JP2019217087A - 遊技機 - Google Patents

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孝夫 宮岡
Takao Miyaoka
孝夫 宮岡
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Abstract

【課題】意外性のある報知演出を実行できる遊技機を提供する。【解決手段】パチンコ機では、第一普通当たり判定の結果を遊技者に報知する第一報知演出の内容を示す第一変動パターンが、主制御基板のROMに複数記憶される。複数の第一変動パターンのいずれかが、第一普通当たり判定の結果に応じて決定される。決定された第一変動パターンに基づいて報知演出が行われる。複数の第一変動パターンは、リーチ演出Dの第一変動パターンと、リーチ演出Eの第一変動パターンとを含む。リーチ演出Dの第一変動パターンでは、暗転画像の表示後(S334)、発展演出が行われ(S344)、その後、第一普通当たり判定の結果が報知される。リーチ演出Eの第一変動パターンでは、暗転画像の表示後(S334)、発展演出が行われることなく第一普通当たり判定の結果が報知される(S347)。【選択図】図21

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、当たり判定の結果を報知する報知演出の実行中に、特定の演出が行われることを示唆する演出を行い、その後、特定の演出を行う遊技機が知られている。例えば、特許文献1に記載の遊技機では、図柄変動表示を開始した後、リーチ演出が行われる。その後、スーパーリーチ演出に発展することを示唆する暗転演出が行われて、スーパーリーチ演出へと発展する。
特開2016−172090号公報
上記遊技機では、遊技者は、暗転演出が行われた場合にはスーパーリーチ演出に発展するという報知演出の流れを単調に感じる可能性があった。
本発明の目的は、意外性のある報知演出を実行できる遊技機を提供することである。
本発明の一態様に係る遊技機は、遊技者にとって有利な状態を生起する当たりであるかの判定を行う判定手段と、前記判定の結果を遊技者に報知する演出である報知演出を行う演出実行手段と、前記報知演出の内容を示す演出パターンを複数記憶する記憶手段と、前記演出実行手段によって実行される前記報知演出の前記演出パターンを、前記記憶手段に記憶された複数の前記演出パターンから、前記判定の結果に応じて決定する決定手段とを備え、前記複数の演出パターンは、特定演出が行われることを示唆する示唆演出を行った後、前記特定演出を行い、その後、前記判定の結果を報知する第一演出パターンと、前記示唆演出を行った後、前記特定演出を行うことなく前記判定の結果を報知する第二演出パターンとを含むことを特徴とする。
上記態様によれば、表示画面に静止画像が表示されると、報知演出の一連の流れが一旦止まったように見える。そして、静止画像の表示後には、特定演出が行われる場合と、特定演出が行われることなく判定結果が報知される場合とがある。遊技機は、静止画像を表示してその後に特定演出が行われると遊技者に期待させておいて、特定演出を行うことなく判定結果を報知することで、遊技者を驚かせることができる。このように、遊技機は、意外性のある報知演出を実行できる。
本発明の一態様に係る遊技機において、前記第二演出パターンよりも前記第一演出パターンの方が前記決定手段によって決定されやすくてもよい。この場合、遊技者は、静止画像が表示されると、特定演出が実行されることをより一層期待する。よって、遊技機は、静止画像の表示後に特定演出を実行することなく判定結果を報知することで、遊技者をより一層驚かせることができる。
本発明の一態様に係る遊技機において、前記第二演出パターンは、前記判定の結果が前記当たりである場合にのみ前記決定手段によって決定され得てもよい。この場合、遊技機は、第二演出パターンの報知演出を行うことで、遊技者を驚かせるとともに当たりに対する喜びを与えることができる。
本発明の一態様に係る遊技機において、前記第二演出パターンにおける前記静止画像の表示時間は、前記第一演出パターンにおける前記静止画像の表示時間よりも長くてもよい。この場合、静止画像の表示後に特定演出を実行する第一演出パターンの場合には、遊技機は、静止画像の表示時間を短くすることで、テンポ良く報知演出を実行できる。一方、静止画像の表示後に特定演出を実行しない第二演出パターンの場合には、遊技機は、静止画像の表示時間を長くすることで、長い時間の間、遊技者をドキドキさせることができる。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の正面図である。 大当たり遊技を含むパチンコ機1の遊技における電チュー等の基本動作を示すタイミングチャートである。 パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。 RAM52の第一普通当たり関係情報記憶エリアを示す概念図である。 ROM53に記憶されている第一変動パターン決定テーブルの概念図である。 ROM53に記憶されている第四変動パターン決定テーブルの概念図である。 主基板41において行われるメイン処理のフローチャートである。 メイン処理の中において行われる第一普通図柄処理のフローチャートである。 メイン処理の中において行われる第一普通電動役物処理のフローチャートである。 メイン処理の中において行われる第四普通図柄処理のフローチャートである。 メイン処理の中において行われる第四普通電動役物処理のフローチャートである。 メイン処理の中において行われる第二普通図柄処理のフローチャートである。 メイン処理の中において行われる第二普通電動役物処理のフローチャートである。 メイン処理の中において行われる第三普通図柄処理のフローチャートである。 メイン処理の中において行われる第三普通電動役物処理のフローチャートである。 サブ制御基板58において行われるサブ制御基板処理のフローチャートである。 リーチ演出Fの第一変動パターンに基づく第一報知演出の流れを説明する図である。 リーチ演出Dの第一変動パターンに基づく第一報知演出の流れを説明する図である。 リーチ演出Eの第一変動パターンに基づく第一報知演出の流れを説明する図である。 サブ制御基板処理の中において行われる第一報知演出制御処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態であるパチンコ機1について、図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、パチンコ機1の機械的構成について説明する。以下の説明では、図1の手前側、奥側、上側、下側、左側、及び右側を、それぞれ、パチンコ機1の前側、後側、上側、下側、左側、及び右側とする。パチンコ機1は、複数の普通電動役物が連続的に作動することで大当たり遊技を行う、いわゆる一般電役タイプの遊技機である。
図1に示すように、パチンコ機1の上半分の部分には遊技盤2が設けられている。遊技盤2は正面視略正方形の板状であり(図2参照)、透明なガラス板を保持した前面枠10によって前面を保護されている。遊技盤2の下部には上皿5が設けられている。上皿5は、遊技球発射装置37(図4参照)に金属製の遊技球を供給し、且つ賞球を受ける。上皿5の上面には、遊技者によって操作される操作ボタン9が設けられている。上皿5の直下には、賞球を受ける下皿6が設けられている。下皿6の右横には、遊技球の発射を調整する発射ハンドル7が設けられている。発射ハンドル7は、遊技者が回転操作できるように設けられており、遊技者が発射ハンドル7を回転させて発射操作を行うと、発射ハンドル7の回転角度に応じた強度で、遊技球発射装置37によって遊技球が発射される。前面枠10の上部の左右の角には、スピーカ48がそれぞれ設けられている。
図2に示すように、遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。ガイドレール3は、遊技領域4の左側に形成されている。遊技領域4の略中央には、各種演出を実行するセンター飾り8が設けられている。遊技球発射装置37(図4参照)によって発射された遊技球は、ガイドレール3によって遊技領域4へ導かれ、遊技領域4内を流下する。所定の強度未満の発射強度で発射された遊技球は、センター飾り8の左側を流下し、所定の強度以上で発射された遊技球は、センター飾り8の右側を流下する。以下、遊技球がセンター飾り8の左側を流下するように遊技球を発射することを「左打ち」と、遊技球がセンター飾り8の右側を流下するように遊技球を発射することを「右打ち」という。
センター飾り8は、表示画面28、第一電チュー16を主に備える。表示画面28は、センター飾り8の略中央に配置されている。表示画面28は、LCDによって構成され、様々な映像を表示する。表示画面28は、第一報知演出と第二報知演出とを実行可能である。第一報知演出は、演出用の図柄である第一演出図柄81(図18〜図20参照)を変動させた後に、第一普通当たり判定の結果を示す第一演出図柄81の組み合せを確定表示させることで、第一普通当たり判定の結果を遊技者に報知する演出である。第二報知演出は、第四普通当たり判定の結果を示す第二演出図柄(図示略)を変動させた後に確定表示させることで、第四普通当たり判定の結果を遊技者に報知する演出である。以下では、第一報知演出及び第二報知演出を総称する場合、単に報知演出という。
第一電チュー16は、センター飾り8において表示画面28の右方に設けられる。第一電チュー16は、普通電動役物(普通当たり判定の結果に基づき入賞口の入口の大きさを変化する役物)として設けられる電動チューリップ(以下、「電チュー」という。)の一つである。第一電チュー16は、開閉部材161を備え、開閉部材161が開放された場合にのみ、遊技球は第一電チュー16に入賞できる。
センター飾り8の略中央下方には、第一図柄作動ゲート11が設けられている。第一電チュー16の下方には、第四図柄作動ゲート13が設けられている。第一図柄作動ゲート11及び第四図柄作動ゲート13は、それぞれ遊技球が通過可能に構成されている。第一図柄作動ゲート11は、後述する第一普通図柄の作動ゲートとして機能する。第四図柄作動ゲート13は、後述する第四普通図柄の作動ゲートとして機能する。第四図柄作動ゲート13の下方には、第四電チュー19が設けられており、第四電チュー19の左斜め下方には、第二電チュー17が設けられており、第二電チュー17の左斜め下方には、第三電チュー18が設けられている。
第二電チュー17、第三電チュー18及び第四電チュー19も、それぞれ普通電動役物として設けられている。第二電チュー17、第三電チュー18及び第四電チュー19は、第一電チュー16と同様に、開閉部材171,181,191をそれぞれ備える。開閉部材171,181,191のそれぞれが開放された場合にのみ、遊技球は第二電チュー17、第三電チュー18及び第四電チュー19に入賞できる。以下、第一電チュー16、第二電チュー17、第三電チュー18及び第四電チュー19を総称する場合、単に、電チューという。電チューの各開閉部材161,171,181,191は、ソレノイドによって開閉される。電チューは、それぞれの開閉部材161,171,181,191が閉鎖された閉鎖状態にも遊技球の入賞が可能であって、開閉部材161,171,181,191が開放されることで閉鎖状態よりも遊技球が入賞容易となる構成であってもよい。本実施形態では、いずれの電チューにおいても、遊技球が1個入賞した場合に払い出される賞球の個数(以下、単位賞球数という。)は「15」である。
遊技領域4には、上記以外に、アウト口20(図2参照)、各種の電飾部材、入賞口、風車(図示略)及び遊技くぎ(図示略)等が設けられている。アウト口20は、遊技盤2の下部に設けられている。遊技領域4を流下する遊技球のうち、電チュー及びその他の入賞口のいずれにも入賞せず遊技領域4の下部まで流下した遊技球は、アウト口20を通過した後、遊技領域4の外部へ排出される。
なお、遊技領域4において、各遊技部材が上記のように配設されるため、左打ちされた遊技球は、右打ちされた遊技球よりも、第一図柄作動ゲート11を通過しやすい。また、右打ちされた遊技球は、左打ちされた遊技球よりも、第四図柄作動ゲート13、第一電チュー16、第二電チュー17、第三電チュー18、第四電チュー19を、通過又は入賞しやすい。左打ちされた遊技球が、第四図柄作動ゲート13、第一電チュー16、第二電チュー17、第三電チュー18、第四電チュー19を、通過又は入賞することは困難である。したがって、遊技者は、後述する大当たり遊技中に右打ちによって遊技を進め、それ以外の場合に左打ちによって遊技を進める。
遊技盤2の右下部には、図柄表示部24が設けられている。図柄表示部24は、第一普通図柄表示部、第二普通図柄表示部、第三普通図柄表示部、第四普通図柄表示部、第一普通図柄記憶数表示LED、第二普通図柄記憶数表示LED、第三普通図柄記憶数表示LED、及び第四普通図柄記憶数表示LEDを備える。第一〜第四普通図柄表示部は、それぞれ1〜複数個のLEDからなり、第一〜第四普通当たり判定の結果を示す第一〜第四普通図柄を、LEDの点灯及び消灯によって表示する。第一〜第四普通図柄記憶数表示LEDは、第一〜第四普通当たり判定の結果がまだ表示されていない遊技球(いわゆる「保留球」)の個数である保留球数を表示する。以下では、第一〜第四普通図柄を総称する場合、単に普通図柄という。
図3を参照して、パチンコ機1の遊技例の一について説明する。図3は、左打ちで遊技を開始して、第一図柄作動ゲート11を遊技球が通過した場合における各電チューの基本動作のタイムチャートである。第一図柄作動ゲート11を遊技球が通過することを契機として、第一当たり乱数が取得され、第一当たり乱数に基づく第一普通当たり判定が行われる。第一普通当たり判定では、当たり及びはずれのいずれであるかが、第一当たり乱数に基づいて判定される。本実施形態では、第一普通当たり判定において当たりと判定される確率(以下、「第一普通当たり確率」という。)は、約1/60である。なお、第一普通当たり確率は、約1/60に限られず、いずれの確率であってもよい。以下、第一普通当たり判定において当たりと判定されることを、「第一普通当たり」ともいう。本実施形態において、第一図柄作動ゲート11を通過した遊技球に対して、第一普通当たり判定を保留して乱数を記憶しておくことのできる数(最大第一保留球数)は「4」である。
第一普通当たり判定が行われると、図柄表示部24の第一普通図柄表示部に表示される第一普通図柄が変動を開始する。第一普通図柄の変動に同期して、表示画面28、スピーカ48等によって第一報知演出が行われる。第一普通当たり判定によって第一普通当たりと判定されると、第一電チュー16が開放される第一普通当たり遊技が実行される。なお、第一電チュー16は、第一普通当たりを示す第一普通図柄が確定表示された後に開放される。開放された第一電チュー16に遊技球が入賞すると、入賞した遊技球の個数に応じて、所定数の賞球が払い出される。このため、第一普通当たり遊技が実行されると、遊技者は、第一電チュー16に遊技球を入賞させるため、以降の遊技を右打ちによって進行する。一旦開放された第一電チュー16は、所定の開放時間(以下、「第一開放時間」という。)の経過、及び4個の遊技球の入賞のいずれかの条件が満たされると閉鎖される。なお、第一普通当たり遊技が実行されている間には、第一普通図柄は変動しない。
第一電チュー16は、遊技球を獲得するための入賞口であるとともに、第二普通図柄の作動口でもある。したがって、第一電チュー16へ遊技球が入賞することを契機として、第二当たり乱数が取得され、第二当たり乱数に基づく第二普通当たり判定が行われる。本実施形態では、第二普通当たり判定によって当たりと判定される確率(以下、「第二普通当たり確率」という。)は100%である。以下、第二普通当たり判定によって当たりと判定されることを「第二普通当たり」ともいう。なお、第二普通当たり確率は、100%でなくてもよく、100%未満であってもよい。本実施形態において、第一電チュー16に入賞した遊技球に対して、第二普通当たり判定を保留して乱数を記憶しておくことのできる数(最大第二保留球数)は「4」である。したがって、第一普通当たり遊技が1回行われることに応じて第二普通当たり判定は最大で4回行われ、第二普通当たり遊技も最大で4回行われる。なお、第二普通当たり遊技中には、第二普通図柄は変動しない。第二普通当たり判定では、第二普通当たり及びはずれのいずれであるかが、第二当たり乱数に基づいて判定される。第一電チュー16に4個の遊技球が入賞することによって記憶された4個の第二保留球のうち、1個目の第二保留球に対して、1回目の第二普通当たり判定が行われる。なお、第二普通当たり遊技中には、第二普通図柄は変動しない。
第二普通当たり判定が行われると、図柄表示部24の第二普通図柄表示部に表示される第二普通図柄が変動を開始する。第二普通当たり判定によって第二普通当たりと判定されると、第二電チュー17の開閉部材171が開放される第二普通当たり遊技が実行される。なお、第二電チュー17は、第二普通当たりを示す第二普通図柄が確定表示された後に開放される。開放された第二電チュー17に遊技球が入賞すると、入賞した遊技球の個数に応じて、所定数の賞球が払い出される。一旦開放された第二電チュー17は、所定の開放時間(以下、「第二開放時間」という。)の経過、及び4個の遊技球の入賞のいずれかの条件が満たされると閉鎖される。
第二電チュー17は、遊技球を獲得するための入賞口であるとともに、第三普通図柄の作動口でもある。したがって、第二電チュー17へ遊技球が入賞することを契機として、第三当たり乱数が取得され、第三当たり乱数に基づく第三普通当たり判定が行われる。本実施形態では、第三普通当たり判定によって当たりと判定される確率(以下、「第三普通当たり確率」という。)は100%である。以下、第三普通当たり判定によって当たりと判定されることを「第三普通当たり」ともいう。なお、第三普通当たり確率は、100%でなくてもよく、100%未満であってもよい。本実施形態において、第二電チュー17に入賞した遊技球に対して、第三普通当たり判定を保留して乱数を記憶しておくことのできる数(最大第三保留球数)は「4」である。したがって、第二普通当たり遊技が1回行われることに応じて第三普通当たり判定は最大で4回行われ、第三普通当たり遊技も最大で4回行われる。なお、第三普通当たり遊技中には、第三普通図柄は変動しない。第三普通当たり判定では、第三普通当たり及びはずれのいずれであるかが、第三当たり乱数に基づいて判定される。第二電チュー17に4個の遊技球が入賞することによって記憶された4個の第三保留球のうち、1個目の第三保留球に対して、1回目の第三普通当たり判定が行われる。
第三普通当たり判定が行われると、図柄表示部24の第三普通図柄表示部に表示される第三普通図柄が変動を開始する。第三普通当たり判定によって第三普通当たりと判定されると、第三電チュー18の開閉部材181が開放される第三普通当たり遊技が実行される。開放された第三電チュー18に遊技球が入賞すると、入賞した遊技球の個数に応じて、所定数の賞球が払い出される。一旦開放された第三電チュー18は、所定の開放時間(以下、「第三開放時間」という。)の経過、及び7個の遊技球の入賞のいずれかの条件が満たされると閉鎖される。以下、第三保留球数が「0」になるまで、第三普通図柄の変動と第三普通当たり遊技とが、最大4回繰り返して実行される。以下、第二電チュー17へ入賞した4個の遊技球のそれぞれに対して実行される最大4回の第三普通当たり遊技を合わせて、以下では、「一連の第三普通当たり遊技」という。第三電チュー18は、第三普通当たりを示す第三普通図柄が確定表示された後に開放される。
このようにして、第一普通当たり遊技に伴う第一電チュー16の開放、第二普通当たり遊技に伴う第二電チュー17の開放、一連の第三普通当たり遊技に伴う第三電チュー18の複数回の開放が連続的に行われる。第一電チュー16の開放を契機として、第二電チュー17、第三電チュー18といった複数の電チューが連続的に開放する遊技を、「大当たり遊技」という。1回の大当たり遊技は、1回の第一普通当たり遊技と、1回の第一普通当たり遊技に対応して最大4回実行される第二普通当たり遊技と、最大4回実行される第二普通当たり遊技のそれぞれに対応して実行される一連の第三普通当たり遊技とを含む。左打ちで遊技を開始した場合に、第一普通当たり判定によって第一普通当たりであると判定されたことを契機として開始される大当たり遊技を、以下では、「初当たり遊技」ともいう。
大当たり遊技が行われている間に右打ちされた遊技球が、第四図柄作動ゲート13を通過することがある。第四図柄作動ゲート13は、第四普通図柄の作動ゲートである。第四図柄作動ゲート13を遊技球が通過することを契機として、第四当たり乱数が取得され、第四当たり乱数に基づく第四普通当たり判定が行われる。本実施形態では、第四普通当たり判定によって当たりと判定される確率(以下、「第四普通当たり確率」という。)は、第一普通当たり確率と同様に約1/60である。以下、第四普通当たり判定によって当たりと判定されることを、「第四普通当たり」ともいう。本実施形態において、第四図柄作動ゲート13を通過した遊技球に対して、第四普通当たり判定を保留して乱数を記憶しておくことのできる数(最大第四保留球数)は「4」である。第四普通当たり判定では、第四当たり及びはずれのいずれであるかが、第四当たり乱数に基づいて判定される。第四普通当たり確率は、1/60以外の確率であってもよい。第四普通当たり確率は、第一普通当たり確率と同じであっても異なってもよい。なお、パチンコ機1は、第一〜第三普通図柄の変動中であっても、第四普通当たり判定を実行できる。
第四普通当たり判定が行われると、図柄表示部24の第四普通図柄表示部に表示される第四普通図柄が変動を開始する。第四普通図柄の変動に同期して、表示画面28、スピーカ48等によって第二報知演出が行われる。第四普通当たり判定において当たりと判定されると、第四電チュー19が開放される第四普通当たり遊技が実行される。なお、第四電チュー19は、第四普通当たりを示す第四普通図柄が確定表示された後に開放される。開放された第四電チュー19に遊技球が入賞すると、入賞した遊技球の個数に応じて、所定数の賞球が払い出される。第四普通当たり遊技が実行されると、遊技者は、第四電チュー19に遊技球を入賞させるため、以降の遊技を、引き続き右打ちによって進行する。一旦開放された第四電チュー19は、所定の開放時間(以下、「第四開放時間」という。)の経過、及び4個の遊技球の入賞のいずれかの条件が満たされると閉鎖される。なお、第四普通当たり遊技が実行されている間には、第四普通図柄は変動しない。本実施形態において、第一開放時間、第二開放時間、第三開放時間及び第四開放時間は、いずれも5.8秒である。
第四電チュー19は、遊技球を獲得するための入賞口であるとともに、第二普通図柄の作動口でもある。したがって、第四電チュー19へ遊技球が入賞することを契機として、第二当たり乱数が取得され、第二当たり乱数に基づく第二普通当たり判定が第二普通当たり確率で行われ、第二普通当たりであると判定されると、第二普通当たり遊技が行われる。第二普通当たり遊技において開放され第二電チュー17に遊技球が入賞することを契機として第三普通当たり判定が第三普通当たり確率で行われ、第三普通当たりであると判定されると、第三普通当たり遊技が行われる。このように、大当たり遊技中に右打ちされた遊技球が第四図柄作動ゲート13を通過することを契機として、第四電チュー19の開放、第二電チュー17の開放、一連の第三普通当たり遊技に伴う第三電チュー18の複数回の開放が行われうる。すなわち、大当たり遊技中に右打ちされた遊技球が第四図柄作動ゲート13を通過することを契機としても、大当たり遊技が行われうる。前回の大当たり遊技が行われている間に開始する新たな大当たり遊技、及び前回の大当たり遊技の終了後すぐに開始する新たな大当たり遊技を、初当たり遊技に対して「連荘当たり遊技」という。パチンコ機1は、右打ちされた遊技球が通過可能な位置に第四図柄作動ゲート13を備えるので、初当たり遊技又は連荘当たり遊技が行われることにより、さらに連荘当たり遊技が行われうるチャンスを遊技者に与えることができる。
図4を参照して、パチンコ機1の電気的構成について説明する。パチンコ機1の制御部40は、主基板41、サブ制御基板58、ランプドライバ基板46、演出制御基板43、払出制御基板45、中継基板47及び電源基板42を主に備える。
主基板41は、パチンコ機1の主制御を司る。主基板41の主基板CPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51と、データを一時的に記憶するRAM52と、制御プログラム等を記憶したROM53とが設けられている。主基板CPUユニット50には、乱数発生回路56及び割込信号発生回路57が接続されている。乱数発生回路56は、所定範囲の乱数を発生させる。割込信号発生回路57は、一定周波数のクロック信号を出力するクロック回路(図示略)からクロック信号が入力される毎に割込信号を発生させる。主基板41は、割込信号発生回路57から割込信号が入力される毎に、後述する主制御プログラムのメイン処理を実行する。主基板41は、I/Oインタフェイス54を介してサブ制御基板58、払出制御基板45、中継基板47、出力ポート55、第一図柄作動ゲートスイッチ61及び第四図柄作動ゲートスイッチ62に接続している。出力ポート55は、遊技場管理用コンピュータ(図示略)にパチンコ機1の情報を出力する。第一図柄作動ゲートスイッチ61は、第一図柄作動ゲート11に設けられており、第一図柄作動ゲート11を通過した遊技球を検出する。第四図柄作動ゲートスイッチ62は、第四図柄作動ゲート13に設けられており、第四図柄作動ゲート13を通過した遊技球を検出する。
サブ制御基板58は、CPU581、RAM582及びROM583を備え、ランプドライバ基板46、演出制御基板43、操作ボタン9及びスピーカ48に接続している。サブ制御基板58は、主基板41から送信されるコマンドに従って、演出等の総合的な制御を行う。ランプドライバ基板46は、電飾基板31に接続している。電飾基板31は、例えばLEDを搭載しており、前述の各種の電飾部材の内部に設けられている。ランプドライバ基板46は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、電飾基板31の発光動作等を制御する。演出制御基板43は、CPU431等を備え、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って表示画面28の表示を制御する。払出制御基板45は、CPU45a等を備える。払出制御基板45は、主基板41から送信されるコマンドに応じて賞球払出装置49の動作を制御し、所定数の遊技球を賞球として賞球払出装置49に払い出させる。
中継基板47は、第一電チューソレノイド64、第二電チューソレノイド65、第三電チューソレノイド66、第四電チューソレノイド67、第一電チュースイッチ71、第二電チュースイッチ72、第三電チュースイッチ73、第四電チュースイッチ74及び図柄表示部24に接続している。
第一電チューソレノイド64は、第一普通当たり遊技中に第一電チュー16の開閉部材161を開閉する。第二電チューソレノイド65は、第二普通当たり遊技中に第二電チュー17の開閉部材171を開閉する。第三電チューソレノイド66は、第三普通当たり遊技中に第三電チュー18の開閉部材181を開閉する。第四電チューソレノイド67は、第四普通当たり遊技中に第四電チュー19の開閉部材191を開閉する。第一電チュースイッチ71は、第一電チュー16に設けられており、第一電チュー16に入賞した遊技球を検出する。第二電チュースイッチ72は、第二電チュー17に設けられており、第二電チュー17に入賞した遊技球を検出する。第三電チュースイッチ73は、第三電チュー18に設けられており、第三電チュー18に入賞した遊技球を検出する。第四電チュースイッチ74は、第四電チュー19に設けられており、第四電チュー19に入賞した遊技球を検出する。
電源基板42は、主基板41及び遊技球発射装置37に接続されており、各基板及び遊技球発射装置37に直流の安定化した電力を供給する。遊技球発射装置37は、一定間隔(本実施形態では0.6秒)毎に1個ずつ遊技球を遊技領域4へ発射する。
図5を参照して、RAM52の第一普通当たり関係情報記憶エリアについて説明する。第一普通当たり関係情報記憶エリアは、後述するメイン処理の第一普通図柄処理(図9参照)において使用される。第一普通当たり関係情報記憶エリアには、複数の記憶エリアが設けられている。本実施形態では、第一普通当たり関係情報記憶エリアに、最大第一保留球数に対応する4つの記憶エリアが設けられている。遊技球が第一図柄作動ゲート11を通過した際に、保留球数のうち第一図柄作動ゲート11への遊技球の通過による第一保留球数が4未満(0〜3)であれば、番号の小さい記憶エリアから順に乱数が記憶される。
第一保留球数とは、第一図柄作動ゲート11を通過した遊技球に対応する乱数のうち、第一普通当たり判定の実行が保留された状態で記憶されている乱数の個数である。CPU51は、処理が未だ行われていない記憶エリアの乱数のうち、最も番号が小さい記憶エリアを判定エリアとし、判定エリアに記憶されている乱数について第一普通当たり判定等の各種処理を行う。判定エリアに記憶されている乱数に関する処理が終了すると、次に番号が小さい記憶エリアが判定エリアとされて、第一普通当たり判定等の処理が繰り返される。判定エリアに記憶されている乱数に関する処理とは、例えば、第一普通当たり判定の判定結果を報知する報知演出、及び判定結果が第一普通当たりの場合に実行される第一普通当たり遊技に関する処理である。なお、処理が終了した記憶エリアの乱数は、適宜消去される。第一当たり乱数とともに取得されて第一普通当たり関係情報記憶エリアに記憶されている各種乱数を総称して、第一乱数ともいう。
各記憶エリアには、第一普通当たり判定カウンタの値が記憶される第一当たり乱数欄、第一普通図柄決定カウンタの当たりが記憶される第一図柄決定乱数欄、及び第一変動パターン決定カウンタの値が記憶される第一変動パターン決定乱数欄が設けられている。遊技球が第一図柄作動ゲート11を通過すると、その時点で計数されているそれぞれの乱数取得カウンタの値が各欄に記憶される。第一当たり乱数は、第一普通当たり判定のために用いられる。第一図柄決定乱数は第一普通図柄を決定するために用いられる。第一変動パターン決定乱数は、図柄表示部24の第一普通図柄表示部に表示される第一普通図柄の変動時間を示す第一変動パターンを決定するために用いられる。
パチンコ機1において、第一普通図柄の変動時間は、第一普通当たり判定の結果を遊技者に報知する第一報知演出の演出時間に等しい。サブ制御基板58は、主基板41で決定された第一変動パターンに従って第一報知演出を制御する。具体的には、主基板41は、第一変動パターンに従って、第一普通図柄の変動を開始する。サブ制御基板58は、第一普通図柄の変動開始に同期して、第一演出図柄81の変動表示を開始する。主基板41は、変動を開始した第一普通図柄の変動時間が終了すると、変動させていた第一普通図柄を、所定の時間(本実施形態では、0.8秒)の間、確定表示させる。サブ制御基板58は、第一普通図柄の確定表示に同期して、第一演出図柄81を確定表示させる。また、サブ制御基板58は、表示画面28における第一演出図柄81の表示による他、スピーカ48等によっても、第一変動パターンと同期した第一報知演出を実行する。
なお、RAM52には、第二普通当たり関係情報記憶エリア、第三普通当たり関係情報記憶エリア及び第四普通当たり関係情報エリアが設けられている。第二普通当たり関係情報記憶エリア、第三普通当たり関係情報記憶エリア及び第四普通当たり関係情報エリアも、第一普通当たり関係情報記憶エリアと同様に構成されている。本実施形態では、第二普通図柄の変動時間及び第三普通図柄第四普通図柄の変動時間は、それぞれ一定の時間(2.0秒間)に定められている。このような場合には、第二普通当たり関係情報記憶エリア及び第三普通当たり関係情報記憶エリアに、第二変動パターン決定乱数欄及び第三変動パターン決定乱数欄が設けられなくてもよい。第二当たり乱数、第三当たり乱数、第四当たり乱数とともに取得されて第二普通当たり関係情報記憶エリア、第三普通当たり関係情報記憶エリア、第四普通当たり関係情報記憶エリアに記憶されている各種乱数を総称して、それぞれ第二乱数、第三乱数、第四乱数ともいう。第一〜第四普通当たり関係情報エリアに記憶されている第一〜第四乱数のうち、後述する判定エリア以外のエリアに記憶されている第一〜第四乱数が、第一〜第四保留球に相当する。以下の説明では、第一当たり乱数、第二当たり乱数、第三当たり乱数及び第四当たり乱数を総称する場合、又はいずれかを特定しない場合、単に、当たり乱数ともいう。
図6を参照して、ROM53に記憶されている第一変動パターン決定テーブルについて説明する。第一変動パターン決定テーブルは、第一普通当たり判定による判定結果(第一普通当たり又ははずれ)に応じて、複数のテーブルを設けている。それぞれのテーブルには、第一変動パターン毎に第一変動パターン決定乱数の値(0〜511)、及び第一普通図柄の変動時間(報知演出の変動時間)が対応付けられている。第一普通当たり判定が行われると、判定結果に応じたテーブルが参照され、第一当たり乱数とともに取得されている第一変動パターン決定乱数の値に対応する変動パターンが1つ決定される。変動パターンは、報知演出の内容及び実行時間を示す。
第一普通当たり判定による判定結果が第一普通当たりである場合には、「リーチ演出A」、「リーチ演出B」、「リーチ演出C」、「リーチ演出D」の順に、変動パターンが決定される割合が高くなる。一方、第一普通当たり判定による判定結果がはずれである場合には、「リーチ演出A」、「リーチ演出B」、「リーチ演出C」、「リーチ演出D」の順に、変動パターンが決定される割合が低くなる。したがって、第一普通当たり判定による判定結果が第一普通当たりとなる期待値は、「リーチ演出A」、「リーチ演出B」、「リーチ演出C」の順に高くなる。また、本実施形態では、第一普通当たり判定による判定結果が第一普通当たりである場合には、「リーチ演出D」よりも「リーチ演出E」の方が、変動パターンが決定される割合が低い。また、第一普通当たり判定による判定結果がはずれである場合には、「リーチ演出F」よりも「リーチ演出D」の方が、変動パターンが決定される割合が低い。しかし、「リーチ演出E」の第一変動パターンは、第一普通当たり判定による判定結果が第一普通当たりである場合にのみ決定される。よって、第一普通当たり判定による判定結果が第一普通当たりとなる期待値は、「リーチ演出E」の方が「リーチ演出D」よりも高い。「非リーチ」の第一変動パターンは、第一普通当たり判定による判定結果がはずれである場合にのみ決定される。「リーチ演出F」の第一変動パターンは、「非リーチ」の第一変動パターンと同様に、第一普通当たり判定による判定結果がはずれである場合にのみ決定される。
なお、リーチ演出とは、第一演出図柄81が所定のリーチ状態を構成した後に、判定結果が第一普通当たりである可能性のあることを示す演出を実行する第一報知演出である。リーチ状態とは、複数(本実施形態では、3つ)の第一演出図柄81のうちの一部(本実施形態では、左右の2つ)が大当たりの可能性がある組み合わせで停止表示された状態である。なお、第一演出図柄81の個数が3つに限定されないのは言うまでもなく、2つ以下でも4つ以上でもよい。本実施形態において、「非リーチ」の第一変動パターンは、リーチ状態に至ることなく、第一演出図柄81がはずれの判定結果を示す組み合せで確定表示されて演出が終了する報知演出に対応している。
主基板41は、決定された変動パターンを指定するコマンドである変動パターン指定コマンドを生成し、生成された変動パターン指定コマンドをサブ制御基板58へ送信する。サブ制御基板58は、コマンドによって指定された変動パターンに応じて表示画面28及びスピーカ48等を制御することで、第一報知演出を実行する。なお、第一報知演出に、第一演出図柄81が用いられなくてもよい。また、主基板41は、決定した変動パターンに応じて決められている変動時間だけ、第一普通図柄を変動させる。
図7を参照して、ROM53に記憶されている第四変動パターン決定テーブルについて説明する。第四変動パターン決定テーブルは、第四普通当たり判定による判定結果(第四普通当たり又ははずれ)に応じて、複数のテーブルを設けている。それぞれのテーブルには、第四変動パターン毎に第四変動パターン決定乱数の値(0〜99)、及び第四普通図柄の変動時間(報知演出の変動時間)が対応付けられている。第一普通当たり判定が行われると、判定結果に応じたテーブルが参照され、第四当たり乱数とともに取得されている第四変動パターン決定乱数の値に対応する変動パターンが1つ決定される。
第四普通当たり判定による判定結果が第四普通当たりの場合には、「当たりショート変動」及び「当たりロング変動」のうちいずれかの変動パターンが決定される。「当たりショート変動」の変動時間は7.4秒間であり、「当たりロング変動」の変動時間は60秒間である。第四普通当たり判定の結果がはずれの場合には、「はずれ変動」の変動パターンが決定される。「はずれ変動」の変動時間は6秒である。
主基板41は、決定された変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドを、サブ制御基板58へ送信する。サブ制御基板58は、コマンドによって指定された変動パターンに応じて表示画面28及びスピーカ48等を制御することで、第二報知演出を実行する。また、主基板41は、決定した変動パターンに応じて定められている変動時間だけ、第四普通図柄を変動させる。
パチンコ機1では、いずれかの電チューが開放されている間には、第一〜第四当たり遊技の重複を避けるため等の理由で、第一〜第四普通図柄の変動時間の計測が行われない。変動時間の計測が中断される期間における第一〜第四普通図柄は、予め定められた変動時間の計測を中断した上で、変動が停止せず継続される。このため、第一〜第四普通図柄の変動中にいずれかの電チューが開放される場合には、予め定められている変動時間に、計測が中断される期間が加わった時間だけ、第一〜第四普通図柄の変動が継続される。したがって、複数の電チューが連続的に開放する大当たり遊技中における第一〜第四普通図柄の実質的な変動時間は、各普通図柄に予め定められている変動時間よりも長くなることがある。
具体的には、図3の(A)に示す第四普通図柄の変動は、「はずれ変動」の変動パターンに基づいて行われるが、この第四普通図柄の変動中に一連の第三普通当たり遊技が行われるため、6秒よりも長い時間に亘って行われる。図3の(B)に示す第四普通図柄の変動は、「当たりロング変動」の変動パターンに基づいて行われるが、この第四普通図柄の変動中に第二普通当たり遊技及び一連の第三普通当たり遊技が、それぞれ複数回行われるため、60秒よりも長い時間に亘って行われる。「当たりロング変動」の変動時間は、大当たり遊技中に「当たりロング変動」の変動パターンに基づく第四普通図柄の変動が開始された場合に、大当たり遊技の終了後に第四普通図柄の変動が終了するようにするために、60秒で設けられている。このため、大当たり遊技中に「当たりロング変動」の変動パターンに基づく第四普通図柄の変動が開始された場合、実行中の大当たり遊技が全て終了した後に、連荘当たり遊技が最初から行われる。このような、大当たり遊技に予定されている複数の普通電動役物の作動が全て行われる大当たり遊技を、以下では、まる得大当たり遊技という。なお、図示しないが、大当たり遊技中に「当たりショート変動」の変動パターンに基づく第四普通図柄の変動が開始された場合には、大当たり遊技の実行中に第四普通図柄の変動が終了し、第四普通当たり遊技において第四電チュー19が開放する。よって、実行中の大当たり遊技の途中から新たな大当たり遊技が開始しやすい。このような、実行中の大当たり遊技の途中から開始される新たな大当たり遊技を、以下では、上乗せ大当たり遊技という。上乗せ大当たり遊技も、連荘当たり遊技に含まれる。
上乗せ大当たり遊技が開始される場合、実行中の大当たり遊技は、全て終了する前に途中で終了する。このため、上乗せ大当たり遊技が行われる場合に普通電動役物等に入賞することによって得られる賞球数の合計は、まる得大当たり遊技が行われる場合に得られる賞球数の合計よりも少なくなりやすい。すなわち、上乗せ大当たり遊技は、パチンコ機1の連荘当たり遊技のうち遊技利益が小さいものであり、まる得大当たり遊技は、上乗せ大当たり遊技よりも遊技利益が大きい連荘当たり遊技である。
図8から図16を参照して、パチンコ機1の主基板41による動作について説明する。パチンコ機1の主制御は、ROM53に記憶されている制御プログラムによって行われる。制御プログラムのメイン処理(図8参照)は、割込信号発生回路57(図4参照)が4ms毎に発生する割込信号をCPU51が検知した際に、CPU51において実行される。以下、フローチャートの各ステップについて「S」と略記する。
図8に示すように、メイン処理が開始されると、まず、コマンド出力処理が行われる(S10)。コマンド出力処理では、制御コマンドが、サブ制御基板58、払出制御基板45、中継基板47等に出力される。ここで出力される制御コマンドは、前回実施されたメイン処理においてRAM52に記憶された制御コマンドである。
次いで、スイッチ読込処理が行われる(S11)。スイッチ読込処理では、第一図柄作動ゲート11、第四図柄作動ゲート13、第一電チュー16、第二電チュー17、第三電チュー18、第四電チュー19に設けられた各スイッチ(図4参照)の検出結果から、遊技球を検知するための処理が行われる。各スイッチが遊技球の通過を検出すると、各スイッチに対応するフラグが「ON」となる。
次いで、カウンタ更新処理が行われる(S12)。カウンタ更新処理では、RAM52に記憶されている乱数取得カウンタの値が加算され、且つ、第一〜第四普通図柄の変動時間を計測するためのタイマカウンタである第一〜第四普通図柄変動時間カウンタの値が減算される。
次いで、第一普通電動役物処理が行われる(S13)。詳細は後述するが、第一普通電動役物処理では、第一普通当たりを示す第一普通図柄が図柄表示部24に表示された場合に、第一普通当たり遊技の動作(主に第一電チュー16の開閉部材161の開閉動作)を制御するための処理が行われる(図10参照)。
次いで、第一普通図柄処理が行われる(S14)。詳細は後述するが、第一普通図柄処理では、第一普通当たり判定、第一変動パターンの決定等の処理が行われる(図9参照)。
次いで、第四普通電動役物処理が行われる(S15)。詳細は後述するが、第四普通電動役物処理では、第四普通当たりを示す第四普通図柄が図柄表示部24に表示された場合に、第四普通当たり遊技の動作(主に第四電チュー19の開閉部材191の開閉動作)を制御するための処理が行われる(図12参照)。
次いで、第四普通図柄処理が行われる(S16)。詳細は後述するが、第四普通図柄処理では、第四普通当たり判定等の処理が行われる(図11参照)。
次いで、第二普通電動役物処理が行われる(S17)。詳細は後述するが、第二普通電動役物処理では、第二普通当たりを示す第二普通図柄が図柄表示部24に表示された場合に、第二普通当たり遊技の動作(主に第二電チュー17の開閉部材171の開閉動作)を制御するための処理が行われる(図14参照)。
次いで、第二普通図柄処理が行われる(S18)。詳細は後述するが、第二普通図柄処理では、第二普通当たり判定等の処理が行われる(図13参照)。
次いで、第三普通電動役物処理が行われる(S19)。詳細は後述するが、第三普通電動役物処理では、第三普通当たりを示す第三普通図柄が図柄表示部24に表示された場合に、第三普通当たり遊技の動作(主に第三電チュー18の開閉部材181の開閉動作)を制御するための処理が行われる(図16参照)。
次いで、第三普通図柄処理が行われる(S20)。詳細は後述するが、第三普通図柄処理では、第三普通当たり判定等の処理が行われる(図15参照)。
次いで、払出処理(S21)、エラーチェック(S22)、及び情報出力処理(S23)が行われる。払出処理では、スイッチ読込処理によって各スイッチに対応するフラグが「ON」とされた場合に、各スイッチに対応する入賞口へ遊技球が入賞したことを示すコマンドが、払出制御基板45に送信される。このコマンドを受信した払出制御基板45のCPU45aは、コマンドに対応する入賞口について予め定められている単位賞球数の賞球を、入賞口への入賞球数に応じて賞球払出装置49に払い出させる。エラーチェックでは、エラーが発生している場合に、表示画面28及びスピーカ48等を用いてエラーが報知される。情報出力処理では、遊技場管理用コンピュータ(図示略)に各種の情報が出力される。
メイン処理で使用されるフラグについて説明する。RAM52には、大当たり遊技状態フラグ、第一普通当たり遊技中フラグ、第二普通当たり遊技中フラグ、第三普通当たり遊技中フラグ、第四普通当たり遊技中フラグ、第一変動フラグ、第二変動フラグ、第三変動フラグ、第四変動フラグ、第一開放フラグ、第二開放フラグ、第三開放フラグ、第四開放フラグ等が記憶されている。大当たり遊技状態フラグは、大当たり遊技中に「1」が記憶されて「ON」となり、大当たり遊技中でない場合に「0」が記憶されて「OFF」となる。第一普通当たり遊技中フラグは、第一普通当たり判定において第一普通当たりと判定された後に「1」が記憶されて「ON」となり、第一普通当たり遊技が終了した後に「0」が記憶されて「OFF」となる。第二普通当たり遊技中フラグは、第二普通当たり判定において第二普通当たりと判定された後に「1」が記憶されて「ON」となり、第二普通当たり遊技が終了した後に「0」が記憶されて「OFF」となる。第三普通当たり遊技中フラグは、第三普通当たり判定において第三普通当たりと判定された後に「1」が記憶されて「ON」となり、第三普通当たり遊技が終了した後に「0」が記憶されて「OFF」となる。第四普通当たり遊技中フラグは、第四普通当たり判定において第四普通当たりと判定された後に「1」が記憶されて「ON」となり、第四普通当たり遊技が終了した後に「0」が記憶されて「OFF」となる。
第一変動フラグは、第一普通図柄が変動している場合(変動中)に「1」が記憶されて「ON」となり、第一普通図柄が変動中でない場合には、「0」が記憶されて「OFF」となる。第二変動フラグは、第二普通図柄の変動中に「1」が記憶されて「ON」となり、第二普通図柄が変動中でない場合に「0」が記憶されて「OFF」となる。第三変動フラグは、第三普通図柄の変動中に「1」が記憶されて「ON」となり、第三普通図柄が変動中でない場合に「0」が記憶されて「OFF」となる。第四変動フラグは、第四普通図柄の変動中に「1」が記憶されて「ON」となり、第四普通図柄が変動中でない場合に「0」が記憶されて「OFF」となる。
第一開放フラグは、第一電チュー16の開放中に「1」が記憶されて「ON」となり、第一電チュー16の閉鎖中に「0」が記憶されて「OFF」となる。第二開放フラグは、第二電チュー17の開放中に「1」が記憶されて「ON」となり、第二電チュー17の閉鎖中に「0」が記憶されて「OFF」となる。第三開放フラグは、第三電チュー18の開放中に「1」が記憶されて「ON」となり、第三電チュー18の閉鎖中に「0」が記憶されて「OFF」となる。第四開放フラグは、第四電チュー19の開放中に「1」が記憶されて「ON」となり、第四電チュー19の閉鎖中に「0」が記憶されて「OFF」となる。
図9を参照して、第一普通図柄処理(S14、図8参照)の詳細について説明する。第一普通図柄処理が開始されると、遊技球が第一図柄作動ゲート11を通過したかが判断される(S31)。第一図柄作動ゲート11に設けられた第一図柄作動ゲートスイッチ61が遊技球の通過を検出すると、メイン処理のスイッチ読込処理(S11、図8参照)において、第一図柄作動ゲートスイッチ61に対応するフラグが「ON」となる。このフラグが「ON」でない場合には、遊技球が通過していないと判断されて(S31:NO)、処理はS41の判断へ移行する。フラグが「ON」となっており、遊技球が第一図柄作動ゲート11を通過していれば(S31:YES)、第一保留球数が「4」であるかが判断される(S32)。第一保留球数が「4」であれば(S32:YES)、第一保留球数が最大第一保留球数に達しているため、処理はS41の判断へ移行する。
第一保留球数が「4」でない場合には(S32:NO)、RAM52に記憶されている第一保留球数に「1」が加算される(S33)。次いで、第一当たり乱数及び第一変動パターン決定乱数が第一保留乱数として取得され、第一普通当たり関係情報記憶エリア(図5参照)における空の記憶エリアのうち、番号が最も小さい記憶エリアに記憶される(S35)。具体的には、第一当たり乱数欄には第一普通当たり判定カウンタの値が、第一変動パターン決定乱数欄には第一変動パターン決定カウンタの値がそれぞれ格納される。第一保留乱数として、第一普通図柄を決定するために用いられる第一普通図柄決定乱数等、その他の種類の乱数が含まれてもよい。処理はS41へ移行する。
次いで、全ての電チューが非作動中であるかが判断される(S41)。第一〜第四普通当たり遊技中フラグのうちいずれかが「ON」であれば、いずれかの電チューが作動中であると判断されて(S41:NO)、処理はメイン処理へ戻る。例えば、第一普通当たりとなり、その後に第二普通当たりや第三普通当たりとなった場合には、大当たり遊技において第一電チュー16、第二電チュー17及び第三電チュー18が開放されることとなる。パチンコ機1は、いずれかの電チューが作動中の場合には、第一〜第四普通図柄の変動時間を計測しないこととすることで、第一〜第四普通当たり遊技が重複して行われないようにしている。
第一〜第四普通当たり遊技中フラグのいずれもが「OFF」であれば、全ての電チューが非作動中であると判断されて(S41:YES)、第一普通図柄が変動中であるかが判断される(S42)。第一変動フラグが「OFF」であれば、第一普通図柄が変動中でないと判断されて(S42:NO)、RAM52に記憶されている第一保留球数が「1」以上であるかが判断される(S43)。第一保留球数が「0」である場合(S43:NO)、処理はメイン処理へ戻る。
一方、第一保留球数が「1」以上である場合(S43:YES)、RAM52に記憶されている第一保留球数が「1」減算される(S44)。第一普通当たり関係情報記憶エリア(図5参照)の判定エリアが、次の番号の記憶エリアにシフトされる(S46)。次いで、第一普通当たり判定が行われる(S47)。第一普通当たり判定テーブルは、ROM53に記憶されている。第一普通当たり判定テーブルには、「第一普通当たり」及び「はずれ」に各々対応する第一当たり乱数の乱数値が定義されている。第一普通当たり判定テーブルが参照されて、S46でシフトされた判定エリアに記憶されている第一当たり乱数が「第一普通当たり」及び「はずれ」のいずれに対応するかが判定される。このようにして、RAM52に記憶された未判定の第一当たり乱数に基づく第一普通当たり判定が、第一当たり乱数の記憶された順に行われる。なお、本実施形態では、第一普通当たり判定において、第一普通当たり確率(約1/60)で第一普通当たりと判定される。
次いで、第一変動パターン決定テーブル(図5参照)が参照されて、第一普通当たり判定の判定結果に応じた第一変動パターンの一つが、第一変動パターン決定乱数の値によって決定される(S48)。決定された第一変動パターンを指定するための第一変動パターン指定コマンドが生成される(S49)。生成された第一変動パターン指定コマンドは、RAM52に記憶される。記憶された第一変動パターン指定コマンドは、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)によってサブ制御基板58及び中継基板47に送信され、第一報知演出の開始、及び第一普通図柄の変動開始を指示する。決定された第一変動パターンに応じて定められている第一普通図柄の変動時間が、第一普通図柄変動時間カウンタに記憶される(S50)。第一普通図柄が変動中であることを示す「1」が第一変動フラグに記憶されて「ON」となり(S51)、処理はメイン処理へ戻る。
一方、S42の判断において、第一変動フラグが「ON」であれば、第一普通図柄が変動中であると判断されて(S42:YES)、S50の処理において記憶された第一普通図柄変動時間カウンタの値から4msが減算される(S61)。次いで、第一普通図柄変動時間カウンタの値に基づいて、第一普通図柄の変動時間が経過したかが判断される(S62)。第一普通図柄変動時間カウンタの値が「0」でなければ、第一普通図柄の変動時間が未だ経過していないと判断されて(S62:NO)、第一普通図柄の変動が継続され、処理はメイン処理へ戻る。第一普通図柄変動時間カウンタの値が「0」となっていれば、第一普通図柄の変動時間が経過したと判断されて(S62:YES)、第一普通図柄停止コマンドが生成され(S63)、RAM52に記憶される。記憶された第一普通図柄停止コマンドは、コマンド出力処理(S10、図8参照)によってサブ制御基板58に、また、中継基板47を介して図柄表示部24に送信され、第一報知演出の終了、及び第一普通図柄の変動停止を指示する。第一普通図柄停止コマンドを受信した図柄表示部24は、第一普通図柄の変動を停止する。第一普通図柄が変動中でないことを示す「0」が第一変動フラグに記憶され「OFF」となる(S65)。
次いで、S47で行った第一当たり判定の結果が第一普通当たりであるかが判断される(S66)。第一普通当たり判定の結果がはずれの場合(S66:NO)、処理はメイン処理へ戻る。第一普通当たり判定の結果が第一普通当たりの場合(S66:YES)、大当たり遊技状態フラグが「ON」とされ(S67)、第一普通当たり遊技中フラグが「ON」とされる(S68)。次いで、大当たり遊技が開始することを通知するための大当たり遊技開始通知コマンドが生成される(S69)。生成された大当たり遊技開始通知コマンドは、RAM52に記憶される。記憶された大当たり遊技開始通知コマンドは、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)によってサブ制御基板58に送信され、大当たり遊技の開始が通知される。処理はメイン処理へ戻る。
図10を参照して、第一普通電動役物処理(S13、図8参照)の詳細について説明する。第一普通電動役物処理が開始されると、大当たり遊技中であるかが判断される(S71)。大当たり遊技状態フラグが「OFF」であれば、大当たり遊技中でないと判断されて(S71:NO)、処理はメイン処理へ戻る。大当たり遊技状態フラグが「ON」であれば、大当たり遊技中であると判断されて(S71:YES)、第一普通当たり遊技中であるかが判断される(S72)。第一普通当たり遊技中フラグが「OFF」であれば、第一普通当たり遊技中でないと判断されて(S72:NO)、処理はメイン処理へ戻る。
第一普通当たり遊技中フラグが「ON」であれば、第一普通当たり遊技中であると判断されて(S72:YES)、第一普通当たり遊技に関する制御が行われる。まず、第一電チュー16が開放中であるかが判断される(S73)。第一開放フラグが「OFF」であれば、第一電チュー16が閉鎖中であると判断されて(S73:NO)、第一電チュー16を開放させるための第一電チュー開放コマンドが生成され(S91)、RAM52に記憶される。第一電チュー開放コマンドは、次回実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)において、中継基板47に送信される。中継基板47を介して第一電チュー開放コマンドを受信した第一電チューソレノイド64は、第一電チュー16の開閉部材161を開放させる。次いで、第一開放時間が、第一開放時間カウンタに記憶される(S92)。次いで、第一開放フラグが「ON」とされ(S93)、処理はメイン処理へ戻る。
一方、第一開放フラグが「ON」であれば、第一電チュー16が開放中であると判断されて(S73:YES)、第一電チュー16へ入賞した遊技球の処理、及び第一電チュー16を閉鎖するための処理が行われる。まず、第一開放時間が経過したかが判断される(S75)。S92の処理で記憶された第一開放時間カウンタの値が「0」でなければ、第一開放時間は未だ経過していないと判断されて(S75:NO)、第一電チュー16へ遊技球が入賞したかが判断される(S76)。第一電チュースイッチ71に対応するフラグが「OFF」となっている場合には、第一電チュー16へ遊技球が入賞していないと判断されて(S76:NO)、処理はS79の判断へ移行する。
一方、第一電チュースイッチ71に対応するフラグが「ON」となっている場合、第一電チュー16へ遊技球が入賞したと判断される(S76:YES)。このため、第一電チュー16へ入賞した遊技球の個数である第一入賞球数を計数するRAM52の第一入賞球数カウンタに「1」が加算される(S77)。次いで、第一入賞球数が「4」以上であるかが判断される(S79)。第一入賞球数が「4」未満であれば(S79:NO)、継続して第一電チュー16が開放されるので、処理はメイン処理へ戻る。
第一入賞球数が「4」以上の場合(S79:YES)、又は第一開放時間が経過している場合(S75:YES)、第一電チュー16を閉鎖するための第一電チュー閉鎖コマンドが生成される(S81)。生成された第一電チュー閉鎖コマンドはRAM52に記憶され、次回実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)において、中継基板47に送信される。中継基板47を介して第一電チュー開放コマンドを受信した第一電チューソレノイド64は、第一電チュー16の開閉部材161を閉鎖させる。次いで、第一開放フラグに「0」が記憶されて「OFF」となり(S82)、第一普通当たり遊技中フラグに「0」が記憶されて「OFF」となる(S83)。処理はメイン処理へ戻る。
図11を参照して、第四普通図柄処理(S16、図8参照)の詳細について説明する。第四普通図柄処理が開始されると、遊技球が第四図柄作動ゲート13を通過したかが判断される(S101)。第四図柄作動ゲート13に設けられた第四図柄作動ゲートスイッチ62が遊技球の通過を検出すると、メイン処理のスイッチ読込処理(S11、図8参照)において、第四図柄作動ゲートスイッチ62に対応するフラグが「ON」となる。このフラグが「ON」でない場合には、遊技球が通過していないと判断されて(S101:NO)、処理はS111の判断へ移行する。フラグが「ON」となっており、遊技球が第四図柄作動ゲート13を通過していれば(S101:YES)、第四保留球数が「4」であるかが判断される(S102)。第四保留球数が「4」であれば(S102:YES)、第四保留球数が最大第四保留球数に達しているため、処理はS111の判断へ移行する。
第四保留球数が「4」でない場合には(S102:NO)、RAM52に記憶されている第四保留球数に「1」が加算される(S103)。次いで、第四当たり乱数及び第一変動パターン決定乱数が第四保留乱数として取得され、第四普通当たり関係情報記憶エリアにおける空の記憶エリアのうち、番号が最も小さい記憶エリアに記憶される(S105)。処理はS111の判断へ移行する。
次いで、全ての電チューが非作動中であるかが判断される(S111)。第一〜第四普通当たりフラグのうちいずれかが「ON」であれば、いずれかの電チューが作動中であると判断されて(S111:NO)、処理はメイン処理へ戻る。第一〜第四普通当たりフラグのいずれもが「OFF」であれば、全ての電チューが非作動中であると判断されて(S111:YES)、第四普通図柄が変動中であるかが判断される(S112)。第四変動フラグが「OFF」であれば、第四普通図柄が変動中でないと判断されて(S112:NO)、第四保留球数が「1」以上であるかが判断される(S113)。RAM52に記憶されている第四保留球数が「0」であれば(S113:NO)、処理はメイン処理へ戻る。
第四保留球数が「1」以上の場合(S113:YES)、RAM52に記憶されている第四保留球数が「1」減算される(S114)。第四普通当たり関係情報記憶エリアの判定エリアが、次の番号の記憶エリアにシフトされる(S115)。次いで、第四普通当たり判定が行われる(S116)。第四普通当たり判定テーブルは、ROM53に記憶されている。第一普通当たり判定テーブルには、「第四普通当たり」及び「はずれ」に各々対応する第四当たり乱数の乱数値が定義されている。第四普通当たり判定テーブルが参照されて、S115でシフトされた判定エリアに記憶されている第四当たり乱数が「第四普通当たり」及び「はずれ」のいずれに対応するかが判定される。これにより、RAM52に記憶された未判定の第四当たり乱数に基づく第四普通当たり判定が、第四当たり乱数の記憶された順に行われる。なお、本実施形態では、第四普通当たり判定において、第四普通当たり確率(約1/60)で第四普通当たりと判定される。
次いで、第四変動パターン決定テーブル(図7参照)が参照されて、第四普通当たり判定の判定結果に応じた第四変動パターンの一つが、第四変動パターン決定乱数の値によって決定される(S117)。決定された第四変動パターンを指定するための第四変動パターン指定コマンドが生成される(S118)。生成された第四変動パターン指定コマンドは、RAM52に記憶される。記憶された第四変動パターン指定コマンドは、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)によってサブ制御基板58及び中継基板47に送信され、第二報知演出の開始、及び第四普通図柄の変動開始を指示する。決定された第四変動パターンに応じて定められている第四普通図柄の変動時間が、第四普通図柄変動時間カウンタに記憶される(S119)。第四普通図柄が変動中であることを示す「1」が第四変動フラグに記憶されて「ON」となり(S120)、処理はメイン処理へ戻る。
一方、S112の判断において、第四変動フラグが「ON」であれば、第四普通図柄が変動中であると判断されて(S112:YES)、S119の処理において記憶された第四普通図柄変動時間カウンタの値から4msが減算される(S121)。次いで、第四普通図柄変動時間カウンタの値に基づいて、第四普通図柄の変動時間が経過したかが判断される(S122)。第四普通図柄変動時間カウンタの値が「0」でなければ、第四普通図柄の変動時間が未だ経過していないと判断されて(S122:NO)、第四普通図柄の変動が継続され、処理はメイン処理へ戻る。第四普通図柄変動時間カウンタの値が「0」となっていれば、第四普通図柄の変動時間が経過したと判断されて(S122:YES)、第四普通図柄停止コマンドが生成され(S123)、RAM52に記憶される。記憶された第四普通図柄停止コマンドは、コマンド出力処理(S10、図8参照)によってサブ制御基板58に、また、中継基板47を介して図柄表示部24に送信され、第二報知演出の終了、及び第四普通図柄の変動停止を指示する。第四普通図柄停止コマンドを受信した図柄表示部24は、第四普通図柄の変動を停止する。第四普通図柄が変動中でないことを示す「0」が第四変動フラグに記憶され「OFF」となる(S125)。
次いで、S116で行った第四当たり判定の結果が第四普通当たりであるかが判断される(S126)。第四普通当たり判定の結果がはずれの場合(S126:NO)、処理はメイン処理へ戻る。第四普通当たり判定の結果が第四普通当たりの場合(S126:YES)、大当たり遊技状態フラグが「ON」とされ(S128)、第四普通当たり遊技中フラグが「ON」とされる(S129)。次いで、大当たり遊技開始通知コマンドが生成される(S129)。生成された大当たり遊技開始通知コマンドは、RAM52に記憶される。記憶された大当たり遊技開始通知コマンドは、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)によってサブ制御基板58に送信され、大当たり遊技の開始が通知される。処理はメイン処理へ戻る。
図12を参照して、第四普通電動役物処理(S15、図8参照)の詳細について説明する。第四普通電動役物処理が開始されると、大当たり遊技中であるかが判断される(S131)。大当たり遊技状態フラグが「OFF」であれば、大当たり遊技中でないと判断されて(S131:NO)、処理はメイン処理へ戻る。大当たり遊技状態フラグが「ON」であれば、大当たり遊技中であると判断されて(S131:YES)、第四普通当たり遊技中であるかが判断される(S132)。第四普通当たり遊技中フラグが「OFF」であれば、第四普通当たり遊技中でないと判断されて(S132:NO)、処理はメイン処理へ戻る。
第四普通当たり遊技中フラグが「ON」であれば、第四普通当たり遊技中であると判断されて(S132:YES)、第四普通当たり遊技に関する制御が行われる。まず、第四電チュー19が開放中であるかが判断される(S133)。第四開放フラグが「OFF」であれば、第四電チュー19が開放中でないと判断されて(S133:NO)、第四電チュー19を開放させるための第四電チュー開放コマンドが生成され(S151)、RAM52に記憶される。第四電チュー開放コマンドは、次回実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)において、中継基板47に送信される。中継基板47を介して第四電チュー開放コマンドを受信した第四電チューソレノイド67は、第四電チュー19の開閉部材191を開放させる。次いで、第四開放時間が、第四開放時間カウンタに記憶される(S152)。次いで、第四開放フラグが「ON」とされ(S153)、処理はメイン処理へ戻る。
一方、第四開放フラグが「ON」であれば、第四電チュー19が開放中であると判断されて(S133:YES)、第四電チュー19へ入賞した遊技球の処理、及び第四電チュー19を閉鎖するための処理が行われる。まず、第四開放時間が経過したかが判断される(S135)。S152の処理で記憶された第四開放時間カウンタの値が「0」でなければ、第四開放時間は未だ経過していないと判断されて(S135:NO)、第四電チュー19へ遊技球が入賞したかが判断される(S136)。第四電チュースイッチ74に対応するフラグが「OFF」となっている場合には、第四電チュー19へ遊技球が入賞していないと判断されて(S136:NO)、処理はS139の判断へ移行する。
一方、第四電チュースイッチ74に対応するフラグが「ON」となっている場合、第四電チュー19へ遊技球が入賞したと判断される(S136:YES)。このため、第四電チュー19へ入賞した遊技球の個数である第四入賞数を計数するRAM52の第四入賞球数カウンタに「1」が加算される(S137)。次いで、第四入賞球数が「4」以上であるかが判断される(S139)。第四入賞数が「4」未満であれば(S139:NO)、継続して第四電チュー19が開放されるので、処理はメイン処理へ戻る。
第四入賞球数が「4」以上の場合(S139:YES)、又は第四開放時間が経過している場合(S135:YES)、第四電チュー19を閉鎖するための第四電チュー閉鎖コマンドが生成される(S141)。生成された第四電チュー閉鎖コマンドはRAM52に記憶され、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)において、中継基板47に送信される。中継基板47を介して第四電チュー閉鎖コマンドを受信した第四電チューソレノイド67は、第四電チュー19の開閉部材191を閉鎖させる。次いで、第四開放フラグに「0」が記憶されて「OFF」となり、(S142)、第四作動終了フラグに「1」が記憶されて「ON」になる(S143)。処理はメイン処理へ戻る。
図13を参照して、第二普通図柄処理(S18、図8参照)の詳細について説明する。第二普通図柄処理が開始されると、第一電チュー16に遊技球が入賞したかが判断される(S161)。第一電チュースイッチ71に対応するフラグが「OFF」となっている場合には、第一電チュー16へ遊技球が入賞していないと判断されて(S161:NO)、第四電チュー19へ遊技球が入賞したかが判断される(S162)。第四電チュースイッチ74に対応するフラグが「OFF」となっている場合には、第四電チュー19へ遊技球が入賞していないと判断されて(S162:NO)、処理はS169の判断へ移行する。
一方、第一電チュースイッチ71に対応するフラグが「ON」となっている場合、第一電チュー16へ遊技球が入賞したと判断されて(S161:YES)、処理はS163の判断へ移行する。また、第四電チュースイッチ74に対応するフラグが「ON」となっている場合、第四電チュー19へ遊技球が入賞したと判断されて(S162:YES)、処理はS163の判断へ移行する。次いで、第二保留球数が「4」であるかが判断される(S163)。第二保留球数が「4」である場合(S163:YES)、第二保留球数が最大第二保留球数に達しているため、処理はS169の判断へ移行する。
第二保留球数が「4」でない場合には(S163:NO)、RAM52に記憶されている第二保留球数に「1」が加算される(S165)。次いで、第二乱数が取得され、第二普通当たり関係情報エリアにおける空の記憶エリアのうち、番号が最も小さい記憶エリアに記憶される(S166)。処理はS169の判断へ移行する。
次いで、全ての電チューが非作動中であるかが判断される(S169)。第一〜第四普通当たり遊技中フラグのうち少なくともいずれかが「ON」であれば、いずれかの電チューが作動中であると判断されて(S169:NO)、処理はメイン処理へ戻る。このようにして、パチンコ機1は、いずれかの電チューの開放中には、第二普通図柄の変動時間を計測しない。
第一〜第四普通当たり遊技中フラグのいずれもが「OFF」であれば、全ての電チューが非作動中であると判断されて(S169:YES)、第二普通図柄が変動中であるかが判断される(S171)。第二変動フラグが「OFF」であれば、第二普通図柄が変動中でないと判断されて(S171:NO)、RAM52に記憶されている第二保留球数が「1」以上であるかが判断される(S172)。記憶されている第二保留球数が「0」であれば(S172:NO)、第二普通図柄の変動は行われず、処理はメイン処理へ戻る。
第二保留球数が「1」以上である場合(S172:YES)、RAM52に記憶されている第一保留球数が「1」減算される(S173)。第二普通当たり関係情報記憶エリアの判定エリアが、次の番号の記憶エリアにシフトされる(S175)。次いで、第二普通当たり判定が行われる(S176)。第二普通当たり判定は、第二普通当たり判定テーブルが参照されることで行われる。第二普通当たり判定テーブルは、ROM53に記憶されている。第二普通当たり判定テーブルには、「第二普通当たり」及び「はずれ」に各々対応する第二当たり乱数の乱数値が定義されている。第二普通当たり判定テーブルが参照されて、S175でシフトされた判定エリアに記憶されている第二当たり乱数が「第二普通当たり」及び「はずれ」のいずれに対応するかが判定される。これにより、RAM52に記憶された未判定の第二当たり乱数に基づく第二普通当たり判定が、第二当たり乱数の記憶された順に行われる。なお、本実施形態では、第二普通当たり判定において、第二普通当たり確率(100%)で第二普通当たりと判定される。
次いで、第二普通図柄の変動を開始させるための第二普通図柄変動開始コマンドが生成され(S177)、RAM52に記憶される。第二普通図柄変動開始コマンドは、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)によって、中継基板47を介して、図柄表示部24に送信される。図柄表示部24は、第二普通図柄の変動を開始する。次いで、予め定められている第二普通図柄の変動時間(本実施形態では、第二保留球数が「0」の場合2秒、第二保留球数が「1」以上の場合、10秒)が、第二普通図柄変動時間カウンタに記憶される(S178)。第二普通図柄が変動中であることを示す「1」が第二変動フラグに記憶されて「ON」となり(S179)、処理はメイン処理へ戻る。
一方、S171の判断において、第二変動フラグが「ON」であれば、第二普通図柄が変動中であると判断されて(S171:YES)、S178の処理において記憶された第二普通図柄変動時間カウンタの値から4msが減算される(S181)。次いで、第二普通図柄変動時間カウンタの値に基づいて、第二普通図柄の変動時間が経過したかが判断される(S182)。第二普通図柄変動時間カウンタの値が「0」でなければ、第二普通図柄の変動時間が未だ経過していないと判断されて(S182:NO)、第二普通図柄の変動が継続され、処理はメイン処理へ戻る。
第二普通図柄変動時間カウンタの値が「0」となっていれば、第二普通図柄の変動時間が経過したと判断されて(S182:YES)、第二普通図柄の変動を停止させるための第二普通図柄停止コマンドが生成され(S183)、RAM52に記憶される。第二普通図柄停止コマンドは、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)によって、中継基板47を介して図柄表示部24に送信される。第二普通図柄停止コマンドを受信した図柄表示部24は、第二普通図柄の変動を停止する。次いで、第二普通図柄が変動中でないことを示す「0」が第二変動フラグに記憶されて「OFF」となる(S185)。
次いで、S176で行われた第二当たり判定の結果が第二普通当たりであるかが判断される(S186)。第二普通当たり判定の結果がはずれの場合(S186:NO)、処理はメイン処理へ戻る。第二普通当たり判定の結果が第二普通当たりの場合(S186:YES)、第二普通当たり遊技中フラグが「ON」とされる(S188)。処理はメイン処理へ戻る。
図14を参照して、第二普通電動役物処理(S17、図8参照)の詳細について説明する。第二普通電動役物処理が開始されると、第二普通当たり遊技中であるかが判断される(S191)。第二普通当たり遊技中フラグが「OFF」であれば、第二普通当たり遊技中でないと判断されて(S191:NO)、処理はメイン処理へ戻る。
第二普通当たり遊技中フラグが「ON」であれば、第二普通当たり遊技中であると判断されて(S191:YES)、第二普通当たり遊技に関する制御が行われる。まず、第二電チュー17が開放中であるかが判断される(S193)。第二開放フラグが「OFF」であれば、第二電チュー17が開放中でないと判断されて(S193:NO)、第二電チュー17を開放させるための第二電チュー開放コマンドが生成され(S211)、RAM52に記憶される。第二電チュー開放コマンドは、次回実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)において、中継基板47に送信される。中継基板47を介して第二電チュー開放コマンドを受信した第二電チューソレノイド65は、第二電チュー17の開閉部材171を開放させる。次いで、第二開放時間が、第二開放時間カウンタに記憶される(S212)。次いで、第二開放フラグが「ON」とされ(S213)、処理はメイン処理へ戻る。
一方、第二開放フラグが「ON」であれば、第二電チュー17が開放中であると判断されて(S193:YES)、第二電チュー17へ入賞した遊技球の処理、及び第二電チュー17を閉鎖するための処理が行われる。まず、第二開放時間が経過したかが判断される(S195)。S212で記憶された第二開放時間カウンタの値が「0」でなければ、第二開放時間は未だ経過していないと判断されて(S195:NO)、第二電チュー17へ遊技球が入賞したかが判断される(S196)。第二電チュースイッチ72に対応するフラグが「OFF」となっている場合には、第二電チュー17へ遊技球が入賞していないと判断されて(S196:NO)、処理はS199の判断へ移行する。
一方、第二電チュースイッチ72に対応するフラグが「ON」となっている場合、第二電チュー17へ遊技球が入賞したと判断される(S196:YES)。このため、第二電チュー17へ入賞した遊技球の個数である第二入賞球数を計数するRAM52の第二入賞球数カウンタに「1」が加算される(S197)。次いで、第二入賞球数が「4」以上であるかが判断される(S199)。第二入賞球数が「4」未満であれば(S199:NO)、継続して第二電チュー17が開放されるので、処理はメイン処理へ戻る。
第二入賞球数が「4」以上の場合(S199:YES)、又は第二開放時間が経過した場合(S195:YES)、第二電チュー17を閉鎖するための第二電チュー閉鎖コマンドが生成され(S201)、RAM52に記憶される。第二電チュー閉鎖コマンドは、次回実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)において、中継基板47に送信される。中継基板47を介して第二電チュー開放コマンドを受信した第二電チューソレノイド65は、第二電チュー17の開閉部材171を閉鎖させる。次いで、第二開放フラグに「0」が記憶されて「OFF」となり(S202)、第二普通当たり遊技中フラグに「0」が記憶されて「OFF」となる(S203)。処理はメイン処理へ戻る。
図15を参照して、第三普通図柄処理(S20、図8参照)の詳細について説明する。第三普通図柄処理が開始されると、第二電チュー17へ遊技球が入賞したかが判断される(S221)。第二電チュースイッチ72に対応するフラグが「OFF」となっている場合には、第二電チュー17へ遊技球が入賞していないと判断されて(S221:NO)、処理はS231の判断へ移行する。
一方、第二電チュースイッチ72に対応するフラグが「ON」となっている場合、第二電チュー17へ遊技球が入賞したと判断されて(S221:YES)、第三保留球数が「4」であるかが判断される(S222)。第三保留球数が「4」である場合(S222:YES)、第三保留球数が最大第三保留球数に達しているため、処理はS231の判断へ移行する。第三保留球数が「4」でない場合には(S222:NO)、RAM52に記憶されている第三保留球数に「1」が加算される(S223)。次いで、第三乱数が取得され、第三普通当たり関係情報エリアにおける空の記憶エリアのうち、番号が最も小さい記憶エリアに記憶される(S225)。処理はS231の判断へ移行する。
次いで、全ての電チューが非作動中であるかが判断される(S231)。第一〜第四普通当たり遊技中フラグのうち少なくともいずれかが「ON」であれば、いずれかの電チューが開放中であると判断されて(S231:NO)、処理はメイン処理へ戻る。このようにして、パチンコ機1は、いずれかの電チューの開放中には、第三普通図柄の変動時間を計測しない。
第一〜第四普通当たり遊技中フラグのいずれもが「OFF」であれば、全ての電チューが非作動中であると判断されて(S231:YES)、第三普通図柄が変動中であるかが判断される(S232)。第三変動フラグが「OFF」であれば、第三普通図柄が変動中でないと判断されて(S232:NO)、RAM52に記憶されている第三保留球数が「1」以上であるかが判断される(S239)。第三保留球数が「1」以上の場合(S239:YES)、RAM52に記憶されている第三保留球数が「1」減算される(S241)。第三普通当たり関係情報記憶エリアの判定エリアが、次の番号の記憶エリアにシフトされる(S242)。
次いで、第三普通当たり判定が行われる(S243)。第三普通当たり判定は、第三普通当たり判定テーブルが参照されることで行われる。第三普通当たり判定テーブルは、ROM53に記憶されている。第三普通当たり判定テーブルには、「第三普通当たり」及び「はずれ」に各々対応する第三当たり乱数の乱数値が定義されている。第三普通当たり判定テーブルが参照されて、S242でシフトされた判定エリアに記憶されている第三当たり乱数が「第三普通当たり」及び「はずれ」のいずれに対応するかが判定される。これにより、RAM52に記憶された未判定の第三当たり乱数に基づく第三普通当たり判定が、第三当たり乱数の記憶された順に行われる。なお、本実施形態では、本実施形態では、第三普通当たり判定において、第三普通当たり確率(100%)で第三普通当たりと判定される。
次いで、第三普通図柄の変動を開始させるための第三普通図柄変動開始コマンドが生成され(S245)、RAM52に記憶される。第三普通図柄変動開始コマンドは、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)によって、中継基板47を介して、図柄表示部24に送信される。図柄表示部24は、第三普通図柄の変動を開始する。次いで、予め定められている第三普通図柄の変動時間(本実施形態では、2秒)が、第三普通図柄変動時間カウンタに記憶される(S246)。第三普通図柄が変動中であることを示す「1」が第三変動フラグに記憶されて「ON」となり(S248)、処理はメイン処理へ戻る。
一方、S232の判断において、第三変動フラグが「ON」であれば、第三普通図柄が変動中であると判断されて(S232:YES)、S246で記憶された第三普通図柄変動時間カウンタの値から4msが減算される(S261)。次いで、第三普通図柄変動時間カウンタの値に基づいて、第三普通図柄の変動時間が経過したかが判断される(S262)。第三普通図柄変動時間カウンタの値が「0」でなければ、第三普通図柄の変動時間が未だ経過していないと判断されて(S262:NO)、第三普通図柄の変動が継続され、処理はメイン処理へ戻る。
第三普通図柄変動時間カウンタの値が「0」となっていれば、第三普通図柄の変動時間が経過したと判断されて(S262:YES)、第三普通図柄の変動を停止させるための第三普通図柄停止コマンドが生成され(S263)、RAM52に記憶される。第三普通図柄停止コマンドは、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)によって、中継基板47を介して図柄表示部24に送信される。図柄表示部24は、第三普通図柄の変動を停止する。次いで、第三普通図柄が変動中でないことを示す「0」が第三変動フラグに記憶されて「OFF」となる(S265)。
次いで、S243で行われた第三当たり判定の結果が第三普通当たりであるかが判断される(S266)。第三普通当たり判定の結果がはずれの場合(S266:NO)、処理はメイン処理へ戻る。第三普通当たり判定の結果が第三普通当たりの場合(S266:YES)、第三普通当たり遊技中フラグが「ON」とされる(S269)。処理はメイン処理へ戻る。
また、S239の判断において、第三保留球数が「0」の場合には(S239:NO)、未だ第三普通当たり判定の行われていない第三保留球が存在せず、一連の第三普通当たり遊技が終了する。この場合、一連の第三普通当たり遊技が終了される際に、大当たり遊技も終了される場合があり、この場合には、大当たり遊技を終了させる処理を行う必要がある。そこで、まず、大当たり遊技中であるかが判断される(S251)。大当たり遊技状態フラグが「OFF」であれば、大当たり遊技中でないと判断されて(S251:NO)、処理はメイン処理へ戻る。
大当たり遊技状態フラグが「ON」であれば、大当たり遊技中であると判断されて(S251:YES)、第一普通当たり遊技が終了しているかが判断される(S252)。第一普通当たり遊技中フラグが「ON」であれば、第一普通当たり遊技が終了していないと判断されて(S252:NO)、処理はメイン処理へ戻る。
第一普通当たり遊技中フラグが「OFF」であれば、第一普通当たり遊技が終了していると判断されて(S252:YES)、第四普通当たり遊技が終了しているかが判断される(S253)。第四普通当たり遊技中フラグが「ON」であれば、第四普通当たり遊技が終了していないと判断されて(S253:NO)、処理はメイン処理へ戻る。
第四普通当たり遊技中フラグが「OFF」であれば、第四普通当たり遊技が終了していると判断されて(S253:YES)、第二保留球数が「1」以上であるかが判断される(S255)。第二保留球数が「1」以上の場合には、未だ第二普通当たり判定の行われていない第二保留球が存在する。この場合、この時点では一連の第三普通当たり遊技が終了するのみであり、一連の第三普通当たり遊技が終了した後に第二普通当たり判定によって第二普通当たりであると判定されて、第二普通当たり遊技が行われることを契機として、大当たり遊技が継続する。したがって、第二保留球数が「1」以上の場合(S255:YES)、大当たり遊技は終了しないので、処理はメイン処理へ戻る。
一方、第二保留球数が「0」の場合(S255:NO)、一連の第三普通当たり遊技が終了し、未だ第二普通当たり判定の行われていない第二保留球が存在せず、第一普通当たり遊技及び第四普通当たり遊技も終了しているので、大当たり遊技が終了する。したがって、大当たり遊技状態フラグが「OFF」になる(S256)。次いで、大当たり遊技が終了することを通知するための大当たり遊技終了通知コマンドが生成される(S258)。生成された大当たり遊技終了通知コマンドは、RAM52に記憶される。記憶された大当たり遊技終了通知コマンドは、次回に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)によってサブ制御基板58に送信され、大当たり遊技の開始が通知される。その後、処理はメイン処理へ戻る。
図16を参照して、第三普通電動役物処理(S19、図8参照)の詳細について説明する。第三普通電動役物処理が開始されると、第三普通当たり遊技中であるかが判断される(S271)。第三普通当たり遊技中フラグが「OFF」であれば、第三普通当たり遊技中でないと判断されて(S271:NO)、処理はメイン処理へ戻る。
第三普通当たり遊技中フラグが「ON」であれば、第三普通当たり遊技中であると判断されて(S271:YES)、第三普通当たり遊技に関する制御が行われる。まず、第三電チュー18が開放中であるかが判断される(S273)。第三開放フラグが「OFF」であれば、第三電チュー18が閉鎖中であると判断されて(S273:NO)、第三電チュー18を開放させるための第三電チュー開放コマンドが生成され(S291)、RAM52に記憶される。第三電チューコマンドは、次回実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)において、中継基板47に送信される。中継基板47を介して第三電チュー開放コマンドを受信した第三電チューソレノイド66は、第三電チュー18の開閉部材181を開放させる。次いで、第三開放時間が、第三開放時間カウンタに記憶される(S292)。次いで、第三開放フラグが「ON」とされ(S293)、処理はメイン処理へ戻る。
一方、第三開放フラグが「ON」であれば、第三電チュー18が開放中であると判断されて(S273:YES)、第三電チュー18へ入賞した遊技球の処理、及び第三電チュー18を閉鎖するための処理が行われる。まず、第三開放時間が経過したかが判断される(S275)。S292で記憶された第三開放時間カウンタの値が「0」でなければ、第三開放時間は未だ経過していないと判断されて(S275:NO)、第三電チュー18へ遊技球が入賞したかが判断される(S276)。第三電チュースイッチ73に対応するフラグが「OFF」となっている場合には、第三電チュー18へ遊技球が入賞していないと判断されて(S276:NO)、処理はS279の判断へ移行する。
第三電チュースイッチ73に対応するフラグが「ON」となっている場合、第三電チュー18へ遊技球が入賞したと判断される(S276:YES)。このため、第三電チュー18へ入賞した遊技球の個数である第三入賞球数を計数するRAM52の第三入賞球数カウンタに「1」が加算される(S277)。次いで、第三入賞球数が「7」以上であるかが判断される(S279)。第三入賞球数が「7」未満であれば(S279:NO)、継続して第三電チュー18が開放されるので、処理はメイン処理へ戻る。
また、第三入賞球数が「7」以上の場合(S279:YES)、又は第三開放時間が経過した場合(S275:YES)、第三電チュー18を閉鎖するための第三電チュー閉鎖コマンドが生成され(S281)、RAM52に記憶される。第三電チュー閉鎖コマンドは、次回実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図8参照)において、中継基板47に送信される。中継基板47を介して第三電チュー開放コマンドを受信した第三電チューソレノイド66は、第三電チュー18の開閉部材181を閉鎖させる。次いで、第三開放フラグに「0」が記憶されて「OFF」となり(S282)、第三普通当たり遊技中フラグに「0」が記憶されて「OFF」となる(S283)。処理はメイン処理へ戻る。
図17から図21を参照して、サブ制御基板58が実行するサブ制御基板処理について説明する。サブ制御基板処理では、主基板41から送信されるコマンドに従って、表示画面28、スピーカ48等による演出を制御する処理が行われる。特に、サブ制御基板処理では、第一報知演出の制御、第二報知演出の制御、大当たり遊技中の演出である大当たり遊技演出の制御等が実行される。サブ制御基板処理は、ROM583に記憶されているプログラムに従って、CPU581によって実行される。
図17に示すように、サブ制御基板処理が開始されると、主基板41から第一変動パターン指定コマンドを受信したかが判断される(S301)。第一変動パターン指定コマンドを受信していない場合(S301:NO)、処理はS303の判断へ移行する。第一変動パターン指定コマンドを受信した場合(S301:YES)、第一報知演出制御処理が行われて(S302)、処理はS303の判断へ移行する。
ここで、図18〜図20を参照して、本発明の要部であるリーチ演出D〜Fの第一変動パターンに基づく第一報知演出の流れについて説明する。図18は、リーチ演出Dの第一変動パターンに基づく報知演出の流れを示す。図19は、リーチ演出Eの第一変動パターンに基づく報知演出の流れを示す。図20は、リーチ演出Fの第一変動パターンに基づく報知演出の流れを示す。リーチ演出D〜Fの第一変動パターンの第一報知演出では、まず、表示画面28において第一演出図柄81の変動表示が開始された後、リーチ状態が構成される。以下では、リーチ演出D〜Fの第一変動パターンについて、リーチ状態が構成された後の第一報知演出の流れを説明する。
図18に示すように、リーチ演出Fの第一変動パターンでは、リーチ状態が構成された後(図18(A)参照)、クラッシュ失敗演出が行われる(図18(B)参照)。クラッシュ失敗演出は、表示画面28が割れるような態様の画像が表示画面28に表示された後、表示画面28が割れずに元の状態に戻るような態様の画像が表示画面28に表示される演出である。その後、第一普通当たり判定の結果がはずれであることを示す組み合わせ(本実施形態では、ゾロ目以外)で第一演出図柄81が確定表示される(図18(C)参照)。
図19に示すように、リーチ演出Dの第一変動パターンでは、リーチ状態が構成された後(図19(A)参照)、クラッシュ成功演出が行われる(図19(B)参照)。クラッシュ成功演出は、表示画面28が割れるような態様の画像が表示画面28に表示された後、表示画面28が割れたような態様の画像が表示画面28に表示される演出である。
クラッシュ成功演出が行われた後には、示唆演出が行われる(図19(C)参照)。示唆演出は、発展演出が行われることを示唆する演出である。リーチ演出Dの第一変動パターンにおける示唆演出では、第一暗転時間の間、表示画面28に黒色の静止画像である暗転画像が表示される(すなわち、表示画面28がブラックアウトする)。その後、発展演出が行われる(図19(D)参照)。発展演出は、第一普通当たり判定の結果が第一普通当たりとなる期待度が比較的高い演出である。その後、第一普通当たり判定の結果を示す組み合わせで第一演出図柄81が確定表示される。すなわち、第一普通当たり判定の結果がはずれの場合には、はずれであることを示す組み合わせで第一演出図柄81が確定表示される(図19(E)参照)。第一普通当たり判定の結果が第一普通当たりの場合には、第一普通当たりであることを示す組み合わせ(本実施形態では、ゾロ目)で第一演出図柄81が確定表示される(図19(F)参照)。
図20に示すように、リーチ演出Eの第一変動パターンでは、リーチ状態が構成された後(図20(A)参照)、クラッシュ成功演出が行われる(図20(B)参照)。その後、示唆演出が行われる(図20(C)参照)。リーチ演出Eの第一変動パターンにおける示唆演出では、第二暗転時間の間、表示画面28に黒色の静止画像である暗転画像が表示される。第二暗転時間の長さは、第一暗転時間の長さよりも長い。示唆演出が行われた後には、発展演出(図19(D)参照)が行われることなく、直当たり演出が行われる(図20(D)参照)。直当たり演出は、第一普通当たり判定の結果が第一普通当たりであることを示す組み合わせで第一演出図柄81を表示することで、第一普通たり判定の結果が第一普通当たりであることを示す演出である。その後、第一普通当たり判定の結果が第一普通当たりであることを示す組み合わせで第一演出図柄81が確定表示される(図20(E)参照)。
上記構成によれば、リーチ演出Fの第一変動パターンと、リーチ演出D、Eの第一変動パターンとは、クラッシュ失敗演出又はクラッシュ成功演出の途中まで(表示画面28が割れるような態様の画像が表示画面28に表示される時点まで)は、同じ流れの演出が行われる。その後、リーチ演出Fの第一変動パターンでは、すぐに第一普通当たり判定の結果がはずれであることが示され、リーチ演出D、Eの第一変動パターンでは、さらに演出が続く。このように、パチンコ機1は、クラッシュ成功演出及びクラッシュ失敗演出を行うことで、演出がさらに発展するか否かについて、遊技者の興味を惹きつけている。
また、リーチ演出Eの第一変動パターンと、リーチ演出Dの第一変動パターンとは、示唆演出が行われるまで(すなわち、暗転画像が表示されるまで)は、同じ流れの演出が行われる。その後、リーチ演出Eの第一変動パターンでは、発展演出が行われて判定結果が示され、リーチ演出Eの第一変動パターンでは、発展演出が行われることなく判定結果が示される。先述したように、リーチ演出Dの第一変動パターンは、リーチ演出Eの第一変動パターンよりも決定されやすいので、示唆演出が行われた場合には、通常、その後に発展演出が行われる。したがって、示唆演出が行われた場合には、遊技者は、発展演出が行われることを期待する。すなわち、パチンコ機1は、示唆演出を行うことで発展演出が行われることを遊技者に期待させておいて、その後に発展演出を行うことなく直当たり演出を行うこともできる。よって、パチンコ機1は、示唆演出の後すぐに直当たり演出を行うことで、遊技者を驚かせながら第一普通当たりに対する喜びを与えることができる。
図21を参照して、第一報知演出制御処理(S302、図17参照)について詳細に説明する。第一報知演出制御処理が開始されると、第一変動パターン指定コマンドによって指定されている第一変動パターンがRAM582に記憶される(S321)。次いで、第一変動パターンに基づいて、第一報知演出の実行が開始される(S322)。この処理は、CPU581が、第一変動パターンに基づいた第一報知演出を実行するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、表示画面28において第一演出図柄81を変動表示させて、表示画面28の表示制御を開始する。また、CPU581は、第一変動パターンに基づいて、第一報知演出に対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御を開始する。
次いで、S321でRAM582に記憶された第一変動パターンが、リーチ演出A〜Fの第一変動パターンであるかが判断される(S323)。非リーチの第一変動パターンであり、リーチ演出A〜Fの第一変動パターンのいずれでもない場合(S323:NO)、処理はそのままサブ制御基板処理(図17参照)へ戻る。
リーチ演出A〜Fの第一変動パターンのいずれかである場合(S323:YES)、リーチ状態(図18(A)、図19(A)、図20(A)参照)が構成される(S324)。この処理は、CPU581が、リーチ状態を構成するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、表示画面28においてリーチ状態を構成する。これにより、本実施形態では、第一演出図柄81のうち左右2つの第一演出図柄81が同じ図柄で停止表示される。
次いで、S321でRAM582に記憶された第一変動パターンが、リーチ演出A〜Cの第一変動パターンのいずれかであるかが判断される(S325)。リーチ演出A〜Cの第一変動パターンのいずれかである場合(S325:YES)、第一変動パターンに応じたリーチ演出A〜Cが実行される(S326)。この処理は、CPU581が、リーチ演出A〜Cの実行するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、リーチ演出A〜Cの映像を表示画面28に表示する。また、CPU581は、リーチ演出A〜Cに対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御を終了する。次いで、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
リーチ演出D〜Fの第一変動パターンのいずれかであり、リーチ演出A〜Cの第一変動パターンのいずれでもない場合(S325:NO)、S321でRAM582に記憶された第一変動パターンが、リーチ演出Fの第一変動パターンであるかが判断される(S331)。リーチ演出Fの第一変動パターンの場合(S331:YES)、クラッシュ失敗演出(図18(B)参照)が実行される(S332)。この処理は、CPU581が、クラッシュ失敗演出を実行するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、クラッシュ失敗演出の映像を表示画面28に表示する。また、CPU581は、クラッシュ失敗演出に対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御を行う。次いで、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
リーチ演出D、Eの第一変動パターンのいずれかであり、リーチ演出Fの第一変動パターンでない場合(S331:NO)、クラッシュ成功演出(図19(B)、図20(B)参照)が実行される(S333)。この処理は、CPU581が、クラッシュ成功演出を実行するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、クラッシュ成功演出の映像を表示画面28に表示する。また、CPU581は、クラッシュ成功演出に対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御を行う。
次いで、示唆演出(図19(C)、図20(C)参照)の実行が開始される(S334)。この処理は、CPU581が、示唆演出を実行するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、暗転画像を表示画面28に表示する。また、CPU581は、示唆演出に対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御が開始される。次いで、RAM582に記憶されているタイマカウンタである暗転時間計測カウンタによって、示唆演出の実行時間(暗転画像の表示時間)である暗転時間の計測が開始される(S335)。
次いで、RAM582に記憶された第一変動パターンが、リーチ演出Dの第一変動パターンであるかが判断される(S341)。リーチ演出Dの第一変動パターンの場合(S341:YES)、暗転時間計測カウンタを参照して、第一暗転時間を経過するまで待機する(S342)。第一暗転時間を経過すると、示唆演出の実行が終了される(S343)。この処理は、CPU581が、示唆演出の実行を終了するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、暗転画像の表示画面28への表示を終了する。また、CPU581は、示唆演出に対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御を終了する。
次いで、発展演出(図19(D)参照)が実行される(S344)。この処理は、CPU581が、発展演出を実行するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、発展演出の映像を表示画面28に表示する。また、CPU581は、発展演出に対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御を行う。次いで、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
S341の判断において、リーチ演出Eの第一変動パターンであり、リーチ演出Dの第一変動パターンでない場合(S341:NO)、暗転時間計測カウンタを参照して、第二暗転時間を経過するまで待機する(S345)。第二暗転時間を経過すると、示唆演出の実行が終了される(S346)。この処理は、CPU581が、示唆演出の実行を終了するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、暗転画像の表示画面28への表示を終了する。また、CPU581は、示唆演出に対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御を終了する。
次いで、発展演出が実行されることなく直当たり演出(図20(D)参照)が実行される(S347)。この処理は、CPU581が、直当たり演出を実行するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、直当たり演出の映像を表示画面28に表示する。これにより、第一普通当たり判定の結果が第一普通当たりであることを示す組み合わせで第一演出図柄81が表示画面28に表示される。また、CPU581は、発展演出に対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御を行う。次いで、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
図17の説明に戻る。次いで、主基板41から第一普通図柄停止コマンドを受信したかが判断される(S303)。第一普通図柄停止コマンドを受信していない場合(S303:NO)、処理はS305の判断へ移行する。第一普通図柄停止コマンドを受信した場合(S303:YES)、変動していた第一演出図柄81が確定表示される(S304)。この処理は、CPU581が、第一普通当たり判定の結果を示す組み合わせで第一演出図柄81を確定表示するためのコマンドを、演出制御基板43へ送信することによって行われる。演出制御基板43のCPU431は、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って、第一普通当たり判定の結果を示す組み合わせで第一演出図柄81を表示画面28に確定表示する(図18(C)、図19(E)、図19(F)、図20(E)参照)。また、CPU581は、第一報知演出に対応する各種照明の動作、可動役物の動作、スピーカ48の音声出力等の各種制御を終了する。これにより、第一報知演出が終了する。次いで、処理はS305の判断へ移行する。
次いで、主基板41から第四変動パターン指定コマンドを受信したかが判断される(S305)。第四変動パターン指定コマンドを受信していない場合(S305:NO)、処理はS307の判断へ移行する。第四変動パターン指定コマンドを受信した場合(S305:YES)、第四変動パターン指定コマンドによって指定されている第四変動パターンに基づいて第二報知演出の実行が開始されて(S306)、処理はS307の判断へ移行する。
次いで、主基板41から第四普通図柄停止コマンドを受信したかが判断される(S307)。第四普通図柄停止コマンドを受信していない場合(S307:NO)、処理はS309の判断へ移行する。第四普通図柄停止コマンドを受信した場合(S307:YES)、変動していた第二演出図柄が確定表示されて(S308)、処理はS309の判断へ移行する。すなわち、S308の処理によって、第二報知演出が終了する。
次いで、主基板41から大当たり遊技開始通知コマンドを受信したかが判断される(S309)。大当たり遊技開始通知コマンドを受信していない場合(S309:NO)、処理はS311の判断へ移行する。大当たり遊技開始通知コマンドを受信した場合(S309:YES)、大当たり遊技演出が開始されて(S310)、処理はS311の判断へ移行する。
次いで、主基板41から大当たり遊技終了通知コマンドを受信したかが判断される(S311)。大当たり遊技終了通知コマンドを受信していない場合(S311:NO)、処理はS301の判断へ戻る。大当たり遊技終了通知コマンドを受信した場合(S311:YES)、大当たり遊技演出が終了されて(S312)、処理はS301の判断へ戻る。
以上説明したように、表示画面28に暗転画像が表示されると、報知演出の一連の流れが一旦止まったように見える。そして、暗転画像の表示後には、発展演出が行われる場合と、発展演出が行われることなく第一普通当たり判定の結果が報知される場合とがある。パチンコ機1は、暗転画像を表示してその後に発展演出が行われると遊技者に期待させておいて、発展演出を行うことなく第一普通当たり判定の結果を報知することで、遊技者を驚かせることができる。このように、パチンコ機1は、意外性のある報知演出を実行できる。
リーチ演出Eの第一変動パターンよりもリーチ演出Dの第一変動パターンの方が決定されやすいので、通常、暗転画像が表示されると、発展演出が実行されることとなる。したがって、パチンコ機1は、暗転画像を表示することで、発展演出が実行されることを遊技者に示唆できる。すなわち、遊技者は、暗転画像が表示されると、発展演出が実行されることをより一層期待する。よって、パチンコ機1は、暗転画像の表示後に発展演出を実行することなく判定結果を報知することで、遊技者をより一層驚かせることができる。
リーチ演出Eの第一変動パターンは、第一普通当たり判定の結果が第一普通当たりである場合にのみ決定され得る。このため、パチンコ機1は、リーチ演出Eの第一変動パターンの報知演出を行うことで、遊技者を驚かせるとともに第一普通当たりに対する喜びを与えることができる。
リーチ演出Eの第一変動パターンにおける暗転画像の表示時間である第二暗転時間は、リーチ演出Dの第一変動パターンにおける暗転画像の表示時間である第一暗転時間よりも長い。このため、暗転画像の表示後に発展演出を実行するリーチ演出Dの第一変動パターンの場合には、パチンコ機1は、暗転画像の表示時間を短くすることで、テンポ良く第一報知演出を実行できる。一方、暗転画像の表示後に発展演出を実行しないリーチ演出Eの第一変動パターンの場合には、パチンコ機1は、暗転画像の表示時間を長くすることで、長い時間の間、遊技者をドキドキさせることができる。
上記実施形態において、図9のS47の処理を実行する主基板41のCPU51が、本発明の「判定手段」に相当する。第一報知演出が、本発明の「報知演出」に相当する。図17のS302で第一報知演出を制御するサブ制御基板58のCPU581が、本発明の「演出実行手段」に相当する。第一変動パターンが、本発明の「演出パターン」に相当する。主基板41のROM53が、本発明の「記憶手段」に相当する。図9のS48の処理を実行する主基板41のCPU51が、本発明の「決定手段」に相当する。暗転画像が、本発明の「静止画像」に相当する。発展演出が、本発明の「特定演出」に相当する。リーチ演出Dの第一変動パターンが、本発明の「第一演出パターン」に相当する。リーチ演出Eの第一変動パターンが、本発明の「第二演出パターン」に相当する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば本発明は、上記のようないわゆる一般電役タイプのパチンコ機1のみならず、一又は複数の特別図柄を用いた大当たり判定を実行することで遊技を進行するいわゆる1種タイプの遊技機や2種タイプの遊技機、1種2種混合タイプの遊技機においても適用可能である。
また、クラッシュ失敗演出、クラッシュ成功演出、示唆演出、及び発展演出は、それぞれ、第一演出図柄81の変動が開始されてからリーチ状態が構成されるまでの非リーチ状態に行われてもよい。この場合、クラッシュ失敗演出及びクラッシュ成功演出は、非リーチ状態に行われることで、リーチ状態が構成されるか否かを示す演出であってもよい。例えば、示唆演出は、連続する複数回の報知演出(変動)にまたがって行われてもよい。
また、上記実施形態では、第一暗転時間よりも第二暗転時間の方が長いが、第一暗転時間と第二暗転時間とは同じ長さであってもよいし、第一暗転時間よりも第二暗転時間の方が短くてもよい。第一暗転時間と第二暗転時間とが同じ長さである場合には、遊技者は、実行中の報知演出がリーチ演出Dの第一変動パターン及びリーチ演出Eの第一変動パターンのいずれに基づく報知演出であるかを、示唆演出の実行が終了するまで判別できない。すなわち、パチンコ機1は、示唆演出の実行が終了するまでの間、第一普通当たり確定の報知演出か否かを判別できないようにすることができる。第一暗転時間よりも第二暗転時間の方が短い場合には、発展演出が行われることを遊技者が期待して待っている間に突然直当たり演出が行われることとなる。よって、この場合には、パチンコ機1は、より一層遊技者を驚かせることができる。
示唆演出の演出態様は、上記実施形態に限定されない。例えば、示唆演出おいて表示される静止画像は、黒色に限定されない。また、報知演出において表示画面28に表示中の動画が、示唆演出の開始時点で停止表示(すなわち、静止画像に切り替えて表示)されてもよい。また、示唆演出には動画が用いられてもよい。示唆演出では、映像の他に、スピーカ48による音の出力、電飾基板31による発光動作、可動役物の動作によって演出が行われてもよい。
クラッシュ失敗演出及びクラッシュ成功演出の演出態様も、示唆演出と同様に、上記実施形態に限定されない。パチンコ機1は、クラッシュ失敗演出及びクラッシュ成功演出を実行しなくてもよい。パチンコ機1は、クラッシュ失敗演出及びクラッシュ成功演出の代わりに、所定のリーチ演出を実行してもよい。所定のリーチ演出とは、例えば、クラッシュ成功演出及びクラッシュ成功演出が行われるリーチ演出D〜Fの第一変動パターンよりも第一普通当たりとなる期待度が低い第一変動パターン(例えば、リーチ演出A〜Cの第一変動パターン)に基づいて行われるリーチ演出である。
上記実施形態では、リーチ演出Eの第一変動パターンは、第一普通当たり判定の結果が第一普通当たりの場合にのみ決定され得るが、はずれの場合にも決定され得てもよい。はずれの場合にリーチ演出Eの第一変動パターンが決定された場合には、示唆演出の後に、はずれを示す組み合わせで第一演出図柄81を表示するはずれ演出が行われることとなる。
また、上記実施形態において、リーチ演出Eの第一変動パターンでは、示唆演出の実行開始時から暗転時間が計測され、第二暗転時間が経過した場合に直当たり演出が行われる。これに対し、リーチ演出Eの第一変動パターンの場合には暗転時間は計測されなくてもよい。この場合、パチンコ機1は、直当たり演出をすることなく、サブ制御基板58が主基板41から第一普通図柄停止コマンドを受信した場合に、示唆演出の実行を終了し、第一普通当たり判定の結果が第一普通当たりであることを示す組み合わせで第一演出図柄81を確定表示してもよい。
また、上記実施形態では、クラッシュ成功演出を行うか否か、クラッシュ失敗演出を行うか否か、示唆演出を行うか否か、示唆演出の後に発展演出を行うか否かを、主基板41のCPU51が変動パターンに基づいて決定する。これに対し、クラッシュ成功演出を行うか否か、クラッシュ失敗演出を行うか否か、示唆演出を行うか否か、示唆演出の後に発展演出を行うか否かを、主基板41で決定された変動パターン及び第一普通当たり判定の結果の少なくともいずれかに応じてサブ制御基板58のCPU581が決定してもよい。サブ制御基板58のCPU581が、本発明の「決定手段」として機能してもよい。サブ制御基板58のROM583が、本発明の「記憶手段」として機能してもよい。
上記実施形態では、第一普通当たり判定による判定結果が第一普通当たりである場合には、リーチ演出Dよりもリーチ演出Eの方が、変動パターンが決定される割合が低い。これに対し、リーチ演出Dよりもリーチ演出Eの方が、変動パターンが決定される割合が高くてもよし、同じでもよい。
上記実施形態では、第一普通たり判定の結果が第一普通当たりであることを示す第一演出図柄81の組み合わせや、はずれであることを示す第一演出図柄81の組み合わせは、上記実施形態に限定されない。
さらには、特許請求の範囲、明細書、及び図面に記載される全ての要素は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素に付けた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したに過ぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「記憶手段」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくは一つの要素を複数の要素に分けて構成するかは、特許請求の範囲等において特定していない限り、いずれも当業者であれば極めて容易に考えられる事項であるため、敢えて明細書等において全てのパターンを記載しなくてもいずれのパターンも想定範囲内であることから本発明に係る権利範囲に含まれることは勿論である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施形態に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施形態から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1 パチンコ機
28 表示画面
41 主基板
51 CPU
52 RAM
53 ROM
58 サブ制御基板
581 CPU
582 RAM
583 ROM

Claims (4)

  1. 遊技者にとって有利な状態を生起する当たりであるかの判定を行う判定手段と、
    前記判定の結果を遊技者に報知する演出である報知演出を行う演出実行手段と、
    前記報知演出の内容を示す演出パターンを複数記憶する記憶手段と、
    前記演出実行手段によって実行される前記報知演出の前記演出パターンを、前記記憶手段に記憶された複数の前記演出パターンから、前記判定の結果に応じて決定する決定手段と
    を備え、
    前記複数の演出パターンは、
    表示画面に静止画像を表示した後、特定演出を行い、その後、前記判定の結果を報知する第一演出パターンと、
    前記表示画面に前記静止画像を表示した後、前記特定演出を行うことなく前記判定の結果を報知する第二演出パターンとを含むことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第二演出パターンよりも前記第一演出パターンの方が前記決定手段によって決定されやすいことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第二演出パターンは、前記判定の結果が前記当たりである場合にのみ前記決定手段によって決定され得ることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記第二演出パターンにおける前記静止画像の表示時間は、前記第一演出パターンにおける前記静止画像の表示時間よりも長いことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
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