる。
この実施形態において、第1フロントライト51は、第2フロントライト52よりも前方に配置されている。この構成によれば、ライン状の第1フロントライト51を第2フロントライト52よりも目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両1の前方における必要な光量の確保と、車両1の軽量化とを図れる。
この実施形態において、第1フロントライト51は、第2フロントライト52よりも前方に配置されている。この構成によれば、ライン状の第1フロントライト51を第2フロントライト52よりも目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両1の前方における必要な光量の確保と、車両1の軽量化とを図れる。
この実施形態において、第1フロントライト51の照射面51Aの横幅L1は、第2フロントライト52の照射面52Aの横幅L2よりも大きい(図4参照)。この構成によれば、ライン状の第1フロントライト51を第2フロントライト52よりも目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両1の前方における必要な光量の確保と、車両1の軽量化とを図れる。
この実施形態において、第1フロントライト51は、外側方かつ上方へ延びている。この構成によれば、ライン状の第1フロントライト51を切れ長の目のように目立たせるという意匠効果を図りつつ、車両1の前方における必要な光量の確保と、車両1の軽量化とを図れる。
この実施形態において、フロントカバー42は、第1フロントライト51および第2フロントライト52を前方および外側方へ露出させた形状を有する(図1参照)。この構成によれば、第1フロントライト51および第2フロントライト52が発した光についての前方および外側方からの識別性の向上を図りつつ、車両1の前方における必要な光量の確保と、車両1の軽量化とを図れる。
この実施形態において、フロントカバー42は、第1フロントライト51および第2フロントライト52を前方および外側方へ露出させた形状を有する(図1参照)。この構成によれば、第1フロントライト51および第2フロントライト52が発した光についての前方および外側方からの識別性の向上を図りつつ、車両1の前方における必要な光量の確保と、車両1の軽量化とを図れる。
この実施形態において、左右一対の第2フロントライト52は、平面視においてフロントカバー42の裏に隠れている(図13参照)。この構成によれば、太陽光がフロントカバー42によって遮られるので、フロントカバー42の裏に隠れた第2フロントライト52が発した光が、太陽光の影響を受けにくくなる。これにより、第2フロントライト52が発した光についての識別性の向上を図りつつ、車両1の前方における必要な光量の確保と、車両1の軽量化とを図れる。
この実施形態において、左右一対の第1フロントライト51は、フロントカバー42の左縁42Lおよび右縁42Rにそれぞれ沿っている(図3参照)。この構成によれば、ライン状の第1フロントライト51およびフロントカバー42についての意匠的な一体感を図りつつ、車両1の前方における必要な光量の確保と、車両1の軽量化とを図れる。
左縁42Lおよび右縁42Rには、第1フロントライト51を受け入れる凹部が形成されてもよい。第1フロントライト51が当該凹部に嵌ることによって、左縁42Lおよび右縁42Rが、第1フロントライト51の周辺においても滑らかに延びるので、前述した意匠的な一体感を一層図ることができる。
左縁42Lおよび右縁42Rには、第1フロントライト51を受け入れる凹部が形成されてもよい。第1フロントライト51が当該凹部に嵌ることによって、左縁42Lおよび右縁42Rが、第1フロントライト51の周辺においても滑らかに延びるので、前述した意匠的な一体感を一層図ることができる。
ライン状の第1フロントライト51は、ヘッドライト41の小型化に寄与するとともに、フロントカバー42の形状に影響を与えない。そのため、第1フロントライト51を含むヘッドライト41全体によって制約を受けることなく、フロントカバー42の形状を自由に設計することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明してきたが、この発明は、以下に例示的に説明するとおり、さらに他の形態で実施することもできる。
以上、この発明の一実施形態について説明してきたが、この発明は、以下に例示的に説明するとおり、さらに他の形態で実施することもできる。
図14、図15および図16は、本発明の第2実施形態、第3実施形態および第4実施形態に係る車両1A、車両1Bおよび車両1Cの正面図である。以降では、前述の第1実施形態に関して説明した部分と機能的に同じ部分には同一番号を付して、当該部分についての詳細な説明は省略する。
(1)左右のヘッドライト41は、図14に示す鞍乗り型の車両1Aのように、フロントカバー42の上面またはフロントカバー42の上方に配置されてもよい。
(2)本発明は、鞍乗り型以外の車両1Bおよび車両1Cにも適用できる。図15に示す車両1Bは、4人乗りであって、左右一対の前シート11Aと、左右一対の後シート11Bとを含む。図16に示す車両1Cは、スポーツ走行向けに後シート11Bが省略された2人乗りである。車両1Bおよび車両1Cにおけるハンドル12は第1実施形態におけるステアリングバーとは異なるステアリングホイールであって、左の前シート11Aの前方に配置されている。
(3)図16に示す車両1Cのように、各ヘッドライト41は、複数の第2フロントライト52を含んでいてもよい。この場合、複数の第2フロントライト52は、左右に並んでいてもよい。ライン状の第1フロントライト51は、図16に示すように1つの第2フロントライト52の周辺に配置されてもよいし、複数の第2フロントライト52の周辺に跨って配置されてもよい。各ヘッドライト41は、複数の第1フロントライト51を含んでいてもよい。その場合、複数の第1フロントライト51は、ライン状に並んで配置されることが好ましい。
(4)前輪4および後輪7のそれぞれは、前述した2つとは限らず、3つ以上であってもよいし、1つであってもよい。また、後輪7は、タイヤでなく、クローラー等の無限軌道を含んでもよい。
(5)第1フロントライト51と第2フロントライト52との位置関係や、これらのフロントライトと表示器40等の他の部品との位置関係は、必要に応じて変更できる。
(1)左右のヘッドライト41は、図14に示す鞍乗り型の車両1Aのように、フロントカバー42の上面またはフロントカバー42の上方に配置されてもよい。
(2)本発明は、鞍乗り型以外の車両1Bおよび車両1Cにも適用できる。図15に示す車両1Bは、4人乗りであって、左右一対の前シート11Aと、左右一対の後シート11Bとを含む。図16に示す車両1Cは、スポーツ走行向けに後シート11Bが省略された2人乗りである。車両1Bおよび車両1Cにおけるハンドル12は第1実施形態におけるステアリングバーとは異なるステアリングホイールであって、左の前シート11Aの前方に配置されている。
(3)図16に示す車両1Cのように、各ヘッドライト41は、複数の第2フロントライト52を含んでいてもよい。この場合、複数の第2フロントライト52は、左右に並んでいてもよい。ライン状の第1フロントライト51は、図16に示すように1つの第2フロントライト52の周辺に配置されてもよいし、複数の第2フロントライト52の周辺に跨って配置されてもよい。各ヘッドライト41は、複数の第1フロントライト51を含んでいてもよい。その場合、複数の第1フロントライト51は、ライン状に並んで配置されることが好ましい。
(4)前輪4および後輪7のそれぞれは、前述した2つとは限らず、3つ以上であってもよいし、1つであってもよい。また、後輪7は、タイヤでなく、クローラー等の無限軌道を含んでもよい。
(5)第1フロントライト51と第2フロントライト52との位置関係や、これらのフロントライトと表示器40等の他の部品との位置関係は、必要に応じて変更できる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:車両、1A:車両、1B:車両、1C:車両、2:車体フレーム、2A:前部分、3:前アーム、4:前輪、4A:前端、5:前ショックアブソーバ、12:ハンドル、40:表示器、42:フロントカバー、42L:左縁、42R:右縁、51:第1フロントライト、51A:照射面、52:第2フロントライト、52A:照射面、L1:照射面51Aの横幅、L2:照射面52Aの横幅、P:前輪4の回転軸線
Claims (14)
- 車体フレームと
前記車体フレームによって支持された前輪と、
前記前輪の回転軸線よりも後方に配置され、前記前輪を転舵させるために乗員によって操作されるハンドルと、
左右にライン状に延び、前記前輪の前端よりも後方かつ前記ハンドルよりも前方に配置された左右一対の第1フロントライトと、
前記第1フロントライトとは別に設けられた左右一対の第2フロントライトと、
を含む、車両。 - 前記第2フロントライトは、前記第1フロントライトよりも低い位置に配置されている、請求項1に記載の車両。
- 前記第2フロントライトは、前記第1フロントライトの直下に配置されている、請求項2に記載の車両。
- 前記第1フロントライトは、前記第2フロントライトよりも前方に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両。
- 前記第2フロントライトよりも後方に配置され、乗員向けの情報を表示する表示器をさらに含む、請求項4に記載の車両。
- 前記第1フロントライトの照射面の横幅は、前記第2フロントライトの照射面の横幅よりも大きい、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両。
- 前記第1フロントライトは、外側方かつ上方へ延びている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両。
- 前記車体フレームにおいて前記ハンドルよりも前方に位置する前部分の少なくとも一部を覆い、前記第1フロントライトおよび前記第2フロントライトの周囲に配置されたフロントカバーをさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両。
- 前記フロントカバーは、前記第1フロントライトおよび前記第2フロントライトを前方および外側方へ露出させた形状を有する、請求項8に記載の車両。
- 前記左右一対の第2フロントライトは、平面視において前記フロントカバーの裏に隠れている、請求項8または9に記載の車両。
- 前記左右一対の第1フロントライトは、前記フロントカバーの左縁および右縁にそれぞれ沿っている、請求項8〜10のいずれか一項に記載の車両。
- 前記フロントカバーは、樹脂製である、請求項8〜11のいずれか一項に記載の車両。
- 左右一対の前記前輪と、
左右の前記前輪をそれぞれ支持し、前記車体フレームに揺動可能に取り付けられた左右一対の前アームと、
前記第1フロントライトと同じ前後位置に配置され、前記左右一対の前アームと前記車体フレームとをそれぞれ連結した左右一対の前ショックアブソーバと、
をさらに含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の車両。 - 前記車両は、鞍乗り型の車両である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の車両。
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