JP2019216978A - スーツケース - Google Patents
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Abstract
【課題】スライダーの引き手が左右に揺れることがなく外観性が向上するスーツケースを提供する。【解決手段】ケース本体11と、蓋体12と、ファスナー20と、キャスター14とを備えているスーツケース10において、ファスナー20は、一条当たり2個のスライダー31、32を有し、スライダー31、32は、利用者が摘む引き手33、34を有し、引き手33、34に永久磁石68が設けられ、ケース本体11に鋼片69が設けられている。【選択図】図9
Description
本発明は、スーツケースにおいて、スライダーに付属する引き手の収まりをよくする技術に関する。
ケース本体と、このケース本体の開口を塞ぐ蓋体と、ケース本体と蓋体とを繋ぐファスナーと、床面を走向するキャスターとを備えるスーツケースが、広く実用に供されている(例えば、特許文献1(図1)参照)。
特許文献1に開示されるスーツケースは、一条のファスナー当たり2個のスライダーを備えているため、各スライダーの走行距離が半分になり、開閉操作に係る時間が短くなるという利点がある。
ところで、スライダーは、利用者が摘む引き手及びこの引き手を移動自在に支えるU字環を備えている。
キャスターでスーツケースを走向させると、床面の凹凸を受けて、スーツケースが上下に振動する。この振動を受けて、一対の引き手が揺れる。この揺れにより、スーツケースの外観性が低下する。
キャスターでスーツケースを走向させると、床面の凹凸を受けて、スーツケースが上下に振動する。この振動を受けて、一対の引き手が揺れる。この揺れにより、スーツケースの外観性が低下する。
スーツケースの外観性向上が求められ中、外観性をより向上させることができるスーツケースが望まれる。
本発明は、外観性をより向上させることができるスーツケースを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ケース本体と、このケース本体の開口を塞ぐ蓋体と、この蓋体と前記ケース本体を開閉自在に繋ぐファスナーと、キャスターとを備えているスーツケースにおいて、
前記ファスナーは、一条当たり2個のスライダーを有し、
前記スライダーは、利用者が摘む引き手を有し、
前記引き手が、前記ケース本体の所定位置に仮固定されるように、前記引き手と前記ケース本体の一方に永久磁石が設けられ、前記引き手と前記ケース本体の他方に前記永久磁石が吸着する鋼片が設けられていることを特徴とする。
前記ファスナーは、一条当たり2個のスライダーを有し、
前記スライダーは、利用者が摘む引き手を有し、
前記引き手が、前記ケース本体の所定位置に仮固定されるように、前記引き手と前記ケース本体の一方に永久磁石が設けられ、前記引き手と前記ケース本体の他方に前記永久磁石が吸着する鋼片が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のスーツケースであって、
前記所定位置に、前記2個のスライダーをカバーすると共に施錠が可能なスライダーカバーが設けられていることを特徴とする。
前記所定位置に、前記2個のスライダーをカバーすると共に施錠が可能なスライダーカバーが設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2記載のスーツケースであって、
前記スライダーカバーは、前記ケース本体と前記蓋体の一方に固定されたカバーベースと、前記ケース本体と前記蓋体の他方にヒンジを介して取付けられ前記カバーベースに嵌る又は外れる開閉カバーと、からなり、
前記カバーベースに前記永久磁石又は前記鋼片が設けられていることを特徴とする。
前記スライダーカバーは、前記ケース本体と前記蓋体の一方に固定されたカバーベースと、前記ケース本体と前記蓋体の他方にヒンジを介して取付けられ前記カバーベースに嵌る又は外れる開閉カバーと、からなり、
前記カバーベースに前記永久磁石又は前記鋼片が設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3記載のスーツケースであって、
前記カバーベースは、前記引き手を収納する凹部を備え、この凹部の底に前記永久磁石又は前記鋼片が設けられていることを特徴とする。
前記カバーベースは、前記引き手を収納する凹部を備え、この凹部の底に前記永久磁石又は前記鋼片が設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2〜4のいずれか1項記載のスーツケースであって、
前記ファスナーは、防水ファスナーであり、
前記スライダーカバーは、前記所定位置にある前記2個のスライダーを覆って前記2個のスライダー間の防水性を高めるパッキンを備えていることを特徴とする。
前記ファスナーは、防水ファスナーであり、
前記スライダーカバーは、前記所定位置にある前記2個のスライダーを覆って前記2個のスライダー間の防水性を高めるパッキンを備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、スライダーを備えるスーツケースにおいて、スライダーに付属する引き手をケース本体に磁気吸着させるようにした。キャスターを用いてスーツケースを移動し、スーツケースが振動しても、引き手が揺れることはなく、外見性が高まる。
よって、本発明によれば、外観性をより向上させることができるスーツケースが提供される。
よって、本発明によれば、外観性をより向上させることができるスーツケースが提供される。
請求項2に係る発明では、所定位置に、2個のスライダーをカバーすると共に施錠が可能なスライダーカバーが設けられている。仮に、スライダーが露出していると防犯上不具合が起こりやすい。
本発明では、施錠したスライダーカバーでスライダーをカバーするため、防犯性能が高まる。
本発明では、施錠したスライダーカバーでスライダーをカバーするため、防犯性能が高まる。
請求項3に係る発明では、スライダーカバーは、カバーベースと、開閉カバーと、からなり、カバーベースに永久磁石又は鋼片を設けた。カバーベースに一対の引き手を確実に磁気吸着させることができる。
請求項4に係る発明では、カバーベースに引き手を収納する凹部を設け、凹部の底に永久磁石又は鋼片を設けた。凹部に引き手を収納するため、引き手の収まりがよくなる。
請求項5に係る発明では、スーツケースのファスナーは防水ファスナーであり、スライダーカバーは防水性を高めるパッキンを備えている。防水性に優れたスーツケースが提供される。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、スーツケース10は、ケース本体11と、このケース本体11の開口を塞ぐ蓋体12と、この蓋体12とケース本体11を開閉自在に繋ぐファスナー20と、このファスナー20を局部的に覆うスライダーカバー40と、ケース本体11及び蓋体12の底に設けたキャスター14と、ケース本体11に設けた伸縮ハンドル15と、非伸縮形のハンドル16とを備えている。
図1では、スライダーカバー40は、閉じている。スライダーカバー40を開状態にすると、図2のようになる。
図2に示すように、ファスナー20は、一条当たり2個のスライダー31、32を有している。その他の構成要素は、図1と同じであるため、図1の符号を流用し、詳細な説明は省略する。
図2に示すように、ファスナー20は、一条当たり2個のスライダー31、32を有している。その他の構成要素は、図1と同じであるため、図1の符号を流用し、詳細な説明は省略する。
図3は、ファスナーの構造及び作用を説明する図であり、図3(b)は、図2の3b−3b線断面図である。
図3(a)に示すように、ケース本体11に、一方のチャンネル21及び一方のテープ22を載せ、これらをケース本体11に糸23で縫って固定する。縫製後にチャンネル21をU字状にして、糸23を隠すようにする。
図3(a)に示すように、ケース本体11に、一方のチャンネル21及び一方のテープ22を載せ、これらをケース本体11に糸23で縫って固定する。縫製後にチャンネル21をU字状にして、糸23を隠すようにする。
さらに、一方のテープ22の先端に一方のファスナー歯列24が設けられている。加えて、ケース本体11の端部には、先端が谷形のシール材25が取付けられている。この谷形のシール材25は、一方のファスナー歯列24の下に配置される。
また、蓋体12に、他方のチャンネル26及び他方のテープ27を載せ、これらを蓋体12に糸23で縫って固定する。縫製後にチャンネル26をU字状にして、糸23を隠すようにする。
さらに、他方のテープ27の先端に他方のファスナー歯列28が設けられている。加えて、蓋体12の端部には、先端が山形のシール材29が取付けられている。この山形のシール材29は、他方のファスナー歯列28の下に配置される。
後述するスライダーで、一方のファスナー歯列24に他方のファスナー歯列28を噛み合わせると、シール材25の谷にシール材29の山が密着する。
図3(b)に示すように、谷形のシール材25が山形のシール材29に密着することで、防水性能が発揮される。
図3(b)に示すように、谷形のシール材25が山形のシール材29に密着することで、防水性能が発揮される。
なお、本発明での防水性能や防水性は、完全防水の他、簡易防水(生活防水とも呼ばれる。)や防滴を含む。
完全防水は、水中において水圧を受けても漏れない防水性能を意味する。
簡易防水(生活防水)は、降水時の雨水程度に対応する程度の防水性能を意味する。
防滴は、滴下する水滴に対応する程度の防水性能を意味する。
完全防水は、水中において水圧を受けても漏れない防水性能を意味する。
簡易防水(生活防水)は、降水時の雨水程度に対応する程度の防水性能を意味する。
防滴は、滴下する水滴に対応する程度の防水性能を意味する。
図4(a)に示すように、一条当たり2個のスライダー31、32を有する場合、一方のスライダー31に他方のスライダー32を当てても、2個のスライダー31、32の間では、一方のファスナー歯列24に対して他方のファスナー歯列28が、不可避的に(図面では左右に)離れる。結果、範囲L1が、不完全噛み合い部となる。この範囲L1では、図3(b)で説明したシール材25がシール材29からある程度離れる。離れると防水性能が低下する。
その対策を、以下に説明する。
図4(b)に示すように、スライダーカバー40は、ケース本体11(又は、蓋体12)に固定されたカバーベース41と、蓋体12(又はケース本体11)にヒンジ51を介して取付けられた開閉カバー52とからなる。ヒンジ51には、開閉カバー52を開側へ付勢するトーションばね53が設けられている。
図4(b)に示すように、スライダーカバー40は、ケース本体11(又は、蓋体12)に固定されたカバーベース41と、蓋体12(又はケース本体11)にヒンジ51を介して取付けられた開閉カバー52とからなる。ヒンジ51には、開閉カバー52を開側へ付勢するトーションばね53が設けられている。
カバーベース41は、平たい矩形のボックスであって、一方のファスナー歯列24に沿った部位に凹部42を有し、この凹部42を挟むようにして両側面にロック爪43、43を有し、適所にアンロックノブ44と、キー穴45と、暗唱番号用ダイヤル46とを有する。
凹部42は、2個の引き手33、34を収納し得る大きさの窪みであればよく、大きさ、形状は適宜変更可能である。
凹部42は、2個の引き手33、34を収納し得る大きさの窪みであればよく、大きさ、形状は適宜変更可能である。
開閉カバー52は、平板部54と、この平板部54の両辺に立てた一対の側壁部55と、ヒンジ51側に立てた奥壁部56とからなり、一対の側壁部55に、ロック爪43に対応するフック部57が設けられている。
加えて、平板部54の中央に浅い窪み58が形成されており、この窪み58に、直方体状のパッキン60が接着剤などにより取付けられる(矢印(1))。
加えて、平板部54の中央に浅い窪み58が形成されており、この窪み58に、直方体状のパッキン60が接着剤などにより取付けられる(矢印(1))。
矢印(2)の如く、開閉カバー52を閉じる。ロック爪43にフック部57が引っ掛かるため、開閉カバー52は閉じ位置に保たれる。
図4(c)は、図4(b)のc−c線断面図であり、引き手33、34には、永久磁石68が設けられている。対して、凹部42の底に鋼片69が設けられている。すなわち、鋼片69はカバーベース41を構成する樹脂中に設けられている。
永久磁石68が発する磁力線は樹脂を貫通して鋼片69に至り、引き手33、34がカバーベース41に仮固定される。
永久磁石68が発する磁力線は樹脂を貫通して鋼片69に至り、引き手33、34がカバーベース41に仮固定される。
永久磁石68は、円板状又は円柱状のものを引き手33、34の下面に設けた凹部に嵌めて接着剤で固定することが推奨されるが、テープ状又は板状のものを引き手33、34の下面にビス固定又は接着固定してもよい。
鋼片69は、樹脂中に埋設することを基本とするが、カバーベース41に接着してもよい。
鋼片69は、樹脂中に埋設することを基本とするが、カバーベース41に接着してもよい。
図4(b)において、仮固定により、引き手33、34が凹部42に納まっているため、矢印(2)の如く、開閉カバー52を閉じるときに、引き手33、34がカバーベース41と開閉カバー52との間に挟まる心配はない。
なお、引き手33、34に鋼片69を設け、カバーベース41に永久磁石69を設けることは差し支えない。
なお、引き手33、34に鋼片69を設け、カバーベース41に永久磁石69を設けることは差し支えない。
ただし、鋼片69は樹脂を補強する役割を果たすため、カバーベース41に埋設することが推奨される。
また、カバーベース41から凹部42を省略することができる。この場合は、鋼片69(又は永久磁石68)は、カバーベース41に埋設する。
また、カバーベース41から凹部42を省略することができる。この場合は、鋼片69(又は永久磁石68)は、カバーベース41に埋設する。
図5に示すように、開閉カバー52は閉じ位置に保たれる。ダイヤル46が所定の暗唱番号に合わされるか又はキー穴45に所定のキーが差し込まれ回されるまでは、開閉カバー52が開く心配は無い。
仮に、2個のスライダー31、32が露出していると、スライダー31、32が悪戯される心配がある。この点、本実施例では、2個のスライダー31、32がスライダーカバー40で隠されるため、悪戯される心配が無い。
ダイヤル46が所定の暗唱番号に合わされるか又はキー穴45に所定のキーが差し込まれ回された後に、アンロックノブ44が人為的に押されると、ロック爪43が後退し、トーションばね53の作用で開閉カバー52は開き、図4(b)の形態になる。
図6は、図5の6−6矢視図であり、スライダー31、32が、パッキン60で覆われている。そのため、図4(a)で説明した2個のスライダー31、32の間(範囲L1)がパッキン60で塞がれ、防水処置が講じられる。
よって、防水性を有するファスナー20を備えるスーツケース10において、一条当たり2個のスライダー31、32を有する場合であっても防水性能を強化することができるスーツケースが提供される。
よって、防水性を有するファスナー20を備えるスーツケース10において、一条当たり2個のスライダー31、32を有する場合であっても防水性能を強化することができるスーツケースが提供される。
なお、パッキン60は、ゴムブロックや軟質樹脂ブロックが広く適用でき、格別に材質や形状は限定されない。しかし、パッキン60は、シリコンゴムが好適である。
シリコンゴムは、珪素に適当な物質を配合して得た樹脂系ゴムであり、弾性性能と防水性能を発揮する。シリコンゴムは、日用品や医療品に広く利用され、安価である。品質的にも安定している。よって、シリコンゴムは、スーツケース10の防水補強材として好適である。
シリコンゴムは、珪素に適当な物質を配合して得た樹脂系ゴムであり、弾性性能と防水性能を発揮する。シリコンゴムは、日用品や医療品に広く利用され、安価である。品質的にも安定している。よって、シリコンゴムは、スーツケース10の防水補強材として好適である。
また、防水性を有するファスナー20は、図3に説明した構造に限定されるものではない。その具体例を、図7、図8に基づいて説明する。
図7に示すように、一方のファスナー歯列24及び他方のファスナー歯列28を、軟質樹脂のような弾性体で構成する。一方のファスナー歯列24及び他方のファスナー歯列28が弾性変形しつつ、防水性能を発揮する。
図7に示すように、一方のファスナー歯列24及び他方のファスナー歯列28を、軟質樹脂のような弾性体で構成する。一方のファスナー歯列24及び他方のファスナー歯列28が弾性変形しつつ、防水性能を発揮する。
又は、図8(a)に示すように、一方のファスナー歯列24を一方のテープ22でU字状に囲った上で、一方のテープ22をU環62で圧縮する。多数個のU環62が、図面表裏方向に並んでいる。
同様に、他方のファスナー歯列28を他方のテープ27でU字状に囲った上で、他方のテープ27をU環62で圧縮する。
図8(b)に示すように、スライダーで一方のファスナー歯列24に他方のファスナー歯列28を噛み合わせると、一方のテープ22と他方のテープ27とが互いに圧縮され、防水性能を発揮する。
同様に、他方のファスナー歯列28を他方のテープ27でU字状に囲った上で、他方のテープ27をU環62で圧縮する。
図8(b)に示すように、スライダーで一方のファスナー歯列24に他方のファスナー歯列28を噛み合わせると、一方のテープ22と他方のテープ27とが互いに圧縮され、防水性能を発揮する。
よって、本発明におけるファスナー20は、防水性を有すればよく、図3、図7及び図8で説明したものを含め、構造や種類は問わない。
本発明に係るスーツケース10の変更例を図9に基づいて説明する。
図9(a)に示すように、スーツケース10は、ケース本体11と、このケース本体11の開口を塞ぐ蓋体12と、この蓋体12とケース本体11を開閉自在に繋ぐファスナー20と、キャスター14とを備えている。
図9(a)に示すように、スーツケース10は、ケース本体11と、このケース本体11の開口を塞ぐ蓋体12と、この蓋体12とケース本体11を開閉自在に繋ぐファスナー20と、キャスター14とを備えている。
さらに、ファスナー20は、一条当たり2個のスライダー31、32を有し、スライダー31は引き手33を有し、スライダー32は引き手34を有している。なお、ファスナー20は、非防水ファスナー、すなわち普通のファスナーである。
図9(b)は、図9(a)のb−b線断面図である。
図9(b)に示すように、引き手33、34に永久磁石68が設けられ、ケース本体11に鋼片69が設けられている。
永久磁石68が発する磁力線がチャンネル21及びテープ22を貫通して鋼片69に到達するため、引き手33、34は、ケース本体11側に吸着固定される。ただし、この固定は強力ではなく、半固定若しくは仮固定と呼ばれる程度のものである。
図9(b)に示すように、引き手33、34に永久磁石68が設けられ、ケース本体11に鋼片69が設けられている。
永久磁石68が発する磁力線がチャンネル21及びテープ22を貫通して鋼片69に到達するため、引き手33、34は、ケース本体11側に吸着固定される。ただし、この固定は強力ではなく、半固定若しくは仮固定と呼ばれる程度のものである。
図9(a)に示すように、引き手33、34は水平状態が維持される。維持されるため、キャスター14を用いてスーツケース10を横移動するときに、引き手33、34が、従来技術のように、垂れた上で、左右に揺れることがない。
そのため、引き手33、34が露出している場合であっても、スーツケース10の外観性が向上する。
そのため、引き手33、34が露出している場合であっても、スーツケース10の外観性が向上する。
尚、本発明は、狭義のスーツケースに留まらず、トランクやキャリーケース等のハードケースに広く適用できる。
また、スライダーカバー40の構造については、図4〜図6で説明した構造は、好適な一例を示したに過ぎず、適宜変更することは差し支えない。
また、スライダーカバー40の構造については、図4〜図6で説明した構造は、好適な一例を示したに過ぎず、適宜変更することは差し支えない。
また、引き手33、34に永久磁石68を設けるとは、引き手33、34に別体の永久磁石68を付設する他、引き手33、34自体を永久磁石68で構成することを含む。
また、引き手33、34に鋼片69を設けるとは、引き手33、34に別体の鋼片69を付設する他、引き手33、34自体を鋼片69で構成することを含む。
また、引き手33、34に鋼片69を設けるとは、引き手33、34に別体の鋼片69を付設する他、引き手33、34自体を鋼片69で構成することを含む。
さらには、永久磁石68が吸着する鋼片69は、炭素鋼の他、永久磁石であってもよい。永久磁石同士を磁気吸着させることができるからである。
また、ファスナー20は、防水ファスナーと非防水ファスナーの何れであってもよい。 さらには、スーツケース10に、スライダーカバー40を設けるか、否かは任意である。
本発明は、外観性が要求されるスーツケースに好適である。
10…スーツケース、11…ケース本体、12…蓋体、14…キャスター、20…ファスナー、31、32…スライダー、33、34…引き手、40…スライダーカバー、41…カバーベース、42…凹部、45…キー穴、46…ダイヤル、51…ヒンジ、52…開閉カバー、60…パッキン、68…永久磁石、69…鋼片。
Claims (5)
- ケース本体と、このケース本体の開口を塞ぐ蓋体と、この蓋体と前記ケース本体を開閉自在に繋ぐファスナーと、キャスターとを備えているスーツケースにおいて、
前記ファスナーは、一条当たり2個のスライダーを有し、
前記スライダーは、利用者が摘む引き手を有し、
前記引き手が、前記ケース本体の所定位置に仮固定されるように、前記引き手と前記ケース本体の一方に永久磁石が設けられ、前記引き手と前記ケース本体の他方に前記永久磁石が吸着する鋼片が設けられていることを特徴とするスーツケース。 - 請求項1記載のスーツケースであって、
前記所定位置に、前記2個のスライダーをカバーすると共に施錠が可能なスライダーカバーが設けられていることを特徴とするスーツケース。 - 請求項2記載のスーツケースであって、
前記スライダーカバーは、前記ケース本体と前記蓋体の一方に固定されたカバーベースと、前記ケース本体と前記蓋体の他方にヒンジを介して取付けられ前記カバーベースに嵌る又は外れる開閉カバーと、からなり、
前記カバーベースに前記永久磁石又は前記鋼片が設けられていることを特徴とするスーツケース。 - 請求項3記載のスーツケースであって、
前記カバーベースは、前記引き手を収納する凹部を備え、この凹部の底に前記永久磁石又は前記鋼片が設けられていることを特徴とするスーツケース。 - 請求項2〜4のいずれか1項記載のスーツケースであって、
前記ファスナーは、防水ファスナーであり、
前記スライダーカバーは、前記所定位置にある前記2個のスライダーを覆って前記2個のスライダー間の防水性を高めるパッキンを備えていることを特徴とするスーツケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018116579A JP2019216978A (ja) | 2018-06-20 | 2018-06-20 | スーツケース |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI772965B (zh) * | 2020-11-13 | 2022-08-01 | 賴偉浤 | 旅行箱之前蓋扣鎖 |
JP7408059B2 (ja) | 2020-08-25 | 2024-01-05 | 誠一 松田 | スライドファスナーの防犯構造 |
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2018
- 2018-06-20 JP JP2018116579A patent/JP2019216978A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7408059B2 (ja) | 2020-08-25 | 2024-01-05 | 誠一 松田 | スライドファスナーの防犯構造 |
TWI772965B (zh) * | 2020-11-13 | 2022-08-01 | 賴偉浤 | 旅行箱之前蓋扣鎖 |
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